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第2回Maharaオープンフォーラム (於札幌・会議研修施設ACU) 10/1/2011 広島修道大学における Mahara試験的運用の試み 大澤 真也・中西 大輔 (広島修道大学人文学部) 11年10月2日日曜日 発表について 11年10月2日日曜日 • Moodle/Mahara導入の背景 • Maharaの利用実態 • 英語英文学科での実践 • 心理学専攻での実践 Moodle/Mahara 導入の背景 11年10月2日日曜日 Moodle/Mahara導入の流れ • 2007年度新カリキュラムスタート • 2008年度「e-learning英語検討プロジェクト」 (学長室直属) • 現在「eラーニング推進プロジェクト(コードネーム BKK)」(教職員6名)として活動中 定期的(1∼2週間に1回)ミーティングを 開催し、eラーニング推進のための活動を 企画・実施している 11年10月2日日曜日 •「システムにお金をかけるだけ では、eラーニングシステムの 普及にはつながらない」 11年10月2日日曜日 Moodle/Mahara導入の流れ 2010年度4月∼ 商用eラーニング システム 某H社H Moodle 2010年12月∼ Mahara 2012年度∼全学統一eラーニングシステム として採用(予定) 11年10月2日日曜日 11年10月2日日曜日 ワークショップの開催 回 日付 内容 全体的な内容 1 2010.3.24 2 2010.5.20 初級編(アップロード) 3 2010.6.16 初級編(課題・投票) 中級編(小テスト) 4 2010.7.23 中級編(課題・評点) 5 2010.9.9 Moodle Showcase 6 2010.10.22 Moodle/Mahara入門 7 2011.1.14 Ustreamで中継するとともに、 関連資料をMoodle上にアップロード 11年10月2日日曜日 参加人数 27名 14名 13名 14名 10名 14名 23名 11年10月2日日曜日 2011/2012年度の活動 • eラーニングシステム利用環境をより快適なものにする。 • Moodle/Maharaマニュアルの作成(2011年1月に作成済み、 2012年度刊行予定) • 問題作成ツール「e問つく朗」(Codename:問題野郎)の 利用開始およびワークショップ開催 • eラーニングシステムを利用した教員および学生へのインタ ビュー調査、それに基づく改善 • 共有できる英語動画作成 11年10月2日日曜日 2011年度中? • 大澤真也・中西大輔・○○『eポートフォリオ入門:Mahara で作るeポートフォリオと学習コミュニティー』海文堂 (原著:Mahara 1.2 ePortfolios: Beginner’s guide) 11年10月2日日曜日 • 1.3に対応 • 実践例を日本の環境に合わせて修正 Maharaの利用実態 11年10月2日日曜日 利用実態 • ユーザ数:240 • グループ:12 • ビュー:632 (2011年9月29日現在) 11年10月2日日曜日 英語英文学科での活用 11年10月2日日曜日 • ゼミナールクラス(3・4年次生) • 入学準備学習 ゼミナールクラス(3年次) • 教員側:ゼミで使うテキストの予習ポイントおよび 関連資料の提示(フォーラムおよびビュー) • 11年10月2日日曜日 学生側:プロファイルの記入(定期的に修正) 11年10月2日日曜日 ゼミナールクラス(4年次) • 教員側:ゼミで使うテキストの予習ポイントおよび 関連資料の提示(フォーラムおよびビュー) • 11年10月2日日曜日 学生側:卒業論文執筆にかかわるビューの作成 Maharaのメリット・デメリット • • メリット • 学生への連絡が容易になった • 授業に関連する資料の提示が楽になった デメリット • 用語(ビュー)やアクセス権の設定が難解 • グループがわかりにくい (コースとスタンダードでビューの作成方法が違う) • 11年10月2日日曜日 ログインする動機付けが低い 入学準備学習 • いわゆる「秋の入試」で合格した学生への サポート • 学生に「学習履歴」ビューを提出させる。 問題の解答は公開期限を設定したビューを 利用して提示し,学生が自己採点。 • ユーザ数23名。 19 11年10月2日日曜日 今までの入学準備学習 第1回キャンパス学習(12月) 課題の提示 課題の提出 12∼3月の間の 課題の提出 やり取りがゼロ 第2回キャンパス学習(3月) 課題のテスト 20 11年10月2日日曜日 2010年度における入学準備学習 第1回キャンパス学習 (12月) 課題の提示 + Maharaガイダンス 解答の配布、学生同士の交 流などをMahara上で行う 課題の提出 1月末にビューを提出 21 11年10月2日日曜日 Maharaを使った効果 • 学生と教員間のやり取りが増えた • 0件→14件 (2010/2/17時点) • 学生同士のやり取りが増えた • ウォール機能を使ってコメントをやり取りしてい る模様 • 教員から学生へのフィードバックを容易に行なえる • 23名中16名がビュー提出機能を使って提出 (残り2 名未提出、5名郵送) 22 11年10月2日日曜日 Maharaのメリット・デメリット • メリット • 学生と教員,学生同士のやり取りが増加。 • 公開期限を設定することにより,採点作業を効率化。教員はフィード バックを与えることに集中できる。 • デメリット • タブ構造が複雑すぎて、ユーザには理解が難しい。 • 「ファイルをビューに移す」という概念の理解が難しい。 • 必要性が無いと、ログインをしたりやり取りをしない。 23 11年10月2日日曜日 心理学専攻での導入 • 心理学実習III/IV (3年次) での活用 • 大学院生向けの活用 • 大学院進学希望者への指導 24 11年10月2日日曜日 学部3年心理学実習での活用 (1) • 3年次前期 (III)、後期 (IV) の実習科目 • 履修者は10名程度 • 班ごとに別れて自分たちで実験・調査を行 う実習科目 • Mahara上に履修者を登録したグループを作 成 25 11年10月2日日曜日 学部3年心理学実習での活用 (2) • 質問紙、実験用のマテリアル、データなどのデータ をMaharaに保管させる (従来は全学生に配布してい たUSBメモリーを利用)。 • ビューを作成させて、自分たちの研究の進 状況 を記録させる。 26 11年10月2日日曜日 27 11年10月2日日曜日 大学院のクラスでの活用 • 心理学専攻の大学院生にとっては、業績 (論 文、学会発表) や履歴などの載ったWebサイト を作成することが重要。 • Maharaでプロファイルページを作成させ、 Publicに公開=洗練されたデザインのWebサイト が簡単にできる。HTMLやFTPの知識は全く不 要。発表スライドや論文のファイルも簡単に公 開できる。 28 11年10月2日日曜日 大学院進学希望者向けのグループ • • フォーラム • 心理学英語文献読解の指導 • 実験用質問紙の項目検討 ビュー • 研究プロジェクトの進 • 質問紙やデータなどのファイルを共有 状況の共有 29 11年10月2日日曜日 おまけ: Maharaのここを なんとかししてほしい! 11年10月2日日曜日 ファイルのアップロード • ファイルのアップロードが面倒 (Finderや Explorerを使ってUSBメモリやDropboxに入れる 方が簡単)。記憶装置として活用するためには もっと洗練されたインターフェイスが必要。 • デフォルト設定 (Mahara 1.3) では、ファイルの アップロードに非常に時間がかかったり失敗し たりする。 31 11年10月2日日曜日 • ファイルのアップロードに時間がかかったり、失敗 したりする場合 • サイト管理→サイト設定→セキュリティ設定→ ウィルスチェックをOffに。 32 11年10月2日日曜日 フォーラム • フォーラムへの投稿で、ファイルを添付できない (多分……) • 実は、Moodleのフォーラムを使った方が便利なん じゃないの? 33 11年10月2日日曜日 Moodleとの統合 • 広島修道大学ではMoodleとMaharaを使っている (大 人の事情でSSOはできず)。 • 2つのシステムは統合されておらず、学生とやり取り をする際に両方のシステムを別々に参照しなければ ならない。 • Moodleのポートフォリオ機能が充実すればMaharaは いらなくなる!? (でもMaharaの方が洗練されてるよね) 34 11年10月2日日曜日 インターフェイスの問題 • プロファイルページ (mixi「プロフィール」)、 ビュー (mixi「日記」高性能版)、グループ (mixi「コミュニティ」) の関係が分かりにくい。 • Ver. 1.4から「ビュー」が「ページ」と名称変更に なっているらしいが……どうなの? • Facebookやmixiのようなインターフェイスなら、学 生も教員ももっと使いやすいはず。 35 11年10月2日日曜日 ニックネーム、名・姓 • ニックネームを入れると本名 (名・姓) が出てこな い。 • インスティテューションの設定で、ニックネームの 変更を不可にしておけばいいが (ニックネームも本 名にしてしまう)、それを忘れると、学生が好きな ニックネームに変更してしまって、誰が誰か分から なくなる。 11年10月2日日曜日 ユーザー情報の一括訂正 • ユーザーのアップロードはcsvファイルでできる が、いったん登録されたユーザーを一括して変更で きない。Moodleのように、csvファイルアップロー ドでユーザー情報を上書きできればいいのだ が…… (もしかして、ver. 1.4ではできるの?)。 11年10月2日日曜日 サーヴァーの引っ越し • あるサーヴァーから別のサーヴァーへユーザー情報 を移行する場合、一括して移行ができない。100人 くらいならこつこつやってもいいが、1000人いた らどうする? (もしかして、ver. 1.4ではできるの?) 11年10月2日日曜日 内輪の話 • Maharaを維持する予算は来年度まで。 • Moodleは来年度より情報センターで全学的に管理 されるが、Maharaは宙ぶらりん状態。 • 学内ネゴシエーション? 外部資金の獲得? 教員の自 前サーヴァーによる維持? 39 11年10月2日日曜日 今後の展望 • 現在は学生にグループの作成を許可していない。 • ユーザー登録数も少ない。 • 全学生を登録して、グループの作成を許可したら何 が起こるか? 40 11年10月2日日曜日