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Title 小売業の新たなビジネスモデルの構築 : ネットスーパー事業の今後
Title Author Publisher Jtitle Abstract Genre URL Powered by TCPDF (www.tcpdf.org) 小売業の新たなビジネスモデルの構築 : ネットスーパー事業の今後について一考察 矢木, 健太郎(Yagi, Kentaro) 山根, 節(Yamane, Takashi) 慶應義塾大学大学院経営管理研究科 修士論文 (2011. 3) Thesis or Dissertation http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=KO40003001-00002010 -2593 学籍番号 氏名 80931214 矢木 健太郎 主査 副査 1 副査 2 副査 3 山根 節 池尾 恭一 坂下 玄哲 坂爪 裕 研究テーマ 小売業の新たなビジネスモデルの構築 ―ネットスーパー事業の今後について一考察― 内容の要旨 現在日本の総合小売業は成熟期を超え衰退期に入っている スーパーは新たな小売業態として成功すると確信している。 といわれており、多くの課題を持っている。縮小する日本市 場の中において、小売業が生き残るためには、海外へ拡大し ていくか、現在新たな業態としてのネットスーパーを成功さ せるか、いずれかしかない。しかし現在ネットスーパーにお いて成功モデルを確立しているとは言えない。 先行研究によると、食料品などの最寄品は一般に消費者が 届くまでの待ち時間を許容出来ない為にネット販売は不向き であるとしている。しかし宅配生協は 2008 年度 8900 億円 (1999 年の約 4 倍 ) と伸びている。 本論文では宅配生協、最近の宅配食品業を調査分析し、消 費者がネットスーパーに求めるものは何なのか。ネットスー パーは今後小売の代替に変化していくのか、補完する事業に なっていくのか。さらに、ネットスーパーにおいてどのよう な商品・サービスが、どのような顧客に求められているのか を検証・考察し、今後のネットスーパー戦略の具体的手法を 提案する。 ネットスーパーに関する論文が非常に少なく、自ら調査を 実施した。調査方法は実際にネットスーパーや生協を利用す る実地調査・各ネット小売のビジネスモデルの整理、利用経 験者・未経験者へのインタビューによる定性調査。そしてそ れらから消費者がネットスーパーに真に求めるものは何かに ついて仮説を提言し、アンケート調査で定量調査・検証して いくことにした。アンケートでは 3127 件のサンプルを全国 からとることができ、かなり信頼性の高いデータを集めるこ とができた。 調査の結果仮説検証を実施し、消費者がネットスーパーに 求める主目的が分かり、世代別や職業別によりその差も異な ることが明らかになった。それらを踏まえてネットスーパー の今後の戦略について提言することができた。 今後このようにビジネスモデルを変えるならば、ネット 修士論文要旨 100