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※本学の配布資料等を参照してください。 国際社会開発論Ⅱ 吉田 勝次
授 業 科 目 名( 英語名称 ) 必修の区分 国際社会開発論Ⅱ ※ 単位数 開 講 年 次 2年後期 講 師 名 所 属 オフィスアワー・場所 吉田 勝次 環境人間学部 ※ 連 絡 先 ※ 開発の目的はただ単に所得を増大させることではなく、人々の政治的・社会的・文化的 講義目的 な選択の幅を広げることにある。本科目では、人間開発の基本概念の習得を踏まえて、 開発途上国にはいかなる人間開発戦略が求められるかを理論と事例研究の両面から学 び、より良い開発戦略を自分で考える構想力を養う。 ○ 新たな開発パラダイムの誕生と開発/人間と自由 1. 人間の多様性と人権の普遍性(1)/自由のための闘争の起源/日本の人権宣言/ 異なる差別・異なる痛苦 2. 人間の多様性と人権の普遍性(2)尊敬の原理と生活者の論理/米騒動・水平社・ 大正デモクラシー/結論 3. 自由の普遍性ともうひとつの開発戦略(1)/「理義」と「養心」/リアリズム とリベラリズム 4. 自由の普遍性ともうひとつの開発戦略(2)/「進化の神」と「道徳の花園」/ 「恩賜的民権」から「恢復的の人権」 ○ 新たな開発パラダイムの誕生と発展/人間開発 講義内容 5. 効用、労働、選択 授業計画 6. 経済成長から人間開発へ 7. 潜在能力と人間開発 8. 自由の剥奪と貧困 9. 貧困とエンパワーメント 10. 人間開発と資産配分 11. 労働基準とエンパワーメント 12. 民主主義と人間開発 ○ モンゴルにおける自由と開発(事例研究) 13.大量虐殺の時代と民族の苦難/ツェデンバル体制と民主革命 14.モンゴルの独自性と遊牧民文化/体制転換人間開発 テキスト 参考文献 成績評価 の 基 準 履修上の注意 履修要件 備 考 マブーブル・ハク『人間開発戦略』(日本評論社) 吉田勝次『アジアの開発独裁と民主主義』(同上)(必読図書) 吉田勝次『アジアの民主主義と人間開発』 (同上) 吉田勝次『自由の苦い味』 (同上) アマルティア・セン『自由と経済開発』 (日本経済新聞社)(必読図書) 中江兆民『三酔人経論問答』 (岩波書店・文庫) レポートその他 国際社会開発論Ⅰおよび外書講読の履修を希望する。 ※本学の配布資料等を参照してください。