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Bosch Compact:パワートレインの電動化

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Bosch Compact:パワートレインの電動化
Press release
Bosch compact
パワートレインの電動化
エントリーレベルのハイブリッドからレンジエクステンダーまで、
一連のコンポーネントを中国で生産
e モビリティ:ドライビングプレジャーとコネクティビティ
未来市場: 現段階では、e モビリティは依然として未来への投資というレベルにとどまっ
ていますが、ボッシュはこの分野の研究開発に年間 4 億ユーロの資金を投じています。
その目的は何よりもまず燃料消費の削減にありますが、それ以外にも、ドライビングプ
レジャーの向上や日常生活の快適化に寄与する付加価値の提供という狙いもあります。
そうした中で、ボッシュはバッテリーだけで走る標準的な電気自動車の航続距離を
2020 年までに少なくとも 300 km に延ばしたいと考え、その実現に向けて取り組んで
います。
統合システムに焦点:電気駆動装置に関してボッシュが考えているのは、将来の e モビ
リティ社会にふさわしいパワートレインコンポーネントの開発です。ボッシュの視線は当
面の課題だけでなく、もっと先の将来にも向けられています。たとえば電気自動車の動
力源のバッテリーですが、航続距離を延ばすには、バッテリーを大型化しさえすればい
いというわけではなく、インテリジェントなネットワーク化も重要となってきます。その 1
例がインテリジェントな充電マネジメントです。
システムソリューション例:ボッシュが開発した電気モーターの SMG 180/120 は、電
気自動車にとっての代表的な舞台と目される市街地走行で、90%を超える効率を発揮
します。パワートレイン以外でも、ボッシュは電気自動車とその走行をサポートするアシ
スタンス機能のリンクを重視しています。その 1 例が electronic horizon で、車両が
たとえば市街地周辺の速度制限地域にさしかかると、このシステムがいち早くエネルギ
ー回生サイクルを始動させます。そして、運動エネルギーを電気エネルギーに変換・回
生し、車両の航続距離を延ばします。
コネクティビティ:「現在の段階では、e モビリティはニッチビジネスという程度ですが、
2020 年以降はマスマーケットに発展する大きな可能性を秘めています。それが実現し
た暁には、電気自動車はネットワーク接続され、周囲と情報をやり取りするようになるで
しょう」
(フォルクマル・デナー、ロバート・ボッシュ GmbH 取締役会会長、研究開発担当)
Robert Bosch GmbH
Postfach 10 60 50
Email
Phone
[email protected]
+49 711 811-6282
Corporate Communications,
Brand Management, and Sustainability
70049 Stuttgart,
Germany
Fax
+49 711 811- 5180386
Senior Vice President: Uta-Micaela
Dürig
www.bosch-presse.de
2013 年 9 月
PI 8262 UBK FF/Moe
フル EV 向けのトータルソリューション:ボッシュはすでに、電気駆動装置を完全なシス
テムソリューションとして提供しています。そのシステムを構成するのは、電気モーター、
動画
電気駆動装置
パワーエレクトロニクス、リチウムイオンバッテリーと回生ブレーキシステムです。その 1
例がフィアット 500e 向けソリューションで、このモデルはフィアットとクライスラー両社と
の協力を通じて開発が進められました。
開発ペース:ボッシュのエンジニアは 3 年という時間をかけて、電気駆動装置の商品化
に尽力しました。2010 年の市場参入後、ボッシュはシステムとコンポーネントを全世界
のお客様に供給し、その対象はスモールカーから大型セダン、さらにはスーパースポー
ツカーにまで及んでいます。
提携:e モビリティを全世界で普及させるために、ボッシュは各国のパートナーと協力関
係を構築しています。たとえば、中国の聯合汽車電子有限公司(UAES、電気モーター
とパワーエレクトロニクス)、ダイムラーと合弁でドイツ国内に設立した EM-motive(電
気モーター)、GS ユアサおよび三菱商事との日本での合弁事業(リチウムイオンバッテ
リー)などが挙げられます。
世界の e モビリティ:ボッシュはこれまでに、世界各地で e モビリティ事業のための橋頭
保を築くのに成功してきました。活動を中核的に担うコンピテンスセンターをヨーロッパ
各地に設置したほか、米国と日本にも出先機関を置いています。ボッシュはまた、自動
車部品サプライヤーとしては唯一、中国で電気モーターとパワーエレクトロニクス一式を
現地生産し、現地の自動車メーカーに提供しています。もちろん品質は、ヨーロッパ市
場で提供するものと同じ高さを維持しています。
ハイブリッド:大衆車への道を快走
市場動向: ボッシュは 2014 年末までに、パワートレインの電動化に関する 30 件のオ
ーダーを完了させる予定です。ボッシュは 2020 年の世界の自動車市場規模を 1 億
1,300 万台と予想し、うち 650 万台がストロングハイブリッド、300 万台がプラグイン
ハイブリッドで、250 万台はフル EV になると見ています。
ブースト回生システム:これは、ミッドサイズセグメント向けにボッシュが提供するエントリ
ーレベルのハイブリッドシステムです。作動電圧が高いこのシステムは、新しい 48 V 車
両電気システムのベースともなります。ブースト回生システムの利点は、燃費向上につ
ながる惰性走行に対応しているほか、非常に効率的な回生ブレーキ機能を備えている
ことで、全体として燃費を 7%向上することができます。
ストロングハイブリッド:ボッシュが現在製造しているストロングハイブリッドシステムは、
新ヨーロッパドライビングサイクル(NEDC)ベースで 15~25%の燃費向上を可能にし
ます。ストロングハイブリッド車用の電気モーターは出力 20~40 kW までのものが各
種揃っており、ストロングハイブリッド用リチウムイオンバッテリーの容量は 0.8~1.5
kWh です。
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プラグインハイブリッド:この方式のハイブリッド車の場合、ユーザーがこまめな充電を
欠かさなければ、燃費を最大 90%向上させることができます。明確に定義された
動画
プラグインハイブリ
NEDC 基準に基づくテストでは、少なくとも 50%の燃費向上効果が得られることが確
認されています。プラグインハイブリッド向けにボッシュが提供する電気モーターの出力
は 30~80 kW、バッテリー容量は最大 12 kWh です。このシステムはミッドサイズ乗
用車、電動式 SUV とスポーツカーに特に適しています。
ボーナス:ボッシュの SMG 180/120 モーターは車両のリアアクスルに組み込むことが
できるため、フロントアクスルを内燃機関で、リアアクスルを電気モーターでそれぞれ駆
動させることも可能になります。つまり、ハイブリッド版 4 輪駆動ということです。世界初
のディーゼルハイブリッドとなるプジョー3008 Hybrid4 に、このアクスルスプリットハイ
ブリッド方式が採用されることになりました。この車両は PSA とボッシュの協力を通じて
開発が進められ、量産化の準備にいよいよ入ったところです。
報道用画像:1-GS-19447、1-GS-19448、1-GS-19449
報道関係対応窓口:Florian Flaig、電話:+49 711 811-6282
モビリティ ソリューションズセクターはボッシュ・グループ最大の事業セクターです。2013
年の売上高は 306 億ユーロで総売上高の約 66%を占めています。モビリティ ソリューショ
ンズの売上により、ボッシュ・グループはリーディング・サプライヤーのポジションを確立し
ています(注: 会計方針の変更のため、今回公表する 2013 年のデータと昨年発表した 2012 年
データは、限定的な範囲での比較)。
モビリティ ソリューションズ セクターでは主に、内燃機関用噴射技術、代替駆動コンセプト、
効率的そしてネットワーク化されたパワーワトレイン周辺機器、アクティブ/パッシブセーフ
ティシステム、運転支援/コンフォート機能、ユーザーに優しいインフォテインメント技術や
Car-to- Car および Car2X コミュニケーションとコンセプト、オートモーティブアフターマー
ケット向けのサービスや技術といった分野で事業を行っています。なお、ボッシュ・グループ
は、電気駆動マネジメントや横滑り防止装置ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コン
トロール)、ディーゼルシステム用コモンレールなどの重要な革新的自動車技術にも対応して
います。
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディ
ング・カンパニーです。 2013年の従業員数は約281,000人、売上高は461億ユーロを計上し
ています (注: 会計方針の変更のため、今回公表する2013年のデータと昨年発表した2012年デ
ータは、限定的な範囲での比較)。事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジ
ー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボ
ッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社約360社、世界約50カ国にある
ドイツ国外の現地法人で構成されており、販売、サービス代理店のネットワークを加えると、
世界の約150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売のグローバル・ネットワーク
が、ボッシュのさらなる成長の基盤です。
ボッシュは2013年に約45億ユーロもの金額を研究開発に投資しました。さらに全世界では
5,000件以上の国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています(1日あたり平均20件の
出願数)。私たちは革新的で有益なソリューションを提供し、そのすべての製品とサービスを
通して、人々を魅了し、人々の生活の質を向上させることを目的にしています。この方針に基
づき、ボッシュは全世界において人と社会に役立つ革新のテクノロジーを提供し続けていきま
す。それこそが「Invented for life」です。
さらに詳しい情報は www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文),ツイッター
http://twitter.com/BoschPresse を参照してください。
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