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前回付議事案の処理状況の説明結果
苦情等事案(第88回及び第89回からの継続)の検討結果について 苦情 苦情 委員意見 № 局所 1 高年齢雇用継続給付を申請し受給した。この給付により、 既に受給している厚生年金の在職老齢年金が一部支給停止 されることとなったが、この一部支給停止額が高年齢雇用継 続給付額より多いことが判明したため、2回目以降の申請は 行っていない。 栃木 しかし、老齢厚生年金の一部支給停止が現在まで続いてお り、日本年金機構の説明では、一旦、高年齢雇用継続給付を 受給し始めたら年金の支給停止は解除されないとのことで あった。 自分は既に高年齢雇用継続給付を受給する意思はないの に今後も年金の一部支給停止が続くことに納得できない。 厚生労働省は、現状の高年齢雇用継続給付と厚生年金の在職老齢年 金との併給調整について、過去に行った検討結果を調査した上で改善方 策を検討したいとしていることから、同省における検討の進捗状況を次回 報告することとされた。 2 平成22年に会社員の夫と離婚した。そのときは知らなかっ たが、しばらくして離婚後に厚生年金の分割制度があることを 知ったので年金事務所で手続きをしようとしたが、厚生年金 分割制度による請求期限である離婚後2年を過ぎているので 茨城 請求できないといわれた。 この制度を知らないで分割を受けられない人が私以外にも いると思われるので、この制度や請求期限についてもっと周 知してほしい。 関東管区局が抽出調査した市町村においては、戸籍窓口等での離婚 後の厚生年金分割制度の周知について、概ね肯定的な意見であったこと を踏まえて、市町村窓口で当該周知を行う方向で厚生労働省等に協力を 求めることとし、その結果について次回報告することとされた。 3 苦 情 内 容 等 検討結果 本件のように被保険者が世帯主となっていない住民票が添付された場 合に、当該住民票では被保険者と子の続柄が不明であり、別途、戸籍謄 妻と妻の子を自分の社会保険の被扶養者にするため、住 本により子との続柄を確認することはやむを得ないとする説明が了解され 民票を添付し、前橋年金事務所に申告したところ、妻の子は た。 自分と養子縁組していないため住民票では続柄が確認でき ただし、日本年金機構のホームページの記載には「被保険者を世帯主 群馬 ないとし、自分と妻の子それぞれの戸籍謄本の提出を求めら とする住民票」との記載がなく、被保険者が住民票の世帯主でない場合も れた。しかしながら、3人の住民票は一つであり、子も「妻の 該当するように捉えられかねないことから、本件を含め戸籍謄本以外の 子」と表示され私との身分関係は明らかなのに戸籍謄本を提 証明書類で足りる場合等について分かりやすく周知するようあっせんの 出させられたことに納得がいかない。 方向で調整することとされた。 苦情 委員意見 苦情 № 局所 4 障害厚生年金の障害状態の確認手続きのために平成25年 2月末の提出期限に間に合うように関係書類を提出したとこ ろ、書類不備を理由に返送され、3月下旬に再提出した。とこ ろが、再提出の期限の記載がなかったにもかかわらず年金 東京 の4月支給のための手続きの期限を過ぎていたとして4月の 支給が停止され5月からの支給になってしまった。再提出の 期限が明示されていれば間に合うように提出したのに期限を 明示していないのは問題である。 苦情を受け付けた東京行政評価事務所から日本年金機構に連絡照会 を行ったことを契機として、日本年金機構において関係書類の再提出を 依頼する文書に「提出期限」を記載する措置がとられたことを受けて、本 件については審議終了とすることとされた。 5 身体障害者補助犬法が制定されて10年が経つが、現在で も飲食店等で入店・利用を拒否されることが何度もある。連れ 長野 ている犬が盲導犬であることを説明しても理解してくれないの が現状であり、もっと制度の周知を図る必要があるのではな いか。 関東管区局の調査で、管内の各自治体身体障害者補助犬法担当窓口 の中には、補助犬法に関する周知活動に積極的ではないところもみられ た。 この調査結果を受けて、各行政機関と関係団体との連携を密にしてさら なる普及啓発を図る観点から、管内自治体及び厚生労働省に対して、調 査結果で得られた推奨事例等を参考連絡する方向で検討することとされ た。 6 苦 情 内 容 等 検討結果 事実上の婚姻関係を解消した母親が児童扶養手当を申請 するに当たって、「事実婚を解消したときの居住地の民生委 厚生労働省としては、事実上の婚姻関係を解消したことの確認ができ 員による証明」を求められたが、児童扶養手当の申請者に れば、どちらの証明でもよいとしていることを踏まえ、その実態を調査する 神奈川 とって事実婚を解消したときの居住地の民生委員に証明を求 とともに、厚生労働省、各支給機関等と周知方法を調整し、次回の推進 める理由が明確ではないし、場合によっては証明をもらうこと 会議で報告することとされた。 が大きな負担となることも考えられるため、現在の住所地の 民生委員の証明でよいようにしてほしい。