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マレーシア - 国土交通省

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マレーシア - 国土交通省
マレーシア
降水量
気温
Malaysia
首都:クアラルンプール
気候:熱帯雨林気候
35
300
30
250
25
200
20
150
15
100
10
50
5
0
(mm)
0
7月
8月
9月
10月
11月
12月
※1
国土面積:330,800km2
350
1月
2月
3月
4月
5月
6月
■基本情報
年間降水量:2,366mm
年平均気温:26.6℃
(℃)
クアラルンプールの気候※2
■社会の概況
4,000
人口:2,886 万人(2011)
※1
都市人口比率:72.7%(2011)
※1
2050
2030
2010
3,000
貧困率(1 日$2 以下):2.27%(2009)※1
2,000
就学率(中等教育):68.3%(総就学率・2009)※1
1,000
0
(千人)
■経済の概況
0-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-74
75-79
80-84
85-89
90-94
95-99
100~
識字率(15 歳以上):93.1%(2010)※1
人口構成変化予測(中位推定)※3
世界金融経済危機の後、2010 年は内需の回復及び好調な中国経済に牽引されて景気が回復。外需低迷
により 2010 年後半から成長は減速傾向にあるが、2011 年は投資と国内消費に支えられ堅調に推移。
GDP:154,815 百万ドル(2011)※1
GDP 成長率:5.14%(2011)
失業率:3.7%(2009)
※1
※1
1 人当たり GDP:5,365 ドル(2011)※1
所得格差(ジニ係数):46.2(2009)
※1
主要産業:製造業、農林業、鉱業※4
対日関係:日系進出企業数は 1,409 社(2012 年 8 月現在)※5
日本との貿易額(2011 年)
(単位:億円)
品
※4
目※4
対日輸出
24,257
鉱物性燃料(LNG 等)、電気機器、木材
等
対日輸入
14,966
電気機器、機械類、自動車、鉄鋼
10億MYR/物価指数
1000
900
800
700
600
500
400
300
200
100
0
(%)
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
1990
2000
2010
2020
GDP(10億MYR)
消費者物価指数(基準年:2010)
インフレ率(%)
GDP,消費者物価指数,インフレ率推移※6
■水資源の状況
マレーシアの河川流域は約 3,000 あるとされ、水資源開発はセクターごとに各担当機関が実施してい
る。シンガポールとの水供給に関する協定を締結しており、水資源の一部をシンガポールに送水して
いる。災害としては、洪水災害が多発している。
水資源の状況※7
年間降水量
水資源賦存量
地表水
地下水
1人当たり
水資源賦存量
取水量
農業
工業
水道
1 人当たり水使用量
水資源への負荷注 1
水資源の他国依存度注 2
災害発生状況※8
マレーシア
2,875mm/年
580km3/年
566km3/年
64km3/年
(2011)
(2011)
(2011)
(2011)
【参考】日本
1,668mm/年 (2011)
430km3/年 (2011)
420km3/年 (2011)
27km3/年 (2011)
100%
90%
80%
70%
0
3
26
114
20,098m3/人・年
(2011)
3,399m3/人・年
(2011)
13.21km3/年
34.22%
36.25%
29.54%
488.3m3/人・年
2.278%
0%
(2005)
(2005)
(2005)
(2005)
(2005)
(2005)
(2011)
90.04km3/年
63.13%
17.55%
19.32%
714.3m3/人・年
20.93%
0%
(2001)
(2001)
(2001)
(2001)
(2001)
(2001)
(2011)
30%
土砂災害
24
40%
62
0%
注 1:淡水取水量(取水量-造水量-二次利用水)÷水資源賦存量 注 2:国外から得ている水資源賦存量の割合
洪水
伝染病
地震
20%
10%
山火事
暴風雨
60%
50%
1
1
4
2
4
1
災害数
(件)
80
死者数
(人)
近年の災害発生状況
(2000~2012 年 9 月)
■上下水道の状況
水に関するミレニアム開発目標は 2005 年時点で達成済み。水道事業の無収水率は 37%となっている。
既に上水道の民間参入が進んでおり、将来的に上水道、下水道ともに民間参入率が大幅に増加する見
通し(2025 時点で上水道 80%、下水道 44%)。
改善された水供給へのアクセス率:100%(2005)(都市:100%(2010))※9
改善された衛生施設へのアクセス率:96%(都市:96%)(2010)※9
百万ドル
2500
上水道普及率:90.9%※10
下水道普及率:67.0%※10
2000
上水道管路延長:118,579km※10
下水道管路延長:13,538km※10
1500
300.3
508.5
254.9
上水道民間参入率:57%(2011)※11 下水道民間参入率:0%(2011)※11
1000
造水量:0.0043km3/年(2005)※7
500
上下水道に関する市場規模:13.94 億ドル(2010)※10
下水道維持管理
下水道施設整備
上水道維持管理
276.9
677.9
上水道施設整備
水源開発
575.4
322.8
0
177.3
109.9
202.5
2010
2016
マレーシア上下水道事業市場※10
■水関連法制度・計画
水資源の開発・管理は、水資源法に基づき、首相官房の国家水資源委員会が関係各省を調整し実施し
ている。水資源管理は天然資源環境省が担当し、事業実施は主に農業農村開発省が行っている。
水に関する行政機関:国家水資源委員会が河川及びダムに関する州間調整を担う。天然資源・環境省
(NRE;河川、水資源)
、厚生省(MOH;飲料水質)、住宅・地方自治省(排水基準や規制)、農業・
農業関連産業省(農業排水管理)
、エネルギー・環境技術・水省(KeTTHA;上下水道)等がある。
政策・計画:
・1920 年(1989 年改正)
「水法(Law of Malaysia Act 418, Water Act)」マレーシアの河川管理を州
の権限とすることなどについて規定。
・2006 年「上下水道事業法の改正」水道事業の権限を州
から国に移管。
・2012 年「国家水資源政策(National Water Resources
Policy)」水資源の安全性、持続可能性、パートナーシッ
プ、能力開発の 4 点を主要テーマに据え、目標、戦略的
行動計画等を提示。
水分野の ODA:2006~2010 年の水分野 ODA 総額は拠
出ベースで 5.25 億ドル。うち、日本は 99%でトップ。
主要分野:大規模な上下水道整備プロジェクト、河川開
発プロジェクト※12
(million US$)
180
41050洪水防御・管理
31140農業水資源
150
23065水力発電所
120
14081水供給・衛生教育・訓練
14050廃棄物管理/廃棄
90
14040河川開発
60
14030基本的水供給・衛生
14020大規模水供給・衛生
30
14015水資源保全
14010水資源政策と管理
0
2006
2007
2008
2009
2010
対マレーシア水分野 ODA※12
■水ビジネスに関する制度
マレーシア政府は上下水道事業の民営化を積極的に進めようとしており、2006 年の上水道事業法、国
家上下水道事業委員会法に基づき、既に浄水場の民営化を推進している。
水ビジネス PPP 関連制度:
従前は州に帰属していた上下水道施設の設置・管理と運営に係る全権限と責務が中央政府に一元化さ
れた上で、コンセッション方式やアフェルマージュ方式による事業運営の道が開かれた。マレーシア
の浄水場のほとんどは、既に民営化されたかその途上にある。
・2006 年上水道事業法
・2006 年国家上下水道事業委員会法
二国間協定等:
2007 年~継続中:日・マレーシアの官民双方によるビジネス環境整備小委員会の開催
2012 年 7 月:国土交通省ならびにマレーシア国エネルギー・環境技術・水省による「日本-マレーシ
ア下水道分野における政府間協議」および「日本-マレーシア下水道ワークショップ」の開催
出典
※1)世界銀行 World Development Index
※2)World Meteorological Organization
※3)国連 World Population Prospects, the 2010 Revision
※4)外務省 国・地域別情報
※5)日本貿易振興機構(JETRO) 基礎データ
※6)IMF World Economic Outlook Database
※7)FAO AQUASTAT
※8)EM-DAT: The OFDA/CRED International Disaster Database
※9)UNICEF & WHO Progress on Drinking Water and
Sanitation 2012 Update
※10)Global Water Intelligence, Global Water Market 2011
※11)Pinsent Masons Water Yearbook 2011-2012
※12)OECD Stat
2
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