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芸術科「音楽Ⅱ」学習指導案 実施時期 平成25年10月18日(金) 第3時限 実施学級 普通科 第2学年 A・C 組(男子16名 女子14名 計30名) 実施場所 管理棟1F 音楽室 授業者 授業者:川口市立県陽高校 1 題材名 2 題材について 教諭 福島 優子 「グループで合唱のアンサンブルを楽しもう」 (1)生徒の実態 本校は1学年4クラス規模の学校であり、音楽Ⅰ.Ⅱは必修科目である。また、2 クラス 2 展 開で授業がおこなわれている。本校の生徒は真面目な生徒が多く部活動も参加率が高く、教員 の指導にも素直に耳を傾けることができる。 1年次から歌唱、鑑賞、器楽(リコーダー、三線)楽典と幅広く学習してきているためか、 与えられた課題はしっかりとこなすことができる学年である。しかし、ほとんどの生徒が受け 身なため、主体的に学習に取り組もうとする生徒は少ない。また歌唱になると斉唱時は歌うが、 合唱のパート練習時では、学習の取り組みに課題が見える。 これらの実態を踏まえ、グループ活動を合唱時に盛り込み主体的に音楽活動をさせ、一人一人 の役割を認識させながら表現する能力を高めさせたい。 (2)題材設定の意図 本題材は、学習指導要領との関連A表現(1)歌唱イ「曲種に応じた発声の特徴と表現上の 効果とのかかわりを理解し,表現を工夫して歌うこと。 」ウ「様々な表現形態による歌唱の特徴 と表現上の効果とのかかわりを理解し,表現を工夫して歌うこと。」を受けて設定したものであ る。 本題材で使用する教材は、平成 24 年度のNHK音楽コンクール中学校の部で使用された 「fight」である。楽曲はCdurからDdurへの転調があり、明るい曲調と共感でき る歌詞のため生徒も楽しんで歌うことができる作品である。クラス全員で合わせる合唱体系だ けではなくグループ活動の中で歌詞の内容を理解した表現方法を目指してほしいと考え、この 題材を設定した。 3 題材の目標 (1)様々な表現形態による歌唱の特徴であるアンサンブルに関心をもち、それらを生かして歌う 学習に主体的に取り組む。 (音楽への関心・意欲・態度) (2)リズム、速度、旋律、強弱を理解し、曲想を歌詞の内容や楽曲の背景と関わらせて感じ取っ たり、自分の思いや意図をもって表現を工夫する。 (音楽表現の創意工夫) (3)様々な表現形態による歌唱の特徴を生かした音楽表現をするために必要な呼吸法や言葉の発 音、読譜などを創造的に表している。(音楽表現の技能) 4 教材 NHK音楽コンクール中学校の部 課題曲「fight」 (混声三部合唱) 作曲者 YUI 5 学習指導要領の指導事項と具体的な学習活動 指導事項 歌唱イ 曲種に応じた発声の特徴と表現上の効果とのかかわりを理解し,表 現を工夫して歌うこと。 ウ 様々な表現形態による歌唱の特徴と表現上の効果とのかかわりを理 解し,表現を工夫して歌うこと。 具体的な ・発声練習後、リーダーを中心にグループに分かれ練習する。 ・グループ練習時にカラピアノの CD 音源を使って転調する前まで練習に取 学習指導 り組む。 6 評価規準(題材の評価規準及び学習活動における具体の評価規準) ア 音楽への関心・意欲・態度 イ 音楽表現の創意工夫 ウ 音楽表現の技能 題材 ①曲想と歌詞が表す情景や心 ○音楽を形づくっている要 ○歌詞の内容や楽曲の背景と の評 情、楽曲の背景との関わり、音 素である音色、リズム、速 関わらせて感じ取り、イメージ 価規 楽的な特徴に関心をもって取 度を知覚し、それらの働き をもって音楽表現をするため 準 り組もうとしている。 が生み出す特質や雰囲気な に必要な歌唱の技能を身に付 ②fightの表現形態によ どを感受しながら、曲種を け、創造的に表している。 る小アンサンブルに関心をも 生かした音楽表現を工夫 ち、それらを生かして歌う学習 し、どのように歌うかにつ に主体的に取り組もうとして いて表現意図をもってい いる。 る。 1時 ① ○ 2時 ○ 3時 ○ 4時 ② 5時 ② 6時 ② ○ 7時 ② ○ 8時 ② 7 ○ 指導と評価の計画(全8時間) ◆ねらい 1 ○ ・学習活動 評価規準・評価方法 ◆「fight」の曲想と歌詞の内容、楽曲に関心をもつ。 次 ○NHK音楽コンクール課題曲「fight」を聴く。 ≪音楽表現の創意工夫①≫ 3 時 間 ・ ソプラノ、アルト、男声の三部に分かれて音取り をする。 ・ 毎時間全パートでピアノに合わせて歌い、次回の 課題について考える。 曲想と歌詞が表す情景や心情、楽曲の背 景との関わり、音楽的な特徴に関心をも って取り組もうとしている。 (観察) ≪音楽表現の創意工夫≫ 音楽を形づくっている要素である音色、 リズム、速度を知覚し、それらの働きが 生み出す特質や雰囲気などを感受しな がら、曲種を生かした音楽表現を工夫 し、どのように歌うかについて表現意図 をもっている。 (観察) 2 ◆4 つのグループに分かれ、楽曲にふさわしい音楽表現を工夫する 次 ○グループ毎に歌唱表現を試行錯誤する。 ≪音楽への関心・意欲・態度②≫ 5 ・ 表現形態による小アンサンブルに関心 時 ・ グループとして目指す表現を話合いワークシート 間 4つのグループに分かれて練習する。 に書く。 をもち、それらを生かして歌う学習に主 体的に取り組もうとしている。 ・ 楽譜やワークシートに書いた内容を見て、イメー ジを膨らませながら歌唱表現を追求する。 ・ 練習時に各グループの演奏を聴き合いながら、全 体を通す練習をする。 (観察)(ワークシート) ≪音楽表現の技能≫ 歌詞の内容や楽曲の背景と関わらせて 感じ取り、イメージをもって音楽表現を ○グループ発表を行う。 するために必要な歌唱の技能を身に付 ・ け、創造的に表している。 学級全体で各グループの演奏を聴き合う。 ・ 演奏を振り返り自己評価を書くとともに、自分と (観察) 他の生徒の表現について評価するとよいと思った ことをワークシートに簡潔に書く。 8 本時の学習指導(2次 5時) (1)本時の目標 ①グループ毎に分かれ歌詞の内容を理解し、表現方法について話し合う学習に主体的に取り組む。 ②話し合ったこともとに表現方法を工夫する。 (2)展開 ○学習内容・主な学習活動 1 導入 (8分) ○指導上の留意点 ☆具体の評価規準(評価方法・手だて) 号令・点呼 本時の学習内容の説明 ○本日学習する内容を伝える。 合唱体系 ○既習曲を復習する。 ○発声練習を兼ねて元気よく歌い、授業の雰囲気を高めさせ ・「校歌」を歌う。 る。 ・[fight]を歌う。 ○2部に分かれて女声、男声、全体で合わせる。 ○前回までの復習として歌えているか確認をする。 2 展開 ○作曲者の意図をつかむ。 ○作曲者の曲に対する想いをDVDで鑑賞する。 ○グループ毎に分かれ、ワー ○各グループに分かれ「fight」の歌詞に出てくる「が クシートを使って歌詞の内容 んばれ」についてどう表現するか話し合わせる。 を確認し、表現方法を話し合 ○ワークシートを使って歌詞の内容をもう一度把握させる。 (37分) う。 ☆ アー② ≪おおむね満足できる(B)と判断するポイント≫ 歌詞の内容を読み、自分の意見について書き、他者の意見も 書いている。 【ワークシート】 ≪十分満足できる(A)と判断するポイント≫ 自分が感じ取ったことを具体的に伝え、他者の意見の中から 特に参考になる意見をまとめワークシートに書いている。 【ワークシート】 ≪Cの生徒への手立て≫ 感じ取った曲の雰囲気について「~のような感じがする」と 自分の言葉で述べさせ、音楽をもとに考えさせる。 ○話し合った表現方法をグル ープでまとめる。 ○CD を使い、円になって歌うよう指示し、繰り返し練習さ せる。 ☆ ウ ≪おおむね満足できる(B)と判断するポイント≫ 話し合ったことをもとに表現をつけて歌おうとしている。 ≪十分満足できる(A)と判断するポイント≫ 自分が感じ取ったことをもとに、考えを理解し、分かりやす く明確に他者に伝え、様々な表現を工夫している。 ≪Cの生徒への手立て≫ どのように工夫して歌えばよいかが考えられない生徒には、 他の生徒の例を示しながら一緒に考えさせる。 ○自己評価シートの記入 3 ○本日の反省を評価シートに記入させる まとめ (5分) 9 準備するもの ・模範唱CD ・ワークシート ・音取り用音源CD ・CDデッキ ・模範DVD