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乳用牛改良推進費
(様式1) 個別事業評価表 年度 18 整理番号 k 3 6 1 2 1 9 2 個 別 事 業 名 乳用牛改良推進費 評価基準年月日 平成18年 6月 1日 構成事業コード 施 重点推進分野 基本施策 事業担当部局 ・評価者名 1 策 名(小 豊かで魅力ある農業の振興 農林水産部 生産流通領域 畜産振興グループ部参事兼参事 鈴木 項 目) 栄喜 施策体系コード 直通電話 メールアドレス 3−1−1−3 024−521−7361 [email protected] 事業の概要 事業の形態 補助(民間等) 始 期 H17 終 期 H19 (事業の活動概要、事業の周知方法) 乳用牛群の改良促進を図り、本県酪農の体質強化と酪農経営の安定的発展に資するため、牛群検定の 実施・加入促進・情報の分析活用等を行う。 事業量:検定牛頭数 5,370 頭 2 事業の目的 (1)事業の対象 (何、誰を対象にしているのか?) (2)事業の意図 (対象をどのような状態にしたいのか?) (3)指標の設定 ※ 1 ※1 3 乳用牛群検定を実施する(しようとうする)酪農家 生産能力の高い優良後継牛を安定的に確保することにより、生乳生産量の確保及び 酪農経営の安定を図る。 ア 活動指標 指標名 計算式 イ 事業の成果 指標名 指標 計算式 ウ 上位の成果 指標名 指標 計算式 牛群検定比率(%) 牛群検定実施頭数÷経産牛頭数 検定牛の1頭当たり年間搾乳量(kg) (社)家畜改良事業団「乳用牛群能力検定成績のまとめ」 搾乳牛1頭当たり生乳産出額(千円) 生乳産出額÷搾乳牛頭数 ア:実施する事業内容を示す指標、イ:事業レベルの意図を示す指標、ウ:施策レベルの意図を示す指標 事業の成果 (1)予算の推移 (2)指標の変化 (3)目標値設定 の考え方 16年度 17年度 18年度 摘 要 決算額 決算額 予算額 事業費(単位:千円) 8,599 7,930 6,986 財 国 支 出 金 2,647 2,313 0 そ の 他 0 0 0 源 一 般 財 源 5,952 5,617 6,986 2 3 基 準 値 16年度 17年度 18年度 目標年度 達成率 ※ 進捗率※ (11 年度) (22 年度)(直近単年度)(対目標年度) ア 目標 38.0 40.0 42.0 50.0 活動指標 実績 23.1 36.0 37.8 87.0 54.6 イ 目標 9,500 9,550 9,600 9,800 事業の成 実績 9,013 9,434 9,357 64.1 43.7 果指標 東北 8,721(4) 9,134( 3) 9,060( 3) 全国 8,638(8) 9,196(12) 9,121(16) ウ 目標 762 770 778 813 上位の成 実績 722 752 − 75.0 33.0 果指標 東北 698 770 − 全国 695 745 − 活動指標については、年間2ポイント程度の上昇により、目標年度におては、現在 の全国平均である 50.0%の牛群検定比率を目指す。成果指標については、11 ∼ 16 年 度の伸びの平均の半分である年間 50kg 程度の増加を目指す。(生産コスト低減や土地 の有効活用を図るため、自給粗飼料依存の酪農経営へ誘導することから、従来の生乳 の伸びは期待できない。) (4)補足説明 ※2達成率(直近単年度)【直近年度の目標値に対する達成率】=(直近年度実績値-基準値)/(直近年度目標値-基準値) ※3進捗率(対目標年度)【目標年度の目標値に対する進捗率】=(直近年度実績値-基準値)/(目標年度目標値-基準値) 2125 4 事業の評価 評 価 項 目 評価 (1) 事業の有効性 A 期待どおりの成果を得られている B 概ね期待どおりの成果を得られている B C 期待したほど成果を得られていない D 事業の成果把握困難 (2) 施策への寄与度 A 目標達成のために欠かせない B 目標達成のためにある程度貢献している B C 目標達成のためにあまり貢献していない D 施策の寄与度把握困難 (3) 社会経済情勢の変化 A 事業のニーズは増加している B 事業のニーズは変化していない B C 事業のニーズはやや減少している D 事業のニーズは減少している (4) 県関与の必要性 今後の主体 今後の県関与の必要性 ■ 民間 ア 直接実施する必要がある (委託等含む) イ □ 市町村 イ 支援する必要がある □ 県 ウ 関与する必要性は低い □ 国 5 左 の 理 由 ・ 根 拠 ・ 補 足 等 成果指標達成度は、64.1 %であり、5 割以上8割未満であるため。 牛群検定による駄牛淘汰、乳質の改善 乳量の向上は、乳牛改良の基本であり、 目標達成のために欠かせない。 飼養農家が減少する中、牛群検定実施 農家数は大きく変化していないが、牛群 検定実施頭数は増加しており、本事業の ニーズは変化していない。 牛群検定を実施することが、酪農家の 経営安定の基本となることから、引き続 き、牛群検定の普及啓発を含め、牛群検 定実施率を向上させる必要がある。 事業改善等に関する現場等からの意見(出先機関、県民、審議会等) 牛群検定参加農家の生乳生産量は、参加していない農家のそれよりも高く、事業要望は高い。また、 牛群検定率は着実に増加し、ようやく都府県平均並となってきた。今後は、全国平均を目指そうとする 声が高い。【事業実施主体】 6 目標達成のための課題 牛群検定実施頭数は大きく伸びている。一方、牛群検定参加農家は、新規加入農家が着実に増えてい く中、検定の煩雑さを理由に、牛群検定を離脱する農家もいるため、横ばい傾向である。 また、安全・安心な生乳が求められる中、乳量だけでなく、乳質の改善も併せて改良を進める必要が ある。 7 具体的な改善策 パンフレットや研修会を通じた農家・技術者への牛群検定に関する普及推進を行うだけではなく、検 定に対するサポート等を検討するとともに、牛群検定実施による経営的なメリット等、牛群検定成績の 参加農家への綿密な指導等を行う。また、乳脂質の改善を目的とした能力の判明した乳用雌牛の導入事 業とも一体となって、更なる牛群改良の推進を図る。 8 今後の事業の方向性 方 A B-1 B-2 C-1 C-2 D-1 D-2 9 1 次 向 性 評価 拡充 現状継続 手法の改善 B-2 縮小 他事業に統合 休止 終了 評 価 左の理由等 乳牛の全頭が牛群検定 に参加することを目指す とともに、乳用牛家畜導 入事業資金供給事業と一 体となって、乳用牛の改 良事業を強化したい。 A B C D 2 次 評 価 優先 評価 左の理由等 最優先 乳用牛群検定実施による 優先 乳量等の改良の視点から実 優先順位低い B 施している本事業は、着実 休止・終了 に成果をあげていく必要が あるため、新しい視点を加 えるなどの手法の改善を図 りながら、引き続き優先的 に実施していく。 福島県事業評価委員会の意見及び県の対応方針 (審議結果) 福島県事業評価委員会の意見 (付帯意見) 左に対する県の対応方針