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交通ネットワークビジョン「東海道新時代」(仮称)
資料1 交通ネットワークビジョン「東海道新時代」 (仮称) 策定の目的 富士山静岡空港の開港、新東名高速道路や清水港の整備推進、さらには中央新幹線の検討など、 静岡県にかかわる交通インフラの整備が着実に推進されている。静岡県が今後とも持続ある発展 を遂げるためには、これらを支える、陸・海・空の交通基盤のネットワーク化を推進し、快適に ヒトやモノが行き交い、多様な交流や地域の自立を進める必要がある。そのため、有識者を集め、 交通ネットワークのあり方やその連携方策等について議論し、短期・中期・長期の工程に沿った ビジョンとしてとりまとめる。 交通ネットワークビジョン「東海道新時代」 (仮称) ふじのくに交通ネットワークビジョン 2012年 防災 物流 まちづくり 中期プラン 基盤 インフラ 新東名 開通 高規格道路網 概成 ハード アクセス道路 清水港15m岸壁 エアポート楽座 駅前広場、物流拠点、スマートIC 御前崎第2バース ソフト 情報提供充実 高速短区間割引 SAやさい村 現東名SA・PA多目的利用 都市農山村交流、クラインガルテン、 多自然型居住 交通 有識者会議 有 識 者 経済 観光 各分野の有識者からなる検討委員会 2020年 短期プラン 2027年 長期プラン 中央新幹線 開業 新幹線富士山静岡空港新駅 東海道新幹線既存駅活性化 策定の流れ 第 1 回検討委員委員会 H23.5.31 開催 交通ネットワークのあり方について全般的議論 第 2 回検討委員会 H23.6~7(予定) 交通ネットワークの連携に関する具体的方策提案 (各委員からの提案) 第 3 回検討委員会 委員現場視察 新東名・清水港・薩 峠 静岡空港・等の視察 H23.8~9(予定) 交通ネットワークビジョンの論点整理 県民への意見聴取 第 4 回検討委員会 H23.10(予定) 交通ネットワークビジョンの素案について議論 事業者等への意見聴取 第 5 回検討委員会 H23.11(予定) 交通ネットワークビジョンの策定 広報用冊子の作成・印刷 交通ネットワークビジョンの公表 秋頃(予定) 鉄道事業者、交通事業者、 観光事業者等 資料2 交通ネットワークビジョン「東海道新時代」 (仮称) 関係する計画について 総合計画 富国有徳の理想郷“ふじのくに”グランドデザイン(H23.2) 「住んでよし 訪れてよし」「生んでよし 育ててよし」 「学んでよし 働いてよし」 の理想郷を目指す 実現への戦略体制 「基盤」部門 “ヒト、モノ、地域を結ぶ「基盤」づくり” 1.活力ある多自然型共生地域の形成 2.賑わいと潤いを生む都市空間の創造 3.陸・海・空の交通ネットワーク機能の充実 ふじのくに総合交通計画(H23.3) 富国有徳の理想郷“ふじのくに”を支える交通ネットワークの構築 ~快適にヒトやモノが行き交い、多様な交流と地域の自立を進める~ 陸海空が一体となった交通体系の整備と活用 交通ネットワークセミナー(H 22.3.23) 中村英夫東京都市大学総長 谷口博昭芝浦工業大学大学院教授 中村羊一郎静岡産業大学教授 川勝平太静岡県知事 シンポジウム 国土交通省交通政策審議会(中央新幹線小委員会) 最終答申 (H 22.5.12) “中央新幹線の具体化” 交通ネットワークビジョン検討委員会 家田委員長 (H 22.5~11) 浅野委員 大久保委員 久保田委員 中嶋委員 兵藤委員 四方田委員 残間委員 田中委員 交通ネットワークビジョン「東海道新時代」 (仮称)策定(H 23) 資料3 ふじのくに交通ネットワーク・セミナーでのご意見 ふじのくに交通ネットワーク・セミナー ~東海道新時代を迎えて~ 日 時:平成 23 年 3 月 23 日(水) 14:30~ 基調講演 交通ネットワークの利活用のために これまでの東海道,これからの東海道~ふじのくに東海道新時代へ~ ○静岡の骨格となる交通ネットワークの着実な構築を図っていく必要がある. 講師 東京都市大学総長 中村 英夫 氏 パネルディスカッション 東海道新時代におけるふじのくに交通ネットワーク パネリスト ○陸・海・空が一体となった交通基盤の連携を図っていく必要がある. 中村 英夫 氏 (東京都市大学総長) 谷口 博昭 氏 (国土交通省顧問 芝浦工業大学大学院教授) 中村 羊一郎 氏 (静岡産業大学教授) 川勝 平太 (静岡県知事) 交通ネットワークの利活用の可能性・方向性 観光振興の視点から 産業振興の視点から 安全・安心の視点から くらし・環境の視点から [静岡の魅力を活かした観光の振興] ・静岡の持続ある発展を遂げていくた めには,富士山周辺などの美しい自 然環境,文化的資源を活用した(国際 [国際的な交流・連携の推進] ・静岡空港や県内の主要港を起点とす る特定路を強化し,ヒト・モノ・情 報を集中させることで,国際的な交 [リダンダンシーの確保] ・新東名高速道路に加えて,空路や海 路,さらには中央新幹線を含めたリ ダンダンシーの高い交通ネットワー [都市と中山間地域が共存できる地域 社会の実現] ・中山間地域→都市部から都市部→中山 間地域に志向を転換し,都市と中山間 観光を視野に)観光振興に力を入れ ていく必要がある. [自然とふれあえる空間の形成] ・静岡の観光資源として,素晴らしい 自然環境を体感でき,景観にも優れ た「心地よい空間の創出」をしてい く必要がある. [景観街道の創出] ・地域との協働により、美しい風景街 道や憩いやゆとりを生む脇道、また 流・連携を効果的に推進していく必 要がある. [産業のグローバル化への対応] ・優れた先端産業を有する甲信地域に 対し、距離が短くなる静岡空港や清 水港などの優位性を発揮していく必 要がある. ・さらに,高速交通網を活用し,日本 海側などより広範囲な交流・連携を 図っていくことが必要である. クの構築を図っていく必要がある. [孤立集落への交通の確保] ・孤立集落に対し,陸上のみならず, 空路(ヘリコプター空路)や海路(伊 豆への海路)による交通ネットワー クを確保していく必要がある. 地域が共存できる災害にも強い地域社 会を育んでいく必要がある. [多目的拠点としての道の活用] ・高速道路の SA・PA,道の駅を「地域と 来訪者を結ぶ交流の接点」や「地域の 防災拠点」とするなど、多目的拠点と して活用していく必要がある. [お年寄りにやさしい地域づくりの推進] ・誰もが移動しやすい環境を整えるなど, お年寄りにやさしい暮らしを支える地 ミニ道の駅やビュースポットの整備 をしていく必要がある。 [静岡の良質な資源の活用] ・県内北部の豊かな水資源や森林資源 を産業に活かしていく必要がある. 域づくりを進める必要がある.