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外国語活動
5 外国語活動,外国語科 (1) 外国語活動,外国語科における言語活動の充実の視点 ア 外国語活動,外国語科における「自ら考え判断し,表現できる力」と「言語活動の充実」 外国語活動,外国語科における「自ら考え判 コミュニケーション能力の育成 コミュニケーション能力の育成 断し,表現できる力」は,コミュニケーション の中で,児童生徒が使える外国語を用いて自分 自ら考え判断し,表現できる力 自ら考え判断し,表現できる力 自ら考え判断し,表現できる力 自ら考え判断し,表現できる力 児童生徒の使える外国語(言語材料)等を用いて 自分の気持ちや考えを伝え合う中ではぐくまれる力 の気持ちや考えを伝え合うことではぐくまれる と考える。また,児童生徒が外国語あるいは伝 言語活動 言語活動 える内容に注目して,より主体的に思考・判断・ 主体的に学習に取り組む態度 主体的に学習に取り組む態度 物事を考え判断 興味深い内容 興味深い内容 価値のある題材 価値のある題材 表現できるよう,実際の言語の使用場面(コミュ ニケーションの場面)を設定し,伝え合う活動 伝え合う 活動 (思考・判断・表現) 使う外国語や伝え方 を行うことを言語活動の充実ととらえた。 外国語活動,外国語科の目標の中核であるコミュ 図12 ニケーション能力を育成する際,児童生徒が主 外国語活動,外国語科における「自ら考え判断 し,表現できる力」と「言語活動の充実」 体的に学習に取り組む態度が重視されることから,児童生徒にとって価値があり,興味深いと 感じられる題材について言語活動を設定し,物事を考え判断させたり,使用する外国語や伝え 方を工夫して表現させたりすることが必要である。 小学校においては,コミュニケーション能力の素地を育成することを目的として,外国語活 動が導入された。外国語活動では,技能獲得を主たる目的とせず,国語や日本文化を含めた言 語や文化について体験的に理解を深めるとともに,積極的にコミュニケーションを図ろうとす る態度の育成を意図としたコミュニケーション活動を行う。活動では,児童の学習段階に応じ た身近な英語や基本的な表現に慣れ親しませるが,限られた語彙・表現であっても,児童の思 考の柔軟性を生かした活動を充実することにより,自分の日常生活等と関連付けて考えたり, 自分の思いを様々な方法で伝えたりするなどのコミュニケーションを図る楽しさを体験させる ことができる。 中・高等学校の外国語科においては,4技能を総合的に育成する指導を通して,4技能を統 合的に活用できるコミュニケーション能力を育成することが求められている。これは,単に受 信した外国語を理解するにとどまらず,コミュニケーションの中で自らの考えを相手に伝える ための「発信力」の育成をねらいとしたものである。自分の体験や知識と結び付けて価値判断 をしたり,学んだ言語材料を用いて感想や意見を表現したりしていくなどの現実の言語使用の 場面を設定することにより,聞き手や読み手として主体的に考え判断しながら理解し,話した り書いたりして自分の考えを表現する活動を充実することができる。 外国語活動及び外国語科においては,小・中・高等学校がお互いに連携しながら,それぞれ 言語活動を充実させ,「自ら考え判断し,表現できる力」を育成することでコミュニケーショ ン能力の育成という目標達成につなげていくこと ができると考える。 イ 中学校 本県における外国語科の言語活動の現状 本県における外国語科の言語活動の取組に関す る実態調査によると,図13のとおり,「読んで理解 したことについて話したり,書いたりする活動」 - 34 - 特別支援学校 高等学校 質 問 項 目 (以下の活動を行っているか) 「とてもあてはまる」, 「ややあてはまる」の 合計(%) 文章を読み,その内容につい て英語で問答したり,意見を 述べ合ったり,自分の感想や 意見を書いたりする活動を 行っている。 63 45 30 与えられたテーマについて自 分の考えや気持ちなどを英語 で書く活動を行っている。 70 45 20 図13 言語活動の取組に関する調査結果 や「与えられたテーマについて自分の考えや気持ちを書く活動」の実施率が低く,4技能を統 合的に活用させながらコミュニケーション能力を育成する活動が十分に設定されていないこと が分かった。 言語活動の充実を図るためには,小学校において体験したコミュニケーションを図る楽しさ を基に,中・高等学校で,4技能を相互に関連付けた統合的な活動を行うことが必要である。 ウ 外国語活動,外国語科における言語活動の充実の基本的な考え方 「自ら考え判断し,表現できる力」を育成するために,外国語活動,外国語科における「言 語活動の充実」の基本的な考え方を次のとおりとした。 <外国語活動> コミュニケーションを図る楽しさを体験することを目的として,身近な外国語に慣れ親し んだり,伝え方を工夫したりする活動を充実すること。 <外国語科> 聞いたり,読んだりして理解した内容等について,自分の体験や知識などと結び付けなが ら考えたことを,話したり,書いたりして表現するなど4技能を統合的に活用する活動を充 実すること。 (2) 言語活動の充実を図る学習指導の工夫 ア (ア) 外国語活動 コミュニケーションを図る楽しさを体験する活動 コミュニケーションを図る楽しさを体験する活動とは,児童が思わず聞いてみたい,言っ てみたいと思うような,児童の興味・関心に合った題材やコミュニケーションの場面におい て,発達の段階に応じた外国語を用いて,様々な相手と互いの思いを伝え合う活動である。 (イ) 単元構成とコミュニケーション活動の配列 外国語を用いてコミュニケーションを 図る楽しさを体験させるためには,単元 で実施するコミュニケーション活動のね らいを明確にし,意図的に指導計画に位 置付けていく必要がある。このことは, 単元終末時のコミュニケーションの場面 と児童の姿を想定し,第1時からの活動 を系統的に組み立てていくということで ある。具体的には図14にあるように, 「触 れる→慣れる→自分のものにする→使 う」といった単元の指導段階の中で,外 国語や異文化に対する関心を高めるとと 図14 コミュニケーションを図る楽しさを体験する単元構成 もに,外国語の音声や表現に慣れ親しむ活動からコミュニケーションを図る楽しさを体験す る活動に発展させていくことである。つまり,コミュニケーションを図る楽しさを体験する ためには,コミュニケーションの中で用いる語彙や表現を十分に聞き,楽しく使いながら慣 れ,自分のものにする活動を経て,必然性のあるコミュニケーション活動へとつなげていく ことを特に大切にしていく必要がある。 - 35 - イ 外国語科 (ア) 4技能を統合的に活用する活動 統合的に活用する活動とは,「聞くこと」,「話すこと」,「読むこと」,「書くこと」の四つ の技能を互いに関連付けて行う活動である。例えば,電話のやりとりという現実の言語の使 用場面では,相手の話を聞き(聞くこと),要点をメモし(書くこと),自分の用件を伝え る(話すこと)という流れがあるように,聞いたことを理解して完結することは少ない。し たがって,授業においても,教科書本文の内容や文法事項等を理解にとどめるのではなく, 意味内容に注意を払い4技能を関連付けて伝え合う活動を設定することで,現実の言語の使 用場面に近づけることができる。その際,学習段階に応じて,自分の体験や知識と結び付け 価値判断をしたり,感想や意見を述べたりすることができるよう適切な題材を設定すること や,的確に表現できるよう必要な言語材料を考えさせ実際に目的をもって使わせることで, 指導事項の定着とそれぞれの技能の向上がより図られると考える。 図15は,「書くこと」を中心としながら, 「読むこと」と関連付けた活動の例である。 読むこと 単なる和文英訳ではなく,読んだことにつ ↓ いて,自分の体験や考えと結び付け,相手 書くこと のことを思いやりながら書くという活動で ↓ ある。手紙を読んだ後に返事を書き,グ 読むこと ループ内で読み合う活動につなげることで, 図15 悩みが書かれた友人からの手紙を読む ←自分の体験や考えと結び付ける 友人に返事を書く グループ内で読み合い,意見交換をする 「読むこと」と「書くこと」を統合した活動例 「読み」が主体的になり,手紙の内容の理 解が深まる。また,友人に対する適切な助言及びそれを適切に伝える語彙や表現の選択につ いて自ら考え,判断しながら書いていく(表現する)ことになる。 (イ) 統合的な活動を位置付けた単元の指導計画例 中・高等学校外国語科において言語活動を充実させるためには,下の単元の指導計画例(高 等学校)のように単元の目標に照らし,統合的に活用する活動を各単位時間の指導過程に応 じて工夫し,意図的,計画的かつ継続的に位置付けていく必要がある。 時 1 2 ・ 3 ・ 4 主な学習内容 ・ スキーマの形成 ・ 単元全体の概要把握 ・ 重要表現等の理解 タイトルや挿絵等から内容を推測するこ とにより,スキーマを形成する。 ・ 単元全体を通読し,Q&Aなどで概要を把 握する。 ・ 重要表現等を活用する活動をする。 ・ 本文の内容理解 ・ ・ 自己表現活動 ・ 英文を聞いて,Q&Aを通して概要を把握 する。 ・ 英文を読み,内容理解を深める。 ・ 読んだことを基に自己表現をする。 L ○ ○ 指導の重点 S R W ○ *1 ○ ○ ○ ○ *2 ○ ○ ○ *3 例: 5 学習活動 ・ ・ セクションごとの学習課題 主人公の行動について,自分の考えたことを書く。 単元全体のまとめ 自己表現活動 ・ 全体を聞き,要約をする。 ○ ○ 例: ○ *4 読んだ内容を基に,ディベートをする。 *1,2: 「聞くこと」と「話すこと」の統合 *4: 「聞くこと」から「書くこと」への統合 - 36 - *3: *5: ○ *5 「読むこと」から「書くこと」への統合 「聞くこと」と「話すこと」の統合 (3) 言語活動の充実を図る学習指導の実践例 ア 外国語活動(第6学年) (ア) 単元名 「できることを紹介しよう」(英語ノート2 (イ) 本時の目標 Lesson 4) 「どんなことができるかを友達に尋ねたり,答えたりする。」 a できるかどうかの質問に積極的に答えようとする。 b チャンツや歌などの活動を通して,英語の音声を体験的に理解する。 c できるかどうかを尋ねたり答えたりする。 (ウ) (2/4) 言語活動の充実の視点 本単元の終末時における児童の姿は, 「できる」, 「できない」の表現を使ってこれまで行っ てきた自己紹介の幅を広げてスピーチしている姿である。そのため,第1時では,“can” や“can't”を含む表現を聞き,音声に「触れる」活動を十分に行う。本時は,対話やゲー ムを通して「できる」,「できない」を繰り返したり,友達に質問したりするなど,表現に 「慣れる」活動を行う。 (エ) 本時の実際 過 程 つ か む ・ 見 通 す 主な学習活動 HRT(学級担任)の活動 1 2 指導上の留意点 ◎言語活動の充実の工夫 ○ 外国語活動の学習の楽しい雰囲 気をつくる。 挨拶をする。 1 元気よく挨拶をする。 Let's sing a song 2 歌を歌い,チャンツをする。 Let's chant(英ノ:p.25) 3 学習のめあてを確認し, 3 学習のめあてと学習の順序を確認させ ◎ チャンツ→リズムに合わせて楽 学習の順序を確かめる。 る。 しく繰り返すことにより表現に慣 れさせる。 何ができて,何ができないかを質問したり,答えたりしよう。 4 深 め る 振 り 返 る (オ) 「できるか」,「できない 4 CD等を活用して,ジェスチャーを入れ ○ 対話の意味が分かるように,表 か」についての対話の仕方 ながら対話を児童に見せる。 情豊かに,ジェスチャーを入れな を知る。 ・ Can you swim? がら演じる。 - Yes, I can. ・ Can you play soccer? - No, I can't. 5 対話を通して,表現に慣 5 子どもの中に入り,一緒に対話をしな れる。 がら,指示をする。 6 Activity ①(英ノ:p.26) 6 ペアを作らせる。 ◎ 教師対児童,グループ対グルー (1) CDを聞いて,絵に順番を付ける。 プ,男子対女子など,変化をもた (2) 英語ノートp.26の9枚の絵カード せながら,楽しく表現に慣れさせ に描いてあることができるか質問し るようにする。 合い,英語ノートチェックをする。 7 英語ノートp.26の9枚の絵カードにつ 7 Activitiy ②(英ノ:p.26) いて,できるかどうかについて友達にイ ンタビューして,「できる」と答えた友 達の名前を書かせる。 8 振り返りをする。 9 終わりの挨拶をする。 8 英語を積極的に使おうとする態度面に ○ 児童の態度や英語を使った活動 ついて評価する。 面についてよかったところを具体 9 終わりの挨拶をする。 的に挙げ,次回への意欲を高める。 成果と課題 ○ 「言語活動の充実」を意識した対話やゲームを通して,相手のことを尋ねる活動におい て,コミュニケーションを図ることの楽しさを体験することができ,「できる」,「できな い」の表現にも慣れ親しんだ。 △ 対話やゲームを通して,互いのよさを認め合う振り返りの時間を設定し,コミュニケー ションの大切さを感じさせる工夫が必要である。 - 37 - イ 外国語科(中学校第3学年) (ア) 単元名 (イ) 本時の目標(3/6) Program 3“Don't Ask Me That Question!”(SUNSHINE ENGLISH COURSE 3 開隆堂) a 理解したことを基に,間違いを恐れず自分の考えを書こうとしている。 b 文化による挨拶などの違いについて,既習の表現を用いて自分の考えや感想を書き,発 表することができる。 c 本文の内容について要点を適切に聞き取ることができる。 d 国による人々のものの見方や考え方の違いを理解することができる。 (ウ) 言語活動の充実の視点 第1時において本文全体の概要をとらえ,重要表現(受動態)及び新出語句の学習をした 上で,第2時及び本時においては,それぞれのセクションについて本文を聞いてメモをとり, 聞いた内容を基に自分の考えも加えて書いてまとめる活動を行う。 (エ) 本時の実際 過 程 導 主な学習活動 1 2 英語で挨拶をする。 小テストをする。 3 本時の目標を把握する。 JTEの活動 指導上の留意点 ◎言語活動の充実の工夫 1 2 英語学習の雰囲気をつくる。 新出語句の定着を確認をしなが ら前時の内容を確認する。 3 本時の目標を提示し,確認する。 入 本文を聞いて,文化によるあいさつの違いについて分かったことをまとめよう。 4 展 開 本文のCDを聞き,聞き取 れた語を書き出し,内容を推 測する。 聞く 5 聞き取れたことを基にワー クシートで本文の内容を要約 する。 6 本文の内容に関連する質問 に自分の立場で答える。 7 聞いて分かった情報を整理 し,自分の興味を持った部分 とそれについて考えたことを 英語で表現する。 書く 8 まとめたことを発表する。 読む 終 9 本時の反省をする。 末 10 次時の予告を聞く。 (オ) 4 本文のCDを聞かせる。 ○ 必要があれば,ポーズを入れたり, 聞き取れた語句や表現を黒板に 繰り返したりする。 書き出す。 ○ 内容がつかめていない場合にはキー 5 語句,表現の内容,ポイントに ワードになる語句を与える。 なる部分の意味を押さえる。 ◎ 聞くこと→書くこと→読むこと 6 質問の内容が理解できているか 聞いたことを基に自分の考えたこ 確認する。 とを英語で書き,聞き手に内容が伝 7 間違いを恐れずに自分の考えを わるように音読する。 書けているか確認する。 ※ 既習の語句で表現できない場 ○ 必要に応じて関連する質問等をす 合はその都度与える。 ることで表現する内容を考える手だ 8 発表の内容を確認し,賞賛する。 てを与える。 ○ 必要に応じて例を提示する。 9 本時の内容を振り返り自己評価 ○ 生徒の態度や英語を使った活動場 ができているか確認する。 面についてよかったところを具体的 10 次時の学習内容を確認する。 に挙げ,次時への意欲を高める。 成果と課題 ○ 聞いた内容に関する質問に,自分の立場で答えることによって,自らの体験や考えなど と結び付けながら発信する生徒の姿を見ることができた。また,このような統合的に活用 する活動を行うことによって目標とする言語材料の理解も深まった。 △ 考えや気持ちを伝え合う活動を設定するとともに,重要表現等の言語材料について理解 したり練習したりする活動についても時間を確保し,適切なバランスを図る必要がある。 - 38 - ウ 外国語科(高等学校第1学年) (ア) 単元名 Lesson 5 “Sparky” (Power On English I 東京書籍) (イ) 本時の目標(3/6) a 読んだことを基に,自分の考えなどを積極的に書き,発表しようとしている。 b Sparkyの挫折と努力について思ったことや考えたことを書き,相手に伝わるように発表 することができる。 c 本文の内容を正しく理解することができる。 d 自分の考えや意見を表す表現についての知識が身に付いている。 (ウ) 言語活動の充実の視点 第1時で単元全体の概要をとらえ,重要表現(It is ∼ for − to 不定詞)の理解と練 習及び新出語句の学習をしている。第2時では,Part1の本文を聞いたり読んだりして内容 を理解した上で,その内容について考えたことを書いて発表する活動をしており,本時にお いてもその手順で,成功したアメリカ人漫画家の少年時代について意見を述べる活動を行う。 (エ) 本時の実際 過 程 導 入 主な学習活動 JTEの活動 1 2 英語で挨拶をする。 英問に英語で答える活動を する。 1 2 3 本時の目標を把握する。 3 指導上の留意点 ◎言語活動の充実の工夫 英語で挨拶をする。 ○ 英語学習の雰囲気をつくる。 Warm-upも兼ねて,英語で質問を ◎ 「聞くこと」と「話すこと」の しながら,前時の復習をさせる。 統合的な活動 本時の目標を提示し,確認する。 Sparkyの挫折と努力について思ったことや考えたことを伝え合おう。 4 展 開 終 末 (オ) 本文を聞き,英語の質問に 答える。 4 本文を読み,内容を理解す る。 読む 6 音読をする。 7 Sparkyの挫折と努力につい て思ったことや考えたことを 書く。 書く 8 7で書いたことをペアで伝 え合う。 話す 9 発表する(発表を聞く)。 5 5 10 伝え合う活動の内容を自己 評価する。 11 次時の学習の確認をする。 CDで本文を聞かせ,簡単な英語の ◎ 「聞くこと」と「話すこと」の 質問する。 統合的な活動 やさしく言い換えたり,質問をし ◎ 読むこと→書くこと→話すこと たりしながら,生徒の理解を助ける。 読んだ内容について,自分の思っ 6 音読をさせる。 たことを書き,ペアで伝え合う。 7 机間指導をしながら,書く支援を ※ 自分の思いを表現することで, したり,留意点等を全体にフィード 単なる理解にとどまらず,主体 バックしたりする。 的に考えたり,判断したりしな 8 机間指導をしながら,発音や話し がら理解しようとする。 方のチェックをする。 ○ できるだけ原稿を見ないで発表 9 発表させる。 させる。 10 本時の内容を振り返り,評価表に ○ 生徒の活動への取組の様子や発 記入させる。 表の態度等よかったところを具体 11 次時の学習の予告をする。 的に挙げてほめ,次時への意欲を 高める。 成果と課題 ○ 読んだ内容について,自分の考えを書くという「読むこと」と「書くこと」の統合的な活 動を行うことによって読みが主体的になり,内容理解がより深まった。また,思ったことを 英語で表現することで主体的に英語を使う楽しさを経験させることができた。 △ 生徒の活動への取組に対する意欲を高めたり,思考を深めたりする発問等の仕方を工夫し, 継続的な指導を行う必要がある。 - 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