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平成17年度 新潟工科大学 公開講座実施要項
平成17年度 新潟工科大学 公開講座実施要項 主催 新 潟 工 科 後援 柏 後援 柏 崎 市 教 育 委 員 会 後援 新潟工科大学産学交流会 崎 大 学 市 新潟工科大学は、「ものづくりの視点を重視した工学教育を通じて、未知の分野に果敢に挑戦 する創造性豊かな人材を育成する」という基本理念のもと、これまでに 1,800 人を超える卒業生 を県内外に輩出してまいりました。これもひとえに、地元市民をはじめ関係各位のご協力の賜 物と感謝しております。 同時に、本学では開学以来、大学の持てる情報を地域社会に還元することを目的として、 技術系と教養系の2つの公開講座を実施してきました。 技術講座は、本年も実験と講義の形式で開講します。実験編では昨年ご好評をいただいた 「遺伝子操作に挑戦しよう!」に加え、機械系の教員による材料実験を行います。また講義 編では、昨年に続き県立看護大学との提携により、「よりよい生活を目指して」のテーマで 5回の講義を行います。 一方、教養系ではアメリカ文学作品を通して、複雑に絡み合ったアメリカの文化について 解説します。 本年度も、多数の皆様方がご参加くださいますようお願い申し上げます。 講 座 内 容 1.技術講座 A《 実験編 》 (1)前 期 「遺伝子操作に挑戦しよう!」 (2)後 期 「材料の特異な性質と材料試験」 B《 講義編 》新潟県立看護大学との提携プログラム 「よりよい生活を目指して」 2.教養講座 「“アメリカを読む”∼人種、ジェンダー、そして文学∼」 1 1.技術講座 A(1)《 実験編・前 期 》 「遺伝子操作に挑戦しよう!」 講 師:生物情報工学研究会 小野寺 正幸 助教授(物質生物システム工学科、学術博士) 竹園 回 開 講 恵 助教授(物質生物システム工学科、工学博士) 日 18:55∼19:00 1 6月 9日(木) 19:00∼20:30 テ ー マ 開 講 式 試薬の調製、無菌操作、大腸菌の培養 2 6月16日(木) 19:00∼20:30 コンピテントセルの調製、形質転換 3 6月23日(木) 19:00∼20:30 遺伝子組み換え菌の単離、スケールアップ培養 6月30日(木) 19:00∼20:30 4 プラスミドの単離とバイオアナライザーによる解析 20:30∼20:40 閉 講 式 場 所:新潟工科大学・物質生物第1学生実験室(南棟地下1階) 対 象:地域の一般市民 定 員:16名 受講料:1,000円(材料費、保険料含む) 申 込:平成17年5月23日(月)∼31日(火) *応募者多数の場合は抽選となります。 *昨年秋に実施した内容と同じですので、新規の方を優先させていただきます。 2 1.技術講座 A(2)《 実験編・後 期 》 「材料の特異な性質と材料試験」 講 師:機械制御システム工学科 村山 洋之介 教 山崎 回 開 講 授(工学博士) 泰広 助教授(工学博士) 日 18:25∼18:30 1 2 3 4 テ ー マ 開 講 式 10月17日(月) 18:30∼20:00 概 要: 構造材料を安全に使用するためには一般的な引張試験 10月24日(月) のみならず、様々な材料試験を通してその性質を把握し 18:30∼20:00 ておかなければなりません。さらに、材料によっては鉄 鋼などでは見られない“特異な性質”を有している場合 10月31日(月) が沢山あり、それらの“特異な性質”に応じて工夫しな がら材料試験をしなければなりません。本講座では、構 18:30∼20:00 造材料が有する“特異な性質”を解説するとともに、実 11月 7日(月) 験を通して体験しながら理解していきます。 18:30∼20:00 20:00∼20:10 閉 講 式 場 所:新潟工科大学・機械制御第1学生実験室(南棟地下1階) 対 象:地域の一般市民 定 員:10名 受講料:1,000円(材料費、保険料含む) 申 込:平成17年9月20日(火)∼30日(金) *応募者多数の場合は抽選となります。 *終了時間は実験内容により変更になる場合があります。 *作業に適した服装を着用してください。(半袖、サンダルは不可) 3 1.技術講座 B《 講義編 》新潟県立看護大学との提携プログラム 「よりよい生活を目指して」 概 回 開 要:健康で明るく暮らしていくため、病気や看護、生活環境について考えて いきましょう。 講 日 講 師 テーマ / 18:55∼19:00 開 新潟工科大学 1 9 月 22 日(木) 教 授 村上 肇 19:00∼20:30 (情報電子工学科) 新潟県立看護大学 9 月 29 日(木) 教 授 2 柿川 房子 19:00∼20:30 (癌看護学) 3 新潟県立看護大学 10 月 6 日(木) 教 授 19:00∼20:30 吉山 直樹 (病態学) 新潟工科大学 10 月 13 日(木) 助教授 4 寺島 正二郎 19:00∼20:30 概 要 講 式 見やすい表示・使いやすいスイッチ ―身の回りの認知科学― 「見やすい表示」や「使いやすいスイッチ」を作るには、機械自体 の改良だけでなく、人間の特性を踏まえることも重要です。 そのような学問領域である「認知科学」について、身近な例を挙げ ながら紹介していきます。 がん患者と家族のコミュニケーション 家族の一人ががんになった時、私たちは、思いがけない突然の深い 悲しみ、嘆き、そしてひどい苦痛を感じます。治療を受けなくてはな らない大切な家族の一員に対して、どのように慰め、支え、適切で効 果的な対処ができるのか、つまり患者・家族相互の真の情愛表示を支 え、生活の意味を共感するコミュニケーションのあり方について述べ ます。 介護予防は生活習慣病の治療から 「ねたきり」発生の原因の第1位が脳血管障害であり、脳血管障害 の重要危険因子が高血圧・高脂血症・糖尿病等の生活習慣病です。従 って我が国では、無治療で放置されたり、十分な治療がなされていな い生活習慣病の患者さんが、キチンとした治療のレールに乗るだけで 「ねたきり」の方は激減する、と言われています。これらの病気を楽 しく治療するには、どうしたら良いのか、皆様と考えてみましょう。 車椅子の処方と開発が望まれる機能 様々な車椅子の種類や機能を紹介しながら、利用者に適した車椅子 の選び方をお話しします。 また、「こんな機構があったらいいな」や「こんな形もおもしろい」 など現在の車椅子にこだわらないで、新しい車椅子の形を一緒に考え (機械制御システム工学科) ます。 5 新潟工科大学 10 月 20 日(木) 教 授 深澤 大輔 19:00∼20:30 (建築学科) むらやまちの人々から支援されて過ごせる高齢者 居住の模索 介護を必要としている高齢者に対し、これまでの施設介護型から在 宅介護への転換が図られています。これまでに住み慣れた環境で知り 合いの人々と交流しながら、まちやむらにある我が家で命を全うでき る形態について考えていきます。 20:30∼20:40 閉 講 式 場 所:新潟工科大学S1大講義室 対 象:地域の一般市民 定 員:100名 受講料:無料 申 込:平成17年8月22日(月)∼9月16日(金) 4 2.教養講座 「“アメリカを読む”∼人種、ジェンダー、そして文学∼」 概 要:巨人と呼ぶにふさわしい国、アメリカ。世界中のいろんな国々から移り住んできた人々 はここにアメリカという国を建設した。そこには異なる文化や、宗教や、言葉が混在し ているのだ。まさに人種の「ルツボ」である。そこからすべての人々を納得させるべく 崇高な理念が生まれ、これまでになかった美しい文化が花開いた。それがアメリカなの だが、しかし多くの矛盾を孕んでいることも事実である。本講座ではいくつかの文学作 品を取り上げながら、複雑に絡み合ったこの国の文化をわれわれ日本人の市民の目から 読み取ってみたいと思います。 講 師:半藤 回 開 講 正夫 日 教授 テーマ 講義概要 18:25∼18:30 1 2 開 講 式 1.ニューイングランドのピュリタニズム 2.セーラムの魔女狩り事件 9月27日(火) ホーソーンの 3.ホーソーンの生い立ち 18:30∼20:00 『緋文字』について 4.ヘスターは魔女か聖女か 5.信仰と文学 10月 4日(火) フォークナーの 18:30∼20:00 南部的世界 1.第一次世界大戦後の若者たち 2.南部人のアイデンティティ 3.『アブサロム、アブサロム』 4.『八月の光』のジョー・クリスマス 5.フォークナーと日本 1.ハーレム・ルネッサンス 10月11日(火) 『カラー・パープ 2.黒人の人権運動とアメリカ文化 3 3.『カラー・パープル』の女たち ル』の女たち 18:30∼20:00 4.クラレンス・トーマスのセクハラ問題 1.黒人少女ピコーラの願い 10月18日(火) 『青い眼』は何を 2.神に代わろうとした男、ミスター・チャーチ 4 3.トニ・モリスンと「狂気の世界」 見たか 18:30∼20:00 4.『ジャズ』と文学 1.思い出せないこと∼記憶の再構築 10月25日(火) 『ビラヴド』∼「愛 2.奴隷女セタと18年前の償い 18:30∼20:00 されし者」の哀しさ 3.セタの女性性と母性性 5 4.終わりに∼「母」の子守唄 20:00∼20:10 閉 講 式 場 所:柏崎エネルギーホール(柏崎市駅前2−2−30) 対 象:地域の一般市民 定 員:100名 受講料:無料 申 込:平成17年8月22日(月)∼9月16日(金) 5 申込方法等 1.申込期間内に、希望する講座名と住所、氏名、電話番号を明記の上、電話、 ファクシミリ、電子メール等でお申し込みください。 2.講座により開始時間が異なりますのでご注意ください。 3.技術講座・実験編の受講料は、初回に会場の受付でお納めください。 4.全講座とも3回以上出席された方には、修了証書を授与します。 5.本学の公開講座は、新潟県教育委員会が主催する「いきいき県民カレッジ」 に参加しておりますので、受講者手帳をお持ちの方は、受講の際にご持参 願います。 6.都合により開講日、会場、講師等が変更になることがあります。 申し込み先・問い合わせ先 〒945-1195 柏崎市藤橋 1719 番地 新潟工科大学 学務課 TEL.0257-22-8102 FAX.0257-22-8112 URL http://www.niit.ac.jp e-mail [email protected] 〈会場案内図〉 新潟工科大学 柏崎エネルギーホール *車でご来場の方は、学生駐車場を ご利用ください。(収容台数450台) *車でご来場の方は、会場向かいの有料 駐車場をご利用ください。 6