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フィジー - 国土交通省
フィジー共和国 降水量 気温 Republic of Fiji ■基本情報 ※1 国土面積:18,270km2 首都:スバ 気候:熱帯海洋性気候 年間降水量:2,970mm 年平均気温:24℃ 700 35 600 30 500 25 400 20 300 15 200 10 100 5 0 7月 8月 9月 10月 11月 12月 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 (mm) (℃) スバの気候※2 ■社会の概況 100 都市人口比率:52.2%(2011)※1 2050 2030 2010 80 貧困率(1 日$1.25 以下):5.9%(2009)※1 60 就学率(中等教育):86.5%(総就学率・2009) ※1 成人識字率:93%(青年(15-25 歳)識字率:99%) 40 ※3 20 0 (千人) ■経済の概況 0-4 5-9 10-14 15-19 20-24 25-29 30-34 35-39 40-44 45-49 50-54 55-59 60-64 65-69 70-74 75-79 80-84 85-89 90-94 95-99 100~ 人口:868,406 人(2011)※1 人口構成変化予測(中位推定)※4 砂糖産業の衰退及び世界経済危機等の影響で、2009 年の GDP 成長率はマイナスとなったが、2010 年 以降は観光産業の好転やフィジー製品の輸出増加などの要因により、プラスに転じている GDP:1,947 百万ドル(2011)※1 GDP 成長率:2%(2011) 失業率:8.6%(2007) ※1 1 人当たり GDP:2,242 ドル(2011)※1 所得格差(ジニ係数):42.8(2009) ※1 ※1 主要産業:観光、砂糖、衣料※5 対日関係:日系進出企業数は 14 社(2008 年時点)※5 日本との貿易額(2010 年) (単位:億円) 品 ※4 1000万FJD/物価指数 600 (%) 50 500 40 400 30 300 20 200 10 100 ※4 目 0 0 対日輸出 72 衣類、砂糖、金、魚類、木材チップ 対日輸入 24 機械・輸送機器、工業製品、食料品、雑 貨品、鉱物燃料、化学品 -10 1990 2000 2010 2020 GDP(1000万FJD) 消費者物価指数(基準年:1989) インフレ率(%) GDP,消費者物価指数,インフレ率推移※6 ■水資源の状況 主な水資源は地表水であるが、小さな集落では、地表水と地下水をあわせて利用していたり、地下水 のみを利用したりしている場合がある。雨水の利用も主な水供給源として利用されている。 水資源の状況※7 年間降水量 水資源賦存量 地表水 地下水 1人当たり 水資源賦存量 取水量 農業 工業 水道 1 人当たり水使用量 水資源への負荷注 1 水資源の他国依存度注 2 災害発生状況※8 フィジー 2,592mm/年 28.55km3/年 28.55km3/年 5.273km3/年 (2011) (2011) (2011) (2011) 32,892 m3/人・年 (2011) 0.0817km3/年 61.2% 10.77% 28.03% 100.1m3/人・年 0.2862% 0% (2000) (2000) (2000) (2000) (2000) (2000) (2011) 【参考】日本 1,668mm/年 (2011) 430km3/年 (2011) 420km3/年 (2011) 27km3/年 (2011) 3,399m3/人・年 90.04km3/年 63.13% 17.55% 19.32% 714.3m3/人・年 20.93% 0% (2011) (2001) (2001) (2001) (2001) (2001) (2001) (2011) 100% 90% 80% 70% 46 60% 50% 暴風雨 40% 洪水 30% 20% 9 41 災害数 (件) 死者数 (人) 10% 注 1:淡水取水量(取水量-造水量-二次利用水)÷水資源賦存量 注 2:国外から得ている水資源賦存量の割合 1 9 0% 近年の災害発生状況 (2000~2012 年 9 月) ■上下水道の状況 改善された水供給及び衛生施設へのアクセス率は比較的高い水準となっている。水道は人口の集中す る市・町部を中心に整備されているが、無収水率が高い。 改善された水供給へのアクセス率:98%(都市:100%)(2010)※9 百万ドル 5.0 改善された衛生施設へのアクセス率:83%(都市:94%)(2010)※9 ※10 4.5 ※10 上水道普及率:20.1% 下水道普及率:15.0% 4.0 上水道管路延長:1,000km※10 下水道管路延長:500km※10 3.0 上水道民間参入率:-% 下水道民間参入率:-% 0.5 0.6 3.5 下水道施設整備 1.7 2.5 上水道維持管理 1.5 2.0 造水量:-km3/年※7 下水道維持管理 0.4 0.3 上水道施設整備 1.5 1.0 上下水道に関する市場規模:3.6 百万ドル(2010)※10 水源開発 1.0 0.8 0.5 0.0 ■水関連法制度・計画 0.5 0.7 2010 2016 フィジー上下水道事業市場※10 水資源行政は主に工事・運輸・公共事業省が担当しており、水資源に関わる複数機関の調整を特別委 員会が実施している。 水に関する行政機関:水資源の総合的管理のための特定機関は設置されておらず、各省庁が水供給、 灌漑、水力発電、農業、環境の責任を負っている。業務の調整は、2001 年の内閣によって設立された 「特別委員会」によって行われている。水政策に関しては、主に工事・運輸・公共事業省が担当して いる。 法制度・計画: ・2012 年に「村落水・衛生政策」が策定され、長期的に 水の供給を確保するため、水資源の調査及び開発・管理 の実施、下水排水等による水資源汚染の防止、水供給サ ービスの持続的提供等に関して定め、当政策の目的を果 たすため、水供給管理計画の策定することとしている。 水分野の ODA:2006~2010 年の水分野 ODA 総額は拠 出ベースで 10.16 百万ドル。うち、EU がトップで 52%、 次いで日本が 35%。 主要分野:水資源の政策と管理に関するプロジェクト、 廃棄物処理プロジェクト※11 (million US$) 5.0 41050洪水防御・管理 31140農業水資源 4.0 23065水力発電所 14081水供給・衛生教育・訓練 3.0 14050廃棄物管理/廃棄 14040河川開発 2.0 14030基本的水供給・衛生 14020大規模水供給・衛生 1.0 14015水資源保全 14010水資源政策と管理 0.0 2006 2007 2008 2009 2010 対フィジー水分野 ODA※11 ■水ビジネスに関する制度 公共インフラ及び公共サービス拡大・推進に向けて、PPP に関する法制度の整備を進めている。 水ビジネス PPP 関連制度: 2006 年 PPP 法(Public Private Partnerships Act)は、公共インフラ及び公共サービス拡大・推進の ために制定された法律であり、PPP プロジェクトに関する承認・実施における規則や契約プロセス等 を定めている。 PPP 事業においては、企業法に基づき登録された法人である PPP 制御会社を設ける必要があり、PPP 制御会社はフィジーが 51%以上のシェアを有し、フィジーのコントロール下に置かなければならない。 出典 ※1)世界銀行 World Development Index ※2)Weather base ※3)PIC(国際機関 太平洋諸島センター) ※4)国連 World Population Prospects, the 2010 Revision ※5)外務省 国・地域別情報 ※6)IMF World Economic Outlook Database ※7)FAO AQUASTAT ※8)EM-DAT: The OFDA/CRED International Disaster Database ※9)UNICEF & WHO Progress on Drinking Water and Sanitation 2012 Update ※10)Global Water Intelligence, Global Water Market 2011 ※11)OECD Stat 2