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ナイジェリア - 国土交通省

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ナイジェリア - 国土交通省
ナイジェリア連邦共和国
降水量
気温
Federal Republic of Nigeria
※1
首都:アブジャ
気候:サバナ気候(北部)
熱帯雨林気候(南部)
35
300
30
250
25
200
20
150
15
100
10
50
5
0
(mm)
0
7月
8月
9月
10月
11月
12月
国土面積:923,770km2
350
1月
2月
3月
4月
5月
6月
■基本情報
年間降水量:1,156mm
年平均気温:23℃
(℃)
アブジャの気候※2
■社会の概況
50,000
貧困率(1 日$1.25 以下):68%(2010)
都市人口比率:49.6%(2011)
※1
2050
2030
2010
40,000
30,000
※1
20,000
就学率(中等教育):44%(総就学率・2010)※1
10,000
識字率(15 歳以上):61.3%(2010)※1
0
(千人)
0-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-74
75-79
80-84
85-89
90-94
95-99
100~
人口:1 億 6,247 万人(2011)
※1
人口構成変化予測(中位推定)※3
■経済の概況
ナイジェリアは OPEC 第 7 位(2012 年)の産油国でありながら、長年の軍事独裁等を理由に、原油
収入が適切に利用されておらず、貧困の緩和、インフラの整備の途上である。近年は、GDP は上向き
で順調に推移しており、民間レベルにおいては欧米諸国と活発な経済関係を維持している。
GDP:91,293 百万ドル(2011)※1
GDP 成長率:6.67%(2011)
失業率:3.9%(1986)
※1
※1
1 人当たり GDP:562 ドル(2011)※1
所得格差(ジニ係数):48.8(2010)
※1
主要産業:原油、天然ガス、農業等※4
対日関係:日系進出企業数は 14 社(2011 年 10 月時点)※4
日本との貿易額(2010 年)
(単位:億円)
品
※4
1000億NGN/物価指数
250
(%)
75
200
60
150
45
100
30
50
15
目※4
0
0
対日輸出
約 474
原油、液化天然ガス等
対日輸入
約 589
鉄鋼、乗用車等
1990
2000
2010
2020
GDP(1000億NGN)
消費者物価指数(基準年:2009)
インフレ率(%)
GDP,消費者物価指数,インフレ率推移※5
■水資源の状況
ナイジェリアにはニジェール川流域、チャド湖流域、南西沿岸流域、南東沿岸流域の主に 4 つの流域
があり、特に北部に位置する小規模な河川は季節性のものが多い。ナイジェリアにおける主な水関連
災害は干ばつおよび洪水・土砂災害であり、近年洪水の頻度および規模は増大している。
水資源の状況※6
年間降水量
水資源賦存量
地表水
地下水
1人当たり
水資源賦存量
取水量
農業
工業
水道
1 人当たり水使用量
水資源への負荷注 1
水資源の他国依存度注 2
災害発生状況※7
ナイジェリア
1,150mm/年 (2011)
286.2km3/年 (2011)
279.2km3/年 (2011)
87km3/年 (2011)
1,762m3/人・年
10.31km3/年
53.44%
15.07%
31.45%
79.41m3/人・年
3.602%
22.78%
【参考】日本
1,668mm/年 (2011)
430km3/年 (2011)
420km3/年 (2011)
27km3/年 (2011)
100%
90%
80%
70%
3,399m3/人・年
(2011)
50%
(2000)
(2000)
(2000)
(2000)
(2000)
(2000)
(2011)
90.04km3/年
(2001)
(2001)
(2001)
(2001)
(2001)
(2001)
(2011)
30%
40%
20%
暴風雨
31
土砂災害
虫害
1
5081
洪水
異常気温
伝染病
31
10%
0%
注 1:淡水取水量(取水量-造水量-二次利用水)÷水資源賦存量 注 2:国外から得ている水資源賦存量の割合
1
11
32
0
750
60
60%
(2011)
63.13%
17.55%
19.32%
714.3m3/人・年
20.93%
0%
2
2
1
災害数
(件)
死者数
(人)
近年の災害発生状況
(2000~2012 年 9 月)
■上下水道の状況
改善された衛生施設の設置率は 31%と 1990 年に比べても低下傾向にあり、人口増加ペースに比べ、
整備の普及が追いついていない。2010 から 2016 年で上下水道市場規模はおよそ倍となる見込み。
改善された水供給へのアクセス率:58%(都市:74%)(2010)※8
百万ドル
800
改善された衛生施設へのアクセス率:31%(都市:35%)(2010)※8
700
上水道普及率:53.0%※9
下水道普及率:15.0%※9
600
上水道管路延長:9,600km※9
下水道管路延長:-km※9
500
上水道民間参入率:0%(2011)※10
下水道民間参入率:0%(2011)※10
400
44.4
89.8
232.8
上水道施設整備
171.3
200
上下水道に関する市場規模:3.62 億ドル(2010)※9
100
203.9
92.9
水源開発
117.4
52.4
0
2010
■水関連法制度・計画
下水道施設整備
上水道維持管理
32.6
13.1
300
造水量:0.003km3/年(2000)※6
下水道維持管理
2016
ナイジェリア上下水道事業市場※9
水資源の開発・管理および給水計画等は、国家開発計画、国家給水衛生政策、水資源開発総合マスタ
ープラン等に基づいて連邦水資源・地域開発省が担っている。
水に関する行政機関:連邦水資源・地域開発省が、水供給行政の政策策定、モニタリング、水資源開
発の調整、水質試験所の運営、データベースの管理、国内外からの資金調達、州および郡への技術支
援、給水資機材の調達、施設建設等を担当。各州では水資源政策に基づき、都市部の給水は水公社(Water
Board)、村落部の給水は村落給水衛生公社(RUWASA)が担当。
法制度・計画:
・1993 年「水資源法」複数の州に影響を与える全ての地表水及び地下水、水路の水およびその堤防、
川底の利用および管理する権利を連邦政府に付与している。
・
「国家開発計画 Vision20:2020」2020 年までに 100%
給水率の達成、300 万 ha の灌漑地の開発、水力発電の
強化などの目標が定められている。
・1999 年「国家給水衛生政策」給水率、下水道普及率等
の段階的目標を具体的に定めている。
水分野の ODA:2006~2010 年の水分野 ODA 総額は拠
出ベースで 4.14 億ドル。うち、IDA が 64%でトップ、
次いで EU が 21%、日本は 2%である。
主要分野:大規模な上下水道整備プロジェクト、基本的
な水供給・衛生プロジェクト※11
(million US$)
120
41050洪水防御・管理
31140農業水資源
100
23065水力発電所
80
14081水供給・衛生教育・訓練
14050廃棄物管理/廃棄
60
14040河川開発
40
14030基本的水供給・衛生
14020大規模水供給・衛生
20
14015水資源保全
14010水資源政策と管理
0
2006
2007
2008
2009
2010
対ナイジェリア水分野 ODA※11
■水ビジネスに関する制度
ナイジェリアでは PPP プロジェクトは現在まではほとんど行われてきていない。2009 年日本・ナイ
ジェリア共同コミュニケにより日本政府は「給水」「農業」などの分野での支援を表明している。
水ビジネス PPP 関連制度:
・民営化及び商業化法(1999、Decree No.28)
PPP プロジェクトは現在まではほとんど行われてきていない。唯一の PPP プロジェクトとして、クロ
スリバー州の Calabar において、水供給の拡大させるプロジェクトがあり、世銀の 7000 万ドルの基
金が 2011-12 年に承認される見込みである。
二国間協定等:
2009 年 6 月:日・ナイジェリア共同コミュニケ(ナイジェリアの特に「保健」
「教育」「給水」「地方
電化」及び「農業」等の分野において支援を表明)
出典
※1)世界銀行 World Development Index
※2)Weather base
※3)国連 World Population Prospects, the 2010 Revision
※4)外務省 国・地域別情報
※5)IMF World Economic Outlook Database
※6)FAO AQUASTAT
※7)EM-DAT: The OFDA/CRED International Disaster Database
※8)UNICEF & WHO Progress on Drinking Water and
Sanitation 2012 Update
※9)Global Water Intelligence, Global Water Market 2011
※10)Pinsent Masons Water Yearbook 2011-2012
※11)OECD Stat
2
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