Comments
Description
Transcript
携帯電話通話エリア広域ネットワーク化事業
(様式1) 個別事業評価表 年度 19 整理番号 j 1 1 1 0 5 5 9 評価基準年月日 平成19年 6月 1日 個 別 事 業 名 携帯電話通話エリア広域ネットワーク化事業 構成事業コード 重点施策 基本施策 事業担当部局 ・評価者名 1 施 策 名(小 項 目) 施策体系コード 地域を支える安全で安心なくらしづくり 6−2−2 高度情報通信基盤の整備 5−2−1−2 企画調整部 情報統計領域 直通電話 024-521-7137 電子社会推進グループ参事 上野 隆司 メールアドレス [email protected] 事業の概要 事業の形態 補助(市町村) 始 期 H17 終 期 H19 (事業の活動概要、事業の周知方法) 高度情報化社会における住民の様々なニーズが発生している現在、情報受発信の基盤整備が急務とな っている。携帯電話の急激な普及により、携帯電話サービスが日常生活において重要なインフラとなり つつある現状から、不通話地域を対象に通話エリアを拡大するため、移動通信用鉄塔施設整備を行う市 町村に対して支援を行う。 2 事業の目的 (1)事業の対象 (何、誰を対象にしているのか?) 携帯電話不通話地域 (2)事業の意図 (対象をどのような状態にしたいのか?) 移動通信用鉄塔施設を整備する市町村に対して補助金を交付することにより、県内 における通話エリアの拡大を図り、もって県民の利便性の向上や社会経済活動の活性 化に寄与する。 (3)指標の設定 ア 活動指標 指標名 累計整備地区数 ※ 1 計算式 (地区) イ 事業の成果 指標名 携帯電話世帯カバー率(%) 指標 計算式 通話可能世帯数÷県内全世帯数× 100(%) ウ 上位の成果 指標名 携帯電話人口普及率(%) 指標 計算式 (携帯電話サービス加入者数+ PHS サービス加入者数) ÷住民基本台帳人口× 100(%) ※1 3 ア:実施する事業内容を示す指標、イ:事業レベルの意図を示す指標、ウ:施策レベルの意図を示す指標 事業の成果 (1)予算の推移 17年度 18年度 19年度 摘 要 決算額 決算額 予算額 事業費(単位:千円) 259,277 202,717 510,000 財 国 支 出 金 204,260 202,717 492,000 そ の 他 0 0 0 源 一 般 財 源 55,017 0 18,000 (2)指標の変化 基 準 値 17年度 18年度 19年度 目標年度 達成率 ※ 2 進捗率※ 3 (16 年度) (21 年度)(直近単年度 )(対目標年度) ア 目標 27 32 41 60 活動指標 実績 22 27 32 100.0 26.3 イ 目標 96.52% 96.87% 97.38% 97.65% 事業の成 実績 96.42% 96.74% 97.31% 197.8 72.4 果指標 東北 − − − 全国 − − − ウ 目標 55.0% 59.1% 64.5% 70.7% 上位の成 実績 53.7% 58.1% 61.4% 142.6 45.3 果指標 東北 58.5%(3) 60.8%(2) 64.3%(2) 全国 71.1%(43) 74.7%(43) 78.6%(43) (3)目標値設定 ・ 活動指標については、依然として市町村の要望が10市町村30地区程度と多く、早 の考え方 急の整備が必要であることから、平成19年度に国庫補助事業に係る補助形態を見直し、 事業へのエントリーをしやすくした。さらに総務省の「頑張る地方応援プログラム」の 3カ年プロジェクトに位置付けられたことから、平成20年度∼21年度においても平 成19年度と同程度の整備計画とし、目標年度の整備地区累計を60地区とした。 ・ 事業の成果指標における携帯電話世帯カバー率については、平成19年度∼21年度 にかけて 2,500 世帯程度の増加を見込み、目標値とした。 ・ 上位の成果指標における携帯電話人口普及率については、過去において年間 65,000 人程度の増加があったことから、平成19年度∼21年度にかけて 195,000 人程度の増 加を見込み、目標値とした。 (4)補足説明 現時点での補助事業の計画期間は平成17年度∼21年度である。 ※2達成率(直近単年度)【直近年度の目標値に対する達成率】=(直近年度実績値-基準値)/(直近年度目標値-基準値) ※3進捗率(対目標年度)【目標年度の目標値に対する進捗率】=(直近年度実績値-基準値)/(目標年度目標値-基準値) 1145 4 事業の評価 評 価 項 目 (1) 事業の有効性 A 期待どおりの成果を得られている B 概ね期待どおりの成果を得られている C 期待したほど成果を得られていない D 事業の成果把握困難 (2) 施策への寄与度 A 目標達成のために欠かせない B 目標達成のためにある程度貢献している C 目標達成のためにあまり貢献していない D 施策の寄与度把握困難 (3) 社会経済情勢の変化 A 事業のニーズは増加している B 事業のニーズは変化していない C 事業のニーズはやや減少している D 事業のニーズは減少している 評価 A 左 の 理 由 ・ 根 拠 ・ 補 足 等 携帯電話事業者の独自整備が困難な地 域を事業実施により通話可能とし、その 結果、高度情報通信基盤の整備に大きく 貢献している。 A 事業実施により通話エリアが拡大され、 その結果、地域住民や観光客などの情報 通信機器の利活用に寄与している。 B 携帯電話の普及率は増加し、平成12 年度末には移動体通信の加入者数が一般 固定電話の契約数を上回った。住民の意 識の高まりもあり、市町村からは毎年、 同程度(30地区程度)の事業実施要望が あることから、ニーズは変化していない。 (4) 県関与の必要性 イ 本来は携帯電話事業者が独自に整備を 今後の主体 今後の県関与の必要性 行うべきであるが、採算性の問題から独 □ 民間 ア 直接実施する必要がある (委託等含む) 自整備が困難な地域については、県民の ■ 市町村 イ 支援する必要がある 利便性向上のため必要不可欠となりつつ □ 県 ウ 関与する必要性は低い ある携帯電話通話エリアの拡大事業を行 □ 国 う市町村に対して、県が関与して支援す る必要がある。 5 事業改善等に関する現場等からの意見(出先機関、県民、審議会等) 6 目標達成のための課題 情報通信格差是正の一環として、携帯電話通話エリアの拡大をさらに整備条件のきびしい過疎中山間 地域においても実施して欲しいとの市町村からの要望がある。 また、財政状況が厳しいため、事業に取り組みたくとも取り組めないので補助事業以外の支援策を講 じて欲しいとの市町村からの要望もある。 ・ 携帯電話は地域住民の利便性向上や災害時・緊急時の通信手段となっており、住民の意識向上もあ り市町村からの事業要望が年々増加傾向にある。 ・ 携帯電話通話エリア拡大については、携帯電話事業者の参画なしには実現できない。 ・ 県全体の世帯カバー率としては97.31%となっているものの、80%に満たない町村(最低は26.43%) が13町村(旧83市町村単位)ある。 7 具体的な改善策 ・ 携帯電話通話エリアの拡大については、市町村の要望や携帯電話事業者の意見を十分に踏まえた上 で、計画的に整備を図っていく必要がある。 ・ 市町村と県が協力して携帯電話事業者の参画を図るとともに、財政事情により事業に取り組めない 市町村の整備について、携帯電話事業者による自主建設要望を実施していく必要がある。 ・ 過疎中山間地域における情報通信格差是正を重点的に実施していく必要がある。 8 今後の事業の方向性 9 福島県事業評価委員会の意見及び県の対応方針 1 次 評 価 方 向 性 評価 左の理由等 A 拡充 市町村の要望や携帯電 B-1 現状継続 話事業者の意見を十分に B-2 手法の改善 B-1 踏まえて、より多くの県 C-1 縮小 民に携帯電話サービスが C-2 他事業に統合 提供されるよう、整備支 D-1 休止 援を継続していく必要が D-2 終了 ある。 (審議結果) 福島県事業評価委員会の意見 (付帯意見) 2 次 評 価 優 先 度 評価 左の理由等 A 最優先 整備条件の厳しい過疎 B 優先 中山間地域への支援は引 C 優先順位低い B き続き必要であるが、地 D 休止・終了 元や携帯電話事業者の意 見を踏まえた上で、効果 的・計画的な整備が求め られる。 左に対する県の対応方針