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H23・24/12.1月号
H23・24/12.1 月号 ちゅうちゅうニュース H23・24/12.1月号 <高学年向けよみもの> テーマ特集・ふゆ <高学年向け> かはたれ さ ん ざい か っ ぱ ねこ 散在が池の河童猫 地球で一番寒いところ はっすん 八寸 は、浅沼に一人住む子どもの河童 だった。ある日、大池に住む長老河童か ぼくの南極生活500日 ら、人間社会へ修行にでるよう命じられる。 南極のコレクション 猫に変身した八寸は、運よく小学生の少女 あさ 麻に拾われ、飼い犬チェスとともに家族同 様に過ごす。だが、水を浴びると元の河童 の姿に戻る決まりを忘れていた八寸に、最 おそ 大の危機が襲う。 く ち き しょう 朽木 祥/作 やまない え 山内 ふじ江/画 福音館書店 〔913 クツ〕 少女の愛情と犬の勇気にささえられ、人 あらぎょう 間修業の荒行をのりきる河童。また母を失 い生きる自信を見出せない少女麻と父親 の家族の回復の物語でもある。 幽霊派遣会社 た け だ つよし た け だ つよし 武田 剛 /著 武田 剛 /著 フレーベル館 〔402〕 フレーベル館 〔402〕 ミス・プリングルとミセス・マナリングは魔 女のための夜間学校で出会いました。2人 は、幽霊が見える能力を持っていて幽霊 「武田くん、次は南極に行ってくれ。」著者が働く新聞社から突 派遣会社を作ることにしたのです。家がなく 然電話がかかりました。次の取材は南のはての大陸、南極大陸。 て困っている幽霊と、幽霊を引き取りたいと か ニュースがあればどこへでも駆けつける新聞カメラマン、武田剛さ いう人間を引き合わせる仕事です。その会 んの南極生活500日の始まりです。マイナス60度の生活や、南 社の看板を見て幽霊がやってきました。人 かか 極の動物たちに出会う中で、今地球が抱えるさまざまな環境問題 のいい穏やかな幽霊家族ともう一組は気 ちょくめん にも直面していきます。 『南極のコレクション』では、たくさんの写真が紹介されていて、 南極の生活をのぞいてみることができますよ。 性の荒い恐ろしい幽霊夫妻だったのです。 エヴァ・イボットソン/作 さ ん べ り つ こ 三辺 律子/訳 偕成社 [933 イボ〕 高槻市立中央図書館 ちゅうちゅうニュース H23・24/12.1 月号 H23・24/12.1 月号 テーマ特集・ふゆ<高学年> <高学年向けよみもの> りこうすぎた王子 きさき 昔あるところに、王さまとお妃 さまがおりまし 冬の行事 ようせい た。王子様が産まれ、お祝いに来た妖精から、 「王子よおまえは、りこうすぎる王子になるがい 秋から冬のしきたり い」という言葉を贈られます。 わくわく お正月とおもち きら 大きくなった王子は、りこうすぎてみんなの嫌 われものでした。中でも王子を一番嫌ったのは 王様でした。後を継がせたくないと、火をふく竜 の退治を言いつけますが、「りこうすぎる王子」 は竜がいることが信じられません。そこで三番目 アンドリュー・ラング/作 ふくもと ゆ み こ 福本 友美子/訳 岩波書店 〔933ラン〕 の王子、二番目の王子が出かけて行きました が2人とも帰ってきません。ついに「りこうすぎる 王子」が出かけることになりました。 あじもと け い こ 味元 敬子/文 た ざ わ え り こ 田沢 梨枝子/イラスト 表紙・本文デザイン か じ て づ か れ い こ 加持 ゆか+手塚 玲子 リブリオ出版 〔386―4〕 太陽の東 月の西 ほ く お う 日本よりもっと寒い北欧の国、ノルウェーに 伝わる民話集です。題名にもなっている「太 おくむら あ や お なかがわ がく 奥村 彪生/文 中川 学/絵 福音館書店〔383-11〕 冬には、みんなの好きなイベントがたくさん!! 陽の東 月の西」は、貧しい百姓の娘が白ク クリスマスにお正月。でも、その行事の由来を知っていますか? と つ マのもとへ嫁ぐところから始まります。しかし、 その白クマは、魔法にかけられたきれいな王 子様だったのです。 クリスマスリースの作り方や大掃除の仕方、最近ではなかなか見る かどまつ ことができない門松の作り方など秋から冬のしきたりについて詳しく 書いてあります。 ど く と く 寒い国独特の北風が出てきたり、白クマが き び アスビョルンセン/編 さ と う としひこ 佐藤 俊彦/訳 岩波書店 〔949タ〕 ぞ う に 『わくわくお正月とおもち』の本には、おせちの具の意味や、お雑煮 ぶんかけん 出てきたり、この本には、厳 しい気候の中で 文化圏マップがのっています。お雑煮は、地域によって違う土地の 暮らす人々から生まれた北欧独特と思われ 味なので、調べてみるとおもしろいよ。 と く し ょ く たんぺんしゅう る特色が見られます。短編集なので、どこか ら読んでも楽しめます。 新しい年を迎える前に、もう一度しきたりや伝統行事を見直して みませんか? 高槻市立中央図書館