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従業員に関する方針と取り組み - 三菱UFJフィナンシャル・グループ

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従業員に関する方針と取り組み - 三菱UFJフィナンシャル・グループ
従 業 員に関 する方 針と取り組 み
■採用人員*1
従 業員に関する方針と 取 り 組 み
総合職
三菱東京UFJ銀行
総合職(特定)
Bコース
合計
基 本 的 な 方 針と体 制
三菱UFJ
「従業員満足度の向上は仕事に反映され、お客さま満足度の向上につながる」
「仕事の充実は社
会や家庭に反映され、地域や社会への貢献につながる」という考えのもと、従業員の声を活かし
た、より働きがいのある職場づくりをめざしています。
2008年度
従業員数*1
34,902人
34,797人
5,532人
6,084人
6,814人
嘱託
2,053人
2,008人
2,000人
1,896人
17,224人
14,392人
12,795人
12,262人
37歳 8ヵ月
37歳 6ヵ月
37歳10ヵ月
38歳1ヵ月
14年10ヵ月
14 年 6ヵ月
14 年 9ヵ月
14年11ヵ月
7,069人
7,144人
7,090人
6,999人
887人
858人
821人
749人
臨時従業員*2
内、営業等嘱託
内、海外現地採用者
臨時従業員
平均年齢 *4
平均勤続年数
従業員数*3
内、海外現地採用者 *5
臨時従業員
104人
158人
147人
245人
591人
1,563人
656人
856人
1,327人
183人
177人
147人
144人
189人
191人
103人
56人
372人
368人
250人
200人
47人
総合職
238人
84人
148人
183人
48人
50人
0人
421人
132人
198人
47人
合計
総合職 新卒女性比率*2
基幹職
エリア職
ー
ー
27.7%
31.9%
52人
42人
20人
28人
103人
70人
0人
20人
35,480人
212人
212人
206人
214人
2,127人
1,963人
1,676人
1,471人
40 歳 5ヵ月
40歳 4ヵ月
40歳 6ヵ月
40歳 8ヵ月
15 年1ヵ月
15年1ヵ月
15年 5ヵ月
15年8 ヵ月
6,732人
6,750人
6,587人
4,707人
3人
4人
0人
0人
平均 9 98人
平均349人
平均191人
平均187人
平均年齢
38歳10ヵ月
38歳 9ヵ月
39歳 7ヵ月
39歳10ヵ月
平均勤続年数
11年10ヵ月
12 年1ヵ月
13年1ヵ月
12年8 ヵ月
3,692人
3,732人
3,742人
3,420人
従業員数*6
三菱UFJニコス
159人
2011年度
5,367人
従業員数*3
モルガン・スタンレー証券
2010年度
33,827人
平均勤続年数
三菱UFJ
2009年度
内、海外現地採用者
平均年齢
三菱UFJ信託銀行
578人
*1:各次年度4月1日入社(新卒のみ) *2:総合職女性2010年度41人、2011年度15人
■従業員の状況(新基準)
三菱東京UFJ銀行
2011年度
507人
地域職
モルガン・スタンレー証券
三菱UFJニコス
2010年度
350人
従業員に関する方針と取り組み
Gコース
三菱UFJ信託銀行
2009年度
530人
1,033人
AS職
合計
働きがいのある職場環境の整備に努めています。
2008年度
平均年齢
38歳 0ヵ月
38歳 4ヵ月
38歳 8ヵ月
38歳9ヵ月
平均勤続年数
14 年 0ヵ月
14 年 4ヵ月
15年1ヵ月
15年2ヵ月
■制度・休暇等取得者数
育児休業制度
育児短時間勤務制度
三菱東京UFJ銀行
介護休暇
隔地異動公募制度
介護休業
育児休業
短時間勤務
三菱UFJ信託銀行
2011年度
2010年度
1,312人(うち男性233人)
514人
116人(うち男性25人)
89人
20人
158人(うち男性3人)
1,503人(うち男性198人)
654人
131人
(うち男性24人)
79人
16人
178人
96人
137人
育児費用補助
212人
208人
旧姓使用
101人
120人
ジョブチャレンジ制度適用者
育児休業
三菱UFJ
育児短時間勤務制度
モルガン・スタンレー証券
介護休業
隔地転勤希望申告制度*1
46人
74人(うち男性2人)
44人
138人(うち男性3人)
99人
112人
0人
0人
14人
3人
*1:年度の合計
*1:執行役員は含まず、当行から他社への出向者を除き、他社から当行への出向者は含む *2:派遣社員を含む *3:執行役員は含まず *4:執行役員、受入出向者および海外現地採用者を除く *5:北京事務所採用者 *6:執行役員、出向社員は含まず
MUFG CSR Report 2012
38
従 業 員に関 する方 針と取り組 み
ワークライフバランスの 推 進
■ 次世代育成支援対策推進法に基づく認定を取得
グループ
MUFGグループ各社は、次世代育成支援対策推進法に基づく
などを体験してもらい、各部署の手づくり感あふれる“おもて
化」
「 小学 校入学支援 休暇の新設」など、家族に配慮した勤務
なし”イベントで盛り上 がりました。今後も、家 族 の 会 社への
制度が充実しています。
理 解や、絆をより深 める場を提 供することで、従 業 員の就 業
意欲の向上をめざします。
■ 育児支援
三菱UFJニコスでは、育児・介 護 休 業 中のスキル 維 持と職 場
の策定や、仕事と子育てを両立させるための「ワークライフバ
■ 復職サポートプログラムの提供など
銀行
復帰後の不安払拭のため、休業期間中の在宅学習、復帰後の
ランス」支 援への取り組みなど、一定の要 件を満たす事 業 主
三菱 東 京UFJ銀 行では、育児休 業中の従 業員を対 象に、イン
講習などを取り入れた「職 場復帰プログラム」を2010年度よ
が、都道 府県労働局長から認定を受けることができるもので
ターネットを利用した復職サポートプログラム「wiwiw」を導
り導入しました。また、従業員の「多様な働き方」を支援するた
す。MUFGグループ各 社では今後もさらに仕事と子育ての両
入し、円滑な復職を支 援しています。また拠点長を対 象に、子
め、育児 勤 務対 象期間を「子どもが小 学 校3年生の年度末ま
立支援を進めていきます。
育て中の女 性従 業員を含めた多様な人材の育成・マネジメン
で」に広げ、
「 半休制度」の利用可能日数も年間20回まで拡大
ト手 法について習 得するための「ダイバーシティ・マネジメン
しました。
■ メリハリ・ワーク&ライフ運動
銀行
ト研修」を開催しています。
三菱東京UFJ銀行では、従業員のワークライフバランスをより
信託
■ 労働時間の削減
カード
充実させる運 動を進めています。
「メリハリ・ワーク&ライフ運
■ ワークライフバランス10
動」と称して、メリハリある働き方を実現すべく、生産性の高い
三菱UFJ信託銀行では、従業員の仕事と生活の調和をより高め
得 の奨 励などを通して、従 業 員のワークライフバランスの促
仕事の仕方、効率的な時間の使い方に知恵と工夫を重ねて取
るための施策「ワークライフバランス10」を導入しています。こ
進を支 援しています。
「 定時退社(残 業 禁 止)」を週1日実 施す
り組んでいます。従業員一人ひとりが退社予定時間を“宣言”す
の施策は、①育児休業制度の拡充(2週間の有給化)、②短時間
ることをルール 化し、加えて7月7日(クールアース・デー)
・賞
る「カエル札」を希望拠点宛てに配布したり、複数 拠点をモデ
勤務制度(最大3時間)、③通院休暇(月1回の有給化)、④育児
与支 給日を「早 帰り日」、お 盆 週 間・家 族 の 週 間(11月中の2
ル拠点に業務効率化を推進しています。
費用の補助、⑤育休復帰時の面談、⑥本人裁 量 型時差勤務制
週間)を「早帰り週間」としています。また、5日間連 続の年次
度、⑦リ・チャレンジプラン(再雇用制度)、⑧旧姓の使用、⑨周
有給休暇を取得する制度や、従業員個人の記念日に休暇取得
知浸透研修の実施(e-ラーニング研修)、⑩積極的な周知浸透
を奨 励する制度(アニバーサリー休 暇)を整えた結果、2011
男性従業員の「育児休業」を取得して子育てに参加したいとい
策の展開の10項目を一つの総合的な取り組みとしたもので、各
年度は5日間 連 続の休 暇の取 得 率97.9%、年次 有 給休 暇 消
う声に応え、三菱 東 京UFJ銀 行では10営 業日以内の育児休
制度の利用を推進しています。こうした取り組みが、
「厚生労働
化率66.3%(12.5日)を実現しました。
業を、三菱UFJ信 託 銀 行では2週間以内の育児休業を有 給と
省・均等両立推進企業表彰」において評価され、均等推進企業
し、男性の育児休業の取得を推進するなど、ワークライフバラ
部門およびファミリー・フレンドリー企業部門の両部門におい
ンスを実現しやすい風土づくりも進めています。
て、2010年度の「厚生労働大臣優良賞」を受賞しました。
■ 育児休業の一部有給化
■ ファミリー参 観日
銀行 信託
カード
従業員に関する方針と取り組み
認定を取得しています。これは、適切な一 般事 業 主行動 計画
カード
■ 出産・育児を支援する制度の拡大
三菱UFJニコスは、長時間労働の削減や、有 給休 暇の連続 取
証券
三菱UFJニコスでは、従 業 員の家 族を会 社に招き、働く姿を
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、仕事と生活の両立を
紹介するイベント「ファミリー参 観日」を2011年8月に実施し
支 援する制 度の 拡 大に力を入れています。
「 育児のための勤
ました。当日は、紹介する機 会のない職 場の見学や名刺交 換
務 時 間 短 縮 制 度の 適 用期 間 の 拡 大」
「 育児休 業 の 一 部 有 給
MUFG CSR Report 2012
39
従 業 員に関 する方 針と取り組 み
風 通しのよい 職 場 づくり
■ 従業員の声を活かす
グループ
組みも進めています。
報の発信も行っています。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、2011年4月からイン
三菱UFJ信 託 銀 行では、
「 社 員相談 室」を設け、産 業医やカウ
ンセラーと協力し従業員の心と体の健康管理に取り組んでい
併せて経営陣へのメッセージ返信機能を設置し、双方向コミュ
ます。カウンセリング 窓口の設 置、定 期 健 康 診 断の結果に基
制度に反映するため、イントラネットを利用した意見の収 集、
ニケーションのツールとして活用しています。
づく保 健 指 導、健 康 情 報の 発 信などを通じて従 業 員の 健 康
従業員満足度調査を実施しました。
維持に努めています。
カード
三菱 東 京UFJ銀 行には、
「 OPEN(オープン)」というイントラ
■「Customer Ser vice Week」の実施
ネットで実名・匿名を問わず意見を述べられる仕組みがありま
三 菱UFJニコスでは、年に1回カスタマーサービス・ウィーク
看護職による定期健 康診断結果に基づいた従 業員の健 康支
す。また、従 業 員 満 足 度 調 査・スタッフ満 足 度 調 査として、原
(CS Week)を実 施しています。2011年度は、「職 場のコミュ
援を行うほか、過重労働面談、衛生委員会の運営を通して、職
則年1回全従 業員を対 象に、企 業文化の醸 成を目的とした無
ニケーション」「お客さまの信頼を得るための対応」をテーマに
場 環 境の 改 善 などを行っています。また、
「 健 康 推 進 室 だよ
記名アンケートを実施しています。
各職場でディスカッションを行い、一人ひとりの“考え”や“気づ
り」や「ヒーリングCD貸出」など従業員の健康管理・促進に役
三 菱UFJ信 託 銀 行で は、全 従 業 員を対 象 に、年1回ES調 査
き”を共有し、行動へつなげていく“きっかけ”づくりの場とし
立つ 情 報や 新 型インフルエンザの 情 報などを 発 信していま
(従業員意識調査)を実施しています。調査の結果や集められ
ました。また、経営トップが各 拠 点を訪問して、日頃の感 謝の
す。メンタル面においても医 師との 連 携、臨 床 心理 士の専 門
た意見は、役員と従 業員に還 元・公 表し、共 有化を図り、働き
気持ちを伝え、各 拠点では拠点長自らが手 書きのメッセージ
的なカウンセリングによるケアや、管理職研 修・オープンセミ
やすい職 場づくりに役立てています。今後も、そこから明らか
カードを渡すなどして従業員とのコミュニケーションの充実を
ナーなどを通した啓発活動を行っています。
になった課題について、改善施策を実施していく予定です。
図りました。
三菱UFJニコスでは、本社に統 括産 業医が 常駐し、全国の嘱
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、イントラネット上に
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、健 康推 進室で医師・
従業員に関する方針と取り組み
トラネットに経営からのメッセージ「社員の皆さんへ」を掲載。
MUFGグループ各 社では2011年度も、従 業員の声を業務や
託産業医と密接に連携しています。健康診断実施後の事後措
カード
従 業 員からの意 見・要 望を集 約する「オピニオンBOX」を開
■ お客さまからの“お褒めの声”を活用
設。集められた意見や提 案などは、該当する部で検討し、対応
三菱UFJニコスでは2011年1月より、報 酬(給与)明細 書に、
管理しています。また、疲労蓄 積度自己診断チェックリストの
結果を従業員に伝えています。また「従業員満足度調査」も実
お客さまから寄せられた“お褒めの声"を掲 載しています。こ
活用、研修・社内報を通じて、従業員自らが積極的に健康を管
施し、その結果を経営や企業風土に活かす取り組みを進めて
れは、
“ お褒めの声"を通じて、従 業 員がお客さまから支 持を
理する重要性についても啓発しています。
います。
得て活動している喜びの共有と、従 業員の家族が会社を身近
三菱UFJニコスでは、アルバイト・派 遣スタッフを含む全従 業
に感じ、業務について理 解をしてもらうための取り組みです。
員を対 象とし、2008年 度より従 業 員 意 識 調 査「モラール・
今後も、従 業員とその家族の理 解や満足を高められるよう努
サーベイ」を続けています。過去調査との比較分析を通じて意
めていきます。
置、メンタルヘルスケア、過重労働面談などで従業員の健康を
識の変化を確認し、未解決の課題と今後の施策の方向性を経
営層と従業員の全社レベルで共有しています。
■ 従業員の健康促進
グループ
三菱 東 京UFJ銀 行では、本 館・大手 町・名古屋・大 阪の4ヵ所
■ 役員との対話
グループ
に「健 康相談 室」を設け、医師やカウンセラーとの連携を図り
MUFGグループ各社では、役員と従業員がダイレクトに対話す
ながら、従 業 員のメンタルヘルスに取り組 んでいます。また、
る機会を設けることによって、現場の声を経営につなげる取り
毎月1回『健 康相談室だより』を発行して、全従 業員に健 康情
MUFG CSR Report 2012
40
従 業 員に関 する方 針と取り組 み
人材の育成
■ 研修制度の充実
グループ
三 菱UFJニコスでは、2011年 度から人材 育成体系を再 構 築
ポストに挑戦できる「ポストチャレンジ制度」に基づく募集を、
し、全従業員を対象とした社内教育機関「MUNアカデミー」を
年2 ∼ 4回実施しています。また、ジョブチャレンジ制度の一環
として、
「海 外 拠 点および国内外国語 領域」へチャレンジする
「専門性」
「戦 略 性」
「人 間 性」という3つの軸を柱に施 策 展 開
「グローバルチャレンジコース」もあります。拠点ではこの制度
と「スキル・専門性」にわけて考えています。人材育成の基本は、
し、従 業員の主体的な意 識・行動改革に向けた人材育成強化
を利用して、地域限定採用の従業員が海外拠点などに異動し、
日々の業務の積み重ねですが、
「人間力」をより強化するため、
に取り組んでいます。
新たな職 場で活躍するケースが見られるようになりました。ま
部門横断的に階層別研 修が実 施されます。また、高度な金融
た、2010年度には、キャリア形成の一 環として「アクティブ・
サービスをご提供するために必要となる「スキル・専門性」を高
■ グローバル化に向けた人材育成
銀行
キャリア・チャレンジ制度」を新たに創設し、65歳までを視 野
めるために、部門ごとにきめ細かくスキル研修を実施していま
三菱東京UFJ銀行では、グローバル化に向けた人材育成を強化
に入れた働き方の選 択を行う制度を整えています。今後も従
す。さらに、全従業員を対象に提供される自己啓発支援制度に
すべく、
「MUFG Global Academy」として数多くの研修を企
業員本人の希望や挑戦意欲に応える制度づくりに取り組んで
も豊富なメニューを用意して、自律的な学びの場を提供してい
画・運営しています。たとえば海外現地採用従業員が国を跨い
いきます。
ます。こうした研修制度を充実させることにより、節目節目で自
で1年 間 の OJT に 取 り 組 む「Global Rotation Training
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、2012年度から従来
身の適性や志向性を考え、自らキャリアを切りひらき、
「人間
Program」や、本邦従業員と海外現地採用従業員が香港に集
の特定職から発展した「エリア総合職」を新設し、
「総合職と同
力」を高め、成長していくことをサポートしています。
まり、金 融 手 法 な ど を 学 ぶ「MUFG Corporate Finance
じように活躍したい」という従業員のニーズに応えています。ま
三菱UFJ信託銀行では、職位・階層別研修のほか、各業務領域
Seminar」があります。このように一人でも多くの従業員が国・
た、従 来からある「コース転 換制度」では地 域 職からエリア総
の「人材育成プログラム」に基づき、人材強化のための人事ロー
地 域・文化を越えてスキルアップする機 会を設けることで、グ
合職、エリア総合職から総合職への転換試 験に毎年多くの従
テーション、各部門の業務内容ごとに実 施している業務別研
ローバル化するお客さまのニーズに応えられる人材育成に取り
業員がチャレンジしています。
修、各種資格の取得支援などを行っています。また、従 業員の
組んでいます。
また三菱UFJニコスでは、エリア職と基幹職との間でコース転
自律的なキャリア開発につながるタイムマネジメント、ロジカル
従業員に関する方針と取り組み
開設しました。
「MUNアカデミー」の重 点開発ポイントである
三菱東京UFJ銀行では全従業員の人材育成の対象を「人間力」
換ができる制度を設けています。制度開始から4年間の実績と
グループ
シンキングといった自己啓発型セミナーの提供を行うなど、各
■ コース転換・社内公募制度
種教育機会の拡大を進めています。
MUFGグループ各社では、従業員の個の自律とキャリア形成を
で活躍しています。今後もチャレンジ精神を持った実力ある従
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、新入社員から役員ま
支援するため職種やコースを転換できる制度や、希望する業務
業員の登用とワークライフバランスを重視した制度運用をめざ
で職位 別、目的別研 修を実 施しています。そのほか、自己啓発
にチャレンジできる社内公募制度を設けています。
していきます。
支援や各種資格取得支援などの制度があります。また、コンプ
一例として三菱東京UFJ銀行では、スタッフ(契約社員など)の
ライアンス強化のための研修を、全社共通テーマを毎月決めて
「正行員登用制度」を設けています。これは、チャレンジ可能な
部門ごとに実施し、従業員の理解度を半期ごとのテストで確認
仕 組みや、ワークライフバランスの 尊 重という企 業としての
三菱東京UFJ銀行は2007年度より、新人研修のプログラムに
しています。若手育成では、2011年度から若手 従業員の土台
CSRを追求しつつ、有能な人材を確保する観点からの施 策で
「ボランティア体験」を取り入れています。地域社会のなかでボラ
強化の一つとして、若年次の育成管理を“採用段階から継続的
す。制度を設けた2006年度以 降、すでに500人以 上の意 欲
ンティア活動を体験することを通して、自分たちが「社会の一員」
に”かつ“横断的に”行えるよう人事部内に「育成サポーター」を
のあるスタッフが正行員に登用されています。
であることを実感するとともに、人や社会のために自分ができる
設置し、メンタルケアや必要に応じてOJTのサポートなどを実
三菱UFJ信 託 銀行では、全従 業員を対 象に自らが希望する部
ことを積極的に提供していくというサービスの基本姿勢を身に
施しています。
署や業務にチャレンジできる「ジョブチャレンジ制度」、管理職
つけることを目的としています。
して42人の従業員が転換し、それぞれ新たな役割、新たな職場
■ コーポレート・シチズンシップ・プロジェクト
銀行
MUFG CSR Report 2012
41
従 業 員に関 する方 針と取り組 み
入社後のキャリアイメージをより身近に感じてもらえるよう、工
の体験研修は、2回にわたって行われ、1回目は導入研修でお世
お客さま満足 度(CS)向上の取り組みから生まれた三菱 東 京
夫しています。このような取り組みの結果、ここ数年は、勤務地
話になっている新潟県湯沢町にある2つの小学校の運動場の除
UFJ銀行の女性活躍推進活動は、女性の新しい働き方を考え
に定めのない「ジェネラルコース」採用者のうち3割程度を女性
雪作業を、新入社員736人で行いました。
2回目は東京ボランティ
るワーキンググループ「女性活躍推 進隊」の発足(2005年)か
が占めており、女性の活躍領域の拡大につながっています。
ア・市民活動センターと、地域のボランティアセンターの皆さま
ら始まりました。現場で働く8人で構成された推進隊の活動は、
のご協力を得て、都内211ヵ所のご高齢の方々、障がいのある
役員への提言などを通し、女性活躍推進室が設立され(2006
■ 障がい者雇用
方々の入居施設などを新入社員が2日間訪問しました。
年)、2010年、同推進室はダイバーシティ推進室に組織改編し
MUFGグループ各社では、障がいのある従 業員がさまざまな
実際の福祉活動に携わることはもちろん、訪問前のオリエンテー
ました。
部 署で活躍しています。各人の能力や適性に応じて配属を行
ションや、体験後のふり返りのなかで、企業市民としてのみなら
ダイバーシティ推進室では、これまで積極的に取り組んできた
うなど、個別にきめ細かな対応を行っています。
ず、個人として多くの気づきを得ることができました。研修を終え
女性活躍推進に加え、多様性の受容を図り、一人ひとりがより能
三菱東京UFJ銀行には、障がい者雇用を促進するための特例
た後、
「社会の一員として自分に何ができるのかを考えるきっか
力を発揮できる風土づくりをめざしています。
子 会 社が、エム・ユー・ビジネスエイド株 式会 社とエム・ユー・
■ 女性活躍推進隊の活動からダイバーシティ推進室へ
けとなった」
「 相手の立場に立って考えることの重要性が理 解
グループ
ビジネスパートナー株式会社の2社あり、多くの障がいのある
証券
できた」といった意見が交わされ、新入社員一人ひとりが企業
■ 女性活躍推進プロジェクト
市民としての自覚を新たにしました。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、2011年4月に「女性
三菱UFJ信 託銀行では、データ入力を主 業務とする特例子会
活躍推 進プロジェクト」を発足しました。
「 女性管理職や育児
社・菱 信データ株 式会 社と協働して、聴 覚などに障 がいのあ
経 験 者のキャリア形成について知りたい」という従 業員の声
る方 の 雇 用 創 出 に 取り組 んで いま す。過 去30 年 間 で 延 べ
多 様 性への 取り組 み
従業員が銀行事務の受託業務を通じて活躍しています。
を活かし、活 躍する従 業員の紹介 やキャリア形成のヒントを
120人の障 がいのある方を雇 用し、現在(2012年6月時点)
銀行
載せた『女性活躍推進だより』を発刊し、男性も含めた全従業
は47人がデータ入 力や各種マニュアルの電子文 書 化など多
三菱 東京UFJ銀行では、キャリア形成支援の数値目標を設置
員に発 信。全 体の意 識 向上を図り、女 性 がより力を発 揮でき
岐にわたる業務に携わっています。
して女性の登用を推進しています。2011年4月には新しい数
る環境づくりをめざしています。
■ 女性のキャリア形成支援
従業員に関する方針と取り組み
銀行
「コーポレート・シチズンシップ・プロジェクト」と名づけられたこ
値目標を設 定し、これまで実 績の少なかった支 社や海 外、本
■ 定年退職者継続雇用
カード
グループ
部のマネジメントの育成・輩出を進めていきます。また、コース
■ 女性活躍のための両立支援
転換制度、契約社員の正行員登用も併せて進めています。
三菱UFJニコスでは、女性の仕事と家庭の両立支 援を目的と
て、定年により退職した従業員のうち、一定の要件を満たした、
また、転 居をともなう異 動のない総合 職(特定)
・AS職 が、配
して、育児勤務期間の拡充や育児介護休業を取得中の従業員
再雇用希望者をあらためて採用する継続雇用制度を導入して
偶者の転 勤や家族の介護などを理由に遠隔地への転 勤を希
への職場復帰プログラムを導入しています。現在、約120人が
います。
望できる「総合職(特定)
・AS職隔地異動公募制度」と、出産・
利用しており、安心して働ける環境づくりに努めています。
MUFGグループ各 社では、従 業 員のセカンドライフ支 援とし
育児・介 護のための「短時間 勤 務 制度」などの利用により、こ
信託
れまでは退職せざるを得なかった従 業員が、キャリアを中断
■ 女性の積極的な採用
せずに勤務を続け、活躍し続けています。
三菱UFJ信 託銀行では、女性の採用に積 極的に取り組んでお
り、女子学生向けのセミナーを開催し、ワークライフバランスに
取り組む女性従 業員の日常を紹介した冊 子を配布するなど、
MUFG CSR Report 2012
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