Comments
Description
Transcript
ナノコンピューティングの基本: ナノテクノロジー研究の進展によって、1
授 業 科 目 名 必修の区分 単位数 ※ 2単位 電気系工学特別講究Ⅲ(Basics of Nanocomputing) 講 師 Ferdinand 名 Peper 所 属 オフィスアワー・場所 工学研究科 ※ 開 講 年 次 1,2,3 年次、後期 連 絡 先 ※ ナノコンピューティングの基本: 講義目的 ナノテクノロジー研究の進展によって、1分子ほどの大きさのコンピュータ素子が生 み出される可能性が高まってきている。ナノテクノロジーの素子作製法として、多く の研究者が現在注目しているのは、部品が生物のように自己組織化する性質を利用し て作成する方法である。この方法で作製されるコンピュータは、現在利用されている 集積回路とは異なってくると考えられる。その結果、従来のコンピュータ・デザイン をそのまま使うことは得策ではなく、新しい方式を持ち込んだ方が優れた特性が得ら れると考えられている。本講義では、ナノテクノロジーが実現する回路の性能を最大 限に引き出せる新しいコンピュータ・デザインの説明をしている。すなわち、ナノコ ンピュータに適するアーキテクチャについて講義する。効率的な製造の視点から見る と、セルオートマトンのような規則的な構造を持つコンピュータは非常に利点があ る。しかしながら、このようなコンピュータにおける計算方法は、現在のコンピュー タでの方法と異なり、複雑である。さらに、ナノコンピュータを実装するために、他 の点、例えば、発熱の問題とフォールト・トレランスを考慮することも重要である。 1. 2. 3. 4. 講義内容 授業計画 5. 6. 7. 8. ナノテクノロジーとは何か。何故コンピュータ技術と関係するのか。 従来の技術とコンピュータ・アーキテクチャ。 ナノコンピュータ・アーキテクチャの様々な提案 ナノメートルスケールの素子の製造の問題点とコンピュータ・アーキテクチャ との関係:セルオートマトンの利点など エネルギー消費と発熱:非同期的コンピューティングと可逆コンピューティン グでの重要性 再構成ハードウェア−と自己集合 フォールト・トレランスとディフェクト・トレランス まとめ テキスト 参考文献 参考論文の配布 成績評価 の基準 レポートを課す。100 点満点で採点し、60 点以上を合格 履修上の 注意 履修要件 計算機科学の基本知識を有すること 備考