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本文ファイル - 長崎大学 学術研究成果リポジトリ

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本文ファイル - 長崎大学 学術研究成果リポジトリ
NAOSITE: Nagasaki University's Academic Output SITE
Title
センターレポート 第13号
Author(s)
長崎大学 総合情報処理センター
Citation
センターレポート, 13, pp.1-113; 1994
Issue Date
1994-03
URL
http://hdl.handle.net/10069/25544
Right
This document is downloaded at: 2017-03-31T09:54:06Z
http://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp
長崎大学総合情報処理センター
『センターレポート
J第 13号
目 次
1
. 巻頭言
長崎大学キャンパス情報ネットワーク整備の概要.......小山
純
1
私のネットワーク利用法............................... 中 山 雅 雄
5
言うは易く行うは難し..........二...................... 高 木 か お る
7
2
. 随想
3
. 利用者より
差分法による自由表面波の数値計算と計算環境.........塩谷茂明
1
0
電子メールの運用......................................中村千秋
1
9
4
. 情報通信ネットワーク
(部局 LAN紹介)
工学部 1号館のネットワークシステム..................金丸邦康
34
(教育への適用)
ネットワークと情報処理教育
学生の「コンピュータ/ネットワーク観 J.................野崎剛
一般情報処理教育のあり方
ネットワーク上での討論
森山雅雄
44
50
5
. センターより
センターの UNIXシステムでの情報処理教育環境...... 鶴
正人
5
4
町民入門の入門......................................花田英輔
6
3
6
. センタ一利用諸統計................................................. 7
2
7
.
平成
5年度センタ一利用申請課題一覧................................ 8
8
8
. 諸 規 則 .....• • ......
.• .
.
.
.
.
.• • • .
.
.
.
.
.
..
.
.
.
.
.
.
.
• • • •.
.
.
.
.
.
.
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.
.
.
.
.
.
.
•• 1
0
1
1
0
9
. 名簿.......................¥................................:........ 1
1
0
. センターのひろば.................................................... 1
1
2
1.巻頭言
長崎大学キャンパス情報ネットワーク整備の概要
総合情報処理センター長
小山純
E-mail: [email protected]
1 はじめに
長崎大学では、 2年 前 よ り 全 部 局 の 協 力 を 得 て 「 長 崎 大 学 キ ャ ン パ ス 情 報 ネ ッ ト ワ ー ク J
の整備を進めてきた。その結果各部局の主要な建屋内のイーサネットケーブルと各部局を
結ぶ光ケーブルの工事はほぼ完了した。しかし、各種センターや本部事務局、また各部局の
付属建屋等のネットワーク工事は手つかずの状態であり、信号の伝送速度についても、一
部を除いて満足できる状態ではなかった。
こ の 度 、 横 山 学 長 、 井 上 事 務 局 長 を は じ め 関 係 の 多 数 の 方 々 の 努 力 の 結 果 、 第 2次補正
予 算 で 約 3億 円 強 の 経 費 を 頂 き 、 長 崎 大 学 キ ャ ン パ ス 情 報 ネ ッ ト ワ ー ク の 本 格 的 な 整 備 を
行うことができる様になったので、その概要について説明する。
2 仕様策定の経緯
仕様策定ならびに納入業者の決定の経緯について述べる。 1
1月下旬の予算の内示から、
公示まで仕様策定の時聞がほとんど無く関係の方々に大変迷惑をかけたことをお詫びする
とともに、その努力に対し感謝したい。
1
1月 29日ネットワーク調整委員会
各部局でネットワークの実務を担当しているネットワーク調整委員に各部局の要望の取り纏めをお願
いした。
1
2月 2日第 4回運営委員会
ネットワーク構成の基本方針を検討するともに、仕様策定委員を選出した。
仕様策定委員会では、
(
a
)一昨年来整備を計ってきた不 Y トワークを全面的に活用できるシステムにすること
(
b
)従来レンタル経費で導入してきた通信用機器を、今回の経費で置き換えることにより、ネットワー
クの安定的な運用を可能にすること
(
c
)各部局で計画されているネットワークを活用したデータベースサ ービスを実現できるシステムにす
ること
という基本的な考えの基に、運営委員会で決定したネットワーク構成の基本方針、各学部からの要望を
考慮して、工事を担当する施設部とも相談しながら仕様策定作業を行った。
2月 1
0日にネットワーク仕様
また、各社にネットワーク機器に関する資料提供を依頼すると共に、 1
案概要の説明会を開催し、各社からの要望を聴取した。
仕様策定委員会は計 4回開催され、集中して審議を行い仕様を策定した 。
1
2月 1
3日 第 5回運営委員会
仕様策定委員会で策定した仕様案を確定した。
1
2月 2
0日官報記載
「長崎大学キャンパス情報ネットワーク設備」の国際入札の公示が掲載された。(28社に仕様書を
配布)
1
2月 2
4日入札説明会
1月 3
1日入札締切
2社が応札
2月 1日
、 3日技術審査委員会
技術審査の結果 1社が不合格となった。
2月 7日開札日
開札の結果富士通株式会社が落札した。納入予定日は 3月 30日である。
3 長崎大学キャンパス情報ネットワーク設備の概要
今回導入されるネットワーク設備の概要について説明する。
基幹 LAN
部局と部局の問、あるいは各種センター聞を結ぶネットワークを基幹 L
ANと呼んでいる。
今回、文教地区と坂本地区については(光ケーブルを用いた )
F
D
D
Iループ LANを設置す
るO なお、各部局のイエローケープル等を接続し、大量のデータの出し入れを行う F
DDI
ブルータと呼ばれる装置を、文教地区については 1
0箇所、坂本地区については 7箇所設置
する。
故障や事故等によりループが切断された場合にも各部局のネットワークが有効に利用で
きるように、それぞれの部局に設置される運用管理用サーバを電話回線等で接続し、バッ
クアップ回線として利用する。
文教地区と坂本地区との問、また文教地区と片淵地区との聞の接続は、専用回線を借り
上げて接続する。通信速度は、当面現行どうりとするが、将来の通信量の増大に備えて現
行の約 8倍の通信速度(1.5Mbps) まで対応できるような装置を設置している。
各部局や各種センター内のネットワーク整備
今回新しくイーサネットケーブルが付設される場所は、地域共同研究センター、保健管
理センター、本部事務局など、文教地区 9箇所、坂本地区 3箇所である。附属 4校園、水
産学部附属水産実験所等にも整備される。その他に、工学部、片淵地区などネットワーク
の整理、拡充、高速化を行うところが数カ所ある。
今回の予算で、各部局に合計 2
3
0台の HUBlを設置することにしている。 1台の HUBに
1電話機のジャックと同じ様にパソコンを接続し、デ}タの出し入れを行う装置。パソコンに数万円のボー
ドを差込み、このボードと HUBとの聞を電話線のようなより線で接続することにより、パソコンをネット
ワークに接続することができる。
2
心J
熱帯医学研究所附属
熱帯性病原体感染動物実験施設
学術資料センター
医学部附属原爆被災
片淵地区
文教地区
付属資料「長崎大学キャンパス情報ネットワーク接続概念図 j
機器凡例
、
司 ISDN
h、 専 用 線or
¥構内回線
通信手段凡例
Irl回線接続ルータ
及び学外接続ルータ
@コンセントレータ
図既設機器
←ーー・部局内イーサネット
(一部既設)
回
③光レピータ
FDDIブルータ
国リモートブルータ
@モデム
8台のパソコンを接続することができるので、最大 1
8
4
0台のパソコンをネットワークに接
続することができる。
ネットワークサーバー
総合情報処理センター内に、ネットワーク全体を統合制御するサーバーおよび学外との
通信を中継制御するサーバーを設置する。
FDDIブルータが置かれる部局、センタ一等にはネットワークの分散管理するためのサー
ノてー(事実上は EWS) を配置する。特に付属図書館、付属図書館医学分館、片淵地区に置
かれるサーバーについては、データベースサービス用マシンとして利用されることを考慮
し、ハードディスクや CDROM装置など周辺機器を増強している。
また本部事務局には、事務用サーバーを設置している。
4 長崎大学キャンパス情報ネットワークの運用について
長崎大学キャンパス情報ネットワークの管理、運用は全学で行うべきものである。
附属図書館では、文献情報データベースのサーピスを運用管理サーバーを利用して提供
する計画である。また、庶務文書等を事務用サーバーを用いて各部局事務室に送付される
予定と聞いている。各部局には部局 LANや分散制御用サーバーが設置されている。
これらのサーバーや部局 LANの管理、運用は、当該部局で行う必要があり、それらを
有効に活用するための運用規則の整備を各部局で行うことが必要である。
同時にこれらのサーバーや部局 LANは、全体が一つに繋がっており、これらのネット
ワークの運用管理は、大学全体で協力し、調整しながら進めていく必要がある。その取り
まとめ役として、当面総合情報処理センターがその重要な役割を果たすべきことは勿論で
ある。
5 最後に
今回のネットワーク設備の予算は約 3億円であり、月額レンタル予算に換算すると、約
600万円に相当する。現在の計算機システムの月額レンタル予算が 1
2
0
0万円であり、セン
ターが管理すべき情報システムが 1
.5倍に増え、それが全学に分散配置されることにな
るo 当然、システムの運用管理のための運用経費、保守経費さらにはマンパワーが必要に
なってくる。全学のご理解とご支援をお願いしたい。
-4-
2
.随
想
私のネットワーク利用法
教育学部
中山雅雄
E
m
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l
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05
4
6
@
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c
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j
p
NIFTY-serve:LDA02526
私は総合情報処理センター(以下センターと略す)に課題申請をし登録されてから l年
未満の初心者です。 UNIXについては右も左も分からないで、センターに l
o
g
i
nをしては電
子ニュースと電子メールをよく利用させてもらっています。私にとって最も大切なマニュ
9
9
2年に木村先生達が書かれた『電子メール・電子ニュースの使い方 j(長崎大学
アルは 1
教養部紀要
自然科学篇
第3
3巻 第 1号
6
5
1
0
9頁
1
9
9
2
) というタイトルの教養部
紀要の別刷です。これを片手に e
macsをエディタとして使っています。
長崎大学で購読されている多数のニュースグループの中で私が利用している代表的なグ
ループはむ .
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u.
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orum それと筑波大学で開
設している t
a
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k
uです。それぞれのニュースグループで得られる情報は私の仕事に心地良
い刺激を与えてくれています。
私の仕事の中心はサッカーに関わることです。日本では現在サッカーがひとつのプーム
となっていて今まで感心のなかった人達もにわかにサッカーに興味を示し、サッカーに関
r
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c
.
s
p
o
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s
.
s
o
c
c
e
rというニュースグルー
する情報が氾濫している状態です。約 l年前にはむ .
プは存在せず日 .
r
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tb
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lとういう分類でサッカー、ラグビー、アメリカンフット
ボール等が一緒に扱われていましたが、現在ではそれぞれが独立したニュースグループを
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.
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c
c
e
rでの話題の中心はどうしても Jリーグになりがちです
形成しています。 f
が、国際試合の速報や試合の観戦記など貴重な情報を得ることができます。普段はどうし
てもサッカーの指導者や選手あるいはチーム関係者といった競技団体関係の人とのつき合
いが多くなりサッカーの見方も偏りがちですが、ここにポストしてくる多くの人達のサッ
カーに対する熱い思いに触れ私自身サッカーに対しでもっともっと貧欲でなければいけな
いと痛感させられます。サッカーの指導者養成や大会運営関係の仕事の場でここで得た情
報が大いに役に立っています。
私の仕事のもう一つの領域は心理学的アプローチによるスポーツの研究です。そのため
j.
s
c
i
.p
s
y
c
h
o
l
o
g
yもチェックを入れるようにしています。こ
心理学に関するこユースを扱う f
こでは最近、数学教育に関する話題で盛り上がっているようですが、時々大変興味深い話
題や情報に触れることができます。
n
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u
.
f
o
r
u
mのニュースグループは長崎大学に所属しセンターを利用しているもの
として当然チェックしておくべきだと思っています。センター登録 l年未満の私にとって
このニュースグループを読んでいたことで今年度最も役に立ったのが科学研究費申請のと
5-
きでした。ただし教養部の田井村先生に全面的にお世話になり私一人では何もできません
でした。毎年ワープロ等で申請書の枠内にいかに巧く収めるかに苦労し内容軽視でしたが、
今年は内容重視の申請書が完成できた(?)と,思っています。
筑波大学で開設している t
a
i
i
k
uニュースも私にとって大切な情報源のひとつです。学生
時代の仲間の名前を見つけると「彼も頑張っているんだなあ Jと私自身新たなファイトを
かきたてられることがあります。
このようにわりと頻繁に電子ニュースを読むことはしているのですが、臆病なものです
からポストしたりフォローあるいはリプライすることができずにいますが徐々に挑戦して
いきたいと思っていますので長崎大学やその他のニュースに『中山@長崎大学』なんて文
字が現われたら温かく見守っていただきたいと思います。
電子メールについては「利用している」とは恥ずかしくて言えない程度ですが何人かの
人達とメールの交換を行っていて、その便利さについては実感しています。学会などで知
り合った人と電子メールのアドレスを交換している自分が何となくてれくさいです。最近
では教育学部の保健体育専攻の学生が『教育方法技術演習』でセンターのネットワークの
使い方を教わったらしく、学生から何も書かれていないメール(本人は書いたつもりらし
い)が届いたりしています。
センターでネットワークを利用するようになって、 N
I
F
T
Y
S
e
r
v
eや教育学部の NNN(教
育情報ネットワーク)などにも登録しネットワークの世界を拡げつつあります。学内では
LANの整備がなされネットワーク環境が益々充実していく中さらに活用の幅を拡げていけ
るように努力していきたいと考えています。
-6
言うは易く行うは難し
商科短期大学部
高木かおる
E-mail: f
[email protected]・
a
c
.
j
p
r超」整理法 j本と題した本がベスト・セラーになっている。整理整頓に思い悩む人がそ
んなにいるのかと感動すら覚えつつ,おもわず手を伸ばした方も多いだろう。ご多分に漏
れず私もそのひとりである o (格の大幅に違う)同業者が書いたノウハウ本という好奇心も
手伝って,さっそく飛びついた。一通り読んだあと,自分が日本の西の端でのんびり暮ら
す凡人であることを再認識した。この著者くらい「超 j多忙かつ日々「超 J大量の情報に
囲まれている人向けの本,というのが率直な感想である。いずれにせよ,この手の本が売
れること自体,広い意味で情報化への関心が高いということだろう。
ところで, 情報化j と声高に叫ぶのは簡単だが,その実体は何なのだろう。
情報化の大きな壁は 人間と機器との対話手段 たとえばキーボードにありそうだ。上
述の著者はいう o パソコン・アレルギーとは,コンピュータに対するアレルギーでなく,
実はキーボード恐怖症なのである o
Jペン入力や音声入力など人に優しい商品が続々と開
発されているよつだが,それらがキーボードにと 9 てかわることはないように思う。それ
にしてもキーボードとはきわめてやっかいな代物である。上の引用に続けて次のような記
述がある。「ブラインド・タッチは, 30分あれば覚えられる。これは,嘘でも誇張でもな
い
。 j残念ながらこれには賛同できない。やはりこの著者は「超 J人のようだ。
身近な情報化の lつにネットワーク利用がある。長崎大学でも急速に整備が進んでおり,
少なくともネットワークにぶら下がる準備は万端整った。が 自分の仕事にコンピュータ
技術を必要としない者にとって,最近の情報機器の氾濫はキや頭が痛い。正直言って,高々
r
r
ワープロが使えれば十分である。ましてやネットワークなど高嶺の花だ。とはいうものの,
これだけ情報化が叫ばれるとやはり乗り遅れるわけにはいかない。では どうすればよい
のだろう。
ネットワークを利用するということは 学術研究にコンピュータ技術を使うこととは違
う気がする。むしろ電話を使うこと,金融機関の ATMを使うことに近いはずだ。その意
味でもっとも"大衆受け"しそうな利用法は 電子メールとデータベースあたりだろうか。
そもそも電子メールとは何か。いくら言葉を並べてもうまく説明できそうにない。「百聞
は一見に如かず」実際使って理解する方が早い。何より仕組みなどわからずとも,みんな
電話を使っている。では 電子メールを使うと何が便利なのか。手紙や電話があれば十分
ではないか。
事野口悠紀夫著,中公新書
一
7-
先日,現にアメリカの企業で電子メールがどのように活用されているか,というテレビ
番組を視た。典型的オフィスの日常である。主人公は 数日後に予定された会議資料をパ
ソコン上で作成する。できあがった資料を隣の部屋の秘書に電子メールで送信すると,秘
書は誤字脱字等を点検・訂正のうえ返信してくる。完成した資料は会議の出席者全員に一
斉送信する。単なる報告ならばこれですべて片がつき,全員が集まる会議本番では,重要
なもののみを集中的に議論できる,という具合だ。
どうやら電子メールは手紙や電話の単なる代替物ではなさそうだ。単純に考えても,資
料を印刷する時間や紙,配布の手間,さらに注目すべきは会議の時間さえ短縮できる。こ
れならわれわれ大学の世界でも十分活用できるはずである。しかし,今現在の状況で判断
する限り,大学での電子メール利用は個人レベルの普及にゆだねられている。いくらハー
ドの整備が進んでも,どんなに大学の情報化が叫ばれようと 使い手が動き出さないこと
にはどうしようもない。確かに ワープロがこれほどまでに短時間に普及したことを考え
れば,かすかな期待をもてないこともない。が,少なくとも回りを見渡すかぎり,夢物語
といわざるをえない。
むろん,紙や電話に代えてすべての情報を電子メールで伝達しようと言っているのでは
ない。達筆な手書きを重んじるもよし 長電話を楽しむもよし。しかし 一枚の文書を手
書きでコツコツ写すよりも,コピー機を使えばはるかに速いことは誰もが知っている。そ
れと同じで,電子メールという道具は仕事の効率化の可能性を秘めているということだ。
まずは,電子メールという選択肢があること志認識する時期にきている気がする。もち
ろん,ワープロをどうしても使いたくない人,電話はどうも苦手な人,がいることを無視
できないのと同じで 電子メールを使わずとも困らない環境は大切かもしれない。
データベースに話を移そう。私自身がデータベースの真価を最初に感じたのは,残念な
がら大学問ネットワークではない。 1年半ほど前初心者ネットワーカーながら,大胆にも
ある商用パソコン通信に加入した。学術目的というより趣味の一貫として楽しんでいるが,
ここでえられる情報たるや まさにすごい。量・質・速さ すべ・ての点で全国共通・世界
均一にほしい情報がえられる。日本の果てのデメリットを少なくともここで感じることは
ない。
もちろん学術研究用のデータベースも豊富に供給されている。ただし,どこにどんなデー
タベースあるのか,そのデータを知らないことには宝のもちぐされである。それでも現在,
研究室のパソコンから自分が読みたい文献がどの大学にあるか調べることができるし,最
近複写依頼も可能になった。もちろん図書館へ直接出向けば同じサービスを受けることが
できるわけだから,足を運ぶかどうかの違いといってしまえばそれまでだが。電子メール
同様これも,新たな選択肢を与えられたと考えたい。
電子メールにしろデータベースにしろ いったんその世界を知るともはや手放すことは
できない。が最大の難点は,それが電話をかけるほどには簡単ではないということだろう。
とにもかくにもネットワークにつながり情報らしきものを交換できるようになるまでに,好
余曲折長い道のりを経なければならない。おそらくそれがネットワーク利用の普及を妨げ
ている要因の lつでもあるのだろう o
誰にでも得意・不得意があり こと不得意な分野についてはいかんともしがたい。とく
にこの分野の技術的な話になると,人から話を聴くにしろ本を読むにしろ,素人には意味
-8
不明のカタカナ・略語が並び閉口する。いくら勉強するにしてもわからないものはわから
ない。たとえば,通信速度が「遅い j といわれでも,速い世界を知らない者にはどこがど
う「遅い jのかまったくわからない。いっそ割り切って かのベスト・セラ一作家の助言
にしたがうのが最善の道に思われる。「…パソコン少年と仲よくなって,操作法を教えて
もらうのがよい。どんな職場にも,大抵,パソコン・マニアがいる。いなければ,紹介し
てもらう。マニュアルというのは,ある程度使ってから,操作が分からなくなったときに
読むものだ。最初からマニュアルを読んでいては,いつになっても操作できない。 J情報化
社会を乗り切るために身につけるべき能力は,単に機械を使えることでなく,他人を上手
に利用できることかもしれない。
結局,整理整頓も情報化も「言うは易く行うは難し Jである。私自身の 2年半余の"隠れ
ネットワーカー"体験を振り返っても,その道のりは悪戦苦闘の連続だ、った。しかし,それ
相応のカネと時間を費やしはしたものの,そのことを無駄だったと感じることはない。「そ
のうちに自分もネットワーク利用を」と密かにもくろんでいる方も多いだろうが(そうい
う方にこれを読んでいただいていればの話だが),機はそろそろ熟しつつあるようだ。整
理整頓の努力を下手に繰り返すより,ネットワークを有効に利用する方が,賢い情報人へ
の近道に思えてならない。
-9-
3.利用者より
差分法による自由表面波の数値計算と計算環境
水産学部海洋情報科学講座
塩谷茂明
1
はじめに
本研究は、数値流体力学の中で重要な自由表面波問題に関し、航走する圧力分布が造る
波の計算を示す。計算は粘性を考慮した二次元並びに三次元 Na
v
i
e
r
-S
t
o
k
e
s方程式を直接
差分法で行うものである。計算スキームは MAC法に準じた方法であり、自由表面近傍は
正確に計算するために格子間隔を十分密にした物体適合座標を用いた。本方法の特徴は粘
性を考慮していることと、圧力撹乱の形状と強さに制約されず任意の圧力分布が造る波の
定常解が得られることと、さらに、流体内部の任意位置における速度分布も細部にわたり
容易に得られることである。
この問題の応用として、船舶工学の分野では任意形状のホーパークラフトが造る波の計
算が出来る o また、高速滑走艇が造る波の計算の場合、物体の水面撹乱を対応する圧力分
布で置き換えることが出来れば、物体端部での複雑な境界条件を考慮しなくてすむ利点が
ある。この結果、艇の造波抵抗の推定や発生した波が遠方に伝播した際、他の航行船舶や
海洋構造物に与える影響等の予測に役立ち得る。さらに、台風等の気象学的擾乱による海
面隆起の推定等にも応用可能である。
この問題に関しては、解析的手法による計算はかなり以前から.行なわれているが、これ
らのほとんどが、流体は非粘性であり、ラプラス方程式を解いたポテンシャル流れを解い
たものであり、粘性を含む流体の数値計算を行なった例はほとんどない。
計算は長崎大学総合情報処理センターの大型計算機で行ったので、数値計算と計算機と
の関連についても若干述べる。
2 基礎方程式
流体は非圧縮性流体であり、粘性は考慮する。このとき、無次元化した三次元流れの基
礎方程式は、次のような Na
v
i
e
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S
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o
k
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s方程式で与えられる。
、
,
d
v
θv
dv、
一
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一一
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1
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.vー (
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.
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θuθφ1
θuθuθu
¥ δ z θ u θz
ー (u 一一 +v 一一 +W~ー)
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δ t θx .Re
(
2
)
θ ω θ<
t
1θωθωθω
θ t δz .Re
δ z θ u δz
、
一一=一一+ーがω -(u~-+v 一 +10-",-)
(
3
)
無次元化に使用した有次元物理量は圧力分布の長さ U 、一様速度 C¥ 自由表面上の負荷
'で、無次元量を次のように示した。
圧力 P¥ 流体密度ρ¥ 時間 t
(蹴)
(座標)
(圧力)
(時間)
w'
="
:
;.
V=
一
一 -C
'
z=
f
;
7
U=jz=
手
'
u
(
4
)
p =よ
方
〆 C'~
t=~
-7Jアで7
φ=Pa+JT
.
rn
(
5
)
ゐ
で 定 義 さ れ る 圧 力 で あ り 、 山 フ ル ー ド 数 ( 台 、 gは重力の加速度)である。また、無
次元化した連続の式は、次式で与えられる。
θuθuθω
一
一+一一+一一 =u
θ z θ u θz
(
6
)
(
1
)、(
2
)、(
3
)式を時間に関し一次前進差分近似プ表わすと
(
7
)
_'1
(
8
)
ゐ
、IE/
、
‘
,
,
ノ
aA
噌
t
唱E4
、
‘
Ei
・
,
噌
EE
ω
内側一門的
+
u
一宮
u
引
内側一句
内
+
ω
。
Uτ
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ω
V
恥
1一
G ー=竺 +
ムt
、
,
,、
ー
(
9
)
nU
φ
un+1 θ
一 E
一
一
ムt .dx 一
, d
u δ u δu、
E=主
; + -1
=-V u-(
u一 +v一 +W
;
:
:
:
-)
Re' δ z δ u θz
'
ムt
n+
1
θ
φ
v
一
一 一 F
ムt .θu 一
qθuθuθu
"
F= !!:.
.
. + -~-V :L v ー (u 一 + v
:
:
-+ω一)
ムt
θzδuδz
ωn+l θ争
G
一
ムt 一
.δz 一
(
1
2
)
となる。ここで添字 n、n+1はそれぞれタイムステップを示している。 (
7
)式を xに
、 (
9
)
式を yに、そして (
1
1
)式を Z に関して偏微分して加えると、
θ E θ F θG
1,θun+1 θvn+1 δ
ω叶 1、
一
一+一一+一一 =V~φ+ 一一(一一一一+一一一一+一一一一)
θzδuδz
ムf δ z θ u θz
_'1_
(
1
3
)
となる o (
1
3
)式の右辺第 2項の()内は、 MAC法によると、 (
6
)式の連続の式よりぜロと
している。すると、 (
1
3
)式はポアソンの式で次のようになる。
一
11-
。
qδEθFθG
zδuδz
V匂 = 一 + 一 + ー =R
(
1
4
)
これを S.O.R法による反復計算から争を求める。得られた争を (
7
)、(
9
)、(
1
1)式に代入す
n
1
ると、次のタイムステップ n+1での流速 ρ+1、v+ 、ωn+1が次式で与えられる。
δ
φ
n
u十 ムt(E一
万Z
)
げ
n十
v
a
φ
= ムt(F一一)
θu
δ
φ
川
ωn+1
ムt(G 一万~)
(
1
5
)
水面上の波面計算は、任意水面 (
x,
y
)での時刻 tの水面変位を η(t,
x,
y
) とすると、次式で計
算した。
θ
η
一 一
θ
η
δ
η
一
一
a
t一 一一δ
x一δu
(
1
6
)
三次元直交座標系 x、y、zと一般座標系と、 η、C
との関係式は次式で与えられる。
円
(
x
,
u
,z,
t
)
η=η作品 z,
t
)
(= ((x,
y,
z,
t
)
(
1
7
)
r=t
2
10
(
1)
(
1
6
)式はこの関係を用いて一般座標系で計算を行う山 1
3 計算方法
計算は数値安定性のよい MAC法に準じた方法を用いて差分法で行った。
図 1は MAC法に準ずる方法のアルゴリズムである。流速は加速しないで一様流速の平水
面上に無次元時間 T=Oに突然圧力分布が負荷したとして計算を開始している。自由表面
の計算は波面上に設置したマーカを各タイムステップ毎に計算した速度で移動させ (
1
6
)式
で計算している。そのため計算格子は波面計算後、各タイムステップ毎に再構成した。こ
れにより、自由表面境界条件の計算は容易となり、高精度の波面計算が出来る。
図 2は初期条件設定時 T=Oの二次元と三次元の計算格子を示している。格子は幾何学的
に生成した物体適合座標である。三次元計算の場合、計算対象領域は圧力分布が造る波が
流れ方向の圧力中心線に対し左右対称、となるから、進行方向に対し左側半面とする。格子
数は二次元の場合 x方向に 1=300、z方向に K=30、三次元では x方向に 1=123、y方向に
J=38、z方向に K=30である。格子間隔は水面付近は波の発生により詳細に計算する必要
性からメッシュを密にし、自由表面に集中させた。
二次元計算では数値安定性のよいスタガードメッシュを用いたが、三次元の場合は計算
-12-
SETUPINITIALCONDITION
一円
L
A
C
G-z
+
0
nd 1
F-y
+
内
d
O
ペ
O宍
E-x
。
円
一
R
マ2φ=R;φCAL.
↓
l
l+
l
l
l
VELOCITYu
1
,v
+1,wl
+1CAL.
STEADYSTATESOLUTION
図 1 MAC法のアルゴリズム
の計量項と圧力勾配項に対しては 4次中心差分、運動方程式の対流項のみ 3次風上差分を
用いた。境界条件等詳細な事柄は紙面の都合上割愛する。
図 3は計算に用いた二次元と三次元の自由表面ム負荷圧力分布を示している。
4 計算結果
図 4は計算波形である。無次元時間 T=10まで計算した。圧力分布は二次元の場合紙面
上左側に、三次元の場合左斜め上方向へ水面上を航走し、後方に波が発生している。特に
三次元の場合、丘の上から眺めた船の航走波によく似ている。
図 5は三次元波の等高線を示している。圧力分布中心線に対して両舷領域共対称、に描い
ている。図中の実線は静止水面より正、点線は負の水面変位を示している。図 4の鳥服図
で見られた波の起伏の様子がよくわかる。
u
w成分)、三次元圧力分布後方の進行方向と直角な
図 6は二次元波中の速度ベクトル (
ある断面 (
Y
Z面)での速度ベクトル (v-w成分)を示している。特に乱れた部分もなく生成
波の内部の流速分布の様子を十分表現しているものと思われる。
5 計算環境
計算容量はおよそ二次元波で 5メガバイト、三次元波で 40メガバイトである。三次元波
の場合、ここで用いた計算格子はまだ粗く、精度良い計算を行うためにはさらに細かい格
子が必要である。特に、本計算では流体中に物体がないのでこの程度の計算容量でも我慢
できるが、船が造る波等の計算では船体表面の境界層や自由表面近傍の流れの様子を正確
に把握するためには十分細かい計算格子が要求される。しかし、本計算機で個人が利用可
能な最大メモリーは 50 メガバイトに制約されている。
一
13-
L
X
(
i
l
二次元
三
i
'
?
¥
元
図 2 計算格子
Z
y
X
‘'
二次元
三次元
図 3 自由表面圧力分布
-1
4ー
s
l
s
n
y
l
a
ia r
調
主
n
a
e
rl
nR
a
l
e-
o
-in
一一一-quas!-W"C
二次元波
g
J
“
同
、
•
三次元波
Fn=O.5
図 4 計算波形
三次元波
F n = O. 5
図 5 三次元波の等波高線
-1
5ー
三次元波
ニ秋元被
-
O.I
X
O. 5
図 6 生成波中の速度ベクトル(二次元波は (
u
w
)、三次元波は (
v
w
)成分)
-1
6ー
無次元時間 T=lOまで計算した時の計算時間 (CPUタイム)はおよそ二次元波で 1時間
47分(新機種 VP1200モデル 1
0使用)、三次元波で 3
1時間 4
8分(旧機種 FACOM M-760
使用)である。同じプログラムでベクトルプロセッサーを利用した二次元波では 1時間 1
3
分に短縮されたが、三次元波の場合はメモリーが大きいため現時点ではこれを利用できな
い環境である。新機種でこの三次元波の計算を行っていないので、どれだけ短縮されるか
6時間と制限されているので、途中で計
不明であるが、新機種でも CPU時間環境は最大 1
算を中断し、それまで計算した全てのデータを一度保存した後、新たに続行するといった
煩雑さが起こる。また、計算途中で波の発生の様子を調べるために適当な時間ステップ毎
に計算結果を磁気ディスクに格納しているが、 1ユーザ当たりの記憶容量が標準で 5
0メガ
バイトであるためすぐに容量オーバとなり、計算は中断される。幸いにも、著者の場合は
センターの御好意により 3
0
0メガバイトまで利用可能であるが、これでも 2ケースの計算
しか連続して行うことが出来ない。
計算機使用料金に関しては CPU時間で l秒当たり 0
.
5円であるから、三次元波の計算の
場合およそ 5
6,
0
0
0円になる。初期条件を変えた数ケースの計算を行おうとすると、忽ち研
究費が破産する。
某大学では長時間計算する場合、最初の 1
5分間(おそらく大部分の計算はこの範囲内で
終了するのであろう)は一律の使用料が定められているが、それを超えると使用料が安く
なると聞いている。計算機の機種が更新される毎に計算速度は速くなるが、利用者側の計
算も高度になるので、計算機能力に対しそれほど期待できなくなるものである。ましてや、
ここで行った三次元自由表面波の数値計算のような場合、格子を十分細かくしないと、波
は発達しない。もし X、Y、Z方向の格子間隔を半分にすると容量は 8倍に増え、陽解法で
差分を解く場合格子間隔が小さくなると時間刻み幅も小さくしないと数値安定性が低下す
るので、例えば時間刻み幅を半分にすると計算時間は約 1
6倍になる o このような大容量、
且つ長時間を有する計算は通常スーパーコンビュータか、最近高性能化したワークステー
ションを用い四六時中行われるのかもしれないが、本学情報処理センターの高性能な計算
機を有効に利用していきたいものである。そのためにはこのような計算に耐え得る計算環
境の充実が必要でる。
以上のように差分法による数値計算は金食い虫のような研究である。
6
まとめ
自由表面波を有する数値流体力学の例として、自由表面上を一様速度で航行する圧力分
布が造る波の差分法による数値計算について説明した。その結果、本研究で示した計算例
は、計算経費節約上、格子間隔が粗く、時間ステップも大きく、さらに改善する余地があ
ると思われるが、粘性を考慮した本計算方法で正確な自由表面の計算が可能であることを
確認した。
また、このような大容量の数値計算を長崎大学情報処理センターのような大型計算機で
計算するための環境に関する問題点等について記述した。今後、高度な計算を行う予定で
ある。
17-
参考文献
「自由表面上を航走する圧力分布が造る波の数値計算 J 日本
造船学会論文集第 1
7
1号 1
9
9
2
[
1
]小原茂明、仲渡道夫
[
2
]塩谷茂明
1
9
9
4
「滑走平板が造る波の研究について -mJ
一
18-
日本航海学会論文集
第8
9号
電子メールの運用
工学部電気情報工学科
中村千秋
E
m
a
i
l
:s
o
n
n
y
@
e
c
.
n
a
g
a
s
a
k
i
u
.
a
c
.
j
p
1
はじめに
電子メール(以下、メール)はネットワーク上のアプリケーションの中でも、もっともポ
こして、次のような点を挙げることができる。
ピュラーなものの一つである。メールの特徴1
・文字ばかりでなく、絵やプログラム等を送ることができる。
@機械可読であるため、受けとったメールを再加工し、利用することが容易である。
・短時間にメールを複数の宛先に出すことが可能なため、メールを用いた議論を行なう
ことができる 0
・メールの受け取りをプログラムに行なわせるととが可能なため、これを用い、データ
ベース検索などのサービスを行なうこともできる。
この様に多くの便利な特徴を持つメールであるが、この便利さを享受するにはメールを
受け取れるようにホストの設定を行なわなくてはならない。この設定は、メールを扱うホ
ストの管理者が行なわなければならない。本稿では、電気情報工学科のメール配送システ
ムを例に取り、 UNIXマシンにおけるメールシステムの設定について述べる。
2 基本的事項
メールシステムの設定等について述べる前に、 DNSや N
ISなどの関連するサービスを
知っておかなければならない。本章では、これらの事項について述べる。
2
.
1 DNS(DomainNameS
e
r
v
i
c
e
)
DNSとは、マシン名やその I
Pアドレスをネットワーク上にサービスするデータベース
サービスである。このサービスを行なっているマシンをネームサーバと呼ぶ。ドメインと
)。例えば、長崎大学という領域
は領域のことであり、この領域は階層化されている(図 1
(
n
a
g
a
s
a
k
i
u
.
a
c
.
j
p
)、電気情報工学科という領域 (ec.nagasaki-u.ac.jp)があるという
ことである。階層的になっているというのは、長崎大学という領域内に電気情報工学科と
いう領域があることを示している。
DNSのデータベースのサービスも階層的に行なわれている。例えば、長崎大学のドメイ
n
a
g
a
s
a
k
i
u
.
a
c
.
j
p
)のサーピスを s
i
e
b
o
l
dが行なっている。また、 s
i
e
b
o
l
dは総合情報
ン(
処理センタのドメイン (
c
c
.
n
a
g
a
s
a
k
i
u
.
a
c
.
j
p
)のサービスも行なっている。電気情報工学
図 1 階層化されたドメイン
NISドメイン
図 2N
I
S
科のドメイン e
c.nagasaki-u.ac.jpは n
e
e
c
sがサービスを行なっている。このサービス
Pアドレスを知ることが出来る。現在では、ドメ
によって、メールの宛先のマシンとその I
イン名を取得するとそのドメインのデータをサービスするネームサーバを設けなくてはな
らなくなっている。ただし、諸事情で設けられない場合は、他の組織で代理のネームサー
ピスを行なってもらうことも出来る。
厳密には、 DNSでいうところのドメインとメールシステムでいうところのドメインは異
なるものであるが、一般的には同じ名前にする。
2
.
2 NIS(NetworkInformationS
e
r
v
i
c
e
)
N
I
Sとは、サイト内に複数のホストがある時、そのユーザ管理、マシン名の管理等をネッ
トワーク上のデータベースによって管理するものである。この N
I
Sはサイト毎に運営され
)。つまり、マシンの I
Pアドレスの変更や、ユーザ
ており、データは一元管理される(図 2
N
I
Sサーバ)で更新され、
のパスワードの変更等は、データの管理を行なっているホスト (
N
I
Sクライアント)では、データの変更が自動的に反映
そのデータを参照しているホスト (
される。
I
Sを導入することによって、管理の負荷を非常に軽減することが出来る。また、
この N
組織内のユーザを N
I
Sで管理することによって、ユーザ名の重複を取り除くことが出来る。
ー
20-
このことは、後で述べるメールサーバの導入において重要になる。
この I
、 のライセンスは SunMicrosystemsが持っており、今のところ NISの技術を公
開していない。このため、 NISが動作する OSを持つマシンは限られてしまう (SUN以外
にも NISが動作しているメーカもある)という問題がある。また、最近では NIS+(
Sun
M
i
c
r
o
s
y
s
t
e
m
s
) という階層管理が可能なものも出てきている。
n
s
3 メールシステムの運営
3
.
1 メールシステムの配送形態
メールシステムを運営するためには、自分のサイトがどのような形態で配送するのかを
決めなければならない。配送の形態には次のようなものが挙げられる。
1.個々のマシンでサイト内、サイト外に関わらず、直接的にメールの受渡しを行なう。
2
.メールハブという配送を一手に引き受けるホストを用意し、サイト外とのメールのや
りとりは、必ずこのメールハプを通じて行なう(図 3
)。サイト内に関しては、ホスト
同士で行なうか、あるいはメールハプを通じて行なう。
3
.メールサーバと呼ばれるホストを用意し、サイト内、サイト外を問わず、すべてのメー
ルをこのホストで受け取る(図 3
)。この場合、メールサーバはサイト内のメールを受
け取ることができる利用者をすべて知っていなければならない。また、サイト内の利
用者のログインネームが一元管理されていなければならない。 NISが使える環境であ
れば、これを利用することで簡単に行なうことができる。
2、3の形態をとる利点は、
・そのサイトを出入りするメールの統計情報をとることができる 0
・サイト内のシステムの構成を外部から隠蔽することができる。
・あるホストが何らかの原因でダウンしていてもメールハプ、メールサーバ等が送られ
てきたメールを受け取っておける。
・サイト内にホストが多い場合、各ホストのメールに関する設定を簡単にすることがで
きる。
などが挙げられる。
これらの配送形態は、厳密なものではなく、組み合わせることも可能である。例えば、
メールの受け取りは各マシンで行なうが、発信に関してはメールハプを利用するといった
ことも可能である。また、メールハプとメールサーバの機能を合わせ持ったホストを用意
し、利用者の好みによってメールサーバを使用してメールを受信するのか、メールハフ'に
よって再配送させ、個々のマシンで受信するのかを選択することができる。
2
1
自
~
〆、に
/
ラ'
tふ
、
P
自国国自由
a
P
自由~~~
DOMAINA
DOMAINB
図 3 メールハブとメールサーバ
3
.
2 メールアドレス
メールシステムを運営するには、メールアドレスをどのようにするかを決めなければな
らない。メールアドレスは、個々のホストで勝手に決められるものではなく、階層的に管
理されている。
メールアドレスは次のように構成される。
ユーザ名@[ホスト名.)[サブドメイン名.]ドメイン名
[]内は、必要な場合とそうでない場合があることを示している O.
末尾のドメイン名に関しては、 J
PN
IC(
J
aPa
nNe
t
w
o
rkI
n
f
o
r
m
a
t
i
o
nCent
e
r)に申請を行
ない、取得しなければならない。幸い、長崎大学はすでに n
a
g
a
s
a
k
i
u
.
a
c
.
j
pというドメ
イン名を取得している。
サブドメインに関しては、本学のネットワーク調整委員会において学部、あるいは学科
c,
c
c,
mech,
s
tぅ d
hぅ c
i
v
i
lなどがある。サイト
レベルでの調整が行なわれている。現在は、 e
によってはサブドメインの下にさらにドメインを設けている場合がある。
各サイトで考えなければならないのは、メールアドレスにマシン名を入れるかどうかと
いうことである。この選択は、メールシステムの運用方法、および利用者の管理に関わる
問題である。
ホスト名を入れるということは、メールシステムの管理、利用者の管理を各ホスト毎に
行なうということである o これに対し、ホスト名を入れない場合は、外部から届くメール
を受けるためのメールサーバ、あるいはメールハフ'を用意しなければならない。また、そ
のドメイン内での利用者のログインネームの重複は許されなくなるため、ドメイン内の利
用者の一元管理を行なわなければならない。この選択は、各サイトの実情に合わせて行な
う。ただし、 p
o
s
t
m
a
s
t
e
r
C
Oサブドメイン名.ドメイン名というアドレス宛のメールに関し
一
22-
ては、ホスト名がなくとも、そのサブドメインのメールシステムの管理者(ポストマスタ)
に届かなくてはならないという規則が、本学総合情報処理センタによって決められている。
メールアドレスからホスト名を取り除くには、サイト内の利用者の一元管理が必要であ
を使うと比較的に楽である。この
ることは述べた。利用者の一元管理を行なうには?、
NISを使用し、メールサーバやメールハブにサイト内の全利用者、あるいはメールを受け
とることを許可する利用者を教えてやることが出来る。
NISを用いないでホスト名を取り除き、各ホストでメールを受けとることも可能である。
これには、サイト内にメールハプを用意し、そのホストの /etc/aliases(OSによって異な
る)にメールを受けとることの出来る全ての利用者の転送先を記述することが必要である。
例えば次のようになる。
n
s
p
o
s
剖t
ma
鎚s
t
旬e
位r
仁
r
∞
oO
凶t
@
t
ω
s
u
b
a
鎚s
a
.
e
伐c
.
n
姥
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ga
鎚s
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i
u
.
総
a
β
.
j
か
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s
o
n
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y
:
sonny@t
旬s
l
!t
a
ω
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.
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.
n
句
a
g鎚
a
s
a
k
i
u
.
悦
a
c
.
j
t
i
凶
noαk剖
a
t
i
凶
no@mi
出
h
O
.
e
伐c
.
n
a
g
a
鉛s
a
k
i
u
.
飢
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c
.
j
加
k剖
a
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r
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c
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a
g
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k
i
u
.
a
c
.
j
p
/etc/aliases を利用したメールアドレスの管理を行なうには、サイト内でメールアド
レスが重複しないように、サイト内の各ホストの管理者と調整を行なわなくてはならない。
etc/aliasesを手動で更新するか、自動的
新たに利用者が生じた場合は、メールハプの /
に更新されるような仕掛けを作ってやらなければをらない。
3
.
3 電気情報工学科の例
本学科では、幸いにして NISを利用できる環境にある。このため、利用者管理をを NIS
によって行ない、メールサーバとメールハプを兼ねたホストを用意することによってメール
アドレスからホスト名を除いている。メールサーバは、電気情報工学科内のすべてのユー
ザを NISによって知ることができる。
s
o
n
n
y
@
e
c
.
n
a
g
a
s
a
k
i
u
.
a
c
.
j
p
メールサーバの導入には次の理由がある。
1.メールアドレスを短くするために、ホスト名を取り除きたかった。
2
.本学科の利用者は、学科内に使用できるホストを多く持つ。このため、どのホストか
t
e
l
n
e
tや r
l
o
g
i
nといったリモートコマンドを用いずに)同じようにメールを読め
らも (
るようにしたかった。
f
f
i
c
e
メールサーバを導入することで、自ずと 1は達成できる。 2に関しては、 POP(PostO
P
r
o
t
o
c
o
l
)サーバをメールサーバ上で起動することで達成できる。 POPサーバは、それが
動作しているホストに着いたメールを POPクライアントへサービスし、利用者毎にメー
ルの転送を行なう。 POPクライアントになるのは、各種のメールリーダ(メールを読むた
RMAILなどがある。また、 Macintosh上の
めのプログラム)である。本学科には、 M H,
ものとして E
uroda-Jなどがある o
本学科のように、すでに個々のホストでメールを受けていたサイトがメールサーバを導
入するにあたって、次の事項について注意すべきである。
23-
1.旧アドレス(ホスト名がついたアドレス)でメールが送られてきても届くことを保証し
なくてはならない。
2
.POPに対応していないメールリーダを使用している利用者でもメールを読めるように
しなければならない。
以上の 2点を満たすために、本学科のメールサーバには、サイト内のマシンに対するメー
ルハプの機能を持たしている。また、利用者がメールを読むために、メールサーバを使用
するのか、個々のホストを利用するのかを選択できるようにするために、利用者のホーム
ディレクトリに .
f
o
r
w
a
r
dというファイルを用いている。
sendmailは、利用者のホームディレクトリに.forwardファイルが存在すると、その中
に書かれているアドレスにメールを転送する。この機能を利用し、メールサーバをメール
の受け取りに使用する利用者はメールサーバのアドレスを、そうでない利用者は受け取り
に使用するホストのアドレスを書いておく r
例えば本学科では、メールサーバ(ホスト名 :
m
a
i
l
s
e
r
v
e
r
)でメールを受けとる利用者 (
s
o
n
n
y
)
の .
forwardの内容は次のようになる。
sonny~mailserver.ec.nagasaki-u.ac.jp
t
s
u
b
a
s
aというホストでメールを受ける場合には次のようになる。
sonny<
O
七s
ubasa.ec.nagasaki-u.ac.jp
このように、 .
forwardによるメールの転送を符なうためにも、このようなメールサーバ
では、メールハプの機能が必要となる o
4 メールシステムの設定
メールシステムの設定は、 /
etc/sendmail.cf(08によってディレクトリは異なる)を
endmail.cfの一部を修正するか、
編集することで行なう。実際には、システムに付属の s
m
a
i
l
c
o
n
ι
6.
4
j
a
i
nなどの sendmail.cfを作成するためのフリーウ k アを使用する。
本章では、 J
a
p
a
n
e
s
e8un084
.1
.3に付属の s
endmailに対する sendmail.cfを m
a
i
l
c
o
n
f
6.
4
j
a
i
nで作成する場合について述べる。なお、設定のほとんどは他の UNIXマシンでの
設定とほとんどの部分が共通している。また、ここでは m
a
i
l
c
o
n
f
-6
.4
ja
i
n自体のコンパイ
ルの方法については述べない。コンパイルについては、ソースに付属のドキュメントを見
ていただきたい。
4
.
1 mailconfの設定
m
a
i
l
c
o
n
ι
6.
4
j
a
i
nのソースを展開するといくつかのディレクトリが現れる。このディレク
トリの中で、設定を行なうために作成しなければならないファイルは D
ESC/descdat(以下、
d
e
s
c
.
d
a
t
)である。他に作成する可能性があるのは DESC/alias.datであるが、ほとんど
の場合は必要ないと思われる。
desc.datは、次の 3つの部分からなる。
1.システムの宣言
2
.ドメインの宣言
3
.配送方法の宣言
-24
4
.1
.1 システムの宣言部分
システムの宣言では、 mailconfが作るべき sendmail.cfがどのような OSの元で使用
されるか、 sendmailの振舞いの設定についての記述等をを行なう。
#
#
#
Control Information
$notify: postmaster
$timeout: 7d
$queuing: 6
$refusing: 8
#m
odified by chiaki nakamura
$control: !casesensitive
七r
o
l
: received
$con
$control: defsysname
$control: fromstyle2
$control: noyp
$control: !
u
s
e
y
p
$control: !genericfrom
$control: !
s
e
v
e
r
e
#S
unOS 4.1.x
$
o
s
: SUNOS4
e#は、それ以降から行末までが注釈であゐことを示している。また、
オプションの設定であることを示している。
S
で始まる行は、
• $notifyはメールの配送を失敗した時に知らせる相手を指定するためのオプションで
ある。通常ここには、 p
o
s
t
m
a
s
t
e
rを指定しておき、実際の配送先としては、そのホス
トの /etc/aliasesに記述しておく。この方が、 desc.datに直接、アドレスを書くよ
りも、管理者が代わった時などは /etc/aliasesを修正するだけで済むので楽である 0
• $timeoutは、メールを配送先に送れない時(配送先のマシンがダウンしている時など)
のタイムアウトの長さを設定している。この設定では 7日間である。
• $queuingには、メールを送るためのキュー(待ち行列)に受けつけるロードアベレージ
(負荷の大きさの平均)の値を設定する。この値以上にホストの負荷がある時は、メー
ルは配送の要求を受け付けない。この値は、システムによって変わる。
• $refusingには、メールの受け取り可能なロードアベレージの上限を設定する。この
値よりもそのマシンのロードアベレージが大きい場合は、メールの受け取りを行なわ
ない。
• $osは、そのホストの OSを指定する。これは OSによってメールスプールデイレク
.
1以降で
トリなどが異なるからである。指定する OSとしては、 SunOS4.0(SunOS4
もこのオプションをつける。ただし、 SunOS5(
S
o
l
a
r
i
s2
.
x
)以降は別である)と a50S
がある。
• $controlはメールアドレスの解析方法、作成ルールについての制御を行なうための
コマンドである。 $coontrol: の後に各オプションを指定する。各オヅションの頭に!
が付いているものはその否定である。
-25-
-$control: !
casesensi
tive は、メールアドレスの大文字と小文字を区別する
かどうかを制御する。 casesensitive の場合は、大文字と小文字を区別する。
!casesensitiveの場合は、区別しない。汎用機など大文字しか扱わないような
計算機もまだまだあるため、一般的には大文字と小文字は区別しないように設定
する。
-$control: receivedは、メールのヘッダ部分の r
e
c
e
i
v
e
dフィールドの形式を制
御する。これには、 r
eceived(従来の R
e
c
e
i
v
e
dヘッダをつける), onerecieved(l
行の R
e
c
e
i
v
e
dヘッダをつける)ぅ noreci
e
v
e
d
(
R
e
c
e
i
v
e
dヘッダを付けない)を選択
することが出来る o
-$control: defsysnameは
、 sendmail
.c
fに記述されるアドレス書き換え規則にお
いて、ホスト名を明示し、 wマクロに設定する。 !defsysnameにおいては書き換
え規則において、ホスト名を明示 Lない規則の記述を行なう。
-$control: fromstyle2は
、 F
rom: フィールドの形式を指定する。指定には、
fromstyle1(From: アドレス(本名))と、 fromstyle2(From: 本名くアドレス
>)が選択できる。
-$control: noypは、そのシステムが NISを搭載しているかどうかを指定する。
-$control: !
useypは
、 a
l
i
a
sデータベースにおいて、 NISのマップファイルを参
照するかどうかを指定する。
-$control: !
genericfromは From行に現れるアドレスのホスト名を制御する。
genericfrmでは、メールアドレスにホスト名を入れない。 !genericfromでは、
ホスト名を入れる。
-$control: !
severeは、未知のドメインへのメールの扱いの指定である。 severe
では、未知のドメイン宛のメールはエラーとする。 !
severeでは、未知のドメイン
宛のメールは上位マスタへと送る。この、上位マスタとは、長崎大学においては、
例えば、電気情報工学科の場合 (ec.nagasaki-u.ac.jp)、nagasaki-u.ac.jpを
扱うホストのことである。
以上の項目以外にも、オプションがあるが、これに関しては m
a
i
l
c
o
n
6.
4
JAINのドキュ
メントを読まれたし。
4
.1
.2 ドメインの宣言
ドメインの宣言部分は次のようになっている。
#
# name i
nformation
#
# form
yown system
n
a
m
e
: neecs1.ec.nagasaki-u.ac.jp
option: omit
lower_level_name:
NONE
-26-
nameは、そのホストが管理を行なうドメインを示している。この例では、このホストは
neecsl.ec.nagasaki-u.ac.jpであることを宣言している。
optionで指定している omit とは、 n
a
m
e
:で宣言したドメインがメールアドレス上で省
略可能であることを示している。つまり、このホストにおいて、 s
onnyというアドレスに
メールを出すと、 s
[email protected]宛にメールを出したことになる o
10wer_1eve1_name:は
、 n
a
m
e
:で宣言されたドメインの下位ドメインを宣言する。この
例では、 NONEになっているため、 neecsl.ec.nagasaki-u.ac.jpよりも下位にはドメイン
がないことを示している。下位にドメインが存在する場合は、次のようになる o
n
a
m
e
: ec.nagasaki-u.ac.jp
lower_1eve1_name:
mailserver neecsl tsubasamiho matsudafukunagakuroda
nakamuramiki
n
a
m
e
: mai1server.ec.nagasaki-u.ac.jp
10wer_1eve1_name:
NONE
この例では、ホスト m
a
i
l
s
e
r
v
e
rが
、 e
c
.
n
a
g
a
s
a
k
i
u
.
a
c
.
j
pのドメインのマスタであり、そ
c.nagasaki-u.ac.jp内には、 m
a
i
l
s
e
r
v
e
r,
n
e
e
c
s1
,t
s
ub
a
s
a,mihoぅ matsuda,
のドメイン e
fukunaga
,kuroda,nakamura,mikiといったドメインが存在することを宣言している。ま
た
、 m
a
i
l
s
e
r
v
e
r自身も mai1server.ec.nagasaki-u.ac.jpのドメインマスタも兼ねており、
このドメインよりも下位には、ドメインがないことを宣言している。
ドメインの宣言部分には、ここに上げたオプシ・ョンの他にもオプションがあるが、これ
らについては、 m
a
i
l
c
o
nf
6.
4
j
a
i
nのドキュメントを読まれたし。
4
.1
.3 配送方法の宣言
配送方法の宣言では、そのドメインから上位のドメインあるいは下位のドメイン、他の
ドメイン等に配送を行なうために、どのホストに、どのような方法で送るかを宣言する。
宣言の例は次の通りである。
#
#r
oute information
mysystem.mydomein.snet.or.jp
Laysystem:10叫
n
e
e
c
s
l
:
10ca1 neecsl.ec.nagasaki-u.ac.jp
ci
s subdomain o
f nagasaki-u)
# JUNET (
l
o
c
a
l network,e
mai1server:
smtp-n ec.nagasaki-u.ac.jp
nagasaki-u.ac.jp
aC.Jp
J
P
上記の記述は次に示すような記述になっている。
ホスト
配送方法
ドメイン
これは、右辺のドメイン宛のメールは、左辺のホストに指定した配送方法で配送することを
o
c
a
l,
smtp,
smtp-n,
smtp-o,
j
u
n
e
t,
j
u
n
e
t
n,
j
u
n
e
t
o,
uucp,
示している。配送方法としては、 l
u
u
c
p
o,
u
u
c
p
n等を選択することが出来るが、長崎大学内で必要なのは、 l
o
c
a
lと smtp-n
である。 l
o
c
a
lは、そのホスト内で配送することを表している。 smtp-nは
、 s
endmai1が
扱う、 SMTPというプロトコルを用いて配送を行ない、その際にはアドレスに何の加工も
加えない配送方法である。つまり、上記の例の
一
27-
local
n
e
e
c
s
l
:
neecsl.ec.nagasaki-u.ac.jp
は
、 n
eecsl.ec.nagasaki-u.ac.jpドメイン宛のメールは、ホスト n
e
e
c
s
l
(自分自身)に
l
o
c
a
lで配送することを示している o
smtp-n
ec.nagasaki-u.ac.jp
mailserver:
nagasaki-u.ac.jp
a
c.
J
P
JP
+
u
+b
e
n
ny--
Jhu
ー
-
nnn
国
P‘P‘DA
宍M C M C M
+b+b+lM
m
mm
由
n
r・
-nr
1
Utu
-e
knk
oto
oム-h0ム
u司
VAVAVA
MHMHMU
-
この例では、ドメイン e
c.nagasaki-u.ac.jp,
nagasaki-u.ac.jpぅ ac.jp,
jpに対する
メールは、ホスト m
a
i
l
s
e
r
v
e
rへ、配送方法 smtp-nで送ることを示している。つまり、上
a
i
l
s
e
r
v
e
rに、送り先がわからないメールを送っている。
位マスタである m
この例以外に、 DNSを用いることで、直接的に相手のホストへ送ることも出来る。これ
を行なうためには次のように記述を行なう。
これは、 j
p ドメイン(日本国内)に対するメールは、 DNSの参照を行ない、配送方法
smtp-nを用いて送る。また、 BITNETネヅトワークに対するメールは、 BITNETの特定
のアドレスに展開を行ない、 s
mtp-nを使って送る。海外向けのメールは、 DNSを参照し、
直接、 sm
も
p
nを使いそのホストに送る。
4
.
2 運用
ここでは、メールハプを導入した場合とメールハプとメールサーバを導入した場合の設
定について述べる。
4
.
2
.
1 メールハブの場合
次のような場合を想定する。
・サイト内に一つのメールハプを設置する。
・メールハプがそのサイトのメールにおけるドメインマスタとなる。
・そのサイト外から来るメールは、全てメールハプによって一度受けとり、再配送を行
なう 0
・サイト内の他のホストは、メールの送信に関しては、自ホスト宛以外のものは全てメー
ルハプに送る 0
・NISの a
l
i
a
s
e
sマップは参照しない。
• DNSにおけるサイト内の全てのホストの M Xは、メールハブとなっている 0
・メールアドレスにはホスト名を F
美す。
・解決の出来ないアドレスのメールに関しては上位マスタへ送る。
.1
.3であり、 NISを導入しており、 DNSを
また、設定を行なうホストは、日本語 SunOS4
参照できるように設定が行なわれているものとする。
このサイトのドメイン等を次のようにする。
一
28-
サイト名
メールハプホスト名
サイト内ホスト
サイト内ホスト
総合情報処理センタメールハプ
e
C
.
n
a
g
a
品 k
i
u
.
a
c
.
j
p
mailhub
t
s
u
b
a
s
a
nene
ma
i
1h
o
s
t
メールハプにおける desc.datの設定は次のようになる。
部
r
﹄
+CM
e
;: σ
0
m
一
一
百 td
.S
t
守 £
Uno
Fμ
o
旦川
4CM
.¥:tσ・
on
・
v
品
m
v
EV
n t q‘
r
v 品部
#骨品骨品品宵品
m
v 品m
yun-44nv
.
フ
- ・1
ノ
e、
u
u
tmef
、
,/
v
、 o--ue
$control: !casesensitive
$control: received
$control: defsysname
$control: fromstyle2
$control: !
n
o
y
p
$control: !
u
s
e
y
p
$control: !genericfrom
$control: !severe
$
o
s
: SUNOS4
# SunOS 4
.1
.x
#
#ドメインの宣言
#
# formyown system
name: ec.nagasaki-u.ac.jp
lower_level_name:
mailhub tsubasanene
n
a
m
e
: mailhub.ec.nagasaki-u.ac.jp
option: omit
lower_level_name:
NONE
#
#配送方法の宣言
#
#mysystem:
mailhub:
local
local
mysystem.mydomein.snet.or.jp
mailhub.ec.nagasaki-u.ac.jp
tsubasa:
n
e
n
e
:
smtp-n tsubasa.ec.nagasaki-u.ac.jp
smtp-n nene.ec.nagasaki-u.ac.jp
maihost: smtp-n nagasaki-u.ac.jp
a
c
.JP
JP
また、サイト内のホスト t
s
u
b
a
s
aにおける desc.datは次のようになる。
-29-
#
#システム宣言部
#
$notify: postmaster
$timeout: 7d
$queuing: 6
$refusing: 8
$control: !casesensitive
$control: received
$control: defsysname
$control: fromstyle2
$control: !noyp
$control: !useyp
$control: !genericfrom
$control: !severe
$
o
s
: SUNOS4
# SunOS 4
.1
.x
#
#ドメインの宣言
#
# formyown system
name: tsubasa.ec.nagasaki-u.ac.jp
option: omit
lower_level_name:
NONE
#
#配送方法の宣言
#
#mysystem:
tsubasa:
local
local
mysystem.mydomein.snet.or.jp
tsubasa.ec.nagasaki-u.ac.jp
mailhub:
smtp-n ec.nagasaki-u.ac.jp
nagasaki-u.ac.jp
aC.Jp
J
P
4
.
2
.
2 メールサーバ、メールハブを導入した場合
次のような場合を想定する。
・サイト内に一つのメールサーバとメールハプの機能を持ったホスト(以下はメールサー
バと略す)を設置する。
・メールサーバがそのサイトのメールにおけるドメインマスタとなる。
・そのサイト外から来るメールは、全てメールサーバによって受けとる。再配送に関し
てはメールアドレス内にマシン名が記述されたもののみ行なう。
・サイト内の他のホストは、メールの送信に関しては、自ホスト宛以外のものは全てメー
ルサーバに送る 0
n
s
・サイト内の全ての利用者は?、
により一元管理されており、メールサーバはサイト内
の全ての利用者のアカウントを持つ。
-30-
• NISの a
l
i
a
s
e
sマップを参照しない。
• DNSにおけるサイト内の全てのホストの M Xは、メールサーバとなっている。
・サイト外に出ていくメールの F
rom:行のメールアドレスにはホスト名を入れない。
・メールサーバにおいて、解決の出来ないアドレスのメールに関しては上位マスタへ
送る。
.1
.3であり、 NISを導入しており、 DNSを
また、設定を行なうホストは、日本語 SunOS4
参照できるように設定が行なわれているものとする。
このサイトのドメイン等を次のようにする。
サイト名
メールサーバホスト名
サイト内ホスト
サイト内ホスト
総合情報処理センタメールハブ
e
c
.
n
a
g
a
s
a
k
i
-u
.
a
c
.
j
p
m
a
i
l
s
e
r
v
e
r
t
s
u
b
a
s
a
nene
m
a
i
l
h
o
s
t
メールサーバにおける desc.datは次のようになる。
#
#システム宣言部
#
$notify: postmaster
$timeout: 7d
$queuing: 6
$refusing: 8
$control: !casesensitive
$control: received
$control: defsysname
$control: fromstyle2
$control: !
noyp
$control: !
u
s
e
y
p
$control: genericfrom
$control: !severe
$
o
s
: SUNOS4
# SunOS 4.1.x
#
#ドメインの宣言
#
# formyown system
name: ec.nagasaki-u.ac.jp
lower_level_name:
mailserver tsubasanene
n
a
m
e
: mailserver.ec.nagasaki-u.ac.jp
option: omit
lower_level_name:
NONE
#
#配送方法の宣言
#
#mysystem:
local
mysystem.mydomein.snet.or.jp
-31-
mailserver:
local
tsubasa:
nene:
smtp-n tsubasa.ec.nagasaki-u.ac.jp
smtp-n nene.ec.nagasaki-u.ac.jp
mailhost:
sm
七p
-n nagasaki-u.ac.jp
a
c.
J
P
JP
mailserver.ec.nagasaki-u.ac.jp
また、サイト内のホスト t
s
u
b
a
s
aにおける desc.datは次のようになる。
+lM
r
gM
ρ
M
td
m
---iS t
守
==コ
部
FハV
官一戸
。
・
・
σ
氏U Q U
¥ ・ ・ tgn
7yun
・s
,、手ム
01
-ノ・1euu
/tmef
Jeo
-t
-q
u‘
e
n
r
掛 骨 骨 骨 骨 骨 市 中 品 。 品 RV品
m
v
$control: !casesensitive
$control: received
$control: defsysname
$control: froms七yle2
$control: !
n
o
y
p
$control: !
u
s
e
y
p
$control: genericfrom
$control: !severe
$
o
s
: SUNOS4
.x
# SunOS 4
.1
#
#ドメインの宣言
#
# formyown system
name: tsubasa.ec.nagasaki-u.ac.jp
option: omit
lower_level_name:
NONE
#
#配送方法の宣言
#
#mysystem:
tsubasa:
local
local
mysystem.mydomein.snet.or.jp
tsubasa.ec.nagasaki-u.ac.jp
mailserver:
smtp-n ec.nagasaki-u.ac.jp
nagasaki-u.ac.jp
a
c
.JP
JP
-32-
5 おわりに
本稿では、 m
a
i
l
c
o
n
f
6.
4
j
a
i
n を用いた UNIXマシンでのメールシステム設定方法につい
て述べた。誌面の都合により詳しい記述が出来なかった。また、特定のマシンに関する設
定方法しか述べることしか出来なかったが、メールサーバ、メールハプなどに関する考え
a
i
l
c
o
n
fをコンパイルできる環境であれば、ほとんどの設
方は共通のものである。また、 m
定の仕方は同じである。
UNIXマシンにおいては、必ずそれぞれのホストで設定が必要となる。一度管理者にな
ればこのような設定を行なっていかなければならないことを心にとめておいていただきた
い。このような設定を行なうには、管理者間での情報交換が非常に重要となる。是非、電
子メールや電子ニュースを使ってこれらの情報交換を行なっていただきたい。
なお、本稿で書いた技術的なことに関する質問等は、私個人に直接メールをするより、電
子ニュースの n
agsaki-u.forumで、質問い先だいた方が良いと思われる(個人宛のメール
を受け付けないといっているわけではない)。それは、同様に疑問に思われている他の管理
者がいると考えられるからである。
本稿が少しでも本学のネットワークの発展に役に立てれば幸いである。
一
33-
4.情報通信ネットワーク
工学部 1号館のネットワークシステム
工学部
金丸邦康
E-mail: [email protected]・
a
c
.
j
p
1
はじめに
工学部 1号館の部局基幹ネットワークシぷテムは、平成 2年 2月に総長 500mのイーサ
E
t
h
e
r
n
e
tC
a
b
l
e
) を張りめぐらして始まりました。この黄色いケーブル
ネットケープル (
は
、 l号館 2階の計算機室を起点とし 3階廊下に沿って 1号館を一周し、さらに建物 3階
の中央から 6階に立上がっています。そして、もちろん、このケープルは、長崎大学の基幹
LANである FDDI光ケーブルループに接続されています。本学総合情報処理センター(以
下、センターと略します)がケープルの設置後平成 4年前期まで、工学部 1号館の接続機
Pアドレス管理を行っておりましたが、その後、工学部 1号館の部局ネットワーク調
器の I
整委員の私に管理が移されました。この引き継ぎ段階では、工学部 1号館のサブネットに
0台で、その内訳は、 2階計算機室に設置されたルーター l台
、
接続されていた機器は約 3
E
t
h
e
r
n
e
t
ワークステーション 3台 (WS,内 2台はディスクレス)、イーサネットボード (
Board)付きパソコン (PC)4台からなるセンター管理の機器と、各研究室で購入されたミニ
3台、イーサネットボード付きパソコン 4台、学科購入の
コンおよびワークステーション 1
TS)5台などでした。移管後 l年半の現在、累積で約 2倍強の 6
5台
ターミナルサーバー (
P
-アドレスを発行しています。平成 5年 4月に、
のイーサネット機器が接続され、同数の I
1号館のサブドメイン化を行い、各学科のサブドメイン名が下記のように決まりました。
機械システム工学科 :
m
e
c
h
.
n
姥
a
g鉛 a
k
i
u
.
従
a
c
.
j
構造工学科
社会開発工学科
材料工学科
応用化学科
“
以
:
St
.
n
姥
a
g
a
ω
s
a
k
i
u
.
a
ω
c
.
j
:
泊
c
i
札
v
叫
i
日
l
.n勾
a
g
a
錨s
紘
a
k
ル
i
山
i
凶
ι
べ
H
.
引
u
.
飢
a
c
.
j
か
p
:
m
泊鉛
a
s
e
.
n
姥
a
g
a
鉛S
品a
k
i
u
.
飢
a
c
.
j
ω
p
:
c
h
.
n
勾
a
g
a
s
a
k
i
u
.
a
c
.
j
p
さらに構造工学科のように学科単位で 1号館部局幹線の下にサブネット (
s
u
b
n
e
t
)化を計
り、独自のネットを張る所もでてきました。この間、センターは学内ネットワーク整備拡
4年度から継続して毎年出していたのですが、このたび、平成 5年
充の概算要求を昭和 6
度第 2次補正予算で全国の大学でキャンパスネットワークを整備できることになりました。
長崎大学でも、この整備予算を要求することになり、これまでの実績を踏まえて、今後の
拡張性を考慮し、一般ユーザーが接続しやすいネットワーク形態を提供するように計画さ
-34-
れています。工学部 l号館では、これまでの学内予算措置により 3階を中心として敷設さ
れたケーブルに加えて、さらに 3系列のイーサネットケープルの敷設を要求することにな
りました。これまで 3階以外のユーザーが接続しようとすると トランシーパーやイーサ
ネットボードの購入の他に、各研究室の校費で床穴や壁穴工事をせねばならない場合が生
じ、このことが研究室レベルで機器接続をする際のかなりの経済的負担となっていました。
これらの接続の困難さを一掃するために、 3系列のイーサネットケーブルを新設し、ほと
Hub)を設置してもらうよう予算要求することになりまし
んどの階に、 10BASE-Tのハブ (
た。従って、パソコンがあれば、ハプとパソコンをつなぐ非常に安価な 10BASE-Tのツイ
ストペア線、 10BASE-T対応のイーサネットボードと TCP/IPのソフトウェアを購入する
だけで、容易にネットワーク環境に入れるようになります。また、機械システム工学科、構
造工学科一社会開発工学科、材料工学科一応用化学科の研究室の前を 3本の線が走ります
ので、基本的にそれぞれの新規のケープルを学科および系で管理することが可能であると、
ネットワーク調整委員は思っていますぐ-^)0 (既設ラインは、複数の学科のマシンが接続し
たままで使用し、調整委員が引き続き管理することになります。) このように、 l号館の
部局基幹ネットワークは物理的にサブネット化し、論理的にサブドメイン化して使用して
いくことが可能となって来ました。さらに、学科単位の利用に加えて、研究室レベルでサブ
ネット敷設をする機運がでてきていますので、平成 6年度末では、大きく様子が変わって
きていると思われます。
工学部でのワークステーションの導入動機はこれまで、教官の
研究目的で導入されており、その機器自身の管理は各購入した研究室で行っています。ま
た工学部 l号館共有のマシンは存在していません。したがって、ネットワーク調整委員の
管理者としての仕事は、 l号館部局幹線に接続を希望する機器の設置者に設置場所・方法
の助言を与え、 I
Pアドレスやホスト名および MACアドレスを一元管理し、サブネットア
ドレス、サブドメイン名、ホスト情報の登録の申請などセンターや他学部との連絡業務な
どですが、一方サブドメインのメールマスターになる必要があり、調整委員の所属する工
業物理学研究室購入のマシン Ne
X
T
s
t
a
t
i
o
n(ホスト名、 a
p
p
h
y
)を使って行っています。
2 工学部 1号館部局ネットワークの現状
上で述べたように、今年度末から平成 6年度にかけて、ケ}プルの敷設や接続機器の状
況は大きく変わることになりますので、現状は簡単に述べたいと思います。
工学部 1号館の立屋は、北に向かつて見て、"日"の字を形をイメージして頂けたら幸い
です。その第 l画が西側に面した配置です。その建物の外郭は 4階建てですが、中棒に当
たる"ー"は 6階建てです。
サブネットアドレス 1
3
3.
45
.
9の工学部 l号館の部局幹線は、西側のほぼ中央に位置する
2階の計算機室から、真上の 3階に立ち上がり、鳥服して、 3階の外周廊下に沿って時計
回り一周した後、"日"の第 3画の横棒の"ー"の西側の端からその中央まで敷設され、そ
の後、 4、 5、 6階と立ち上り、横棒の中点から東に走り、 6階の機械システム工学科の
製図室を通り機械情報学講座の研究室で終端しています。この間、ケーブルは、主として
廊下の天井隅を露出状態で走っています。 3階の床と 4階の天井には縦方向に、 2インチ
の空管が、各廊下に数箇所取りつけてあり、 3階以外の階への接続に便を図ってあります
一
35-
が、十分ではありませんでした。この全長 5
00mのイーサネットケーブルおよびこの下に
構造工学科で敷設したサブネット用ケーブルに平成 5年 12月現在、下記のイーサネット
5台)が、接続されています。
機器(計 6
2 [
台l
ルーター
ミニコン
ワークステーション (WS)
ターミナルサーバー (TS)
パソコン (PC) など
34
総計
65
23
5
2台のルーターのうち 1台は、大学幹線ネットワークと工学部 1号館ネットワークを中
継するセンター管理の中継機で、もう 1台は構造工学科が敷設した l号館幹線下のサブネッ
3
3.
45
.
1
0を使用しています。
ト用プルーターです。構造工学科のサブネットアドレスは、 1
1
3
3.
45
.
9
)でも、ブルーターに対して IPアドレスが必要で
また、これに対する親幹線側 (
すので、以下のょっに I
Pアドレスを発行することを当面のポリシーにしています。
r
1
3
3.
4.
9の工学部 l号館部局幹線の接続機器は、 9
9台までとし、
1
3
3.
4
5
.
9
.
1
0
0以降はサブネット用の IPアドレスとして keepする。」
現在、 3階から他階に貫通された空管の中には、約 7
0本以上 RS-232Cのケープルが分散
T
S
)とパソコン (PC)を接続しています。 RS-232C
して貫通しており、ターミナルサーバー (
線の接続の場合、転送速度は最高で 9
6
0
0
b
p
sですが、接続されたパソコンは種々の端末ソ
フトを利用して任意のワークステーションのキャラクターベース.の端末機として利用する
ことができます。この接続は、低コストであるため、利用者はイーサネット全盛の時代に
なっても、存在することでしょう。
3 イーサネット接続機器導入時に関するアンケート調査
これまで、接続機器の導入時の問題点を把握するために、機器の購入者(または管理者)
3台の接続機器
に、接続機器ごとにアンケートを試みました。アンケート回答数は、総数 3
に対して得ました。ここにご協力いただいた工学部 l号館の皆様にお礼申し上げます。以
下その集約です。
A
:マシンの接続状況
2
.購入時価格(初年度分購入)は?
一
36-
l,
0
0
0
3,
0
0
0I
3,
0
0
0
5,
0
0
0I
5,
0
0
0千円以上
6
6
2
1
1
。
1
,
0
0
0
・3
,
0
0
0I
3,
0
0
0
5,
0
0
0I
5,
0
0
0千円以上
1
5
上
一
一
tJ
1 人一
円
一
千
一0
E
噌 4-
0一
U
nU
一
,.
ハ
U-
3
3
.購 入 形 態 は ?
購入形態
学科共有
複数研究室
1
・研究室
台数(台)
6
2
23
購入形態
複数研究者
1研究者
その他
台数(台)
。
2
。
4
.接続業者をどのように捜したか?
接続業者の選定│自分で調査│同僚に聞いた
台数(台
1
8
6
1
2
購入時決定済
2
販売(代理)庖│利用者自身
1
6
5
1時間以内
3
7
.接続直後の状況は?
接続直後の状況│完墜に接続できた│問題点が残った
台数(台
28
4
8
.その後の運転状況は?
接続後の運転状況│問題点は何もない│問題点が発生した
台数(台
25
4
-37-
B
:管理、使用状況
WSの台数
(PC+WS)の台数
1
0
.利 用 目 的 は ?(複数回答可)
電子メール 電子ニュース
用途
1
5
1
1
台数(台)
FTP
端末
1
6
1
4
用途
技術文書
文書作成
情報処理教育
画像処理
台数(台)
2
0
8
5
4
1
2
.ワークステーションの延利用者数(延アカント数)は?
総計 2
3
7名
1
3
.RS232C経由の接続端末数(ターミナルサーバーの接続ポート数)は?
総数 7
2台
4
1
5
.接続により感じておられるメリットを列記して下さい。
・各部屋の端末から、大型計算機、自研究室のマシンが自由に使用できる 0
・他のマシンのデータの互換が取れる。
・電子メール(学会の論文申し込み)、ニュースが利用できる 0
・地方の不利を低減でき、学生が積極的になる O
• FTPでフリーソフトが使える。
r
a
p
h
i
c端末が増える。
・仮想、 g
1
6
.接続による心配やデメリットを列記して下さい。
-セキュリティ(ウイルス、ハッカーの侵入)
-38-
1
7
.講習会の開催希望については?
マシンの接続 電子メール/ニュースの利用│
講習会
5
1
5
要(名)
1
6
8
不要(名)
講習会
管理者講座
Unix講座
要(名)
不要(名)
1
5
8
1
9
4
1
8
.今後、 LAN接続するマシンをさらに増やす計画がありますか?
このアンケートより、 2
3
/
3
3
=約 7
0%と大多数のワークステーションやパソコン用イー
サネットボードの購入が、研究室単位で行われ、一部のワークステーションやターミナル
サーノてーが学科共有で購入されているようです。トランシーパやパソコン用イーサネット
ボードの価格などの接続機器を初め、ワークステーション本体の価格も研究室で買える程
度に下がってきて、コンピュータを積極的に利用する研究者には購入すべき価値のある機
器と判断されてきているのでしょう。一方、ワークステーションの研究室単位の購入は、そ
の管理を研究室自身で責任をもって行うということと同義です。ワークステーションはネッ
トワークに接続することを前提にしているので、そのセキュリテイに十分な注意が要求さ
れます。「自分はほとんどネットワークには無関心だ J→「それでも接続だけはして、ワー
クステーションを計算機として使おう J→「パスワードなど設定すると、忘れたときが面
倒だ」→「パスワードなどいらない jなどと自分勝手な論理をされると、その接続された
ネットワーク全体に致命的欠陥を持ち込むことになります。ルートにパスワードがないマ
シンが l台あるとそれを足がかりにして、そのネットワークに接続されたすべてのマシン
にいわゆるハッカーが侵入する可能性があるので厳重に注意してください。また、ワーク
o
o
tとなってい
ステーションの管理者の大部分は、教職員が行っているようです。院生が r
る場合も教官の指導の下に管理されていました。
また、機器の接続を利用者自身でするケースはまれのようです。これまでの l号館ネッ
トワークの接続業者のリストについては、調整委員が持っていますので、必要ならご請求
ください。これは、利用者にとってネットワーク接続が初めての経験であることや、単純
なイーサネットケーブル接続作業以外に、イーサネットケープルのガイド穴開けや壁の穴
開けなどの特殊工具を要する工事作業があるからだと思われます。接続直後時に判明する
トラプル、すなわちすぐその場で解決するはトラブルは数件あるものの、一旦接続されて
しまえば、ほとんどトラブルは起こらないようです。したがって、もし、ネットワークに
不具合が生じた場合、その直前に接続した、あるいは移動じた機器を疑えという経験則は、
ほぼ正しいようです。もし、そのような事態が生じた場合は、ユーザーの皆様のご協力を
お願いします。また、"犯人"に対しでも、罪を憎んで、人を憎まずの態度で、よろしくお
願いしますぐ J。
ネットワーク接続によるメリットとしては、
-39-
1.各部屋の端末から、大型計算機や自研究室のマシンが自由に使用できる環境が整い、
時間帯によって計算機を使い分けることができる。
2
.異なるマシン間でデータの互換が取れる。
3
.電子メールや電子ニュースを利用できる。(特に、電子メールを通して学会に論文の投
稿申し込みなどができるなど、具体的点利便性の指摘がありました。また、電子ニュー
スによって地方の不利を低減できることや、学生が電子メールを利用して積極的にな
るなどの文化や精神面の効果についても指摘がありました。)
4
.FTPを利用して、フリーソフトをインストールし、計算機費用を低減でき、安い費用
で仮想、グラフイツク端末を実現できる。
などの回答があります。
逆に、ネットワークに接続したことに対する心配としては、セキュリテイのこと、すな
わち、コンピュータウイルスや、いわゆるハッカーの存在を大部分の回答者が懸念してお
られます。
、
4 ネットワーク調整委員の業務
ここで、この l年ほど経験したネットワーク調整委員の仕事を列記していきたいと思い
ます。
1.機器接続を希望する設置者に設置場所や接続方法について助言を与えること。
この業務は、機器接続のコンサルタント的な性格のもので、ケーブルのどの部分に
トランシ}パを取りつけるか、どのように AUIケーブルを引き回すか、建屋の実態に
合わせて考える必要があり、その際、問題になるのが防火扉の存在です。イーサネッ
トケープルは、廊下の天井隅に露出していますが、防火扉のある箇所はケーブルは天
井裏に迂回して、万一の失火時に防火壁の動作に支障がないまうに設置されています。
したがって、ハフーなどのツイストペア線が、防火扉の下をよぎることのないように指
導しています。
2
.機器接続の I
Pアドレス、ホスト名および MACアドレスを一元管理すること。
これは、接続機器の申請を受けて、接続機種の管理者に、 I
Pアドレスを発行するこ
とです。ワークステーションを接続し、自分のマシンでメールを受け出しする場合は、
ホスト名が必要になります。イーサーネットボード付きパソコンの場合は、ホスト名
は必要ありません。むしろ、使用する h
o
s
tマシン(例えばセンターのマシン)のアカ
ウントを記入する必要があります。これにより、調整委員から l号館ユーザーの皆さ
んに、電子メールを用いて連絡をすることが可能になります。
3
.サブネットアドレスの請求(センターへ)
これは、 1
3
3.
45
.
9のサブネットアドレスを持つ工学部 1号館部局サブネットの下に
さらにケープルを敷設して、利用される場合に必要です。現在、 1
3
3.
45
.
1
0が構造工学
科のサブネットとして利用されています。今年度末には、 1号館幹線レベルで、共通
(既設)、機械システム、構造一社会開発、材料一応用化学の 4本のケープルが敷設さ
4
0
れることになっています。これらの部局幹線の下に、今年度中に、構造工学科サブネッ
トの他にさらに 2本の研究室ネットが接続されることでしょう。これら、研究室単位
でサブネットアドレスが増加してくる背景には、 X端末の使用や画像情報の転送など
の要求があります。これらは、ケープル上のトラフイクを増大させる可能性があるに
で、サブネットを張って研究室内で限定的に使用して頂きたいわけです。サブネット
アドレスの請求は、調整委員がセンターに交渉して、もらい受けるようになっていま
す。工学部 l号館で最大いくつ戴けるかは、現状でははっきりしていませんが、将来
は(研究室数 x0
.
5
)程度の数を調整委員は考えています。
4
.サブドメイン名の調整
このサブドメイン名は、学科ごとの名前をつけて、上記のように決まりました。今
後、研究室名を付けたいという要求があれば、センターと相談することになります。
5
.ホスト情報の登録依頼(センターへ)
ドメインネームサーバー (DNS) に h
o
s
t情報の登録申請をしたいユーザーの窓口
に調整委員がなっています。世界中の計算機がネットワークを介して接続されており、
その中のいくつかのホストマシンは、そのホストのアカウントを持たないユーザーに
もそのホストにアーカイブされているブア・イルを要求に応じて転送してくれる、いわ
ゆる anonymous(匿名) FTPのサービスがあります。このサービスを利用したいユー
ザーは、ドメインネームサーバー (DNS) に自分のワークステーションのホスト情報を
登録する必要があります。もし、 FTPサービスを要求をして、拒絶されるようなメッ
セージが帰ってきたら、調整委員にご相談ください。イーサーネットボード付きパソ
コンを使って、センターの端末として FTPを使用される場合は、この登録は不要で
す。それは、使用されるセンターのホストマシンが既に登録されているからです。
6
.停電時の連絡および計算機室機器の停止/回復作業
平成 5年の夏は、台風の当り年でした。台風襲来の報が入ると、平時連続運転して
いるワークステーションも、突然の停電によってファイルシステムが壊滅することを
避けるために、事前にワークステーションを停止し、 1号館系統のルーターなども停
止しています。とくに、パックアップ電源を持たない機器は、早めに停止しておく必
要があります。センター管理のワークステーション 3台を工学部 l号館 2階の計算機
室においていますので、これの停止と再起動を、電子メールや電話でセンターの職員
と連絡を取りあって行っています。また、漏電の定期的チェックのため、 1号館の各
電気系統ごとに順次停止することが年 1回あります。ルーターなどが置いてある計算
機室の電気系統が属する社会開発工学科の停電日を調整委員に教えてもらうよう、工
学部事務部に頼んであります。このように、この 1年間で 5回ほど l号館ネットワー
クは停止しました。停止期間はほとんど 1日以内です。
7
.工学部情報処理委員会への出席
工学部の情報処理委員会は、年にのセンターの計算機や端末機の運用などに関して
年数回聞かれてきました。ネットワーク調整委員は、ネットワークの管理責任者とし
ての立場もあるのでこの委員会に出席することを情報処理委員会から求められること
があります。
-41-
8
.部局ネットワーク調整委員会への出席
部局ネットワーク調整委員会は、これまで 3回ほど関かれました。ネットワークに
関する各学部の種々の要求をここで調整することになります。第 2次補正予算に伴う
新規キャンパスネットワークの整備の実務的要求調整はこの委員会で行われました。
9
.メール管理ソフトの運転
1号館の共通サブネットアドレス 1
3
3.
45
.
9に接続されているワークステーションに
e
n
d
m
a
i
lデーモンを動かす必要があります。
メールが届くように、 s
そのためには、接続されたホストの持つ階層構造アドレスを解釈するコンフイグレー
.
lc
f
) を作る必要があります。この sendmai
.
lc
fは、階層構造
ションファイル(sendmai
e
s
c
.
d
a
tファイルを元にして、 m
a
i
l
c
o
n
fコマンドにより、自動生成
を簡単に記述した d
することが可能です。以下に、 m
e
c
h
.
n
a
g
a
s
a
k
i
-u
.
a
c必のサブドメインサーバーになっ
ンド s
e
n
d
m
a
i
lのための d
e
s
c
.
d
a
tを示します。こ
ている apphy上で運転されているコ τ
o
s
t名が、 apphy
ぅs
ummit,
undead,
m
e
c
s
o
l
i
dおよび s
u
r
v
i
c
れらのサブドメインには、 h
の 5台のマシンが接続されています。
## N
ame Information
n
a
m
e
: mech.nagasaki-u.ac.jp
option: omit¥¥
#T
o allow the name lusr<
Ox
xxx"
lower_level_name:
apphy
summit
undead
mecsolid
survlc
n
a
m
e
: apphy.mech.nagasaki-u.ac.jp
lower_level_name:
NONE
n
a
m
e
: apphy.cc.nagasaki-u.ac.jp
lower_level_name:
NONE
#R
oute information
# To MY D
OMAIN
#T
o myself
localhost:local apphy.mech.nagasaki-u.ac.jp
apphy.cc.nagasaki-u.ac.jp
#T
o summit s
u
m
m
i
t
: smtp-n
summit.mech.nagasaki-u.ac.jp
#T
o undead undead:smtp n
申
-42
undead.mech.nagasaki-u.ac.jp
#T
o mecsolidmecsolid:smtp-n
mecsolid.mech.nagasaki-u.ac.jp
#T
o survic survic:smtp-n
survic.mech.nagasaki-u.ac.jp
# To d
efault
pompe: smtp-n pompe.cc.nagasaki-u.ac.jp
cc.nagasaki-u.ac.jp
nagasaki-u.ac.jp
a
c
.JP
JP
これらの業務の内、 (
1
)
(
5
)は、ワークステーションやパソコンなどのイーサネット機
器を部局ネットワークに接続したい方の申請書が必要です。したがって、部局ネットワー
クの管理に対するユーザーの理解が前提となります。これらの接続手続きについては、セ
ンターで管理していたときの申請方式を踏襲しております。また、センター作成の下記の
ガイドブックがありますので、調整委員または、センターにご請求ください。
部局 LAN管理の手引き(第1.1版) 総合情報処理センタ一作成
5 終りに
以上、工学部 1号館の部局ネットワークの概要についてまとめました。これからネット
ワークに自分の機器を接続される方の参考になれば幸いです。
近い将来、ワークステーションを援用した数値シミュレーションや、視聴覚機器とミッ
クスした、いわゆるマルチメディアなどを活用した講義を試みてみたいとお考えの教官も
おられるかと思います。今年度末のネットワークの整備で、 l号館 2階の 2番および 3番
講義室の中をケープルが走るように計画されていますので、コンピュータネットワークを
活用した講義も可能になります。ワークステーションの購入は、一人または複数のネット
ワークの管理者を発生させます。ルート (
r
o
o
t
) を突然任された管理者や、ネットワーク
を利用する教官ユーザ}に対する自己啓発の場は特に必要でしょう。
a
g
a
s
a
k
i
u.
f
orumという電子ニュースがあります。これは、パソコンネッ
センターには、 n
トのピルテインボード(電子掲示板)ように使えますので、取りあえず接続できた方はこ
こに質問を投げるようにお願いします。それ以前の方、すなわち接続以前の問題を抱えて
x
t
.
2
6
5
9
/
2
6
61)か、学科の情報処理委員の先生がたにご相
おられる方は、私(調整委員、 e
談してみてください。我々で解決できない問題は、不ツトに投げて、文字通りグローバル
n
t
e
r
n
e
t上で相談することができます。もちろん、自己努力が最初にそして最大に必要
にI
なことは言うまでもありませんがぐ J。工学部 l号館ネットワークは長崎大学における"
ちょと先き行く"学部のーっとして、全学のネットワーカーと皆様と一緒に前進したいと
思っています。
-43-
ネットワークと情報処理教育
学生の「コンピュータ/ネットワーク観 J(情報処理演習レポートより)
総合情報処理センタ一
野崎剛一
E
m
a
i
l
:n
o
z
a
k
i
@
c
c
.
n
a
g
a
s
a
k
i
u
.
a
c
.
j
p
今日、情報化社会の進展や変化の早さは著しく、大学内の環境もその例外ではなく、ほと
んどの国立大学においては、平成 5年度の補正予算によりキャンパス情報ネットワ}クが
整備された。本学では、平成 4年度の総合情報処理センターのコンピュータシステムのリ
プレースに伴い、昨年度より 2年計画で全部局の主な建物内のキャンパスイーサネットを
2月末の第 2次補正予算で、およそ 3億円の予算がつき、附属
構築中のところ、平成 5年 1
施設等も含む全部局を接続するキャンパス情報ネットワークが完成し、全学の情報ネット
ワーク環境は急速に整備されることになった。今日、情報通信技術と結合したコンピュータ
ネットワークは、大学内や園内のみでなく国際的な情報のやりとりを電話を使うような手
軽さで行えるようになった。このような情報化の進展に伴い、学生に対してはコンピュー
タを駆使して情報を収集、分析、活用する能力を育成するための一般情報処理教育の必要
性がますます高まっている。
r
本学では平成 6年度からの全学教育体制の中で一般情報処理科目( 情報科学概論 Jと
「情報処理演習 J
) の教育が実施され、工学部以外のすべての学部で「情報科学概論jは必
修科目になったが、計算機演習を伴う「情報処理演習」の開講クラス数が 1
0クラスと極め
て少ないのは問題である。現在、一般情報処理教育で必要なのは、座学の講義の「情報科
学概論 j よりもむしろ「情報処理演習 Jの方であるはずである。また、その教育内容につ
いては、平成 5年 3月に情報処理学会の委員会によりまとめられた「大学等における一般
情報処理教育の在り方に関する調査研究 J(文部省委嘱調査研究)の中に示されているが、
コンピュータネットワークの利用演習も欠かせないものとなってきていると思われる。
中学校の「情報基礎 Jや高等学校の「数学 A、 B、 CJでも、コンピュータを活用した
授業が開始されてきている今日、大学の一般情報処理教育において、「何をどのようにして
教育していくのか Jを検討するととに、教育を受ける側の学生がどのような「コンピュー
タ観」を持っているのかを知っておくことも大切ではなかろうか。ここで、今年度の後期
に、私が担当した教養部の総合科目「情報処理 2
J(
週 1時間 (
9
0分
)
、 1
3週)において、受
講学生 (
1年生)に課した「コンピュータとネットワーク Jをテーマとするレポートの中
から、現在の学生の平均的な「コンビュータ/ネットワーク観Jが表われているように思
われる部分を一部紹介してみたいと思う。何かの参考になれば幸いである。
なお、これらの町民の文書を含むすべての文書は、受講生が自らコンピュータネット
44-
ワークを利用して、ファイル転送や電子メールにより私宛に提出したものをそのままプリ
ントしたものである。
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
私は前期に情報処理 lの授業を受けていました。しかし、今回、情報処理 2の授業を受けてみ
て、自分は全くコンピュータを理解できていなかったと気づきました。コンピュータには欠かせな
い MS-DOSや UNIXというオペレーテイングシステムも、情報処理 1ではしばしば出てきた言葉
でしたが、情報処理 2を受けてやっと理解できました。やはり、コンピュータは実際に使って学ん
でこそ理解できるものだと分かりました。
(M.I)
この講義を終えて思ったことは、やはり"百聞は一見にしかず"ということでした。実際に体験し
てみないと、ネットワークのすばらしさは理解できません。以前考えていたよりもたくさんの効用
があることがわかり、パソコンをぜひ購入してみたいと考えるようになりました。将来もっとすご
いコンピュータができることを楽しみに期待しています。そして、コンビュータを利用できる環境
がもっと増えればいいと思います。
プログラミングをしたのは初めてでしたが、とても楽しくできました。エラーがでても、コン
ピュータが詳しく教えてくれるので、なんとかプログラムを作ることができ、実行できたときは、
(
8
.
8
)
本当に感激しました。また、機会をみつけて挑戦してみようと思います。
この講義をうける前に、「コンピユータとネットワークとは何ぞやりと聞かれたら、こう答えたで
しょう o コンピュータは何かを計算するもので、ネットワークは何かを受け取ったり、渡したりする
ものです」と o コンピユータとは何かを算出したり、求めたり、計算する物だと思っていたら、そん
なのはもう古くて、計算は勿論のこと、情報をいちはやく相手に知らせ、その答えをすぐにうけと
ることの方が前者より重要になってきているのは当然だと電子ニユースや電子メールをみていて思い
ました。そのためにネットワークは必要不可欠だし、ここの今、目の前にあるキーボードで世界のす
ばらしいコンピユータを操れるなんてのも、ネットワークのおかげなんですごい。コンピュータは今の
時代なくてはならないもので僕は近い将来、義務教育に登場し、誰もが打てなくては一人前でない
といわれる時代になるのではないでしょっか。
(
I
.
T
)
r
コンビュータ時代という言葉が最も強く感じられたのは、コンピュータ・ネットワークの規模の
大きさでした。長崎大学全てのキャンパス聞において、他の大学と、世界と、一つの建物の中にい
て交信できる、手紙のやり取りができる、というのは想像以上でした。電子ニュースを読んでみる
と、東海大学の学生が記事を載せていたり、はたまたイスラエルの人が投稿していたりと、驚きま
8
.
H
)
した。レポート提出や出席届けを先生にだす電子メールですら、考えもしなかったことでした。 (
最初コンピュータについて、多少理解でき、多少扱えるようになれればよいという程度だった。
また、自分ではたいして使えないだろうとも思っていた。しかし、レポートを作成して、 UNIXに
ファイル転送し、電子メールで送ったとき、また、 L
o
t
u
s
l
2
3で数値を入力して、処理したあと、
グラフを表示させたとき、 Q
uick-BASICで、何とか演習課題のプログラミングを作成し、思った
ようにプログラミングが出来上がったときなど、自分では出来ないと思っていたことができて、と
ても嬉しかった。
(
K
.
K
)
コンピュータは、今や一家に一台と言われるくらいに普及しようとしている o とは言っても、まだ
多くの人がコンピュータを使いこなしていない人が数多く、仮にパソコンを持っていたとしてもワー
プロ程度の利用がほとんどなのではないかということを、この講義を受講する前には思っていた。
それにもうひとつコンビュータについて,思っていることがあった。それは、プログラミングでき
ないとコンピュータは使えないのではないかということである o 確か情報処理 1の講義の時にプロ
-45-
グラミングできなくてもコンビュータは使えるということを聞いた覚えがあるのだが、呆たして本
当なのだろうかということを思っていた。
o
t
u
s
l
2
3である。
この講義を受けて、このことが本当だなということが、実感できた。例えば L
2
3にある命令を実行すれば統計処理が行えたり、グラフが簡単に描けるので
データを入力して、 1
ある o もちろん講義でやったことなどは、ほんの触りの部分にしか過ぎず、さらにいろいろなことが
出来るということは、充分に承知しているつもりではあるが、この講義を受ける前の、コンピュー
タは難しくて手も足も出ないのではないかという思いだけはさすがになくなったのではないかとい
う気がする。
(S.T)
大学に入学してこの 1年間、情報処理 1と 2両方を受講するなかで、コンピューターに対する考
えかたが変わりました。以前は、コンピューターなんて自分には到底縁のないもの、あってもせい
ぜいゲーム程度だろうと考えていました。しかし、新聞やニユース等で話題になっていて、情報処
理 1で教官がピデオや実際に見せてくださった他人や企業などのコンピューターに乱入したり、パ
ソコン通信で情報交換、とまではいかなくても、わずか後期の数回の講義の中で、自分が電子メイ
ルを送ったり、 MS-DOS、X-WINDOW、UNIXなど色々なコンピューターシステムを利用するこ
とができて、大変いい経験になりました。
講義は、大変充実しており楽しかったです。何度もおいてけぼりをくいましたけど。私は前、後
期併せて全ての教科のなかで皆勤賞だったのは、この情報処理 2だけでした。しかし、それ以上の
積極性に欠けていたのは反省しています。もし、センターのユーザー IDを取得することができた
(
T
.
I
)
ら、今度こそ自分なりに取り組んでみたいと思:っています。
情報処理 1も含めて本講義までの問、コンビュータについてのことを学んできたが、講義を受け
る以前では、コンビュータ(パソコン)はただの賛沢品、余計なものとして考えがちであった。確
かに、あればあったで非常に便利なものであるが、企業や省庁、学校機関では必要なものではあっ
ても、一般家庭にはそれほど重要なものでもないといった考えでいた o
しかし、本講義でコンビュータを実際に扱ってみて、単なるパソコンとしてのみならず、ネット
K
.
K
)
ワークとして使用することによって、コンビュータの利用価値の高さを思い知らされた。 (
この情報処理の講義を受ける前までは、コンピュータというのは「多くの情報をディスクに書き
込むことができ、それをいつでも出力することができる j、「計算をするのに便利だ」、「プログラミ
ングによってゲームソフトが作れる」というふうにしか考えていなかった。それに、コンピュータ
はそれぞれ個別に働いていて、個人の情報しか処理できないと思っていた。
けれども、この講義を受けて初めてネットワークというものを知り、他人の意見・質問などがあっ
という聞に届いて、コンピュータ同士で自由に情報のやりとりができることに驚いた。といっても
僕はまだ他県や外国に電子メールなどを出したことがない。その時には改めてネットワークの素晴
(
O
.
T
)
らしさを実感するだろう o
私は、先生の情報処理 1の講義を受講する前は、こんなに簡単に電子ニュースや電子メールを利
用出来、こんなに利用価値があるとは、思っていませんでした。今では、パソコシ通信を画面上で
電話をするとしか捉えていなかった自分が、恥ずかしいばかりです。実際、電話をかけるような感
覚で、国立癌センターのマシン (
n
c
c
.
g
o必)を利用してみて、様々な情報を手に入れることが出来
ました。医師や患者さんに向けての癌に対する情報の豊富さと、的確さには、目を見張るものがあ
り、いつでも、誰でもが好きなときに見ることが出来る素晴らしいことだと思います。
このような素晴らしいことも、コンピュータでしか利用できません o コンピュータの普及の早期実
現が、せつに、望まれます。また、大学は研究機関として、最新の様々な情報を必要としているこ
とを考えると大学の誰でもが、コンピュータを気軽に利用することが出来るようなシステムが整う
ことが望ましい姿といえます。
(
K
.
K
)
-46
私は、"コンピュータは便利である"と言う意味が、よく分かりませんでした。また、生来、機械
音痴なので、できるかぎり機械と接したくなかったのです。しかし、友人が、"なんでも、食べず嫌
いはだめだよ。だめもとでやらんね!"と誘ってくれたので、その気になったのです。しかし、現実
はとても厳しかった。コンピュータは、私のことが気に入らないみたいだし、私も短気をおこして、
プウウウウ。
講義も始めは、全く分からないし、一日の最後の講義で、お腹はすくし、もう最低でした。いつ
も、"早く終わらないかなあ"ばっかり考えていました。
でも、ついに夜明けが来たのです!!!
それは、電子メールを習い、初めて、生の英文を読んだときでした。何かよく説明できないけれ
ど、"すごい!"というよな感激が沸いてきて初めて、"コンピュータって便利だわあ"と実感しま
した。
それからは、以前より苦痛でなくなりました。まだまだ、生来の機械アレルギーと初めのサボリ
の後遺症がありますが、"なんとかコンビュータと付き合っていこう"と前向きな姿勢を持つことが
出来るようになりました。
今、私が理解しているのは、電子メールの送り品、た、出しかたと、電子ニュースの読みかただけ
です。全くの劣等生ですが、あきらめずにがんばっていこうと思います。
この講義でコンピュータに対する偏見がなくなりました。私とコンピュータとの付合いは、これ
からです。良い友達になれるよう努力していこうとおもいます。
(N.M)
私は自分自身でパソコンを所持しています、しかしモデムを購入するまではほとんど利用してい
ませんでした。しかしモデムを購入し、不ツトワークと接続することによりようやくパソコンとし
ての性能を発揮出来たように思います。例えば、何かソフトの利用法が解らなかったときにネット
上でそのことを書いたらすぐに返事をもらうことが出来ました。また、 FDが故障したときなどほ
とんど修理不可能だったのですが直すことが出来ました。特に、今まで利用して役に立っている点
はただで有益なソフトが利用出来る点です。 TeXの原稿も今フリーソフトのエディタを使って書い
ています。ただ、このソフトがタダで利用出来るという点だけが強調されて伝えられているのが
残念に思います。
自分にとって今まではパソコンは遊びの道具の域を出ませんでしたが。この授業で教えててもらっ
たこと、とくに可芥と u
n
i
xについてのことは自分にとって大変役にことであり、これから文章の
作成においても積極的に利用していこうと思います。
(H.Y)
自分は本講義を受講する前は、パーソナルコンピュータという存在自体は、知っていました。け
れど、その中身については、全くと言っていいほど無知で、今回この講義をうけなければこのパー
ソナルコンピュータのすばらしさはわからなかったでしょう o 多分パーソナルコンピュータをゲー
ムができる機械という風に勘違いしてたに違いありません。この講義をうけていくうちに、体自
身で作動させる方法を覚えていき、頭のなかでは、この奥の深さに驚いていました。最初に、ユー
ザ IDとパスワードをもらったときは、本当に自分だけにしかわからないようにでき、またその
ことにちょと優越感がありしかし、戸惑いさえ覚えました。更に、電子ニュースや電子メール等
で、日本全国からいろいろな海外までパソコン通信ができるのにはとても驚きました。電子メー
ルで、ホワイトハウスのクリントンと手紙のやりとりができて、クリントンの手紙がパーソナル
コンピュータの画面に出てきたときは、ネットワークのすごさをみせつけられた気分です。文章を
暗記させておいたり、その暗記させておいたものを一瞬のうちに画面に出したりできるのはすご
o
t
u
s
l・2
3で怯、表計算で、平均値、合計値、標
いなあとおもいました。また、それだけでなく、 L
準偏差などを瞬時に計算することも、パーソナルコンピュータのすばらしいところだなあと思い
u
i
c
k
-BASICプログラミングでは、円をかくのに、二重にも、三重に
ます。それだけではなく、 q
も重ねることができたり、また、落下音や L弾む音またサイレンの音もならすことができて、極め
つけには、ワルツがパックにながれながら何本もの線が影を付けながら動いているのには、すご
-47-
いと思い、先のことを考えるだけで、とても楽しそうに思えてきました。でも考えてみると、もっ
とたくさんプログラムをしていったら、もっともっとすごいこともできるのだということにも気
づきました。 TEXもすばらしいとおもいました。本当にこの情報処理の講義をうけて、パーソナ
ルコンビュータに対しての知識が増え、考えかたが変化し、また、なんといってもじかにふれたこ
とにより、とっつきやすくなったと思います。以前は、ゲームだけのためにあったパーソナルコン
ピュータも今回からは、資料の作成から保存に至るまですべてのことにおいて活用していきたいと
思います。今となってはこんなに奥が深く、楽しめるものだというのが理解できてよかった。 (M.H)
近年のコンピューターやネットワークの進歩には目ざましいものがある o その進歩から私達は仕
事や学業、その他いろいろな面で益を受けることができるだろう。
しかし、実際にコンビューターを使って仕事をしている人は別として、コンビュータを実際には
f
吏ったことがない人、また使いはじめて間もない人の中には「コンピューターは便利だ」というこ
とは知っていても、それがどのように便利なのか、どのような事に使えるのか,どの様にコンピュー
ターを扱ったらよいのかを知らない人が結構いるのではないだろうか。例えば、某コンピューター
会社の C Mに出てくるような 40代
,5
0代のサラリーマン o 会社にコンピューターがあっても,それ
を使って仕事をすることができない。「コンピューター」と問いただけで身震いするオジさんもい
るとかいないとか。これではコンピューターもただの箱である o
でも、これはサラリーマンに限ったことではない。実は私もこの講義を受講する前まではそのよ
うに思っていた。私の頭の中には「コンピューターは便利なもの」という漠然としたイメージしか
なく、どういう事にコンピューターを使っていけるのかが全然わからなかった。
しかし、この講義の中でコンビューターの操作をはじめ、 MS-DOSの世界、表計算ソフト、 q
u
i
c
k
BASICプログラミング、 TEXの演習などコンピューターを使う用途をまず知ることができた。さ
らに、ネットワークを使っていろいろな情報交換を Lたり、電子メールで相手とやり取りをしたり
する事ができることも学んだ、。そして、何よりもこの私でもコンピューターを扱えるのだという自
信をつけることができた。これはこれから先の自分に大きくプラスになることだろうと思う o
今も、そしてこれからも情報化社会の中でコンピューターとネットワークはますます発展し、普
及してゆくだろう o そうした間近い将来の事を見据えて、今からコンビューターについての知識を
取り入れ、社会の流れにうまく付いていけるように努力するなら、その努力は将来大きな益を自分
たちにもたらすものとなるであろう。この情報処理 2の講義は私にそうしたきっかけを与えてくれ
たと思っている。
(H.H)
ー
前期に、情報処理 1、後期に情報処理 2を受けて、とても面白かった。中学生の頃は、ゲームで
しかやらなかったけど、コンピータが、いろいろな分野で利用できることに少しでも触れる事がで
きたと思う o そして、ますますパソコンが欲しくなった。
コンピュータの世界に UNIXと MS-DOSがあるが、 1つの世界に統ーされれば便利になるのに
j
i
sコード、 UNIXでは eduコー
と思う。 漢字コードも数種類、例えばパソコン (MS-DOS)では s
ドがあります。いちいち変換しなければならないので 1つに統ーして欲しい。
UNIXでは、やはり電子メールが一番興味があった。まだ、利用者が多くないという話だが、コ
ンピュータネットワークによって、いろんな人と手紙のやりとりができる o また、電子ニュースを
読むことも楽しかった。いろいろな分野で多くの人が意見を交換しあっていて、いつか自分もその
仲間に入ることができればいいなぁと思う。
X-windowで、「ひまわり jの画像を見たときはとても感激した。その画像を提供している所が国
立がんセンターであるところが、ちょっと変な気がするが。[情報の共有化 Jが進められているが、
こういうネットワークで国際交流ができるなんですばらしことだと思う。もっともいいのは、直接
的な国際交流であるだろうけど。
パソコンは l家に 1台という時代が近づきつつあると思う o 将来には、どの家庭でも電子メール
のやりとりが見られると思う。ひょっとすると郵便配達する光景が見られなくなるかもしれない。情
報処理 1の講義中にビデオで見たがコンビュータウイルスの問題がある o あのビデオに出ていた佐
-48-
野史郎さんもこわかったけど、コンピュータウイルスも恐ろしいものである o 悪質なコンビュータ
ウイルスになると情報を消してしまうし、病院などの機関に感染してしまったらと思うとぞ、っとす
る。ネットワークが広がるにつれ、この問題はもっと深刻なものになるだろうし、他人に見られた
くない情報まで侵入して見ょうとする人もでてくるだろう o こういう問題をどう減らして解決する
(Y
かが今後の課題だと思う。
実際にこの講義でコンピユ一夕に触れ、電子メール、電子ニュース、ファイル転送等を体験して、
友人との聞でメールのやりとりなどをした。講義の度にコンピュータの多様性に驚かされ、そして
ニュースやメールが関係するネットワークに興味をもった。一台のコンピュータに数台つなぎ、そ
のうちの一台にまた数台つないで…というピラミッド型になっているネットワークの広さに驚かさ
れる。しかも、メールは即座に相手に送ることが可能である。競争社会の現代ではこの幅広いネッ
トワークは不可欠のものとなっているのではないだろうか?
但し、コンピュータウイルスの発現によって考え直さされたのだが。実は私が一番興味深く思って
いたのは、前期の情報処理 lの講義で、ほんの少しだけ VTRでみた、コンピュータウイルスの部分で
ある。初めてコンビュータウイルスの名前を耳じしたのは、確か中学生の頃だった。私は、あるコン
ピュータプログラマーが、風邪か何かの病気をしている状態でコンピュータを操作して、その後、風邪
の菌が付いたコンピュータを他人が使って、その病気が伝染したのだろうと思っていた。今考えてみ
1
3日の金曜日」の意味も訳が分からなかった。当時あれ
ると本当にパカ丸だしである。したがって f
ほどニュースや新聞で取り上げられていたにもかかわらず、コンピュータウイルスが何たるかを知っ
たのは、恥ずかしながら、大学生になっての前期の情報処理の講義で VTRをみた瞬間だった。 (T.M)
前からコンピュータネットワークという言葉はよく耳にしていた。自分もやってみたいとは思っ
てはいたが、まさか本当にやる機会が巡ってくるとは思いもしなかった。
最初、どんなに難しいことをやるのだろうか、自分にも出来るのだろつかなど不安だらけだった
のが思いだされる o ところが、今、実際にこの講義に出てみてからの感想は、電子ニュースぐらい
七 回 日3をつかい高校の時にもらっていた成績表を偽造すること
ならひとりでも読めるし、 Lo
もできる(今夏なんの意味も無し)とにかく今まで思いもしなかったことが当たり前のように出来るようになっ
ている自分に感激している o ところが、人間というのは欲張りなもので、ここまで出来るようにな
1月 2
5日)の講義で先生が見
ると、もっともっと知りたいという感情がわいてくる。特に、今日 (
せてくれたホワイトハウスからの電子メールや気象衛星ヒマワリからの映像をみてからはなおさら
である o
この講義に参加してネットワークに直接触れることができた。ネットワークは世界的に展開して
おり、半年間しか情報処理 2を受講しなかった僕らでさえその一部分ではあるが見ることが可能で
ある o しかも図書館にある端末機からでさえ。このように世の中に溢れている情報は身近なところ
で誰でも見れる可能性がある o ただ、みんなはその事を知らないだけである。これはその人にとっ
てこれからの世の中では不利益をもたらすであろうと思う。ただ、このネットワークはこのように
誰でも利用出来るものである o 考えようによっては、だれでも操作ができ、まったくのデタラメな
情報をあたかも本当の嘘偽りも有りませんと言わんばかりに流すことも可能になっている。これは
大変な問題である。このようなことがある限り私達はその情報がどれだけ正しいかを判断して取り
(S.K)
扱わねばならない、ということを改めて感じさせてくれた。
-49
一般情報処理教育のあり方
ネットワーク上での討論
工学部機械システム工学科
森山雅雄(編著)
E-mail: [email protected]
1
はじめに
平成 6年度から我が長崎大学においても、全学教育の名のもとに 4年一貫教育が施行さ
れることになりました。その中でも、情報処理教育は、多くの学部で必修科目の指定がなさ
れ、一般情報処理教育が「一見」重要視されているように見えます。しかし、現状は担当す
る教官の不足などの問題が生じています。それに、最も「おかしい!Jと感じているのは、
いつ決定されたのか?各学部でどの様な教育内容を必要としているのかが、まったく見え
ないということです。これでは、「文部省がうるせえから、とりあえず必修にしとけ!Jと
いうノリで決めた、と思われでもしかたないのではないでしょうか?専門教育でプログラ
ミングの講義を担当し、平成 6年度から一年生対象の情報処理教育を担当することになっ
た私にしてみれば、これが本音です。全くの私見ですが、機械システム工学科ならば、 4年
生になった時点で「とりあえずプログラミングができる」ことが、最低限必要となります。
fワー
果して、他学科、他学部の先生がたは、学生にどのようなことを望むのでしょうか ?
プロや表計算ソフトが使えればいい J
、「やっぱり、プログラムくらいくめてほしい J
、「計
算機はほどほどでいい、ほかに覚えるべきことがある j などな E、多くの意見をお持ちだ
と思います。それでは、そういう意見は今回の決定に反映されているのでしょうか?もち
ろん、全学教育専門委員会の方々のご苦労は十分承知しています。いちいち、全員の意見
を聞くのは大変なことだと思います。そこで登場するのが、「ネットワーク」なんですよ。
1
9
9
3年 6月から 8月にかけて、長崎大学のローカルニュースグループである n
a
g
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s
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k
i
-
u.
f
orumにおいて、「情報処理教育はどうあるべきか?Jというテーマで、激論(?)が交わ
されました。このテーマには 1
0
0件以上の意見が、学内だけでなく学外からも寄せられ、
情報処理教育に対する関心の高さを改めて感じました。本稿では、それらの内から、一般
情報処理教育に関する記事を(森山の独断で)抜粋して、紹介させてもらいます。
2 電子ニュース?
ローカルニュースグループなんて言われでも?という方に解説します。電子ニュースっ
てご存じですよね。過去のセンターレポートに電子ニュースについてたくさんの記事が掲
載されています。私もそういう記事を読んで覚えました。一言で言えばよコンピュータネッ
トワークを介した掲示板のようなものです。このニュースの中で、ネットワークに接続し
-50-
ているいろいろな団体(学校、企業など)が、独自に管理している「掲示板」をローカル
ニュースグループといいます。長崎大学には、いくつかのローカルニュースグループがあ
り、それらは、特定の大学(佐賀大、和歌山大、愛媛大、三重大、大阪府立大、大分大)に
も公開しており、また逆にそれらの大学のローカルニュースグループも購読可能です。
3 nagasakiu.forumにて
圃
この節はニュースの記事を引用している部分と、その記事に対する私の意見の両方があ
ります。引用部は、全体的に字下げをして表記します。
まず、中村氏@長大電気が、情報教育について以下のような問題提起をされました。
(前略)今のうちの学科の場合、
情報教育=プログラミング
のような気がしますね。ん o
情報教育=情報処理機器について
の方が適当なのかな。
(中略)
(例えばこんな物理的でないネットワークのこと)という話しが抜けてるように思うので
す。たしかに教えにくいところでもあるような気がしますが。これを、解決するには自に
触れさせることしかないんだろうね。(以下略)
これを受けて、川島氏@長大電気がこのような発言をされています。
ソフトとハードの両面から教育していくというのは正論だと思います。しかし、現代の
情報化社会のなかでメディアの lっとして確立しているネットワークについての教育が
(なされない一一不足している)というのは片手落ちのような気がします。
ふむふむ、まずは、電気情報の学生さんに必要な技量(?)についての話ですね。これを私
(森山@長大機械)がうけて、一般的な情報処理教育への導入についての提案をしました。
私は、興味をもたせるのには賛成です。ただ、そのやりかたとして、いきなりプログラ
ミングするよりも、ワープロ、 m
a
i
l&newsみたいな取っつきやすい物で半年くらい遊ん
でもらうのはどうかな?と考えているんですが。
こういう講義を 1年生の前期で全学的にやって、その後、各学科毎の講義をすれば少しは
「コンピュータ嫌い jがへるんじゃないかな?
本稿で、私がいいたかったことはこれです。このような、「遊びjのような講義ができる
のも大学の良いところではないでしょうか(高専ならこうはいきません)。この意見に対し
て、中村氏@長大電気は、もっと専門的な言葉で賛同してくれました。
私もこの意見に賛成です。
言葉が適当かどうかわかりませんが、計算機教育なのか情報処理環境教育なのかという
ところでしょうか。全学的にあるいは一般的に必要とされでいるのは、後者の情報処理環
境教育なのではないでしょうか。
この意見を受けて、白方氏@長大電気が初学者にどういうことを教えれば効果的か、と
いう例を挙げてくれました。
-51-
自分達にとっても,まずは情報処理環境教育ということが重要だと思います.コンピュー
ターを使用する利点を知ってもらう.単純作業を少なくできるとか,一回テキストを入力
しておけば後で再利用可能であるとか,データ処理だと人聞が手作業でやっていたらとて
もできないようなことを一瞬でやってくれることなど.コンピューターを使う利点を知っ
ていて欲しいと思います.
これらの意見のあとに、佐藤氏@和歌山大経済が、和歌山大学での情報処理教育の現状
をいくつかの記事の中で説明していただけました。
本学の経済学部でも、同様の趣旨で、最初の半年間でメールやニュース、エディター等
を教えることにしています。(中略)
と言っても、これは、本学の若手教官で話し合った末の結論で、私個人の見解ではありま
せん。:ー)
教授会では、お年寄りの先生を中心に、そんなメールとか、ニュースとか、エディター
などを教育するのに半年もかかるのか、せいぜい 3回もやれば十分だろうなどという、実
情をまったく知らないような意見も出ました。(そういう先生に限って、メールもニュー
スも使ったことがないし、 UNIXもご存知じゃない。:-)) (中略)
実を言いますと、このようなカリキュラムに変更したのが昨年で、本年が 2年目です。
macs標準としたのが、今年からです。本学では、「赤信号、みんなで渡れば、恐
しかも、 e
くない」という認識でしょう o いつまでもこの方式で良いかどうかはわかりません。もっ
と外の選択があるかも知れないと言う危慎は持っています。
でも、常にみんなで議論しながら、決めるというスタンスでいきますので、当分は安心
して赤信号を渡れます。幸いにも、本学では時伐遅れのお年寄りの先生方は情報処理教育
に口出ししなくなっていますし。
みんなで議論、大事ですよね。和歌山と長崎では大学の大きさに違いがあるから、そう
簡単ではないかもしれないですけど、そこは電子メディアのカを借りればなんとかなりそ
つな…。
ここで、長崎大の問題点が出てきました。中村氏@長大電気の意見です。
うちの場合は、どうなんでしょうね。若手の先生方(特に講師以上)でもこういうこと
に関して問題意識を持たれている人が小数のように思うのですが(後略)。
これに対しての私の意見です。
ある程度の問題意識はもっていらっしゃると思います。卒研で配属になった学生が、まっ
たく計算機を知らないと嘆いておられる先生は結構いらっしゃるのでは?但し、みんな負
荷がかかるのが恐いのでは?
たぶん、私の意見の最後の一言が本音じゃないでしょうか?このような(たわけた)発
言にも佐藤氏@和歌山大経済が、すばらしいコメントを寄せてくれました。
そうですね。何ごともそうですが、これまでの慣習を変える時には相当な負担を覚悟し
ないといけないと思います。でも、全体的に調整され、講義での重複などがなくなれば、
長期的には取り返すことができる初期投資だと思います。当初、言いだし.っぺの小数の方
に相当な負担がかかるのは避けられないとは思いますが、でもやらずには済ませられな
いでしょう o きっと o
一
5
2
納得させられますね。
ここで、ちょっと現実的な意見が花田氏@長大総合情報処理センタから寄せられました。
今のところ教養課程での「一般情報処理教育 Jには、座学での概論科目 (
1
)と、実機を
イ吏った演習科目 (
2
)がありますが、噂で聞いた話では、このうち概論部分が多くの学部で
必修化の方向にあるらしいですね。ところが、教養部の先生で「情報処理 21Jを担当し
ておられるのは、前期では 1人だけです。(後期は他の先生が担当されるらしいですが。)
他はセンターの教官で担当してまして、助手である私も担当を要請されるのは必至と見
られています。(中略)この状態だとマシン環境以前だけでなく教育体制そのものが危機
です。
これが、問題ですよね。最後に私のボヤキを一つ。
必修化の内容まで決定できるかどうかです。必修の「のし紙jだけ張られでもねえ。そ
うさせないためにも、こういう場所で声を出すことですね!!たくさんあればあるほど、
「いろいろな意見をきく必要がある!Jという認識をもたれると思います。
4 もっと読みたい人ヘ
ここで紹介した記事はほんの一部です。もっと読んでみたい人は、センターの端末からワー
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.
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クステーションにログインし、 gnと入力して、ニュースグループとして n
を選択し、サフ'ジ、エクトとして j
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u
h
o
uk
y
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k
uを選択して下さい。いくつか記事が表示さ
れますので、リターンキーを叩いて行けば、順次その記事を読むことができます。
5 一般情報処理教育についての私見
個人的な意見ですが、やはり一般情報処理教育は、 m
a
i
lや news、せいぜいワープロ位で
十分じゃないでしょっか?これならどの学部の教官でも教えられますね(?)。ここまでやっ
ておけば、プログラミングなり、各専門での応用も、もっと教えや.すくなるし、学生もよ
く理解してくれるのではないかと思うのですが、どっも、計算機リテラシー教育と情報処
理論(プログラミングも含む)教育が切り分けて考えられていないようですね2、ここは。
6 おわりに
というわけで、ネットワークでこういう議論がありました。これを危険なメディアと捕
らえるのか、便利な道具と捕らえるのかは、各自の自由ですが、少なくとも、ここで行わ
れた討論は「透明 Jであり、全学教育カリキュラムで感じられた「いつのまに ?
Jという、
うさんくささはありません o どうでしょう、このように「公開討論 Jつてのをやってみて
は?もっと広い意見が聞けると思うのですが。
最後になりましたが、ニュースの記事の引用を認めてくださった皆さん、どうもありが
とうございました。本稿の全ての文責は森山にあります。
1編著者注:平成
6年度から「情報処理演習 j という名称になるそうです。
6年度からの「情報処理演習 jは工学部の学生は受けられなくするらしい。理由
は「専門でやるからいいだろ。 Jだそうです。なに考えてんだろ?
2編著者注:どうも平成
5
3
5
. センターより
センターの UNIXシステムでの情報処理教育環境
総合情報処理センター
鶴正人
E
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本稿は、総合情報処理センター(以下、センターと略す)が提供して
いる、一般情報処理教育のための実習環境について概説する。これ
からセンターを利用して情報処理教育を行なおうと考えられている
方の参考になれば幸いである o
1 大学における情報処理教育
“情報処理教育"という言葉は、以前は情報工学科や計算機科学科等の設置やそこでの専
門教育を指しており、情報処理技術者の不足への対応のキーワードとして注目されていた
が、その後、従来からの各学問分野でも計算機の活用が重要になるに従い、それぞれの分
野の中での利活用のための情報処理教育が必要になってきた。例えば、ワープロ(エディ
タ)に始まり、図/表作成、データ解析(統計処理)、専門分野の応用ソフト、コミュニケー
ションの道具としての電子メールの利用等である。
そして、そうした流れが文系も含むすべての分野で起こるにつれて、“一般情報処理教
育"というものの必要性が言われはじめた。しかし、単に現時点での各分野での共通的道
具をノウハウ的に教えるだけでは、“一般教育化"する意味は薄く、本当に必要なのは、今
後の社会における情報処理(ネットワークを含む)の世界の日進周歩にも柔軟に対応でき、
各分野での自分の活動に活用していける素養/基礎能力を(将来を見越して)身につけるこ
とだと思われる。計算機は、使う人の能力や努力によってその効果が何十倍も違うもので
あり、単なるパカチョン機械として使えればよいというわけではない。
例えば、情報処理学会が文部省の委託によって行なった一般情報処理教育に関する調査/研究の
1
]
(
9
3年 3月)でも、コンピュータサイエンスの基礎の重要性を強調した上で、具体的教育目
報告 [
標として、情報を使いこなす対応力、情報に関する基本的概念、情報機器への恐怖・過信の排除、
を上げている o
その背景には、
・急激な技術革新による計算能力の高速化や記憶容量の巨大化(キ小型、低コスト、省電力)、
.ネットワークの発展に伴う遠隔利用/連携/分散処理の高度化、
に伴い、計算機が、あらゆる種類(文字、数値、図形、画像、音声等)の“情報"を処理(生成、蓄
積、加工、伝達等)する人間の片腕として、個人/社会活動の成功を左右する鍵(の一つ)になってき
たことがある。それは、“一部の計算機専門家"と“そのサービスを受ける計算-機素人"という構図
が、近年の、ダウンサイジング、エンドユーザコンピューティング、といった流れによって、“自身
で使いこなす計算機"に変わってきたことを意味する o
54-
結局、大学における情報処理教育には
[
2卜現状、
.情報処理という学問分野に関する専門教育。
・各分野の学問の中での情報処理の具体的利活用のための教育 o
・“一般情報処理教育"。
・内容または眼目がはっきりしない、中途半端なもの。
があるといわれているわ。
2 情報処理教育における実習環境
このような情報処理教育において、実際に計算機を操作しながらの実習(演習)が非常に
重要である。そして、特に学部を横断する、“一般情報処理教育"のための実習環境として
3
]わ
。
は、従来からセンターが利用されてきた [
こうした経緯から、センターでは、教育用端末室を用意し、ハード/ソフト両面から一般
情報処理教育の実習に必要な環境の整備も行なってきた。
ここで、“一般情報処理教育"に必要とされる環境とは、例えば以下のものが考えられる。
1.ユーザとシステムのインタフェースの基礎
・マウス等による視覚的指示や図形/画像表示ができるウインドウ環境。
-キーボードとタイピング練習
o
s
t
s
c
r
i
p
tプリンタ。
-十分な品質(解像度)で印刷できる P
・データを個人で保管/交換するためのフロッピディスク等 0
・エディタ/ワープロ、及び日本語入力
・ファイル、階層的ファイルシステム
・対話的処理とパッチ的処理
.オンラインマニュアル
といった概念/機能を体験し、体系的に理解できるハード/ソフト環境。最新の成果を
反映させ、かつ、標準的であることが重要だと思われる。
2
.コミュニケーション(情報の伝達/収集)ーネットワークを介して(世界規模かつ即時
の)情報の伝達を行なうことは必須なものになっている。例えば、電子メールは、個人
間のメッセージを送るものであり、電子ニュース(掲示版)は、不特定多数のメッセー
ジ伝達である。
3
.文書作成/プレゼンテーション一文書(ドキュメント)を構造的に作成したり、わかり
やすく(視覚的に)表現する技術/道具。例えば、
↑1さらに、“何かの教育"に情報処理環境を利用する“コンピュータ支援による教育 (
C
A
E
j
C
A
I
)
"があり、
混同されている場合もある。
f2ただし、“各分野での利活用のための情報処理教育"に関しても、その学部で十分な教育用計算機やその
端末室等を準備できずに、センターを使う場合も少なくないのが現状である o
-55-
.~TEX 等を用いた構造的ドキュメント作成、
・数値データや関係式(関数)のグラフ化ツール↑30
・P
o
s
t
s
c
r
i
p
tページや画像情報の表示ツール。
・対話型の作図/作画ツール(お絵書きソフト)。
4
.情報発見/検索/入手-ある分野/目的の大量の情報を蓄積し、ネットワークを介して
入手できるようにしている(有料または無料の)オンラインデータベースの活用。自分
の部屋の端末から即座に必要な情報を得ることができる。例えば、図書/論文/雑誌の
最新情報や無償のソフトもこのような形で入手できる。
5
.情報の整理/加工/再利用一個人が収集/作成した各種情報を管理し、加工/再利用す
るための効率的な道具↑4。例えば、スプレッドシート(表計算)の利用が有効な場合が
ある。
6
.数値解析、データ解析及び計算機実験 シミュレーション)-数学的に表現された条
件(方程式)からそれを満たす解を求める場合(例えば近似解法による)や、測定/収集
されたデータの統計的性質を調べたりする場合に、大量の数値計算が必要であり、計
算機の利用(結果の視覚化も含めて)が必須になる。
r
本格的な適用は専門分野毎の教育に任せるべきであろうが、入門的に体験することに
は意義がある。
7
.プログラミング言語-前項までの利用には、既に用意された汎用的道具としてのプ
ログラム(アプリケーションソフト、パッケージソフト)を使うだけでよい場合と、個
別の事情に対応するために専用のプログラムを自分で(プログラミング言語によって)
書く場合とが考えられ、後者の意味で、“必要に迫られて"プログラミング言語の教育
が行なわれている場合もある。
しかし、特に“一般情報処理教育"においてプログラミング言語を学ぶ理由は、むし
ろ、アルゴリズム、再帰、計算量といった、それまで明確には意識しなかったものを
理解することで、計算機の本質や限界がわかると同時に、文系/理系を問わず非常に一
般的に活用できる重要な概念を身につけることになるからである。
これらを学ぶベースとなる環境(システム)として、現状のセンターでは、
"UNIX"システム及び“X-Window"利用(操作環境)
を中心に教育環境の整備を行ない、パソコン環境 (MS-DOS)等によってそれを補完してい
る。その理由は、
・一斉(同時多人数)実習においては負荷分散が必須になるが、それに柔軟に対応できる 0
・ソフト/ハードとも、当面最も適用範囲が広い。特に、 MS-DOS等に比べると UNIX
はネットワー夕、分散不可視機能や管理機能に強みがある。
・大学を中心に広まったので、無償ソフトが非常に豊富で、教育に必要なソフトをほと
んど無償で揃えることができる。
等である o
h最近は高校の数学の授業向けにグラフ電卓というのが売り出されているそうあるが、、
↑
4個人データペースや情報の入出力/加工環境、さらにはスケジュール管理等も含む統合的環境が必要であ
るが、現状では必ずしも標準化されていない。
-56-
3 センターの UNIXシステム
以下では、センターの UNIXシステムでの実習環境を簡単に紹介する。
3
.
1 端末室
教育に利用できる端末室は、以下の通り↑50
1部屋
第一端末室
第二端末室
第二端末室
│端末種別(インチ数) I
FMR(*15)
FMR(*15)
台数│主な用途
62+1(教官) 演習
1
0 自習
1
9 小クラス演習、自習│
1
S
4
j
E
C
(
1
7
)
S
4
j
I
X
(
1
9
)
FMRは UNIXシステムの X端末(または TTY端末)としても、パソコン (MS-DOSシ
ステム)単体としても利用できる。ただし、 X端末としての FMRはメモリ不足等で反応が
遅い。大変申し訳ないが、当面御容赦いただきたい。
第一及び第三端末室を利用した講義/演習を行ないたい場合は、通常、その学期の始まる
前にセンターへ申請する。もちろん、同じ部屋の時間がぶつかる等して希望がかなえられ
ない場合がある。
また、自習用の端末が不足しているため、図書館に配置されたセンターの FMR端末も
しばしば学生に利用されているが、これにはセンターの端末室内と同じ環境が用意されて
いる。
端末としては自学部の端末室におかれたパソコン等を使い、ネットワーク(学内 LAN)
を介してセンターのマシンにログインする、というような形態の実習の場合も、他の実習
と時間的に重なって、 C
PUやファイルのアクセス集中が生じることがあるので、必ず事前
(時間割が決まる前)にセンターへ申請する。
3
.
2 ハードウェア/ソフトウェア環境
システムとしては、第 3
.
1節の端末を X-Window端末として、全部で十数台の UNIXマシ
ン(
Sunw
o
r
k
s
t
a
t
i
o
n
)にセンター内 LANを介してログインして利用する。利用者毎のファ
イルが置かれるホームディレクトリや、新着メールが保管されるメールボックスは、すべ
てのマシンで共有しているので、どの端末の前に座りどのマシンにログインしでも、全く
同じ環境である。
詳しくは、昨年のセンターレポートの記事 [
4
]やオンラインマニュアルを参照のこと。
ここで、基本的環境の中から第 2
節に対応させて並べると、以下のようになる。これら
以外にも、特定のマシンでのみ利用できる高度なハード/ソフトもあるが、多人数実習には
適さないと思われる。
1.ユーザとシステムのインタフェースの基礎
.X
としては、もwmを4
使吏つている。
↑
5FMRは富士通の FMR60HEパソコンであり、 S
4は S
u
nM
i
c
r
o
s
y
s
t
e
m
s社の S
u
n
4w
o
r
k
s
t
a
t
i
o
nを富士
通が OEM販売しているものである o また、*印はカラー。
-57-
-キーボードタイビングの練習環境は未整備であり、今後の課題である o とりあえず、
emacs上で動作する trrで遊びながら慣れることはできる↑6。
・高解像度プリンタ-4
0
0
d
p
i、1
6枚/分の日本語 P
o
s
t
s
c
r
i
p
tページプリンタが、第一端
末室の横の入出力室に 2台、第三端末室に 1台ある。しかし、第一端末室は人数から
して、不足気味である 0
・フロッピドライブ-各 FMR及 び S4/IXで
、 3.5inch(2DD/2HD)が使用できる。た
だし、
-FMRのフロッピドライブを使う場合、 UNIX上のファイルとのコピーには、ファ
イル転送 (
f
t
p
)の操作が別途必要になる。
-S-4/IXのフロッビドライブを使う場合、 2HDでのソフト的フォーマットが PC98
や FMRと異なる (IBM-PC とほ向じ )
0PC98系とのデータ交換に使う場合は、
2DDのフォーマットを用ればよい。
i と無償ソフトの代表格である GNUemacsで日
・テキストエディタ -UNIX標準の v
本語が扱える。日本語入力には、 viの;場合は kinput2を
、 emacsの場合は eggを使
うことを想定している。なお、センターの標準設定では、両者のキ}操作を可能な範
囲で同じに設定しであるので、片方を知っていればもう一方は容易である。
s
hの拡張版である tcshである o
・シェル (UNIXの対話/パッチ環境)- c
・オンラインマニュアルーすべての標準(及びほとんどすべての非標準)コマンド/ライ
ブラリ関数に対して用意されている。ただし、日本語でないものも含まれる。
2
. コミュニケーション(情報の伝達/収集)
世界中の相手と電子メール/電子ニュースのやりとりが可能。.
また、クラス内での連絡/伝達にも活用できる。要請があれば、そのクラス専用のニュー
スグループをセンターで用意する。その場合、
local.edu.?????? のようなニュースグループ名
x
p
i
r
eせず、期間終了後に削除。
を使う。また、講義期間(通常半期)中は e
3
.文書作成/プレゼンテーション
ASCII 日本語1¥'Ii民による文書整形↑ 7、g
n
u
p
l
o
t によるグラフ化、
g
h
o
s
t
v
i
e
w による
P
o
s
t
s
c
r
i
p
tファイルの表示 (preview)、 xvによる各種画像フォーマットの表示、 t
g
i
f
十によ
る作画、等。図 1
参照。
4
.情報発見/検索/入手
↑
6メソッドを教えるわけでなく、単に与えられたサンプル文章のタイプの正確さとスピードを競うだけで
ある。
↑
7このレポート自身を弘司芥で書いている。
-58-
Fg
竺
量生盟主
十
:
図 1g
n
u
p
l
o
tによるグラフ表示
電子メール、電子ニュース、遠隔ログイン(特定のデータベースサーバへの)、ファイル
転送等の従来手法による場合と、最近盛んになった分散型(かつマルチメディア型)の資源
opherや WAISや WWW(http)を用いる場
検索のための手順(プロトコル)である g
合とがある。
提供されている有用なデータベースは多数あり、無償の場合は実習でそれらにアクセス
することもできるが、多人数に試させるのは問題があるので、要望があれば、実習(教育)
opherサーバをセンターで用意する。そこに教材を乗せて使うことも
専用のローカルな g
可能。
5
.情報の整理/加工/再利用
一番単純には情報は階層的に置かれたファイルと.して保存されるので、 g
r
e
p
.
.
.
.
.
.ファイルの
i
f
f
.
.
.
.
.
.
2つのファイルの中から異なる行を見つける、 find
中から文字列(パターン)を見つける、 d
あるディレクトリ下のファイルのうち、条件を満たすものを見つける、 s
o
r
t
.
.
.
.
.
.ファイルの中身
o
i
n
.
.
.
.
.
.
2つのファイルの中身(行)をある項目の値をキーに
(行)をある項目の値の順番に並べる、 j
して連結する、等は基本である。
awk や p
e
r
lも有用である。
また、より汎用的にデータを加工するための簡易言語である g
l
e
ot
sがある。
一方、スプレッドシートとしては、 o
6
. 数値解析、データ解析及び計算機実験(シミュレーション)
macs上で動作する GNUc
a
l
cがある↑90
数値計算や数式解析(代数、微分/積分)なら e
しかし、従来からこの領域は、ソフトがあまり整備されておらず、 FORTRAN等で直接プ
ログラミングしているようである。今後の課題点であり、例えば、各種統計手法の実習や
シミュレーションの動画(可視)化の実習等を簡単に行なうための環境は、一般的需要があ
れば検討していきたい。
7
. プログラミング言語↑ 10
C,
C++
g
c
c,
g++
↑
8ただしマニュアルが整備されていない。
↑
9プログラム可能で、任意精度の数値計算や数式計算を行ない、また、 g
n
u
p
l
o
tを利用してグラフ表示す
a
t
h
e
m
a
t
i
c
aや Macsymaの簡易版ともいえる。
る
。 M
↑10数値計算や図形処理のためのライプラリは、“一般情報処理教育"環境としては用意していない。もちろ
んX
-Window環境での基本ライブラリである Xlibを直接使っても図形を書くことはできるが、、
三三〆ナJL
JY3
が
し4
J
3
7
1
LISP
scm,
e
l
k
(
s
c
h
e
l
n
e
)
FORTRAN
f
2
c
(
f
c
7
7
)
PASCAL
p2c
デバッガ
dbx
今
:
3
.
3 支援環境
多人数の計算機実習を行なうには、単に利用できるハード/ソフトがあるだけでは十分で
はない。
1.利用者登録
センターを利用する実習クラスを開講(ネットワーク経由も含む)する場合、センターへ
の申請が認められると、学生の人数分のログイン名とパスワード(の一覧)が担当教官に発
行される。
. ロ グ イ ン 名 -e
?xxxの形をとり、?はクラスを示す英字、 xxxは通し番号である o 担
当教官は、 xxxが 0
00になる。
・パスワードーログイン名毎に、ランダムに生成した初期値を発行する。
なお、現状では、利用料金は集計はされるが、支払いは免除されている。
2
.資源環境(ファイルアクセス権、資源使用市郎艮)
現状、以下のような制限をかけて管理している。ただし、必要があれば、担当教官から
申告してもらえれば変更できる。
資源
e
?
O
O
O
) 学生 (
e
?
x
x
x
)
担当教官 (
1プロセスの最大 CPU時間
lファイルの最大サイズ
シェルプロンプト状態でのアイドル監視
デフォルトファイルアクセス権
利用料金
600s
e
c
4MB
1
8
0s
e
c
. 4MB
90分
他人に読める
1
0
0
0
0円
90分
他人に読めない
3000円
学生のファイルは他人からは読めず、担当教官からは読めるようになっている。また、担
当教官のファイルは他人から読めてしまうので、アクセス制限が必要なファイルは、必ず
chmodすること↑ 110
3
.学生用スタートアップファイル
e?xxx(学生)の .loginの中から、 e
?
O
O
O(担当教官)のソ .studentrcが自動的に呼ばれ
c
s
h
るようになっている。つまり、担当教官が各学生のコンテキストで実行したい処理を (
の文法で)書き、ソ .
studentrcとして置くと、各学生がログインする毎にそれが自動実行
される↑ 12。またその時、環境変数 TEACHERに担当教官のホームディレクトリが設定されて
いる。
t
l
lテスト問題のファイルをうっかりアクセス可能のままにしたりしないよう注意すべきである。
↑12よって、この
.
s
t
u
d
e
n
t
r
cファイルは他人から読めることが必要である。
6
0
例えば、ある教官の .
s
t
u
d
e
n
t
r
cは、以下のようにしてある o
#1
. newsgroup limitation
set nrc=-$TEACHER/Newsrc
if (-f $nrc && -f $HOME/.newsrc )七 hen
cp $nrc $HOME/.newsrc
endif
#2
. emacs
se七 erc=-$TEACHER/Emacs.st
i
f (-f $erc && -f $HOME/.emacs ) then
cp $erc $HOME/.emacs
endif
#3
. presence check
touch $HOME/.presen
七
1.学生に読ませる(表示される )NGを制限するような .
n
e
w
s
r
cの原型(教官が自身のホームデイ
レクトリ下に Newsrcという名前で作成)を一番はじめだけコピーしてくる。
2
.emacs用の .
e
m
a
c
sの手本(教官が自身のホームディレクトリ下に Emacs.st という名前で作
成)を一番はじめだけコピーしてくる o
なお、この Emacs.stは、通常はセンター標準の emacs起動ファイルを l
o
a
dするだけでよい。
つまり、以下の 1行があればよい。
(load-file II/usr/local/lib/model/Em
acs/Ema
c
s
.
a
l
l
l
l
)
3
.出席確認用のファイルをつくっている。このファイルの日時をチェックするようなスクリプト
を書けば、自動出席チェックが簡単に作れる。
4
.画面の一斉送信等の支援機能
・第 1端 末 室 一 CAI-ACEというハードによりパソコン端末の画面の転送(例えば、教
官機での見本操作の様子を全学生機の画面に一斉に表示したり、特定の学生機の画面
を教官機から見たり)やキーボードの制御(例えば、教官機から学生機に入力する)が
できる。
・第 3端 末 室 -X-Window上のソフトを使って、教官の指定 windowを、指定したホ
e
?
)の学生の画面に表示可能。
スト群上にログインしている指定したクラス (
一学生の画面上に提示した windowを消すには、教官側の元 windowを終了させる
k
i
l
l
)す
か、または、学生側で、ウインドウマネージャの機能を使って強制終了 (
ればよい。
一階調の深い画面の windowから浅い画面へは正しく表示されない。逆は可能。ょっ
て、第 3端末室で使う場合、教官は S
un4jEC(モノクロ)のどれかを使うべきで、
S
u
n
4
j
I
X
(グレー)は使わないようにする o
-61-
5
.利用の手引き
現在、全くの初心者向けの、 UNIX及び、 Xベ
九T
i
l
l
d
o
w環境の入門、及び、電子メール/ニュー
スの利用の手引きは、筆者が教養部の講義やセンター講習会で使用した資料がある。しか
し、これは、エディタが v
iベースであり、もう一方の世界である、 emacsにはほとんど
触れていない。
なお、個別のアプリケーションソフトについては、オンラインでかなりの資料があり、そ
れらはきれいにレイアウトして印刷することもできるので、ご相談いただきたい。
6
.プリントアウト
紙の無駄を避けるため、 l
p
rコマンドを e
l
p
rコマンドへ a
l
i
a
s しである。 e
l
p
rコマンド
は、以下の制限をつけている。
・テキストファイルの印刷の場合、 A4の 2ページ分を 1ページにまとめ、またログイン
名や時刻を各ページ毎に(ヘッダとして)つける。
• P
o
s
t
S
c
r
i
p
tファイルはそのまま出力。
・同一ユーザの出力要求が 3つ待ちになりたら、そのユーザからはもう受け付けない 0
・プレーンテキストまたは P
o
s
t
s
c
r
i
p
t以外のファイルの出力は拒否する。
もし、本来の l
p
rを使いたい時は、¥で a
l
i
a
s
.をエスケープすればよい。すなわち、
.
rlpr-Popenafile
お¥
lpr-Popenafile
ー〉実際は、 e
lpr が起動される。
一回〉本物の l
p
r が起動される。
参考文献
[
1
]情報処理学会(大岩元他):大学等における一般情報処理教育の在り方に関する調査研
究
, 1
9
9
3
.
[
2
]武井恵雄:これからの一般情報処理教育,平成 5年度情報処理教育研究集会, 1
9
9
3
.
2号
, 1
9
9
3
.
[
3
]野崎剛一:一般情報処理教育について,総合情報処理センターレポート 1
[
4
]鶴 正 人 :UNIXワークステーションシステムの紹介,総合情報処理センターレポート
1
2号
, 1
9
9
3
.
-62-
M
¥
TEX入門の入門
総合情報処理センタ一
花田英輔
E-mail: [email protected]
1 はじめに
総合情報処理センター(以下、センターと略します)のワークステーション(以下、 w
s
と略します)には、ワードプロセッサのようヲこ日本語を含んだ文書を整形し、出力するシ
ステム「日本語 τ
E
X
Jが導入されています。ここでは、その簡単な使い方を説明します。
また、最後に実例を示しますので、ご自分でもコマンドやでき上がりを試してみてくだ
さい。ファイル名は最後をご覧下さい。
2 司芥とは何か?
我々は、日常の活動の中で様々な文書を作成しています。きれいな文書は誰もが目指す
ものですが、以前はワープロ専用機や、ワープロソフトを購入しなければきれいな文書に
ならなかったものです。しかし、現在は τ
E
X1が開発され、数式や図を含めたきれいな文書
の作成が可能になりました。事務用文書、研究発表用文書に応用でき、そしてこの文書も
仁で作られています。
τp
そもそも τ
協とは、米スタンフォード大学の D
o
n
a
l
d
.
E
.
K
n
u
t
h教授が、数式を含んだき
れいな文書をコンビュータで作成するために 1
9
8
0年代に作ったものです [
1
]。
τEXは、テキストの中にコマンドを埋め込み、これを τEXのシステムに解読させること
によって清書出力用ファイルを得ます。ちょうどコンピュータ言語とコンパイラの関係と
考えてよいでしょう。
ただし τp
仁は、そのコマンド部分においてかなり複雑でしたので、その後コマンド部分
協の
の使いやすさを追及したパージョンが現れました。それが町民2です。こちらは τ
複数のコマンドをまとめるなどしてより使いやすくなっています。
日本語が使える弘;r'
EXを「日本語1¥
T
E
X
J と呼びますが、 UNIX用には NTTが開発し
たものと、(株)アスキーが開発したものの 2種類があります。センターの w
sでは、(株)
アスキーが開発した日本語町民を利用できます。
この文書では、最も基本と考えられる τp
仁のコマンドを紹介し、とにかく1¥
TEXによる
文書を出力できるようになることを目指します。
1読み方にいろいろな説がありますが、一応「テフ
2こちら弘TEXは、「ラテフ」または「レイチック
Jまたは「テック j、「テックス Jと読むのが普通です。
Jと読みます。
-63-
3 機材の前準備
まず、どのコンビュータでも結構ですので、エディターを使える必要があります。最終
上にファイルがなければなりませんが、テキストの打ち込みはどのコンピュー
的には
タでも構いません。
ws
ここでは、パソコンのエディターを使った入力をする場合について述べます。
wsで直
接入力する場合は、この後の 5、6は飛ばして読んでも構いません。
また、エディターの形式と τp
仁は関係ありません。ただし、本文、コマンドなどに半角
カナだけは使わないでください。エラーの原因となります。
4 超初歩のli¥
TEX文法
まず、次のファイル例を見てください。
¥
長
;
ぇ4
;
z
r
;
;戸両jar七icle}
¥begin{document}
本文はじめ。
本文終わり。
¥end{docu
.
ment}
一一ファイルの終わり一一
これは、 ~TEX の最小ファイルの中身です。\で始まる文字列はコマンドです。各コマン
ドを解説すると、
¥documents七yle{jarti
c
l
e
}
:この文書が日本語の a
r
t
i
c
l
eであることを示すコマンド。
¥begin{document}
本文の始まりを示すコマンド。
¥end{docu
.
ment}
本文の終わりを示すコマンド。
です。
このように、町民では、コマンドは¥で始まり、コマンドの引数は{}で囲まれます。
¥がないキーボードでは、¥で代用します。
また、本文の先頭が字下げされていませんが、 ~TEX が自動的に字下げしてくれますの
で不要です。
さらに、 2つの文の聞に 1行空白の行がありますが、段落の境目には必ず空白の行が必
要です。印刷されたときには空白行は出力されません。
先ほどの例を出力すると、
本文の始まり。
本文の終わり o
という感じになります。
これ以外の文法(例えば箇条書の方法、表の書き方、文字の大きさなど)は、付録のサン
プルを見て、真似をして憶えて行くことが一番の早道です。その後で、参考書(例えば参
考文献の
[
2
][
3
][
4
]など3
) を買う方がよいでしょう。また、センタ一事務室や、センターの
3他にも多数ありますが、アスキー版対応のものを選んでください。
-64-
WS上にも、いくつかの参考資料があります。 WSにログインし、 j
u
s
r
j
l
o
c
a
l
j
p
u
b
d
o
c
j
T
e
X
のディレクトリを参照してください 40
なお、 ~TEX の原稿ファイルは、 xxx.tex という様に、最後は .tex で終わるようにしてお
いてください。
5 作ったファイルの
wsへの転送
パソコンで作った ~TEX ファイルは、パソコン用の τEX ソフト 5 を持っていない限りセ
ンターの WSに転送する必要があります。
5
.
1 転 送 方 法 1:センターの FMRからの場合
センターの FMRから転送する場合は、初期メニューの中から MS-DOS利用を選択し、
さらに MD-DOSメニューの中から「ファイル転送」を選択します60
すると、れ p
>という表示が現れて止まりまーすので、以下、次の手順を実行してください。
注意:ここではパソコン上の原稿ファイル名を X
X
X
.
t
x
tと仮定し、パソコンの A ドライプにある
ものとします。
1
.o
p
e
ns
u
nと入力し、リターンキーを押します。
2
.ログイン ネーム:という表示が現れたら、センターの w
s用の IDを入力してリターンキー
を押してください。
3
.続いて、パスワード:という表示がでますので、センターの w
s用のパスワードを入力し、リ
ターンキーを押してください。
正しければ、 U
s
e
rL
o
g
g
e
dI
nという表示の後に再びf
t
p
>という表示になります。間違ってい
た場合は F
出l
e
dという表示がでますので、-s.b
yと入力してリターンキーを押し、もう一度
o
p
e
ns
u
nコマンドからやり直してください。
4
.p
u
t A
:
x
x
x
.七X
七
X
X
X
.
t
x
tと入力し、リターンキーを押します。これで転送開始です70
5
.転送が終了すると、再び、f七p
>という表示になりますので、 b
yと入ガしてリターンキーを押し、
転送を終了します。
5
.
2 転送方法 2:イーサネットにつながっている場合
この方法はパソコンの通信ソフトによって違います。まず f
t
pが可能かどうかマニュア
ルで調べてください。できない場合は直接の転送はまずできません。
t
pを起動し、 IDとパスワードを入力すると、
一般的には、パソコン上で f
f
t
p
>
という表示になりますので、 c
dコマンドで転送先のディレクトリ l
こ移動した後、
p
u
tパソコン上のファイル名
WS上のファイル名
コマンドで転送します。
4
c
d/
u
s
r
/
l
o
c
a
l
/
p
u
b
d
o
c
/
T
e
Xというコマンドを入力した後、 l
l
(エルエル)コマンドなどでファイル名を検
索して下さい。
5MS
・
DOS用には M
i
c
r
oTeX等
、 M
a
c
i
n
t
o
s
h用には p
T
e
X等があります。
6詳しくは、センターレポート第 1
2号 1
0
8ページ に載っています。
7同じ名前のファイルが WSにあった場合、上書きしてしまいますので注意してください。
-65-
8という f
また、 M
a
c
i
n
t
o
s
hを利用されている場合には、 F
e
t
c
h
t
p専用ソフトウエアもあり
ます。
5
.
3 転送方法 3:電話+モデムを用いる場合
Kermit、Hterm等の通信ソフトを利用して転送します。それぞれのマニュアルなどをご
e
r
m
i
t、xmodem、zmodemとも利用可能です。電話を利
覧下さい。センターの WSでは、 k
t
pは利用できません。
用する場合、 f
6 漢字コードの変換について
日本語をコンピュータで扱うためには、漢字やひらがなを数字(コード)に置き換える必
要がありますが、コードには何種類かあります。
では EUCと呼ばれるコードを利用しています。また、ほとんどのパソ
センタ}の
J
I
S
(シフト J
I
S
)と呼ばれるコペドを利用しています。従って、パソコンでちゃ
コンでは S
んと表示される日本語ファイルも、そのままでは WS上では表示できません。
w
s
そこで、コード変換が必要になります。 WS上で、次のコマンドで行います。
> 変換後のファイル名
変換前のファイルは不要ですので、
dos2unixtxt 変換前のファイル名
rm変換前のファイル名
os2unixt抗コマンドで変換前のファイル名と変換
コマンドで消去してください。なお、 d
x
x
.
t
e
xで
後のファイル名を同じにすることはできません 2以下、変換後のファイル名が x
あるものとして話を進めます 90
7 町民の翻訳
2で説明したとおり、原稿ファイルは翻訳する必要がありますが、次のコマンドで行い
ます。
jlatexxxx.tex
すると、実行結果である x
x
x
.
d
v
i、途中のメッセージを保存するファイル xxxl
.
og、章番
号 10等のデータを保存する x
x
x
.
a
u
xなどのファイルが作成されます。
もし、原稿ファイルのコマンドに間違いがあればその度に英語で多少の説明を表示し、?
を表示して止まります。
ここで、 hと入力すると、もう少し細かい説明が(英語で)表示されます。通常は、 xと
入力して、間違いを訂正した方がよいでしょう。
2
]という表示が現れま
なお、原稿は前から順番に解析して行きます。翻訳の途中で山 [
す。これは処理し終わったページ番号を示しています。
l
(エルエル)コマンドを実行してください。 xxx.
l
og、x
x
x
.
d
v
i、
さて、うまく処理できたら、 l
x
x
x
.
a
u
xなどのファイルができているはずです。なお、原稿の修正などにより同じ x
x
x
.
t
e
x
を 2度以上翻訳するばあいは、 xxx
l
.
ogなどのファイルは上書きされます。
8最新パージョンは
2
.1
.1です。
9ファイル名を変更するには、
f
m
v 元の名前 新しい名前 Jという形のコマンドを使います。
1
0付け方は付録参照
-66-
8 町民のプリンタ出力
うまく翻訳できたら、プリンタへ出力したいものです。
ただし、紙の無駄使いを防ぐためじも、事前にできあがりを表示して確認することが必
要でしょう。これをプレビ.ューといいます。
プレビューにはいくつかの方法があります。それぞれの使用説明書をご覧下さい。セン
h
o
s
t
v
i
e
wを使うことできれいなプレビューが可能です。
ターの X ウインドウでは、 g
さて、プリンタへの出力もきれいにしたいものです。センターのワークステーションで
は、次のコマンドを使うことできれいな出力が可能です。
dvi2ps xxx.dvi
Ilpr -pプリンタ名
プリンタ名には、出力したい先のプリンタ名を入れます。例えばセンター入出力室の場
合は、 openaまたは openbとなります。各部局にセンターが配置したプリンタにも出力は
.
47
(
1
9
9
3年 6月発行)の 7ページ
可能です。その際のプリンタ名は、センタ一三ユース No
をご覧下さい。
参考文献
[
1
]D
.
E
.
K
n
u
t
hTheτEXbookADDISON-WESLEYPUB.1
9
8
4
(邦訳がアスキー杜から 1
9
8
9年に出ている。)
[
2
]L
e
s
l
i
eL
a
m
p
o
r
t(倉沢他訳)弘[f
F
J
Xアスキー出版局 1
9
9
0
[
3
]磯 崎 秀 樹 「 町 民 自 由 自 在 」 サ イ エ ン ス 社 1
9
9
2
[
4
]野 寺 隆 志 「 楽 々 弘T
F
J
X
J 共立出版 1
9
9
0
付録
A
町民原稿の例
~TEX 原稿の例です。縮小して表示しています。同じファイルがセンターのワークステー
ション上に /usr/local/pubdoc/TeX/sample~u.tex という名前で置いてありますので参
考にして下さい。
一一一ーファイルの始まり一一一
記このテキストは、サンプル用のテキストです。
Z
←このように託を書くと、その行では、%より後ろがすべてコメントになりま
Zす。本文として表示/印刷されません。本文に%を使う場合は、テキストに
XはW と書くようにしてください。
¥documentstyle[a4j]{jarticle} %印刷時、紙の大きさとか、このテキスト
Zが「本j なのか、「文書 jなのかを指定
Z します。この場合は紙が A4、テキストは
% 文書」です。
¥title{{¥LaTeX}のサンプル}
%この 3行は、下の ¥maketitleで使います。
¥author{総合情報処理センター〉
Z
¥七odayは、当日の日付を取り出してくれます。
¥date{¥today}
r
-67-
Z
本文の始まり
¥begin{document}
¥maketi七le
Z上で指定したタイトルを最初に書きます。
本文の始まりです。れ LaTeX}は数式などを含む文書をきれいに印刷するた
めの道具であり、論文や説明書を作るためには便利な道具です。
Y
.LaTeXは意匠登録されているようで、。で囲むときれいに出力されます。
欠点としては、図形処理が大変なこと、表がそのままの形では入力できないこ
とo (罫線ををのまま入力することはできません。)などと言ったことがあり
ますが、なによりも本文中に文書を整形するための様々なコマンドを付加しな
くてはならないことが取っ付きにくさの象徴になっています。
でも慣れてしまえば簡単です。このサンプルをてそのまま出力した場合と清書
したものとを比較すれば結構簡単にわかると思います。
f¥LaTeX}のテキストでは、段落の先頭に空白を入れません。また、行を変
更するためには、 1行 f¥bf 以上〉の空行が必要です。
逆に、行のどこで
改行しでも
空行が 1
実際にはファイルの無駄ですからこんなことはや
Zめましょう o
なければ改行しません o 改行位置はれ LaTeX}が決めるのです。
目こんなところにコメントを入れることも可能です。でも、上下合わせて 4行
誌の空行も清書してしまうと見えなくなってしまいます。
れ LaTeX}では、文字の大きさを f¥Large 大きくしたり}、れ tiny
小さくしたり}できます。また、 ¥underline{下線付き〉に
することもできます。一部分だけれほ太字に〉したり、れ em 強調〉したりする
ことも簡単です。
¥begin{center}
Y.ここから中央揃え開始
文書の途中から中央寄せも可能です。
¥end{center}
Y.ここで中央揃え終わり
¥hfill 全体ではないですが、右寄もできます。
文書の途中で脚注をつけることもできます ¥footnote{これは脚注の見本です。}。
脚注の番号はれ LaTeX}iI!勝手に振ってくれます。
¥sec七ion{第 1章〉
Z
章の題名。番号は勝手につきます
2章の中の節の題名
¥subs"ection{第 l章の第 1節〉
¥subsubsection{第 l章の第 l節の第 l項} Y.節の中の項の題名
一
68-
0
¥section{第 2章〉
といったように、章番号なども自動的に付与されます。本文中に章番号を書く
必要はありません。ページ番号も自動的に付与されます。
箇条書だ、ってこの通りです。
¥begin{itemize}
%箇条書の開始
¥i七em 第 1項目
X各項目は必ず¥itemで始めます。
¥item 第 2項目 o 中身が長くて l行を越えそうな場合も、ちゃんと位置を合わ
せて改行を入れてくれますから安心ですね。
¥item 最後の項目
¥end{itemize}
X箇条書の終了
れ LaTeX}の最も得意とするのは数式です。実に鮮やかに印刷されま
す。本文中に
$A=B+¥frac{C}{¥sqr
七{
D}}$
記テキストだと結構面倒?
とか、独立させて
¥[¥sum_{i=l}-{n} x_{i} =¥int_{O}-{l} f(x)¥,dx¥] れ,はスペースです。
などと書くことができます。です。きれいですね。%でも書くためには最初
況はテキスト首っぴきです。
また、ルールとして、空白とハイフンの使い方がワープロとは異なります。
例えば、ハイフン lつではーとしか出力されません、 2つだとーとなり、 3つ
だとーーとなります。 %PC-9801と書くには PC--9801と書く必要があります。
さらに、本文中の空白(半角)は、 1つでは、 2つだと
となり、 3"?以上
あっても
変りません o %全角の空白は入れた分だけ空白になります。
れ LaTeX}で、取っ付きにくさを招くもう一つが表です。次のような形にな
ります。
¥begin{tabular}{lclclllclrl}¥hline %表の始まり。 ¥hlineは横線
項 目 & 内 容 1 & 内 容 2 &内容 3 & 内 容 4¥¥¥hline %&が項目の境目、¥¥は
Z行の境目です。
1&意味無し&左寄せ&真中&右寄せ¥¥
2 & 意 味 あ り & こ っ ち か ら & こ こ を 通 っ て & こ っ ち ま で ¥¥¥hline
¥end{tabular} %表の終わり
一見何事もないようにに見えますが、実は表の幅もれ LaTeX}が自動的に決
めてくれます。(自分で決める方法もありますが)
〈¥LaTeX}では、自由に間隔をおくことも可能です。 3cm開けます。
-69-
¥vspace{3cm} %3cmという単位がそのまま使えます。 vspaceは
、
%vertical spaceの略です。
ここに資料の切り張りをすることができますね。
¥vspace{lem} %emというのは、行の大きさです。
いろいろと説明してきましたが、
これらを駆使して、きれいな文書を作れば中身の充実/印象の向上間違い無し。
頑張ってれ LaTe幻を習得しましょう o
%本文のおわり
¥end{document}
一一・ファイルの終わり一一一
B 清書出力の例
Aの原稿を出力した例を、以下に示します。(なお、この原稿は平成 5年 1
1月 4日に翻訳し
たものです。)
I
f
i
.
TEXのサンプル
総合情報処理センタ一
平成 5年 1
1月4日
本文の始まりです。M¥
T
E
Xは数式などを含む文書をきれいに印刷するための道具であり、
論文や説明書を作るためには便利な道具です。
欠点としては、図形処理が大変なこと、表がそのままの形では入力できないこと。(罫線
ををのまま入力することはできません。)などと言ったことがあゆますが、なによりも本文
中に文書を整形するための様々なコマンドを付加しなくてはならないことが取っ付きにく
さの象徴になっています。
でも慣れてしまえば簡単です。このサンプルを、そのまま出力した場合と清書したもの
とを比較すれば結構簡単にわかると思います。
ヌのテキストでは、段落の先頭に空白を入れません。また、行を変更するためには、
弘TE
1行以上の空行が必要です。逆に、行のどこで改行しでも空行がなければ改行しません。
T
R
Xが決めるのです。
改行位置はM¥
町長では、文字の大きさを大きくしたり、小さくしたりできます。また、下線付きにす
ることもできます。一部分だけ太字にしたり、強調したりすることも簡単です。
文書の途中から中央寄せも可能です。
全体ではないですが、右寄もできます。
文書の途中で脚注をつけることもできます 1。脚注の番号は弘T
EXが勝手に振ってくれ
ます。
1これは脚注の見本です。
一
70-
1 第 1章
1
.1 第 1章の第 1節
1
.
1
.1 第 1章の第 1節の第 1項
2 第 2章
といったように、章番号なども自動的に付与されます。本文中に章番号を書く必要はあ
りません。ページ番号も自動的に付与されます。
箇条書だってこの通りです。
・第 1項目
・第 2項目。中身が長くて 1行を越えそうな場合も、ちゃんと位置を合わせて改行を入
れてくれますから安心ですね。
.最後の項目
元
弘事の最も得意とするのは数式です。実に鮮やかに印刷されます。本文中に A=B+
とか、独立させて
さ=1
0川
1
Xi
z
などと書くことができます。です。きれいですお。
また、ルールとして、空白とハイフンの使い方がワープロとは異なります。
例えば、ハイフン lつではーとしか出力されません、 2つだとーとなり、 3つだとーとな
ります。
さらに、本文中の空白(半角)は、 1つでは、 2つだととなり、 3つ以上あっても変
りません。
弘~EX で、取っ付きにくさを招くもう一つが表です。次のよう奇形になります。
項目│ 内容 1 I
内容 2
意味無し│左寄せ
│
内容 3
真中
│
内容 4
右寄せ
2 │意味あり│こっちから│ここを通って│こっちまで
一見何事もないようにに見えますが、実は表の幅も弘[J'
EXが自動的に決めてくれます。
(自分で決める方法もありますが)
g¥
TEXでは、自由に間隔をおくことも可能です。 3cm開けます。
ここに資料の切り張りをすることができますね。
いろいろと説明してきましたが、これらを駆使して、きれいな文書を作れば中身の充実
/印象の向上間違い無し。頑張って町民を習得しましょう。
71-
6.センタ一利用諸統計
MSPシステム
集 計 期 間 平 成 5年 3月 平成 5年 12月)
利用目的別 TSS件 数
件
8
.000
7.000
6.000
5.000
4.000
3.000
2.000
1.000
。
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 1
0月 1
1月 1
2月
~HH :研究口:教育睡:事務総:運用等
利用目的別ジョブ件数
件
11
.000
10.000
9
.000
8.000
7.000
6.000
5.000
4.000
3.000
2.000
1
.000
。
0月 1
1月 1
2月
l月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 1
記
:.研究
1
1
1
1
1
1
1
1
:事務総:運用等
-72
cp u時 間
••••.•••••.•••
,
••
,
・・・
,
,ιJJAUAUhUAUnuaunuhuhU
,
・
,
.
・
︽ AUnunU U
︽
︽ nuAUAUAUAU U
︽ AUnunununUAUAUAU
-TJAUAUAUAUhununUAU U
u
内 AUAUAUAUAUnUAUAUAUAU U
U
︽ hunUAUAUAUAU
内 nUAUAUnuhunuhunU U
︽
︽ nunUAunUAUnununU U
AUnUAUAU u
U
︽ AUAUAU
•••
t
﹃ nDFDaq の
OOL--hun司 。 。 司tnorDau唱のdOL'inun司 自 司 守gnopDa唱 のdn4 i
nL0404nLnL040604 s a -'i'a'A'a i'i'a
••
ジョブ件数(クラス毎比率む
12.000
件
.000
11
10.000
9.000
8.000
7.000
6.000
5.000
3
.000
4.000
2.000
1.000
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 1
0
月 1
1月 1
2
月
。
タイプ種別
A:口 B:11111111 C:霊 D:絞 F:後 G:ぶ
0:.
H:mH L:
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 1
0
月 1
1月 1
2
月
~~~g :ジョブ
:TSS
-73-
部局別 TSS件 数
工学部
6
3
.
3 %
その他 3
.
3 %一一
医療短大 2
.
1 %
2
.
7 %/
海洋生産 3
.
8 %/
歯学部
水産学部 5
.
1
7
.
3%
教育学部 5
.
3
部局別ジョブ件数
その他1.4 %
工学部
医療短大1.5%
水産学部
8.6%
海洋生産 8
.
7 %
-74-
6
8
.
8%
部局別 CPU
時間(パッチ +TSS
)
工学部 72.2%
その他
海洋生産 1
0
.
6%
利用目的別 TSS件数
研究 8
3
.
5%
教育
6
.
4%
事務
1
0
.
1%
-75-
利用目的別ジョブ件数
研究 92.9%
講習会等 2
.
0%
事務
7
.
1%
利用目的別磁気デ‘ィスク使用量
71
.9%
教育
講習会
事務 24.8%
-76-
3
.
:
)
民
平
348. 07
291
. 67
1
1月
1
2月
均
言
十
232. 33
294. 52
1
0月
1348.03
134. 80
3626
. 28
302. 19
292.17
C
P
U時間は T
S
S及びジョブの C
P
U時間合計
月
1
3
165. 20
267. 50
9月
154.37
96
. 40
104. 50
292. 28
311
. 73
6月
88
. 78
8月
261
. 88
5月
72
. 63
63
. 22
313.22
4月
78
. 43
314.63
306. 52
3月
(時間)
CPU時 間
7月
308. 30
2月
(時時間)
間
315.97
働
平成 5年 1月
稼
2, 841
28, 411
3, 435
3, 606
2, 926
2, 885
1, 823
2, 65
.
4
3, 232
2, 399
3, 271
2, 180
TSS 件 (
数
件)
A
M S P稼 働 状 況
B
(件)
65, 156
6, 515
36, 745
3, 675
8, 642
10, 299
6, 693
5, 207
7, 657
6, 500
, 615
3.
4, 731
4, 095
2, 272
6, 880
5, 593
5, 582I
4, 552I
+
5, 356
A
2
. 702
3, 648
3, 194
2, 311
2, 372
ジョブ件数
B (件)
MSPシステムの年別利用状況
(平成 5年の集計期間は 3月.
.
.
.
.
.
12月)
ト
﹄l
n
u
h
u﹄O
n
u
n
u
。
。
ジョブ件数
75.000 1
70.000 1
.
.
65.000 1
60.000 1
A
内
"
A
A
"
. ..
守
.
‘
....
品
"
1
.
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a
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噂
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目白目--
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.
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1
品
"
...
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白
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九
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曲
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。
。
。
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S
H
2
H
3 H
4
H
5
件
T S S 件数
︽
U
AE
AU
AU
85.000 1
80.0001
.
.
.
.
.
.
.
.
.
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75.000 I
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刷
jiji 三三間三下山山諮問問ヨ:ι~'l""r:てニIlIt:.: .:1I:l I:Il!:I': : :
35.000
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25.000
.
.
.
.
.
.
.
.
昨
日
目
.
.
.
.
.
.
.
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.
.
日
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5.000
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6
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6
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6
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5
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-78-
H
l
H
2
H
3 H
4
H
5
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.
.
.
・
ー
・
・
・
・
・
・
・
ー
・
・
.
.
.
.
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5
ワークステーション
(集計期間平成 5年 1月 平成 5年 12月)
(対象機
センター内設置のサーバ機 19台)
利用目的別端末接続件数
件
8
.000
7
.000
6
.000
5
.000
4
.000
3
.000
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1
.000
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1月
2月
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3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
1
0月 1
1月 1
2月
:研究口:教育園:事務総:運用
c p u時 間
1月
2月
3月
4月
5月
6月
-80
7月
8月
9月 1
0月 1
1月 1
2月
部局別端末接続回数
工学部
その他 2
.
7 %
教養部
1
.2 %
医療短大 2
.
3 %
商短
保健管理セ
4
2
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1
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4 %
歯学部 3
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教育学部 3.7%
薬学部 4.4%一
一
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教養部 1
1
.5 %
工学部 7
2
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0%
その他
一
-81-
利用目的別端末接続回数
その他 0
.
5%
研究 5
7
.
4%
教育 4
2
.
1%
利用目的別磁気デ.ィスク使用量
研究 87.7%
事務 '
0
.
4%
教育
1
1
.9%
(平成5年 1
2月末現在)
-82-
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平
対象機種
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.
2711
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センター設置のサーバ機 19台
均
一一
一
t
18550
1545
. 8
3357.8
1755
3825
6983
1
2月
40294
1258
3173
2693
1
1月
32543
827
2632
2111
1
0月
言
十
2567
4992
3992
9月
863
2356
757
1529
2736
"
3 769
8月
5156
2105
6月
150 1
4626
1205
5月
7月
1112
354 1
693
4月
h
814
1799
1272
3月
2317
1828
2467
9149
端末接続(時時間)
間
944
2月
端末接続(件件数
)
1958
82
(
7
1
)
u時 分
間
平成 5年 1月
C p
ワークステーション稼働状況
課題登録者数の推移
ド
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2 H
3 H
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研究:;g~i 教育:口事務:後センター:.
-84-
平成 5年センター業務日誌
平成 5年
2月 17日(水)
3月 8
13
22日(木)
28日(水)
5月 12日(71<)
14日 後 )
18日
ω
0
31
2
6月 1日
ω
く
)
4日 任D
11 日~
25日 後 )
7月 1
6
9日省主〉
22日(木)
29日(木)
9月 20
22
29日(71<)
10月 4
7
18日 伺 )
29日 各8
11
月 1日 伺 )
1
2
29日 侭 )
12月 2日(木)
6日 伺 )
7日
ο
ω
第四!識委員会開催
ネットワーク開始出席(学I
青センターにて)
ネットワーク利用講習会開催(歯学部にて)
第 l回運営委員会開催
ネットワーク調整委員会要項提出
第 l回ネッ}ワーク調整委員会開催
第 2回運営委員会開催
第 9回国立大学情報処理センター協議会総会参加
(電気重信大学にて)
学内 LAN
敷設工事跡扉罰是出
B
I
O
阻S
E
A
R
C
W
3
D
及び1¥N
C
H
O
R
2利用講習会開催(センターにて)
ゆトル角的サ利用入門講習会開催(セけーにて)
ISDN
説明会出席舗工会議所)
電子メール入門講習会開催(センターにて)
情報処盟係による事務電算化研修会開催〈センターにて)
データベース利用入門講習会開催(センターにて)
センタ一利用繍呈改正書類提出
ネットワーク利用講習会開催侶誘致餓務駄にて)
第5
回学術及U
総会情報知連センター協議会参加
伝言沢大学にて)
マレーシア大使館及びマラヤ大学より 8名センター見掌
↑静民処狸係による事務電算化研修会開催(センターにて)
第 3回運営委員会開催
各部局のセンター設置プリンター取劉乍業
繁忙期による延長運転開始
全国総合情報処理センター長会議出席〈広島大学にて)
第 2回ネットワーク調整委員会開催
第 4回運営委員会開催
仕様策定委員任命(料ンパス悌臥 7ト
ワ
サ
)
第 l回仕様策定委員会開催(キャンパス悌臥巾ーの
れトワサ)
各部局へ要望事毘徳取(キャンパス↑静R
第 2回仕様策定委員会開催(キャンパス情報れトワサ)
-85-
10日 後 )
13日 伺 )
16日(木)
17日 後 )
第 3回仕様策定委員会開催(キャンパス↑青報れトワサ)
取扱業者への仕様原案説明(キャンパス'情報ネ 7ト
ワ
ー
ク
)
第 5回運営委員会開催
第 四 時R
委員会開催
第 4回仕様策定委員会開催(打ンパス↑静反れトワーク)
ネットワーク利用講習会開催(索滞医学初移E
所にて)
取扱業者からの質払官事頁回答文発送(キtìJ~ス情報ネ 7 トワーの
20日 伺 )
仕様策定委員会の結果報告書提出(制収↑静臥 7ト
ワ
ー
ク
)
政府調童難句に係る官幸隅載(制t~ ,
情
報
ネ 7ト
ワ
ー
ク
)
24日 後 )
技術溶査委員任命(キャンパス悌R
れ
ト
ワ
ー
の
入本民見明会開催(キャンパス情報れトワサ)
平成 6年
1月 10日 伺 )
12
13
14日 後 )
28日 後 )
31日 伺 )
)
2月 1日 く
3日(木)
ω
7日 伺 )
ω
15日 く
)
16日 0
k
)
24日(木)
25日 後 )
繁↑び伺による夜間延長開館開始
マ
l
げメディア多重化装置設置見明会出席(学│叡ンターにて)
第 2四時倭員会開催
第 l四時限盟委員会開催
キャンパス↑静反ネットワーク設備入札
第 l団関市藩査委員会開催(キャンパス憐臥 7ト
ワ
ー
ク
)
第 2回技郁議査委員会開催(キャンパス儒反れトワサ)
ワ
サ
)
技体溶査の結果報告書提出(制収'/鰍ネ 7ト
キャンパス情報ネットワーク設備開札
キャンパス'儒民ネットワーク設備難句
第 6回運営委員会開催
各部局のネットワーク中紺装置等設軍場卵見地権忍
第 3回即日委員会開催
学内 LAN
設備機器摘以第 l回打合せ
延長運転・夜間延長開鱗冬了
-86-
平 成 5年 度 前 期 第 1端末室利用
曜日
8:50-10:20 10:30-12:00 12:50-14:20 14:30-16:00 16:10-17:40
電子計算機概論
プログラミングi
寅習
プログラミング演習
(工学部)
(工学部)
(工学部)
ソフトウェア演習
ソフトウェア演習
(工学部)
(工学部)
ソフトウェア i
演習
ソフトウェア演習
(工学部)
(工学部)
月
ソフトウェア工学
火
7
1
<
電子計算機概論
(工学部)
情報処理
E
(工学部)
電子計算機槻論
(教養部)
(工学部)
a
木
プログラミング演習
プログラミング演習
(工学部)
(工学部)
情報処理
金
教育方法伎術演習
(教
教育方法技術演習
育)
(教
育)
H
(教養部)
平 成 5年 度 後 期 第 l端末室利用
曜日
50-10:20
10:30-12:00 12:50-14:20 14:30-16:00
16
10-17:40
.
月
情報処理
火
H
(教養部)
教育方法技術演習
(教
情報処理
金
H
(教養部)
情報処理
H
(教養部)
7
1
<
木
情報処理
コンピュータ情報処理
育)
情報処理
(工学部)
f
青
報
科
E
(教養部)
子
A
孟d
ー
L
(医療技術短大)
H
情
報
科
学
(医療技術短大)
機械情報処理
(教養部)
(工学部)
※経済学部キャンパスで 4/8より、
毎週木曜〔時間 1
0
:
3
0-12:
0
0)通年で利用
6
/
2
8 7
/
9 集中講義
薬学部
教育学部教育方法技術演習 2
/9-2/16 (時間 8
:
5
0-10:20)
87-
、計算機プログラミング。
f
青
報
手
ヰ
(医療技術短大)
*
=
7.平成 5年度センタ一利用申請課題一覧
l
部
局 学科
学科目
ll
身分
課
氏
題
I
研究用課題】
教育学部
国
教授
山口
康子
1/
/1
助教授
中原
豊
"
"
助教授
勝俣
隆
き
回
五
1
:
2
国語国文字関係の研究成果、各大学の研究
者の学位論文、各大学の所蔵図書の検索
十
AJ
.
4
助教授
西原
純
地理的事象の統計的解析
/1
/1
助教授
西原
純
戦後の流通システムの変化
/1
/1
助教授
西原
純
長崎における居住構造の分析
/1
/1
助教授
純
日本の都市群システムの研究
"
/1
助教授
西原
西原
純
ネパール都市ポカラの居住分化
/1
"
助教授
西原
純
コンビニエンスストア利用者の実態
1/
/1
助教授
西原
純
人口移動のシミュレーション
・教授
菅原
民生
教授
菅原
民生
ジュリア集合
教授
鷲尾
代数関数論
/1
/1
地
日本語の多角的研究
国文学研究のための文献検索
理
数
子
.
U
J
弘
a
マンデルプロー集合
"
"
1
1
/1
/1
"
教授
鷲尾
1
1
/1
教授
鷲尾
忠司
忠司
忠司
す
,
>
u
・
教授
福山
豊
~
教授
荒生
公雄
太陽放射の気象および気候学的作用
荒生
公雄
長崎市の気象環境
/1
物
11
地
理
ー
代数系
整数論
物理教育の数値計算と統計処理
11
/1
教授
/1
"
教授
荒生
公雄
助教授
近藤
寛
助教授
山路
裕昭
科学教育カリキュラム改善の為の基礎研究
講師
富山
哲之
原子変位シミュレーションとのそのセラミ
助教授
山内
正毅
運動中の情報処理能力と h
e
m
i
s
p
h
e
r
i
c
"
/1
/1
理
"
"
ックス結晶欠陥への適用
保
健
"
家
技
業
11
教
11
教
J
l
、
二
育
藤木
卓
コンピュータネットワークの教育利用
教授
鈴木
淳
繊維の物理的性質に関する研究
教授
正人
玉利
上薗恒太郎
教授
理
理論・計量経済
"
"
スポーツの効果的コーチングに関する研究
中山
助教授
育
11
雅雄
講師
術
庭
11
/1
"
育
s
p
e
c
i
a
li
z
a
t
i
o
nとの関係
工
11
体
/1
/1
経済学部
育
/1
/1
1/
教
科
気象統計解析
海底堆積物中の脂質組成の研究
教授
教授
進野
進野
c
p化合物の栄養生化学的研究
子どもの死の意識研究
智子
幼児の遊びに関する発達心理学的研究
智子
幼児の遊びに関する発達心理学的研究
教授
藤森
利美
環境データの統計解析
助教授
赤石
孝次
税制改革の実証研究
助教授
寺村孝太郎
-月次経済統計データによる景気挙動の分
析
"
/1
/1
経営行動・情報システム
/1
応用ファイナンス
-情報処理演習のための授業準備
会計システムの研究
教授
山下
正喜
助教授
村田
教授
内田
嘉 弘 非線形可積分系の構造について
j
設 金融構造の組織分析
-88-
部
医
ナ
A峠
局
学科・学科目
部
生
化
~
"
"
"
"
身分
氏
名
助教授
宮西
隆幸
助手
中山
早
課
題
ミオシン A
T
P
a
s
e立体構造解析
1.蛋白質の分子進化
2
. 蛋白質の立体構造予測
薬理学第二
教授
谷山紘太郎
薬理学研究に関する文献検索
学
教授
斉藤
対馬における脳卒中登録の解析
助教授
守山
正樹
思春期の身体発育の解析
助教授
守山
正樹
孝吉
健康障害の発生と発育との関連の分析
衛
生
寛
"
"
"
"
"
講師
岩田
/1
/1
技官
住友美智代
〆
I
"
"
院生
伊藤
院生
伊藤
院生
山崎
教授
竹本泰一郎
慢性疾患の疫学
教授
竹本泰一郎
熱帯における高度順応
教授
竹本泰一郎
島唄生態における健康問題
講師
和泉
喬 漁村保健
研究生
調
漸
口腔解剖学第二
教授
高野
邦雄
細胞・生物学分野における学術情報の収集
"
口腔解剖学第一
助手
真鍋
義孝
形質人類学における統計処理
"
口腔生理学
好秋
武典
哩鴫機能の末梢性調節機構の解明
揚
下顎運動と岨鴫活動の関係の解明
"
老健法健診の効果に関する研究
長崎県対馬における循環器疾患の登録・管
理・追跡
"
"
"
"
公衆衛生学
"
"
"
"
1
1
"
医
歯
病
~
部
助教授
山田
宮本
孟
内田
"
"
助手
"
"
院生
"
"
"
"
"
"
口腔生化学
"
院生
a
恵子
高島町健康データの分析
恵子
富浩
健康情報のネットワーク作成
憲二
離島におけるさまざまな健康指標の解析
分裂病患者骨髄液中の神経芽細胞腫殖因子│
について
味覚研究に関する情報収集
周期的下顎運動と瞬、下の協同について
博幸
ニューロコンピ正一タの生理学的応用
友巴
文献・情報検索
小早川
健
藤田
修一
文献・情報検索
助手
院生
柴田
恭明
唾液腺腫療の細胞生物学的解析
助手
大原
直也
抗酸菌抗原蛋白質の同定及び生物学的活性
院生
助手
技官
木村
馬場
口腔悪性腫虜における癌関連遺伝子の検索
"
"
口腔病理学
"
口腔細菌学
"
歯科薬理学
助教授
俣木
志朗
他大学のネットワーク利用により、生物学
"
歯科理工学
助手
公一
康弘
歯科用貴金属合金の物性
"
の研究
的関係の文献検索を行う
1
1
助手
有働
田中
予防歯科学
講師
好川
正
1
1
1
1
助手
田口
円裕
する研究
乳歯踊蝕に関する多要因分析
"
"
助手
林田
秀明
歯周病関連細菌のリボソーム蛋白質遺伝子
教授
小林
和英
矯正力の伝達機構
/1
"
1
1
歯科用合金の物性研究
脱灰エナメル質に及ぼすレーザ照射の影響
の解析
歯科矯正学
一一
-89-
局
学科・学科目
身分
氏
名
昔
日
歯科矯正学
助教授
鈴木
弘之
頭骨のリモデリングと応用力の関係につい
1
1
11
助教授
鈴木
11
歯科保存学第一
歯科補綴学第二
助手
助教授
川口
弘之
政贋
て
外科矯正手術シミュレーション
根尖性歯周疾患の機序に関する研究
1
1
口腔外科学第一
院生
山辺
1/
歯科放射線学
教授
中村
11
講師
大喜
顎機能に関する補綴学的研究
i
設 ヒト口腔粘膜の免疫組織学的及び分子生物
学的解析
卓 分子生物学に関する情報検索
雅 文 コンピュータによる医用画像処理
講師
J
I
I崎
浩二
講師
稲葉
講
講
助
技
先山
原口
古津
山田
大輔
陽市
部
歯
A
千
L
ι
11
1
1
歯
病
防
歯
科
1/
1/
科
矯
正
第一口腔外科
11
1/
1/
1
1
歯科放射線科
1
1
歯科麻酔科
1/
1
1
"
1
1
"
"
"
1/
歯科・研修医
1
1
薬
予
11
す
A
ミ4・
与
部
1/
師
師
手
官
教授
助手
医員
研修医
院生
研修医
薬 品 生 物 化 学 助教授
点$ 教 授
薬
物
佐藤
題
博信
尚久
博久
敏朗
大井久美子
女
子
松尾
獄崎
理英
杉山美代子
松尾
田川てるみ
榊原
金戸
課
隆三
洋
断蝕予防に関する実験疫学的研究
歯根組織再石灰化機構の解明
M
E
M法における生体信号処理
岨鴫における未梢制制御機構について
新しい鎮静法の評価について
動画像の画像処理及び定量的評価
歯科麻酔学
障害者歯科医療
障害者歯科医療、全身麻酔
歯科麻酔、障害者歯科医療
麻酔と薬力学
障害者歯科医療
タンパク質の構造と機能
麻薬性鎮痛薬の耐性・依存形成に関する研
プ
ηb
し
薬品製造工学
助教授
"
1/
"
1
1
11
1
1
1/
薬品合成化学
薬品物理化学
点
子
ふt
一
化
律i 生
助教授
助教授
助手
院生
助教授
助教授
助教授
"
1/
1
1
工
1
1
1
1
11
11
1/
1/
寸
A叫一
1/
部
研究生
院生
機械システム工学科
教授
1/
教授
"
1
1
1/
1
1
1/
1
1
1
1
11
教授
教授
教 授
a
教授
分子軌道法の研究
蛋白質及ぴ核酸の情報解析
,
巳
,
申
、
データベースの利用
芳本
伊藤
潔 データベースの利用
キ
タ
ゾj
7ナ データベースの利用
敏 夫 分子軌道法の利用研究
木下
八 木 沢 陪 紀 酸素の作用機構の研究
有薗
幸 司 微量元素の生理作用に関する研究
井手
指 月 含窒素複素環化合物の分子数値による
伊東
尚 浩 複素化合物の分子軌道法による考察
松田
芳本
芳郎
忠
今井
今井
康文
機械材料の弾塑性変形と強度
康文
アイソパラメトリック要素を用いた有限要
石松
正弘
隆平日
素法
ディーゼル燃焼モデルの研究
大規模構造物の 3次元計測
石松
石松
隆平日
隆和
溶接用ロボットの協調制御
サーボモータの最適制御
石田
一
一
一
一 L一
一
一
一
一
一
ー
ー
-90-
工
題
局
学科・学科目
身分
氏
名
部
機械システム工学科
教授
木須
博行
"
教授
木須
博行
ナビ、エーストークス方程式の境界要素解析
"
教授
木須
博行
非定常熱応力の計算
"
"
"
"
教授
木須
博行
衝撃問題の数値解析
教授
児玉
好雄
翼付き円板ファンの研究
"
"
"
"
"
"
教授
茂地
徹
伝熱の計算
教授
茂地
徹
外部流動沸騰熱伝達の研究
教授
茂地
徹
熱力学の計算
"
"
教授
茂地
f
散
膜沸騰熱伝達の解析
"
"
"
"
教授
茂地
徹
冷媒の熱物性値の計算
教授
茂地
徹
伝熱促進の計算
"
"
教授
茂地
f
散
熱物性値プログラム・パッケージ P
R
O
P
A
T
H
冷媒熱物性値のプログラムパッケージの作
部
$
〆
I
"
課
一般逆行列による接触問題の解析
の開発
a
茂地
徹
"
"
教授
"
"
"
"
教授
西田
知照
"
"
助教授
植木
弘信
助教授
高瀬
"
"
"
"
助教授
林
助教授
扇谷
保彦
助教授
員谷
捷郎. F
E
M
計算およびデータ処理プログラム作成
"
"
"
"
"
"
"
成
徹
秀千人
助教授
高瀬
徹
"
講師
森山
雅雄
"
講師
桃木
悟
"
助手
山田
帽
C
A
D
/
C
A
Mに関する研究
ディーゼル機関に関する研究
応力解析
翼まわり流れの数値解析
自由曲面加工アルゴリズムの開発
有限要素法による弾塑性解析
リモートセンシングデータ処理
冷媒の管内蒸発熱伝達に関する研究
臨界領域を含む水蒸気の熱力学的性質の研
ブ~
q
"
助手
〆
F
助手
山田
坂口
大作
遠心送風機に関ずる研究
"
助手
下本
陽一
H
∞制御理論に関する研究
"
"
助手
今井
清手J
I 人体の 3次元形状計測
"
"
技官
小島
龍広
N
Cプログラミング支援システムの構築
梶
聖悟
材料の強度について
基
自
ディーゼルエンジンの燃焼に関する研究
哲
温度助走区間における環状流路内の対流熱
"
"
"
目
曲
"
"
技官
"
"
"
"
研究生
男
各
院生
神谷
タ
ウ 77ン スうナ
貴
伝熱促進に関する研究
伝達に関する研究
遠心送風機に関する研究
"
"
院生
"
"
〆
/
院生
岡本
敏
"
院生
去川
淳一
"
"
院生
重広
禎充
産業用ロボットによるアーク溶接のための
"
"
"
院生
敬太
英之
D
S
Pを用いた D
Cサーボモータの制御
院生
森田
津田
大型構造物の三次元計測-
"
院生
迎
慶太
不規則波における波動の性能
"
院生
草野
義明
浮体式波動ポンプの性能向上に関する研究
"
"
"
下向き面の膜沸騰熱伝達に関する研究
内管が軸方向に運動する偏心環状流路内の
層流熱伝達に関する研究
3次元ビジョンセンサ
-91-
部
工
手
A拍一
局
学科・学科目
身分
氏
部
機械システム工学科
院生
副島
名
課
題
保
冷媒の水平管内蒸発・沸騰熱伝達に関する
1
1
"
院生
芦刈
貞了
研究
二段二重疲労による累積債務に及ぼす予ひ
1
1
1
1
吉良
隆信
海域浄化装置ポセイドンの性能解析
1
1
1
1
院生
院生
真鍋
孝次
線形切欠力学による切欠き部の累積疲労損
1
1
11
院生
井之上忠浩
浮体式ダブルアクティング波動ポンプの性
11
1
1
1
1
電気情報工学科
ずみと過少応力の影響
傷評価
青島解析
院 生 小柳
良文
有限物体まわりの膜沸騰熱伝達に関する研
教授
黒田
英夫
画像信号符号化の研究
守プ~
電磁波散乱問題に関する研究
1
1
1
1
教授
竹中
隆
1
1
1
1
教授
竹中
隆
電磁波散乱問題に関する研究
1
1
"
教授
竹中
隆
電磁波散乱問題に関する研究
1
1
1
1
教授
田中
和雅
レーザ通信に関する研究
1
1
1
1
教授
山田
英二
パワーサイリスタの応用に関する研究
"
"
教授
小山
純
教授
福永
博俊
"
"
"
助教授
伊藤
員
助教授
田口
光雄
線状アンテナの解析
助教授
田口
光雄
線状アンテナの解析
1
1
/
ノ
助教授
田口
光雄
線状アンテナの解析
1
1
1
1
助教授
辻
峰男
システムシミュレーションの研究
1
1
1
1
助教授
辻
峰男
パワーエレクトロニクス回路の解析と設計
1
1
"
助教授
辻
峰男
ベクトル制御に関する研究
1
1
1
1
助教授
辻
峰男
オブザーパに関する研究
11
"
助教授
辻
峰男
ファジィ制御に関する研究
"
助教授
辻
峰男
サイリスタ変換器ー電動機系の解析と設計
1
1
1
1
助教授
辻
峰男
サイリスタ変換器一電動機系のシュミレー
1
1
1
1
助教授
辻
峰男
ンョン
現代制御理論の応用に関する研究
"
1
1
助教授
辻
峰男
A
Cサーボシステムの解析
"
助教授
辻
峰男
ディジタル制御に関する研究
助教授
鶴丸
弘昭
日本語の機械処理に関する基礎的研究
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
"
1
1
A
Cサーボモータに関する研究
強磁性体の磁化過程の計算機シミュレーシ
ョン
あひる解の解析
1
1
"
1
1
1
1
助教授
鶴丸
弘昭
日本語の機械処理に関する基礎的研究
1
1
11
助教授
鶴丸
弘昭
日本語の機械処理に関する基礎的研究
1
1
11
助教授
樋口
/1
1
1
助教授
樋口
/1
1
1
助教授
樋口
1
1
1
1
助教授
松田
良信
プラズマ中の原子・分子過程解析
1
1
1
1
助教授
田中
俊幸
電磁破放射に関する理論的研究
/1
/1
助手
泉
勝弘
計算
1
1
1
1
助手
泉
勝弘
計算
リ
岡 リニアモータの最適設計に関する研究
リ
岡 半波整流ブラシなし同期電動機の解析
リ
岡 有限要素法による永久磁石モータの解析
-92-
部
工
A
手拍
局
学科・学科目
身分
氏
名
部
電気情報工学科
助手
中村
藤村
千秋
助手
課
題
電気情報工学科 L
A
N試験の接続試験
誠 画像符号化に関する研究
1
1
1
1
"
1
1
技官
1
1
〆
I
技官
岩崎
岩永
1
1
1
1
技官
j
甫
憲一郎
析
高調波電流の軽減に関する研究
11
1
1
技宮
浦
憲一郎
現代制御理論のパワーエレクトロニクスへ
昌平
レーザ通信に関する研究
雅洋
交流励磁併用方式ステッピングモータの解
11
"
技官
筒井
宣雄
11
1
1
技官
野村
謙次
1
1
1
1
院生
坂本
浩一
の応用
三相サイクロコンパータの高調波解析
レーザ通信に関する研究
レーザビームに対するアポディゼーション
の研究
1
1
1
1
1
1
椋 木 ー 誠 電磁波散乱問題に関する研究
清 司 部分荷重をうける床板の応力解析
構 造 工 学 科 教 授 小森
C板埋設型枠を用いた鉄筋コンクリート床
清司 P
小
森
教
授
"
1
1
院生
1
1
1
1
教授
1
1
1
1
教授
1
1
1
1
教授
1
1
1
1
教授
1
1
1
1
教授
教授
1
1
1
1
1
1
1
1
教授
1
1
1
1
教授
1
1
1
1
教授
小森
崎山
崎山
崎山
崎山
崎山
崎山
崎山
崎山
清司
スラブの応力解析
鉄筋コンクリート床スラブの耐力とたわみ
補剛アーチの複合非線形挙動に関する研究
毅
毅
補剛アーチの動的挙動に関する研究
毅
アーチの耐荷力解析
毅
・ 斜板の曲げ解析法に関する研究
毅 直線および曲線梁構造物の振動応答解析
毅 矩形板および斜板の動的応答解析
毅
毅
変断面柱の耐荷力解析
G
R
E
E
N関数を用いて、リプアーチの固有振
〆
〆
〆
F
教授
崎山
毅
動解析
種々の境界条件を有する変厚矩形板の固有
1
1
1
1
教授
崎山
毅
振動解析
地震力を受ける曲線橋の移動特性
"
1
1
教授
末岡
も{右
鉄筋コンクリート耐震壁の非線形解析
1
1
1
1
教授
末岡
禎佑
鉄筋コンクリートの非線形解析
1
1
1
1
教授
"
"
"
"
"
"
教授
築地
築地
恒夫
恒夫
曲線構造物の解析
低次元モデルによる板の変形解析
〆
I
教授
教授
築地
恒夫
レイリ・リッツ法による力学問題の解析
築地
恒夫
曲線はりの振動
教授
築地
恒夫
教授
教授
築地
築地
恒夫
恒夫
板構造物の塑性解析
有限要素法によるねじれた板の振動解析
"
1
1
"
"
1
.
ノ
"
"
"
"
"
"
教授
修行
教授
修行
助教授
原因
"
"
助教授
"
1
1
回転している板の振動解析
立体トラス構造物の非線形挙動
立体骨組部材の非弾性ねじり
哲夫
コンクリートの強度及び変形挙動に関する
原因
哲夫
研究
定着用膨張材を用いた連続繊維緊張材の定
松田
J
告
a
着部の挙動解析
助教授
-93-
F
E
Mによる幾何学的及び材料非線形解析
部
工
子主~・
A
局
学科・学科目
身分
氏
部
構造工学科
助教授
助教授
助教授
松田
松田
松田
y
告 偏平シェルの複合非線形解析
松田
松田
吉武
吉武
琴原
J
告 高耐久性埋設型枠の設備間隔に関する研究
11
11
11
11
題
J
告 離散的近似解法山鋼橋の解析
y
告 住および梁構造物の衝撃応答解析手法に関
する研究
11
1
1
11
助教授
11
11
11
11
11
11
助教授
助教授
助教授
1
1
1
1
講師
11
11
講
助
助
助
勝目
師
手
手
手
青木
森田
森田
11
1
1
11
11
11
1
1
1
1
11
技官
阪上
"
11
11
11
阪上
阪上
11
1
1
11
1
1
技
技
技
技
11
1
1
11
1
1
11
11
11
11
11
11
11
11
11
11
11
課
名
"
官
官
官
官
技官
技官
技官
院生
院生
1
告 板およびシェル構造物の簡易解析法
裕
裕
真一
順一
孝義
千尋
千尋
直美
直美
直美
敏行
白漬
白j
賓 敏行
白j
賓・敏行
敏行
白漬
山下
溝口
務
幸宏
川口
孝博
構造物の非線形振動の解析
クーロン摩擦をともなう振動系の解析
鉄筋コンクリート部材のせん断性状に関す
る研究
疲労き裂伝播解析
歴史的空間構造の構造特性に関する研究
偏平シェルの耐荷力解析
変厚板の面内耐荷力に関する研究
学科内 L
A
Nの構築及び汎用機との分散処理
形態の検討
数値計算法について
数値計算法について
コンクリートの非線形解析法に関する研究
開口付き耐震壁を有する構造物の研究
耐震壁の非線形解析法に関する研究
高層建築物の解析法に関する研究
レイレ・リッツ法による構造物の解析
回転している曲線はりの振動
和歌
宏文
カ
マ
チ
ョ オ jげマ J~
回転している円錐曲板の振動
有限要素法によるねじれた板の振動解析
枠組み組積造の力学的性状に関する基礎的
院生
谷
研究
曲がりかつねじれている板の遠心力による
教授
後藤恵之輔
教
教
教
教
教
教
教
後藤恵之輔
後藤恵之輔
後藤恵之輔
富樫
宏由
宏由
富樫
宏由
富樫
院生
院生
大輔
.
11
1
1
11
11
教授
野口
正人
正人
変形
リモートセンシングの土木工学への適用に
関する研究
舗装構造の最適設計
地すべり防止抗の力学的挙動に関する研究
人工衛生データの利用開発
湾水振動解析
河川内振動の解析
大村湾の潮流解析
流域からの汚濁流出に関する研究
下水道における不圧・被圧両流れの遷移流
11
1
1
教授
聖子口
正人
解析
都市域雨水排除モデル:M
U
M
E
R
O
U
Sを用いた
"
1
1
正人
汚濁流出解析
水環境整備手法の開発
"
社会開発工学科
"
"
11
1
1
1
1
11
11
1
1
11
11
"
11
授
授
授
授
授
授
授
教授
里子口
野口
」
ー
-94-
│
部
工
十
Al.4
題
局
学科・学科目
身分
氏
名
部
社会開発工学科
教授
野口
正人
水環境整備に及ぼす多自然、型河川工法の
走行車両による道路橋の不規則応答解析
確率論的構造力学に関する研究
課
効果の定量的評価に関する研究
11
1
1
助教授
岡林
隆敏
1
1
1
1
助教授
岡林
隆敏
1
1
1
1
助教授
岡林
隆敏
伸縮継手部段差による道路橋振動と動的倍
率に関する研究
1
1
1
1
助教授
棚橋
由彦
土構造物の応力・変形・安定解析
1
1
1
1
助教授
棚橋
由彦
土木材料の構成則とその応用に関する研究
1
1
1
1
助教授
棚橋
由彦
土質力学演習
〆
/
1
1
助教授
棚橋
由彦
=次元浸透流解析とその応用
1
1
1
1
助教授
棚橋
由彦
歴青材料を塗布した鋼矢板の効果判定に関
1
1
1
1
助教授
棚橋
由彦
土砂災害の統計処理
する研究
r
1
1
1
1
助教授
中村
武弘
内湾の海水交換に関する研究
1
1
1
1
助教授
中村
武弘
都市排水モデルの数値計算
中村
武弘
大村湾の流れの数値計算
1
1
1
1
助教授
1
1
1
1
助教授
中村武弘
11
1
1
助教授
中村
武弘
洪水氾濫モテソレの数値計算
1
1
1
1
助教授
余
錫平
不規則波に関する研究
1
1
1
1
助手
薦田
虞章
1
1
1
1
助手
西国
渉
1
1
1
1
技官
永田
正美
1
1
1
1
技官
一ノ瀬和雄
1
1
1
1
院生
鎌田
1
1
"
"
院生
鎌田
智之
智之
院生
古谷
寿章
1
1
院生
流れの数値計算
非圧縮性粘生流体の数値計算
干拓による水環境変化予測
ケーブルの面内、面外の振動の研究
自由表面を有する非圧縮性粘性流体の数値
解析
1
1
11
支点が動きうる偏平ケープルの動的安定
支点、が動きうる偏平ケーブルの動的安定
P
a
st
e
r
n
a
k基 礎 上 の 片 持 ち 板 の 振 動 お よ び
座屈
古谷
寿章
.
P
a
st
e
r
n
a
k基 礎 上 の 片 持 ち 板 の 振 動 お よ び
座屈
剛
アビキによる拡散数値シュミレーション解
11
1
1
院生
橋口
1
1
"
院生
hマ
ン ハ
サ
ナ 7ト
1
1
1
1
院生
喜井
克浩
都市域からの汚濁流出予測と制御に関する
1
1
1
1
院生
武田
誠
佐世保湾・大村湾の潮流現象に関する研究
1
1
1
1
院生
中山
知之
有明海における火山灰の拡散状況に関する
1
1
1
1
院生
松野
1
1
1
1
院生
松野
進
偏平ケーブルの非線形動力学に関する研究
11
1
1
院生
永矢
貴之
生態系に配慮した河川管理手法に関する基
1
1
1
1
院生
寺尾
1
1
1
1
院生
花田
光 之 下水流の水理現象に関する研究
光 流域からの汚濁負荷流出機構の解明に関す
析
高潮災害の研究
研究
研究
進
ケーブルのカオスに関する研究
礎的研究
る研究
部
工
点
ナ
:
u
.
局
学科・学科目
身分
氏
名
部
社会開発工学科
院生
森元
賢哉
"
"
"
1
1
"
"
"
水産学部
江頭
誠
"
"
"
"
教授
羽坂
雅之
助教授
古川
睦久
ポリウレタンの綱目形成過程の研究
助教授
香川
明男
凝固解析システムの開発
講師
近藤慎一郎
鉄圭化物の物性研究
1
1
助手
森村
隆夫
規則合金における原子配列の統計熱力学的
"
"
技官
中島
弘道
材料の物性研究
技官
中島
弘道
材料の物性研究
助教授
寺岡
}叶嶋
靖剛
複合金属酸化物の触媒機能に関する研究
順子
分子軌道計算
金丸
邦康
物質ガス化の伝熱学的研究
助教授
金丸
邦康
混相媒体による伝熱流動の数値解析
助教授
塩谷
茂明
数値流体力学の研究
助教授
合田
政次
数値流体力学の計算
講師
高山
久明
漁船の安全性解析と性能評価に関する研究
助教授
松野
助教授
松野
応 用 化 学 科
"
1
1
1
1
共
講
通
海洋情報科学講座
"
1
1
1
1
1
1
1
1
座
1
1
1
1
"
一般曲線座標による自由表面流れの数値計
算
機能性セラミックスの開発
金属間化合物における拡散と相変態
解析
1
1
1
1
題
教授
材 料 工 学 科
"
Z
果
漁業管理学講座
1
1
海洋生物資源学講座
技官
助教授
健 陸棚縁辺部における海水混合
健 沿岸海岸の数値モデル
教授
夏刈
豊
平山
和次
頭足類の形態についての多変量解析
動物プランクトンの増殖特性に関する研究
1
1
1
1
教授
1
1
J
I
助教授
白木原園雄
11
1
1
院生
水田
i
止
アジ・サパの資源動態解析
助教授
飯間
雅文
有用藻類の増養殖の研究
金井
樋田
欣也
魚類病原菌の分類
史郎
海産養殖焦類の病理組織学的研究
魚類タンパク質の変性と水の存在形態とに
J
I
海洋生物生産学講座
EI---a
a
水産資源動態に関する理論的研究
1
1
1
1
助教授
1
1
J
I
院生
1
1
水産食品学講座
教授
谷口
1
1
J
I
教授
野崎
忠敬
征宣
J
I
J
I
助教授
赤枝
宏
関する研究
水産物中の有害科学物質の動態
教授
多部田
修
魚類の生活史及び養殖等に関する研究
助教授
石松
惇
赤潮プランクトンによる魚類へい死機構
スナメリの資源量推定
圭
浦内湾のアビキに関する数値シュミレーシ
1
1
海洋生物生産学講
衛生細菌に関する研究
J
I
J
I
1
1
1
1
助教授
白木原因雄
1
1
1
1
院生
1
1
1沸j
1
1
1
1
院生
重岡
宗敬
ョン
形上湾の海水交換に関する数値シュミレー
"
"
院生
柳尾
茂文
新宮海域における卵稚仔輸送に関する数値
ンョノ
"
練習船長崎丸
シュミレーション
助手
小妻
-96-
勝
S
S処 理
海事衛星を利用しての T
部
教
養
局
学科・学科目
身分
氏
名
部
車
至
統
数
済
十
ALゐ
教授
姫里子
順一
計
ザ
A
l
.
l
.
・
助教授
江島
伸興
カテゴリカルデータの統計処理
代数に関する数値の計算
1
1
"
"
1
1
A
十J.l,.
1
1
物
子
.
.
.ι
理
1
1
1
1
課
題
情報検索
教授
西国
助教授
丸山
憲司
幸宏
非線形計画法における数値計算
教授
後藤
信行
非線形現象とカオス
教授
松島
最
イオン結晶中の T
e
+型不純物による光の発
行及び吸収
"
1
1
1
1
物
1
1
化
理
寸~
A
ゐ
1
1
1
1
1
1
物
生
地
1
1
健
体
計算機物理学の試み
雅夫
電子メール、電子ニュースの利用
助教授
上江田一雄
生理活性ペプチドの相互作用について
助教授
秀二
P
d
Y触媒の E
X
A
F
Sによる構造解析
秀三
敷充
対馬暖流域の生物地理研究
E
m
a
i1
によるパソコン通信
十
,u.t"
教授
講師
武藤
鉄司
助教授
伊藤
秀一
教授
菅原
正志
教授
今中.図泰
田原
靖昭
筋感覚と視覚による知覚運動制御
脳一側優位性からみた運動調節機構の研究
1
1
保
雅夫
古賀
教授
量
回
c
五
1
1
古賀
教授
~
1
1
独
教授
田i
量
伊藤
松岡
1
1
11
1
1
手
A凶・
育
a
植物性徴化石の古生態学的研究
ドイツの文学と思想
体温調節能に関する研究および文献検索
ヒトの身体組成と体力の関係について
1
1
1
1
教授
1
1
11
教授
1
1
1
1
教授
目
日
西津
田井村明博
1
1
1
1
助手
金田
英子
インド・ネパールにおけるエスニック・ス
1
1
日本語・日本事情
教授
福島
邦夫
学術情報センタ一、電子メール
ケニアに於ける住血吸虫症の疫学的研究
身体的発育発達に関する研究
ポーツについて
熱帯医学
寄生虫学部門
教授
青木
1
1
原 虫 学 部 門
講師
上村
1
1
1
1
補佐員
木下
克己
春樹
美紀
附属熱帯医学
助教授
末永
赦
資
料
室
感染動物実験
助手
松尾
幸子
教授
富樫
宏由
下端放流ゲートの流れ解析
教授
院生
高橋
佐藤
和雄
偏平ケーブルに現れるカオスの研究
積層板の振動、座屈および動的安定性
英輔
"
1
1
"
1
1
海洋生産
"
施
トランス・シアリダーゼの研究
文献情報システムの利用
.
熱帯病の研究
日本脳炎ウィルスに関する研究
吾
画
又
凡
海洋環境建設学
"
"
院生
1
1
1
1
院生
1
1
11
院生
栄司
ハ
ッ
ト 流出解析とその応用
ハ
'
1t
ン タ
鎌田
智 之 支点が動きうる偏平ケーブルの動的安定
尚 有R データの統計作業
文
商科短大
教授
奥田
1
1
助教授
高木かおる
経済政策の波及効果分析
1
1
助教授
吉田
省三
競争政策、独禁法研究に関する法令データ
11
講師
楠田
康之
電子メール、プログラム開発、数値計算
"
1
1
1
1
N
e
u
r
u
l
'
N
e
t
w
o
r
kのシミュレーション
ベース検索
-97-
局
学科・学科目
身分
氏
医療短大
一 般 教 育 等
教授
中村
1
1
1
1
助教授
川崎
1
1
"
助教授
船瀬
千里
広三
神経生理学分野の文献検索及び電子メール
1
1
1
1
部
看
1
1
員~
護
科
課
名
岡J
I 臨床試験データの統計解析法の開発
小児の神経発達に関する疫学的研究
助教授
森
周司
心理学実験データの解析と情報交換
講師
宮下
弘子
小児者護学
1
1
1
1
助手
江藤
宏美
月経とスポーツ
1
1
1
1
助手
宮原
春美
母性看護学
1
1
理学療法学科
教授
加藤
克知
ヒト形態の計量的解析
1
1
理学療法学科
助教授
千住
秀明
胸部理学療法
助手
鶴崎
俊哉
小児発達の経時的研究
作業療法学科
助教授
長尾
哲男
作業療法における治療作業の分析
1
1
助教授
土田
玲子
学習障害及び自閉症にみられる感覚障害に
1
1
1
1
1
1
題
ついて
a
"
"
助手
1
1
1
1
助手
伊藤
斉子
学習障害児に対する作業療法効果に関する
上村
真紀
分裂病者の生活適応阻害要因の固定と社会
研究
復帰システムの確率に関する研究
保健管理
助教授
センター
助教授
石井
石井
伸子
健康診断データの統計処理
健康診断データの統計処理
1
1
助教授
伸子
湯川.幸一
1
1
技官
内村
政宣
電子ニュース、電子メールの利用とソフト
11
技官
原田
京子
健康診断データの検索
外国人留学生
助教授
鹿島
英一
言語(文字)学・日本語教育学・中国語学
指導センター
講師
賓平
雅夫
日本語教育学・社会科教育学
入試事務システム
長崎県民健康づくりのための基礎調査
ウェア
.
【事務用課題】
千
A孟4
部
事務宮
松崎
耕治
1
1
事務官
松崎
耕治
入試事務システム
1
1
1
1
事務官
松崎
耕治
入試事務システム
入
1
1
子
Ag
.
・
生
教
務
1
1
ザ
Ag
ー
.
ナ
Au
.
部
ザ
A
'
'
ム-
部
t
ザ
A
主
1
1
薬
~主t
1
1
係
1/
1
1
歯
係
1
1
/1
経済学部
医
課
1
1
教育学部
l
試
1
1
生
生
"
生
係
係
1
1
部
手
A凶・
生
/1
係
事務官
松崎
耕治
入試事務システム
事務官
下回
勇治
教務事務システム
事務官
下回
勇治
教務事務システム
事務官
早川
事務官
早川
フ
ロ
教務事務システム
事務官
小浦
正昭
教務事務システム
事務官
小浦
正昭
教務事務システム
事務官
宮本
教務事務システム
事務官
宮本
年彦
年彦
事務官
茂田
優
教務事務システム
事務官
茂回
優
教務事務システム
フE 教務事務システム
-98-
教務事務システム
部
エ
A
ナ
l
.
4
局
学科・学科目
身分
氏
名
部
教
事務官
青木
繁明
教務事務システム
事務官
青木
繁明
教務事務システム
事務宮
中島
恭子
教務事務システム
事務官
中島
恭子
好
教務事務システム
水産学部
A子~一
養
係
生
係
1
1
1
1
教
務
1
1
11
部
教
務
係
1
1
1
1
教
"
"
"
商科短期
弓
Aニ
4
務
係
課
教務事務システム
事務官
坂井
事務官
坂井
好
教務事務システム
事務官
坂井
好
教務事務システム
11
事務官
坂井
好
教務事務システム
1
1
事務官
坂井
事務官
宮本
好
賓
教務事務システム
教務事務システム
賓
教務事務システム
賓
教務事務システム
賓
教務事務システム
務
係
題
11
11
事務官
宮本
11
11
事務官
11
11
事務官
宮本
宮本
附属図書館
情 報 管 理 課
事務官
戸川
和夫
システム保守用
1
1
図 書 管 理 係
事務官
禎介
目録業務用
1
1
参 考 調 査 係
事務官
垣内
下回
1
1
医 学 部 分 館
事務官
淳
情報検索用 (NACSIS-IR)
1
1
係
用
経済学部分館
事務官
吉村
喜多
松嶋
芳明
勝顕
情報検索用 (NACSIS一1R)
運
11
事務官
a
研一
システム保守用
情報検索用 (NACSIS-IR)
.
【教育用課題】
く通年〉
非常勤
経済学部
川場
隆 計 算 機 プ ロ グ ラ ミ ン グ (64名)
講師
〈前期〉
教授
古賀
助手
富
島
開1ー 教育方法・技術演習 (61名)
剛 一 教育方法・技術演習 (63名)
〉
剛 一 医 学 薬 剤 学 実 習 ・ 集 中 講 義 (18名
44名)
雅 雄 ソフトウェア演習 (
雅 雄 ソフトウェア演習 (55名)
英 夫 プ ロ グ ラ ミ ン グ 演 習 (130名)
英 夫 プ ロ グ ラ ミ ン グ 演 習 (160名)
稔 電 子 計 算 機 概 論 (56名)
〉
稔 電子計算機概論 (57名
稔 電子計算機概論 (56名)
稔 ソフトウェア工学 (58名〉
〉
雅 夫 情報処理 I (33名
正人 情報処理 n(60名)
教育学部
助教授
金丸
邦康
教育方法・演習
11
講師
里子崎
剛一
博行
教 育 方 法 ・ 技 術 演 習 (55名〉
隆敏
隆平日
コンビュータ情報処理 (61名)
電気情報工学科
教授
野崎
野崎
聖子崎
森山
森山
黒田
黒田
1
1
構 造 工 学 科
教授
修行
11
構 造 工 学 科
応 用 工 学 科
教授
修行
教授
修行
材 料 工 学 科
教授
修行
講師
講師
教育学部
1
1
薬
工
ザ
.
.
.
.
.
.
.
ー
.
部
A
子
l
.
4
部
11
11
11
11
11
教
養
講師
機械システム工学科
講師
機械システム工学科
電気情報工学科
講師
教授
部
11
く後期〉
工
・ 部
木須
で
.
.
.
.
子
.
4
機械システム工学科
教授
11
社会開発工学科
教授
岡林
11
機械システム工学科
教授
石松
a
-99
機械情報処理 (
1 11名)
メカトロニクス (
96名)
部
教
局
養
学科・学科目
部
身分
教授
氏
名
田井村明博
剛一
課
情報処理 I (
43名)
11
講師
野崎
情報処理 I (
62名)
11
講師
野崎
53名)
開 - 情報処理 I (
1
1
助手
助手
鶴
鶴
教授
中村
65名)
正 人 情報処理 I (
29名)
正 人 情報処理 I (
113名)
剛 情報科学 (
講師
野崎
講師
野崎
講師
野崎
1
1
医療短大
題
【センター用課題】
センター
剛 一 プログラミング支援システムの研究
剛 一 ネットワーク・システムの研究
剛 一 日本語・知識情報処理
剛 一 情報処理教育システムの開発
正 人 センター運用プログラム開発
講師
里子椅
助手
助手
鶴
花田
英輔
センター運用プログラム開発
事務官
技官
岩永
淑幸
センタ一事務処理
山口
山口
センター運用(課金・登録関係)
センター運用・課題登録業務
技官
森内
森内
正道
正道
義己
義己
議己
事務
漬里
麗子
センタ一事務処理
山北
美穂
センター業務処理
技官
技官
技官
森内
センター運用〈課金・統計関係用〉
センター運用・事務処理
センター運用
補佐員
事務
補佐員
H
6
.
2
.
2
8現在
-100-
8.諸 規 則
(
1)情報処理委員会規則
(昭和 63年 4月 8日規則第 6号)
(趣旨)
第 1条
長崎大学(以下「本学 J という. )に,長崎大学情報処理委員会(以下
「委員会 j という. )を置く.
(審議事項〉
第 2条
委員会は,次の各号に掲げる事項を審議する.
情報処理計画及び情報処理教育の基本方針に関すること.
総合情報処理センターの管理運営の基本方針に関すること.
総合情報処理センター長及び総合情報処理センターの教官の選考に関するこ
と.
その他情報処理に関する重差事項
四
(組織)
第 3条
委員会は,委員長及び次の各号に掲げる委員をもって組織する.
各学部長
一
一 教養部長
一
一 熱帯医学研究所長
一
四 附属図書館長
五 医学部附属病院長及び歯学部附属病院長
-L
七
/
、
八
海洋生産科学研究科長
商科短期大学部部長及び医療技術短期大学部部長
総合情報処理センター長
九学生部長
十事務局長
2 前項第十号の委員は,前条第三号の審議には加わらないものとする.
3 委員は,学長が任命する.
(委員長)
第 4条
委員会の委員長は,学長をもって充てる.
2 委員長は,委員会を招集し,その議長となる.
-101-
3 委員長に事故があるときは,委員長の指名する者がその職務を代行する.
(会議)
第 5条
委員会は,構成員の過半数の出席により成立し,議事は出席者の過半数の
同意をもって決する.ただし,可否同数のときは,議長の決するところによる.
(意見の聴取)
第 6条
委員長が必要と認めたときは,委員会に委員以外の者を出席させ,意見
を聴取することができる.
(事務)
第 7条
委員会の事務は,総合情報処理センタ一事務室において処理する.
(補則)
第 8条
委員会の運営に関レ必要な事項は,委員会が別に定める.
附則
この規則は,昭和 63年 4月 8日から施行する.
附
則(平成元年 5月 29日規則第 2~号)
この規則は,平成元年 5月 29日から施行する.
-102
(
2
)総合情報処理センタ一規則
(昭和 63年 4月 8日規則第 5号)
(趣旨〉
第 l条
こ の 規 則 は , 長 崎 大 学 学 則 第 9条 の 3第 2項 の 規 程 に 基 づ き , 長 崎 大 学 総
合 情 報 処 理 セ ン タ ー ( 以 下 「 総 合 情 報 処 理 セ ン タ ー J という. ) の 組 織 及 び 運 営
に関し,必要な事項を定めるものとする.
(目的)
第 2条
総合情報処理センターは,総合情報処理センターの計算機システムを整備
運 用 し , 長 崎 大 学 ( 以 下 「 本 学 J という. ) に お け る 研 究 , 教 育 及 び 事 務 処 理 の
ための共同利用に供するとともに,学術情報システム等の開発を行い,それらに
関する情報処理を効率的に行うことを目的とする.
(業務)
第 3条
総合情報処理センターにおいては,次の各号に掲げる業務を行う.
研究のための科学技術計算及びデータ処理に関すること.
一 情報処理教育における計算機システムの利用に関すること.
一
一 学術情報の処理及び提供における計算機システムの利用に関すること.
一
四 事務処理のための計算機システムの利用に関すること.
一
計算機システムに関する研究,開発等及び利用者に対する技術の指導に関す
五
ること.
.
.
.
J
.
.
.
.
.
ノ
、
その他情報処理に関すること .
(組織)
第
4条
総合情報処理センターに,次の各号に掲げる職員を置く.
総合情報処理センター長
二助教授
三
その他必要な職員
2 前項第二号及び第三号の職員は,総合情報処理センター長の命を受け, 総 合 情
報処理センターの業務に従事する.
(総合情報処理センター長)
第 5条
総合情報処理センター長は"本学の教授をもって充てる.
2 総合情報処理センター長は,長崎大学情報処理委員会の推薦により学長が選考
する.
-103-
3 総 合 情 報 処 理 セ ン タ ー 長 の 任 期 は 2年とし,再任を妨げない.
4 総合情報処理センター長は,総合情報処理センターの業務を掌理し, 所 属 職 員
を監督する.
(運営委員会)
第 6条
総合情報処理センターに,総合情報処理センターの運営の具体的な事項を
審議するため,長崎大学総合情報処理センター運営委員会(以下「運営委員会 J
という. )を置く.
(運営委員会の組織〉
第 7条
運営委員会は,委員長及び次の各号に掲げる委員をもって組織する.
各 学 部 , 教 養 部 , 熱 帯 医 学 研 究 所L 医 学 部 附 属 病 院 , 歯 学 部 附 属 病 院 , 海 洋
生産科学研究科,商科短期大学部及び医療技術短期大学部の教授,助教授及び
講 師 の う ち か ら 選 出 さ れ た 者 各 l人
一 総合情報処理センターの教官
一
一 庶務部長
一
一
四 経理部長
五 施設部長
六学生部次長
七
附属図書館事務部長
2 前 項 第 一 号 の 委 員 の 任 期 は 2年とし,再任を妨げない.
3 第 1項 第 一 号 の 委 員 に 欠 員 が 生 じ た 場 合 の 補 欠 委 員 の 任 期 は , 前 任 者 の 任 期 の
残余の期間とする.
4 委員は,学長が任命する.
(委員長)
第 8条
運営委員会の委員長は,総合情報処理センター長をもって充てる.
2 委員長は,運営委員会を招集し,その議長となる.
3 委員長に事故があるときは,委員長の指名する委員がその職務を代行する.
(会議)
第 9条
運営委員会は,構成員の過半数の出席により成立し,議事は出席者の過半
数の同意により決する.ただし,可否同数のときは,議長の決するところによる.
(専門委員会)
第 10条
運営委員会に,必要に応じて専門委員会を置くことができる.
2 専門委員会に関し必要な事項は,運営委員会が別に定める.
(意見の聴取)
104-
第 11条
委員長が必要と認めたときは,運営委員会に委員以外の者を出席させ,
意見を聴取することができる.
(事務〉
第 12条
運営委員会の事務は,第 14条第 1項 に 定 め る 総 合 情 報 処 理 セ ン タ 一 事
務室(以下「事務室 J という. )において処理する.
(研究開発室等)
第 13条
総合情報処理センターに,研究開発室及び情報処理教育研究室を置く.
2 前項の室に,それぞれ室長を置くことができる.
3 室長は,総合情報処理センター長の命を受け,室務を処理する.
第 14条
総合情報処理センターに,事務室を置く.
2 事務室に関し必要な事項は,別に定める.
(利用等)
第 15条
総合情報処理センターの利用その他に関し必要な事項は,別に定める.
附則
1 この規則は,昭和 63年 4月 8日から施行する.
2 この規則施行後最初に任命される総合情報処理センター長及び最初に選出され
る運営委員会委員の任期は,第 5条第 3項 及 び 第 7条第 2項の規程にかかわらず,
平 成 2年 3月 31日までとする.
3 長崎大学情報処理センタ一規則(昭和 54年 4月 27日規則第 9号 〉 は , 廃 止
する.
-105-
(
3
)総合情報処理センタ一利用規程
(昭和 63年 4月 8日規程第 5号〉
(趣旨)
第 i条
こ の 規 程 は , 長 崎 大 学 総 合 情 報 処 理 セ ン タ 一 規 則 ( 昭 和 63年 4月 8日規
則 第 5号)第 15条 の 規 定 に 基 づ き , 長 崎 大 学 総 合 情 報 処 理 セ ン タ ー ( 以 下 「 総
合情報処理センター J という. ) の 利 用 に つ い て 必 要 な 事 項 を 定 め る も の と す る .
(利用の原則)
第 2条
総合情報処理センターは,学術研究,教育及び長崎大学(以下「本学j と
いう. ) の 運 営 上 必 要 業 務 の た め に の み 利 用 す る こ と が で き る も の と す る .
(利用資格)
第 3条
総合情報処理センターを利用することができる者は,次の各号に掲げる者
とする.
本学の職員
一
一
本学の大学院学生
一
一 本 学 の 学 部 及 び 教 養 部 の 学 生 ( 以 下 「 学 部 等 学 生 J という. )
一
四 その他総合情報処理センター長が必要と認めた者
(利用の手続等〉
第 4条
総合情報処理センターを利用しようとする者は,課題ごとに,総合情報処
理センター長が別に定める利用申請書を総合情報処理センター長に提出し, そ の
承認を受けなければならない.
2 総合情報処理センター長は,前項の利用の承認をしたときは, 課 題 番 号 を 付 し
て申請者に通知するものとする.
3 前項の課題番号の有効期間は,
l年 以 内 と し , 当 該 会 計 年 度 を 超 え る こ と は で
きない.
第 5条
総合情報処理センターの入出力装置の操作は,原則として,総合情報処理
セ ン タ ー の 利 用 を 承 認 さ れ た 者 ( 以 下 「 利 用 者 j という. )が行うものとする.
第 6条
利用者が,計算を依頼するときは,総合情報処理センター長が別に定める
手続により行わなければならない.
(利用の制限)
第 7条
利用者は,課題番号を当該課題に係る目的以外のために利用し, 又 は 他 人
に使用させてはならない.
-106
(終了の報告等)
第 8条
利用者は,承認された課題に係る研究又は業務等が終了したとき,並びに
課題番号の有効期聞が終了したときは,総合情報処理センター長が別に定める利
用報告書を総合情報処理センター長に提出しなければならない.
2 前項に規定するもののほか,総合情報処理センター長は,必要に応じて利用者
に対し,総合情報処理センターの利用に係る事項に関して報告を求めることがで
きる.
3 利用者は,総合情報処理センターを利用して行った研究の成果を論文等により
公表するときは,当該論文等に総合情報処理センターを利用した旨を明記しなけ
ればならない.
4 利用者は,前項の公表された論文等の写を総合情報処理センターに送付するも
のとする.
(総合情報処理センター外の端局の設置〉
第 9条
総合情報処理センター外端局(総合情報処理センターが設置する端局以外
のものをいう.以下「端局 j という. )を設置しようとする者は,総合情報処理
センター長が別に定める設置承認申請書を総合情報処理センター長に提出し,そ
の承認を受けなければならない.
2 総合情報処理センター長は,端局の設置を承認したときは,端局番号を付して,
申請者に通知するものとする.
3 端局を設置した者は,当該端局を廃止しようとするとき,又は当該設置承認申
請書に記載した事項を変更しようとするときは,あらかじめ,総合情報処理セン
ター長と協議しなければならない.
(利用の取消等)
第 10条
利用者がこの規定に違反し,又は総合情報処理センターの運営に重大な
支障を生じさせたときは,総合情報処理センター長は,その利用の承認を取消し,
又はその利用を停止させることができる.
(経費の負担〉
第 11条
利用者は,当該利用に係る経費の一部を別表のとおり負担しなければな
らない.
2 前項の規定にかかわらず,総合情報処理センター長が特に必要があると認めた
ときは,利用に係る経費を負担きせないことができる.
(適用除外)
第 12条
第 3条第三号に規定する学部等学生には,第 4条,第 8条,第 9条及び
-107-
第 11条の規定は適用しない.
(補則〉
第 13条
この規程に定めるもののほか,総合情報処理センターの利用に関し必要
な事項は,総合情報処理センター長が別に定める.
附則
この規程は,昭和 63年 4月 8日から施行する.
2 長崎大学情報処理センタ一利用規程(昭和 54年 4月 27日規程第 7号)は,
廃止する.
附
則(平成元年 6月 26日規程第 32号)
この規程は,平成元年 7月 1日から施行する.
-108-
別表
総合情報処理センタ一計算機システム利用料金
区
分
負
担
金
演算処理時間 l秒につき
演算負担金
の
額
O
. 5円
プリ
入
出
力
負
担
金
ンタ出力
(ラインプリン久オ 7ィ
ス
プ
リ
ン
タ
〉
1ページにつき
端末接続時間
1分につき
共用ファイル
O
.5円
次の計算式による
1円
X77イJ
v使 用 量 (
K
B
)x使用時間(分〉
4
3
2
0
0
0
(
K
B・分)
L一一一一一一ーーー
備考
3円
一一一一一一一ーーー
1
)料金計算時の利用料金の額に 1円未満の端数が生じる場合は,
これを l円に切り上げるものとする.
-109-
9
.名
簿
委員長
学 長
委員
教育学部長
経済学部長
医学部長
歯学部長
薬学部長
山哲夫
伯重幸
島 忠
藤
水産学部長
小千限松村今三
教養部長
熱帯医学研究所長
附属図書館長
医学部附属病院長
歯学部附属病院長
田
哲資
上
秀伯
本
仁
松
毅
事 務 局 長
田
上
経済学部
医 学 部
教
歯 学 部
薬 学 部
山
鈴
木
村田
竹本
大喜
教
八木沢
嘉泰雅時
教育学部
授授授授師授
委員
教教助教講助
総合情報処理センター長
(H6
.
現純淳一
(
2
)総 合 情 報 処 理 セ ン タ ー 運 営 委 員 会 委 員 名 簿
委員長
正
在弘郎文記
学 生 部 長
珪
夫良
総合情報処理センター長
和次
l
小池井
医療技術短期大学部部長
農
純清
敏高
商科短期大学部部長
八
光男
田浦山
海洋生産科学研究科長
平
典
山村坂
工学部長
3
. 1現在)
耕伊大
6 横佐高原加鶴浦平三
H
(
1) 情 報 処 理 委 員 会 委 員 名 簿
教 養 部
熱帯医学研究所
医学部附属病院
歯学部附属病院
海洋生産科学研究科
商科短期大学部
医療技術短期大学部
/1
/1
/1
施 設 部
明博
勝彦
上
憲
中
卓
和雅
かおる
哲
男
剛
正
学 生 部
信光雄
経 理 部
部部部次部
務理設生務
庶 務 部
園雄
英義ロ祐唱秀芙
/1
好雄
人輔信三
総合情報処理センター
玉原村屋平村中木尾崎
田賀藤坪山
木井
児白田土
田高長野鶴花都佐小中辻
水 産 学 部
授授授授師授授授授師手手長長長長長
学 部
工
教教教教
員
教助教助講教教助助講助助庶経施学事
委
附属図書館
(
3
)総 合 情 報 処 理 セ ン タ ー 職 員 名 簿
工学部教授
研究開発室長
講
師
助
手
助
手
(情報処理教育研究室長兼任〉
事務補佐員
-111-
~t
人
芙
輔
己 子穂
事務補佐員
正
政幸道
技 官
。
岡
義麗美
技 官
純
笑淑正
事務官
回
口内里
事務室主任
崎
部永
経理課長
野
渡岩山森演山
事務室長(兼任〉
山
鶴花
センター長(併任〉
aaaaaa
1
0
. センターのひろば
天気が良い日に歩いていると、ぼうっとすることがたまにある o
むかし、あまりにも天気が良く、眠くなり寝たまま歩いて、溝に足を突
っ込んでケガをしたという経験がある。まあ、ぼうっとするのは天気が
良い日だけではないのだが。
考え事をしながら歩いていると、空白の時間ができ、自分がどうやっ
て今まで歩いてきたのか分からなくなるときがある。一瞬、記憶喪失状
態になり、一生懸命思い出そうとするのだが、やはり思い出せない。
このような状態になることが年に数回あるが、ほとんどは家に帰る途中
である o やはり、勝手しったる我が家への道だからだろうか。
夜という時間帯が好きである。それもみんな寝静まった深夜が。
何をするというわけでもないが、ただ静かで自分だけしか存在しないと
いう雰囲気を楽しんでいるのである。そじて、昨日でも今日でもないと
のだ。朝は苦手である。寝不足のうえ、あわただしく一
いう感じがいし 1
日が始まる。昼間は時間に拘束され、何となく過ごしている。夜は唯一、
要求を満たしてくれる時なのである。
だから、寝るのがもったいなく感じて眠ることができない。
時々、頭の中で音楽が流れだす事がある。突然にである。以前はよく
試験中に問題を解いている時に、頭の中で音楽が流れだしていた。それ
も歌詞付きである o 特別好きな曲というわけでもないが、頭の中をぐる
ぐる回りだすのだ。そうなるともうお手上げで問題の方に集中すること
ができない。できるだけ試験前には音楽を聞かないように心がけていた
が、あまり意味はなかった。いったい人間の頭の中ってどうなっている
のだろうか。不思議である。
(WR1TTEN BY M
.Y
)
&
a a a a a a a a a a a a a a a a a a.a
編集後記
情報産業の発達に伴いコンピュータの高速化、高性能化の要望が強く
求められて来ています。長崎大学でもミニスーパーコンピュー夕、
UNIX
ワークステーションシステム、パソコンシステム、計算機ネットワーク
などの新システム導入が図られました。新システムは平成 3年に仕様策
定委員会委員を選出してシステムの仕様を決定してから 2年目の平成 5
年 1月で導入が完成しました。極短期間で完成出来たのは仕様策定委員
の皆様や総合情報処理センターの皆様の御努力によるものと感謝してい
ます。本年度でキャンパス・イーサネットもひととおり整備されました。
今後さらに、補正予算によるキャンパス情報ネットワークが整備されま
す。各部局におかれましては新システム、ネットワークを十分に御活用
下さいますようお願い申し上げます。
センターレポート 13号は、寄稿していただいた諸先生ならびに総合
情報処理センター教職員の御協力により完成致しました。こころから感
謝申し上げます。
児玉好雄
文雄
純淳憲雅好
山木平喜玉
小鈴上大児
則授授師師授
販一教一教一講一講一教
師長
か
ノ
ン
セ院
理病部部
処部属
報学鰍学学
制育学
総教医歯工
(センター運営委員会広報専門委員長)
水産学部
助教授白木原園雄
商科短期大学部
助教授高木
かおる
総合情報処理センター
講師野崎
剛一
総合情報処理センター
助手鶴
正人
助手花田.英輔
総合情報処理センター
長崎大学総合情報処理センターレポート
発行
第1
3号
1
9
9
4年 3月
編集
長崎大学総合情報処理センタ一広報専門委員会
発行長崎大学総合情報処理センター
干8
5
2 長崎市文教町
1番 1
4号
電話 (
0
9
5
8
)4
7
1
1
1
1 (内線 2
2
4
2
)
FAX (
0
9
5
8
)49-1040
Fly UP