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平成29年度国家予算案に関する知事コメント

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平成29年度国家予算案に関する知事コメント
新潟県報道資料
平成28年12月22日
知 事 政 策 局 政 策 課
平成29年度国家予算案に関する知事コメント
本日、平成29年度の国当初予算案の閣議決定がありました。
今回の予算案は、誰もが活躍できる「一億総活躍社会」の実現に向けて、その取組
を加速するという基本的な考え方の下に編成されたものであると受け止めておりま
す。
その一億総活躍社会の実現に向けた主要な取組の一つとして、給付型奨学金制度が
創設され、来年度から一部先行実施されることを喜ばしく思います。県としても、今
後国から示される具体的な運用基準や、先行実施の状況を見極めながら、国の制度を
補完し、支援を必要とする子どもたちがより適切に対象となるよう制度設計を進めて
まいります。
人口減少対策を中心とする地方創生については、今年度新設された地方創生推進交
付金が引き続き1,000億円措置されるとともに、地方財政対策においても地方創生に
対応する事業費が前年度と同額措置されました。地方が長期に渡って、地方創生に取
り組んでいけるよう、今後も国において継続的な予算措置が必要であると考えていま
す。
本県としては、国予算を最大限活用し、できうる限りの対策を講じてまいります。
また、公共事業関係費については、前年度と同程度の規模であり、県民の安全・
安心の確保はもちろん本県の拠点性の向上等を進める上でも、十分とは言いがたいと
考えております。県としては、必要な予算の確保に最大限努め、安全・安心の確保や
拠点性の向上等に向け、取り組んでまいります。
一方、国民健康保険への財政支援の拡充については、財政安定化基金への積立金額
が当初の予定額から減額されました。減額分については平成32年度末までに必要な積
み増しが行われるとのことですが、財政支援の拡充は、都道府県が国民健康保険の財
政運営の責任主体となることの前提条件であり、国に対して確実な履行を、全国知事
会とともに強く求めてまいります。
地方財政対策については、一般財源総額が前年度と同水準確保されるとともに、
本県としても要望していた、喫緊の課題である防災・減災対策に必要な財源として
緊急防災・減災事業債の期限が延長されました。一方、地方税収の増加見込み等に
伴って、地方交付税及び臨時財政対策債の総額が減額されており、本県の税収動向
などを踏まえ、影響を分析・検証していく必要があると考えております。
県といたしましては、今後、地方財政計画をはじめ政府予算案の詳細を分析した上
で、国予算も最大限に活用し、魅力ある新潟県の実現に向け、新年度予算編成を進め
てまいります。
本件についてのお問い合わせ先
政策課 政策第1 前田
(直通) 025-280-5269 (内線)2346
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