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Title 競争時代におけるオンライン証券企業の戦略-顧客セグメント別

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Title 競争時代におけるオンライン証券企業の戦略-顧客セグメント別
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競争時代におけるオンライン証券企業の戦略-顧客セグメント別購買頻度向上へのメカニズム-
朴, 鐘翼(Paku, Chiyoniku)
嶋口, 充輝
慶應義塾大学大学院経営管理研究科
修士論文 (2002. )
Thesis or Dissertation
http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=KO40003001-00002002
-1801
論
所属ゼミ
嶋口研究会
文
学籍番号
要 旨
80128696
氏名
朴
鐘
翼
(論文題名)
『競争時代におけるオンライン証券企業の戦略』
−顧客セグメント別購買頻度向上へのメカニズム−
(内容の要旨)
経済全体の不況の中で、日本の金融業界は最近激しい変化の波に乗っている。その中で、
特にオンライン証券業界は手数料自由化の宣言を目処に市場の競争関係が急激に激しい状
況になりつつある。 只オンライン証券ビジネスを行う事だけでは成功しなくなっている
し、どうすれば生き残れるかしっかり来ない事が現在オンライン証券業界での悩みだった。
なぜ、同じオンライン証券企業でやり方も殆ど同じなのにある企業は収益を得、またあ
る企業は衰退して行くのか?
本論文ではその原因を把握するため、まず文献研究や徹底的なリサーチを通して、オン
ライン証券企業が最後収益を保つために、顧客戦略の観点から持たなければ行けない最も
重要な戦略変数を探り出した。 それは①取引コスト力②情報力③システム完成度④商品
力⑤コンテンツ・サポート力とこの 5 つに集約された。
しかし、現在のオンライン企業
における戦略上の問題点はオンライン証券に登録して口座を開き投資をする投資家の中で
は各期違うタイプの顧客が存在している事。彼らの購買行動は各顧客タイプによって違う
ので、顧客セグメント化は企業の戦略上欠かせない重要な点である事が分かった。
戦略
変数と顧客タイプ別との関係を調べるために、2 つの軸、①月当り取引数と②取引経験年数
を用いて 4 つの顧客タイプを発見できた。
Ⅰ。積極派型投資家(経験年数は短いが月当り取引頻度が高い人)
Ⅱ。愛好派型投資家(経験年数も長くて、月当り取引頻度も高い人)
Ⅲ。消極派型投資家(経験年スも短くて、月当り取引頻度も少ない人)
Ⅳ。休憩派型投資家(経験年数は長いが、月当り取引頻度が少ない人)
ライターは各期違う 4 つの顧客タイプ群が上述した 5 つの企業側の戦略変数にどうのよう
な反応を見せているのか、またそれが取引頻度を向上するのにどんな影響があるかを調べ
るために理論仮説を構築し、実際にアンケート調査を行った。
仮説は各タイプ別に理論
的な背景から戦略変数のどれが中間成果〈取引頻度の向上〉と因果関係があると言う形式
で構築し、調査による検証を実行した。
その結果、サンプル数の制約はあるものの、仮
説検証や新しい仮説的な発見が出来た。
本論文の意義は、オンライン証券企業の戦略構
築上、今までにはなかった顧客セグメント化によるより細かな顧客満足型戦略の構築が必
要である事を証明した初の試みである点で大きいと思われる。
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