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3 宋(北宋)の統一 1.
3 宋(北宋)の統一 1.趙匡胤 2.開封 3.文治主義 7.青苗法 8.均輸法 9.市易法 馬法 13.新法党 14.旧法党 4.殿試 5.王安石 6.新法 10.募役法 11.保甲法 12.保 4 金と南宋 1.女真 2.完顏阿骨打(わんやんあくだ) 3.靖康の変 4.猛安・謀克・・・ 金の部族制度 5.女真文字 6.交鈔 7.モンゴル・・・オゴタイ=ハーンの時 1234 年 8.南宋 9.臨安・・・南京では無いことに注意 10.岳飛・・・兵士から たたき上げの将軍、背中に「尽忠報国(忠を尽くして、国に報いる)」の入れ墨があっ たという 11.秦檜 5 宋代の社会 1.占城稲(せんじょうとう)・・・占城はベトナム南部の国を指す 2.江浙(蘇湖)熟 すれば天下足る・・・つまりは、江蘇省と浙江省が豊作ならば、中国の食料はまかなえるの 意味 蘇州と湖州は江蘇省と浙江省の稲作の中心 3.景徳鎮 4.商業都市 5.広州 6.泉州 7.明州 8.市舶司 9.草市・・・定期市であった。中 国では城・市・鎮は規模の違いはあれ町のこと 10.行 11.作 12.交子 13. 会子 ※世界史では北宋が交子、南宋が会子、金・元が交鈔と覚えればよろしい 6 宋代の文化 1.中国的 2.士大夫・・・周代の「卿・大夫・士」とは直接関係はない、科挙に受か り役人になるような人達のこと 3.庶民文化 4.宋学 5.周敦頤・・・頤に注 意、臣ではない 6.朱熹 7.陸九淵 8.司馬光 9.資治通鑑 10. 院体画・・・徽宗が開封に画家を集めて作った画院という施設に因むそうだ 11.文人画・・・唐の王維が祖だと言われる 12.欧陽脩 13.蘇軾・・・王安石新法に 反対、豚肉好きで「東坡肉(とんぽーろう)」にその名を残す 14.木版印刷 15. 火薬 16.羅針盤 ※能書家っちゅうのは字が上手い人。唐宋八大家は文章が上手な人。注意点は、王安石 は八大家だが司馬光は違う 3モンゴル民族の発展 1 モンゴル帝国の成立 1.チンギス=ハン・・・ジンギス=カン、チンギス=カン、ジンギス=ハンなど、主に中世 モンゴル語と現代モンゴル語の発音の違いに起因する表記のブレがある 2.モンゴ ル帝国 3.クリルタイ・・・元々テムジンと言う名のチンギスは、モンゴル部族を統一 しクリルタイで「チンギス」の名を奉られた 4.ホラズム=シャー(ホラズム朝) 5.オゴタイ=ハーン 6.カラコルム・・・中国名「和林」 7.バトゥ・・・チ -1- ンギス長男のジョチの息子 8.ワールシュタット・・・「死者の町」の意味、本来の名 はリーグニッツ(レグニッツァ) 9.ジャムチ 10.交鈔 11.雲南 12. 大理国 13.フラグ 14.フビライ=ハーン 15.ハイドゥの乱・・・オゴタイ系統 とトゥルイ系統の帝位争い。家系図を見よ 16.パスパ文字・・・チベット仏教の僧のパ スパがチベット文字を基に作成 2モンゴル帝国の分裂 17.オゴタイ=ハン国・・・オゴタイ、グユクと大モンゴル帝国のハン・ハーンに即位した ため、成立したかどうかアヤシイ 18.チャガタイ=ハン国・・・オゴタイ家のハイドゥ が強い時期にはハイドゥに支配された。その後の成立 19.キプチャク=ハン国 20. イル=ハン国 ※モンゴル語で表記すれば大モンゴル帝国は「イェケ・モンゴル・ウルス」となり、キ プチャク=ハン国はバトゥの父でチンギスの長男の名を取り「ジョチ・ウルス」、イル= ハン国は「フレグ・ウルス」 ※ハーンは「皇帝」、ハンは「王」 漢字では「可汗」、「汗」 チンギスとグユクは「ハ ン」 その他は「ハーン」の違いがあるが高校世界史はごっちゃごちゃ。テレビで時々 「大ハーン、フビライ」とか言っているのは「ハンじゃないよ、ハーンだよ」と丁寧に 言ってくれている 3元の中国支配 1.大都 2.モンゴル人第一主義 3.色目人・・・主にウイグル人。モンゴル人は 国家統治の経験が無く、農耕経験も乏しいので通商に長け数字にも明るいウイグル人を 重用した 4.漢人 5.南人 6.紅巾の乱 ※中書省と聞いて「あれ?」と思わなかったか。唐代の三省では中書省は「詔勅の草案 を作成する場所」だったはず。モンゴル人がモンゴル語の役人・役所「ジャルグチ・ビ チクチ」を中国語翻訳する際に「役所と言えば中書省だよね♡」とばかりに翻訳しただ け。だから単に「役所」の意味。行中書書(行省)は地方統治機関で、中国の「○○省」 の名前のもとになった。 4交通貿易の発展 1.ムスリム 2.海運 3.杭州 4.泉州 5.広州 ※かのマルコ=ポーロが『東方見聞録(世界の記述)』で「ザイトン」として繁栄を伝え た泉州。同書中に登場する「キンザイ」は杭州。どうでも良いが大阪府泉南市は中国泉 州市と姉妹都市だそうです。人口が二桁違いますがね・・・ 5東西文化の交流と元代の文化 1.プラノ=カルピニ 2.ルブルック 3.マルコ=ポーロ 4.ヴェネツィア 5.モンテ=コルヴィノ 6.イブン=バットゥータ 7.モロッコ 8.授 時暦 9.モンゴル語 ※グユク即位時にカラコルムを訪れたカルピニ。彼が持ち帰ったグユクの返書は西洋に -2- 届けられた最初の紙であると言われる。ルイ9世に使わされたウィリアム=ルブルック はやっぱりフランス人で、フランス語読みでは「ギョーム=リュブリュキ」 両名とも フランシスコ会士。 ※貞享暦を作ったのは渋川春海。この辺りの話が数年前にセンターに出てました。あほ くさいミス出題でしたが ※染付(青花) コバルトで絵を描くと青く発色する。今で言うとマイセンとかロイヤ ルコペンハーゲンみたいな感じ ※元曲では「漢宮秋」が頻出、漢代の呼韓邪単于に降嫁した王昭君の話は出題しやすい から。「西廂記」は幽霊話(生霊?)で短く説明することも困難なので名前と題だけ。 ※『三国志演義』は陳寿の『三国志』とは違う小説。三国時代以降、様々な形で作られ た話がまとまってできたもの。『水滸伝』は北宋末を舞台にしたヤクザのお話。お馴染 みお坊さん(女に非ず、男です)とサルとカッパとブタの話が『西遊記』 明代にはこ の三つと『水滸伝』からスピンオフした『金瓶梅』が「四大奇書」として完成 1東アジア・東南アジアの動向 1明の政治 1.朱元璋 2.白蓮教徒の乱 3.南京 4.洪武帝 5.中書省 6. 丞相 7.一世一元 8.軍戸 9.民戸 10.衛所制 11.里甲制 12. 賦役黄冊 13.魚鱗図冊 14.六諭 15.海禁政策 16.靖難の役 17.鄭 和 18.内閣大学士 19.『四書大全』『五経大全』『永楽大典』 ※朱元璋、もとの名前は朱重八(貧農の八男だったらしい、子だくさん) 幼い頃に疫 病で一家離散、お寺に預けられ読み書きを覚え、長じて元に対する白蓮教系反乱軍に身 を投じた。イカツイ顔が反乱軍の親分に気に入られて出世。最終的に反乱軍のボスにな って中国統一。出身が出身なので農民にはわりと優しい。六諭はその現れで朱元璋本人 が幸せな農民の生き方を教えたもの、何ともお節介なやつである。その反面、役人には 容赦なかった。例えば上奏文に「禿・光」などと書いてしまうとさあ大変。書いた役人 は死罪、「俺が坊主だったと馬鹿にしているのか(-.-#)」てなもんである。「聖」もお坊さ んを想像するのでダメ、「生」も「聖」に発音が似てるからだめ。「聖皇帝のもと、聖天 下が生まれた」と朱元璋に媚びた役人の運命やいかに。あんまり役人を死刑にしすぎた ので数が足りなくなり、洪武帝の治世後半には「死刑」と書かれた札を首から下げたま まの役人が事務に勤しんだという ※明の国号は地名では無く、どうやら仏の「明王」の明らしい。さすが白蓮教系 ※明の中書省は、元の中書省と同じく役所の意味。六部 は中書省に引っ付く役所で、中書令が丞相(首相 宰相と 同じ) ※軍戸と民戸を分けたのは元の軍事制度にならったもの。 衛所制は軍事に専従する軍戸をまとめる制度 ※魚鱗図冊は土地台帳。よく有田焼の皿の図柄にある行 基図(右)は地図であるが魚のウロコに見える。こんな感 じで土地の広さと所有者を記した図 -3- ※靖難の変では、永楽帝側は不利だったが洪武帝が嫌ったため建文帝にも重用されなか った宦官達が永楽帝に協力したと言う。南京を占領した後、永楽帝は儒学を学んだ役人 に批難された。これにより永楽帝は役人を信用出来なくなり、宦官を重用、宦官を長官 とする皇帝親衛軍、錦衣衛やスパイ組織、東廠などを作り、明末の宦官の横暴のきっか けを作ってしまった。また役人に仕事を与えて黙らせ、後に伝わる自分の振るまいをチ ェックする為、編纂事業『永楽大典』などを役人にやらせた ※建文帝は死んだか。靖難の変後に遺体は出てこなかった。伝説がある。いまや南京が 陥落しようとする時、建文帝は祖父洪武帝の遺言を思い出した。「困ったとき、あの箱 を開けよ」 建文帝が箱を探し出し開けると、中にはカミソリと袈裟(坊さんが着るや つ)が入っていた。持つべきはお坊さん出身のおじいさま。建文帝は家臣とお互いのア タマをツルツルに剃り、袈裟を着て坊さんにばけ、南京から脱出したと言う。ほんまか いな。永楽帝が鄭和の艦隊を南方に派遣したのは、南に逃げたと思われる建文帝の行方 を捜すためでもあったという ※洪武帝の中書省廃止以来、皇帝は膨大な書類に目を通すと言う苦行を毎日行わねばな らなかった。その時に助言するのが、内閣大学士。プールしておいた科挙の成績が良い ヤツから更に優秀者を選抜して皇帝の側に仕えさせたもので、洪武帝の時代には殿閣大 学士と言った。語感からすると「皇帝の宮殿に侍るカシコイやつ」ってな意味合いです な。ところが、洪武帝や永楽帝のように出来の良い皇帝ならいざ知らず、ナマケモノで アホな皇帝が即位すると、皇帝が書類に目を通さなくなるので、内閣大学士が実際には 政治を取る「丞相・宰相」の役割を果たすようになりましたとさ 2明朝の朝貢世界 1.李成桂 2.両班 3.銅活字 4.訓民正音 5.黎朝 6.タウン グー(トゥングー)朝 7.北虜南倭 8.オイラート(亙刺) 9.土木の変 10.韃靼(タタール) ※英宗正統帝は、土木の変でエセンに捕まった。捕まえたエセンも予定外であったらし く、英宗の弟が即位して、英宗に人質としての価値が無い事が解ると放り出してモンゴ ルに帰ってしまった。英宗は開封に戻り上皇として過ごすが、自分の子供が皇太子から 外されたのを不満に思い、病床の弟から帝位を奪って英宗天順帝として再び即位した。 再び帝位につくことを重祚(ちょうそ)と言う。 ※エセンはチンギスの血を引かないため、ハンを名乗る事に無理があった。チンギス以 降、「チンギスの血統」のみがハンを名乗れると言う常識があった。最終的にハーンを 名乗ったエセンはやはり暗殺される。エセンは即位にあたり、チンギスの血を引く者を ほぼ皆殺しにしたが、残ったのがダヤン=ハーン。後にモンゴルを再統一する。ダヤン の孫がアルタン=ハーンである 3明の滅亡 1.豊臣秀吉 2.李舜臣 3.女真族 4.張居正 5.東林派 6.非 東林派 7.李自成の乱 ※もうページがもうないから省略、また今度話す。崇禎帝の最後や魏忠賢なんぞ面白い -4-