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平成2年度科学研究費補助金 (一般研究 (C) ) 研 究 成 果 報 告 書 平 成

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平成2年度科学研究費補助金 (一般研究 (C) ) 研 究 成 果 報 告 書 平 成
建物群構造における風環境に
関する実験的研究
(01550457)
平成2年度科学研究費補助金(一般研究(C))
研 究 成 果 報 告 書
平 成 3 年 3 月
研究代表者 後藤 滋
(横浜国立大学工学部教授)
轟 /
一1
露翻弱媚
嶺浜国立大学
身ダ
勾
目
次
1
はしがき
23335
■
2
市街地の模型化
1−1 市街地の形態と風環境 ..。. .... ... ..
1−2 低層建物群の模型化 ........ .... ..
1−2−1 建物群密度の模型化 ... .... . .
1−2−2 建物形状の模型化 . ... .. ..
1−2−3 街区の配列の模型化 ......。 ....
風洞実験概要
2−1 実験種類 ............... .. .... 5
2−1−1 建物高さの違いによる影響 . ... . 。. 5
2−1−2 建物底辺長さの違いによる影響 .. ... 6
2−1−3 建物群密度の違いによる影響 ..... . 6
2−1−4 配列形態の違いによる影響 . . ...9 6
2−2 建物群長さ ......。......
2−3 アプローチフロー ..........
... . 6
.◆ ..... 6
3風洞実験方法詳細
123456法1
1234567
二一一一騨方︻︻
一開一︻︻︻一
2一2
2222析3
−重3
目11ゑ−霊λ−
轄一一︻一解﹂[
心 ︻一︻一
3一3
3333 4
3㎜4
3
44444
一
3
3
3−1 実験の流れ ..。... .. ..... ....
7
3−2 測定装置及び機器 ..。.....
8
風洞 ....... . . . . . 8
風圧測定用模型 ... .. ... ... 8
周辺建物群模型 .... . 。 .. 11
圧力変換器 .......... . . .11
風速計 ........ ..... ...11
データー処理装置 ... . .......12
..ウ ....13
平均風速及び、乱れの強さ . .. ....13
平均風圧力及び、風圧係数 .... ....13
4気流に関する実験結果及び考察
4−1 風速及び乱れの強さのプロフィル
D... . 14
配列形態の違いによる比較 .........15
建物高さの違いによる比較 ... . . .15
建物底辺長さの違いによる比較 . ...27
街路の方向性の違いによる比較 ... 。..35
縮率の違いによる比較 .....。. .45
建物群密度の違いによる比較 ....。...50
その他の検討 ......... ◆ ...50
4−2 気流に関する結果のまとめ
..............56
5
6
風圧係数に関する実験結果及び考察 ........ ....57
まとめ . ....................... 76
参考文献 ....
ゐ糧%蕪
横浜国立大学
9 ..............78
は し が き
研究組織
研究代表者:後藤 滋(横浜国立大学工学部教授)
研究分担者:深井一夫(横浜国立大学工学部助手)
研究経費
平成元年度
1,700千円
平成2年度
500千円
計
2,200千円
研究発表
(1)学会誌等(後藤 滋;建物群構造による風環境の地域類型化,
日本建築学会計画系論文報告集,1991(予定)
一1一
研究の目的
高層建物が低層建物群に及ぼす風環境の変化等については多くの研究がなされ
ている。しかし、低層建物群そのものの風環境特性については未解決の問題が多
く、例えば建物群における風圧力の取り扱いについても明確でない。また、換
気、通風、漏気の予測には建物群の密度が大きく関係する。そこで市街地(建物
群)における風環境の特性を定量的に把握できるようにする必要がある。
本研究では、中・低層建物群の規模・密度・建物形状などが風環境に及ぼす影
響を定量化するため、模型実験ならびに実測による検証を行い、その手法を確立
すると共に風環境の地域類型化をしょうとする。
1.市街地の模型化
1−1 市街地の形態と風環境
市街地評価のための基礎指標として、都市計画では次の11の指標が挙げられ
ている。
人口密度 宅地率 住宅系用途比率 工業系用途の混在率
地区容積率 地区建蔽率 木造共同住宅率 木造率 道路率
道路線密度 オープンスペース率
このうち、風環境の評価に適用できるものは、地区建蔽率、地区容積率、道路
率、道路線密度が適当な指標となり得る。これらは、建物と空地の比率またはそ
れらの存在関係を表したものであって、建物や空地の用途を表したものではない
からである。
〈地区建蔽率〉 地区敷地面積合計に対する全建築面積の割合で、7般に用い
る建蔽率とは区別される。
〈地区容積率〉 地区敷地面積合計に対する全建物延べ床面積の割合で、これ
も一般に用いる容積率とは区別される。
〈道 路 率〉 地区面積に対する道路面積の割合で、地区建蔽率との兼ね合
いから、空地面積に対する道路面積の割合を求めることがで
きる。
〈道路線密度〉 地区面積に対する道路総延長の割合で、1ヘクタールあたり
一2一
の長さ(メートル)で表される。これにより、宅地の細分化
あるいは、集合化の度合いを表すことができる。
本実験では、主に地区建蔽率及び地区容積率を指標に用いて、市街地の形態と
風環境の関係を取り扱う。
1−2 低層建物群の模型化
1−2−1 建物群密度の模型化
建物群密度を模型化するものとして、模型間隔と、模型底辺長さの比[D/
a〕が考えられる(図1−2−1)。ただし、模型底面は正方形である。B.£.
Lee、臨Hussai熟、B.Sol加翻らは、低層建物群における自然換気力を予測する
実験において、その模型間隔と流れの種類について述べている。それによると、
図1−2−2に示す様に模型の間隔によって流れの状態は3種類に大別でき、
(A)Isolated R臓帥聡ss罫1曙Reg加e … D/a>2.6の時
(B)隔ke I航erずerence Flo田Reg加e ・一 2.6>D/a>L4の時
(C)Ski翻鎗g Flow Re頭田e … L4>D/a の時
の流れであるとしている。
これより、D/aを1.0,2.9,3.0とすることにより、全ての流れの状態を作
ることができる。また、本実験は換気量を取り扱うものであるから、D/a罵
1.0よりも更に条件が悪化すると考えられるD/a罵◎.5,0.75も加えて実験を
行う。D/aと地区建蔽率との間には次式の関係が成り立つ。
地区建蔽率 K篇1/(1李D/a)2
D/aの0.5∼3.◎は、地区建蔽率の44護%∼6.3%に相当する。D/aと
地区建蔽率との対応を表1−2−1に示す。
地区容積率は、地区建蔽率及び模型の高さそれぞれに比例の関係となる。本実
験では建物群の密度の指標としてD/aを用い、0.5,◎.75,1.0,2.0,3.◎の
5種類とする。
1−2−2 建物形状の模型化
建物高さを変化させることにより、その影響を調べる。
また一方で、街区の細分化、集合化の変化の影響もあわせて調べるため、建物
の底辺の長さを変化させる。この場合、建物底面の形状は正方形で南る。実験模
型の種類は表2−1−1のようである。
これから、建物高さ及び低面積(屋根面積)の変化の影響を調べることがで
き、また、相似な形のものを比較することにより、縮率の違いによる影響も調べ
一3一
乃
D一→
渉
へ
㌻
\
a
ト叢d一→ ト圧r→
《A)ISOしへτεD ROUGH醍S$FLOW緯薦GIM厳
D:>E虻 (E亀譲d確の
トD一→
㈲WAK臼N花R窪R猷CεFLOW R匠GIME
薦v<oぐε鑑
○
←D→
幽聯 一 _ 一
トεv一蚤
《C)$KIM酬NGドしOW RεGIMε
D≦εv
図1−2−1 模型間隔と流れの状態
表1−2−1
模型闇隔比[D/aコと地区建蔽率
配列間隔比[D/a]
地区建蔽率〔K]
◎.5
嘱。4%
L◎
0.75
32.5%
25.0%
一4一
2.◎
1L1%
3.0
6.3%
ることができる。
1−2−3 街区の配列の模型化
整った街路の市街地と、入り組んだ街路の市街地を想定して、それぞれ整列の
配列と千鳥の配列で代表させる。この2種類では街区の配列を網羅することはで
きないが、これらを比較することにより配列による影響をある程度把握できるも
のと思われる。詳細な検討は別の機会に譲る。
2.風洞実験概要
2−1 実験種類
2−1−1 建物高さの違いによる影響
40鵬鵬底辺の模型では4種類、60闘及び80襯底辺の模型ではそれぞれ2種類の高
さの模型で実験を行い、その影響の度合いを調査する(表2−1−1参照)。
表2−1−1 実験の種類
建物群模型の形態に関する因子
アプローチフロー
を形成する2次元
ラフネス
h畿2G關ラフネス
建物底辺
建物高さ
配列形態
D/a
40闇
20魍
整列配列
0.5
40田鶏
千鳥配列
◎.75
60照田
1.o
80凱組
2.◎
3.0
60伽田
3◎闘
6◎關
8◎冊鵬
40搬嗣薩
8◎關
一5一
2−1−2 建物底辺長さの違いによる影響
建物底辺長さとして、40顯田、6伽醗、80闘の3種類の長さで実験を行い、その影
響の度合いを調査する(ただし、建物底面は正方形)。これらは、前記の表2−
1−1における建物高さとの組み合わせで相似な形状のものが出来る。それによ
り縮率の影響も同時に調べられる。
2−1−3 建物群密度の違いによる影響
建物群密度の指標として、建物間隔比D/aを用い、0.5,◎.75,1.0,2.◎,
3。0の5種類とし、その影響の度合いを調査する。
2−1−4 配列形態の違いによる影響
配列形態は整列配列、千鳥配列の2種類とし、その影響の度合いを調査する。
2−2 建物群長さ
建物群長さは一定として実験を行う。すなわち、風圧測定模型の風上側に1製0
㈱、風下側に48◎闘とし、風洞幅いっぱいに模型を設置する。
2−3 アプローチフロー
すなわち、一定の2次元ラフネスを設置する。2◎鵜高さのうフネスを160襯間
隔で12枚、建物群風上に設置する。
一6一
3.風洞実験方法詳細
3−1 実験の流れ
以下に実験の流れ図を示す。
一一
︸﹂
一 一 一 一 一 一
ビトー管
導圧管
一一
温度補償ユニット
圧力測定孔
山型プローブ
導圧管
風1洞内L ︳ ︳︳.
r’『曽 一 一 一 一
一
定温度型熱線流速計
歪ゲージ式圧力変換器
定電圧発生器
データレコーダー
動的歪測定器
ローバスフィルター
A−D 変換器
GPヨBインターフェイス
衆S−232C
マイクロコンビューターにより計算を行う
データの記憶
フロッピーディスクユニット
数値出力
シリアルドットブリンター
平均風速 (1次のモーメント)
垂黷フ強さ(2次のモーメント)
図面出力
X−Yプロッター
風速プロフィル
垂黷フ強さプロフィル
来ウ係数分布 ,
一7一
3−2 測定装置及び機器
3−2− 1 風7同
・所在 横浜国立大学工学部建築学科 実験圏内
・型式 密閉回流式境界層風洞(図3−2−1参照)
・規模諸元
測定部長さ8,◎00關、断面L800蘭W×L200闘疑
・出力
三相交流モーター 22kw、軸流ファン2基 最大風速10.伽/s
・座標系
風洞床面上主流方向 X軸(整流格子後端を0關)
風洞床面上主流直角方向 Y軸(床面中心線上を0㈱)
風洞床面より鉛直方向 Z軸(風洞床面高さを0騰)
・特記事項
流れを一様化するため、吹出口に整流格子設置
安定した風速で使用するため、風洞風速を9.0醗/sに設定して
使用
3−2−2 風圧測定用模型
風圧測定用模型は厚さ2翻のアアクリル板を用いて構成される。模型は下記の
表の8種類である。
嘆0 幽幽(a)×4◎ 緻醗(a)×20 蹴醗(h)
×40冊鵬(h)
×6◎ 熱鵬(h)
×80鞭(h)
6e 灘鑛(a)x60 醗搬(a)x30 繍綴(h)
×60醗騎(h)
80㈱(a)×83総田(a)×4◎翻(h)
x80 醗醗(h)
風圧力測定孔(以下、測定孔と記す)は、前面8個、後面8個、屋根面4個の
計20個であるが、模型を90度回転させることにより40点の測定を行うことができ
る。図3−2−7に寸法及び、測定孔の配置等を示す。
測定孔は、外径1.6翻内径0.8鐵随の真鍮バイブ(シームレス)である。模
型外壁に面する部分は、削り出しにより、ほぼ完全に直角である。また、壁体の
アクリル板に1.6囎Φドリルで直角に孔をあけ、平板上で孔の中に真鍮パイプ
を落し込み、エポキシ系接着剤にて固定する。アクリル板面と、真鍮パイプの削
り出し面は面一になる。
一8一
一 一一一r》
一 ト
900φ
毒 、
@ 卜
@ →
照
@ →
1Φー
↓
/↓↓
u面!遡民/脚
←}ト
一
}
卜
ao
図3−2−1 密閉回流式境界層風洞
19∫0
噌一一一=︸
g縞尊
晒
===:=:一
、Dumρ研
鵯
〈模型側面〉
〈模型屋根面〉
筋鱒 聯 a噴騨 幽 繭■噛
a
惹馨熱署一
タきききき
﹀
面
後
◎
面
前
型
模
く
鱒 脚 幽 脚 胸 醐
/8
^4
^4
^4
a:底辺長さ
H
貸:高 さ
/8i
a a a a a 一 一
一 一
W 4 4 4 8
a
畿瓢40關
H瓢20關
g識40澗
g雛60繍
g讐80勲
a讐60田瀟
謎蕊30m搬
hl訟60鍛飢
縫=8(》織m
1濠驚40㈱
撃倦?80繍
図3−2−7 模型寸法及び風圧測定孔
一10一
測定孔からの導圧は、内径1.6国画のビニルチューブを用いる。模型底面よ
り、風洞床面に設けた孔を通り、切り替えコックに導かれる。模型の取り替え及
び、向き替えなどの際に導圧管に応力が掛かると、測定孔の精度が落ちる危険が
あるため、模型内部の導圧管と、模型外部の導電管は、模型底面を境に完全に独
立としている。
また、風洞床面にメス型(正方形凹型)、模型底面にオス型(正方形凸型)を
設けることにより、風洞内に測定模型を設置する際のx−Y方向の誤差を極小と
している。
3−2−3 周辺建物群模型
周辺市街地の低層建物群を模型化するものとして風圧測定用模型と同型の木製
ブロックまたは紙製模型を使用し、測定模型の周辺に配置する。建物群の配置状
況を図3−2−8に示す。
図3−2−8 建物群配置状況
3−2−4 圧力変換器
導圧管により導かれた風圧力は、歪ゲージ式圧力変換器(〔株〕共和電業PG−
10鴫C)によって電気信号に変換され、動的歪測定器(〔株〕共和電業膨一銀)
により出力感度を調整した後、出力されたアナログデータをA−D変換器によっ
てデジタルデータに変換、インターフェイスを介してマイクロコンピューターに
入力、平均値を計算させ、フロッピ∼ディスクに記録する。
圧力から電圧への変換の特性を測定した結果、正圧、負圧とも原点を通る一本
の直線式により電圧に変換されることが確認された1
3−2−5 風速計
風速計は、本実験で行う周波数解析等のSu即1短g T加e △T=2.◎期secを
考慮:し、応答速度の速い定温度型熱線風速計(〔株〕司測鉛掬del HC−30)を使
一11一
用し、プローブは1型プローブ(熱線として7μΦ、長さ3闘のタングステン
線)を使用する。
また、時間経過により気流温度の変化が考えられるため、風速計よりの出力を
温度補償ユニット(〔株〕司測研酌del Hひ28)に通し、温度変化による誤差を
補正する。
風速計のリニアライズ(直線化)は、風洞内でピトー管とゲッチンゲンマノメ
ーターを使用して行う。風洞内の乾球温度と湿球温度を測定し、空気の比重量と
して用いる。
3−2−6 データ処理装置
ペンレコーダー (渡辺測器〔株〕サーボコーダーSR−6322)熱線流速計及び、
動的歪測定器の出力を読み取る。前者は10Vレンジ、後者は2Vレンジを主に
用いる。
定電圧発生器 (三栄測器〔株〕SKO5)本実験では、定温度型熱線流速計の出力
の平均値分をカットするために用いる。一〇V∼一10Vを発生させる。
ローパスフィルター (三栄測器〔株〕9806)熱線流速計の不必要な高周波成分
をカットするために用いる。
データレコーダー (TEAC R−210)本実験では定温度型熱線流速計の出力
を、マグネティックテーブに記録し、デジタル解析のためにA−D変換器に入力
する。テープ速度15王nch/sec(37.5c蹴/sec)入力10 V→100%、出力100
%→1V。
A−D変換器 (1株〕共和電業 ADC−U6A)マグネティックテープに記録した
熱線流速計の出力(アナログデータ)をデジタルデータに変換する。入力±1V
→±2,◎00、分解能力は、符号を含めて2三2、Su醗p1弓弩丁畑e△Tコ2msec、サ
ンプル個数2三2個である。
GP−1:8インターフェイス (Co脚uter一海ovatio鏡 〔株〕GP−2000)A−D
変換器のコントロールと、A−D変換器よりマイクロコンピューターへのデータ
転送に使用する。ボーレート9,60Gボーにて転送する。
HS−232Cインターフェイス (富士通〔株〕 FM−8)本実験にて得ら
れた全ての数値データを取り扱う。入力は、A−D変換器よりRS−232Cポ
ートを通して。また、ほかのデータはキーボードより入力。解析計算内容は、
r3−3 解析方法」の項に記す。出力はエクスパンションポートより、フロッ
ピーディスクユニットに全データを記憶。8ビットパラレルポートより、シリア
ルドットプリンターに、風速に関して1次∼4次のモーメント等をプリントアウ
一12一
ト。RS−232CポートよりX−Yプロッターに風圧係数分布等をプロット、
詳しくは、3−3 解析方法の項に記す。
フロッピーディスクユニット (EPSON TF−20)(東京電子〔株〕LFD−
55011)数値に関する全データを、ディスケット(320キロバイト、両面倍密)に
記憶及び、必要に応じてマイクロコンピューターのメモリー上にデータを展開す
る。
シリアルドットプリンター (エプソン RS8◎FバII)必要に応じて、マイ
クロコンピューターのメモリー上に展開された数値及び、文字データをプリンタ
用紙に出力する。
X−Yプロッター (GRAPHT£C WPLOT II)マイクロコンピューターのプログ
ラムに応じて、フロッピーディスクユニットよりデータを読み出し、ペンを用い
て作図する。
3−3 解析方法
3−3−1 平均風速及び、乱れの強さ
風速に関する1次及び、2次のモーメントとして平均風速及び、乱れの強さを
測定する。測定位置は、整列配置の群模型において、風向に直角な街路の中央
と、風向に平行な街路の中央、それぞれ、測定模型の正面と真横の2個所であ
る。千鳥配列の場合は、風上面の正面1個所とする。各測定位置で鉛直方向のプ
ロフィルを求める。
測定は、風洞風速を9.◎辮/sに設定して行う。1型プローブの熱線を測定位置
に合わせ、熱線が風洞風向に対して直角方向になるようにする。熱線流速計アン
プにてリニアライズされた出力を、AD変換器にて20期sec間隔で400個データサ
ンプリングし、インターフェイスを介してマイクロコンピュータに入力し、平均
風速及び乱れの強さを計算させて求める。ここで言う乱れの強さとは、乱れの標
準偏差をその高さの平均風速で除したものである。また、各高さの平均風速もZ
漏500門出での風速で除し、無次元化して用いる。
3−3−2 平均風圧力及び風圧係数
風圧力測定孔及びピトー管より導圧管を通り導かれた風圧力は、歪ゲージ式圧
力変換器により電圧に変換される。この圧カー電圧変換直線は、原点を通る直
線であるが、気温の変動による空気比重量の変化及び、動的歪測定器の出力感度
により傾きが変化する。これを更正するために、基準となる更正直線を求めた状
態で、風洞内の基準圧力位置の静圧と動圧と空気の比重量を測定しておき、毎回
一13一
の風圧測定ごとに測定する基準圧力位置の静圧と動圧と空気の比重量との比を考
慮して算出する。
動的歪測定器の出力は、A−D変換器でデジタルデータに変換した後、インタ
ーフェイスを介してマイクロコンピューターに入力、基準となる更正直線に基準
圧力位置の静圧、動圧、比重料を考慮したプログラムによって平均風圧力とし、
フロッピーディスクに記憶させる。
風圧力は、基準速度圧で除して無次元化し、風圧係数として算出する。今回の
実験では基準速度圧を求める位置を問題とするため、数通りの高さでの風速及び
乱れの強さを用いて基準速度圧を求め、風圧係数を算出する。
基準速度圧を求める高さは各模型の高さの2倍、2.5倍、3倍、5倍及び風洞
内自由風速の5点。位置は風向に直角な街路の中央である。
速度圧は、一般に式3によって計算されるが、石崎20}らは気流の乱れの成分
を考慮した式4を提唱している。本実験では、市街地の内部から、やや上空とい
う比較的乱れの大きな気流を対象とするため、乱れを考慮した式4を用いて基準
速度圧を算出する。
式3 q凱ρV3/2
式4
記 号
ノ ゆ q譜ρV2 (主÷V’窯/V2)/2
q :速度圧 qノ :変動速度圧
V :風速 ▽ :風速の平均値
V’:風速の変動成分 ρ :空気密度
4.気流に関する実験結果及び考察
4−1 風速及び乱れの強さのプロフィル
風速及び乱れの強さのプロフィルを示す座標系として、縦軸に測定点呼さを、
横軸に高さZ鵠58◎醐の風速で無次元化した風速比と、乱れの強さを%で標示す
る。風速プロフィルは白抜きの記号、乱れの強さは黒く塗り潰された記号でプロ
ットされる。片対数グラフであるため、風速プロフィルが直線に近付くと、より
対数法則に従っていることになる。また、その直線と縦軸との交点は、Z。[m副
という地表面粗度の状態を表す指標である。地表面粗度の状態とZ。の関係を表
一14一
4−4−1に示す。また、風速比が1付近で一定になる高さがある。この高さは
境界層の外であると考えられ、境界層厚さとしては上の直線と風速比1の直線の
交点以下であると考えられる。本実験では、風速比0.99である高さを境界層厚
さδとする。
表4−1−1 Z。と地表面粗度の関係
面の区分
1(滑)
Z。(c恥)
G.001∼0.2
適 用
2(やや粗),
0.1∼20
3(粗)
100∼15◎
4(非常に粗)
100∼40◎
障害物のない
低層建物が点
中低層建物が
高層建物が密集
ス原、海岸
ンする郊外等
ァち並ぶ市街
キる市街
4−1−1 配列形態の違いによる比較
底辺40醐の模型についての実験結果は、下記の表に沿って示す。また、各図と
も風速および乱れの強さをD/aごとに分けて示してある。図中の記号の○は整
列配列、△は千鳥配列、□は模型を取り除いたラフネスのみの場合である。
底辺40盤競
図4−1−1… 高さ2騙朋
図4−1−2… 高さ4◎鯛
図4一王一3… 高さ60田窺
図4−1−4… 高さ8伽醗
配列形態による影響は、模型高さ20繍護0關,8◎鵬雛でD/a・◎.5、◎.75で模型弓さ
の2.5∼3倍まで、D/a・LO∼3.0では1.5∼2倍程度まで及んでいる。模型高
さ6伽癬ではD/aによらず高さ1.5倍程度まででプロフィルの違いは無くなってい
る。
模型を取り除いた状態のプロフィルとの比較では、模型高さの4倍程度で違い
は見られなくなる。このことから、模型群の影響は模型高さの3∼4倍程度まで
及ぶと思われる。
4−1−2 建物高さの違いによる比較
底辺40m醗の模型についての実験結果を次頁の表に沿って示す。また、各図とも
風速および乱れの強さをD/aごとに分けて示してある。図中の記号の、○は高
一15一
稽
◎翼日電…劉
o輩劉認列
ム華鱈認孫
ム千.馬箆列
ζヨ幾毎…馨をΣZり蓬…つた塔含
Ei嬢犠欝を職り…さ…つた蟻合
5GO
50。
_
e鍋△
ム
灘
醜ム
50
疑翻ム
△◎
幾馨ム
齢
△
翼壁
搬
△0
△
△0
蒲
蹴
50
100
惹。
璽
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細
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加。・醒
許
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亀由量
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△c颪
⋮
6、鋼
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0
10
触
50
5 薯
。 o・5 肇・o〔〕10z。…◎◎
0 ’50 憩O価10.!OO(・ち)
△亭。二瀬列
口建轡詳をΣ∼り…≡…つた壌舎
鍾
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10
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50
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乱取畠血
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⑳
◎轟△
蓬。
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1・OO/Oz嚇。
o盤列疑列
Z
盈豊轟田螺
麹戯画艶認
50
「 「 蓼 量
0。5
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星 響 雪 書 i
違鴇ざ20論(D/a畿0.75)
一齢ぷ
藍島叢瓢怯一
ム。
0 50 10(撤10.!00(。/。ゲ
建彰聾心さ2◎甜認(D/a=O. 5)
o憂第擬彊
◎△
△
◎魏ム ム 醗ヨ
5
蓼 響 1 簑 量 婁 1
置 1
◎ 。・5 恥心,。、。。
1・OOIOz.§◎◎
0 50 蓬OQ億…1ひ給G(。!。)
〇 50 給(癒心loo(・!◎)
建勃1響き2導戯儒(D/a雛王. ○)
酒肉菩さ20潟鵡(D/a識2. 0)
◎薮列ζ…列
A予科翼…飛
・為重鑓麟を竃う去・た髄
50。
艦 臨
鐵
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甑
自
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鍵
譜
5◎
髄
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蝉ム ◎
△ [ヨ
幾虚
艶
紛
α 癒
融 臼
乱◎
5 曜
O・5 肇・00,0z。…◎G
図4−1−1 配列形態の違いによる比較
0 50 100/爺10.100(・!。)
建物高さ20爺蹴(D/a雛3.0)
一16一
巨霊鹸
(i)翌列配タl
z圃晒
o翌タ」憂列
△率羅配第1
A千馬琵列
蓋 り の
荘】鐵窃鐸を置ユり葺…つた堀含
の♂
.論磁・畠
△
︽
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齢麺鼠説鯛
50
a盤㈱
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100
轡 書
趣
滋 凌)薮コ
’100監 魂・
職 的磁
5。蹴ムム・畿。歪
識 護) 田
踏○ム ム 幽総
劔
竃O
恋 ム o
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・ 麗
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5
1o
r 書 1 蓼
登 ;
1.0一一
50 1。(糠10.100(・/。)
建物高さ墨0翫識(D/a瓢0.5)
建物;葛さ40溌灘(D/a=O。 75)
◎駿ヌ職列
ヒし畿愚冷血
轟㎜
o鷺ヌ戚タ1
△千馬混朔
◎囲 △
5◎ 書 1
50 l
o・5 ・著・。010剛
@ @ 趣ヂ臼
ム細
@◎△△
10
鯉
紬
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50
㌔ムム
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◎
臆念麗麗8
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田田・
感 翻
鯛
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ム
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oムム
土塗翻
隙醸轟繋翻窓
@ 立含二塁…一
亀念畠愈
1 た 竃O
撃 1
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0 50 100価1脚0(・1.)
5G
Bi5書
5Q 0・5 竃。00!Oz腰…◎◎
1◎o
蔓ヨ ム
・蔵
飼
Ei・ ・i・。1。_
O 50 董CO嗣胸○(・/.)
〇 50 ’蓬。(糠ノO.10G(6/・)
建勃、葛さ4。悶(D/a凝1.o)
建撃力葛さ40二灘(D/a識2. ○)
◎驚列配列
1 …・ O血墨
﹂ト藍盛麟幽
z剛鰯
△千轟轟…列
1◎
@ 遼磁
o田再思
ム
﨟「鋤⑧
@趨舳直
50
鰹9 △
三絶竪慧
窪oo
o蟹ムム 細
50 ,
α5 1・OO/O、。蜘
図4−1−2 配列形態の違いによる比較
0 50 IOq励ひIO◎(・ノ.)
建勃高さ4◎葡(D/a=3.、0)
一17一
ム奮
◎慧界擬列
ム三越裂躍
z圃漏
ゐ鵬
G肇列梁列
難譲嶺饗を澄り…讐つた:場合
賎
轟OA
50
轟魎 巳
。箇蹴総寧
私
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電◎o
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魯 灘 ム
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@ @ 斑)Ei
6
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◎◎εめ。寧
齢乳・響
箋◎◎
△苧,購翌列
〔ヨ霊勃馨をΣzう擦…つた場含
⑳1ヨム
鍾
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庭)蜜
10
田 轡 ム
・ 癌
鵬ム
5
警 婁 蜜
婁 1
難。 響 l
。 蜜
0 0・5 1・OO/Oz成◎
o 5。 1。0源10.io。(・/.)
0 50 10Q辰ノO。100(。紛
建勃高さ50蘭(D/a凱0.75)
純益高さ60穐3(D/a識0. 5)
G輩列混列
o輩罫匠列
舷畠叢轟膨…
ム苧愚ζ…列
ζ為1磯撫を鋤勤煙査
5甲慧
50Q豊
彰9
◎
・鯛 A
o艶
磯
50
麹麟
・ 纐
重0
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l 撃 蓼
◎訟
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ム.
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5◎
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ム
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醜膿鶏繧鰹
日
蝿㌦
鉤ノ﹃
飢鰯紬⑩
覧
箏◎◎
㊥
溜
羨)鰹
ム 飽
50 o・5 i・。o!o、。,,。
0
0 50 100価10・100(。/。)
0 50 !Oq彫ノO.IOO(。/。)
建翰葛さSO錆灘(D/a瀧1. O)
建i捗コ、嵩さδO臣驚(D/a畿2. O)
◎蓑列甕…調
ゑ騎馬蕊列
§◎o
爵
竃◎◎
8。調
煮・!礁㈱り葺つた塔合
斜融’
ム o㊥あ
5◎
’oム A⑱
o ム A ⑳
o ムゑ 幽
。 ムム
。
墨◎
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5
△
幽
, 蓼 蓼 董 1 響 書 量 蓼
◎.5
1。Oo10z.鶉6
図4−1−3 配列形態の違いによる比較
◎ 50 10(緑ノ0.IOO(。1。)
建拘高さ5033(D/a謹3.0)
一18一
il翻奮.
為GG
△稿翻
a ⑫田ム
50 醗ヨ ム
50
遵)翻 磁麟、
⑳
’圏 田⑳A
◎醐 【ヨ ㈱ム
10
麹
10
ム 劔
5 響 婁 1 量 毒 翼 霧 }
50 沿0餉胸0(・ん)
◎ 50 蕃0。原心IGG〈・ん)
魂
建勧高さδ0雛儒(D/凛雛O.5)
建勃蕎さ30癬彊(D/a=O. 75)
◎驚列翼列
Q泣男機第1
△予遇溌口
△羅馬翼タ1
薬超ヨ ウ ムε
B.5u
書
罪
蓼
警
蓼
禦
1
@ 齊・繕欝
・趣
@ @ @姻磁♂
@ ◎◎¢謹醸
@ 5。口目
蓼 婁
。・5 .1・Oolo醐
0 ⑳
董。
田⑨ム
@曾ム︽ム
50
△ 鹸㊧⑭鋤
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ムム
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鴨撫認鑑騨
即田儀田田
鋤
・ 躍
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5
的鉤舳葦
麟
50
雛西川舞を黙り牽つた場含
5◎G
◎
触蓋&農
106
10
紐 繊
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5
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@ O冷ね督
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箆 鯉全灼
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四三 (iρ 【撃
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釣鋤 細
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&予遇誕列
磁嬢掬欝を致り去った堀合
釣
駄磁 蘭r 5。o
G葦タ燦三タ1
︵ 5
o変列蛇タ1
Q sQ 1。(楡!O.10。(・!。)
0 50 IQq屈心!0。(・/.)
建総高さδ◎闘(D/a識王.o)
建物高さδOr綿(D/a=謹2. 0)
o翌列蓑…列
△千馬琵第1
轟・!臼 500
ム ム
0 ゑL ム
昼 響 豊
0
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⑱⑱㊥駒
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0
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50
ム﹁
80◎
1QO
5
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戯麟
⑳
⑬
1 , , 響 蓼
0.5
1・Oo10z。,,。
図4−1−4 配列形態の違いによる比較
0 50 筆0(楡ノO.100(。1・)
三振高さ80論(D/a=3.O)
一ユ9一
さ20囎、△は高さ40醐、□は高さ6伽癬、▽は高さ80膿田である。
底辺長さ嗅◎囎
図4−1−5… 風向に直角な街路で測定したプロフィル
図4−1−6… 風向に平行な街路で測定したプロフィル
模型高さによる影響は、どのD/aでも高さ約250麗田まで及んでいる。当然な
がら、模型高さが高いほど風速に与える影響は大きく、軒高より上での風速は小
となる。風向に直角な街路で測定したプロフィルでは模型高さより下ではプロ
フィルはかなり一致する。風向に平行な街路で測定したプロフィルでは、D/a
が大きくなると街路風が発達し、模型高さによらず対数則に沿わなくなってい
る。
底辺6肱搬の模型についての実験結果を下記の表に沿って示す。また、各図とも
風速および乱れの強さをD/aごとに分けて示してある。上中の記号の、○は高
さ30鯛、△は高さ60蘭である。
底辺長さ60田醗
図4−1−7… 風向に直角な街路で測定したプロフィル
図4−1−8… 風向に平行な街路で測定したプロフィル
上記の場合とほぼ同様に、模型高さの影響は約25伽mまで及んでいる。また、
風向に直角な街路での測定では模型高さ以下でのプロフィルはほぼ一致している
が、D/葎3.0では模型高さ66闘の風速がより大きくなっている。これは、模型間
隔が底辺4伽隙の模型に比べて1.5倍になるため、模型高さ以下での気流性状が異
なるためと思われる。風向に平行な街路での測定では、上記と同様にプロフィル
が対数則に沿わなくなっている。
底辺80踊の模型についての実験結果を下記の表に沿って示す。また、各図とも
風速および乱れ②強さをD/aごとに分けて示してある。図中の記号の、○は高
さ40囎、△は高さ80醐である。
底辺長さ80醐
図4−1−9… 風向に直角な街路で測定したプロフィル
図4−1−1◎… 風向に平行な街路で測定したプロフィル
一20一
△鍍鋤、;罵さ撫轟
マ謎.翁蕩さ50繭
1QO
織・v
鋤 蹴 v
5じ … i・…
o 。・5 1・Oo心、。憩。
イ二亡二童亟
5・
Q 50
0 50 1Gq嗣。.IGO(・1.)
◎鶏鞠滞叡。α識
G雛鞠;薪さzo繋3
ム譲物薦さ{o蕊3
△餓物;斑登・4¢翻
蓬写逆乱濃警
ゆなこゑ さ さこ
轟、マ錦灘 ノ鶴
頓
@ 臼△O
W
50
峰難燃
匹蜜
Ioo
董OO価ノO.1GO(・1.)
屠三.辺長さ40鍛瓜(D/a識0. 75)
底辺長さ40蕊轟(D/a罵0.5)
蹴
V
∂
てヨム ◎
重。
沿
紬◎
W
軍ヨ⑬ 鵡
電ム趨
V
醗
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器『ム
ム
50
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餓黎
笛簿ギ
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50
o 重Y
10Q
▽ 鳶G
意曲譜嘩
鶴
チ
驚嬢務蕎さ§§寵
▽譲㌫濁お翻鵠
、浄
z飼㎜
◎誌笏議叡。漏
△盗扮滞さ.4c疏
1ヨ認鞭烹さsq蒲
・為1
50。
(三)鑑笥擬きz駄翼
富 感
5◎◎、 毎
簿
斡
衡・ 職e
細r ▽田ゆ
1◎Q 翻¥ マao
戯翼 ▽γ 呂 釣
マ⑦ム田 擬 鳶◎
5◎ r範ヨ⑧ム・ 滋7麟。
咽 @・ ム 9
軸 ③ ∈〉適麟
G
⑧
聯
喚 ◎ 麟
⑩《陣
竃0
肇G
鋳
;
,
5
讐 蓼 婁
5σ
o・5 1・。010,棚
◎ ・◎・5 玉・σ010醐
。 年0 雀0(憶10.100〈・/.)
0 50 ■00価10.10Q(・1.)
側辺艮さ4σ鐸篇(D/a==1. 0)
底辺長さ40吊鐸(Σ)/a=32. 0)
o議㌫濯…盛、ZG鱒
A丁目王都¢儲
z簡
田茎&物薦ざ6α儲認
窟
5。o
フ
醤呂も
▽霊物藁都q己誕
晦 ⑳
’番 v掘罵6
壌oo
⑱叔鶏 ・騨 田 鉤
r∂ム 蓬棚 ・魑◎
鴨“幽
瞬。
▽@ ムム 踏¥0
50
竃ヨ愈 A(…ン
萄 (》 戯Y
肇0
⑧ ム「騨
、
し◎
5
斡。
0・5 茎。0〔}ノOzコミ◎◎
図4−1−5 建物高さの違いによる比較
0 50 書。0億10.{OG(・1.)
底辺長:さ40前銅(D/a=3. 0)
一21一
蓬)譲翁溺きz塁論
◎援轍譜さzo邑3
A鍵栃;薪さ46篇
懸逡鋤斎さ弱翻
ゆぬかおさきむここ
マ譲鋤㌶さδ馳=
@ @ εムA画
細ムム(強
マξ…趨。 ム
董0
▽鐙 (…渦
・急
謬
100
50
10
1・◎O/O,細
底辺長さ40繍(D/a翼O.75)
◎鶏鞠欝毒z恥葛
△姥笏護さ《o隅
謡零灘1: 書
毬
書
ぽ
毎 て適
卿 ▽訟
マ㈹
▽磁盆3
1。o懸 ▽♂留
▽磁ム。
駄 誕v
△o
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㊧ム マ厩ヨ
齢騨 ▽鰹的
△o
鹸野 ▽【霞㊥
50
⑳増▽臼AO .
⑳孟ア鵬斡◎
解【立面 絢
⑱ム掴Fγマ【ヨム。
voムム(…》v
麟師ヨム。
vεヨ∠ら焔) 躍v
給
B.5
・トー瑞。ぐ、)
轟、マ・・細鵠
50
》ヨム o ⑳ ム聚マ
5◎ 騨 響 1
△譲㌫濱蓬40韻
懸譲窺簾さ50隠轟
画
甑擬v
㌔騙擁艶玲。o
▽【3 ムム o掴v
o塁㌫概灘a鵠
鱒
犠Y▽誠蟹
▽[ヨβ e《 鯉v
底辺長さ40π矯(D/a瀧0. 5)
1◎○
磯 謬
ξン【ム ム醗 OV
5Q 1。。価心1。。(・1.)
5◎◎愈
毬
β
擁 事
婁 霧 墜 f l 1
F 5。。
律
5
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▽
駄零
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3 ぬ
5◎
臼 ム 。
@▽6。傘。・
W田嶋ムう
γ
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舞讐
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5GO
毬吟¢岬
・為!
ゑ譲鋤濁さ鵜蹴3
㊥畑△o
10
顧 o⑱ 「ム躍
5 撃
⑧軸蛤。
5
しg l 歴
0 。・5 董・OO,O剛
。 。・5 …・Oo/o、珈
。 5。 !00価〇三1。。(・/.)
◎ 50 10Qκ蘭.鷹00(・/.)
底辺具さ4◎蘭(D/a=1.0)
底辺長さ40澗儒(D/a驚=2. 0)
○鑑輪護者zo3轟
A猛物圏費40認
舞働
壌◎o
斡
謝
’騨
晦
50
審霧
謡荘重難
v珍
認
軍ヨ鉤
一
州
㊧禽
▽田・的
⑱ム駅
田△o
旧△o
▽凹△o
⑳舞 報3A◎
竃。
齢射γ田ム。
5 費
◎ 0・5 重・OO/O,.,、。
.図4一.1−6 建物高さの違いによる比較
◎ 5。 100画O.100(・ノ.)
∫惹「モ玉{三座さ40議5℃(D/a臨3. 0)
一22一
鵡・ド糠: 1
100.
50
o ム
ム
⑱ム
底辺長さ60鵬(D/a瓢0.75)
z飼脚
釣
態¢e幽
・み,長呈灘1
⑳ム、
〇 5。 1。0僅心壌OQ(・ん)
底辺呉主60繍(D/a雛○.5)
愈駄
・笠◎
o霊笥;観さ3¢魏
A箆告;畷さ§o鎚
△oあ
♂ 紙
等ム
重QO
会㍉80ムム
50
趣
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△
ム⑨ ⑫A
△
鈴 ム㊥
血, ⑧
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o
色 駄
10
ム%o
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幅、 Ao
5
△△
5
蜜 霊 罪 曾 1
。 5。 1。o働O.1。。(・!.)
IG
的
蓄◎
5。 ・.5 1.。。1。、面。
5◎
△o
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曇 霧 1 華 蓼 撃 1
1◎◎
凶
⑧
o
500糎
魯
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o.
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ム
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⑧ ⑲
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講
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ム ム
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盛。 ムムム
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轟・1鱗 慧
汐
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△△
ム o
胡◎ノ
⑧ ム
ム壷へ
⑱
ム⑱
ロ , 響
◎
5◎ ,
1・◎01む醐
◎.5
Q・5 !・Oo/o襯
0 50 10qκ鐸i10鳳雀OO(。1。)
0 50 雀00癒ノO.100(・1。)
底辺呉さ60蘭(D/a=1.0)
底辺長さε◎灘儒(D/a畿2. 0)
・急・蓋宝鷺慧:
⑧
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智慮≠
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齣
ム
ム
イニゴ亡ニゴ亟
5◎
図4−1−7 建物高ざの違い玄こよる比較
0 50 !◎q価10.100(・1.)
㍉ξ
底辺呉さ60m傷(D/a嵩3. O)
一・
Q3一
猷 △◎
一触 〆認
100
⑧ ふ△ o
50
⑳ ムム G
s◎
凸 (き
△ ㈱o ム
ム ◎璽 ム
A O
壌o
△
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⑳ ム
@ @ @ @ @、
ム
△◎
⑧ム
婁
50 蜜 摩
0
黶B
鹸 ム(り
董oo
@軌・⑳△△
@ @ ムム◎
△◎。訟
△…曲概さ60コ畠
500
念eOo
o鷺翁湖さ3伽“
Z
く舳}
ムム⑳o
毬68的
ム霊毎議さ60嬉協
卜転鹸㊥r:廓
z鋼綱
o墨㌫滞さ30繍
5Q 屡
o・5 L。010,。,。。
0 50 1α価脚C(・/.)
◎ 50 10(癒10騨100(。ノ。)
底辺:異:さ6G罰鋳(D/a瓢0. 5)
z圃謝
轟脚
o譲凌議さ籠=昌
ム鑑鞠蕪さ66調
OO
ム
`竜
飯働
麟
愈胸 一=:一
肇oo
際辺呉さ6◎萬r讐(D/a驚0.75)
50
幽 飽
竈 ぷ
評
働ム ム◎
◎
50 ”麟. ム。
調法
駄 A(う
麟 △Q
鋤(ム
麟 ム。
鉦) ⑳ム
10
ム。
雀o
& ム
華
5
◎ o・5 !・Oo/0z。菊。
⑱ム。
し︽︶
5
蓼 亨
0・5 1・OOIO、。,。。
0 50 !00働O.!。。(・/.)
0 50 遷00、r蒼董1040G(。/。)
際.辺呉さε◎篇の/a慧1.○)
際辺:畏さδ0議鵡(D/a識2。 0)
ゐ脚
。認翁叢都。儲
△墨勘縞さぎ幅
窒三
愈
鎚ρ
△畜
10◎
瀞
二
§◎
鹸
訟
獣
達◎
鱒ム
し◎
5
芝
100 麟、 め
釣
座《o
ム雛犠高さ墨。開
山 8
麟 ‘G
灼
△
o認萄;薪さ30調
△G
△e
△◎
△◎
1 蓼
◎・5 雀・Oo!o,.,。,
図4−1−8 建物高さの違いによる比較
◎ 50 董。q罎1ひ1。o(.!・)
∫葦モ無二…塁をさ60講謂踵 (τ)/a == 3。 0)
一24一
轟檸::1謡
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底辺呉さ80醗・・(D/a二〇.5)
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崖モ辺:夷さ8G需鍵(D/a=諜0。 75)
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側辺:農:さδG3謂(D/a雛2. ○)
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1・Oo心、枷
図4−1「9 建物高さの違いによる比較
0 50 10q眉降10溜100(。1G)
蔭辺呉さ80・億(0/a識3.0)
一25一
△(う
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◎ 50 1。(惰…ノ〔=}2100(o/o)
0 50 100価10.釜00(・1.)
タ藁辺長:さ8◎笛急(D/a識O. 5)
底辺畏さδ06陰こコ(D/a寓0.75)
藍
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0。5
1・。o心、。斑。
。 50 1。q麺ノ脚○(・/.)
0 5。 10(強ノO慧竃OO(010)
廉辺叢さ80吊億(D/a=1.0)
圧…辺:罠さ80誹灘(D/a=2. 0)
蕪灘謡
5◎
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㌔急麟艦麟
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図4一.1−10建物高さの違いによる比較
0 50 筆00/駒O.10。(・/.)
底辺長さ8G論(D/a凱3。0)
一26一
前記とほぼ同様に、模型弓さの影響は約250鱒まで及んでいる。また、風向に
直角な街路での測定でも、模型高さ以下でのプロフィルはほぼ一致しているが、
D/a・3.0では模型高さ80m織の風速がより大きくなっている。これは、模型間隔が
底辺4伽田の模型に比べて2倍になるため、模型高さ以下での気流性状が異なるた
めと思われる。風向に平行な街路での測定では、やはり上記と同様にプロフィル
が対数則に沿わなくなっている。
以上より、建物高さの風速プロフィルへの影響は、境界層高さ一杯まで及び、
建物高さが高くなるほど風速は小さくなる。風向に直角な街路での建物軒高以下
での風速は、建物間隔(街路幅)がかなり広く(D/a=3.0)ならない限り、建物
高さに影響をあまり受けない。
4−1−3 底辺長さの違いによる比較
建物高さ40蹟田での比較を、下記の表に沿って示す。また、各階は風速および乱
れの強さをD/aごとに示してある。子中の記号の○は底辺4伽懸、△は底辺8◎
m網醗、口は模型を取り去ったラフネスのみの場合である。
婁物高さ40箭継
図4−1−11・・㊤風向に直角な街路で測定したプロフィル
図4−1−12… 風向に平行な街路で測定したプロフィル
建物軒高(H篇40鞭)以下の風速プロフィルを見ると、風向に直角な街路では
D/aコ0.5,0.75,LOのプロフィルは、底辺長さに関わらずほぼ一致する。 D/a・
2.0,3.0のプロフィルは、底辺長さが大となるほど、風速は増加している。風向
に平行な街路では、D/a・0.75,LOのプロフィルは、底辺長さに関わらずほぼ一致
している。D/a・0.5,2.0,3.0のプロフィルは、底辺長さが大となるほど風速は
増加する。
建物群上空の風速プロフィルに関してみると、風向に直角な街路では、風速は
底辺長さに関わりなくD/aごとに一致している。わずかに群葎◎.5の底辺長さ
80珊鵬では、H=59∼100孤瀟で風速の増加が見られるが、これは屋根面上を流れる
剥離気流の影響が強くなったためと思われる。風向に平行な街路では、D/㌘1.0
を除いて風速プロフィルはほぼ一致している。D/群LOの底辺長さ4◎闘の風速が
大きくなっているのは、底辺長さ80闘では街路幅が広くなるため、屋根面上を流
れる剥離気流の影響が弱くなったためと思われる。
また、建物群を取り去ったプロフィルと比較することにより、街路の方向性や
一27一
○驚iユ長さ463“
o鱗互叢寄40コニ
孟・! A雄遊蚤さξG雛
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[ヨ鶏鑑魯i馨享をΣZりi…曇った餐聾合
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G薦目釘寄40“識
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嵩、醐襯戴・黛。…
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◎炉辺長き毫弓二議
A理…灘長きδ偽ユ
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0 50 100価心沿。(・ん)
気≧勃高さ40飛m(D/a,二:O.75)
逡愚母さ40鑓簿(D/a禦0.5)
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7
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5。 1。。癒心1G。(・/.)
0 5。 竃。0価10.1。G㈲
.建窃嵩さ4G繭(D/a凱1。o)
建勧高さ40吊「躍(D/a鑑=2. 0)
Q鑑…夏i目星4弓鎚
・為蓋盤護二一
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◎・5 LOo/G、枷
図4欄1−11底辺長さの違いによる比較
0 50 IOO画0.100(・ノ.)
建物高さ40r照(D/a==3.0)
一28一
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○口辺叢さ40爲コ
◎ 50 100価10.100(。/。)
0 50 100価10.IOO(・/。)
淫笏高さ40第億(D/a=O. 5)
建物烹さ40吊鵡(D/a==○. 75)
。賎辺羨さ4◎竃謂
(i)儀辺呉蓬《033
・急・!
△屡近長きδ03二
ム躍…辺長さδ蔭嵩二
紅ヨ鍵物欝を滋弓彗…つた堪会
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50
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e鍵翁繋を取り……つた楚i舎
竃幽澱
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50 蓼
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0 50 100価10.!00(。!。)
50 1G(≧回心.IGO(・/。)
建物高さ40鐙期(D/a訟1. 0)
建物高さ4G餓購(1)/a==2. ○)
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く…)屠…戴条さ4aユ霞
A擢…遊長薪δG嵩儲
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幽幽物欝を夏エ箏葦…つた場含
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o△
竃0
ム⑫
◎△
50
図4−1−12底辺長さの違いによる比較
◎ 50 き0(緬G.!00(・1.)
{£物㌫篤さ40∫n癖(D/a驚3. 0)
一29一
D/aに関わらず、建物群の影響は境界層高さいっぱい(約200紐m)まで及んで
いることが分かる。
建物高さ6臨調での比較を、下記の表に沿って示す。また、各図とも風速および
乱れの強さをD/aごとに分けて示す。血中の記号の○は底辺3◎m繍、△は底辺60
囎、□は模型を取り去ったラフネスのみの場合である。
妻物高さ60瀾
図4−1−13… 風向に直角な街路で測定したプロフィル
図4−1−14… 風向に平行な街路で測定したプロフィル
建物軒高(60囎)以下の風速プロフィルを見ると、風向に直角な街路では、底
辺長さに関わらず風速はほぼ一致する。僅かにD/a讐3.◎で底辺長さ60田瓢の風速
が増加しているが、これは街路幅が増加することにより上空の風が吹き込んだた
めと思われる。風向に平行な街路では、底辺長さ60m阻の風速が増加する傾向が見
られるが、これは街路幅が広がったことにより、街路風が発達したためと思われ’
る。
建物上空の風速プロフィルを見ると、風向に直角な街路では、建物底辺長さに
関わりなく風速はD/a毎に一致している。風向に平行な街路でも底辺長さに関
わりなく風速プロフィルはD/a毎にほぼ一致する。
建物高さ8◎鯛での比較を、下記の表に沿って示す。また、各図とも風速および
乱れの強さをD/aごとに分けて示す。図中の記号の○は底辺40瀾、△は底辺8◎
關、□は模型を取り去ったラフネスのみの場合である。
璽物高さ8伽醗
図4−1−15… 風向に直角な街路で測定したプロフィル
図4−1−16… 風向に平行な街路で測定したプロフィル
建物軒高(80醐)以下の風速プロフィルを見ると、街路の方向性やD/aに関
わらず、底辺長さが大のもの(89簡蹴)のほうが風速は増加している。これは、風
向に直角な街路では底辺長さが大となり建物軒高以下への上空の風の吹き込み
が、また、風向に平行な街路では街路幅が広がったことによる街路風の発達が、
それぞれ影響していると思われる。
建物群上空の風速プロフィルを見ると、底辺長さに関わりなく、街路方向、
一30一
L
◎悪近異さ4αニニ
z例㎜
o便…辺呉都吐コ
・晶・!畠罵欝一
△鰭辺叢さ鱒龍
[ヨ譲換欝を鞍り去った愚合
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醜嶺 鷹oo
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o・5 1・。o心,。、,◎
0 5Q loq罎10.!o。(・!.)「
0 50 給(癒…1〔=}臓100(。!。)
建勃葛さ50繭(D/a瓢○.5)
建物葛さ50篇(D/a=0.75)
o建…灘呉蓬撫傷
・魂
◎選鍛異さ掩・
ム儀遊羨さ§恥灘
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臨器贈翼壁
@ @ IQG
5G
5。o
磁鑑犠繋をゑう曇,た塙合
⑳
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噛癖
蓬◎G
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磁
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10
A愚i澄曼さ§己篇
・稽
◎の③毬寧
B譲㌫欝を裁り曇った出会
5CO業
避漉
10
麟歯
・ 認
磯
念翼
50 瞳 量
50 蓼
◎
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⑳ム鰹
鉱 ε
麟駅
愈
3
o・5 雀・Oo心、。,◎。
5。 竃Gq隊心10G〈・!.)
50 ’ 鵬極融。○紛
建:勘高さ60召矯(D/a=二2. 0)
建物蕎さ60:轟篇(D/a==工. O)
◎眠辺異さ‘毒断
船霊識・…
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100
10
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5 駐 1
◎ o・5 茎・Oolo,。,。。
図4−1−13 底辺長さの違いによる比較
0 50 肇。0厚10.10C(・1.)
逡物資さ6隔(D/a諜3.0)
一31一
◎懇述異さ40=昌
o蓬…遊畏さ45筑麟
5Q
10
警 曇 奪 蕃 1 蓼
㊥
0 50 1QO爺ノO.100(。1。)
0 50 iOO極!O.100(。ノ。)
建勃蕎さ60苫薦(D/a驚0。75)
逗:窃高さ50πコ(D/a==0.5)
◎口占叢き峯e露轟
◎理…辺叢さ峯。課
・為!
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5GG
100
@ @ @ @ @ @ @釣
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擬議瑚綴麗
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獲!譲鵠慧を翼三り…註…つた堀合
め。¢9♂
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5◎◎霊
ム賎遊曼さ60鑓5竃
鷺。◎ε翌
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・為膵譲万一・
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5 ,
0.5 雀.00/Oz。…◎o
曇 1
0。5 董・OO∼Oz。…◎o
雀◎◎
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5
〔ヨ嬢栃欝を歪ユリ…葺つたま箋含
@調覧心
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△繹…辺長さ6q瓢詔
△臨
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05 葉・0〔⊃1〔lz。5◎o
Pゆ。,。 。
0 50 100/琶1!O蔑100(。ん)
〇 50 1CO∫爺1〔〕。10G(。1。)
建物嵩さ50毎濫(D/a=1. 0)
建1物置さ60鵠識(D/a=:2. O)
o蔑i互呉さ4a昆翁
蟹鋤
拾
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圏麹 ○△ 田
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5
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5◎◎
賠$8♂
二念霊甕欝・・…
0・5 茎・OO/Oz。5βo
図4−1−14 底辺長さの違いによる比較
0 50 100∫亟1〔〕.100(。ノ。)
…璽:豊野;さ60議謡(D/a諸3. 0)
一32一
o理…遊i茱さ‘q騙
○遷…辺叢さく。儒
△擢…迎羨さδ¢鎚
轟・1
磁漣物讐を竃り毫つた塊含
5GO愈一
5。G
◎△
ム
10
董o
ム
50
・△
L__エ』聖
0 50 1G肺1ひ!。0(・ん)
。 5。 雀GO癒/胸0(・/.)
廷鋤高さ80詔鵡(D/a=0.75)
建物高さ80灘吊(D/a蕊0. 5)
o愚戴蚤蓬46篇翻
◎理…辺叢さ4巳臨
誰
5◎○
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ノ。△
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ム幽
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鋤
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ム ⑲
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1 蓼 } 撃
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1・Oolo,枷
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5
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麺
10
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麺
66
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趨
磁総携欝を致弓釜…つた塔舎
㌔甑辱
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盆3
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闇闇掬鐸を取り……つた幽幽
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1 童 1 響 1 蓼 r 露 1
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50
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鑑ムム
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50
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⑳
塵糟 ︸
冤ム
1GO
幽
600£愈
騒建掬鉾を竃ワ曇った壌含
チ
鉱
△際遭畏き融藁コ
鵡・蓋
ム騨
聖 審
◎・5 鷹・Oolo、。,。,
0 50 !α癒ノO・100(.1・)
0 50 100≠ヒァ蓬10薦iOOぐ1。)
建物高さ8G灘訂(D/a瓢ユ. 0)
建i丁丁さ86筑臣(】D/a犠2。 ○)
◎澄辺異さ40α昌
・紘
△鷹灘叢塔δo轟α
臼鍵開脚を取弓……つた堀合
㊥趣⑪⑪
⑫
c鷹
6田田
, ム ムム
ム
◎
ムム
50
駈翫一審
肇GO
e感
葱燈毬㊥評
500
細騰
1◎
鈴躍
5・ 量
E.5蜜’
Eゆ。1。醜◎
図4−1−15底辺長さの違いによる比較
0 50 10(撤ノO鴻100(。1。)
建1‡力;葛さδ03超露(D/a篇3.O)
一33一
o離奴長さ4q踏
◎確辺叢さ4G幽
△悠辺長さδo開
・盤
念
・急藍
懸鐙趣箏を駐り去った堪含
500
9謡物騨を滋り曇った堪合
500禽一
甑
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50
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蓼 1 蓼
費 警 ひ 1
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0 50 i。(権噸00(・/.)
0 50 10(緬O.100(・!.)
建勃蕎さ80論(D/a驚0.5)
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50
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窪孝琵、1裏さ8G餓鑓(D/β==0.75)
◎愚遊長壱弱昌ユ
◎匿21長さ4丘鵠
ム田口長さδo調
△総灘長さδ§。コ
Z 【ヨ嬢鞠怒を滋り…きった堪会
{ヨ建鋤啓をΣzり…毎つた塔舎
50 幽
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0 50 1。◎餉胸O(・ん)
書 奪 1 雪 蓼 塵 9
5
建物高さ8◎吊灘(D/a譜1.0)
髪≧物蕎さ803識(D/a==2. ○)
。 0・5 1・00/O、.鶉。
〇 50 筆00Jrこ「芝1{コ罵!OO(。1。)
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磁譲拘繋を取り曇った瑳合
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○底辺妥壱46ユ嘉
図4−1−16底辺長さの違いによる比較
O SO 董OO掻10、100(・ノ.)
気皇物嵩:き80瀦鑓(D/a=3. 0)
一34一
D/a毎にプロフィルはほぼ一致する。僅かに底辺長さが大(80日田)の方が風速
が増加する傾向が見られるが、これは屋根面積が大となり、屋根面上を流れる剥
離気流の影響が強まったためと思われる。
また、建物群を取り去ったプロフィルと比較することにより、街路の方向性や
D/aに関わらず、建物群の影響は境界層高さいっぱい(約240闇)まで及んで
いることが分かる。
以上より、風向に平行な街路で、街路幅が広がることによる街路風の発達の影
響が見られるほかは、底辺長さの風速プロフィルへの影響は少ない。
4−1−4 街路の方向性による比較
底辺長さ40細の模型についての比較を、下記の表に沿って示す。また各面と
も、風速および乱れの強さをD/aごとに分けて示してある。図中の記号の、○
は風向に直角な街路の中央で測定したもの、△は風向に平行な街路の中央で測定
したもの、口は比較のために建物群を取り去ったラフネスだけで測定したもので
ある。
底辺長さ40附
図4−1−17一・高さ20搬羅
図4−1−18・一高さ40細
図4−1−19… 高さ60田醗
図4−1−20・一高さ80網面醗
図4一エー17に示す模型高さ20期鵬のプロフィルを見ると、D/a・◎.5と0.75では
街路の方向性の違いによる影響は模型高さの2倍(40田擶)程度まででなくなって
いるように見えるが、D/a・1.◎では25囎程度、 D/a・2.0,3.0では40囎程度の高
さで交差し、風速の逆転が見られ、影響は境界層高さ一杯まで及んでいる。風向
に直角な街路でのプロフィルが風向に平行な街路でのプロフィルを逆転する理由
としては、模型高さの2倍程度までは屋根面の剥離流の影響が風向に直角な街路
でのプロフィルに及んだためと考えられるが、模型を取り去った状態のプロフィ
ルと比較した場合、風向に平行な街路でのものは境界層高さ一杯まで一致しない
ので、街路風の発達による影響がかなり強いものと思われる。
図4−1−18に示す模型高さ40田摘霞での測庫でも2q闇の場合と同様1ζ、 D/肝0.5
以外では風速の逆転が見られ、風向に平行な街路の影響は境界層高さ一杯まで及
んでいるようである。
図4−1−19の模型高さ60閥、図4−1−20の模型高さ80噸の場合でも上記と
一35一
蓋
︸
蘭
z︽
o愚向に改角な騎終での謝箆
△騒向に亭8な貰鶏での灘芝
◎滋向に颪携な欝茎での滋廻
島!
[ヨ鑑犠欝を取り登うた堵合
㊥
§◎○響←
50
藍ヨ建鴇欝を竃り豪つた堪含
感
500轟一
鑑
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醜臨趨轟貌
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1◎o
△無荷に亭行な婿駐での謎箆
壌oo
50
趣
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輩 葉
0 0・5 1・OOIO翻
〇 50 100価ノO“OQ(・ん)
0 50 …OG爾0.100ぐん)
違憲高さ20回目(D/a算Q。5)
畦
乏£ξ勇高さ20照藷(D/a:篇0.75)
◎黒溝に〔髭角な欝羅での謎罠
G薦向に改角な貨姦での灘毘
A滋箇に平行な緩藻での調芝
△墨肉に早島な娠擦での灘驚
躍麟
翻解
熱.⑳《
50
麺 ◎戯△魯 臼
雀。
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O o・5 1・OO心邸
0 50 1o蛛ノ。、Ioo〈・1。)
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蓼 撃 ,
5
o演ム
砿。磁ノ④
鵬
50
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@ @ @ @ @ @ `細細8雷
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@ @ @ 激髄
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Z a…舳欝を取り曇った堀合
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磁譲徳詳を竃り曇った罎台
50Q跡
鑑
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0。5
1ゆ。心為…。。
0 50 10(強ノ〔レ100(。10)
廷勃高さ20急診(D/a瓢王.0)
畦
建物高さ20感心(D/a翼2。 0)
O毘箆に薩角な欝馨での灘驚
A雲霞に雲行な目路での気運
田譲務聯を駁弓……つた培合
5G。
麟
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o
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△{ヨ
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⑳△磁
5◎ 華
0。5 1.OO10襯
◎ 50
図4−1−17街路の方向性の違いによる比較
10(癒1ひ100(。1。)
建物高さ2◎禦魏(D/a蕊3.0)
一36一
魂
砿
o滋向に薩薩な貨路での樋琵
△滋満に平行な貰路での蔚芝
◎滋演に蔵角な蟹薬での灘簸
A灘傷に亭行な儀謎での謝更
日建翁欝をゑり§…つた堵合
Σヨ撲指詳を竃弓……つた場合
500
◎
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o
監儀鯉
磁
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AO 臼
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5
0・5 1・00∼O砿。
0 50 1。(癒1/O.10。㈲
0 50 10(癒∼〔}■τ00(0/0)
畦
建物高さ40灘銅(D/a諸0. 75)
。風肉に醍蔑な蛋警での諏鷹
A颪飼に平仔な{葦艶での謂芝
◎滋綴に〔疑角な轟轟での謂驚
ム蕊濁鵜亭行な蟹難での謝寒
。疑 ム
細
窪0
5
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◎蜜 ムム
5
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細
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@ 500選←
戯蹴激舳寵齢
@ @加超日
璽0
@ @ @ z 田鑑翰欝を竃り砦つた塔会
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竃
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灘艶騨騒
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麟g爵畑
田嬢窃欝を取り豪つた堀含
⑱ム
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建物高さ40r覧r嵩(D/a誠0. 5)
ム 《ヨ
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5
ム 蔓ヨ
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蓼 , 軍 l l 婁
◎ ド
〇
50 1G儀匝心!OOぐん)
建物高1さ40蘭(D/a=正.0)
o口重に颪角な慌冥での捌芝
△滋βiに平行な騰叢での韻建
【ヨ鑑犠欝を紋り曇った矯倉
αεε。⑳語
@ △㈱1ヨ
A 璽ヨ
し︵﹂
5
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@ カ8田
10
@ △○
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鰹。
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⑱
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5◎
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ゐ即
一騨轟
筆◎o
窪物高さ4G篇(D/a=2.O)
。噛噂・・ 馨 黎
0 50 100栖ノO.100ぐ!.)
図4−1一娼 街路の方向性の違いによる比較
建物ざ5さ40缶傷(ζ)/a篇3.0)
一37一
急
︽
藍
◎滋諏ζ運薩な饗聾での斑運
o嵐向に薩角な{葦…蓬での剥驚
A筏満に亭号な欝琵での潔建
△滋向に亭行な掛路での灘疋
篭敏
感齢
△
雀0
⑱
〇 50
建物喜さ60磁a(D/a獄○. 75)
鰭
磁ヨ譲物欝をΣzう虫つた壌含
500傘一
蓋
臨愈
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茎。
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5 蓼 婁
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△
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盤
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◎ ∋0の
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難鐵趣灘を滋う芸つた墳会
5心
劔 ム
o患向にぼ粛な轡験での謎芝
△蕊臼に当行な雛聾での薔箆
戴
帆
・△
◎ 50 10(癒心1GOをん)
△滋儲{こ平行な{黄整での譲建
白
戯
0.5 ’1。OO!O濃
重OO琿心100(・ん)
Φ滋擶に獣角な饗羅でのi羅驚
肇○◎
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5 蓼 , 響 雛 i 匪 童
廷勃高さ60繍(D/a蕊0.5)
轟墨
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Ei・蓼 1ゆ。1鰍
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戯
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◎ △
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憩建検鐸を寂り……つた瑳合
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0 50 董00価心竃○○ぐノ。)
0 50 100価心loo(。/。)
廷勧蕎さ5◎瀦(D/a=1.O)
建1勃高さ60{コ鵡(D/a==2. 0)
巳譲窃灘を致り崇つた壌合
△
戴鋤
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△習鐙
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翻 A
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ζヒ血鰍
ゐ脚
◎日向に匿露な轡雛での議箆
△滋傷に亭托な饗寒での醗毘
o ム ム ⑳
葉◎
◎ ム あ
5◎ 書 蓼
◎
図4−1−19街路の方向性の違いによる比較
50 10◎磁10.looo!.)
建;物高さ5◎αcl(○/a==3。 0)
一38一
()滋β1に日戸な衡冥での劃箆
の譲劾灘を竃り…きった堵合
繭
愈
醸
・△
10
1
50 ,
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《⑳
・△
⑱ム
50 ,
0 50 100竃10、}ooe/。〉
0 50 100原1ひ100(・/。)
建勧高さ80戴鑓(D/a瓢O.5)
逢物高さ8◎蘭(D/a=O.75):
蓋
G颪飼に蔵角な慌路での醐竃
10
ム⑲
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10
調
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書 聖 ,
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ムム
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ム(髄
鈴愈α愈ボ
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0颪爾に目角な撰路での斜罠
△下荷に平鋼な蟹聾での謝翼
田鑑鵠謬を竃り叢った燭食
駄
岬
麟
50
5
z圃脚
8鍵掬辞を澄り曇った場含
嶺
ヒヒ血鰹血鼠
ユ
Z簡
く
ム滋β1に亭行な慌駐での潔毘
500
⑳麟
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50
幽ム
⑱魎
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鹸
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塵
麟甑 滋)的
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紬
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50
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ムム
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[ヨ譲指欝を致ワ像つた壊含
塩噛
祠
△愚虜に畢行な{著磐での諒芝
轟・蓋
禽3
z祠oQ
︵ P◎
ヒト颪蜘
G嵐向に蔵角な{葦蕗での翻貫
△滋β1に西行な即事での謝驚
丞3
鯉
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◎
Aム
o
ム ム
⑳
5◎ ,
O・5 竃・OOIOz。蕊G
05 肇・OO心奉漁
0 50 100価,O.1GO(・/。)
0 50 1。鯨!O.!QGぐ/.)
建勃高さ80趣3・(D/a識1. 0)
建勧高さ80識(D/a=2.0)
z伽蜘
卜E幽禽血
e鼠伺に蔵角な貰鎚での謝芝
△滋歳に早行な衡巽での嗣驚
9遮需鉾を数り曇った蝋含
鱗
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△o
。 《 △
10
◎
50 蓼
0
飽ノ面㊥
⑤診
50
露
△A
甑鋤ム戯
100
⑱
A△
8
59 100励脚O(。1。)
図4−1−20 街路の方向性の違いによる比較
建:翼端さ80c沿(D/a識3。 0)
一39一
飼様の事が言えるが、風向に平行な街路の影響は比較的小さいように見える。こ
れは、模型高さが高いため、建物群の粗度要素が高まり、街路の方向性の影響が
相対的に弱まったためと思われる。
底辺長さ60醗の模型についての比較を、下記の表に沿って示す。また各図と
も、風速および乱れの強さをD/aごとに分けて示してある。図中の記号の○は
風向に直角な街路の中央で測定したもの、△は風向に平行な街路の中央で測定し
たもの、臼は比較のために建物群を取り去ったラフネスだけで測定したものであ
る。
底辺長さ60醐
図4−1−21… 高さ3騙瀟
図4−1−22∴・高さ60鯛 醗
図4−1−21、図4−1−22とも、上記と同様な傾向が見られるが、図4−1
−22の摸型高さ6騙醗のものは、図4−1−19の底辺長さ40細のものと比べてみる
と、街路の方向性の影響が大きいようである。これは、風向に直角な街路で測定
したプロフィルでは屋根面が大きくなることにより屋根面の剥離流が強調され、
また、風向に平行な街路で測定したプロフィルでは建物間隔が広がり、街路風が
発達したためと思われる。
底辺長さ80闘の模型についての比較を、下記の表に沿って示す。また下図と
も、風速および乱れの強さをD/aごとに分けて示してある。図中の記号の○は
風向に直角な街路の中央で測定したもの、△は風向に平行な街路の中央で測定し
たもの、口は比較のために建物群を取り去ったラフネスだけで測定しだものであ
る。
底辺長さ8◎撤搬
図4−1−23… 高さ40鵬
図4−1一一24… 高さ8◎織翻霞
図4−1−23、図4−1−24とも、上記と同様な傾向が見られるが、図4−1
−23の模型高さ40磁醗のものは図4−1−18の底辺長さ40珊田のものと比べて、図4
−!−24の模型高さ80瀟朧のものは図4−1一一20の底辺長さ40蹴鋤のものと比べてみ
ると、街路の方向性の影響が大きいようである。これも上記と同様に、風向に直
一40一
塩
Q滋尚に灘:餓な旛終での灘箆:
き
z蝋
ζ
。置簿に薩跨な雛路での療罵
△患醗に翠鍔な緩羅で磯灘罵
△驚満に塁簸な蛋路での謝箆
1ヨ疑監窃蓼を寂り簑つた壌舎
50
@ @ @ @ @ I
@ @ 麗。 感 ム ㈱ 臼
◎躍 △轟 ⑤
c翻 ム ム㈱繕
◎圏《
ヒザ
雀oo
@醜蕊購
@ 聰9 ムム翻
10
臨濫魯評
5CO愚一
細畑5
三儀
5C
密
臆臨蕊灘臨
1oo
磁纏務群を数り喪った壌含
く藺}
感0
5GO
盤
麟悉憂細
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醜
達0
。彊 ム
毒 磁
◎署 ム
融
e齪△
憩ム
5・ごゴ亡二三
0 50 1O(癒∼ノき。鴇O紛
lOO価心!OO(。/。)
建劾高さ3伽億(D/a篇O。5)
建;勒;葛さ30償a(D/a篇○.75)
◎滋溝に1竃飛な騰襲での灘蔑
為い嚢霧灘驚
0風爾に颪角な蛋鍵での謎箆
△蕊臼に平行な蟹護での灘憲
Z
讐
愚
5。。
a
曇
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鉋
5G
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50
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@・.・ ’・ρ。心滅。
△(三)翰
△(強
盛暫
繭 磁
謹誤
盤
・ 顕ム
o
紐 ⑳
50 重霊 蓼 警
〇 50 100価ノO.ねOぐ!。)
0 50
建勃;葛さ3G備(D/a鵠1.O)
i一己脚
z圃脚
100輝心loo〈・ノ。〉
鰹≒7葛さ303急 (D/a雛2. ○)
0鼠1額ζ蔵角な衝謎での溺建
△滋傷に平行な欝聾での灘驚
田遮掬欝を澄り曇った壌合
感
◎
o
50
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灘◎ ムム ⑳ 磁
%o
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100
騰蓋蜘盤激
鵬蓋
・ 1QO
細
△o臼
△o臼
殴9εoの
田遮翁騨を竃りiきった纏糞
く間}
蔭
◎
. A@
鍵’
斑)El
調誌略
麟 o麟 △ 田
撫磁
△△
酌
麟醗
欝
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醗 △a、
50
O・5 1・OO10み三◎。
0
図4−!一窯1街路の方向性の違いによる比較
50 重00僅ノO.100(・/。)
建物高さ30嵩嵩(D/a篇3. ○)
一41一
叢
◎鳳痢に確角な響蕗での灘定
△属向に平行な欝駐での灘運
畦。ズ’
嚇
窯轡
燈滋縄鑓渓鈎セ貰終での潔定
ム智慧こ箪魯な糞鯵での灘芝
蕎難難
聡叡
斑 《鉢融 鷺
50
・職 ムム 《ヨ
。瑚 A ム ㈱田
◎: A 、戯 醗磁
輩0
轟轟
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・・講_一L_一_
o&
Q O・5 鴇010ゐ三。。
0 50
挙 鱒 茎。〈癒2/0。槍。(“紛
ア
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麟憩
A
一構魏
ヨ魎麗
SO
︾・凹
奪
A△A
10◎
ego白の
解
5GO
臓鷺襲
瓜
ム 轟
♂騒.細
感ム
瑠
D調
㌔.
。讐邸
讐 噸
@ @ @麺
麟§⑳鯉
蕪
鑓譲二型を致弓去った壌舎
{伽,
鑓譲鍮欝を灘讐…藻,た燧盗
麺
一巻峯慧 義欝
Z
滋鳳日野導費な聴路での潔建
磁 鴇
。愚俺に颪角な欝駐での溺建
A愚俺に亭行な凄駿での謝驚
爆繊趨嚢ζ籔識な饗羅で舜翻慧
㊧蹴 ム櫨
1O(糠10・!00(。/。)
建1物高さ50鑓。(D/6==○.75)
旧歓薩;さδ癒纐ID/aコ0.5)
勲
⑳ ム
5 Ψ ・ ・ 1 ・
凡敬s 鴇。廠。…ζ導
鞍鱒癖
趣
◎莚△
撫 瓢
鍵購
ム。
龍
100
獣懸
難撚
糠1
搬
500寧一
寧
鰍
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憩
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繊逆鱗蜜
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@ @ @ 煮} 日鮪欝を竃り玄・た聡
α冷a
聾認翰灘を聖弓ξ…つた爆含
給
鯵ム
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磁働 ’
sO O・5 ・1・0010z繭
10q厄芝/0.100(。!。)
0 50 給(癒ノO.100(◎/。)
建1漁礁さ6◎繍(D/a=1.0)
建乞η高さ50償蒜(D/a==2. 0)
ム
ま
艦
z惑
o騒綱に藏角な綴茎§での講驚
あ餓癖に三篠 な嫌讐での薮蓬箆
醗緩結群を灘うi……つた堰含
醸
欝
8
9
騰醜
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塾。
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△ ㈱田
△ 霞ヨ ⑭
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0◎5 1◎OO1こ}z讐三◎◎
10(癒10.100(。1。)
建物高さ60訟訴(D/
a潔3.0)
図4−1−22街路の方向性の違いによる比較
一42一
(i)滋藏に涙蔑な衡薬での潟鴛
A滋飼に平行な響黙での醗驚
日譲梅欝を竃り表つた塔金
ボ
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o
Q
△o
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ムA
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10
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磁譲鞠碁をΣZり袋つた嬬含
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麟下層
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△愚両に亭讐な貰聾での灘鼠
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ゐ珈
○颪醗に獲角な{封弩での溺定
0
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, 蓼 膠 I l 輩 宴
50
0
50
建物高さ40蒲潟(D/a=Q.5)
建物高さ40輪(D/a=0.75)
焉
o鼠儒に匿角な蟹聾での滋コ竃
@ @A
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轡ム ム。
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◎
@ 醗ム ム。
50
△滋向に亭行な儀護での灘円
田慈鞍巽を戴りiきった畿合
0⑨
z圃珈
AO
10G
ヒヒ癒証血飯
演鍵嶺聡を竃り旧った塔含
軌のe6絢的幽
.z幅
つ
o愚爾に彊角な娠瓢での粛運
△恩臼に平行な嫌駐での灘賀
5GQ
1GO糠ノO.董OO(・/。).
OA
△㈱
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A 醗
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1 1 馨 1 置 1
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〇
5・ 50 100価0“。。eん)
E15 撃・£。1。襯
〇 50
廷勧高さ40篇(D/a=1.0)
1G(糠!O。iOO(。/。)
建割高さ40醗蕩(D/a饗2.0)
ξ姦簸
o楓醗に颪飛な{薫難での醗竃
τヨ建樹欝を取り黛つた墳金
50
鵡ム盆︽
駄
1GO
賠。審鉤即≠
z圃脚
△愚臼に亭誉な嫌終での灘蔑
齢
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魎◎ △
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5
釣
砿5 等・OOIO為…。G
0
50
10(撤ノO.100(。1。)
図4−1−23街路の方向性の違いによる比較
建物高さ40賄(D/a=3.0)
一43一
畦
○蕊荷に渡角な饗讐での灘慧
o母肉に改角な噺薯での灘罠
△鼠俺に早行な衝琵での譲毘
△厘剛こ亭行な婿路での∼葦1驚
鵡・蓋
[ヨ鍵勃欝を£ζり壬…つた口合
⑨◎&ノ
§GO鋤
一
’ ム
魁魎
50
鋤
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ム(D
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ソ5響
建物高さ80偶俄(D/a==0.75)
0鮪に颪角摂翁での議毘
‘
︸
籔鍵象繋を寂り……つた罎会
Z聯
△蕊郎こ導鍔な蟹聾での調芝
@ 醸のe。瑠噂
@論
10
鱒
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◎ ム
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5Q
△ 8盈
難書
.・ h慮㊥
鋤愈ム
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0
喧OG
磁建㌫群を取り隠った堀合
⑭ムムムム
50c
醸
。鼠向に颪角な衡麹での灘慧
A濫向に平ξ多な傷路での謝箆
齢塩鷲碧8
感血色あ
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愈 《
C 50 10(癒心10G(・!.)
建物高さ80目隠(D/a畿0.5)
5◎G愈・
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5・,
Q sG IG(癒…!O蟹喋0()(o/o)
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△ 幽 薄
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o・5 鴇010z珈
0 5◎
0 50 100栖ノO。10Q(・!。)
建幽晦さδ0議趣(D/a驚LO)
磁譲携欝を取り董…つた遇含
@㊥◎△紬臼﹃
◎
。麟、
@。“鮎宏
麟
㈱◎
摎
醜醐
@ @ @ 駄§.働野
ゐ脚
i鑑盤
◎愚鍔鑓蔵角な{擬路での灘驚
5◎
鴇
建物凄さ80月目(D/a=2。0)
ム滋向に平行な欝鍵での灘建
嚇
箋◎o
100賑ノO.!OO(。ノ。)
鋤 【ヨ
△ 薮遍
50 100極!O“00(・ん)
図4−1−24街路の方向性の違いによる比較
建物高さ8騙硫(D/a=3.0)
一44一
角な街路で測定したプロフィルでは屋根面が大きくなることにより屋根面の剥離
流が強調され、風向に平行な街路で測定したプロフィルでは建物間隔が広がり、
街路風が発達したためと思われる。
以上より、底辺長さが長くなり屋根平面形態が大となると、風向に直角な街路
での風速プロフィルは、屋根面上の剥離気流の影響が強くなること、底辺長さが
長くなることとD/aの変化で建物間隔が広くなると、風向に平行な街路では、
街路風が発達してかなり上空のプロフィルまで影響が現れること、また、建物が
高くなると街路の方向性の影響が相対的に弱まることの3点が判かった。
4−1−5 縮率の違いによる比較
ここでは、同一な形状の模型を比較する。
(高さ)/(底辺長さ)躍1/2となる形状の建物の比較を下記の表に沿って
示す。また、各図とも風速および乱れの強さをD/aごとに示す。図中の記号
の、○は底辺長さ40鷲、△は底辺長さ60囎、□は底辺長さ80翻である。
多子比1/2
図4−1−25… 風向に直角な街路
図4−1−26… 風向に平行な街路
風向に直角な街路で測定したプロフィルを見ると、D/a=0.5,0.75,LO,
2.0では底辺長さ60鵬囎と80闘のものはほぼ一致するが、底辺長さ40踊の風速が特
にD/a・0.75,LOにおいて増加している。また、 D/a・3.0においては、建物群
上空の風速は、底辺長さ(建物高さ)が小となるほど増加している。これは、建
甲高さのみの影響が強まったためと思われる。
風向に平行な街路で測定したプロフィルを見ると、D/a濡0.5,0.75,1.0,
2.0では模型が小さくなるほど風速は増加する傾向にあるが、底辺長さ60關のも
のと80細のものの差は比較的小さい。また、D/貯3.0においてはプロフィルはほ
ぼ一致している。これは、建物群としての影響が薄れたためと思われる。
(高さ)/(底辺長さ)篇1となる形状の建物の比較を下記の表に沿って示
す。また、万万とも風速および乱れの強さをD/aごとに示す。図中の記号の、
○は底辺長さ40圃、△は底辺長さ60囎、口は底辺長さ80田搬である。
多状比1
図4−1−27… 風向に直角な街路
図4−1−28… 風向に平行な街路
一45一
ムだニゑま きさきニコ
面
50
鋤
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ム(3 髄
的
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◎ 擬ム
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臼態灘製さδo綴
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50
10Q
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○鷹辺長寄4q躯
△悠憂磁さ50繍
碗範膿蝕繍評
蜜墨醜魑嚇 血 繭
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◎き凱◎
唾 ヒヒ恵睡激画
島脚
◎態辺呉さ4警篇
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◎△田
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50
50 1
0
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50 10肺10.!○○(・/.)
50 雀。q価1脚Gぐ!.)
(D/a瓢0.75)
(D/a澱○.5>
警艦騰血鹸
o醒ia叢さ‘蝕認
ム の きさ ユ
∈)置…遊莱さ靴昌
螢藻遡i叢都〇二2
匹(∋
轡】臨
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50
鋤趨
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侵齪
細網
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竈舗噛㈱磁
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戯
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続磁・・…一
…釜
亀の禽の
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50
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0
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50 10。極心!oO(・/.)
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0
(D/a頴LO)
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5。 10q価10,100(・/.)
(D/aコ驚2. 0)
◎愚述叢さ網コ脇
鰭
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ム鷹憂1羨寄ε偽置
磁楚級美き&o鱗
5。◎
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磯
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㊥ 柚6△ o
滋麟
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繭
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5
図4−1−25縮率の違いによる比較
莞O(癒10・100(。1・)
(0/a雛3.O)
一46一
◎繧盃畏さ4G麟
◎際澱叢さ40。。
△鷹辺長さ66鵡
田儀辺長さao篇
撫鷹戴美さδo淵
@ 漉
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5Q
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@ 趣魂
◎
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50
轡鵡
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掲。
50 1。(糠ノO澱1()O(o/o)
(D/a==0.75)
(D/a謡0.5)
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磁綴辺叢さδo轟3
醐
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麟漉
50
㈱
ム鯛〔詮L
△焦辺莱さ弱篇
籔爆灘i監さδo篇
趨
160
5Q
◎
鉤
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麟麟匹。
△癒
麟
皮ヨ麟ム
10
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竃0
◎鷹奴呉さ40蟹3
慧轟誌慧
晦
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臨○◎
に仁惣畢趣
△綴辺叢寄§q篇コ
還
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く 門◎
蔭醜盛細鹸
(三)鐵遵長薪弱論
聰
◎ε6恋㊨的。
@ 8 ◎
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ム悪薫蚤さ弱二こ
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鵡・蓋
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。・5 喋・Oo磁。。
0 50
0
1α緑ノ。.100(./。)
魂
(D/a瓢1。Q)
50 1GO働O.10。(・/.)
(D/a竃2. ○)
o躍…灘羨さ40傷3
△儀近異壱§α議凱
田薦…辺i展寄昌Gロ昌
e。。誤
5◎Q轡
♂
㊥釣♂
50
臨醜愚瞳趨醸曲
筆Q9
醜
1◎
臨
50
0
図4−1−25縮率の違いによる比較
50 1。0励0.100(・1.)
(D/a二3.O)
一47一
◎催…澱羨さ伽=
()俵迎叢さくOo藁
. △樗…辺叢さ§6轟菖
△鷹辺長さ6唐コ劇
続・磁・一
轟濫 ハ
5GO
・G・
愈
繍
50 警
G O5 …・Oo∼o醐
。・5 1・。o心勘
0
〇 50 100原心100(・ん)
50 100価ノO。墨OG(・!.)
(£)/a=○.75)
(D/a二〇。5)
◎躍…辺選さく¢嵩2
(う爆…戴果さく(1自昌
△繹…遵長き弱識2
△屠辺長寄ε6篇
孟・蓋繍 鑓鯉避巣さ86謡
50。
量
蘭
10
鰍
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10
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0
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50
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簸 魍
◎
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蟻趨寵魎包磁島剣
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盤
田読臨鰍
霧 蓼 i 書 婁 醒 }
5
『500蕪
誇。
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㈱
茎。
50
田ム
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商。
﹄ゆ
蝿磁 ♂噛
簸ム
50
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曲解鑑蒼
蓬oo
臨
冤薫幅
働脚
懸
麹ム
葦
1
5◎ 書 す 星
50 華
o・5 ’1・Oo∼o、。,、。
0
50 蓬。。癒心沿(x・/。)
o
50 100価心雀OO(・!.)
(D/a==2. 0)
(D/a瓢LO)
◎躍…三ZZゴ曳き40融舞
亀の暑お
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一長
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ε…琵…近長さ醗鵬
醗鵬
曲。
「。幽ム
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△鷹麺果都幅
㊥
10
⑳魍 ム
5Q 鉱5「診・』。,G砿。
〇 50
図4−1−27縮率の違いによる比較
雀0(1価心100(。1・)
(D/a=3.0)
一48一
(i)爆辺畏さくq鑓霞
o底澱異さく。。薦
A鰭迎叢都q認胤
・急藍
趨
董0
幽〔塾
50
⑭蕊鉤
磁ヨ凝》ム
簸)翻職
幽ヨ。 ㈱躍ム
《
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5◎亡二亡ゴ亟
㊥
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5G ε 畢 奮 貫 1
。 50 1。(糠10”!00(01。)
0 50
(D/a漏0.5)
稽
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100
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50
齢
◎
50
◎
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触◎甑 麗
訟。 魯 .融
10
お
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細齪甑蕊蕊戯臨
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⑪巳¢瞼ド
蜘
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ム。
田△o
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田㌔
田鹸
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△戚澱製さ§qξ二
臼。
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細
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10
細
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50
5
。・5 1・Oo/o、。,、◎
毬畠応♂
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凹屡辺長さδo箪認
ヒヒ血聾凱
△灘ia叢壱§Gコ轟
100
lGG層ノO憩Q(・/.)
(D/a=:O.75)
o羅…辺叢さく。篇
5GO
α血⑳脚。
岡
㈱ 麟.’
噌。
⑭
威。
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田㌔
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c。
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@ @ @田
聡際灘異さδq篇
5GO
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5。
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撃 冨
o.5
鴇010,。瓢
き
0
50 1CO価10.1GO〈・/.)
50 雀00伽胸。(・/.)
(D/a瓢1.O)
(D/a==2. 0)
△鷹薫摂者5αコ昌
寧
50
麗麹鍛自
脈三訂
1◎o
豊豊♂
鷹屡週叢さδoα駆
∼’
ヒト藪優戯
ゐ晒
o悠辺異脳。昌亀
働
雀0
醜
磁
50 聖
0
図4一.1−28縮率の違いによる比較
50 1。(怖10寓100(01。)
(D/a篇3.0)
一49一
風向に直角な街路で測定したプロフィルを見ると、建物軒高以下の風速は縮率
に関わらずD/a毎にほぼ一致するが、建物群上空で、模型が小さくなるほど風
速は増加する傾向にあるが、底辺長さ60闘のものと80綴田のものの差は比較的小さ
い。縮率の違いによる影響は、境界層高さいっぱい(約25騙膿)まで及んでいる
ようである。
風向に平行な街路で測定したプロフィルを見ると、D/a鵠0.5,0.75,1.0,
2.◎では模型が小さくなるほど風速は増加する傾向にあるが、底辺長さ60舗のも
のと8◎懸のものの差は比較的小さい。また、D/a羅3.0においてはプロフィルはほ
ぼ一致している。
4−1−6 建物群密度の違いによる比較
建物群密度による比較を、下記の表に沿って示す。また、各階とも風速および
乱れの強さを建物底辺長さおよび建物高さごとに分けて示す。図中の記号の、○
はD/a鴇0,5、△はD/a=0.75、□はD/a級。0、▽はD/a=2.0、◇はD/a=3.0である。
図4一薫一29… 風向に直角な街路
図4−1−3◎… 風向に平行な街路
風向に直角な街路で測定したプロフィルに関してみると、建物軒高以下では
D/aの影響が大きい。しかし、軒高以上では、D/aによる顕著な差異を見出
すことは出来ない。ただ、建物屋根面積が小さく建物高さが高いもの(この場合
は底辺長さ鑑0囎、建物高さ80闘のもの)では、D/aによる影響が強まっている
ようである。また、D/aに関わらず風速が一致する高さに注目すると、建物高
さの2.5∼4倍付近である。
風向に平行な街路で測定したプロフィルに関してみると、建物軒高以下、以上
ともD/aの影響が大きい。D/aに関わらず風速が一致する高さは建物高さの
2.5∼4倍付近であるが、街路風の発達によると思われる影響が底辺長さが大き
いものほど強く表われている。
以上より、屋根面剥離気流の影響を強く受ける風向に直角な街路で測定したプ
ロフィルより、風向に平行な街路で測定したプロフィルの方が、建物群密度の影
i響はよく判る。
4−1−7 その他の検討
平なる解析を行うため、風向に直角な街路での風速プロフィルの、建物高さの
1.5∼3倍での風速を用いて、片対数グラフ上で最小自乗法による1次直線回帰
一50一
()a/風諾。. 5
(〉◎/a縮◎。 5
△9/ユ灘。. 75
田ひ/鳳殴王.o
マロノななコリむ
マ◎/&=;2. O
&鎗/a駆◎.?5
5】D/菰訟三. ◎
z
1晶 ◇D/・=3.0
¢穆毬
50.
5GQ勢
歯
晦
撫蜘謹晒
ゆ◎ぷ
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露
醗
50
5G
轡
愈ザ 疑》
磯v ▽ゆ
幻◇
嚇 ⑭
。 50 10(1節心雀。0(・/.)
底辺艮さ4伽罰 建物高さ40篇
09/蕊醤。.5
◎D/a霜O.5
磁9/遮繍1.◎
@ マ轟/&醤2.◎
〈>o/轟諏3.◎
趨
輪
軸,
雀06
蜘麟
働 髄
竃G
v煽㈱
v劔ム 爾
し◎
50
5
砂払
鋤
輪
輸
イ留
50
命蜘
麹禽
留㊥
A【ヨ⑱劔憾
軸
磁
50◎
窩匂ズ
・急・炉隠1
z圃㎜
日D/盈繍工.o
㌔A欝
一、〆
ム◎/穐講。曹 75
ム◎/轟雛◎. 7s
10
韮
︸
O G.5 1.OO/Oz。5◎◎
底辺夷さ40篇 建物高さ20淵
50
籔二男澱駒
5
1 韮
0 50 IGq隊ノひ10。(・1.〉
100
⑳
’【£㊤
10
。 o・s 1・。o/o、。,。。
瑠
誹
鱒
騨 鵠
命掴v趨
5
撃 }
轡
齢
蜘蜘
。 噸」箋〉瞬 ⑳
璽G
◎¢¢象
◇o/び3.o
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底辺長さ40陥 建物高さ80繍
底辺長さ40繍 建物高さ60篇
図4−1−29 建物群密度の違いに.よる比較
一5隻一
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(≡)◎/菰露◎。 §
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底辺摂:さ6◎3翫 廷物高さ3G論
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庭辺長さ80濡論 建物高さ4G囎
図4−1−29建物群密度の違いによる比較
一52一
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底辺長さ4G鵬 建勧高さ4e沼儒
底辺長さ4◎醗調
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図4−1−30 建物群密度の違いによる比較
一53一
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際辺呉さ603議. ’ 建勃蕎さ3C=3=:
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建物高さ8◎罰
図4−1−30 建物群密度の違いによる比較
一54一
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図4−1−31建物高さと粗度係数Z。との関係
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図4−1−32 建物群密度と粗度係数Z。と(
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図4−1−33建物高さと境界層厚さδとの関係
一55一
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図4rI−34 建物群密度と境界層厚さδと¢
を行い、得られた直線より粗度係数Z。と境界層厚さδを求めた。建物高さと粗
度係数の関係を図4−1−31に、建物群密度と粗度係数との関係を図4−1−32
に、建物高さと境界層厚さとの関係を図4−1−33に、建物群密度と境界層厚さ
との関係を図4−1−34に示す。
図4−1−31から、D/a・3.◎で建物高さ80醗醗の粗度係数が滅少している他は、
D/aによらず建物高さが高くなるにつれて、粗度係数が増加する傾向がある。
図4−1−32から、D/aによる変化は大きくないが、粗度係数のピークは建
物高さが高くなるにつれて建物群密度の大きい側に寄っていく傾向が見られる。
図4−1−33から、D/a・◎.5,0.75,2.0では建物高さが高くなるにつれて境界
層厚さは厚くなるが、D/aによる差が少なくなる傾向が見られる。 D/a・L◎で
は建物高さ6◎囎、D/a・3.◎では建物高さ40囎で一旦最小値をとる谷を描く。
図4−1−34から、D/aが大きくなるにつれて境界層厚さが若干薄くなる傾
向が見られるが、建物高さ20醗蹴での値のみ特殊である。
4−2 気流に関する結果のまとめ
1)配列形態の影響は、建物軒高以下の気流に大きい。建物軒高以上では、配列
形態によらず風速プロフィルが一致する高さが存在するが、建物形状、D/aに
より変化し、建物軒高のL5∼3倍の間である。
2)建物高さによる影響は境界層厚さい?ぱいまで及び、当然ながら、建物高さ
が高くなるほど風速は小さくなる。粗度係数Z。は建物高さが高くなるにつれて
比例的に増加する傾向がある。境界層厚さδも、建物高さが高くなるにつれて厚
くなる傾向がある。
3)建物底辺長さの影響は、風向に直角な街路では屋根面積の増加による屋根面
剥離気流の影響が屋根面上で若干見られ、風向に平行な街路では街路幅の増加に
よる(建物軒高に対する街路幅の増加)街路風の発達の影響が見られるが、その
差異は顕著なものではなく、おおむね風速プロフィルは底辺長さに関わりなく一
致する。
4)街路の方向性の影響を受ける高さは、建物形状により異なり、特に建物底辺
長さやD/aの拡大による街路風の発達がかなり上空まで及ぶ。また、風向に直
一56一
角な街路での風速は、風向に平行な街路での風速よりも小さいが、D/aが小さ
かったり建物屋根面積が大きいことによる屋根面剥離気流の影響で、軒高以上で
風速の逆転が見られる。
5)縮率が変化すると、当然気流性状も比例して変化するが、建物が或る程度よ
りも大きくなると変化の度合いが小さくなり、相似しなくなる。これはアプロー
チフローが等しく、また建物群規模(長さ)が等しいためである。
6)建物群密度の影響は、建物軒高以下で大きい。建物群密度の影響を受けなく
なる高さは、建物底辺長さや街路幅が広くなることによる街路風の発達により異
なり、可なりの高さにまで及ぶ。
7)風向に直角な街路では、建物軒高以下と以上とで風速頻度分布に顕著な差異
が見られる。建物軒高以下の風速頻度分布には、街路の方向性による差異がはっ
きり読み取れる。また、建物群上空での測定では、建物群の影響が及ぶ範囲と、・
アプローチフローの影響だけの範囲では、風速頻度分布形状に何らかの差異が生
じている様に思われる。
5.風圧係数に関する実験結果及び考察
風圧係数を求めるための基準速度圧を求める位置は、先ず、街路の方向性や配
列形態の影響を受けない高さが考えられる。この高さを従来の研究では建物軒高
の2∼2.5倍としていたが、今回の実験で建物形態を変えて調べたところ、建物
高さが高くなったり、建物底辺長さが長くなって風向に平行な街路の街路風が発
達したり、屋根面積が大きくなることにより屋根面剥離気流が発達したりするこ
とにより、風速プロフィルへの影響は境界層厚さいっぱいまで及ぶため、建物形
状によらず風速プロフィルが一致する適当な高さは求められなかった。
次に検討した基準速度圧を求めるための高さは、建物群密度の影響を受けない
高さである。これについても、建廉潔さに対して屋根面積が大きくなったり、風
向に平行な街路の壁面が大きくなったりすると風速プロフィルは境界層厚さいっ
ぱいまで一致しなくなってしまい、建物形状によらない基準風速を求めるための
高さは見いだせなかった。
よって今回は風圧係数に関しての実験はD/aによる影響と、相似形となるも
一57一
鱒
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風圧係数は、全て風向に直角な街路での風速プロフィルより求めたものである。
1)D/aの違いによる風圧力の比較を、建物形状ごとに図5−1∼8に示す。
風圧力の絶対値はD/aが大きくなるにつれて大きくなるが、特にD/肝2.0,3.0
の値が大きくなっている。建物風上側壁面の風圧力は、建物底辺長さに対する建
物高さの比が大きくなるにつれてD/aが大きくなっても負圧側に片寄る傾向が
ある。
2)次に、建物形状が相似となるもの同志の風圧係数の比較を示す。具体的に
は、 (建物高さ)/(底辺長さ)諏1/2,1となるもの(3種類ずつ)を選
び、各々について建物軒高の2,2.5,3,5倍の高さと風洞内自由風速(高さ
50伽溜)での風速より求めた風圧係数をD/a毎に図5−9∼13、図5−14∼18
に示す。
図5−9∼13を見ると、風洞内自由風速ないしは建物軒高の5倍半高さの風速
より求めた風圧係数は建物の大きさに関わらずほぼ一致するが、それ以外の高さ
で求めた風圧係数は建物の大きさごとに異なった値を示し、一致する様子は見ら
れない。
図5−14∼18を見ると、風洞内自由風速より求めた風圧係数は、D/㌍0.5では
建物の大きさに関わらず一致するが、それ以外のD/aでは建物の大きさ毎に異
なった値を示す。それに対して、建物高さの2,2.5,3,5倍の高さより求め
た風圧係数は、D/群O.5では建物の大きさ毎に異なった値を示すが、それ以外の
D/aでは建物底辺長さが野鄙と60鵬撚のものの値が一致し、80m澱のものはそれら
よりも小さな値となる。建物底辺長さ80田田の風圧係数が小さくなるのは、建物模
型が大きくなったために風上側の模型の個数が少なくなり、基準となる風速が大
きくなってしまい、ほかの大きさのものに比べて相似とはならなかったためと思
われる。
6.まとめ
建物形状の影響は、特に建物群上空で大きく、建物底辺長さの変化に伴う屋根
面剥離気流及び街路風の発達、建物高さの変化に伴う境界層厚さ、粗度係数の増
加などが見られる。建物密度の影響は、建物形状の影響とも相まって、建物軒高
以下、以上とも大きい。両者とも、街路の方向性、特に風向に平行な街路での街
路風の発達に関係する気流の変化が、かなり上空まで及ぶ。また、建物群密度が
過密化すると、特異な結果が出る兆候が見られる。
一76一
境界層内部で風圧係数を求めることが可能であると考えられる位置は、街路の
方向性や配列の影響を受けない高さと、建物群密度の影響を受けなくなる高さの
2種類があるが、その高さは建物形状によって変化し、一定とはならず、中には
街路風の発達等により境界層厚さいっぱいまでそれらの影響が及んでいるものも
ある。このため、建物形状によらず一定の高さで風圧係数を求めることには難が
あるが、少なくとも建物軒高の5∼6倍以上が必要と思われる。
風圧係数は建物群密度(とくに建蔽率)に大きく支配されるが、風上壁面につ
いては建物高さより負圧域に移行する傾向がみられる。地区容積率より地区建蔽
率の方が風環境を支配する有力なパラメータといえる。
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