...

那賀振興局 - 和歌山県ホームページ

by user

on
Category: Documents
24

views

Report

Comments

Transcript

那賀振興局 - 和歌山県ホームページ
那賀 振 興 局
(1)『環境保全型果樹研修会~近年の果樹事情~』が開催されました。
平成21年11月2日(月)に和歌山県環境保全型農業推進協議会と那賀地方有機農業推進
協議会の共催で、『環境保全型果樹研修会~近年の果樹事情~』が開催された。
まず1部として、キウイフルーツの有機栽培を実践している井上雅夫氏の園地にて現地検討
会を行った。農家・関係団体など併せて53名が参加した。
井上氏のキウイフルーツ園は山の中腹にあり、園地への急坂を参加者は苦労して歩いた。園
地では井上氏が、農薬を使用していないためクモが多いことや、剪定枝は全て園内から持ち出
さず自然に腐植させるているなど、有機園地の特徴、工夫していることなどについて説明され
た。
また有機農業は、一般に認識されているよりも簡単に取り組むことができるということを実
感してもらうために、栽培基準及び有機に適合した資材リストも参加者に提供された。しかし、
アンケート結果では、約半数の人が難しいと感じているようであった。
次に2部として、(株)マルタの鶴田志郎会長より『私の体験と近年の果樹情勢』と題し、
鶴田氏の実家である(有)鶴田有機農園及び(株)マルタの取り組みについて、また、近年の
有機農業情勢についてご講演いただいた。農家・関係団体など併せて58名が参加した。
(有)鶴田有機農園では、売れるものを作るために、①消費者の目に止まる名前つけること、
②売れているものの共通点を見つけることに専念した。その結果、ネーミングされたのが「甘
夏みかん」であると話された。現在では全国に出回っているが、名前をつけたのは鶴田氏であ
る。
また、(株)マルタについては、設立から現在までの取り組みや生産管理について話され、
最近の消費動向については、1世帯あたり1~2人が多いため、バラ売りが増えていることを
指摘した。
やはり大切なことは土づくりであり、土1gに10億の微生物がいることが最もよい状態で
あるという。化学肥料を施用し続けることで、微生物が少なくなるため、完熟堆肥を施用する
必要があると話された。
那賀 振 興 局
アンケート集計結果
アンケート集計結果(
集計結果(アンケート回収率
アンケート回収率71
回収率71%)
71%)
Q1. 年齢、性別について
年齢
20~30代
40代
50代
60代~
人数
9
5
10
17
性別
男
女
人数
26
8
Q2.あなたのお住まいはどちらですか。
市町村名
和歌山市
紀の川市
岩出市
有田川町
かつらぎ町
人数
8
18
3
1
2
市町村名
海南市
紀美野町
有田市
大阪府
人数
1
3
1
1
Q3.実践している農業は
Q4.現地検討会の内容について
有機農業
特別栽培
満足
やや満足
普通
やや不満
不満
エコファーマー
慣行栽培
その他
12
9
7
6
7
29%
22%
17%
15%
17%
2.有機農業への取組について
思ったより容易
難しい
19
13
22
3
9
0
0
65%
9%
26%
3.有機農業に取り組みたいと思ったか。
すぐに取り組みたい
59%
41%
将来的に取り組みたい
取り組みたくない
どちらでもない
13
17
1
4
37%
49%
3%
11%
Q5.鶴田会長の講演会の内容はどうでしたか。
満足
やや満足
普通
やや不満
不満
24
12
2
0
0
【勉強になった点】
・堆肥作り
・微生物の働き
・近年の販売流通事情
・有機質肥料
63%
32%
5%
0%
0%
・甘夏というネーミング
・土づくりと病害虫
・有機農業
【その他意見】
・現地講習がわかりやすかった
・微生物資材の勉強をしたい
・生産することの大切さ
・販売の大切さ
・発酵堆肥
・作物別セミナーをして欲しい
・売り先・小売り店の話が聞きたい
・今後5~10年で流通はどうかわるのか ・堆肥施用の省力化について勉強したい
・マメ科植物の利用について知りたい
那賀 振 興 局
(2)「わかやま故郷の恵フェスタ」で『紀の川梅干』の販売促進しました
県内のJAグループの取り組みや農林水産物の魅力を知ってもらおうという催しが、11月
15日に和歌山城の砂の丸広場で開催され、紀の川梅干振興協議会も参加した。
紀の川梅干を使った料理の試食コーナーを設け、約700人の方に提供することができた。
提供した料理は、梅ご飯と梅ドレッシングサラダの2品で、子供から年輩の方まで親しめる味
で、「美味しい!」、「このドレッシング売っていないの?」などの声があり、紀の川梅干の味
をPRでき、販売も好調に終わることができた。
紀の川梅干の販売促進活動は、毎月19日の「食育の日」前後の休日を中心に、JA紀の里
めっけもん広場においても実施している。
(提供した梅料理(2品))
《梅ご飯》
米一合に紀
紀 の 川梅干1
川梅干 1 個 入れて炊くだけで、美味しい梅ご飯ができます。
《 梅 ドレッシングサラダ》
ドレッシングサラダ 》
サラダ油
大さじ5、米酢
大さじ3、醤油大さじ1.5、砂糖20g~30g
紀 の 川梅干(
川梅干 ( 梅肉)
梅肉 ) 小 さじ2
さじ 2
梅干は軽くすりつぶして、残りの調味料を混ぜて、適当な大きさに切った旬の野菜にかける。
「梅ドレッシングサラダ
試食どうぞ~」
「和歌山のおばちゃんも絶賛!!」
Fly UP