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さっぽろテレビ塔の塗替えに係る 札幌市都市景観審議会における意見の取りまとめ 意見構成 1)シンボルとしてのさっぽろテレビ塔の位置付け、考え方 ~テレビ塔のシンボル性や公共的位置付け、考え方について 2)色彩選定において考えられる配慮要素 ~色彩選定において、配慮すべき要素や基準等について 3)色彩決定にむけたコンセプトの明確化 ~テレビ塔の位置付けや配慮すべき要素を踏まえ、 色彩を決定する際に必要となる理念、コンセプトの明確化について 4)色彩決定までのプロセス等 都市景観審議会における主な意見 1)シンボルとしてのさっぽろテレビ塔の位置付け、考え方 ・単体としても、大通公園との関係性の上でも、シンボル施設として 公共的価値がある。 ・疑いなくシンボルであるので、シンボル足り得る景観になっているのか、 それをこれからどうしたらいいか、しっかり考えなければいけない。 ・これからのテレビ塔のシンボルとしての役割も色々考えられる(機能、目的、 使い方、性格づけ)。 ・札幌の近代化を象徴する遺産であり、市民に愛されていることから、 札幌市民がテレビ塔についてどう考えているか踏まえることが大切である。 都市景観審議会における主な意見 2)色彩選定において考えられる配慮要素 ◆立地特性(中近景の視点場)への配慮 ・周りの建物と同じ程度の高さまでは、景観に配慮する必要がある。 ・自然の緑と人工的に作った緑色が合わないというのは多くの人が感じている。 ◆市民意識への配慮 ・市民の中に定着したイメージに即す考え方がある。 ・赤色と緑色がテレビ塔というのは、市民に定着しているとはいえる。 ・鉄塔の赤色は、遠景でシンボル的イメージとして定着している。 ◆歴史性への配慮 ・歴史的なシンボルとしてかつての色彩に戻すという考え方もある。 ・歴史的背景を考えると、オリジナルに戻るのもいいし、赤色と緑色にこだわらず、 その時代の色があってもいい。 ・当時の設計者の考え方に配慮する。 ※色彩景観基準についての意見 ・色彩の基準にならうとした方がよい。 ・基準の中から選ぶ努力をして、基準から少し外れるようなものは、説明をしっかり できるようにする。 都市景観審議会における主な意見 3)色彩決定にむけたコンセプトの明確化 大きく以下の2つのコンセプトが考えられる。どちらのコンセプトで進めるのか 明確にする。 ①市民に親しまれ、積み重ねられてきた価値を尊重し、高めてゆく。 ○市民意識や歴史性への配慮が必要(「2)色彩選定において考えられる配慮要素」参照)。 ○登録文化財になり得る、歴史的シンボルとして定着させることが考えられる。 ○過去を表現して歴史に刻み、それを踏まえて新しい一歩を踏み出すことが重要。 ②まちの活性化や都市の資産として、利用を促すような新たな価値を与える。 ○過去のイメージを守ることに、こだわらなくてもよいのではないか。 ○まちの活性化につながる都市の資産として現代的に使っていく。 ○市民の関心を高めるような、新しいイメージにすることも考えられる。 都市景観審議会における主な意見 4)色彩決定までのプロセス等 ・シンボルとして市民に愛され続けるためにも、プロセスは市民に対して できるだけオープンにしていく必要がある。 ・プロセスを公開することは、テレビ塔のあり方や大通地区の景観について、 市民の方々に関心を持ってもらうきっかけとなり得る。 ・塗替えを契機に、低層部の空間の使い方や、店舗等の見え方を考える。 ・色彩を変更した場合の、ライトアップ時の見え方にも配慮する。