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平成24年度版リーフレット(PDF:958KB)

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平成24年度版リーフレット(PDF:958KB)
4
薬物乱用防止高校生会議参加メンバーから皆さんへ
違法薬物は持っているだけで犯罪
東京都立第四商業高等学校(指導教諭:加藤由希子、阿部惣志、永峰佐知子)
覚醒剤等の違法薬物は一度でも使用したら罪となり罰せられます。さらに、
所持しているだけでも罪となることを皆さんは知っていますか?法律では下記
のように定められています。(病院等で処方されたものは除きます。)
覚せい剤取締法
輸入・製造
【罰則】
1年以上の有期懲役
所持・使用
【罰則】
10 年以下の懲役
大麻取締法
麻薬及び向精神薬取締法
所持
【罰則】
5年以下の懲役
栽培
【罰則】
7年以下の懲役
輸入・製造
【罰則】
1年以上10年以下の懲役
所持・施用
【罰則】
7年以下の懲役
2年生(相澤勇作・上田大亮・笹島拓也・佐野由里絵・白石ゆき・宮本かすみ)
・インターネットやSNSが普及し薬物の存在がとても身近になったので、そ
の危険性をきちんと理解しなくてはいけないと強く感じました。
3年生(磯一喜・岩瀨千裕紀・齊藤杏奈・坂井由佳・樋口由茄・牧野成美)
・薬物は、どれだけ意志が強かろうが、当人に関係なく近寄ってくるということを
学びました。近寄られたときに、
直ぐに気がつけるようにしておくことが大切です。
・薬物を絶対使わないでください!あなたの未来のためにも・・・。
・自分の心をしっかり持つことと、本気で本音を言える相手を見つけることが大切
だと思いました。間違っても、薬物には手を出さないで下さい。
東京都立武蔵丘高等学校(指導教諭:荒井太郎、佐藤千佳子、太田尾智之)
5
薬物乱用は私達の身近に迫っている
■ 近年の検挙事情
%
60
1年生(荒山由沙・池﨑丹音・石川龍太郎・加藤明日花・久家千乃・前田英里)
薬物事犯の再犯率(全国)※
覚醒剤
薬物事犯による検挙人数は約 1 万 4 千人※と
薬物全体
58
深刻な情勢です。薬物犯罪がなくならない要因 56
の1つに”再犯”があり、特に覚醒剤の再犯率 54
は約 6 割※ときわめて高いです。
52
近年、若者の検挙人数は減少傾向にありますが、 50
インターネット等で売買するなど手口が巧妙化 48
H19
H20
H21
しているため、実際は、薬物に手を染めている人はもっと多いと思われます。
2年生(上野聖葉・小池祥生・小峯ほたる・鈴木結実・中澤みな・中島健人)
H22
H23
※警察庁の統計資料による
■ 薬物に関する最近の事例
・高校生らが大麻を栽培・使用・譲渡
大麻を栽培し、使用や譲渡を繰り返して
いたとして、15∼19歳の高校生を含む5人
グループが大麻取締法違反の疑いで逮捕される
などした。少年らは「興味本位で吸った。気分
が良くなった。」などと供述。少年らは、1年
ほど前からグループで使っていたという。
・薬物は自分だけでなく周りの人も傷つけてしまうものなので、絶対に手を出さない
という強い気持ちをもちましょう。
・よみうりホールで演じた劇「身近に潜む負の連鎖」を通して同じ世代の人達に薬物
の恐ろしさを伝えられたと思います。
・甘い誘惑が多いと思いますが、自分の未来のことを考えて前向きに人生を歩んで
いきましょう。
・違法(脱法)ドラッグ 救急搬送された人が
200 人を超える
脱法ハーブの吸引が広まっている問題で、
東京都内で体調不良を訴えて救急搬送された
人数が、平成24年は219人であった。
こ の 中 に は、約 1 割 を 越 え る 2 6 名 の
未成年者が含まれていた。
薬物にはゼッタイに手を出さないという、強い意思をもちましょう。
皆が、薬物乱用について学習し、薬物乱用の無い社会を目指しましょう。
・今回薬物について詳しく知る機会をいただき、今までの自分たちの知識が浅はか
だったことを実感しました。そして、本当に薬物は恐ろしいと感じました。きちん
と知ることがまず大事だと思います。
・覚醒剤などの違法薬物と同じ作用をもつ合法ハーブがあると知り、びっくりしま
した。合法なんてないのだなと思いました。
・人々に薬物の恐ろしさを教えると同時に、自分たちでも薬物の恐怖について改めて
認識することができました。薬物乱用ダメ、絶対。
身近に潜む負の連鎖
薬物乱用防止高校生会議リーフレット
相談機関
困ったときは、家族、先生、そして下記の専門相談機関へ
警視庁総合相談センター 03−3501−0110
東京都立中部総合精神保健福祉センター 03−3302−7711
東京都立多摩総合精神保健福祉センター 042−371−5560
東京都立精神保健福祉センター 03−3842−0946
企画・制作 平成 24 年度薬物乱用防止高校生会議 平成 25 年3月発行 登録番号 (24) 276
東京都福祉保健局健康安全部薬務課
〒163-8001 東京都新宿区西新宿二丁目8番1号 ℡ 03-5320-4505
パソコンから
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kenkou/kenkou_anzen/stop/index.html
携帯電話から
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/yakumu/k/
※リーフレット作成にあたり、警視庁、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部の協力をいただきました。
NO! DRUG!
1
2
薬物を乱用するきっかけ
■ 内的要因(悩みや不安)
3
乱用されている薬物の種類
■ 乱用されている主な薬物 覚 醒 剤
こんな人は要注意。例えば・・・
■ 個人への影響
大 麻
MDMA
一時的な高揚感
や爽快感
薬物を入手する
金欲しさに
犯罪行為に手を
染める
自分に
自信がない
孤独で寂しい
他にもコカイン、ヘロイン、マジックマッシュルーム、シンナーなどがあります。
自分を好きに
なれない
本音を
言えない
この苦しみから逃れたい。楽になりたい。
■ 外的要因(私達の身近に潜む薬物の誘惑)
先輩や友人からの誘いの言葉。
「元気が出るよ」「自信がつくよ」
「痩せられるよ」「楽しくなるよ」
「スッキリするよ」
薬物の使用
嫌われるのが
怖い
誰も
信じられない
断りにくい誘い
薬物乱用の影響
簡単に手に入る環境
・ インターネットの掲示板やSNSの
薬物密売情報。
・ 繁華街等で、違法(脱法)ドラッグの
店舗販売
あなたの周りで悩んでいる人がいたら、
このリーフレットで知った薬物の恐ろしさを伝えてください!!
あなたの一言でその人の人生が変わります。
繰り返し使用
(依存)
精神・身体の異常
(幻聴・幻覚等)
■ 違法(脱法)ドラッグ 使用量が増える
(耐性)
最近、上記薬物の他にも「違法(脱法)ドラッグ」の乱用が問題になっています。
違法(脱法)ドラッグとは、多幸感や快感等を高めると称して販売
されている製品を指します。
違法(脱法)ドラッグに含まれる成分は、覚醒剤や麻薬などの法律
で禁止する成分とは異なるため、「合法ハーブ」などと称して、あたかも
安全であるかのように販売されていますが、覚醒剤や麻薬と同等又は
それ以上の人体への悪影響があり非常に危険です。
違法(脱法)ドラッグの乱用により、死亡した例も報告されています。
■ 身体への影響
主な乱用薬物の影響
幻聴・幻覚・妄想
(覚醒剤・大麻・シンナー)
記憶障害(MDMA・シンナー)
脳卒中(MDMA)
疲労感・倦怠感(覚醒剤)
視力の低下・失明(シンナー)
■違法(脱法)ドラッグのパッケージ■
右の写真のように、人目を引くパッケージに入っています。
歯がボロボロ(シンナー)
心臓発作(MDMA)
高血圧(覚醒剤・MDMA)
■違法(脱法)ドラッグの中身■
中身は下の写真のように、一見ただのハーブや粉末等
に見えますが、いずれも危険な成分が混じっています。
乾燥植物(ハーブ)
一回だけなら大丈夫と安易に薬物に手を出す
効果が切れる
一度でも薬物を乱用
すると、その依存性から、
繰り返し薬物を求めて
しまいます。 また、その耐性から、
次第に量が増えていき、
薬物なしでは生活でき
ない状態になります。
こうなると、やがて
身体と精神に異常を
き た し、よ り 多 く の
薬物欲しさに犯罪行為
に及ぶ可能性が高く
なります。
粉末(パウダー)
手足の震え・痺れ(シンナー)
液体(リキッド)
■ 社会的影響
薬物を乱用すると、
その影響から、左記の
ような症状に陥り、最悪
の場合、死に至ることも
あります。
*違法(脱法)ドラッグに
ついては、意識障害・嘔吐・
けいれん・錯乱などが新聞・
ニュース等で報道されて
いますが、含有成分や含有量
が 様 々 で あ る た め、ど の
ような被害が起きるか
分かりません。
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