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第4章(PDF:1125KB)
第4章 健康づくりの推進 1.運動・身体活動 現状と課題 適切な運動は、生活習慣病の予防やストレスの解消に効果があり、体とこころの健康づくりに 大切な要素です。近年、自動車の利用や仕事、家事の多忙により身体活動量が低下することが、 肥満や骨粗鬆症の発症要因となっています。 本町では「1回 30 分以上の運動を週2回以上1年以上継続する者の割合」は 16 歳~64 歳では 18.6%、65 歳以上の男性で 50.0%、65 歳以上の女性で 44.7%となっており、高齢者に比べて、 若い世代で運動を行っていない人が多くなっています。 若い頃から体を動かす習慣を身に付けることが必要であり、運動に関する知識の普及や意識啓 発を行い、継続した運動の実施に向けて支援をしていくことが重要です。 <ワークショップ・団体ヒアリングの意見> 仕事が忙しく、運動不足になりがち。 運動したいが、どんな運動をしていいかわからない。 運動しない人に、体を動かす習慣付けを行っていくのが難しい。 体を動かす習慣付けが大切。 いこまい館のトレーニングジムの利用料金を安くしてほしい。 取り組みの方向 (○は個人や家庭、◎は地域や団体・行政機関等における取り組みの方向) ○子どもの頃から運動習慣を身に付けます。 ◎健康づくりリーダーやスポーツ推進委員の活動など、各種団体の 育成・支援を行います。 ◎身体活動・運動に関する情報提供、家庭・地域で取り組みやすい 運動を普及し、運動する人の増加に努めます。 ◎運動環境の整備を行います。 ◎高齢者の実態を把握し、効果的に介護予防事業を行います。 24 【個人や家庭の取り組み】 ○子どもたちは外で元気に遊びます。 ○車やエレベーターを使わず、日常生活の中で体を動かすようにこころがけます。 ○運動するときは、友だちや家族を誘い、楽しく続けられるようにします。 【地域や団体の取り組み】 ○地域で運動ができる機会や場所についての情報を収集・発信します。 ○運動や体力づくりの教室を開催します。 ○町民が運動を通じて交流できる機会をつくり、楽しみながら運動が続けられるようにし、 皆で体力向上を目指します。 【行政機関等の取り組み(具体的施策)】 方 針 子どもの頃から運動習慣を身に付けるために、遊びやスポーツを通じて、 体を動かす楽しさを教えていきます。 子どもの運動 習慣付け 取り組み・関連事業 担当課等 親子遊び、幼児体育遊び、遊びの指導 児童館 体を使う遊びの指導(コーディネーショントレーニン 保育園 グ等)、ふれあい会 遊びの指導、体育 小学校 体育、部活動 中学校 方 針 町民の誰もが運動に親しみをもって取り組むために、運動やスポーツに 関する大会や教室を開催し、町民の参加を促進します。 取り組み・関連事業 担当課等 体力づくりの日、レクスポの日、ボート教室、町民レ 町民の体力づくり ガッタ、町民ハイキング、レクスポ大会 生涯学習課 成人保健事業(水中運動教室、男性のための料理・ウ 健康課 ォーキング入門) 幼児体操教室、エアロビ教室、トレーニングジム・水 中トレーニング室を利用した教室 方 指定管理者 針 介護予防教室を積極的に啓発し、参加者の増加を図ります。 取り組み・関連事業 高齢者の健康づくり 介護予防教室(一次予防事業 者 ※18 ) 、二次予防事業対象 把握事業、通所型介護予防事業(二次予防事業)、 いきいき出前講座、高齢者スポーツ大会、老人憩の家 運営 25 担当課 ※17 長寿介護課 方 針 各種スポーツ団体を育成・活動支援するとともに、スポーツに関する事 各種団体の育成・ 活動支援 業を行います。 取り組み・関連事業 担当課等 総合型地域スポーツクラブ、体育協会、ボート協会育 成・活動支援 健康づくりリーダー活動支援 生涯学習課 健康課 方 針 町民が気軽に運動に取り組めるように、町内体育施設、公園など環境 の整備を行います。 取り組み・関連事業 体を動かす環境 担当課等 総合体育館、町内体育施設の整備 の整備 生涯学習課 ウォーキングロードの整備 建設課 公園の新設、公園の改良・改修、親水公園の整備、グ リーンベルトの整備 都市計画課 【数値目標】 指標 放課に外で遊ぶ者の割合 1回 30 分以上の運動を週2回以上1年 以上継続する者の割合 対象者 現状値 目標値 小学2年生 84.6% 増加へ 小学5年生 83.0% 増加へ 16~64 歳男性 18.6% 23.8% 65 歳以上男性 50.0% 54.6% 65 歳以上女性 44.7% 53.9% ― 0団体 1団体 総合型地域スポーツクラブの設置 26 2.休養・こころの健康 現状と課題 休養やこころの健康は、身体状況と生活の質に大きく影響し、いきいきと自分らしく生きるた めに重要な要素です。近年、仕事や育児、介護などによるストレスは増加傾向にあり、うつ病や こころの病から自殺に発展する問題も増えています。 休養は、心身の疲労を回復する「休む」という側面だけでなく、明日に向かって気力や体力を 「養う」という側面もあります。 本町では「日頃とっている睡眠時間で休養がとれている者の割合」は、16~64 歳で 68.5%、65 歳以上で 90.1%となっており、高齢者に比べ、若い世代で十分な休養がとれていない状況にあり ます。 こころの健康を維持するために、十分な睡眠をとり、ストレスと上手に向き合っていくことが 必要です。 <ワークショップの意見> ストレスを感じる人が多い。 悩みやストレスをどのように軽減したら良いかわからない。 子育てが自信を持って行えていない。 子育てに不安を感じる。 取り組みの方向 (○は個人や家庭、◎は地域や団体・行政機関等における取り組みの方向) ○日頃から積極的にこころの健康に注意を向け、自分なりの対策 を考えます。 ○笑顔のある家庭にします。 ◎十分な休養やストレスの発散などの重要性を伝えていきます。 ◎相談窓口の充実や相談体制の強化を進めていきます。 27 【個人や家庭の取り組み】 ○自分に合ったストレス解消法を知り、実践します。 ○睡眠をしっかりとり、ストレスを溜めないようにこころがけます。 ○心配ごとは一人で悩まず、家族や友人など信頼できる人に相談します。 【地域や団体の取り組み】 ○こころの健康について理解を深めます。 ○人や自然とふれあえる場や機会をつくり、交流の場を増やします。 ○独居高齢者や子育て中の母親等に声かけをし、地域住民のだれもが孤立しないようにします。 【行政機関等の取り組み(具体的施策)】 方 針 趣味を持つことや十分な休養、ストレス発散の重要性を伝えます。 こころの健康 についての啓発 取り組み・関連事業 担当課等 成人保健事業、母子保健事業 健康課 生涯学習の催し、生涯学習情報誌の発行 方 生涯学習課 針 子育てに関する悩みや相談を聞き、話し合いや、アドバイスを行います。 取り組み・関連事業 担当課等 幼児クラブ、親子ふれあい交流事業、児童館でパパ と遊ぼう 児童館 子ども相談、地域子育て支援拠点事業(子育て支援 センター、つどいの広場)、要保護児童対策地域協議 子育て支援課 会、児童委員による相談 相談窓口・ 体制の充実 母子保健相談事業(子育てクラブ、育児相談、乳幼 児健康診査等) 方 健康課 針 児童・生徒や教員、保護者に対し、いじめや不登校等の教育相談や支援 を行います。 取り組み・関連事業 「スクールカウンセラー」 「心の教室相談員」による 教育相談、ハートフル東郷(適応指導教室)の運営 担当課等 学校教育課 いじめ・不登校対策委員会の設置、教育相談週間を 実施、いじめ・悩みに関する実態調査、保護者に対 する支援 28 小・中学校 方 針 メンタルヘルスについて、セミナーの開催や専門医・精神保健相談員に よる相談を行います。 取り組み・関連事業 相談窓口・ 体制の充実 担当課等 こころの健康相談、家族セミナー・教室 瀬戸保健所 からだ・こころの健康相談 健康課 方 針 高齢者のさまざまな相談に対応できるよう関係機関や専門職と連携し て相談、支援を行います 取り組み・関連事業 担当課等 総合相談業務 長寿介護課 【数値目標】 指標 対象者 日頃とっている睡眠時間で休養がとれ 16~64 歳 68.5% 78.7% ている者の割合 65 歳以上 90.1% 96.9% 16~64 歳 62.1% 74.3% 65 歳以上 74.8% 81.0% 4 か月児の母 84.7% 増加へ ストレスを解消できている者の割合 子育て情報を知ることができると思う 親の割合 29 現状値 目標値 3.たばこ・アルコール 現状と課題 たばこの煙には、さまざまな化学物質が含まれており、喫煙者だけでなく受動喫煙者について も、がんや循環器疾患などの多くの疾患と関連があります。また、妊婦が喫煙した場合には、周 産期の異常など胎児にも大きな影響があります。 近年では、長期にわたる喫煙習慣が原因とされるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)による死亡者 が増加しており、対応が求められています。 アルコールは、適度な飲酒量を守ることが大切であり、アルコールに関連した健康問題や飲酒 運転を含めた社会問題の多くは多量飲酒によって引き起こされています。また、未成年者の飲酒 は発達過程の体に悪影響を与えています。 本町においては、アンケート結果において、たばこが体に及ぼす影響を知っている者の割合が 減少しており、改めてたばこによる健康への影響を周知していくことが必要です。 また、アルコールに関するアンケートでは、妊婦や未成年が飲酒している結果が出ており、飲 酒の時期や飲酒の量の周知についても改めて徹底していく必要があります。 <ワークショップの意見> たばこの悪影響の認知度が低下しているのは良くない。 なかなか禁煙できない。 未成年が飲酒をしていることがある。 毎日飲酒をしていて、休肝日がつくれていない。 取り組みの方向 (○は個人や家庭、◎は地域や団体・行政機関等における取り組みの方向) ○たばこやアルコールが体に及ぼす影響について正しく理解して いきます。 ○飲酒は適切な量を守ります。 ◎未成年の喫煙・飲酒の防止に努めます。 ◎禁煙志望者に対する支援を充実していきます。 30 【個人や家庭の取り組み】 ○喫煙や飲酒による健康への影響について正しい知識を身に付けます。 ○喫煙や飲酒が胎児に及ぼす影響を十分理解し、妊娠時から禁煙・禁酒に努めます。 ○喫煙の際には、受動喫煙の防止にこころがけます。 ○飲酒は適量をこころがけます。(週に1日は休肝日を設けます。 ) 【地域や団体の取り組み】 ○たばこや酒類の販売時には年齢確認を徹底し、未成年の喫煙・飲酒を防ぐ対策を推進します。 ○喫煙者のマナー向上について、普及啓発をします。 ○適正飲酒について普及啓発します。 ○地域での集まりや会合の時に飲酒を強要しないようにします。 【行政機関等の取り組み(具体的施策)】 方 針 学校や地域で未成年に対する喫煙防止に取り組みます。また、通学路か 未成年の飲酒・ 喫煙の防止 らたばこやアルコールの自販機を撤去するよう働きかけていきます。 取り組み・関連事業 担当課等 青少年健全育成活動 生涯学習課 喫煙・飲酒防止指導 小・中学校 方 針 禁煙志望者に対する 医療機関の禁煙外来や薬局などの禁煙相談を周知します。 取り組み・関連事業 支援 担当課等 医療機関や薬局における禁煙相談の周知 方 健康課 針 受動喫煙防止のため 受動喫煙防止対策実施施設数を増やします。 取り組み・関連事業 の環境づくり 担当課等 受動喫煙防止対策実施施設の認定 瀬戸保健所 【数値目標】 指標 喫煙の経験のある者の割合 対象者 中学2年生 現状値 目標値 1.6% 0% 18.5% 59.3% 22.8% 61.4% 28.5% 64.3% 中学2年生 6.6% 0% 節度ある1日の飲酒の量を知っている 16~64 歳男性 56.6% 63.0% 者の割合 16~64 歳女性 46.8% 55.9% たばこが体に及ぼす影響を知る者の割合 肺がん以外のがん 歯周病※19 16 歳以上 COPD(慢性閉塞性肺疾患) 飲酒の経験のある者の割合 31 4.歯・口腔の健康 現状と課題 歯・口腔の健康は、食物を噛み、栄養の吸収をよくするだけでなく、おいしく食事を摂り会話 を楽しむなど、生活の質を確保するための基本的な要素です。むし歯や歯周病の歯科疾患やそれ らを原因とする歯の喪失は、食生活だけでなく、社会生活へも支障をきたし、全身の健康にも影 響を与えるものとされています。80 歳になっても自分の歯を 20 本以上保つ(8020 運動※20)ため には、胎児の歯が形成される妊娠中から乳幼児・成人・高齢者まで生涯を通じたむし歯予防と歯 周病予防に取り組むことが大切です。 本町では、 「定期的に歯の健康診査を受ける者の割合」は 16~64 歳で 37.8%、65 歳以上で 58.1% となっており、歯科健診を受ける人は増加傾向にありますが、多くの町民が歯・口腔の健康に関 心を持ち、8020 運動を達成するために、より一層取り組みを推進していくことが必要です。 <ワークショップの意見> 子どもにむし歯があるにも関わらず治さない保護者がいる。 歯の矯正をしている子どもが以前よりも多い。 歯の健康に関心のある人とない人の差が大きい。 取り組みの方向 (○は個人や家庭、◎は地域や団体・行政機関等における取り組みの方向) ○むし歯や歯周病を予防します。 ◎むし歯や歯周病に関する知識の普及を進めます。 ◎歯みがきの大切さについて指導を行います。 ◎定期的な歯科健診(検診)を受診しやすい環境を整えます。 ◎口腔機能※21 の向上を推進します。 32 【個人や家庭の取り組み】 ○むし歯や歯周病予防など歯・口腔の健康について正しい知識を身に付けます。 ○かかりつけ歯科医を持ち、定期的に歯科健診(検診)を受けます。 ○「あいうべ体操(口の周りの筋肉と舌を突き出す筋肉を鍛える体操)」など、口腔の健康のため に、自ら行える取り組みをしていきます。 ○8020 運動について正しい知識を身に付けます。 【地域や団体の取り組み】 ○歯科保健についての意識を地域全体で高めます。 ○8020 運動を推進していきます。 ○地域住民の歯科保健について、相談機関としての役割を拡充します。 ○歯科医療機関と連携し、町民の歯や口腔の健康づくりを推進します。 【行政機関等の取り組み(具体的施策)】 方 針 歯・口の健康、口腔機能向上に関する知識の普及を促進します。また、 医療関係機関と連携を図り、歯科健診(検診)・歯周疾患検診を受診し やすい体制を整え、かかりつけ歯科医をもつことを推進します。 取り組み・関連事業 担当課等 歯科健診、歯磨き指導 歯科健診(検診)・ 保育園 歯科健診、受診勧奨 小・中学校 歯科相談、う蝕対策支援事業(フッ素洗口等)、歯周 歯科指導 病対策ネットワーク推進事業、歯科関係職員研修会 歯科健診(妊産婦、1歳6か月児、2歳児、3歳児) 、 むし歯予防DAY、歯周疾患検診 瀬戸保健所 健康課 介護予防教室(一次予防事業) 、二次予防事業対象者 把握事業、通所型介護予防事業(二次予防事業)、い 長寿介護課 きいき出前講座 【数値目標】 指標 対象者 現状値 目標値 16~64 歳 65.3% 71.2% 65 歳以上 73.6% 100% 歯の健康管理のために定期的に歯科の 16~64 歳 37.8% 47.8% 健康診査を受ける者の割合 65 歳以上 58.1% 75.1% 3歳児 8.6% 減少へ 小学5年生 54.8% 減少へ 8020 運動を知る者の割合 う蝕罹患率 33 5.健康管理 現状と課題 わが国では、がん、心疾患、脳血管疾患などの生活習慣病に関連する疾患が、全死因の約6割 を占め、年々増加しています。国では、平成 20 年度より生活習慣病予防に重点をおき、メタボリ ックシンドロームに着目した特定健康診査・特定保健指導の実施を各保険者に義務付けており、 受診率の向上に努めています。また、さまざまな疾病や合併症の発症リスクを高める糖尿病の予 防についても力を入れています。 本町においても、がんや心疾患、脳血管疾患を死因とする割合は高くなっています。また、要 介護認定を受けている人の原因疾患をみると脳血管疾患、アルツハイマー病などが多くみられま す。 がん検診や特定健康診査の受診者は増加傾向にありますが、日頃の生活習慣の見直しや定期的 な健診(検診)受診、認知症予防施策を推進することにより、一層生活習慣病の発症・重症化予 防、介護予防に取り組んでいく必要があります。 <ワークショップの意見> がん検診の受診率が低い。 男性のBMI25 以上の肥満者の割合が高くなっている。 健康の維持には、定期健診を受診するなど自己管理が大切である。 健康管理に取り組んでいる人に対するフォローが少ない。 取り組みの方向 (○は個人や家庭、◎は地域や団体・行政機関等における取り組みの方向) ○自発的に健康管理を行います。 ○生活習慣病の発症・重症化を予防します。 ◎健診(検診)の受診を促進します。 ◎各種疾病に関する相談・検診を行います。 ◎認知症の正しい理解を普及する啓発活動を行います。 34 【個人や家庭の取り組み】 ○自分や家族の健康状態に気を配り、日頃から自己管理を行います。 ○疾病やその予防について正しい知識を得るように努め、生活に生かします。 ○生活習慣病の発症や重症化を防ぐため、定期的に健診(検診)を受診します。 ○「かかりつけ医」 「かかりつけ歯科医」 「かかりつけ薬局」を持ちます。 【地域や団体の取り組み】 ○健康づくりに取り組む団体から、町民に対し、健診(検診)の受診を勧めていきます。 ○地域や団体が連携して、生活習慣病予防に取り組みます。 ○地域の人が集まる機会を健康づくりにも活用します。 ○健康管理の方法など情報提供を行っていきます。 【行政機関等の取り組み(具体的施策)】 方 針 生活習慣病に関する相談や健診(検診)、指導を行い、生活習慣病の発症 や重症化の予防に取り組みます。 取り組み・関連事業 生活習慣病の発症・ 重症化予防 担当課等 健康相談、健康教育 瀬戸保健所 メタボ予防健診結果説明・相談 健康課 メタボ予防健診、がん検診、女性特有のがん検診、骨 粗鬆症検診 特定健診、特定健診結果説明・相談、特定保健指導事 後教室 方 健康課 保険医療課 針 感染症予防に関して予防接種、検診、相談及び指導を行い、町民の健康管 感染症予防 理をサポートしていきます。 取り組み・関連事業 担当課等 肝炎ウイルス検診、結核検診、各種予防接種 健康課 衛生指導、園児の身体観察 保育課 方 針 認知症予防の周知啓発を図るため、回想法や運動等を取り入れた教室を開 認知症予防 催します。 取り組み・関連事業 昔なつかし教室、昔なつかし教室自主グループ支援、 地域版介護予防教室、思い出の語り場づくりへの支援 35 担当課等 長寿介護課 【数値目標】 指標 特定健康診査受診率 対象者 40 歳以上 現状値 42.9% 目標値 特定健診実施計画に準ずる がん検診受診率 胃がん 12.1% 50% 子宮頸がん 32.6% 50% 11.7% 50% 乳がん 29.2% 50% 大腸がん 16.9% 50% 肺がん 40 歳以上 介護予防事業の充実 65 歳以上 337 回 増加へ LDLコレステロール 140 ㎎/dl 以上の 40 歳以上男性 46.1% 36.1% 者 40 歳以上女性 57.0% 47.0% HbA1cがJDS値で 5.2%、NGS 40 歳以上男性 42.8% 32.8% P値で 5.6%以上の者 40 歳以上女性 40.6% 30.6% JDS値とNGSP値…HbA1cの値を示す表記。JDS値は日本独自の表記であり、国際標準の表記で はNGSP値で示す。 36 6.栄養・食生活 現状と課題 栄養・食生活は、生活の基本であり、子どもたちの健やかな成長や日々豊かな生活を送るため に欠くことのできない要素です。また、多くの生活習慣病の予防など、生活の質の向上に深く関 係しています。健康と生活の質の向上のためには、食生活とともに家族と一緒に食事をする共食 の機会の増加など食環境の充実を図っていくことが求められています。 本町では、BMI25 以上の肥満者が増加傾向にあり、特に 45~64 歳の男性で増加しています。 また、肥満とともに若い世代での痩身志向も大きな問題となっています。生活習慣病の予防のた め、家庭や関係機関と連携し、適切な食事の量や内容など、正しい食生活を身に付けることや食 環境を充実させていくことにより、肥満や過度な痩身を予防していく必要があります。 <ワークショップの意見> 栄養バランスが偏っている。 離乳食の理解に差がある。 食べ物の好き嫌いがある子どもが多い。 仕事が忙しく、食事をとる時間が不規則になりがち。 高齢者の食事が心配である。 肥満とやせが増加している。 取り組みの方向 (○は個人や家庭、◎は地域や団体・行政機関等における取り組みの方向) ○バランスの良い食事をします。 ○自分の適正体重を把握します。 ◎生活習慣病予防について啓発・指導を行います。 ◎介護予防についての啓発・指導を行います。 37 【個人や家庭の取り組み】 ○主食・主菜・副菜をそろえて食べるようにします。 ○1日に必要なエネルギーを把握していきます。 ○食事のとり方や栄養に関する正しい知識を身に付けます。 ○食事や健康について正しい知識を得るよう、積極的に教室や講座などに参加します。 【地域や団体の取り組み】 ○離乳食づくりを紹介していきます。 ○バランスのとれた献立のレシピを紹介していきます。 ○親子や高齢者、男性などを対象にした料理教室を開催します。 ○正しい食生活について周知啓発を行っていきます。 【行政機関等の取り組み(具体的施策)】 方 針 食生活による生活習慣病の予防について、啓発や指導を行い、町民の意 識を高めていきます。 取り組み・関連事業 担当課等 園だより、食育だよりを通じた啓発 生活習慣病の予防に ついて啓発や指導 保育園 保健だよりでの啓発、指導要領に応じた授業 保育園・学級訪問栄養指導、食育だより・保育園給 食献立表・学校給食献立表での啓発 栄養相談、食育推進協力店登録事業 給食センター 瀬戸保健所 母子健康相談事業(健診時集団指導等)、成人保健事 業(結果説明等) 、栄養相談 方 小・中学校 健康課 針 介護予防教室、栄養相談等でバランスのとれた食事等の情報提供を行い ます。 介護予防について 啓発や指導 取り組み・関連事業 担当課等 介護予防教室(一次予防事業) 、二次予防事業対象者 把握事業、通所型介護予防事業(二次予防事業)、い 長寿介護課 きいき出前講座 男性のための料理・ウォーキング入門、栄養相談 38 健康課 【数値目標】 指標 対象者 現状値 目標値 小学5年生の肥満の割合 小学5年生男 7.5% 減少へ (ローレル指数 145 以上) 小学5年生女 7.3% 減少へ 45~64 歳男性 28.4% 18.4% 65~74 歳男性 22.6% 17.2% 45~64 歳女性 13.8% 11.8% 65~74 歳女性 15.6% 13.6% 65 歳以上 84.7% 94.7% BMI25 以上の者の割合 自分に適切な食事の量や内容を知って いる者の割合 39