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CIW Vol.2 No.1 (Jan.,1988)

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CIW Vol.2 No.1 (Jan.,1988)
1. 「CIW通信」発行2年目を迎えて
社団法人 β本溶接協会
会長小林卓郎
(社)日本溶接協会が昭和52年にWES8701「溶接構造物非破壊検査事業者の技術種別基準」を制定
し,溶接部の非破壊検査の技術的な向上,溶接構造物の非破壊検査業務を行う事業者の充実・向上
を図ることを目的としてこれらの事業者技術認定制度(C翼W)をスタートさせてから,今年で鍛
年目になります。この間,各界の非破壊検査に対する関心の高まりと非破壊検査技術の進展,我が
国唯一一の非破壊検査事業者認定制度,非破壊検査事業者のパワーアップ等によりC亙W技術認定も
各界から注目を集め,徐々に官公庁などにも採用され始めており玄す。
この間,昭和蕊年にWES規格を改正し主任検査技術者の資格を新設し現在の認定制度になりま
した。昭和繊年憩月三日付(〕夏W認定事業者の数は蹄社になっております。現在300余社といわれ
る検査会社の中で39社は少いようですが,非破壊検査業務に必要な㈹日本非破壊検査協会の資格に
ついていえば,特級弓級技術者は全国の保有養の載.6%がC翌W認定事業者に所属しており,そ
の中の検査会社だけに限ると80%を超えると推定され,磁W認定事業者の非破壊検査に関するレ
ベルの高さを示しているものと考えます。
さて,非破壊検査は構造物の安全性確保において一一つの有力な手段と考えられており,品質管理
・品質保証の面からも非破壊検査の有用性は大きくなってきております。しかし,溶接部の検査に
あたっては非破壊試験の知識だけでは不十分で,検査する技術者は非破壊試験の他に溶接に対する
十分な知識・経験をも求められ,そこで初めて溶接部に対する適切な非破壊検査がなされ得るもの
と考えられます。さらに,溶接構造物の非破壊検査を実施するには,溶接構造物に対する設計思想
・概念も理解していなければなりません。当協会ではこうした基本方針により技術者を養成し,非
破壌検査事業者技術認定制度を推進しています。また非破壊検査への社会的二一ズもr試験」から
「評価、卜r診断」へと変貌しつつあり,単一の検査だけでなく複合の検査が必要になってきていま
す。欠陥を精度よく検出するためには,欠陥の種類を想定し,その欠陥を検出し易い試験方法を選
定し,実施しなければなりません。それには,設計・施工・検査の知識を十分持っていなければな
りません。
昨年,東京都鉄骨加工工場登録制度においてその指定検査機関に,磁W超音波探傷検査部門認
定事業者であることが盛込まれ,官公庁へのCiw採用も増し,認定を希望する会社も鱒社を超え
るに至りました。このように綴W認定制度が今後各方面から注目され採用されるに連れて,この
制度を推進する前向ぎな姿勢作りと制度をより充実かつ着実なものとするために一層の努力をしな
くてはならないと考えます。昨年一月から季刊発行しておりますrC置W通信」も今回で通巻第5
号となり,各界の多数の検査関係者にご利用いただいておりますが,C亙W認定制度の普及,及び
祷報提供を目的として,なお一層努力する所存です.何卒御鞭燵頂けますようお願いします。
… 養
c璽w遇儒(」餓鍛認)
嚢.CXW試験間題の解説
闘アルミ助ム管の胴突合せ溶接部の放射線透過試験を実施す盈あたって,透過度計を「
試験部の線源側の面上に置くことが困難であったため,透過度計を試験部のフィルム側の面
上に置くことにLた。
放射線透過試験要領書に記載する事項のうち撮影配置及び透過度計の配置について,規定
する内容を具体的に述べなさい。また,その理由を簡潔に述べなさい。
ただし,管の外径は沁0瓢m,肉厚は6.0凱搬,余盛は片面にあり,その高さは2,2mmと
する。蓑た,撮影方法は二重壁片面撮影方法とする。なお,試験の一般的事項及び試験方法
はJ蔦z3沁8一鐙86を適用するものとする。
菱解説〕
下図のような撮影配置とする。透過度計はA懲撹6形を試験部に,階調計はEO形を管材にそれ
ぞれ密着して取付ける。透過度計にはFの記号のフィルムマー一クを付ける。透過度計とフィルム
間距離為は識別最小線径の鉛倍以上であるから0.絡×紛綴蓋、6膿鵬以上とする。試験部の線源側表
面とフィルム間距離賜は,ま.6+6.o+2.2罵9.8mm以上が必要であるので,鍛鵬搬とする。線源
と試験部の線源側表面距離為は,賜の窺倍以上で,窺の値は5又は窺驚(2網)一iのいづれか大
ぎい値である。実効焦点寸法fを2、0凱mと仮定すれば,窺盤(2×2/0.蓋6)一件滋となる。したがっ
て,賑呵2×鍛魂88撚搬となり,線源・フィルムの間距離は2総+豊2灘300凱猫となる。線源と溶
接部を含む平面間距離5は,為のi趨以下から288μ瓢72凱m以下で簿撚搬とする。試験部の有効
長さL3は52,3猫羅とする。
(理由)試験体が外径憩O m搬であるので,帯状透過度計を使用し,規格表6から識別最小線径
がO。拓漁懲であるので,A馨0薦形となる。階調計は表婆からEO形となる。為を最小識別線径の
鐙倍以上離すのは,試験部の線源側及びフィルム側の透過度計の線が,散乱線の影響を受けること
なく同じ識別状態にするためである。為については,第蓋類で考えれば5分割でもよいが,管の
肉厚方向に入る割れの検出を重視して,第2類を適用した。(鱒0×3。終/6瓢52.3mm)
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C亙W通傭(」徽謀鱈$〉
総.技術資料
3.1 鋼溶接継手の曲げ試験と非破壊検査(瓢丁,澄丁,叢丁〉の関係麗その黛篇*
くV磁.蓋N⑬.儀よ》続く>
前号にて述べたように,曲げ試験結果と非破壊試験結果とは必ずしも対応するものではないが,
MTあるいはPTとは比較的よい対応を示す。しかし,RTとの対応が認められるのは少ない。事
実,(3)において述べたように曲げ試験で検出された欠陥が3薫G個に対してR.Tでは弼個(これは
全てMTで検出された)しか検出されていない.この欠陥はほとんどが溶込み不良であった(前
号駆8(3)試験片参照)。
RTにおいては曲げ試験結果との対応がよくないため,」{S Z努鱗による透過写真の等級と曲げ
試験による欠陥長さとの関係を検討した。得られた結果を図3に示す。図中の直線は最小自乗法に
よる結果であり,藍級から婆級に等級が低下するに従って欠陥長さは増大する傾向が認められる、
しかし,至級においても欠陥長さは0∼20mmと広い範囲にわたって分布している。このような結
果が得られるのは,鼠丁で検出されるのは主として内部欠陥であり,表面あるいは表面近くに存在
する微細な欠陥は比較的検出しにくい二とに起因していると考えられる。
図蔓にMTによる欠陥長さと曲げ試験による欠陥長さの関係を示す。MTで検出できた欠陥数
は紺i個で,曲げ試験で検出でぎた欠陥は駁o個である。また,その両方で検出できたのは2鱒個で
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J IS−Z3玉04による等級
曲げ試験鷺よる欠陥長審,LB繊瞬
図呂 曲げ試験による欠陥長さと」爲Z3鐙盛
園4 MTによる欠陥長さと曲げ試験による
欠陥長さの関係
による等級との関係
*‘‘
近の溶接継手の非破壊検査に関するシンポジウバ(加藤光昭 記)
3
磯w遇欝(」凱辮総)
鱒
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曲げ試験滋よる欠陥長さr,Lβ繍鋤}
墾丁撚よる欠陥長憲. Lρ(鞘撚)
麹轟 駐丁による欠陥長さと曲げ試験による
図馨 MTによる欠陥長さと欝丁による欠陥
欠陥長さの関係
長さの関係
あり,曲げ試験で検出でぎた欠陥のほとんどはMTで検出している。図婆においてMTでは長い
欠陥が検出されているのに曲げ試験では検出されていない欠陥が多数ある。これは板厚3搬mの試
験片において溶込み不良が存在するが,表曲げ試験のため欠陥として検出されなかったものが多
い。また,溶込み不良が浅いため,裏曲げ試験をしても欠陥として検出されなかったものもある。
このように,MTにおいては浅い溶込み不良,アンダカットあるいば表面近傍に存在する内部欠陥
も検出することができる。図中,破線はMTによる欠陥長さと曲げ試験による欠陥長さが蓋対旦
に対応する線を表わす。これと最小自乗法により得られた実線と比較すると,両者はほぽ対応して
いる。
図5にPTによる欠陥長さと曲げ試験による欠陥長さの関係を示す。PTで検出できた欠陥数ぱ
2綴個,曲げ試験で検出できた欠陥数は3io個,そLてその両方で検出でぎたのは搬個である。
MTの場合には曲げ試験で検出された割れはほとんど検出でぎたのに対して,駐丁の場合には曲げ
試験で検出された欠陥もかなり検出されていないものがある。これは表曲げ試験においてアンダカ
・,トの中から割れが生じた場合が多く,曲げ試験前のPTでは欠陥からの指示模様が得られていな
い。一方,欝丁では欠陥が検出されているが曲げ試験では検出されていないものもかなりある。こ
れは浅い溶込み不良が存在しているが,曲げ試験をしても欠陥とLて判定されるに到っていないも
のである。図5において欝丁による欠陥長さと曲げ試験による欠陥長さを比較すると,ほぼ対応し
ているが,曲げ試験による欠陥長さの方が長いものもある。これは曲げ試験により欠陥長さが増大
することに起因している。すなわち,欝丁においては試験片表面に開口している欠陥の長さしか検
婆
綴騨通儒(」蹴.辮総
出でぎないため,表面下で長くなっている場含にはこのような現象が起こり得る。
図6にMTによる欠陥長さとPTによる欠陥長さの関係を示す。MTで検出した欠陥は棚個,
欝丁で検出した欠陥は鱒至個,そしてその両方で検出した欠陥は節9個である。このように,欝丁で
検出される欠陥はMTによりほとんど全都検出されており,PTに比べて欠陥検出感度の高い試験
法であるといえる。図6において,ほとんどのデータはMTによる欠陥長さの方がPTによるも
のよりも長くなっている。これはすでに述べたように,MTの場合には表面に開羅していない表面
近傍の欠陥の部分も検出できることに起因している。また,MTで検出できてPTで検出されてい
ないのは,MTにおいては表面近傍に存在する欠陥の検出が可能なこと,及び板厚3騰騰の場禽に
は裏面に存在する欠陥の検出も響能なことに起因している。
(5〉まとめ
鋼溶接継手の曲げ試験結果とMT,PT及びRTの結果との相関性について検討した。得られた
結果をまとめると次の通りである。
ω 表曲げ試験においてはアンダカットに起因して不合格になるものが多く,次いで割れに起因
したものである。
(窟)裏曲げ試験においては割れ及び溶込み不良に起因して不含格になるものが多い。
の 曲げ試験で検出された欠陥数は3董0個であったのに対し,RTで検出されたのは弼個であり,
両者の間には相関は認めなかった。
(→ 曲げ試験で検出された欠陥のほとんどはMTにより検出でぎた。
困 PTにおいてはMTに比べると欠陥の検出性能は少し悪かった。
の MTは表面あるいは表面近傍に存在する欠陥を検出するのに優れた試験法である。
「 闇一,「
投稿の募集について 1
本誌は,C亙Wの認定事業の欝R,溶接検査技術の普及を懸的に発行していますが,誌面の
岬 1
充実を図るため,読者からの投稿を歓迎いたします。投稿資格は特に間いません。下記までお i
ミ
寄せ下さい. i
I
原稿は,長さ器0字あるいは鶯00字程度で内容は原則として盤Wに関連したものであれば l
I
何でもけっ訪曾.礪,氏名醐記して下さい。 1
撃薫艦 東京都千代綴区佐久問町H三 i
L
㈹縫本溶接協会 C亙W通信編集係 藏 0㍗器先鶯鍛 1
.」
“w通儒(」徳.欝繍)
難。黛 溶接部の電磁誘導探傷試験にっいて
(i)はじめに
電磁誘導(渦流)探傷試験は,試験コイルを試験面に近接することにより表面欠陥を高感度に検
出でき,また試験が非接触で自動化に適し,高能率,定量性,記録性にもすぐれている。これまで
雛イルの適用が容易な単純形状の管,棒,機械部品に多く利用されてぎたが,今後はその特長を活
かす技術開発によって,複雑な溶接部への実用化も進むものと期待される。
電磁誘導探傷を溶接部に適用する場合,試験方法,装置の間題としてまず広域の溶接部にいかに
試験コイルを適用するかが重要である。対象に応じ,進歩が著Lい韓ボット技術に期待するところ
が大ぎい。溶接に特有な問題としては,よく知られているように溶接部における材質(導電率,透
磁率)の不均質,余盛など表面状況(形状・寸法・表面粗さ)の試験結果への影響があげられる。
これらの影響をいかに制御・抑制Lて定量性と信頼性の高い試験を実施するかが探傷試験のぎめ手
となる。以下,これに関する2,3の状況について紹介する。
(2)溶接部余盛と試験コイル
試験瓢イルの適用は,薄板の電子ビー一ム溶接部のように幅が狭い場合には,これに見合った径の
コイルを用いて溶接線に沿って直線的に行われる。一般に構造物溶接部の検査では,図1に示すよ
うに,溶接部を走査して探傷を行う必要がある。溶接余盛の存在は,コイルと試験部の間の距離
(リフトオフという)の変動を生じ,また余盛の形状・寸法の変動は,探傷試験における雑音や欠
陥指示の大ぎさに影響を与える。疲労ぎ裂など微小な欠陥を検出するためには,溶接余盛高さは低
く滑らかであること,あるいは図iのように溶接面を平滑にすることが望ましい。このような表面
に対しては,小さな径の瓢イル(磁心を含む場合もある)を表面に接して用い,欠陥検出力を高く
することができる。一般に試験コイルの磁界が試験面の小さな領域に強く作用する程,微小欠陥に
対する検出力が大きい。試験コイルは検査対象物,検出レベル等に応じて選択し,例えば海洋構造
物溶接部の保守検査に適用する場合では溶接部の表面の被覆厚さ,検出の対象とする欠陥の寸法を
考慮すると,径の大きいコイルが適することとな
1
る。径の大きな雌イルは,コイルの磁界は遠くに
達するのでリフトオフの大きな場合に適合する。
走査ライン
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溶厩部
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図1 溶接部の電磁誘導探傷試験
図2
6
溶接部割れの電磁誘導探傷指示と磁粉模様
綴w通儒(」臨欝鍵〉
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図3
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ステンレス鋼溶接部におけるフ諜ライト量分布と 図4 溶接部の電磁誘導試験指示
電磁誘導試験指示(高島による)
図2は,鋼溶接部(平滑材)における割れを電磁誘導探傷(割れに直角に走査)の指示(ωと磁粉
模様(b)を示す。試験コイルはペンシル形のプ覇一ブコイルによるもので電磁誘導探傷の指示高さは
探傷部位における割れ深さに対応する。
(3)溶接部における材質不均質
溶接部においては,溶接金属が母材とは異なり,また溶融凝固,熱影響,残留応力によって導電
率あるいは透磁率に不均質が生じるため,電磁誘導試験ではこの不均質に対応した指示(雑音)が
みられる。特に材料における影響因子を忠実に検出する単一形(アブソリュート形)の試験コイル
を用いた場合に著しく,探傷試験の妨げとなる。電磁誘導探傷を行う場合,材料の金属組織的な状
況も十分考慮しなければならない。
溶接施工による導電率の変化は…般に数%以下であるが,鉄鋼材料における透磁率変化は大きく
(数十%以上),特にオーステナイトステンレス鋼では,ライニング溶接施工において磁性相(フ諏
ライト)が現われ,材質の間題が重要となる。
図3は,溶接による材質変化に関する例を示したもので,ステンレス鋼(SUS3鍛)をTIG溶
接したとぎ,溶接部におけるフェライト量と電磁誘導試験結果を示したものである。フェライト量
はここではフェライトメータによって測定したものであるが,フェライト量またはその増加による
透磁率増加に対応して探傷指示も変化することが示されている。
図婆は,鋼溶接部の探傷試験で得られる指示を示したもので,原波形には溶接金属における材質
不均一による大きな波形が生じる。このような材質的指示は,ハイパスフィルタあるいは最近の技
術では,二重周波数(マルチフレケンシー)法による雑音の引算によって消去可能である。図の(勧)
処理波形はこのようにして得られた欠陥波形を示す。貫通コイルによる管の検査では,磁気的雑音
(鋸歯状波形)が現われるが,溶接部に用いるプ旗一ブコイルでは探傷領域が小さいことから鋸歯
状雑音は少なく,一般に磁気飽和による雑音抑制を必要としない。 (伊藤秀之 記)
7
礪w通信(」脇辮騰)
$.黎 余欝命評価の基本的考え方
(ASM鉱(沁δε翫c,X夏における供用期間中検査)
欠陥評価の観点から,欠陥の深さ(高さ)の検出が
欠陥の検出(主にUT)
し
↓
重要。
欠陥の標準化
・彫丁:欠陥の種類・形状の判定困難
↓
検出された欠陥は全て面状欠陥とLて扱う
・検出された欠陥・単純な形状に標準化
半轡形 単円形 半楕跨形
蓉i裂総3 き裂晦響 藝裂蜘五
勲 賛繊幽
謡
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邸
め
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老欄無
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蜘
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− 、 、
糊形 半楕潤形き裂魏()毒 敷翻麺 艶
き裂撫窟
論潔饗賜欠陥}r
」
「
主応力面に投影した形の欠陥として扱う
↓
欠陥の疲労伝播解析
↓
(魏>懲勧
欠陥の判定
一→運転継続
許容欠陥:脆性破壊にいたる最小のサイズの欠陥
↓齢
解析による欠陥1運転寿命末期まで,又は次の定
補修盤交換
期点検窟でに進展する欠陥のサ
イズ。破壊力学による解析・計
算によって求める。
8
“w逓儒(」無.鰺細
轟.視
点
㈱アイ・エムツー井川敏之
私が非破壊検査に関連する資格との関わりを持ったのは昭和弼年のUT2級が最初であった。当
時は建材メ∼カーの鉄構部門の検査係に従事し,非破壊検査業務が仕事の…部であったが,その後
現在の非破壊検査専業職に転職し,非破壊検査業務が全てとなって,N鎌及び劔Wの全資格を取
得するまでに約沁年が経過した。私は資格マニアでもなく,非破壊検査に関する特別な教育を受け
た訳ではないが,業務遂行の必要上,あるいは社内における先頭打者としての役員を背負って順次
資格を取得した。特にC翼Wについては会社認定という性格上から,どうしても避けては通れない
関門であった。この間,資格制度を取り巻く環境もずいぶん変化し,我々有資格者も社会的に認知
もされてきた。しかしながら,検査のプ皿ともいうべぎ綴W主任検査技術者の総数は依然とし
「万全である」とは言い難く〔と感じているのは私一人ではないであろう〕また,多様化する非破
壊検査業務を欝常的に消化していくためにも,複数の部門を持つ主任試験技術者が必要と思われ
る。
私は社内において「技術力の維持・向上をはかる」立場にあり,多くの技術者を誕生させるのが
業務といえるが,結果としては不十分といわざるを得ない状況にあり深く反省していると二ろであ
る。今迄の作業者であればrフィルムを何枚撮った」r探触子を探傷面にあて何鵬探傷したゴ…一
等で十分とされてぎたが,近年とみに「最適条件とは一い弓「どのような欠陥が検出でぎるか一…弓
一等の知識を作業の中に識り込窯なければ十分と言えない状況になってきた。主任試験技術者や
主任検査技術老が作業を指導・教育しこれにあたるのが建前であるが,迅速に実行される現場作
業,あるいは更にキメの細かい現場作業,またある間題点に確実に対処しているのが作業者である
ことを考えると,一つの現場にはr主任試験技術者を配置する」というのが私の持論であり,将来
実現させたい作業環境である。聞進月歩の技術レベルに対応するためには技術者自身が陰級から
叢級へ」ほ級から主任試験技術者へ,更に主任検査技術者へ」と進んでもらわねばならない。残念
ながら陰級で十分」と錯覚している人が…部にいることだ。「2級で十分」はむしろ後退ではなか
ろうか。技術者自身のプ撰意識の目ざめと奮起を望みたい。
話は突然変わるが,医師が判定を下した患者のレントゲンフィルムについて,患者自身がその判
定を変えたり,あるいは意見を述べるということがあるだろうか。答えはrノー」であろう。医師
が絶対のはずである。何もこの事例と我々の非破壊検査業務を同一視するつもりは毛頭ないが,我
々は「立会」の名のもとに行われる一連の行為に対して,あまりにも無力な部分が多いように思わ
れる、前述の如く,有資格老も社会的に認知もされてきたとは思うが,我々の非破壊検査業界が
「立会」という体制の中に甘んじてきたのも事実であろう。いいかえれば,有資格者自身の力不足
ともいえる。結論としては「いずれの場合も技術者自身のレベルアップ」ということか。
9
“w遍信(」狐欝騰〉
難. CXW認定事業者慧会社紹介識
会 社 名
1歪醤碧
東璽葬破壊検登株式会社
撃蓼糖 北九州市八幡東区山王1丁勲3番i5号 欝G鱒略6i弓員5(代)
代表取締役社長 中山祥市
1認定番号 第糟A惑2号
A種
1認定種別
認定検査部門 放射線麗検査舗趨音麟傷検蘇門・磁気探鹸齢門慢透探傷検蘇門滝磁i
i営業ヲ舞ネットワーク
誘導探傷検査部門,ひずみ測定部門
畏崎出張所,若松出張所,八幡営業所,高田事業所,曹根試験所,宇部営業所,徳山出張
所,東播出張斯,大阪支社,名古屋営業所,東京営業所,千葉繊張所
<整輿な歩み〉
東亜非破壊検査株式会社は昭和37年3月の創業以来今潰まで,非破壊検査業を通じて各種構造物
・工業製品の品質向上及び安全確保の一翼を担ってきた。その間,検査技術の向上,信頼される検
査技術者の育成,徹底した検査晶質の維持管理をモットーに励み,その非破壊検査業の正道を行く
堅実且つ蒼実な歩みは,今欝各方面から高い評価を得るに至った。
<広範な業務範囲〉
C夏W−A種の認定検査部門である主要6部門を中心に,広範囲にわたる業務を展開L,客先の二
一ズに的確に対応している。
非破壊検査以外にも,溶接部等の局部加熱焼鈍工事では豊富な実績を持ち,又,欠陥の発生を未
然に防ぐ溶接施工管理業務や,発注者サイドでのスーパーバイザー&インスペクター一代行業務では
国内は勿論海外でも多くの実績を重ねている。又,金属材料の引張りや曲げ等の機械試験や顕微鏡
組織試験等は勿論,認MやEPMAを用いた破面解析や成分分析による事故原因の調査業務も実施
し,得意先より好評を得ている。さらには,赤外線映像装置を使用した建築物の劣化度診断やプラ
ント類の監視等の業務も手がけ,時代の要求に常に先駆ける努力を行っている。
蟹ンサルテ4ング業務部門では古くよりASMEスタンプ取得のための黄DT部門の一括代行を
行っている。ASM鷺スペシャリストを擁し,現在Levei狐を含めたベンダー契約を取り交わして
いる数社をはじめ数々の実績を重ねている。
く信頼姦れる検査技術者の育成〉
検査技術の自動化が進む中にあっても,検査業務の根底にあり永遠に変わり得ない最重要課題
は,知識・技術と職業意識を兼ね備えた人材の確保であるとの不動の信念から,社員教育には特別
の配慮をしている。特に検査技術者としての最低条件である各種資格の取得に関しては,技術職社
員を対象に上級・中級・初級の3段階に分けてそれぞれの目標を設定し,自己啓発を促している。
現在では社員一人…人の自覚が身を結びCIW,NDI資格取得者数に関しては業界のトップクラス,
又,溶接施工管理に必要なWES−8蓋03については業界第一位を占めるに至っている。又,取得資
格は国内の資格にとどまらず,ASNT Levei m,CSWIP C撒伽3に関してはそれぞれ環スアンジェ
一iO一
α騨逓儒(」礁辮鍵〉
紮
榔
本 社 社 屋
自勤渦流損傷解析システム(TECTAS)
ルス,シンガポールに社員を派遣し他社に先駆けて取得している。
一方,当社の社内認定制度はASNTのSNT−TC磁Aの規定を完全に満足するものであり,各社
員は教育・認定試験を経てLevei i,翼,1滋に格付けされている。
〈充輿した研究開発・研修設備>
非破壊検査技術は讐進月歩であり,常に新技術の研究開発に取り組まねばならないとの方針か
ら,昭和妬年北九州工業協同組含鉄工団地内の3000m2の敷地に曽根試験所を開設した。所内には
放射線照射棟(ライナックML賃狭,Co50C蚤蓋台,Co7C鷺台,亙r憩C員5台格納),機械試験室,
工作機械室をはじめ研修ルーム及び宿泊施設等を完備しており,社内の研究・開発及び研修のメヅ
カとなっている。社内研修開催時には全国各地から社員が泊まり込みで集合し,所内に熱気が充満
する様は壮観である.
〈伝統ある技術・機器開発〉
当社は業務を遂行する上で適切な機器が存在しない場含には社内で内製する伝統がある。そのた
めの充分過ぎる程の設備を所有している。しかL,あくまでも検査会社の本業に徹する基本方針か
ら機器の外部への販売は原則とLて行っていない。古くは溶接後熱処理のために独自に開発製作し
た多チャンネル焼鈍機があり,硯在ではサイリスタ制御タイプに置ぎ換わっているが,その検査会
社ならではの正確無比な卓越した温度制御能力は,顧客をして定規で作図した温度記録チャートで
はないかと疑わせたという逸話が残されている。その穂に,測定箇所5000点分の記憶容量を持ち,
報告書作成機能を有する自動超音波厚さ測定装置(TOUTM5000),探傷時にリアルタイムで欠陥
判別,評価を行い報告書作成まで行う自動渦流探傷解析システム(TECTAS),計測時リアルタイ
ムで応力解析結果表を作成する自動ひずみ解析システム(TOSM鷺Cシリーズ)等々日常業務に密
接な分野での自動化・省力化を重視した地道な開発を行っている。
〈社訓>
我々は非破壊検査業を通じ国家社会に貢献し斯界の進歩発展に寄与するを目的とし,併せて会社
発展と吾人の幸福のために題進する.
一i蓋一
覗w遡儒〈」臨欝総〉
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i代 表 者 塩 取締役社長 福馬疋三
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i認定検査部門 放射線透過検査部門,超音波探傷検査部門,磁気探傷検査部門,浸透探傷検査部門,ひず
み測定部門
営業齎ネッ砂一ク 粛部営業断,岩国営業所,頭都営業所,九州営業所,千葉出張所,宇部患張所,東京営業
所,三原事業所,幸陽事業所,麻里布事業所,行矯事業所
く晶質管理の歴史がそのままに〉
非破壊検査工業株式会社は昭和欝年,当時は造船王国として隆盛を極めていた瀬戸内広島で,そ
の第一歩を記した。以来%年r顧客に密着j r顧客に学びj r顧客とともに考える、1を社是とLて,
今鷺に至っている。社会的要求による,産業界への品質管理思想の普及から浸透へとの歴史の中
で,当社が着実に業務を拡大できたことは,ある意味で幸運であった。現在西日本を基盤に6営業
所3出張所を展開L,堅実な歩みを続けている。検査会社は探傷・検査に止まることなく,法に基
づいて,構造物の安全管理・品質管理を担う総合的な検査診断を目ざせ,という設立以来の経営理
念から,常に優れた技術員を擁し,たゆまざる検査員資質の向上を全社内に督励している。特に
C蔓W贋瓢を始めとし,国内外の数多くの資格認定を取得する必要のある非破壊検査業界にあっ
て,濁々の現場作業に従事する社員に,無理を承知の上で複数免許取得を必須条件として課して来
た。これはひとつ営業的観点からのみならず,特定の検査手法だけに従事することによる,狭視野
的検査を厳に戒め,そうした検査員が出現することの弊害を取り除く効果を期待したものである。
初期の造船所における放射線透過試験主体の業務から,石油プラントのメンテナンス業務へ,更
に火力・原子力発電所におけるメンテナンスヘと,検査の対象物,検査手法,検査のグレードが変
化拡大していった中で,常に顧客の要望に的確に応えつつ,現在多くの客先において,常駐の検査
会社として,全編の信頼をいただいている。この事は,ひとつの技術面のみならず,社員…人一人
の人間性への評価と考えている。
<開 発〉
当社は,船体の放射線透過試験に始まり,終始一貫して放射線機器を使用した検査手法,検査機
器に対する改良・開発を押し進めている、こうした地道な歩みの中から生まれた,瓢利用の配管
内部調査機器‘‘スケールチニッカノはその簡便性及び即応性,特に保温材の取り外しが不要な点
から,近年多くのプラントで,配管への付養スケール,推積スケールの検出評価に利用されてい
る。更に最近では,当機器を改良Lて,石油プラントにおける反応塔内の偏流調査,及び液面変動
率が高く,かつ急激に液面が変動する容器において,リアルタイム液面計として,又液中の気泡含
有率の計測機器としても組み込まれ,安定した性能で高い評価を受けている。超音波を利用し,チ
ューブの減肉調査を9的に開発Lた局部水浸法による測定機器では,3箇所にベンドを有する加熱
捻
£脚逢儒(」臨欝総〉
原爆ドームの壁面調査
スケールチェッカ…
炉チューブを5メートル以上に渡って内面より測定することを可能としている。この他にも高温試
験部での板厚測定技術,更には垂直・斜角探傷技術の開発も着実に進めている。
非破壊検査技術そのものが,磁W等の努力により高精度化,安定化L非破壊検査に対する知識
が,他業種の中に広範に浸透して来た結果,顧客の要求も多様化・複雑化している。特に我々の職
場が,多数のプラントエンジニアを抱えた石油・ガス・電力等の現場から,市中のより身近な対象
物へと広がり,非破壊検査の適用範囲が拡大されるにつれて,こうした傾向は益々強まっている.
最近当社が受注した工事の中に,広島の代表的モ論ユメントとなっていを原爆ドームの壁面調査が
あるが,こうした検査では,従来我々が放射線検査を実施していた対象物とは全く異った困難が伴
なう。この場合には過去の知識は大半が役に立たない。全ては …から模索する事になる。
加えて産業構造の変化,企業体質の変化による‘極限まで無駄を省ぐ予風潮は,非破壌検査の従
来の労働集約的形態の見直しをせまり,自勤化された機器を用いて,効率よく,かつ従前同等以上
の精度で検査する事を要求している。二うLた要望に応えるためにも,当社では従来の検査機器を
見直し,新たに高い能率を持った機羅を開発し,試験データの取込みを霞動化する等の作業を押し
進めている。
<営業晶目の多様化>
従来より当社は通常の非破壊検査に加えて,焼鈍工事,放射線防護設計から,製品の受入代行検
査,材料試験,化学分析,公害調査といった特異な営業品目を取り揃えて,顧客の幅広い要望に対
処している。こうした取組みは,単に顧客の幅を広げ受注のチャンスを増すといった表面的効果の
みでなく,社員自身を広範な知識・視野を持った検査員として養成し,その.ヒで検査に従事させる
ことに多くの利益があると考えている。r木を見て森を見ず」の誤りは,各種検査の環場において
も往々にして発生する。
最後に,鋼構造に限らず,社会的に危険を内包する可能性のある全ての種類の構造物に対し,的
確な総合評価と診断を行ならことを,最終的な目標として掲げ,社会資本の安全性,経済性確保に
貢献することが,当社設立以来の基本理念である。これを確固たるものとするために,今後も全社
一丸となって,努力題進するつもりである。
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嚇.C叢W認定事業者の認定部門・登録者数
昭和62年欝月重賦現在
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次号内容
CIW通信 VOL2No,2(Apr.1988)
O CIW試験問題の解説
o 技術資料
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O CIW認定事業者二会社紹介二
㌧
CIW通信 VOL.2No,1(Jan.1988)
発行日昭和63年1月20日
編集・発行所 社団法人日本溶接協会
溶接検査認定委員会
〒101 東京都千代田区神田佐久間町1−11
産報佐久間ビル
TEL O3(257)1521 FAX.03(255)5196
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