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平成 23 年度
中心市街地商業等活性化支援業務
(大型店の立地に対応した中心市街地等活性化に関する調査)
報
告 書
平成 24 年 2 月
九州経済産業局
-0-
はじめに
地域の商業を取り巻く状況を見ますと、尐子高齢化に伴う人口減尐や人口構造の変化等
によるマーケットの変容、さらには郊外への大型店立地の増加により地域の商店街は相対
的な地位が低下し、賑わいや地域住民が暮らしていくために必要な機能を次第に失いつつ
あります。
商業統計の平成 14 年と平成 19 年を比較して見ますと、九州の商店街数が 1,450 箇所前
後で推移している中で、商店街内の事業所数(商店街にある大型店を除く個店)は、約 18%
減尐しております。
また、大規模小売店舗立地法の九州地域の新設届出の状況を見ますと、平成 18 年度の 121
件をピークに減尐傾向にありましたが、平成 22 年度は増加に転じ、届出に係る小売業者の
業種を見ますと、ドラッグストア、家具店、食品スーパーなど特定のカテゴリーに特化し
た大型店やホームセンター、ディスカウントストアの届出が増加しており、郊外型のショ
ッピングセンターにカテゴリーキラー等を加え競合・競争が激しくなってきております。
このような状況で、賑わいあふれるコンパクトなまちづくりを推進して行くためには、
地域の商店街や大型店、住民、自治体、商工団体などの多様な関係者が連携し、それぞれ
の立場から積極的な貢献を継続的に取り組んで行く必要があります。特に、地域の商業者
である商店街と大型店は欠くことのできないキープレーヤーであり、また運命共同体であ
ります。
本調査事業では、大型店の立地に対応した条例・ガイドライン等の制定状況や大型店と
商店街等の共同取組実例に関するアンケート・ヒアリング調査による情報収集・分析を行
うとともに、今後の連携(共存)のあり方についてワーキング・グループを設置し検討を
行いました。
また、調査結果の水平展開を図ることを目的に平成 24 年 2 月 1 日に熊本市において『地
域商業者等の連携による“まちなか”活性化シンポジウム』を開催し、中央大学の細野先
生に“賑わいあふれるコンパクトシティをめざして”と題して、大型店と地域商業者との
連携関係やこれから関係者が取り組むべきことなど今後の地域商業活性化の“道しるべ”
となるお話を国内外の事例を交えながら講演いただき、パネルディスカッションでは、3 名
のパネリストの方にそれぞれのお立場から、地域の商店街と大型店が連携して行う取組に
スポットをあて、地域の商業者である商店街や大型店、地域の商業者をサポートする地方
自治体、商工団体等の関係者が如何に動き、共同取組を成功へ導いたかなど、関係者の役
割から連携のあり方について、議論いただいたところです。
今後、本調査報告書を地域商店街の活性化に取り組まれている関係者の皆様に活用いた
だけますと幸いです。
最後に、本調査事業の実施にあたり、アンケート・ヒアリング調査にご協いただきまし
た関係者並びに貴重なご意見等を賜りましたワーキング・グループのメンバー各位、シン
ポジウムにおいて講演いただいた細野先生、パネリスト各位に心から感謝の意を表します。
平成 24 年 2 月
経済産業省 九州経済産業局
-1-
平成 23 年度
中心市街地商業等活性化支援業務
(大型店の立地に対応した中心市街地等活性化に関する調査)
目
次
はじめに ······································································ 1
序 章
調査事業の目的と進め方··············································· 4
1.調査事業の目的 ················································· 4
2.調査事業の進め方················································ 5
第1章
大型店の立地に対応した地方自治体の政策ノウハウ(ガイドライン・
条例等)に関する情報収集············································· 6
1.調査の概要 ····················································· 6
2.アンケート調査 ················································· 7
3.Web調査 ···················································· 22
4.ヒアリング調査 ················································ 30
5.情報収集のまとめ··············································· 35
第2章
大型店と商店街等との共同による取組事例(共存事例)に関する情報
収集 ······························································· 36
1.調査の概要 ···················································· 36
2.アンケート調査 ················································ 37
3.ヒアリング調査 ················································ 64
4.情報収集のまとめ··············································· 68
第3章
中心市街地活性化基本計画認定地区内に立地する大型店と商店街等と
の共同による取組事例(共存事例)に関する情報収集 ···················· 70
1.調査の概要 ···················································· 70
2.大型店の地域貢献に関する関連団体の取組 ························· 71
3.基本計画からの抽出············································· 75
4.アンケート調査 ················································ 83
5.ヒアリング調査 ················································ 91
6.情報収集のまとめ··············································· 93
-2-
第4章
大型店と商店街等との共存のあり方検討 ································ 94
1.共存のあり方の基本方向········································· 94
2.共同取組事例の整理············································· 96
3.基本方向に対応した共同取組事例と取組ポイントの整理 ············· 98
4.共同取組事例の活性化段階別の整理······························· 99
5.主な共同取組事例の概要紹介···································· 101
6.大型店と商店街等との連携(共存)のあり方 ······················ 111
ワーキング・グループの開催報告··············································· 113
報告会(シンポジウム)開催報告··············································· 115
結びにかえて ································································ 118
参考資料 ···································································· 119
○アンケート調査票 ··············································· 120
-3-
序 章
調査事業の目的と進め方
1.調査事業の目的
地域商店街(*)は、尐子高齢化に伴う人口減尐や人口構造の変化等によるマーケットの変
容、さらには郊外に立地する大型店の攻勢による相対的な地位の低下により、地域住民が
暮らしていくために必要な機能を次第に失いつつある。
とりわけ、郊外への大型店の進出等によって、身近な場所から買い物をするための店が
なくなってしまったというケースが近年急激に増加し、加えて、自動車を運転できない高
齢者の増加、ならびに公共交通の整理・縮小等の影響により、買い物が困難な状況に置か
れている人々が多くなっている。
このような社会的課題を解決し、「コンパクトでにぎわいあふれるまちづくり」を推進
するためには、大型店と商店街、地域住民、地方自治体などの関係者が連携し、地域ニー
ズへの対応やそれぞれの立場から積極的な貢献を行い、地域コミュニティの形成や住みや
すいまちづくりのための多面的、総合的、継続的な取り組みが必要である。
また、昨年5月に経済産業省が公表した「地域生活インフラを支える流通のあり方研究会」
報告書において、中小小売店と大型店との関係について“連携・補完していくことが重要”
である旨の提言がなされたところである。
この様な観点から大型店の立地に対応した地方自治体の政策ノウハウ(ガイドライン・
条例等)の制定状況及び大型店と商店街等の共同取組実例に関する情報収集・分析、今後
の共存のあり方の検討を行い、調査結果を地域商店街の活性化に取り組まれている関係者
の皆様に活用いただくことを目的とする。
(*)本調査事業における「地域商店街」とは、都市・街の規模の大小を問わず、当該地
域における中心的な商業集積地であり、地域の生活やコミュニティの中核的な役割
を担ってきた商業地を意味する。
-4-
2.調査事業の進め方
本調査事業においては、大型店の立地に対応した政策ノウハウ(ガイドライン・条例等)
に関する情報収集及びガイドライン・条例等に対応した大型店の取組事例、その他大型店
と商店街等の共同による取組事例に関する情報収集及び効果分析を行い、大型店と商店街
等との共存のあり方を検討した。
なお、本調査事業の実施にあたっては、学識経験者や行政機関、まちづくり関係者等の
メンバーによって構成されるワーキング・グループを設置し、事業全体の方向付け、アン
ケート調査及びヒアリング調査の結果の取りまとめ、大型店と商店街等との共存のあり方
の検討にあたっての分析など、本調査事業への指導・助言・評価等を行った。
また、調査結果の水平展開のための報告会(シンポジウム)を開催した。
■調査事業フロー図
①大型店の立地に対応した地方自治体の政策ノウハウ(ガイドライ
ン・条例等)に関する情報収集
②大型店と商店街等との共同による取組事例(共存事例)に関する
情報収集
③中心市街地活性化基本計画認定地区内に立地する大型店と商店
街等との共同による取組事例(共存事例)に関する情報収集
④大型店と商店街等との共存のあり方検討
⑤調査結果の普及啓発のための報告会(シンポジウム)の開催
-5-
⑥
ワ
ー
キ
ン
グ
・
グ
ル
ー
プ
の
開
催
・
運
営
第1章
大型店の立地に対応した地方自治体の政策ノウハウ(ガイドライ
ン・条例等)に関する情報収集
1.調査の概要
中心市街地や商店街など地域商店街の活性化に向けて、大型店と商店街等の連携を促す
仕組みとして、地方自治体が制定する政策ノウハウ(ガイドライン、条例等)に着目し、
その制定状況や内容、具体的な共同取組の事例などについて、アンケート調査、Web 調査、
ヒアリング調査の 3 つの手法により情報収集を行った。
なお、政策ノウハウとしては、大規模小売店舗や大規模集客施設などの地域貢献活動や
まちづくりへの参画等を定めたガイドラインや条例等を対象とした。
また、地方自治体としては、都道府県及び政令指定都市を対象とした。ただし、東日本
大震災の被害が大きい 3 県(岩手県、宮城県、福島県)の関係組織については、事務負担
を考慮して対象としなかった(Web 調査を除く)
。
-6-
2.アンケート調査
大型店の立地に対応した地方自治体の政策ノウハウ(ガイドライン・条例等)の制定状
況等の把握を目的として実施したアンケート調査の結果を以下に示す。
○大型店の立地に関するガイドライン等を制定している自治体は 4 割強である。
○制定している自治体のほぼ全てがガイドライン等を制定したことについてプラスの評価
をしており、評価の理由として特に「大型店の郊外部への無秩序な立地の抑制」を挙げ
ている。
○また、
「大型店の地域貢献・社会的責任に対する意識の高まり」や「まちなかの活性計画
の策定や活性化事業の取組へのつながり」なども評価の理由として挙げられており、ガイ
ドライン等が大型店の取組を後押しした一面も見られる。
○大型店と商店街が共同した取組の事例としては、
「共同イベント」や「共同販促」が多く
なっている。
なお、アンケート調査は地方自治体(都道府県及び政令指定都市)を対象とし、実施し
た。
調査事項としては、下表に示すように、ガイドライン等の制定状況とその評価やガイド
ライン等に基づく事例等の他、ガイドライン等を制定していない地方自治体においては単
に共同取組事例などについても合わせて把握した。
また、アンケートの回収率は 94%(有効回答回収率は 92%)と高く、各地方自治体から
積極的な協力が得られた。
■アンケート対象と主な把握事項
対象
主要把握事項
・都道府県
(1)大型店の立地に関するガイドライン等について
・政令指定都市
(2)大型店の立地に関するガイドライン等に対する評価について
(3)大型店の立地に関するガイドライン等に対応した大型店の取組事例
について
(4)ガイドライン等に基づかない大型店と商店街の取組事例について
(5)中心市街地活性化等を目的とした条例等について
(6)ガイドライン・条例等以外の手法による大型店の立地の対応につい
て
-7-
■調査概要
調査対象
①都道府県
②政令指定都市
合計(地方自治体)
発送数
44
18
62
回収数
42
16
58
回収率
95%
89%
94%
有効回答数
41
16
57
有効回答率
93%
89%
92%
調査期間
平成 23 年 9/16~10/3
調査手法
郵送配布・郵送回収方式
(1)大型店の立地に関するガイドライン等について
(1-1)大型店の立地に関するガイドライン等の制定状況
・大型店の立地に関するガイドライン等を制定している自治体は 25 であり、4 割強であ
った。
・ガイドライン等を制定する予定がない自治体が 30 と過半を占めており、制定している
自治体(検討中含む)よりも多かった。
選択肢
都道府県 政令指定都市
制定している
20
5
制定に向けた検討を行っ
1
1
ている
制定の予定はない
20
10
無回答
0
0
-8-
合計
25
割合(%)
43.9
2
3.5
30
0
52.6
0.0
(1-2)制定しているガイドライン等の数
・制定しているガイドライン等の数は1件が最も多く 7 割以上を占めているが、3 件制定
している自治体も見られた。
件数
1
2
3
無回答
都道府県 政令指定都市
14
4
5
1
1
0
0
1
合計
18
6
1
1
割合(%)
69.2%
23.1%
3.8%
3.8%
(注)割合については、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が必ずしも 100%とならない。
(1-3)制定しているガイドライン等の種別
・制定しているガイドライン等の種別については、
「ガイドライン」が約 5 割と最も多か
った。
選択肢
条例
ガイドライン
要綱
指針
方針
その他
都道府県 政令指定都市
2
2
13
3
3
1
0
0
6
0
3
0
合計
4
16
4
0
6
3
割合(%)
12.1
48.5
12.1
0.0
18.2
9.1
(注)地方自治体によっては、ガイドラインや要綱など複数制定しているため、上記(1-1)で「制定
している」と回答した地方自治体の数より多い。
□その他:ビジョン、基準、手引き
-9-
(2)大型店の立地に関するガイドライン等に対する評価について
・ガイドライン等に対する評価について、
「概ね成果があった」が最も多く約 6 割を占め、
「成果があった」と合わせた正の評価がほとんどであった。
・
「あまり成果がなかった」と「成果がなかった」の負の評価は見られなかった。
・なお、評価の理由としては、
「大型店の郊外部への無秩序な立地の抑制」が最も多かっ
たが、
「大型店の地域貢献・社会的責任に対する意識の高まり」、「まちなかの活性計画
の策定や活性化事業の取組へのつながり」など、大型店が地域の一員として、まちなか
活性化の取組等へ積極的に関わってきていることを行政が評価しており、ガイドライ
ン等が大型店の取組を後押しした一面も見られる。
・また、今後の課題としては、
「ガイドライン等の更なる定着・理解の促進」が最も多く
挙げられた。
選択肢
成果があった
概ね成果があった
あまり成果がなかった
成果がなかった
無回答
都道府県 政令指定都市
8
4
17
2
0
0
0
0
2
0
合計
12
19
0
0
2
割合(%)
36.4
57.6
0.0
0.0
6.1
(注)地方自治体によっては、ガイドラインや要綱など複数制定しており、それぞれ評価について回答して
いるため、上記(1-1)で「制定している」と回答した地方自治体の数より多い。
また、割合については、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が必ずしも 100%とならない。
□評価の理由:
・大型店の郊外部への無秩序な立地の抑制に成果があった(出店前に事前協議されるよ
うになった)
(11 件)
・大型店による地域貢献・社会的責任に対する意識が高まった(取組がなされている)
(9 件)
・該当のガイドライン等が都市計画へとつながった。(3 件)
・基本方針、手法に沿った取組を求めている。(実施されている)
(3 件)
・届出が徹底されるようになった(2 件)
-10-
・大規模集客施設等の設置による将来のまちづくりに与える具体的影響についての共通
認識を持つことができた
・まちなかの活性計画の策定や活性化事業の取組につながった。
・深夜荷捌き及び営業に当たっての見直しがなされるようになった
・公道上の入庫待ちや路上駐車等を抑制できている
□課題:
・さらなる定着、理解を図ることが必要(6 件)
・大型店が行う地域貢献活動の実効性の確保(2 件)
・ガイドラインは一般的な行政指導であり、法的根拠がないため、条例により規則を強
化すべき等の意見が商工団体等から寄せられている(2 件)
・条例の有無や制限の基準など市町によるばらつきがある(2 件)
・特になし(2 件)
・大型店の中心市街地への立地誘導にはあまり効果があがらず延べ床面積 1 万㎡以下の
店舗が郊外に立地している
・地域貢献活動においてその地域独自の活動が尐なく、また商工会議所・商工会や商店
街振興組合等への加入が尐ない
・ガイドラインの趣旨が適切に理解され効果的な運用ができるかどうかは、設置者や店
舗の判断に委ねられている部分がある
・都市計画決定の多くは市町村が行うため、県が主体的に進められない
・地域の規模に応じた面積設定
・撤退時の対応
-11-
(3)大型店の立地に関するガイドライン等に対応した大型店の取組事例について
(3-1)取組事例の有無
・ガイドライン等に基づいた大型店と商店街の連携による共同取組事例が把握できた自
治体は、4 割に該当する 10 自治体(都道府県 9、政令指定都市 1)であった。
・ただし、
「無回答」が多いことについて、ガイドライン等は、大型店に対して対応を求
める事項として、地域雇用確保や地域防災への協力、省エネルギー対策や環境対策の
推進、地域づくりの取組への協力、地域と連携した地域経済活性化の推進など、その
内容は多岐にわたっており、本アンケートで対象としている「大型店と商店街の連携
による共同取組」はガイドライン等で求める事項の一つであり、大型店としてガイド
ライン等に基づく取組は多数あるものの、設問対象の共同取組事例がないため「無回
答」としていることが考えられる。
事例
あり
なし
無回答
都道府県 政令指定都市
9
1
2
2
9
2
-12-
合計
10
4
11
割合(%)
40.0
16.0
44.0
(3-2)取組事例の種別
・ガイドライン等に基づいた共同取組事例の類型を見ると、
「共同イベント」が最も多く、
事例の 4 割近くを占めた。
選択肢
都道府県 政令指定都市
共同イベント
6
0
共同販促
1
0
共同広告・情報発信
1
0
共同駐車場・共通駐車券
0
0
連絡バス
0
0
電子マネー
0
0
共通商品券
1
0
共同配送
0
0
人材育成
0
0
商店街への出店
0
0
大型店への出店
0
0
共同事業
2
0
連携統括組織
1
0
清掃・美化
1
0
防犯活動
1
0
その他
2
1
合計
6
1
1
0
0
0
1
0
0
0
0
2
1
1
1
3
割合(%)
35.3
5.9
5.9
0.0
0.0
0.0
5.9
0.0
0.0
0.0
0.0
11.8
5.9
5.9
5.9
17.6
(注)複数のイベントを実施している自治体もあること等から、割合の合計は 100%とならない。
□その他:
・コミュニティスペースの提供
・具体的事例によるものは特にないが、ガイトライン施行後、出店計画書及び地域貢献
計画書が提出されている
-13-
(4)ガイドライン等に基づかない大型店と商店街の共同取組事例について
(4-1)取組事例の有無
・ガイドライン等に基づかない大型店と商店街の共同取組事例が把握できた自治体数は
30(都道府県 21、政令指定都市 9)であった。
・なお、自治体によっては、ガイドライン等に基づき「地域貢献計画書」の提出を求めて
おり、当該計画書に記載されていなかった取組については、ガイドライン等に基づか
ないものと判断された可能性もある。このため、ガイドライン等を制定している自治
体においても、ガイドライン等に基づかない共同取組事例としてアンケートに回答し
ていると考えられる。
事例
あり
なし
無回答
都道府県 政令指定都市
21
9
3
3
17
4
合計
30
6
21
割合(%)
52.6
10.5
36.8
(注)割合については、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が必ずしも 100%とならない。
-14-
(4-2)取組事例の種別
・ガイドライン等に基づかない取組事例の類型を見ると、
「共同イベント」と「共同販促」
が最も多く、事例の 3 割近くを占めた。
・ガイドライン等に基づく取組事例の類型では、
「共同イベント」が突出して多かったが
(約 4 割)
、ガイドライン等に基づかない取組事例の類型については、その内容が多岐
にわたっている。
選択肢
都道府県 政令指定都市
共同イベント
13
6
共同販促
14
5
共同広告・情報発信
9
1
共同駐車場・共通駐車券
2
2
連絡バス
2
0
電子マネー
5
0
共通商品券
3
2
共同配送
2
0
人材育成
0
0
商店街への出店
1
1
大型店への出店
0
0
共同事業
2
2
連携統括組織
4
4
清掃・美化
0
0
防犯活動
0
0
その他
3
1
合計
19
19
10
4
2
5
5
2
0
2
0
4
8
0
0
4
割合(%)
27.5
27.5
14.5
5.8
2.9
7.2
7.2
2.9
0.0
2.9
0.0
5.8
11.6
0.0
0.0
5.8
(注)複数のイベントを実施している自治体もあること等から、割合の合計は 100%とならない。
□その他:
・イベント時トラック設置場所等として駐車場を無償提供
-15-
(5)中心市街地活性化等を目的とした条例等について
(5-1)条例等の制定状況
・中心市街地や商店街の活性化を目的とした条例等の制定状況について、制定している
自治体は 18 であり、3 強を占めた。
・大型店の立地に関するガイドライン等を制定している自治体は 25 であり、これに比べ
ると、中心市街地活性化等を目的とした条例等を制定している自治体(18)は尐なく
なっている。
事例
あり
なし
無回答
都道府県 政令指定都市
15
3
5
6
21
7
合計
18
11
28
割合(%)
31.6
19.3
49.1
(5-2)条例等の種別
・条例等の種別は、
「不均一課税」が最も多く、制定施策の約 5 割を占めた。
選択肢
開発規制の特例
不均一課税
その他
都道府県 政令指定都市
1
1
9
1
6
3
-16-
合計
2
10
9
割合(%)
9.5
47.6
42.9
(6)ガイドライン・条例等以外の手法による大型店の立地の対応について
・大型店の立地の対応について、ガイドライン・条例等以外の手法で、自治体が独自で
実施している手法については、
「補助金・奨励金の助成制度」が比較的多く挙げられた。
□自由記入:
○補助金・奨励金の助成制度(5 件)
・大型商業施設の立地を支援する地域を定め(中活法の第1種大店立地法特例地域とほ
ぼ同一)
、立地する店舗の内装工事費等に対して助成。
・大型店が地域商業者と連携してイベントや買い物弱者支援を実施する場合も助成。
○イベントを開催(2 件)
-17-
○参考:アンケート調査で回答のあった大型店と地域商店街等との共同取組事例
【凡例】
○:ガイドライン等がありこれに対応した事例
×:ガイドライン等があるがこれに対応していない事例
なし:当該自治体にガイドライン等がない場合
(1)都道府県
回答者
北海道
青森県
秋田県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
大型店名
地元関係者・商店街名
概要
旭川平和通商店街振
興組合
市民や観光客の来街を促進するため、商店街と大型店が連携して、クリス
マスツリーの設置やポスター制作、コンサートイベント、イルミネーションなど
「買物公園ハートフルクリスマス」イベントを実施。
中島地区ほっと化計画 家に閉じこもりがちな冬期間、街に出る機会を広げるため、商店街と大型店
実行委員会(室蘭市) が「中島地区ほっと化計画実行委員会」を立ち上げ、クリスマスファンタジー
などの催しや無料循環バスの運行(12/14,2/15の2日間 3路線7便)を実
施
旭川銀座商店街振興 地域住民の交流、連携強化や街のにぎわいづくりの為、商店街と大型店(イ
組合
トーヨーカ堂)が連携して弁天祭り、七夕祭り、盆踊りなど地域住民と一体と
なった夏祭りイベントを連続して実施。
釧路駅西商店街振興 まちのにぎわいを取り戻すため、商店街と大型店(アベニュー946、釧路和商
組合
市場)が連携し、商店街区域にある公園を会場に、地域住民への還元を意
識した地元食材の野外炉端焼きイベントを実施。
札幌大通まちづくり㈱ 来街者の増加と冬の街中の楽しみを提供するため、商店街と大型店が合連
携してクリスマスイルミネーション幌馬車を実施するほか、外国人向けの街
中案内パンフレットを作成、配布。
森町物産協会
森商店会を構成員とする物産協会と函館の大型店が連携して、来街者の増
加を図るため、函館市で開催する森町フェアにおいて地元商店会、地場産
品等を広くPRするパンフレットや新製品のサンプル配布などを実施。
さくらの百貨店、中 ㈱まちづくり八戸
㈱まちづくり八戸による共同配送サービス、共通商品券事業への参加
合三春屋店
さくらの百貨店、中 八戸商店街連盟
正月初売り等の共同販促イベントへの参加
合三春屋店
さくらの百貨店、中 八戸中心商店街連絡 共同集客イベント「はちのへホコテン」への参加
合三春屋店
協議会
イトーヨーカ堂弘前 弘前駅前商店街外
地元商店街等で実施しているスタンプラリー等の販売促進事業への参加
店
イオン津軽柏展、タ
「つがる市商工会10%おまけ付き共通商品券」への参加
ケダスポーツ、サン
デー柏店
中三弘前店
弘前土手町商店街外 地元商店街等で実施しているスタンプラリー等の販売促進事業への参加
㈱タカヤナギ グラ 花火通商店街
[大仙市]
ンマート中通店
花火通商店街の会員事業所として夏祭りイベント時にステージ用トラックの
設置場所等として駐車場を無償提供している
泉町一丁目南ビル 泉町一丁目商店街振 市中心市街地等の通りを花で飾り、にぎわいの町を創造する市補助事業へ
(水戸京成百貨店) 興組合
の協力(店舗前面へのプランター設置等)
クレオ、つくばクレ (社)つくば青年会議所 地元JC为催イルミネーションイベントへの協力(店舗敷地内への「光のメ
オスクエアキュート
リーゴーランド」設置)
あみプレミアム・ア JA茨城かすみ、阿見 店舗敷地内での地元観光物産展開催
ウトレット
町商工会、霞ヶ浦漁業
協同組合阿見支部
東武宇都宮百貨店 オリオン通り商店街、 「みやのひなまつり」を毎年2月~3月にかけて実施。市中心部の店舗が店
馬車道通り商店街、ユ 内の一角にひな人形や段飾り(総数600体超)を展示したほか、スタンプラ
ニオン通り商店街
リーや十二単、狩衣を着飾った子供たちによる親王行列などを実施し、客離
れが進む中心商店街の来場を促し地域経済の活性化を図った。
スズラン百貨店 前 前橋中心商店街協同 地元商店街と大型店が提携した消費者還元イベント「大千円市」を実施し、
橋店
組合(前橋市)
あわせて屋台村や街角コンサート、フリーマーケット等のイベントを開催し
た。
高崎高島屋、ビブレ 大手前慈光通り商店 商店街会員やチャレンジャーズショップ等を商店街ガイドマップに紹介し、店
高崎店
街組合
舗情報などを掲載する季刊誌を年四回発行、プチガイドマップを年二回発行
した。
商店街のイベントや店舗マップなどを掲載し、大型店や町内会と連携し、魅
力ある商店街として、新規出店希望者や来街者にアピールするとともに、地
域住民と協働して町おこしを行った。
そごう川口店、ライ
地域の祭りや各種行事への参加、協力している
フ戸田店、ヨーク
マート下前店、ロ
ヂャース戸田店、イ
オン新座店
ウニクス秩父
地域におけるコミュニティスペースの提供
八木橋、ロヂャース
商店街、商工団体が実施する共同事業に協力している
新座店
-18-
ガイドライン
等対応
×
×
×
×
×
×
なし
なし
なし
なし
なし
なし
なし
○
○
○
×
○
×
○
○
○
回答者
大型店名
地元関係者・商店街名
概要
千葉県
イオン㈱ほか14社 商工会、商工会議所、 大型店の立地に関するガイドライン、条例等によるものではありませんが、
商店会、町内会等
千葉県では大型店を含んだ商業者の地域貢献に関するガイドラインを定
め、大型店等の地域貢献に関する取組を促進しています。その取り組みの
一環として、地域貢献計画書の提出や地域振興・地域貢献に関する包括協
定の締結など、商業者の地域貢献に関する環境づくりを推進しています。
为な取り組み事例:商店会、商工会議所への加入や会議等への参加
地産地消、地元農産品等の普及への協力
町並みづくりや景観形成への取組
環境対策、リサイクルの推進
地域防災への協力
青尐年の非行防止、安心安全な街づくりへの協力
地域福祉、尐子高齢化対策への取組
交通安全の協力
神奈川県 イオン
久里浜商店会(協)
横須賀市の久里浜商店会(協)では電子マネーWAONで決済を行うことが
でき、地元のイオン横須賀久里浜ショッピングセンターと協力して活性化に
取り組んでいる。(平成20年12月)
山梨県 イトーヨーカ堂甲府 昭和町商工会
内容 大型店のイベントスペースを活用して町の一店逸品を広く紹介するイ
昭和店
ベントを商工会が企画し、大型店は新聞の折り込みチラシ(大型店が費用負
担:地域貢献)でイベントを告知した。
効果 大型店には町内外から不特定多数の来客があることから、逸品を直
接知っていただく絶好の機会となった。
長野県 アリオ上田
松尾町商店街振興組 商店街で電子マネー端末を導入(nanaco,Edy,waon対応)大型店では地域
合
限定デザインのカードを発行。
イオン
岩村田商店街振興組 電子マネー「佐久っ子Waonカード」の発行
合
商店街内の提携店で買い物をすると、商店街のポイントと大型店のポイント
が付与される
静岡県 静岡伊勢丹
・ 地元商店街と連携したイベントの開催(「花々祭」「クリスマスイベント」な
ど)
・地元商店街が開催するイベントに合わせ、物産展を開催
・地元商店街との共同広告
静岡市内大型店
市、商工会議所の呼びかけで商店街や大型店が参加する合同売り出し
イベントを毎年開催(秋のわくわく祭り)
西武百貨店沼津店
沼津駅周辺の商店街が大型スーパー、百貨店、駅ビル等と合同で売り出し
など
イベントを実施(わいわい沼津)
三重県 津松菱百貨店
丸之内商店街
高虎楽座や七夕まつり、スタンプラリーなど、丸之内商店街が行うイベントや
丸之内商店街が共催で行うイベント。
亀山ショッピングセ 東町・本町商店街
亀山ショッピングセンターエコーと商店街が実行委員会を組織し、亀山100円
ンターエコー
商店街を開催した。参加店の店頭に100円コーナーを設置し、商店街全体
を1つの100円ショップにみたてる。今まで知らなかった店の雰囲気や定番
商品を知ってもらう。
イオン阿児店
志摩特産品有限責任 「御食つ国志摩」ええもん物産展
事業組合
開催日時:H23.3.25~29(5日間)
開催場所:イオン阿児店(1階屋内催事場)
出店事業者数:14事業所
志摩の特産品である農林水産物及びその加工品のほかに、市内で昔から
行われている加工(調理)方法で製造された商品をPRしながら、産地訪問・
交流ツアーなどを計画し、食と観光を繋げて志摩の活性化に努めることを目
的に、イオン阿児店との共同により物産展を開催した。
滋賀県
大津パルコ
地元NPO法人
三井アウトレット
パーク滋賀竜王
町観光協会など
フォレオ大津一里
山
地元NPO法人
大津祭に協賛し、関連イベントであるスタンプラリーの開催に協力している。
スタンプラリーの出発式の会場として店舗前広場の提供ほか、チェックポイン
トの一つとしてスタンプを設置するなど、地元の伝統行事への協力を通じて
地域の活性化に貢献している。今年で3年目を迎える本イベントは、地域に
対する大型店による提案から生まれたイベントとして好評を博し継続してい
るもの
施設において、町観光協会为催による地元農産物の販売イベントを月2回
開催し、来店客から好評を博すとともに、地域経済の活性化に貢献してい
る。また、地元学校や関連団体の協力を得て、中学校吹奏楽部の演奏会や
竹細工教室、和太鼓など、地域の魅力を発信する多彩なイベントを開催する
ことにより、地域の振興に寄与している。
施設内のコミュニティルームをNPO等が中心となり運営する子育て支援事
業に無償提供している。本事業は週2回開催され、子供への遊びの提供と
保護者から子育て相談を受ける場として、地域住民のための”つながりの
輪”づくりに貢献している。
-19-
ガイドライン
等対応
なし
なし
○
×
×
なし
なし
なし
なし
なし
なし
○
○
○
回答者
大型店名
大阪府
松坂屋高槻店
島根県
イオン松江店
山口県
各地域
各地域
イオン
香川県
愛媛県
松山三越、いよて
つ高島屋
高知県
㈱サニーマート
万々店
ゆめタウン大牟田
(大牟田市)
福岡県
地元関係者・商店街名
高槻センター街商店街 H22年度の事例
地元商店街と大型店との共同事業(中活区域内での取り組み)
①商店街で使用できる共通商品券と松坂屋で使用できる割引券をセットに
して販売
②上記①の発行に合わせ、商店街と松坂屋との共同チラシを発行(別添コ
ピー参照)
松江中央通り商店街 ・WAONカードを商店街に導入
振興組合
・イオン店内で商店街のイベントチラシを配布するなど商店街の広報活動を
実施
・その他地域イベントをイオンと商店街で実施
各地域の商工会議所等が発行している共通商品券の販売・利用
商工会議所・商工会・商店街等が実施する各種イベントへの参加・協力
高松兵庫町商店街振 商店街がイオンの地域ICカード「めぐりんWAON」を導入したほか、イベント
興組合、高松田町商店 等でイオンと連携している。
街振興組合
各商店街振興組合
お城下松山プロジェクトの実施。共同販促・共同広告事業、商業空間形成に
向けたルールづくり、賑わいづくり活動、安全・安心のまちづくり活動、歴史
的・文化的個性の発掘及び育成活動など。
万々商店街振興組合 ・販売促進共同イベント
・共同チラシ
・ 地元産品の積極的な販売を促進するとともに、地産地消の取組実施。
・ 店舗棟のデザインに際し、施設にユニバーサルデザインを取り入れるよう
努めるとともに、地域商店街に対しても普及への協力実施。
・ 店舗周辺における各種交通安全対策に取組むとともに、地域経済活動の
低下に対する防止策及び防犯、安全対策等について十分配慮する。
イオンモール大牟
田
(大牟田市)
熊本県
大分県
宮崎県
概要
・
・
・
・
・
・
・
地域雇用確保への協力
観光情報・障害者支援
地域防災への協力
地域の安全・安心
地産地消の推進
環境対策、リサイクル
市政情報PR・発信
大牟田市中心地区商
店街連絡協議会
・ 両者が協同し、電子マネー「ぐるっとWAON」を発行
・ 商店街での買い物及びイオンでの買い物に対し、共通ポイントを付与し、
回遊性の向上を目指す。
ゆめタウン光の森
店
自治会、役場
鶴屋百貨店
下通繁栄会
トキハ、大分フォー
ラス
トキハ、大分フォー
ラス
宮崎山形屋、ボン
ベルタ橘、カリーノ
宮崎、MRTmicc、ア
ゲイン、みやざき
アートセンター
大分市 竹町通商店街
振興組合他
大分市 竹町通商店街
振興組合他
あいあい通商店街、一
番街商店街、四季通り
商店街、橘通中央商店
街、ハイカラ通り商店
街、若草通商店街
・ガイドラインに準じて、住民らと地域貢献協議会を自为的に設置し、地域づ
くりや交通、防犯対策などを検討
・地域の防犯パトロールを行う光の森自営団の活動や直近駅の駐輪場の
整理などに積極的に関与。
九州新幹線全線開業で、熊本市を取り巻く環境も大きく変化する中、鶴屋だ
けでなく中心市街地全体を考えながらやっていく必要があるとの考えから、
中心市街地の下通アーケード街に食料専門の別館「ラン・マルシェ」を開店。
大分市中心部の商店街、大型店、契約駐車場が連携した共通駐車場券発
行の取組(おおいたパーキングネット)
大分市中心部の商店街、大型店、まちづくり会社で構成する「大分都心まち
づくり委員会」を設立し、中心市街地の活性化に向け、連携を図っている。
宮崎市の中心市街地の活性化を目的に、6大型店、6商店街が「あたかも
ひとつのショッピングモールのように」をコンセプトに、「Doまんなかモール」
が平成17年に設立され、にぎわいのある安全で快適なまちづくりに取組ん
でいる。
取組事例:共同駐車場運営、共通駐車場券、販売促進共同イベント、共同
チラシ、相互の商品情報提供(HP)
-20-
ガイドライン
等対応
なし
なし
○
○
×
なし
なし
○
○
○
×
×
×
×
【凡例】
○:ガイドライン等がありこれに対応した事例
×:ガイドライン等があるがこれに対応していない事例
なし:当該自治体にガイドライン等がない場合
(2)政令指定都市
回答者
大型店名
地元関係者・商店街名
札幌市
都心部の百貨店・
商業施設
横浜市
(仮称)伊勢佐木町 地元商店街
SC
(平成24年2月オー
プン予定)
(仮称)神奈川区六 地元商店街
角橋複合商業施設
計画
(平成23年12月
オープン)
ラゾーナ川崎プラ
かわさきTMO
ザ、川崎ルフロン、
ダイス、川崎さいか
屋など
川崎市
都心部の商店街
川崎BE、川崎ルフ ラチッタデラ商店街
ロン、丸井川崎店、
モアーズなど
ラゾーナ川崎プラ
商店街
ザ、川崎BE、川崎
ルフロン、ダイス、
モアーズなど
相模原市 伊勢丹相模原店
相模大野駅周辺商店
会連合会
ミウィはしもと
橋本商店街協同組合
新潟市
概要
地元商店街や百貨店などが出資をして設立されたまちづくり会社が中心と
なって、都心部の商業活性化のために、販促活動や共通駐車券の発行、合
同イベントなどを実施している。
計画地周辺は商店等が密集し、荷捌きについても路上で行われていたた
め、周辺道路において、交通混雑を引き起こしていた。
そのため、当該大型店舗が出店する際に、地域貢献の一環や周辺道路の
混雑解消の為、地元利用可能な荷捌き場を整備する予定である。
大型店舗の計画地は従前、地元商店街用の時間貸し駐車場として使用さ
れていた。
そのため、当該大型店舗が出店する際に、地域貢献の一環として、地元利
用可能な駐車場を、店舗用とは別に、従前台数以上に整備する予定であ
る。
フェスティバルなかわさき
10~11月の商店街等のイベントを共同でPRし、情報発信の強化や経費削
減を図っている。(本年度12団体)
また、大型店とも連携し、タッチラリーを実施している。その際の協賛や景品
の提供など後述の7の「かわさきTMO」とともに実施している。
カワサキハロウィン(イベント)
・大型店で店舗ディスプレイ競技の開催
・商店街等で「トリック・オア・トリート」の合言葉でお菓子を配る
・実行委員会に大型店、商店街が加わっている。
アジアンフェスタ(イベント)
・タッチラリーを実施。上記フェスティバルなかわさきと同様に大型店から協
賛、景品を提供してもらう
まちの活性化イベントに参加・協力している
まちの活性化イベントに参加・協力している
共通商品券の発行
協同組合新潟市商店連合会において、市内約700店で使用可能な共通商
品券を発行している。
・昭和61年発行開始
・500円券、1000円券、10000円券の3種類の券を発行。
・参考ホームページ
http://www.choukai-niigata.or.jp/nsr/shokai.html
浜松市 ㈱遠鉄百貨店、浜 遠州鉄道㈱、浜松商工 まちなかにぎわい協議会の設立(平成22年4月12日)
松ターミナル開発 会議所、浜松商店界連 大型店を含む、中心市街地エリアの事業者、商業者が『自分たちのまちは
㈱、㈱ザザシティ浜 盟等
自分たちの手で』をキャッチフレーズに、浜松市中心市街地エリアの資産価
松
値の向上と発展に寄与するための団体を設立し、イベント支援等の各種事
業を実施。詳細は「浜松にぎわい協議会」のHPを参照のこと。
京都市 ラクト(専門店街、 山科三条街道商店街 京都市では、各地域の個性や特色に応じた商業振興の在り方を探るため、
大丸山科店)
他
山科地域商業ビジョンを上記団体等の参画のもとで策定しました。
地元商店街
同ビジョンの推進委員会では、大型店と地元商店街が協力して、地域のゆ
るキャラを活用した販売促進事業やイベント等を開催しています。
大阪市 大丸心斎橋店
心斎橋筋商店街
大型店に隣接する商店街内の空き店舗等への出店や共同イベントの開催
に取り組んでいる
なんば丸井、高島 戒橋筋商店街
商店街に加盟する大型店においてタブレット型パソコンを設置し、为に外国
屋大阪店
人観光客に対する店舗、周辺情報の検索サービスを提供している。
北九州市
【小倉地区】
小倉地区賑わい回復イベント事業。いくつかのイベントをひとまとめにした集
客促進イベントを実施する事業。大型店が行うイベントも含め、大型店と連
携を図り、商店街一体となったイベント事業を展開している。小倉大道芸フェ
スティバル、小倉さくらまつり、小倉十日ゑびす祭、小倉食市食座など。
【黒崎地区】
共通商品券事業。商店街、大型店、飲食店で共通に使えるプレミアム付き
商品券を発行している。
黒崎賑わいづくり発信プロジェクト推進事業。黒崎商店街における新たなイ
ベントや通りの魅力づくりなど、今後、黒崎の賑わい向上につながるプロジェ
クトについて、商店街等が中心となって企画立案や実行体制を検討し、事業
推進を図る(大型店も実行委員会等に参画)。
福岡市
大型店が商店街へ加入している事例を把握しているが、実態調査は行って
いないため、取り組み事例等については把握していない。
-21-
ガイドライン
等対応
なし
×
×
なし
なし
なし
なし
なし
なし
×
×
なし
なし
なし
なし
なし
3.Web調査
前項のアンケート調査を補足し、地方自治体の政策ノウハウ(ガイドライン・条例等)
の制定状況やその概要を整理するため、各地方自治体のホームページを閲覧・検索する Web
調査を実施した。
(1)政策ノウハウ(ガイドライン・条例等)の制定状況
政策ノウハウとして、
「大型店の立地に関連する政策ノウハウ」及び「中心市街地活性
化等に関連する政策ノウハウ」について整理する。
政策ノウハウの制定状況を見ると、
「大型店の立地に関連する政策ノウハウ」は 40 自
治体(61%)
、
「中心市街地活性化等に関連する政策ノウハウ」は 23 自治体(35%)で制
定されていた。
0
10
20
大型店の立地に関連する政策ノウハウ
30
40
50
40
中心市街地活性化等に関連する政策ノウハウ
60
70
(自治体)
26
23
あり
43
なし
(2)政策ノウハウ(ガイドライン・条例等)の制定時期
政策ノウハウの制定数は、
「大型店の立地に関連する政策ノウハウ」が 54 件、「中心市
街地活性化等に関連する政策ノウハウ」が 28 件にのぼった。なお、一つの地方自治体で
複数の政策を策定しているケースもある。
政策ノウハウの制定時期(把握できた政策のみ)を見ると、
「大型店の立地に関連する
政策ノウハウ」が平成 19 年度にピークを示していることが特徴的である。これは、平成
18 年にいわゆる「まちづくり三法」の見直しが行われ、大型店の立地が活発化したため、
その対応策としてガイドライン等の制定が増加したものと推察される。
(件)
20
18
15
10
8
5
5
1
0
1
7
4
2
0
1
2
0
3
1
1
H15
H16
0
1
5
5
2
5
4
3
1
2
0
0
0
不明
H11
H12
H13
H14
大型店の立地に関連する政策ノウハウ
H17
H18
H19
H20
H21
H22
中心市街地活性化等に関連する政策ノウハウ
-22-
H23 (年度)
■地方自治体の政策ノウハウ(大型店の立地及び中心市街地等の活性化に係るガイドライン・条例等)の策定状況(アンケート調査結果にWeb調査結果を補足して整理)
地方自治体
都道府県
1 北海道
2 青森県
3 岩手県
4 宮城県
5 秋田県
6 山形県
7 福島県
8 茨城県
大型店の立地に関連する政策ノウハウ(ガイドライン・条例等)
ガイドライン
要綱
指針
方針
検出なし
大規模集客施設の立 検出なし
検出なし
検出なし
地に関するガイドライン
(H18.7)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
特定大規模集客施設 地域貢献活動計画ガ 検出なし
特定大規模集客施設 検出なし
の立地の誘導等に関 イドライン(H20.3)
立地誘導指針
する条例(H19.12.18)
(H20.3)
条例
宮城県特定大規模集
客施設の立地の誘導
等によるコンパクトで
活力あるまちづくりの
推進に関する条例
(H22.1.1)
検出なし
検出なし
福島県商業まちづくり
の推進に関する条例
(H18.10.1)
検出なし
その他
検出なし
検出なし
検出なし
条例
検出なし
ガイドライン
検出なし
地域貢献活動ガイドラ 検出なし
イン(H21.9)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
中心市街地における 検出なし
県税の不均一課税に
関する条例
(H11.12.17)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
地域貢献活動ガイドラ 検出なし
イン(H18.6)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
茨城県大規模小売店 検出なし
舗の地域貢献活動に
関するガイドライン
(H21.11.20)
検出なし
検出なし
検出なし
中心市街地活性化等に関連する政策ノウハウ(ガイドライン・条例等)
要綱
指針
方針
その他
検出なし
検出なし
コンパクトなまちづくり
に向けた基本方針
(H18.7)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
17 石川県
栃木県商工業者等の 検出なし
地域貢献活動によるま
ちづくりの推進に関す
る条例
(H20.10.16)
検出なし
大規模小売店舗の地
域貢献ガイドライン
(H21.3)
検出なし
大型店、チェーン店の
地域商業貢献に関す
るガイドライン
(H19.10)
検出なし
商業者の地域貢献ガ
イドライン(H20.3)
検出なし
検出なし
神奈川県商店街活性 検出なし
化条例(H19.12.25)
新潟県にぎわいのある 地域貢献ガイドライン
まちづくりの推進に関 (H20.4)
する条例
(H19.12.27)
富山県商工業者等に 検出なし
よるにぎわいと魅力あ
るまちづくり推進条例
(H22.6.23)
検出なし
検出なし
茨城県産業活動の活 検出なし
性化及び雇用機会の
創出のための県税の
特別措置に関する条
例(H15.3.26)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
18 福井県
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
コンパクトで個性豊か 検出なし
なまちづくりの推進に
関する基本的な方針
(H19.3)
検出なし
検出なし
中心市街地における
県税の課税の特例に
関する条例施行規則
(H19.3.22)
検出なし
19 山梨県
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
長野県大規模小売店 検出なし
舗立地法事務取扱要
綱(H12.6.1)
検出なし
検出なし
中心市街地における 検出なし
県税の課税の特例に
関する条例
(H19.3.22)
検出なし
大規模小売店舗の社 検出なし
検出なし
会的責任に関する取
組指針取扱要領
(H23.5)
大規模集客施設等の 検出なし
検出なし
検出なし
立地に関する方針
(H21.12)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
岐阜県中心市街地活 検出なし
性化総合支援事業補
助金交付要綱
(H18.3.29)
検出なし
検出なし
9 栃木県
10 群馬県
11 埼玉県
12 千葉県
13 東京都
14 神奈川県
15 新潟県
16 富山県
20 長野県
21 岐阜県
検出なし
検出なし
-23-
検出なし
検出なし
検出なし
地方自治体
条例
22 静岡県
23 愛知県
検出なし
24 三重県
検出なし
25 滋賀県
検出なし
大型店の立地に関連する政策ノウハウ(ガイドライン・条例等)
ガイドライン
要綱
指針
方針
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
愛知県商業・まちづくり
ガイドライン
(H19.10)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
その他
検出なし
条例
検出なし
検出なし
ガイドライン
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
中心市街地活性化等に関連する政策ノウハウ(ガイドライン・条例等)
要綱
指針
方針
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
大規模小売店舗の立
地に関する事前協議
および地域貢献に関す
るガイドライン
(H21.4.1)
検出なし
地域商業ガイドライン
(H19.5)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
奈良県中小企業振興 検出なし
基本条例(H20.3.25)
検出なし
検出なし
鳥取県大規模集客施 検出なし
設立地誘導条例
(H21.3.27)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
商店街活性化事業計
画策定支援事業費補
助金交付要領
(H22.5)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
32 島根県
33 岡山県
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
34 広島県
35 山口県
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
36 徳島県
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
37 香川県
徳島県経済飛躍のた
めの中小企業の振興
に関する条例
(H20.3.31)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
大規模小売店舗の立 検出なし
検出なし
地に関するガイドライン
(H18.11)
検出なし
徳島県大規模小売店 検出なし
舗立地法事務処理要
綱(H22.7.15)
検出なし
特定地域等の振興を
促進するための県税
の課税の特例に関す
る条例(H12.7.21)
検出なし
検出なし
大規模小売店舗の地 検出なし
域貢献推進の手引
(H23.5)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
集約型都市構造の実
現に向けたまちづくり
基本方針(H19.10)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
38 愛媛県
39 高知県
40 福岡県
大規模小売店舗の立
地に関するガイドライン
(H19.7)
検出なし
検出なし
検出なし
41 佐賀県
検出なし
検出なし
佐賀県大規模小売店 検出なし
舗立地運用事務要綱
(H12.4.28)
検出なし
検出なし
佐賀県市街地再生指 検出なし
針(H19.4.17)
検出なし
42 長崎県
検出なし
長崎県まちなか活性
化推進ガイドライン
(H19.11.30)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
26 京都府
27 大阪府
28 兵庫県
29 奈良県
30 和歌山県
31 鳥取県
検出なし
46 鹿児島県
長崎県大規模集客施 検出なし
設等立地ガイドライン
(H19.11.30)
検出なし
大型店の立地に関す 検出なし
るガイドライン(H21.4.1)
大分県小売事業者等 検出なし
検出なし
によるまちづくりの推進
に関する条例
(H19.4.1)
検出なし
大規模集客施設立地 検出なし
影響評価ガイドライン
(H21.8)
検出なし
検出なし
検出なし
47 沖縄県
検出なし
43 熊本県
44 大分県
45 宮崎県
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
香川県中心市街地に
おける県税の特別措
置条例(H11.7.12)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
都市計画区域の整
大規模集客施設の立 検出なし
備、開発及び保全の方 地ビジョン(H19.6.4)
針(都市計画区域マス
タープラン)
(H23.4.25)
検出なし
大規模小売店舗立地 中心市街地における
法の届出の手引き
県税の不均一課税に
関する条例
(H11.10.1)
長崎県にぎわい都市 検出なし
長崎県税条例
づくり基本方針
(H18.10.13改正)
(H19.3)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
その他
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
大規模集客施設の立 検出なし
地誘導方針(H21.5)
大分県税特別措置条 検出なし
例(H12改正)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
宮崎県まちづくり基本
方針(H20.3)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
中心市街地における
県税の特別措置に関
する条例
(H11.12.24)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
-24-
地方自治体
政令指定
都市
大型店の立地に関連する政策ノウハウ(ガイドライン・条例等)
要綱
指針
方針
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
その他
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
ガイドライン
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
5 横浜市
6 川崎市
検出なし
検出なし
横浜市大規模小売店 検出なし
舗立地法運用要綱
(H12.3.28)
検出なし
検出なし
7 相模原市
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
8 新潟市
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
相模原市商店街の活 検出なし
性化に関する条例
(H19.4)
検出なし
検出なし
9 静岡市
静岡市商業の振興に 検出なし
関する条例
(H23.3.22)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
10 浜松市
浜松市における地域 浜松市商業集積ガイド 検出なし
特性に即した商業集積 ライン(H18)
の実現によるまちづくり
の推進に関する条例
(H19.11.30)
検出なし
検出なし
検出なし
11 名古屋市
検出なし
検出なし
検出なし
12 京都市
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
14 堺市
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
16 岡山市
堺市特定商業施設に 検出なし
おける適正な事業活
動の推進に関する条
例(H16.3.30)
神戸市大規模集客施 検出なし
設の立地に係る都市
機能の調和に関する
条例(H18.3.30)
検出なし
検出なし
京都市商業集積ガイド 京都市商店街の振興 検出なし
プラン(H12)
に関する条例
(H22.6.30)
検出なし
地域活性化事業基金 検出なし
条例(H20.3.31)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
13 大阪市
大規模小売店舗地域 検出なし
検出なし
貢献ガイドライン
(H20.1)
検出なし
京都市大規模小売店 検出なし
舗立地法運用要綱
(H12.6.1)
検出なし
検出なし
検出なし
浜松市商店街の活性 検出なし
化に関する条例
(H20.4.1)
浜松市税条例(浜松市
中心市街地における
家屋に対する固定資
産税の不均一課税)
(H15.4.1)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
17 広島市
検出なし
岡山市地域振興活性 検出なし
化事業補助金交付要
綱(H13.6.26)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
18 北九州市
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
19 福岡市
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
4 千葉市
15 神戸市
検出なし
条例
中心市街地活性化等に関連する政策ノウハウ(ガイドライン・条例等)
要綱
指針
方針
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
ガイドライン
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
さいたま市商業等の振 検出なし
興に関する条例
(H23.4.1)
千葉市都市計画法に 検出なし
基づく開発行為等の許
可の基準に関する条
例(H18.10.1)
検出なし
検出なし
1 札幌市
2 仙台市
3 さいたま市
条例
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
千葉市経済振興関係 検出なし
事業補助金交付要綱
(H17.4.1)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
川崎市中心市街地活 検出なし
性化補助金交付要綱
(H14.6.20)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
新潟市商店街不足業 検出なし
種誘致事業推進協議
会設置要綱
(H11.4.1)
静岡市中心市街地に 検出なし
ぎわい創出事業補助
金交付要綱
(H15.4.1)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
特定商業施設におけ 検出なし
る適正な事業活動に
関する指針(ガイドライ
ン)(H16.11.1)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
広島市大規模小売店 検出なし
舗地域貢献ガイドライ
ン(H23.4)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
北九州市構造改革特 検出なし
別区域計画の推進及
び市の規制の特例措
置に関する条例
(H15.6.19)
検出なし
検出なし
検出なし
その他
検出なし
検出なし
検出なし
-25-
(3)大型店の地域貢献に関する政策ノウハウ(ガイドライン等)
「大型店の立地に関連する政策ノウハウ」のうち、地域貢献に関するガイドライン等を
制定している自治体は 31(47%)であり、その内容を整理する。
①各組織への要求事項の有無
「大型店の地域貢献に関する政策ノウハウ」において、大型店、市町村、商工団体、地
域商店街の各組織に対する要求事項の有無を見ると、大型店への要求事項を有する政策ノ
ウハウが 31 件と最も多かった。
大型店の地域貢献について定めたガイドライン等であることから、大型店への要求事項
を有する政策ノウハウが多いのは当然であるが、
市町村は 15 件、商工団体は 8 件であり、
地域商店街への要求事項を有する政策ノウハウが最も尐なく 7 件であった。
0
5
10
15
20
25
30
35
(件)
大型店への要求事項
31
市町村への要求事項
15
商工団体への要求事項
8
地域商店街への要求事項
7
②大型店の地域貢献活動の内容
大型店に求められる地域貢献活動の内容について見ると、「商店街団体への加入」、
「商
工団体への加入」
、
「地域づくりへの協力」、
「地域との連携・協力」は数多くのガイドライ
ン等に盛り込まれている。
0
5
10
①商店街との連携
15
②商店街団体への加入
23
③商工団体への加入
23
④地域づくりへの協力
23
⑤地域との連携・協力
22
⑥地産地消や地場産品販売
19
⑦地域雇用確保
19
⑧防犯・非行防止
19
⑨地域防災
19
18
⑪環境対策
19
⑫省エネ対策
17
⑬環境美化対策
18
⑭交通対策
13
⑮景観形成・街並みづくり
17
⑯撤退時の対応
⑰情報公開の推進
25
(件)
15
⑩ユニバーサルデザイン
20
20
5
⑱災害時の対応
19
⑲その他
19
-26-
■大型店の地域貢献に関する政策ノウハウ(ガイドライン・条例等)の策定状況(アンケート調査結果にWeb調査結果を補足して整理)
地方自治体
都道府県
1 北海道
2 青森県
3 岩手県
4 宮城県
5 秋田県
6 山形県
7 福島県
8 茨城県
9 栃木県
10 群馬県
11 埼玉県
12 千葉県
13 東京都
14 神奈川県
15 新潟県
16 富山県
17 石川県
18 福井県
19 山梨県
20 長野県
21 岐阜県
22 静岡県
名称(制定日)
目的・趣旨
大規模集客施設の立地に関するガイ ・都市機能の郊外への拡散抑制・市
ドライン(H18.7)
街地への集約
・大規模集客施設による为体的な地
域貢献の促進
検出なし
地域貢献活動計画ガイドライン(H
県が地域を代表して、定期的に事業
20.3)
者の地域貢献活動計画やその実施状
況の報告などを受け、これを広く公表
することにより、そのCSRの取組を広
く地域に周知し、地域住民の理解の促
進を図るとともに、事業者の積極的な
CSRの取組を支援する。
地域貢献活動ガイドライン(H21.9)
集客施設の設置者に、市町村や地域
の住民等関係者と連携し、積極的に
地域貢献活動を行ってもらう。
検出なし
検出なし
地域貢献活動ガイドライン(H18.6)
特定小売商業施設に対して、地域に
根付き、地域に必要な店舗となっても
らうためにも、地域の声を聞きながら
自発的に行うまちづくりの推進に寄与
する活動に参画して頂くことはもとよ
り、地域及び住民の地域貢献活動へ
の理解と参画も促進する。
茨城県大規模小売店舗の地域貢献活 大規模小売店舗と地域が連携した活
動に関するガイドライン(H21.11.20) 力あるまちづくりや地域商業の活性化
などの取組をより促進するため。
栃木県商工業者等の地域貢献活動に 商工業者等が地域の経済社会におい
よるまちづくりの推進に関する条例(H て果たしている役割の重要性にかん
20.10.16)
がみ、商工業者等による地域貢献活
動を促進することにより、県民が誇りと
愛着を持つことのできる豊かで住みよ
いまちづくりを推進する。
大規模小売店舗の地域貢献ガイドライ 大規模小売店舗とその周辺地域がお
ン(H21.3)
互いに必要な存在として協調・協働し
あい、両者が発展していけるような関
係が保たれているような「住みよい持
続可能な地域づくり」を推進する。
大型店、チェーン店の地域商業貢献に 大型店、チェーン店に地域商業貢献を
関するガイドライン(H19.10)
求めていくと同時に、県、市町村、商
工団体、商店街が何をしたらいいの
か、その役割を具体的に示す。
商業者の地域貢献ガイドライン(H
20.3)
検出なし
神奈川県商店街活性化条例(H
19.12.25)
地域貢献ガイドライン(H20.4)
富山県商工業者等によるにぎわいと
魅力あるまちづくり推進条例(H
22.6.23)
対象
床面積が1万㎡を超え
る商業施設(小売店)
検出なし
大規模小売店舗の社会的責任に関す 本県が策定した「コンパクトで個性豊
る取組指針取扱要領(H23.5)
かなまちづくりの推進に関する基本的
な方針」で定めた「特定大規模小売店
舗の社会的責任に関する取組み」を
実施するに当たり、必要な手続きを定
めること。
大規模集客施設等の立地に関する方 持続的発展が可能な暮らしやすいま
針(H21.12)
ちづくりに寄与し、もって県民の豊かで
快適な生活の確保に資する。
検出なし
検出なし
検出なし
地域貢献活動の内容
大型店に求められる手続き
⑥地産 ⑦地域 ⑧防
⑨地域 ⑩ユニ ⑪環境 ⑫省エ ⑬環境 ⑭交通 ⑮景観 ⑯撤退 ⑰情報 ⑱災害 ⑲その ①出店 ②出店 ③地域 ④地域 ⑤協議 ⑥地域
地消や 雇用確 犯・非 防災
バーサ 対策
ネ対策 美化対 対策
形成・ 時の対 公開の 時の対 他
計画書 計画説 貢献計 貢献計 会等の 貢献窓
地場産 保
行防止
ルデザ
策
街並み 応
推進
応
の提出 明会の 画書の 画説明 設置・ 口の設
品販売
イン
づくり
開催
提出
会開催 運営
置
⑦活動
状況報
告書の
提出
-
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○
○
○
-
○
備考
床面積の合計が6千㎡
を超える建物(特定大
規模集客施設)
集客施設の用途に供
する部分の床面積の
合計が1万㎡を超える
もの又は店舗面積の
合計が6千㎡を超える
もの(特定大規模集客
施設)
店舗面積6千㎡以上の
特定小売商業施設
大規模小売店舗(店舗
面積が1千㎡を超える
小売店舗)又は特定大
型店舗(床面積が1万
㎡を超える集客施設)
-
○
○
○
○
-
○
○
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○
○
○
貢献活動の詳
細内容の規定
なし。
店舗面積が6千㎡を超
える大規模小売店舗
大型店(店舗面積が1
千㎡を超える小売店
舗)及びチェーン店(日
本チェーンストア協会
の通常会員企業又は
社団法人日本フラン
チャイズチェーン協会
の正会員企業の店舗)
同じ地域で事業を展開する大型店、地 特定大型店(店舗面積
域商業者が、協働して地域に貢献す 1万㎡超の大規模小売
るための環境づくりを推進する。
店舗)
商店街が地域社会の発展に果たす役
割の重要性に鑑み、チェーン店、大型
店をはじめ、全ての事業者がその事業
を営む地域の商店街における活動に
積極的に参加し、協力する機運を高め
ることにより商店街の活性化を図り、
もって県民生活の向上に寄与する。
対象施設の設置者が、例示を参考に
しつつ、施設を立地する地域の実情や
それぞれの施設の実体(業態、営業
時間、従業員数等)を勘案して、実行
可能なものから取り組んでもらう。
すべての商工業者及び商工団体等の
にぎわいと魅力あるまちづくりを推進す
る活動への積極的な取組を促進し、相
互に協力する機運を醸成することによ
り、豊かで活力に満ちた地域社会を実
現し、もって県民生活の向上に寄与す
る。
商工団 地域商
市町村
大型店 ①商店 ②商店 ③商工 ④地域 ⑤地域
体への 店街へ
への要
への要 街との 街団体 団体へ づくりへ との連
要求事 の要求
求事項
求事項 連携
への加 の加入 の協力 携・協
項
事項
入
力
各为体の役割
が明確に規定
されている。
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大型店やチェーン店を
はじめ、商店街で事業
を営むすべての事業者
特定集客施設(小売業
を行うための店舗面積
の合計が3千㎡を超え
る集客施設)
すべての商工業者及
び商工団体等
・床面積が1万㎡を超
える特定大規模小売
店舗
・店舗面積が1千㎡を
超える大規模小売店
舗
店舗面積が3千㎡を超
える大規模小売店舗
-27-
各为体の役割
が明確に規定
されている。
地方自治体
都道府県
23 愛知県
24 三重県
25 滋賀県
26 京都府
27 大阪府
28 兵庫県
29 奈良県
30 和歌山県
31 鳥取県
32 島根県
33 岡山県
34 広島県
35 山口県
36 徳島県
37 香川県
38
39
40
41
42
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
長崎県
43 熊本県
44 大分県
45 宮崎県
46 鹿児島県
47 沖縄県
名称(制定日)
目的・趣旨
対象
愛知県商業・まちづくりガイドライン(H ・市町村における自为的な立地の誘 特定大規模小売店舗
19.10)
導と抑制のための取組を促す。
(店舗面積が3千㎡以
・円滑で十分な協議期間と手段を確保 上)
する。
・地域の発展と豊かなまちづくりの実
現を目指す。
検出なし
大規模小売店舗の立地に関する事前 大規模小売店舗出店による生活環境 店舗面積1万㎡以上の
協議および地域貢献に関するガイドラ への影響を最小限に抑えるとともに、 大規模小売店舗
イン(H21.4.1)
現代にも通じる近江商人の「三法よし」
の精神を活かした地域社会との共存を
図る。
地域商業ガイドライン(H19.5)
広域に影響を及ぼす大規模小売店舗 特定大規模小売店舗
の郊外部への無秩序な立地を抑制
(床面積が1万㎡を超
し、結果として都市計画区域内にある える集客施設又は店
中心市街地へ誘導することで、中心市 舗面積が1千㎡を超え
街地活性化の効果を上げる
る大規模小売店舗)
検出なし
検出なし
奈良県中小企業振興基本条例(H
中小企業の振興の基本となる事項を 小売商業施設を設置
20.3.25)
定め、中小企業の健全な発展を促す する者を含む中小企業
ことにより、地域経済の活性化及び地 者
域社会における交流の促進を図り、
もって県民生活の向上に資する。
検出なし
鳥取県大規模集客施設立地誘導条例 大規模集客施設の立地について、基 大規模集客施設(床面
(H21.3.27)
本方針を定め、県、市町村、事業者及 積の合計が1,500㎡を
び県民の責務を明らかにするととも
超える集客施設)
に、広域的な見地からこれを適切な場
所へと誘導するための基本的な手続
等を定めることにより、都市機能の流
出・拡散を抑制し、もってコンパクトな
まちづくりの推進に資する。
検出なし
大規模小売店舗の地域貢献推進の手 大規模小売店舗が取り組んでいる地 大規模小売店舗(店舗
引(H23.5)
域貢献活動をさらに推進するため。
面積1千平方メートル
超の小売店舗)
検出なし
大規模小売店舗の立地に関するガイ ガイドラインの普及啓発に努め、大規 新設大規模小売店舗
ドライン(H18.11)
模小売店舗の出店情報の早期開示等 (店舗面積が1千㎡を
による良好な生活環境の保持のため 超える小売店舗)
の取組や大規模小売店舗の地域貢献 既設大規模小売店舗
活動による地域活性化に向けた取組 (店舗面積が6千㎡を
等を行うことにより、元気で住みよい地 超える小売店舗)
域づくりを進める。
徳島県経済飛躍のための中小企業の 本県の経済飛躍の実現を図るため、 中小企業者、大企業
振興に関する条例(H20.3.31)
中小企業の振興に関し、基本理念を 者
定め、及び中小企業者、県等の責務、
大企業者等の役割等を明らかにする
とともに、中小企業の振興に関する基
本方針及び施策の基本となる事項を
定めることにより、中小企業の振興に
関する施策を総合的に推進する。
大規模小売店舗の立地に関するガイ 今後の人口減尐・高齢社会を見据え 特定大規模小売店舗
ドライン(H19.7)
て、持続可能な地域経営の観点から、 (店舗面積が1千㎡を
本県においても、望ましい都市構造と 超える小売店舗(大規
して、様々な都市機能が集積した集約 模小売店舗)であり、
型都市構造への転換を推進する。
床面積が1万㎡を超え
る集客施設)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
長崎県大規模集客施設等立地ガイド 大規模集客施設の立地誘導につい
大規模集客施設(延べ
ライン(H19.11.30)
て、基本的な方針と具体的な手法・基 面積が1万㎡を超える
準を示す。
店舗・劇場・映画館・遊
技場・文化ホールな
ど)
大型店の立地に関するガイドライン
豊かな地域コミュニティを構築していく 店舗面積5千㎡以上の
(H21.4.1)
ため。
大型店(特定大型店)
大規模集客施設の立地誘導方針(H 大規模集客施設の立地誘導に関する 大規模集客施設
21.5)
本県の基本的な方針と立地誘導区域
を示すとともに、立地制限を解除する
都市計画の決定又は変更を行う際の
広域調整に関する基本的な手続きを
示すもの。
検出なし
検出なし
検出なし
商工団 地域商
市町村
大型店 ①商店 ②商店 ③商工 ④地域 ⑤地域
体への 店街へ
への要
への要 街との 街団体 団体へ づくりへ との連
要求事 の要求
求事項
求事項 連携
への加 の加入 の協力 携・協
項
事項
入
力
地域貢献活動の内容
大型店に求められる手続き
⑥地産 ⑦地域 ⑧防
⑨地域 ⑩ユニ ⑪環境 ⑫省エ ⑬環境 ⑭交通 ⑮景観 ⑯撤退 ⑰情報 ⑱災害 ⑲その ①出店 ②出店 ③地域 ④地域 ⑤協議 ⑥地域
地消や 雇用確 犯・非 防災
バーサ 対策
ネ対策 美化対 対策
形成・ 時の対 公開の 時の対 他
計画書 計画説 貢献計 貢献計 会等の 貢献窓
地場産 保
行防止
ルデザ
策
街並み 応
推進
応
の提出 明会の 画書の 画説明 設置・ 口の設
品販売
イン
づくり
開催
提出
会開催 運営
置
⑦活動
状況報
告書の
提出
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備考
7つの地域ごと
にガイドライン
を策定。
貢献活動の詳
細内容の規定
なし。
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岡山県、岡山
市、倉敷市が
協力して作成
都市計画に対
応した手続き。
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地方自治体
政令指定
都市
1 札幌市
2 仙台市
3 さいたま市
4
5
6
7
8
9
千葉市
横浜市
川崎市
相模原市
新潟市
静岡市
10 浜松市
11 名古屋市
12
13
14
15
16
17
京都市
大阪市
堺市
神戸市
岡山市
広島市
18 北九州市
19 福岡市
名称(制定日)
検出なし
検出なし
さいたま市商業等の振興に関する条
例
(H23.4.1)
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
静岡市商業の振興に関する条例(H
23.3.22)
目的・趣旨
対象
本市の商業等に関する施策について 大規模小売店舗を含
基本となる事項を定めることにより、商 む事業者
業等に関する施策を総合的に推進し、
もって市域の経済の健全な発展及び
市民生活の向上に寄与する。
商業の振興に関し、基本理念を定め、
商業者等、商店街団体、地域経済団
体及び市の責務並びに市民の役割を
明らかにするとともに、市の施策を推
進するための基本となる事項を定める
ことにより、商業の振興を総合的に推
進し、もって市民生活の向上及び地域
社会の持続的な発展に寄与する。
浜松市商業集積ガイドライン(H18)
本市の地域特性に即した商業集積の
あり方を明らかにし、一定のルールの
もとでの競争を促すことにより、市街地
の無秩序な拡大の抑制と合理的な土
地利用の促進、既存の社会資本整備
を活かした効率的な都市運営を目指
す。
大規模小売店舗地域貢献ガイドライン 事業者が、大店立地法が求める周辺
(H20.1)
地域の生活環境への配慮のほかに、
地域と十分コミュニケーションをとること
で、出店に対する地域の理解を深め、
大規模小売店舗が地域と連携して
ニーズに合った地域貢献に取り組む。
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
検出なし
広島市大規模小売店舗地域貢献ガイ 出店計画書及び地域貢献計画書に盛
ドライン(H21.4)
り込むべき内容や計画書の提出時
期、手続等を明確化する。
検出なし
検出なし
商工団 地域商
市町村
大型店 ①商店 ②商店 ③商工 ④地域 ⑤地域
体への 店街へ
への要
への要 街との 街団体 団体へ づくりへ との連
要求事 の要求
求事項
求事項 連携
への加 の加入 の協力 携・協
項
事項
入
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地域貢献活動の内容
大型店に求められる手続き
⑥地産 ⑦地域 ⑧防
⑨地域 ⑩ユニ ⑪環境 ⑫省エ ⑬環境 ⑭交通 ⑮景観 ⑯撤退 ⑰情報 ⑱災害 ⑲その ①出店 ②出店 ③地域 ④地域 ⑤協議 ⑥地域
地消や 雇用確 犯・非 防災
バーサ 対策
ネ対策 美化対 対策
形成・ 時の対 公開の 時の対 他
計画書 計画説 貢献計 貢献計 会等の 貢献窓
地場産 保
行防止
ルデザ
策
街並み 応
推進
応
の提出 明会の 画書の 画説明 設置・ 口の設
品販売
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づくり
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提出
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⑦活動
状況報
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提出
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大規模小売店舗
理念的な枠組
みを規定。
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床面積が5千㎡を超え
る集客施設
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大規模小売店舗(店舗
面積1千㎡超)
大規模小売店舗
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5つのゾーンご
とに商業集積
の方向性を設
定。
4.ヒアリング調査
大型店の立地に対応した地方自治体の政策ノウハウ(ガイドライン・条例等)の制定の背
景や効果、課題、評価など、その詳細な把握を目的として実施したヒアリング調査の結果を
以下に示す。
○郊外への大型店の出店増加やまちづくり三法の見直しなどを背景としてガイドライン等
を制定しているケースが多い。
○ガイドライン等における地域貢献策は多岐にわたっており、商店街等との連携はその一
つ。
○ガイドラインの制定は大型店の出店抑制や地域貢献への対応などで一定の効果が認めら
れる。
○ガイドラインの課題としては、強制力が無い、小規模な大型店への対応、継続的なフォ
ロー、大型店側からだけでなく商店街や商工団体等の地域貢献への役割・責務などが挙
げられた。
なお、ヒアリング調査は、前項のアンケート調査を踏まえ、下表の 5 つの自治体を対象と
して実施した。
■ヒアリング調査概要
分類
都道府県
対象
実施日
①熊本県
8 月 29 日
ヒアリングの視点
郊外部への大型店の出店が活発であった地域
におけるガイドラインの概要、効果等について把
握。
②京都府
10 月 6 日
ガイドラインを地域別(7 地域)に策定してい
る背景、効果等について把握。
③茨城県
10 月 21 日
県下市町村の同種ガイドラインとの役割分担、
ガイドラインに基づいたモデル事業などについ
て把握。
④山口県
11 月 4 日
ガイドラインの概要や効果、県下市町村の同種
ガイドラインとの役割分担などについて把握。
政令指定都市
⑤千葉市
10 月 27 日
開発行為等の許可の基準に対する条例による
取組内容や効果等について把握。
-30-
(1)ガイドライン等の策定の背景
○郊外大型店の相次ぐ立地に伴う商工団体や議会等の意見を背景として制定
・郊外大型店の相次ぐ立地を背景として、平成 16~17 年度に立地規制条例の制定を求め
る商工団体や県議会の声が高まりを見せたが、県が立地規制をすることはできないこと
から、当面の策として、大型店に早期出店情報の提供や主体的な地域貢献を求める本ガ
イドラインを平成 17 年 12 月に制定した。
【熊本県】
・平成 20 年 2 月に関係 4 団体(県商工会連合会、県商工会議所連合会、県中小企業団体
中央会、県商店街振興組合連合会)から県商工労働部長宛に大規模小売店舗の地域貢献
活動に関する条例若しくはガイドライン作成の要望書が提出されたこと。
【茨城県】
○まちづくり三法の見直しを背景として策定
・平成 18 年 6 月のまちづくり3法の改正を受けて、京都府としても商業政策の方針を明
示することが必要であると考えた。
【京都府】
・中心市街地活性化法は 18 年度内に見直し、改正が予定されていたので、これを機にガ
イドラインを制定することとした。
【山口県】
○大店立地法に規定する指針の改正を背景として策定
・国において、平成 19 年 2 月に大規模小売店舗立地法第 4 条に規定する「大規模小売店
舗を設置する者が配慮すべき事項に関する指針」を改正し、大規模小売店舗の社会的責
任の一環として、まちづくりに積極的に対応することが強く期待される旨、明記された
こと。
【茨城県】
○日本チェーンストア協会のガイドライン策定を背景として策定
・平成 18 年に日本チェーンストア協会により「地域商業者等との連携・協働のためのガ
イドライン」
、
日本百貨店協会により
「百貨店の地域貢献活動について(ガイドライン)」
が策定されたこと。
【茨城県】
○既存宅地制度の廃止を背景として条例を制定
・平成 12 年に都市計画法が改正され、既存宅地制度(旧法第 43 条第 1 項第 6 号)が廃止
されたことに伴い、新たに都道府県等が条例により区域を定め、一定の要件の下に建築
物の建築を認める制度(法第 34 条第 8 号の 3)が新設された。本条例は上記の改正に
対応して平成 18 年 10 月 1 日に施行されたものである。
(注:市街地化調整区域であっ
ても一定の条件の下で建築行為を許可する地区として千葉都市モノレール駅から 1 ㎞
圏を指定し、駅を中心とした徒歩圏への人口集積を推進している。)
【千葉市】
-31-
(2)ガイドライン等の内容
○ガイドラインの地域貢献の項目は多岐にわたっており商店街との連携はその一つ
・熊本県のガイドラインは、地域づくりの取組みへの協力、地域と連携した地域経済活性
化の推進、
県産品の販売促進・重要拡大への協力など 14 項目にわたっている。
【熊本県】
・京都府のガイドラインは、地域貢献策の項目として、地域のまちづくりへの支援、地域
コミュニティへの支援、地域の経済社会への貢献が設定され、各項目が更に細分化され
ている。
【京都府】
・茨城県のガイドラインは、地域づくりへの協力、地域産業活性化への協力、地域雇用確
保への協力など 7 項目にわたっている。
【茨城県】
・山口県のガイドラインは、地域づくりへの参画・協力、地域産業の活性化、雇用の確保
など 7 項目が地域貢献活動の事例として示されている。
【山口県】
○エリアを区分しきめ細かな対応を行っているガイドラインも見られる
・ガイドラインは府独自の策定基準に基づき、7つの広域調整に係る地域区分を設定し、
それぞれの地域において設定している。
【京都府】
○市町村のガイドライン制定によるきめ細かな対応
・山口県下の 5 市町村でも同種のガイドラインを制定しているが、市町村のガイドライン
では、
県のガイドラインが対象としている大型店よりも規模の小さな店舗を対象として
おり、地域特性に応じたきめ細かな地域貢献を促している。
【山口県】
(3)ガイドライン等の効果
○大型店の出店抑制や地域貢献への対応などで一定の効果あり
・ガイドラインの効果は定量化することが難しく、なかなか目に見えないものであるが、
平成 19 年度と 21 年度にガイドラインの効果を外部評価委員会に実施してもらっており、
その結果からも一定の効果があったと考えている。
【熊本県】
・大型店が撤退する際に、ガイドラインにそった取組をしてもらった。早期の情報提供、
後継店の確保、従業員の雇用確保、取引先企業に対する対応、店舗閉鎖に伴う環境悪化
防止などである。このような事例は、ガイドラインを策定した一定の効果ではないかと
考えている。
【熊本県】
・特定大規模小売店舗(床面積合計が1万㎡を超えるもの)の出店はガイドライン策定後
1件しかなく、抑制効果はあったとは言える。【京都府】
・県では独自に学者、NPO関係者、商業関係者等からなる検討委員会を設け、ガイドラ
インの効果について評価しており、一定の成果があったと判断している。
【山口県】
・もともと京都府における大型店の出店は多くなく(平成 19 年度以降 20 年度及び 22 年
度の 5 件以外は 1~2 件)
、このような状況を維持したと言える。
【京都府】
-32-
○当初の目論見通りの効果は得られていないケースもある
・特定大規模小売店舗の中心市街地への立地誘導に関しては実績件数がなく、その点での
効果は上がっていないと言わざるを得ない。
【京都府】
(4)ガイドライン等の課題
○ガイドラインに強制力がない
・ガイドラインはお願い事項であり、いずれも強制力はなく、罰則もない。
【熊本県】
・ガイドラインはお願い事項であり罰則を伴うものではなく、計画書の提出は対象店舗の
5 割強となっており、全ての店舗の提出には至っていない状況にある。【茨城県】
・ガイドラインの内容は、大型店に対してあくまで「要請」するものであり、強制力はな
い。いかに協力を得るように進めるかがポイントとなる。【山口県】
○ガイドラインで定める規模より小さな大型店への対応
・特定大規模小売店舗とならない床面積1万㎡以下の大型店については、一定規模以上の
人口を抱える都市や主要幹線道路における出店が相次いでおり、
こうした大型店に関し
ても立地抑制を行うべきなのかは課題が残っている。【京都府】
・面積基準はまちづくり3法に基づき1万㎡とした。実際にはこの面積よりも小さい規模
の商業施設が地域商業に影響を及ぼしている可能性もあるが、法令の基準を超えた条例
やガイドラインの制定は難しい。【京都府】
○継続的なフォローやコミュニケーション
・出店時に出店計画書や地域貢献計画書の届出を求めているが、フォローアップがないの
で、定期的なミーティングの開催などが必要だと考えている。【熊本県】
・広域振興局と市町村が日常的に関わりを持ち、同局職員が市町村に音頭をとって広域的
にまちづくりや商業機能の向上に積極的に動いてもらうことが大切である。
【京都府】
・更なるガイドラインの定着・浸透を図り、大規模小売店舗と地域商店の双方に有効な地
域貢献の取り組みを促進させる必要があると考える。【茨城県】
○大型店だけでない商店街や商工団体等の地域への貢献
・ガイドラインには大型店だけでなく、商工団体に求める事項もある。ただし、その内容
は概念的なものであり、届出などを求めているわけではないので、あまり意識されてい
ないかもしれない。大型店と商店街の連携・共存は、本来、一方通行ではなく相互通行
が望ましいが、実行は難しい。
【熊本県】
・本県のガイドラインはその名称の示す通り、大規模小売店舗の地域貢献活動を示したも
のであるが、中心市街地活性化を推進するためには、大型店の役割・責務だけでなく、
地域商店街や商業団体、地方自治体などの役割・責務も重要であると考える。
【茨城県】
-33-
(5)ガイドライン等に対する評価
○ガイドライン制定による地域貢献の取組については一定の評価
・ガイドラインの策定によって、対象店舗の過半数において地域貢献の取り組みが行われ
ており、概ねの成果があったと評価している。【茨城県】
(6)ガイドライン等を活用した大型店と商店街等との共同取組事例
○ガイドラインに基づくモデル事業の実施
・ガイドラインのモデル事業として、平成 22 年より、
「ショッピングセンター・地域商店
の連携フェア」を実施している。本事業は、大型店の地域貢献活動の促進と地域商店の
認知度向上を目的としており、大型店の一角に地域商店が出店しPR・販売を行うフェ
アを開催するものである。
【茨城県】
-34-
5.情報収集のまとめ
大型店の立地に対応した地方自治体の政策ノウハウ(ガイドライン・条例等)について、
アンケート調査、Web 調査、ヒアリング調査を通じて収集した情報のまとめを以下に示す。
①地方自治体の約 6 割がガイドライン等を制定しており、制定した結果の評価も高い
②ガイドライン等に基づく共同取組事例としては「共同イベント」が多い
③大型店と商店街等の連携はガイドライン等における地域貢献策の一つ
④ガイドライン等において大型店に比べて商店街等への要求事項は少ない
①地方自治体の約 6 割がガイドライン等を策定しており、制定した結果の評価も高い
アンケート調査で回答の得られた地方自治体(都道府県及び政令指定都市)の 4 割強、
Web 調査での補足を含めると約 6 割の地方自治体が大型店の立地に関するガイドライン等
を策定している。
アンケート調査では、制定している全ての自治体がガイドライン等についてプラスの評
価をしており、効果として「大型店の郊外部への無秩序な立地の抑制」や「大型店による
地域貢献・社会的責任に対する意識が高まった」などを挙げる意見が多い。
②ガイドライン等に基づく共同取組事例としては「共同イベント」が多い
大型店の立地に関するガイドライン等に基づく大型店と商店街等との共同取組事例と
しては、
「共同イベント」が多く、事例の 4 割近くを占めている。
③大型店と商店街等の連携はガイドライン等における地域貢献策の一つ
大型店の立地に関するガイドライン等の種類について見ると、大型店の「地域貢献」に
関するガイドライン等が 31 自治体と多かった。
大型店の
「地域貢献」
に関するガイドライン等の地域貢献の項目は、「商店街との連携」、
「商工団体への加入」、「地産地消や地場産品販売」、「地域雇用確保」、「環境美化対応」、「撤
退時の対応」など多岐にわたる中で、
「商店街との連携」
、「商店街団体への加入」、「商工団
体への加入」、「地域づくりへの協力」、「地域との連携・協力」など地域の多様な主体との
連携・協力に関する項目への大型店の対応を多くの地方自治体が求めている。
④ガイドライン等において大型店に比べて商店街への要求事項は少ない
大型店の「地域貢献」に関するガイドライン等について、大型店への要求事項がある一
方、市町村や商工団体、商店街への要求事項は尐ない。
-35-
第2章
大型店と商店街等との共同による取組事例(共存事例)に関する情
報収集
1.調査の概要
本章では、全国の中心市街地活性化協議会及び九州地域の商店街振興組合・商店街協同組
合等を対象としたアンケーとト調査及びヒアリング調査を実施し、大型店と商店街等との共
同による取組事例の他、商店街の状況(店舗数、空き店舗数など)や大型店の立地状況(店
舗数、規模など)についての情報収集を行った。
ただし、東日本大震災の被害が大きい 3 県(岩手県、宮城県、福島県)の関係組織につい
ては、調査の対象としなかった。
-36-
2.アンケート調査
大型店と商店街等との共同による取組事例などの把握を目的として実施したアンケート
調査の結果を以下に示す。
○協議会、商店街ともに大型店と共同取組を行っている割合は 4 割程度であり、その内容
は「共同イベント」が突出して多かった。
○共同取組のきっかけとしては、
「郊外の大型店への対抗」や「中心市街地の活性化」など
が比較的多く挙げられており、大型店と商店街が連携して中心市街地全体の競争力を強
化する必要性の認識が高まっているものと考えられる。
○共同取組の事業費については、自己負担がある一方、行政への依存(補助金、助成金)
も大きい状況が把握された。
○地方自治体が制定したガイドライン等の存在を知っている協議会の方が共同取組を実施
している割合が大きく、ガイドライン等を共同取組に活用していることも考えられる。
調査事項としては、下表に示すように、大型店と商店街等との共同取組事例の他、商店街
や大型店の状況などについても合わせて把握した。
また、アンケートの回収率は、協議会が 41%(有効回答回収率も 41%)、商店街が 29%
(有効回答回収率は 28%)であった。
■アンケート対象と主な把握事項
対象
中心市街地活性化協議会
主要把握事項
(1)商店街の状況について
(2)大型店の状況について
(3)大型店と地域商店街等の共同取組について
(4)大型店の立地に関するガイドライン等の活用について
(5)大型店と地域商店街等の共同取組に関する課題等について
商店街(九州地域)
(1)商店街の状況について
(2)大型店の状況について
(3)大型店と地域商店街等の共同取組について
(4)大型店と地域商店街等の共同取組に関する課題等について
-37-
■調査概要
調査対象
①中心市街地活性化協議会
②商店街(九州地域)
発送数
138
269
回収数
56
78
回収率
41%
29%
有効回答数
56
75
有効回答率
41%
28%
調査期間
平成 23 年 9/16~10/3
調査手法
郵送配布・郵送回収方式
-38-
2-1.中心市街地活性化協議会アンケート調査
中心市街地活性化協議会が活動する中心市街地エリア内の商店街、大型店の概要及び大
型店と商店街等の共同取組の状況等を以下に示す。
(1)商店街の状況について
(1-1)商店街数と店舗数
・中心市街地エリア内にある商店街の数は「1~5」
、店舗数は「301~400」が最も多かっ
た。
■商店街数
選択肢
1~5
6~10
11~20
21~50
50~60
無回答
回答数(件)
21
16
9
3
1
6
割合(%)
37.5
28.6
16.1
5.4
1.8
10.7
(注)割合については、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が必ずしも 100%とならない。
■店舗数
選択肢
1~100
101~200
201~300
301~400
401~500
501~600
601~700
701~800
801~900
901~1000
1001~1100
1101~1200
1201~1300
1301~1400
1401~1500
1501~1600
1601~1700
無回答
回答数(件)
7
8
6
11
6
3
2
2
0
2
0
1
0
0
0
1
0
7
割合(%)
12.5
14.3
10.7
19.6
10.7
5.4
3.6
3.6
0.0
3.6
0.0
1.8
0.0
0.0
0.0
1.8
0.0
12.5
(注)割合については、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が必ずしも 100%とならない。
-39-
(1-2)空き店舗率
・空き店舗率は 10%以上 20%未満が約 4 割と最も多かった。
■空き店舗率
選択肢
10%未満
10~20%未満
20~30%未満
30~40%未満
40~50%未満
50%~
不明
無回答
回答数(件) 割合(%)
7
12.5
22
39.3
8
14.3
2
3.6
1
1.8
0
0.0
9
16.1
7
12.5
(注)割合については、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が必ずしも 100%とならない。
・店舗数と空き店舗率のクロス集計を見ると、店舗数 100 以下の小規模な中心市街地の空
き店舗率は 10%未満から 40%未満まで幅広く分布している。
・また、回答数が尐ないものの、店舗数 401~500 の中心市街地で空き店舗率が低い傾向
が見られる。
■店舗数と空き店舗率のクロス集計
10%未満
1~100
101~200
201~300
301~400
401~500
501~600
601~700
701~800
店
801~900
舗
901~1000
数
1001~1100
1101~1200
1201~1300
1301~1400
1401~1500
1501~1600
1601~1700
無回答
2
0
0
0
4
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
空き店舗率
10~20% 20~30% 30~40% 40~50%
50%~
未満
未満
未満
未満
0
3
1
0
0
4
1
0
1
0
4
2
0
0
0
7
1
1
0
0
2
0
0
0
0
3
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
不明
無回答
1
2
0
2
0
0
2
1
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
7
-40-
(2)大型店の状況について
(2-1)大型店の数と店舗面積
・中心市街地エリア内に立地する大型店の数は、4 店舗が最も多く、1~5 店舗を中心に分
布している。
・中心市街地エリア内に立地する大型店の一店舗当たりの店舗面積は、
1,000 ㎡以上 3,000
㎡未満が 92 店舗(約 4 割)と最も多かった。
■大型店数
店数
1
2
3
4
5
6
7
8
10
13
14
16
17
無回答
回答数(件)
7
6
8
9
7
3
4
1
1
1
1
1
1
6
割合(%)
12.5
10.7
14.3
16.1
12.5
5.4
7.1
1.8
1.8
1.8
1.8
1.8
1.8
10.7
(注)割合については、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が必ずしも 100%とならない。
■店舗面積
選択肢
回答数(件) 割合(%)
~1,000㎡未満
4
1.7
1,000㎡以上~3,000㎡未満
92
38.7
3,000㎡以上~10,000㎡未満
54
22.7
10,000㎡以上~20,000㎡未満
48
20.2
20,000㎡以上~30,000㎡未満
17
7.1
30,000㎡以上~40,000㎡未満
8
3.4
40,000㎡以上~50,000㎡未満
3
1.3
50,000㎡以上~
3
1.3
無回答
9
3.8
(注)割合については、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が必ずしも 100%とならない。
-41-
(2-2)大型店の業態と商店街との位置関係
・中心市街地に立地する大型店の業態としては、量販店が最も多かった。
・中心市街地に立地する大型店の商店街との位置関係は、商店街内に立地している大型店
が 4 割強と最も多かった。
■大型店の業態
選択肢
百貨店
量販店
その他
無回答
回答数(件) 割合(%)
45
18.9
87
36.6
87
36.6
19
8.0
(注)割合については、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が必ずしも 100%とならない。
■商店街との位置関係
選択肢
商店街内
商店街近接
その他
無回答
回答数(件) 割合(%)
105
44.1
61
25.6
51
21.4
21
8.8
(注)割合については、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が必ずしも 100%とならない。
-42-
(3)大型店と商店街等の共同取組について
(3-1)共同取組の実施状況
・共同取組を行っている地域が約 4 割であるのに対し、行っていない地域が約 6 割を占め
ており、
商店街等と大型店の共同による取組を行っていない地域の方が多い状況にある。
選択肢
回答数(件)
商店街等と大型店との共同によ
23
る取組等を行っている。
商店街等と大型店との共同によ
33
る取組等を行っていない
無回答
0
割合(%)
41.1
58.9
0.0
(3-2)共同取組の種別
・共同取組の類型を見ると、
「共同イベント」が最も多く、実施されている共同取組の 4
割を占めている。
選択肢
共同イベント
共同販促
共同広告・情報発信
共同駐車場・共通駐車券
連絡バス
電子マネー
共通商品券
共同配送
人材育成
商店街への出店
大型店への出店
共同事業
連携統括組織
清掃・美化
防犯活動
その他
回答数(件) 回答率(%)
11
40.7
1
3.7
2
7.4
5
18.5
0
0.0
1
3.7
1
3.7
0
0.0
0
0.0
0
0.0
2
7.4
0
0.0
1
3.7
0
0.0
0
0.0
3
11.1
(注)割合については、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が必ずしも 100%とならない。
□その他:
・共通ポイント(2 件)
・大型店の食品売り場から出る野菜くずを堆肥にし、商店街駐車場屋上で栽培している
野菜や花の肥料にしている
-43-
(3-3)共同取組のきっかけ
・大型店と商店街等の共同による取組に至ったきっかけとしては、「商店街活動の一環と
して」と「郊外の大型SCへ対抗し中心街の利便性を高めるため」がそれぞれ 3 件と最
も多かった。
・特に、
「郊外の大型SCへ対抗し中心街の利便性を高めるため」については、大型店と
商店街が単なる競合相手ではなく、
郊外型大型店に対する危機感から中心市街地全体の
競争力を高めるパートナーとしてお互いを意識したことが取組のきっかけとなってい
ると考えられる。
□共同取組のきっかけ(自由記入)
:
①対外的な要因が契機
・郊外の大型SCへ対抗し中心街の利便性を高めるため(3 件)
・大型店の出店の際に覚書の策定や協力の約束を行った(2 件)
・冷え込んだ消費者需要の喚起と地域間経済循環を促すため
②内発的な要因が契機
・商店街活動の一環として(3 件)
・当所が企画実施し、次年度から主催を中心商店街に移して開催され中心市街地のイベ
ントとして定着
・慢性的な駐車場不足を解消するため
・大型店の運営しているまちづくり企業がTMO機関であるため。
・中心部に点在する民間有料駐車場の有効活用
・中央部の商業活性化を図り、地域の経済、文化の発展に寄与することを目的として
・大型店の来客を商店街に誘導するため
・中心市街地活性化の取り組みとして
③その他
・国や県の補助事業を受けて取り組んだ(2 件)
-44-
(3-4)共同取組を担当する組織
・大型店と商店街等の共同取組の事業を担当する組織としては、
「実行委員会」によるも
のが最も多く、次いで「大型店と商店街で共同」、
「商店街振興組合・商店連合会」など
が見られる。
□共同取組を担当する組織(自由記入)
:
・実行委員会(5 件)
・大型店と商店街で共同(4 件)
・商店街振興組合・商店連合会(2 件)
・商店街振興組合連合会(大型店、商店街)とまちづくり会社
・TMO事業企画委員会(各商店街、専従者、市、会議所、市民)
・販促やCSR等複数の委員会を設置
・中心商店街活性化委員会(NPO 法人)
・事業協同組合
(3-5)共同取組の事業費の調達
・大型店と商店街等の共同取組の事業の調達方法としては、
「行政からの補助金」が多い。
□共同取組の事業費の調達(自由記入)
:
①補助など外部からの調達
・行政からの補助金(12 件)
・会議所助成(2 件)
・協賛金(2 件)
②会費など内部での調達
・組合員からの会費(6 件)
・商店街負担(4 件)
・大型店の負担(3 件)
・負担金(3 件)
・自己資金(2 件)
・振興組合・振興会(2 件)
③営業販売収益その他
・広告(2 件)
・出店料
・加盟店舗に時間別駐車券を販売し、手数料を収入としている
・指定管理委託費
-45-
(3-6)現在の課題
・大型店と商店街等の共同取組に係る現在の課題としては、
「資金不足」が最も多く、他
には、
「直接的な売り上げにつながらない」や「一過性におわってしまう」など個店の
売上確保や「人材不足」など取組を実施していくための体制に関する課題が挙げられて
いる。
□共同取組の課題(自由記入)
:
・資金不足(5 件)
・直接的な売り上げにつながらない(3 件)
・一過性におわってしまう(3 件)
・マンネリ化(2 件)
・中心市街地の大型店も売り場の縮小等大変厳しい状況にあり、唯一共通駐車券システ
ムのみ維持
・人材不足
・共通駐車券の利便性の悪さ
・プレミアム分の個店負担
・契約駐車場が減尐傾向
・固定客しか利用しておらず、PR 不足
-46-
(4)大型店の立地に関するガイドライン等の活用について
(4-1)地方自治体が制定したガイドライン等の認知状況
・大型店の立地に関する「ガイドライン等の存在を知らない」は 1 割程度であり、ガイド
ライン等に対する認知度は高い。
選択肢
回答数(件)
ガイドラインや条例等の存在を
24
知っている
ガイドラインや条例等は制定され
24
ていない
ガイドラインや条例等の存在を知
7
らない
無回答
1
割合(%)
0
42.9
ガイドラインや条例等の存在を知っている
42.9
ガイドラインや条例等は制定されていない
10
20
ガイドラインや条例等の存在を知らない
12.5
無回答
1.8
(注)割合については、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が必ずしも 100%とならない。
(4-2)ガイドライン等の認知状況と共同取組の有無のクロス集計
・ガイドライン等の認知状況と共同取組の有無のクロス集計を見ると、「ガイドラインや
条例等の存在を知っている」
と回答した協議会のエリア内では共同取組を行っている割
合が大きい。
商店街等と大型店との共同に 商店街等と大型店との共同によ
よる取組等を行っている
る取組等を行っていない
ガイドラインや条例等
の存在を知っている
13
11
ガイドラインや条例等
は制定されていない
8
16
2
5
0
1
ガイドラインや条例等
の存在を知らない
無回答
-47-
30
(件)
(4-3)ガイドライン等の活用状況
・ガイドライン等の活用状況については、「活用している」と「活用していない」が半々
となっている。
選択肢
回答数(件)
ガイドラインや条例等を活用して
12
いる
ガイドラインや条例等を活用して
12
いない
割合(%)
50.0
50.0
・ガイドライン等を活用していると回答した協議会が挙げた商店街等と大型店との共同取
組事例としては、共通ポイント事業や共通駐車券事業などがある(下表参照)。
□共同取組の事例:
・共通ポイント事業(3 件)
・共通駐車券事業(2 件)
・大型店への地元商店街の販売ブースの設置
・イベント協力、支援、自主催事の企画実施
(4-4)ガイドライン等を活用した大型店へのアプローチの状況
・ガイドライン等を活用している場合について、
「大型店へアプローチしている」が約 7
割を占めており、ガイドライン等を共同取組に活用している状況がうかがえる。
選択肢
大型店へアプローチしている
大型店へアプローチしていない
回答数(件) 割合(%)
8
66.7
4
33.3
・
「大型店へアプローチしている」と回答した協議会が挙げた具体的なアプローチ内容を
以下に示す。
□大型店へのアプローチ内容:
・ガイドラインによる地域懇談会への参加による意見交換
・地域の祭りや各種行事への参加、協力など
・商工団体、商店街・商店会への加入
-48-
(4-5)ガイドライン等を活用した大型店へのアプローチの状況と共同取組の有無のクロス
集計
・ガイドライン等を活用した大型店へのアプローチ状況と共同取組の有無のクロス集計を
見ると、
「大型店へアプローチしている」と回答した協議会について、共同取組の有無
は半々であり、
アプローチしても必ずしも共同取組の実現に至っていないケースも多い
状況がうかがえる。
商店街等と大型店との共同に 商店街等と大型店との共同によ
よる取組等を行っている
る取組等を行っていない
大型店へアプローチし
ている
大型店へアプローチし
ていない
4
4
2
2
-49-
(5)大型店と地域商店街等の共同取組に関する課題等について
・大型店と商店街等の共同取組に関する課題等について、大型店側の問題、商店街側の問
題、大型店と商店街を取り巻く環境の課題などが挙げられた。
□自由記入:
①大型店側の課題
・大型店の減尐・撤退(6 件)
・商店会、経済団体への加盟やイベントなどへの協力不足(3 件)
②商店街側の課題
・商店街各店の意識向上、商店街としての魅力創出(3 件)
・各単組が前向きでない
③大型店と商店街を取り巻く環境の課題
・道路事情の進展で近隣の市町への流出が加速
・まちづくり 3 法の改正後は大型店の出店気配がなくなった
④その他
・商店街と大型店との温度差
・空き店舗増、通行量減に歯止めがかからない、大店舗法緩和が問題
・模索中
・中心商業地として一体感をアピールし、郊外店との差別化
・事業をするにあたってのメリット、デメリットやノウハウを勉強する必要がある
・長引く景気の低迷、消費低迷により共同取り組み戦略等の見直しが必要
・事務局の設置
・中心街に来街する消費者をいかに大型店~商店街~大型店の様に来街循環していただ
ける事業、イベントを継続していくかが課題
-50-
2-2.商店街アンケート調査
商店街、周辺の大型店の概要及び大型店と商店街等の共同取組の状況等を以下に示す。
(1)商店街の状況について
(1-1)店舗数と空き店舗率
・商店街の店舗数は、50 店舗以下が 4 割強と最も多かった。
・商店街の空き店舗率は、10%未満が 3 割強と最も多かった中で、空き店舗率が 50%以
上の商店街もあった。
■店舗数
選択肢
1~50
51~100
101~150
151~200
201~
無回答
回答数(件) 割合(%)
33
44.0
26
34.7
9
12.0
2
2.7
3
4.0
2
2.7
(注)割合については、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が必ずしも 100%とならない。
■空き店舗率
選択肢
10%未満
10~20%未満
20~30%未満
30~40%未満
40~50%未満
50%~
不明
無回答
回答数(件)
26
20
13
5
1
5
3
2
割合(%)
34.7
26.7
17.3
6.7
1.3
6.7
4.0
2.7
(注)割合については、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が必ずしも 100%とならない。
-51-
(1-2)店舗数と空き店舗率のクロス集計
・回答数が比較的多い店舗数 150 までの商店街を見ると、店舗数の多い区分ほど空き店舗
率 10%未満の割合が高くなる傾向が見られる。
10%未満
1~50
51~100
店
101~150
舗
151~200
数
201~
無回答
10
9
5
1
1
0
空き店舗率
10~20% 20~30% 30~40% 40~50%
50%~
未満
未満
未満
未満
11
4
2
1
4
8
6
2
0
1
0
1
1
0
0
0
1
0
0
0
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
不明
無回答
1
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
2
(1-3)商店街の業種構成と立地特性
・商店街の業種構成については、
「最寄品中心」と「買回品中心」がそれぞれ約 4 割であ
った。
・商店街の立地特性については、
「市街地立地」が約 6 割と最も多かった。
■商店街の業種構成
選択肢
最寄品中心
買回品中心
その他
無回答
回答数(件) 割合(%)
28
37.3
31
41.3
9
12.0
7
9.3
(注)割合については、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が必ずしも 100%とならない。
■商店街の立地特性
選択肢
駅前立地
住宅地立地
市街地立地
その他
無回答
回答数(件) 割合(%)
16
21.3
8
10.7
47
62.7
1
1.3
3
4.0
-52-
(2)大型店の状況について
(2-1)大型店の立地状況
・商店街内又はその周辺に立地する主な大型店の状況を見ると、大型店が立地していな
い商店街は僅かであり、ほとんどの商店街で大型店が立地しており、大型店の店舗数「1
~3」の商店街が約 6 割であった。
■大型店の立地店舗数
店数
0
1
2
3
4
5
6
7
無回答
回答数(件)
2
16
18
10
8
1
7
2
11
割合(%)
2.7
21.3
24.0
13.3
10.7
1.3
9.3
2.7
14.7
(2-2)大型店の店舗業態と商店街との関係
・商店街における大型店の店舗業態は、
「量販店」が 5 割弱と最も多かった。
・商店街との関係について見ると、
「商店街近接」が 5 割強と最も多かった。
■大型店の店舗業態
選択肢
百貨店
量販店
その他
無回答
回答数(件) 割合(%)
32
18.3
81
46.3
42
24.0
20
11.4
■商店街との関係
選択肢
商店街内
商店街近接
その他
無回答
回答数(件) 割合(%)
32
18.3
91
52.0
34
19.4
18
10.3
-53-
(3)商店街等と大型店の共同取組について
(3-1)商店街等と大型店の共同による取組
・共同取組を行っている商店街が 4 割であるのに対し、行っていない商店街が約 5 割を占
めており、
商店街等と大型店の共同による取組を行っていない商店街の方が多い状況に
ある。
選択肢
回答数(件)
割合(%)
商店街等と大型店との共同によ
る取組等を行っている。
30
40.0
商店街等と大型店との共同によ
る取組等を行っていない
37
49.3
無回答
8
10.7
(3-2)商店街規模と共同取組のクロス集計
・回答数の多い店舗数 150 までの商店街を見ると、
商店街規模が 50 店舗以下の商店街は、
大型店との共同取組を行っている割合が大きい傾向が見られる。
商店街等と大型店との共同 商店街等と大型店との共同
による取組等を行っている による取組等を行っていない
1~50
51~100
店
101~150
舗
151~200
数
201~
無回答
16
9
3
0
2
0
14
15
5
2
0
1
-54-
無回答
3
2
1
0
1
1
(3-3)共同取組の種別
・共同取組の類型を見ると、
「共同イベント」が最も多く、実施されている共同取組の約
6 割であった。
選択肢
共同イベント
共同販促
共同広告・情報発信
共同駐車場・共通駐車券
連絡バス
電子マネー
共通商品券
共同配送
人材育成
商店街への出店
大型店への出店
共同事業
連携統括組織
清掃・美化
防犯活動
その他
回答数(件) 回答率(%)
22
56.4
7
17.9
5
12.8
11
28.2
1
2.6
1
2.6
7
17.9
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
1
2.6
0
0.0
0
0.0
3
7.7
(注)複数のイベントを実施している場合もあること等から、割合の合計は 100%とならない。
□その他:
・共通ポイントカード(2 件)
・買い物代行
(3-4)共同取組のきっかけ
・大型店と商店街等の共同による取組に至ったきっかけとしては、「商店街組合員である
ため」
、次いで「にぎわいの創出・中心市街地活性化のため」が多かった。
・地方自治体が制定したガイドライン等では、大型店の地域貢献策の一つとして商店街組
織への加盟を求めており、大型店と共同取組を行うきっかけとして「商店街組合員であ
るため」を挙げる商店街が多いことを勘案すると、ガイドライン等が共同取組を行う環
境づくりを後押ししていると考えられる。
□共同取組のきっかけ(自由記入)
:
・商店街組合員であるため(5 件)
・にぎわいの創出・中心市街地活性化のため(4 件)
・来街者の利便性を高めるため(3 件)
・地域の知名度および存在感の向上(2 件)
・郊外大型店の出店により協力体制が必要となった(2 件)
・個々のお店だけでは限界があったため(2 件)
・大型店からの申し出(2 件)
・商店街で再開発(戦略補助金)したビルに入店頂いたため
-55-
・商業連合会という組織の存在
・まちづくり会社の存在
・組合共同店舗が大型店の敷地内にテナントとして立地しているため
・商店街活性化事業に取り組む中で商店街の核となる大型テナントの加入が必要となっ
たもの
・商工会議所を通じて
・以前より共同取り組みがあった
・設立と同時に共同取り組みを呼びかけた
・共同イベントについての協定を締結
・高齢者の為のサービス事業
・土地区画整理事業を実施するうえで、商店街を整備する機運が高まり、国の高度化事
業を取り入れた
・なお、共同取組のきっかけとして、
「大型店からの申し出(2 件)
」を挙げている商店街
における具体的な共同取組の事例は、「大型立体駐車場の割引利用サービス」及び「大
型店が実施していたセールへの参加(合同セールの実施)
」であった。
(3-5)共同取組を担当する組織
・大型店と商店街等の共同取組の事業を担当する組織としては、
「商店街・商店会・商業
連合会」や「実行委員会・事業委員会」が多く見られた。
□共同取組を担当する組織(自由記入)
:
・商店街・商店会・商業連合会(10 件)
・実行委員会・事業委員会(8 件)
・理事会・委員会(3 件)
・まちづくり会社(3 件)
・中心市街地連絡協議会(2 件)
・行政(2 件)
・商工会議所
・大型店、各銀行、遊技場
・カード発行会社と共同取り組み事業担当理事
・自治会
・事業組合
-56-
(3-6)共同取組の事業費の調達
・大型店と商店街等の共同取組の事業の調達方法としては、
「商店街組合・振興組合」及
び「行政からの補助金・助成金」が多い。
・商店街で自己負担している一方で、行政への依存も大きい状況がうかがえる。
□共同取組の事業費の調達(自由記入)
:
①補助など外部からの調達
・行政からの補助金・助成金(9 件)
・協賛金(4 件)
・大型店(4 件)
・商工会議所
・まちづくり会社
②会費など内部での調達
・商店街組合・振興組合(10 件)
・組合費(5 件)
・会費(2 件)
・連合会の年間予算
③営業販売収益その他
・参加・出店料(3 件)
・広告料(2 件)
・事業費(2 件)
・賦課金(2 件)
・くじの販売
・不明
(3-7)現在の課題
・大型店と商店街等の共同取組に係る現在の課題としては、
「資金不足」が最も多く、中
心市街地活性化協議会の回答と同様となっている。
□共同取組の課題(自由記入)
:
・資金不足(7 件)
・人材不足(4 件)
・イベントのアイデア不足(3 件)
・各店舗の温度差、意識の低さ(3 件)
・郊外型大型店の出店などにより集客、売上が減尐(3 件)
・単一商店街のみでの取組では限界がある(2 件)
・大型店の協力不足(2 件)
-57-
・消費の減退
・駐車場不足
・核店舗の不足
・共同取り組み参加店舗不足
・イベントが多すぎて担当者の負担増
・事務局機能欠如
・消費が大型店へ流れてしまう
・客層の違い
・共同取り組み内容の利便性不足
・シルバー世代への買い物支援、コミュニティゾーンの設置
・商店街機能の衰退により販促効果が得られなくなった
・商店街と大型店との回遊性
・環境のハード面での変化にどう対応していくか
・にぎわいづくり
-58-
(4)大型店と商店街等の共同取組に関する課題等について
・大型店と商店街等の共同取組に関する課題等について、大型店側の問題(大型店の協力
不足、商店街からの大型店の撤退・倒産など)が多く挙げられる傾向が見られた。
□自由記入:
①大型店側の課題
・大型店の協力不足(協賛金減尐、チェーン店本部に協力意識がない)(7 件)
・商店街からの大型店の撤退・倒産(6 件)
②商店街側の課題
・大型店に依存しない商店街独自の繁栄方法(2 件)
・商店街の空洞化(空き店舗の増加)
③大型店と商店街を取り巻く環境の課題
・コミュニケーション、意見交換の場(3 件)
・商店街と大型店の会費額の合理性、平等性(2 件)
・商店街が有している市民団体との協働関係と大型店舗が有している商品構成力や販売
訴求力との連携
・資金的、人材的、物資的な面で協働活動が困難
・共存共栄の意識
・行政、地域住民、地域自治会、商店街の連携強化
・人口規模に対しオーバーストア
④その他
・イベントへの集客不足(2 件)
・物を売る為の共同化は時代に合わない。まちづくりのためという意識。
・駐輪場の整備
・共同商品券や駐車場券、交通券
・将来を見据えた(たとえば高齢化、都心部回帰、時間消費型社会等)街づくりが必要
・これまでの中心商店街を活性化するという取り組みはもはや限界。別の対策(例:公
的機関を中心市街地に誘致する等)を講じる必要あり
・話題づくり
-59-
○参考:アンケート調査で回答のあった大型店と地域商店街等との共同取組事例
(1)中心市街地活性化協議会
回答者
大型店名
釧路市中心市街地 釧路和商、MOO
活性化協議会
地元関係者・商店街名
概要
釧路駅西商店街(振)、釧 加盟店で買い物の際、基本的に利用100円ごとに1ポイント=1円を還元す
路第一商店街(振)
るサービス
ポイントはお客様のICカードに蓄積し、1ポイント1円換算で加盟店で買い物
に利用
小樽市中心市街地 長崎屋小樽店
サンポート事業協同組合 サンポート事業協同組合と長崎屋が打ち合わせを行い、施設内の空き店舗
活性化協議会
を減らすため、極力早期後継テナントを誘致している
青森市中心市街地 さくら野百貨店青森 AOMORI春フェスティバ ねぶた、YOSAKOI演舞、パレード、レシートラリー他 公式HPをご参照くだ
活性化協議会
店、中三青森店、ラビ ル
さい
ナ、アウガ
さくら野百貨店青森 共通駐車券の発行
2,000円のお買い上げごとに1時間の駐車場無料券をお渡しする
店、中三青森店、ラビ
ナ、アウガ
酒田市中心市街地 マリーン5清水屋
中町中和会
・販売促進共同イベント・共同チラシ
活性化協議会
特定非営利活動法 ㈱パルコ宇都宮店、 バンバ通り商店街、オリオ 市が整備した市民広場の指定管理団体となり、広場を活用した様々なイベ
人 宇都宮まちづく ㈱ドン・キホーテ(ME ン通り曲師町商業協同組 ントを開催している。
り推進機構
GAドン・キホーテラ 合、日野町商店街振興組
パーク宇都宮店)
合、馬場町通り商店街、
二荒通り商店街、互運
会、鉄砲町商店会、馬場
南通り会
㈱東武宇都宮百貨店 宇都宮ユニオン通り商店 みやヒルズまつりを毎年開催し集客に努めている。内容については毎回検
街振興組合、東武馬車道 討を重ねマンネリ化を防いでいる。
通り商店街振興組合、宇
都宮オリオン通り商店街
振興組合、池上町商店街
高崎市中心市街地
高崎えびす講市
活性化協議会
商店街での大売り出し、イベントの開催
商都高崎ならではの商人のお祭りである。出雲の国より高崎神社隣の美保
大国神社に恵比寿様を招き始まった「えびす講」。商売繁盛の御利益があ
るようにとお客様に一年間の感謝を込め大売り出しを行う。「めをとえびす」
や「えびす袋」の販売、大福引大会など、イベントも数多く行う。毎年11月2
0日頃の週末に行う。広域から多くの人が訪れることから、来街者数の増
加、賑わいの向上、中心市街地の活性化に寄与する。
小田原市中心市街 小田原市内の12の大 小田原市の34の商店街 市内の商店街、商店、大型店での利用が可能な20%のプレミアム付きの商
地活性化協議会
型店等
と31の商店
品券の発売。500円券×24枚=12,000円(発売額は10,000円)東日本
大震災の被災地への支援企画も兼ね監禁金額の1%を義援金として寄付す
る。
高岡市中心市街地 大和高岡店
中心商店街
国の補助事業を受けて、共通駐車券システムを行った。
活性化協議会
福井市中心市街地 西武百貨店
福井駅前商店街(振)
各種販促イベント共同開催
活性化協議会
岐阜市中心市街地 ドンキホーテ柳ヶ瀬店 岐阜市商店街振興組合 大型店舗の入り口広場を活用し、集客イベントを開催
活性化協議会
連合会
出雲市中心市街地 出雲ショッピングセン 中心商店街(高瀬川中
春:出雲の春はひなめぐりin中心商店街
(中核都市拠点地 ターデパートパラオ
央、中町、扇町、本町、中 夏:出雲の夏の七夕まつりin中心商店街
区)活性化協議会 (地元有志で設立し 央通、駅前通り)
秋:夢フェスタinいずも
た共同店舗)
冬:出雲の冬のイルミネーションin中心商店街
中心市街地エリア内
にある
津山市中心市街地 アルネ津山店
津山市商店街連盟(商人 津山市中心市街地全事業 年間50回以上
活性化協議会
隊)、TMOつやま
山口市中心市街地 コープやまぐちどうも 道場門前商店街
コープやまぐちどうもん店の食品売り場から出る野菜くずを堆肥にし、その堆
活性化協議会
ん店
肥を道場門前商店街の駐車場の屋上を利用して育成されている野菜や花
の肥料にしている
周南市中心市街地 近鉄松下百貨店
徳山商店連合(協)、きっ ・慢性的な駐車場不足の解消するため建設(H2年3月)した共同駐車場
活性化協議会
とカード事業(協)
(510台)の共通駐車券事業に、参画いただいた
・共通ポイント発行事業に参画いただいた
-60-
回答者
大型店名
地元関係者・商店街名
松山市中心市街地 松山三越、ファッショ 大街道中央商店街、松山
活性化協議会
ンタウンアヴァ、伊予 大街道商店街、松山銀天
鉄高島屋
街第一商店街、松山銀天
※この他、飲食店有 街商店街、まつちか名店
志、金融機関等で構 会 【(株)まちづくり松山】
成している。
北九州市小倉地区
小倉中央商業連合会
中心市街地活性化
協議会
北九州市黒崎地区 井筒屋黒崎店 メイト 黒崎商店組合連合会
中心市街地活性化 黒崎
協議会
八代市中心市街地 ゆめタウン八代
本町1.2.3.丁目商店街及
活性協議会
び通町商店街
マックスバリュ八代店 本町1.2.3.丁目商店街及
び通町商店街
山鹿市中心市街地 レッドキャベツ山鹿店 山鹿温泉商店街
活性化協議会
大分市中心市街地 ㈱トキハ、イオンリ
中心部の商店街振興組
活性化協議会
テール㈱フォーラス事 合等
業部大分店
宮崎市中心市街地
DOまんなかモール委員
活性化協議会
会
日南市中心市街地 日南山形屋
油津一番街商店街、岩崎
活性化協議会
商店街、岩崎二丁目
鹿児島市中心市街 山形屋、マルヤガー We Love天文館協議会
地活性化協議会
デンズ、タカプラ、カ
リーノ天文館
アミュプラザ鹿児島、 鹿児島中央駅東口地区イ
ダイエー鹿児島中央 ベント連絡会議
駅前店
概要
共同広告・販促・イベント
安全・安心な街づくり(夜間パトロール、落書き消し等)
各種情報の一元化
小倉大道芸フェスティバル、小倉さくらまつり、小倉十日ゑびす祭宝恵かご
道中、小倉食市食座 等
黒崎合同プレミアム券販売事業
1万円で1000円の商品券が11枚セットになっているプレミアム商品券を大
型店と商連で発行。商品券は大型店、商店街にて販売、利用が可能。
地元商店の販売ブースを設置している
・商店街のイベントの際、参加したり協賛金を頂いている
・商店街のイベント情報、個店の売り出し情報等を店内にあるモニターを活
用し、情報の提供を行っている
共通ポイントカード事業
中心部の商店街・大型店での買い物客に、金額に応じた無料駐車券をサー
ビスする「おおいたパーキングネット」の運営
共通駐車券事業~各商店、大型店でお客様がお買い物金額に応じて30分
間無料駐車券を受け取る
共同セール、イベントの実施
天文館地区のイベント協力、支援、自主催事の企画実施。
かごしま中央駅祭り開催・・・第1回 H21.1 第2回 H22.11 第3回 H
23.11(予定)
-61-
(2)商店街
回答者
川端中央商店街振
興組合
唐人町商店街振興
組合
高宮商店街振興組
合
魚町サンロード商
店街協同組合
大型店名
地元関係者・商店街名
キャナルシティ リバ 川端中央商店街振興組
レイン
合
マミーズ唐人店
唐人町商店街振興組合
西鉄ストア、ボンラパ
ス市場
井筒屋、コレット、ア
ミュプラザ、リバー
ウォーク
魚町商店街振興組 小倉北区周辺店舗及
合
び関連団体
高宮商店街振興組合
ツウインクル西沢
イオン佐世保店
佐世保三ヶ町商店
街振興組合
大村市上駅通商店
会協同組合
諫早市栄町商店街
協同組合
島原市中堀町商店
街協同組合
上通1.2丁目商店
街振興組合
熊本市下通二番街
商店街振興組合
子飼商店街振興組
合
佐世保玉屋
浜屋百貨店大村店
まるたか
エレナ一番店
鶴屋百貨店
ダイエー、パルコ
サンリブ子飼店
共通ポイントカード(すいとうポイントカード)
夏祭り(現在休止)もちつき大会等のイベント協賛(チラシ等での広報)
魚町サンロード商店街協 共通駐車券事業、共通プレミアム商品券事業、共同イベント実施事業
同組合
魚町商店街振興組合
小倉中央商業連合会 魚町商店街振興組合
(魚町1丁目商店街
振興組合、魚町商店
街振興組合、京町銀
天街(協)、旦過商店
街組合、黄金地区商
店街連合会、小倉魚
町二番街(協)、小倉
中央銀座商店街
(協)、(協)日専連北
九州、リバーウォーク
北九州、アミュプラザ
小倉、アイム専門店
街、チャチャタウン小
倉、小倉ひまわり名
店会、㈱井筒屋、コ
レット井筒屋)
明治町商店街振興 サンリブ若松店
明治町商店街振興組合
組合
六ツ門あけぼの協 岩田屋百貨店 くるめ 六ツ門あけぼの協同組合
同組合
りあ六ツ門
オオムタショッピン ゆめタウン大牟田
オオムタショッピング商業
グ商業協同組合
協同組合
大牟田銀座通商店 ゆめタウン大牟田店 大牟田銀座通商店街振
街振興組合
興組合
伊万里駅通商店街 伊万里玉屋デパート 伊万里駅通商店街振興
振興組合
組合
鹿島スカイロード商 ショッピングタウンピ 鹿島スカイロード商店街
店街振興組合
オ
振興組合
長崎市新大工町商 玉屋デパート
長崎市新大工町商店街
店街振興組合
振興組合
長崎住吉中園商店 ㈱チトセピア
長崎住吉中園商店街振
街振興組合
興組合
させぼ四ヶ町商店
街
概要
地域の祭り、行事、催事には必ず参加してもらっている
共通駐車券の発行、精算、回収、その他事業拡大の為の諸事業。※魚町
商店街振興組合は、事業主体に賛同する形。当組合員店舗の使用駐車券
は、組合員店舗が8割、振興組合が2割を負担知、北九州街づくり応援㈱へ
支払っている。
小倉北区周辺の商業施設、商店街を快適に多くのお客様にご利用していた
だくために、クーポン券一枚で利用できる無料周遊バスを実施
共同駐車券の発行、共通商品券発行、共同イベントの実施等
街なか商店街とともにイベント企画、参加
年間4回の程度の大きなイベントを行っている
中心商店街の既存イベント、新規イベント等につき、相互の信頼関係のも
と、中心商店街活性化に資する各種取り組みを行う。
祭りの協賛金を尐し大口でもらう
買い物代行
年間5回の色々なイベントに協賛してもらっている
・H5年7月より外部指定駐車場として利用開始。
・昨年(H22年10月)住吉祭りのイベント協賛で地域限定の商品券を発行
し、参加商店街の売り上げ増強の連携事業を行った
させぼ四ヶ町商店街
共通駐車券運営事業 30分無料駐車券の発行
させぼ四ヶ町商店街
抽選券は売り出しへの加盟
一店逸品運動への加盟
佐世保三ヶ町商店街振興 販促共同イベント
組合
大村市上駅通商店会協 商品券事業をアーケード4商店街の組合以外の大村カード事業協同組合で
同組合
実施している
諫早市栄町商店街協同 販促の商店街全体売り出しに参加
組合
島原市中堀町商店街協 一番街商店街に加盟してもらっている。商店街運営賦課金もいただいてい
同組合
る。
上通1.2丁目商店街振興 共通駐車場券
組合
熊本市下通二番街商店 ・当商店街の独自商品券が利用可能
街振興組合
・レシート抽選会に参加している
子飼商店街振興組合
・共同のチラシを以前に数回打ったことがあるが、近年(3~4年)は取り組
んでいない
・今後、協力して催しを行う可能性はある
-62-
回答者
健軍商店街振興組
合
一番街商店街振興
組合
若草通商店街振興
組合
大型店名
サンリブ健軍店
橘百貨店(ボンベルタ
橘)宮崎山形屋
㈱宮崎山形屋、ボン
ベルタ橘、カリーノ宮
崎、MRT Micc、ア
ゲイン
橘通中央商店街振 山形屋、ボンベルタ
興組合
橘、ガリーノ、MRT
ミック
南宮崎商店街振興 ダイエー宮崎店、イズ
組合
ミヤ宮崎店、宮交シ
ティ
油津一番街商店街 日南山形屋
振興組合
地元関係者・商店街名
健軍商店街振興組合
一番街商店街振興組合
概要
販売促進共同イベント、共通ポイントカード、お買い物券、夏祭り イベント
時において色々ご協力いただいている
Doまんなかモール委員会 HPがあります
若草通商店街振興組合
定期的なイベントの実施 合同販促
橘通中央商店街振興組
合
共通駐車券、共同イベント
南宮崎商店街振興組合
地域の活性化の取り組みとして、地域の大型店(3店舗)と商店街組合と自
治会とで夏祭りを開催
油津一番街商店街振興
組合
毎月日南山形屋の黄札市(3日間)にあわせて、商店街でも協力している。
3日間のうち、1日だけイベントなどを計画し実施している。合同黄札市とし
て実施している。
岩崎商店街振興組 日南山形屋
岩崎商店街振興組合
年10回の大型店の売り出しを商店街店舗も同時に行う。合同チラシやイベ
合
ントも企画している。
小林中央通り商店 江南 小林店(当組合 小林中央通り商店街振興 イベント、共同駐車場
街振興組合
の会員さんです)
組合
山下新天街商店街 ココレッタ
山下新天街商店街振興 お太師祭り、延岡商業高校文化祭、徐福祭り等
振興組合
組合
新富町商業協同組 マルショク新富店
新富町商業協同組合
共同駐車場運営、共同チラシ(8日市)事業
合
一番街商店街振興 アミュプラザ
一番街商店街振興組合 大型立体駐車場の利用カードを割引価格で商店街が一割購入し組合員店
組合
舗の来客サービスに供するため組合事務局より組合員店舗へ頒布
太平橋通り商店街 川内山形屋、タイヨ― 太平橋通り商店街振興組 年間のイベントに対する協力
振興組合
川内店
合
組合運営に対し賦課金負担金の増額の協力を得ている
-63-
3.ヒアリング調査
(1)ヒアリング調査の概要
大型店と商店街等との共同による取組事例について、共同取組の背景や効果、課題、評
価など、その詳細な把握を目的として、中心市街地活性化協議会や商店街などを対象とし
たヒアリング調査を実施した。
なお、ヒアリング調査は、前項のアンケート調査を踏まえ、下表の中心市街地活性化協
議会等(まちづくり会社や商工会議所などを含む)及び商店街等を対象として実施した。
■ヒアリング調査概要
分類
対象
中心市街 地活 性化 1)北九州市小倉地区
協議会等
中心市街地活性化協議会
2)八代市中心市街地活性化
協議会(八代商工会議所)
3)熊本市中心市街地活性化
協議会(熊本商工会議所)
4)豊田まちづくり株式会社
商店街等
5)山口商工会議所
6)株式会社大分まちなか倶楽部
7)八戸商工会議所
(株式会社まちづくり八戸)
8)日南市中心市街地活性化
協議会(日南商工会議所)
9)周南市中心市街地活性化
協議会(徳山商工会議所)
10)We Love 天神協議会
11)都心界
12)協同組合米屋町振興会
13)長崎浜んまち商店街
振興組合連合会
14)Doまんなかモール委員会
(宮崎商工会議所)
15)We Love 天文館協議会
16)久里浜商店会協同組合
17)商店街振興組合
静岡呉服町名店街
18)すきたい熊本協議会
19)新富町商業協同組合
20)鹿島スカイロード商店街
振興組合
21)させぼ四ヶ町商店街
協同組合
実施日
H23.8.30
H23.9.29
H23.10.24
H23.11.1
H23.11.4
H23.11.9
H23.11.11
ヒアリングの視点
連携統括組織(We Love 小倉)の活
動やみつばちプロジェクトなど
大型店と商店街を結ぶシャトルバス
事業など
連携事業(城彩苑)など
ショッピングカート共同利用事業な
ど
共通商品券事業など
共通駐車券事業など
共同配送事業、共通商品券事業など
H23.12.9
共同セール・イベント、合同チラシ
(電話ヒアリング) など
H24.1.13
共通駐車券事業、共通ポイント発行
事業など
H23.8.31
連携統括組織の経緯や活動など
H23.8.31
大型店と商店街の連携の歴史的経緯
など
H23.8.31
大型店と商店街の連携事例など
H23.9.10
大型店と商店街の連携事例など
H23.10.25
H23.10.26
H23.10.28
連携統括組織の経緯や活動など
連携統括組織の経緯や活動など
共同広告事業、共通電子マネー事業
など
H23.11.11
共同広告事業、商店街のSC的経営な
ど
H23.11.17
連携統括組織の経緯や活動など
H23.12.9
共同駐車場運営、共同チラシ事業な
(電話ヒアリング) ど
H23.12.13
買物代行事業など
(電話ヒアリング)
H24.1.17
共通駐車券事業、チェーンストアの
大型店との連携など
-64-
(2)ヒアリング調査のまとめ
ヒアリング調査により情報収集した共同取組事例について、類型化するとともに、その
概要や取組の背景、成功要因、今後の課題などを以下に整理する。
■共同取組事例に係るヒアリング調査のまとめ
共同事例
実施地域
① 共通商品券の 八戸市
発行
山口市
② 共通駐車券の 大分市
発行
事例概要
中心市街地を始め市内の大
型店や商店街の個店、飲食店、
タクシーなどでも使える商品券
である「はちのへ共通商品券」
をはちのへ共通商品券協同組
合が発行。
取組の背景
買物客の嗜好の多様化
等に伴い品揃えが豊富
な大型店に消費が流れ
ていたことに危機感を抱
いた中心市街地の商業
者等が検討を重ねて実
施した。
商工会議所会員の店舗であ 平成18年11月に山口
る会員の商店街店舗や大型店 商工会議所百周年を記
で利用できる共通商品券の発 念して共通商品券を発行
行。
し、現在も継続して発行し
ている。
中心市街地の大型店や商店 中心市街地へ自家用車
街などの加盟店で2,000円以上 で来街する顧客へのサー
の買物をしたお客さまに1時間 ビスの一つのアイテムと
無料(170円相当)の共通駐車 して実施。
券を配布している大分パーキン
グネット事業。
成功要因
今後の課題
ヒアリング先
地域型共通商品券とし 商店街よりも大型店や 八戸商工会議所
ては平成21年まで18年 スーパーで利用される
(㈱まちづくり八戸)
連続で発行額全国一位と ケースが多い。
なるなど、贈答用などとし
て、すっかり市民に定着
している。
エコポイントや山口市の 共通商品券の使用を中 山口商工会議所
補助金(住宅リフォーム 心市街地の活性化に結
支援)等に伴い商品券の び付ける。
需要がある。
中心市街地の多くの駐
車場で利用可能。(中心
市街地の約5千台分の駐
車場のうち、共通駐車券
が利用できる加盟駐車場
が約2千台分にのぼる。)
八戸市
中心市街地の加盟店で買物 自家用車による中心市 おんでカードは、駐車場
をした人で、まちなかの加盟駐 街地への来街者の増加。 以外にも、バス、タク
車場の駐車券を提示した人に、
シー、運転代行で利用で
各店の基準に応じた額の共通
き、発行から3カ月間有効
駐車券であるおんでカードを進
である。
呈する事業。
山口市
商店街ごとに保有している駐
車場と大型店の駐車場で利用
できる共通駐車券の発行。
周南市
大型店を含む中心市街地の
加盟店で3千円以上の買物する
と、中心市街地の9箇所の駐車
場で利用できる共通駐車券を
発行。
大型店を含む中心市街地の
加盟店での購買額に応じて共
通駐車券を発行しており、商店
街協同組合が運営している。
横須賀市久里浜地区におい
て、大型店と商店街で利用でき
る電子マネーを導入。
佐世保市
③ 電子マネーの 横須賀市
導入
④ 共通ポイントの 周南市
発行
⑤ ショッピング
豊田市
カートの共同利
用
多機能ICカードを発行し、大型
店を含む中心市街地での買物
金額に応じてポイントが付与さ
れ、貯めたポイントは加盟店で
の買物や無料駐車券に換える
ことができる。
中心市街地の指定エリア内で
あれば、お店ごとにカートを取り
替えることなく、子供や重い荷
物なども載せたまま駐車場まで
移動できるショッピングカート共
同利用事業を実施。
大規模駐車場を有する 共通駐車サービス券を
郊外型大型店への対応。 山口市コミュニティバス乗
車券としても利用できる
よう利便性を高めた。
大型店と商店街が連携 商店街が積極的にリー
した共同駐車場の整備を ドして大型店を巻き込む
契機として共通駐車券事 とともに、商工会議所が
業を開始。
黒子として調整等を行っ
た。
加盟店の販売促進活動 大型店も組合員となっ
の一環として開始。
ており、大型店も個店も
一体の商業集積として活
性化に取り組んでいる。
地域間競争に対する危 大型店を地域間競争に
機意識から、商店街と大 勝つための集客の核とし
型店が一体となって広域 て位置づけ、久里浜の商
的な集客力を獲得する 業地域が一体となって集
ツールの一つとして電子 客力を高める道を選択し
マネーを導入。
た。
国のモデル事業をきっ 商店街の熱意で事業化
かけとしてカードサービス が進められ、大型店を含
をスタート。
む関係者の調整や国へ
の補助金申請などを商工
会議所が支援した。
平成16年度に社会実験
としてスタートし、その後、
カート管理やカート改良
などの工夫や改善を重
ね、現在に至っている。
-65-
大型店と立体駐車場が
人工地盤で結節されてお
り、カートでの移動が便
利なこと。
カート置き場として大型
店の協力があること。
カート管理やカート改良
などの工夫や改善を重ね
ていること。
共通駐車券のICカード
化を図り、詳細なデータを
把握できるようにするとと
もに、ポイントを付与でき
る仕組みとするなど、エリ
アマネジメントのツールと
したい。
おんでカードが紙媒体
のため、管理人がいる駐
車場でしか利用できない
という課題がある。ICカー
ド化も検討したが、コスト
的に難しく、実現していな
い。
事業経費の安定的な確
保。
㈱大分まちなか倶
楽部
八戸商工会議所
(㈱まちづくり八戸)
山口商工会議所
中心市街地への来街者 周南市中心市街地
の減尐に伴う駐車券利用 活性化協議会(徳
の減尐。
山商工会議所)
事業に参加している大 させぼ四ヶ町商店
型店と参加していない大 街協同組合
型店がある。
商店街におけるICカー
ドの発行枚数や利用金
額はほぼ横ばいであり、
電子マネー導入が商店
街の売上向上にどれほど
貢献しているかは分から
ない。
大型店でのポイントが
付くが、大型店は独自の
ポイントカードも発行して
おり、両方に同時にポイ
ントを加算することはでき
ない。
利用できるエリアの拡
大。
久里浜商店会協同
組合
周南市中心市街地
活性化協議会(徳
山商工会議所)
豊田まちづくり㈱
共同事例
実施地域
⑥ 連携バスの運 八代市
行
事例概要
商店街と大型店を連絡するバ
スを運行し、中心市街地として
一体的な買い回りを促進する取
組。
取組の背景
成功要因
中心市街地周辺への大 大型店の利用客が多
型店の立地を背景とし
く、一概に成功とは言い
て、大型店の集客を商店 にくい面もある。
街に誘導することを目的
として運行。
⑦ 共同配送の実 八戸市
施
中心市街地の大型店や商店
街の個店などの参加店(約50店
舗)で購入した商品を宅配事業
者が集荷し、荷物1個につき300
円で当日中に買物客の自宅へ
届ける共同配送事業(八戸中心
商店街まごころ宅配サービス事
業)を実施。
高齢者が重い荷物を
持って買物したり持ち
帰ったりしないですむよう
に。
⑧ 買物代行の実 鹿島市
施
大型店を含む中心市街地の
30店舗を対象として、利用者か
ら電話で買物依頼を受け、自動
車で届ける。
中心市街地の周辺部に
は丘陵地の住宅地が展
開しており、高齢者の対
策が課題となっていた。
⑨ 共同事業の実 熊本市
施
北九州市
⑩ 連携統括組織 福岡市
の構築
鹿児島市
熊本市
宮崎市
北九州市
参加店であれば、大型
店で購入した商品であっ
ても、商店街の個店で購
入した商品であっても、
夕方5時までに加盟店に
持ち込めば、冷蔵品や生
ものであっても、まとめて
自宅へ当日に送ることが
できる。
利用の多い生鮮品を扱
う大型店も参加している
ことや、利用者を増やす
ために年に2~3回のチラ
シを配布していることな
ど。
熊本城桜の馬場の旧県営城 熊本城の入園者数の減 飲食物販施設に熊本ら
内プール跡地にPFI事業で整備 尐を背景とした集客力の しさを実感できる地元店
された飲食物販施設(桜の小 強化。
舗を誘致し、そのリーシン
路)と歴史文化体験施設(湧々
グをネットワーク力のある
座)の2つの施設から成る城彩
大型店が支援した。
苑の整備。
大型店の建物の屋上でミツバ 東京銀座のみつばちプ 大型店から資金などを
チを飼い、都市と自然環境との ロジェクトを参考とした。 出すだけでなく、その立
共生を目指す小倉みつばちプロ
地特性を活かして巣箱を
ジェクトを実施。
置くなど、お金をかけずに
大型店と商店街がそれぞ
れできることを連携して実
施。
大型店や商店街、企業などの 平成16年度に実施され 大型店と商店街が長い
会員で構成されているWe Love た国土交通省の社会実 歴史を通じて協力し合っ
天神協議会を設立し、集客向上 験(放置自転車対策な
てきた「都心界」があった
や交通、ホスピタリティ、コミュニ ど)を契機として設立され ため、協議会で大型店と
ケーション、安全・安心など、天 た。
商店街が連携した取り組
神に多くの人々を吸引するため
みを円滑に行いやすい。
の様々な取り組みを行ってい
る。
商店街や大型店など、天文館 天文館のまちづくりを推 若手が主体的にリード
に関わる各種団体・企業によっ 進し、生活文化や人に優 してイベントなどの取り組
て組織されるWe Love 天文館 しい環境創造、集客力の みを行った。
協議会を設置し、天文館に再度 向上、地域経済の活性化
目を向けてもらうための情報発 を目的として平成19年に
信やイベントの開催、販売促進 設立。
活動などを実施している。
商店街だけにとどまらず熊本 郊外部への相次ぐ大型 本協議会には大型店が
市の活性化を目指す産・学・官・ 店の出店に危機感を抱 会員となっており、共通
民が一体となった組織であり、 き、中心市街地の魅力を の問題意識を持って意見
使いやすい交通体系の検討・提 増すための取り組みを共 交換を行っている。イベン
案、安全・安心まちづくりの討
同して行うために、We
ト等についても一体となっ
議・提案、共同イベントの検討・ Love 天神協議会を参考 て実施しており、良好な
実施などを行っている。
として平成18年8月に設 連携状況にある。
立された。
7商店街及び5大型店舗など 郊外型大型商業集積の Doまんなかモール委員
で構成されるDoまんなかモー 出店に対し、強い危機感 会発足時から、郊外型商
ル委員会を設立し、中心市街地 を持った商店街の若手商 業施設と中心商店街が
に位置する商店街と大型店を一 店主が中心となり、既存 対抗していくという考え方
つのモールと捉えた活動を実
の商店街振興組合とは に基づき大型店関係者も
施。
異なる活動組織として編 参加しており、問題意識
成された。
や方向性に関して共有し
ている。
地域商店街と大型店などが会 設立に際しては、先駆 他地域での良い取り組
員となって設立し、中心市街地 けであるWe Love 天神の みは、先進地区の了解を
の魅力を高める取り組みを行っ 他、特にWe Love 天文館 得るとともに、小倉流のア
ている。
を参考にさせてもらった。 レンジを加えた上で積極
的に実施する。
-66-
今後の課題
当初はシャトルバスが
運行していたが、現在は
路線バスに代わったこと
もあり、大型店から商店
街への集客効果が明確
ではない状況にある。
配送料からの手数料を
得ていないので、本事業
での利益はなく、広告宣
伝費分(大きな金額では
ないが)の持ち出しとなっ
てしまっている。このた
め、個数に応じて宅配事
業者から手数料を徴収す
るなど、事業者としてのメ
リットを見出したいと考え
ている。
緊急雇用対策事業の一
環として実施しており、補
助がなくなった時の活動
原資の確保が課題。
ヒアリング先
八代商工会議所
リピーターの確保や広
域からの集客、賑わいの
継続に向けたイベント等
の開催、隣接地に予定さ
れている観光バス駐車場
の早期整備など。
今後の展開として、採
集された蜂蜜を商店街の
菓子店のカステラの材料
として活用することなども
検討している。
熊本商工会議所
八戸商工会議所
鹿島スカイロード商
店街振興組合
北九州市小倉地区
中心市街地活性化
協議会
まちづくり活動費は、会 We Love 天神協議
費と自治活動費、行政負 会
担金から得ているが、行
政負担金が本年度で終
わってしまうため、活動原
資の確保が課題となって
いる。
協議会活動の売上等へ
の効果など定量的な裏付
けの検証、及び中心市街
地における売上、特に物
販の売上向上に資する
成功事例をつくることが
課題である。
エリアマネジメント広域
連携として、本協議会を
はじめ、We love天神協議
会、We love天文館協議
会など、九州の同様の団
体と緩やかな連携を今後
とも図りたいと考える。
We Love 天文館協
議会
すきたい熊本協議
会
来街者を実売客に変え Doまんなかモール
る必要があるが、現状で 委員会(宮崎商工
は来街者は一定程度集 会議所)
客しているものの、売上
につながっていないのが
実情である。
事業資金については、
市や国などの補助金に
頼っている部分が大きい
が、これら補助金は本年
度で終了する予定であ
り、来年度からの活動原
資をどうするか悩ましい状
況にある。
北九州市小倉地区
中心市街地活性化
協議会(We Love
小倉協議会)
共同事例
実施地域
⑪ 共同広告の実 横須賀市
施
新富町
⑫ 共同イベントの 北九州市
実施
山口市
⑬ 共同販促活動 茨城県
日南市
事例概要
取組の背景
成功要因
大型店と商店街の合同チラシ 大型店との合同チラシと 久里浜商店会協同組合
を年4回発行。
することにより、商店街単 には販促委員会があり、
独で発行するよりも広域 大型店も入って月一回の
に情報発信を行うことが ペースで会議を行ってい
可能であり効果的であ
る。
る。
大型店と共同で毎月一回、8 当該商店街は土地区画 土地区画整理事業に合
日に開催する8日市に合わせて 整理事業により新たに形 わせて、商店街と大型店
チラシを発行。
成された商業集積であ が一緒に街を創ってきた
り、街の形成当初から大 歴史。
型店と個店が連携してい
た。
小倉大道芸フェスティバル、小 長引く景気低迷、そごう 地域商店街と大型店の
倉十日ゑびす祭、小倉食市食 撤退に伴う危機感、博多 両方が構成団体となって
座、小倉さくらまつり
駅周辺の商業集積への いる小倉中央商業連合
対応などを背景として商 会が中心となってイベント
業者が一体となって地域 を実施。
を盛り上げる機運が醸成
された。
大型店と地域商店街が共同し 大型店の出店に際し、 イベント計画にあたっ
て、「山口秋の彩りフェスタ」(2 戦略補助金を活用。
て、大型店が保有する
年目からは「OLA!やまぐちス
マーケティングデータを開
ペインフィエスタ」に名称変更)
示して、イベント実施に際
や「山口デー」などのイベントを
して助言を行っている。
実施。
大型店の一角に地域商店が 「大規模小売店舗の地 郊外のショッピングセン
出店しPR・販売を行う「ショッピ 域貢献活動に関するガイ ターや駅前の大型店など
ングセンター・地域商店の連携 ドライン」のモデル事業。 場所を変えて定期的に開
フェア」を開催。
催。
今後の課題
ヒアリング先
合同チラシの発行に合 久里浜商店会協同
わせたタイムリーな合同 組合
イベント・販促の企画・実
行。
チラシの広告面に出稿 新富町商業協同組
してくれる店舗が減尐し、 合
経費削減のため、チラシ
のサイズをB3判からB4
判に縮小した。
事業資金として市や国 北九州市小倉地区
などの補助金に頼ってい 中心市街地活性化
る部分が大きいため、継 協議会
続性を高める必要があ
る。
イベントを集客だけでな 山口商工会議所
く商店の売上増に結び付
ける。
駅前立地よりも郊外立
地の大型店で開催した方
がフェアの売上が良いた
め、郊外での開催が多く
なりがち。
大型店が開催していた黄札市 中心市街地の衰退に 共同セールを告知する セールイベントのマンネ
に商店街も参加し、共同セール 伴って、大型店と商店街 チラシの費用などは大型 リ化や財政が課題となっ
を実施。
が連携して一緒に中心市 店が負担するなど、大型 ている。
街地の活性化に取り組も 店の積極的な姿勢。
うという機運が高まってい
た。
-67-
茨城県
日南市中心市街地
活性化協議会(日
南商工会議所)
4.情報収集のまとめ
大型店と商店街等との共同による取組事例について、全国の中心市街地活性化協議会及び
九州地域の商店街振興組合・商店街協同組合等を対象としたアンケート調査、アンケート調
査の結果を踏まえて実施したヒアリング調査を通じて収集した情報のまとめを以下に示す。
①大型店との共同取組を行っている中心市街地活性化協議会・商店街は少ない
②共同取組事例としては「共同イベント」が突出して多い
③大型店と商店街が共同して商圏間競争等に対応する意識の高まり
④大型店と商店街の共同取組の黒子としての商工会議所・商工会の働き
①大型店との共同取組を行っている中心市街地活性化協議会・商店街は少ない
大型店と商店街等との共同取組を「行っていない」と回答した中心市街地活性化協議会
が約 6 割、商店街が約 5 割を占めた。
中心市街地活性化協議会については、ガイドライン等の存在を認知している 24 協議会
の内、ガイドライン等を活用しているのは 12 協議会(5 割)
、ガイドライン等に基づいて
大型店へアプローチしているのは 8 協議会(約 3 割)であった。
②共同取組事例としては「共同イベント」が突出して多い
大型店との共同取組事例について、中心市街地活性化協議会、及び商店街ともに「共同
イベント」が突出して多く、共同取組を行っている中心市街地活性化協議会の約 4 割、商
店街の約 6 割をそれぞれ占めた。
③大型店と商店街が共同して商圏間競争等に対応する意識の高まり
大型店と商店街の共同取組の「きっかけ」について、アンケート調査では、
「郊外型大
型SCの立地への対応」が、中心市街地活性化協議会と商店街に共通して多く見られた。
また、ヒアリング調査においても、モータリゼーションの進展や消費者の嗜好の多様化
などに伴って、商業環境が「商店街対大型店」ではなく「中心市街地対郊外型大型店」や
「商圏対商圏」という構図に変化しており、同じ商業集積地(地域商店街等)や商圏で利
害を共有する者として商店街と大型店が連携する必要性が高まっていたという意見が見
られた。
(横須賀市久里浜地区、八戸市中心市街地、鹿児島市中心市街地など)
このように、商店街と大型店が共同して商業集積地や商圏の活性化を図り、商圏内や商
圏間競争に対応しようとする意識の高まりがうかがえる。
-68-
④大型店と商店街の共同取組の黒子としての商工会議所・商工会の働き
大型店と商店街の共同取組に際しては、国・県・市など行政からの補助金を活用してい
るケースが多く、補助金の申請等に関し、地元の商工会議所・商工会が商店街等を支援し
ているケースが多い。
また、共同取組の調整段階においても、複数の商店街間の取りまとめや大型店への協力
依頼・働き掛けなど、大型店と商店街の調整役として、地元の商工会議所・商工会の働き
は大きい。
-69-
第3章
中心市街地活性化基本計画認定地区内に立地する大型店と商店街等
との共同による取組事例(共存事例)に関する情報収集
1.調査の概要
本章では、大型店(関連団体)側からの主体的な地域貢献の取組について整理するとと
もに、いわゆる中心市街地活性化法に基づく中心市街地に着目し、中心市街地活性化基本
計画認定地区内に立地する大型店を対象として、商店街等との共同による取組事例(共存
事例)に関する情報収集を行った。
なお、情報収集に際しては、認定されている中心市街地活性化基本計画の中から共同取
組と考えられる事業を抽出・整理した上で、アンケート調査及びヒアリング調査を実施し
た。ただし、東日本大震災の被害が大きい 3 県(岩手県、宮城県、福島県)の関係組織に
ついては、調査の対象としなかった。
-70-
2.大型店の地域貢献に関する関連団体の取組
大型店と商店街等の連携を促す取組として、行政によるガイドライン等の策定だけでな
く、大型店の関連団体(業界団体)も地域貢献や商店街等との連携を積極的に推進すべく、
ガイドライン等を主体的に策定している。
ここでは、我が国における大型店の主要な小売業関連団体である、日本チェーンストア
協会、日本百貨店協会、日本ショッピングセンター協会、日本フランチャイズチェーン協
会の取組を以下に整理する。
(1)小売業関連団体によるガイドライン等の策定の背景
平成 18 年の中心市街地活性化法の改正により、目的、基本理念、責務規定は以下の通
り改正・創設された。
【目的】
(改正)
尐子高齢化、消費生活等の状況変化に対応して、中心市街地における都市機能の増進
及び経済の活力の向上を総統的かつ一体的に推進
【基本理念】
(創設)
快適で魅力ある生活環境の形成、都市機能の集積、創造的な事業活動の促進を基本と
し、地域の関係者が主体的に取組、それに対し国が集中的に支援を行う
【責務規定】
(創設)
国、地方公共団体及び事業者の中心市街地活性化のための責務規定
・同法第六条(事業者の責務)
事業者は、第三条の基本理念に配意してその事業活動を行うとともに、国又は地方公
共団体が実施する中心市街地の活性化のための施策の実施に必要な協力をするよう努め
なければならない。
これを受けて小売流通業者の業界団体において地域貢献活動等に関わる意識が高まり、
加盟企業に活動実践を促すガイドライン等の策定がなされた。
中心市街地活性化法の改正及び責務規定の創設により、大型店等による地域商業との
連携意識は高まり、実践へと誘導しているものと考えられる。
-71-
(2)小売業関連団体によるガイドライン等の概要
日本チェーンストア協会、日本百貨店協会、日本ショッピングセンター協会、日本フ
ランチャイズチェーン協会のガイドライン等の概要を以下に整理する。
(2-1)日本チェーンストア協会の取組
「地域商業者等との連携・協働のためのガイドライン」平成 18 年 6 月
【基本的な考え方】
当協会及び会員各社にとって、各地域で諸々の活動を行う上で地域経済団体等の理解
と協力を得ることはもちろんのこと、地域商業者の一員として広く消費者・生活者等に
信頼され支持されるよう活動することは、企業の繁栄と店舗運営をより円滑に進めてい
く上で必要不可欠なことである。
そのためには、大規模商業施設としての役割を再認識し、実行可能な中身を世の中に
明示しつつ、
「地域のまちづくり」に良い結果がもたらされるような活動を積極的に展開
していくことが必要である。
【実効性を高めるための具体的行動事例】
①地域経済団体等の活動への積極的な協力及び参画
②地域経済団体等の活動に対する助言、大型店として有する経験・知識・人脈などに関
する情報の提供
③地域のタウン・マネジメント活動等「まちづくり」への協力
④地域のイベント、地域の美観・景観等生活環境指針への協力及び参画
⑤地域の防犯・防災、未成年者非行防止、環境保全等への対応
⑥地元商工会議所、商店会等への加入についての協力
⑦地域商業活動からの撤退(退店)に係る早期情報開示等
(2-2)日本百貨店協会の取組
「百貨店の地域貢献活動について(ガイドライン)
」平成 18 年 11 月
【基本的な考え方】
百貨店は、これまでの都市生活者のインフラとして、また地域の伝統・文化を守る立
場として、あるいはコミュニティ形成の場として、様々な機能と役割を果たし、生活者
の豊かなライフスタイルの形成と地元商店街と連携・協力して魅力あるまちづくりの推
進に努めてきた。
ところが、近年、中心市街地の衰退・空洞化が著しく、その再生を図るためにも、百
-72-
貨店はこれまで以上にまちづくりのリーダーとしての自覚を持ち、行政・生活者・商店
街と一体となって総合的なマネジメントの観点から取り組んでいかなければならないと
考える。
【地域貢献活動の例示】
①地域づくりの取組への協力
②地域商業者として連携した地域活性化の推進
③地元産品の販売促進・需要拡大への協力
④地域雇用確保への協力
⑤防犯・青尐年非行防止対策の推進
⑥地域防災への協力
⑦地域と連携した環境対策・環境美化の推進
⑧退店・撤退時の対応
⑨景観形成、街並みづくり等への協力
(2-3)社団法人 日本ショッピングセンター協会の取組
「ショッピングセンターの地域貢献ガイドライン」平成 19 年 1 月
【基本的な考え方】
当協会としては、地域活性化のためには、地域を構成する全ての主体(行政、企業、
市民等)の参画なくしては成果が得られないことから、地域の一員として活性化に向け
ての実行可能な協力・協働が必要と考える。
【地域貢献の具体的取組と参考事例】
①商品やサービスの提供を通じた、暮らしの総合的サポート
②さまざまな人々が「集う」
「交わる」「活動する」場の提供
③地域環境との共生、安全性・快適性の維持・管理
④地域経済および地域商業の健全な発展への寄与
⑤地域住民への働く場の提供と雇用の創出
⑥地域のまちづくりへの協力と貢献
⑦撤退時への対応
(2-4)社団法人 日本フランチャイズチェーン協会の取組
「
「まちづくり」へ連携・協力のガイドライン」平成 19 年 5 月
【基本的な考え方】
会員は、本部に蓄積された経験と実績の裏づけにより開発されたノウハウやブランド
を、地域事業者としての加盟者が活用し、地域商業・サービスの発展に寄与することが
-73-
フランチャイズ・システムの社会的使命になる。
フランチャイズの事業特性をよく理解した上で、地域の自治体、地域経済団体、地域
消費者等と連携・協力して良好な関係を築いていくことがフランチャイズの事業者責務
の遂行になるということができる。
【
「まちづくり」連携・協力に対応するためのガイドライン】
①行政、地域経済団体、消費者等の活動への協力及び参画
②安全・安心なまちづくりへの協力
③青尐年健全育成への協力
④災害時の地域支援への協力
⑤地域清掃活動への参加・協力
⑥職場体験等の受け入れの協力
⑦地域の雇用創出に協力
⑧地域温暖化防止の推進
⑨廃棄物削減の推進
⑩緑化推進
-74-
3.基本計画からの抽出
認定されている中心市街地活性化基本計画(平成 23 年 9 月 1 日現在で認定されている 108
計画を対象とした。
)の中から大型店に関連すると考えられる事業を抽出・整理した。
その結果、108 計画のうち約 8 割にあたる 82 計画について、大型店に関連すると考えら
れる事業が位置づけられていた。計画別の概要を次頁以降に示す。
-75-
■中心市街地活性化基本計画における大型店関連事業の整理
(平成23年9月1日現在)
番号
1
認定日
平成19年2月8日
市町村名
富山市(富山県)
計画名
富山市中心市街地活性化基本計画
大型店関連事業
・総曲輪通り南地区第一種市街地再開発事業(H11~H19年
度)
・大規模小売店舗立地法の特例措置(H18年度~)
2
平成19年2月8日
青森市(青森県)
青森市中心市街地活性化基本計画
3
平成19年5月28日
久慈市(岩手県)
久慈市中心市街地活性化基本計画
4
平成19年5月28日
金沢市(石川県)
金沢市中心市街地活性化基本計画
・大規模小売店舗立地法の特例区域の設定の要請(H19年度
~)
・大規模小売店舗立地法の特例区域の設定の要請(H19年度
~)
・武蔵地区“食の回廊”整備事業(H20年度~)
5
平成19年5月28日
岐阜市(岐阜県)
岐阜市中心市街地活性化基本計画
・高島屋南地区第一種市街地再開発事業(H24~H27年度)
・新岐阜百貨店跡地商業施設整備事業(H19~21年度)
・大規模小売店舗立地法の特例措置(H19年度~)
6
7
平成19年5月28日
平成19年5月28日
府中市(広島県)
山口市(山口県)
府中市中心市街地活性化基本計画
山口市中心市街地活性化基本計画
-
・大規模小売店舗立地法の特例区域の設定(H19年度~)
・アルビ跡地事業(H20~H23年度)
・どうもんパーク(仮称)事業(H19年度)
・(仮称)やまぐち秋のフェスティバル事業(H20年度~)
8
9
10
平成19年5月28日
平成19年5月28日
平成19年5月28日
高松市(香川県)
熊本市(熊本地区/熊本県)
八代市(熊本県)
高松市中心市街地活性化基本計画
熊本市(熊本地区)中心市街地活性化基本計画
八代市中心市街地活性化基本計画
・大規模小売店舗立地法の特例措置(H19年度~)
・(仮称)市街地再開発等事業(桜町地区)(H23年度までに着
手)
(⇒城彩苑、桜の小路、桜の馬場)
・市街地再開発事業(花畑地区)(H22年度~)
・熊本駅前東A地区市街地再開発事業(H17~H20年度)
・大型商業ビル開発(H19年度)
・大規模小売店舗立地法の特例措置(H19年度)
・食品量販店建替え事業(H19年度)
・中心商店街連携事業(H17年度~)
11
平成19年5月28日
豊後高田市(大分県)
12
平成19年5月28日
長野市(長野県)
豊後高田市中心市街地活性化基本計画
-
長野市中心市街地活性化基本計画
・長野駅前A-3地区市街地再開発事業(H19~22年度)
・権堂B-1地区市街地再開発事業(H22~H27年度)
13
平成19年5月28日
宮崎市(宮崎県)
宮崎市中心市街地活性化基本計画
・市街地再開発事業・橘通西3丁目地区(H18~H21年度)
・橘通東2丁目地区市街地再開発事業(H21年度~)
-76-
事業概要
キーテナントとして地元の百貨店である㈱大和富山店が出店し、地権者の専
門店も多く出店する再開発事業。
中心市街地にみられる空き地・空き店舗に多くの集客が見込める新たな大
型商業施設の出店を促進していく措置。
大規模小売店舗立地法の手続きを大幅に簡略化できる「第一種特例区域」
の設定について青森県に要請。
大規模小売店舗立地法の手続きを適用除外とする「第一種特例区域」の設
定についての県への要請。
㈱金沢名鉄丸越百貨店が既存建物にある地下食品フロアを食の回廊として
整備するとともに、イベントなどのソフト事業を実施し、まちなかの賑わいを創
出する。
岐阜高島屋隣接地に都心居住の促進並びに商業核施設の整備を行う。
名鉄岐阜駅に隣接する新岐阜百貨店跡地において、名古屋鉄道㈱が低層
の商業施設を整備する。
これまで特区措置により展開してきた中心市街地への大規模小売店舗の誘
致策をさらに推進するため、大規模小売店舗立地法の規制の実質的な撤廃
措置である第一種大規模小売店舗立地法特例区域の指定を県に行うよう要
請し、センサ、長崎屋、パルコ、新岐阜百貨店跡地など大型店撤退跡地や、
市街地再開発事業等により併設される大規模小売店舗の誘致を図る。
-
大規模小売店舗立地法の手続きを簡素化できる第一種大規模小売店舗立
地法特例区域の設定について山口県に要請する。
旧アルビ跡地について、市場を中心とするテナントミックス店舗、飲食を中心
としたコミュニティ拠点を整備する事業、及び、食文化創出やテナントミックス
促進等に向けたソフト事業。
老朽化により建替えが必至となった旧ダイエー(どうもんビル)について、教養
文化施設や食料品店などの機能を持った中心商店街の西の拠点を整備する
事業。
平成20年10月、老舗百貨店に替わり、新たに山口井筒屋がオープンすること
を契機として、地元商店街と百貨店が連携し、中心市街地が一体となって「魅
力ある商業空間」を創造し、それを体感できるような集客イベントを新たに実
施する。
大店立地法の手続きに関する簡素化の措置。
中心市街地の核として、広域的な公共交通のターミナルとしての機能強化、
利便性向上、商業・業務の拠点としてのにぎわいを創出。
中心市街地内大型店(基本計画明示分)
・大和西町共同ビル(大和百貨店/14,804㎡)
・富山ターミナルビル・電鉄富山駅ビル(マリエとやま、エスタ
/11,418㎡)
・CIC(シック/10,582㎡)
備考
H23.3.31変更
H23.3.31変更
・中村家具店(1,021㎡)
H23.3.31変更
・めいてつエムザ(百貨店/33,675㎡)
・香林坊アトリオ(香林坊大和/百貨店/30,625㎡)
・金沢駅前開発ビル(金沢フォーラス/18,736㎡)
・ラブロ片町(寄合百貨店/12,050㎡)
・香林坊第一開発ビル(香林坊109/10,175㎡)
・リファーレ(専門店/5,201㎡)
・ポルテ金沢(寄合百貨店/5,064㎡)
・ラポルト(寄合百貨店/4,916㎡)
・金沢ビル・KFビル(寄合百貨店/4,639㎡)
・金沢高架下開発ビルBブロック(寄合百貨店/3,537㎡)
・金沢駅前第一ビル(寄合百貨店/2,816㎡)
・有隣ビル(寄合百貨店/2,423㎡)
・細田ビル(寄合百貨店/1,974㎡)
・村上ハウジング(専門店/1,905㎡)
・金沢高架下開発ビルCブロック(寄合百貨店/1,837㎡)
・金沢高架下開発ビルAブロック(寄合百貨店/1,568㎡)
・東京ストアー横山店(スーパー/1,344㎡)
・宇都宮広坂ビル(専門店/1,223㎡)
・東京ストアー片町店(スーパー/1,157㎡)
・宇都宮片町ビル(専門店/1,148㎡)
・岐阜高島屋(百貨店/20,390㎡)
H23.7.7変更
-
-
H23.3.31変更
H23.3.31変更
・三越高松支店(百貨店/22,474㎡)
・鶴屋百貨店・テトリアくまもと
・パルコ
・ダイエー
・くまもと阪神
H23.3.31変更
H23.3.31変更
現有地に新たな集客施設を整備する事業。
公共公益施設、商業業務施設、共同住宅等の整備を一体的に行う。
中心商店街における西の核施設に位置付けられる、商業とスポーツ機能を ・ゆめタウン八代(29,000㎡)
併せ持った複合施設の整備事業。
中心商店街の核となる大規模小売店舗等の立地を促進するため、手続きが
大幅に簡素化される「第2種特例区域」を計画区域の都市計画の商業地域に
設定する。
中心商店街における東の核施設に位置付けられる㈱マルショクの食品量販
店について、施設の老朽化と管理コストの面から建替えを行う。
八代中心市街地活性化連絡協議会が为体となり、中心市街地内のゆめタウ
ンの協力を得て、「中心商店街とゆめタウンを結ぶシャトルバスの運行」、「無
料レンタサイクル提供」、「商店街のイベント情報等の共同発信」、「中元・歳
末の大売出し事業の共同実施」等を行う。
-
・トキハインダストリーアイム高田店(3,461㎡)
・ディスカウントストアトライアル豊後高田店(1,810㎡)
・松屋(1,458㎡)
長野駅前の立地条件の良さを活かしながら、長野のランドマークとなり、多く ・ながの東急百貨店(16,995㎡)
の人々に訪れてもらえるような商業や業務などの機能を導入した市街地再開 ・イトーヨーカ堂長野店(11,220㎡)
発事業。
・AGAIN(10,085㎡)
生活利便施設や文化施設等を有する付加価値の高い魅力ある施設を市街 ・長野ステーションビル(7,067㎡)
地再開発事業により整備する。
橘通西3丁目地区において、市街地再開発事業により、公共機能と商業機能 ・宮崎山形屋(16,493㎡)
を併せ持った複合建築物を整備する。
・カリーノ宮崎(旧壽屋/16,899㎡)
再開発事業により、居住・商業・公益施設の複合施設を整備する。
・ボンベルタ橘(イオンの関連会社/19,861㎡)
H23.7.7変更
H23.3.31変更
H23.7.7変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
番号
14
認定日
平成19年8月27日
市町村名
帯広市(北海道)
計画名
帯広市中心市街地活性化基本計画
15
平成19年8月27日
砂川市(北海道)
砂川市中心市街地活性化基本計画
16
平成19年8月27日
千葉市(千葉県)
千葉市中心市街地活性化基本計画
17
平成19年8月27日
浜松市(静岡県)
浜松市中心市街地活性化基本計画
18
平成19年8月27日
和歌山市(和歌山県)
和歌山市中心市街地活性化基本計画
19 平成19年11月30日
三沢市(青森県)
三沢市中心市街地活性化基本計画
20 平成19年11月30日
高岡市(富山県)
高岡市中心市街地活性化基本計画
21 平成19年11月30日
福井市(福井県)
福井市中心市街地活性化基本計画
22 平成19年11月30日
23 平成19年11月30日
越前市(福井県)
鳥取市(鳥取県)
越前市中心市街地活性化基本計画
鳥取市中心市街地活性化基本計画
24 平成19年12月25日
鹿児島市(鹿児島県)
鹿児島市中心市街地活性化基本計画
25
26
平成20年3月12日
平成20年3月12日
滝川市(北海道)
柏市(千葉県)
滝川市中心市街地活性化基本計画
柏市中心市街地活性化基本計画
27
平成20年3月12日
新潟市(新潟県)
新潟市中心市街地活性化基本計画
大型店関連事業
・大規模小売店舗立地法の特例区域の設定の要請(H19年度
~)
-
事業概要
大規模小売店舗立地法の手続きを大幅に簡略化できる「第一種特例区域」
の設定について北海道に要請。
-
中心市街地内大型店(基本計画明示分)
・藤丸百貨店(16,651㎡)
備考
H22.11.12変更
・コープさっぽろ(2,256㎡)
H23.3.31変更
・Aコープ新砂川(3,941㎡)
・アシル砂川(3,201㎡)
・ホーマック(2,482㎡)
-
-
・ペリエ千葉(最寄百貨店/13,395㎡)
H21.11.7変更
・塚本大千葉ビルディング(ヨドバシカメラ/23,653㎡)
・千葉三越(百貨店/21,402㎡)
・パルコ千葉店(寄合百貨店/20,027㎡)
・そごう千葉店(百貨店/70,050㎡)
・千葉ショッピングセンター(シーワン/4,451㎡)
・京成千葉地区ショッピングセンター(京成ローザイースト/4,100
㎡)
・田原屋千葉店(パシオス/5,362㎡)
・松菱通りB-3ブロック第一種市街地再開発事業(H16~H23年 道路を含め、松菱街区全体を一体として整備し、大規模商業施設を進出させ ・浜松駅ショッピング街(メイワン/14,432㎡)
H23.3.31変更
度)
る。
・浜松ショッピングプラザ(イトーヨーカドー浜松駅前店/18,211㎡)
・大規模小売店舗立地法の特例区域の指定(H19年度~)
大規模小売店舗立地法の手続きを大幅に簡略できる「第1種特例区域」の設 ・遠鉄百貨店(22,900㎡)
定を行う。
・ザザシティ浜松西館・中央館(19,903㎡)
・鍛冶町地区再生事業(H16~H23年度)
大規模商業施設を誘致・整備する。
・浜松駅前旭・砂山地区再生事業(H20~H23年度)
浜松駅前のフォルテ跡地、ギャラリーモール、遠鉄百貨店を事業区域として、
都市型百貨店及び業務施設等の立地誘導を図る。
・大型商業施設進出支援事業(H18~H32年度)
大型商業施設の進出を支援し、都心の商業核を形成する。
・鍛冶町10丁目地区再生事業(H20年度~)
大型商業施設の撤退による空きビル状態の既存ストックを活用し、効率的に
都市機能の導入を図る。
・大規模小売店舗立地法の特例区域設定の要請(H22年度~) 大規模小売店舗立地法の手続きの簡素化の措置の適用について県へ要
・朱洸ビル(3,198㎡)
H23.3.31変更
請。
・南海和歌山ビル(高島屋他/4,990㎡)
・旧丸正百貨店ビル暮らし・にぎわい再生事業(H18~H19年
中心市街地のほぼ中央にある旧丸正百貨店ビルを、食料品販売をはじめ、 ・和歌山ステーションビル(4,740㎡)
度)
ニットミュージアムや和歌山大学サテライト本部、文化・教養・観光に寄与する ・モンティグレ(4,269㎡)
施設、健康関連施設、飲食拠点施設等として再生する事業。
・けやき大通り第一種市街地再開発事業(H19~H23年度)
駅前核的複合施設として、物販施設やホテルなど不足業種を導入する。
・大規模小売店舗立地法の特例区域の設定の要請(H19年度 大規模小売店舗立地法の手続きを適用除外とする「第一種特例区域」の設 ・マルナカ(1,456㎡)
H23.3.31変更
~)
定についての県への要請。
・ユニバース三沢松園店(1,380㎡)
・MG plaza 整備事業(H19~H21年度)
中央町地区都市再生土地区画整理事業(アメリカ村)にあわせた国際交流・ ・サンデー三沢店(2,005㎡)
集客のための拠点的商業施設整備とシンポジウム及びPRキャンペーン事業 ・三沢ショッピングセンター(8,381㎡)
の実施。
・アクロス三沢(1,456㎡)
・大規模小売店舗立地法の特例措置(H19年度~)
大店立地法の手続きに関する簡素化の措置。
・高岡サティ(23,813㎡)
H23.3.31変更
・高岡ステーションデパート(2,234㎡)
・御旅屋セリオ(高岡大和/19,877㎡)
・大型空き店舗利活用事業(H15年度~)
平成14年に閉店した大型店舗を暫定的にイベント・ギャラリースペース、駐輪 ・福井西武本館・新館
H22.11.12変更
場として利活用する。
・プリズム福井
-
-
・アルプラザ武生(10,635㎡)
H23.3.31変更
・大規模小売店舗立地法の特例区域の設定(H21年度~)
大規模小売店舗立地法の手続きの簡素化の措置。
・トスク本店(5,691㎡)
H23.3.31変更
・鳥取大丸(11,862㎡)
・ウシオ鳥取店(5,629㎡)
・鳥取駅シャミネ(鳥取ショッピングプラザ/3,033㎡)
・ジャスコ鳥取店(鳥取ショッピングシティ/7,608㎡)
・中央町22番街区市街地再開発事業(H17~H21年度)
南部地区の中央に位置する中央町22番街区では、隣接する23番街区と連携 ・山形屋(30,328㎡)
H23.3.31変更
して、市街地再開発事業を推進することにより、魅力ある商業施設や快適な ・アミュプラザ鹿児島・フレスタ鹿児島(20,753㎡)
回遊拠点などを整備する。
・西鹿児島駅東口10番街区市街地再開発ビル(ダイエー鹿児島
・中央町23番街区市街地再開発事業(H17~H22年度)
南部地区の中央に位置する中央町23番街区では、隣接する22番街区と連携 中央店/17,124㎡)
して、市街地再開発事業を推進することにより、都心居住を促進する都市型 ・三越鹿児島店(14,665㎡)
住宅や魅力ある商業施設、快適な回遊拠点などを整備する。
・中央町22番街区テナントミックス事業(H21年度~)
中央町22番街区の再開発事業により生じた保留床を取得したテナントミック
ス事業の実施。
・東千石町19番街区テナントミックス事業(H23年度~)
地区内の地元老舗百貨店(山形屋)の増床整備に伴う敶地整除型土地区画
整理事業により、市が換地取得した土地等を民間活力により有効活用する。
・(仮称)いづろ・天文館地区商業活性化事業(H20~23年度) 老舗百貨店(山形屋)の増床、イベント広場及びプロムナードの整備。
・“We Love 天文館”活性化事業(H19年度~)
商業者、老舗百貨店、ホテル、飲食店、町内会など天文館地区の関係者が
一体となって「天文館まちづくり憲章」を定め、天文館という地域ブランドの情
報発信を通じて、かごしまのまちの顔の活性化のために、11のまちづくり戦略
の実施や各種イベント開催等を行う事業。
-
-
・高林デパート(三番館/6,921㎡)
H23.3.31変更
・(仮称)柏駅東口D街区第一地区第一種市街地再開発事業
商業、業務(公益サービス)等を整備するとともに、附置義務駐車場及び駐輪 ・柏駅前第一ビル(丸井柏店ファースト館/10,729㎡)
H23.3.31変更
(H23~H24年度)
場等を整備する事業。
・長崎屋サンショッピングセンター柏店(10,278㎡)
・(仮称)柏駅東口A街区第二地区第一種市街地再開発事業
都市基盤整備、公共空間創出、防災機能向上、都市住宅供給、商業機能導 ・イトーヨーカ堂柏店(10,513㎡)
(H6~H22年度)
入、歩行者動線整備、駐車場整備等を行う柏駅周辺の活性化における先導 ・スカイプラザ柏(39,729㎡)
事業であり、商業の活性化に寄与する事業。
・株式会社高島屋柏店(23,202㎡)
・(仮称)柏駅西口共同ビル事業(H19~H21年度)
柏高島屋ステーションモール全館リニューアル事業と共同ビルの建設による ・東武柏駅ビル(23,933㎡)
増床を行う。
・柏駅前共同ビル(丸井柏店マルイ館/10,590㎡)
・西堀通6番町地区まちなか再生建築物等整備事業(H17~
共同住宅、商業施設、駐車場の整備。
・三越新潟店(百貨店/20,596㎡)
H23.3.31変更
H21年度)
・大和新潟店(百貨店/20,696㎡)
・古町通5番町地区まちなか再生建築物等整備事業(H19~
共同住宅、商業施設の整備。
・イトーヨーカドー丸大新潟店(スーパー/17,233㎡)
H24年度)
・山下ビル(専門店/9,142㎡)
・万代2丁目地区まちなか再生建築物等整備事業(H22~H25 共同住宅、商業施設の整備。
・ラフォーレ原宿新潟店(専門店/8,108㎡)
年度)
・ラブラ万代(スーパー/20,061㎡)
・新潟駅南口第二地区第1種市街地再開発事業(H13~H21年 本市の陸の玄関口である新潟駅に南口における再開発事業。共同住宅、商 ・伊勢丹新潟店(百貨店/22,800㎡)
度)
業、業務、駐車場の機能を備えた3棟で構成される複合施設の整備。
・ビルボードプレイス新潟店(専門店/10,615㎡)
・古町どんどん(S55年度~)
本市中心市街地の古町地区に所在する複数の商店街及び百貨店が連携し ・プラーカ新潟(専門店/12,438㎡)
て実施する集客イベント。5月中旬・10月中旬に開催。
-77-
番号
28
認定日
平成20年3月12日
市町村名
藤枝市(静岡県)
計画名
藤枝市中心市街地活性化基本計画
大型店関連事業
・大規模小売店舗立地法の特例措置(H21年度~)
・藤枝駅周辺にぎわい再生拠点施設整備事業(H18~H21年
度)
・藤枝駅南口西地区ABC街区開発事業(H19~H22年度)
29
平成20年3月12日
宝塚市(兵庫県)
宝塚市中心市街地活性化基本計画
30
平成20年3月12日
久留米市(福岡県)
31
32
平成20年3月12日
平成20年3月12日
日向市(宮崎県)
奈良市(奈良県)
日向市中心市街地活性化基本計画
奈良市中心市街地活性化基本計画
33
平成20年7月9日
小樽市(北海道)
小樽市中心市街地活性化基本計画
34
平成20年7月9日
弘前市(青森県)
弘前市中心市街地活性化基本計画
35
平成20年7月9日
盛岡市(岩手県)
盛岡市中心市街地活性化基本計画
36
平成20年7月9日
秋田市(秋田県)
秋田市中心市街地活性化基本計画
37
平成20年7月9日
鶴岡市(山形県)
鶴岡市中心市街地活性化基本計画
38
39
40
平成20年7月9日
平成20年7月9日
平成20年7月9日
大野市(福井県)
中津川市(岐阜県)
豊田市(愛知県)
41
平成20年7月9日
大津市(滋賀県)
42
平成20年7月9日
神戸市(新長田地区/兵庫県)
43
平成20年7月9日
尼崎市(兵庫県)
尼崎市中心市街地活性化基本計画
44
平成20年7月9日
伊丹市(兵庫県)
伊丹市中心市街地活性化基本計画
久留米市中心市街地活性化基本計画
大野市中心市街地活性化基本計画
中津川市中心市街地活性化基本計画
豊田市中心市街地活性化基本計画
大津市中心市街地活性化基本計画
神戸市中心市街地活性化基本計画(新長田地区)
・アピアテナントミックス事業(H19年度)
事業概要
大規模小売店舗立地法の特例措置である「第一種大規模小売店舗立地法
特例区域」の指定要請。
JR藤枝駅南側に位置する旧市立病院跡地について、市立図書館、シネマコ
ンプレックス、商業店舗、立体駐車場の複合施設(BiVi藤枝)を整備。
ホテル、温浴施設、フィットネス、商業店舗、CATVスタジオ、連絡通路、立体
駐車場で構成される複合施設の整備。
市街地再開発ビルであるアピア1・2の区分所有者から商業床を取得または
賃借し、商業床の一体化を行い、地域のニーズに適合したテナントミックスを
実施する。
中心市街地内大型店(基本計画明示分)
・西友藤枝店(7,799㎡)
・アピタ藤枝(7,048㎡)
・すみや藤枝瀬戸新屋店(1,411㎡)
・西友すみや南新屋店(5,164㎡)
・アピア1・2
・宝塚ソリオ
・アピア3
・アピアきた
・南口サンビオラ
・新世界地区(第二期工区)優良建築物等整備事業(H24~H27 下層階には商業施設や業務施設、上層階に住宅を配置し、住宅付複合商業 ・米城ビル千歳プラザ東館(岩田屋/24,050㎡)
年度)
施設の整備を行う。
・久留米井筒屋(百貨店/16,014㎡)
・大規模小売店立地法の特例区域(第二種特例区域)設定の提 中心市街地の大型空きビルや再開発事業などに出店意欲を持つ大型店につ ・久留米西鉄名店街(駅ビル/6,570㎡)
案(H19年度~)
いて、大規模小売店舗立地法の出店手続きである調整期間を短縮し、中心 ・西鉄東口再開発ビル(リベール/6,002㎡)
市街地への出店を誘導する。
-
-
・トライアル(33,214㎡)
-
-
・パケット奈良店(1,132㎡)
・ビッグ奈良(1,743㎡)
・コトモール奈良(2,136㎡)
・大東ビルディング(8,056㎡)
・奈良ビブレ(11,263㎡)
・シルキア奈良(4,760㎡)
・小樽駅前第3ビル周辺地区第1種市街地再開発事業(H19~ 商業施設、分譲マンション、ホテル、駐車場で構成される再開発ビルを建設 ・長崎屋小樽店(12,066㎡)
H21年度)
する。
・コープさっぽろ小樽南店(3,877㎡)
・大規模小売店舗立地法特例区域指定の要請(H20年度~)
第一種特例区域の指定について北海道に要請。
・フードセンター小樽店(マックスバリュ北海道/3,009㎡)
・大規模小売店舗立地法の特例措置(H20年度)
青森県に対して第一種大規模小売店舗立地法特例区域の指定に係る要
・イトーヨーカ堂弘前店(量販店/20,885㎡)
請。
・中三弘前店(百貨店/20,434㎡)
・弘前駅前地区再開発ビル(スーパー/22,168㎡)
・大規模小売店舗立地法特例区域の設定の要請(H20年度~) 大規模小売店舗立地法の手続きを適用除外とする「第一種特例区域」の設 ・岩手県産業会館(サンビル/寄合百貨店/1,899㎡)
定についての県への要請。
・永卯ビル(みかわや/専門店/1,296㎡)
・「映画の街盛岡」推進事業(H19~H24年度)
映画文化を地域資源として活用し、「映画の街盛岡」の情報発信を行うととも ・川徳ショッピングセンター(百貨店/23,783㎡)
に、近隣の商店街、大型店等が連携し、商業の活性化を図り、市中心部の魅 ・盛岡駅ビル・フェザン(駅ビル/16,916㎡)
力向上を図ることを目指す事業。
・中三盛岡店(百貨店/17,126㎡)
・映画祭開催事業(H19年度~)
「映画の街盛岡」推進事業の一環であり、映画文化を地域資源として活用し、 ・橋市ビル(橋市/専門店/1,234㎡)
映画祭を開催するとともに、近隣の商店街、大型店等が連携し、商業の活性 ・光ビル(光商事/寄合百貨店/3,098㎡)
化を図り、市中心部の魅力向上を図ることを目指す事業。
・川徳駐車場ビル(川徳CUBE-Ⅱ/百貨店/1,773㎡)
・中通一丁目地区市街地再開発事業(H19~H24年度)
商業モールの整備など、魅力的な都市機能を集積させる。
・木内(百貨店/7,918㎡)
・大規模小売店舗立地法の特例区域設定の要請(H20年度~) 大店立地法の手続きを大幅に簡素化できる「第二種特例区域」を計画区域 ・秋田民衆駅(トピコ/寄合百貨店/2,922㎡)
に設定することについて、秋田県に要請する。
・秋田市民市場(寄合百貨店/5,432㎡)
-
-
・シャトーもぎ(1,073㎡)
・池田(3,748㎡)
・S-MALL(11,424㎡)
-
-
-
-
-
・アピタ中津川店(16,500㎡)
・大規模小売店舗立地法の特例区域の設定の要請(H20年度) 大規模小売店舗立地法の手続きを簡素化できる特例区域(第一種)の設定 ・松坂屋豊田店
を愛知県に要請する。
・T-FACE
・(仮)豊田市駅前通り北地区市街地整備事業(H21~H28年
豊田市駅前における公共施設や商業施設の整備。
・GAZA
度)
・ショッピングカート事業(H18年度~)
駅周辺の施設、店舗、駐車場が一体となった屋外カートの共同利用を、中心
市街地大型店の取り組みから商店街を巻き込み、エリアを拡大して実施。
・商業業務機能誘致奨励事業(H17年度~)
商業・業務機能の集積を図るため、1,000㎡以上の売場面積を取得等した事
業者に対して、開業後5年間の固定資産税等に対して奨励金を交付する。
・第二種大規模小売店舗立地法特例区域の要請(H21年度~) 大規模小売店舗立地法特例区域の設定についての要請。
・大津パルコ(衣料品・雑貨/22,711㎡)
・アヤハディオ大津店(ホームセンター/4,818㎡)
・西友大津店(総合小売/6,340㎡)
・平和堂大津駅前店(総合小売/7,827㎡)
-
-
・ジョイプラザ(大丸ほか/11,501㎡)
・ピフレ新長田(大創産業ほか/5,048㎡)
・アクタくにづか3番館(ダイエーほか/8,676㎡)
・アクタくにづか4番館(1,423㎡)
・アクタくにづか5番館(2,506㎡)
・ソレイユ西代(ライフコーポレーションほか/5,870㎡)
・ネストガーデン長田(ホームセンターアグロ/12,222㎡)
・アスタプラザウエスト(マルハチほか/9,561㎡)
・アスタプラザイースト(1,779㎡)
・尼センデパートリニューアル事業(H21年度)
本市中心市街地の東の玄関口に位置するターミナル機能を有した商業施設 ・尼崎ショッパーズプラザ(トポス尼崎店/スーパー/5,000㎡)
のリニューアル工事を行う。
・アマゴッタ(食彩市場ラ・アール尼崎店/寄合百貨店/4,604㎡)
・出屋敶リベル核店舗誘致対策運営会議(H18年度~)
尼崎市が为体となり、リベルの地権者に対して、核テナントの誘致に向けた ・尼センデパート(寄合百貨店/3,626㎡)
リーシング活動の促進を働きかける場を設ける。
・イズミヤ尼崎店(スーパー/2,206㎡)
・大規模商業施設連携促進事業(H19年度~)
イオンモール伊丹テラスと中心市街地商店街との共同キャンペーンの開催、 ・エース新鮮館伊丹店(1,665㎡)
イベントの実施、共通カード導入の検討、イオンモール内への伊丹市の産業 ・伊丹SC(関西スーパー中央店/3,561㎡)
PRコーナーの設置などを実施。
・伊丹Sデパート(関西スーパーマーケット駅前店/10,538㎡)
・ファミリーハイツ十二番街(1,334㎡)
・アリオ(関西スーパーアリオ店/3,010㎡)
・伊丹阪急新駅ビル2階(1,217㎡)
・ニトリ伊丹店(6,661㎡)
-78-
備考
H23.3.31変更
H23.3.31変更
H22.11.12変更
H23.3.23変更
H23.7.7変更
H20.7変更
H23.3.31変更
H22.3.23変更
H20.7.9変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
H23.3.23変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
H20.7.9変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
番号
45
認定日
平成20年7月9日
市町村名
松江市(島根県)
46
平成20年7月9日
西条市(愛媛県)
47
平成20年7月9日
四万十市(高知県)
48
平成20年7月9日
北九州市(小倉地区/福岡県)
計画名
松江市中心市街地活性化基本計画
大型店関連事業
・第二種大規模小売店舗立地法特例区域制度の活用(H20年
度~)
・松江サティ連携事業(H23年度~)
事業概要
第二種大規模小売店舗立地法特例区域制度を活用した賑わいの創出。
西条市中心市街地活性化基本計画
-
四万十市中心市街地活性化基本計画
-
北九州市中心市街地活性化基本計画(小倉地区)
・小倉駅北口商業ビル(ラフォーレ跡)再生事業(H20~H24年
度)
・チャチャタウン小倉2期開発事業(H20~H24年度)
・ホームセンターハルク(2,435㎡)
・マルナカ神拝店(1,019㎡)
・大屋(6,034㎡)
・㈱越智家具店(1,384㎡)
-
・アピアさつき(スーパー他/3,702㎡)
・フジ中村店(スーパー他/2,403㎡)
既存のラフォーレビルを活用して、(仮称)北九州市漫画ミュージアムを核に関 ・セントシティ北九州(小倉伊勢丹・現コレット/46,282㎡)
連テナントなどによる集客等の機能を導入する。
・井筒屋小倉店(46,163㎡)
バス営業所機能、バス駐機場、商業施設、駐車場を備えた建物を一体的に ・リバーウォーク北九州(ショッピングセンター/28,492㎡)
整備。
・IDCショールーム(専門店/19,554㎡)
小倉都心を代表する百貨店の井筒屋が小倉本店を段階的に全面改装すると ・アミュプラザ小倉(寄合百貨店/16,934㎡)
ともに、平成20年3月末に撤退する小倉伊勢丹を引き継ぎ、コレットを新規に ・チャチャタウン小倉(ショッピングセンター/13,750㎡)
開設するもの。
小倉中心市街地で活動する大学、企業、まちづくり団体、NPOなど様々な为
体が参画する組織を発足させ、まちのPR・情報発信、まちの魅力を高める事
業の推進を行う。
地元まちづくり団体や商店街、大型店などが为体となって実施する、イベント ・メイト黒崎(百貨店/39,100㎡)
や魅力づくり等の賑わいづくり活動に対して支援する事業。
・井筒屋アネックス1(百貨店/10,046㎡)
商店街、大型店、飲食店で利用できるプレミアム付き共通商品券を発行する
事業。
地元商業者やまちづくり団体、自治会等と近隣に立地予定の大型商業施設
が、イベント等の共同企画や共同宣伝等の連携事業を行うもの。
JR黒崎駅と中心商店街、中心市街地周辺の大規模商業施設とを結ぶ巡回
バスを運行。
大型店等が撤退した空きビル・空き店舗に、商業施設、文化・スポーツ施設、
事務所等の施設の入居による利活用について調査検討を行い、事業を推進
する。
コムシティ(黒崎駅西地区再開発ビル)の商業施設部分に、店舗やサービス
施設等の集客機能に加え、地域交流や市民の福祉・文化の向上に資する公
益機能の導入を図る。
大型店の中心市街地への立地促進を図る。
・諫早中央ビル(スーパー・専門店/1,627㎡)
既存大型店のリニューアル、または新規出店の受け皿として、駐車場を備え ・西友諫早店(総合スーパー/3,139㎡)
た街区規模の再開発を行う。
大規模小売店舗立地法に基づく手続きを大幅に簡略化できる「大規模小売 ・トキハ大分店
店舗立地法の特例区域」の指定。
・パルコ
地元老舗百貨店のトキハが公共空間と一体となったコミュニティ形成空間を ・大分サティ
整備する。
・大分フォーラス
空き店舗に話題性のあるテナントを誘致し、商店街とトキハが一体化した集 ・ベスト電器
客戦略を展開するとともに、トキハ所有地においてチャレンジショップ事業を展 ・OASIS広場21
開する。
・太陽家具百貨店
百貨店のコミュニティ形成事業に併せて、来街者へのまちなか情報発信拠点 ・マルショク東大道店
を設ける。
平成21年3月に閉店し、空きビルとなっていた旧大分サティビルを部分解体
し、2階建の商業系ビルに再生し、1階部分には総合食料品スーパーを誘致
する。
近鉄百貨店跡地等において、共同住宅・商業施設複合建築物の整備を行
・トキハ別府店(百貨店・専門店/28,000㎡)
う。
・ゆめタウン別府(スーパー・専門店/21,000㎡)
中心市街地活性化の起爆剤として誘致した大型複合商業施設・ゆめタウン別 ・別府駅前複合マンション(住宅・専門店・スーパー/8,000㎡)
府と、地元商店街及び住民との共同イベントを実施。
大規模小売店舗立地法の手続きを適用除外とする特例区域設定について県 ・さくら野八戸店(百貨店/15,227㎡)
へ要請する。
・八戸スカイビル(14,005㎡)
核的商業施設の再整備。
・八戸中央ビル(1,998㎡)
-
・ジョイマートユニー飯田駅前店(スーパー/8,635㎡)
まちなかの商店と区域内大型店と相互に利用できる電子マネーの導入を進 ・赤ちゃんこどもデパートナカムラ(衣料小売/1,045㎡)
める。
・ファッションビルウヲジ(衣料小売/1,461㎡)
・ジャスコ伊賀上野店(総合小売/10,125㎡)
・ニューライフ上野店(食料品/1,263㎡)
大規模小売店舗立地法の手続きの簡素化措置を受ける第一種大規模小売 -
店舗立地法特例区域を、第1ポルタビル及び隣接する立体駐車場の第2ポル
タビルが立地している区域に設定する。
市で第1・2ポルタビルを購入し、バリアフリー化や内装改修などを行う。
富良野協会病院跡地に複合集客施設と大型駐車場を備えた飲食モールを整 ・三番館(百貨店/3,078㎡)
備。
・ラルズ(スーパー/1,220㎡)
大規模小売店舗立地法の手続きの簡略化の措置を県に要請する。
・大沼(百貨店/11,925㎡)
空き店舗となった旧山形松坂屋ビル(現ナナビーンズ)の4~8階フロアを商 ・十字屋山形店(百貨店/10,273㎡)
工会議所が賃借し、市民交流のための施設として活用する。
市営住宅、ケア付住宅、商業施設、医院、公益施設等を整備する再開発事 -
業。
中央通り地区の市街地再開発事業によって建設する複合ビルの商業床部分
を㈱大田原まちづくりカンパニーが取得し、地元スーパーをはじめ地域の不足
業種を中心とする多様な店舗を誘導、テナントミックスを図る。
大規模小売店舗立地法の手続きを簡素化できる「特例区域」の設定を群馬 ・スズラン百貨店高崎店(百貨店/20,233㎡)
県へ要請。
・高崎高島屋(百貨店/17,349㎡)
大型商業施設の増床(新館店舗、駐車場、イベント広場)の新築工事及びこ ・高崎ショッピングデパート(高崎ビブレ/スーパー/13,059㎡)
れに付随する既存本館の改修工事。
・高崎ターミナルビル・モントレー(寄合百貨店/8,929㎡)
・井筒屋リニューアル事業(H19~H21年度)
・We Love 小倉プロジェクト(H22年度~)
49
平成20年7月9日
北九州市(黒崎地区/福岡県)
北九州市中心市街地活性化基本計画(黒崎地区)
・黒崎副都心賑わいづくり推進事業(H20~H24年度)
・共通商品券事業(H20年度~)
・地元商業者、まちづくり団体、自治会等と新集客ゾーンとの連
携事業(H21年度~)
・黒崎副都心地区巡回バス運行事業(H21年度~)
・大型店等空きビル・空き店舗の利活用推進事業(H24年度ま
でに着手)
・コムシティの再生(H20~H23年度)
50
平成20年7月9日
諫早市(長崎県)
諫早市中心市街地活性化基本計画
・大規模小売店舗立地法の特例(H23年度~)
・栄町東西街区市街地再開発事業(H19~H26年度)
51
平成20年7月9日
大分市(大分県)
大分市中心市街地活性化基本計画
・大規模小売店舗立地法の特例区域の指定の要請(H22年度
~)
・中央通りと連携した中心商業地の集客・回遊性向上とコミュニ
ティ形成事業(H20年度)
・府内町の空き店舗活用テナント化事業及び遊休地を活用した
チャレンジショップ事業(H21~H22年度)
・おおいたまちなかコンシェルジュ事業(H20年度~)
・セントポルタビル(旧大分サティビル)再生事業(H22年度)
52
53
平成20年7月9日
平成20年7月9日
別府市(大分県)
別府市中心市街地活性化基本計画
・別府駅前複合マンション建設事業(H20~H24年度)
・(仮称)地元商店街、住民との共同イベント事業(H20~H24年
度)
・大規模小売店舗立地法の特例区域の設定の要請(H20年度
~)
・さくら野百貨店改築事業(H22~H24年度)
-
・地域商店街と中心市街地区域内大型店の連携事業(H22年
度)
八戸市(青森県)
八戸市中心市街地活性化基本計画
54 平成20年7月9日
55 平成20年11月11日
飯田市(長野県)
伊賀市(三重県)
飯田市中心市街地活性化基本計画
伊賀市中心市街地活性化基本計画
56 平成20年11月11日
岩見沢市(北海道)
岩見沢市中心市街地活性化基本計画
・大規模小売店舗立地法の特例区域の設定要請(H21年度~)
57 平成20年11月11日
富良野市(北海道)
富良野市中心市街地活性化基本計画
・ポルタビル再生事業(ポルタ地区)(H23~H24年度)
・「フラノ・マルシェ(仮称)」開発事業(H21~H22年度)
58 平成20年11月11日
山形市(山形県)
59 平成20年11月11日
大田原市(栃木県)
山形市中心市街地活性化基本計画
・大規模小売店舗立地法の特例措置の要請(H21年度)
・大規模空き店舗活用事業(H14~H23年度)
大田原市中心市街地活性化基本計画
・中央通り地区第一種市街地再開発事業(H18~H24年度)
・中央通り地区再開発に係るテナントミックス事業(H18~H24年
度)
60 平成20年11月11日
高崎市(群馬県)
高崎市中心市街地活性化基本計画
・大規模小売店舗立地法の特例措置(H20年度~)
・スズラン新館増床事業(H22~H25年度)
-79-
松江サティの増築・増床計画にあわせて、中心市街地で最も集客力のある
松江サティと地域との連携を図るため、商店街との共通ポイントカードを使っ
た相互連携の強化を行う。
-
中心市街地内大型店(基本計画明示分)
・山陰中央ビル(スーパー等/6,001㎡)
・一畑百貨店(百貨店/13,824㎡)
・片倉フィラチャー(松江サティ/スーパー/22,309㎡)
備考
H23.7.7変更
H22.11.12変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
H22.11.12変更
H23.3.31変更
H22.11.12変更
H20.7変更
H23.3.31変更
H23.7.7変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
番号
認定日
61 平成20年11月11日
市町村名
長岡市(新潟県)
62 平成20年11月11日
上越市(高田地区/新潟県)
63 平成20年11月11日
甲府市(山梨県)
計画名
長岡市中心市街地活性化基本計画
上越市中心市街地活性化基本計画(高田地区)
大型店関連事業
・大手通中央東地区第一種市街地再開発事業(H18~H22年
度)
・大手通中央西地区第一種市街地再開発事業(H17~H22年
度)
・大和跡地拠点施設整備事業(H23~H24年度)
甲府市中心市街地活性化基本計画
・大規模小売店舗立地法の特例措置の要請(H20年度)
・第一種大規模個売る店舗立地法特例区域の指定(H21年度
~)
・大規模集客施設の立地に関する方針の運用と見直し(H19年
度~)
64 平成20年11月11日
塩尻市(長野県)
塩尻市中心市街地活性化基本計画
-
65 平成20年11月11日
米子市(鳥取県)
米子市中心市街地活性化基本計画
・四日市町大型店舗再活用事業(H21年度~)
・米子駅前地区活性化事業(S63年度~)
66 平成20年11月11日
松山市(愛媛県)
松山市中心市街地活性化基本計画
67 平成20年11月11日
山鹿市(熊本県)
山鹿市中心市街地活性化基本計画
・大規模小売店舗立地法の特例区域設定の要請(H20年度~)
・商店街単位、又は複数商店街及び他のイベントとの連携によ
るイベント・共同販促事業の実施(H19年度~)
・ラフォーレ原宿・松山跡地商業等複合ビル建設に伴う支援
(H24年度)
・フジグラン松山の商業床の増床(H21~H22年度)
・プラザファイブ再生事業(テナントミックス事業)(H21年度)
・大規模小売店舗立地法特例区域の指定の要請(H21年度~)
68
平成21年3月27日
遠野市(岩手県)
遠野市中心市街地活性化基本計画
-
69
平成21年3月27日
白河市(福島県)
白河市中心市街地活性化基本計画
・大規模小売店舗立地法の特例区域設定の要請(H21年度)
・商業施設整備事業(H22年度)
70
平成21年3月27日
静岡市(静岡地区/静岡県)
静岡市(静岡地区)中心市街地活性化基本計画
・鷹匠1-14地区優良建築物等整備事業(H21~H23年度)
(新静岡センター建替え事業)
・静岡呉服町第一地区市街地再開発事業(H21~H25年度)
・静岡呉服町第二地区市街地再開発事業(H21~H25年度)
・静岡駅前紺屋町地区市街地再開発事業(H17~H22年度)
71
平成21年3月27日
静岡市(清水地区/静岡県)
静岡市(清水地区)中心市街地活性化基本計画
72
平成21年3月27日
掛川市(静岡県)
掛川市中心市街地活性化基本計画
・大規模小売店舗立地法の特例(H21年度~)
・清水駅西第一地区市街地再開発事業(H19~H25年度)
・(仮称)まちなか共同セール(H21年度~)
・東街区商業集積整備事業(H23年度)
73
平成21年3月27日
名古屋市(愛知県)
名古屋市中心市街地活性化基本計画
-
74
75
平成21年3月27日
平成21年3月27日
守山市(滋賀県)
丹波市(兵庫県)
守山市中心市街地活性化基本計画
丹波市中心市街地活性化基本計画
・(仮称)平和堂守山店建替え事業(H24~H25年度)
・JR柏原駅前再開発事業(H23年度)
76
77
78
平成21年3月27日
平成21年3月27日
平成21年6月30日
田辺市(和歌山県)
酒田市(山形県)
稚内市(北海道)
田辺市中心市街地活性化基本計画
酒田市中心市街地活性化基本計画
稚内市中心市街地活性化基本計画
-
・酒田駅前地区優良建築物等整備事業(H22~H26年度)
・賑わい再生拠点施設整備事業(H21年度、H23年度)
79
平成21年6月30日
川越市(埼玉県)
川越市中心市街地活性化基本計画
・商業核店舗整備事業(H23年度)
・大規模小売店舗撤退時等のセーフティーネット(H21年度~)
80
平成21年6月30日
豊橋市(愛知県)
豊橋市中心市街地活性化基本計画
・大規模小売店舗立地法の特例区域設定の要請(H22年度~)
・豊橋東口駅南地区優良建築物等整備事業(H19~H21年度)
事業概要
業務施設及び商業施設等の整備。
中心市街地内大型店(基本計画明示分)
備考
・大和長岡店(百貨店/4,640㎡)
H22.11.12変更
・CoCoLo長岡(寄合百貨店/11,415㎡)
商業施設等の整備。
・コープビル(メルクールほか/専門店/3,909㎡)
・長岡駅前城内ビル(イトーヨーカドー丸大長岡駅前店/スーパー
日用品取扱店等の不足業種や地域外からの集客を見込めるテナント、交流 ・本町共同ショッピングビル(旧大和上越店/8,625㎡)
H23.3.31変更
を促進する公益施設、広場、駐車場からなる拠点施設を整備。
中心市街地において大規模小売店舗立地法の規制を緩和する区域を山梨 ・岡島百貨店(32,044㎡)
H23.3.31変更
県に要請。
・山交百貨店(16,445㎡)
中心市街地において大規模小売店舗立地法の規制を緩和する区域の指定。
中心市街地等を大規模集客施設への立地敵地とする基本的な考え方や、中
心市街地の経済波及効果等をねらいとする大型店の地域貢献活動の促進
の仕組みの運用と見直し。
-
・西友塩尻店(食料品/2,804㎡)
・ヒライデ家具センター(家具/1,887㎡)
・ケーヨーデイツー塩尻店(ホームセンター/1,700㎡)
・塩尻大門ショッピングセンター(ウイングロード、イトーヨーカド堂
塩尻店など/11,533㎡)
大型空き店舗を活用した物販・飲食・サービス複合店舗の整備。
・米子高島屋(百貨店/14,980㎡)
米子駅前地区に大規模小売店建物を建設し、商業核となる大型店舗(米子 ・やよい(ショッピングセンター/9,694㎡)
駅前サティ)を立地させ、駅前地区の賑わいを創出する事業。
・米子駅前サティ(ショッピングセンター/16,193㎡)
大店立地法の手続きに関する簡素化の措置。
・三越松山店
百貨店や商店街、飲食店など中心部の総合力を結集したイベント・共同販促 ・いよてつ高島屋
事業の実施。
・アイソウ松山店
空きビルとなっているラフォーレ原宿・松山の建物を取り壊し、その跡地及び ・銀天街GET
隣接地に新たな商業等複合ビルを建設する。
・ベスト電器松山本店
フジグラン松山に、物販を中心とした商業床を増床する。
・フジグラン松山
本市商業の核施設である再開発ビル(プラザファイブ)こコンパクトにリニュー ・プラザファイブ(商業・公益・住宅・駐車機能を有する大型複合再
アルし、テナントミックスに資する保留床の買取り等による店舗の再編、商業 開発ビル/30,401㎡)
機能等の集積を図る。
大規模小売店舗立地法の手続きを簡略化することにより、大規模商業施設
の進出を支援。
-
・遠野市中心市街地活性化センター(とぴあ/スーパー・専門店
/6,897㎡)
大規模小売店舗立地法の手続きを簡素化する「第二種特例区域」設定につ -
いて福島県に要請。
大規模小売店舗立地法の特例を活用し、白河厚生総合病院の跡地に集客
力のある商業施設を早急に立地させる。
大型商業施設、鉄道駅、バスターミナルの建替え。
・伊勢丹
・松坂屋
大型商業施設、住宅、事務所、駐車場を備えた民間再開発ビルの整備。
・丸井
大型商業施設、事務所、駐車場を備えた民間再開発ビルの整備。
・PARCO
大型商業施設、宴会場、市立美術館、駐車場等を備えた民間再開発ビルの ・パルシェ
整備。
・新静岡センター
第1種特例区域の設定(大規模小売店舗立地法)。
・エスパルスドリームプラザ
大型商業施設、事務所、住宅を備えた民間再開発ビルの整備。
・エスパルスドリームプラザ新館
大型店、商店街が一体となった共同セールの実施。
掛川駅前東街区第一種市街地再開発事業により整備される商業施設を取得 -
し、不足業種や集客力の高い業種による商業集積を形成する。
-
・松坂屋名古屋店
・三越名古屋栄店
・丸栄
総合スーパーの建替え。
-
JR柏原駅前にある未利用地を活用し、居住及び商業・業務機能を持つ複合 -
施設を整備。
-
-
ホテル棟、商業棟、駐車場棟、住宅棟の整備。
・酒田セントラルビル(中合清水屋店/14,214)
稚内駅前地区第一種市街地再開発事業により整備される商業床の取得及 ・稚内駅前複合店(1,316㎡)
び映画事業・施設グランドオープンに伴うイベント開催。
・稚内副港市場(1,929㎡)
地元商業核店舗(食料品館あいざわ)の建替え。
情報収集体制の確立。大規模小売店舗立地法の特例要請の検討。
・丸広百貨店川越店(26,156㎡)
・アトレマルヒロ(21,129㎡)
・本川越ペペ(13,050㎡)
大規模小売店舗立地法に基づく手続きを簡素化できる特例区域の設定を愛 ・名豊ビル(8,814㎡)
知県に要請する。
・豊橋ステーションビル(10,590㎡)
豊橋東口駅南土地区画整理事業地区内に優良建築物等整備事業として事 ・豊橋丸栄(12,616)
業化する商業施設で、駅前に相応しい新たな商業・業務機能等を導入する。
-
・長浜ショッパーズスクエア(7,125㎡)
・パウワース(旧西友/3,693㎡)
空きビルになっている旧ダイエービルを市内の米加工製造小売業者である ・サンリブ直方店
㈱もち吉が購入し、商業店舗及び事務所の開設、イベントスパース、バリアフ
リートイレ、休憩所等の整備を行う。
大規模小売店舗立地法の手続きを適用除外とする「第一種特例区域」の設 -
定についての県への要請。
空き店舗の壽屋撤退跡を改築・改装した集合型飲食店街(屋台村)を整備。
81
平成21年6月30日
長浜市(滋賀県)
長浜市中心市街地活性化基本計画
-
82
平成21年6月30日
直方市(福岡県)
直方市中心市街地活性化基本計画
・空ビル再生事業(H22年度~)
83
平成21年6月30日
小城市(佐賀県)
小城市中心市街地活性化基本計画
・大規模小売店舗立地法の特例区域の設置の要請(H22年度
~)
・大型商業施設空店舗スペースを活用したテナントミックス施設
整備事業(H22年度~)
・大型商業施設拡充整備事業(H21年度)
大型商業施設の移転新築による店舗面積と駐車場の拡充及び地産地消
コーナーの設置。
-80-
H22.11.12変更
H23.7.7変更
H23.7.7変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
H23.7.7変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
H21.3変更
H22.11.12変更
H21.3変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
H22.11.12変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
番号
84
認定日
平成21年12月7日
市町村名
石岡市(茨城県)
計画名
石岡市中心市街地活性化基本計画
大型店関連事業
事業概要
・大規模小売店舗立地法の特例区域指定の要請(H21年度~) 中心市街地における大規模小売店舗立地法の手続きの簡素化の措置。
中心市街地内大型店(基本計画明示分)
・タイヨー石岡店(2,300㎡)
・(有)今泉家具(1,480㎡)
-
-
・アル・プラザ敦賀(14,958㎡)
・大垣駅南街区第一種市街地再開発事業(H20~H26年度)
市街地再開発事業により、住宅、商業施設、自転車駐輪場、広場、駐車場等 ・ヤナゲン大垣本店(15,427㎡)
を整備する。
・大垣ステーションビル(アピオ/6,807㎡)
・共通ポイントカード発行事業(H22年度~)
駅北側大型店舗(ユニー)と駅南商店街が一体となり、お買い物共通ポイント ・アクアウォーク大垣(25,500㎡)
カードを発行する。
・商店街大型店連携事業(H19年度~)
イーラdeや沼津西武百貨店などの大型店と仲見世商店街や大手町商店街な ・西武百貨店沼津店(本館・新館/9,794㎡)
どの商店街が共同で販売促進活動やイベントを実施する。
・富士急百貨店(本館・新館/11,014㎡)
・イシバシプラザ(イトーヨーカドー沼津店/21,709㎡)
・アルペン沼津ショッピングプラザ(7,071㎡)
・イーラde(6,130㎡)
・BiVi沼津(15,927㎡)
・百貨店イメージ向上施策等による集客力向上事業(H22年度) 百貨店(松坂屋高槻店)の改装等及び地元商店街との連携によるソフト事業 ・西武百貨店高槻店(33,853㎡)
の展開。
・松坂屋高槻店(19,500㎡)
・民間事業者による大規模集客・複合施設の整備(H22~H23 阪急不動産㈱が実施する物販、飲食、サービス等の複合施設の整備。
・アクトアモーレ(13,820㎡)
年度)
・グリーンプラザたかつき1号館(7,716㎡)
・新駅ビル整備事業(H21~H25年度)
新駅ビルを、本市の玄関口にふさわしい風格やシンボル性を持った魅力ある ・ヤマトヤシキ姫路店(百貨店/17,051㎡)
集客施設として整備する。
・山陽百貨店(百貨店/27,488㎡)
・フォーラス(専門店/14,652㎡)
85
86
平成21年12月7日
平成21年12月7日
敦賀市(福井県)
大垣市(岐阜県)
敦賀市中心市街地活性化基本計画
大垣市中心市街地活性化基本計画
87
平成21年12月7日
沼津市(静岡県)
沼津市中心市街地活性化基本計画
88
平成21年12月7日
高槻市(大阪府)
高槻市中心市街地活性化基本計画
89
平成21年12月7日
姫路市(兵庫県)
姫路市中心市街地活性化基本計画
90
平成21年12月7日
下関市(山口県)
下関市中心市街地活性化基本計画
・大規模小売店舗立地法の特例措置(H21年度~)
・シーモール下関関連事業(H20年度~)
91
平成21年12月7日
大村市(長崎県)
大村市中心市街地活性化基本計画
・上駅通り地区第一種市街地再開発事業(H19~H23年度)
・大規模小売店舗立地法の特例措置の要請(H21年度~)
・店舗等保留床の取得・運営事業(H23年度~)
92
平成21年12月7日
熊本市(植木地区/熊本県)
93
平成22年3月23日
十和田市(青森県)
熊本市(植木地区)中心市街地活性化基本計画
・ウエッキーリニューアル事業(H24年度)
十和田市中心市街地活性化基本計画
・大規模小売店舗立地法の特例区域の指定の要請(H22年度
~)
・(仮称)稲生プラザ・イースト整備事業(H23~H24年度)
・(仮称)駒っこモール整備事業(H23~H24年度)
94
平成22年3月23日
石巻市(宮城県)
石巻市中心市街地活性化基本計画
95
平成22年3月23日
福島市(福島県)
福島市中心市街地活性化基本計画
96
平成22年3月23日
上田市(長野県)
上田市中心市街地活性化基本計画
97
平成22年3月23日
倉敶市(岡山県)
倉敶市中心市街地活性化基本計画
・大規模小売店舗立地法の特例区域の指定の要請(H21年度
~)
・曽根田ショッピングセンター整備事業(H21~H22年度)
・中心市街地共通駐車サービス券事業(H7年度~)
・商業施設設置事業(H22~H23年度)
・商業施設設置事業(H22年度)
・南北連携商業活性化事業(H23年度~)
・倉敶駅北大型商業施設整備事業(H22~H23年度)
98
平成22年3月23日
唐津市(佐賀県)
唐津市中心市街地活性化基本計画
・唐津大手口街区優良建築物等整備事業(H19~H23年度)
・大規模小売店舗立地法の特例措置の要請(H22年度~)
99
平成22年3月23日
佐伯市(大分県)
佐伯市中心市街地活性化基本計画
100
平成22年3月23日
沖縄市(沖縄県)
沖縄市中心市街地活性化基本計画
101 平成22年11月30日
大仙市(秋田県)
大仙市中心市街地活性化基本計画
102 平成22年11月30日
明石市(兵庫県)
明石市中心市街地活性化基本計画
103 平成22年11月30日
川西市(兵庫県)
川西市中心市街地活性化基本計画
104
北見市(北海道)
北見市中心市街地活性化基本計画
平成23年3月25日
・大手口再開発ビル整備事業(H21~H23年度)
・大手前地区第一種市街地再開発事業(H23~H26年度)
大店立地法の手続きの簡素化の措置。
JR下関駅前の複数の店舗(下関大丸、ダイエー、各専門店)の集客、販売促
進強化(共同販売、企画催事等)
再開発事業による複合ビルの整備を図り、中心市街地の商業活性化の起爆
剤とする。
中心市街地において大規模小売店舗立地法の手続きを簡素化する区域の
指定を長崎県に要請。
食品スーパー(約700坪)を核として、シンボル広場(170坪)やテーマ飲食街
を配置し、魅力ある再開発ビルを整備する。
老朽化した共同店舗の設備更新及びテナントミックスによる商業機能の強
化。
大規模小売店舗立地法の手続きを適用除外とする特例区域の指定につい
て、県へ要請する。
稲生町5・6丁目街区において、商業施設と共同住宅、くつろぎ広場、市民
ギャラリーを併設した商業住宅複合施設を整備する。
稲生町6・7丁目街区において、街なかにおける商業コアとするため、多様な
買い回り商品を備えた物販・飲食・医療等の機能を持つ新たな商業集積地区
を形成する。
大店立地法の手続きを大幅に簡素化できる「第二種特例区域」を計画区域
に指定することについて、宮城県に要請する。
空きビル等を新たな集客施設として再整備する。
中心市街地に車で訪れる人々のために、大型店・商店街等の共通の駐車
サービス券システムを運営する。
JT開発地(天神三丁目)に商業施設(イトーヨーカ堂)を設置する。
中心商店街に隣接する旧第一中学校跡地に商業施設を設置する。
商店街とイトーヨーカ堂が連携して、合同のくじ引きやスタンプラリーを実施す
る。
倉敶チボリ公園跡地におけるイトーヨーカ堂やアウトレットモールなどの商業
施設の整備。
低利用・老朽化が著しい旧まいづる百貨店・バスセンタービルが位置する中
心市街地中心部の街区を一体的に再開発し、既存のバスセンター機能に加
え、中心市街地に不足する業種を中心とした商業機能等を導入する。
中心市街地において大規模小売店舗立地法の手続きを簡素化する区域の
指定を佐賀県に要請。
百貨店等の閉鎖後、老朽化が進んでいたビルの再開発。
旧寿屋跡地を含む大手前地区に、店舗、駐車場、住宅、地域交流センター、
広場等を整備。
H23.7.7変更
H23.3.31変更
H23.3.31変更
H21.12変更
H23.3.31変更
・シーモール下関ショッピングセンター(下関大丸とダイエーが核店 H21.12変更
舗/54,052㎡)
・ベスト電器シーモール下関店(2,999㎡)
・西沢本店大村店(3,765㎡)
H23.3.31変更
・㈱鶴亀屋(1,150㎡)
-
H22.3変更
・ユニバース十和田東一番町店(スーパー/3,261㎡)
・田清商店(専門/1,385㎡)
・田清商店第2号店(専門/1,403㎡)
・ナナオ家具百貨店(専門/1,243㎡)
・米澤家具センター(専門/1,196㎡)
H23.3.31変更
・品川屋(1,450㎡)
・家具のイトウ・アウトレットデポ(1,274㎡)
・辰巳屋平和ビル(26,383㎡)
・コープマート新町(1,344㎡)
・新福島駅ビル(エスパル福島/9,246㎡)
・イトーヨーカ堂上田店(8,144㎡)
・イオン上田ショッピングセンター(24,045㎡)
・くらしきシティプラザ東ビル(22,126㎡)
・くらしきシティプラザ西ビル(1,033㎡)
・倉敶駅ビル(3,032㎡)
・山陽マルナカ倉敶駅前店(2,325㎡)
・まいづる本店ショッピングセンター(3,625㎡)
・オオコシ(2,546㎡)
・古賀家具店(1,133㎡)
H22.3変更
・マルショク佐伯店(2,120㎡)
・H・Iひろせ佐伯店(1,499㎡)
・マックスバリュ佐伯駅前店(1,115㎡)
-
-
・サンエー中の町タウン(4,468㎡)
・プラザハウスショッピングセンター(9,202㎡)
・コリンザ(10,206㎡)
・(仮称)大曲通町地区第一種市街地再開発事業(H22~H26年 仙北組合総合病院、バスターミナル、児童福祉施設、高齢者福祉施設、健康 ・タカヤナギ白金町店(1,106㎡)
度)
増進センター(仮称)、商業施設、駐車場、事務所等の整備。
・タカヤナギ・グランマート中通店(1,192㎡)
・パワー大曲店(ホームセンター/14,493㎡)
・イオンタウン大曲福田(5,997㎡)
・明石駅前南地区第一種市街地再開発事業(H23~H27年度) 大規模小売店舗跡地ビルを中心とした明石駅前南地区の再開発事業であ ・アスピア明石(寄合百貨店/17,778㎡)
り、商業・業務施設、医療施設、行政サービス施設、高層住宅などを整備。
-
-
・ジャンボスクエア川西(量販店/8,066㎡)
・アステ川西(百貨店など/28,545㎡)
・モザイクボックス(専門店など/12,084㎡)
・大規模小売店舗立地法の特例区域指定の要請(H23年度~) 大規模小売店舗立地法の手続きの簡素化の措置。
・西銀デパート(1,374㎡)
・中心市街地活性化施設「まちきた大通ビル」整備事業(H23~ きたみ東急百貨店撤退後、行政機能、商業施設(コミュニティプラザ・パラ
・まちきた大通ビル(12,500㎡)
H26年度)
ボ)、バスターミナルの3つの機能を有する複合施設として活用してきたまちき ・BENKYOYA Pパル(1,485㎡)
た大通ビルのリニューアル整備。
・まちなか回遊イベント事業(H24年度~)
商店街と大型店が共同してスタンプラリーなど来街者が商店街を回遊するた
めのイベントを開催する。
-81-
備考
H23.3.31変更
H23.7.7変更
H23.3.31変更
H23.7.7変更
H23.7.7変更
H23.7.7変更
H23.3.31変更
H22.11.30変更
H23.3.31変更
H22.11.30変更
H23.3.25認定
番号
105
認定日
平成23年3月25日
市町村名
旭川市(北海道)
106
107
平成23年3月25日
平成23年3月25日
日光市(栃木県)
福知山市(京都府)
108
平成23年6月29日
東海市(愛知県)
計画名
旭川市中心市街地活性化基本計画
日光市中心市街地活性化基本計画
福知山市中心市街地活性化基本計画
東海市中心市街地活性化基本計画
大型店関連事業
事業概要
中心市街地内大型店(基本計画明示分)
・旭川西武(百貨店/24,177㎡)
・イトーヨーカ堂(スーパー/15,335㎡)
・マルツカデパート(寄合/11,956㎡)
・エスタ(寄合/9,972㎡)
・コープさっぽろ・ホーマック神楽店(スーパー・専門店/6,331㎡)
・三番館ビル(専門店/5,525㎡)
・旭川エクス(寄合/8,580㎡)
・ファッションプラザオクノ(寄合/5,497㎡)
・コーチャンフォー旭川店(専門店/5,388㎡)
・宮前ショッピングセンター(スーパー/6,330㎡)
・北彩都ショッピングセンター(スーパー・専門店/15,456㎡)
-
-
・今市オアシスセンタープラザ(かましん今市店)
-
-
・福知山ショッピングプラザ(スーパー/4,833㎡)
・ミフネホームセンター福知山店(ホームセンター/1,990㎡)
・ヤマダ電機テックランド福知山店(電気店/3,370㎡)
・ヒマラヤ福知山店(スポーツ用品店/2,810㎡)
・ホームセンターコーナン福知山駅前店(ホームセンター/7,574
㎡)
・大規模小売店舗立地法の特例区域設定の要請(H23年度~) 大規模小売店舗立地法の手続きの簡素化の措置の適用について県への要 ・ソラト太田川(ショッピングセンター/2,072㎡)
請。
・駅西地区商業施設誘致事業(H23~H26年度)
駅西地区の大規模街区(ユニー、名鉄所有地)に大規模小売店舗(核店舗)
の誘致を行う。
-
-
-82-
備考
H23.3.25認定
H23.3.25認定
H23.3.25認定
H23.6.29認定
4.アンケート調査
中心市街地活性化基本計画認定地区内に立地する大型店と商店街等との共同による取組
事例(共存事例)に関する情報収集を目的として実施したアンケート調査の結果を以下に示
す。
○回答数は少ないものの、ほとんどの大型店で地域貢献の方針を有しており、また実際に
商店街等との共同による取組を実施しており、大型店の地域貢献や商店街との連携に対
する意識の高さがうかがえた。
○共同取組の内容としては、
「共同イベント」及び「共同駐車場・共通駐車券」が最も多か
った。
なお、アンケート調査は、認定されている中心市街地活性化基本計画に位置付けられる大
型店関連事業を踏まえ、38 の大型店を対象として実施した。
また、アンケートの回収率は 21%(有効回答回収率も 21%)であった。
■アンケート対象と主な把握事項
対象
主要把握事項
大型店
(1)大型店の概要について
(中心市街地活性化基
(2)大型店と地域商店街等の共同取組について
本計画認定地区内に立
(3)大型店と地域商店街等の共同取組に関する課題等について
地する大型店)
■調査概要
調査対象
大型店(中心市街地活性化基本計画認定地区内に立地)
発送数
38
回収数
8
回収率
21%
有効回答数
8
有効回答率
21%
調査期間
平成 23 年 10/3~10/21
調査手法
郵送配布・郵送回収方式
-83-
(1)大型店の概要について
回答のあった大型店の概要を以下に示す。
(1-1)売場面積
選択肢
10,000㎡以上~20,000㎡未満
20,000㎡以上~30,000㎡未満
30,000㎡以上~40,000㎡未満
40,000㎡以上~50,000㎡未満
回答数(件)
5
1
0
2
割合(%)
62.5
12.5
0.0
25.0
回答数(件)
0
2
1
2
3
割合(%)
0.0
25.0
12.5
25.0
37.5
(1-2)駐車場台数
選択肢
~100台未満
100台以上~500台未満
500台以上~1,000台未満
1,000台以上~2,000台未満
2,000台以上~3,000台未満
-84-
(2)大型店と地域商店街等の共同取組について
(2-1)地域貢献の方針
・地域貢献の方針を有している大型店がほとんどであり、大型店の地域貢献に対する意識
は高いものと考えられる。
・地域貢献の方針の具体的な内容については、「地産地消の取り組みの強化」が 4 件と最
も多かった。
選択肢
地域貢献の方針を取りまとめて
いる
地域貢献の方針を取りまとめて
いない
回答数(件)
割合(%)
7
87.5
1
12.5
□地域貢献の方針・考え方:
・地産地消の取り組みの強化(地場産品の販売拡大など)(4 件)
・町内会、商店街等が主催する活動、イベントへの参加(2 件)
・愛され、必要とされ、信頼される企業を目指す
・地域ぐるみの催事、文化発信、来街者増の仕掛けを次々に実施
・社会の一員であることを自覚し、その責任を全うするとともに、事業を通じ地域社会
の生活文化の向上に貢献
・地域行政との「災害時における救援物資協定」
・地域密着の経営
・雇用の創出
-85-
(2-2)共同取組の状況
・大型店と商店街等との共同による取組について、7 割以上の大型店で実施しており、地
域貢献の方針に基づいて実際に共同取組を実施している大型店が多い状況がうかがえ
る。
選択肢
大型店と商店街等との共同によ
る取組等を行っている。
大型店と商店街等との共同によ
る取組等を行っていない。
回答数(件)
割合(%)
6
75.0
2
25.0
(2-3)共同取組の種別
・共同取組の類型を見ると、
「共同イベント」及び「共同駐車場・共通駐車券」が最も多
く、共同取組を実施している大型店の半数で実施している。
選択肢
共同イベント
共同販促
共同広告・情報発信
共同駐車場・共通駐車券
連絡バス
電子マネー
共通商品券
共同配送
人材育成
商店街への出店
大型店への出店
共同事業
連携統括組織
清掃・美化
防犯活動
その他
回答数(件) 回答率(%)
3
50.0
2
33.3
1
16.7
3
50.0
1
16.7
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
1
16.7
0
0.0
0
0.0
(注)複数のイベントを実施している場合もあること等から、割合の合計は 100%とならない。
-86-
(2-4)共同取組のきっかけ
・大型店と商店街等の共同による取組に至ったきっかけとしては、
「中心市街地の空洞化」
や「商店街に属しているため」などの意見が見られた。
・
「中心市街地の空洞化」については、大型店と商店街等が協力して中心市街地活性化に
取り組む必要性の認識の表れと考えられる。
・
「商店街に属しているため」については、大型店が商店街に加盟していることが、共同
取組に関して一定の効果があることがうかがえる。
□共同取組のきっかけ(自由記入)
:
・大型店の撤退や立地の郊外化による中心市街地の空洞化(2 件)
・商店街に属しているので(2 件)
・中心市街地の商店街、大型店の駐車場不足
・商工会議所の取りまとめにより
・郊外への大型施設立地が活発化しており、将来、商業集積地に変化が予想されるため
(2-5)共同取組を担当する組織
・大型店と商店街等の共同取組の事業を担当する組織としては、
「商店街と大型店により
構成された組織」によるものが最も多く、大型店と商店街が相対の関係で個別に対応し
て実施している状況がうかがえる。
□共同取組を担当する組織(自由記入)
:
・商店街と大型店により構成された組織(3 件)
・商工会議所
・中心商店街活性化協議会
・①イベント販促委員会②中心商店街活性化委員会③総務研修委員会④会社の各委員会
(2-6)共同取組の事業費の調達
・大型店と商店街等の共同取組の事業の調達方法としては、
「年会費」として自己負担し
ている一方、
「公からの助成金」として行政への依存も大きいことがうかがえる。
□共同取組の事業費の調達(自由記入)
:
・年会費(3 件)
・公からの助成金(3 件)
・駐車場収入
・広告料
・加盟店より駐車場料金として徴収
-87-
(2-7)現在の課題
・大型店と商店街等の共同取組に係る現在の課題としては、空きビルの増加や商店街の連
携強化など、多様な課題が挙げられている。
□共同取組の課題(自由記入)
:
・隣接地区の空きビル化。行政のテコ入れによる集積が必要
・商店街の足並みがそろわない
・大型店舗の協力不足
・商店街各店のターゲットやグレードの差が大きい
(2-8)地方自治体が制定したガイドライン等を活用した共同取組の実施状況
・大型店が実施している共同取組のうち、ガイドライン等に基づくものは 1 件のみであっ
た。
・ガイドライン等に基づいた取組を行っていると回答した大型店が挙げた商店街との共同
取組事例を下表に示す。
□共同取組事例:
・5 町商店街が共同で催し物、駐車場共有、歩行者天国、100 円バスなどを実施
-88-
(3)大型店と地域商店街等の共同取組に関する課題等について
・大型店と商店街等の共同取組に関する課題等について、にぎわいの創出を始めとして多
様な課題が挙げられた。
□自由記入:
・にぎわいの創出(2 件)
・安全・安心の社会基盤
・子育て支援
・バリアフリー
・環境
・文化
・広く回遊性が出来る、各商店街及び各商店の特色を強くPR
・起業家、若者へのチャレンジする機会を創出
・商店街各店の足並みがそろわない
・共同取り組みによるメリットを享受できていない
・行政の費用投下とリーダーシップ
・共存共栄の認識の下、お互いに協力して地域の活性化を目指す
・商店街組合員の世代交代、店舗の老朽化やお客様の変化
・地場商品を扱うにあたり、業者との間に窓口がほしい
・自転車貸し出しサービスの自転車が盗難にあい、循環バスサービスに切り替えた
-89-
○参考:アンケート調査で回答のあった大型店と商店街等との共同取組事例
■大型店
大型店
九州地方
A店
中部地方
B店
中部地方
C店
四国地方
D店
近畿地方
E店
東北地方
F店
共同取組の概要
中心部商店街でお買い物を頂いたお客様へお買い上げ金額に応じて共通駐車
券を差上げる。駐車券は中心市街地の契約駐車場26か所で使用できる。
まつりなど
中心市街地の5商店街が共同で催し物、駐車場共有を実施。(歩行者天国、駅
前より100円バス他)
地元活性化組織に参加、会員企業による共同販促など、中心市街地の活性化
を図る。
全国陶器市、年末大抽選会、B-1グルメイベント、商店街の店舗が持ち回り
で実施するゼミナール等々の商店街連合会で行う取り組み、イベントに参画
・駐車場への出資
・商店街販売促進部会への出席
・イベントチラシ
・商店街清掃活動参加
-90-
5.ヒアリング調査
(1)ヒアリング調査の概要
中心市街地活性化基本計画認定地区内に立地する大型店と商店街等との共同による取
組事例について、共同取組の背景や効果、課題、評価など、その詳細な把握を目的として、
大型店を対象としたヒアリング調査を実施した。
なお、ヒアリング調査は、前項のアンケート調査などを勘案し、5 店の大型店を対象と
して実施した。
■ヒアリング調査概要
分類
大型店
対象
①近畿地方A店
②九州地方B店
③九州地方C店
実施日
ヒアリングの視点
平成 23 年
商店街の空き店舗への百貨店のテナント展
11 月 19 日
開など。
平成 23 年
商店街における関連店舗出店、中心市街地活
9 月 28 日
性化事業への協力など
平成 23 年
大型店への地元商店のテナント誘致など
10 月 24 日
④九州地方D店
⑤九州地方E店
平成 23 年
地域に開かれた百貨店の業態、地元テナント
10 月 26 日
の誘致など
平成 23 年
商店街との共同イベント、連携統括組織への
10 月 26 日
参加など
-91-
(2)ヒアリング調査のまとめ
ヒアリング調査により情報収集した共同取組事例について、類型化するとともに、その
概要や取組の背景、成功要因、今後の課題などを以下に整理する。
■共同取組事例に係るヒアリング調査のまとめ
共同事例
実施地域
① 大型店の関連 近畿地方
店舗の商店街
への出店
九州地方
② 商店街の店舗 九州地方
の大型店への
出店
九州地方
③ 共同イベントの 九州地方
実施
事例概要
当該エリアは、面
的な広がりを持ち、
練り歩いて楽しむ
ことができる街を目
指しており、当該エ
リアに生じた空き
店舗に百貨店の関
連店舗を出店し、
エリア全体のイメー
ジを向上している。
商店街の中に百
貨店の別館として
専門店を出店。
百貨店の閉店に
際して市民14万人
の署名が集まり新
たな百貨店として
再生され、地域に
支援された百貨店
として地元店舗が
多くテナントとして
導入された。
旧百貨店の閉店
後、現店舗として
の再生に際して、
地元商店街で既に
店舗を構えている
ショップがテナント
として出店。
百貨店が所有す
る土地に屋根付き
の広場を整備し、
商店街などによる
様々なイベントを開
催。
取組の背景
バブル経済の崩
壊や大型店の閉店
などに伴う当該エリ
アの活性化を図
り、近隣エリアとの
地域間競争に勝ち
抜くとともに、当該
エリアのイメージを
崩すような店舗の
出店を抑えるため
に実施。
成功要因
エリアのイメージ
を「若い人たちのま
ち」として明確化。
地元の商店街振
興組合や町会に入
会し、一部は理事
として参加するな
ど、地元組織と良
好な関係を築いて
いる。
今後の課題
ヒアリング先
当初は賃料相場 近畿地方A店
も低下し比較的出
店しやすい状況に
あったが、現在は
空き店舗も減尐
し、出店費用もかさ
むようになってきた
ため、直接出店す
るのではなく、ふさ
わしいテナントの誘
致を支援すること
が中心になってい
る。
当初は別業種の 商店街全体から 中心市街地全体 九州地方B店
店舗であったが、 見た不足業種の補 の魅力や集客力の
商店街全体の業種 完などを勘案。
向上。
構成等を勘案し業
種変更して出店。
旧百貨店の閉店 百貨店への出店 中心市街地の回 九州地方C店
に伴い後継の商業 は販路拡大につな 遊性向上によって
施設を誘致すべく がり、百貨店と地 大型店と地域商店
地元の有力企業が 元店舗でWin-Win 街の連携を強化す
中心となり現百貨 の関係が構築でき る。
店を設立した。
る。
旧百貨店の建物 地元テナントは地 大型店と商店街 九州地方D店
を改装してオープン 域に顧客を持って が連携したイベント
した。
おり、百貨店にもメ とMD(マーチャン
リットが大きい。
ダイジング)の両方
の実施。
百貨店の増築計 百貨店は経営理 当該地区内だけ 九州地方E店
画を踏まえて広場 念の一つに地域へ の連携ではなく、
を整備。
の貢献を挙げてお 駅周辺の商業集積
り、商店街との連 地区との連携を進
携に積極的であ
め、中心市街地全
る。
体へ展開。
-92-
6.情報収集のまとめ
中心市街地活性化基本計画認定地区内に立地する大型店と商店街等との共同による取組
事例について、
認定されている中心市街地活性化基本計画の中から共同取組と考えられる事
業を抽出・整理した上でアンケート調査を実施し、その結果も勘案してヒアリング調査を実
施した。以上の調査により情報収集したまとめを以下に示す。
①大型店関連団体の地域貢献活動等に関わる意識の高まり
②大型店の地域貢献や共同取組に対する意識は高い
③共同取組事例としては「共同イベント」及び「共同駐車場・共通駐車券」が多い
④中心市街地全体の魅力向上に資する取組の実施
①大型店関連団体の地域貢献活動等に関わる意識の高まり
我が国における大型店の主要な関連団体である、日本チェーンストア協会、日本百貨店
協会、日本チェーンストア協会、日本フランチャイズチェーン協会では、地域貢献や地域
との連携等に係るガイドラインを策定しており、
その内容は行政が策定しているガイドラ
イン等と類似している。
平成 18 年の中心市街地活性化法の改正を背景として、行政だけでなく、大型店関連団
体でも地域貢献活動等に関するガイドラインを策定しており、
地域商店街との共同取組の
環境は整っている。
②大型店の地域貢献や共同取組に対する意識は高い
アンケート調査において回答のあったほとんどの大型店で地域貢献の方針を有してお
り、また実際に地域商店街等との共同による取組を実施しており、大型店の地域貢献や地
域商店街との連携に対する意識は高いものと考えられる。
③共同取組事例としては「共同イベント」及び「共同駐車場・共通駐車券」が多い
大型店と地域商店街との共同取組事例について、
「共同イベント」及び「共同駐車場・
共通駐車券」が多かった。
④中心市街地全体の魅力向上に資する取組の実施
大型店が地域との連携を積極的に推進する理由の一つに、
商圏内や商圏間競争に対応し、
中心市街地全体の魅力向上を図る必要性の認識がある。
このため、大型店の店外店舗の地域商店街の出店や、中心市街地の回遊性を高める拠点
形成のための開発事業への支援など、中心市街地全体の魅力を高め、商圏を拡大するため
の共同取組を行っている。
-93-
第4章
大型店と商店街等との共存のあり方検討
1.共存のあり方の基本方向
様々な問題・課題に直面している地域商店街について、大型店と商店街等との共存によっ
てその活性化を進めるために踏まえるべき 3 つの基本方向を示す。
■共存のあり方の基本方向
(1)地域商店街の「機能低下」に関わる問題意識
⇒交通弱者、買物弱者への対症療法
開
発
機能再集約の方法
⇒ 地域商店街を商業集積として整備
(2)商業集積としての再整備(機能回復)
⇒核商業施設としての大型店
⇒モール(回遊装置)としての商店街
運
営
具体的な機能発揮
⇒ 地域商店街を商業集積として機能強化
(3)商業集積としての確立・継続(機能向上)
⇒確立:共通する問題意識を持つ
⇒継続:商業(ビジネス)として成立する
(1)地域商店街の機能低下に関わる問題意識
○地域商店街からの生活必需機能の喪失
地域商店街は、
尐子高齢化に伴う人口減尐や人口構造の変化等によるマーケットの変容、
更には郊外に立地する大型店の攻勢による相対的な地位の低下により、地域住民が暮らし
ていくために必要な機能を次第に失いつつある。
○買物弱者の増加
とりわけ、郊外への大型店の進出等によって、身近な場所から買物をするための店がな
-94-
くなってしまったというケースが近年急激に増加し、加えて、自動車を運転できない高齢
者の増加、並びに公共交通の整理・縮小等の影響により、買物が困難な状況に置かれてい
る人々、いわゆる買物弱者が増加している。
○買物弱者の増加に対応した大型店と地域商店街等との共存のあり方
このため、大型店と商店街等との共存のあり方については、近年の地域中心商業地の変
化への対応、とりわけ買物弱者の増加に対応した共存である必要がある。
○機能向上のためのコンパクトシティ=商業集積
また、地域商店街の機能向上は、同地域に機能要素(店舗、賑わい、集客等)を再集約
すること、つまり商業地としてのコンパクトシティ=商業集積の視点が求められる。
(2)商業集積としての再整備(機能回復)
○活力ある地域商店街への再構築
更に、地域商店街の活性化を図るためには、買物弱者の増加など、地域商店街を取り巻
く社会的課題の解決に対症療法的に対応するとともに、
「コンパクトで賑わいあふれるま
ちづくり」など、活力ある地域商店街へ構造変革的な再構築を推進する必要がある。
○地域商店街の再構築に対応した大型店と商店街等との共存のあり方
このため、大型店と商店街等との共存のあり方については、
「コンパクトで賑わいあふ
れるまちづくり」など、地域商店街の再構築に対応した共存である必要がある。
「大型店」
:商業集積における核商業施設としての役割
⇒
集客(広域集客)
、地域ブランディング、エリアへのシャワー効果
「商店街」
:モール(回遊装置)として面的広がりを高める役割
⇒ 界隈性、補完関係、選択肢の多様性
(3)商業集積としての確立・継続(機能向上)
○実現化を推進する仕組みづくり(商業集積マネジメント)
一方、地域商店街の「変化」へ対応する場合であっても、地域商店街の「再構築」に対
応する場合であっても、その実現化を推進するためには、組織づくり、人材育成、環境整
備、財源確保といった「仕組み」が重要である。
○仕組みづくりに対応した大型店と商店街等との共存のあり方
このため、大型店と商店街等との共存のあり方については、組織づくり、人材育成、環
境整備、財源確保など、着実・確実な実現化に向けた仕組みづくりに対応した共存である
必要がある。
「確立」するためには、大型店と商店街が共通する問題意識を持つ
「継続」するためには、大型店と商店街がともにビジネスとして成り立つ
-95-
2.共同取組事例の整理
大型店と商店街との共同取組事例について、これまでの情報収集結果を踏まえ、主要な事
例を類型化して整理し、その概要を以下に示す。
■主要な共同取組事例
共同取組事例
① 共通商品券の発行
実施地域
八戸市
山口市
② 共通駐車券の発行
山口市
大分市
八戸市
③ 大型店の関連店舗の商店
街への出店
大阪市
④ 商店街の店舗の大型店へ
の出店
熊本市
鹿児島市
⑤ 電子マネーの導入
横須賀市
⑥ ショッピングカートの共同
利用
豊田市
⑦ 共同事業の実施
熊本市
北九州市
⑧ 共同配送の実施
八戸市
事例概要
○利用者の利便性優先による商品券発行の拡大・ 浸透
大型店と地域商店街のどちらでも使用できる共通商品券を発行し、
中心市街地の商業機能の活性化を推進している。
○商工会議所等との連携による利便性の高い商品券の発行
商工会議所会員の店舗である会員の商店街店舗、山口井筒屋、
コープやまぐちどうもん店で利用できる共通商品券を発行している。
○郊外S C への対抗を契機とした商店街と大型店の連携
商店街ごとに保有している駐車場と山口井筒屋の駐車場で利用で
きる共通駐車券の発行を行っている。
○顧客サービスの一環としての共通駐車券の発行
中心市街地の大型店(トキハデパート、大分フォーラス)や商店街な
どの加盟店で2,000円以上の買物をしたお客さまに1時間無料(170円
相当)の共通駐車券を配布する大分パーキングネット事業を実施して
いる。
○多目的に利用可能な共通駐車券の発行
中心市街地の加盟店で買物をした人で、まちなかの加盟駐車場の
駐車券を提示した人に、各店の基準に応じた額の共通駐車券である
おんでカードを進呈する事業を実施している。
○地域間競争に勝ち抜く ための店外店舗の出店・ 展開
大型店に隣接する商店街内の空き店舗等への出店や共同イベント
の開催に取り組んでいる。
○地域が支える百貨店としての地元店舗の出店
熊本岩田屋の閉店に際して市民14万人の署名が集まり県民百貨
店として再生され、地域に支援された百貨店として地元店舗が多くテ
ナントとして導入されている。
○大型店の明確なコンセプトと共鳴する地元店舗の出店
三越鹿児島店の閉店後、マルヤガーデンズとしての再生に際して、
天文館地区で既に店舗を構えているショップがテナントとして出店して
いる。
○商店街からの積極的な働き掛けによる電子マネーの導入
大型店と商店街の両方で利用できる電子マネーを導入し、中心市街
地としての一体的な商業基盤を備え、買物客の利便性向上に取り組
んでいる。
○車都市の特性を追求した共同シ ョッ ピングカートの導入
中心市街地の指定エリア内であれば、お店ごとにカートを取り替える
ことなく、子供や重い荷物なども載せたまま駐車場まで移動できる
ショッピングカート共同利用事業を実施している。
○ま ちづく り 会社や大型店の協力による共同事業の実施
熊本城桜の馬場の旧県営城内プール跡地にPFI事業で整備された
飲食物販施設(桜の小路)と歴史文化体験施設(湧々座)の2つの施
設から成る「城彩苑」の整備を行っている。
○既存資源等を活かしたお金のかからない共同事業の実施
大型店であるコレットの屋上でミツバチを飼い、都市と自然環境との
共生を目指す小倉みつばちプロジェクトを実施している。
○高齢者等の買物弱者に対応した共同配送の実施
大型店・商店街のどちらで購入した商品であっても一緒に配送でき
る共同配送を実施し、中心市街地における回遊性の向上と買物客の
荷物運びの負担軽減、特に高齢者の負担軽減を図っている。
-96-
共同取組事例
⑨ 共同販売促進活動の実施
実施地域
茨城県
日南市
⑩ 連携統括組織の構築
福岡市
鹿児島市
熊本市
宮崎市
北九州市
⑪ 買物代行の実施
鹿島市
⑫ 共同広告の実施
新富町
横須賀市
⑬ 共通ポイントカードの導入
福岡市
周南市
⑭ 連携バスの運行
⑮ 共同イベントの実施
八代市
鹿児島市
北九州市
山口市
事例概要
○ガイドラインのモ デル事業としての共同販促の実施
大型店のスペースと集客力を活かし、その一角に地域商店街が出
店し、販売・PRを行う販売促進活動に取り組んでいる。
なお、本事業は県のガイドラインのモデル事業として実施している。
○大型店の取組に商店街が参画した共同セールの実施
日南山形屋が実施していた黄札市(セール)に商店街も参加し、共
同セールを展開している。また、黄札市に合わせて共同チラシの発行
も実施している。
○大型店と商店街が連携した長い歴史に裏打ちされた組織
大型店や商店街、企業などの会員で構成されているWe Love 天神
協議会を設立し、集客向上や交通、ホスピタリティ、コミュニケーショ
ン、安全・安心など、天神に多くの人々を吸引するための様々な取り
組みを行っている。
○商店街から大型店への積極的な働き掛けによる組織構築
商店街や大型店など、天文館に関わる各種団体・企業によって組織
されるWe Love 天文館協議会を設置し、天文館に再度目を向けてもら
うための情報発信やイベントの開催、販売促進活動などを実施してい
る。
○共同取組等の企画検討を中心とした組織構築
中心市街地を取り巻く関係者によって構成されるすきたい熊本協議
会を設立し、中心市街地全体のマネジメントに取り組んでいる。
○中心市街地をモ ールと捉えてマネジ メントする組織の構築
7商店街及び5大型店舗などで構成されるDoまんなかモール委員
会を設立し、中心市街地に位置する商店街と大型店を一つのモールと
捉えた活動を実施している。
○先行組織を参考とした連携統括組織の構築
地域商店街と大型店などが会員となってWe Love 小倉を設立し、中
心市街地の魅力を高める取り組みを行っている。設立に際しては、先
駆けであるWe Love 天神の他、特にWe Love 天文館を参考にした。
○商店街の発意による高齢社会に対応したサービスの実施
ショッピングタウンピオと鹿島スカイロード商店街振興組合が連携
し、買物代行事業を実施している。
○ま ちづく り 段階から連携した共同チラシ の発行
マルショク新富店と新富町商業協同組合が連携し、共同駐車場運
営、及び共同チラシ(8日市)事業を行っている。
○連携して商圏拡大に取り 組む共同チラシ の発行
大型店と商店街の合同チラシを発行し、中心市街地全体としての集
客力の強化に取り組んでいる。
○交通系I C カードと連携したポイントカードの導入
マミーズ唐人店と唐人町商店街振興組合が連携し、共通ポイント
カード(すいとうポイントカード)を導入している。
○多機能I C カードの導入とポイントサービスの実施
商店街や大型店(近鉄松下百貨店)での買物でポイントが付与さ
れ、ポイントを買物や無料駐車券に換えることができるサービスを実施
している。
○商店街と大型店の買い回り を促す連携バスの運行
商店街と大型店を連絡するバスを運行し、中心市街地として一体的
な買い回りを促進している。
○大型店の空間と商店街等のコンテ ンツの連携
山形屋が所有する土地に屋根付きの広場(天文館ベルク広場)を整
備し、商店街などによる様々なイベントを開催している。
○商店街と大型店が加盟する商業連合会によるイベント開催
大型店が行うイベントも含め、大型店と連携を図り、商店街一体と
なったイベント事業を展開している。小倉大道芸フェスティバル、小倉
さくらまつり、小倉十日ゑびす祭、小倉食市食座などがある。
○大型店の経営母体が代わっても継続する緊密な連携
山口井筒屋と地域商店街が共同して、「山口秋の彩りフェスタ」(2年
目からは「OLA!やまぐちスペインフィエスタ」に名称変更)や「山口
デー」などのイベントを実施している。
-97-
3.基本方向に対応した共同取組事例と取組ポイントの整理
アンケート調査やヒアリング調査などを通じて把握された大型店と商店街との共同取
組事例について、
「共存のあり方の基本方向」に対応して分類するとともに、取組のポイ
ントを以下に整理する。
■基本方向に対応した取組ポイントの整理
共存のあり方の基本方向
共同取組事例
(1) 地域商店街の「機能低
⑧ 共同配送の実施
下」に関わる問題意識
買物した重い荷物を持って買い回
る必要のない高齢者等への対応
交通弱者、買物弱者への ⑪ 買物代行の実施
対症療法
中心市街地へアクセスすることが
困難な高齢者等への対応
⑭ 連携バスの運行
高齢者等の交通弱者の利便性向上
(2) 商業集積としての再整備 ③ 大型店の関連店舗の商店街への出店
(機能回復)
中心市街地全体の魅力の向上
④ 商店街の店舗の大型店への出店
核商業施設としての大型
中心市街地全体の魅力の向上
店
⑥ ショッピングカートの共同利用
モール(回遊装置)とし
中心市街地全体の回遊性の向上
ての商店街
⑫ 共同広告の実施
広域への情報発信
⑦ 共同事業の実施
中心市街地全体の魅力の向上
⑨ 共同販売促進活動の実施
中心市街地全体の賑わいづくりと
売上増進
⑮ 共同イベントの実施
中心市街地全体の賑わいづくりと
来街者の増加
(3) 商業集積としての確立・ ① 共通商品券の発行
継続(機能向上)
中心市街地で地域型商品券を共通
して利用できる環境整備
・ 確立:問題意識の共有
② 共通駐車券の発行
継続:商業(ビジネス)
中心市街地へのアクセス性を高め
としての成立
る環境整備
⑤ 電子マネーの導入
中心市街地で電子マネーを共通し
て利用できる環境整備
⑬ 共通ポイントカードの導入
中心市街地でポイントカードを共
通して利用できる環境整備
⑩ 連携統括組織の構築
中心市街地全体をマネジメントす
る組織づくり
-98-
取組のポイント
利用者(特に高齢者
等)の利便性を第一に考
えた仕組みを構築する。
中心市街地全体の最適
化を最重視して取り組
む。
自らリスクを負うことによって
主体的に取り組む。
大型店と商店街が対等・公
平かつWin-Winの関係で取り
組む。
大型店と商店街がお互いに
提供可能なものを出し合う。
利用者の利便性を第一に考
えた仕組みを構築する。
中心市街地全体として
地域間競争に勝ち抜く意
識の共有。
大型店、商店街、企
業、交通事業者、大学、
行政機関など多様な主体
の参画により組織を構築
する。
若手への積極的な代替
わりを促進する。
4.共同取組事例の活性化段階別の整理
地域商店街の活性化の達成段階について、活性化推進の基盤となる「環境整備」
、賑わ
いや消費を源となる「集客」
、商業地としての吸引力を高める「売上」
、活性化の持続性を
担保する「利益」の4つの段階(下図A~D)に区分する。
共同取組事例と取組ポイントをこの4区分に重ね合わせた時に見えてくる、
活性化の達
成段階別の共存のあり方を以下に整理する。
地域商店街の状況は地域によって多様であることから、
4区分した活性化の達成段階に
対応して、当該地域における共存のあり方を検討し、取り組むことが有効である。
ただし、この4段階区分は、一つの段階をクリアしてから次の段階に取り組むという主
旨ではなく、当該地域の実態に即して必要な共同取組を実施することを想定している。
また、共同取組の実施に際しては、一つの共同取組を単体で実施するだけでなく、各種
共同取組を連携・連動させて取り組むことが有効であると考える。
なお、大型店と商店街の共同取組は、あくまでも地域商店街活性化のための手段である
ことから、
「高齢者の買物利便性の向上」や「子供連れ買物客の滞留時間の増加」など、
地域商店街への来街者や来店者の視点に基づく活性化の目的を明確化した上で共同取組
を実施する必要がある。
このため、複数の共同取組を連携して実施する場合には、当該地域の活性化の目的に対
応した共同取組を組み合わせ、例えば、交通施策とイベント施策を組み合わせてパッケー
ジ化して実施することが重要であると考える。
■活性化段階別の共同取組
(3)商業集積としての確
立、継続
(機能向上)
・利用者の利便性を最重視
⑤電子マネーの導入
⑬共通ポイントカードの
導入
②共通駐車券の発行
①共通商品券の発行
・共同して地域間競争に勝
ち抜く意識
・多様な主体の参画
・若手への代替わり促進
⑩連携統括組織の構築
(2)商業集積としての再整備(機能回復)
・利用者(特に高齢者等)の利
便性を最重視
(1)地域中心商業地の
機能低下に関わる
問題意識
⑧共同配送の実施
⑪買物代行の実施
⑭連携バスの運行
A)環境整備
③大型店の関連店舗
の商店街への出店
④商店街の店舗の大
型店への出店
⑥ショッピングカートの
共同利用
⑫共同広告の実施
・中心市街地全体の最適化
を最重視
⑦共同事業の実施
⑮共同イベントの実施
⑨共同販促活動の実施
・主体的な取組
・Win-Winの関係
・持続可能性
B)集客
C)売上
-99-
D)利益
活性化の
達成段階
A)環境整備段階
地域商店街の活性化に向けて必要な基盤を整備する環境整備段階においては、地域商店
街の利用者、特に、高齢者等の利便性を第一に考えた基盤・仕組みを構築するべく、商店
街と大型店との連携を図っていく必要がある。
具体的な共同取組事例としては、共同配送の実施、買物代行の実施、連携バスの運行な
どが挙げられる。
B)集客段階
地域商店街の賑わいや消費の源となる来街者を確保する集客段階においては、地域商店
街全体の最適化、徹底的な利用者目線の堅持、当事者意識の共有、対等かつ平等な Win-Win
の関係構築、
持続可能性の向上などの視点を持って商店街と大型店との連携を図っていく
必要がある。
具体的な共同取組事例としては、共通駐車券の発行、大型店の関連店舗の商店街への出
店、商店街の店舗の大型店への出店、ショッピングカートの共同利用、共同広告の実施、
共同事業の実施、共同イベントの実施などが挙げられる。
C)売上段階
商業地としての吸引力を強化する売上段階においては、
地域商店街全体として地域間競
争に勝ち抜く意識の共有、徹底的な消費者目線の堅持、商業者間の Win-Win の関係構築な
どの視点を持って商店街と大型店との連携を図っていく必要がある。
具体的な共同取組事例としては、共通商品券の発行、電子マネーの導入、共通ポイント
カードの導入、共同販促活動の実施などが挙げられる。
D)利益段階
地域商店街の持続性を担保する利益段階においては、環境の変化や目的の多様化に柔軟
に対応できる様々なプレーヤーの連携、
組織における健全な新陳代謝の実行などの視点を
持って商店街と大型店との連携を図っていく必要がある。
具体的な共同取組事例としては、We Love 天神協議会や We Love 天文館協議会、すきた
い熊本協議会など、連携統括組織の構築が挙げられる。
-100-
5.主な共同取組事例の概要紹介
前項で示した「活性化の達成段階」と共同取組事例の対応の中から、主要な共同取組事例
の概要を以下に紹介する。
共同取組事例(その8)
【福岡市、鹿児島市、熊本市】
共同取組事例(その7)
【横須賀市】
共同取組事例(その5)
【山口市】
(3)商業集積としての確
立、継続
(機能向上)
・利用者の利便性を最重視
共同取組事例(その6)
【八戸市】
⑤電子マネーの導入
⑬共通ポイントカードの
導入
②共通駐車券の発行
①共通商品券の発行
・共同して地域間競争に勝
ち抜く意識
・多様な主体の参画
・若手への代替わり促進
⑩連携統括組織の構築
(2)商業集積としての再整備(機能回復)
・利用者(特に高齢者等)の利
便性を最重視
(1)地域中心商業地の
機能低下に関わる
問題意識
⑧共同配送の実施
⑪買物代行の実施
⑭連携バスの運行
A)環境整備
共同取組事例(その1)
【八戸市】
③大型店の関連店舗
の商店街への出店
④商店街の店舗の大
型店への出店
⑥ショッピングカートの
共同利用
⑫共同広告の実施
・中心市街地全体の最適化
を最重視
⑦共同事業の実施
⑮共同イベントの実施
⑨共同販促活動の実施
・主体的な取組
・Win-Winの関係
・持続可能性
B)集客
C)売上
共同取組事例(その2)
【豊田市】
D)利益
共同取組事例(その4)
【茨城県】
共同取組事例(その3)
【日南市】
-101-
活性化の
達成段階
共同取組事例(その1)
高齢者等が重い荷物を持たずに買い回りできる『共同配送』の実施
(八戸市)
【取組の背景】
八戸市の中心市街地の買物客は高齢者が多く、高齢者対応の必要性が高まっていたことか
ら、八戸商工会議所に設置されていたTMO推進会議(商店街や大型店の関係者などを含む
ソフト事業委員会)において検討され、平成 18 年 12 月からTMOの事業として開始した。
事業開始に際しては、当時の商工会議所の担当者が大型店の担当者に直接説明して協力を
仰ぎ、商店街関係者からも働き掛け、大型店と商店街が連携した共同配送事業である「八戸
中心商店街・まごころ宅配サービス事業」が実現した。
当初は、(財)21 あおもり産業総合支援センターの補助による実験事業としてスタートした
が、利用者の評判も良く、利用件数も増加し、サービスとして定着していたことから、㈱ま
ちづくり八戸(まちづくり会社)が引き継ぎ、現在に至っている。
【取組の内容】
八戸中心商店街で買物した商品を持ったまま買い回ることなく、
取扱店から自宅へ配送で
きるサービスである。配送料は 300 円(税込)であり、17 時までの受付で当日中に自宅ま
で届けられ、冷蔵品や生ものなどの商品も配送可能となっている。
取扱店は約 50 店舗にのぼり、商店街の専門店や大型店(さくら野八戸店、中合三春屋店
など)などで構成されている。買物客から取扱店に預けられた商品を宅配業者が集荷し、買
い物客の自宅へ配送する仕組みとなっているが、その多くは大型店から発送されている。
八戸中心商店街の様子
商品を預かるボックス
取扱店のステッカー
【取組の効果と課題等】
利用者の中心は高齢者でリピーターが多く、毎年利用件数が伸びている(前年比 2 割増)
が、商店の売上増などの効果については検証が困難であり不明である。また、事業主体のま
ちづくり会社としては手数料を得ていないため、活動原資の確保が課題となっている。
【取組のポイント】
○商工会議所が商店街と大型店の連携の触媒となり、高齢化の進展に対応した中心市街地
に求められるサービスを実現している。
-102-
共同取組事例(その2)
カートを取り替えることなく中心市街地を回遊できる『ショッピングカート』の共同利用
(豊田市)
【取組の背景】
豊田市の中心市街地へのアクセス手段として自家用車利用が多いことから、
車を降りてか
らの買い回りを促進し、中心市街地の回遊性を高めるため、豊田まちづくり株式会社が地元
商業関係者等とともに検討・調整し、ショッピングカート共同利用事業を開始した。
平成 16 年に社会実験として取り組み、平成 17 年に本格的な事業スタートした。豊田まち
づくり株式会社が事業主体となり、豊田市の商業活性化推進交付金を活用しつつ、まちなか
の回遊性向上による商業活性化に取り組んでいる。また、大型店、商店街、行政関係者など
で構成される「まちなか宣伝会議」を平成 15 年設立し、共同事業を展開している。
【取組の内容】
中心市街地の指定エリア内であれば、店舗ごとにカートを取り替えることなく、屋外でも
利用可能であり、子供や重い荷物などを載せたまま中心市街地を回遊することができる。
カート置場が大型店や立体駐車場ビルに設置してあり、そこでカートを無料で借り受け、
利用した後に返却する仕組みとなっている。
豊田市駅周辺は駅と大型店や立体駐車場ビルが
ペデストリアンデッキで結節されており、カートを利用しやすい基盤が整っている。
大型店のカート置場
駐車場のカート置場
カート利用可能なエリア案内
【取組の効果と課題等】
事業効果の検証のため、毎年、利用者アンケート調査を実施しているが、駅周辺の回遊比
率が高まり、行動範囲は拡大し、滞留時間も増加している。利用者からは、
「子供が買物を
楽しむようになった」や「買物がしやすくなった」などの声が多く寄せられている。
なお、現行のカート利用可能なエリアは中心市街地の一部に限定しており、経費を抑制し
つつ利用エリアを拡大することが課題となっている。
【取組のポイント】
○まちづくり会社が中心となって地元の商業関係者や大型店等の調整を図り、利用者の声
を取り入れて事業を展開している。
-103-
共同取組事例(その3)
大型店と商店街が一体となっての『共同セール(合同黄札市)』を開催
(日南市)
【取組の背景】
郊外に全国チェーンの大型店の立地が増えてきた状況で、商店街と商店街内に立地する大
型店(日南山形屋)が一体となって中心市街地の活性化に取り組もうとする機運が高まり、
日南山形屋が以前から催していた『黄札市』
(セール)を、平成 20 年に日南山形屋から日南
市油津商店街振興会
(油津一番街商店街振興組合、
岩崎商店街振興組合、
岩崎二丁目商店会)
へ呼びかけ、3 商店街がまとまって合同で開催するようになり現在に至っている。
【取組の内容】
日南山形屋の『黄札市』
(年 10 回、毎月第 1 もしくは第 2 金・土・日曜日の 3 日間)に合
わせて日南市油津商店街振興会の 3 商店街全体でセール行っている。
また、セールに併せて、商店街が中心になって企画したイベント(餅つきやファッション
ショーなど)のほか、陶器づくり体験等の専門店などによるイベントやまちづくり団体等と
連携してのイベント(ウォーキング大会、フリーマーケット、温泉の足湯体験、コンサート
など)を開催している。なお、イベント情報などを日南山形屋のチラシに掲載してもらい、
集客効果を高めている。
事業実施にあたっては、日南山形屋と日南市油津商店街振興会(3 商店街)より構成され
る実行委員会を組織し、
お互いのノウハウ等を提供しながらイベントの企画等を行っている。
イベント(餅つき)
イベント(ファッションショー)
合同チラシ
【取組の効果と課題等】
商店街と日南山形屋の共同セール(合同黄札市)として、住民にも定着しており、まちづ
くり団体等と連携した取組へと展開してきている。今後の展開としては、商店街全体への回
遊性を高めるためのイベントの企画・開催や中心市街地にもう 1 店舗ある大型店(サピア
SC)との連携などが課題となっている。
【取組のポイント】
○商店街と大型店が中心市街地の活性化という共通目的を持って連携し、共同取組のため
の実行委員会を組織して、地域の多様な団体とも協力し事業を展開している。
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共同取組事例(その4)
大型店の集客力と地域商店の個性を連携させた『共同販促活動』の実施
(茨城県:写真はニューポートひたちなかファッションクルーズでの連携フェア)
【取組の背景】
茨城県は、平成 22 年に「茨城県大規模小売店舗の地域貢献活動に関するガイドライン」を
施行し、本ガイドラインの“地域づくりへの協力”に基づく大型店の地域貢献活動の促進と
地域商店の認知度向上を目的として、同年より「ショッピングセンター・地域商店街の連携
フェア」を開催している。
連携フェアはガイドラインのモデル事業として、
大型店による店舗スペース提供の協力の
下、茨城県、茨城県商工会連合会、茨城県商工会議所連合会が中心となって大型店と出店す
る商店街との調整などを行い、実施されている。
【取組の内容】
大型店の一角に地域商店街の店舗が期間限定のフェアとして出店してPR・販売を行い、
地域商店の認知度向上を図るものである。
地域商店では、農産品、水産加工品、スイーツ、お茶、お酒、生活・文化用品など、特色
ある商品を販売している。地域商店が出店する大型店は、中心市街地内の駅近の大型店や郊
外のショッピングセンターなどがあり、平成 23 年度は 6 箇所で開催されている。
連携フェアが開催された、ニュ
ーポートひたちなかファッショ
ンクルーズ
個性のある地域商店が 23 店舗
出店
多くのお客さんで賑わう連携
フェア
【取組の効果と課題等】
基本的に週末の 2~3 日間に連携フェアを開催しており、多くの集客があることから、大
型店を目的に来た買物客が連携フェアで個性のある商店の存在を知り、地域商店での買い物
が増加するといった誘客が期待できる。なお、中心市街地と郊外の大型店での連携フェアを
比較すると、郊外の大型店での方が地域商店の売上が多い傾向にある。
【取組のポイント】
○ガイドラインのモデル事業として位置付けるとともに、大型店の協力の下、県・支援機
関が窓口となって、大型店の集客力と地域商店の個性というお互いの特性を組み合わせ
て地域商店の認知度向上に成功している。
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共同取組事例(その5)
中心市街地全体のサービス強化に向けた『共通駐車券』と『共通商品券』の発行
(山口市)
【取組の背景】
山口市中心商店街は 7 つの商店街が十字の形状で構成し、広域から集客を果たす商店街で
ある。大型店は百貨店業態の山口井筒屋(旧ちまきや)と大型食品スーパー業態のコープど
うもん店がある。全長 800 メートルの商店街は個別商店街ごと、店舗ごとに特徴があり、ほ
とんどの部分でアーケードがかかっていることから来街者の回遊性は高い。商店街相互、大
型店と商店街は共存共栄の意識が高く、来街者に一体感を与えている。
同商店街も多くの地域同様に郊外大型店舗との競合が激しくなったことから、山口市中心
商店街としてより連携を高めて、商店街への来街数、来街頻度を増加させるとともに、来街
者が購買に至る仕組みをうまく実施することが求められるようになった。
来街数、来街頻度の増加のためには来街手段として共通駐車場を整備し、商店街全体とし
ての販売増加を目指して共通商品券を発行した。
【取組の内容】
中心商店街には商店街及び大型店が保有する
10 駐車場があり 1,890 台の駐車が可能である。
大型店は駐車台数 400 台の駐車場を保有し、商店街保有の駐車場とともに
利用可能な共通駐車券を発行し来街者の増加と回遊性の向上を図っている。
共通駐車券は個
店が購入し、㈱街づくり山口が一部手数料を徴収して事務局業務を実施する。
共通駐車券発行以前から、
商店街周辺に所在する駐車場を利用して大型店や個別店舗で買
い物を行っており、共同施設的イメージはあった。こうした共存意識を背景に平成 12 年に
共通駐車券制度を設けることで、来街者の利便性も向上し、年間約 90 万枚利用の実績が示
す通り、集客に大きな役割を果たしている。店舗経営が山口井筒屋に移行した時には商店街
関係者から制度の継続協力を申し入れ、集客を高める連携事業として機能している。
共通商品券は商工会議所が運営し、
商工会議所会員店舗約 3,000 店舗で利用が可能である。
商店街内で会員店舗でないため利用できない店舗もあるが、
実質的には商店街のほとんどの
店舗と大型店で利用可能な商店街商品券として利用されており、
商店街全体を一つの商業集
積として販売を促進する役割を果たしている。
【取組の効果と課題等】
商店街全体の一体感を高め、来街者の回遊性を向上させ、購買につながる効果がある。
【取組のポイント】
○商工会議所やまちづくり会社などの支援機関からのサポートを積極的に受け入れ、関係
者間の協同意識の下に役割分担を適切に行っている。
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共同取組事例(その6)
大型店から商店街の店舗まで幅広く利用できる『共通商品券』の発行
(八戸市)
【取組の背景】
青森県八戸市の共通商品券(はちのへ共通商品券)は平成元年(1989 年)に誕生した。
当時はバブル経済最盛期であり、
買物客の嗜好の多様化等に伴い品揃えが豊富な大型店に消
費が流れていたことに危機感を抱いた中心市街地の商店街関係者が検討を重ね、
「はちのへ
共通商品券協同組合」を設立し、大型店や関係者も巻き込んで発行を開始した。
【取組の内容】
はちのへ共通商品券は、市内の大型店
から商店街の中小専門店、
更には飲食店、
ホテル、タクシーまで幅広く利用できる
商品券である。
発行開始当時、他地域の共通商品券は
地元の商店でしか利用できないものであ
ったが、はちのへ共通商品券は大型店で
も利用できる画期的なものであり、
“八戸
方式”と言われ全国から注目を集めた。
また、券面未満で使用した場合には釣
銭が出る、使用期限がないなど、利用者
にとって使い勝手の良い商品券であるこ
とから利用が多く、地域型商品券として
は、平成 21 年まで 18 年連続で発行額全
500 円券と 1,000 円券の二種類ある商品券
(出典:はちのへ共通商品券協同組合ホームページ)
国一位であった。
【取組の効果と課題等】
はちのへ共通商品券は、利用者にとって使い勝手が良いことから、贈答用としての利用も
多く、八戸の「市民通貨」としてすっかり定着している。
利用実体については、現金、カードに次ぐ第三の通貨として、商店街での消費拡大に一定
の貢献をしているものの、商店街の個店よりも大型店やスーパーでの利用が多く、個店での
一層の利用拡大が課題となっている。
【取組のポイント】
○消費者第一の視点(大型店を含めた多様なお店等で幅広く使える、釣銭が出る、使用期
限がない)に基づいた共通商品券とすることにより、発行額を増やし、市民の利用を活
発化し、中心市街地における消費活動促進に貢献している。
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共同取組事例(その7)
商業集積を一体のショッピングモールとして地域間競争力を高める
『電子マネー』の導入及び『共同広告』の実施
(横須賀市)
【取組の背景】
京急久里浜駅前の商店街に隣接して大型店(イオン久里浜店)が平成 20 年に立地してい
る。大型店の出店計画が浮上した当時、既に大店立地法が施行されていたこともあり、商店
街として発想を大きく転換し、大型店を地域間競争に勝つための集客の核として位置づけ、
久里浜地区の商業集積が一体となって集客力を高めることとした。
一体的な商業集積としての集客力強化の一環として、商店街から大型店へ積極的な働き掛
けを行い、大型店の協力の下、商店街における大型店の電子マネー(WAON)の導入、及
び合同チラシの発行を行うこととなった。
【取組の内容】
電子マネーは、
久里浜地区の商業集積を大型店も含めて一体のショッピングモールとして
捉え、一体であれば同じ電子マネーが使えるのが当然であるという考えの下、商店街の店舗
の約 2 割(70 店舗程度)に端末機が導入され、WAONを導入した全国初の商店街となっ
た。また、一体のショッピングモールとして買物客の利便性を高めるため、大型店が開業す
る前から、商店街が主導してWAONカードの会員募集を行った。
合同チラシは、一体のショッピングモールとして商圏の拡大を図るため、配布部数の多い
大型店と合同で、年 4 回の発行を行っている。
電子マネーの幟が立つ久里浜
地区の商店街
商店街に隣接して立地する大
型店・イオン久里浜店
商圏の拡大をねらって年 4 回発
行している合同チラシ
【取組の効果と課題等】
電子マネー導入の他、大型店の特売日に合わせて割引を行っている商店街の店舗もあるな
ど、業種や立地によっては売上を伸ばしている店舗がある。なお、成功要因の一つとしては、
駅から商店街を通って大型店に至る連携しやすい市街地構造になっていることもある。
【取組のポイント】
○商店街から大型店へ積極的にアプローチし、商業集積を一体のショッピングモールとし
て地域間競争力を高めるため、電子マネーの導入と共同広告の発行を実現している。
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共同取組事例(その8)
多様な主体の連携により中心市街地活性化を牽引する『連携統括組織』の構築
(We Love 天神協議会、We Love 天文館協議会、すきたい熊本協議会)
【取組の背景】
効果的・効率的な中心市街地の活性化のためには、中心市街地全体をマネジメントする視
点での多様な事業の連携・連動が期待されるが、実際は事業の主体が事業ごとに異なるため、
事業相互の連携が考慮されず個別・単発に実施されているのが現実である。また、大型店と
地域商店街が連携した取組について、個別・相対の連携では、経費や事務などの分担や効果
の不公平感が際立って利害が拡大し、連携が進まない要因となりがちである。
これらを背景として、中心市街地の多様な関係者(商店街、大型店、企業、行政、交通事
業者など)で構成され、全体最適の視点で中心市街地の活性化を考え、自ら活動原資を有し、
時には事業主体として事業を実施する「連携統括組織」が九州各地で設立されている。
「連携統括組織」としては、平成 17 年に設立された「We Love 天神協議会」
(当初は準備
会)を先駆けとし、平成 18 年には「すきたい熊本協議会」
、平成 19 年には「We Love 天文館
協議会」が設立され、現在ではこの 3 協議会が連携した「We Love 九州」として定期的な情
報交換等を行っている。また、平成 17 年には「Do まんなかモール委員会(宮崎市中心市街
地)
」
、平成 22 年には「We Love 小倉協議会」が設立されるなど、
「連携統括組織」による中
心市街地活性化の取組は九州発の大きなムーブメントとなっている。
なお、協議会の設立に際しては、商店街関係者などの商業者が行政や商工会議所などの支
援を受けつつ主体的に取り組み、
地元の大型店なども巻き込みながら活動したケースが多い。
「We Love 天文館協議会」は、地元商店街の役員が積極的に大型店や関係機関との調整など
を行い設立に至っている。
【取組の内容】
大型店と商店街の共同取組については、
「We Love 天神協議会」や「We Love 天文館協議
会」で共同イベント事業や共同販促活動事業などを実施している。
【取組の効果と課題等】
共同販売促進活動事業では集客だけでなく、商店の売上増の効果
も見られ、大型店や商店街から評価を得ている。
なお、協議会の活動経費について、会員からの会費を基盤としつ
つも、行政からの支援への依存が大きい協議会もあり、活動原資の
確保が課題となっている。
【取組のポイント】
○商業者が中心となって多様な主体を巻き込み、中心市街地全体をマネジメントする視点
で活性化を牽引する。
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○参考:その他の共同取組事例(アンケート調査で把握された特徴的な事例)
①小倉みつばちプロジェクト
(中心市街地活性化協議会アンケート調査より)
北九州市中心市街地(小倉地区)では、大型店であるコレッ
トの屋上でみつばちを飼い、循環型コミュニティの形成に取り
組んでいる。また将来的に、採取した蜂蜜を商店街のレストラ
ンやベーカリーなどで活用することを検討している。
②食品リサイクルによる肥料づくり
(出典:プロジェクトHP)
(中心市街地活性化協議会アンケート調査より)
山口市中心市街地では、大型店であるコープやまぐちどうも
ん店の食品売場から出る野菜くずを堆肥にし、その堆肥を道場
門前商店街の駐車場の屋上を利用して育成されている野菜や
花の肥料に活用している。
(出典:山口街中HP)
③ITを活用した外国人観光客への情報発信
(地方自治体アンケート調査より)
大阪市の戎橋筋商店街では、商店街に加盟する大型店(なん
ば丸井、高島屋大阪店)においてタブレット型パソコン(中国
語、韓国語、台湾語、英語に対応)を設置し、主に外国人観光
客に対する店舗や周辺情報の検索サービスを提供している。
(出典:フジサンケイビジネスアイ)
-110-
6.大型店と商店街等との連携(共存)のあり方
商店街等と大型店が連携した共同取組を行っていくうえでは、地域ニーズに対応し、商店
街や大型店、行政、商工団体等の関係者がその役割を果たしていくことが重要である。ここ
では、共同取組の事例から見た関係者の役割から連携(共存)のあり方を以下の3つの視点
で示す。
①地域商店街を一体の商業集積と捉えて共同で競争力を強化する体制づくり・取組の実施
②ガイドライン等を活用した商店街等による主体的で積極的な共同取組の実施
③商工団体等の支援を受け、行政を含めた多様な関係者も巻き込んだ共同取組の実施
①地域商店街を一体の商業集積と捉えて共同で競争力を強化する体制づくり・取組の実施
成功している共同取組の事例には、背景・きっかけとして、郊外への大規模ショッピン
グセンターの立地や地域間・商圏間競争の激化に伴い、商店街と大型店が危機感を共有し
双方が立地する地域を一体の商業集積と捉え、商圏の拡大や吸引力の増強など、商業集積
としての競争力の強化に取り組んでいる事例が多く見られる。
近年の低迷する経済情勢を背景として、
市場を分け合うための連携では大型店と商店街
で取り組む意義が見出しにくいが、お互いに協力して地域間・商圏間の競争力を高める連
携であれば、共同取組が行いやすいと考えられる。
これらのことから、大型店と商店街が一体の商業集積であると認識し、競争力の強化の
ための共同取組の実現に取り組む必要がある。なお、共同取組を行うにあたっては、地域
の多様な関係者が連携して構成する組織をつくり、
この組織を中心に事業を展開すること
も有効な手法である。しかし、商圏の規模によっては、まず、商店会等や商工団体への大
型店の加入による連携のための環境づくりから取組むことも一つの手法である。
②ガイドライン等を活用した商店街等による主体的で積極的な共同取組の実施
大型店に対する地域貢献に関するガイドライン等を制定している地方自治体も多く、
ま
た、小売業の業界団体も地域貢献に関するガイドラインを策定しているなど、商店街から
大型店へ積極的に共同取組の実施に関して、働き掛けやすい環境が整ってきている。
成功している共同取組の事例の多くは、
商店街の関係者の問題意識や熱意によって発意
され、商店街から大型店へ積極的に働き掛け、商店街が主体性を持って取組んでいる。
これらのことから、
商店街が地方自治体や業界団体のガイドライン等を有効に活用しつ
つ、商店街から大型店へ積極的に働き掛け、大型店のノウハウなどを活用しながら主体的
に共同取組を実施することが必要である。
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③商工団体等の支援を受け、行政を含めた多様な関係者も巻き込んだ共同取組の実施
共同取組の実現のためには、様々な関係者への働き掛けや合意形成などが必要であり、
成功している共同取組の事例には、商工会議所・商工会やまちづくり会社などが黒子とし
て活躍しているケースが多い。
共同取組の中には、そのスタートアップ時に補助金などを活用している事例も多く、国
や都道府県、市区町村など行政の支援制度を活用するうえでは、補助金の窓口となること
や事業の関係者をまとめるプレーヤーが必要不可欠である。
これらのことから、共同取組の事業内容によっては、商工団体等が商店街と大型店の間
に立ち積極的に活動することが成功のカギを握ると考えられる。
-112-
ワーキング・グループの開催報告
本調査事業の実施に際しては、学識経験者や行政機関、まちづくり関係者等のメンバーに
よって構成されるワーキング・グループを設置し、2回の協議・検討を行った。
以下に、ワーキング・グループの概要を示す。
(1)ワーキング・グループ名簿
(順不同)
氏名(敬称略)
伊藤 解子
長
聡子
所属・役職
北九州市立大学 都市政策研究所 教授
九州産業大学 工学部
都市基盤デザイン工学科 講師
石丸 忠重
長崎浜んまち商店街振興組合連合会理事長
藤﨑 利之
北九州市小倉地区中心市街地活性化協議会
タウンマネージャー
藤本 利明
山口商工会議所 副会頭
協同組合米屋町振興会 副理事長
冨永 好三
熊本県 商工観光労働部 商工労働局
商工振興金融課 審議員
-113-
備考
座長
(2)第一回ワーキング・グループ概要
日 時
平成23年9月9日(金)13:30~15:30
場 所
福岡合同庁舎本館1階 共用第6会議室
開 会
・挨拶
・ワーキング・グループメンバー紹介
・事業概要説明
議 事
○プレ調査報告
・ガイドライン・条例等や大型店と商店街等の連携に係るヒアリング調査
・ガイドライン・条例等に関するWeb調査
○アンケート調査票(案)及びヒアリング項目(案)
・アンケート調査票(案)
・ヒアリング調査票(案)
○ヒアリング候補(案)
・地方自治体、活性化協議会、商店街、大型店などのヒアリング候補(案)
○共存のあり方の方向性(案)
・整理の枠組みの方向性のイメージ
○報告書構成(案)
・検討結果を取りまとめた報告書の構成(案)
(3)第二回ワーキング・グループ概要
日 時
平成23年12月5日(月)13:30~15:30
場 所
福岡合同庁舎本館1階 共用第6会議室
開 会
・挨拶
・ワーキング・グループメンバー紹介(前回ご欠席メンバーについて)
議 事
○調査結果報告について
・アンケート調査報告
・ヒアリング調査報告
・大型店と地域商店街等との共同取組事例
・賑わいあふれるコンパクトシティをめざした地域活性化のありかた
(~大型店と地域商店街等との共存のあり方~)
報 告
○報告会(シンポジウム)について
・報告会の趣旨とパネリスト(案)
・報告会のプログラム(案)
-114-
報告会(シンポジウム)開催報告
(1)開催概要
日
時:平成24年2月1日(水) 14:00~17:00(受付13:30~)
会
場:崇城大学市民ホール(熊本市民会館)大会議室
参加者数:121名(関係者除く)
(2)プログラムとタイムスケジュール
①開会(主催者挨拶)14:00~14:10(各5分)
・九州経済産業局 産業部長 井手信一
・熊本市 副市長 寺﨑秀俊
②基調講演「賑わいあふれるコンパクトシティをめざして」14:10~15:00
・中央大学 総合政策学部
教授 細野助博氏
③商店街活性化・まちづくり関係施策説明 15:00~15:10
・九州経済産業局 産業部 流通・サービス産業課長 上村 欢久
(休憩 15:10~15:20)
④パネルディスカッション
15:20~16:40
・パネリストⅰ
協同組合米屋町振興会 副理事長 藤本利明氏
・パネリストⅱ
We love 天文館協議会 会長 牧野繁氏
・パネリストⅲ
株式会社鶴屋百貨店 総合企画部 部長 本村明氏
・コメンテーター
中央大学 総合政策学部 教授 細野助博氏
・コーディネーター 株式会社NTTデータ経営研究所 村橋保春
⑤質疑応答 16:40~17:00
⑥閉会 17:00
-115-
(3)パネリストの発言要旨
① 藤本 利明 氏(協同組合米屋町振興会 副理事長)
○地域商店街の機能低下に関わる問題意識について
・買物弱者や交通弱者への対応策としての意味もあると思われるが、山口市では、中心
市街地の街なか居住を推進するため、借り上げ住宅を供給している。
○商業集積としての再整備(機能回復)について
・商店街の回遊性向上に向けて、共通駐車券事業や共通商品券事業を実施しているが、
問題もある。
・駐車場は商店街の貴重な収入源でもあるので無料化は困難であるが、お客様からは無
料化を希望する意見を多く聞く。駐車場が無料な郊外の大規模SCに対抗するには、
中心市街地の駐車場を公共の施設として考える視点も必要ではないかと思う。
・共通商品券を販促活動の景品として使うこともあるが、自分がお客様だったら共通商
品券よりも現金の方が嬉しい。
商店街での買い物を期待して商品券を景品として利用
しているのだと思うが、
店舗に魅力があれば現金を景品にしても商店街で買物してく
れるはずである。常に顧客視点でものを考え、店舗の魅力づくりに注力することが重
要であると考える。
○商業集積としての確立・継続(機能向上)について
・これまで様々な取組を行ってきたが、地域商店街が継続し、生き残って行くためには、
各店舗が商品ではなくお客様の為を思ったサービスを売る必要がある。商業者の気持
ちは必ずお客様に伝わり、お客様が生き残らせてくれる。逆に、儲けたいから、楽な
生活をしたいからという考えでは、お客様に見捨てられてしまう。
② 牧野 繁 氏(We love 天文館協議会 会長)
○地域商店街の機能低下に関わる問題意識について
・天文館では、We Love 天文館協議会が設立される以前から、「バリアフリー天文館」
として高齢者や身障者の方が安心して買い物できるまちづくりを推進しており、
店舗
の段差解消やアーケードの整備などを実施してきた。
・また、当初は駐車券を配布していたが、現在では市電や市バスでも利用できるフリー
チケットを配布している。
○商業集積としての再整備(機能回復)について
・再整備に際して、商店街と大型店の連携を強化するためには、「商店街の垣根をはず
す」ことが重要である。大型店も商店街の組合員の一員なので、商店街としての協議
であれば大型店の積極的な関与は難しい。しかし、We Love 天文館協議会のような商
店街の垣根をはずした組織での協議であれば、大型店との積極的な連携を図りやすく
なる。その意味でも、We Love 天文館協議会のような連携統括組織の意義は大きいと
-116-
考える。
○商業集積としての確立・継続(機能向上)について
・We Love 天文館協議会は、設立から3年くらいは尐ないメンバーで年間100以上のイベ
ントを開催していたが、
現在では商店街の若手を中心に30数名が中心になって活動を
行っている。
・商業集積としての継続には、次の世代に商店街を引き継いでもらうことが課題である
と考えていたが、We Love 天文館協議会の取組も地元に浸透してきており、継続でき
る環境が整ってきたと実感している。
③ 本村 明 氏(株式会社鶴屋百貨店 総合企画部 部長)
○地域商店街の機能低下に関わる問題意識について
・当社ではコンシェルジェサービスを実施しており、通常では買い物が困難な高齢者等
の団体から年間30件程度の申し込みがあり、それらのすべてに対応している。
・もう一つ、ポーターサービスとして、全従業員がお客様の買い物した荷物を駐車場、
タクシー乗場、バス停まで運ぶサービスを実施している。
○商業集積としての再整備(機能回復)について
・再整備に当たっては、新しい発想に基づく新しいチャレンジを行う必要があるため、
そのベースとなる商店街と大型店の情報の共有が重要であると考える。
・今回、熊本市の中心市街地で実施した「くまもと花絵巻」の取り組みは、その実施に
際して商店街と大型店で多くの協議を行っており、
情報共有の場でもあったと実感し
ており、
このような取り組みを実施することが再整備のきっかけになるのではないか
と考えている。
○商業集積としての確立・継続(機能向上)について
・地域商店街の商業集積としての確立・継続を行う上で、郊外の大規模SCとの競合は
避けて通れない問題である。郊外に無くて中心市街地にあるものは文化・歴史である
ので、文化・歴史を活かした取り組みを商店街と大型店が連携して取り組むことがで
きればいいのではないかと考える。
-117-
結びにかえて
住民の豊かな生活には、物質的な充足だけでなく、住民同士のコミュニケーションによっ
て積み重ねられる信頼関係、
人間関係といったソーシャル・キャピタルが必要不可欠である。
地域の中心的な商業集積地である地域商店街は、当該地域における商業や賑わいの中心地・
発信地であるとともに、住民の交流・コミュニケーションを通じたソーシャル・キャピタル
を育む場でもあった。
しかし、尐子高齢化に伴う人口減尐や人口構造の変化等によるマーケットの変容、さらに
は郊外への大型店立地の増加により、地域商店街からは買物客や賑わいが失われただけでな
く、住民が心豊かに暮らしていくために必要なソーシャル・キャピタルまでもが減衰する結
果となっている。
このような状況のもと、近年、地域商店街では地域の大型店と個店が協力し、一体の商業
集積として郊外の大型店へ対応し、協力して活性化に取り組む潮流が醸成されつつある。地
域が抱える困難な状況を打開していく上でもソーシャル・キャピタルが大きな原動力となる
ことは論を待たず、東日本大震災からの復旧・復興に例を引くまでもなく、その役割と力は
きわめて大きい。
これらを背景として、本調査事業では、地域商店街を商業や賑わいの中心地としてだけで
はなく、ソーシャル・キャピタルを育む重要な場として捉え、その活性化に向けた活動とし
て大型店と商店街の共同取組に着目し、
全国における共同取組の実態や課題を把握するとも
に、全国で実際に行われている共同取組事例を参考としつつ、地域商店街の状況に応じた共
同取組のあり方について検討を行った。
なお、本調査事業の実施に際しては、学識経験者や行政機関、まちづくり関係者等のメン
バーによって構成されるワーキング・グループを設置し、協議・検討を行った。本報告書は、
ワーキング・グループにおける検討結果を取りまとめたものである。
本調査事業の成果を踏まえ、全国の地域商店街で大型店と商店街の共同取組が推進され、
地域商店街の活性化が促進されるとともに、地域商店街が我々の心豊かな生活に不可欠な
人々の信頼関係や相互の信頼・協力といったソーシャル・キャピタルを育む場として継続的
に維持・発展することを願うものである。
平成 24 年 2 月
ワーキング・グループ会議 座長 伊藤 解子
(北九州市立大学 都市政策研究所 教授)
-118-
参考資料
○アンケート調査の関連資料 ··············································120
・自治体(都道府県)アンケート調査票 ······························120
・自治体(政令指定都市)アンケート調査票 ··························129
・中心市街地活性化協議会アンケート調査票 ··························136
・商店街アンケート調査票 ··········································144
・大型店アンケート調査票 ··········································150
-119-
自治体(都道府県)のご担当者様用
「大型店の立地に係る政策(ガイドライン、条例等)に関する調査」
アンケートご協力のお願い
■ このアンケート調査は、経済産業省九州経済産業局から株式会社NTTデータ経営研究所
が委託を受け、全国の都道府県、政令指定都市において①大型店の立地に対応したガイド
ライン、条例等の制定状況の調査及びガイドライン等に対応した大型店の取組状況の実態、
②中心市街地や地域商店街の活性化を目的とした条例等の制定状況及び条例等に対応し
た事例を把握し、分析したものを取りまとめ、中心市街地や地域商店街の活性化に取り組
むご関係者の参考にしていただくことを目的としております。
つきましては、ご多忙中のところまことに恐れ入りますが、よりよい結果とするために、
アンケート調査へのご協力をお願い申し上げます。
■ アンケート票のご記入にあたりまして、次の点についてお願い申し上げます。
■ なお、アンケート結果に関しフィードバックのご希望には対応いたします。本アンケート
項目にご希望の有無の設問を設けておりますので、よろしくお願いいたします。
 本アンケートは、大型店の立地に関する政策立案及び遂行される部署のご担当者に
ご記入をお願いいたします。
 平成23年8月末日現在の内容で回答をお願いいたします。
 回答する番号に○印やチェックを付けていただくものと、該当事頂をご記入いただ
くものがあります。
設問にしたがってご記入ください。
 お忙しいところ大変恐縮ですが、ご記入後、平成 23 年 10 月 3 日(月)までに同封
の返信用封筒にて、投函していただきますようお願いします。
 ご丌明な点がございましたら、お手数ですが下記までご連絡をお願いします。
《調査実施機関及びお問い合わせ》
株式会社NTTデータ経営研究所
〒150-0011 東京都渋谷区東 1-32-12
TEL:03-5467-6331(代表)
03-5467-6418(直通)
FAX:03-5467―6332
Mail:[email protected]
SIC本部
《調査主管》
担当:赤羽・石丸・村橋
〒812-8546 福岡市博多区博多駅東2-11-1
経済産業省
TEL:092-482-5455
九州経済産業局
FAX:092-482-5959
産業部
流通・サービス産業課
-120-
担当:山下・徳嶋
1.貴都道府県のご担当についてお答えください。
★貴都道府県の連絡先をご記入下さい。
貴都道府県名
ご住所
〒
ご回答部署名
TEL
FAX
E-Mail

本アンケートのフィードバックをご希望されますか。ご希望の有無についてお答えくだ
さい。なお、フィードバックは電子データで連絡先としてご記入いただいた E-Mail アド
レスまで送信する方法で行う予定です。
1. フィードバックを希望する
2. フィードバックは希望しない
2.大型店の立地に関する政策(ガイドライン、条例等)についてお答えください。
● 問2-①、2-③ともにお答えください。そのうえで選択した回答ごとに指定する質問に
進んでください。
問2-①.貴都道府県において大型店の立地に関するガイドライン、条例等を制定して
いますか。【択一】
1.
制定している(問2-②、2-③にお進みください)
(該当する情報公開方法についてすべてをお答えください【複数選択可】)
(1) ホームページで公開している
(2) 個別の問い合わせに対して資料を提供している
(3) その他
2. 制定に向けた検討を行っている(問2-③にお進みください)
3. 制定の予定はない(問2-③にお進みください)
問2-②.制定したガイドライン、条例等の名称をお書きください。【記述】
ガイドライン、条例等の名称
1.
2.
3.
4.
5.
-121-
● 問2-③、2-④ともに現在、把握されている範囲でお答えください。
問2-③.貴都道府県内の市町村において大型店の立地に関するガイドライン、条例等
を制定した事例がありますか。【択一】
1.
制定している市町村がある(問2-④に進んでお答えください)
2.
制定している市町村はない
3.
制定の状況を把握していない
問2-④.貴都道府県内の市町村が制定したガイドライン、条例等について、市町村名
及び制定したガイドライン、条例等の名称をお書きください。【記述】
市町村名
ガイドライン、条例等の名称
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
-122-
3.実施している政策(ガイドライン、条例等)の評価・課題についてお答えください。
● 都道府県としてはガイドライン、条例等を制定していないが、都道府県内の市町村は制定し
ている場合は、問4-②にお進みください。
● 都道府県も、都道府県内の市町村もガイドライン、条例等を制定していない場合は、問5に
お進みください。
問3.貴都道府県で実施している政策(ガイドライン、条例等)の成果について、どの
ように評価しますか。政策ごとに4段階に区分した評価のうち該当するものを選
択してください。【択一】
また、政策ごとに評価した理由、課題についてお答えください。【記述】
● 政策数が多く書ききれない場合には、別途用紙を加えてご記入ください。
政策1(問2-②の1.のガイドライン・条例等)
成果に関する評価
1.成果があった
2.概ね成果があった
3.あまり成果がなかった
4.成果がなかった
評価の理由
課題
政策2(問2-②の2.のガイドライン・条例等)
成果に関する評価
1.成果があった
2.概ね成果があった
3.あまり成果がなかった
4.成果がなかった
評価の理由
課題
-123-
おお
4.政策(ガイドライン・条例等)に対応した大型店の取組事例(地域の商業者・まち
づくり関係者等との共同による取組事例)についてお答えください。
● 事例説明を本アンケートの末尾に掲載しています。
問4-①.貴都道府県のガイドライン・条例等に対応した大型店の取組事例についてお
答えください。【記述】
● 事例数が多く書ききれない場合には、別途用紙を加えてご記入ください。
事例1(大型店名:
(地元関係者名:
事例2(大型店名:
(地元関係者名:
事例3(大型店名:
(地元関係者名:
)
)
)
)
)
)
-124-
問4-②.貴都道府県内の市町村のガイドライン・条例等に対応した大型店の取組事例
について把握されている範囲でお答えください。【記述】
● 事例数が多く書ききれない場合には、別途用紙を加えてご記入ください。
事例1(市町村名:
)
(大型店名:
)
(地元関係者名:
)
事例2(市町村名:
)
(大型店名:
)
(地元関係者名:
)
事例3(市町村名:
)
(大型店名:
)
(地元関係者名:
)
-125-
5.ガイドライン・条例等によるものではないが、地域の商業者・まちづくり関係者等
と大型店との共同による中心市街地や地域商店街の活性化の取組事例があればお
教えください。
● ガイドライン・条例等を制定している自治体におかれても、ガイドライン・条例等にはよら
ないが他の参考となるような取組事例があればご記入ください。
● 事例説明を本アンケートの末尾に掲載しています。
問5.貴都道府県内における取組事例についてお答えください。【記述】
● 事例数が多く書ききれない場合には、別途用紙を加えてご記入ください。
事例1(大型店名:
(地元関係者名:
事例2(大型店名:
(地元関係者名:
事例3(大型店名:
(地元関係者名:
)
)
)
)
)
)
-126-
6.中心市街地や地域商店街の活性化を目的とした条例等に係る事例についてお答えく
ださい。
● 具体的な事例として、市街化調整区域内の開発規制の特例、地方税の丌均一課税などをあげ
ることができます。
問6.中心市街地や地域商店街の活性化を目的とした条例等の制定状況及び条例等に対
応した事例がある場合には、同内容についてお答えください。【記述】
条例・施策等の名称:
事
例
条例・施策等の名称:
事
例
-127-
7.(その他)大型店の立地の対応について、ガイドライン、条例等以外の手法につい
てお答えください。
● ここでは自治体が独自で実施している手法についておたずねします。補助金、税制、金融、
都市計画、人材育成など地域商業の活性化に関する施策等について提示いただければと存じ
ます。
問7.大型店の立地の対応や大型店と地域商業との連携に関し、ガイドライン、条例等
以外の手法を実施されている場合には、同内容について概要をお教えください。
【記述】
アンケートは以上です。ご協力、誠にありがとうございました。
大変恐れ入りますが、10月3日(月)までに同封の返信用封筒にて、ご投函ください。
以上
□事例説明
商店街等と大型店との共同による取組等とは、連携したイベント・販売促進活動の実施、
人材やノウハウの相互の提供に関わる協力、駐車場やトイレ等の施設の共同使用などの取組
や大型店による地域貢献の一環としての取組をいいます。
より具体的な取組事例を示すと以下のとおりとなります。
 買い物代行、共同配送
 共同駐車場運営
 共通駐車場券
 共同循環バス、共同送迎バス
 販売促進共同イベント
 共同チラシ
 共通ポイントカード
 共通商品券
 相互の商品情報提供
 大型店による商店街内空き店舗等への出店
 大型店による地域商業者への研修の機会の提供
 大型店による地域商業者の商品開発等への支援
-128-
自治体(政令指定都市)のご担当者様用
「大型店の立地に係る政策(ガイドライン、条例等)に関する調査」
アンケートご協力のお願い
■ このアンケート調査は、経済産業省九州経済産業局から株式会社NTTデータ経営研究所
が委託を受け、全国の都道府県、政令指定都市において①大型店の立地に対応したガイド
ライン、条例等の制定状況の調査及びガイドライン等に対応した大型店の取組状況の実態、
②中心市街地や地域商店街の活性化を目的とした条例等の制定状況及び条例等に対応し
た事例を把握し、分析したものを取りまとめ、中心市街地や地域商店街の活性化に取り組
むご関係者の参考にしていただくことを目的としております。
つきましては、ご多忙中のところまことに恐れ入りますが、よりよい結果とするために、
アンケート調査へのご協力をお願い申し上げます。
■ アンケート票のご記入にあたりまして、次の点についてお願い申し上げます。
■ なお、アンケート結果に関しフィードバックのご希望には対応いたします。本アンケート
項目にご希望の有無の設問を設けておりますので、よろしくお願いいたします。
 本アンケートは、大型店の立地に関する政策立案及び遂行される部署のご担当者に
ご記入をお願いいたします。
 平成23年8月末日現在の内容で回答をお願いいたします。
 回答する番号に○印やチェックを付けていただくものと、該当事頂をご記入いただ
くものがあります。
設問にしたがってご記入ください。
 お忙しいところ大変恐縮ですが、ご記入後、平成 23 年 10 月 3 日(月)までに同封
の返信用封筒にて、投函していただきますようお願いします。
 ご丌明な点がございましたら、お手数ですが下記までご連絡をお願いします。
《調査実施機関及びお問い合わせ》
株式会社NTTデータ経営研究所
〒150-0011 東京都渋谷区東 1-32-12
TEL:03-5467-6331(代表)
03-5467-6418(直通)
FAX:03-5467―6332
Mail:[email protected]
SIC本部
《調査主管》
担当:赤羽・石丸・村橋
〒812-8546 福岡市博多区博多駅東2-11-1
経済産業省
TEL:092-482-5455
九州経済産業局
FAX:092-482-5959
産業部
流通・サービス産業課
-129-
担当:山下・徳嶋
1.貴市のご担当についてお答えください。
★貴市の連絡先をご記入下さい。
貴市名
ご住所
〒
ご回答部署名
TEL
FAX
E-Mail

本アンケートのフィードバックをご希望されますか。ご希望の有無についてお答えくだ
さい。なお、フィードバックは電子データで連絡先としてご記入いただいた E-Mail アド
レスまで送信する方法で行う予定です。
3. フィードバックを希望する
4. フィードバックは希望しない
2.大型店の立地に対応した政策(ガイドライン、条例等)についてお答えください。
● 選択した回答ごとに指定する質問に進んでください。
問2-①.貴市において大型店の立地に関するガイドライン、条例等を制定しています
か。【択一】
4.
制定している(問2-②にお進みください)
(該当する情報公開方法についてすべてをお答えください【複数選択可】)
(4) ホームページで公開している
(5) 個別の問い合わせに対して資料を提供している
(6) その他
5. 制定に向けた検討を行っている(問5にお進みください)
6. 制定の予定はない(問5にお進みください)
問2-②.制定したガイドライン、条例等について、名称をお書きください。【記述】
ガイドライン、条例等の名称
1.
2.
3.
4.
5.
-130-
3.実施している政策(ガイドライン、条例等)の評価・課題についてお答えください。
問3.貴市で実施している政策(ガイドライン、条例等)の成果について、どのように
評価しますか。政策ごとに4段階に区分した評価のうち該当するものを選択して
ください。【択一】
また、政策ごとに評価した理由、課題についてお答えください。【記述】
● 政策数が多く書ききれない場合には、別途用紙を加えてご記入ください。
政策1(問2-②の1.のガイドライン・条例等)
成果に関する評価
1.成果があった
2.概ね成果があった
3.あまり成果がなかった
4.成果がなかった
評価の理由
課題
政策2(問2-②の2.のガイドライン・条例等)
成果に関する評価
1.成果があった
2.概ね成果があった
3.あまり成果がなかった
4.成果がなかった
評価の理由
課題
-131-
おお
4.政策(ガイドライン・条例等)に対応した大型店の取組事例(地域の商業者・まち
づくり関係者等との共同による取組事例)についてお答えください。
● 事例説明を本アンケートの末尾に掲載しています。
問4.貴市のガイドライン・条例等に対応した大型店の取組事例についてお答えくださ
い。【記述】
● 事例数が多く書ききれない場合には、別途用紙を加えてご記入ください。
事例1(大型店名:
(地元関係者名:
事例2(大型店名:
(地元関係者名:
事例3(大型店名:
(地元関係者名:
)
)
)
)
)
)
-132-
5.ガイドライン・条例等によるものではないが、地域の商業者・まちづくり関係者等
と大型店との共同による中心市街地や地域商店街の活性化の取組事例があればお
教えください。
● ガイドライン・条例等を制定している自治体におかれても、ガイドライン・条例等にはよら
ないが他の参考となるような取組事例があればご記入ください。
● 事例説明を本アンケートの末尾に掲載しています。
問5.貴市内における取組事例についてお答えください。【記述】
● 事例数が多く書ききれない場合には、別途用紙を加えてご記入ください。
事例1(大型店名:
(地元関係者名:
事例2(大型店名:
(地元関係者名:
事例3(大型店名:
(地元関係者名:
)
)
)
)
)
)
-133-
6.中心市街地や地域商店街の活性化を目的とした条例等に係る事例についてお答えく
ださい。
● 具体的な事例として、市街化調整区域内の開発規制の特例、地方税の丌均一課税などをあげ
ることができます。
問6.中心市街地や地域商店街の活性化を目的とした条例等の制定状況及び条例等に対
応した事例がある場合には、同内容についてお答えください。【記述】
条例・施策等の名称:
事
例
条例・施策等の名称:
事
例
-134-
7.(その他)大型店の立地の対応について、ガイドライン、条例以外の手法について
お答えください。
● ここでは自治体が独自で実施している手法についておたずねします。補助金、税制、金融、
都市計画、人材育成など地域商業の活性化に関する施策等について提示いただければと存じ
ます。
問7.大型店の立地の対応や大型店と地域商業との連携に関し、ガイドライン、条例等
以外の手法を実施されている場合には、同内容について概要をお教えください。
【記述】
アンケートは以上です。ご協力、誠にありがとうございました。
大変恐れ入りますが、10月3日(月)までに同封の返信用封筒にて、ご投函ください。
以上
□事例説明
商店街等と大型店との共同による取組等とは、連携したイベント・販売促進活動の実施、
人材やノウハウの相互の提供に関わる協力、駐車場やトイレ等の施設の共同使用などの取組
や大型店による地域貢献の一環としての取組をいいます。
より具体的な取組事例を示すと以下のとおりとなります。
 買い物代行、共同配送
 共同駐車場運営
 共通駐車場券
 共同循環バス、共同送迎バス
 販売促進共同イベント
 共同チラシ
 共通ポイントカード
 共通商品券
 相互の商品情報提供
 大型店による商店街内空き店舗等への出店
 大型店による地域商業者への研修の機会の提供
 大型店による地域商業者の商品開発等への支援
-135-
中心市街地活性化協議会のご担当者様用
「商店街等と大型店との共同による取組事例に関する調査」
アンケートご協力のお願い
■ このアンケート調査は、経済産業省九州経済産業局から株式会社NTTデータ経営研究所
が委託を受け、全国の中心市街地活性化協議会がある地域において、地域商店街等と大型
店との共同による取組について実態を把握し、分析したものを取りまとめ、中心市街地や
地域商店街の活性化に取り組むご関係者の参考にしていただくことを目的としておりま
す。
つきましては、ご多忙中のところまことに恐れ入りますが、よりよい結果とするために、
アンケート調査へのご協力をお願い申し上げます。
■ アンケート票のご記入にあたりまして、次の点についてお願い申し上げます。
■ なお、アンケート結果に関しフィードバックのご希望には対応いたします。本アンケート
項目にご希望の有無の設問を設けておりますので、よろしくお願いいたします。
 本アンケートは、地域商店街等や大型店の取組状況を把握されているご担当者にご
記入をお願いいたしします。
 平成23年8月末日現在の内容で回答をお願いいたします。
 回答する番号に○印やチェックを付けていただくものと、該当事頂をご記入いただ
くものがあります。
設問にしたがってご記入ください。
 お忙しいところ大変恐縮ですが、ご記入後、平成 23 年 10 月 3 日(月)までに同封
の返信用封筒にて、投函していただきますようお願いします。
 ご丌明な点がございましたら、お手数ですが下記までご連絡をお願いします。
《調査実施機関及びお問い合わせ》
株式会社NTTデータ経営研究所
〒150-0011 東京都渋谷区東 1-32-12
TEL:03-5467-6331(代表)
03-5467-6418(直通)
FAX:03-5467―6332
Mail:[email protected]
SIC本部
《調査主管》
担当:赤羽・石丸・村橋
〒812-8546 福岡市博多区博多駅東2-11-1
経済産業省
TEL:092-482-5455
九州経済産業局
FAX:092-482-5959
産業部
流通・サービス産業課
-136-
担当:山下・徳嶋
1.貴協議会ご担当についてお答えください。
★貴協議会の連絡先をご記入下さい。
貴協議会名
ご住所
〒
ご回答部署名
TEL
FAX
E-Mail
HPアドレス

本アンケートのフィードバックをご希望されますか。ご希望の有無についてお答えくだ
さい。なお、フィードバックは電子データで連絡先としてご記入いただいた E-Mail アド
レスまで送信する方法で行う予定です。
5.
フィードバックを希望する
6.
フィードバックは希望しない
-137-
2.貴協議会の対象となる中心市街地における商業の概要についてお答えください。
● 質問内容が公開された資料等に取りまとめられている場合には、当該資料等を通じて当方
で把握いたしますので、該当する資料のご紹介をお願いします。
7.
中心市街地活性化基本計画が認定されており、同基本計画内で概要は説明されてい
る。
8.
当協議会のホームページに概要を取りまとめ公開している。
9.
以下の資料に取りまとめている。
(資料名:
)
● 基本計画策定中の協議会におかれては、策定中の計画の範囲内でお答えください。
問2-①.商店街の概要
貴協議会の対象となる中心市街地(以下、「対象市街地」といいます。)における商店
街の概要について以下の表に基づきお答えください。【記述】
業種構成、立地特性に関しては該当番号を選んでください。
● 商店街数が多く書ききれない場合には、別途用紙を加えてご記入ください。
商店街名
店舗数(店)
〔うち空き店舗数〕
〔
〔
〔
〔
〔
〔
業種構成
立地特性
① 最寄品中心
① 駅前立地
② 買回品中心
② 住宅地立地
③ どちらでもない
③ 市街地立地
〕
④ その他
① 最寄品中心
① 駅前立地
② 買回品中心
② 住宅地立地
③ どちらでもない
③ 市街地立地
〕
④ その他
① 最寄品中心
① 駅前立地
② 買回品中心
② 住宅地立地
③ どちらでもない
③ 市街地立地
〕
④ その他
① 最寄品中心
① 駅前立地
② 買回品中心
② 住宅地立地
③ どちらでもない
③ 市街地立地
〕
④ その他
① 最寄品中心
① 駅前立地
② 買回品中心
② 住宅地立地
③ どちらでもない
③ 市街地立地
〕
④ その他
① 最寄品中心
① 駅前立地
② 買回品中心
② 住宅地立地
③ どちらでもない
③ 市街地立地
〕
④ その他
-138-
所在地
問2-②.大型店(*)の状況
対象市街地における主な大型店の状況について以下の表に基づきお答えください。
【記述】
店舗業態、商店街との関係に関しては該当番号を選んでください。
● 大型店が多く書ききれない場合には、別途用紙を加えてご記入ください。
大型店名
店舗面積
(㎡)
店舗業態
商店街との関係
① 百貨店
① 商店街内
② 量販店
② 商店街近接
③ その他
③ その他
① 百貨店
① 商店街内
② 量販店
② 商店街近接
③ その他
③ その他
① 百貨店
① 商店街内
② 量販店
② 商店街近接
③ その他
③ その他
① 百貨店
① 商店街内
② 量販店
② 商店街近接
③ その他
③ その他
① 百貨店
① 商店街内
② 量販店
② 商店街近接
③ その他
③ その他
① 百貨店
① 商店街内
② 量販店
② 商店街近接
③ その他
③ その他
① 百貨店
① 商店街内
② 量販店
② 商店街近接
③ その他
③ その他
① 百貨店
① 商店街内
② 量販店
② 商店街近接
③ その他
③ その他
所在地
(*)大型店とは、大規模小売店舗立地法でいう店舗面積1,000㎡超の大規模小売店舗を指します。
-139-
3.商店街等と大型店との共同による取組等についてお答えください。
問3-①.共同による取組の有無
商店街等と大型店との共同による取組等がなされているかどうかお答えください。
【択一】
● 共同による取組の事例説明を以下に掲載しています。
1.
商店街等と大型店との共同による取組等を行っている。(問3―②に進んでお答え
ください)
2.
商店街等と大型店との共同による取組等を行っていない。
□事例説明
商店街等と大型店との共同による取組等とは、連携したイベント・販売促進活動の実施、
人材やノウハウの相互の提供に関わる協力、駐車場やトイレ等の施設の共同使用などの取組
や大型店による地域貢献の一環としての取組をいいます。
より具体的な取組事例を示すと以下のとおりとなります。
 買い物代行・共同配送
 共同駐車場運営
 共通駐車場券
 共同循環バス・共同送迎バス
 販売促進共同イベント
 共同チラシ
 共通ポイントカード
 共通商品券
 相互の商品情報提供
 大型店による商店街内空き店舗等への出店
 大型店による地域商業者への研修の機会の提供
 大型店による地域商業者の商品開発等への支援
-140-
問3-②.取組内容
商店街等と大型店との共同による取組等がなされている場合の取組内容についてお
答えください。【記述】
● 複数の取組がある場合には、別途用紙を加えてご記入ください。
1. 事業を取り組む商店街等と大型店について具体的にお答えください。
商店街等の名称:
大 型 店 の 名 称:
2. 取組に至ったきっかけについてお答えください。
3. 取組事業の概要をお書きください。
4. 取組事業を担当する組織はどのような構成になっていますか。お答えください。
5. 取組事業の事業費及び事業費の調達についてお答えください。
6. 現在の課題をお答えください。
-141-
4.大型店の立地に関するガイドライン、条例等の活用についてお答えください。
問4-①.
大型店の立地に関し、自治体が制定したガイドラインや条例等について知っているか
についてお答えください。【択一】
● 自治体によっては、大型店に対して地域貢献の一環として地域との連携・協力を定めたガイ
ドラインや条例等を制定している場合があります。
1. ガイドラインや条例等の存在を知っている(問4-②にお進みください)
2. ガイドラインや条例等の存在を知らない
3. ガイドラインや条例等は制定されていない
問4-②.
ガイドラインや条例等を活用しているかについてお答えください。【択一】
1. ガイドラインや条例等を活用している(問4-③にお進みください)
2. ガイドラインや条例等を活用していない
問4-③.
ガイドラインや条例等を活用した大型店へのアプローチの有無についてお答えくだ
さい。【択一】
大型店へアプローチしている場合にはどのようにアプローチしているか、その内容に
ついてお答えください。【記述】
1. 大型店へアプローチしている
アプローチ内容
2. 大型店へアプローチしていない
-142-
5.(その他)商店街等と大型店との共同による取組に関し、広くお考えをお聞かせく
ださい。
問5.商店街等と大型店との共同による取組に関し、課題や求められるあり方など、自
由に広くお考えをお聞かせください。【記述】
アンケートは以上です。ご協力、誠にありがとうございました。
大変恐れ入りますが、10月3日(月)までに同封の返信用封筒にて、ご投函ください。
以上
-143-
商店街のご担当者様用
「商店街等と大型店との共同による取組事例に関する調査」
アンケートご協力のお願い
■ このアンケート調査は、経済産業省九州経済産業局から株式会社NTTデータ経営研究所
が委託を受け、九州地域の商店街振興組合、商店街協同組合等と大型店との共同による取
組について実態を把握し、分析したものを取りまとめ、中心市街地や地域商店街の活性化
に取り組むご関係者の参考にしていただくことを目的としております。
つきましては、ご多忙中のところまことに恐れ入りますが、よりよい結果とするために、
アンケート調査へのご協力をお願い申し上げます。
■ アンケート票のご記入にあたりまして、次の点についてお願い申し上げます。
■ なお、アンケート結果に関しフィードバックのご希望には対応いたします。本アンケート
項目にご希望の有無の設問を設けておりますので、よろしくお願いいたします。
 本アンケートは、地域商店街等や大型店の取組状況を把握されているご担当者にご
記入をお願いいたしします。
 平成23年8月末日現在の内容で回答をお願いいたします。
 回答する番号に○印やチェックを付けていただくものと、該当事頂をご記入いただ
くものがあります。
設問にしたがってご記入ください。
 お忙しいところ大変恐縮ですが、ご記入後、平成 23 年 10 月 3 日(月)までに同封
の返信用封筒にて、投函していただきますようお願いします。
 ご丌明な点がございましたら、お手数ですが下記までご連絡をお願いします。
《調査実施機関及びお問い合わせ》
株式会社NTTデータ経営研究所
〒150-0011 東京都渋谷区東 1-32-12
TEL:03-5467-6331(代表)
03-5467-6418(直通)
FAX:03-5467―6332
Mail:[email protected]
SIC本部
《調査主管》
担当:赤羽・石丸・村橋
〒812-8546 福岡市博多区博多駅東2-11-1
経済産業省
TEL:092-482-5455
九州経済産業局
FAX:092-482-5959
産業部
流通・サービス産業課
-144-
担当:山下・徳嶋
1.貴組合のご担当についてお答えください。
★貴組合の連絡先をご記入下さい。
貴組合名
ご住所
〒
TEL
FAX
E-Mail
HPアドレス

本アンケートのフィードバックをご希望されますか。ご希望の有無についてお答えくだ
さい。なお、フィードバックは電子データで連絡先としてご記入いただいた E-Mail アド
レスまで送信する方法で行う予定です。
7.
フィードバックを希望する
8.
フィードバックは希望しない
-145-
2.貴組合の概要についてお答えください。
問2-①.商店街の概要
貴組合の概要について、おわかりの範囲内でお答えください。【記述・択一】
3.
店舗数はいくつですか。
商店街全店舗数
:(
内組合店舗数
:(
4. 空き店舗数はいくつですか。
商店街全店舗のうち空き店舗数 :(
組合店舗のうち空き店舗数
:(
5. 業種構成で該当するものはどれですか。
① 最寄品中心
② 買回品中心
③ その他(
6. 立地特性で該当するものはどれですか。
① 駅前立地
② 住宅地立地
③ 市街地立地
④ その他(
店舗)
店舗)
店舗)
店舗)
)
)
問2-②.大型店(大規模小売店舗立地法でいう店舗面積 1,000 ㎡超の大規模小売店舗)の状況
商店街内又はその周辺に立地する主な大型店の状況について以下の表に基づきお答え
ください。【記述】
店舗業態、商店街との関係に関しては該当番号を選んでください。
● 大型店が多く書ききれない場合には、別途用紙を加えてご記入ください。
● 大型店名以外はおわかりの範囲内でご記入ください。
大型店名
店舗面積
(㎡)
店舗業態
商店街との関係
④ 百貨店
④ 商店街内
⑤ 量販店
⑤ 商店街近接
⑥ その他
⑥ その他
④ 百貨店
④ 商店街内
⑤ 量販店
⑤ 商店街近接
⑥ その他
⑥ その他
④ 百貨店
④ 商店街内
⑤ 量販店
⑤ 商店街近接
⑥ その他
⑥ その他
④ 百貨店
④ 商店街内
⑤ 量販店
⑤ 商店街近接
⑥ その他
⑥ その他
④ 百貨店
④ 商店街内
⑤ 量販店
⑤ 商店街近接
⑥ その他
⑥ その他
④ 百貨店
④ 商店街内
⑤ 量販店
⑤ 商店街近接
⑥ その他
⑥ その他
-146-
所在地
3.商店街等と大型店との共同による取組についてお答えください。
問3-①.共同による取組の有無
商店街等と大型店との共同による取組がなされているかどうかお答えください。
【択一】
● 共同による取組の事例説明を以下に掲載しています。
1.
商店街等と大型店との共同による取組を行っている。(問3―②に進んでお答えく
ださい)
2.
商店街等と大型店との共同による取組を行っていない。
□事例説明
商店街等と大型店との共同による取組とは、連携したイベント・販売促進活動の実施、人
材やノウハウの相互の提供に関わる協力、駐車場やトイレ等の施設の共同使用などの取組を
いいます。
より具体的な取組事例を示すと以下のとおりとなります。
 買い物代行・共同配送
 共同駐車場運営
 共通駐車場券
 共同循環バス・共同送迎バス
 販売促進共同イベント
 共同チラシ
 共通ポイントカード
 共通商品券
 相互の商品情報提供
-147-
問3-②.取組内容
商店街等と大型店との共同による取組がなされている場合の取組内容についてお答
えください。【記述】
● 複数の取組がある場合には、別途用紙を加えてご記入ください。
7. 商店街等と事業に取り組む大型店について具体的にお答えください。
大型店の名称:
8. 取組に至ったきっかけについてお答えください。
9. 取組事業の概要をお書きください。
10. 取組事業を担当する組織はどのような構成になっていますか。お答えください。
11. 取組事業の事業費及び事業費の調達についてお答えください。
12. 現在の課題をお答えください。
-148-
4.(その他)商店街等と大型店との共同による取組に関し、広くお考えをお聞かせく
ださい。
問4.商店街等と大型店との共同による取組に関し、課題や求められるあり方など、自
由に広くお考えをお聞かせください。【記述】
アンケートは以上です。ご協力、誠にありがとうございました。
大変恐れ入りますが、10月3日(月)までに同封の返信用封筒にて、ご投函ください。
以上
-149-
大型店のご担当者様用
「大型店と商店街等との共同による取組事例に関する調査」
アンケートご協力のお願い
■ このアンケート調査は、経済産業省九州経済産業局から株式会社NTTデータ経営研究所
が委託を受け、中心市街地活性化基本計画認定地区内に立地する大型店と地域商店街等と
の共同による取組について実態を把握し、分析したものを取りまとめ、中心市街地や地域
商店街の活性化に取り組むご関係者の参考にしていただくことを目的としております。
つきましては、ご多忙中のところまことに恐れ入りますが、よりよい結果とするために、
アンケート調査へのご協力をお願い申し上げます。
■ アンケート票のご記入にあたりまして、次の点についてお願い申し上げます。
■ なお、アンケート結果に関しフィードバックのご希望には対応いたします。本アンケート
項目にご希望の有無の設問を設けておりますので、よろしくお願いいたします。
 本アンケートは、大型店と地域商店街等の取組等の状況を把握されているご担当者
にご記入をお願いいたしします。
 平成23年8月末日現在の内容で回答をお願いいたします。
 回答する番号に○印やチェックを付けていただくものと、該当事頂をご記入いただ
くものがあります。
設問にしたがってご記入ください。
 お忙しいところ大変恐縮ですが、ご記入後、平成 23 年 10 月 21 日(金)までに同封
の返信用封筒にて、投函していただきますようお願いします。
 ご丌明な点がございましたら、お手数ですが下記までご連絡をお願いします。
《調査実施機関及びお問い合わせ》
株式会社NTTデータ経営研究所
〒150-0011 東京都渋谷区東 1-32-12
TEL:03-5467-6331(代表)
03-5467-6418(直通)
FAX:03-5467―6332
Mail:[email protected]
SIC本部
《調査主管》
経済産業省
九州経済産業局
担当:赤羽・石丸・村橋
〒812-8546 福岡市博多区博多駅東2-11-1
TEL:092-482-5455
FAX:092-482-5959
産業部
流通・サービス産業課
-150-
担当:山下・徳嶋
1.貴店舗のご担当についてお答えください。
★貴店舗の連絡先をご記入下さい。
貴店舗名
ご住所
〒
ご回答部署名
TEL
FAX
E-Mail
HPアドレス

本アンケートのフィードバックをご希望されますか。ご希望の有無についてお答えくだ
さい。なお、フィードバックは電子データで連絡先としてご記入いただいた E-Mail アド
レスまで送信する方法で行う予定です。
9.
フィードバックを希望する
10. フィードバックは希望しない
2.貴店舗の概要についてお答えください。
問2.店舗の状況
貴店舗の概要についてお答えください。【記述】
7.
開業日はいつですか。
年
8.
月
売り場面積は何㎡ですか。
㎡
9.
駐車台数は何台ですか。
台
10. 複合店舗の場合、核となる店舗の名前と業種・業態をお答えください。
大型店名:
核店舗名:
業種業態:
-151-
3.大型店と商店街等との共同による取組や大型店の地域貢献に関する取組についてお
答えください。
問3-①.貴店舗の地域貢献の方針
貴店舗又は貴店舗グループは地域貢献の方針を取りまとめているかどうかについて
お答えください。【択一】
方針を取り決めている場合には地域貢献の方針・考え方をお答えください。【記述】
1.
地域貢献の方針を取りまとめている
地域貢献の方針・考え方
2.
地域貢献の方針を取りまとめていない
問3-②.共同による取組等の有無
大型店と商店街等(商店街、まちづくり会社、NPO等)との共同による取組や大型
店の地域貢献に関する取組がなされているかどうかお答えください。【択一】
● 共同による取組の事例説明を以下に掲載しています。
3.
大型店と商店街等との共同による取組等を行っている。(問3―③に進んでお答え
ください。)
4.
大型店と商店街等との共同による取組等を行っていない。
□事例説明
大型店と商店街等との共同による取組とは、連携したイベント・販売促進活動の実施、人
材やノウハウの相互の提供に関わる協力、駐車場やトイレ等の施設の共同使用などの取組や
大型店による地域貢献の一環としての取組をいいます。
より具体的な取組事例を示すと以下のとおりとなります。
 買い物代行、共同配送
 共同駐車場運営
 共通駐車場券
 共同循環バス、共同送迎バス
 販売促進共同イベント
 共同チラシ
 共通ポイントカード
 共通商品券
 相互の商品情報提供
 大型店による商店街内空き店舗等への出店
 大型店による地域商業者への研修の機会の提供
 大型店による地域商業者の商品開発等への支援
-152-
問3-③.取組内容
大型店と商店街等との共同による取組等がなされている場合の取組内容についてお
答えください。【記述】
● 複数の取組がある場合には、別途用紙を加えてご記入ください。
13. 大型店と事業に取り組む商店街等について具体的にお答えください。
商店街等の名称:
14. 取組に至ったきっかけについてお答えください。
15. 取組事業の概要をお書きください。
16. 取組事業を担当する組織はどのような構成になっていますか。お答えください。
17. 取組事業の事業費及び事業費の調達についてお答えください。
18. 現在の課題をお答えください。
19. この取組は都道府県・市町村によるガイドライン、条例等に基づいて実施していますか。
基づいて実施している場合は、当該ガイドライン等の名称をお答えください。
(1) ガイドライン等に基づいて取り組んでいる
ガイドライン等の名称:
(2) ガイドラインに基づいた取り組みではない
-153-
4.(その他)大型店と商店街等との共同による取組等に関し、広くお考えをお聞かせ
ください。
問4.大型店と商店街等との共同による取組や大型店による地域貢献に関し、課題や求
められるあり方など、自由に広くお考えをお聞かせください。【記述】
アンケートは以上です。ご協力、誠にありがとうございました。
大変恐れ入りますが、10月21日(金)までに同封の返信用封筒にて、ご投函ください。
以上
-154-
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