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国立市立小学校・中学校食物アレルギー対応マニュアル(PDF:4.2MB)
国立市立小・中学校 食物アレルギー対応マニュアル 平成27年12月 国立市教育委員会 目次 目次 2 Ⅰ はじめに 3 Ⅱ 食物アレルギー対応における教職員・給食センターの役割について 4 Ⅲ 食物アレルギーを有する児童・生徒の把握から対応実施までの流れ 7 Ⅳ 校内における食物アレルギー対応委員会設置と研修・シミュレーション実施について 9 Ⅴ 1 校内における食物アレルギー対応委員会設置 2 研修・シミュレーション実施 11 緊急時の対応について 参考資料 巻末 12 「アレルギー対応者一覧」 「アレルギー対応者一覧(確認用) 」 「アレルギー対応者一覧(確認用・年度途中)」 「給食日誌」 「個人カルテ」 フローチャート「食物アレルギーのある児童・生徒の把握と対策」 「国立市立小・中学校における食物アレルギーへの対応について」 R の使用について」 「学校管理下におけるエピペン○ 「学校給食費等の取扱いのお知らせ」 「食物アレルギー緊急時対応マニュアル」 「緊急時対応カード」 「事故報告書」 2 Ⅰ はじめに 学校給食における食物アレルギーについては、文部科学省監修のもと、平成 20 年に公 益財団法人日本学校保健会が発行した「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイド ライン」(以下、「ガイドライン」という。)に基づく対応をすることとされています。 しかしながら平成 24 年 12 月、食物アレルギーを有する児童が、学校給食終了後にア ナフィラキシーショックの疑いにより亡くなるという事故が発生しました。 こうした痛ましい事故を繰り返さないようにするためにも、学校給食において、養護 教諭や担任のみならず、校長等の管理職をはじめとした全ての教職員、給食センター及 び教育委員会事務局関係者、医療関係者等が相互に連携し、当事者としての意識と共通 認識を強く持って組織的に対応することが大切です。 食物アレルギー対策については、これまでも各学校において、大変丁寧な取り組みを 行ってきていただいております。今後とも、国立市立学校の教職員の皆様や、これから 新しく赴任される教職員の皆様にも共通理解を持っていただけるよう本マニュアルを作 成しました。各学校におかれましては、本マニュアルをもとに、各学校の実態に合わせ た運用をよろしくお願いいたします。 3 Ⅱ 食物アレルギー対応における教職員・給食センターの役割について 食物アレルギー対応における校内の役割分担は、概ね次のとおりである。 【学校長・副校長(管理職)】 ・校内の食物アレルギー対応の最高責任者。教職員が共通理解を持てるように指導す る。 ・食物アレルギー対応委員会を設置し、対象児童・生徒への対応を決定する。 ・個別面談を実施する。(学級担任、養護教諭、給食主任と一緒に) ・全教職員に対して、食物アレルギーの研修会を実施する。 ・全教職員に対して、食物アレルギー緊急対応についてのシミュレーションを実施す る。 ・対象児童・生徒の「学校生活管理指導表」、エピペン、内服薬等の保管場所を確認す る。 ・マニュアルに基づき、各教職員が対応しているかチェックする。 【学級担任の役割】 ・食物アレルギーを有する児童・生徒より、 「学校生活管理指導表」及び必要に応じて R の対応について」その他の書類の提出を受ける。 「学校管理下におけるエピペン○ ・個別面談を実施する。(管理職、養護教諭、給食主任と一緒に) ・対象児童・生徒のエピペン、内服薬等の保管場所を把握する。 ・上記の内容につき、食物アレルギー対応委員会へ報告し、全教職員への周知を図る。 ・対象児童・生徒が、児童・生徒が安全に給食時間を過ごせるように努める。 ・対象児童・生徒が、給食を受け取るとき、必ず食物アレルギーの確認を行う。 ・他の児童・生徒に対して、食物アレルギーを正しく理解させる。 ・不在の時は、対象児童・生徒の食物アレルギーの内容を他の教職員に伝え、担任同 等の対応ができるようにしておく。 【養護教諭・給食主任の役割】 ・学級担任より(あるいは保健調査により)、食物アレルギーを有する児童・生徒の報 告を受け、一覧表を作成し、全教職員の共通理解を図る。年度初めに、養護教諭宛 に「アレルギー対応者一覧表(確認用)」が給食センターから送付されるので、内容 をチェックして給食センターへ返送する。 (年度途中の変更は、その都度給食センタ ーへ連絡。翌月給食センターから送付される「アレルギー対応者一覧表(確認用・ 年度途中)」で確認し返送する。)また、毎月の「アレルギー対応者一覧表」 (給食セ ンターからの資料提供者の一覧)に、漏れがある場合は、給食センターへ報告する。 4 ・個別面談を実施する。(管理職、学級担任と一緒に) ・食物アレルギー対応委員会に出席し、対象児童・生徒への対応を決定する。 ・対象児童・生徒の「学校生活管理指導表」、緊急時対応カードの保管場所、エピペン の保管場所(所有者のみ)等を把握し、管理職、学級担任とともに共有を図る。 ・管理職とともに、全教職員に対して、食物アレルギーの研修会及び食物アレルギー緊 急対応についてのシミュレーションを実施する。(エピペンの取扱い方、食物アレル ギーを発症した場合の措置方法につき、全教職員に周知する。) 【全教職員の役割】 ・校内研修、シミュレーション等へ積極的に参加し、予期せぬ場面で起きたアナフィ ラキシーに対し、適切な対応を取る。食物アレルギー、アナフィラキシーに対する 正しい知識を持つ。 ・対象児童生徒のエピペン等の保管場所を把握しておく。 ・学級担任が不在の時は、対象児童・生徒の食物アレルギーの内容を把握し、担任同 等の対応ができるようにしておく。 【給食センターの役割】 ・新入生(転校生)に対し、 「学校給食費等の取扱いのお知らせ」 (アレルギーに心配なこ とがある場合はご連絡ください。)の配布を学校へ依頼する。 ・保護者より、食物アレルギーの相談を受ける。(まず電話で相談を受ける。必要があ れば給食センターへ出向いてもらう。)栄養士は、保護者より、食物アレルギーにつ いて詳しく聞き、相談内容を個別に対応表にまとめる。 ・相談を受けた児童・生徒のうち、資料提供が必要な者については、 「アレルギー対応 者一覧表」を作成し、毎月、各学校長へ送付する。 (漏れがある場合は、学校より連 絡が来るので、対応する。) ・上記の「アレルギー対応者一覧表」とともに、給食日誌(アレルギー物質の有無、 備考欄に加工品内容・配合を表示)と、必要な児童・生徒には個人カルテを、学校 長・担任及び対象児童・生徒へ送付する。 ・年度初めに、養護教諭宛てに「アレルギー対応者一覧表(確認用)」を送付する。各 校からの返送を受け取る。 (年度途中の変更は、その都度給食センターへ連絡が来る ので対応する。翌月「アレルギー対応者一覧表(確認用・年度途中)」を送付する。 各校からの返送を受け取る。) ※給食日誌は、「アレルギー対応者一覧表」に掲載されている全ての児童・生徒に配 られる。 ※個人カルテは一人一人のアレルギー物質に対応して作られている。給食日誌には 5 載っていないアレルギー物質の含有量が示されており、 「アレルギー対応者一覧表」 に掲載されている児童・生徒のうち必要な者にのみ送付される。なお、個人カルテ が作られる対象品目は、次のとおり。 特定原材料(省令で定められたもの) えび、かに、卵、乳、小麦、そば、落花生 【表示が義務化された 7 品目】 特定原材料に準ずるもの(通知で定められ あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフ たもの) ルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナ 【可能な限り表示することが推奨され 20 品目】 ナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン 巻末「アレルギー対応者一覧」「給食日誌」「個人カルテ」参照 問い合わせ先:給食センター 電話:042-572-4177 【学童の対応について】 学童保育所でのアレルギー対応については、各学童保育所において、該当児童より、 指示書等の書類を、提出させている。学童保育所へ「小学校用アレルギー・その他の疾 患指示書」をすでに提出している場合は、学校は、そのコピーをもって「学校生活管理 指導表」の提出に代えることができる。また逆に学校へ提出された「学校生活管理指導 表」のコピーを学童保育所へ提出することも可能となっている。 各児童について必要があれば、各学童保育所へ直接問い合わせる。 学童保育所名 所在地 電話 本町学童保育所 谷保 6017(一小隣接地) 575-6761 西学童保育所 西 1-12-26(西児童館内) 575-3217 東学童保育所 東 4-28(三小内) 575-9684 北学童保育所 北 2-29(四小内) 572-6146 中央学童保育所 富士見台 2-38-5(中央児童館内) 571-2388 矢川学童保育所 富士見台 4-17-1(矢川児童館内) 575-9744 南学童保育所 富士見台 1-47-25(七小内) 576-8145 担当課:子ども家庭部 児童青少年課 児童・青少年係 電話:042-576-2111(内線 195,198,324) 6 Ⅲ 食物アレルギーを有する児童・生徒の把握から対応実施までの流れ 1.新入生・転入生 (1)書類の配布 新入生保護者会にて、下記の書類を配布する。(転入生には直接手渡しする。) ①「国立市立小・中学校における食物アレルギーへの対応について」 ②「学校給食費等の取扱いのお知らせ」 (アレルギーに心配なことがある場合はご連 絡ください。) ※②は、給食センターより学校へ配布依頼がある。 (2)書類の受領・対応前の面談の実施 ア.担任は、①に基づき食物アレルギーを有する児童・生徒保護者より下記の書類を 受け取り、内容を確認のうえ、養護教諭へ提出する。 ・「学校生活管理指導表」 R の対応について」 ・「学校管理下におけるエピペン○ ・・・必要に応じて提出 ・その他、学校が求める資料・・・必要に応じて提出 ※「学校生活管理指導表」は、学童保育所へ「小学校用アレルギー・その他の疾患 指示書」を提出している場合は、そのコピーで可。また学校へ提出された「学 校生活管理指導表」のコピーを学童保育所へ提出することも可。 イ.管理職、養護教諭、給食主任、担任等で、個別面談を行う。該当する児童・生徒 の「学校生活管理指導表」、緊急時対応カードの保管場所、エピペンの保管場所 (所有者のみ)等の情報を確認する。 【面談の内容例】 ・過去の食物アレルギー発症(アナフィラキシーを含む)情報 ・家庭での対応状況 ・学校生活において配慮すべき必要事項 ・薬(エピペン等)の持参希望の有無 ・緊急時の対応連絡先・方法 ・学級内の児童・生徒並びに保護者へ当該児童生徒の食物アレルギー情報を提供 することについての了解を得ること (3)給食センターへの連絡 保護者は、②の書類に基づき給食センターへ連絡相談をする。 (まず電話で相談。 必要に応じて給食センターへ出向く。)栄養士が保護者にアレルギーの食物につき 7 詳しく聞く。(給食センターは、これにより、「アレルギー対応一覧表」を作成し、 毎月各校へ1部送付する。また、相談内容を個別に対応表にまとめる。) (4)一覧表の作成 養護教諭または給食主任は、担任からの書類の提出を受けたら、一覧表を作成す る。年度初めに、養護教諭宛に、給食センターから「アレルギー対応者一覧表(確 認用)」が送付されるので、内容をチェックして給食センターへ返送する。 (年度途 中の変更は、その都度給食センターへ連絡。翌月の「アレルギー対応者一覧表(確 認用・年度途中)」で確認し返送する。)また(3)で毎月給食センターから送付さ れる「アレルギー対応者一覧表」に、漏れがある場合は、給食センターへ報告する。 (5)献立内容の確認 給食センターより、給食日誌(必要に応じて個人カルテ)が、学校長と担任宛て に送付されてくるので、担任は内容を確認する。 ※給食日誌(必要に応じて個人カルテ)は、毎月「アレルギー対応一覧表」と一 緒に送付される。 (6)個別の取組プランの決定と情報の共有 アレルギー対策委員会を開催し、上記の内容につき、個別に対応を決定する。ま た全教職員の共有理解を図る。また、対象児童・生徒の保護者へ対応内容を報告す る。(5)の内容については、対象児童・生徒の保護者へ送付されている。対象児 童・生徒本人も内容を確認する。(全く食べられないような食材があるときは、家 から持参する。) (7)対応の実施 給食実施にあたっては、喫食前に、担任及び対象児童・生徒が、給食日誌・給食 カルテ(個人カルテは送付のあった児童・生徒のみ)を確認してから、喫食させる。 (8)評価・見直し・個別指導 担任は、当該児童・生徒の喫食状況を確認する。養護教諭は、必要に応じて対 象児童・生徒の学級を訪問して、実態把握や確認に努める。 また、対応に変更がある場合は、保護者より、必要書類( 「学校生活管理指導表」 等)を再度提出してもらい、上記と同じ手順で対応する。 2.2年生以上 上記(2)~(8)のとおり対応する。 「学校生活管理指導表」は、基本的に毎年提出を求める。 巻末「フローチャート参照」 8 Ⅳ 校内における食物アレルギー対応委員会設置と研修・シミュレーション 実施について 1.校内における食物アレルギー対応委員会設置 校長を責任者とし、関係者で組織する食物アレルギー対応委員会を校内に設置する。 【委員構成例と主たる役割例】 ◎委員長 校長(対応の総括責任者) ○委員 ・副校長(校長補佐、指示伝達、外部対応)※校長不在時には代行 ・教務主任・主幹教諭(副校長補佐、校内連絡、指示伝達、外部対応) ・養護教諭(実態把握、主治医や学校医と連携、事故防止) ・給食主任(実態把握、安全な給食運営、給食センターとの連携、事故防止) ・関係学級担任・学年主任(実態把握、安全な給食運営、保護者連携、事故防止) ・その他関係教職員(家庭科教諭、学校医、給食センター栄養士等必要に応じて) 【委員会での検討内容】 ・校内の児童・生徒の食物アレルギーに関する情報を集約し、対応を協議、決定し、全 教職員に周知する。 ・校内危機管理体制を構築し、各関係機関との連携や具体的な対応訓練や校内外の研 修を企画、実施、参加を促す。 ・事故及びヒヤリハットの情報共有と改善策の検討を行う。 2.研修・シミュレーション実施 (1)アレルギー研修の実施 教育委員会等が主催するアレルギー研修への参加のほか、校内において、定期的に研 修を実施する。研修の実施にあたっては、平成27年3月に文部科学省により配布され たアレルギー疾患対応資料(研修用DVD、エピペントレーナー等)等を活用し、全教 職員がアレルギー疾患について適切な対応ができるように取り組む。 資料等掲載ホームページ(文部科学省) http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1353630.htm (2)緊急時のシミュレーション実施 緊急時(アナフィラキシー発症)のシミュレーションを定期的に行う。 「食物アレルギー緊急時対応マニュアル」に従い、校内において、 「発見者」から、 「準 備」 (「食物アレルギー緊急時対応マニュアル」、エピペン、AEDの準備等)、 「連絡」 (救 9 急車、管理職、保護者への連絡等)、「記録」、「その他」対応に至るまでの、役割分担を 決め、シミュレーションを行う。 シミュレーションは、通常時のほかにも、設定を決め(管理職が不在、養護教諭が不 在など)、必要に応じてシナリオを作成するなどして本番に近い形で行うとよりよい。ま たPHSも実際使えるように、訓練しておく。 資料等掲載ホームページ (東京都教育委員会) http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr130725d.htm シナリオ例 「アレルギー疾患対応研修(平成 25 年 10 月 11 日)」配布資料【東京都教育庁地域教育支援部 義務教育課】参照 10 Ⅴ 緊急時の対応について 1.緊急時の対応 緊急時においては、巻末の、『食物アレルギー緊急時対応マニュアル』により、対応す る。緊急性の高いアレルギー症状であるか、直ちにエピペンを打つか等の判断を行う必要 があるので、『食物アレルギー緊急時対応マニュアル』の内容は、研修、シミュレーショ ンでできるようにしておく。また、『食物アレルギー緊急時対応マニュアル』保管場所は 全教職員が把握しておく。教職員間の連絡には、PHSを活用し、状況を迅速・正確に伝 えるよう心掛ける。 巻末「食物アレルギー緊急時対応マニュアル」参照 2.教育委員会への報告 アレルギー対応が落ち着いた段階で、管理職は、教育委員会(指導主事)へ電話で一報 を入れる。 また、下記に該当する場合は、後日、「事故報告書」を提出する。 (1) 児童・生徒の事故が発生した場合 ① 事故死・自死等死亡事故が発生した場合 ② 管理下において、生命の危機を伴うようなけがをした場合 ③ 管理下において、一週間以上入院する必要があるけがをした場合 ④ 管理下・管理外において、後遺症が予想されるけがをした場合 (2) 管理下・管理外を問わず交通事故に遭い、一週間以上入院する必要があるけがをした場合 (3) 管理下において、緊急車両を依頼するなど、外部機関との連携を図った場合 (4) その他、上記(1)~(3)以外のもので、校長が市教委へ報告すべき事故と判断した場合 巻末「児童・生徒の事故について(報告)」参照 11 ≪参考資料≫ ① 「アレルギー疾患のある児童・生徒への対応について(依頼)」 平成25年4月4日付25教育地義第31号 ② 「学校におけるアレルギー疾患対策について(依頼)」 平成25年7月30日付25教地義第653号 <資料> ・「緊急時(アナフィラキシー発症)時の対応について(ガイドライン補足)」 ・「緊急時対応カード(対応チェックシート、記録用紙)」 ・「学校給食における食物アレルギー対応役割分担表」 ・「食物アレルギー緊急時対応マニュアル」 掲載ホームページ (東京都教育委員会) http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr130725d.htm ③ 「学校におけるアレルギー疾患対策について(依頼)」 平成25年9月30日付25教地義第862号 ④ 「アレルギー疾患啓発用紙芝居」の配布と活用について(依頼) 平成25年12月17日付事務連絡 ⑤ 「学校のアレルギー疾患対応におけるヒヤリ・ハット・ヒント事例集」 の送付と活用について(依頼) 平成26年3月24日付事務連絡 ⑥ 「学校におけるアレルギー対応について(通知) 」 平成26年3月31日付25教地義第1714号 ※⑦の26教地義第1419号と重複する内容については、⑦の通知の記載事項を適用すること。 ⑦ 「平成26年度学校におけるアレルギー疾患対応に関する取組状況調査結果について」 平成27年2月27日付26教地義第1419号 ⑧ 「アレルギー疾患対応資料(文部科学省作成)の配布について」 平成27年3月5日付事務連絡 <資料> ・学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン要約版 ・学校におけるアレルギー疾患対応資料(DVD) 12 ・学校給食における食物アレルギー対応指針 掲載ホームページ(文部科学省) http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1353630.htm 13 ≪巻末資料≫ ○年度 ○月分 アレルギー対応者一覧(国立第○小学校) 学年学級 氏名 アレルギー食品 日誌 カルテ 配布 配布 ○年○組 ○ ○ ○ ○ 魚全般 ○ ○年○組 ○ ○ ○ ○ 不特定 ○ ○年○組 ○ ○ ○ ○ 乳製品、きのこ ○ アレルギー対応者一覧(確認用)<例・表面> ○年度 国立第○小学校 養護教諭 様 アレルギー対応者一覧(確認用) □訂正なし 学年学級 氏名 アレルギー食品 日誌 カルテ 管理 エピ 配布 配布 指導表 ペン ○ ○ ○ ○年○組 ○ ○ ○ ○ 魚全般 ○ ○年○組 ○ ○ ○ ○ 乳製品、きのこ ○ ○ 上記一覧は給食センターに連絡があった児童の一覧です。下記の点につき、学校への届 出と突合後、加筆訂正して、ご返送お願いいたします。 (訂正なしの場合は、右上□訂正 なしに、☑を入れてください。) ①「管理指導表(食物アレルギーのみ)」「エピペン」欄について 学校への届出があるのに、○がない場合は、赤で記入してください。 ②学校への届出があるのに、上記に記載のない児童生徒について アレルギー用の詳細な献立資料が必要な児童は、上記の表に記入し、保護者に給食セ ンターへの連絡を依頼してください。また、アレルギー用の詳細な献立資料を必要とし ない児童は、裏面の欄へご記入ください。 (裏面あり) アレルギー対応者一覧(確認用)<例・裏面> <参考>管理指導表(食物アレルギーのみ)提出者のうち、アレルギー用献立資料を配 布しなくていい者 学年学級 氏名 アレルギー食品 ○年○組 ○ ○ ○ ○ ピーナッツ ○年○組 ○ ○ ○ ○ 卵 詳細な給食献立を 管理 エピ 必要としない理由 指導表 ペン 給食にでないため ○ ○ 弁当持参のため ○ ○ 【問い合せ】 国立市教育委員会 第一給食センター 住所:国立市富士見台 2-47-3 電話:042-572-4177 教育委員会使用欄 給食センター 所 長 主 査 栄養士 教育指導支援課 教育指導支援課長 指導担当課長 指導主事 指導主事 教育総務課学務保健係 課 長 係 長 係 アレルギー対応者一覧(確認用・年度途中)<例・表面> ○年度 ○月分 国立第○小学校 養護教諭 様 アレルギー対応者一覧(確認用・年度途中) □訂正なし 学年学級 氏名 アレルギー食品 日誌 カルテ 管理 エピ 配布 配布 指導表 ペン ○ ○ ○ ○年○組 ○ ○ ○ ○ 魚全般 ○ 削除 ○年○組 ○ ○ ○ ○ 乳製品、きのこ ○ ○ 追加 ○年○組 ○ ○ ○ ○ 乳製品 ○ ○ ○ 上記一覧は給食センターに連絡があった児童の一覧です。 (年度途中の変更を反映してい ます。)下記の点につき、学校への届出と突合後、加筆訂正して、ご返送お願いいたしま す。(訂正なしの場合は、右上□訂正なしに、☑を入れてください。) ①「管理指導表(食物アレルギーのみ)」「エピペン」欄について 学校への届出があるのに、○がない場合は、赤で記入してください。 ②学校への届出があるのに、上記に記載のない児童生徒について アレルギー用の詳細な献立資料が必要な児童は、上記の表に記入し、保護者に給食セ ンターへの連絡を依頼してください。また、アレルギー用の詳細な献立資料を必要とし ない児童は、裏面の欄へご記入ください。 (裏面あり) アレルギー対応者一覧(確認用)<例・裏面> <参考>管理指導表(食物アレルギーのみ)提出者のうち、アレルギー用献立資料を配 布しなくていい者 学年学級 氏名 アレルギー食品 ○年○組 ○ ○ ○ ○ ピーナッツ ○年○組 ○ ○ ○ ○ 卵 詳細な給食献立を 管理 エピ 必要としない理由 指導表 ペン 給食にでないため ○ ○ 弁当持参のため ○ ○ 【問い合せ】 国立市教育委員会 第一給食センター 住所:国立市富士見台 2-47-3 電話:042-572-4177 教育委員会使用欄 給食センター 所 長 主 査 栄養士 教育指導支援課 教育指導支援課長 指導担当課長 指導主事 指導主事 教育総務課学務保健係 課 長 係 長 係 平 成 年 月 日 平成 年度国立市立小・中学校入学予定者 及び転入児童・生徒の保護者の皆様 国 立 市 教 育 委 員 会 国立市立小・中学校における食物アレルギーへの対応について 寒さ厳しいおりから、保護者の皆様におかれましては、ますますご健勝のことと存じます。日頃 より、本市の教育行政へのご理解、ご協力を賜り感謝申し上げます。 国立市立小・中学校においては、お子様の食物アレルギーによるアナフィラキシーショック時の 対応について、ご本人及び保護者の方との面談で十分な共通理解を図り、万全な校内体制を整えて おります。また、国立市では給食センター方式を実施していることから、食物アレルギーを有する お子様に対し、除去食等の個別の対応ができません。そのため、食物アレルギーを有するお子様に は、国立市給食センターが献立表とは別に、献立内容におけるアレルギー物質の配合や含量を示し た資料を提供しています。 つきましては、食物アレルギーを有するお子様については、入学・転入後の給食指導・緊急時の 対応等に活用するため、医師の診断に基づいた食物アレルギーに関する資料を下記のとおり学校に ご提出いただきます。併せて、給食センターにもお子様が有する食物アレルギーの内容をご連絡く ださい。ご理解ご協力をお願いいたします。 記 1 学校にご提出いただく資料 R )を処方されている場合・・・・・・・ ○ 医師より緊急時対応薬(エピペン○ (1)(2)(3)を提出 ○ その他、内服薬を処方されている、または緊急時の対応が必要な場合・・・(1)(3)を提出 番号 (1) (2) (3) 2 資 料 名 「学校生活管理指導表 (アレルギー疾患用)」 ※診断書と同等のものです。文書料 が発生します。保護者の方のご負担 でお願いいたします。 備 考 R が処方されている場合は、必ず主 エピペン○ 治医に記入を依頼し、学校にご提出ください。 (アナフィラキシーショック既往はないが除去 食対応をしている場合や、その他のアレルギー 疾患については、学校と相談してください。) R を処方されている児童・生徒の食 エピペン○ R 「学校管理下におけるエピペン○ 物アレルギーによるアナフィラキシーショック R を打つた の対応について」 時に、教員が本人に代わりエピペン○ めの同意書です。 その他、学校が求める資料 ・アレルギー調査表 ・主治医の意見書等 備 考:各学校のアレルギー対応の流れ 〈概要〉 保護者申請・保健調査票記入し提出 → アレルギー調査表記入し提出 R 対応同意書提出 学校管理指導表・エピペン○ → → 面談 → R ・給食対応 エピペン○ ・書類の提出方法等の詳細につきましては、各学校より説明いたします。 R または内服薬)を処方されているお子様には、必要書類 特に医師より緊急時対応薬(エピペン○ をお渡しいたしますので、お早めに各学校へご連絡ください。 平成 年 組 年 月 日 様 国 立 市 教 育 委 員 会 R の使用について 学校管理下におけるエピペン○ 平成24年12月、調布市立小学校の第5学年の女子児童が、給食を食べた後に体調不良を訴え、 病院に搬送されましたが、搬送先の病院において、アナフィラキシーショックの疑いで死亡すると いう痛ましい事故が発生いたしました。その後、調布市食物アレルギー事故再発防止検討委員会の 報告書には、「児童・生徒が自分自身で打つことを前提と考え、教職員等が打つという認識をもっ ていなかった。 」と記載されています。 つきましては、国立市立小・中学校においては、お子様の食物アレルギーによるアナフィラキシ ーショックについて、ご本人及び保護者の方との面談で十分な共通理解を図り、万全な校内体制を 整えてまいります。 R の使用については、下記の基本方針に基づいて実施いたします。 学校管理下におけるエピペン○ R エピペン○を使用する場合は同意書に署名・押印の上、学級担任までご提出いただきますようお願 R を使用しない場合は、提出の必要はありません。 いいたします。(エピペン○ ) なお、本同意書に加えて、学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)を添付していただきますよ うお願いいたします。(すでに提出済の方は提出していただかなくて結構です。) 記 R の使用の基本方針〕 〔学校管理下におけるエピペン○ 1 2 R は、児童・生徒が自己管理し、自己注射することが前提である。 エピペン○ R を児童・生徒が自己注射できない場合は、国立市教育委員会の責任にお ただし、エピペン○ R 注射を打つこととする。 いて、教職員がエピペン○ キリトリ 平成 国立市教育委員会 年 月 日 殿 同意書 R の使用について、次の基本方針に同意します。 私は、学校管理下におけるエピペン○ 1 2 R は、児童・生徒が自己管理し、自己注射することが前提である。 エピペン○ R を児童・生徒が自己注射できない場合は、国立市教育委員会の責任にお ただし、エピペン○ R 注射を打つこととする。 いて、教職員がエピペン○ 国立市立国立第 学校 年 組 児童・生徒名 保護者名 印 平成 年度 保護者の皆様 国立市立学校給食センター 学校給食費等の取扱いのお知らせ 学校給食費の取扱いについてお知らせします。 1.給食年間実施日数 給食は、年間で小学校 189 日(1年生は 177 日)、中学校 178 日を基準とし、週5日の完全 給食で実施しています。 2.給食費(月額) 学 年 (単位:円) 月 額 一食当り 小学1・2年生 3,650 212 小学3・4年生 3,950 230 学 年 小学5・6年生 教職員 中学生・教職員 月 額 一食当り 4,250 247 4,500 278 ※8月を除く年間11回の納入で、4月分は5月分納入時に合わせての納入となります。 ※小学校1年生については、4月分のみ 1,100 円、5月以降は 3,650 円です。 給食費は、食材の購入に使用しています。給食費を納入していただけませんと、食材の購 入や献立内容にも影響し、結果的に他の児童に影響が及ぶとともに、給食費を納めていただ いている他の保護者との間に不公平が生じることになりますので、給食費の納入については ご理解をお願いいたします。なお、経済的にお困りの方は、就学援助制度がありますので学 級担任または市の教育総務課にご相談下さい。 3.給食費の納入方法 (1)口座振替 ①別紙の「学校給食費預金口座振替依頼書」に必要事項を記入し、預金通帳に使用した印 鑑を押印、学級担任の先生へ提出してください。なお、提出された依頼書は中学校卒業 時まで使用いたします。 ②口座振替の中止、口座の変更・解約の際は必ず給食センターへご連絡ください。 ③教育委員会から各金融機関へ依頼し、指定された預金口座より引落いたします。 ④預金口座からの振替は、毎月22日です。なお、振替日当日が、土曜、日曜、祝日にあ たる場合は翌営業日が振替日になります。 ⑤残高が不足しておりますと、引落不能となりますので、十分にご注意ください。 (2)納入通知書 ①都合で口座振替を利用されない方は、納入通知書を発行しますので、口座振替依頼書に 学校名、学年、組、氏名を記入し、余白に「納入通知書希望」と記入し学級担任または 給食センターに提出してください。 ※裏面もご覧ください。 ②その月の20日までに、取扱金融機関へ納入通知書に現金をそえて納入してください。 (3)その他の納入方法 給食センターに来所され納入する方法と、手数料はかかりますが郵便払込取扱票による 振込み方法がありますので、詳しくは給食センターまでお問い合わせください。 4.取扱金融機関 枠内の金融機関の支店でしか取扱えませんのでご注意ください。 東京みどり農業協同組合:国立支店、富士見台支店 多摩信用金庫:国立支店、東立川支店、北山支店 三菱東京UFJ銀行:国立支店、国立駅前支店 三井住友銀行:国立支店、立川支店 りそな銀行国立支店、 東京スタ-銀行立川支店(口座振替のみ取扱) 5.給食費の日割計算と返還について 次のような場合は、日割計算となります。 ①転出、転入の場合の給食費は、その月に食べる回数に1食当りの単価を乗じた額を納入し ていただきます。 ②病気等保護者の届出により給食を受けない日が引き続き5日を超えた場合(土・日・祝日等、 給食を提供しない日を除く)は、6日目より日割計算となります。(事前に学級担任まで 届け出てください。給食が停止しない場合は返還の対象になりません。) ③給食費の過誤納入の返還については、口座振替を利用の方は預金口座に振込み、納入通知 書で納めている方については、現金で返還いたします。 6.食物アレルギー等について 国立市では給食センター方式により給食を実施していることから、個々の児童に合わせた細 かい対応ができませんので、アレルギー等を有する児童に対応した除去食は提供しておりませ ん。アレルギー等を有する児童に対しましては、保護者から当該アレルギーの内容をお聞きし、 献立表とは別に献立内容におけるアレルギー物質の配合や含量を示した資料を提供しています。 食物アレルギー等にご心配なことがございましたら、学級担任と給食センターに連絡してく ださい。 なお、牛乳によるアレルギー等の疾病のため、牛乳を飲用しない旨を校長に申請し、承認を 得た場合は、給食費(牛乳代金)の返還を行っております。 口座振替依頼書(2枚複写)は、早急に、学級担任にご提出ください。必要事項を記入 のうえ、2枚とも届出印を押してください。 ※ 納入通知書ご希望の方も、必要事項をご記入のうえ 提出してください。 ご不明な点がありましたら下記までお問い合わせ下さい。 <問い合わせ先> 国立市立学校給食センター 電話 042(572)4177 食物アレルギー緊急時対応マニュアル アレルギー症状への対応の手順 アレルギー症状 アレルギー 症状がある 原因食物を 食べた 原因食物に 触れた (可能性を含む) (可能性を含む) 全身の症状 呼吸器の症状 ・意識がない ・意識もうろう ・ぐったり ・尿や便を漏らす ・脈が触れにくい ・唇や爪が青白い ・声がかすれる ・犬が吠えるような咳 ・のどや胸が締め付けられる ・咳 ・息がしにくい ・ゼーゼー、ヒューヒュー 消化器の症状 皮膚の症状 ② 助けを呼び、人を集める ・腹痛 ・吐き気・おう吐 ・下痢 ・かゆみ ・じんま疹 ・赤くなる ③ エピペン®と内服薬を持ってくるよう指示する 顔面・目 ・ 口 ・ 鼻の症状 (食物の関与が 疑われる) 発見者が行うこと ① 子供から目を離さない、ひとりにしない A ・顔面の腫れ ・目のかゆみや充血、まぶたの腫れ ・くしゃみ、鼻水、鼻づまり ・口の中の違和感、唇の腫れ 施設内での役割分担 緊急性が高いアレルギー症状はあるか? 5分以内に判断する B ない 緊急性の判断と対応 B-1 参照 ある B 緊急性の判断と対応 B-2 参照 内服薬を飲ませる ① ただちにエピペン®を使用する C エピペン®の使い方 ② 救急車を要請する(119番通報) D 救急要請のポイント ③ その場で安静にする 保健室または、安静に できる場所へ移動する ④ その場で救急隊を待つ ⑤ 可能なら内服薬を飲ませる 5分ごとに症状を観察し エピペン ® が 2本以上ある場合 反応がなく 呼吸がない 心肺蘇生を行う E 心肺蘇生とAEDの手順 反応がなく 呼吸がない エピペン ®を使用し10 ∼ 15分後に症状の改善が 次のエピ 見られない場合、 ® ペン を使用する C エピペン®の使い方 症状チェックシートに従い 判断し、 対応する 緊急性の高いアレルギー症 状の出現には特に注意する F 症状チェックシート 2013 年 7 月版 ARERI表紙.indd 2 13/07/23 10:38 A 施設内での役割分担 ◆各々の役割分担を確認し事前にシミュレーションを行う 管理・監督者 ( 園長・校長など ) 現場に到着次第、リーダーとなる それぞれの役割の確認および指示 エピペン ® の使用または介助 心肺蘇生やAEDの使用 発見者 「観察」 子供から離れず観察 助けを呼び、人を集める ( 大声または、他の子供に呼びに行かせる ) 教員・職員 A、B に 「準備」 「連絡」 を依頼 管理者が到着するまでリーダー代行となる エピペン ® の使用または介助 薬の内服介助 心肺蘇生や AED の使用 教員・職員 A 「準備」 「食物アレルギー緊急時対応マニュアル」 を持ってくる エピペン ®の準備 AEDの準備 内服薬の準備 エピペン ®の使用または介助 教員・職員 B 「連絡」 救急車を要請する( 119 番通報 ) 管理者を呼ぶ 保護者への連絡 さらに人を集める ( 校内放送 ) 心肺蘇生やAEDの使用 教員・職員 C 「記録」 ARERI本文.indd 1 教員・職員 D∼F 「その他」 観察を開始した時刻を記録 エピペン ®を使用した時刻を記録 他の子供への対応 救急車の誘導 内服薬を飲んだ時刻を記録 エピペン ®の使用または介助 5 分ごとに症状を記録 心肺蘇生やAEDの使用 13/07/23 14:35 B 緊急性の判断と対応 ◆アレルギー症状があったら5分以内に判断する! ◆迷ったらエピペン ® を打つ! ただちに119番通報をする! B-1 緊急性が高いアレルギー症状 【全身の症状】 【呼吸器の症状】 ぐったり 意識もうろう 尿や便を漏らす 脈が触れにくいまたは不規則 唇や爪が青白い のどや胸が締め付けられる 声がかすれる 犬が吠えるような咳 息がしにくい 持続する強い咳き込み ゼーゼーする呼吸 【消化器の症状】 持続する強い ( がまんできない ) お腹の痛み 繰り返し吐き続ける (ぜん息発作と区別できない場合を含む) 1 つでもあてはまる場合 ない場合 B-2 緊急性が高いアレルギー症状への対応 内服薬を飲ませる ① ただちにエピペン ® を使用する! C 保健室または、安静に できる場所へ移動する エピペン ®の使い方 ② 救急車を要請する(119番通報) D 救急要請のポイント ③ その場で安静にする(下記の体位を参照) 立たせたり、歩かせたりしない! 5分ごとに症状を観察し症状チェッ クシートに従い判断し、 対応する 緊急性の高いアレルギー症状の 出現には特に注意する F ④ その場で救急隊を待つ 症状チェックシート ⑤ 可能なら内服薬を飲ませる ◆ エ ピ ペ ン ® を 使 用 し 1 0 ∼ 1 5 分 後 に 症 状 の 改 善 が 見 ら れ な い 場 合 は 、次 の エ ピ ペ ン ®を 使 用 す る ( 2 本 以 上 あ る 場 合 ) E 心肺蘇生とAEDの手順 ◆ 反応がなく、呼吸がなければ心肺蘇生を行う 安静を保つ体位 ぐったり、意識もうろうの場合 吐き気、おう吐がある場合 呼吸が苦しく仰向けになれない場合 血圧が低下している可能性が あるため仰向けで足を15∼30cm 高くする おう吐物による窒息を防ぐため、 体と顔を横に向ける 呼吸を楽にするため、上半身を 起こし後ろに寄りかからせる ARERI本文.indd 2 13/07/23 14:35 ® C エピペン の使い方 ◆それぞれの動作を声に出し、確認しながら行う ① ケースから取り出す 介助者がいる場合 ケ ース の カ バ ー キャップ を 開 け エピペン ® を取り出す ② しっかり握る 介助者は、子供の太ももの付け根と膝を しっかり抑え、動かないように固定する オレンジ色のニードルカバーを 下に向け、利き手で持つ “グー”で握る! 注射する部位 ③ 安全キャップを外す 衣類の上から、打つことができる 青い安全キャップを外す 太ももの付け根と膝の中央部で、かつ 真ん中(Ⓐ)よりやや外側に注射する 仰向けの場合 ④ 太ももに注射する 太ももの外側に、 エピペン®の先端 (オレンジ色の部分)を軽くあて、 “カチッ” と音がするまで強く押し あてそのまま つ数える A ○ 注射した後すぐに抜かない! 押しつけたまま 5 つ数える! 座位の場合 ⑤ 確認する エピペン ® を太ももから離しオレ ンジ色のニードルカバーが伸び ているか確認する 使用前 使用後 伸びていない場合は「④に戻る」 ⑥ マッサージする A ○ 打った部位を10 秒間、 マッサージする ARERI本文.indd 3 13/07/23 14:35 D 救急要請( 119 番通報)のポイント ◆あわてず、ゆっくり、正確に情報を伝える 119番、 火事ですか? 救急ですか? ①救急であることを伝える 救急です。 ②救急車に来てほしい住所を伝える 住所はどこですか? 住所、施設名をあらかじめ記載しておく ○区(市町村) ○町 ○丁目○番○号 ○○保育園 (幼稚園、学校名) です。 ③「いつ、だれが、どうして、現在どのよう どうしましたか? 5 歳の園児が 給食を食べたあと、 呼吸が苦しいと 言っています。 な状態なのか」をわかる範囲で伝える エ ピ ペ ン ®の 処 方 や エ ピ ペ ン ®の 使 用 の 有 無を伝える ④通報している人の氏名と連絡先を伝える あなたの名前と 連絡先を教えてください 119 番通報後も連絡可能な電話番号を伝える 私の名前は ○×□美です。 電話番号は・・・ ※向かっている救急隊から、その後の状態確認等のため電話がかかってくることがある 通報時に伝えた連絡先の電話は、常につながるようにしておく その際、救急隊が到着するまでの応急手当の方法などを必要に応じて聞く ARERI本文.indd 4 13/07/23 14:35 E 心 肺 蘇生 と A E D の 手 順 ◆強く、速く、絶え間ない胸骨圧迫を! ◆救急隊に引き継ぐまで、または子供に普段通りの呼吸や目的のある 仕草が認められるまで心肺蘇生を続ける 【胸骨圧迫のポイント】 ①反応の確認 ᚨ⮒ ᅸ㏍న⨠ 肩を叩いて大声で呼びかける 乳幼児では足の裏を叩いて呼びかける 反応がない ②通報 119番通報とAEDの手配を頼む ◎強く (胸の厚さの約1/3) ◎速く (少なくとも100回/分) ◎絶え間なく(中断を最小限にする) ◎圧迫する位置は 「胸の真ん中」 【人工呼吸のポイント】 ③呼吸の確認 10 秒以内で胸とお腹の動きを見る 息を吹きこむ際 ◎約1秒かけて ◎胸の上がりが見える程度 【AED 装着のポイント】 普段通りの呼吸をしていない ※普段通りの呼吸をしている ようなら、 観察を続けながら 救急隊の到着を待つ ④ 必ず 胸骨圧迫! ◎電極パッドを貼り付ける時も、 できるだけ胸骨圧迫を継続する ◎電極パッドを貼る位置が汗など で濡れていたらタオル等でふき 取る ◎ 6歳くらいまでは小児用電極 パッドを貼る。なければ成人用 電極パッドで代用する 可能なら 人工呼吸! 30:2 ただちに胸骨圧迫を開始する 人工呼吸の準備ができ次第、 可能なら人工呼吸を行う 離れて下さい。 【心電図解析のポイント】 ◎心電図解析中は、子供 に触れないように周囲 に声をかける 離れて下さい。 【ショックのポイント】 ⑤ AED のメッセージに従う ◎誰も子供に触れていない ことを確認したら、点滅 しているショックボタン を押す 電源ボタンを押す パッドを貼り、AEDの自動解析に従う ARERI本文.indd 5 13/07/23 14:35 F 症状チェックシート ◆症状は急激に変化することがあるため、 5分ごとに、 注意深く症状を観察する ◆ の症状が1つでもあてはまる場合、 エピペン®を使用する (内服薬を飲んだ後にエピペン®を使用しても問題ない) 観察を開始した時刻( 時 分) 内服した時刻( 時 分) エピペン ® を使用した時刻( 時 分) 全身の 症状 ぐったり 意識もうろう 尿や便を漏らす 脈が触れにくいまたは不規則 唇や爪が青白い 呼吸器 の症状 のどや胸が締め付けられる 声がかすれる 犬が吠えるような咳 息がしにくい 持続する強い咳き込み ゼーゼーする呼吸 消化器 の症状 持続する強い(がまんできない) お腹の痛み 繰り返し吐き続ける 目・口・ 鼻・顔面 の症状 中等度のお腹の痛み 1 ∼ 2 回のおう吐 1 ∼ 2 回の下痢 軽いお腹の痛み (がまんできる) 吐き気 顔全体の腫れ まぶたの腫れ 目のかゆみ、充血 口の中の違和感、唇の腫れ くしゃみ、鼻水、鼻づまり 強いかゆみ 全身に広がるじんま疹 全身が真っ赤 軽度のかゆみ 数個のじんま疹 部分的な赤み 上記の症状が 1 つでもあてはまる場合 皮膚の 症状 ①ただちにエピペン®を使用する ②救急車を要請する(119番通報) ③その場で安静を保つ ( 立たせたり、 歩かせたりしない) ④その場で救急隊を待つ ⑤可能なら内服薬を飲ませる B 緊急性の判断と対応 B-2参照 ただちに救急車で 医療機関へ搬送 ARERI本文.indd 6 数回の軽い咳 1 つでもあてはまる場合 1 つでもあてはまる場合 ①内服薬を飲ませ、エピペン® を準備する ②速やかに医療機関を受診する ( 救急車の要請も考慮 ) ③医 療 機 関 に 到 着 す る ま で 、 5 分ごとに症状の変化を観 察し、 の症状が 1 つでも あてはまる場合、エピペン ® を使用する ①内服薬を飲ませる ②少なくとも 1 時間は 5 分ごと に症状の変化を観察し、症状 の改善がみられない場合は医 療機関を受診する 速やかに 医療機関を受診 安静にし、 注意深く経過観察 13/07/23 14:35 緊急時に備えるために 本マニュアルの利用にあたっては、下記の点にご留意ください。 ☆ 保育所・幼稚園・学校では、食物アレルギー対応委員会を設置してください。 ☆ 教員・職員の研修計画を策定してください。東京都等が実施する研修を受講し、各種ガイドライン※ を参考として校内・施設内での研修を実施してください。 ☆ 緊急対応が必要になる可能性がある人を把握し、生活管理指導表や取組方針を確認するととも に、保護者や主治医からの情報等を職員全員で共有してください。 ☆ 緊急時に適切に対応できるように、本マニュアルを活用して教員・職員の役割分担や運用方法を 決めておいてください。 ☆ 緊急時にエピペン 、内服薬が確実に使用できるように、管理方法を決めてください。 ☆「症状チェックシート」は複数枚用意して、症状を観察する時の記録用紙として使用してください。 ☆ エピペン や内服薬を処方されていない(持参していない)人への対応が必要な場合も、基本的 には「アレルギー症状への対応の手順」に従って判断してください。その場合、 「 エピペン 使用」 や「内服薬を飲ませる」の項は飛ばして、次の項に進んで判断してください。 ※ 各種ガイドライン ・「食物アレルギー対応ガイドブック」(平成 22 年 東京都福祉保健局発行) ・「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」(平成 23 年 厚生労働省発行) ・「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」(平成 20 年 財団法人日本学校保健会発行) この食物アレルギー緊急時対応マニュアルは (http://www.tokyo-eiken.go.jp/kj_kankyo/allergy/to_public/) よりダウンロードできます。 「その他」 「連絡」 119 他児の対応 保護者 への連絡 「管理 監督者」 「管理・監督者」 マニュアル 「準備」 どうしたの? 大丈夫? 3年2組 エピペン エピペ 「観察」 「誘導」 こっちです 平成25年7月発行 登録番号 (25) 5 【監 修】 東京都アレルギー疾患対策検討委員会 【編集・協力】 東京都立小児総合医療センター アレルギー科 東京消防庁・東京都教育委員会 【発 行】 東京都健康安全研究センター 企画調整部健康危機管理情報課 電話 03 (3363)3487 【印 刷】 株式会社 プライムステーション ARERI表紙.indd 1 13/07/23 10:38 第○○○号 平成○○年○○月○○日 国立市教育委員会教育長 様 国立市立国立第○○学校 校 児童・生徒の事故について(報告) このことについて、下記のとおり報告します。 記 1 事故の種類 2 発 生 日 時 3 発 生 場 所 4 児童・生徒の氏名等 (1) 平成 年 月 日( ) 午 時 事故にあった児童・生徒 氏 名 性 別 学年・学級 担 (2) 5 任 名 関係者の氏名等 発生の状況 いつ・どこで・何があったからを時系列で簡潔に記入 ※ 主語は事故に遭った児童・生徒で記載 ※ 認定した事実のみ記載 (1) 事故発生の日時と場所 (2) 事故の状況 (3) 発生直後の動き 分頃 長 ○○ ○○ (4) 警察官・救急車到着後の状況 (5) 保護者へ(保護者から)の連絡 (6) 怪我の状況 (7) 苦情の有無 (8) 示談の経過 6 学校の対応措置 (1) 現場へのかけつけ (2) 怪我等の対応 (3) 教育委員会への報告 (4) 事故後の当該児童・生徒への対応 (5) 再発防止に向けた取組 ☆ 添付書類 (1) 事故発生場所の見取り図 (2) その他事故の状況がわかる資料等 平成27年12月 国立市教育委員会 教育総務課 学務保健係