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文化振興に関するアンケート調査結果
文化振興に関するアンケート調査結果 文化振興課 1 調査の目的 平成26年度から岐阜県美術館、岐阜県現代陶芸美術館を知事部局に移管しました。 今後、これらの県有文化施設の活用も含め、文化振興の施策充実を図る参考資料とするため、 調査を実施しました。 2 調査対象など 調査対象:県政モニター 573人(うちインターネットモニター337人) 調査方法:郵送およびインターネット 調査機関:平成26年7月中旬~8月上旬 回収結果:475人(回収率:82.9%) 構成比はパーセントで表し、小数点第2位以下を四捨五入して算出しています。 そのため、合計が100%にならない場合があります。 3 調査概要 ・文化芸術に対する関心および活動の実施状況について 文化芸術について全体では61.3%が関心をもっており、特に年齢別にみると若者や高齢者は 高い。また、関心がないと答えたのは、70歳以上で3.1%なのに対し、30代では21.0% にのぼる。 活動の実施状況については、全体では「行っている」が、33.9%、「行っていない」は64. 4%となった。活動の目的としては「自分の趣味、楽しみ」が86.3%で最も高く、次いで「人 との交流」「自己研修や啓発、技術の向上」「心の健康のため、ストレス解消」は、いずれも50% 弱であった。 ・文化芸術への関心を高める機会(きっかけ)について 「著名な作品の展覧会や著名なアーティストの演奏会などの開催」が最も多かった。 ・県の文化事業の情報の取得先について 「新聞」が73.6%と最も多く、次いで「チラシ等」が59.7%であった。「テレビ・ラジ オ」は51.9%、「インターネット」は31.2%であった。 ・文化振興にあたって県有文化施設への県民からの期待について 「様々な年代別に参加しやすい親しみのある事業の計画」が最も多く、次いで「文化イベントや 施設情報などの県内外に向けた積極的な広報」であった。 4 回答者の属性 (1)性別 無回答 0.2% 性別 人数 構成比 (人) (%) 男性 256 53.9% 女性 218 45.9% 1 0.2% 475 100.0% 無回答 計 女性 45.9% 男性 53.9% (2)年代別 年代 人数(人) 構成比 (%) 20 代 42 8.8% 30 代 61 12.8% 40 代 88 18.5% 50 代 93 19.6% 60 代 124 26.1% 70 歳以上 66 13.9% 無回答 1 0.2% 475 100.0% 計 人数(人) 構成比 (%) 岐阜 256 53.9% 西濃 53 11.2% 中濃 84 17.7% 東濃 62 13.1% 飛騨 19 4.0% 無回答 1 0.2% 475 100.0% 計 無回答 0.2% 20代 8.8% 30代 12.8% 40代 18.5% 60代 26.1% 50代 19.6% (3)居住圏域別 圏域 70歳以 上 13.9% 5 調査結果 問1 あなたは、文化芸術(美術、音楽等)に関わる活動(創作、実演など)に関心がありますか。 人数 (人) 割合(%) 関心がある 291 61.3% どちらでもない 138 29.1% 44 9.3% 2 0.4% 475 100% 関心がない 無回答 計 【年代別グラフ】 関心がある 20代 30代 40代 50代 60代 70歳以上 どちらでもない 関心がない 61.9% 56.5% 60.2% 58.1% 60.5% 72.3% 33.3% 22.6% 4.8% 21.0% 29.5% 10.2% 30.1% 11.8% 32.3% 24.6% 5.6% 3.1% 問2 あなたは、文化芸術に関わる活動を行っていますか。(文化芸術団体や教室等への参加を含 む。) 人数 (人) 積極的に行っている (月 に1回以上程度) たまに行っている(年に 数回程度) 関心はあるが、ほとんど 行っていない 行っていない 67 94 159 147 その他 3 無回答 5 計 475 「その他」の内容 ・関心はあるが家庭の事情や仕事で参加できない、若いころは参加していた 【年代別グラフ】 等 問3 (問2で「積極的に行っている」・「たまに行っている」と答えた方) あなたが、文化芸術活動を行うのは、どのような目的からですか。 (複数回答/回答者161人 問4 380件) より多くの県民の方々に文化芸術への関心を高めていただく機会(きっかけ)を作るために は、どのような方法がよいと思いますか。(複数回答/回答者475人 「その他」の内容 ・施設が不足している、他県のような企画をする等 854件) 問5 県の文化事業(コンサートや美術館企画展などの文化イベント)の情報について、何によっ て知ることが多いですか。(複数回答/回答者462人 1057件) 「その他」の内容 ・地域の広報誌(自治会など)、図書館 等 問6 県有文化施設(岐阜県美術館、現代陶芸美術館、サラマンカホール、飛騨・世界生活文化セ ンター)を魅力的なものとしていくために、あなたは、県にどんなことを期待していますか。 (複数回答/回答者468人 1152件) 「その他」の内容 ・各地域からバスで送迎する、他のサービスとタイアップする(B級グルメとか) 等 問7 県有文化施設を何度も訪れていただくにはどうしたらよいと思いますか?また、繰り返し訪 れていない方は、その理由と施設について、できるだけ具体的に教えてください。 (岐阜県美術館) ・駅から遠く歩いて行くことができないので、シャトルバスをつくる。 ・駐車場が少ないので、もっと広くする。 ・美術館の中庭の手入れや美術館外観をきれいにして、もっと魅力的な施設にする。 ・直接、作家と会えるようなイベントをする。 ・誰でも知っている人やアニメの企画展をする。 (現代陶芸美術館) ・車でしか行くことができないので、シャトルバスがあるといい。 ・入場料をもっと安くしてほしい。 ・茶室の利用や作品づくりなど体験的な活動をしてほしい。 (飛騨・世界生活文化センター) ・よく知られていない。施設のことをPRした方がいい。 ・飛騨の特産物を販売する。 ・駐車場まで遠いので、送迎バスのようなものがあるといい。 問8 県有文化施設を、観光資源の一つとして県内外の人に訪問していただけるようにするために、 どのような取り組みがあるとよいと思いますか。ご意見がありましたら、お聞かせください。 ○イベント内容等に関すること ・岐阜県の特徴を前面に出す。信長や岐阜の歴史を活用する。 ・繊維街とタイアップして、ファッションを発信する施設をつくる。 ・若者受けするイベントを取り入れる。(アニメなどの展示) ・子どもに親しみのあるイベントを取り入れる。 ○入場料に関すること ・共通のチケットをつくる。(レストランのランチ、土産物やショップの金券 ・ポイントカード制にして、貯まるとショップの金券にするなどの工夫をする。 ・スタンプラリーにして集めると特典があるようにする。 ・無料券を配布する、または文化の日以外にも無料開放日を位置づける。 (誕生日は無料にするなど) ・無料開放の展示スペースをつくる。(金沢21世紀美術館のように) ○他のサービスとの連携に関すること ・周辺に観光施設を併設する。 (温泉、B級グルメなど) ・民間企業や市町の商工会とタイアップする。 ・旅行代理店と連携してツアーパックを提供する。 ・観光ルートに組み込んで宿泊施設ともタイアップする。 ○アクセスに関すること ・マップや案内板をつくって所在をわかりやすくする。 ・飛騨からシャトルバスがあれば利用する。 ○広報に関すること ・テレビやラジオなど一般の人たちにも情報が届きやすいメディアを活用する。 ○その他 ・県有文化施設を観光資源として活用することは望ましくない。 ・現状のとおり興味のある人が訪れる施設であればよい。 たくさんのご協力をいただき、ありがとうございました。