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グループの総合力を発揮します。 - 三菱UFJフィナンシャル・グループ

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グループの総合力を発揮します。 - 三菱UFJフィナンシャル・グループ
法 人のお 客 さまのために
グループCSR重点領域の活動[ 地球環境問題への対応 ]
お客さまの環 境経営と
環 境ビジネスを支 援するために 。
グループの総合力を発揮します 。
世界に選ばれる、アジアを代表する金融グループをめざして。
金融を通じてお客さまを支えるだけでなく、
企業同士のマッチングやコンサルティングなど
グループの総合力を結集しサポートします。
11
MUFGグループのサポート体制
環境ビジネスに取り組むお客さま
企業活動を通して環境負荷低減に取り組むお客さま
お 客さまの 環 境 に
環境経営戦略の立案
排出権の活用
温室効果ガスの削減
関 連 する 経 営 課 題
環境ビジネスの本格化
環境に配慮した資産運用
設備の省エネなど環境対策
環境マネジメントシステムの
導入と活用
グル ープ 総 合 力を 発 揮
三菱東京UFJ銀行
○ファイナンス支援
○赤道原則の運用
三菱UFJ信託銀行
三菱UFJ
モルガン・スタンレー証券
○ファイナンス支援
○SRI(社会的責任投資)
の推進
○CDMコンサルティング
○「二国間クレジット制度」への
取り組み
MUFGグループ
1
三菱UFJリース
○ESCO提案
○省エネコンサルティング
○省エネ事業者の紹介
○グリーンリース
三菱UFJリサーチ&
コンサルティング
○環境経営コンサルティング
○環境マネジメント
システム導入支援
○環境ビジネス・マッチング
未来を支える
各国の再生可能エネルギー普及に貢献。
化石燃料に代わるクリーンなエネルギーとして、再生可能
億9,500万カナダドルの協調融資を代表主幹事として組
エネルギーの導入、
普及が世界各国で進んでいます。
三菱
成しています。
東京UFJ銀行は、
未来の産業や生活を支え、
温室効果ガス
風力発電の分野においても、スコットランドにおける2件
削減に貢献するさまざまな再生可能エネルギー開発を、
こ
の風力発電事業 *3 のプロジェクトを主幹事として推進。
プロジェクトファイナンスのアレンジおよび融資を通して
のプロジェクトへの融資により最大75.9MW(メガワッ
積極的に支援しています。
ト)の風力発電所と41.4MWの風力発電所の建設ならび
太陽光発電の分野では、
カナダのオンタリオ州において世
に操業をサポートします。さらに、南オーストラリアでは、
界最大級の大規模発電事業を買収するプロジェクト
「オー
111MWのウォータールー風力発電所プロジェクトに総額
ロラ(通称) 」に向け、邦銀4行の融資団の主幹事として
1億4,060万オーストラリアドルの資金を供給するための
総額約4億カナダドルの融資契約を取りまとめました。
融資団幹事を務めています。
また、同国では再生可能エネルギー発電プロジェクト(風
このような取り組みで、三菱東京UFJ銀行(米国ユニオン
力発電所3ヵ所と太陽光発電所2ヵ所) に対し、総額7
株式会社テク
ノフレックス
「千葉工場完成予想図」
バンクを含む)
は2012年の再生可能エネルギー事業に関
*1
*2
連したプロジェクトファイナンスにおいて世界ランキング第
2012年 再生可能エネルギー部門における
プロジェクトファイナンス・リーグテーブル
順 位
銀 行
1位 *4 となり、プロジェクトファイナンス全体においても、
金額 (US$ m)
シェア(%)
同年の融資額で世界第1位となりました。今後もアレンジ
1
三菱UFJフィナンシャル・グループ
1,416.62
7.38
実績とノウハウを活かし、
持続可能な社会を推進する世界
2
Deutsche Bank
1,198.98
6.25
3
Grupo Santander
980.20
5.11
各国の再生可能エネルギーの普及を牽引していきます。
4
SMBC
806.13
4.20
5
Rabobank
754.02
3.93
*2 再生可能エネルギー発電プロジェクト:オンタリオ州およびブリティッ
6
Standard Bank
665.25
3.47
シュコロンビ ア州における風 力発 電 所(発 電 量248MW)と太 陽 光 発
7
Mizuho Financial Group
586.71
3.06
8
UniCredit
535.64
2.79
*3 2件の風力発電事業:ミッドヒル風力発電新設プロジェクト(アバディーン
9
Morgan Stanley
482.00
2.51
シャー)とRothes II風力発電拡張プロジェクト(マレー)の2件の発電事
Kf W
463.75
2.42
10
出典:
『Infrastructure Journal』誌
*1 オーロラ:全9ヵ所 合計で 発電量世界3位の発電量(97.5MW)を有し、
1万世帯分の電力供給するプロジェクト。
電所(発電量20MW)を建設・操業し、20年間にわたり電力供給するプ
ロジェクト。
業。この事業への総額1億5,100万ポンドの融資契約を取りまとめた。
*4 世界ランキング第1位:プロジェクトファイナンス専門誌『 Infrastructure
Journal』誌の調査結果。
三菱東京UFJ銀行 ストラクチャードファイナンス部 プロジェクトファイナンスグループ
上席調査役 山﨑
周
三菱東京UFJ銀行は、
プロジェクトファイナンスの専門チームを世界9 拠点で展開し、
担当するメ
ンバーも増員してビジネスを進めています。
再生可能エネルギー分野への取り組みでは、
本業とし
て力を入れる一方で、
地球環境への長期的な貢献という視点も大切にしながら、
お客さまへのサ
ポートを心がけています。
この分野は、
各国の政策や支援制度、
スキームなどが異なりますので、
これまでに培ってきたノウハウと各拠点のパワーを結集して、
今後も積極的に推進していきます。
MUFG CSR Report 2013
12
法 人のお 客さまのために
グループCSR重点領域の活動[ 地球環境問題への対応 ]
2
幅広い金融機能で
環境やエネルギーに配慮した経営を支援します。
電気料金などエネルギーコストの長期的な先行きが不
株式会社フジワラ 六ツ師工場
透明なことから、エネルギー消費の節約への関心が高ま
るとともに、環境・エネルギーに配慮した設備の導入や
更新を検討するお客さまが増えています。
MUFGグループは、事 業 活動によって排出される温 室
効果ガスの削減や、電力消費の低減を目的としたお客
さまの課題解決に向けたご提案を実施し、各種計画へ
の助 言から、資金調達コストを低 減するための支 援ま
わらべや日洋株式会社 相模原第二工場
で幅 広いサービスを積 極 的に推 進しています。なかで
も、
“ 金融機能”を活かした資金調達のソリューションと
して、三菱 東 京UFJ銀 行では省エネに資する設備 資金
需 要への融資を積極的に進めると同時に、お客さまの
工場、オフィスビル、店舗などに省エネ設備を導入する取
り組みや太陽光発電などの再生可能エネルギー関連の
プロジェクトについて幅広くサポートしています。また、
三菱UFJ信託銀行では、企業のCSRや地球温暖化対策
推進を支援する融資スキームをご提供しています。
定設備等導入促進事業費補助金」といった国の補助制度
三菱東京UFJ銀行は、三菱UFJリサーチ&コンサルティ
を活用した環境融資商品*1をご提供しています。また、三
ングとともに、法人のお客さまの環境経営への取り組み
菱UFJ信託銀行では、
「CSR活動」や地球温暖化防止の
を評 価し、その結果に応じた融資条件をご提 案するオ
ための「CO2削減」に積極的に取り組む法人のお客さま
リジナル商品「環境経営支援ローン(CSR型)」を展開す
に対し、
「CSR」や「CO2削減」への取り組みをサポートす
ると同時に、環境省の「環境配慮 型経営促 進事 業 利子
る「CSRサポートローン/CO2 削減サポートローン*2」を
補給制度」や、経済産業省の「エネルギー使用合理化特
ご提供しています。
MUFGグループは、お客さまの地 球 環境保全への取り
組みや省エネのご計画を、グループ一体となって支援し
ていきます。
*1 国の補助制度を活用した環境融資商品:環境省の環境配慮型経営促進
事業利子補給制度を活用した「環境経営支援ローン(1%利子補給金対応
型)」と経済産業省のエネルギー使用合理化特定設備等導入促 進事業費
補助金を活用した「省エネ対策支援ローン(1%利子補給金対応型)」のご
提供を進めています。
*2「CSRサポートローン」
:
「CSRに関する項目(3 ∼ 5個)について改善目標
を宣言されたお客さま」に対し優遇金利にてご融資するローンです。
「CO 2削減サポートローン」
:
「CO 2の削減を宣言されたお客さま」に対し優
遇金利にてご融資するローンです。
いずれのローンも、目標未達 成の場合でも予めお預かりした金利優 遇相
当額を外部団体へ寄付することなどで社会貢献・環境貢献が可能です。
日本レヂボン株式会社 飛騨工場
三菱東京UFJ銀行 コーポレート情報営業部 環境ビジネス室
調査役 緒方
雄一
国内での事業継続には、環境・エネルギーの課題に真摯に向き合うことが不可欠になっている
と感じます。その際、国の支援制度に関するお客さまのニーズも高いことから、三菱東京UFJ銀
行では2013年4月に官民連携のチームを立ち上げ、官庁との連携をさらに強化しています。私
は環境・エネルギー分野の担当として、官庁と連携した融資商品の開発と支援制度の情報提
供、お客さまの制度申請支援を行っております。また、お客さまのご要望やお悩みの声を官庁に
届け、引き続き有効な支援施策創設にも尽力していきたいと思っています。
13
3
省エネとコスト削減に役立つ
ESCO事業でも国内トップクラスの
実績と評価を得ています。
4
途上国の持続的な成長を
サポートするために。
CDMと二国間クレジット制度を追求。
ESCO(Energy Ser vice Company)事 業 は、ビル
三 菱 UFJモ ルガ ン・スタン
や工 場、ホテルなど多くのエネルギーを使 用する施 設
レー証券では、温 室 効 果ガ
や、市 街 地の防犯灯設備などの「省エネ化」を目的とし
スの 削 減 を 国 連 気 候 変 動
て、エネルギー診断、計画立案や改修工事のご提案、施
枠組条約の下に採択されて
行後の効果検証などをパッケージでご提 供し、環境 負
いる京都議定書に基づき実
荷低 減とコスト削 減を同 時に実現するサービスです。
施 するCDM(クリーン開 発
改修工事 の費 用をはじめとするESCO事 業 の 実 施に
メカニズム)*に関するコン
ともなうコストは、すべて省エネ化によって削減される
サルティング業務(排出権創
経費で賄われるため、基 本的にお客さまは新たな資金
出に係る国連手続きの支援
を投じる必要がありません。
や「方法論」の開発)のほか、
三菱UFJリースは、ESCO事 業 が日本に導入された草
日本政府が推進する途上国との新しいメカニズム「二国
創期からサービスの提供を開始するなど省エネ推進の
間クレジット制度(JCM)」による温 室効果ガス削減事
総合コーディネーターとして提供機能を拡充しており、
業を支援しています。途 上国の持続可能な発展と先進
これまでの取り扱い件 数は414件(2013年3月末 現
国の温室効果ガス削減目標の達成を両立するCDMで
在)と、国内トップクラスの実績と評価を得ています。
は、これまで100件を超える案件を手がけ、うち72件
新潟県妙高市で導入された
LEDの防犯灯
事業フロー
1
簡易診断
2
詳細エネルギー診断
3
実施計画書の立案
4
ESCOサービス契約
5
改修工事
6
削減量の検証
ごみ処分場(ミャンマー)
が国連に登 録されました(2013年6月現在)。現在は、
ミャンマーのごみ処分場からメタンガス(CO 2の25倍
株式会社テク
ノフレックス
「千葉工場完成予想図」
の温室効果)
を回収するプロジェクトの実施に向けた調
整を進めています。
また、日本の環境技術の海外展開にもつながるJCMの
分野では、CDMの分野で培ってきたノウハウをベースに
40件を超える案件に関与し、同制度への取り組みを推
進しています。
*CDM(クリーン開発メカニズム)
:途上国の持続可能な発展と、先進国の
CO 2削減目標の達 成を両立するために、排出枠を取り引きする仕組みで
す。途上国への技術や資金の支援によって削減できたCO 2 排出量を国連
が認定し、途上国を支援した国や企業に割り当てます。
7 運転管理・メンテナンス
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
クリーン・エネルギー・ファイナンス部
三菱UFJリース
環境事業部 ESCO事業課
田中 温子
全 国の市 町 村などが 管理する街
路防犯灯の「省エネに向けた取り
主任研究員
吉高 まり
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
クリーン・エネルギー・ファイナンス部
シニア・コンサルタント
アルナウドフ・ブラディスラフ
組み」推 進を担当し、電 球や蛍 光
私たちは、地球温暖化を防止するためのアプローチを、国
灯、水銀灯の設備を、電力消費が少なく長寿命のLEDに
際協調による枠組みの下で進めています。温室効果ガス
交換するご提案を行っています。ESCO事業のスキーム
削減事業に係るコンサルティングビジネスのトップラン
を用いると、お客さまは新たな資金を投じる必要があり
ナーとして、これまで手がけてきた数々の事業支援や方法
ませんし、防犯灯の省エネ化は税 金の節約と環境保 全
論の開発は、途上国の持続可能な発展に大きく貢献して
を同 時に実 現できますので、導入に向けて数多くの自
きました。今後はCSRの視点に加え、MUFGグループの総
治 体さまにご検 討いただいています。今後もお客さま
合力を活かしたダイナミックな金融の仕組みを活用するこ
の省エネ対応を大きく前進させる最適なソリューション
とで、日本の環境技術の海外展開や途上国の持続可能な
のご提供に努めていきます。
発展を後押ししていきたいと考えています。
MUFG CSR Report 2013
14
法 人のお 客さまのために
グループCSR重点領域の活動[ 地球環境問題への対応 ]
5
ビジネスの共創につながる
企業の新しい出会いを創造しています。
新しいビジネスパートナーとの出会いは、販売先や仕入
れ先の拡大につながるだけでなく、
「 気づき」や「共創」、
「相乗効果」など、事業推進に必要な手がかりを得る機
6
環境・社会・ガバナンスに配慮した投資
運用へ。企業の持続性評価の拡大を推進。
世界の年金基金などの投資家は、安定した投資収 益を
獲得するため、企業評価において、業績見通しや財務情
報だけでなく、ESG(環境・社 会・ガバナンス)などの非
会にもなります。
財務情報を考慮する傾向を強めています。社会的責任に
MUFGグループでは、お客さま同士の出会いを創造する
関する方針や取り組みが的確で、ガバナンス機能がより
大規模商談会「Business Link 商賣繁盛」を2005年
高い企業への投資は、中長期的な運用収益の向上・リス
より開催し、お客さまの経営課 題 解決へのサポートに
ク低減につながるという考え方が定着しつつあります。
努めています。10回目となる2013年2月の商 談 会は
三菱UFJ信 託 銀 行では、早くからESGを考慮した企 業
幕張メッセ(千葉県)で開催し、約2,700社が参加して
評 価や投資運用を行ってきた経 験を活かし、持続的な
6,100件を超える商談が行われました。
利益成長ができる銘柄のファンド設定・運用に力を入れ
アジア2ヵ国からの参加もあり、グローバルな商 談が
ています。また、セミナーなどを通じてESG要素を踏ま
いくつも実 現したほか、技 術と技 術のマッチングに関
えた投資候補選定の事例などを紹介し、企業の非財務
する商談も進みました。今後も業 種、規模、地 域などの
情報をベースとした企業評価の拡大を呼びかける活動を
垣 根を低くし、国 内 外で自由な交 流による「価 値ある
推進しています。また、国際原則である「PRI(責任投資
出 会いの創 出」をめざして、積 極 的に支 援 を行ってい
原則)*」に署名し、PRIに基づく投資行動を国内に広げ
きます。
る活動を積極的に進めています。
*PRI(責 任 投 資 原 則)
:
2006年にコフィー・アナ
ン 国 連 事 務 総 長(当 時)
PRIセミナー
が提唱した原則で、投 資
の 意 思 決 定プ ロセスに
ESGへ の 取り 組 み も 反
映し、長期的な投資収益
の向上・リスクの 低 減を
めざすものです。
持続性評価の流れ
財務情報をベースとした分析
+ ESG評価をベースとした分析
長期的な視点による投資候補選定
大規模商談会「Business Link 商賣繁盛」 幕張メッセ(千葉県)
15
中長期的に安定した投資パフォーマンス
三菱東京UFJ銀行 コーポレート情報営業部
三菱UFJ信託銀行 資産運用部
ビジネスソリューショングループ 調査役
チーフアナリスト兼チーフファンドマネージャー
野田 浩二
兵庫 真一郎
第10回 目となる「Business Link
「サステイナブル成長銘柄投資型ファ
商賣繁盛」は、過去 最大の参加企
ンド
(国内株式)
」
の運用を担当してい
業数となりました。ビジネスマッチ
ます。中長期的に安定的な利益成長
ングはお客さまのご要 望などに応じて、全国の営業 拠
が期待できる銘柄を厳選し、
日々の株価変動にとらわれず運用
点で個別でもサポートしていますが、大規模商談会では
を行う年金基金向けの商品です。
質の高いガバナンスを持ち環
多くの出会いにより既存事業の拡大だけでなく、業態を
境や社会によい影響を与えつつ、
それを業績に反映させている
越えた新たな事業開発につながることも少なくありませ
企業に投資することは、
その取り組みをサポートすることにもな
ん。2014年2月に予定しています「大阪開催」に向け、国
ります。非財務情報は定性的な項目が多く比較が難しいです
内外のお客さまの大きなステップとなるように計画を進
が、
地道な調査から企業活動に表れる側面にも注目し、
厳選した
めていきます。
銘柄による安定したパフォーマンスの実現をめざしています。
7
国際的な枠組み「赤道原則」を通じて、
お客さまの環境リスクマネジメントをお手伝いします。
途上国での開発プロジェクトや、国内外の事業活動に融
プロジェクトの現地調査(カナダ)
資した資金が、地球環境の破壊につながらないように配
慮する取り組みが金融機関に求められています。
三菱東京UFJ銀行では、大型の開発プロジェクトへの融
資を手がける際の環境配慮の枠組みとして「赤道原則*1」
を採択し、お客さまのプロジェクトにおいて国際的な基
準に則った配慮が行われるように助言を行うとともに、
資金調達支援後も環境へ
の 影 響をモニターしてい
ます。また、赤道原則の運
用の 信 頼 性を 示す ため、
赤道原則の内部手続きや
運用状況などを第三者機
関に開示し、2012年度の
避・軽 減するために開発プロジェクトにおいて環 境 社会 影 響のリスクを
る開示情報 について「独
ともなう環 境リスクを 計 画 段 階 から 調 査し、環 境 へ の 影 響 を 回 避、低
*2
立した第三者保証報告書」
第三者保証報告書
*1 赤 道 原 則(Equator Principles)
:開発などにともなう環 境 負荷を回
赤道原則の運用実績に係
を取得しています。
評 価・管 理すべく金 融 業 界が 独自に設 定したガイドライン。開 発 などに
減、緩和することを目的としています。世界35ヵ国、三菱 東 京UFJ銀 行を
含む79金融機関が同原則を採択しています(2013年7月現在)。
*2 情報開示:ht tp://w w w.bk.mufg.jp/csr/eco/equator.html
カテゴリー別評価件数
カテゴリー
定 義
2011.4 ∼ 2012.3
2012.4∼2013.3
A
多様、不可逆、あるいは先例のない著しい負の社会もしくは環境影響のあるプロジェクト
11
7
B
影響が少なく、特定の地域に限られ、大半は可逆的であり、緩和策によってただちに対策
できるような限定された負の社会もしくは環境影響のあるプロジェクト
32
38
C
最小限の社会もしくは環境影響、またはまったく影響をおよぼさないプロジェクト
4
12
47
57
合 計
セクター別評価件数
セクター
地域別評価件数
A
B
C
合計
米州
2
17
1
20
2
アジア・オセアニア
3
7
6
16
9
欧州・中東・アフリカ
2
14
5
21
-
2
合計
7
38
12
57
6
26
A
B
C
合計
インフラ
1
10
6
17
鉱山
1
1
-
石油・天然ガス
3
6
-
石油化学
1
1
発電所
1
19
その他
-
1
-
1
合計
7
38
12
57
地 域
三菱東京UFJ銀行 三菱東京UFJ銀行 ストラクチャードファイナンス部 ストラクチャードファイナンス部 プロジェクト環境室 プロジェクト環境室 上席調査役 加藤 友美
千吉良 久暢
三菱東京UFJ銀行は、2005年に赤道原則を採択し、これまで300件以上のプロジェ
クトファイナンスに適用してきました。同原則は2013年の改訂(EPⅢ)によって、適用
対象の拡大や開示義務の強化による透明性の向上をめざしています。原則の適用対
象がEPⅢでコーポレートローンへ広がれば、地球環境の保全により広く貢献すること
になりますので、改訂への対応が円滑に進むように努めたいと考えています。
MUFG CSR Report 2013
16
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