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Press release Bosch compact

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Press release Bosch compact
Press release
Bosch compact
ハイブリッド、天然ガス、廃熱回生システム
商用車用代替パワートレイン
今後のハイブリッド燃料と廃熱回生システムがもたらす燃費
向上能力と天然ガスが今日すでに実用可能な
代替エネルギーとなっている理由
自主規制:欧州自動車工業会(ACEA)は、2020年までに商用車の燃費を2005年実績
レベルより5分の1向上させるという自主規制を導入しました。この削減基準は現存の
技術の改良に基づいたものですが、廃熱回生システムの活用と商用車の電動化がさら
に進めば、より高い燃料削減目標も達成できるようになります。
「商用車の電動化と廃熱回生システムの利用が進めば、燃料も大幅に削減できます。
価格の面でも、これらの技術は2020年までに競争力を確保できる見込みです」(ロバー
ト・ボッシュGmbH取締役会メンバーのヴォルフヘニング・シャイダー)。
廃熱回生システムにより年間で最大2,000リッターの燃料節約が可能
燃費向上の可能性:今日商用車で使用される一次エネルギーの約60%は廃熱として
失われています。しかし、廃熱回生(WHR:waste heat recovery)システムがあれば、
このエネルギーの一部を蒸気動力サイクルで回生できるようになり、燃費を最大5%向
上できます。このWHRシステムを装備すると、車種と走行距離によっては、燃料を1台
あたり年間最大2,000リッター節約することも可能になります。
作動原理:蒸気動力サイクルでは、作動媒体であるエタノールはポンプで低圧から高圧
に加圧され、蒸発器に送られます。この蒸発器が排出ガスの廃熱を吸収し、エタノール
を気化させます。ここで発生した蒸気は、膨張機を駆動させてから、コンデンサーで再
度液化され、残った熱は周囲に放散されます。そして、さらに作動媒体のエタノールが
またポンプに送り込まれるという流れになります。こうして得られた機械的エネルギーは、
商用車のクランクシャフトやジェネレーターの駆動に利用することができます。
利用:膨張機で変換された機械的エネルギーは、クランクシャフトを直接またはギヤ ユ
ニットを介して駆動するのに利用できるほか、蒸気タービンでジェネレーターを駆動し、
変換して得た電気エネルギーをバッテリー蓄電や電気システムに割り当てたり、ハイブ
リッド車用パワートレインの電気コンポーネントで直接利用することもできます。
Robert Bosch GmbH
E-mail [email protected]
Corporate Communications,
Postfach 10 60 50
D-70049 Stuttgart
Germany
Phone +49 711 811-6282
Fax
+49 711 811-5180386
Brand Management, and Sustainability
Senior Vice President: Uta-Micaela Dürig
www.bosch-press.com
2014年9月23日
PI 8640 UBK FF/af
ハイブリッド化で最大15%の燃費向上を実現
燃費向上の可能性:ドイツ国内の道路貨物輸送時に排出されるCO2排出量全体の約3
分の2は大型商用車によるものです。しかし、こうした商用車にハイブリッド システムを
導入すれば、燃料消費量とCO2排出量を大幅に削減できるようになります。ボッシュが
ビデオリンク
ディーゼルハイブリッド車の
走行シミュレーション
提供するこのハイブリッド システムを採用すると、長距離輸送用の大型商用車の場合、
ディーゼル燃料を年間最高2,500リッター節約することができます。なお、基準とした走
行サイクルは、シュトゥットガルト – ハンブルク – シュトゥットガルトのルートで、40トン ト
ラックを使用しています。また、走行モードによっては、輸送走行で燃費を最大15%向
上させることも可能になります。平均燃費が20リッター/100 km、年間走行距離が5万
kmの従来型の12トン トラックの場合だと、ディーゼル燃料を年間約1,500リッター節約
できる計算になります。
お客様にとっての利点:ハイブリッド化が進むと、事業者は燃費の向上だけでなく、静音
性の著しい向上という利点も享受することができます。また、排出ガスとPM(粒子状物
質)の排出量も大幅に抑えられるため、最も厳しい環境基準でも、従来のディーゼル エ
ンジンよりも容易にクリアできるようになります。市街地走行では、ハイブリッド車は完全
に電気モードだけで駆動ができ、短距離のゼロ エミッション走行も可能になります。さら
に、電気エネルギーを通じて周辺システムを作動させることもできます。
モジュラー式の設計:ボッシュは、出力120kwの大型商用車向けパラレル ハイブリッド
システムを開発しました。長距離輸送用の中核コンポーネントとなっているのは、電動
モーターとパワー エレクトロニクスです。省スペース設計の電気駆動装置はパワートレ
インのエンジンとギヤ ボックスの間に組み込まれており、追加のトランスミッションは不
要です。この装置は内燃機関の支援やエネルギーの回生を担い、コースティング走行
や電気走行を実現します。また、インバーターはバッテリーから取り出した直流電流を
交流に変換して電気モーターに供給し、必要なトルクとエンジン回転数を制御します。
柔軟性:システムはモジュラー式の設計を採用しており、コンポーネントは広範な市場
のニーズをカバーでき、長距離/複数箇所への輸送分野やバスといったさまざまなア
プリケーションにも対応することができます。また、スタート/ストップ機能も組み込める
ため、特に市街地での配送ではさらなる燃費向上が期待できます。
WHRシステムとの組み合わせ:廃熱回生システムとハイブリッド テクノロジーの組み合
わせは、重量貨物輸送車用パワートレインにとって有望なアプローチとなる未来のコン
セプトで、2つのシステムはどちらも走行時のさまざまなポイントで独自の長所を発揮し
ます。起伏の少ない長距離ルートでは、ハイブリッド モードの燃費向上能力はやや限ら
れますが、廃熱の回生は一定した高レベルで容易に行えます。一方、起伏に富んだ地
形や頻繁なギヤ チェンジが必要なルートを走行する場合には、ハイブリッド パワートレ
インがかなりの燃費向上能力を発揮します。
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商用車用CNG(圧縮天然ガス)パワートレイン
一価システム:商用車においては、天然ガスのみで作動する一価システムのエンジン
の使用が増えつつあります。こうした車両では、天然ガスが約7 barの圧力でディーゼ
ルエンジンのインテーク マニフォールドに噴射されます。空気と天然ガスの混合気を燃
焼させるために、エンジンにはスパーク プラグとイグニション コイルも装着されます。
CNG(圧縮天然ガス)で作動する商用車の場合、同等のディーゼル トラックと比べて
CO2排出量を最大20%低減でき、PM(粒子状物質)排出量も非常に低いレベルに抑え
ることができます。また、CNGエンジンを搭載した商用車は、エンジンの耐用年数を通じ
て運用コストが低く、運用者は従来のディーゼル エンジン車と比べてコストを約50%削
減することも可能になります。
ディーゼル燃料と天然ガスのバイフューエル システム:ボッシュは商用車向けに、天然
ガスとディーゼル燃料を組み合わせたシステムを提供しています。このシステムでは、
ディーゼル燃料の最大90%を天然ガスで代用することができます。その際、ディーゼル
燃料噴射システムが一種の液体スパークプラグとして働き、ガスに着火するため、追加
のイグニッション システムが不要になりました。
フリートカスタマー:ディーゼル専用のエンジンと比べた場合、天然ガスとディーゼル燃
料の両方に対応したバイフューエル システムではCO2排出量が15~20%減少し、PM
(粒子状物質)排出量も抑えられます。また、天然ガスはディーゼル燃料よりも低価格で
あるため、車両の耐用年数を通じて燃料使用量を最大50%削減することも可能になり
ます。ボッシュのバイフューエル システムはディーゼル燃料のみで走行させることがで
きるため、天然ガス供給体制が整っていない地域でも燃料の補給に困ることはありませ
ん。
市場の現状:ボッシュは、コントロール ユニット、センサーやインジェクターなど、天然ガ
ス エンジン向けのコンポーネントの包括的な製品ポートフォリオを提供しています。米
国では州間高速道路沿いに多くのCNG(圧縮天然ガス)のサービス ステーションが設
置され、中国では地域間の道路網が拡張されつつあるように、市場はインフラの拡大に
伴って成長していきます。そうした中で、天然ガス車用パワートレインはすでに価格競争
力のある製品となってきています。
報道用画像: 1-DS-20504、1-DS-20505、1-DS-20506、1-DS-20507
報道関係対応窓口:
Florian Flaig
電話: +49 711 811-6282
自動車機器テクノロジーセクターはボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2013 年の売上高は
306 億ユーロで総売上高の約 66%を占めています。自動車機器テクノロジーの売上により、ボッ
シュ・グループはリーディング・サプライヤーのポジションを確立しています(注: 会計方針の変更のた
め、2013 年のデータと昨年発表した 2012 年データは、限定的な範囲でのみ比較可能です)。
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自動車機器テクノロジー セクターでは主に、内燃機関用噴射技術、代替駆動コンセプト、効率的そし
てネットワーク化されたパワーワトレイン周辺機器、アクティブ/パッシブセーフティシステム、運転支援
/コンフォート機能、ユーザーに優しいインフォテインメント技術や Car-to- Car および Car2X コミュニ
ケーションとコンセプト、オートモーティブアフターマーケット向けのサービスや技術といった分野で事
業を行っています。なお、ボッシュ・グループは、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレク
トロニック・スタビリティ・コントロール)、ディーゼルシステム用コモンレールなどの重要な革新的自動
車技術にも対応しています。
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カン
パニーです。 2013年の従業員数は約281,000人、売上高は461億ユーロを計上しています (注: 会
計方針の変更のため、今回公表する2013年のデータと昨年発表した2012年データは、限定的な範
囲での比較)。事業は自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・建築関
連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュ
GmbHとその子会社約360社、世界約50カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、
サービス代理店のネットワークを加えると、世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、
販売のグローバル・ネットワークが、ボッシュのさらなる成長の基盤です。
ボッシュは2013年に約45億ユーロもの金額を研究開発に投資しました。さらに全世界では5,000件
以上の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています(1日あたり平均20件の出願数)。私たち
は革新的で有益なソリューションを提供し、そのすべての製品とサービスを通して、人々を魅了し、
人々の生活の質を向上させることを目的にしています。この方針に基づき、ボッシュは全世界において
人と社会に役立つ革新のテクノロジーを提供し続けていきます。それこそが「Invented for life」です。
さらに詳しい情報は www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)www.boschpress.com ボッシュ・メディア・サービス(英文),ツイッターhttp://twitter.com/BoschPresse を参照
してください。
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