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インド - 国土交通省

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インド - 国土交通省
インド
降水量
気温
India
■基本情報
国土面積:3,287,260km2
※1
首都:ニューデリー
気候:温帯夏雨気候(ニューデリー)
年間降水量:790mm
年平均気温:25.1℃
350
35
300
30
250
25
200
20
150
15
100
10
50
5
0
7月
8月
9月
10月
11月
12月
(mm)
1月
2月
3月
4月
5月
6月
0
(℃)
ニューデリーの気候※2
■社会の概況
150
都市人口比率:31.3%(2011)
貧困率(1 日$1.25 以下):32.7%(2010)
※1
2050
2030
2010
120
90
※1
(百万人)
就学率(中等教育):63.2%(総就学率・2010)※1
60
30
識字率(15 歳以上):62.8%(2006)※1
0
0-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-74
75-79
80-84
85-89
90-94
95-99
100~
人口:12 億 4,149 万人(2011)
※1
人口構成変化予測(中位推定)※3
■経済の概況
1991 年の外貨危機を契機とした経済改革政策により高い実質成長を達成している。現政権では、農村
開発、貧困対策等に加え、インフラ整備を通じた更なる経済開発を目指している。
GDP:10,401 億ドル(2011)※1
GDP 成長率:6.86%(2011)
失業率:4.4%(2005)
※1
1 人当たり GDP:838 ドル(2011)※1
所得格差(ジニ係数):33.4(2005)
※1
主要産業:農業, 工業, 鉱業, IT 産業※4
※1
対日関係:日系進出企業数は 725 社(2010 年 10 月時点)※5
日本との貿易額(2011 年)
(単位:億円)
対日輸出
5,433
対日輸入
8,821
品
※4
目※4
石油製品、鉄鉱石、ダイヤモンド、飼料、
魚介類、元素・化合物
一般機械、電気機器、鉄鋼製品、輸送用
機器、元素・化合物
(%)
18
16
14
12
10
8
6
4
2
0
1000億INR/物価指数
900
800
700
600
500
400
300
200
100
0
1990
2000
2010
2020
GDP(1000億INR)
消費者物価指数(基準年:2001)
インフレ率(%)
GDP,消費者物価指数,インフレ率推移※6
■水資源の状況
インダス川、ガンジス川をはじめ大小様々な河川流域があり、環境問題として主に生活排水に起因す
る水質汚染が懸念されている。水資源開発が進められており、水力発電の潜在発電能力は世界第 5 位
とされる。パキスタン(インダス川)、バングラデシュ(ガンジス川)との水紛争のほか、国内でも数々
の水紛争を経験してきた。災害としては、洪水災害が多発している。
水資源の状況※7
年間降水量
水資源賦存量
地表水
地下水
1人当たり
水資源賦存量
取水量
農業
工業
水道
1 人当たり水使用量
水資源への負荷注 1
水資源の他国依存度注 2
災害発生状況※8
インド
1,083mm/年
1,911km3/年
1,869km3/年
432km3/年
(2011)
(2011)
(2011)
(2011)
【参考】日本
1,668mm/年 (2011)
430km3/年 (2011)
420km3/年 (2011)
27km3/年 (2011)
1,539m3/人・年
(2011)
3,399m3/人・年
(2011)
50%
761km3/年
90.41%
2.234%
7.359%
613m3/人・年
33.88%
30.52%
(2010)
(2010)
(2010)
(2010)
(2010)
(2010)
(2011)
90.04km3/年
63.13%
17.55%
19.32%
714.3m3/人・年
20.93%
0%
(2001)
(2001)
(2001)
(2001)
(2001)
(2001)
(2011)
30%
100%
90%
39
80%
13
1
70%
114
37817
21
10%
24
3 5
0%
土砂崩落
洪水
異常気温
40%
20%
暴風雨
土砂災害
5503
1528
60%
注 1:淡水取水量(取水量-造水量-二次利用水)÷水資源賦存量 注 2:国外から得ている水資源賦存量の割合
1
1379
678
12
15108
伝染病
地震
干ばつ
20
災害数 死者数
(件)
(人)
近年の災害発生状況
(2000~2012 年 9 月)
■上下水道の状況
水に関するミレニアム開発目標は、水供給は 2010 年時点で達成済み。衛生施設は特に農村部での普及
率が遅れている。水道事業の無収水率は 2 割程度。上下水道整備の進行に伴い、2010 から 2016 年で
上下水道市場規模は 66%増となる見込み。
改善された水供給へのアクセス率:92%(都市:97%)(2010)※9
百万ドル
7000
改善された衛生施設へのアクセス率:34%(都市:58%)(2010)※9
※10
1058.0
上水道普及率:80.0%
下水道普及率:15.0%
上水道管路延長:508,000-
580,500km※10
下水道管路延長:161,300km※10
※11
※11
上水道民間参入率:1%(2011)
324.6
6000
※10
5000
4000
下水道維持管理
174.9
583.7
2134.2
上水道維持管理
3000
下水道民間参入率:1%(2011)
造水量:0.0006km3/年(2010)※7
2000
1000
上下水道に関する市場規模:39.01 億ドル(2010)※10
1574.5
下水道施設整備
上水道施設整備
1762.1
水源開発
527.5
1040.5
1181.6
2010
2016
0
■水関連法制度・計画
インド上下水道事業市場※10
水資源の開発・管理は、水資源省が幅広い役割を担っている。都市部の上下水道は都市開発省、農村
部の上下水道は農村開発省が担当している。
水に関する行政機関:水資源分野(水資源省、農村開発省、都市開発省、電力省、環境森林省、農業
組合省、工業省、中央汚染規制局、保健省、中央地下水局)、流域管理分野(水資源省)、水質分野(水
資源省、環境森林省等)、上下水道分野(都市開発省、農村開発省、環境森林省)
政策・計画:
・インド憲法により水資源管理に関わる事項は主に州の管轄となっており、水資源管理を包括的に定
めた国の法律はない。
・2012 年「国家水政策」
(National Water Policy)初版
が 1987 年に、改訂版が 2002 年に策定され、2012 年 12
月に最新版が承認された。2012 年版の文書には国の水政
策に関し、気候変動への対応や水の価格といった新たな
課題が盛り込まれている。
水分野の ODA:2006~2010 年の水分野 ODA 総額は拠
出ベースで 17.72 億ドル。うち、日本は 59%でトップ。
主要分野:大規模な上下水道整備プロジェクト、農業関
連水資源プロジェクト※12
(million US$)
500
41050洪水防御・管理
31140農業水資源
400
23065水力発電所
14081水供給・衛生教育・訓練
300
14050廃棄物管理/廃棄
14040河川開発
200
14030基本的水供給・衛生
14020大規模水供給・衛生
100
14015水資源保全
14010水資源政策と管理
0
2006
2007
2008
2009
2010
対インド水分野 ODA※12
■水ビジネスに関する制度
PPP に関しては、PPP プロジェクトの承認制度があり PPP 審査委員会が承認を実施している。資金
調達に関しては、IIPDF 制度、VGF 制度等の資金調達に関する制度が既に整備されている。
政府には、インフラ開発のイニシアチブ推進と、インフラ・セクターへの投資促進のために必要な財
政的・制度的・法的手段の検討のために、内閣インフラ委員会(CCI)が設置されている。
水ビジネス PPP 関連制度:
・PPP プロジェクトの承認制度:PPP 審査委員会(PPPAC)が承認を実施。
・PPP 事業経費の 75%までを無利息で貸し出す IIPDF 制度、採算性の低い PPP プロジェクトに対し
て特定の条件が認められた場合、補助金を受けることのできる VGF 制度等を整備
二国間協定等:
デリー・ムンバイ間産業大動脈構想:デリーとムンバイ間約 1,500km の間に貨物専用鉄道の整備及び
それに伴う工業団地や物流基地等の整備構想。構想開始当初から日印の協力プロジェクトとして進め
られている。
出典
※1)世界銀行 World Development Index
※2)World Meteorological Organization
※3)国連 World Population Prospects, the 2010 Revision
※4)外務省 国・地域別情報
※5)日本貿易振興機構(JETRO) 基礎データ
※6)IMF World Economic Outlook Database
※7)FAO AQUASTAT
※8)EM-DAT: The OFDA/CRED International Disaster Database
※9)UNICEF & WHO Progress on Drinking Water and
Sanitation 2012 Update
※10)Global Water Intelligence, Global Water Market 2011
※11)Pinsent Masons Water Yearbook 2011-2012
※12)OECD Stat
2
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