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導入事例 - DTS

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導入事例 - DTS
新たな価値を創り出す
導入事例
MADE BY DTS
Case study
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
様
15社が請け負う開発・保守を一本化
DTSのAMOサービスが
保守再編プロジェクトを成功に導く
三菱UFJモルガン・
スタンレー証券株式会社
●創業
1948年3月4日
●本社
東京都文京区目白台3丁目29番20号
●代表者
取締役社長 最高経営責任者 豊泉 俊郎
●従業員数
4,567名(2013年3月31日現在)
●事業内容
株式、債券、投資信託や年金・保険などを
取り扱う金融商品取引業
●URL
http://www.sc.mufg.jp/
三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)
とモルガン・スタンレーとの戦略
的な提携により2010 年 5 月に誕生した三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券株式会
社。株式、債券、投資信託や年金・保険など様々な金融商品とサービスを提供してお
り、個人と法人の数多くのお客様の要求に応えるための様々な仕組みが構築されて
いる。そんな社内に構築された数多くのシステムの効率的な運用及び保守コストの
低減を図るべく、DTSが提供する保守一括化サービス「AMO※サービス」を活用。見
えにくい保守作業の 可視化 を実現しながら100システムの保守をDTSに一括委託
することで、保守コストの大幅な削減を実現している。
背 景
コスト削減と品質向上に
向けた保守再編プロジェクト
がスタート
も考えたのです」。
そこで、取引所への注文処理などミッショ
ンクリティカルな業務はそのままに、周辺業
務の開発・保守を担当していたベンダを統合
することで、保守品質の向上とコスト削減を
MUFGの中核証券として、そしてモルガン・
目指した保守再編プロジェクトがスタートす
スタンレーとのジョイントベンチャーとしての
ることになった。
強みを活かしながら、高度化・多様化する顧客
の金融ニーズに応えるべく、様々な商品や
サービスを展開している三菱UFJモルガン・
スタンレー証券株式会社。そんな同社が運用
しているシステムは数百にも及んでおり、数
多くのベンダが開発や保守の場面で同社の
実際にベンダの統合を検討していた業務
システムはおよそ 65 あり、開発・保守に関
そんなシステム運用を続ける中で課題となっ
わっていたのは15社。引継ぐためのシステム
ていたのが、
システムの肥大化に伴う開発・保
規模は1万k Stepを超え、JavaやC#など数
守費用の増大だ。複数ベンダに対して支払う
多くの開発言語が利用されていた。もちろ
年間の保守コストが膨れ上がってしまい、戦
ん、OSからミドルウェア、業務アプリケーショ
略的なシステム投資に結びつけることが難し
ンまで稼働している環境やパッケージも千差
システム部
い状況だったとシステム部 顧客情報システ
万別。
しかも、他社が開発した環境を保守し、
リテールシステム課長
ム課 村岡 修一氏は当時を振り返る。
「多くの
新たな要件が発生すれば改修を行う必要も
コストがかかっていた保守の見直しが必要で
ある。そんな条件を15社すべてに提示し、保
した。同時に、作業の見える化によってベンダ
守再編プロジェクトを実現するための提案を
ごとに異なる保守品質の向上を実現したいと
各社から求めることになった。
三菱UFJモルガン・スタンレー
常務執行役員
システム部
大利 一雅
氏
具体的な作業が見える 地に
足の着いた提案 が決め手
ビジネスをバックアップしている。
三菱UFJモルガン・スタンレー
証券株式会社
採用ポイント
証券株式会社
顧客情報システム課
村岡修一
氏
三菱UFJモルガン・スタンレー
証券株式会社
池中浩史
氏
Case study
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 様
そこで同社の目に留まったのが、以前から
今回の保守再編プロジェクトを担当した
DTSスタッフ
同社の情報系や営業支援系のシステムを手
掛け、直近でも外貨外証管理などのシステム
開発・保守を行っていたDTSだった。
「型通り
の提案をしてくるベンダが多い中、地に足の
着いた提案をいただいたのがDTSでした。こ
の会社と組めば何かできるのではないかと
株式会社DTS
金融事業本部
金融第三事業部
株式会社DTS
金融事業本部
金融第三事業部
資金証券システム担当
アプリケーションマネジ
担当部長
メントサービス担当
田村 正徳
担当課長
仲井 康彦
いう安心感が高かった。我々の心に一番届い
「我々が期待した効果が順調に現れていま
たのがDTSのプレゼンテーションだったので
す。なかでも、保守作業の可視化を進めてい
す」
と語るのは常務執行役員 大利 一雅氏だ。
ただき、バラバラだった作業品質の均一化が
1 次選考に残ったメインフレーマーやコン
実現したことは、狙った以上の効果です」
と村
サルティングファームと肩を並べながら、2次
岡氏は高く評価している。
しかも、当初の数よ
選考では実際の引き継ぎと保守を明確に分
り膨らんだ100あまりのシステムに関してシ
け、
どのように引継ぐのかの具体的なサクセ
ステムの引き継ぎを行ったが、従来通りの
ションプランを提示しながら詳細なコストを
サービス品質を維持している状況だ。
作業に落としていったDTS 。
「我々の業務や
また、DTS のプロジェクト遂行能力につい
開発領域をよく理解されていて、明らかに無
ては「企画ラインと開発ラインで異なる要求
理のない提案でした」
と村岡氏はその提案内
を出すこともありました。それでも、DTSのプ
容を高く評価。その結果、保守再編プロジェ
ロジェクトマネージャがうまくまとめてくれた
クトの中核にDTSのAMOサービスが採用さ
ことで、順調に保守移行することができまし
れることになった。
た。その都度発生する問題もきちんと拾い上
げていただいたことは大変ありがたい」とシ
ステム部 リテールシステム課長 池中 浩史
開発・運用
氏は評価する。
継続的に37%前後の
コスト削減を達成、
作業品質の向上にも貢献
今後の展望
2011 年 2 月に1 次提案を行ってからベン
ダが決定したのが2011年5月、7月より引継
ぎ作業を開始し、最終的にすべてのシステム
サービス品質の向上と
コスト低減への取り組みを
継続
の引き継ぎが完了したのが 2011 年 11 月
現在の評価について大利氏は「当初想定し
だった。現状稼働しているシステムのため、
で
ていたコスト削減はもちろん、それに向けて
きる限り短い期間に引継げるようスケジュー
のステップも計画通りに進んでいると理解し
ルを工夫し、単純なものから順次引き継ぎを
ています。数十社を1つにまとめるという困
実施していくことで無駄なコストを抑制しな
難なプロジェクトでしたが、課題をクリアしな
がら保守再編を実現した。
がら当初の目標に沿って着実に歩んでいま
その結果、保守作業の詳細な内容及び時
す。DTSと仕事ができて本当によかった」と
間をシステムごとに見える化し、改善施策の
高く評価している。
実施状況なども可視化することで保守品質
また、サービス品質の向上とコスト低減へ
の向上を実現。また、
コスト削減効果を明確
の取り組みを継続する中、保守再編の対象シ
に測定することで保守1 年目には18 %、3 年
ステムの拡大を検討中のようだ。
目には37 %の保守コスト削減に成功するこ
とになる。
※ AMO(Application Management Outsourcing):アプリ
ケーションマネージメントアウトソーシング
※この事例の内容は、
2014年1月に実施した取材の内容に基づいて作成しています。
AMOサービスについてのお問合せ先 金融事業本部 TEL:03-6721-4540
http://www.dts.co.jp/
〒105-0004 東京都港区新橋6-19-13
2014.02
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