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温泉熱を利用した大規模な葉菜類の栽培への取組み ∼ 小堀松雄氏
温泉熱を利用した大規模な葉菜類の栽培への取組み ∼ 小堀松雄氏 ∼【弘前市】 ○プロフィール ○ポイント 温泉熱を利用して約2.6haの大規模な葉菜類の 温泉パイプを地上に這わせ、低コスト暖房 周年栽培に取り組んでいる。 に取り組む <取り組んだ契機> 米の生産調整の強化により転作野菜の増加が予想されたことから、同じ野菜でも雪と低 温で簡単には取り組めない冬場の野菜生産に着目し、数年かがりで温泉を掘り葉菜類の栽 培に取り組んでいる。 <取組み内容> ・現在、ハウス40棟(8,000坪)で、温泉熱を利用し て11月から3月までは春菊、オータムポエムなど の葉物野菜など栽培し、1月中旬から5月までは花 き苗、メロン・スイカ苗を栽培。 ・ハウス内は地表面に15∼30㎝間隔で設置した直径 2㎝のパイプに温泉を流し、外気温より8℃程度 高く保っている。 ・ハウスを循環した温泉はハウス脇の融雪に利用。 温泉利用の地中暖房による葉菜類の栽培 <今後の方向> ・温泉熱を利用した送風ファンの導入を検討し、鉢花などの新たな品目を検討。 ・安全性を重視する消費者に考慮して、県の特別栽培農産物の減農薬・減化学肥料栽培農 産物の認証取得を検討。 ※活 用し た 「冬 の農 業 」関連事業 なし -1 -