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松沢県知事・県幹部と協会役員との懇談会を開催
松沢県知事・県幹部と協会役員との懇談会を開催 ∼緊急雇用経済対策・環境問題・人材育成・産業観光等で意見交換∼ 6月5日(金)県庁新庁舎で松沢県知事・県幹 部と経営者協会役員との懇談会を開催した。この 懇談会は当協会の中期計画・年度活動方針を紹介 し、意見交換により連携を深めることを目的とし て、例年この時期に開かれ今年度で6回目となる。 松沢知事ご挨拶(要旨) 厳しい経済雇用情勢に対応し、県として昨年 10 月緊急経済対策本部を設置、6 次に及ぶ緊急経済 対策を実施。3 月には高橋会長の協力を得て全国 に先駆け政労使合意による緊急雇用対策への取組 を宣言し、緊急雇用対策説明会等を実施。また国 の 70 億円規模の基金活用により県内雇用の創出・ 就労の促進にも努力中。国の追加経済対策予算も 決まり県も地域の実情にそった更なる対策を計画 実施する。地球温暖化対策については、クールル ネッサンス宣言をし、13のリーディングプロジ ェクトに取組中。今年度は電気自動車・太陽光発電 に補助制度等を実施。地球温暖化対策推進条例の 制定も目指している。また長期的視点で見た場合 重要な次世代育成支援対策推進や来年秋に本県で 開催される第 48 回技能五輪全国大会・第 38 回全国 障害者技能競技大会にも積極的に取組む。経営者 協会のご協力をお願いしたい。 協会第二次中期計画・21年度計画の説明 [概要説明](高橋会長):基本スタンスとして、 まず現状の深刻かつ緊急を要する経済情勢に対応 し、各種助成策の会員企業等への周知、企業の抱 える個別問題の相談会実施、現場実態の行政等へ のフィードバックなどを通じて、会員をはじめと する企業支援に注力する。次に当協会の第二次中 期計画(21∼23年度)方針及び21年度計画 の重点項目について4点を説明。①提言提案機能 の強化→人材活性化と育成問題について横浜国大 と産学連携で提言提案を実施。 ②環境問題への 対応→温暖化防止条例は規制でなく企業努力を評 価促進する観点で検討を。また現場努力の実態を 見学願いたい。 ③地域活性化→ポテンシャルの 高い神奈川地域で将来の技術開発に繋がるイノベ ーションを産官学で実施すべき。④コミュニケー ションの充実→会員同士の自由闊達な議論の場 「フリートークセッション」を開設。など について説明した。[個別重点項目の補足](丹村 副会長・環境委員長): 温暖化防止条例で企業活 動を損なわないよう、重複行政にならないよう要 望。 (廣瀬副会長・政策委員長): 協会が実施 または予定している緊急雇用経済対策周知・相談 に関する具体的企業支援策を紹介。 (阿部委員 長) :提言提案活動の視点、大学との役割分担、ス ケジュールを説明。(石部専務理事) : 協会事業 の若者就職支援活動、次世代育成支援、子ども子 育て支援、かながわ経営塾について追加説明。 意見交換 引続き意見交換を行ない、知事より次ぎのコメ ントがあった。○地球温暖化防止条例は国の方針 を見極めながら県としてできることを実施してい く。横浜市や川崎市とは重複にならないよう協調 している。○新しいサービス産業として「観光」 に注目している。特に『産業観光』。民活を通じて 盛り上げたい。○県の職業高校から県内中小企業 や県内大学に進んでもらう施策(経営者との直接 マッチングや実験・研究内容に直接触れる機会づ くり等)を考えている。○インベスト神奈川は 5 年で 120 件の実績。大きな財政出動を伴わないポ ストインベストを考えている。 これに対して協会側からは「再度、温暖化防止 条例では企業への直接指導ではなくセクター別ア プローチが望ましい。かながわ経営塾に対する県 の後援に感謝する。」という意見が出た。 最後に協会側から「静岡・山梨等近県と組み観光 振興してはどうか」との意見が出た。これについ て知事からは「静山神知事サミットを実施してお り、観光振興も協力していこうとの議論をしてい る」との回答があった。 (文責事務局)