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子どもたちの未来を守る 薬物乱用防止活動

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子どもたちの未来を守る 薬物乱用防止活動
当日配布資料
平成28年度岩手県薬物乱用対策推進本部会議
子どもたちの未来を守る
薬物乱用防止活動
一般社団法人 岩手県薬剤師会
•1
岩手県薬剤師会の薬物乱用防止事業
【目的】
県民に対し、薬物乱用の害に関する正しい知識と薬
の正しい使い方を啓発することにより、薬物乱用防止
と健康増進を図ることを目的とする。
【対象】
青少年(小・中・高校生・専修学校生、等)、
PTA、地域住民、会員
【特徴】
健康観の育成(健康教育の一環)
「くすりの正しい使い方」の啓発
「お薬手帳」の普及・啓発
「自殺予防」の推進・啓発
•2
「健康観」の育成
1946年
WHO憲章で提唱された健康の定義
1.身体が元気なこと。 ⇒ 身体的
2.こころが元気なこと。⇒ 精神的
3.周りの人といい関係で
いられること。
⇒ 社会的
健康はつくる・守る
生き生き・のびのび・はつらつ
1986年 WHOオタワ憲章 ヘルスプロモーションの考え方提唱
•3
健康教育の一環として
生活習慣の確立
栄養・身体活動・喫煙・アルコール・こころ・口腔保健
健康いわて21プラン
健康は自らがはぐくむもの
成長・夢・自由の実現
自らを守るとは・・
•4
S 58
S 59
S 60
S 61
S 62
S 63
H 01
H 02
H 03
H 04
H 05
H 06
H 07
H 08
H 09
H 10
H 11
H 12
H 13
H 14
H 15
H 16
H 17
H 18
H 19
H 20
H 21
H 22
H 23
H 24
H 25
H26
H27
岩手県薬剤師会の
薬物乱用防止教室の実施数
180
160
140
120
100
80
60
40
20
0
高校
専修学校
中学校
小学校
PTA・他
•5
S 58
S 59
S 60
S 61
S 62
S 63
H 01
H 02
H 03
H 04
H 05
H 06
H 07
H 08
H 09
H 10
H 11
H 12
H 13
H 14
H 15
H 16
H 17
H 18
H 19
H 20
H 21
H 22
H 23
H 24
H 25
H 26
H27
「薬物乱用防止教室」受講者数
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
高校
専修学校
中学校
小学校
PTA・他
•6
S58
S59
S60
S61
S62
S63
H1
H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
岩手県薬剤師会の
薬物乱用防止教室の実施率(%)
80.0
70.0
60.0
50.0
40.0
30.0
20.0
10.0
0.0
高等学校
中学校
小学校
•7
岩手県の薬物事犯検挙人員数
70
60
50
40
30
20
10
0
覚せい剤
シンナー等
大麻
MDMA等
•8
岩手県の少年薬物事犯検挙人員数
30
25
20
15
10
5
0
覚せい剤
シンナー等
大麻
MDMA等
•9
中高生の飲酒補導割合の推移
45,000
0.25
40,000
0.20
35,000
30,000
0.15
25,000
20,000
0.10
15,000
10,000
0.05
5,000
0
0.00
H18
H19
H20
H21
H22
中学生
補導%(中)
線形 (補導%(中))
H23
H24
H25
高校生
補導%(高)
線形 (補導%(高))
H26
H27
•10
中高生の喫煙補導割合の推移
45,000
1.40
40,000
1.20
35,000
1.00
30,000
0.80
25,000
0.60
20,000
0.40
15,000
0.20
10,000
0.00
5,000
0
-0.20
H18
H19
H20
H21
H22
中学生
補導%(中)
線形 (補導%(中))
H23
H24
H25
高校生
補導%(高)
線形 (補導%(高))
H26
H27
•11
薬物依存者は
何歳からどんな薬物と関わったか
たばこ
有機溶剤
大麻
13.6歳
15.2歳
19.8歳
年
齢
覚醒剤
(あぶり)
22.8歳
咳止めシロップ
24.6歳
13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25
アルコール
14.4歳
覚醒剤
(注射)
20.0歳
処方せん薬
24.5歳
•全国14施設ダルク調査より(n=164)
•出典:嶋根、三砂、青少年と薬物乱用、依存、保健医療科学2005
•12
有機溶剤乱用と危険ドラッグ乱用
シンナー等の
有機溶剤
4.2%
中
学
生
5%
19.1%
喫煙
覚醒剤
20.5%
60.0%
違法ドラッグ
危険ドラッグ
全国中学生調査から見えてきた
63.3%
大麻
覚醒剤
•新ルート
2.6%
大麻
•従来ルート
20.5%
薬物乱用の新しいルートには、
危険ドラッグが関与している。
正しい情報と予防啓発が必要。
2011年「薬物乱用についての調査結果概要から」
国立精神・神経医療研究センター
•13
喫煙(たばこ)と薬物乱用
たばこと薬物の共通点:吸煙・依存性
シンナー等の
有機溶剤
中
学
生
喫煙
大麻
覚醒剤
(あぶり)
覚醒剤
(注射)
危険ドラッグ
たばこと薬物、なぜ使うのか? ①気持ち良くなるため
②パフォーマンスをあげるため
③好奇心とピュア・プレッシャー
④気分を変えるため
•14
精神科医療施設に通院・入院した
薬物関連障害者情報848症例の分析
入院・通院原因となった主な乱用薬物の比率
鎮痛薬
1%
鎮咳薬
3%
その他
7%
大麻
2%
多剤
7%
有機溶剤
8%
覚醒剤, 42.0
抗不安薬 睡眠
薬
違法ド
15.1
ラッグ
16%
2011年「薬物乱用についての調査結果概要から」 国立精神・神経医療研究センター
•15
睡眠薬・
抗不安薬
危険
ドラック
゙
•16
鎮静薬関連障害患者と覚醒剤関連障害患者
における薬物初回使用の動機の比較
その他
やせるため
疼痛の軽減
不眠の軽減
不安の軽減
抑うつ気分の軽減
ストレス解消
性的効果を求めて
疲労の軽減
覚醒効果を求めて
自暴自棄になって
断り切れずに
好奇心・興味から
刺激を求めて
誘われて
0
20
覚醒剤関連障害患者
40
60
鎮静薬関連障害患者
•17
鎮静薬関連障害患者と覚醒剤関連障害患者
における薬物の主たる入手経路の比較
(過去1年以内の使用があった者のみ、複数選択可)
不明
その他
インターネット
薬局
精神科・身体科両方の医師
身体科医
精神科医
密売人(外国人)
密売人(日本人)
家族
恋人・愛人
知人
友人
0.0
20.0
覚醒剤関連障害患者
40.0
60.0
鎮静薬関連障害患者
80.0
•18
薬物乱用のわなに
はまらないために
1. 健康づくり
2.
3.
4.
5.
6.
健康によい生活習慣
*飲酒・喫煙をしない
*薬の正しい使い方を知る
*サプリメント・健康食品の
正しい使い方を知る
薬物乱用について正しい知識をもつ
良好な親子関係を深める
大人としてのお手本となる
「薬物乱用はダメ。ゼッタイ。」の意志をもつ
子どもたちを守りたい、支えたいという思い
•19
ご清聴ありがとうございました。
一般社団法人 岩手県薬剤師会
•20
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