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民間度チェックのすすめ

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民間度チェックのすすめ
民間度チェックのすすめ
∼全事業・業務の健康診断に取り組みます∼
目
次
民間度チェックって何!?(ダイジェスト版)
・・・・・・・・・・
1頁
平成 16 年度の取組の進め方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3頁
1
はじめに
4頁
2
背景と目的
3
民間度チェックの進め方
4
改善見直しの実施とその促進に向けて
5
チェックシート等
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7頁
10 頁
・・・・・・・・・・・・・・
19 頁
(1)事業シート
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
21 頁
(2)業務シート
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
24 頁
(3)組織運営シート
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(4)3か年実施スケジュール表
(5)改善計画シート
6
26 頁
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
27 頁
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
28 頁
参考資料
(1)チェックシート等記入例
(2)民間度チェックQ&A
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
29 頁
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
37 頁
∼平成 16 年度版∼
民間度チェックはこれからもずっと続きます!
全職員で事業・業務の意義を確認して改善して みよ う !
平成15年度、『民間度チェック』を行い、気づいた点はありましたか?時間がない。チェックシートが
合わないと言った意見もありますが、仕事の意義を確認できた!職場のコミュニケーションの大切さ
が、わかったと言う意見もあります。もちろん改善に結びついたものもありますが、まだまだ職場に密
着してないようです!
16年度はじっくりと行い、チェックシートも独自の視点をたくさん導入し、改善に結び付けましょう!
民 間 度 チ ェ ッ ク と は ? お さ ら い で す !
☆「これを機会に、各職員が取り組んでいる全事業・業務の意義を、全職場で改めて確認してみよう!」
つまり、全事業・業務の『そもそも』を確認し合うツールです。
☆「これを機会に、事業・業務に対する疑問、仕事のやり方に対する疑問など日々事業・業務に対して感じ
ている疑問を職場で話し合ってみよう」
つまり、コミュニケーションのツールです!
☆そして、市民の声や職場の声などを踏まえながら「仕事の手順、やり方や分担などを工夫してみよう! あ
り方を考えてみよう!新たらしい手法や担い手を考えてみよう!」などなど、
つまり、市民にも職場にとっても、より良いサービス・仕事のやり方などの改善策を導き出すツールです!
「民間度チェック」=単に「委託化、民営化」する事業・業務の洗い出しを目指すものではないのです!
新しいサービス
□□□について市で メニューが必要!
でも…
市の財政は…借金約3兆2
千億円(市民一人あたり92
万円)…。
行って欲しい!!
子育てしやすい環
境をつくって欲し
い!!
区や局の自律的自主的予算
編成が進む中、区や局で工
夫して、自主的に活用でき
る財源を確保しないと…。
市民のニーズに早く対応しないと!
窓口でわか
りやすく対
応して欲し
い。丁寧に
応対して欲
しい!!
だから…
○○について
もっと早く交 サービスを向上しないと!
付して欲しい!!
無駄な事業をやめて経
多様なサービス提供!
費を節減し、税金を有
効に使って欲しい!!
市民等が満足できるようにサービ
スの質を向上しよう!
業務の効率・スピードを上げよ
う!
新たなサービスの財源を確保する
ためにも、
必要性が低い事業・業務を廃止し
よう!
仕事のあり方、手法、主体などを
見直して、コストを削減しよう!
「民間度チェック」は今までの見直しとは違う大きな特色があります!!
「民間度チェックに『全ての職場で』『全ての職員が』参加して、『全ての事業・業務について』現状を確
認・点検し、組織全体で『納税者としての一般市民やサービスの受益者の声などを反映して』『自律的、自
発的に』改革・改善をすすめます」ということが大きな特色なんです!
- 1 -
最近、市民
から○○の
要望出てい
るのだけど
…。
今のまま
じゃダメ
よねッ!!
15年度
民
間
度
チ
ェ
ッ
ク
!
!
この事業
このまま
で良いの
かなぁ?
工夫をす
れば、
もっと効
率良くで
きるの
に!!
す
全ての職場で、職
場全員で職場の全
事業・業務を確
認・点検してみよ
う!
職場で自律的に改
善を進めよう!
職場の全職員
の声を事業・
業務の改善に
つなげよう!
す
め
全事業・業務の第一次チェック
3 か 年 実 施 ス ケ ジ ュ ー ル の
策
定
と
公
表
15年度中 に
改善計画を
策定した事業
す で に 、 こ こ ま で 終 了 !
方
16 年 度 の 取 組
16 年 度 中 に 改
善計画を策
定・新規事業
の一次チェック
NEW!
重点事業・業
務のチェック
17年度の取
組
16∼17年度
改善計画の策定と公表・意見募集
新規事業・重点事業の一次チェック
○15年度のチェックをもとに改善計画を
策定します。
改善計画シートは、『自分の職場』と『職場
16年
7月
8月
改善の
実施
○改善計画
策定・公表
○新規事業
の一次
チェック
改善計画
策定・公表
を超えた改善』に分類して記入します
NEW!
○新規事業の一次チェック
○重点事業・業務については、再度一次
チェックを行い、改善計画を策定します。
(17ページ参照)
○他課の相互チェックも行います。 NEW!
(17ページ参照)
NEW!
15年度から改善実施
9月
改善
計画
を予
算に
反映
10月
一次チェッ
ク・公表
重点的な事
業・業務と
は、
① 予算・組
織・人事等に
影響が大きな
事業
②課・係単位
の基幹的業務
などを抽出
改善
計画
を予
算に
反映
3月
改 善 の 取 組 と そ の 反 映
改
善
!
!
区や局の運営方針(17年度∼)に反映する
とともに、自律的予算編成(局16年度予算
∼,区検討中)、予算のメリットシステム
(16年度予算∼)や職員配置計画に活かし
ていきます。
また、その成果については市長等による表
彰や発表会などを行います。(18ページ
参照)
17年
4月
1 7 年 度 運 営 方 針 に 反 映 ・ 公 表
17年
度末
16年度の
改善の取組
16年度の
改善の取組
○改善計画の実
施・策定・公表
○新規事業や重
点事業の再ェッ
ク等
持続した点検!
「民間度チェック」を行った結果どうなるのでしょう?!
☆ 職場のコミュニケーションが図られ、活性化がすすみます!
☆ 全事業・業務の根拠、あり方、プロセス、ニーズが把握できます!
☆ 改革改善の意識が生まれます!
☆ 区や局の自主財源が生み出され、新たなサービスを生みだし、新しい市民・区民のニーズに応
えられます!
☆ 仕事のスピードがアップし、効率よくすすめられ、市民・区民のニーズに応えられます!
☆ また、改善実施スケジュールや改善計画を策定し、公表するとともに、予算編成、職員配置計
画、運営方針に反映します!
★ 民間度チェックの結果、横浜市がやることが最適であり、仕事のやり方を変える必要がな
ければ、それを公表し、自信を持って仕事に取り組んでください。
- 2 -
平 成
1 6 年 度 の 取 組 の 進 め 方
平成 16 年 5 月 24 日、都市経営戦略会議で決定!
○
○
○
○
民間度チェックは、昨年10月から、「全職員による全事業、業務の点検と改善」の趣旨で実施
各局区・事業本部が自律的に取組むことを基本
部署による差はあるが、全職員参加による議論(プロセス)が不十分
15 年度の取組状況
健康診断の役割(自信と改善)が未だ十分発揮できていない
平成 16 年度は・・・
○ 平成 16 年度は、各局区で全職員における持続的・自発的な取組を一層促進
○ 17 年度予算編成等に向けて一つでも多くの具体的な改善成果に結びつくよう取組を充実
○ ①ABC 分析等行政評価手法の一体的な活用、②民間度チェック推進体制の強化、③都市経営、総務、財
政、市民等YRP関連局の連携による各局区・事業本部の支援を強化
基
本
的
な
考
え
方
○ 民間度チェックの熟度を高めるとともに持続的な改革の道具として庁内の定着化を図る
○ そのため、再チェックと相互点検を促進する
○ 外部委員も入れた評価委員会は、あり方を検討し、当面は特定課題について活用する
具 体 的
① 16 年度分の改善計画の策定
② 新規事業の一次チェック
な
取
組
に加え、
◎重点的な事業・業務の再チェック
・ 予算・組織・人事等の視点で抽出
・ 課・係単位で基幹的業務として抽出
◎局区内における相互チェック
これらを効果的に進めるため、
を実施する。
(1)民間度チェックの理解促進(ER)
◎目的:各局区で持続的、自発的、自律的に行える風土づくり
◎内容:・エンジンルームが出向いて支援(特に現状維持の率が高い局区)
・ABC 分析等の行政評価手法をPR、研修
・市長表彰
・民間度チェックの仕組みの改善
(2)局区民間度チェック推進体制の見直し・強化(局区)
①
②
③
④
各局区に「改革推進委員会」を設置する
各局区長を改革推進責任者として改めて位置付ける
改革推進委員には、局区長から辞令を交付する(~7 月)
改革推進委員会は、民間度チェック、運営方針、アクション P、職員提案制度等
のツールを活用して各局区におけて改革を推進する
⑤ 改革推進委員は必ず公募を取入れる
⑥ 改革推進委員会は、局区内の相互チェックを行う
(3)改革推進調整会議で全庁的な課題提起・フォロー(総務局)
◎目的:局区単独で解決困難な事業や 18 区共通課題の改善
◎内容:①所管部署とともに解決策の検討を行う。
(局区横断課題解決案作成チームも活用)
②改善案について、必要に応じ執行会議、戦略会議に諮る。
③予算・組織・人事等への連動
◎構成:YRP4 局連絡会のメンバー+関係局区の課長
- 3 -
民間度チェックって何 ?
1
はじめに
横浜市政の基本理念「民の力が存分に発揮される都市・横浜の実現」が目指すとこ
ろは、社会を構成する一人ひとりの市民、団体、企業が創意工夫して、それぞれの目
標や夢を実現できるように、社会経済環境を整え、応援していく行政運営を実現しよ
うとするものです。言い換えれば、市民自治の本来あるべき姿を目指すということで
す。
そのためには、すべての組織と職員が市民や企業の感覚を大切にし、コストやスピ
ード、効率化などの視点を踏まえるとともに、これまでの成長・拡大を前提としたあ
らゆるシステムの見直しを行い、抜本的に行政運営を改革していく必要があります。
民間度チェックは、市役所の構造改革を具体的に進めるにあたり、すべての職員の
参加によって、全職場の事業や業務の点検・確認を行い、サービスの質の向上と効率
化の実現、及び徹底したコスト削減をすすめるための戦略的ツールとして位置付けて
います。
<民間度チェックって何?>
○ 単に民営化、委託化できる事業を洗い出すものではありません。
○ 全ての事業・業務の事実確認とその評価(=点検)を行うことです。
○ 改革・改善の必要があるものは、改善計画を策定し、公表するとともに、予
算編成、職員配置計画、運営方針に反映します。
○ 自分の課や係でできるものは改善し、また調整する必要があることをあぶり
だす仕組みです。
<民間度チェックの基本要件>
○ 組織全体で取り組む。
○ チェックシートを活用する。
○ 市民及び関係者の声を反映する。
(1)民間度チェックって何?
民間度チェックは単に民営化、委託化できる事業を洗い出すものではありません。
第一に、各職場において、全ての事業・業務の事実確認とその評価(=点検)を行い
ます。第二に、継続することが必要と判断された公的サービスについても、①民間企
業や団体が実施主体として供給する
間の優れた手法を導入する
②委託化する
③横浜市が直接執行するが、民
などの視点で検討し、改革・改善の必要があるものは、
改善計画を策定し、公表するとともに、予算編成、職員配置計画、運営方針に反映し
ます。
-4-
民間度チェックって何 ?
スケジュールとしては、平成 15 年度にすべての事業と業務の両方をチェックシー
トで点検・確認します。その後、優先順位の基準に沿って、全ての事業・業務を 15
年度から 17 年度の3か年に割り振る実施スケジュールを策定します。その後、それ
ぞれの改善計画を策定し、計画に従って改善を実施していきます。
民間度チェックの基本要件は
① 組織全体で取り組む
あらゆる職場(課・係)の全ての事業・業務を対象として、全職員の参加と対話
により点検を行い、組織全体で自律的、自発的に改革・改善に取り組むことを前提
に構成しています。同じ業務を行っている異なる職場をとりまとめてチェックする
など、組織全体で取り組むプロセスを省略することは基本要件に反します。
② チェックシートを活用する
全ての事業・業務について、チェックシートを活用して点検を行います。チェッ
クシートによる点検は、あくまで一次チェックであり、課題の把握と改善行動につ
なげるツールとして位置付けています。点検後、改革・改善の必要がある事業・業
務については、改めて改善計画を策定します。
③ 市民及び関係者の声を反映する
民間度チェックでは、対象となる事業・業務について、「市民の声」を第一に確
認する必要があります。さらに、事業・業務に関係するサービス受給者や団体、申
請者などいわゆる関係者が存在する場合には、チェックシートによる分析と合わせ
て、事業・業務に関わる関係者の声を踏まえ、改善計画を策定します。
④ 公表し市民評価を得る
民間度チェックの結果(各チェックシート、3か年実施スケジュール)と改善計
画については、予算編成や運営方針に反映させるとともに、窓口等、ホームページ
や広報誌等で公表し、市民意見を聴取してください。また、市民からいただいた意
見については、さらなる点検、見直しに活用してください。
⑤ 他のあり方検討や見直し計画等との整合性を確認する
民間度チェックは、これまで実施されてきた事務事業の見直し、事務事業自己評
価の内容を含んでおり、その機能を担保することになります。また、アクションプ
ランとして見直しを行った事業・業務については、その内容をさらに豊かにできな
いか、不足部分の修正が可能かなど、内容を改めて確認してください。
なお、公的住宅供給等、市立病院、市立大学、市営交通事業、福祉施設など、既
にあり方を検討されている見直し案については、基本的な方向性は民間度チェック
の点検・確認を行ったものと位置付けますが、個別の業務プロセスは民間度チェッ
クの対象となります。
-5-
民間度チェックって何 ?
ISO14001 については、対象となる事業・業務は、基本的に同一のベースとなりま
すが、
「環境」という視点からの評価となり、民間度チェックの視点とは自ら異なり
ます。
(2)民間度チェックをはじめるにあたって
① 一般職員の方へ
民間度チェックでは各職場における全ての事業・業務を対象にして、その意義
や、効率化の余地がないかを再点検してもらうことを趣旨としています。自分が
行っている業務を点検するにあたって、市民ニーズや満足度と業務の進め方など、
何を主眼とすべきか意識してお読みください。
② 運営責任職の方へ
職場内の全職員の思いやアイデアを集約し、反映させるためにどのようにすべ
きかを意識してお読みください。実際に民間度チェックをすすめていく職場のリ
ーダーとして、主体的にその役割を果たしてください。
③ 経営責任職の方へ
各区や局・事業本部において、この「民間度チェック」が組織目標にどのよう
な変化を与えるか、最終的に所管の事業・業務をどのように改善していくか、な
ど具体的な行政経営を推進していく立場に立ってお読みください。
新時代行政プランⅠ
施策・事業のあり方について、行政によるサービス、事業の民営化や業務の委託化、PFI
の導入、市民、公益団体との協働など、公的サービスの供給主体や事業手法の選択をさまざ
まな角度から点検すること。行政によるサービスのままでよいか、民間で行うのが妥当かを
判断し、従来どおり行政によるサービスが妥当なものについては、その意義を再確認する。
これにより、サービスの質の向上と効率化を実現し、同時に事務事業コストの徹底した削減
をすすめます。
新時代行政プランⅠ
重点改革項目
6
※
民間化チェック と最適なサービス供給主体の選択
すべての施策・事業のあり方を「民間化チェック」により、さまざまな角度から点検し、
行政と市民、団体、企業との役割分担を明確にします。日常の旅費の計算から局の中心事業
そのものまで、運営コスト、間接コストを含めて、行政が公的サービスを担うことの妥当性
を明確化します。これにより、サービスの質の向上と効率化を実現し、同時に事務事業コス
トの徹底した削減を進めます。
※ 新時代行政プランⅠでは、
「民間度チェック」は「民間化チェック」という名称でしたが、民間化チェック検討チ
ームが検討している過程で、チェックシートの試行を全市46課の職場で行っていただいたところ、民営化、委託
化が前提であるかのように受け止められやすいという指摘があったため、名称の変更を検討チームから都市経営戦
略会議に諮り、
「民間度チェック」に変えたものです。
-6-
なぜ民間度チェックを行うの?
2
背景と目的
【 背 景 】
○ 市民ニーズが多様化するなかで、自治体の役割を見直す必要があります。
○ 厳しい財政状況の中でも、新しい市民サービスの実現を図る必要があります。
【 目 的 ∼5つの視点∼ 】
○ <お客様の視点>市民等の視点に立って事業・業務を見直し、市民サービスの
質の向上を図ります。
○ <業務プロセスの視点>効率化による業務の迅速化やコスト削減を図ります。
○ <財務等の視点>庁内分権、区や局・事業本部の自律的運営を図ります。
○ <人材育成の視点>自ら考え、コスト意識を持った職員を育成します。
○ <職場活性化の視点>対話により組織目標と事業・業務の意義を再確認しま
す。
(1) 背
①
景
自治体の役割の再点検・再確認
これまでの成長・拡大の時代に果たしてきた行政主導による社会経済の基盤整
備とナショナル・ミニマムの確保の役割が小さくなり、公共部門の民営化や社会
保障制度の改革などに示されるように、市民や企業の役割が大きくなっています。
一方、福祉サービス、保健活動、ごみ、環境問題への取組、地域の街づくりで、
既に市民、NPO、公益的団体、企業などが、自治体とともに公的サービスの担
い手となっているなど、公的サービスの質の確保、公益の確保という責務を踏ま
えたうえで、自治体が直接供給主体としてあり続けることが問われています。
②
厳しい財政状況における新しい市民サービスの実現
中期財政ビジョンにあるように、平成 18 年度の市税収入は、平成 14 年度より
も 320 億円減収が見込まれるなど、現状の市民サービスの水準を維持することが
極めて困難な状況にあります。一方で義務的な経費は、18 年度までに 740 億円増
加が見込まれるなど、多額の収支不足額が見込まれます。これを義務的経費以外
で賄うとすると、全ての事業費を3か年で約17%削減する必要があります。
したがって、現在行っている事業を、今までのやり方で引き続き提供すること
が困難な状況であることから、今後も必要な行政サービスを市民に提供するには、
全ての事業について、事業主体や事業のやり方など抜本的な見直しを行わなけれ
ばなりません。
(2)目
的
~5つの視点~
民間度チェックをするとどうなるの?
-7-
なぜ民間度チェックを行うの?
①
<お客様(市民等※)の視点>
市民等の視点に立った事業・業務の見直し
市民の公的サービスに対するニーズが多様化し、スピードも求められています。
こうした状況を再認識し、お客様の視点に立って仕事のスタイルを見直す必要が
あります。職場全員で事業・業務を点検し、意義や効果を再確認します。意義や
効果が薄れてきた事業はやめて、新しい市民ニーズに対応できるようにします。
意義や効果が確認できたものは、効率性やサービスの質の観点から事業主体につ
いても点検します。これにより市民の満足度の向上をめざします。
※市民等:事業・業務の相手方や納税者協働主体としての市民や企業、団体の他。庶務、経理、人事、
財政などの内部サポート系の業務においては、市役所内の関係部署が「お客様」に相当します。
②
<業務プロセスの視点>
市民サービスの質の向上とコスト削減
引き続き横浜市が担う市民サービスの中には、そのプロセスが長年の積み重ね
で作られ、複雑になっているものがあると思います。業務の流れを初心に返って
見つめ直すとともに、他の職場とも業務プロセスについて意見交換を行い、効率
的な業務執行に向けた提案を受けるなどして、意味の薄れてきた部分を止めたり
整理し直します。これにより、無駄を省いて、コスト削減を図るとともに、業務
にかかる時間も短縮が図られ、効率的な業務ができるようになります。
③
<財務等の視点>
庁内分権、区や局・事業本部の自律的運営に向けて
自律的な組織運営のできる区や局・事業本部を実現するため、庁内分権を進め
るとともに予算や人員を区や局・事業本部に枠で配分し、自ら予算編成や職員配
置を行います。一方、横浜市では、事業・業務を行う時、従事する職員の人件費
や施設維持費などについて意識されていないのが現状ではないでしょうか。事業
費や事務費とともに、これらの経費も削減することで、財源や人員枠が捻出され、
区や局・事業本部が自らの判断で、必要性・緊急性の高い事業に充てられるよう
になります。
④
<人材育成の視点>
コスト意識を持った職員の育成
全ての職員が民間度チェックに関わり、自分達の仕事のあり方や、業務内容に
ついて振り返ることで、コスト意識や仕事を客観的に見つめ直し、改善する習慣
が身につきます。これにより、一人ひとりが組織運営に関わっているという意識
のもとに、新たな事業・業務を始める時にも、組織目標を常に考え、柔軟で効率
性を考えた取組ができるような人材が育ちます。
⑤
<職場活性化の視点>
対話による組織目標と意義の再確認
各職場で実施している事業が、本来、横浜市が担うべき仕事なのかどうか、法
律の根拠や直接の受益者の声、納税者である市民の声、民間企業やNPO等が担
-8-
なぜ民間度チェックを行うの?
える可能性などの視点から検証します。その上で、目的、コスト、効果、実施主
体としての適格さなどについて職場全員で話し合い、改めて自分達の職場の現状
と課題を確認します。職場での対話と組織目標の共有化により、風通しの良い、
活力のある職場風土が作られます。民間度チェックの結果、横浜市が実施するこ
とが最適であり、仕事のやり方を変える必要がなければ、それを公表し、自信を
持って仕事に取り組んでください。
民間度チェックの理念
~市民自治の実現に向けて~
「民の力が存分に発揮される社会」とは、本来の自治のあるべき姿であり、市民が自らで
きることをやる社会、すなわち市民自治の社会を目指すものです。
戦後の社会システム構築の過程で、復興というひとつの目標に向かって、効率第一で走り
続けてきた「都市化の時代」、すなわち「成長、拡大」の時代は、中央集権型で行政が何でも
やるという形でもよかったのです。
しかし、
「都市化の時代」が一息ついて、成熟した「都市の時代」すなわち非「成長・拡大」の時代
となり、市民ニーズ、社会ニーズの多様化が顕著になる中で、行政が何でも行うというスタイルを見
直し、市民が自らできることをやるという本来の社会システムのあり方を、もう一度、問い直す時代
がきました。都市という社会システムを本来の主役である市民が担うことを基本に、市民にはできな
いことや、調整がどうしても必要な部分を自治体が担うという時代を目指します。
そのため、現在、自治体が行っている事業・業務を、再度、こういった視点から見直すとともに、
長年の積み重ねで作られて、複雑になっている業務の流れを、初心に返って見つめ直し、無駄を省い
てスリム化することが民間度チェックを行うことの理念です。
横浜市の借入金の状況と中期財政見通し
「中期財政ビジョン」平成 15 年 10 月より記載(平成 13 年度末)
借入金の内訳
借入金残高
①一般会計の市債
②特別会計・公営企業会計の市債
市債計
③外郭団体の借入金
合計
2兆1,705億円
2兆8,201億円
4兆9,906億円
1兆2,307億円
6兆2,213億円
うち市税等で償還するもの
1兆6,006億円
1兆2,612億円
2兆8,618億円
4,220億円
3兆2,838億円
中期財政見通し(一般会計)
「平成 16 年度予算案について」平成 16 年 2 月より記載
平成年度
歳入
うち一般財源
うち市税(各年度において留保財源額
30 億円を除く)
歳出
うち義務的な経費
差し引き : 歳入−歳出
当該年度収支不足額 ※ A
14(5 月補正後)
13,160
8,410
15
13,010
8,020
16
12,950
8,080
17
12,900
8,080
18
12,810
8,040
5か年累計
64,830
40,630
6,700
6,500
6,450
6,490
6,440
32,580
13,160
7,310
13,010
7,490
12,950
7,700
13,250
7,930
13,460
8,130
65,830
38,560
0
0
0
▲ 350
▲ 650
▲ 1,000
0
注[▲ 530]
0
注[▲ 450]
0
▲ 350
▲ 300
▲ 650
※
当該年度収支不足額 : 当該年度の歳入と歳出の差引額から、前年度までの収支不足額を引いた額で、その年度に新たに生じる不足額
(注)上段[ ]内は、15 年度予算編成、16 年度予算編成で解消した収支不足額です。
-9-
現状を点検し、改善計画をつくろう!
3
民間度チェックの実施方法
○
全ての職場で全ての職員が、全ての事業・業務を対象として点検します。
○
チェックシートを活用して、全ての事業・業務の点検作業を行います。
○
点検結果に基づき、何から改善計画策定に着手するか優先順位をつけます。
○
点検結果を職場全体で評価し、具体的な改善計画を策定します。
○
改善計画を運営方針に反映させるなど、区や局・事業本部全体の目標とし
て共有化します。
○
(1)
改善計画や、それに基づいた取組結果を市民に公表し、意見を収集します。
実施主体と対象
民間度チェックは、原則として全ての職場において全ての職員が参加して、全て
の事業・業務に改善の余地がないかを点検することから始まります。
全ての職員が参加することの意味は、職場内においてベテラン職員、あるいは特
定の職位・職種・経験をもつ職員の意見や評価だけでなく、新規に配属された職員
などが持っている率直な意見や改善に向けたアイデアを積極的に吸い上げることに
より、その結果として市民へのサービス向上や、コスト削減といった最終目的につ
なげていくということです。
したがって、その目的を達成させるためには、ある特定の業務のみを効率化すれ
ば、それで終わりということではなく、行政がいま実際に行っている仕事の全てを
対象にして、
「~5つの視点~」
(7頁参照)で点検することが必要になります。
その意味で、区や局・事業本部が所管する全ての事業を対象とすることはもちろ
んですが、各職場において全職員が行っている全ての業務についても、ムダがあれ
ばそれをなくすための知恵をしぼっていただく必要があります。また、全区一律で
行う事業、業務(戸籍、税、国保など)や、全市的に定型的な運用ルールが決めら
れている業務(庶務、経理など)については、取りまとめを行う業務主管課に限ら
ず、区および局のそれぞれの職場において点検作業を行ってください。
職場の全員が参加して全ての
事業・業務をチェック!
-10-
現状を点検し、改善計画をつくろう!
(2) 事業・業務の点検方法
① 「事業」と「業務」について
この民間度チェックでは「事業」と「業務」を次のとおり位置付け、これにも
とづいて点検を行うこととします。
【事業】
⇒予算をともなって実施するもの
(例:○○道路整備事業、○○助成事業など)
【業務】
⇒①上記の「事業」を細分化した作業プロセスとしての仕事
(例:○○設計業務、○○用地買収業務、○○検査業務、○○調査業務など)
または
⇒②予算はともなわないが、経常的・定期的に行う必要がある仕事
(例:○○窓口応対業務、○○調査業務、○○庶務、○○資料作成業務など)
②
チェックシートについて
点検を行うにあたって、今回は次のとおり3種類の「チェックシート」を用意
しましたのでこれを活用してください。
チェックシートを使用する理由としては、
○事業・業務の内容の確認が簡単にできる
(業務分析のための特別な知識や経験を要することなく内容を点検できる)
○事業・業務の問題点を導出しやすい
(その事業・業務が内包している性質、特に問題点や課題を見つけやすい)
○確認する項目に職場間の違いが生じない
(各職場において共通の視点で点検できるので、比較/分析がしやすい)
ということがあげられます。今回のチェックシートによらずにチェックを行う
こと自体は当然可能ですが、チェック結果を他の職場と比較する場合があります
ので、なるべくこのチェックシートをもとにしてチェックを行ってください。
★【事業シート】
⇒事業の内容を、事業目的など複数の視点でチェックします。
★【業務シート】
⇒業務の内容を、処理効率やコスト・人材の視点でチェックします。
★【組織運営シート】
⇒組織としての目標の共有や職場環境などの健全性をチェックします。
-11-
現状を点検し、改善計画をつくろう!
☆ どちらのチェックシートを使ってよいか分からない場合もあると思います。
その目的や顧客の視点、コストや人材の視点を考慮に入れることが望ましい市民対応
などのサービス提供に直結している業務は、【事業シート】を活用した方がよいでしょ
う。
また、事業の場合、目的や顧客の視点などのチェックとして事業シートを用い、作業
プロセスとしての細分化した業務を、業務シートのチェックも行い、プロセスの視点で
詳細にチェックするほうが望ましい事業もあります。目的や顧客の視点かそれとも業務
プロセスを詳細にチェックするか、チェック内容を判断してチェックシートを選んでく
ださい。
事業
【事業シート】で点検
業務
【業務シート】で点検
業務
業務
業務 に細 分化 し て
チェックしてみる!
【事業シート】で点検
業務
【業務シート】で点検
業務そのものが「市民サービ
ス」に直結している時など
組織
③
【組織運営シート】で点検
チェックの実施者
チェックシートを活用した一次チェックを誰が行うのかという点について、次
にその例をあげます。事業・業務の内容や性質、各職場における職員構成などの
状況を考慮した上で、結果に偏りが出ないよう必ず複数の職員で一次チェックを
行うようにしてください。このとき、この一次チェックの結果は、市民に対して
公表するという前提で臨んでください。
★
★
★
★
職場内の全員
運営責任職(課長・係長) + 若手職員(1年目、2年目程度)
運営責任職(課長・係長) + 中堅職員(3年目~5年目程度)
ベテラン職員(専任職、専門職クラス) + 若手職員
-12-
現状を点検し、改善計画をつくろう!
ただし注意していただきたいことは、この一次チェック結果(案)が、職場
の課題(一次チェック結果)ではないということです。チェックシートに基づ
いて行ったチェックはあくまでも一次的な点検結果であり、この結果をもとにし
て、職場内でその事業・業務の意義や問題点を話し合うなどの方法により、職場
の全員の意見が何らかの形で反映され、組織として事業・業務の問題点が
共有されるようにしてください。これが最終的な一次チェック結果です。
今回の民間度チェックにおいては、この過程が非常に重要です。
なお、組織運営シートは、事業・業務を組織として推進するという観点から、
原則として課または係を単位とした組織の運営面を対象とします。これに
よって、職員が仕事にいきいきと取り組みやすい職場の環境づくりができている
かを点検してください。
④
チェックシートの記入・確認方法について
チェックについては、繰り返し本書で述べていますが、原則として平成 15 年度
中に全事業・業務を対象にして行います。その際、大くくりの事業・業務は、課
題把握や解決につながるよう、職務分担表(職員配置計画用)などを活用して、
できるだけ細分化する形でチェックをしてください。
チェックシートを記入する際に、改善点を備考欄に記入しておくと、改善計画
を策定するときに、チェックシートをみると問題点が分かり便利です。ただし、
改善計画シートを作らないといけない
と思ってはいけません。改善計画シー
トは、改善を進めるためのメモ程度と考えて自然体でチェックシートで点検して
みましょう。
また、事業・業務内容のキーワードを記入し、後で、容易に検索できるようし
ておきます。
ただし実際には、次のイメージのように、各職場における全ての仕事が「事業」
を構成しているわけではありません。例えば、各区役所における市民対応の仕事
のように市民サービスに直結しているものや、所管事業を持つ課においても庶
務・経理担当職員が行っている内部サポート系の仕事のように、予算をともなっ
ていない仕事、業務は数多くあります。
αは事業Aを直接支えて
いる業務ではない!
●事業の点検
・廃止可能か、最適サービス主体はどこか
・業務効率化/コスト削減余地があるか
事業A
業務γ
●業務の点検
・必要技術や手法が引き継がれているか
・苦情や要望に対応できているか
業務α
業務β
●組織の点検
・組織の目標や使命が共有されているか
・風通しのよい職場になっているか
組
織
-13-
現状を点検し、改善計画をつくろう!
つまり、予算をともなっている・いないにかかわらず、職員が「業務」として
仕事を行っているものであれば、それがどんな仕事であっても、その仕事を行う
ことによって【顧客】
(=お客様)となる人や組織が必ず存在しますので、
「事業」
はもちろん「業務」についても全てチェックの対象とすることが重要になります。
したがって、運営責任職の方が中心となって、チェックの対象を課題把握や解
決につながるようできるだけ細分化するとともに、実際の一次チェックを担当す
ることになった人は
★その「顧客」のニーズに的確にこたえられるか
★仕事のプロセスにムダや効率化できる余地はないか
★職員の意欲が削がれるような環境要因はないか
といった視点で、全ての事業・業務について、その意義やあるべき姿を考えな
がらシートの項目のチェックを行うようにしてください。
⑤
名称等の記入
チェック結果を市民に公表するために、その内容がわかるよう、
「事業シート」の最上段には「事業概要」を、
「業務シート」の最上段には「業務概要」を必ず記入してください。事業概要
については、予算積算書で計上した内容をベースとしてください。
⑥
チェック項目について
チェック項目のうち、事業・業務の個別特性からチェックに馴染まないものや
択一の回答が困難なものについては、チェックシートの備考欄にその理由を必ず
記載してください。
チェックシートは、全事業・業務を対象として汎用性の高いチェック項目とし
ていますが、馴染まない項目もあるはずです。その時は、無理に選択して○をつ
けずにチェック項目を空欄にして、後で○をつけなかった理由を分かるようにし
ておきます。
チェック項目を空欄にした分、自分の職場で新たなチェック項目がないか考え、
自ら改善点作り出すことが改善の一歩となってきます。ぜひとも、独自の視
点を作り出し、改善の余地がないか考えてみてください。
また、各局区・事業本部で必要に応じて、独自にチェック項目を設定しておき、
チェックをする際には、職場で必ず追加するといった方法も改善を進める効果的
な方法のひとつです。
⑦
チェック結果について
実施者による一次チェック結果を導くことができたら、この結果にもとづき、
各職場において「なぜそのような結果が得られたのか」という点を踏まえ、先ほ
-14-
現状を点検し、改善計画をつくろう!
ど本節③で述べたように、事業・業務の意義や問題点について、必ず職場全員の
意見を収集しながら検討を行ってください。
この検討結果を用いて、次節にあるスケジュール策定を行います。
(3)
3か年実施スケジュール策定
チェックシートによる点検結果にもとづき、具体的な改善に取り組む事業・業務
を決定します。改善の余地の大が多いものについては、なるべく改善計画シートを
策定してください。ただし、独自の視点で改善ポイントが見つかった場合には、改
善の余地が小さくても改善計画シートを策定してください。次に、以下にあげるよ
うな【優先順位の検討基準】に沿って、これらの事業・業務の全てについて、改善
計画を平成 15 年度から 17 年度の3か年の間にどうまとめていくか、その実施スケ
ジュールを策定し、3か年実施スケジュール表(25頁参照)に記入してください。
【優先順位の検討基準】
★
多額のコストがかかっているもの
<例:各区や局の予算の○×%以上の経費がかかるものなど>
★
市民からの早急な改善や着手が求められているもの
<例:市民要望や苦情などが過去×年間に○件以上あったものなど>
★
職員の問題意識/危機意識が高いもの、改善要望が高いもの
<例:非効率的な作業が多く一般職員の負担が大きいものなど>
★ その他の要因で急がれるもの
<例:庶務事務IT化(※1)や公の施設管理の見直し(※2)、外郭団体見直しなど>
ただし、新時代行政プランのアクションプランなどにおいて、事業・業務の性格
を意識して各職場の行動計画がきちんと策定されている場合は、それを反映させる
形でかまいません。アクションプランで平成 15 年度内に改善を図るとした事業は早
急に改善計画をまとめて実行に着手し、16 年度予算で具体的な改善を図る事業につ
いても、その改善計画をまとめて 11 月に区長や局長・事業本部長が局区予算原案と
ともに市長・副市長に説明することとします。それ以外、16・17 年度内に見直しを
検討している事業は、15 年度末までに実施スケジュールをまとめてください。
なお、この3か年の実施スケジュールや一次チェックの結果を局区・事業本部運営
方針等に反映してください。
※1
庶務事務のIT化について
現在、総務局IT活用推進課が主体となって、区や局・事業本部で行っている庶務事務について事務
の大幅な効率化を目的として、IT等を活用した処理の集中化とアウトソーシングを進めるための作業
を進めています。庶務事務の具体的な改善要望をこの作業に反映させるためには、各職場において問題
点や改善の方向性をまとめておく必要があります。
-15-
現状を点検し、改善計画をつくろう!
※2
公の施設の管理の見直しについて
従来、公共施設の管理については、外郭団体のように地方公共団体の出資法人が行うこととされてい
ましたが、これを規定した地方自治法の一部が改正され、出資法人以外の「民間事業者を含む」地方公
共団体が指定する者による管理が可能になりました。これについても、見直しの対象としてください。
(4)
改善計画の策定
改善に取り組む事業・業務については、それぞれの職場で具体的な改善計画を策
定し、改善計画シート(26頁参照)に記入します。
その際、市民の声に対しより的確にこたえていくために何を行っていくべきかと
いう点や、他都市や民間ではどのような工夫をしているかなどの点について積極的
な情報収集を行ったり、アイデアを出し合ったりするなどの方法で、改善計画策定
のプロセスが、組織を通じた全職員一丸となった取組となるよう工夫を図ってくだ
さい。
改善計画シートには、
『自分の職場でできること』と『職場を越えて調整が必要な
こと』の 2 種類に分けて記入します。職場を超えた課題については、関係局に問題
提起を行い、各局区事業本部で設置している改革推進委員会や関係課長会・係長会
等で議論し、調整した結果を記入し、全市的に改善の取組ができるようにしておき
ます。
(5)
改善計画の周知・公表
策定された改善計画をより効果の高い内容にするため、また改善計画の円滑かつ
確実な実施のためにも、その計画がまとまった段階で、市民や関係する部署に対し
て周知・公表し、意見の収集を必ず行うようにしてください。
①
市民への公表と意見の収集
策定された改善計画は、職場における職員一人ひとりの日常の心がけや行動規範、
申し合わせ事項といったレベルのものから、区や局・事業本部をあげての事業見直
しの取組が必要となるものなど、各課題に応じて多様なものとなることが考えら
れます。
特に多数の利用者や受給者等を擁する事業の廃止や事業方法の転換などについ
ては、市民への影響が少なくありません。
この場合は、パブリックコメントの手続きなどを活用して、市民の積極的参加
を促すようにする他、次のような公表・意見収集方法を通じて、必ず市民や有識
者、学識経験者などの意見を幅広く集め、改善計画が市民本位のものになるよう
努めてください。このとき、事業の性格や緊急性などをふまえ、直接の受益者の
みならず納税者としての一般市民の声、サービス提供事業者等関係者の声を幅広
-16-
現状を点検し、改善計画をつくろう!
く収集し、さらなる見直しに反映できるようにすることが重要です。
【改善計画公表方法の例】
★
「広報よこはま」や、広報誌「横濱」への記載
★
区や局・事業本部のホームページ等への掲示
★
ミニコミ誌・タウン誌への掲載やCATVなどでの放送
★
市内各駅や大規模小売店舗、電光掲示板への掲示
【改善計画に対する意見収集方法の例】
②
★
電話やFAX、ハガキ、調査会社/媒体を活用した市民意識調査の実施
★
利用者アンケートや、市の「1万人モニター制度」等を活用した調査の実施
★
外部有識者や市民代表を交えた検討会の開催
★
各区役所の事業評価委員会等の積極的活用
これまでの改善事例の参照
過去に類似の改善を図った取組のノウハウは、今後の改善計画を作るうえでの貴
重な情報となります。これまでの本市の事業・業務の見直し事例等を参考資料とし
て添付してありますので参考にしてください。それぞれの総務課等を通じ、所管課
へのヒアリングを試みるのも一つの方法です。
また、総務省の以下のWebページ等も参考にしてください。
★「言いたい知りたい!地方行革」
:http://www.soumu.go.jp/iken/index.html
★ 「電子政府の総合窓口」
:http://www.e-gov.go.jp/
(6)
平成 16 年度以降の公表について
平成16年度以降行う改善計画シートや新規事業の一次チェックシートなどについ
ても、従来どおり、積極的な公表を行います。
公表は、ホームページだけではありません。
¾ 窓口での閲覧
¾ 主要なものをホームページに載せ、他は窓口や職場に設置しておく。
¾ 市民の要望による送付
など
(ただし、どこで閲覧できるかは、ホームページで市民に伝えてください)
(7)
平成 16 年度の新たな取組について
平成16年度、昨年の“民間度チェックのすすめ”では
-17-
現状を点検し、改善計画をつくろう!
① 平成 16 年度分の改善計画シートの作成
② 新規事業・業務の一次チェック
を実施するという工程でした。
平成 16 年5月 24 日、都市経営戦略会議により、平成 16 年度の民間度チェックの取
組として、新たに、
重点的な事業・業務の再チェックとして
① 予算・組織・人事等の視点で、局区・事業本部で特化した事業・業務を抽出
② 職場活性化の視点を重視して、課・係単位で基幹的業務を 1 ないし2程度事業・
業務を抽出
を実施することとなります。
また、各局区事業本部で従来の民間度チェック推進委員会の活動も組込んだ「改
革推進委員会」の設置や局区内での『相互チェック』について実施します。
課を超えた単位でチェックすることで、課内で気づかない点について確認するこ
とができます。なお、チェックする視点については、局区・事業本部内で独自の視
(顧客が誰か明確になっているか?、局と区
点をつくり目標の共有を図りましょう。
の関係の課題が抽出しているか?、課を越えた類似の事業がないか?・・・)
<相互チェックの方法例>
実施内容:平成 16 年度の改善の取組や再チェック等について
チェック!
推進委員会
A課
B課
チェック!
お互いにチェック!
A課
B課
C課
A課
推進委員会でチェック!
チェック!
チェック!
B課
C課
チェック!
トライアングルで干渉せずにチェック!
-18-
さぁ、改善をはじめよう、 一人ひとりの一歩から!
4
改善・見直しの実施とその促進に向けて
○ 策定した改善計画に基づき、職場の全員で着実な取組を進めます。
○ 改善の取組は、運営方針や予算編成等に反映します。
○ 定期的に進捗状況を確認し、市民へ公表します。
○ 優良な改善の取組・結果については、市長や区長、局長・事業本部長から表彰
します。
○ 一回かぎりの対応に終わることなく、随時、再点検 → 改善策の策定
→ 実施を行ないます。
(1)
実現に向けた協力体制
作成した「改善計画」については、責任職あるいは一部の職員のみのものとせず、
組織全体の目標として全員が協力し、実現に取り組みます。具体的な「事務改善目標」
、
「行動計画」などを職場全体で設定するとともに、適宜、進捗状況などの情報の共有
化を図るなど、それぞれの対応に応じた工夫を図ってください。
(2)
区や局・事業本部の運営方針への反映
改善計画のうち、区や局・事業本部で重要と判断するものについては、毎年度の運
営方針に盛り込むことにより、区や局・事業本部をあげた対策のひとつに位置づけ、
共通の目標として、計画的に実現を図っていきます。なお、掲示にあたっては数値目
標化するなど、できるかぎり具体的な達成状態を明示するよう努めることとします。
(3)
予算編成等への反映<包括的財源配分による予算編成とメリットシステム>
平成 16 年度予算から、包括的な財源配分による局・事業本部の自律・分権型の予
算編成が始まりました(区に関しては、17 年度の予定)。このシステムでは、民間度
チェックをはじめとした取組等により生み出された財源は、生み出した局の事業の拡
充や新たな事業の展開に活用できる貴重な財源になります。また、15年度から予算
の執行段階での工夫による節減や新たな財源の確保に対して、3年間にわたって一定
のメリットを付与する「予算におけるメリットシステム」が導入されました。このシ
ステムにおいても、工夫を行った部署に対して財源が配分される仕組みになっていま
す。
以上のように、予算編成、執行いずれの段階においても、見直し・工夫などにより
得られた財源は、努力した部署に還元される仕組みとなっています。民間度チェック
を通じて一層の事務改善に取組み、更なる市民サービス向上に向けた新たな事業展開
のための財源の確保を進めましょう。
(4)
組織・人事等の反映について
事業・業務の見直し等によって、組織機構、職員定数等に変更を生ずる場合、各局
区・事業本部は、事前に総務局組織管理課、人事課、労務課との調整を行います。
-
19
-
さぁ、改善をはじめよう、 一人ひとりの一歩から!
(5)
成果の公表
各年度の改善の取組や結果については、予算や決算の発表の場等において、各区や局に
おいて、積極的に公表していきます。
また、全市的な進捗状況についても、①区や局・事業本部毎の点検結果に基づく改善へ
の取組項目数(取組率)
、②各年度における改善計画の策定状況(策定率)、③改善への取
組の実施状況(着手率)
、④改善の完了状況(完了率)などを把握のうえ、同様に公表し
ていくこととします。
(6)
継続的なチェックと改善の取組
決算期などの各事業や業務の節目となる時期を定め、毎年度、改善計画の進捗状況
を確認し、必要に応じ、翌年度における改善計画の追加・修正等を行い、着実な促進
を図ります。なお、平成 15 年度からの3か年で、すべての事業や業務の民間度チェ
ック(チェックシートによる点検と改善計画の策定)を終えることとなりますが、一
過性の取組で終わることなく、事業や業務を取り巻く諸環境の変化を捉え、それぞれ
の職場で随時、チェックシートを活用した再点検やさらなる改善への討議が行なわれ
るような職場づくりを目指してください。
(7)
経営責任職、運営責任職の役割
運営責任職の方は、点検結果による課題の把握や改善策の策定・実行にあたって、主体
的に取り組むとともに、職場全体での合意、目標、取組として進められるよう、職場での
討議の促進や区や局の内外の関係者との調整等に努めてください。
経営責任職の方は、運営方針への取上げや実施結果の評価などを通じ、各職場の改善策
の策定・実施が円滑に進むよう、実施の支援と進捗の管理をお願いします。
(8)
その他の促進策
その他、取組の促進に向け、各個人レベルの目標設定や評価への反映を目指します。
① MBO(目標によるマネジメント)等への反映
課題の把握結果や改善計画への取組については、毎年度、MBO の「行動計画」策
定にできる限り反映することとし、「振り
返り」を行います。あわせて、
「意向調書」
の作成においても、これらへの取組状況等
改善策の
点検と課題
を積極的に記載することとします。
検討
の把握
② 市長等による表彰と事例発表会
積極的な改善が図られた事例について
は、市長や区長、局長・事業本部長による
表彰制度を設けて評価するとともに、事例
改善の
発表会を実施して、ノウハウなどの全市的
取組
な共有化を図ります。
-
20
-
5(1) 民間度チェック ∼ 事業シート編(1/3) ∼
<事業名称>
○○○
<事業概要>
○○○
<所管局区・課名・記入者名>
<顧 客>
○○○
視
点
<キーワード>
チェック項目
実施根拠と見直しの可能性
1 事業を行っている根拠を踏まえたうえで、市が主体となった見直
しなどの検討が可能ですか。
事
大
市の条例や規則等によって規
定しているため、市の裁量で
廃止・見直しが可能
規程が無く自由度がある
国の法令等により規定されてい
るため、市の意思では廃止・見
直しは出来ない
様式など細部まで規定されてい
る
行っていない
行っているが、事業の改善に
は結びついていない
事業目的を見直し、事業の改
善に結びつけている
行っていない
過去3年以上事業の見直しは
行っていない
3年以内に事業の見直しを
行っている
民間で行っているものもある
行っている民間はないが、条件
がそろえば民間でも実施は可能
である
行政・外郭団体しか行えない
事業・サービスである
他都市では、効率的で質の高
い事業・サービス提供手法を
とっている
他都市でも他の事例がある
が、代替手法にも課題がある
他都市も同様な事業・サービ
ス提供手法をとっている
一部の関係者にしか公表され
ていない
定期的に公表している
対象者は把握できていない
直接接する対象者しか把握し
ておらず、間接的に利害関係
にある市民は把握していない
対象者を把握しており、特に
偏ったサービス提供・利用は
ない
今後の需要は分からない
今後、需要は減少する傾向に
ある
状況によって変化する可能性
があるが、一定の需要が見込
まれる
当面安定的な需要が見込める
具体的な需要予測がある
市民のニーズ・要望等は把握
できていない
市民のニーズ・要望等は把握し
ているが、受益者以外の声は聴
いていない
市民のニーズ・要望等は把握し
ており、事業継続の要望等も多
数ある
受益者以外からの声も聴いてい
る
行っていない
市民の意見、苦情、要望等は
把握しているが、十分に事業
に反映出来ていない
市民の意見、苦情、要望等を
調査、把握しており、事業に
反映している
で、事業目的の見直しを行っていますか。
業
- 21 -
目
3
4
5
見直しの有無
事業の見直しを行っていますか。
他の主体(民営化の可能性)
同様な事業・サービスを民間でも提供していますか。
代替可能性の検討(委託化やPFI等の手法の可能性)
他都市では違ったサービス提供手法をとっていますか。
的
事業の目的や結果の公表
6 事業の目標や結果を市民(納税者)に公表しながら事業を行って 行っていない
いますか。
需要(受益者)の対象
顧 7 事業の受益者・サービスの対象者は、どのような市民等(顧客)
や団体か、明確に把握出来ていますか。
客
需要の見込み
8 今後の需要は把握できていますか。安定的・継続的な需要が見込
まれますか。
の
市民(顧客)ニーズの把握
視
点
9 市民ニーズ(要望)を提案箱やアンケートなど広聴手段で捉えて
いますか。
市民(顧客)の満足度の追求
10 市民からの意見、苦情、要望を適切に反映し事業を行っています
か。
小
国の法令等により規定されてい
るため、市の意思では廃止・見
直しは出来ないが、市が上乗せ
で行っている部分や事業のやり
方などの見直しは可能である
事業目的の変化
2 非「成長・拡大」など、事業を取り巻く環境が変化しているなか
大 ← 改善の余地 → 小
中
備考(内容・選択理由・選択記入できない理由)
5(1) 民間度チェック ∼ 事業シート編(2/3) ∼
視
点
チェック項目
11
財
12
務
民間企業等とのコスト比較
人件費を含めたコスト比較をしていますか。
他都市との比較
他都市の類似事例のコストを比較していますか。
大 ← 改善の余地 → 小
中
大
備考(内容・理由・選択記入できない理由)
小
把握していない
比較している
比較した結果、最適な主体で
事業を行っている
把握していない
他都市より、高コストである
他都市もコストは余り変わらな
い
また、他都市では他の主体が実
施している
把握している
他都市より安価である
持っていない
持っているが、改善の余地が
ある
把握しており、合理的な根拠
がある
検討していない
検討中
既に取り組んでいる
とっていない
検討したが、対策の導入はで
きていない
導入した
マニュアル化していない
あるが、見直していない
マニュアルが整備され、定期
的に見直しも行っている
職場で共有している
行っていない
人材を育成しているが十分な
効果が表れていない
計画的に人材育成を実施し、
研修成果が反映されている
職員の意欲を採り入れる機会
が少ない
職員の意欲を聴きながら進め
ている
積極的に職員の意欲を取り入
れている
《具体的な情報(コスト比較)》
《具体的な情報(コスト比較)》
《そのように考える根拠・データ》
受益者の負担
の
13
そのサービスに係るコストを受益者(利用者)と税でどの程度負
担すべきか、納税者に対して説明できる根拠・考えを持っていま
すか。
《総コストに対する回収率》
財源の確保
視 14 継続して事業を実施するにあたり、新たな財源の導入などの検討
を行っていますか。
コスト削減
点
《対策の内容》
過去3年間に何かコスト削減について対策を積極的にとりました
15 か。
※嘱託化、委託化、補助事業化、民営化等を図ったか。または検
討したか。
事業の標準化
- 22 -
人 16 当該課の職員が事業を標準的に行うことが出来るマニュアル等が
材
ありますか。
人材育成1
の 17 担当換え、研修、マニュアルの改定などを通して事業を担う当該
課職員の人材育成を行っていますか。
視
人材育成2
点 18 当該課の職員の意見・アイデアを取り入れるなど職員の意欲に応
えて事業を進めていますか。
・導入しない理由
職
19
場
独
自 20
の
視 21
点
・
22
改
善
が 23
必
要 24
な
ポ 25
イ
ン
26
ト
チェック個数
0
検討の方向性
事業のあり方の検討
個
0
個
0
自信を持って推進
個
5(1) 民間度チェック∼ 事業シート編(3/3) ∼
視
大 ← 改善の余地 → 小
チェック項目
点
備考(内容・理由・選択記入できない理由)
大
中
小
職 27
場
28
独
自 29
の
視
点
30
31
- 23 -
・
改
善
32
33
が
必 34
要
35
な
ポ 36
イ
37
ン
ト 38
チェック個数
0
検討の方向性
事業のあり方の検討
個
0
個
0
自信を持って推進
個
5(2) 民間度チェック ∼ 業務シート編(1/2) ∼
<事業概要>
○○○
<事業名称>
○○○
<所管局区・課名・記入者名>
<キーワード>
<顧 客>
○○○
視
点
チェック項目
ス
行っていない
分からない
過去3年以内に行っている
毎年行っている
現在行っている
2 業務の年間計画を策定し、定期的に進行管理を行っていますか。
策定、管理ともしていない
策定しているが、管理してい
ない
策定し管理している
把握していない
存在し、統合・集約は可能
存在しているが、統合・集約
は難しい
存在していない
4 業務の処理時間を把握し、計画的に業務を遂行していますか。
把握していない
把握しているが、計画的には遂
行していない
正確に把握し、計画的に行っ
ている
5 業務の処理時間短縮に向けた取組みを行っていますか。
行っていない
過去3年以内に行っている
毎年行っている
IT(情報通信技術)を活用した業務プロセスの見直しを行っていま
行っていない
6
すか。
過去3年以内に行っている
毎年行っている
把握していない
過去3年以内に把握した
毎年把握している
可能である
一部可能である
守秘義務等の関係があるが、工
夫次第で可能である
法令の制約がある等困難である
類似業務も行っている民
(間)もある。検討の余地あ
り
民(間)で行っていない
行政が行うことが最適である
マニュアル化されているが、共
有化されていない
適宜、マニュアル等を更新し
共有している
ー
・ 7 人件費を含めた業務のコストを把握していますか。
- 24 -
コ
8 業務は嘱託職員、アルバイトで実施可能ですか。
業務は民間委託できますか、また、民(間)が担うことができます 可能である
か。
ス 9
ト
業務の遂行に必要な技術や手法をマニュアル化していますか。
10 ※業務が標準化できるマニュアルが職場に備わっている、問題点を全員で マニュアル化していない
解決する場がある、職場内の意見交換が活発等
人
11 業務の目的を組織として、把握していますか。
把握していない
組織として把握しているが、
共有化されていない
把握しており、共有化されて
いる
12 担当職員の不在・休暇時の協力体制が円滑に行われていますか。
行われていない
ルールはないが、適宜対応し
ている
ルールがあり運用されている
一時的に偏りはあるが、恒久
的ではない
偏りが出ないよう、その都度
調整している
依存する部分がある
誰もが業務遂行できるように
なっている
一年に一回は行うことになっ
ている
体系的な研修体制がある
または、OJTを行っている
対応方法は決まっているが、
業務改善までは行っていない
対応方法は決まっており、業
務改善についてもその都度
行っている
13
特定の職員(業務に精通している職員等)に仕事が偏っていますか。
偏っている
仕事のローテションが行われていますか。
その業務の遂行が、特定職員の能力や影響力に依存していませんか。
14 ※難しい案件は特定の職員にしか処理できない(しない)、ベテラン職員 永年同じ人に依存している
の意見が通る等
材
職場内研修の実施、市全体での実務研修の実施など業務経験年数に応
行っていない
15 じた、職場内外の実務研修を行っていますか。
組織として苦情・要望等に対する対応方法がありますか。
16 ※苦情マニュアルがある、苦情処理報告書を作成、業務改善の話し合いの 特になく、管理職対応である
実施等
職
場
独
自
の
視
点
備考(内容・理由・選択記入できない理由)
小
1 定期的に業務の処理手順の把握・見直し、簡略化を行っていますか。
ピ 3 類似業務が他の課に存在し、統合・集約が可能ですか。
ド
大 ← 改善の余地 → 小
中
大
17
18
19
20
チェック個数
0
個
0
個
0
個
5(2) 民間度チェック ∼ 業務シート編 ∼2/2
視
大 ← 改善の余地 → 小
チェック項目
点
職
備考(内容・理由・選択記入できない理由)
大
中
小
21
場 22
独 23
自 24
の 25
視
点
26
27
・
- 25 -
28
改
29
善
30
が
必
要
31
32
な 33
ポ 34
イ 35
ン 36
ト
37
チェック個数
0
個
0
個
0
個
<所管局区・課名・記入者名>
5(3) 民間度チェック ∼組織運営シート∼
チェック項目
大 ← 改善の余地 → 小
大
中
備考(内容・理由)
小
共有していない
一部の職員のみ理解し
ている
職員全員が共有してい
る
策定していない
行動計画を策定してい
る
行動計画を策定してお
り、実行に結びついて
いる
自らの行動目標を明示
していない
自らの行動目標を明示
している
自らの行動目標を全員
が共有している
役割が認識されていな
い
一部の職員のみ認識さ
れている
職員全員が認識してい
る
課の中で、コミュニケーション
の機会が少なく、意思
の疎通が図れない
コミュニケーションの機会が多
くあり、活発な意見交
換が行われている
コミュニケーションを通して自
主的な職場の改善が実
施されている
挨拶も行われず、職場
にいない職員について
気をとめていない
挨拶は、行われている
が、一部の職員のみで
ある
職場内では、元気の良
い挨拶が交わされてい
る
目標達成するための必
要な能力を把握してい
7 課の目標を達成するための課に必要な能力を把 ない
握し、それを明らかにしていますか。
目標達成するための必
要な能力を把握し、職
場で明らかにしている
明らかにした能力要件
に基づき、OJT、OFFJT
等の能力開発プログラム
を確立している
運営責任職として役割
が明確でなくその職責
が果たされていない
運営責任職の責任と権
限が明らかになってい
る
運営責任職の責任と権
限が明らかになってお
り、運営責任職の役割
を果たしている
組織目標の共有化
1 区や局の使命・目標を、職員全員で共有していま
すか。
課の行動計画策定
2 課の行動計画を策定していますか
運営責任職の行動目標の明示
3 運営責任職はMBO等に基づく自らの行動目標を
明示していますか。
行動計画策定の職員の参画
- 26 -
4 課の行動計画を策定するために、職員は、自らの
役割を認識していますか。
よりよい職場環境づくり 1
5 課の目標を達成するために職員が自主的・積極
的に行動できるようにコミュニケーションが実施され、風
通しのよい職場環境づくりをしていますか。
よりよい職場環境づくり 2
6 出退勤の挨拶が行われる等、最低限のマナー
や、モラルのある組織となっていますか。
必要な能力の把握
運営責任職の職責
8 課の目標を達成するために組織として運営責任
職の役割が明示され、その職責を果たしています
か。
合 計
0
0
0
5(4) 3か年実施スケジュール表
事業・業務項目等
課・係
改善の余地
大
中
小
見直しの要否
改善計画策定
改善の方向
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
事
業
シ
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
ト
で
チ
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
︵
事
業
ー
ェッ
︶
ク
︵
業
務
ー
業
務
シ
ェッ
ト
で
チ
︶
ク
*事業とは・・・①各係で所管実施する事業、予算を伴うもので原則として予算積算書の作成ベース
②仕事そのものが市民サービスに直結するもので、職務分担表で項目立てされている業務(窓口業務等)
*業務とは・・・予算積算書で現れない業務(庶務、経理など内部サポート系業務)
- 27 -
記入者名
5(5) 改善計画シート (事業・業務)
事業・業務名
担当課・係
評
価
①点検後の課
題
②当該事業・
業務の関係者
の声
自分の職場でできること
改
③具体的な
改善方法と達
成年度
(行動計画)
善
計
④改善策の実
施上
画 の課題と対策
⑤改善後の
達成状態(目標)
⑥次回再点検
- 28 -
職場を越えて調整が必要なこと
6(1) 記入例 民間度チェック ∼ 事業シート編(1/3) ∼
<事業名称>
都市経営講座
<事業概要>
<所管局区・課名・記入者名>
市役所の構造改革を進めるため、一人ひとりの職員が現状への危機意識を持ち、仕事のあり方を見直すた 都市経営局・都市経営推進課・○○
め、民間企業や、改革を先進的にすすめている自治体の現状について学ぶための職員向けの講演会を開
催する。
<キーワード>
都市経営、市民満足、経営品質
<顧 客>
全職員
視
点
チェック項目
実施根拠と見直しの可能性
1 事業を行っている根拠を踏まえたうえで、市が主体となった見直
しなどの検討が可能ですか。
事
大 ← 改善の余地 → 小
中
大
国の法令等により規定されてい
るため、市の意思では廃止・見
直しは出来ない
様式など細部まで規定されてい
る
行っていない
行っているが、事業の改善に
は結びついていない
事業目的を見直し、事業の改
善に結びつけている
行っていない
過去3年以上事業の見直しは
行っていない
3年以内に事業の見直しを
行っている
行っている民間はないが、条件
がそろえば民間でも実施は可能
である
行政・外郭団体しか行えない
事業・サービスである
市の条例や規則等によって規
定しているため、市の裁量で
廃止・見直しが可能
規程が無く自由度がある
○
平成14年度新規事業のため
事業目的の変化
2 非「成長・拡大」など、事業を取り巻く環境が変化しているなか
で、事業目的の見直しを行っていますか。
業
- 29 -
目
3
4
5
見直しの有無
事業の見直しを行っていますか。
他の主体(民営化の可能性)
同様な事業・サービスを民間でも提供していますか。
代替可能性の検討(委託化やPFI等の手法の可能性)
他都市では違ったサービス提供手法をとっていますか。
的
民間で行っているものもある
○
他都市でも他の事例がある
が、代替手法にも課題がある
事業の目的や結果の公表
需要の見込み
8 今後の需要は把握できていますか。安定的・継続的な需要が見込
まれますか。
対象者は把握できていない
直接接する対象者しか把握し
ておらず、間接的に利害関係
にある市民は把握していない
対象者を把握しており、特に
偏ったサービス提供・利用は
ない
今後の需要は分からない
今後、需要は減少する傾向に
ある
状況によって変化する可能性
があるが、一定の需要が見込
まれる
市民のニーズ・要望等は把握
できていない
行っていない
○
○
当面安定的な需要が見込める
具体的な需要予測がある
市民のニーズ・要望等は把握し
ているが、受益者以外の声は聴
いていない
○
市民のニーズ・要望等は把握し
ており、事業継続の要望等も多
数ある
受益者以外からの声も聴いてい
る
市民の意見、苦情、要望等は
把握しているが、十分に事業
に反映出来ていない
○
市民の意見、苦情、要望等を
調査、把握しており、事業に
反映している
の
市民(顧客)ニーズの把握
視
点
9 市民ニーズ(要望)を提案箱やアンケートなど広聴手段で捉えて
いますか。
市民(顧客)の満足度の追求
10 市民からの意見、苦情、要望を適切に反映し事業を行っています
か。
他都市も同様な事業・サービ
ス提供手法をとっている
定期的に公表している
需要(受益者)の対象
客
○
一部の関係者にしか公表され
ていない
いますか。
○
組織学習を受講要件にした。また、経営品質に照準
を当てた。
正確に把握していない
他都市では、効率的で質の高
い事業・サービス提供手法を
とっている
6 事業の目標や結果を市民(納税者)に公表しながら事業を行って 行っていない
顧 7 事業の受益者・サービスの対象者は、どのような市民等(顧客)
や団体か、明確に把握出来ていますか。
備考(内容・選択理由・選択記入できない理由)
小
国の法令等により規定されてい
るため、市の意思では廃止・見
直しは出来ないが、市が上乗せ
で行っている部分や事業のやり
方などの見直しは可能である
○
6(1)記入例 民間度チェック ∼ 事業シート編(2/3) ∼
視
点
チェック項目
11
財
12
務
民間企業等とのコスト比較
人件費を含めたコスト比較をしていますか。
他都市との比較
他都市の類似事例のコストを比較していますか。
大 ← 改善の余地 → 小
中
大
備考(内容・理由・選択記入できない理由)
小
《具体的な情報(コスト比較)》
比較している
比較した結果、最適な主体で
事業を行っている
把握していない
他都市より、高コストである
他都市もコストは余り変わらな
い
また、他都市では他の主体が実
施している
把握している
他都市より安価である
持っていない
持っているが、改善の余地が
ある
把握しており、合理的な根拠
がある
○
検討中
既に取り組んでいる
とっていない
○
検討したが、対策の導入はで
きていない
導入した
マニュアル化していない
○
あるが、見直していない
マニュアルが整備され、定期
的に見直しも行っている
職場で共有している
行っていない
人材を育成しているが十分な
効果が表れていない
計画的に人材育成を実施し、
研修成果が反映されている
○
職員の意欲を採り入れる機会
が少ない
職員の意欲を聴きながら進め
ている
積極的に職員の意欲を取り入
れている
○
行っていない
職場での報告をしている
○
学んだことを実践している
把握していない
把握しているが課題がある
○
把握している
把握していない
○
《具体的な情報(コスト比較)》
○
《そのように考える根拠・データ》
内部研修であるため該当しない
受益者の負担
の
13
そのサービスに係るコストを受益者(利用者)と税でどの程度負
担すべきか、納税者に対して説明できる根拠・考えを持っていま
すか。
《総コストに対する回収率》
財源の確保
視 14 継続して事業を実施するにあたり、新たな財源の導入などの検討
を行っていますか。
検討していない
コスト削減
点
《対策の内容》
過去3年間に何かコスト削減について対策を積極的にとりました
15 か。
※嘱託化、委託化、補助事業化、民営化等を図ったか。または検
討したか。
事業の標準化
- 30 -
人 16 当該課の職員が事業を標準的に行うことが出来るマニュアル等が
材
ありますか。
人材育成1
の 17 担当換え、研修、マニュアルの改定などを通して事業を担う当該
課職員の人材育成を行っていますか。
視
人材育成2
点 18 当該課の職員の意見・アイデアを取り入れるなど職員の意欲に応
えて事業を進めていますか。
講演で学んだことを業務に生かせるようにしているか
職
場 19
独
講演内容が各職場の職員に届いていることを把握しているか
自 20
の
視
21
点
・
改 22
善
が 23
必
要 24
な
ポ 25
イ
ン
26
ト
チェック個数
7
検討の方向性
事業のあり方の検討
個
6
個
・導入しない理由
部課長会での報告についてエンジンルームへの通知
は取り止めにした
5
自信を持って推進
個
6(1) 記入例 民間度チェック∼ 事業シート編(3/3) ∼
視
大 ← 改善の余地 → 小
チェック項目
点
備考(内容・理由・選択記入できない理由)
大
中
小
職 27
場
28
独
自 29
の
視
点
30
31
- 31 -
・
改
善
32
33
が
必 34
要
35
な
ポ 36
イ
37
ン
ト 38
チェック個数
7
検討の方向性
事業のあり方の検討
個
6
個
5
自信を持って推進
個
6(2) 記入例 民間度チェック ∼ 業務シート編(1/2) ∼
<事業名称>
民間度チェック
<事業概要>
平成15年度から3ヵ年かけて全事業・業務の点検を全職場で行う。エンジンルームでは、民間度チェックの趣
旨が理解され、各職場でスムーズに行われ、改善につながるよう推進する役目を担っている。
<顧 客>
全職員
視
点
<キーワード>
顧客満足、行政評価、全職員、全職場、全事業・業務
チェック項目
大 ← 改善の余地 → 小
中
大
過去3年以内に行っている
毎年行っている
現在行っている
2 業務の年間計画を策定し、定期的に進行管理を行っていますか。
策定、管理ともしていない
策定しているが、管理してい
ない
策定し管理している
把握していない
存在し、統合・集約は可能
存在しているが、統合・集約
は難しい
存在していない
ピ 3 類似業務が他の課に存在し、統合・集約が可能ですか。
○
ー
把握していない
把握しているが、計画的には遂
行していない
5 業務の処理時間短縮に向けた取組みを行っていますか。
行っていない
過去3年以内に行っている
毎年行っている
IT(情報通信技術)を活用した業務プロセスの見直しを行っていま
行っていない
すか。
過去3年以内に行っている
毎年行っている
6
・ 7 人件費を含めた業務のコストを把握していますか。
- 32 -
コ 8 業務は嘱託職員、アルバイトで実施可能ですか。
把握していない
○
可能である
業務は民間委託できますか、また、民(間)が担うことができます 可能である
ス 9 か。
ト
○
過去3年以内に把握した
毎年把握している
一部可能である
守秘義務等の関係があるが、工
夫次第で可能である
法令の制約がある等困難である
類似業務も行っている民
(間)もある。検討の余地あ
り
民(間)で行っていない
行政が行うことが最適である
マニュアル化されているが、共
有化されていない
適宜、マニュアル等を更新し
共有している
把握しており、共有化されて
いる
把握していない
組織として把握しているが、
共有化されていない
12 担当職員の不在・休暇時の協力体制が円滑に行われていますか。
行われていない
ルールはないが、適宜対応し
ている
○
ルールがあり運用されている
一時的に偏りはあるが、恒久
的ではない
○
偏りが出ないよう、その都度
調整している
依存する部分がある
○
誰もが業務遂行できるように
なっている
特定の職員(業務に精通している職員等)に仕事が偏っていますか。
偏っている
13
仕事のローテションが行われていますか。
その業務の遂行が、特定職員の能力や影響力に依存していませんか。
の意見が通る等
職場内研修の実施、市全体での実務研修の実施など業務経験年数に応
行っていない
15 じた、職場内外の実務研修を行っていますか。
一年に一回は行うことになっ
ている
組織として苦情・要望等に対する対応方法がありますか。
対応方法は決まっているが、
業務改善までは行っていない
16 ※苦情マニュアルがある、苦情処理報告書を作成、業務改善の話し合いの 特になく、管理職対応である
実施等
職
場
独
自
の
視
点
17 民間度チェックのマニュアルやチェックシートの見直しを行っているか
18
19
行っていない
検討している
全職員からの意見、苦情、要望を適切に反映して行っているか
行っていない
職員の意見、苦情、要望等は把握し
ているが、十分に事業に反映出来て
いない
経営責任職がスポンサーシップを発揮できるようにしているか
行っていない
検討している
職場内で民間度チェックの取り組みがスムーズにできるよう運営責任職を 行っていない
検討している
20 サポートしているか
チェック個数
今年度、始めた業務。改善の余地あり
今年度、始めた業務。改善の余地あり
内部業務
11 業務の目的を組織として、把握していますか。
14 ※難しい案件は特定の職員にしか処理できない(しない)、ベテラン職員 永年同じ人に依存している
材
○
○
自ら行なう業務
業務の遂行に必要な技術や手法をマニュアル化していますか。
10 ※業務が標準化できるマニュアルが職場に備わっている、問題点を全員で マニュアル化していない
解決する場がある、職場内の意見交換が活発等
人
各局区・事業本部に状況調査を行う予定
正確に把握し、計画的に行っ
ている
4 業務の処理時間を把握し、計画的に業務を遂行していますか。
○
備考(内容・理由・選択記入できない理由)
小
行っていない
1 定期的に業務の処理手順の把握・見直し、簡略化を行っていますか。
分からない
ス
ド
<所管局区・課名・記入者名>
都市経営局・都市経営推進課・○○
3
個
体系的な研修体制がある
または、OJTを行っている
○
○
○
○
8
○
個
対応方法は決まっており、業
務改善についてもその都度
行っている
行っている
○
2004年度版に向けて改定作業を行っている
職員の意見、苦情、要望等を調査、
把握しており、事業に反映している
推進委員が抱えている問題点や悩みの解決
均等に進捗しているかどうかの確認
各局区・事業本部に状況調査
を行う予定
行っている
各局区・事業本部に状況調査を行う予定
4
各局区・事業本部に状況調査を行う予定
個
6(2) 記入例 民間度チェック ∼ 業務シート編 ∼2/2
視
大 ← 改善の余地 → 小
チェック項目
点
職
備考(内容・理由・選択記入できない理由)
大
中
小
21
場 22
独 23
自 24
の 25
視
点
26
27
・
28
- 33 -
改
29
善
30
が
必
要
31
32
な 33
ポ 34
イ 35
ン 36
ト
37
チェック個数
3
個
8
個
4
個
<所管局区・課名・記入者名>
6(3) 記入例 民間度チェック ∼組織運営シート∼
チェック項目
都市経営局・都市経営推進課・○○
大 ← 改善の余地 → 小
大
備考(内容・理由)
小
一部の職員のみ理解し
ている
職員全員が共有してい
る
行動計画を策定してい
る
行動計画を策定してお
り、実行に結びついて
いる
自らの行動目標を明示
していない
自らの行動目標を明示
している
自らの行動目標を全員
が共有している
全員が経営責任職または運
営責任職
役割が認識されていな
い
一部の職員のみ認識さ
れている
職員全員が認識してい
る
全員が経営責任職または運
営責任職
課の中で、コミュニケーション
の機会が少なく、意思
の疎通が図れない
コミュニケーションの機会が多
くあり、活発な意見交
換が行われている
コミュニケーションを通して自
主的な職場の改善が実
○ 施されている
挨拶も行われず、職場
にいない職員について
気をとめていない
挨拶は、行われている
が、一部の職員のみで
ある
職場内では、元気の良
い挨拶が交わされてい
る
目標達成するための必
要な能力を把握してい
7 課の目標を達成するための課に必要な能力を把 ない
握し、それを明らかにしていますか。
目標達成するための必
要な能力を把握し、職
○ 場で明らかにしている
明らかにした能力要件
に基づき、OJT、OFFJT
等の能力開発プログラム
を確立している
運営責任職として役割
が明確でなくその職責
が果たされていない
運営責任職の責任と権
限が明らかになってい
る
運営責任職の責任と権
限が明らかになってお
り、運営責任職の役割
を果たしている
組織目標の共有化
共有していない
中
1 区や局の使命・目標を、職員全員で共有していま
すか。
課の行動計画策定
策定していない
2 課の行動計画を策定していますか
運営責任職の行動目標の明示
3 運営責任職はMBO等に基づく自らの行動目標を
明示していますか。
行動計画策定の職員の参画
- 34 -
4 課の行動計画を策定するために、職員は、自らの
役割を認識していますか。
よりよい職場環境づくり 1
5 課の目標を達成するために職員が自主的・積極
的に行動できるようにコミュニケーションが実施され、風
通しのよい職場環境づくりをしていますか。
よりよい職場環境づくり 2
6 出退勤の挨拶が行われる等、最低限のマナー
や、モラルのある組織となっていますか。
必要な能力の把握
運営責任職の職責
8 課の目標を達成するために組織として運営責任
職の役割が明示され、その職責を果たしています
か。
合 計
1
1
4
○
○
○
○
6(4) 記入例 民間度チェック 3か年実施スケジュール都市経営局・都市経営推進課
事業・業務項目等
見直しの要否
改善計画策定
改善の方向
年度
大
中
小
行政経営品質取り組み支援(保土ケ
谷他)
9
4
2
要 ・ 否
16年度
行政経営品質研究会
11
4
2
要 ・ 否
16年度
都市経営講座
7
6
5
要 ・ 否
16年度
6
4
7
要 ・ 否
16年度
8
6
2
要 ・ 否
16年度
6
6
2
要 ・ 否
16年度
ビラ作成
11
2
3
要 ・ 否
16年度
市長講演会
5
2
8
要 ・ 否
16年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
︵
事
業 オフサイトミーティング
オフサイトミーティング支援(港南
ー
事 区他)
業
シ オフサイト世話人講座
ェッ
ト
で
チ
改善の余地
課・係
︶
ク
7
5
6
要 ・ 否
16年度
YRP連絡会議事務局
6
6
6
要 ・ 否
16年度
業
務
民間度チェック
3
8
4
要 ・ 否
15年度
都市経営の基本方針
6
5
5
要 ・ 否
16年度
業
務
シ
局区横断課題解決案作成チーム事務
局
6
5
9
要 ・ 否
15年度
局区運営方針事務局
3
6
8
要 ・ 否
15年度
中期経営計画事務局
3
2
5
要 ・ 否
―年度
パブリックコメント事務局
8
6
3
要 ・ 否
15年度
庶務、経理
7
4
7
要 ・ 否
15年度
市会
3
1
12
要 ・ 否
―年度
要 ・ 否
年度
要 ・ 否
年度
︵
都市経営戦略会議事務局
ー
ェッ
ト
で
チ
︶
ク
業務プロセス
の改善
業務プロセス
の改善
業務プロセス
の改善
業務プロセス
の改善
業務プロセス
の改善
*事業とは・・・①各係で所管実施する事業、予算を伴うもので原則として予算積算書の作成ベース
②仕事そのものが市民サービスに直結するもので、職務分担表で項目立てされている業務(窓口業務等)
*業務とは・・・予算積算書で現れない業務(庶務、経理など内部サポート系業務)
- 35 -
記入者名
6(5) 記入例 民間度チェック 改善計画シート 事業・業務名
担当課・係
①点検後の課
題
局区横断課題解決案作成チーム事務局 (事業・業務)
都市経営局 都市経営推進課(エンジンルーム)
1 業務遂行にあたり関係部署との調整に多くの時間と労力を要する。
2 市役所の持続的な改革をすすめる仕組みとして定着させるために改善すべき
課題が多い。
3 業務の標準化ができていない。
評
・ テーマの設定をどのように決めたのかよく分からない、庁内募集をして欲しい。
・ 焦点を絞ったテーマにして欲しい。
・ 公募職員の比率を高めて欲しい。
②当該事業・ ・ 職員の行動に直接影響を与えるようなテーマとして欲しい。
価 業務の関係者 ・ 職位にこだわらないフラットな議論ができるようにしてして欲しい。
の声
・ 横断チームから所管課へ提案の趣旨説明が不十分である。
・ 提案にあたっての現状把握が不十分である。
自分の職場でできること
改
③具体的な
改善方法と達
成年度
(行動計画)
善
計
画
④改善策の実
施上
の課題と対策
⑤改善後の
達成状態(目標)
⑥次回再点検
職場を越えて調整が必要なこと
・ 検討テーマの選定について庁内公募を含めて行 ・ 局区横断チームの趣旨を理解したやる気ある職
う。
員を書類選考するため、応募にあ
・ 局区横断チームの趣旨を理解したやる気ある職 たって具体的な解決案の提案や検討方法など
員を書類選考するため、応募にあ
について見解を求める。(関係局と調整)
たって具体的な解決案の提案や検討方法など ・ 局区横断チームから所管課へ提案の趣旨説明
について見解を求める。
及び意見交換を行う。
・ 公募と指名職員の比率を1:1にする。(合計8名 ・3月 テーマ公募、運営に関する意見募集
程度)
4月 局区横断チーム運営要領の作成
・ 指名職員の選考は職名にこだわらずに行う。
第1回目 4月テーマ決定、5月職員の公募と指
・ 検討チームのメンバーは課長補佐以下とする。 名、10月戦略会議 11月執行会議
・ 都市経営局が事務局を担当する。
第2回目 8月テーマ決定、9月職員の公募と指
・ 現状分析を十分に踏まえた検討となるようチー 名、2月戦略会議 3月執行会議
ムを運営する。
執行会議終了後3ヶ月以内 所管課が解決案に関
・ 必要に応じて業務所管課に都市経営局長名の する実行計画を作成
文書でデータ等資料提供を求める。
・ 戦略会議で委員との応答ができるよう時間を確
保する。
・ チームによる検討スケジュール管理を徹底し、
解決案の提案に対する所管課
コメントの検討期間を確保する。
・ 局区横断チームの「運営要領」をまとめる。
・ 16年度は2回に分けて計8テーマを検討する。
・ 16年度の実施に向けた改善計画の作成にあ
たって職員をはじめとする関係者
の意見を反映する必要がある、このため、テー
マの公募に合わせて局区横断
チームの進め方についても意見を募集する。
・ 局区横断チームの趣旨をメンバーに十分に理解
してもらったうえで検討を行う
必要がある。このため、チームの発足時点で十
分な趣旨説明を行い、これを
踏まえて検討の進め方をチームとして議論して
もらう。
・ 職員の自主性を活かした検討に基づく新たな視 ・ 実現に向けて進めることとなった解決案を所管
点からの課題解決案が作成されている。
課が実現している。または、具体化に向けた取り組
みを行っている。
・ 16年度の実施結果を踏まえ、局区横断チーム ・ 存続する場合は、チームに参加した職員および
方式による問題解決の取り組みの存続・廃止につ 職員を送り出した職場、チームから解決案を受け
いて検討する。
た所管課等の意見を基に改善計画を再度検討し
実施する。
- 36 -
6 参 考 資 料
(2) 民間度チェックQ&A
平成 16 年度版 Q&A
Q1 16 年度、民間度チェックは、職場で何に取組むのか
A1 平成 16 年度は、16 年度分の改善計画シートの作成、新規事業・業務の
一次チェック、重点事業の再チェック、局区事業本部内の相互チェック
を行ないます。
Q2
A2
重点事業・業務とは、何をさすのか
民間度チェックの視点に基づいたチェックを今年度じっくりと行なうた
めに事業・業務を限定して行なうものです。局区で決めた事業・業務と
課内で職場活性化の視点で行なうものがあります。→第三章(7)平成
16 年度の新たな取組
Q3 改善計画シートを作る前に職場を越えた調整はどこまで行っておくのか
A3 昨年度の職場を越えた調整については、結論をだすまで調整を行うことと
していましたが、今回、課題解決に向けた提案や解決するための課題抽
出を行い、解決のための方向性を見出すものと考えてください。
Q4 組織運営シートは、15 年度だけでいいのか
A4 組織運営シートは、職場の活性化の状況を確認するものです。できるかぎ
り毎年確認し、コミニケーションを活発し風通しのよい職場づくりを心
掛けてください。
Q5
A5
Q6
A6
各局区・事業本部の改革推進委員会では、民間度チェックに対してどのよ
うな取組を行うのか
職場で持続的な見直しができるように、改善計画の策定の進捗度合いや相
互チェックの取組を推進し、成果の上がった職場に対しては、局区長表
彰の選定を積極的に行ってください。
改善計画シートで掲げた職場を越えた全市的に調整が必要なことは、その
後誰が処理するのか
今後設置する改革推進調整会議や局区横断チームのテーマとしてとりあ
げ、所管課だけでなく、都市経営・総務局・財政・市民といった横浜リ
バイバルプラン関連局も合わせた議論で解決を図ります。
[ 位置付け ]
Q1
なぜ民間度チェックが必要なの?
A1
国の構造改革に伴う補助金の削減、財政の収支不足に加え、市役所の仕事に対する
市民から不評、絶えないクレーム、薄れていく公務員への信頼など仕事を取り巻く
環境は非常に厳しく、時代が市役所の変革を求めていると、日々実感される状況で
す。変えなければならないのは自分たちの仕事のやり方であり、変えるのは我々自
- 37 -
身です。自分がやらなければ誰も変えてくれない、という自覚をもって、民間度チ
ェックをやってみてください。横浜市が事業主体となることが最適であり、変える
必要がなければ、それを公表し、自信を持って仕事に取り組みましょう。
Q2
A2
新時代行政プラン・アクションプランとの関係はどうなるの?
新時代行政プラン・アクションプランとして、見直しを予定している事業・業務につ
いては、その内容をさらに豊かにできないか、不足部分の修正が可能かなど、スケ
ジュールと改善内容を改めて確認し、変更が生じる場合は、10月中にチェックを
行い、改善計画を策定して、16年度予算編成に反映させるとともに、16年4月
に作成する運営方針に掲載することになります。
[ 推進体制 ]
Q3
民間度チェックはどうやって進めるの?
A3
具体的にどのような体制で進めるかは、それぞれの課や係で決めていただくことにな
ります。例えば、課の中で推進するためのワーキングチームなどをつくり、係から
有志を選出して、実施スケジュールや話し合いの持ち方などを提案し、全職員の理
解を得て進めていく、なども考えられます。どのような方法を採るにしても、運営
責任職のリーダーシップが重要です。また、区や局の具体的な改革・改善を着実に
推進するため、各課の支援や局区間、及び局間等のさまざまな調整を担当する主体
として、区や局の総務担当部長を中心に、各課に推進員を置くなど効果的な推進体
制を設置する必要があります。
Q4
改善計画を策定するにあたり、区と局、局と局で調整する必要が生じま
すが、その調整はだれがどのように行うのですか。
A4
区配事業や局の指導で実施している事業、あるいは局際事業など、単独で改善計画を
策定できない事業等についても、それぞれの課(係)が、所管としての判断でチェ
ックをすることになります。しかし、改善計画の策定にあたり、現実的調整が必要
な場合は、区の場合は課長会等を活用するなど、それぞれの判断で主体的に調整す
るとともに、必要に応じて局区、局間調整を行ってください。また、その内容や結
果については、各局区の推進担当で把握することになります。
Q5
A5
チェックは課単位、あるいは係単位でやるの?
チェックの対象は、職員配置計画の職務分担表をベースとした事業・業務を基礎単位
として考えていますが、チェックシート記入上不都合が生じる場合は、その理由を
付記していただき、柔軟に対応することになります。従って、基本的には係単位で
チェックすることになりますが、状況に応じて課単位等でチェックすることも考え
られます。
[ チェックにあたって ]
Q6
A6
Q7
A7
Q8
15年度終了が予定されている事業もチェックするの?
15年度内に事業等が終了する場合はチェックの対象から外すことになりますが、一
部廃止や一部見直しという場合はチェックが必要です。
3か年中の新規事業は、どう扱うの?
新規事業については、ニーズの確認や事業目標の妥当性、効率的な執行等民間度チェ
ックの視点から、必ずチェックが必要となります。
既に改善計画、取組を決めてあるのですが・・・?
- 38 -
A8
既に改善計画、取組が決まっている事業等については、スケジュールに従って改善を
進めていただくことになりますが、念のためにチェックシートに落とし込み、職場
内で課題を共有する必要があります。また、16年度予算に反映する必要があるも
のは、10月中にチェックを行い、予算化を図るとともに、民間度チェックのプロ
グラムに沿って公表することになります。
Q9
A9
現在、「あり方検討」等を進めている最中ですが・・・?
市立病院、市立大学、福祉施設など、既にあり方を検討した見直し案については、基
本的な方向性は民間度チェックの点検・確認を行ったものと考えられますが、個別
の事業や業務プロセスは民間度チェックの対象となります。
Q10
チェックの結果で廃止の欄が多くなったら、絶対、廃止しなければなら
ないの?
A10
チェックの結果によって、改善の結果が決まるわけではなく、チェックシートは
改善の傾向をつかむものです。場合によっては、廃止の欄が多くなっても、改善計
画を立てる際には、最適主体の見直しになる場合もあります。同様に、業務プロセ
スの改善傾向が大きい場合でも、じっくりと改善計画を立てた結果、事業の部分的
なサービス主体の見直しがあってもよいのです。
Q11
A11
チェックシートによって点検した結果、改善傾向が明示されます。その傾向を踏ま
え職場で議論した結果、「現状どおり」という結論が出た場合は、その理由を含め、
結果を公表し、市民評価を得てください。
Q12
A12
「現状どおり」という答えがあってもよいのでは・・・?
「庶務事務の IT 化」に該当する業務も対象にするの?
「庶務事務の IT 化」については、現在 IT 活用推進課が主体となって進めており、
事務の洗い出しや、現在の事務処理フロー、改善アイデアの募集等が行われていま
す。その作業と民間度チェックとの調整を図る必要から、早急に民間度チェックを
行う必要がある項目の一つです。民間度チェックを踏まえた改善計画については、
今後、総務局 IT 活用推進課が提案する新しい事務処理フローの内容と調整が必要に
なります。
[ チェックシートの使い方 ]
Q13 私の係の事業・業務は、チェックシートの項目に馴染まないけど・・・?
A13
Q14
A14
チェックシートはなるべく汎用性の高いものにしたつもりですが、事業・業務に
よっては馴染まないものがあると思います。民間度チェックの趣旨は、チェックシ
ートを活用して、事業・業務の改善傾向を明確にするとともに、チェックをきっか
けとして、職場内で職員全員が事業や業務の課題等について議論し、改善の必要が
あるものは改善計画を策定し、実行に移していくことにあります。そういう意味で
は、馴染まない場合は、必要なチェック項目を加えるなどの工夫をして、所管の事
業・業務を評価することになります。
事業と業務どちらのシートを使ったらよいのかわからないけど・・・・?
一般的には予算執行を伴う事業については事業シートを使い、事業にはあたらない
陳情対応や実施要領に基づく業務は業務シートを使うことになります。事業に関連
した業務など、選択に迷う場合は、使用しやすさ、記入しやすさからシートを選ん
でいただくことになります。
- 39 -
[ その他 ]
Q15
A15
事業や業務の標準化とは何か?
事業や業務の標準化は、民間度チェックの重要な項目の一つです。組織目標を達成
するため、その職場で職員が何をしなければならないか、職員として求められる業
務水準を具体的に示した基準がなければ、職員の評価も不確かなものになります。
そういう意味で、マニュアルをさらに進化させ、職員一人ひとりに求められる水準
を事業・業務の標準化の中で設定する必要があります。具体例としては、戸籍課の
窓口に立つ職員は最低限、保険年金課、課税・納税課、福祉保健課等他の窓口業務
を一定の水準まで説明できるというようなことです。
Q16
市民の評価はどのようにして受けるの?
A16
市民評価については、公表して市民意見をいただくレベルから、事業評価委員会の
ような組織を設置して、公式に意見をいただく機会を持つレベルまでさまざまです
が、各局区の考え方に基づいて、市民評価を踏まえた事業・業務を展開することに
なります。
Q17
市民に公表した結果、出された意見や評価をどのように反映するの?
A17
民間度チェックの結果や改善計画について、公表した結果、市民から意見や提案が
あった場合は、さまざまな広報媒体や次年度予算、運営方針等をとおして、所管の
考え方や方針を明確にする必要があると考えます。
Q18
A18
民間度チェックの結果は、MBO に反映するの?
民間度チェックにより策定された改善計画は、組織目標であり、予算編成や運営方
針に反映され、経営責任職、運営責任職の使命となりますので、MBO を構成する項
目の一つになると考えます。
Q19
A19
民間度チェックの結果は、どこまで運営方針に反映するの?
民間度チェックでは改善計画の策定までを想定しており、その結果については、区
や局・事業本部の考え方に基づき、主要な事業等の改善計画を運営方針に反映する
ことになります。また、年度ごとに整理した改善計画策定年次の一覧表は実施スケ
ジュールとして運営方針に添付し、進捗状況の情報提供とします。
Q20
A20
民間度チェックの結果はどのように取りまとめるの?
民間度チェックを実施した結果について、チェックシートと3か年実施スケジュー
ルは15年度中に、改善計画は作成し次第順次ホームページ等に公表することにな
ります。また、改善計画に基づく取組の実施状況については半期ごとに取りまとめ、
局や区の推進担当の責任で公表することになります。
- 40 -
発行:横浜市 都市経営局 都市経営推進課
平成15年9月発行
平成16年7月6日改訂
〒231-0017 横浜市中区港町1丁目1番地
電 話 045(671)4205
FAX 045(663)1225
横浜市広報印刷物登録 第150391号
類別・分類 A-BC040
C 横浜市
City of Yokohama 2003
○
∼民間度チェックのお問い合わせ∼
どうすればよいか迷った時、不具合等ご意見ご相談は、お気軽にご連絡ください。
窓 口:横浜市 都市経営局 都市経営推進課(エンジンルーム)鈴木(猛)、菊地、内田、丸山
電 話:045(671)4207
FAX:045(663)1225
電子メールアドレス:[email protected]
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