...

平成22年度事業仕分けを受けた各事業のその後の改善状況

by user

on
Category: Documents
22

views

Report

Comments

Transcript

平成22年度事業仕分けを受けた各事業のその後の改善状況
平成22年度 事業仕分けを受けた各事業のその後の改善状況
事業番号
21
市営住宅維持管理事業
事業名等
担当課
仕分け結果
市実施(要改善)
対応の方向性
市実施(改善)
住宅課
(1)事業仕分けで提示された論点や検討課題及び市民判定員の判定
(①) 住宅管理における、家賃回収方法や滞納者に対する対応および入居要件について見直しが必要では
ないか。
(②) 住宅の維持管理について、住宅を増設せずに民間借上げによる方法や維持管理業務の委託方法等管
理におけるコスト削減について検討する必要がある。
(③) 現在行っている建替計画を含め奈良市における住宅施策について見直す時期だと思います。
(④) 昭和20年代に建てられた木造住宅への対応や管理している住宅の修繕計画を見直すべきだ。
(2)(1)の論点や検討課題及び市民判定員の判定に対する今後の方針【平成22年12月公表】
(①) 滞納家賃の徴収につきましては、専門的に扱うグループの設置等組織の強化を図るとともに、滞納
繰越分の内容を原因ごとに分類し処理方法について滞納整理マニュアル等作成し対処していく予定
です。
(②) 民間借上げについては、他市の事例も参考にしながら今後検討していきます。また、維持管理経費
については給水方式を直圧方式に切替えることにより水槽の点検や保守点検業務のコスト削減を行
います。また、委託業務の入札条件等発注方法を整理しコスト縮減に努めていきます。
(③) 現在行っている建替については建設から30年以上経過し、規模面・設備面・高齢化対応において
居住機能が現在の住戸水準から劣るため、建替基本方針を策定し、国の交付金を受け事業を進めて
います。建替については、建設費の見直しを行い、コスト縮減に努めています。また、奈良市にお
ける住宅施策については、奈良県住生活基本計画が見直し予定であることから、奈良市においても
県が計画策定後に奈良市住生活基本計画の策定を検討していきます。
(④) 住宅課が管理している木造住宅については「奈良市営住宅ストック総合活用計画」の中で法的規制
により有効な土地利用が図れないため、現地での建替が困難であることから将来用途廃止の位置づ
けとなっており、他の団地の建替計画時に吸収を視野に入れた検討をしたいと考えています。ま
た、ストックの修繕計画については、中長期的な維持保全計画を策定し、国の交付金を活用し、計
画的にメンテナンスを行うことにより建物の長寿命化を図っていきます。
(3)取組状況【平成23年8月末現在】
【取組の内容】
①滞納家賃の処理については、奈良市営住宅家賃滞納整理方針や奈良市営住宅家
賃滞納処理要領を作成し、対応を強化していきます。
②民間借上げについては、国や他市の動向も見極めながら諸問題を調査・研究し
ているところです。維持管理経費は、給水方式の変更や契約方式の見直しにより
コスト縮減を図っています。
③建替計画については、計画の見直作業を行っています。住生活基本計画は、奈
良県計画の見直しの動向を踏まえ検討していきます。
④木造住宅については、空家で老朽化し危険な住宅の用途廃止を行い、廃止の手
続きが終了したものから解体撤去しています。
①滞納家賃については、整理方針等により、滞納金額の縮減を図ります。
②維持管理経費については、コスト縮減を図れるよう給水設備改修工事を計画的
【今後の取組予定 に行っていきます。
及び課題】 ③建替計画については、平成24年度からの事業に反映できるよう検討します。
④老朽化した木造住宅については、引き続き廃止の手続きを進め、解体撤去を
行っていきます。
給水方法の変更により、集金人報酬、電気料金、保守点検委託料、水槽清掃手数
料について約1,900千円の費用を削減しました。
【取組の成果】
(単位)
千円
【平成23年度予算額】 【平成22年度予算額】
186,328
190,152
【見直し効果額】
△ 3,824
※見直し効果額とは、各事業の事業費(直接経費)を当初予算額ベースで比較したものです。
Fly UP