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研究課題中間評価調書(標準様式∼表)
平成
15
年度
予算区分: 通常
機 関 名
工業技術センター
課 題 名
記入日
要求区分:平成16年度当初予算
課 題 コ ー ド H130904
事業年度
平成
15
年 07
平成13 年 度 ∼
月
02
日
平成15 年 度
めっき技術の木質系素材への応用化に関する研究
機関長名
連 絡 先
政策コード
施策コード
目標コード
事業コード
今野 義雄
担当(班)名 工業材料グループ
018-862-3414
担当者名
髙橋 昇
M
政 策 名 産業の技術力・競争力の源となる科学技術基盤の形成
01
施 策 名 科学技術を支える産・学・官それぞれの機能強化
01
施策目標名 年間特許出願件数
M 010118
事業名 工業技術センター研究推進事業
研究
○
開発
試験
調査
その他
種 別
県単
○
国補
共同
受託
その他
評 価 対 象 事 業 の 内 容
1.課題設定時の背景と問題の所在
稲川町では、川連塗りをベースに仏壇の製造販売が地場産業として発展している。当地の仏壇は金仏壇を特徴とすることから、複雑に
細工や塗装した木工品に極薄い金箔を貼り付けて製造された金装飾部品を多く使用し、独特の光沢と色合いで、厳かな風合いを醸し出
している。しかし、この金箔貼り技術は、対象物が複雑な形状をしているため高度な技を必要とし、技能者後継者不足等の問題を抱え
、代替の製造方法の確立が強く望まれている。一方めっきは、従来の装飾・防食めっきから機能を付与する機能めっきに移行し、高付
加価値化を図っているが、近年の景気低迷により売り上げは落ち込み、新たな市場開拓が求められている。
2.課題設定時の市場・ニーズの状況
稲川町の仏壇製造販売は、町内外に約180社の企業数があり約90億円弱の売り上げに成長している。他地区生産地との競争が激し
くなっており、売り上げの大幅な伸びは期待できないものの着実に伸びると予想される。
3.課題設定時の最終到達目標
このテーマの個別の研究目標は、めっき企業への技術移転である。無電解めっき及び電気めっき技術を応用し、複雑に細工した木材や
塗装した木材等に金めっきを施すめっき技術を確立し、金箔貼り金装飾部品の代替製造方法として、県内めっき企業へ技術移転を行う
。
4.課題設定時の全体計画及び財源
実施内容
到達目標
13 年度
無電解めっきによる 複雑に細工や塗装した木工============
木質系材料への
品等に密着良好なめっき皮
14 年度
15 年度
16 年度
17 年度
18 年度
全体(最終)計画
------------
金貼り品と同等の外 独特の光沢、色合い、及び
厳かな風合いで金箔張り品
観が得られる金
============
------------
めっき企業への技術 量産化を目指した木質系材
移転を想定した
料への金めっき工程を確立
============
---
合 計
予算額(千円)
一 般 財 源
2,071
1,389
1,500
4,960
2,071
1,389
1,500
4,960
財源 国 庫 補 助 金
内訳
県
債
そ の 他
0
(標準様式∼裏)
評価チームリーダー職・氏名
課 題 の 評 価
1. 進捗状況
学術振興課
政策監
仙波日出夫
機
関
に
よ
る
自
己
評
価
○A 計画以上に進んでいる
●B 計画通りに進んでいる
○C 計画より遅れている
[理由] 金箔貼り品と同等の外観を有する金めっき技術を確立するなど、概ね計画通りに進んでいる。
2. 内外の状
況変化
○A ニーズの増大とともに技術的意義も高まっている
●B ニーズに大きな変動はない
○C ニーズの低下とともに技術的意義も低くなってきている
[理由] 対象となる仏壇製造企業にとってはコストダウンに繋がる、めっき企業にとっては新たなる市場開拓
になる、等のニーズの変動は無い。
3. 目標達成
可能性
●A 目標を達成する可能性が
(80%以上)
○B 目標を達成できない可能性がある (50%∼80%未満)
○C 目標を達成できない可能性が高い (50%未満)
[理由] 概ね計画通りに進んでおり、目標を達成する可能性は高い。
4. 施策目標
への貢献度
○A 大きく貢献している
●B 貢献している
○C 貢献度が低い
[理由] 研究目標はめっき企業への技術移転である。めっき企業は新たな市場開拓、及び仏壇製品製造企業は
安価なめっき仏壇部品の利用による製造コスト削減が図られ競争力の強化に繋がることから、目標に
貢献している。
5. 効果
○A 大きな効果が期待される
●B 効果が期待される
○C 効果が低いものと思われる
[理由] 仏壇製品製造企業は、めっき技術を利用した安価な仏壇部品を採用することにより、製造コスト削減
が図られ競争力の強化、及びめっき企業は新たな市場開拓による生産額の増加、等の効果が期待され
る。
6. 機関長コメント
今年度が最終年度であるが、概ね予定通り進んでおり目標を達成する可能性も高く効果も期待される。
評 価 チ ー ム に よ る 総 合 評 価
○A
●B
○C
○D
来年度は最優先して実施するべきである
来年度も継続実施するべきである
計画の改善(方針の変更、期間短縮など)が必要である
来年度以降継続実施の必要性が低いので中止すべきである
備
B相当評価
平成15年度終了予定
考
平成15年中間
(参考)過去の評価結果
B
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