第10次港区交通安全計画(素案)の概要版（PDF：355KB）

分野別施策【本編２1～４１頁】
第１０次港区交通安全計画（素案）の概要
交通安全計画策定の考え方【本編１頁】
○ 国・都の上位計画に基づき５か年に１回策定
○ 港区内における陸上交通（道路交通）の安全に関する諸施策の大綱
○ 港区、区内各警察署、区民や交通事業者等の交通安全に関する取組みの指針となる
第９次交通安全計画の成果【本編２頁】
目標；毎年の交通事故死亡者数０（ゼロ）
死亡者数
２３年
３人
２４年
５人
２５年
５人
２６年
７人
２７年
５人
港区の過去５年間の交通事故状況【本編４頁】
23 年
1,899 件
2,131 人
27 年
1,315 件
1,520 人
傾向
減少
減少
事故件数
死傷者数
高齢者の
147 人
145 人
横ばい
死傷者数
タクシー関与の交通事故（率）約 40％。特に繁華
街を抱える地区では 50％超（都内平均は約 14％）
第１０次交通安全計画の目標・計画期間 【本編９頁】
「毎年の交通事故死亡者数０（ゼロ）を目指すとともに、
交通事故負傷者数 1,000 人以下に」
計画期間
平成２８年度から平成３２年度まで
第１章 道路交通環境の整備
○ 道路の整備…都市計画道路の整備、細街路の整備、ゆとりある歩道の整備、道路等の公共施設
のバリアフリー化、歩車共存道路の整備、道路の維持管理等
○ 交通安全施設等の整備…道路標識の大型化･高輝度化、エスコートゾーンの整備、ゆとりシグナ
ル等信号機の改良、ユニバーサルデザインを考慮した案内標識の整備等
○ 自転車等の利用環境の整備…自転車等駐車場の整備、自転車走行空間の整備等
第２章 道路交通秩序の維持
○ 交通実態に対応した交通規制の推進…再開発等大規模開発時の交通規制の見直し、ゾーン３０
等の交通規制による幹線道路に囲まれた地域の安全対策等
○ 放置自転車対策の推進…自転車等駐車場の整備、放置自転車の撤去、放置禁止区域の指定等
○ 指導取締りの強化…飲酒運転･無免許運転等重大違反の取締り、タクシー･観光車両･貨物自動車
への指導取締り、自転車利用者への指導取締り等
第３章 交通安全意識の普及徹底
○ 生涯にわたる交通安全教育の推進…横断歩道の渡り方･交通安全教室等（幼稚園･保育園）、安全
な歩行･自転車の安全利用（小学生）、スケアード･ストレイト方式（中学校）、基本的な交通ルー
ルの習得（外国人）、「ながらスマホ」等交通違反、マナー違反啓発（自転車利用者･歩行者）等
○ 通学･通園時における交通安全の確保…通学路の安全点検、交通安全パトロールの実施等
第４章 安全運転と車両の安全性の確保
○ 運転技術･運転マナー向上のための自動車運転者講習会、事業者に対する管理者講習会の実施等
第５章 救助・救急と被害者支援
○ 救助･救急体制の整備、応急手当等の普及活動
○ 交通事故被害者の支援等
第６章 災害発生時における道路交通対策
○ 橋りょう等の耐震性強化、電線類の地中化の推進、交通規制による緊急車両の交通の確保等
重点課題と課題に対する取り組み【本編１２頁～２０頁】
重点課題１
【背景】
○高齢者の事故件数は横ばいである
○死亡事故の半数は高齢者であり、交通法
規違反が原因
○地域内で１日を過ごすことが多い
重点課題２
重点課題４
高齢者の交通安全の確保
自転車の安全利用の推進
【背景】
○運転マナー違反や二人乗り、運転中のスマ
ートフォン使用等の違法行為が減らない
○自転車事故や自転車利用者が加害者にな
る事故が多発している
○放置自転車や違法駐車が未だにある
重点課題３ タクシー事故の防止
【背景】
○繁華街を抱える地区のタクシー関与事故
率５０％超
○交通事故及び死傷者数を減少させるため
にはタクシー関与の事故防止対策が急務
【取り組み】
○誰もが安心して移動できる道路のバリアフリー化
○高齢者に見やすい標識､信号機の改良
○高齢運転者への安全運転講習の充実
○参加・体験・実践型の交通安全教育の推進
○反射材の普及･促進
【取り組み】
○広報啓発活動、スケアード・ストレイト方式（ス
タントマンによる、衝突事故を再現し恐怖を実
感させる方式）等の交通安全教育の推進
○改正道交法施行以降の指導取締りの強化
○ヘルメットの着用促進等、安全性の確保
○自転車等駐車場の整備、放置禁止区域の指定、
自転車シェアリングの普及
【取り組み】
○業界団体に対する安全指導の強化
○安全運転講習会の実施
○事故防止キャンペーン、指導取締りの強化
二輪車事故等の防止
【背景】
○死亡事故の多い二輪車対四輪車の事故
○全国と比較して高い二輪車乗車中の死亡
事故
重点課題５
【取り組み】
○中央線の高輝度化等、道路交通環境の整備
○運転者教育の充実、取締りの強化
○二輪車ストップ作戦の実施
飲酒運転の根絶
【背景】
○死亡率の高い飲酒運転
○故意による違反、高い悪質性
【取り組み】
○広報啓発活動の充実・強化
○飲酒運転根絶キャンペーンの実施
○指導取締りの強化
重点課題 6 東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした交通安全対策
（新規追加）
【背景】
○区内に競技会場が存在（お台場海浜公園）
○近隣にメイン会場が存在（新国立競技場）
○区内には宿泊施設等多くの集客施設が存在
○再開発や競技大会関連施設の整備に伴う貨
物車両等の交通量増加
○子どもから高齢者、障害者、外国人等、国
内や世界各国から多くの観光客が来訪
【取り組み】
○競技場等、施設周辺の道路環境の見直し
○誰にでもわかりやすい案内標識の設置
○自転車利用環境の整備
○関係機関と連携した先行交通対策の検討
○貨物自動車等が関与する交通事故の防止
○障害者や外国人観光客の交通事故防止