...

環境の構造と動態 地球環境の歴史 大塚 勉 環境の構造と

by user

on
Category: Documents
119

views

Report

Comments

Transcript

環境の構造と動態 地球環境の歴史 大塚 勉 環境の構造と
教養科目
時間割コード
授業題目
00001
地球環境の歴史
環境の構造と動態
授
業 英文授業名 Historical Geology
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育43講義室
担当教員
曜日・時限 水曜・1時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
人類の生存土台となっている地球環境の成立過程を知り,現在の環境が長い歴
史と微妙なバランスの上に成立していることを理解して,身の回りにある自然へ
の深い見方を身につけることを目的とする。
近年、地球環境を維持する努力を始めるうえで、もはや時間的な猶予がないこ
とが強く叫ばれている。地球環境の成立過程を地質学をとおして考えることによ
って,地球環境と人類文化との調和・共生のため,将来自分たちが積極的に行動
するために必要な知識を身につける。
キーワード:地球、生命、海洋、大気、進化、大陸移動、資源、エネルギー、温
暖化、地熱、原子力、太陽光発電
(2)授業の概要
地球の過去の調べ方,年代測定法,地球の誕生,大気組成の変遷,生命の誕生
と進化,大陸移動とプレートテクトニクス,気候変動といったテーマを,地球の
歴史に沿って,トピックを取り上げながら授業を展開する.授業では、必要に応
じてビデオ教材を用いる。
授業では,地球環境に関するテーマについて各学生が書物によって学習した結
果に基づいてグループ間で意見を交換し,最終的にどのような意見をもつに至っ
たかを発表する。
(3)授業計画
1.地質学の原理と法則・年代測定法
2.地球の誕生過程・生命の誕生
3.大気組成の変遷
4.古生代前期−動物の大発展−
5.生命の上陸
6.大陸移動とプレートテクトニクス
7.中生代−恐竜の繁栄と絶滅−
8.日本列島の成立と地殻変動
9.第四紀−氷河時代−
10.中間テストと後半の課題説明
11.図書選定と内容理解
12.文献理解と意見交換1
13.文献理解と意見交換2
14.グループ発表1
15.グループ発表2とレポート提出
時間割コード
大塚 勉
対象学生 全
備考
(4)成績評価の方法
試験を除く授業の3分の2以上の授業に出席していることを前提とし、中間テ
ストの成績(約50%)、グループワークとレポート(約50%)により評価する.
合計得点が60%以上で合格,70%未満がC評価,80%未満がB評価,90%未満
がA評価、90%以上をS評価とする。
(5)履修上の注意
テキストを用いて予習・復習すること.それを出発点として、他の文献にも当
たる。図書館の利用を勧める。
地球環境の問題は常にニュースや新聞で取り上げられている。受講者も日頃か
ら関連する話題に注意を払ってほしい。
グループ内討論では各自教科書以外の文献を読むことになる。図書館の蔵書の
利用を強く勧める。
この授業は、後期に行われる同名の授業(公文先生担当)と合わせて受講する
ことはできないので注意すること。
(6)質問,相談への対応
授業後か、研究室で対応する。
必要に応じてメールでの問い合わせも可能。
[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎社会的行動マインド 学習成果は、将来社会人として行動するときのよりどころとなる。
◎専門外の知識
文系学生にこそ、自然科学に関する疑問点を解決するチャンスである。
◎環境基礎力
環境問題を考え行動するときに必要な知識が身につけられる。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
発表に向けてグループ内で意見を交換し、結論をまとめる力を身につ
ける。
【教科書】
基礎理学教科書「地球の科学」1500円程度。大学生協で販売予定。
【参考書】
川上伸一・東條文治,「地球史がよくわかる本―「生命の星」誕生から未来まで
」,ISBN: 9784798024356,秀和システム,2009年,2,100円
丸山茂徳・磯崎行雄,「生命と地球の歴史」,岩波新書 no.543,岩波書店,
1998年,861円
00002
環境の構造と動態
授業題目 自然災害と環境
授
業 英文授業名 Natural hazard and environment
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・2時限
目
講義室 共通教育43講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
我が国では、地震・津波・火山活動などの自然災害が頻発しており、私たちは
それらと共存する運命にある。しかし、自然災害は、本質的には自然界で普通に
起こっている現象である。その現象に人間生活が影響を受ける場合に我々はそれ
を自然災害と呼ぶことになる。自然災害科学の使命の第一は、現象そのものとそ
の発生要因をしっかりと理解することである。そしてその第二の使命は、災害の
特質を災害の種類ごとに把握して、「災害との共生」の方法を探求することであ
る。社会にわかりやすく知識と情報を伝えることも重要である。
自然災害科学の授業をとおして、将来生活の中で、あるいは職業の場で考え行
動するための基本的な知識を学ぶ。
キ−ワード:地震、活断層、津波、洪水、火山活動、自然災害
(2)授業の概要
3人の教員が、それぞれの専門領域に関連した内容(火山,河川と海洋,山間
地の災害と自然利用)を担当する。
信州は火山が集中している地域でもある。火山活動が起きる場所にはある法則
性がある。そのことをまず理解した上で、火山活動の起こる仕組み、火山活動の
種類、火山活動への対処方法などを実例に即して講述する。
また、人間の生活の場となっている平地は河川や海洋によって直接的な影響を
受ける場所である。地球が温暖化する中で、川や海で起こる現象やしくみをよく
理解し、将来予測や対策に役立てる必要がある。
松本は大地震発生の確率がとくに高いとされている。信州では、最近、多くの
活断層が身近に存在していることが明らかになってきている。地震はこれらの活
断層の運動の結果生じるものである。信州の特殊な地質条件と予想される災害と
の関係を知ってほしい。
さらに、このような環境の中で、人間は自然を利用して社会や文化を維持して
いる。自然利用の方法やその失敗の事例を学ぶ。
(3)授業計画
第1週 総論(大塚)
第2-4週 火山活動の発生場と起こる仕組み,火山活動の種類,火山との共生方
法(三宅)
第5-8週 河川の役割、海・海岸線の挙動と災害、河川・海洋システムからみた
地球環境(村越)
第9-15週 活断層と地震災害、人類社会と自然利用、身近で起きた自然災害、
災害防止の技術と限界(大塚)。
3人の教員が、それぞれの授業中に随時レポートを課すか、小テストを実施する。
担当教員
大塚 勉
三宅 康幸,村越 直美
対象学生 全
(4)成績評価の方法
講義中にレポートの提出を求めるか、または小テストを随時行い、成績を評価
する。授業の教員の担当時間数に応じて配点する。
3分の1以上の授業に出席していることを前提とし、レポートまたは小テスト
が提出されていて、授業内容のアウトラインが理解できていればC評価。レポー
トまたは小テストが提出されていて、講義内容が充分理解できていればB評価。
レポートまたは小テストの内容が充実しており、講義内容も充分理解できていれ
ばA評価。3人の担当教員の授業内容すべてにおいて、深く理解することができ
ている場合はS評価とする。
(5)履修上の注意
日頃から新聞やニュースなどで、自然災害に関する情報に接するようにしてほし
い。また、自分の出身地の自然環境や災害について知っておくと、授業の効果が
高まる。
毎回、出席をとる。
(6)質問,相談への対応
毎時の講義のあとに訪問時間を決めた上で、担当教員の研究室において対応する。
履修全般に関わることについては大塚が対応する。研究室は、全学教育機構北棟
3階。必要に応じてメールでも対応する。
[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎地域環境に関する理解 自然災害の実例を通して、地域の環境に関する理解を深める。
災害が社会に与えた影響を学び、将来社会人として行動する際基礎と
◎社会的行動マインド なる知識を得る。
◎専門外の知識
専門外の学生にとって、地質学に基づく自然環境に関する理解を深め
ることができる。
【教科書】
なし
【参考書】
講義中に資料を配付する。
教養1
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00003
NHKビデオで学ぶ地球環境の歴史
環境の構造と動態
授
業 英文授業名 The Miracle Planet
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育20講義室
担当教員
森清 壽郎
曜日・時限 月曜・1時限
授業形態
講義
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
地球環境の成立に関する知識の普及と、地球環境問題への関心喚起を意図す
る。映像を通して理解させることにより、学ぶ際の敷居をできるだけ低くす
ることを試みる。
(5)履修上の注意
受講人数を250名に限る。そのため、第1回目の授業のとき、抽選をおこな
う。抽選により受講を認められた者は、信州大学基礎理学教科書「地球の科
学」を必ず購入し、毎回持参すること。
(2)授業の概要
NHKが製作し1987年に放映された「地球大紀行」のビデオを毎回見る。上映前
に、そのビデオから注意して読み取るべきことがらを説明する。ビデオ終了
後、その中で語られた重要事項を、配布プリントおよび基礎理学教科書「地
球の科学」にもとづいて補足説明する。
ビデオを見る授業形式は、受講者を受身にさせやすい。上映前にポイント
を説明するので、それをよくきいて漫然とみることがないようにしてもらい
たい。遅刻は認めず、9時10分以後の入室者には出席カードを交付しない。上
映しているときは室内が暗く、スクリーンをみているだけなので、どうして
も眠くなる。この授業の前の日は早く寝ること、ガムを持参して眠くなった
らそのガムを口にいれてかむこと(他の授業ではそれをおこなってはいけな
い)。映像を見てそれから学ぶ授業なので、寝ていたのでは授業から学んだ
ことにならない。そのため、寝ている学生に対しては、ピコピコハンマーで
たたいて目をさまさせる。列の中央で寝ている学生には、模造紙を巻いてつ
くった紙筒でたたいて目をさまさせる。
(3)授業計画
1.ガイダンス、イントロダクション
2.水の惑星・奇跡の旅立ち
3.引き裂かれる大地(アフリカ大地溝帯)
4.残されていた原始の海
5.奇岩にひそむ大気のなぞ
6.巨大山脈の誕生(ヒマラヤ・アルプス山脈)
7.巨木の森 大地を覆う(ボルネオ・アメリカ森林地帯)
8.恐竜の谷の異変(北米ロッキー山脈)
9.氷河期襲来(北米・巨大氷床)
10.移動する大砂漠(サハラ砂漠)
11.資源を生んだマグマ噴出(南アメリカ・キプロス)
12.多重バリアーが守る生命の星(大気圏・磁気圏)
13.太陽系第三惑星・46億年目の危機
14.(方法論講義)地球史をひも解くために用いられる地質学的方法の根
本原理
15.(方法論講義)元素の放射壊変を利用した絶対年代の決定
16.試験
(4)成績評価の方法
本授業は「出席さえすれば単位がでる」授業ではなく、期末試験においてこ
の授業から学んだと認められるような成績を示さないと、単位は認定されな
い。具体的には、出席点50点、期末試験50点、を合計して判定する。秀評価
は90−100点、優評価は80−89点、良評価は70−79点、可評価は60−69点、
59点以下は不可、とする。
時間割コード
映像をみるだけでは、紹介された事項についての学術的理解力がどうして
も不十分となる。そのため、「地球の科学」をテキストとして、授業時間外
にも学習すること。
(6)質問,相談への対応
質問は授業中および授業終了後は研究室にて、随時受けつける。また、メー
ルでも受けつける。メールアドレスは、[email protected] 研究室は
理学部C棟4階の403号室。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎環境基礎力
映像と教員による補足説明を通して学ぶ。
◎専門外の知識
映像と教員による補足説明を通して学ぶ。
【教科書】
プリントを毎回配布する。
【参考書】
信州大学基礎理学教科書「地球の科学」約2500円
00004
県内大学開放授業
環境の構造と動態
授業題目 農山村と環境
授
業 英文授業名 Environmental science in rural area
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・3時限
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
国土の2/3を占め、農業生産の40%を担う中山間地域の農山村。現在、こ
こでは多くの問題が生じているが、一方そこでの農林業生産やそれによる
生活が、豊かな地域環境を支え、生み出している。急速に変化する社会の
中、自然との共存による農山村の生産や生活様式が、現代を生きる私たち
の価値観の転換等、示唆するものは少なくない。
本講義では、伝統的な農山村における農林業が、どのように景観、二次
的自然環境や地域環境を形成してきたのか、また、農山村を取り巻く社会
変化に対応する農林業の営みや新たな技術はどのようなものかを学び、農
山村の再生を考える。伝統的で総合的な農林業生産や農山村での生活の検
討を通して、将来の地域環境の保全のあり方、さらには地球環境の保全へ
の科学技術のあり方およびその相互の関わりについて考える。
(2)授業の概要
講義は、Ⅰ.農山村の概要、Ⅱ.農山村再生のための技術とその適用、Ⅲ
.豊かな農山村の再生と創造、という三つのテーマから構成される。Ⅰで
は農山村の現状を報告する。Ⅱでは地域で役立っている農林業技術とその
技術を用いた地域再生や適用の事例、教員が関わっている地域からの報告
である。Ⅲでは、各技術をまとめて農山村の再生・創造への方向付けを行
う。講義は、各講師の専門的な観点から、また、各講師の研究フィールド
での事例から、わかりやすく解説する。
(3)授業計画
Ⅰ.農山村の概要
4月10日 1.講義の概要:農山村の特性 内川
4月17日 2.中山間地域の集落:限界集落化と集落持続の可能性 村山
4月24日 3.農山村の土地と利用 内川
Ⅱ.農山村再生のための技術とその適用
5月 8日 4.森林の現状と技術 岡野
5月15日 5.森林再生の技術とその適用 岡野
5月22日 6.棚田の景観と保全 内川
5月29日 7.中山間地域の維持管理技術 内川
6月 5日 8.伝統野菜の保全技術 大井
6月12日 9.伝統野菜を用いた山村活性化 大井
6月19日 10.長野県の紫外線環境と生活 鈴木
担当教員
市民開放授業
内川 義行 他
対象学生 全
6月26日 11.伝統的河川技術と農地形成 星川
7月 3日 12.伝統的河川技術の再評価と適用 星川
7月10日 13.水資源の保全と地球環境 星川
Ⅲ.豊かな農山村の再生と創造
7月17日 14.地域の価値創造 村山
7月24日 15.農山村の再生プログラム 内川
7月31日 16.まとめ・試験 内川
他
(4)成績評価の方法
授業内容の理解度を測るためのミニレポートと試験により評価する。
(5)履修上の注意
自ら考え、学び、主体的に勉学に取り組む姿勢を期待する。教科書を活
用し事前に予習すること。
(6)質問,相談への対応
講義時間の後、もしくは電話等で連絡の上、時間調整願います。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎地域環境に関する理解 中山間地域農山村の現状と対策の方針について理解する
【教科書】
講義中に紹介する。
【参考書】
「農林業がつくる地域環境と保全技術」信州大学田園環境工学研究会編 ほおずき書籍
教養2
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00005
県内大学開放授業
環境変動と森林
環境の構造と動態
授
業 英文授業名 Enviromental Flactuation and Forest
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・3時限
目
講義室 共通教育13講義室
授業形態
講義
備考
担当教員
市民開放授業
中堀 謙二
対象学生 全
(1)授業のねらい
森林を切り口にして「地球の地史的な環境変動」と「東西文明地域での人間による自然
改造」の歴史を辿り、「人類が登場するまでの地球の環境変動」「人間による森林伐採
後の自然回復力の地域差」「人口増加が農耕地拡大を促進させ、結果として森林減少を
招いた」ことを理解する。特に石油利用の普及以降、人口急増、森林減少、種の絶滅、
地球温暖化、食料不足が加速しており、これらの課題解決のため、自然回復力の強い日
本に住む者がとりうるライフスタイルや科学技術について考える。
15.グローバル化する生物圏外資源利用社会:地球温暖化・生物多様性と森林
16.まとめ
(第3回レポート提出締め切り)
(2)授業の概要
最初に新生代の気候と森林について第三紀・第四紀・後氷期と時代順に植生変遷とそ
の原因について学び、地球環境の地史的変化をみる。
次に対照的気候下にある地中海沿岸と日本とにおける人間による自然改造とその結果
を比較し、生態的特性とくに森林の再生力と森林利用と文明の関係について考える。
次に日本に焦点をあて、日本列島における森林開発史・利用史を通観し、人間の利用
する資源が生活地域から地域外、そして生物圏外へと拡大し、その中で日本の植生と日
本人の自然観が大きく変貌し、世界の自然も変貌しつつあることを学ぶ。
最後に森林に焦点をあて、食料問題と森林開発、木材資源利用、地球温暖化との関係
をとりあげる。
以上の内容を通して、現代に生じている環境問題に対する理解を深めるとともに,多
面的な切り口からの問題点の発見,解決へのアプローチを考える。
(5)履修上の注意
地球独自の変動と人間の地球環境への影響について論じるので、講義の流れをつかむこ
とが重要である。本科目は森林を切り口に地球温暖化など環境変動との関係をみたもの
であるが、この種の問題については、多くの要因が関与しており、配布資料で随時紹介
する「参考書」などによって幅広く勉強する手がかりにして欲しい。
(3)授業計画
1.温暖な古第三紀・寒冷気候が出現した新第三紀の環境変動と植生遷移
2.寒冷期と間氷期とが繰り返す第四紀の環境変動と植生遷移
3.最終間氷期以降の環境変動と日本における植生遷移
第1回レポート課題出題(次々週までに提出)
4.気候変動と人間の文化の変遷:旧石器文化から新石器文化へ
5.「再生力の弱い自然」の中で生まれた二つの自然観
ギルガメッシュ神話と旧約聖書にみるレバノン杉と洪水伝説
(第1回レポート提出締め切り)
6.地中海気候下の放浪する文明(弱い自然) ギリシャの人と森林
7.地中海気候下の放浪する文明(弱い自然) ローマの人と森林
8.温帯モンスーン気候の中の日本(強い自然) 木材利用開発史
第2回レポート課題出題(次々週までに提出)
9.江戸時代の地域資源を利用する生活と森林
10.明治時代以降の地域外資源利用の開始と森林
(第2回レポート提出締め切り)
11.昭和初期の生活と第二次大戦後の高度経済成長
12.高度経済成長と森林
13.飽食を支える海外森林の農地転換
第3回レポート課題出題(次々週までに提出)
14.自然から自立する現代日本人
時間割コード
(4)成績評価の方法
3回(8割)のレポートと毎回の授業後に提出するミニレポート(2割)により評価する。
(6)質問,相談への対応
原則的に「授業のホームページの掲示板」を利用して下さい。
http://el..shinshu-u.ac.jp/scile/qa.cgi
相談でホームページを利用したくない場合はメールを出してください。
[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎社会的行動マインド
日常生活や研究活動において、環境に配慮しながら行動できる
◎多様な文化受容マインド 世界の異なった地域の生態系や文化の違いに配慮して判断し活動できる
◎専門知識と応用力
地球の森林の歴史や成因を理解し、今後の自然との向き合い方について考え
られる
信州の森林の歴史とその要因や、現在の日本と世界の森林の状況が理解でき
◎地域環境に関する理解 る。
【教科書】
使用しない
【参考書】
伊藤公紀「地球温暖化」日本評論社
大熊幹章「地球環境保全と木材利用」林業改良普及双書No143
授業中に紹介する
00006
環境の構造と動態
授業題目 環境∼その人文・社会科学的アプローチ
授
業 英文授業名 Environment from the viewpoint of human science and social science
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・2時限
目
講義室 共通教育43講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
「環境」は、これまで、とかく、自然科学的な研究と理解に偏りがち
であった。
ここでは、人文・社会科学的な様々な視点から、考察・検討・理解す
る。
特に様々な環境へのアプローチを学ぶことにより、広い視野を持って
環境問題を思考するための、問題発見・問題解決の能力を養い、併せて
専門外の知識の獲得を目指す。
(2)授業の概要
人文・社会科学的な環境マインドを構築するにあたり、社会学、文化
人類学、政治学、法学、文学、脳神経科学、教育学など、様々なパース
ペクティブから、環境を検討し理解する。
環境として、ここで扱うのは、自然環境のみでなく、人間が人間とし
て活動する生活環境全般が対象となる。
(3)授業計画
1回目 松岡俊裕:ガイダンス
2回目以降は、以下の教員がそれぞれ1∼2回担当します。
詳細はガイダンス時に知らせします。
担当教員
松岡 俊裕 他
対象学生 全
橋本純一 スポーツ社会学の視点から
(4)成績評価の方法
各授業担当教員が個別に評価し、それらの評価を、総合して最終的な
成績評価をします。
(5)履修上の注意
課題等は、担当の教員による指示に従って下さい。
理解を深めるため、担当教員の指示による図書館等での学習の充実を望
みます。
(6)質問,相談への対応
1、講義内容に関しては、基本的に授業中または授業終了後に、各授業
担当教員に直接質問して下さい。
2、その他の質問・相談に関しては、担当教員:松岡が行います。
※オフィスアワー:水曜日(16:30∼17:30)
担当者と内容
荒井英治郎 環境教育の政策・制度論
金沢謙太郎 環境社会学の視点から
分藤大翼 文化人類学の視点から
小山花子 政治学の視点から
田中祥貴 法や判決から環境問題を考える
加藤善子 同じ人たちが違う結果を生み出す:グループダイ
ナミクスの視点から
佐々木寛 ロシア文学の視点から
松岡幸司 ドイツ文学の視点から
有路憲一 生活環境における脳神経科学
小山茂喜 環境教育の方法論
松岡俊裕 中国文学の視点から
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎環境基礎力
人文・社会科学的な環境理解の基礎的方法を習得します
◎環境実践力
人文・社会科学的に環境はどのように理解し問題解決を図る
のかを理解します
◎人類知の継承と未来創 人類がどう環境と向き合ってきたか、今後どう環境を構築し
造マインド
てゆくべきかを理解します
【教科書】
特に指定しない。
【参考書】
担当教員が紹介します。
教養3
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
00007
時間割コード
授業題目
自然環境と文化
環境の構造と動態
授
業 英文授業名 Natural Environments and cultures
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・4時限
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
人類学的な観点から地球環境における人類の活動をとらえ、自然環境と
文化の関わりの可能性と課題について考えます。文化の基本的な項目に
ついて、世界の様々な事例を知ることを通じて、自然環境と密接に関わ
っている人々の生き方と、自らの生き方を比較し、それぞれについて考
える力、信州大学が推進している「環境マインド」を養うことが本授業
のねらいです。
(2)授業の概要
はじめに人類学とは何かということを概説します。その上で、人類学的
な知見にもとづいて、食文化、健康と病、病と癒し、死と儀礼、音楽・
舞踊、装いといった項目について自然環境と密接に関わりながら生きて
いる人々の文化を紹介します。また同じ項目について、私たちの文化の
ありようについても紹介し、今後、私たちが自然環境とどのように関わ
りながら生きてゆけばよいのかということについて考えます。
(3)授業計画
1. はじめに
2. 人類学とは何か
3. 人類学者とは何者か
4. 食文化Ⅰ
5. 食文化Ⅱ
6. 食文化Ⅲ
7. 食文化Ⅳ
8. 健康と病
9. 病と癒しⅠ
10. 病と癒しⅡ
11. 死と儀礼Ⅰ
12. 死と儀礼Ⅱ
13. 音楽・舞踊Ⅰ
14. 音楽・舞踊Ⅱ
15. 装い
16. 試験
対象学生 全
小レポート(40点)及び定期試験(60点)。小レポートは、前半の講義
に関するものを8回目の講義に、後半の講義に関するものを15回目の講
義の際に提出してもらいます。成績評価の割合は各20点です。
(5)履修上の注意
世界の様々な文化、人の生き方に対して好奇心を持つことが大切です。
また、自分の生き方についても関心をもち、授業で学んだことを踏まえ
て普段の生活を見直し、自然環境と文化の来し方と行く末について考え、
行動することを期待します。毎回視聴覚資料を利用しますので、しっか
りと視聴できるように体調を整えて受講するようにしてください。
(6)質問,相談への対応
授業終了時に対応します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎環境基礎力
自然環境と密接に関わりながら生きている人々の文化を学ぶ
ことによって
【教科書】
指定しない。
【参考書】
授業時に紹介します。
00008
環境の構造と動態
授業題目 自然環境と文化
授
業 英文授業名 Natural Environments and cultures
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・5時限
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
人類学的な観点から地球環境における人類の活動をとらえ、自然環境と
文化の関わりの可能性と課題について考えます。文化の基本的な項目に
ついて、世界の様々な事例を知ることを通じて、自然環境と密接に関わ
っている人々の生き方と、自らの生き方を比較し、それぞれについて考
える力、信州大学が推進している「環境マインド」を養うことが本授業
のねらいです。
(2)授業の概要
はじめに人類学とは何かということを概説します。その上で、人類学的
な知見にもとづいて、食文化、健康と病、病と癒し、死と儀礼、音楽・
舞踊、装いといった項目について自然環境と密接に関わりながら生きて
いる人々の文化を紹介します。また同じ項目について、私たちの文化の
ありようについても紹介し、今後、私たちが自然環境とどのように関わ
りながら生きてゆけばよいのかということについて考えます。
(3)授業計画
1. はじめに
2. 人類学とは何か
3. 人類学者とは何者か
4. 食文化Ⅰ
5. 食文化Ⅱ
6. 食文化Ⅲ
7. 食文化Ⅳ
8. 健康と病
9. 病と癒しⅠ
10. 病と癒しⅡ
11. 死と儀礼Ⅰ
12. 死と儀礼Ⅱ
13. 音楽・舞踊Ⅰ
14. 音楽・舞踊Ⅱ
15. 装い
16. 試験
(4)成績評価の方法
分藤 大翼
◎多様な文化受容マイン
アジア・アフリカ地域の多様な文化を学ぶことによって
ド
(4)成績評価の方法
時間割コード
担当教員
担当教員
分藤 大翼
対象学生 全
小レポート(40点)及び定期試験(60点)。小レポートは、前半の講義
に関するものを8回目の講義に、後半の講義に関するものを15回目の講
義の際に提出してもらいます。成績評価の割合は各20点です。
(5)履修上の注意
世界の様々な文化、人の生き方に対して好奇心を持つことが大切です。
また、自分の生き方についても関心をもち、授業で学んだことを踏まえ
て普段の生活を見直し、自然環境と文化の来し方と行く末について考え、
行動することを期待します。毎回視聴覚資料を利用しますので、しっか
りと視聴できるように体調を整えて受講するようにしてください。
(6)質問,相談への対応
授業終了時に対応します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン
アジア・アフリカ地域の多様な文化を学ぶことによって
ド
◎環境基礎力
自然環境と密接に関わりながら生きている人々の文化を学ぶ
ことによって
【教科書】
指定しない。
【参考書】
授業時に紹介します。
教養4
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00009
県内大学開放授業
地下水の環境科学
担当教員
環境の構造と動態
授
業 英文授業名 Environmental Science of Groundwater
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・4時限
目
講義室 共通教育43講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
環境マインドを育成するためには、自然科学、社会科学から、哲学に
いたる広範な学問分野の成果を包括的に学び、その知見を基礎として環境
問題の本質を深く掘り下げて考察できる能力を養成しなければならない。
本授業では、受講生は地球環境時代における人間と水との量的・質的関わ
りを地下水を中心として科学横断的に学ぶことにより、各自が所属する学
部における専門教育と環境問題との関わりについて自ら考え、健全で持続
可能な社会を構築するために専門の立場で何が必要かを的確に判断する力
を養成する。
(2)授業の概要
巨大津波により三陸沿岸地方に甚大な被害を与え、さらに福島第一原発で
過酷事故を誘発した東日本大震災に直面して科学技術はどのように対応し
ようとしてきたか、また社会システムに何が欠けていたのか?本講義は、
現在進行中の課題に、地下水がどのように関わっているかをあぶり出すこ
とから始める。そして、まったなしの地球温暖化問題で、世界のそして日
本の水環境がどのように変貌しつつあるか?化石燃料に変わりえる自然エ
ネルギーにはどのようなものがあるか?持続可能なエネルギーとして出番
を待つ地下熱冷暖房システムとは?といった今日的課題に軸足を移してい
く。一方で、水資源としての地下水の機能と役割、地下水の汚染と対策な
どの基礎知識を教授しつつ,穀倉地帯を支える地下水や砂漠で生きるため
の究極の水利用法などのトピックスも紹介していく。授業ではビデオ映像
などを用いてなまなましい現実を紹介しつつ、問題の所在とその解決法に
ついて考察していく。なお、授業の理解に必要な地下水学の基礎知識は、
各自テキストにより修得する。
(3)授業計画
第1週 災害時の地下水利用
第2週 放射性物質と地下水汚染
第3週 データでみる地球温暖化
第4週 世界の水資源
第5週 乾燥地域の水問題-タリム盆地のカレーズ
第6週 枯渇する地下水資源-アメリカのオガララ帯水層
第7週 日本の水資源
第8週 長野県の地下水
第9週 松本盆地の地下水
時間割コード
藤縄 克之
対象学生 全
第10週 地下水の基本的性質
第11週 地下水の保全策と強化法
第12週 地下水の汚染と対策
第13週 地下水温は一定か?
第14週 地下の熱エネルギーを冷暖房に利用する
第15週 未来可能な社会形成に何が必要か
(4)成績評価の方法
試験期間中に行う筆記試験の他、小テストやレポートの成績、出席状況な
どを総合的に評価する。
(5)履修上の注意
特になし
(6)質問,相談への対応
質問は授業時間中に受け付ける。相談は事前に連絡が有れば、研究室でも
可。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎問題発見・解決能力 情報収集能力を高め、専門知識との関わりを理解させる。
◎専門知識と応用力
専門知識がどのように応用されているか例を示す。
◎専門外の知識
専門知識と専門外の知識のキャッチボールの相乗効果を理解さ
せる。
◎環境基礎力
環境科学は自然科学や社会科学を包含する総合科学であること
を理解させる。
【教科書】
汚染される地下水(藤縄克之)共立出版(税込み1575円)
【参考書】
地下水問題とその解決法(藤縄克之監修)環境新聞社(2800円+税)
環境地下水学(藤縄克之)共立出版(4700円+税)
00010
県内大学開放授業
環境の構造と動態
授業題目 宇宙放射線と環境
授
業 英文授業名 Cosmic radiation and environment
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育42講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
地球をとりまく宇宙環境について学び理解する。地球の大気圏や磁気圏
を通り越してその外側に出ると、そこには太陽からの波と風や宇宙放射
線の世界が広がっている。宇宙飛行士を火星に送り届けようとすれば、
宇宙放射線の人体への影響も無視できない。放射線に関する基礎知識や
宇宙放射線にまつわる様々な話題(ビッグバン宇宙論など)に接しなが
ら、宇宙と地球環境についての広い視野を身に付ける。地球を宇宙から
眺めて、太陽地球環境という枠組みの中で地球環境を多角的に理解する。
(2)授業の概要
19世紀末から20世紀初頭にかけて、X線や放射線に関する発見が相次い
だ。物理学の研究対象はミクロな世界の原子から、やがて原子核、素粒
子へと発展していった。その過程で核エネルギーの発見があり、さらに
ビッグバン宇宙へと展開していった。科学史的な要素を取り入れながら
現在のビッグバン宇宙論にせまる。そのあと、地球をとりまく宇宙環境
について考える。太陽活動が宇宙線を介して地球気候の長期変動に影響
を与える仕組みについても取り上げる。数式はなるべく使わないで物理
的なものの見方、考え方に主眼をおいて行う。
(3)授業計画
1. 序論、2つの暗雲(エーテルと黒体放射)
2. X線の発見
3. 放射線(α、β、γ)の発見
4. α崩壊の理論とβ崩壊の理論
5. 星のエネルギー源は何か?
6. 宇宙の元素はいかにして創られたか?
7. 宇宙マイクロ波背景放射の発見
8. ハッブルの膨張宇宙説
9. 相対論的宇宙論
10. クォークとレプトン
11. インフレーション宇宙モデル
12. COBEとWMAPの観測
13. 宇宙放射線と環境(1)
14. 宇宙放射線と環境(2)
15. 宇宙放射線と環境(3)
市民開放授業
16.
担当教員
市民開放授業
安江 新一
対象学生 全
期末試験
(4)成績評価の方法
授業の理解度を判断するための期末試験(7割)と、適宜課すレポー
ト(小テストを含む)(3割)による。
(5)履修上の注意
板書をしながらの講義という伝統的な形式で授業を行う。したがって
ノートを用意して筆記し、復習や自習に役立てて欲しい。参考書など関
連する本も読み、主体的に理解を深めて欲しい。
(6)質問,相談への対応
講義中や講義の後に質問の時間を設ける。メールによる質問も受け付
ける。(メールアドレスは授業時に)
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎環境基礎力
地球を取りまく宇宙環境について、物理学の立場から基礎的
事項を理解する。
◎科学リテラシー
過去1世紀にわたる物理学の重要な発見の歴史を追いつつ、
ビッグバン宇宙論に迫る。
◎普遍的・数量的理解力
数式の使用はなるべく避けながら、物理的なものの見方・考
え方を身に付ける。
【教科書】
使用せず。必要な資料を適宜配布する。
【参考書】
講義の際に紹介する。
教養5
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00011
県内大学開放授業
地球環境の歴史
環境の構造と動態
授
業 英文授業名 Geoenvironmental History
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育42講義室
担当教員
公文 富士夫
曜日・時限 水曜・1時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
現在の地球環境を正しく理解するためには,45億年ほどの地球環境の歴史を知る必要がある.地
球の過去は未来を映しだす「鏡」ともなる.例えば,現在の大気は数十億年にわたる生物圏と
気圏・岩石圏との相互作用の上に成立し,微妙なバランスを保ちながら現在に至っている.過
去7回以上も記録されている生物界の大絶滅の原因は何であろうか.それは将来には起こらな
いことであろうか.最近の260万年間に何度も氷期と間氷期が繰り返してきたことを君は知って
いるだろうか.過去の出来事は未来に起こりうることを示唆しており,将来の指針にもなりう
る.地球環境の歴史を紐解く原理と法則性を理解して問題解決の基礎力を身につけ,具体的知
識もふやして将来に備えてもらいたい.地球環境の歴史に対する理解に裏付けられた深い環境
マインドが育つ.
(2)授業の概要
太陽系の成立と密接な関係をもって始まる地球の誕生過程から第四紀と呼ばれる現在の時代
まで,地球の歴史上のハイライトを,鍵となった現象や事件に即しながら,環境変遷と関係づ
けて講義する.単に解明された地球史の解説ではなく,地質学的・地球化学的な方法論や各種
の解析手法も重視して講義する.
人間生活の物理的・生態学的基盤となっている地球についての科学リテラシーを,この講義
手展開する程度の内容で身につけておくことは必須である.過去を解明する科学的手法は応用
のきく方法論でもある.地球を素材に「考える力」も身につけて欲しい.
(3)授業計画
1. 地層累重の法則と層序学の基礎:方法論(1回)
現在主義(斉一説),地層累重の法則,化石による地層同定の法則,対比,不整合,地殻変
動
2. 地質年代と年代測定法;数理的取り扱いも含む(1回)
放射性同位体,放射壊変,K-Ar法,アイソクロン法,14C法
3. 先カンブリア時代の地球環境(2∼3回):物理/化学的プロセスが主体+生物の役割
太陽系と地球の誕生:平衡凝縮説,地球の成層構造の成立
大気と海洋の起源:海水,遊離酸素,コレニア,生命の誕生
<中間テスト1>
4. カンブリア紀における動物界の大爆発−生物進化の試行錯誤−:これ以降は動稙物が主体と
なる地球の始まりで,地質学的手法が重要となる (1回)
エディアカーラ動物群,バージェス頁岩,動物界,
5. 古生代中期の生命の上陸−環境変化と生物進化−(2回)
魚類の進化:原索動物,脊椎動物,無顎類,板皮類,軟骨魚類,硬骨魚類
脊椎動物の上陸:肉鰭類,ユーステノプテロン,イクチオステガ,カレドニア変動,維管束
植物,プシロフィトン,シダ植物,鱗木,石炭紀,裸子植物
6. 大陸移動説とプレートテクトニクス−ゴンドワナ大陸の分裂−:巨視的な地殻変動の理解,
科学史としての意義もある(1∼2回)
ウェーゲナー,気候帯,極移動,海洋底拡大説,プレートテクトニクス説
<中間テスト2>
7. 爬虫類の繁栄と絶滅:動物界のダイナミックな変遷(1回)
ハ虫類:進化,適応放散,哺乳類,鳥類
動物界の大絶滅:K-T境界,P-T境界,隕石説
8.新生代:身近な動植物界の成立 (1回)
哺乳動物の適応放散,日本列島の誕生
時間割コード
市民開放授業
対象学生 全
備考
9.第四紀−氷河時代−(3∼4回):ダイナミックな気候変動の理解
氷河と氷河地形;氷堆石,海水準変動,大陸棚,海底谷
氷期と間氷期;古気候指標,海洋酸素同位体比,氷床酸素同位体比,
気候変動とその原因;ミランコビッチ・サイクル,深層水循環
完新世の世界;沖積平野
<中間テスト3> (4)成績評価の方法
授業毎に行う小テスト(1∼2割)およびと3回の中間テスト(7∼8割)の結果を合計し,
得点の比率が60%未満で不合格,60∼70%でC,70∼80%でB,80∼90%でA, 90%以上でSと評価す
る.小テストは各授業の理解を深めるためのものであり,それにきちんと解答することが良い
成績への着実な一歩である.
(5)履修上の注意
単元ごとにメリハリをつけて予習・復習を行ってください.テキストやE-learning教材を活用
して下さい.小テストには,辞書や板書の丸写しではなく,自分で考えた解答を作成してくだ
さい.講義を欠席したらその部分は自習して補ってください.e-Learning (e-Alps) にも対応さ
せるので,そこにおいてある資料も活用してください.
なお、前期で開講されている同名の授業と合せて取ることはできない.
(6)質問,相談への対応
・電子メールによる質問を受け付けます(アドレス [email protected]).地球環境の歴
史:○○ と要件を表題に入れてお送り下さい.
・理学部B棟605室(研究室)で随時質問を受け付けます.電子メールで予約を取ってもらうと確
実です.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
知的好奇心をもって学ぶことが第1歩です
◎地域環境に関する理解
知識とともにそれを体系立てて理解するための原理,法則が重要です
◎環境基礎力
地球環境の成立過程をしっかり理解することが現在の地球の理解を深めます
◎人類知の継承と未来創造マイ
ンド
過去の事実は未来を予見する重要な素材です.
【教科書】
三宅・戸田・公文(編著)信州大学基礎理学教科書,地球の科学.信大生協販売,2012年度版(
2011年度版でも可).
予約販売が原則ですので,4月に注文してください.
【参考書】
A.ホームズ著 地質学原理(1∼3)東大出版会 (1983∼84)
丸山茂徳・磯崎行雄著 生命と地球の歴史 岩波新書 no.543(1998) 00012
県内大学開放授業
環境の構造と動態
授業題目 環境問題のしくみ
授
業 英文授業名 Basic science for environmental problems
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・5時限
目
講義室 共通教育13講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
環境と科学技術の新たな関わり方について広く知見を得て、多角的な観
点から環境問題を捉えられるようになる。新聞やテレビで盛んに報道さ
れている環境問題を、生態学的、化学的知見にもとづいて、科学的に理
解できるようにする。学生は、巷に溢れる情報をただ鵜呑みにするので
はなく、時には批判的に見る視点を身に付ける。
(2)授業の概要
地球温暖化、オゾンホール、酸性雨、地下水の硝酸塩汚染などの環境問
題を取り上げ、その発生機構、影響、対策を、生態学的、化学的視点か
らみていく。
(3)授業計画
1 人口増加とエネルギー消費
2 地球温暖化現象
3 過去の気候変動 4 温暖化のしくみ 二酸化炭素は主犯?
5 温暖化の影響と対策 6 オゾンホール
7 酸性雨
8 硝酸塩汚染と食糧生産
9 湖沼の富栄養化
10 長野県の河川水質
11 生物濃縮
12 環境ホルモン
13 成長の限界
14 日本の歩み
15 今後の地球環境
16 試験
担当教員
市民開放授業
戸田 任重
対象学生 全
良、80点以上90点未満は優、90点以上は秀、とする。
(5)履修上の注意
授業の最後に実施する小テストを3回以上提出することが最終試験の受
験資格。
興味や疑問を持った授業のテーマについて、参考書やインターネット等
を利用して、事前・事後に自分で探求する姿勢を期待する。
なお、受講者が100名以上の場合、抽選により受講制限を行うことがあ
る。
(6)質問,相談への対応
質問は、原則として、授業中に受け付ける。時間外であれば、メール(
[email protected])で対応する。メールには、必ず、題目に「環
境問題のしくみ」と記入し、本文には氏名を明記すること。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎普遍的・数量的理解力 数値データを含む図表を多数配布
◎環境基礎力
授業全体を通して
◎地域環境に関する理解 長野県の水質問題にも言及
(4)成績評価の方法
授業の最後に随時実施する小テスト(20%)と、最終試験(80%)で評価
する。小テストを3回以上提出することが最終試験の受験資格。100点
満点で、60点未満は不可、60点以上70点未満は可、70点以上80点未満は
【教科書】
なし(資料を配布)
【参考書】
1.「地球環境化学入門」J.アンドリューズ/P.ブリンブルコム/T
.ジッケルズ/P.リス、渡辺正訳、シュプリンガー・フェアラーク東
京、ISBN 4-431-70733-6(1997)¥2,330
2.「生態学キーノート」A. Mackenzie他著、岩城英夫訳、シュプリン
ガー・フェアラーク東京、ISBN 4-431-70911-8 (2001) ¥3,200+税
3.「チェンジング・ブルー」大河内直彦、岩波書店、
ISBN-13:978-4000062442(2008)¥3,000
教養6
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
00013
授業題目
環境科学入門
担当教員
環境の構造と動態
授
業 英文授業名 Introduction to Environmental Science
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・1時限
目
講義室 共通教育71講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
生態系の仕組みと自然界における物質循環系を学ぶことにより,環境汚
染物質の自然生態系と人間生活圏における挙動と問題点を学習・理解す
ることができる。すなわち環境問題の根底にある物質循環の仕組みを理
解し,その対策の論理性と妥当性を習得することで,地球環境への負担
を減らす視点や環境修復の科学技術を学習する。
(2)授業の概要
自然生態系の構造と機能,また生元素(炭素・窒素・硫黄等)の物質
循環系を水界生態系を中心に学ぶことにより,人間活動により生産され
ている環境汚染物質(重金属・農薬・環境ホルモン原因物質等)の生態
系と我々の健康に及ぼす影響を生態学と環境毒性学観点から解説する講
義である。
(3)授業計画
1.環境科学とは?
2.生態系の構造
3.生態系の機能
4.自然界における炭素循環
5.自然界における窒素循環
6.自然界における硫黄循環
7.中間テスト・環境汚染物質とは?
8.重金属汚染の過去と現在
9.有機塩素化合物の汚染
10.農薬汚染の実態
11.環境汚染物質の生態系における挙動
12.環境汚染物質の生態系への影響
13.環境汚染物質の人体への影響
14.環境汚染物質の浄化と環境修復1
15.環境汚染物質の浄化と環境修復2
16.期末テスト
対象学生 全
出席(3分の2以上、30%),中間テストと小テスト(講義時間内に随時
実施、20%),期末テスト(50%)による評価を行う。
(5)履修上の注意
環境問題のしくみを理解するためには、高校レベルの化学や生物の基
礎知識を学習することが必要である。また、関心を持っている環境問題
に関しては自ら調べて授業に参加することが望ましい。講義時間内に小
テストを予定しているので予習復習を行わなければならない。受講者が
多くなる場合は小テストによる受講制限を行うこともある。
(6)質問,相談への対応
質問は出席表に書き込めるように用意してあり,応答は次週の授業ま
でに文書または口頭で行う。また,火曜日10時50分から11時50分までを
オフィスアワとする。場所は理学部C棟606号室。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
生態系の仕組みと物質循環の基礎概念を幅広く理解する。
◎地域環境に関する理解
地球規模の物質循環系の仕組みを理解して,環境問題可決策
について学ぶ。
◎環境基礎力
環境問題の原因を物質循環の基礎から理解して,対策につな
がる知識を身につける。
【教科書】
川合真一郎・山本義和著,『明日の環境と人間』,第3版, ISBN
9784759809671, 化学同人, 2009年, 2400円
【参考書】
小島次雄・川平浩ニ・藤倉良 編著,『これからの環境科学』, ISBN
4475980872, 化学同人,2005年, 2300円
保田仁資著,『やさしい環境科学』, ISBN 4759809236, 化学同人,
2003年, 2000円
(4)成績評価の方法
時間割コード
朴 虎東
00096
環境の構造と動態
授業題目 上高地ゼミナール
授
業 英文授業名 Seminar on the Kamikochi
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育402演習室
担当教員
鈴木 啓助 他
曜日・時限 月曜・3時限
授業形態
演習
対象学生 全
備考
上高地での現地観察があるため定員を20名とします
(1)授業のねらい
上高地を題材として、豊かな自然環境の保全と人間による利活用との間
に生じる様々な問題について、資料収集・分析及び現地観察・聞き取り等
に基づいて、自ら考察しその解決策を提案することができるようになる。
(4)成績評価の方法
資料収集・分析に関するレポート、現地観察に関するレポート、解決策
に関する提案書(レポート)を総合して評価する。3種類のレポートが全
て期限内に提出されていないと成績評価の対象とはならない。
(2)授業の概要
槍穂高連峰と常念・蝶ヶ岳に囲まれた上高地は、峻厳なやまなみと清流
の梓川とのコントラストが美しく、暖候期のみで年間140万人にもの観光
客が訪れるわが国有数の国立公園であると同時に、特別名勝・特別天然記
念物にも指定されている。そのため、自然環境の保全と人為影響による負
荷とのバランスが問題となる。その解決策を提案するため、次のことがで
きるようになることが求められる。
・資料を収集し、それを分析して、問題点の抽出ができること
・現地において、資料に基づく具体的事象についての観察ができること
・自然と人間との共生の方策を提案することができること
総合点90点以上 :秀
総合点80点以上90点未満:優
総合点70点以上80点未満:良
総合点60点以上70点未満:可
(3)授業計画
1.ガイダンス
2.大気・水文環境に関する講義
3.地形・地質に関する講義
4.河川地形とケショウヤナギに関する講義
5.植生に関する講義
6.水生昆虫に関する講義
7.チョウに関する講義
8.国立公園に関する講義
9.特別名勝・特別天然記念物に関する講義
10.各自が関心のあるテーマを設定し資料を収集し分析する
(次週にレポート提出)
11.現地観察の方法に関する検討会
12.現地観察
13.現地観察
14.現地観察(次週にレポート提出)
15.自然環境の保全と両立する自然との共生の方策に関する検討会
(5)履修上の注意
現地観察は山岳科学総合研究所上高地ステーションでの宿泊となるので、
共同での自炊、風呂無し、寝袋利用、雨天時でも野外での活動が必須とな
るので、それができない場合には履修しないこと。
(6)質問,相談への対応
質問や相談はメールで随時受け付けます。
メールアドレスは、[email protected] です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎地域環境に関する理解
資料収集・分析及び現地観察を行うことにより上高地の自然環
境を理解することができる
◎専門知識と応用力
獲得した知識を基に具体策を考察することができる
◎環境基礎力
自然環境の複雑性を理解することができる
◎環境実践力
環境保全の具体策を提案することができる
【教科書】
なお、12、13、14週分については、土日の1泊2日にて実施する
【参考書】
教養7
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00097
環境マインドを現場で体験するゼミ
環境の構造と動態
授
業 英文授業名 Seminar to experience an environmental mind on the site
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 集中・不定
目
講義室
授業形態
演習
備考
担当教員
大塚 勉
金澤 謙太郎,池田 敏彦
対象学生 全
開講は夏期集中であるが、受付は前期授業と同時。
(1)授業のねらい
信州大学では、基本的な教育目標として「環境マインドをもつ人材の養成」を掲げてきて
いる。そこでは、地球環境の保全に寄与する精神を備え、積極的に問題解決を目指して行動
する人材を育成することを目的としている。この授業をとおして、キャンパスや社会におい
て、自らが環境保全活動や環境負荷低減への取り組みの意思決定ができるようになることを
目指す。
現在、企業・民間団体・学校などでは、環境保全への取り組みが行われている。このゼミ
は、現場における環境保全活動を体験することによって、これから環境問題に関連して行動
するための動機付けを行うことを目的とする。
現場では、学生間で意見を交わし協力して作業を進める必要がある。ときには、リーダー
シップが求められることもある。このゼミでは、環境保全の活動を通して、作業の進め方に
ついても学ぶ。
参加態度の評価においては、とくに積極性および受講者相互のコミュニケーション力が重視
される。
実施された内容の本質を理解できたと判断される場合はC評価、さらに協同作業ができた
場合にはB評価、それらがともにじゅうぶん実現できた場合にはA評価、A評価の基準を満た
したうえでとくに優れた評価事項が認められる場合にはS評価とする。
(3)授業計画
受講者が確定後、夏期休暇中に行われる現地で3回、学内で1回の授業に臨む。
(1)8月3日「水生生物の基づく環境調査」は、松本市西部の山地を流れる梓川流域にお
いて実施する。実際に川に入って水生昆虫を採集し、環境を考える。単に指示に従って作業
を体験するだけではなく、現場において工夫や提案が求められる。(担当:大塚)
(2)8月6日「ナノ水車発電の技術の体験的学習」は、工学部における研究施設見学と現
地でのエネルギー生産のようすを学ぶ。
(3)8月7日「風の学舎」における授業では、「市民出資による太陽光発電の普及」と「
木質ペレットの製造と販売」を見学した後、NPOの活動紹介と質疑応答および討論を行う。
(4)最後に3回の学外での授業の成果についてグループによる発表を行う。
なお、受け入れ側の都合により、授業の内容に変更が生じることもあり得る。
◎環境基礎力
実習において環境負荷を減らす地域のとり組みを観察し、現状と課題を理解
する。
◎環境実践力
実習への参加を通じて、地域の資源やエネルギーを活用する方法を探る。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
グループワークを通じて男女共同参画への意識を高め、プレゼン能力を修得
する。
◎地域環境に関する理解
信州の自然環境や文化への興味と関心を自ら深めることができる。
(5)履修上の注意
開講は夏期集中であるが、受講登録は前期授業の登録に合わせて行う。実施日が夏期休業
中の他の授業や試験と重なる可能性があるので注意すること。
マイクロバスで移動する関係上、受講者数を最大21名程度とする。受講希望者が多数の場
合は、授業の目的上、学部や性別のバランスを考慮して抽選を行う。
学外3回、学内1回の授業である。単位の認定には、すべての実習に参加することが前提
[キーワード]自然環境、環境マインド、現場体験、水生生物、ナノ水車発電、太陽光発電、 となる。遠隔地まで出かけることがあるため、移動などで授業時間外に拘束される時間が長
木質ペレット
いことに注意してほしい。
あらかじめ、授業内容に関連した事項について下調べをして参加する必要がある。なお、
(2)授業の概要
受け入れ側(環境調査会社およびNPO)の都合により、学外での授業の内容に変更が生じる
(1)水生生物の基づく環境調査、(2)ナノ水車発電の技術の体験的学習、(3)環境保
こともあり得る。
全の社会活動の体験、(4)成果発表と討論を行う。
まず、環境調査会社(株式会社 環境アセスメントセンター)によって環境保全の作業が
(6)質問,相談への対応
行われている現場を訪問します。そこでは、実際に水生生物の調査を担当することによって
質問は随時受付る。
実際の調査を体験するとともに、協同作業を進める方法を工夫してほしい。
全体および環境調査に関す質問は大塚(全学教育機構)まで。必要に応じてメールを用いる
次に、ナノ水車発電の技術の体験的学習では、工学部における技術開発の現場と、エネル
こともできる。[email protected]
ギーの地産地消を目指した応用現場に立ち会い、討論を通してこれからエネルギー生産と消
NPO「風の学舎」における授業に関しては金沢(同)[email protected]まで。
費のあり方を考えさせる。
さらに、NPO法人「いいだ自然エネルギーネット」が運営する「風の学舎」を訪れ、その
活動に参加することを通して、地球に優しい生活スタイルとはなにかを体験的に学ぶ。環境
保全活動を行うことによって社会貢献を目指すグループの熱意にもぜひ触れてほしい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
評価を受ける前提として、すべての授業に参加していることが求められる。学外において
行われるすべての授業について、参加態度(50%)とレポ−トが評価(50%)が対象となる。
時間割コード
【教科書】
なし
授業で資料を配布する。
【参考書】
必要に応じて随時授業の中で紹介する。
00098
環境の構造と動態
授業題目 環境問題を化学者と考えるゼミ
授
業 英文授業名 Seminar in Environmental Science
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・3時限
目
講義室 共通教育211演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
我々が生きている地球が有害物質に汚染され続ければ我々の子孫達は未来の地球上で生きていけるので
しょうか? あなたはこの「未来」という言葉を何百年先と考えましたか?しかし、このゼミを受講すれ
ばそれは直ぐ目の前であることに気付き、驚愕されるでしょう。
地球よりもっとスケールを小さくして、我々個人を考えてみる時、添加物入り食品、農薬を使用した野
菜類、汚染された大気等々の問題があります。 我々は一生物として健康に生きていき、せめて平均寿命
まで生存できるのでしょうか? 「一個人の生存など自分だけの問題だ」と開き直ることが万が一にも許
されるとしても、さらにそれらが内分泌撹乱物質いわゆる環境ホルモンとして働き、各種生物や人間の子
供の数が減少していくという十年前には考えもしなかった危機に人類および地球は直面しているという現
実から眼をそらせることは許されるのでしょうか?
と言うわけで「皆さんと様々なスケールでの地球環境問題を考え、信大の環境マインドを体得してほしい。
」というのがこのゼミのねらいの一つです。
このゼミでは、一つのテーマについてグループで話し合い、自分の意見を文章にする時間を多く取りま
す。それは、このゼミのもう一つの大きなねらいである、コミュニケーション能力と言語能力の向上を考
えているからです。実は、皆さんが今後強く求められているのがこれらの能力なのです。従って、このゼ
ミは全学部の学生で構成されるのが望ましいと考えていますので、「化学を知らないから受講できない」
などと思わず、「化学を知らないからこそ受講しよう」と前向きに考えて下さい。
このゼミで学んだことをこれから各人が進む研究,仕事のみならず地球人たる人間としての生き方に生
かすことができれば、私は一教育者としてこの上ない幸せを感じることができるでしょう。
(2)授業の概要
第1回目の講義時に各種環境問題を私なりに問題提起し、2回目以降の下記テーマを担当する発表者を
決定します。主発表者は毎回1∼2名でA4レポート用紙2枚にまとめてレジメを作り15分程発表(プ
レゼンテーション)します。発表者以外の人はその小テーマについて調べておます。そして4∼5人のグル
ープに分かれ、発表者の発表後皆で20分ほど討論します。(コミュニケーション能力の向上)
そして、その結果をレポート用紙に簡単に文章にします。(言語能力の向上)
さらに、それらの結果を基に各グループが意見を交換します。(コミュニケーション能力の向上) そこで私は皆さんより科学的知識が豊富な一化学者として、また皆さんより3倍近く生きてきた人生の先
輩として発言しますが、何もそれを押し付けるのがこのゼミの目的ではありません。
「一人一人が自分で調べ、考え、自分なりの考え方を持つ!」
これがこのゼミのキーワードであり最終目標です。 従って、このゼミには結論は存在しないのかもしれ
ませんし、その年の受講生によって大きく変化していくのかもしれません。
しかしこのキーワードって人間が人間として生きて行くために最低限必要なことですよね。 でも何か
今の日本にすごく欠けているように私は思います。
このゼミは「楽しくやっていきたい!」と思っています。 「自分で調べ、考えることは楽しいんだな
」と実感していただきたいとも思っています。 「楽しい」ということは「学問」の原点であり、「生き
ていくこと」の原点でもあると私は考えていますので。
最後に、女性が職業を持って働くための根源的な環境問題とも言える「男女共同参画」について問題点を
話し合い、男女平等を実践できる人間とは、を考える。
(3)授業計画
第1週:ゼミの進め方と環境問題の現状
第2週:合成洗剤と石鹸
第3週:食品添加物Ⅰ
第4週:食品添加物Ⅱ
第5週:農薬Ⅰ
第6週:環境ホルモン
第7週:水道水を含め水は安全か?
第8週:海洋汚染
第9週:酸性雨
第10週:大気汚染とオゾン層の破壊
担当教員
村上 好成
対象学生 全
第11週: ゴミ問題
第12週:地球温暖化Ⅰ
第13週:地球温暖化Ⅱ
第14週:地球環境問題と国際会議
第15週:男女共同参画問題 以上を予定していますが、これらのテーマは実は相互に密接にリンクしています。
従って、一つ一つ結論を出していけない可能性もあります。 また環境問題に関る社会的事件が起これば
それもテーマとして取り上げたりしますので、順序も上記の通りにならない場合もあるかもしれませんが
臨機応変に進行させていきます。
(4)成績評価の方法
毎回グループ討論でメモしている文章をそのままレポートとして提出してもらいます。
出席,レポート,プレゼンテーション等で総合的に評価し、試験は行いません。
4回以上欠席した人は自動的に不合格とします。
毎週、きっちり調べてレポートを準備しないとゼミの楽しさと受講効果が半減することを認識して下さい。
このゼミは高校までの授業と違って、自分が参加して作り上げていく授業なのです。
最初は知らない人達と話し合う事によって知識がどんどん入り、楽しみながらゼミは進行します。ゼミを
終えた時、「高校生時代とは変わった自分が居る」とあなたが感じられる事を私は確信しています。
(5)履修上の注意
初回の最初の時間にこのゼミの進め方,シラバスだけでは当然わからない私の人生哲学なんかも話します
ので、「相性が合わない」と感じる人はどうぞ他の授業を受講してください。 もし受講希望者が多けれ
ばゼミの性格上受講制限をします。1回目のゼミ開始直後に学部間の人数バランスを考え抽選し受講生数
を最大25名ほどに調整します。従ってゼミ開始30分後には受講者が決定するようにしますので、はずれ
た場合を考え第2希望の科目を考えておいて下さい。そのために教室を移動する人は直ぐ移動する心積も
りをしておいて下さい。
1回目で受講生が決定しているので2回目以降に初めて受講しにきても受講許可しません。
受講許可されていないのに受講登録する人は、受講できないし、単位も取得できないので、登録上限単位
数を無駄にするだけです。
(6)質問,相談への対応
このゼミ時間中に可能な質問,相談は随時授業中を活用しますが、それが不可能な内容に対しては個別に
相談して積極的に時間を取ります。大学生活、進路、人生の悩みは一人で悩まず、学生の先輩でもある私
に遠慮なく相談して下さい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マインド
自分は大学で何をどう学んでいくかをつかんでモチベーションを高める。
◎社会的行動マインド
男女共同参画や環境問題等を知ることによって自分のこれからの行動を考えてる。
◎問題発見・解決能力
便利な技術にも欠点がある可能性を知り、解決法を自分で考える態度を養う。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力,リーダーシップ 価値観、知識の異なる人に対しても臆することなく接し、話せる能力を養う。
【教科書】
使用せず、適宜手作りプリントを作製し、配布する。
【参考書】
「環境ホルモン入門」,「奪われし未来」,「メス化する自然」,他ゼミ中に多数紹介する。
教養8
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00099
文系学生のための野外地質学ゼミ
担当教員
環境の構造と動態
授
業 英文授業名 Seminar of field geology for liberal arts
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 集中・不定
目
講義室
授業形態
演習
(1)授業のねらい
信州は、いろいろな時代に形成された地質体が、大規模な断層(構造線)によ
って接している地域である。そこには多様な岩石が分布しているだけではなく、
特徴的な地質現象を観察することができる。ゼミでは、信州で学ぶ利点を生かし、
野外に出かけて地質現象を観察する。実際に野外で地質現象に接し、実物を目の
当たりにすることを通して信州の自然環境の成り立ちを理解する。
このゼミは、野外で地質学を学ぶ機会が少ない文系学部の学生をおもに対象と
して開講される。高校における地学の履修の有無は問わない。
キーワード:活断層、自然災害、化石、フォッサマグナ、河川、野外
(2)授業の概要
前期の土曜日を利用して野外に計3回出かける。
信州には多くの活断層が存在し、近い将来地震災害をもたらすのではないかと
心配されている。また、山岳地域であるため、常に自然災害に見舞われている。
そのように判断される根拠となる野外の地質現象を訪ねる。
信州の地質を特徴づけるフォッサマグナとはなんだろうか。フォッサマグナを
特徴付ける岩石が露出している地点と、そこから産出した化石を収蔵する博物館
を訪れる。さらに、身近にある河川−女鳥羽川を歩き、地質学的な自然現象が語
っていることを学ぶ。
各内容では、かなりの距離を歩くことになる。現地では地質現象を観察して記
録をとり、後でレポートを作成する。現地で観察して議論し、考えたことを発表
してもらう。
(3)授業計画
前期の土・日曜日1日を利用して野外に出かける。内容は以下の通り。3人の
教員が分担して担当する。
1.活断層と災害発生地の観察 (大塚,6月2日,土曜日)
2.フォッサマグナと化石 (石田,6月16日,土曜日)
3.女鳥羽川の地形発達と人為影響(村越,7月8日,日曜日)
4.観察内容の発表 (大塚,7月21日,土曜日)
上記の内容や実施順は、現地の状況や天候等の条件に左右されるため、変更さ
れることがある。
(4)成績評価の方法
野外での観察態度(質疑応答・現地討論などの熱心さなど)と後で提出するレ
ポートと発表を総合的に評価する。内容の基本的な部分が理解できていればC評
価、内容がじゅうぶん理解できていればB評価、内容がじゅうぶん理解できてお
時間割コード
村越 直美,石田 桂
対象学生 全
備考
文系学生を優先します。学期初頭にガイダンスと受付
り、参加態度の積極性が評価できればA評価、さらにレポートおよび発表が優れ
ていればS評価とする。
(5)履修上の注意
交通手段の事情や安全確保のため、受講者数を9名までとする。文系学生が対
象であるが、受講者数に余裕がある場合には理科系の学生の受講も受け付ける。
履修登録期間内に受講を共通教育窓口のレポートボックスで受け付ける。希望者
が多数の場合には抽選を行う。
授業の前に調べてくる内容について指示を与える。毎回の実習後にはレポート
を提出する。単位の認定には、4回すべての授業に参加していることが必要。
安直な態度で野外に出ると事故が発生するので、しっかりとした心構えで参加
すること。危険でなければ、雨天でも実施する。
各内容はほぼ1日を使って実施される。安全のため、現場にはできるだけ早く
出発する必要があるほか、諸事情により帰着時刻が遅くなることもあり得る。受
講者は、実施日の予定にじゅうぶん留意してほしい。
(6)質問,相談への対応
基本的に実習時に対応する。実習時以外でとくに対応が必要な場合には、大塚
研究室(全学教育機構3階)まで。
必要に応じてメールでの問い合わせも対応する。
[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎専門外の知識
教科書でしか知らない地質現象に現地で接することができる。
◎問題発見・解決能力 現地でじっくり観察して疑問点を見いだし、疑問解明へ努力する。
◎環境基礎力
身近な対象をとおして自然環境について理解を深める。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
参加者の間で意見を交換し、疑問点の解決に至る。
【教科書】
なし
必要に応じて、実習時に印刷物を配布する。
【参考書】
地形を見る目 池田宏 古今書院
00100
県内大学開放授業
環境と社会
授業題目 環境社会学入門
授
業 英文授業名 Introduction to Environmental Sociology
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 月曜・4時限
目
講義室 共通教育42講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
ほとんどの環境問題は人間の社会的営みとかかわっています。今日にいたるま
で、自然破壊や環境汚染によって被害や苦痛を受けてきた人びとは数知れません。
また、多くの場合、環境問題の原因は社会的なものであり、問題解決のためには
科学技術による対応のみならず社会全体の対応が求められているということがで
きます。
本講では、環境社会学の理論的思考や実践的研究方法を学んだ上で、環境問題
に対する自分なりの考察や批判ができることを目標とします。
<キーワード>環境問題、環境運動、環境文化、環境マインド
(2)授業の概要
主な論点として、第一に環境問題の加害・被害構造、制度・組織の特性、第二
に環境行動・運動の契機とその結果、集団行動の困難・障害、第三に環境の歴史
・価値・思想、生業とのかかわり、などについて、世界中で起こっているさまざ
まな環境問題を例に考えていきます。また、環境社会学は、人間が作り出した環
境問題の解決を志向する「行動する社会学」でもあります。
受講生には、この講義を通じて、自らの生活実践への示唆についても積極的に
学びとってくれることを期待します。
本講は、男女共同参画に関する内容を含んでいます。
(3)授業計画
主として講義形式で行います。
1. イントロダクション
2. 公害・環境問題の社会史 3. 調査方法論
4. 被害の社会構造 5. 被害のメカニズムⅠ
6. 被害のメカニズムⅡ
7. 加害と被害の構造的不平等 8. 欧米の環境運動:環境主義の歴史的展開
9. アジアの環境運動:チプコ運動の事例から
10. 日本の環境運動:西宮市の事例から
11. マクドナルド化する社会
12. 生活環境主義、社会的リンク論
13. ポリティカル・エコロジー論
14. コモンズ論
15. エコフェミニズム
16. 期末試験
大塚 勉
担当教員
金澤 謙太郎
対象学生 全
(4)成績評価の方法
授業時間内の小レポート(50%)及び期末試験(50%)
(5)履修上の注意
ふだんから環境問題に関する報道や記事には注意を払い、自分なりの問題意識
をレポートに反映させてください。
(6)質問,相談への対応
授業時間後に質問や相談に応じます。また、研究室を直接訪ねてもらって構い
ません。研究室は全学教育機構第一講義棟の北校舎4階です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎環境基礎力
自然及び人類社会が直面している環境問題を理解することができる
◎社会的行動マインド 環境問題に対する自分なりの考察や批判、行動ができる
◎人類知の継承と未来創造 人類の知を継承し、それらの成果の上に立って未来について創造的に
マインド
考えられる
◎多様な文化受容マインド 世界の文化・思想の多様性を理解し、視野を広げることができる
【教科書】
なし
【参考書】
・飯島伸子『環境社会学のすすめ』丸善ライブラリー ・飯島伸子『環境問題の社会史』有斐閣アルマ
・石弘之『地球環境報告Ⅱ』岩波新書
・池谷和信編『地球環境史からの問い』岩波書店
・佐藤郁哉『フィールドワーク』新曜社
・戸田清『環境的公正を求めて』新曜社
・井上孝夫『現代環境問題論』東信堂 ・ジョン・マコーミック『地球環境運動全史』岩波書店
・ジョージ・リッツァ『マクドナルド化する社会』早稲田大学出版部
・井上真・宮内泰介編『コモンズの社会学』新曜社
・鬼頭秀一『自然保護を問いなおす』ちくま新書
・井上真・宮内泰介編『コモンズの社会学』新曜社
・鬼頭秀一『自然保護を問いなおす』ちくま新書
・金沢謙太郎『熱帯雨林のポリティカル・エコロジー』昭和堂
教養9
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00101
県内大学開放授業
環境社会学入門
担当教員
環境と社会
授
業 英文授業名 Introduction to Environmental Sociology
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・5時限
目
講義室 共通教育13講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
ほとんどの環境問題は人間の社会的営みとかかわっています。今日にいたるま
で、自然破壊や環境汚染によって被害や苦痛を受けてきた人びとは数知れません。
また、多くの場合、環境問題の原因は社会的なものであり、問題解決のためには
科学技術による対応のみならず社会全体の対応が求められているということがで
きます。
本講では、環境社会学の理論的思考や実践的研究方法を学んだ上で、環境問題
に対する自分なりの考察や批判ができることを目標とします。
<キーワード>環境問題、環境運動、環境文化、環境マインド
(2)授業の概要
主な論点として、第一に環境問題の加害・被害構造、制度・組織の特性、第二
に環境行動・運動の契機とその結果、集団行動の困難・障害、第三に環境の歴史
・価値・思想、生業とのかかわり、などについて、世界中で起こっているさまざ
まな環境問題を例に考えていきます。また、環境社会学は、人間が作り出した環
境問題の解決を志向する「行動する社会学」でもあります。
受講生には、この講義を通じて、自らの生活実践への示唆についても積極的に
学びとってくれることを期待します。
本講は、男女共同参画に関する内容を含んでいます。
(3)授業計画
主として講義形式で行います。
1. イントロダクション
2. 公害・環境問題の社会史 3. 調査方法論
4. 被害の社会構造 5. 被害のメカニズムⅠ
6. 被害のメカニズムⅡ
7. 加害と被害の構造的不平等 8. 欧米の環境運動:環境主義の歴史的展開
9. アジアの環境運動:チプコ運動の事例から
10. 日本の環境運動:西宮市の事例から
11. マクドナルド化する社会
12. 生活環境主義、社会的リンク論
13. ポリティカル・エコロジー論
14. コモンズ論
15. エコフェミニズム
16. 期末試験
時間割コード
金澤 謙太郎
対象学生 全
(4)成績評価の方法
授業時間内の小レポート(50%)及び期末試験(50%)
(5)履修上の注意
ふだんから環境問題に関する報道や記事には注意を払い、自分なりの問題意識
をレポートに反映させてください。
(6)質問,相談への対応
授業時間後に質問や相談に応じます。また、研究室を直接訪ねてもらって構い
ません。研究室は全学教育機構第一講義棟の北校舎4階です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎環境基礎力
自然及び人類社会が直面している環境問題を理解することができる
◎社会的行動マインド 環境問題に対する自分なりの考察や批判、行動ができる
◎人類知の継承と未来創造 人類の知を継承し、それらの成果の上に立って未来について創造的に
マインド
考えられる
◎多様な文化受容マインド 世界の文化・思想の多様性を理解し、視野を広げることができる
【教科書】
なし
【参考書】
・飯島伸子『環境社会学のすすめ』丸善ライブラリー ・飯島伸子『環境問題の社会史』有斐閣アルマ
・石弘之『地球環境報告Ⅱ』岩波新書
・池谷和信編『地球環境史からの問い』岩波書店
・佐藤郁哉『フィールドワーク』新曜社
・戸田清『環境的公正を求めて』新曜社
・井上孝夫『現代環境問題論』東信堂 ・ジョン・マコーミック『地球環境運動全史』岩波書店
・ジョージ・リッツァ『マクドナルド化する社会』早稲田大学出版部
・井上真・宮内泰介編『コモンズの社会学』新曜社
・鬼頭秀一『自然保護を問いなおす』ちくま新書
・井上真・宮内泰介編『コモンズの社会学』新曜社
・鬼頭秀一『自然保護を問いなおす』ちくま新書
・金沢謙太郎『熱帯雨林のポリティカル・エコロジー』昭和堂
00102
県内大学開放授業
環境と社会
授業題目 熱帯雨林と社会
授
業 英文授業名 Tropical Rain Forests and Society
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 月曜・5時限
目
講義室 共通教育42講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
日本人は、今や自分の身体を支える物質的条件を国際的な関係に依存しています。
しかし、私たちの関心や理解はモノの移動の大きさに比べて、十分な広がりをもち
えているでしょうか。"Think Globally, Act Locally"という標語がありますが、グ
ローバルにいったい何を考え、ローカルにいったい何をしたらいいのでしょうか。
本講では、現地からのフィールド報告を交え、そうした問いについて具体的に考
えることをねらいとします。
<キーワード>地球環境問題、熱帯雨林、生物多様性、文化多様性、環境マインド
(2)授業の概要
熱帯産のさまざまなモノを切り口として、熱帯雨林の自然と人間の暮らしについ
て理解を深めます。主な事例を東マレーシア、サラワク州(ボルネオ島)のバラム
河流域からとり上げます。授業計画の前半では、サゴヤシ、陸稲、沈香などの生態
資源を例に、熱帯雨林に暮らす狩猟採集民の生活や生業の様式を概観し、彼らの食
糧の確保、資源やエネルギーの利用にみられる諸特徴を理解します。後半は、木材、
パーム油、バナナ、エビ、コーヒーなどの一次産品を例に、社会経済的なグローバ
ル化をめぐる問題群について考えます。
この講義を通じて、東南アジアの熱帯雨林と私たちとの関係や両者が抱える現代
的課題を追究しながら、他人や地球をできるだけ傷つけない社会への手がかりや可
能性を探っていきます。
担当教員
金澤 謙太郎
対象学生 全
(4)成績評価の方法
授業時間内の小レポート(50%)及び期末試験(50%)
(5)履修上の注意
毎回配布する資料や下記の参考書を活用して、復習に努めてください。また適宜、
宿題も出します。そして、モノが本来どこから来てどこへ行くのかについて想像し、
観察することを心がけてください。
(6)質問,相談への対応
授業時間後に質問や相談に応じます。また、研究室を直接訪ねてもらって構いませ
ん。研究室は全学教育機構第一講義棟の北校舎4階です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎環境基礎力
自然及び人類社会が直面している環境問題を理解することができる
◎社会的行動マインド
他人や地球環境をできるだけ傷つけない社会への手がかりや可能性を探
る
◎人類知の継承と未来創造マ 人類の知を継承し、それらの成果の上に立って未来について創造的に考
インド
えられる
◎多様な文化受容マインド 世界の文化・思想の多様性を理解し、視野を広げることができる
(3)授業計画
主として講義形式で行い、適宜スライドやビデオなどを使用します。
1. イントロダクション
2. 熱帯雨林の生物多様性
3. 熱帯雨林の生活
4. サゴデンプン
5. 沈香(1)
6. 沈香(2)
7. 陸稲
8. 木材
9. コーヒー、ゴム
10.パーム油(1)
11. パーム油(2)
12.バナナ
13.エビ
14. 景観、遺伝子資源
15.生物と文化の多様性保全に向けて
16.期末試験
【教科書】
なし
【参考書】
・岩崎駿介『地球人として生きる:市民による海外協力』岩波ジュニア新書
・田中優・樫田秀樹・マエキタミヤコ『世界から貧しさをなくす30の方法』合同出
版
・鶴見良行『バナナと日本人』岩波新書
・ブルーノ・マンサー『熱帯雨林からの声』野草社 ・渡辺弘之『東南アジア林産物20の謎』築地書館
・池谷和信編『熱帯アジアの森の民:資源利用の環境人類学』
・信田敏宏編『東南アジア・南アジア 開発の人類学』明石書店
・池谷和信編『地球環境史からの問い: ヒトと自然の共生とは何か』岩波書店
・中沢新一『熊から王へ』講談社選書メチエ
・藤田弘夫『都市の論理:権力はなぜ都市を必要とするか』中公新書
・見田宗介『現代社会の理論:情報化・消費化社会の現在と未来』岩波新書
・ヴァンダナ・シヴァ『生物多様性の危機:精神のモノカルチャー』
・金沢謙太郎『熱帯雨林のポリティカル・エコロジー』昭和堂
教養10
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00103
県内大学開放授業
熱帯雨林と社会
担当教員
環境と社会
授
業 英文授業名 Tropical Rain Forests and Society
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育13講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
日本人は、今や自分の身体を支える物質的条件を国際的な関係に依存しています。
しかし、私たちの関心や理解はモノの移動の大きさに比べて、十分な広がりをもち
えているでしょうか。"Think Globally, Act Locally"という標語がありますが、グ
ローバルにいったい何を考え、ローカルにいったい何をしたらいいのでしょうか。
本講では、現地からのフィールド報告を交え、そうした問いについて具体的に考
えることをねらいとします。
<キーワード>地球環境問題、熱帯雨林、生物多様性、文化多様性、環境マインド
(2)授業の概要
熱帯産のさまざまなモノを切り口として、熱帯雨林の自然と人間の暮らしについ
て理解を深めます。主な事例を東マレーシア、サラワク州(ボルネオ島)のバラム
河流域からとり上げます。授業計画の前半では、サゴヤシ、陸稲、沈香などの生態
資源を例に、熱帯雨林に暮らす狩猟採集民の生活や生業の様式を概観し、彼らの食
糧の確保、資源やエネルギーの利用にみられる諸特徴を理解します。後半は、木材、
パーム油、バナナ、エビ、コーヒーなどの一次産品を例に、社会経済的なグローバ
ル化をめぐる問題群について考えます。
この講義を通じて、東南アジアの熱帯雨林と私たちとの関係や両者が抱える現代
的課題を追究しながら、他人や地球をできるだけ傷つけない社会への手がかりや可
能性を探っていきます。
市民開放授業
金澤 謙太郎
対象学生 全
(4)成績評価の方法
授業時間内の小レポート(50%)及び期末試験(50%)
(5)履修上の注意
毎回配布する資料や下記の参考書を活用して、復習に努めてください。また適宜、
宿題も出します。そして、モノが本来どこから来てどこへ行くのかについて想像し、
観察することを心がけてください。
(6)質問,相談への対応
授業時間後に質問や相談に応じます。また、研究室を直接訪ねてもらって構いませ
ん。研究室は全学教育機構第一講義棟の北校舎4階です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎環境基礎力
自然及び人類社会が直面している環境問題を理解することができる
◎社会的行動マインド
他人や地球環境をできるだけ傷つけない社会への手がかりや可能性を探
る
◎人類知の継承と未来創造マ 人類の知を継承し、それらの成果の上に立って未来について創造的に考
インド
えられる
◎多様な文化受容マインド 世界の文化・思想の多様性を理解し、視野を広げることができる
(3)授業計画
主として講義形式で行い、適宜スライドやビデオなどを使用します。
1. イントロダクション
2. 熱帯雨林の生物多様性
3. 熱帯雨林の生活
4. サゴデンプン
5. 沈香(1)
6. 沈香(2)
7. 陸稲
8. 木材
9. コーヒー、ゴム
10.パーム油(1)
11. パーム油(2)
12.バナナ
13.エビ
14. 景観、遺伝子資源
15.生物と文化の多様性保全に向けて
16.期末試験
時間割コード
【教科書】
なし
【参考書】
・岩崎駿介『地球人として生きる:市民による海外協力』岩波ジュニア新書
・田中優・樫田秀樹・マエキタミヤコ『世界から貧しさをなくす30の方法』合同出
版
・鶴見良行『バナナと日本人』岩波新書
・ブルーノ・マンサー『熱帯雨林からの声』野草社 ・渡辺弘之『東南アジア林産物20の謎』築地書館
・池谷和信編『熱帯アジアの森の民:資源利用の環境人類学』
・信田敏宏編『東南アジア・南アジア 開発の人類学』明石書店
・池谷和信編『地球環境史からの問い: ヒトと自然の共生とは何か』岩波書店
・中沢新一『熊から王へ』講談社選書メチエ
・藤田弘夫『都市の論理:権力はなぜ都市を必要とするか』中公新書
・見田宗介『現代社会の理論:情報化・消費化社会の現在と未来』岩波新書
・ヴァンダナ・シヴァ『生物多様性の危機:精神のモノカルチャー』
・金沢謙太郎『熱帯雨林のポリティカル・エコロジー』昭和堂
00108
環境と社会
授業題目 人とすまい
授
業 英文授業名 Human and House
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育56講義室
県内大学開放授業
担当教員
市民開放授業
柳瀬 亮太
曜日・時限 水曜・2時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
人間は「すまい」を中心に日常生活を営んでいる。しかしながら、「
すまい」が人間にとってどのような機能や意味を持っているか考えてみ
たり、また「すまい」を取り巻く諸問題について意識することは少ない
ように思う。
本講義では、人間の「すまい」を設備環境・構造防災・人間という諸
側面から学び、「すまい」についての理解を深める。
対象学生 全
備考
(5)履修上の注意
講義資料の配布や各種告知にてインターネットを利用するので、パソ
コンを利用できることが望ましい。
(6)質問,相談への対応
講義の前後の時間、もしくはメール([email protected])にて受け
付ける。
(2)授業の概要
設備環境・構造防災・人間を専門とする各教員が、各々の立場から「
すまい」についてスライドやビデオなどを用いて紹介し、講ずる。
(3)授業計画
下記の予定を組んでいるが、事情により内容が変更されたり、前後す
る場合がある。
第1週 ガイダンス
第2週 すまいの快適性
第3週 すまいの一生
第4週 すまいの一生
第5週 すまいのつくり
第6週 すまいのつくり
第7週 すまいのつくり
第8週 すまいとまち
第9週 すまいとまち
第10週 すまいとまち
第11週 すまいの快適性
第12週 すまいの快適性
第13週 人とすまい
第14週 人とすまい
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎専門知識と応用力
◎専門外の知識
(4)成績評価の方法
出席およびレポートなどを総合的に評価する。試験の有無については、 【教科書】
ガイダンスにて告知する。出席は評価対象者となりうるか否かの判断材 指定しない。
【参考書】
料とする。
講義にて紹介します。
教養11
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00109
県内大学開放授業
ビジネスと環境
環境と社会
授
業 英文授業名 Business and Environment
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育13講義室
担当教員
曜日・時限 火曜・3時限
授業形態
講義
橋本 規之
樋口 一清,鈴木 智弘
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
環境問題は,今や現代社会の企業活動や消費生活の存立基盤を左右する重
要な要素であると広く認識されています。本講義では,環境問題の歴史と,
環境に配慮したビジネスの基本原理の学習を通じて,ビジネスとの接点を意
識した環境マインドの育成と,専門科目への橋渡しとなる俯瞰的視野を養う
ことを目的とします。
講義を通じて,受講生は,以下の内容の習得が期待されます。
・今日の環境問題,及び環境の視点を取り入れた企業活動のあり方に関する
基本的な理解。
・ビジネスや消費者の立場で,環境問題について具体的に何をなすべきかを
自覚し,行動できる資質。
(4)成績評価の方法
中間試験(50%)と期末試験(50%)の成績で評価します。
(2)授業の概要
本講義は,3人の教員によるリレー講義です。講義では,(ⅰ)公害・環境
問題の歴史,(ⅱ)産業エコロジーと環境リスク,(ⅲ)環境経営と企業戦
略,(ⅳ)企業の社会的責任(CSR)と社会起業家,といったテーマを取り上
げます。このような多様な視点・方法から接近することにより,環境問題と
の関わりにおいて企業活動と消費者行動を立体的に捉える能力を養います。
橋本規之:[email protected]
樋口一清:[email protected]
鈴木智弘:[email protected]
(3)授業計画
第1回:エコノミーとエコロジー(橋本規之)
第2回:コモンズと社会的ジレンマ(橋本規之)
第3回:公害の社会経済史①:水俣病(橋本規之)
第4回:公害の社会経済史②:イタイイタイ病,四日市ぜんそく(橋本規之)
第5回:環境リスクと労働環境:アスベスト,ダイオキシン(橋本規之)
第6回:企業経営の基本①:企業の目的とは(鈴木智弘)
第7回:企業経営の基本②:企業の経営戦略とは(鈴木智弘)
第8回:企業経営と環境(鈴木智弘)
第9回:確認小テストと質疑応答(鈴木智弘)
第10回:CSRと環境問題①:CSRとは(樋口一清)
第11回:CSRと環境問題②:CSRの先駆者達(樋口一清)
第12回:CSRと環境問題③:グローバルな視点(樋口一清)
第13回:社会的企業と環境問題:住民,学生の環境意識,社会起業家
(樋口一清)
第14回:環境経営とライフサイクルマネジメント(橋本規之)
第15回:環境政策とイノベーション(橋本規之)
第16回:期末試験(橋本規之)
時間割コード
(5)履修上の注意
講義資料だけでなく,関連する参考文献を利用してさらに自らの理解を深
めることが重要です。また,新聞や経済雑誌,環境省や経済産業省のホーム
ページなどを通じて,最新の動向に関心を持つことも大切です。受講生諸君
の積極的な姿勢を期待します。
(6)質問,相談への対応
授業後の教室または下記の電子メールに連絡して下さい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎環境基礎力
環境の経済学・経営学,公害の歴史などの学習を通じて,環境基
礎力を身につける。
◎地域環境に関する理解
コミュニティと環境ビジネスに関する学習を通じて,地域環境に
関する理解を深める。
◎環境実践力
意識調査やレポートを通じて,環境問題を自覚し主体的に行動で
きる資質を身につける。
【教科書】
指定しない。
【参考書】
参考文献は,その都度紹介しますが,講義全体に関する基本文献として,
次の3冊を挙げておきます。
井村秀文『環境問題をシステム的に考える』化学同人,2009年。
樋口一清・藤田成吉・白井信雄『ビジネスと環境』建帛社,2007年。
信州大学グリーンMOT研究会『グリーンMOT入門』中央経済社,2011年。
00110
市民開放授業
環境と社会
授業題目 信州の環境と社会
授
業 英文授業名 The relationship between Environment and Community
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・2時限
目
講義室 共通教育13講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
「山岳環境と人、野生動物との関り」について話をする。長野県は標高3,000m
を越す高い山々に囲まれて、その中の盆地で生活している。この面積は狭く、人
々は標高の高い山地帯や、さらに高い亜高山帯に侵出し、水の確保と戦いながら、
森を切り開き、「カラマツ」を植林したり、やせた土地を「そば」や高原野菜な
どをつくり、生活の場を高標高地へ広げていった。里山から奥山へと、それらに
伴い、野生動物とのかかかわりが生じ、様々な問題が生じてきた。長野県におい
て、野生動物と人との関りを見ると、ツキノワグマやニホンザル、ホンシュウジ
カ、イノシシなどの大型哺乳類が人間生活の場に出没し、農業・林業被害を出し
ている。これらを中心に、カラスのゴミ問題や、風土病とツツガムシ病、上高地
のイワナの雑種化の問題などを紹介し、何故に野生動物が人々の生活に入り込む
ようになつたかを考える。この講義では、「生態学」でいう「作用」・「反作用
」・「相互作用」の基礎概念のうち、山岳環境下で人と野生動物の生活の中で、
「相互作用」の考えを知らしめる。
(2)授業の概要
里山や奥山(亜高山帯)、さらに高山帯などで、ツキノワグマの餌を求めての
行動と人々の生活との出会い、ニホンザルの餌を求めての行動と人々との関りな
ど、さらに上高地でのイワナなどの放流事業と雑種化の問題など、人の野生動物
への関わり方の問題などを、紹介する。
(3)授業計画
1)山岳環境とはなにか ①
2) 〃 ②
3)里山に出没するツキノワグマ 4)山小屋に出没するツキノワグマ
5)畑や果樹園に出没するニホンザル
6)群れ生活をするニホンザル
7)ホンシュウジカの被害 ①
8) 〃 ②
9)上高地のイワナは何故、雑種なのか?
10)ダムと魚道
11)カラスの被害
12)疥癬症とタヌキ
13)風土病とツツガムシ病
14)ザザムシは川をきれいにするか?
15)川の自浄作用とは?
16)テスト
担当教員
吉田 利男
対象学生 全
(4)成績評価の方法
期末テスト 80%、レポ−ト 20%(出席)
(5)履修上の注意
山岳環境とは? 信州の山や峠、高原、雑木林、上高地、美ヶ原、常念岳など
を歩き、信州を体感して欲しい。いつ、どこで、何をしたか?何を感じたかを、
レポートにしておくこと。
(6)質問,相談への対応
講義の終了後に、対応します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎地域環境に関する理解
人は標高700mまで水田を作っている。それ以上の標高はどうなつて
いるのかを考える。
◎多様な文化受容マインド
正月にサケを食べるか?ブリを食べるか?北と南の食文化のちがいを
知り、何故か。
【教科書】
特に使用しない。下記の図書を参考に、読むよう。
【参考書】
1)山に学ぶ 山と生きる 山岳科学叢書 1
信州大学山岳科学総合研究所 信濃毎日新聞社 (2003)
2)山と里を活かす 自然と人の共存戦略 山岳科学叢書 2 同上 (2003)
3)里のサルとつき合うには 野生動物の被害管理 室山泰之 京都大学出版会 (2003)
4)川と湖と生き物 多様性と相互作用
林・宇和・沖野 編著 信濃毎日新聞社 (1992)
5)天竜川サイエンス 天竜川上流域の変化は、何を語る
天竜川サイエンス編集委員会 信濃毎日新聞社 (2003)
6)魚道の診断と設計 小山長雄 信教印刷 (1986)
教養12
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00111
県内大学開放授業
環境社会学入門
環境と社会
授
業 英文授業名 Introduction to Environmental Sociology
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・4時限
目
講義室 共通教育42講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
ほとんどの環境問題は人間の社会的営みとかかわっています。今日にいたるま
で、自然破壊や環境汚染によって被害や苦痛を受けてきた人びとは数知れません。
また、多くの場合、環境問題の原因は社会的なものであり、問題解決のためには
科学技術による対応のみならず社会全体の対応が求められているということがで
きます。
本講では、環境社会学の理論的思考や実践的研究方法を学んだ上で、環境問題
に対する自分なりの考察や批判ができることを目標とします。
<キーワード>環境問題、環境運動、環境文化、環境マインド
(2)授業の概要
主な論点として、第一に環境問題の加害・被害構造、制度・組織の特性、第二
に環境行動・運動の契機とその結果、集団行動の困難・障害、第三に環境の歴史
・価値・思想、生業とのかかわり、などについて、世界中で起こっているさまざ
まな環境問題を例に考えていきます。また、環境社会学は、人間が作り出した環
境問題の解決を志向する「行動する社会学」でもあります。
受講生には、この講義を通じて、自らの生活実践への示唆についても積極的に
学びとってくれることを期待します。
本講は、男女共同参画に関する内容を含んでいます。
(3)授業計画
主として講義形式で行います。
1. イントロダクション
2. 公害・環境問題の社会史 3. 調査方法論
4. 被害の社会構造 5. 被害のメカニズムⅠ
6. 被害のメカニズムⅡ
7. 加害と被害の構造的不平等 8. 欧米の環境運動:環境主義の歴史的展開
9. アジアの環境運動:チプコ運動の事例から
10. 日本の環境運動:西宮市の事例から
11. マクドナルド化する社会
12. 生活環境主義、社会的リンク論
13. ポリティカル・エコロジー論
14. コモンズ論
15. エコフェミニズム
16. 期末試験
時間割コード
金澤 謙太郎
対象学生 全
(4)成績評価の方法
授業時間内の小レポート(50%)及び期末試験(50%)
(5)履修上の注意
ふだんから環境問題に関する報道や記事には注意を払い、自分なりの問題意識
をレポートに反映させてください。
(6)質問,相談への対応
授業時間後に質問や相談に応じます。また、研究室を直接訪ねてもらって構い
ません。研究室は全学教育機構第一講義棟の北校舎4階です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎環境基礎力
自然及び人類社会が直面している環境問題を理解することができる
◎社会的行動マインド 環境問題に対する自分なりの考察や批判、行動ができる
◎人類知の継承と未来創造 人類の知を継承し、それらの成果の上に立って未来について創造的に
マインド
考えられる
◎多様な文化受容マインド 世界の文化・思想の多様性を理解し、視野を広げることができる
【教科書】
なし
【参考書】
・飯島伸子『環境社会学のすすめ』丸善ライブラリー ・飯島伸子『環境問題の社会史』有斐閣アルマ
・石弘之『地球環境報告Ⅱ』岩波新書
・池谷和信編『地球環境史からの問い』岩波書店
・佐藤郁哉『フィールドワーク』新曜社
・戸田清『環境的公正を求めて』新曜社
・井上孝夫『現代環境問題論』東信堂 ・ジョン・マコーミック『地球環境運動全史』岩波書店
・ジョージ・リッツァ『マクドナルド化する社会』早稲田大学出版部
・井上真・宮内泰介編『コモンズの社会学』新曜社
・鬼頭秀一『自然保護を問いなおす』ちくま新書
・井上真・宮内泰介編『コモンズの社会学』新曜社
・鬼頭秀一『自然保護を問いなおす』ちくま新書
・金沢謙太郎『熱帯雨林のポリティカル・エコロジー』昭和堂
00112
県内大学開放授業
環境と社会
授業題目 環境社会学入門
授
業 英文授業名 Introduction to Environmental Sociology
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・5時限
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
ほとんどの環境問題は人間の社会的営みとかかわっています。今日にいたるま
で、自然破壊や環境汚染によって被害や苦痛を受けてきた人びとは数知れません。
また、多くの場合、環境問題の原因は社会的なものであり、問題解決のためには
科学技術による対応のみならず社会全体の対応が求められているということがで
きます。
本講では、環境社会学の理論的思考や実践的研究方法を学んだ上で、環境問題
に対する自分なりの考察や批判ができることを目標とします。
<キーワード>環境問題、環境運動、環境文化、環境マインド
(2)授業の概要
主な論点として、第一に環境問題の加害・被害構造、制度・組織の特性、第二
に環境行動・運動の契機とその結果、集団行動の困難・障害、第三に環境の歴史
・価値・思想、生業とのかかわり、などについて、世界中で起こっているさまざ
まな環境問題を例に考えていきます。また、環境社会学は、人間が作り出した環
境問題の解決を志向する「行動する社会学」でもあります。
受講生には、この講義を通じて、自らの生活実践への示唆についても積極的に
学びとってくれることを期待します。
本講は、男女共同参画に関する内容を含んでいます。
(3)授業計画
主として講義形式で行います。
1. イントロダクション
2. 公害・環境問題の社会史 3. 調査方法論
4. 被害の社会構造 5. 被害のメカニズムⅠ
6. 被害のメカニズムⅡ
7. 加害と被害の構造的不平等 8. 欧米の環境運動:環境主義の歴史的展開
9. アジアの環境運動:チプコ運動の事例から
10. 日本の環境運動:西宮市の事例から
11. マクドナルド化する社会
12. 生活環境主義、社会的リンク論
13. ポリティカル・エコロジー論
14. コモンズ論
15. エコフェミニズム
16. 期末試験
担当教員
担当教員
金澤 謙太郎
対象学生 全
(4)成績評価の方法
授業時間内の小レポート(50%)及び期末試験(50%)
(5)履修上の注意
ふだんから環境問題に関する報道や記事には注意を払い、自分なりの問題意識
をレポートに反映させてください。
(6)質問,相談への対応
授業時間後に質問や相談に応じます。また、研究室を直接訪ねてもらって構い
ません。研究室は全学教育機構第一講義棟の北校舎4階です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎環境基礎力
自然及び人類社会が直面している環境問題を理解することができる
◎社会的行動マインド 環境問題に対する自分なりの考察や批判、行動ができる
◎人類知の継承と未来創造 人類の知を継承し、それらの成果の上に立って未来について創造的に
マインド
考えられる
◎多様な文化受容マインド 世界の文化・思想の多様性を理解し、視野を広げることができる
【教科書】
なし
【参考書】
・飯島伸子『環境社会学のすすめ』丸善ライブラリー ・飯島伸子『環境問題の社会史』有斐閣アルマ
・石弘之『地球環境報告Ⅱ』岩波新書
・池谷和信編『地球環境史からの問い』岩波書店
・佐藤郁哉『フィールドワーク』新曜社
・戸田清『環境的公正を求めて』新曜社
・井上孝夫『現代環境問題論』東信堂 ・ジョン・マコーミック『地球環境運動全史』岩波書店
・ジョージ・リッツァ『マクドナルド化する社会』早稲田大学出版部
・井上真・宮内泰介編『コモンズの社会学』新曜社
・鬼頭秀一『自然保護を問いなおす』ちくま新書
・井上真・宮内泰介編『コモンズの社会学』新曜社
・鬼頭秀一『自然保護を問いなおす』ちくま新書
・金沢謙太郎『熱帯雨林のポリティカル・エコロジー』昭和堂
教養13
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00113
県内大学開放授業
熱帯雨林と社会
担当教員
環境と社会
授
業 英文授業名 Tropical Rain Forests and Society
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・5時限
目
講義室 共通教育42講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
日本人は、今や自分の身体を支える物質的条件を国際的な関係に依存しています。
しかし、私たちの関心や理解はモノの移動の大きさに比べて、十分な広がりをもち
えているでしょうか。"Think Globally, Act Locally"という標語がありますが、グ
ローバルにいったい何を考え、ローカルにいったい何をしたらいいのでしょうか。
本講では、現地からのフィールド報告を交え、そうした問いについて具体的に考
えることをねらいとします。
<キーワード>地球環境問題、熱帯雨林、生物多様性、文化多様性、環境マインド
(2)授業の概要
熱帯産のさまざまなモノを切り口として、熱帯雨林の自然と人間の暮らしについ
て理解を深めます。主な事例を東マレーシア、サラワク州(ボルネオ島)のバラム
河流域からとり上げます。授業計画の前半では、サゴヤシ、陸稲、沈香などの生態
資源を例に、熱帯雨林に暮らす狩猟採集民の生活や生業の様式を概観し、彼らの食
糧の確保、資源やエネルギーの利用にみられる諸特徴を理解します。後半は、木材、
パーム油、バナナ、エビ、コーヒーなどの一次産品を例に、社会経済的なグローバ
ル化をめぐる問題群について考えます。
この講義を通じて、東南アジアの熱帯雨林と私たちとの関係や両者が抱える現代
的課題を追究しながら、他人や地球をできるだけ傷つけない社会への手がかりや可
能性を探っていきます。
金澤 謙太郎
対象学生 全
(4)成績評価の方法
授業時間内の小レポート(50%)及び期末試験(50%)
(5)履修上の注意
毎回配布する資料や下記の参考書を活用して、復習に努めてください。また適宜、
宿題も出します。そして、モノが本来どこから来てどこへ行くのかについて想像し、
観察することを心がけてください。
(6)質問,相談への対応
授業時間後に質問や相談に応じます。また、研究室を直接訪ねてもらって構いませ
ん。研究室は全学教育機構第一講義棟の北校舎4階です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎環境基礎力
自然及び人類社会が直面している環境問題を理解することができる
◎社会的行動マインド
他人や地球環境をできるだけ傷つけない社会への手がかりや可能性を探
る
◎人類知の継承と未来創造マ 人類の知を継承し、それらの成果の上に立って未来について創造的に考
インド
えられる
◎多様な文化受容マインド 世界の文化・思想の多様性を理解し、視野を広げることができる
(3)授業計画
主として講義形式で行い、適宜スライドやビデオなどを使用します。
1. イントロダクション
2. 熱帯雨林の生物多様性
3. 熱帯雨林の生活
4. サゴデンプン
5. 沈香(1)
6. 沈香(2)
7. 陸稲
8. 木材
9. コーヒー、ゴム
10.パーム油(1)
11. パーム油(2)
12.バナナ
13.エビ
14. 景観、遺伝子資源
15.生物と文化の多様性保全に向けて
16.期末試験
時間割コード
【教科書】
なし
【参考書】
・岩崎駿介『地球人として生きる:市民による海外協力』岩波ジュニア新書
・田中優・樫田秀樹・マエキタミヤコ『世界から貧しさをなくす30の方法』合同出
版
・鶴見良行『バナナと日本人』岩波新書
・ブルーノ・マンサー『熱帯雨林からの声』野草社 ・渡辺弘之『東南アジア林産物20の謎』築地書館
・池谷和信編『熱帯アジアの森の民:資源利用の環境人類学』
・信田敏宏編『東南アジア・南アジア 開発の人類学』明石書店
・池谷和信編『地球環境史からの問い: ヒトと自然の共生とは何か』岩波書店
・中沢新一『熊から王へ』講談社選書メチエ
・藤田弘夫『都市の論理:権力はなぜ都市を必要とするか』中公新書
・見田宗介『現代社会の理論:情報化・消費化社会の現在と未来』岩波新書
・ヴァンダナ・シヴァ『生物多様性の危機:精神のモノカルチャー』
・金沢謙太郎『熱帯雨林のポリティカル・エコロジー』昭和堂
00114
県内大学開放授業
環境と社会
授業題目 熱帯雨林と社会
授
業 英文授業名 Tropical Rain Forests and Society
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
日本人は、今や自分の身体を支える物質的条件を国際的な関係に依存しています。
しかし、私たちの関心や理解はモノの移動の大きさに比べて、十分な広がりをもち
えているでしょうか。"Think Globally, Act Locally"という標語がありますが、グ
ローバルにいったい何を考え、ローカルにいったい何をしたらいいのでしょうか。
本講では、現地からのフィールド報告を交え、そうした問いについて具体的に考
えることをねらいとします。
<キーワード>地球環境問題、熱帯雨林、生物多様性、文化多様性、環境マインド
(2)授業の概要
熱帯産のさまざまなモノを切り口として、熱帯雨林の自然と人間の暮らしについ
て理解を深めます。主な事例を東マレーシア、サラワク州(ボルネオ島)のバラム
河流域からとり上げます。授業計画の前半では、サゴヤシ、陸稲、沈香などの生態
資源を例に、熱帯雨林に暮らす狩猟採集民の生活や生業の様式を概観し、彼らの食
糧の確保、資源やエネルギーの利用にみられる諸特徴を理解します。後半は、木材、
パーム油、バナナ、エビ、コーヒーなどの一次産品を例に、社会経済的なグローバ
ル化をめぐる問題群について考えます。
この講義を通じて、東南アジアの熱帯雨林と私たちとの関係や両者が抱える現代
的課題を追究しながら、他人や地球をできるだけ傷つけない社会への手がかりや可
能性を探っていきます。
担当教員
市民開放授業
金澤 謙太郎
対象学生 全
(4)成績評価の方法
授業時間内の小レポート(50%)及び期末試験(50%)
(5)履修上の注意
毎回配布する資料や下記の参考書を活用して、復習に努めてください。また適宜、
宿題も出します。そして、モノが本来どこから来てどこへ行くのかについて想像し、
観察することを心がけてください。
(6)質問,相談への対応
授業時間後に質問や相談に応じます。また、研究室を直接訪ねてもらって構いませ
ん。研究室は全学教育機構第一講義棟の北校舎4階です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎環境基礎力
自然及び人類社会が直面している環境問題を理解することができる
◎社会的行動マインド
他人や地球環境をできるだけ傷つけない社会への手がかりや可能性を探
る
◎人類知の継承と未来創造マ 人類の知を継承し、それらの成果の上に立って未来について創造的に考
インド
えられる
◎多様な文化受容マインド 世界の文化・思想の多様性を理解し、視野を広げることができる
(3)授業計画
主として講義形式で行い、適宜スライドやビデオなどを使用します。
1. イントロダクション
2. 熱帯雨林の生物多様性
3. 熱帯雨林の生活
4. サゴデンプン
5. 沈香(1)
6. 沈香(2)
7. 陸稲
8. 木材
9. コーヒー、ゴム
10.パーム油(1)
11. パーム油(2)
12.バナナ
13.エビ
14. 景観、遺伝子資源
15.生物と文化の多様性保全に向けて
16.期末試験
【教科書】
なし
【参考書】
・岩崎駿介『地球人として生きる:市民による海外協力』岩波ジュニア新書
・田中優・樫田秀樹・マエキタミヤコ『世界から貧しさをなくす30の方法』合同出
版
・鶴見良行『バナナと日本人』岩波新書
・ブルーノ・マンサー『熱帯雨林からの声』野草社 ・渡辺弘之『東南アジア林産物20の謎』築地書館
・池谷和信編『熱帯アジアの森の民:資源利用の環境人類学』
・信田敏宏編『東南アジア・南アジア 開発の人類学』明石書店
・池谷和信編『地球環境史からの問い: ヒトと自然の共生とは何か』岩波書店
・中沢新一『熊から王へ』講談社選書メチエ
・藤田弘夫『都市の論理:権力はなぜ都市を必要とするか』中公新書
・見田宗介『現代社会の理論:情報化・消費化社会の現在と未来』岩波新書
・ヴァンダナ・シヴァ『生物多様性の危機:精神のモノカルチャー』
・金沢謙太郎『熱帯雨林のポリティカル・エコロジー』昭和堂
教養14
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00115
県内大学開放授業
環境文学のすすめ【SUNS】
担当教員
環境と社会
授
業 英文授業名 Invitation to the "Environmental Literature"
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・1時限
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
本講義は,本学の教育目標の一つ「環境マインドをもつ人材の育成」を目指すも
のである.「環境」という対象を文化の側面からとらえることにより,自然科学
的な視点だけではなく,自分の「こころの問題」として自然や環境をとらえる豊
かな感性をもった「環境マインド」を受講学生が持つことが本講義のねらいであ
る.
(2)授業の概要
自然や環境について語る際,自然科学的なデータや社会現象については情報があ
ふれかえっているが,「こころの問題」として語ることはあまり多くないように
思う.本講義ではこの観点からアプローチしていく.
最初の3回で自然・環境・人間の関係について概観した後,個々の文学作品を通
して,上記三者の関係について考えていく.扱う作品は,少なくとも該当部分に
関して授業前に読んでおく必要がある.
講義形式ではあるが,講義中に質問について個人やグループで考えてもらい,応
えてもらうこともある.また,毎回「授業内容確認シート」を書いてもらう.こ
れは,その日の講義内容について簡単なまとめを行うことを目的としており,受
講学生の理解の助けになるだろう.
(3)授業計画
1. オリエンテーション:「環境」って何だ?
2. 「自然と人間」の関係
3. 「文学と環境」について:「ネイチャーライティング」と「環境文学」
4. H.D.ソロー:『森の生活』
5. レイチェル・カーソン(1):『沈黙の春』
6. レイチェル・カーソン(2):『センス・オブ・ワンダー』
7. ギッシング:『ヘンリ・ライクロフトの私記』
8. 宮澤賢治『注文の多い料理店』
9. 石牟礼道子『苦海浄土』
10. 棄老物語:深沢七郎『楢山節考』.村田喜代子『蕨野行』
11. ジャン・ジオノ『木を植えた男』
12. グリムの森∼記憶の集積∼
13. ヘルマン・ヘッセ∼自然との対話∼
14. シュティフター:場所の感覚
15. まとめ:環境文学とは?
松岡 幸司
対象学生 全
② 3回目終了時に,それまでの授業内容に関する小レポートを課す.(30点)
③ 最終回に筆記試験を行う.(40点)
(5)履修上の注意
講義科目ではあるが,講義を聴いているだけでは感性はみがかれない.指示され
た作品や資料は必ず読むことが求められる.またその際には,主観・客観を織り
交ぜながら内容を読み,講義で示される観点を踏まえて深く考えることが必須の
こととして求められる.
なお,受講にあたっては,文系理系という専攻の区別は全く問われない.重要な
のは,「こころの問題」として環境や自然について考えたい,という強い気持ち
である.
☆この授業は,SUNS等を利用した「遠隔授業」であり,松本以外の信州大学キャ
ンパスならびに高等教育コンソーシアム信州加盟大学での受講も可能.
☆eAlpsの代わりに,上記コンソーシアムのeChesというウェブシステムを使って
,プリントの配信や毎回の「授業確認シート」の提出を行います.
☆映像の向こうの授業であっても,積極的な参加を期待している!
(6)質問,相談への対応
オフィスアワーについては初回授業時に伝える.
研究室の場所:共通教育南棟3階北側
メールアドレス:[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎環境基礎力
文学を媒介とすることで、こころや感性を通して環境を経験すること
を学ぶ
◎多様な文化受容マインド
自然や環境との関係から文学に触れることで、多種多様な文化を受容
する感性を育む
◎人類知の継承と未来創造 文学作品を通して人類の知・感性を受け継ぎ、環境創造マインドを豊
マインド
かなものにする
(4)成績評価の方法
① 毎回,出席確認を兼ねた授業内容確認シートを課し,授業内容の理解度をは
かるとともに,成績評価の要素とする.(確認シート30点)
時間割コード
市民開放授業
【教科書】
野田研一:『自然を感じるこころ.ネイチャーライティング入門』ちくまプリマ
ー新書065.¥720その他,初回授業時に,扱う作品と資料のリストを配布する.
【参考書】
野田研一:『交感と表象.ネイチャーライティングとは何か』松柏社.¥2,800その他,初回授業時およびその都度紹介していく.
00117
県内大学開放授業
環境と社会
授業題目 環境と緑の文化
授
業 英文授業名 Green Environment and Culture
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・4時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
学際的な視点から、「環境と緑の文化」について信州を事例地の一つと
して理解し、身の周りの環境を自ら考えていくことを身につける。
担当教員
市民開放授業
佐々木 邦博 他
対象学生 全
(5)履修上の注意
「環境と緑の文化」をテーマとし、人と自然との共生を議論する。講義
の他に、講義中に紹介された書籍等を参考にし、自習すること。
(2)授業の概要
地球規模での環境問題が議論される今日、我々人間と自然との関係は近 (6)質問,相談への対応
代以降、また日本においては高度経済成長後により大きく変化してきた。 講義時間後に相談のこと。
21世紀を生きる私たちにとっては、自然環境との共生をいかに図ってい
くかが、社会的な課題である。本講義では「環境と緑の文化」をテーマ
に、人と自然の歴史と文化、状況変化、諸問題について理解することを
目標とし、生物学、景観学、造園学という学際的視点から習得する。
(3)授業計画
(1) ガイダンス・環境と緑の文化(大窪久美子)
(2) 野生植物と人との関係1(大窪久美子)
(3) 野生植物と人との関係2(大窪久美子)
(4) 野生植物と人との関係3(大窪久美子)
(5) 野生動物と人との関係1 (泉山茂之)
(6) 野生動物と人との関係2 (泉山茂之)
(7) 野生動物と人との関係3 (泉山茂之)
(8) 野生動物と人との関係4 (泉山茂之)
(9) 景観からみた人と自然1 (上原三知)
(10) 景観からみた人と自然2 (上原三知)
(11) 景観からみた人と自然3 (上原三知)
(12) 庭園からみた人と自然1 (佐々木邦博)
(13) 庭園からみた人と自然2 (佐々木邦博)
(14) 公園からみた人と自然
(佐々木邦博)
(15) 名所からみた人と自然
(佐々木邦博)
(16) 期末テスト
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎地域環境に関する理解 講義を理解し、地域の環境を自ら考え、把握していく
◎問題発見・解決能力
(4)成績評価の方法
各回の小レポート及び出席率、期末テストより総合的に5段階で評価す
る。
講義を理解し、地域の環境を自ら把握し、課題を見出してい
く
【教科書】
指定しない。
【参考書】
講義時に紹介する。
教養15
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
00118
授業題目
森林科学概論
環境と社会
授
業 英文授業名 Introduction to Forest Science
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 火曜・4時限
目
講義室 共通教育43講義室
授業形態
講義
備考
担当教員
佐々木 邦博 他
対象学生 全
教員内線電話:851-2368
(1)授業のねらい
地球温暖化をはじめとする環境問題が重要視され,人間社会と自然との共生
をいかに図るかかが今後の人類の大きな課題です。我々人間と自然が共生し
,豊かな社会を構築するため,問題点を的確に把握,分析し,総合的な解決
方法を見いだすための豊かな視点が必要とされます。そこで本講義では,森
林から里地・里山,集落に至る山岳環境や人間社会を分析するために必要な
,基本的な考え方やアプローチの方法を学びます。
・森林の生態や公益的機能を理解し,評価出来る。
・森林における木材生産と利用の実態を理解し,改善点を把握できる。
・山岳における動植物と人間の関係を理解し,分析できる。
・工学的手法による環境解析と管理手法を理解できる。
・計画学的手法による自然との共生を目指す社会づくりの手法が理解できる。
星川)
13回目:自然との共生を目指す社会づくり(森林と田園のつながり,里地
里山:佐々木)
14回目:自然との共生を目指す社会づくり(人と自然環境の共存,災害復
興:佐々木)
15回目:自然との共生を目指す社会づくり(自然の利用と計画,解析と対
策手法の総合化:大窪)
(2)授業の概要
この講義は専門入門科目であり,森林科学科1年生に対しては新入生ゼミナ
ールに引き続く必修科目である.森林,田園を含む山岳環境における自然と
人間との共生を考える上で基礎的な視点及び手法を学ぶ。
(5)履修上の注意
森林科学科1年生は農学部科目(コード:A2000)として登録すること.また
,この科目は森林科学科以外の学生も受講できる.森林科学科以外の学生は
,森林について基礎的な知識を,前期科目の履修や書籍によって修得してい
ることが望ましい.
議論では積極的・建設的な発言をのぞむ.
(3)授業計画
1回目:講義の概要と問題提起(森林・中山間地域で生じている問題,問題
把握と解決のためのアプローチ:安江)
2回目:森林の生態と公益的機能(立地,森林土壌:岡野)
3回目:森林の生態と公益的機能(水源かん養,崩壊防止:北原)
4回目:森林の生態と公益的機能(防風防砂,大気浄化,森林セラピー:北
原)
5回目:森林の生態と公益的機能(光合成,成長・樹形,生態遷移:岡野)
6回目:森林生産と木材の利用(森林生産と炭素固定,木材利用技術:安江
)
7回目:森林生産と木材の利用(木材利用の炭素排出抑制効果,木質環境:
安江)
8回目:森林の社会科学的見方(森林政策,林業と林産業の経済:小池)
9回目:山岳環境の生態的解析(信州の山岳,山岳の森林と草地:大窪)
10回目:山岳環境の生態的解析(植物−昆虫−動物の相互作用,野生生物
と社会との関わり:大窪)
11回目:工学的手法による環境解析と管理(気象,熱と水の移動,気象害
,気候緩和:星川)
12回目:工学的手法による環境解析と管理(水文,土砂移動,災害防止:
時間割コード
(4)成績評価の方法
毎回の小レポートまたは小テスト(6.7×15回=100点)。授業内容の理解度お
よび授業で提示された考え方やアプローチを応用した問題発見,解決力を問
います。
(6)質問,相談への対応
随時質問を受け付ける.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
山岳地域において自然と共生するための複数の考え方やアプロー
◎問題発見・解決能力 チの方法を伝える
◎地域環境に関する理解
【教科書】
特にないが,時に担当教員より推薦書籍が提示される.
【参考書】
農林業がつくる地域環境と保全技術,信州大学田園環境工学研究会編,ほお
ずき書店
森林サイエンス,信州大学農学部森林科学研究会編,川辺書林
森林サイエンス2,信州大学農学部森林科学研究会編,川辺書林
00120
県内大学開放授業
環境と社会
授業題目 地形環境と災害
授
業 英文授業名 Geomorphological environment and natural disaster
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・2時限
目
講義室 共通教育62講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
本講義では,私達が生活する地形がどのように形成されるのか?またそ
の形成や変化過程に生じる地形変化が,自然災害として避けられるもの
ではなく,私達の生活域と重なって発生することを理解する.さらに自
然災害どのように理解し,共存していくべきか?考えていくことを目的
とする.
(2)授業の概要
日本の位置する東アジア島弧変動帯は,世界で最も地殻変動が激しい
地域の一つである.それらは地震や火山,津波や斜面崩壊,水害など多
くの地学現象を引き起こし,様々な地形を形成する.またこうして形成
された地形に人々は居住し,自然災害と隣り合わせに生活している.
本講義では自然災害の結果つくられる地形とはなにか,どこにあるのか
,地殻変動からわかる地形形成の歴史とは?などを解説しながら,地形
形成と地殻変動や自然災害との関係を理解していく.また地形が変化す
るプロセスを学び,その過程で発生する様々な自然災害を理解し共存す
ることによって,人間が自然災害に遭いにくい社会を形成するために何
が必要なのか考えていく.
(3)授業計画
*授業内容は以下の通り
・活断層大地震は予測できるのか?
・内陸直下型地震を引き起こす活断層とはなにか
・大陸移動説からプレートテクトニクスまで
・活断層をしらべる
・活断層と長期的地震予知
・長野県の活断層と地震災害
・変動地形からみる地形発達史
・海溝型地震と津波災害
・地殻変動の指標としての海成段丘
・地形,地質学から海溝型地震に迫る
・平野の地形と水害予測
・自然災害と共存する社会へ(活断層法)
・自然災害に備える
森林から里地・里山,集落に至る山岳環境や人間社会の関わりの
具体例を解説する
担当教員
市民開放授業
廣内 大助
対象学生 全
(4)成績評価の方法
・筆記試験
・授業時間中に課す課題の提出
(5)履修上の注意
履修上の注意:作業用の色鉛筆(数色)ないしはカラーペンを持参する
こと
(6)質問,相談への対応
授業時に対応
研究室では随時対応(教育学部中校舎4F419)
メールで対応(hirokuma@shinshu-u.ac.jp)
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎地域環境に関する理解
地域のハザード情報の理解とその対応について考える力を養
う
【教科書】
テキスト(準教科書):新訂 地学図解 第一学習社
購入は強制しないが,授業時には使用する.
【参考書】
授業時に随時指示する
教養16
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00195
自然と人間を考えるゼミ
環境と社会
授
業 英文授業名 Seminar that searches the relation between nature and human being
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・5時限
目
講義室 共通教育36講義室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
われわれ人間は様々なかかわり方でいわゆる自然という環境に入り込んでいます。
そのことが自然にとってまた人間にとってどのような意味をもつのでしょうか。本
ゼミは、「自然の中での人間のあり方」、「自然とは」ということをテーマに「自
然と人間の営みについて」学生諸君と考えるとともに、自然環境に対してローイン
パクトな関わり方について実際に学んでいくことをねらいとします。またゼミは学
生の自主的運営で行われるため特に企画力が身に付きます。
(2)授業の概要
①自然と人間の関係を知るためにフィールドワークを中心とした様々な野外活動を
体験 します。 ②特に秋冬の信州の自然を活動の場として、土・日や休業期間を利用し月1回程度
のフ ィールドワークを実施します。
③ゼミの時間帯にはその活動に必要な知識、技術、ルール・マナーをグループ発表に
より 学習します。またフィールドワークをとおして感じ取ったことなどをテーマ
に各人の 研究発表を行います。
④ゼミは学生の自主的運営で行われます。
(3)授業計画
前述したように本ゼミは学生の自主的運営で行うため、授業計画ならびに活動計画
などについては学生諸君と相談の上決定します。そのためここでは大まかな授業計
画を提示しておきます。
① ガイダンス、面接試験
② 授業計画の検討・決定
③∼⑤フィールドワーク企画実施に関する講義、フィールドワーク担当者・内容等
の決 定
⑥ レジュメ作成と発表に関する講義
⑦∼⑭個人発表と講評
フィールドワークのための準備・勉強会・検討会
⑮ まとめ
★前述したように、この他に土日、休業期間を利用しての月1回程度のフィールド
ワーク(宿泊を伴うこともある)を実施します。フィールドワークは自然を知るた
めのアウトドア・アクティビティーを中心として行います。
時間割コード
担当教員
古屋 顯一
対象学生 全
(4)成績評価の方法
グループ発表20%、個人発表30%、出席(授業時間・フィールドワークなど含
む)50%の割合で評価します。
(5)履修上の注意
①面接試験によって受講生を決定します。
②フィールドワークにかかる費用は自己負担とします。
③フィールドワークをともなうため、レインウエアやシュラフなどのアウトドアグッズが必要となり
ま す。
④前述したようにグループ発表ならびに個人発表を行うため、授業時間外のグルー
プや 個人による事前学習及びフィールドワークのための下見が必要となります。
⑤10月4日(木)16:20∼指定の教室においてガイダンスならびに面接試験を
行い ます。
⑥担当教員自己紹介
こんにちは、経済学部の古屋です。経済学部に所属していますが、野外教育を専
門と しています。具体的には、キャンプ、登山、山菜取り、きのこ採り、釣、
カヤック、ヨット、 ボードセイリング、スキンダイビング、スクーバダイビング、サイクリング、パラグライダー、
ゲレンデスキー、クロスカ ントリースキー、テレマークスキー、スノーボードなど、ありとあらゆるアウトドア活動を
たしなみます。ひげ を生やし見た目はゴッツイですが、決して怖くはありません。
アウトドアに興味を持った 学生諸君は、まずはガイダンスに参加してみてください。
(6)質問,相談への対応
原則として火曜2時限目をオフィスアワーとするが、対応できるときは他の時間帯
でも可。学生諸君は遠慮なく研究室に来て下さい。研究室は経済学部棟の3階です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マイン
ド
他のゼミ生と触れ合う機会や意見交換の場が多いことによる
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
グループワークによる
◎問題発見・解決能力
活動の企画立案実施の体験や変化する自然条件による
◎環境基礎力
自然活動体験をするための事前学習によるによる
【教科書】
特にないが、山菜図鑑、きのこ図鑑などの購入が必要となります。
【参考書】
授業中に紹介
00196
県内大学開放授業
環境と社会
授業題目 アジア環境白書ゼミ
授
業 英文授業名 Seminar: Reading the State of the Environment in Asia
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・2時限
目
講義室 共通教育411演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
Japan Environmental Council(ed), The State of the Environment in
Asia は日本を含むアジアの環境問題を理解する上で基本的かつ重要な
文献です。本年度は同書の2005/2006年度版および2006/2007年度版をテ
キストとします。
<キーワード>環境問題、アジア、環境と貿易、持続可能な発展、環境
マインド
(2)授業の概要
日本を含むアジアの各国や地域が直面している問題群を比較的平易な
英語で学びます。授業の目標は、文献読解の鍵となる単語や表現を覚え
ることに加え、問題の背景や構造を理解し、さらに私たちに求められる
「かかわり」について議論することです。
担当教員
金澤 謙太郎
対象学生 全
(4)成績評価の方法
授業における参加と発表内容(50%)と期末試験(50%)
(5)履修上の注意
書籍、雑誌、新聞、TV、インターネットなど複数の情報源にあたる
よう心掛けてください。
(6)質問,相談への対応
授業時間後に質問や相談に応じます。また、研究室を直接訪ねてもら
って構いません。研究室は全学教育機構第一講義棟の北校舎4階です(
内線7143)。
(3)授業計画
初回は授業方針や進め方、授業内容、評価についての説明を行います。
2回目以降、各自の発表と質疑応答を行い、最終回に試験を実施します。
なお、テキストは2005/2006年度版第1部の2つの章および2006/2007年度
版第2部のインドの章の順(下記)で読み進め、その都度扱われている
トピックスについて議論します。
・Trade and Environment: Promoting Environmentally Friendly Trade
・Food, Farming and the Environment: The Development of Sustainable
Agriculture
・India: Development, Environment and Justice
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
また、テキストに出てくるアジアの国々の中から、各人(班)が関心
日本を含むアジアが直面している環境問題を理解することが
のある国を選びます。その国の環境問題とその背景について、文献資料 ◎環境基礎力
できる
にあたり、報告します。それをもとに、受講者全員で質疑応答を行いま
す。
英語を用い、的確に読み、書き、聞き、他者に伝えることが
◎言語能力
できる
1.イントロダクション
2-7. Trade and Environment
8-12. Food, Farming and the Environment
13-15. India: Development, Environment and Justice
16.期末試験
◎多様な文化受容マイン 世界の文化・思想の多様性を理解し、視野を広げることがで
ド
きる
【教科書】
必要に応じて配布します。
【参考書】
適宜紹介します。
教養17
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
00197
時間割コード
授業題目
環境心理学ゼミ
環境と社会
授
業 英文授業名 Environmental psychology seminar
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・1時限
目
講義室 共通教育312演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
物理量と感覚量の関係、人間と環境の相互作用、それらの検討に必要
とされる手続き(実験および調査)を実際に体験することによって学習
する。また、結果を整理・分析・考察し、レポートを作成することを通
じて、科学論文の書き方の基礎を習得する。
(2)授業の概要
必要に応じて数グループに分かれて実験や調査を行い、それらの過程
で得られた結果をグループごとに議論し発表する。また、最終成果物と
して各自がレポートを作成する。
担当教員
柳瀬 亮太
対象学生 全
グループ作業が中心となるため、原則として欠席を認めない。
講義資料の配布や各種告知にてインターネットを利用するので、パソ
コンを利用できることが望ましい。
(6)質問,相談への対応
講義の前後の時間、もしくはメール([email protected])にて受け
付ける。
(3)授業計画
下記を予定している。
第1週 ガイダンス
第2∼7週 物理量と感覚量の関係を求める
・マグニチュード推定法とカテゴリー評定法
・実験とデータ分析
・実験レポートの書き方
・実験レポートの提出
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
第8∼15週 人間と環境の関係を調べる
・質問紙調査、行動観察、実験室実験のいずれかを実施
・データ分析
・プレゼンテーション
・レポートの提出
◎問題発見・解決能力
◎自己認識・自己啓発マ
インド
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
(4)成績評価の方法
講義への参加状況(出席・議論への参加など)、プレゼンテーション
およびレポートを総合的に評価する。出席は評価対象者となりうるか否
かの判断材料とする。
(5)履修上の注意
時間割コード
【教科書】
指定しない。
【参考書】
心理・教育のための統計法 山内光哉 サイエンス社 2500円
心理学マニュアル 質問紙法 鎌原雅彦・宮下一博・大野木裕明・中沢
潤:編 北大路書房 1500円
生活空間の体験ワークブック 日本建築学会:編 彰国社 2300円
00198
環境と社会
授業題目 自然活動論ゼミナール
授
業 英文授業名 Outdoor activity seminar
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育36講義室
担当教員
古屋 顯一
曜日・時限 木曜・5時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
もし私たちが自然を求め自然を愛するのであれば、きっと自然と共存できるにちがあり
ません。本ゼミは「自然と人間の共存」をテーマに,自然の中での人間の生活や遊びに
つて学生諸君と考えるとともに、自然環境に対してローインパクトな関わり方について
実際に学んでいくことをねらいとします。またゼミはフィールドワークを重視するため
問題発見、問題解決能力が身に付きます。
(2)授業の概要
①自然と人間の関係を体感するためにフィールドワークを中心とした様々な自然活動を
体験します。 ②特に春夏の信州の自然を活動の場として、土・日や休業期間を利用し月2回程度のフ
ィールドワークを実施します。
③ゼミの時間帯にはその活動に必要な知識、技術、ルール・マナーをグループ発表によ
り 学習します。
④ゼミは学生の自主的運営で行われます。
(3)授業計画
前述したように本ゼミは学生の自主的運営で行うため、授業計画ならびに活動計画など
については学生諸君と相談の上決定します。そのためここでは大まかな授業計画を提示
しておきます。
① ガイダンス、面接試験
② 授業計画の検討・決定
③∼⑤フィールドワーク企画実施に関する講義、フィールドワーク担当者・内容等の決
定
⑥∼⑭フィールドワークのための準備・発表・検討会
⑮ まとめ
★前述したように、この他に土日、休業期間を利用しての月2回程度のフィールドワー
ク (宿泊を伴うこともある)を実施します。フィールドワークは自然を知るためのア
ウト ドア・アクティビティーを中心として行います。
(4)成績評価の方法
発表20%、期末レポート20%、出席(授業時間・フィールドワークなど含む)60
%の割合で評価します。
対象学生 全
備考
(5)履修上の注意
①面接試験によって受講生を決定します。
②フィールドワークにかかる費用は自己負担とします。
③フィールドワークをともなうため、レインウエアやシュラフなどのアウトドアグッズが必要となりま す。
④前述したようにグループ発表を行うため、授業時間外のグループによる事前学習なら
びにフィールドワークのための下見が必要となります。
⑤4月12日(木)16:20∼指定の教室においてガイダンスならびに面接試験を行
い ます。
⑥担当教員自己紹介
こんにちは、経済学部の古屋です。経済学部に所属していますが、野外教育を専門と
しています。具体的には、キャンプ、登山、山菜取り、きのこ採り、釣、カヤック、
ヨット、 ボードセイリング、スキンダイビング、スクーバダイビング、サイクリング、パラグライダー、ゲレンデスキー、
クロスカ ントリースキー、テレマークスキー、スノーボードなど、ありとあらゆるアウトドア活動をたしなみます。
ひげ を生やし見た目はゴッツイですが、決して怖くはありません。アウトドアに興味を持
った 学生諸君は、まずはガイダンスに参加してみてください。
(6)質問,相談への対応
原則として火曜2時限目をオフィスアワーとするが、対応できるときは他の時間帯でも
可。学生諸君は遠慮なく研究室に来てください。研究室は経済学部棟の3階です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マインド
他のゼミ生と触れ合う機会や意見交換の場が多いことによる
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
グループワークによる
◎問題発見・解決能力
活動の企画立案実施の体験や変化する自然条件による
◎環境基礎力
自然活動体験をするための事前学習による
【教科書】
特にないが、山菜図鑑、きのこ図鑑などが必要となります。
【参考書】
授業中に紹介
教養18
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00199
県内大学開放授業
生態資源論ゼミ
担当教員
環境と社会
授
業 英文授業名 Seminar on Ecological Resources
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 月曜・2時限
目
講義室 共通教育411演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
生態資源とは、人とともに存在し生きてきた資源であり、場をうまく管理すれ
ば半永久的な持続性(更新性)を備えています。例えば、森林であれば、燃料、
樹実類、山菜類、きのこ類、特用樹、薬用植物、樹脂類などを含みます。
地域の生態資源を知ることは、信州の豊かな自然、その歴史や文化、人びとの
営みの一端に触れることでもあります。この授業では、県内各地の独自性や複雑
性を考慮して、さまざまな生態資源を事例にその利用と管理の歴史や現状、さら
に今後の活用の可能性を探ります。
※過去の受講生がとり上げた事例:蜂蜜、鹿、昆虫食、木の実、きのこ、薬草、
香草、水、佐久鯉、ツバメの巣(マレーシア)、馬(モンゴル)など。
<キーワード>信州の自然環境、生態資源、地域文化、持続的利用、環境マイン
ド (2)授業の概要
「授業のねらい」に達するための具体的な行動目標は次のとおりです。
・生態資源の利用と管理、環境の保全と創生などに関する基本的理解を深める。
・地域社会の独自性や複雑性に配慮しつつ、それぞれの生態資源活用の可能性を
探る。
・自らの思考・判断のプロセスや結果を説明するためのプレゼンテーション能力
やコミュニケーション能力を修得する。
各人(班)はそれぞれ関心をもった生態資源について、まずは文献資料にあた
り、報告します。それをもとに、受講者全員で質疑応答を行います。
金澤 謙太郎
対象学生 全
2. 教員による解説(生態資源とは)
3. 教員による解説(熱帯アジアの生態資源)
4.各班のテーマや事例調査のための準備・検討
5∼15. 班ごとのプレゼンと質疑応答(5月21日(7回目)は学外見学・体験の
予定)
16.報告集の作成
(4)成績評価の方法
授業における参加(50%)とレポート(50%)
(5)履修上の注意
休日や休暇を利用して、自分たちで現地を見学してくるフットワークを大いに
歓迎します。
(6)質問,相談への対応
授業時間後に質問や相談に応じます。また、研究室を直接訪ねてもらって構い
ません。研究室は全学教育機構第一講義棟の北校舎4階です(内線7143)。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
初回から数回は、ガイダンスを含め講義を行います。担当教員がこれまで関心
を寄せてきた熱帯アジアの生態資源の事例(サゴヤシや沈香など)も紹介します。
これらの講義の後で、みなさんから班ごとに報告してもらう回が続きます。な
お生態資源の事例は長野県内に存在する資源に限ることとします。ただし、留学
生の場合は出身国の事例をとり上げてももらっても結構です。最終的に相談の上
決定します。
各班の調査方法としては、各種文献やインターネットの参照のほか、関係者へ
の聞きとりを行います(メールや電話での聞きとりも可とします)。また各報告
に対して質疑応答を行います。出席者は必ず発言してください。
また、授業期間内に1度、受講者全員が参加する学外見学・体験の機会を設け
ます。見学先は、時間や予算なども考慮します。
1. イントロダクション
時間割コード
◎地域環境に関する理解 信州の生態資源への興味と関心をみずから深めることができる
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
グループワークや討議を通じて他者を理解し、目標実現のために協力
することができる
◎環境実践力
地域の生態資源を持続的に利用する実践例を観察し、理解を深めるこ
とができる
【教科書】
必要に応じて配布します。
【参考書】
・山田勇『アジア・アメリカ生態資源紀行』岩波書店
・内堀基光編『資源人類学』(第1巻−資源と人間)弘文堂
・渡辺弘之『東南アジア林産物20の謎』築地書館
・池谷和信編『地球環境史からの問い: ヒトと自然の共生とは何か』岩波書店
・金沢謙太郎『熱帯雨林のポリティカル・エコロジー』昭和堂
00200
県内大学開放授業
環境と技術
授業題目 環境と生活とのかかわり
授
業 英文授業名 Implication of our life on environment
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・4時限
目
講義室 共通教育64講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
21世紀はこれまでの大量生産・大量消費・大量廃棄の社会システムから
脱し,最適生産・最適消費・最少廃棄の環境調和型社会の実現が求められ
ています.これに合わせて多様化した生活基盤では,経済合理性の追求だ
けではなく,環境適合性や社会適合性も考慮した持続発展可能な社会の形
成が大切になってきています.そこで,信州大学の環境マインド教育では
,生産者から社会に発信された製品やサービスのいろいろな環境情報を理
解し,自らが生活者・消費者の一員として,環境配慮型製品やサービスを
選択・使用して,環境保全活動や環境負荷低減への取り組みの意思決定が
できるようになることをねらいとします.
(2)授業の概要
環境調和型社会の形成は,製品やサービスの提供側と消費者の協同で行
われなければなりません.そのため地球環境問題の取り組みを概観しなが
ら,生活に身近な環境法規,製品やサービスの環境影響評価手法(ライフ
サイクルアセスメント),組織と利害関係者のインターフェースになる環
境報告書・環境ラベルなど環境情報の見方,身近な製品やサービスにおけ
る環境への取り組み事例,カーボンオフセットなどを中心に講述し,環境
と日々生活とのかかわりについて考えます.また,信州大学の全てのキャ
ンパス・学部・学科で取り組んでいます環境マネジメントシステムと環境
保全活動について解説します.
担当教員
小林 充
対象学生 全
第13週:消費者意識と環境ラベル,演習①・演習②レポート締め切り
第14週:資源の流れと環境経営
第15週:ライフスタイルの見直しと環境倫理
(4)成績評価の方法
授業期間中の出席,演習するレポート(4課題)により評価します.出
席点および授業への取り組み態度20点,レポート成績80点を合計して成績
とします.演習レポートの提出は必須になります.
(5)履修上の注意
授業内容に添って資料を適宜配布しますが,講義はパワーポイントを使
用しますのでノートを取るようにして下さい.また,電子メールによる質
問にも随時応じていますので,授業中の不明点は放置しないようにして下
さい.第10週と第11週にライフサイクルアセスメントの演習がありますの
で,「ライフサイクルアセスメント入門」と重複して受講しないようにし
て下さい.
(6)質問,相談への対応
質問や相談等は,授業中やメールなどで随時受け付けています.アドレ
スは「[email protected]」になります.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
第 1週:授業内容の説明,地球温暖化と世界の暮らし(その1)
第 2週:地球温暖化と世界の暮らし(その2)
第 3週:循環型社会形成に向けての法体系
第 4週:温室効果ガスと京都議定書
第 5週:CO2排出量の「見える化」
第 6週:信州大学環境マネジメントシステム(ISO14001)の概要,
環境ISOとは
第 7週:ライフサイクルアセスメントとは・・・
第 8週:ライフサイクルアセスメントの基本計算方法(その1)
第 9週:ライフサイクルアセスメントの基本計算方法(その2)
第10週:演習①(ライフサイクルインベントリ分析)
第11週:演習②(ライフサイクル影響評価)
第12週:環境情報の公開とその見方,環境報告書を読む
◎環境基礎力
地球環境問題の現状,環境政策・法律および環境ラベルを理解
する.
◎環境実践力
持続発展可能な社会および低炭素化社会の構築に向けてライフ
スタイルを見直す.
【教科書】
なし
【参考書】
・加藤尚武,環境倫理学のすすめ,ISBN4621070347,丸善, 1991年,780円
・伊坪徳宏 他,LCA概論,ISBN9784862400192,産業環境管理協会,2007年
,3800円
・JIS Q 14001(ISO 14001)環境マネジメントシステム 要求事項及び利用
の手引き,日本規格協会, 2004年,2625円
その他,随時授業の中で紹介します.
教養19
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00201
県内大学開放授業
環境と生活とのかかわり
担当教員
環境と技術
授
業 英文授業名 Implication of our life on environment
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育42講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
21世紀はこれまでの大量生産・大量消費・大量廃棄の社会システムから
脱し,最適生産・最適消費・最少廃棄の環境調和型社会の実現が求められ
ています.これに合わせて多様化した生活基盤では,経済合理性の追求だ
けではなく,環境適合性や社会適合性も考慮した持続発展可能な社会の形
成が大切になってきています.そこで,信州大学の環境マインド教育では
,生産者から社会に発信された製品やサービスのいろいろな環境情報を理
解し,自らが生活者・消費者の一員として,環境配慮型製品やサービスを
選択・使用して,環境保全活動や環境負荷低減への取り組みの意思決定が
できるようになることをねらいとします.
(2)授業の概要
環境調和型社会の形成は,製品やサービスの提供側と消費者の協同で行
われなければなりません.そのため地球環境問題の取り組みを概観しなが
ら,生活に身近な環境法規,製品やサービスの環境影響評価手法(ライフ
サイクルアセスメント),組織と利害関係者のインターフェースになる環
境報告書・環境ラベルなど環境情報の見方,身近な製品やサービスにおけ
る環境への取り組み事例,カーボンオフセットなどを中心に講述し,環境
と日々生活とのかかわりについて考えます.また,信州大学の全てのキャ
ンパス・学部・学科で取り組んでいます環境マネジメントシステムと環境
保全活動について解説します.
小林 充
対象学生 全
第13週:消費者意識と環境ラベル,演習①・演習②レポート締め切り
第14週:資源の流れと環境経営
第15週:ライフスタイルの見直しと環境倫理
(4)成績評価の方法
授業期間中の出席,演習するレポート(4課題)により評価します.出
席点および授業への取り組み態度20点,レポート成績80点を合計して成績
とします.演習レポートの提出は必須になります.
(5)履修上の注意
授業内容に添って資料を適宜配布しますが,講義はパワーポイントを使
用しますのでノートを取るようにして下さい.また,電子メールによる質
問にも随時応じていますので,授業中の不明点は放置しないようにして下
さい.第10週と第11週にライフサイクルアセスメントの演習がありますの
で,「ライフサイクルアセスメント入門」と重複して受講しないようにし
て下さい.
(6)質問,相談への対応
質問や相談等は,授業中やメールなどで随時受け付けています.アドレ
スは「[email protected]」になります.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
第 1週:授業内容の説明,地球温暖化と世界の暮らし(その1)
第 2週:地球温暖化と世界の暮らし(その2)
第 3週:循環型社会形成に向けての法体系
第 4週:温室効果ガスと京都議定書
第 5週:CO2排出量の「見える化」
第 6週:信州大学環境マネジメントシステム(ISO14001)の概要,
環境ISOとは
第 7週:ライフサイクルアセスメントとは・・・
第 8週:ライフサイクルアセスメントの基本計算方法(その1)
第 9週:ライフサイクルアセスメントの基本計算方法(その2)
第10週:演習①(ライフサイクルインベントリ分析)
第11週:演習②(ライフサイクル影響評価)
第12週:環境情報の公開とその見方,環境報告書を読む
時間割コード
◎環境基礎力
地球環境問題の現状,環境政策・法律および環境ラベルを理解
する.
◎環境実践力
持続発展可能な社会および低炭素化社会の構築に向けてライフ
スタイルを見直す.
【教科書】
なし
【参考書】
・加藤尚武,環境倫理学のすすめ,ISBN4621070347,丸善, 1991年,780円
・伊坪徳宏 他,LCA概論,ISBN9784862400192,産業環境管理協会,2007年
,3800円
・JIS Q 14001(ISO 14001)環境マネジメントシステム 要求事項及び利用
の手引き,日本規格協会, 2004年,2625円
その他,随時授業の中で紹介します.
00202
県内大学開放授業
環境と技術
授業題目 ライフサイクルアセスメント入門
授
業 英文授業名 Introduction to LCA
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・3時限
目
講義室 共通教育56講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
科学技術の発展によって人間社会の情報化・簡便性が進む中で,経済社会
もこれまでの経済・消費活動から脱し,環境調和型社会の実現が求められて
います.そして,持続発展可能な社会の形成のためには,環境適合性,経済
合理性,社会適合性のバランスを考慮し,環境調和性を高めた製品作りやサ
ービスの提供が大切になってきています.そこで,信州大学の環境マインド
教育では,地球環境問題を概観しながら,これまで以上に環境保全活動や環
境負荷低減への取り組みの意思決定ができるように,また,循環型社会にお
いて生産者と消費者が共有できるようなライフサイクル思考を養うことをね
らいとします.そして,製品やサービスのライフサイクルにおける環境影響
を評価するライフサイクルアセスメント(LCA:Life Cycle Assessment)を
修得します.
(2)授業の概要
LCAは製品やサービスの資源採取から廃棄に至るまでのライフサイクル(一
生涯)における環境負荷量や環境影響量を客観的に,且つ,定量的に評価す
る手法です.その評価手法を修得するため,生活の身近な製品を例題にして
LCA演習を行います.そして,LCA結果を用いた新たなCO2削減のためのカーボ
ンフットプリント制度やタイプⅢ環境ラベルなどを理解し,さらに今後の
LCA展開および新たな環境指標について講述します.また,信州大学の全ての
キャンパス・学部・学科で取り組んでいます環境マネジメントシステム(
EMS:Environmental Management System)について解説し,LCAとEMSを両立さ
せた新たな環境保全活動について考えます.
(3)授業計画
第 1週:授業内容の説明,地球環境問題の概要と取り組み(その1)
第 2週:地球環境問題の概要と取り組み(その2)
第 3週:循環型社会形成推進基本法,リサイクル法
第 4週:地球温暖化対策の国際的対応,京都議定書目標達成計画
第 5週:低炭素化社会の構築とカーボンフットプリント
第 6週:ISO14000シリーズ,
信州大学環境マネジメントシステム(ISO14001)の概要,
第 7週:LCAの概要と国内外の動向
第 8週:ライフサイクルインベントリ分析
第 9週:ライフサイクル影響評価,結果の解釈
第10週:演習①(原単位を用いたライフサイクルインベントリ分析)
第11週:演習②(特性化係数を用いたライフサイクル影響評価)
第12週:LCAの事例研究,各種環境情報におけるLCAの取り組み事例
担当教員
小林 充
対象学生 全
第13週:環境ラベルの意義と分類,LCA手法を用いたタイプⅢ環境ラベル,
演習①・演習②レポート締め切り
第14週:今後のLCA展開と環境指標(環境効率指標・ファクターX),
第15週:持続発展可能な社会の実現に向けて
(4)成績評価の方法
授業期間中の出席,演習するレポート(4課題)により評価します.出席点
および授業への取り組み態度20点,レポート成績80点を合計して成績としま
す.演習レポートの提出は必須になります.
(5)履修上の注意
授業内容に添って資料を適宜配布しますが,講義はパワーポイントを使用
しますのでノートを取るようにして下さい.また,電子メールによる質問に
も随時応じていますので,授業中の不明点は放置しないようにして下さい.
第10週と第11週にライフサイクルアセスメントの演習がありますので,「環
境と生活とのかかわり」と重複して受講しないようにして下さい.
(6)質問,相談への対応
質問や相談等は,授業中やメールなどで随時受け付けています.アドレス
は「[email protected]」になります.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
製品やサービスの環境影響の定量的な評価方法を修得する.
◎環境基礎力
地球環境問題の現状,環境政策・法律および環境ラベルを理解す
る.
◎環境実践力
持続発展可能な社会および低炭素化社会の構築に向けてライフス
タイルを見直す.
【教科書】
なし
【参考書】
・稲葉敦,LCAの実務,ISBN4914953951,産業環境管理協会, 2005年,3800円
・伊坪徳宏 他,LCA概論,ISBN9784862400192,産業環境管理協会,2007年,3800円
・JIS Q 14001(ISO 14001)環境マネジメントシステム 要求事項及び利用の
手引き,日本規格協会,2004年,2625円
その他,随時授業の中で紹介します.
教養20
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
00203
時間割コード
授業題目
県内大学開放授業
ライフサイクルアセスメント入門
環境と技術
授
業 英文授業名 Introduction to LCA
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育42講義室
担当教員
曜日・時限 木曜・3時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
科学技術の発展によって人間社会の情報化・簡便性が進む中で,経済社会
もこれまでの経済・消費活動から脱し,環境調和型社会の実現が求められて
います.そして,持続発展可能な社会の形成のためには,環境適合性,経済
合理性,社会適合性のバランスを考慮し,環境調和性を高めた製品作りやサ
ービスの提供が大切になってきています.そこで,信州大学の環境マインド
教育では,地球環境問題を概観しながら,これまで以上に環境保全活動や環
境負荷低減への取り組みの意思決定ができるように,また,循環型社会にお
いて生産者と消費者が共有できるようなライフサイクル思考を養うことをね
らいとします.そして,製品やサービスのライフサイクルにおける環境影響
を評価するライフサイクルアセスメント(LCA:Life Cycle Assessment)を
修得します.
(2)授業の概要
LCAは製品やサービスの資源採取から廃棄に至るまでのライフサイクル(一
生涯)における環境負荷量や環境影響量を客観的に,且つ,定量的に評価す
る手法です.その評価手法を修得するため,生活の身近な製品を例題にして
LCA演習を行います.そして,LCA結果を用いた新たなCO2削減のためのカーボ
ンフットプリント制度やタイプⅢ環境ラベルなどを理解し,さらに今後の
LCA展開および新たな環境指標について講述します.また,信州大学の全ての
キャンパス・学部・学科で取り組んでいます環境マネジメントシステム(
EMS:Environmental Management System)について解説し,LCAとEMSを両立さ
せた新たな環境保全活動について考えます.
(3)授業計画
第 1週:授業内容の説明,地球環境問題の概要と取り組み(その1)
第 2週:地球環境問題の概要と取り組み(その2)
第 3週:循環型社会形成推進基本法,リサイクル法
第 4週:地球温暖化対策の国際的対応,京都議定書目標達成計画
第 5週:低炭素化社会の構築とカーボンフットプリント
第 6週:ISO14000シリーズ,
信州大学環境マネジメントシステム(ISO14001)の概要,
第 7週:LCAの概要と国内外の動向
第 8週:ライフサイクルインベントリ分析
第 9週:ライフサイクル影響評価,結果の解釈
第10週:演習①(原単位を用いたライフサイクルインベントリ分析)
第11週:演習②(特性化係数を用いたライフサイクル影響評価)
第12週:LCAの事例研究,各種環境情報におけるLCAの取り組み事例
時間割コード
第13週:環境ラベルの意義と分類,LCA手法を用いたタイプⅢ環境ラベル,
演習①・演習②レポート締め切り
第14週:今後のLCA展開と環境指標(環境効率指標・ファクターX),
第15週:持続発展可能な社会の実現に向けて
(4)成績評価の方法
授業期間中の出席,演習するレポート(4課題)により評価します.出席点
および授業への取り組み態度20点,レポート成績80点を合計して成績としま
す.演習レポートの提出は必須になります.
(5)履修上の注意
授業内容に添って資料を適宜配布しますが,講義はパワーポイントを使用
しますのでノートを取るようにして下さい.また,電子メールによる質問に
も随時応じていますので,授業中の不明点は放置しないようにして下さい.
第10週と第11週にライフサイクルアセスメントの演習がありますので,「環
境と生活とのかかわり」と重複して受講しないようにして下さい.
(6)質問,相談への対応
質問や相談等は,授業中やメールなどで随時受け付けています.アドレス
は「[email protected]」になります.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
製品やサービスの環境影響の定量的な評価方法を修得する.
◎環境基礎力
地球環境問題の現状,環境政策・法律および環境ラベルを理解す
る.
◎環境実践力
持続発展可能な社会および低炭素化社会の構築に向けてライフス
タイルを見直す.
【教科書】
なし
【参考書】
・稲葉敦,LCAの実務,ISBN4914953951,産業環境管理協会, 2005年,3800円
・伊坪徳宏 他,LCA概論,ISBN9784862400192,産業環境管理協会,2007年,3800円
・JIS Q 14001(ISO 14001)環境マネジメントシステム 要求事項及び利用の
手引き,日本規格協会,2004年,2625円
その他,随時授業の中で紹介します.
県内大学開放授業
担当教員
市民開放授業
大石 修治 他
曜日・時限 水曜・2時限
環境と技術
授業形態
講義
(1)授業のねらい
前世紀の産業活動により,物質的には豊かになりました。一方で,資
源やエネルギーの大量消費により,地球環境に悪影響をおよぼした面も
ありました。21世紀は,地球環境を保護するために,自然環境に対して
できるだけ小さな負荷で高機能な物質(もの)を製造する環境調和型技
術が必要です。
この授業では,化学を中心としたグリーンケミストリー(緑の化学)
とサスティナブルケミストリー(持続的社会の化学)の視点から,環境
と科学技術の新たな関わり方を考え,環境調和型技術にアプローチする
グリーンテクノロジーを学習します。
(2)授業の概要
地球環境と人間社会が調和し共生するために,化学に基づくグリーン
テクノロジーを理解します。環境機能を重要視した未来のものづくりに
向かい,環境触媒や環境材料などの化学を習得します。
(3)授業計画
1. 持続する社会のための化学技術
2. 環境問題と環境政策
3. 自然公園と環境技術
4. 環境白書
5. 環境科学入門
6. 環境と生命
7. 環境物理化学
8. 環境熱力学
9. 環境有機化学
10. 環境光化学
11. 触媒を用いた環境技術
12. 光触媒
13. 環境調和材料合成
14. エコマテリアル
15. 自然に学ぶものづくりのグリーンテクノロジーへのアプローチ
16. 試験
(4)成績評価の方法
対象学生 全
備考
00204
授業題目 グリーンテクノロジー
授
業 英文授業名 Green Technology
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育62講義室
小林 充
対象学生 全
備考
試験(5割)とレポート(2割)に出席点(3割)を加えて考慮し,総
合的に評価します。
(5)履修上の注意
聴くときは静かに,質問や議論は活発にお願いします。
継続的に予習や復習を繰り返し,日ごろ直面している環境問題を理解
して欲しい。
(6)質問,相談への対応
授業中あるいは授業直後に直接対応します。電話やe-mailでも対応し
ます。
大石修治 Tel:026-269-5533 e-mail:[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
グリーンテクノロジーについて幅広く理解できる
◎問題発見・解決能力 みずから問題を見いだし,すじみちを立てて解決できる
◎環境基礎力
自然および人類社会が直面している環境問題を理解すること
ができる
◎地域環境に関する理解
信州の自然・文化的環境への興味と関心を深めることができ
る
【教科書】
指定しない。
【参考書】
グリーンテクノロジー(藤井恒男編)中央経済社(3,000円)
教養21
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00205
森林サイエンス
環境と技術
授
業 英文授業名 Forest Science
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育61講義室
担当教員
小池 正雄 他
曜日・時限 火曜・4時限
授業形態
講義
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
環境への負荷の少ない持続可能な発展を維持し、循環型経済社会システムを構
築するため、顕在化している諸々の環境問題を解決していかなければなりません。
本講義ではその切り口を森林と人間との関係に求めています。
森林と人間の関係は我々人類の発生以来一貫して続いてきています。その森林
とはどのようなものなのであるのか。森林と人間との関係はどのような過程を経
て今日に至っているのか。我々の祖先の代から受け継いできた森林に対して、我
々の世代がどのように向き合いどのような方向に導いていくことが、我々の子孫
にすばらしい森林を、そして森林と人間の関係の良好な展開を可能として引き継
いでいくことになるのであろうか?我々が自身のために、そして子孫のために森
林に対して今何をなすべきか?を考えるきっかけを受講者が得る事ができること
を、授業のねらいとしています。
小テストは毎回A(4点)、B(3点)、C(2点)、D(1点)、E(0点
)の評価を行います。
小テスト60点及び最終テスト40点、合計得点100点として成績評価を行います。
90点以上 秀、70∼89点 優、50∼69点 良、30∼49点 可、∼30点 不可の
評定を行います。
(2)授業の概要
授業の狙いを達成するために、受講者が学ぶきっかけを得ることができるため
の話題を、森林科学の様々な分野を研究している15名のスタッフが、自己の研究
領域に関してわかりやすく解説します。受講生にとって、講義で興味を持った分
野・事項に関して、深く学ぶきっかけになることを目指しています。
(6)質問,相談への対応
質問があれば講義担当教員にすること。また小テスト用紙に書き込んでも良い。
またホスト教員である小池宛のメールでの質問や連絡も受け付けます。
[email protected]
(3)授業計画
森林と人間の関係の展開構造(小池)
森林・林業と社会経済の変動(三木)
地球温暖化問題と森林とのかかわり(小林)
森と共存するブータンの山菜利用(松島)
農山村中間領域経済の仕組みと機能(佐々木)
持続可能な林業経営の基本的視点と漸伐作業法(植木)
放棄里山林の保全活用とそのリラックス効果(上原)
森林を測る(加藤)
空っぽな森林土壌の大きな働き(小野)
森林の持つ土砂災害抑止機能の効果と限界(平松)
森林根茎の崩壊防止機能(北原)
樹木が木材を作り出す仕組み(細尾)
信州産カラマツ材の強度性能と利用(武田)
昆虫を指標種とした環境評価手法(中村)
南アルプスのニホンジカはなぜ「お花畑」を目指すのか(泉山)
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
気候変動等の地球環境の悪化阻止に森林の果たしている役割の理解度
の向上
◎環境基礎力
◎地域環境に関する理解 地域の持続的森林管理が地域環境に与える影響に関する理解度の向上
森林の自然科学的・社会科学的・人文科学的役割の科学的理解による
環境実践力の醸成
◎環境実践力
森林を多様な視角からとらえるることによる、問題発見・解決能力の
◎問題発見・解決能力 醸成
【教科書】
森林サイエンス2、信州大学農学部森林科学研究会編、川辺書林、2011年、
1905円
【参考書】
森林サイエンス、信州大学農学部森林科学研究会編、川辺書林、2003年、
1800円
各担当教員がその都度紹介いたします。
(4)成績評価の方法
毎回授業終了後に担当教員が小テストを行います。
時間割コード
(5)履修上の注意
各担当教員が講義の中で紹介する参考文献等で興味があるものを積極的に入手
し、学習することが望ましい。
教科書『森林サイエンス2』は必ず購入し、授業の前に読んで次回の授業に参
加すること。授業後は読み直すこと。また参考書『森林サイエンス』もできるだ
け読んで活用すること。
00206
県内大学開放授業
環境と技術
授業題目 材料の科学と技術(エネルギー・環境分野)
授
業 英文授業名 Material Sicence and Technology, Energy and Enviromental Engineering
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・3時限
目
講義室 共通教育20講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
エネルギー問題の解決、環境問題に解決に係わる材料の科学と技術について理解する。
地球的視点から多面的に物事を考えることによって社会の要求を問題として捉え、それ
らの問題を工学的に解決する能力を身につけることを目的とする。
(2)授業の概要
エネルギー分野や環境分野のテーマを通して、自然や社会を多面的に捉え、それに技術
が及ぼす影響を理解する能力を身につける。
エネルギー分野の7つのテーマ、環境分野の7つのテーマが厳選され、担当する化学・
材料系の材料化学工学課程8名、応用化学課程1名の教員がわかりやすく講義する。こ
の講義を通して、エネルギー分野や環境分野の問題点を明らかにし、解決策を自らの考
えで提案できる力を身につける。
(3)授業計画
エネルギー編
1.地球温暖化問題 村上
2.CO2の分離と貯留 高橋伸
3.燃料電池の材料・物性 杉本
4.燃料電池のプロセス・システム 福長
5.二次電池とキャパシタ 杉本
6.太陽電池と社会 森
7.様々な太陽電池 森
担当教員
市民開放授業
村上 泰 他
対象学生 全
が得た成果について述べる。
(1)テーマの社会的背景を述べる。社会の現状と重要性をまとめる。
(2)テーマの技術的背景を述べる。技術の現状と課題をまとめる。
(3)このテーマの講義を聴いて自分が得た成果を述べる。講義前後の具体的な関心、
意識の変化をまとめる。
(4)以上の点をふまえ、このテーマの問題点を述べる。問題点には具体的に解決策の
あるものを選び、問題点として選んだ根拠も述べる。
次に、目的で述べた重要な問題点をタイトルとし、問題点に関する解決策について、自
らの調査結果をもとに、自分の考えを展開する。
(1)問題点の「あるべき姿」と「現実」のギャップを明確にする。問題点はできるだ
け具体的なものを選び、1つに絞る。具体的な解決策のない問題は選ばない。
(2)問題点の原因を述べる。複数の例をあげながら根本的な原因は何かを明確にする。
数値など具体的な事実を根拠に示して述べる。
(3)問題点の解決策を述べる。具体的な解決策を複数あげ、複数の解決策のなかから
最善な策を選択し、選択した理由を具体的な事実をもとに明確にする。「気をつける」
というような曖昧な解決策は無効である。
(4)その解決策を選択した場合に生じる可能性のある新たな問題点を述べる。問題点
が生じる可能性について具体的な根拠を示す。
(5)履修上の注意
各講義の前に講義資料を配布する。各授業内容に関する参考書は講義資料に示す。
レポート表紙Ⅰとレポート表紙Ⅱを受講者に配布するので綴りに書かれた指示に従って
レポートを提出する。
環境編
8.低環境負荷プロセス 高塚
9.自動車の排ガス浄化 村上
10.次世代自動車 村上
11. 光触媒 宇佐美
12.分離の化学 平田
13.オゾン層破壊と化粧品 村上
14.ポリマーのリサイクル 藤松
(6)質問,相談への対応
質問相談事項を明記し下記のメールアドレスに問い合わせる。
[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
15. まとめ
◎地域環境に関する理解 材料の科学と技術を通して地球環境を理解する。
(都合により順番が入れ替わることがあります)
(4)成績評価の方法
授業前半のテーマの中から1つ選択したレポートⅠと、授業後半のテーマの中から1つ
選択したレポートⅡの2通によって行う。(50%×2)
それぞれのレポートに配布される表紙をつけ、その表紙の裏面に記された指示に従う。
まず、目的を社会的背景、技術的背景の点から述べ、講義を聴いたことによって、自分
◎科学リテラシー
材料の科学と技術を幅広く理解する。
【教科書】
【参考書】
燃料電池とは何か 清水和夫・平田賢 NHKブックス 970円
環境対応 進化する自動車技術 日刊工業新聞社 1800円
教養22
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00207
県内大学開放授業
環境と生活とのかかわり
環境と技術
授
業 英文授業名 Implication of our life on environment
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・4時限
目
講義室 共通教育56講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
21世紀はこれまでの大量生産・大量消費・大量廃棄の社会システムから
脱し,最適生産・最適消費・最少廃棄の環境調和型社会の実現が求められ
ています.これに合わせて多様化した生活基盤では,経済合理性の追求だ
けではなく,環境適合性や社会適合性も考慮した持続発展可能な社会の形
成が大切になってきています.そこで,信州大学の環境マインド教育では
,生産者から社会に発信された製品やサービスのいろいろな環境情報を理
解し,自らが生活者・消費者の一員として,環境配慮型製品やサービスを
選択・使用して,環境保全活動や環境負荷低減への取り組みの意思決定が
できるようになることをねらいとします.
(2)授業の概要
環境調和型社会の形成は,製品やサービスの提供側と消費者の協同で行
われなければなりません.そのため地球環境問題の取り組みを概観しなが
ら,生活に身近な環境法規,製品やサービスの環境影響評価手法(ライフ
サイクルアセスメント),組織と利害関係者のインターフェースになる環
境報告書・環境ラベルなど環境情報の見方,身近な製品やサービスにおけ
る環境への取り組み事例,カーボンオフセットなどを中心に講述し,環境
と日々生活とのかかわりについて考えます.また,信州大学の全てのキャ
ンパス・学部・学科で取り組んでいます環境マネジメントシステムと環境
保全活動について解説します.
担当教員
小林 充
対象学生 全
第13週:消費者意識と環境ラベル,演習①・演習②レポート締め切り
第14週:資源の流れと環境経営
第15週:ライフスタイルの見直しと環境倫理
(4)成績評価の方法
授業期間中の出席,演習するレポート(4課題)により評価します.出
席点および授業への取り組み態度20点,レポート成績80点を合計して成績
とします.演習レポートの提出は必須になります.
(5)履修上の注意
授業内容に添って資料を適宜配布しますが,講義はパワーポイントを使
用しますのでノートを取るようにして下さい.また,電子メールによる質
問にも随時応じていますので,授業中の不明点は放置しないようにして下
さい.第10週と第11週にライフサイクルアセスメントの演習がありますの
で,「ライフサイクルアセスメント入門」と重複して受講しないようにし
て下さい.
(6)質問,相談への対応
質問や相談等は,授業中やメールなどで随時受け付けています.アドレ
スは「[email protected]」になります.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
第 1週:授業内容の説明,地球温暖化と世界の暮らし(その1)
第 2週:地球温暖化と世界の暮らし(その2)
第 3週:循環型社会形成に向けての法体系
第 4週:温室効果ガスと京都議定書
第 5週:CO2排出量の「見える化」
第 6週:信州大学環境マネジメントシステム(ISO14001)の概要,
環境ISOとは
第 7週:ライフサイクルアセスメントとは・・・
第 8週:ライフサイクルアセスメントの基本計算方法(その1)
第 9週:ライフサイクルアセスメントの基本計算方法(その2)
第10週:演習①(ライフサイクルインベントリ分析)
第11週:演習②(ライフサイクル影響評価)
第12週:環境情報の公開とその見方,環境報告書を読む
時間割コード
◎環境基礎力
地球環境問題の現状,環境政策・法律および環境ラベルを理解
する.
◎環境実践力
持続発展可能な社会および低炭素化社会の構築に向けてライフ
スタイルを見直す.
【教科書】
なし
【参考書】
・加藤尚武,環境倫理学のすすめ,ISBN4621070347,丸善, 1991年,780円
・伊坪徳宏 他,LCA概論,ISBN9784862400192,産業環境管理協会,2007年
,3800円
・JIS Q 14001(ISO 14001)環境マネジメントシステム 要求事項及び利用
の手引き,日本規格協会, 2004年,2625円
その他,随時授業の中で紹介します.
00208
県内大学開放授業
環境と技術
授業題目 環境と生活とのかかわり
授
業 英文授業名 Implication of our life on environment
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育56講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
21世紀はこれまでの大量生産・大量消費・大量廃棄の社会システムから
脱し,最適生産・最適消費・最少廃棄の環境調和型社会の実現が求められ
ています.これに合わせて多様化した生活基盤では,経済合理性の追求だ
けではなく,環境適合性や社会適合性も考慮した持続発展可能な社会の形
成が大切になってきています.そこで,信州大学の環境マインド教育では
,生産者から社会に発信された製品やサービスのいろいろな環境情報を理
解し,自らが生活者・消費者の一員として,環境配慮型製品やサービスを
選択・使用して,環境保全活動や環境負荷低減への取り組みの意思決定が
できるようになることをねらいとします.
(2)授業の概要
環境調和型社会の形成は,製品やサービスの提供側と消費者の協同で行
われなければなりません.そのため地球環境問題の取り組みを概観しなが
ら,生活に身近な環境法規,製品やサービスの環境影響評価手法(ライフ
サイクルアセスメント),組織と利害関係者のインターフェースになる環
境報告書・環境ラベルなど環境情報の見方,身近な製品やサービスにおけ
る環境への取り組み事例,カーボンオフセットなどを中心に講述し,環境
と日々生活とのかかわりについて考えます.また,信州大学の全てのキャ
ンパス・学部・学科で取り組んでいます環境マネジメントシステムと環境
保全活動について解説します.
担当教員
小林 充
対象学生 全
第13週:消費者意識と環境ラベル,演習①・演習②レポート締め切り
第14週:資源の流れと環境経営
第15週:ライフスタイルの見直しと環境倫理
(4)成績評価の方法
授業期間中の出席,演習するレポート(4課題)により評価します.出
席点および授業への取り組み態度20点,レポート成績80点を合計して成績
とします.演習レポートの提出は必須になります.
(5)履修上の注意
授業内容に添って資料を適宜配布しますが,講義はパワーポイントを使
用しますのでノートを取るようにして下さい.また,電子メールによる質
問にも随時応じていますので,授業中の不明点は放置しないようにして下
さい.第10週と第11週にライフサイクルアセスメントの演習がありますの
で,「ライフサイクルアセスメント入門」と重複して受講しないようにし
て下さい.
(6)質問,相談への対応
質問や相談等は,授業中やメールなどで随時受け付けています.アドレ
スは「[email protected]」になります.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
第 1週:授業内容の説明,地球温暖化と世界の暮らし(その1)
第 2週:地球温暖化と世界の暮らし(その2)
第 3週:循環型社会形成に向けての法体系
第 4週:温室効果ガスと京都議定書
第 5週:CO2排出量の「見える化」
第 6週:信州大学環境マネジメントシステム(ISO14001)の概要,
環境ISOとは
第 7週:ライフサイクルアセスメントとは・・・
第 8週:ライフサイクルアセスメントの基本計算方法(その1)
第 9週:ライフサイクルアセスメントの基本計算方法(その2)
第10週:演習①(ライフサイクルインベントリ分析)
第11週:演習②(ライフサイクル影響評価)
第12週:環境情報の公開とその見方,環境報告書を読む
◎環境基礎力
地球環境問題の現状,環境政策・法律および環境ラベルを理解
する.
◎環境実践力
持続発展可能な社会および低炭素化社会の構築に向けてライフ
スタイルを見直す.
【教科書】
なし
【参考書】
・加藤尚武,環境倫理学のすすめ,ISBN4621070347,丸善, 1991年,780円
・伊坪徳宏 他,LCA概論,ISBN9784862400192,産業環境管理協会,2007年
,3800円
・JIS Q 14001(ISO 14001)環境マネジメントシステム 要求事項及び利用
の手引き,日本規格協会, 2004年,2625円
その他,随時授業の中で紹介します.
教養23
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00209
県内大学開放授業
ライフサイクルアセスメント入門
環境と技術
授
業 英文授業名 Introduction to LCA
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育56講義室
担当教員
曜日・時限 水曜・3時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
科学技術の発展によって人間社会の情報化・簡便性が進む中で,経済社会
もこれまでの経済・消費活動から脱し,環境調和型社会の実現が求められて
います.そして,持続発展可能な社会の形成のためには,環境適合性,経済
合理性,社会適合性のバランスを考慮し,環境調和性を高めた製品作りやサ
ービスの提供が大切になってきています.そこで,信州大学の環境マインド
教育では,地球環境問題を概観しながら,これまで以上に環境保全活動や環
境負荷低減への取り組みの意思決定ができるように,また,循環型社会にお
いて生産者と消費者が共有できるようなライフサイクル思考を養うことをね
らいとします.そして,製品やサービスのライフサイクルにおける環境影響
を評価するライフサイクルアセスメント(LCA:Life Cycle Assessment)を
修得します.
(2)授業の概要
LCAは製品やサービスの資源採取から廃棄に至るまでのライフサイクル(一
生涯)における環境負荷量や環境影響量を客観的に,且つ,定量的に評価す
る手法です.その評価手法を修得するため,生活の身近な製品を例題にして
LCA演習を行います.そして,LCA結果を用いた新たなCO2削減のためのカーボ
ンフットプリント制度やタイプⅢ環境ラベルなどを理解し,さらに今後の
LCA展開および新たな環境指標について講述します.また,信州大学の全ての
キャンパス・学部・学科で取り組んでいます環境マネジメントシステム(
EMS:Environmental Management System)について解説し,LCAとEMSを両立さ
せた新たな環境保全活動について考えます.
(3)授業計画
第 1週:授業内容の説明,地球環境問題の概要と取り組み(その1)
第 2週:地球環境問題の概要と取り組み(その2)
第 3週:循環型社会形成推進基本法,リサイクル法
第 4週:地球温暖化対策の国際的対応,京都議定書目標達成計画
第 5週:低炭素化社会の構築とカーボンフットプリント
第 6週:ISO14000シリーズ,
信州大学環境マネジメントシステム(ISO14001)の概要,
第 7週:LCAの概要と国内外の動向
第 8週:ライフサイクルインベントリ分析
第 9週:ライフサイクル影響評価,結果の解釈
第10週:演習①(原単位を用いたライフサイクルインベントリ分析)
第11週:演習②(特性化係数を用いたライフサイクル影響評価)
第12週:LCAの事例研究,各種環境情報におけるLCAの取り組み事例
時間割コード
小林 充
対象学生 全
備考
第13週:環境ラベルの意義と分類,LCA手法を用いたタイプⅢ環境ラベル,
演習①・演習②レポート締め切り
第14週:今後のLCA展開と環境指標(環境効率指標・ファクターX),
第15週:持続発展可能な社会の実現に向けて
(4)成績評価の方法
授業期間中の出席,演習するレポート(4課題)により評価します.出席点
および授業への取り組み態度20点,レポート成績80点を合計して成績としま
す.演習レポートの提出は必須になります.
(5)履修上の注意
授業内容に添って資料を適宜配布しますが,講義はパワーポイントを使用
しますのでノートを取るようにして下さい.また,電子メールによる質問に
も随時応じていますので,授業中の不明点は放置しないようにして下さい.
第10週と第11週にライフサイクルアセスメントの演習がありますので,「環
境と生活とのかかわり」と重複して受講しないようにして下さい.
(6)質問,相談への対応
質問や相談等は,授業中やメールなどで随時受け付けています.アドレス
は「[email protected]」になります.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
製品やサービスの環境影響の定量的な評価方法を修得する.
◎環境基礎力
地球環境問題の現状,環境政策・法律および環境ラベルを理解す
る.
◎環境実践力
持続発展可能な社会および低炭素化社会の構築に向けてライフス
タイルを見直す.
【教科書】
なし
【参考書】
・稲葉敦,LCAの実務,ISBN4914953951,産業環境管理協会, 2005年,3800円
・伊坪徳宏 他,LCA概論,ISBN9784862400192,産業環境管理協会,2007年,3800円
・JIS Q 14001(ISO 14001)環境マネジメントシステム 要求事項及び利用の
手引き,日本規格協会,2004年,2625円
その他,随時授業の中で紹介します.
00210
県内大学開放授業
環境と技術
授業題目 ライフサイクルアセスメント入門
授
業 英文授業名 Introduction to LCA
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・3時限
目
講義室 共通教育56講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
科学技術の発展によって人間社会の情報化・簡便性が進む中で,経済社会
もこれまでの経済・消費活動から脱し,環境調和型社会の実現が求められて
います.そして,持続発展可能な社会の形成のためには,環境適合性,経済
合理性,社会適合性のバランスを考慮し,環境調和性を高めた製品作りやサ
ービスの提供が大切になってきています.そこで,信州大学の環境マインド
教育では,地球環境問題を概観しながら,これまで以上に環境保全活動や環
境負荷低減への取り組みの意思決定ができるように,また,循環型社会にお
いて生産者と消費者が共有できるようなライフサイクル思考を養うことをね
らいとします.そして,製品やサービスのライフサイクルにおける環境影響
を評価するライフサイクルアセスメント(LCA:Life Cycle Assessment)を
修得します.
(2)授業の概要
LCAは製品やサービスの資源採取から廃棄に至るまでのライフサイクル(一
生涯)における環境負荷量や環境影響量を客観的に,且つ,定量的に評価す
る手法です.その評価手法を修得するため,生活の身近な製品を例題にして
LCA演習を行います.そして,LCA結果を用いた新たなCO2削減のためのカーボ
ンフットプリント制度やタイプⅢ環境ラベルなどを理解し,さらに今後の
LCA展開および新たな環境指標について講述します.また,信州大学の全ての
キャンパス・学部・学科で取り組んでいます環境マネジメントシステム(
EMS:Environmental Management System)について解説し,LCAとEMSを両立さ
せた新たな環境保全活動について考えます.
(3)授業計画
第 1週:授業内容の説明,地球環境問題の概要と取り組み(その1)
第 2週:地球環境問題の概要と取り組み(その2)
第 3週:循環型社会形成推進基本法,リサイクル法
第 4週:地球温暖化対策の国際的対応,京都議定書目標達成計画
第 5週:低炭素化社会の構築とカーボンフットプリント
第 6週:ISO14000シリーズ,
信州大学環境マネジメントシステム(ISO14001)の概要,
第 7週:LCAの概要と国内外の動向
第 8週:ライフサイクルインベントリ分析
第 9週:ライフサイクル影響評価,結果の解釈
第10週:演習①(原単位を用いたライフサイクルインベントリ分析)
第11週:演習②(特性化係数を用いたライフサイクル影響評価)
第12週:LCAの事例研究,各種環境情報におけるLCAの取り組み事例
担当教員
小林 充
対象学生 全
第13週:環境ラベルの意義と分類,LCA手法を用いたタイプⅢ環境ラベル,
演習①・演習②レポート締め切り
第14週:今後のLCA展開と環境指標(環境効率指標・ファクターX),
第15週:持続発展可能な社会の実現に向けて
(4)成績評価の方法
授業期間中の出席,演習するレポート(4課題)により評価します.出席点
および授業への取り組み態度20点,レポート成績80点を合計して成績としま
す.演習レポートの提出は必須になります.
(5)履修上の注意
授業内容に添って資料を適宜配布しますが,講義はパワーポイントを使用
しますのでノートを取るようにして下さい.また,電子メールによる質問に
も随時応じていますので,授業中の不明点は放置しないようにして下さい.
第10週と第11週にライフサイクルアセスメントの演習がありますので,「環
境と生活とのかかわり」と重複して受講しないようにして下さい.
(6)質問,相談への対応
質問や相談等は,授業中やメールなどで随時受け付けています.アドレス
は「[email protected]」になります.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
製品やサービスの環境影響の定量的な評価方法を修得する.
◎環境基礎力
地球環境問題の現状,環境政策・法律および環境ラベルを理解す
る.
◎環境実践力
持続発展可能な社会および低炭素化社会の構築に向けてライフス
タイルを見直す.
【教科書】
なし
【参考書】
・稲葉敦,LCAの実務,ISBN4914953951,産業環境管理協会, 2005年,3800円
・伊坪徳宏 他,LCA概論,ISBN9784862400192,産業環境管理協会,2007年,3800円
・JIS Q 14001(ISO 14001)環境マネジメントシステム 要求事項及び利用の
手引き,日本規格協会,2004年,2625円
その他,随時授業の中で紹介します.
教養24
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00212
県内大学開放授業
環境配慮素材と自然エネルギー
担当教員
環境と技術
授
業 英文授業名 Environmentally Benign Materials and Renewable Energy
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・2時限
目
講義室 共通教育64講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
環境時代の技術革新やライフスタイル改善を合理的に推進するために必要
になる「環境基礎力」としての「環境配慮素材と自然エネルギー」につい
ての基礎的な知識と視点を得ることを到達目標としています.
(2)授業の概要
授業は北澤,中村,牛,飯尾の各教員がリレー方式で行います.
①「環境配慮素材と自然エネルギー」に関する基礎的な知見(詳細は授業
計画参照)をもとに,環境時代の技術革新やライフスタイル改善を推進す
るために必要となる基礎的な視点について講述します.
②授業のねらいを達成するために,受講生には授業を通じて以下のことが
できるようになることが求められます.
1)環境配慮素材と自然エネルギーに関する基本的な知識を獲得すること
.
2)製品・サービスのライフサイクルに着目した環境配慮の視点を獲得す
ること.
3)なぜ,環境配慮素材と自然エネルギーへの転換が求められるのかを理
解できること.
北澤 君義 他
対象学生 全
(4)成績評価の方法
成績は,期末試験(60%:授業の1回目から4回目,5回目から8回目,9回目
から12回目,13回目から15回目の4区分に分けて,環境時代の技術革新やラ
イフスタイル改善を合理的に推進するために必要になる「環境配慮素材と
自然エネルギー」についての基礎的な知識と視点を得ることがどのくらい
達成しているかを確認します.),出席(40%)とし,100点満点で評価し
ます.90点から100点までを秀,80点から89までを優,70点から79点までを
良,60点から69点までを可とし,59点以下は不可となります.
(5)履修上の注意
授業は教科書に沿って進めますので,教科書を持参してください.
【授業時間以外の学習】
予習・復習を行うとともに、松本キャンパスや自宅での各自のゴミ分別・
省エネ活動を通してライフスタイル改善の実践の重要性についても学んで
ください。
(6)質問,相談への対応
授業についての質問や相談は,授業とりまとめの北澤教員へメールで問い
合わせてください.
[email protected]
その際,メールのタイトルを必ず「質問,環境配慮素材と自然エネルギー
,学籍番号,氏名」としください.
(3)授業計画
授業は,教科書に沿って,リレー方式で次のとおり行います。
第1回 持続可能な材料とエネルギー(担当:北澤)
第2回 環境にやさしい材料Ⅰ(担当:北澤)
第3回 環境にやさしい材料Ⅱ(担当:北澤)
第4回 3R(リサイクル,リユース,リデュース)(担当:北澤)
第5回 自然エネルギーⅠ(担当:飯尾)
第6回 自然エネルギーⅡ(担当:飯尾)
第7回 自然エネルギーⅢ(担当:飯尾)
第8回 自然エネルギーⅣ(担当:飯尾)
第9回 LCA(ライフサイクル・アセスメント)Ⅰ(担当:中村)
第10回 LCA(ライフサイクル・アセスメント)Ⅱ(担当:中村)
第11回 環境適合設計Ⅰ(担当:中村)
第12回 環境適合設計Ⅱ(担当:中村)
第13回 長寿命化Ⅰ(担当:牛)
第14回 長寿命化Ⅱ(担当:牛)
第15回 長寿命化Ⅲ(担当:牛)
時間割コード
市民開放授業
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
環境配慮素材と自然エネルギーの基礎的事項についての合理的
な視点と理解
◎環境基礎力
【教科書】
環境配慮素材と自然エネルギー,北澤・池田・中村 編著,中央経済社,
3000円
【参考書】
「図解雑学 環境問題」安井至 ナツメ社 1,340円
00213
県内大学開放授業
環境と技術
授業題目 材料の科学と技術(情報・バイオ分野)
授
業 英文授業名 Material Sicence and Technology, Electronic and Bio Engineering
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・3時限
目
講義室 共通教育20講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
情報技術の発展、バイオ技術の発展に係わる材料の科学と技術について理解する。
地球的視点から多面的に物事を考えることによって社会の要求を問題として捉え、
それらの問題を工学的に解決する能力を身につけることを目的とする。
(2)授業の概要
情報分野やバイオ分野のテーマを通して、自然や社会を多面的に捉え、それに技術
が及ぼす影響を理解する能力を身につける。
情報分野の7つのテーマ、バイオ分野の7つのテーマが厳選され、担当する化学・
材料系の材料化学工学課程5名、機能高分子課程3名、応用化学課程2名の教員が
わかりやすく講義する。この講義を通して、情報分野やバイオ分野の問題点を明ら
かにし、解決策を自らの考えで提案できる力を身につける。
(3)授業計画
情報編
1.情報分野を支える半導体 村上
2.マイクロプロセッサ 村上
3.集積回路を支える技術 藤松
4.環境とエレクトロニクス 村上
5.有機EL ディスプレー 市川
6.発光の化学 本吉谷
7.情報技術を支えるナノテクノロジー 村上
担当教員
市民開放授業
村上 泰 他
対象学生 全
まず、目的を社会的背景、技術的背景の点から述べ、講義を聴いたことによって、
自分が得た成果について述べる。
(1)テーマの社会的背景を述べる。社会の現状と重要性をまとめる。
(2)テーマの技術的背景を述べる。技術の現状と課題をまとめる。
(3)このテーマの講義を聴いて自分が得た成果を述べる。講義前後の具体的な関
心、意識の変化をまとめる。
(4)以上の点をふまえ、このテーマの問題点を述べる。問題点には具体的に解決
策のあるものを選び、問題点として選んだ根拠も述べる。
次に、目的で述べた重要な問題点をタイトルとし、問題点に関する解決策について、
自らの調査結果をもとに、自分の考えを展開する。
(1)問題点の「あるべき姿」と「現実」のギャップを明確にする。問題点はでき
るだけ具体的なものを選び、1つに絞る。具体的な解決策のない問題は選ばない。
(2)問題点の原因を述べる。複数の例をあげながら根本的な原因は何かを明確に
する。数値など具体的な事実を根拠に示して述べる。
(3)問題点の解決策を述べる。具体的な解決策を複数あげ、複数の解決策のなか
から最善な策を選択し、選択した理由を具体的な事実をもとに明確にする。「気を
つける」というような曖昧な解決策は無効である。
(4)その解決策を選択した場合に生じる可能性のある新たな問題点を述べる。問
題点が生じる可能性について具体的な根拠を示す。
(5)履修上の注意
各講義の前に講義資料を配布する。各授業内容に関する参考書は講義資料に示す。
レポート表紙Ⅰとレポート表紙Ⅱを受講者に配布するので綴りに書かれた指示に従
ってレポートを提出する。
バイオ編
8.バイオマスの利用 高橋伸
9.人工光合成 宇佐美
10.カーボンニュートラル材料 村上
11.バイオミメティック材料 木村
12.たんぱく質の役割 佐藤
13.食の科学 小駒
14.毒と薬の化学 西井
(6)質問,相談への対応
質問相談事項を明記し下記のメールアドレスに問い合わせる。
[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
15. まとめ
(4)成績評価の方法
授業前半のテーマの中から1つ選択したレポートⅠと、授業後半のテーマの中から
1つ選択したレポートⅡの2通によって行う。(50%×2)
それぞれのレポートに配布される表紙をつけ、その表紙の裏面に記された指示に従
う。
材料の科学と技術を幅広く理解する。
◎地域環境に関する理解 材料の科学と技術を通して地球環境を理解する。
【教科書】
【参考書】
半導体のすべて 菊地正典 日本実業出版社 1500円
ナノテクノロジー 小林直哉 東洋経済新報社 1500円
教養25
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
00214
自然環境マイスターによる環境保全活動の実践
環境と技術
授
業 英文授業名 Trials for Nature Reconstruction by the MEISTER of Nature E
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・3時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
担当教員
佐藤 利幸 他
島野 光司,東城 幸治
対象学生 全
(1)授業のねらい
自然環境と科学・技術との関わり方について広く知見を得て、多角的な
視点を育むことを目標とする。2007年度から発足した「自然環境診断マ
イスター養成」を修了された「信州大学自然環境診断マイスター」の方
々による、自然環境保全へのさまざまな取組みを紹介していただく。そ
れぞれの専門分野で活躍されている方々が、プラスアルファの自主的な
「自然環境保全や再生」についていかに取り組まれているかを学ぶ機会
としたい。公人や職業人として社会で活躍されつつ、さらに未来の自然
環境保全を希求する姿勢を学びたい。また職業人として公人としての心
構えを、大学生としていかに学び、将来に役立てるかについて、ともに
考える機会としたい。あわせて大学生ができる「自然環境保全」への協
働参画に発展してほしい。
(4)成績評価の方法
15回の授業終了後、レポート課題が与えられる。興味深い講義7つ以上
を綜合して、自分の意見および実践活動へのプラニングが求められる。
出席は80%以上が不可欠である。
(2)授業の概要
自然環境についての理解および、具体的な自然環境保全のあり方、いか
に自然環境保全を具体的に行うかについて、社会人・教員・学生でとも
に考える機会をもつ。社会人として活躍した経験をふまえ、自然環境保
全の必要性にいかに目覚め、地味にどんな活動をおこなっているかにつ
いて教授してもらう。従来の教員だけの講義と一味違った内容となるで
あろう。
(6)質問,相談への対応
教員佐藤が随時質問、相談に対応する(内線4179、DI 0263-37-2495)
Eメール [email protected]
(3)授業計画
15回の講義を行う。
(1)ガイダンス(佐藤 教員)
(2-3)自然環境診断マイスターとは(なぜマイスターに)
(4-5)職業人としての自然環境保全とは
(6-7)自然環境保全の公人として施策
(8-9)グリーンプラニング(緑化)の効用と活動
(10-11)河川環境保全のための新企画
(12-13)自然環境にやさしい暮らしと住まい
(14-15)自然環境をもとめて暮らす
(16) レポート試験
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
時間割コード
(5)履修上の注意
従来の教員と学生さんの関係のみでなく、職業人や公人の方々とのふれ
あいが可能であるが、その分、同時に意見交換の場でもあるので、自主
的な発言および意見が求められる。「自然環境再創生プロジェクト(生
物多様性保全・温暖化抑制)」への感心が深い学生が期待される。
教員3名および5人のマイスターによるリレー講義である。授業計画の順
番がずれる場合もある。
◎社会的行動マインド 社会経験ゆたかな方からの自然環境の見方を学ぶ
◎地域環境に関する理解
中部地方(信州)を中心に活躍されている人々の実践を紹介
する
◎自己認識・自己啓発マ
多様な自然環境の見方の導入を紹介する
インド
◎専門外の知識
自然環境はひとつの専門では判断できないことを紹介する
【教科書】
とくになし。参考資料は授業のなかで紹介される。
【参考書】
授業のなかで紹介される。
00215
環境と技術
授業題目 自然科学館に学ぶ生命系環境再創生
授
業 英文授業名 Reconstraction of life-network by Natural Science Museum
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・3時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
自然環境の変遷と科学・技術との関わりを解析的に学び、具体的な自然
環境再生(とくに生命系)の方法について理解し具体的に行動できる人
材を育成したい。信州(日本)の自然のお宝に触れ、生命系の再創生を
企画・実践する試みを紹介する。中部地域の自然環境を森林・海岸・湖
沼・草原・山岳にわけて、それぞれの生命系の現状を概説し、その保全
と再創生の実践例を紹介する。各学生には具体的な企画や方法を自由で
柔軟な頭脳で考えてもらう。
(2)授業の概要
3名の教員およびマイスター3名によるリレー方式でおこなわれる。
大震災・放射能など未曾有の大災害をいかに克服するかを考えながら、
過去の遺産がどのように守られ、そのように伝え、それから学び、自然
再創生の具体的な方策を探るものである。
中部地域はの日本の生命系の70%近くを有することから日本の多様な自
然を理解することからはじめ、いかにこの自然遺産を保全・将来の再創
生に役立てるかを学んでほしい。
(3)授業計画
(1)ガイダンス
(2-3)科学館の見学と体験
(4-5)湖沼生命系の再創生
(6-7)森林生命系の再創生
(8-9)河川生命系の再創生
(10-11)草原生命系の再創生
(12-13)海岸生命系の再創生
(14-15)中部山岳生命系の再創生
(16)レポート試験
担当教員
佐藤 利幸 他
山本 雅道,東城 幸治,島野 光司
対象学生 全
高学年でも履修申し込みができる
(5)履修上の注意
授業時間中に意見を求める場合が多いので、必ず発言できるよう心がけ
ること。
科学館見学や近くの野外研修があるので、遅刻は厳禁(歩きやすい靴を
はいてくること)。
(6)質問,相談への対応
佐藤利幸(理学部B102室、0263-37-2495、メールアドレス [email protected]
)が対応する。おもに昼休み。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創 自然環境(自然史)文明を理解できる「自然誌」の新展開を
造マインド
めざす
(4)成績評価の方法
出席は80%以上が必要、毎回ミニレポートで出席を確認し、最終レポー
トで評価する。新しい企画講義なので、学生参加のもと、将来への自然
環境遺産の永続性への具体策を提案してもらう。
◎社会的行動マインド
身近な自然環境保全を「生命系」を軸にして活動できる人材
を育成したい
◎地域環境に関する理解
身近な自然から中部・日本・世界へと拡大できるセンスを期
待したい
◎環境実践力
一人での活動から共同活動までできうる協調・協働の判断の
できる人材育成
【教科書】
とくになし。やがてレポートの集成で、資料作成をめざす。
【参考書】
とくになし。中部地域の一般的な自然環境の本を読んでおくこと。7冊
程度の読み物を推奨したい。
教養26
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
00299
県内大学開放授業
担当教員 西 正明
技術とエネルギーの入門ゼミ(技術・環境分野)
授
業 英文授業名 Introduction to technology and energy seminar (Technology and Environment)
佐藤 運海,村松 浩幸
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・5時限
対象学生 全
目
講義室 共通教育312演習室
授業形態
演習
備考
授業題目
環境と技術
(1)授業のねらい
地球環境保全は重要なテーマである。本ゼミは信州大学の環境マイン
ドに関連し,環境と科学技術との関りについての知識を広く獲得して多
角的な観点から論じられるようにすることを目標としている。具体的に
は,地球環境に強く影響するエネルギー消費と関連するさまざまな技術
と利用方法などについて解説と討論を交えたゼミ形式で授業を行い,関
連知識を身につけながら理解を深め,さまざまな観点から議論できる能
力を身につける。
(2)授業の概要
①エネルギー消費の地球環境への影響,環境を考慮した製品と環境にや
さしい消費スタイル,有限資源にまつわる根本的な問題である空間的配
分と時間的配分,環境保全に関連する情報通信技術とエネルギーの有効
利用について,さまざまな観点から考える。
②エネルギー変換技術の基本概念として「効率」を取り上げ,グループ
学習で,高効率化のための様々な技術に関する技術的仕組み,効果の推
定,普及方法等を多角的に検討し,考察を深めていく。
③金属材料の採掘・使用・廃棄による環境負荷の増加,および環境から
金属材料の性能などに及ぼす影響について,文献調査,発表,ディスカ
ッションによって勉強していく。
(3)授業計画
第1回:エネルギー消費と地球環境
第2回:環境にやさしい生活と資源の配分
第3回:発電と環境について
第4回:環境を考慮した自動車について
第5回:情報通信技術と環境について
第6回:エネルギー変換技術と効率
第7回:グループ発表の準備
第8回:グループ①の発表と議論
第9回:グループ②の発表と議論
第10回:技術による環境問題への対応について
第11回:資源・材料と地球環境
第12回:金属材料およびそのリサイクルの必要性
第13回:生活溶液(弱酸性,アルカリ性)による金属の腐食
時間割コード
(4)成績評価の方法
課題レポート・小テスト(50%),授業での討論参加状況・出席状況
(50%)などで評価する。
(5)履修上の注意
課題レポート・小テストを数回行うので,関連事項を事前に調査学習
する積極的な受講態度が望まれる。また,毎回の学習内容を整理復習し
て理解を深めることが望まれる。授業はゼミ形式で進めるので,履修定
員は20名とする。
(6)質問,相談への対応
授業中の質問等は,授業中に,若しくは授業終了後のメール等で対応
する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎環境基礎力
自然及び人類社会が直面している環境問題に関するレポート
を課す。
◎社会的行動マインド
授業で学んだことの社会的な意義を考えさせるレポートを課
す。
◎人類知の継承と未来創
授業から学んだ事項をまとめて考察するレポートを課す。
造マインド
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
県内大学開放授業
担当教員
小山 花子
曜日・時限 火曜・3時限
精神と思想
授業形態
講義
(1)授業のねらい
本講義では、民主主義の様々な理念と実践について学ぶ。特に、「古代
型」の民主主義と「近代型」の民主主義との比較をつうじて、民主主義
の根幹を考える。
(2)授業の概要
今日、民主主義を求める声は、世界的に大きな高まりを見せている。し
かし、民主主義が厳密に何を意味するかについては、実際はそれほど意
見の一致が見られてきたわけではない。民主主義あるいは民主政治とは、
具体的にどのような制度や仕組みを指すのか。民衆による自己統治は、
衆愚政治に陥るという古くからの批判に対して、どのように反論できる
か。本講義では、古代ギリシアのポリスにおける直接民主制から、現代
の「電子民主主義」まで、民主主義の多様な形態について学びながら、
その理念や課題をさぐる。
(3)授業計画
1 イントロダクション
2 基礎的な理念
3 古代ギリシアにおける民主主義(1):直接民主制誕生の背景
4 古代ギリシアにおける民主主義(2):くじ引き民主主義
5 G・オーウェル原作、アニメ『動物農場』を鑑賞
6 19世紀型民主主義と20世紀型民主主義
7 アメリカの民主主義
8 投票と「選挙のパラドクス」
9 メディアの役割
10 情報操作と民主主義
11 委任代表と一般代表の観念
12 市民的不服従とは何か
13 J.S.ミルにおける言論の自由
14 日本の民主政治
15 質疑応答
内容は、前後することがあります。
グループによる発表と議論を授業に取り入れる。
【教科書】
特に指定しないが,適宜資料などを提示する。
【参考書】
指定しない。
01002
授業題目 民主主義を考える
授
業 英文授業名 Thinking about Democracy
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育56講義室
(4)成績評価の方法
第14回:海水による金属の腐食
第15回:酸性雨による金属の腐食
対象学生 全
備考
出席状況(20%)、中間レポート(30%)、学期末に行うテスト(
50%)によって評価する。
(5)履修上の注意
授業時間外にも、ニュースに目を通すなどして勉強を怠らないようにし
てください。
(6)質問,相談への対応
なるべく、ゼミの前後に直接、担当者に質問するようにしてください。
やむを得ない事情がある場合には、メールにて受け付けます。メールは、
[email protected]です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎社会的行動マインド
理想や倫理観をもって社会の平和的・持続的発展のために行
動する
◎人類知の継承と未来創 人類の知を継承し、それらの成果の上に立って未来について
造マインド
創造的に考える
◎専門外の知識
専門以外の他分野に関する知識や素養がある
【教科書】
指定しません。
【参考書】
ウィリアム・パウンドストーン『選挙のパラドクス――なぜあの人が選
ばれるのか?』(青土社)
R・A・ダール『デモクラシーとは何か』(岩波書店)
佐々木毅『民主主義という不思議な仕組み』(ちくまプリマー新書)
教養27
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
01003
授業題目
映像・人類学
精神と思想
授
業 英文授業名 Visualizing Anthropology
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育56講義室
担当教員
曜日・時限 月曜・4時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
人類学という学問は、人類学者がどこかに出かけ、行った先で自分と
は異なる文化を生きている誰かに出会うところから始まります。また、
その誰かと長い時間をかけて付き合うなかで、相手への理解を深めてゆ
きます。そして、理解できたことを人に伝えるために表現します。
本授業では、この人類学的な経験と理解、表現の方法を紹介すること
を通じて、受講生に人と出会い、関わり、応えるためのセンスを養って
もらうことをねらいとします。そうすることによって、自分自身と新た
に出会い、関わり、応えることができるようにもなるはずです。
(2)授業の概要
人類学は異文化との出会いから始まります。言い換えると、人類学者
は異文化に生きる人々との出会いから、その学問的な営みを始めます。
そこで大切なのは、異文化(他者)と自文化(自己)の違いを感じ取る
センスであり、なじみのない文化に対する好奇心と、なじみのある文化
に対する探求心を持つことです。
本講義では、異文化に生きる人々との出会いを実現するために、主に
ドキュメンタリー映画を視聴します。スクリーンを介して様々な人々と
遭遇することを通じて、人の生き方や考え方について学び、他人と自分
のことをよりよく理解するための感性と知性を養います。
対象学生 全
備考
13.
14.
15.
16.
人との付き合い方
異文化の迎え方
まとめ
試験
(4)成績評価の方法
小レポート(40点)及び定期試験(60点)。小レポートは、前半の講義
に関するものを8回目の講義に、後半の講義に関するものを15回目の講
義の際に提出してもらいます。成績評価の割合は各20点です。
(5)履修上の注意
授業で視聴することのできる作品には限りがあります。受講生は授業
で紹介される作品や作家について自分でも調べ、授業で学んだ見方や聞
き方、考え方にもとづいて、より多くの作品を視聴するように努めて下
さい。
授業では、受講生が「視聴しづらい」作品をあえて選んでいます。そ
れは、違和感を抱くような作品と出会うことが、異文化と出会うことに
なるからです。この点に留意した上で、毎回の授業で上映される作品を
しっかりと視聴できるよう、体調を整えて受講するようにしてください。
(6)質問,相談への対応
授業終了時に対応します。
(3)授業計画
1. はじめに
2. 人類学とは何か
3. 人類学者とは何者か
4. 異文化イメージの作られ方
5. 「遠く」の暮らし
6. まなざしとききみみ
7. 音のない世界へ
8. 1980年代の東京
9. 「他人」の思いを聞く
10. 追憶、あるいは不確かな私
11. 「自分」の思いを伝える
12. 人との出会い方
時間割コード
分藤 大翼
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
異文化に生きる他者への認識を深めることによって
インド
◎多様な文化受容マイン
多様な文化に生きる人々のことを知ることによって
ド
【教科書】
指定しない。
【参考書】
授業時に紹介します。
01004
精神と思想
授業題目 映像・人類学
授
業 英文授業名 Visualizing Anthropology
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育56講義室
担当教員
曜日・時限 月曜・5時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
人類学という学問は、人類学者がどこかに出かけ、行った先で自分と
は異なる文化を生きている誰かに出会うところから始まります。また、
その誰かと長い時間をかけて付き合うなかで、相手への理解を深めてゆ
きます。そして、理解できたことを人に伝えるために表現します。
本授業では、この人類学的な経験と理解、表現の方法を紹介すること
を通じて、受講生に人と出会い、関わり、応えるためのセンスを養って
もらうことをねらいとします。そうすることによって、自分自身と新た
に出会い、関わり、応えることができるようにもなるはずです。
(2)授業の概要
人類学は異文化との出会いから始まります。言い換えると、人類学者
は異文化に生きる人々との出会いから、その学問的な営みを始めます。
そこで大切なのは、異文化(他者)と自文化(自己)の違いを感じ取る
センスであり、なじみのない文化に対する好奇心と、なじみのある文化
に対する探求心を持つことです。
本講義では、異文化に生きる人々との出会いを実現するために、主に
ドキュメンタリー映画を視聴します。スクリーンを介して様々な人々と
遭遇することを通じて、人の生き方や考え方について学び、他人と自分
のことをよりよく理解するための感性と知性を養います。
(3)授業計画
1. はじめに
2. 人類学とは何か
3. 人類学者とは何者か
4. 異文化イメージの作られ方
5. 「遠く」の暮らし
6. まなざしとききみみ
7. 音のない世界へ
8. 1980年代の東京
9. 「他人」の思いを聞く
10. 追憶、あるいは不確かな私
11. 「自分」の思いを伝える
12. 人との出会い方
分藤 大翼
対象学生 全
備考
13.
14.
15.
16.
人との付き合い方
異文化の迎え方
まとめ
試験
(4)成績評価の方法
小レポート(40点)及び定期試験(60点)。小レポートは、前半の講義
に関するものを8回目の講義に、後半の講義に関するものを15回目の講
義の際に提出してもらいます。成績評価の割合は各20点です。
(5)履修上の注意
授業で視聴することのできる作品には限りがあります。受講生は授業
で紹介される作品や作家について自分でも調べ、授業で学んだ見方や聞
き方、考え方にもとづいて、より多くの作品を視聴するように努めて下
さい。
授業では、受講生が「視聴しづらい」作品をあえて選んでいます。そ
れは、違和感を抱くような作品と出会うことが、異文化と出会うことに
なるからです。この点に留意した上で、毎回の授業で上映される作品を
しっかりと視聴できるよう、体調を整えて受講するようにしてください。
(6)質問,相談への対応
授業終了時に対応します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
異文化に生きる他者への認識を深めることによって
インド
◎多様な文化受容マイン
多様な文化に生きる人々のことを知ることによって
ド
【教科書】
指定しない。
【参考書】
授業時に紹介します。
教養28
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
01006
時間割コード
授業題目
ブッダと大乗仏教の世界
精神と思想
授
業 英文授業名 Introduction to the Philosophy of Buddha and Mahayana Buddhism
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・3時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
世界の三大宗教の一つに数えられる仏教は、私たちにも馴染みの深いもの
ですが、その教えを正確に理解することは決して簡単なことではありません。
とりわけ、日本仏教を含む東アジア文化圏で受容された大乗仏教の教えにつ
いては、はたしてそれがブッダが説いた本来の教えとどの程度のつながりを
もつものなのか、どの点で新たな要素が加えられたのか、そしてその理由は
何か、という大きな問題が横たわっています。
この授業では、インドで生まれ、私たちの日本文化にも大きな影響を与え
た仏教思想を手がかりとしながら、人類の知の受容と展開とを把握すること
を大きな目標としています。
この授業を通して、皆さんは、大乗仏教という思想をめぐる多様な解釈と
文化的背景を考えぬくことで、異質なものを単に排除するのではなく、異質
なものとの融合の中から新たな知の創造がなされる、という考え方を身につ
けることになるでしょう。
担当教員
護山 真也
対象学生 全
第9回:『観無量寿経』の世界
第10回:『法華経』と宮沢賢治の世界①
第11回:『法華経』と宮沢賢治の世界②
第12回:『般若心経』の世界①
第13回:『般若心経』の世界②
第14回:『維摩経』の世界
第15回:まとめ
(4)成績評価の方法
コメントシート10%、試験90%で評価します。
(5)履修上の注意
世界の思想・宗教、そして異文化理解について旺盛な好奇心をもつ受講者
を望みます。予習は必要としません。ただし、授業中に配布するプリント、
参考図書をもとに復習し、さらに自分で知識を深め探究しようとする姿勢が
求められます。
(2)授業の概要
(6)質問,相談への対応
最初に、ブッダの生涯とその思想に関して、手塚治虫の『ブッダ』や映画
授業中に配布するコメントシートを利用するか、あるいは
『リトルブッダ』なども使用しながら、後の大乗仏教への展開と密接にかか
[email protected]へメールにて送信してください。
わる要素についてまとめてゆきます。
オフィスアワーは毎週水曜日15:00-16:00です。
次に、大乗仏教、特に主要な大乗経典の思想について、ブッダ本来の思想
との連続面と断絶面を意識しながら、解説してゆきます。特に、代表的な大
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
乗経典である『観無量寿経』、『法華経』、『大乗涅槃経』、『般若心経』、
◎人類知の継承と未来創造
『維摩経』について、最新の学術成果を紹介しながら、それぞれのエッセン
仏教思想について、講義により理解を深める
マインド
スをまとめます。また、それぞれの経典の背景にある思想・文化についても
詳しく見ていく予定です。
◎多様な文化受容マインド 大乗仏教にかかわる多様な解釈と文化的背景を学ぶ
【教科書】
授業中にプリントを配布します。
【参考書】
手塚治虫『ブッダ』(潮ヴィジュアル文庫)、ISBN: 978-4267890024
宮元啓一『仏教誕生』(ちくま新書)、ISBN:978-4480056535
竹村牧男『インド仏教の歴史』(講談社学術文庫)、ISBN: 978-4061596382
桂紹隆他(編)『シリーズ大乗仏教1 大乗仏教とは何か』(春秋社)、
ISBN:978-4393101612
桂紹隆他(編)『シリーズ大乗仏教2 大乗仏教の誕生』(春秋社)、
ISBN:978-4393101629
(3)授業計画
第1回:イントロダクション
第2回:ブッダの伝記
第3回:『リトルブッダ』鑑賞
第4回:ブッダの教え①:四つの聖なる真理
第5回:ブッダの教え②:中道と縁起
第6回:ブッダの最後の旅と大乗仏教思想の萌芽
第7回:『大乗涅槃経』と王舎城の悲劇
第8回:仏像の起源と大乗仏教の成立の謎 時間割コード
01009
精神と思想
授業題目 民主主義を考える
授
業 英文授業名 Thinking about Democracy
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育13講義室
県内大学開放授業
担当教員
曜日・時限 水曜・3時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
本講義では、民主主義の様々な理念と実践について学ぶ。特に、「古代
型」の民主主義と「近代型」の民主主義との比較をつうじて、民主主義
の根幹を考える。
(2)授業の概要
今日、民主主義を求める声は、世界的に大きな高まりを見せている。し
かし、民主主義が厳密に何を意味するかについては、実際はそれほど意
見の一致が見られてきたわけではない。民主主義あるいは民主政治とは、
具体的にどのような制度や仕組みを指すのか。民衆による自己統治は、
衆愚政治に陥るという古くからの批判に対して、どのように反論できる
か。本講義では、古代ギリシアのポリスにおける直接民主制から、現代
の「電子民主主義」まで、民主主義の多様な形態について学びながら、
その理念や課題をさぐる。
(3)授業計画
1 イントロダクション
2 基礎的な理念
3 古代ギリシアにおける民主主義(1):直接民主制誕生の背景
4 古代ギリシアにおける民主主義(2):くじ引き民主主義
5 G・オーウェル原作、アニメ『動物農場』を鑑賞
6 19世紀型民主主義と20世紀型民主主義
7 アメリカの民主主義
8 投票と「選挙のパラドクス」
9 メディアの役割
10 情報と民主主義
11 委任代表と一般代表
12 市民的不服従とは何か
13 J.S.ミルにおける言論の自由
14 日本の民主政治
15 質疑応答
内容は、前後することがあります。
(4)成績評価の方法
小山 花子
対象学生 全
備考
出席状況(20%)、中間レポート(30%)、学期末に行うテスト(
50%)によって評価する。
(5)履修上の注意
授業時間外にも、ニュースに目を通すなどして勉強を怠らないようにし
てください。
(6)質問,相談への対応
なるべく、ゼミの前後に直接、担当者に質問するようにしてください。
やむを得ない事情がある場合には、メールにて受け付けます。メールは、
[email protected]です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎社会的行動マインド
理想や倫理観をもって社会の平和的・持続的発展のために行
動する
◎人類知の継承と未来創 人類の知を継承し、それらの成果の上に立って未来について
造マインド
創造的に考える
◎専門外の知識
専門以外の他分野に関する知識や素養がある
【教科書】
指定しません。
【参考書】
ウィリアム・パウンドストーン『選挙のパラドクス――なぜあの人が選
ばれるのか?』(青土社)
R・A・ダール『デモクラシーとは何か』(岩波書店)
佐々木毅『民主主義という不思議な仕組み』(ちくまプリマー新書)
教養29
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01010
県内大学開放授業
スポーツ文化の解釈学
担当教員
精神と思想
授
業 英文授業名 Interpretation of sport culture
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・1時限
目
講義室 共通教育40講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
スポーツ文化、身体文化の諸側面に関していろいろなパースペクティヴか
ら理解する。本講では文献講読、ビデオ鑑賞、討論《グループワーク》な
どを通じて、クリティカルな思考力、多元的な価値受容力などを養成する。
現代社会において最もポピュラーな文化のひとつであるスポーツが、わた
したちの思考や価値観、イデオロギー、アイデンティティなどに及ぼす重
要性に関して検討する。そしてスポーツがいかに政治的、社会的、文化的
に重要な意味と機能をもっているかを理解する。
(2)授業の概要
スポーツ文化、身体文化に関してのさまざまな文献を読むこと(これは予
習として課される)を前提として講義は展開される。
国内外のスポーツ文化や身体文化に関する諸事情や考え方をビデオ映像な
ども混じえて検討する。
オリジナルテキストまたはプリントを用意するので受講生は毎回それを深
く、クリティカルに読み込み、読後コメントを提出する。その上で講義や
映像により知見を広め、小グループに分かれてテーマに関するディスカッ
ションを行う《グループワーク》。ディスカッションは、毎回コーディネ
ーター、書記、発表(報告)者の役割を決めてから行う。最後に全体討論
を行う。
(3)授業計画
第1週 ガイダンス
第2∼4週 スポーツへの文化的アプローチ(スポーツの概念、体育と
スポーツ、伝統的スポーツの現在、ラジオ体操、世界的ス
ポーツの文化的差異)
第5∼7週 スポーツのナショナリズム(北京オリンピック、円谷幸吉
物語、日韓ワールドカップ)
グローバリゼーション(野球やサッカーの伝播、相撲や柔
道の国際化)
第8∼10週 スポーツファン、オーディエンス論(熱狂的ファンの諸相)
第11∼12週 スポーツのジャッジ、ドーピング論(不公平な審判、薬物
の不正使用)
第13∼15週 障害者スポーツ、女性スポーツ論(映画「ベッカムに恋し
て」)
オリンピックと自然環境(長野五輪の顛末)
時間割コード
市民開放授業
橋本 純一
対象学生 全
時事的なトピックに対応させるため若干変更されることがあります。
(4)成績評価の方法
出席30%
読後コメント 35%
グループワーク35%(ディスカッションでの発言内容 20% プレゼ
ン&報告書 15%)
(5)履修上の注意
1、コメントの提出回数、出席が足りなくなった時点で受講資格を取り消
します。
2、スポーツに興味がないと非常につらいと思います。
3、オリジナルテキスト(またはプリント)での予習が必要です。
(6)質問,相談への対応
火曜12時10分から13時をオフィスアワーとします。研究室は全学教
育機構南校舎4階。
上記以外の場合、連絡先(Eメールアドレス、電話番号等)は最初の講義
時にお知らせします。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループワークによる授業となるので、特定の課題についてチ
ームで検討し結論を出す
◎多様な文化受容マイン 特定の課題に関していろいろな考え方やパースペクティヴがあ
ド
ることを学びます
◎問題発見・解決能力 特定の課題に対してグループ単位で取り組み、答えを探ります
◎自己認識・自己啓発マ 事前にテキスト等を読み込み、読後コメントを作成するので各
インド
自特色ある表現が身につく
【教科書】
オリジナルテキストまたはプリントを配布します(無料)。
【参考書】
授業中に紹介します。
01012
精神と思想
授業題目 映像・人類学
授
業 英文授業名 Visualizing Anthropology
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育71講義室
担当教員
曜日・時限 水曜・2時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
人類学という学問は、人類学者がどこかに出かけ、行った先で自分と
は異なる文化を生きている誰かに出会うところから始まります。また、
その誰かと長い時間をかけて付き合うなかで、相手への理解を深めてゆ
きます。そして、理解できたことを人に伝えるために表現します。
本授業では、この人類学的な経験と理解、表現の方法を紹介すること
を通じて、受講生に人と出会い、関わり、応えるためのセンスを養って
もらうことをねらいとします。そうすることによって、自分自身と新た
に出会い、関わり、応えることができるようにもなるはずです。
(2)授業の概要
人類学は異文化との出会いから始まります。言い換えると、人類学者
は異文化に生きる人々との出会いから、その学問的な営みを始めます。
そこで大切なのは、異文化(他者)と自文化(自己)の違いを感じ取る
センスであり、なじみのない文化に対する好奇心と、なじみのある文化
に対する探求心を持つことです。
本講義では、異文化に生きる人々との出会いを実現するために、主に
ドキュメンタリー映画を視聴します。スクリーンを介して様々な人々と
遭遇することを通じて、人の生き方や考え方について学び、他人と自分
のことをよりよく理解するための感性と知性を養います。
(3)授業計画
1. はじめに
2. 人類学とは何か
3. 人類学者とは何者か
4. 異文化イメージの作られ方
5. 「遠く」の暮らし
6. まなざしとききみみ
7. 音のない世界へ
8. 1980年代の東京
9. 「他人」の思いを聞く
10. 追憶、あるいは不確かな私
11. 「自分」の思いを伝える
12. 人との出会い方
分藤 大翼
対象学生 全
備考
13.
14.
15.
16.
人との付き合い方
異文化の迎え方
まとめ
試験
(4)成績評価の方法
小レポート(40点)及び定期試験(60点)。小レポートは、前半の講義
に関するものを8回目の講義に、後半の講義に関するものを15回目の講
義の際に提出してもらいます。成績評価の割合は各20点です。
(5)履修上の注意
授業で視聴することのできる作品には限りがあります。受講生は授業
で紹介される作品や作家について自分でも調べ、授業で学んだ見方や聞
き方、考え方にもとづいて、より多くの作品を視聴するように努めて下
さい。
授業では、受講生が「視聴しづらい」作品をあえて選んでいます。そ
れは、違和感を抱くような作品と出会うことが、異文化と出会うことに
なるからです。この点に留意した上で、毎回の授業で上映される作品を
しっかりと視聴できるよう、体調を整えて受講するようにしてください。
(6)質問,相談への対応
授業終了時に対応します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
異文化に生きる他者への認識を深めることによって
インド
◎多様な文化受容マイン
多様な文化に生きる人々のことを知ることによって
ド
【教科書】
指定しない。
【参考書】
授業時に紹介します。
教養30
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
01013
授業題目
死生観の類型
県内大学開放授業
精神と思想
授
業 英文授業名 Some Types of Views of Life and Death
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・4時限
目
講義室 共通教育20講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
様々な類型の死生観(これは、同時に何を生きがいとするかという「
生きがい観」と密接に関わる)を学ぶことにより、広い視野から人生を
見る目を培う。
担当教員
市民開放授業
平木 幸二郎
対象学生 全
(6)質問,相談への対応
担当教員は非常勤講師なので,質問・相談には授業終了後にその場で
対応する。またメールでも常時受け付けている。アドレスは
[email protected] (2)授業の概要
古今東西の様々な宗教・哲学・文化にみられる死生観を一定の観点か
ら整理しつつ見ていく。この観点を、この講義では、プラトンの対話篇
『饗宴』『パイドン』のうちに求める。
(3)授業計画
次の順序で授業を進める。
1、黒澤明の映画『生きる』の場合
2、死の恐怖について
3、トルストイ『イワン・イリッチの死』の場合
4、プラトンの死生観
5、生きがいと愛について
6、死生観の4つの類型
1)自己に代わる生命の産出
2)永遠の生命の感得
3)大自然の生命との一体感
4)来世の信仰
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
基本的には学期末の筆記試験によるが、授業中にときどきおこなう小
テストや出席状況も評価に加味する。後者をどの程度加味するかは小テ
ストの実施回数、出席をとることのできた回数にもよるが、最大で2割
というところ。
(5)履修上の注意
教科書を使用しないので,毎回ノートをきちんととること。黒板に書
かれたことだけでなく,各自講義内容を理解しつつ,自分なりに工夫し
てノートをとること。授業の前には前回のノートを読み返し,何が問題
となったかをよく頭に入れておくことが大切である。
時間割コード
◎自己認識・自己啓発マ 死の恐怖や生きがいの問題の解明を通じて,人間として生き
インド
るとはどういうことか考える
◎多様な文化受容マイン
様々な文化圏に属する偉大な思想家の思想を随所で紹介する
ド
【教科書】
なし。必要に応じてプリントを配布する。
【参考書】
『死を見つめる心』岸本英夫(講談社文庫) 『イワン・イリッチの死』トルストイ著・米川正夫訳(岩波文庫)
『饗宴』プラトン著・久保勉訳(岩波文庫)
『愛するということ』フロム著・鈴木晶訳(紀伊国屋)
01014
県内大学開放授業
精神と思想
授業題目 物との関わり,人との関わり
授
業 英文授業名 Relation to “Thing”, Relaion to “Person”
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 火曜・3時限
目
講義室 共通教育71講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
世界に対する人間の関わり方には,大きく分けて二つある。物に対す
るものと,人に対するものとである。二つはまったく異なっており,前
者に必要とされるのは,「頭の働き」「頭のよさ」であり,後者に必要
とされるのは「心の働き」「心の善さ」である。両者の働きの相違につ
いては,誰でもおよそのところは理解している。しかしこれを漠然とし
た理解にとどめず,深く突き詰めていくと,自分の人生観,世界観に思
わぬ深みと広がりが生じてくる。この授業で各自にそれが生じることを
期待したい。
また,現代文明のかかえる大きな問題が,科学技術の進歩とともに前
者の働きが肥大化し,後者の働きが弱化しつつあるところにあることも
学ぶ。そして「人との関わり」のあるべき姿とはどういうものかを探る。
(2)授業の概要
授業は講義が中心となる。物に対する関わり方(「我ー物」関係)と
,人に対する関わり方(「我―汝」関係)とではどう違うのかを,でき
るだけ私たちの日常生活に即して明らかにしていく。それを通じて人間
として生きるとはどういうことかを考えていく。
(3)授業計画
およそ次の順序で講義をすすめる。
1,世界に対する人間の関わり方の二様式
(1)物との関わり(「我ー物」の関係)
(2)人との関わり(「我ー汝」の関係)
(3)身体的欲求と精神的欲求――「生きがい」の問題
(4)対話的存在としての人間
(5)「物」的存在と「汝」的存在
2,物との関わり
(1)増大する「物との関わり」
(2)科学的思考法と近代的自然観
(3)環境問題を考える――自然と人間の関係をめぐって
3,人との関わり
(1)対話の成立する四つの領域
(2)自覚と自己認識――本当の自己とは?
担当教員
市民開放授業
平木 幸二郎
対象学生 全
(4)成績評価の方法
基本的には学期末の筆記試験によるが、授業中にときどきおこなう小
テストや出席状況も評価に加味する。後者をどの程度加味するかは小テ
ストの実施回数、出席をとることのできた回数にもよるが、最大で2割
というところ。
(5)履修上の注意
教科書を使用しないので,毎回ノートをきちんととること。黒板に書
かれたことだけでなく,各自講義内容を理解しつつ,自分なりに工夫し
てノートをとること。授業の前には前回のノートを読み返し,何が問題
となったかをよく頭に入れておくことが大切である。
(6)質問,相談への対応
担当教員は非常勤講師なので,質問・相談には授業終了後にその場で
対応する。またメールでも常時受け付けている。アドレスは
[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ 人間存在を対話的存在としてとらえるところから,自己の自
インド
覚へと至る道を探る
◎多様な文化受容マイン
様々な文化圏に属する偉大な思想家の思想を随所で紹介する
ド
【教科書】
なし。必要に応じてプリントを配布する。
【参考書】
授業中に幾冊か紹介する。
教養31
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01015
県内大学開放授業
哲学と政治
精神と思想
授
業 英文授業名 Philosophy and Politics
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育53講義室
担当教員
曜日・時限 水曜・3時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
本講義では、政治哲学を中心とした哲学の基本的な考え方を学ぶ。古代
ギリシアから近代までの哲学の主要な変遷をたどりながら、どのような
思考や問いが哲学者を駆り立ててきたかを学ぶ。
(2)授業の概要
本講義では、ソクラテスとソクラテス裁判から、近代までの西洋の政治
哲学・思想の主要な変遷を学ぶ。授業は、基本的には教員による講義が
中心であるが、回によっては学生からの問題提起や学生間のディスカッ
ションに多くの時間が割かれる。学期中には、1回の小レポートがある。
また、ビデオを見ることもあるので、そのような資料からも刺激を受け
て欲しい。
なお、本授業は、男女共同参画に関する内容を含んでいます。
(3)授業計画
1.イントロダクション
2.政治哲学の特徴
3.ソクラテスとソクラテス裁判
4.プラトンの理想国家論: 『国家』を中心に
5.犬儒派の思想
6.プルタルコスを読む
7.アリストテレス「友情」についてほか
8.マキアベリの政治哲学(1)
9.マキアベリの政治哲学(2)
10.功利主義とは何か(1):古典的功利主義
11.功利主義とは何か(2):現代の功利主義
12.フェミニズムの2つのタイプ
13.ニーチェの思想
14.共同体主義
15.質疑応答
対象学生 全
備考
50%)によって評価する。
(5)履修上の注意
現代思想を履修することが望ましい。また、授業中に疑問に思ったこと
などは、担当者に質問するか自分で調べるなどして、授業時間外にも学
習を続けること。
(6)質問,相談への対応
なるべく、講義の前後に直接、担当者に質問するようにすること。やむ
を得ない事情がある場合には、[email protected]にメールで知ら
せること。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ 自らを他者や社会との関わりのなかでとらえ、自己啓発に努
インド
める
◎人類知の継承と未来創 人類の知を継承し、それらの成果の上に立って未来について
造マインド
創造的に考える
◎専門外の知識
内容は、前後することがあります。
(4)成績評価の方法
出席・発言(30%)、小レポート(20%)、学期末に行うテスト(
時間割コード
専門以外の他分野に関する知識や素養がある
【教科書】
指定しません。
【参考書】
貫成人『図説・標準 哲学史』新書館、2008年、1575円
01016
県内大学開放授業
精神と思想
授業題目 近代政治思想:社会契約論を中心に
授
業 英文授業名 Modern Political Thought: Focusing on Social Contract Theories
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 火曜・3時限
目
講義室 共通教育13講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
本講義では、社会契約論についての理解を深めることをねらいとする。
具体的には、ホッブズ、ロック、ルソーの社会契約論の内容に触れなが
ら、その複雑さと、今日の政治思想への影響について学ぶ。
(2)授業の概要
本講義では、古典的な社会契約論と、その現代における展開について学
ぶ。前半では、ホッブズ、ロック、ルソーの3人による社会契約論を、
それぞれの理論家の生涯に注目しながら詳しく学習する。後半では、社
会契約論が現代の政治思想でどのような役割を果たしているかというこ
とや、社会契約論への批判的な見解について学ぶ。受講者には、授業中、
講義内容についてのコメントを、リアクション・ペーパーとして提出し
てもらうことがある。また、授業中にビデオを見ることがある。
なお、本授業は男女共同参画に関する内容を含んでいます。
(3)授業計画
1 イントロダクション:社会契約論とは何か
2 ソクラテスと「同意」
3 ホッブズの社会契約論(1):「恐怖という双子」
4 ホッブズの社会契約論(2):自然状態と「万人の万人に対する闘
争」
5 ロックの社会契約論(1):社会契約と民主政治
6 ロックの社会契約論(2):抵抗権の問題
7 ルソーの社会契約論(1):ルソーの生涯
8 ルソーの社会契約論(2):ルソーの他の作品を知る
9 ルソーの社会契約論(3):一般意志とは何か
10 カントと抵抗権
11 ロールズ正義論の展開
12 セクシュアル・コントラクトとは
13 社会契約論に対する批判(1)
14 社会契約論に対する批判(2)
15 質疑応答
内容は前後することがあります。
小山 花子
担当教員
小山 花子
対象学生 全
(4)成績評価の方法
出席状況(20%)、リアクション・ペーパー(20%)、学期末に行
う筆記試験(60%)によって評価する。
(5)履修上の注意
授業に出席して内容を聞くだけでなく、授業以外の時間にも関連する本
を読んだり、他の受講生とディスカッションや勉強会を行うなどして、
自主的に学習を続けること。
(6)質問,相談への対応
授業の前後に、担当者に直接、質問・相談してください。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創 人類の知を継承し、それらの成果の上に立って未来社会につ
造マインド
いて考えます
◎専門外の知識
専門以外の分野に関する基礎的な知識や素養があります
◎社会的行動マインド 自らの理念や倫理観に基づいて、社会の中で行動できます
【教科書】
指定しない。
【参考書】
それぞれの原典に当たることを勧める。詳細については、授業中のアナ
ウンスに従うこと。政治思想の一般的な解説書としては、以下がある。
小笠原弘親・小野紀明・藤原保信『政治思想史』(有斐閣Sシリーズ)
有賀弘・内山秀夫・鷲見誠一・田中治男・藤原保信編『政治思想史の基
礎知識』(有斐閣ブックス)
ジョナサン・ウルフ『政治哲学入門』(晃洋書房、2000年)
教養32
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
01018
時間割コード
授業題目
県内大学開放授業
現代思想
精神と思想
授
業 英文授業名 Contemporary Thought
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育62講義室
担当教員
小山 花子
曜日・時限 木曜・3時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
本講義では、近代から現代への哲学の変遷に目を向けながら、今の我々
とも深く関係する死や孤独などのテーマについての哲学的思考を学ぶ。
現在進行形で発言を続ける哲学者にも注目しながら、哲学者がどのよう
な目で世界を見ているかを学ぶ。
(2)授業の概要
本講義では、フーコー、デリダ、ハイデガー、アーレントなどの20世
紀の哲学者が登場する。また、現代思想への導入として、デカルトの思
想や、カントの思想についても学ぶ。さらに、ジジェクなどメディアに
登場して積極的に発言を続けている哲学者に注目しながら、死、孤独、
美、許し、情報化などの多様なテーマについて学ぶ。学期中間には、小
レポートの提出が求められる。授業中にビデオを見ることがあるので、
そのような資料からも刺激を受けて欲しい。
(3)授業計画
1 イントロダクション
2 モダンとポストモダン
3 方法的懐疑とは
4 美と崇高について(1)
5 美と崇高について(2)
6 現存在とは何か
7 死を考える(1)
8 死を考える(2)
9 孤独の分類
10 許しは可能か(1)
11 許しは可能か(2)
12 情報とイデオロギー(1)
13 情報とイデオロギー(2)
14 物語とは何か
15 質疑応答
対象学生 全
備考
出席・発言(30%)、小レポート(20%)、期末試験(50%)に
よって評価する。
(5)履修上の注意
哲学と政治を履修していることが望ましい。また、授業中に疑問に思っ
たことは、担当者に質問するか自分で調べるなどして、授業時間外にも
学習を続けること。
(6)質問,相談への対応
なるべく、講義の前後に直接、担当者に質問するようにしてください。
やむを得ない事情がある場合には、[email protected]に連絡する
こと。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ 自らを他者や社会との関わりのなかでとらえ、自己啓発に努
インド
める
◎人類知の継承と未来創 人類の知を継承し、それらの成果の上に立って未来について
造マインド
創造的に考える
◎専門外の知識
専門以外の他分野に関する知識や素養がある
【教科書】
指定しません。
【参考書】
貫成人『図説・標準 哲学史』新書館、2008年、1575円
内容は、前後することがあります。
(4)成績評価の方法
時間割コード
市民開放授業
01019
県内大学開放授業
精神と思想
授業題目 スポーツ考現学
授
業 英文授業名 Social Dimensoins of Modern Sports
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・1時限
目
講義室 共通教育55講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
現代社会において最もポピュラーな文化のひとつであるスポーツが、わ
たしたちの思考や価値観、イデオロギー、アイデンティティなどに及ぼ
す重要性に関して学習する。そしてスポーツのもつ政治的、社会的、文
化的に重要な意味と機能、及びその望ましいあり方をスポーツ社会学や
スポーツ文化論の知見から理解することを目標とする。
担当教員
市民開放授業
橋本 純一
対象学生 全
無効ですので注意してください。課題に基づく予習が必要です。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワーは火曜12時10分から13時。研究室は全学教育南棟
4F。
上記以外の場合、初回講義時に電話番号やEメールアドレスなどをお知
らせしますので連絡して下さい。
(2)授業の概要
本講では、スポーツにまつわる様々な現象を、特に、観戦学、スペクタ
クル、権力、ナショナリズム、グローバリズム、メディア、ジェンダー、
人種、階級、テクノロジー、コマーシャリズムといった視点から、写真、
ビデオ映像などのヴィジュアル化された資料を適宜混じえて検討・理解
する。
(3)授業計画
1 授業に関するガイダンス
2 スポーツとは何か(概念)
3−5 スポーツ考現学のフィールド①スタジアム/アリーナ
6−8 スポーツ考現学のフィールド②祝祭性・ホスピタリティ
9 スポーツ考現学のフィールド③メディアとスポーツの関係性
10 スポーツ考現学のフィールド④メディアスポーツの語りとイメージ
11 スポーツ考現学のフィールド⑤メディアとスポーツヒーロー
12‐13スポーツ考現学のフィールド⑥スポーツ映像文化論
14 プロスポーツクラブの必要性と可能性
15 プロスポーツクラブの諸相
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創 サポーター文化やスタジアムの歴史や実態を視覚と聴覚をフ
造マインド
ルに活用することによる。
◎多様な文化受容マイン 様々な地域や国々の競技場やサポーター文化を比較検討する
ド
ことによる。
◎情報活用力
(4)成績評価の方法
出席をしていないと書けないレポート(100%)を課し、上記のねら
いの達成度を評価します。
(5)履修上の注意
受講票は初回の講義時に手渡されたものだけ受理します。研究室や事務
室に置いていったものは無効です。また、提出期限を過ぎたレポートも
スポーツ情報とどのように向き合うかを実例を検討すること
により理解する。
【教科書】
特になし
【参考書】
橋本純一編著「スポーツ観戦学」世界思想社 2010年発行
橋本純一編著「現代メディアスポーツ論」世界思想社 2002年
A,BLAKE著、橋本純一訳「ボディ・ランゲージ∼現代スポーツ文化論」
日本エディタースクール出版部 2001年
教養33
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01020
県内大学開放授業
スポーツ考現学
担当教員
精神と思想
授
業 英文授業名 Social Dimensoins of Modern Sports
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・2時限
目
講義室 共通教育55講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
現代社会において最もポピュラーな文化のひとつであるスポーツが、わ
たしたちの思考や価値観、イデオロギー、アイデンティティなどに及ぼ
す重要性に関して学習する。そしてスポーツのもつ政治的、社会的、文
化的に重要な意味と機能、及びその望ましいあり方をスポーツ社会学や
スポーツ文化論の知見から理解することを目標とする。
市民開放授業
橋本 純一
対象学生 全
無効ですので注意してください。課題に基づく予習が必要です。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワーは火曜12時10分から13時。研究室は全学教育南棟
4F。
上記以外の場合、初回講義時に電話番号やEメールアドレスなどをお知
らせしますので連絡して下さい。
(2)授業の概要
本講では、スポーツにまつわる様々な現象を、特に、観戦学、スペクタ
クル、権力、ナショナリズム、グローバリズム、メディア、ジェンダー、
人種、階級、テクノロジー、コマーシャリズムといった視点から、写真、
ビデオ映像などのヴィジュアル化された資料を適宜混じえて検討・理解
する。
(3)授業計画
1 授業に関するガイダンス
2 スポーツとは何か(概念)
3−5 スポーツ考現学のフィールド①スタジアム/アリーナ
6−8 スポーツ考現学のフィールド②祝祭性・ホスピタリティ
9 スポーツ考現学のフィールド③メディアとスポーツの関係性
10 スポーツ考現学のフィールド④メディアスポーツの語りとイメージ
11 スポーツ考現学のフィールド⑤メディアとスポーツヒーロー
12‐13スポーツ考現学のフィールド⑥スポーツ映像文化論
14 プロスポーツクラブの必要性と可能性
15 プロスポーツクラブの諸相
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創 サポーター文化やスタジアムの歴史や実態を視覚と聴覚をフ
造マインド
ルに活用することによる。
◎多様な文化受容マイン 様々な地域や国々の競技場やサポーター文化を比較検討する
ド
ことによる。
◎情報活用力
(4)成績評価の方法
出席をしていないと書けないレポート(100%)を課し、上記のねら
いの達成度を評価します。
(5)履修上の注意
受講票は初回の講義時に手渡されたものだけ受理します。研究室や事務
室に置いていったものは無効です。また、提出期限を過ぎたレポートも
時間割コード
スポーツ情報とどのように向き合うかを実例を検討すること
により理解する。
【教科書】
特になし
【参考書】
橋本純一編著「スポーツ観戦学」世界思想社 2010年発行
橋本純一編著「現代メディアスポーツ論」世界思想社 2002年
A,BLAKE著、橋本純一訳「ボディ・ランゲージ∼現代スポーツ文化論」
日本エディタースクール出版部 2001年
01021
県内大学開放授業
精神と思想
授業題目 スポーツ考現学
授
業 英文授業名 Social Dimensoins of Modern Sports
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・2時限
目
講義室 共通教育40講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
現代社会において最もポピュラーな文化のひとつであるスポーツが、わ
たしたちの思考や価値観、イデオロギー、アイデンティティなどに及ぼ
す重要性に関して学習する。そしてスポーツのもつ政治的、社会的、文
化的に重要な意味と機能、及びその望ましいあり方をスポーツ社会学や
スポーツ文化論の知見から理解することを目標とする。
担当教員
市民開放授業
橋本 純一
対象学生 全
無効ですので注意してください。課題に基づく予習が必要です。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワーは火曜12時10分から13時。研究室は全学教育南棟
4F。
上記以外の場合、初回講義時に電話番号やEメールアドレスなどをお知
らせしますので連絡して下さい。
(2)授業の概要
本講では、スポーツにまつわる様々な現象を、特に、観戦学、スペクタ
クル、権力、ナショナリズム、グローバリズム、メディア、ジェンダー、
人種、階級、テクノロジー、コマーシャリズムといった視点から、写真、
ビデオ映像などのヴィジュアル化された資料を適宜混じえて検討・理解
する。
(3)授業計画
1 授業に関するガイダンス
2 スポーツとは何か(概念)
3−5 スポーツ考現学のフィールド①スタジアム/アリーナ
6−8 スポーツ考現学のフィールド②祝祭性・ホスピタリティ
9 スポーツ考現学のフィールド③メディアとスポーツの関係性
10 スポーツ考現学のフィールド④メディアスポーツの語りとイメージ
11 スポーツ考現学のフィールド⑤メディアとスポーツヒーロー
12‐13スポーツ考現学のフィールド⑥スポーツ映像文化論
14 プロスポーツクラブの必要性と可能性
15 プロスポーツクラブの諸相
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創 サポーター文化やスタジアムの歴史や実態を視覚と聴覚をフ
造マインド
ルに活用することによる。
◎多様な文化受容マイン 様々な地域や国々の競技場やサポーター文化を比較検討する
ド
ことによる。
◎情報活用力
(4)成績評価の方法
出席をしていないと書けないレポート(100%)を課し、上記のねら
いの達成度を評価します。
(5)履修上の注意
受講票は初回の講義時に手渡されたものだけ受理します。研究室や事務
室に置いていったものは無効です。また、提出期限を過ぎたレポートも
スポーツ情報とどのように向き合うかを実例を検討すること
により理解する。
【教科書】
特になし
【参考書】
橋本純一編著「スポーツ観戦学」世界思想社 2010年発行
橋本純一編著「現代メディアスポーツ論」世界思想社 2002年
A,BLAKE著、橋本純一訳「ボディ・ランゲージ∼現代スポーツ文化論」
日本エディタースクール出版部 2001年
教養34
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01022
県内大学開放授業
若者のための死の倫理学
精神と思想
授
業 英文授業名 Introduction to Ethics
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育13講義室
担当教員
市民開放授業
三谷 尚澄
曜日・時限 金曜・1時限
授業形態
講義
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
「死」をテーマとして書かれたさまざまな文献を横断的に検討するこ
とで、身近なはずなのになんだか縁遠い気がする、やがてやってはくる
のだろうけれどまだ実感が伴わない「人生最大の問題」について、各人
がみずからの言葉で根本的に考え直すための第一歩を踏み出すことがで
きるようになること。このことがこの授業の目的である。
10 西田幾多郎の悲哀
11 目的喪失性の隠蔽と最大のニヒリズム
12 ゲシュテル/あるいは「総駆り立て体制」
13 安心なき安心
14 「それでもこうやって生きて行く」
15 まとめ
(2)授業の概要
「若者のための死の倫理学」をテーマとした講義を行う。
「われわれの誰もがやがて死ぬ」、というのはこれ以上ないほど明ら
かなことである。しかし、では、「死ぬ」とはそもそもいかなることで
あるのか。そう問われたとして、私たちにはこの問いに対する明確な回
答を、あるいはこの問いに対する自分自身の実感にぴたりと寄り添った
表現を、与えるだけの準備ができているだろうか。
避けられないことは知っているけれどいまいち実感が伴わない。いつ
かやってはくるのだろうがまだ遠い日のことだろう。そのような、「死
」をめぐる(すくなくとも私の)現時点でのぼんやりとした実感に出発
点を定めたうえで、上っ面でない、そして少なくとも偽善的でない言葉
で「死」とそれにまつわる問題について語ることができるとすれば一体
どのようなものになるのか。
哲学や文学のテキストを横断的に検討しながら、「死と生」をめぐる
さまざまな問題について多面的に考えてみることにしたい。
(4)成績評価の方法
学期中数回の小レポート(6割)と学期末試験(4割)の結果をあわ
せて総合的に評価する。
(3)授業計画
1 生の困難:変わるものと変わらないもの
2 空虚にみたされたわたしの生の無意味:ライトノベル作品にみる孤
独な日常
3 うつろなる人間たち:T. S. エリオットと世界の脱魔術化
4 石見人・森林太郎の孤独
5 コンドルセの夢
6 「未成年状態」をめぐるカントの洞察
7 ニーチェと「おしまいの人間たち」
8 ウィリアム・ジェイムズの憂鬱
9 「さようなら」を拒絶する
時間割コード
(5)履修上の注意
講義課目であるが、配布されるプリントを授業外の時間においてもみず
から繰り返し読み、考える、という態度が受講者には要求される。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワーを通じて対応する。(火曜12時15分∼13時15分、人文学
部棟5F研究室)
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
講義で扱われる問題を考えることを通して。
インド
◎言語能力
課題となるレポートを作成することを通じて。
◎人類知の継承と未来創 授業中に配布されるさまざまな資料・文献をみずから読み解
造マインド
くことを通じて。
【教科書】
なし。プリントを配布する。
【参考書】
授業中に適宜指示する。
01023
精神と思想
授業題目 中国哲学入門
授
業 英文授業名 An introduction of Chinese Philosophy
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・1時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
「漢文を読み、そこに展開されている古人の思索を追体験することによっ
て身につく力」「歴史や宇宙など、より大きな時空の中に自分を位置づけ、
明日を生き抜くための設計図を描く力」---これは、教科書『漢文力』にある
言葉です。このいわゆる「漢文力」を身につけることが、この授業のねらい
です。
具体的には、教科書『漢文力』を読み進めながら、哲学上の様々なテーマ
についてあれこれ考えてもらいます。あれこれ考えることを通して、上記の
「漢文力」および中国の哲学・思想に関する知見を身につけてもらいます。
(2)授業の概要
教科書自体は、いわゆる「中国哲学」の本でも「中国思想史」の教科書で
もありません。そういう方面の知識を系統立てて説明する授業にはなりませ
ん。各回の授業では、教科書に出てくる様々な話題を取り上げ、特に漢文部
分についてこちらで説明します。受講者の皆さんは、その説明を正確に理解
することを通して、中国哲学に関する知見を身につけていってください。そ
して、それ以上に大切なこととして、教科書に出てくる様々な話題について
自分はどう考えるのか、を毎回紙に書いてもらいます。その作業を通して、
古人の思索を追体験し、より大きな時空の中に自分を位置づけることができ
るような力を身につけてください。
(3)授業計画
孔子とか荘子とか列子とか王充とかいった中国の思想家たちの文章を具体
的に読み進めながら、以下の手順で授業は進んでいく予定です。
第1回 :ガイダンス
第2・3回:なぜ学ぶのか?そもそも「学問」とは何か?
第4・5回:「現実」とは何だろう?/自分と他人 第6・7回: 〃 /知識と言葉
第8・9回: 〃 /生と死
第10・11回:「自然」について
第12・13回:「文明」について
第14回 :「戦争」について
第15回 :まとめ
担当教員
早坂 俊廣
対象学生 全
くどいようですが、あくまでも予定です。
(4)成績評価の方法
毎授業後、自分の意見・感想・質問を紙に書いてもらいます。この枚数(
=授業出席数)と内容(出来具合)が、成績評価全体のうちの55パーセン
トを占めます。残りの45パーセントは、不定期に複数回課す課外レポート
の提出状況・内容で評価します。
(5)履修上の注意
教科書をネタに授業が展開しますので、必ず購入して下さい。また、そこ
に載っている参考文献で気になるものを、自分で読んでみて下さい。
(6)質問,相談への対応
上記のように、毎授業後にあれこれ書いてもらいますので、質問がある場
合は、そこに書いて下さい。相談事などは、[email protected] にメー
ルを出してください。もちろん、研究室(人文学部校舎5階、℡0263−37−
3361)に直接来てもらっても構いません。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マイ
哲学の話題について思索する
ンド
◎人類知の継承と未来創造
古典に触れながら未来のことを考える
マインド
◎多様な文化受容マインド 中国の古典に親しむ
◎言語能力
授業後のコメントと課外レポートを作成する
【教科書】
加藤徹,漢文力,ISBN:4122049024,中央公論新社,2007年,720円
【参考書】
教科書に載っています。また、授業時にも適宜紹介します。
教養35
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01024
県内大学開放授業
スポーツ文化の解釈学
精神と思想
授
業 英文授業名 Interpretation of sport culture
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 月曜・4時限
目
講義室 共通教育40講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
スポーツ文化、身体文化の諸側面に関していろいろなパースペクティヴか
ら理解する。本講では文献講読、ビデオ鑑賞、討論《グループワーク》な
どを通じて、クリティカルな思考力、多元的な価値受容力などを養成する。
現代社会において最もポピュラーな文化のひとつであるスポーツが、わた
したちの思考や価値観、イデオロギー、アイデンティティなどに及ぼす重
要性に関して検討する。そしてスポーツがいかに政治的、社会的、文化的
に重要な意味と機能をもっているかを理解する。
(2)授業の概要
スポーツ文化、身体文化に関してのさまざまな文献を読むこと(これは予
習として課される)を前提として講義は展開される。
国内外のスポーツ文化や身体文化に関する諸事情や考え方をビデオ映像な
ども混じえて検討する。
オリジナルテキストまたはプリントを用意するので受講生は毎回それを深
く、クリティカルに読み込み、読後コメントを提出する。その上で講義や
映像により知見を広め、小グループに分かれてテーマに関するディスカッ
ションを行う《グループワーク》。ディスカッションは、毎回コーディネ
ーター、書記、発表(報告)者の役割を決めてから行う。最後に全体討論
を行う。
(3)授業計画
第1週 ガイダンス
第2∼4週 スポーツへの文化的アプローチ(スポーツの概念、体育と
スポーツ、伝統的スポーツの現在、ラジオ体操、世界的ス
ポーツの文化的差異)
第5∼7週 スポーツのナショナリズム(北京オリンピック、円谷幸吉
物語、日韓ワールドカップ)
グローバリゼーション(野球やサッカーの伝播、相撲や柔
道の国際化)
第8∼10週 スポーツファン、オーディエンス論(熱狂的ファンの諸相)
第11∼12週 スポーツのジャッジ、ドーピング論(不公平な審判、薬物
の不正使用)
第13∼15週 障害者スポーツ、女性スポーツ論(映画「ベッカムに恋し
て」)
オリンピックと自然環境(長野五輪の顛末)
時間割コード
市民開放授業
橋本 純一
担当教員
対象学生 全
時事的なトピックに対応させるため若干変更されることがあります。
(4)成績評価の方法
出席30%
読後コメント 35%
グループワーク35%(ディスカッションでの発言内容 20% プレゼ
ン&報告書 15%)
(5)履修上の注意
1、コメントの提出回数、出席が足りなくなった時点で受講資格を取り消
します。
2、スポーツに興味がないと非常につらいと思います。
3、オリジナルテキスト(またはプリント)での予習が必要です。
(6)質問,相談への対応
火曜12時10分から13時をオフィスアワーとします。研究室は全学教
育機構南校舎4階。
上記以外の場合、連絡先(Eメールアドレス、電話番号等)は最初の講義
時にお知らせします。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループワークによる授業となるので、特定の課題についてチ
ームで検討し結論を出す
◎多様な文化受容マイン 特定の課題に関していろいろな考え方やパースペクティヴがあ
ド
ることを学びます
◎問題発見・解決能力 特定の課題に対してグループ単位で取り組み、答えを探ります
◎自己認識・自己啓発マ 事前にテキスト等を読み込み、読後コメントを作成するので各
インド
自特色ある表現が身につく
【教科書】
オリジナルテキストまたはプリントを配布します(無料)。
【参考書】
授業中に紹介します。
01089
精神と思想
授業題目 中国哲学の原典を読むゼミ
授
業 英文授業名 Seminar on Chinese Ancient Classics of the Thoughts
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・1時限
目
講義室 共通教育402演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
中国古代の哲学者が著した思想資料を講読します。人類の豊かな知的遺
産に直接ふれる機会を通して、より広く長く深い視野の獲得をめざしま
す。思想資料をじっくりと味読することは、新たな自己発見につながる
かも知れません。日本語の基礎を形作ってきた古典漢語を学ぶことは、
より高度な日本語運用能力を身につける機会にもなるはずです。
早坂 俊廣
担当教員
対象学生 全
(5)履修上の注意
上で述べたように、すらすら読める必要は全くありませんが、予習して
こないことには授業の目的を達成することができません。こまめに漢和
辞典を引いて授業準備をしてください。つまり、あらかじめ「訓読(書
き下し)」「現代語訳」「内容分析」を自分なりに準備して授業に臨む
ことが必要です。なお、外国からの留学生が受講した場合は、「訓読(
書き下し)」ではなく「音読」を求めることもあります。
(2)授業の概要
中国哲学の原典を適宜こちらで選別してコピーし配布しますので、それ
を訓読(書き下し)・現代語訳・内容分析してもらいます。どれぐらい (6)質問,相談への対応
のレベルの「原典」を講読するか、受講者にどれぐらいの頻度で担当し メールで受け付けます。アドレスは、[email protected] です。
てもらうかは、受講者の分布・人数を見ながら、履修登録期間内に皆で
相談して決めたいと思います。「人類の豊かな知的遺産に直接ふれる」
こと、「思想資料をじっくりと味読する」ことが何よりの目的ですので、
すらすらと読めなくて構いません。高校時代に漢文が苦手だった人、大
嫌いだった人(授業担当教員もそうでした)の参加も歓迎します。
(3)授業計画
上に書いたように、受講者の分布・人数・意向によって変動する可能性
がありますが、おおむね以下のような計画です。
第1回
:中国哲学史および「漢文訓読」に関する概説
第2回
:初回授業の補足および講読資料選別に関する討論
第3∼7回:儒家思想文献の講読(孔子・孟子・荀子など)
第8∼12回:道家思想文献の講読(老子・荘子・列子など)
第13∼15回:その他の諸子思想文献の講読(墨子・孫子など)
繰り返しになりますが、受講者の状況を見ながら調節していきますので、
ここに書いた内容は最大値と考えてください。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
思想資料の味読
インド
◎人類知の継承と未来創
古典漢文の講読
造マインド
◎言語能力
(4)成績評価の方法
ゼミですので、授業の出席回数・予習の度合い・発言内容をこちらで観
察し、それにもとづき評価します(100パーセント)。期末試験は行い
ません。ゼミの進行状況を見て、最終レポートの提出を求めることがあ
るかも知れませんが、そのことについては(成績評価に占める割合も含
めて)、学期の後半、授業中に告知します。
授業の予習と質疑応答
【教科書】
無し(こちらで用意したコピーを配布します)
【参考書】
無し(授業中に適宜紹介します)
教養36
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
01090
授業題目 スポーツ・ホスピタリティゼミ 秋冬編(松本山雅FC連携ゼミ) 担当教員
精神と思想
授
業 英文授業名 SEMINAR : Hospitality for sporting events
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・4時限
目
講義室 共通教育402演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
産業社会から脱産業社会への変化が唱えられて久しいが、私たちの生
活は、自由時間が増えたにもかかわらず、暮らしの中でクォリティ・ラ
イフを実現しているとは言い難い。本コースのねらいは、今やクオリテ
ィ・ライフの中心的位置を占めるようになったスポーツ・レジャー活動
のホスピタリティの望ましいあり方を、現場でのボランティア活動や文
献を通じて学習し、スポーツとレジャー活動の文化的機能である「豊か
な交流」「のびやかな自己開発」「健やかな生活」等を実現してゆく能
力を養うことである。
(2)授業の概要
本ゼミではスポーツ・ホスピタリティ、具体的には地域密着型スポーツ
クラブ、プロスポーツ、一般市民のスポーツ施設、あるいはレジャー施
設におけるボランティアの望ましいあり方をアカデミックかつ実践的に
理解する。本講では主に信州におけるサッカーを中心としたスポーツク
ラブやその他のトップスポーツや、近隣のスポーツ施設や公園が直接の
対象となるが、海外におけるホスピタリティ事情も文献やインターネッ
トで検討する。そこでのホスピタリティがどのような歴史社会的背景、
教育的、政治的、経済的要因で成立し、受容されて(あるいは忌み嫌わ
れて)いるのかを実際のフィールドワークも取り入れながら検討してゆ
く。
フィールドワークは2012年シーズンからJリーグ入りを果たした松
本山雅FCの試合運営にボランティアとして関わること及びその他テー
マパークやスポーツ公園おけるホスピタリティ見学を通じて望ましいあ
り方を学習する予定である。
(3)授業計画
1回、ガイダンス
2回、ボランティアとホスピタリティに関する講義
3回、フィールドワーク(アルウィンでのスポーツボランティア)
4∼7回、学生のプレゼンテイション(ボランティアやホスピタリティ
に関して、必ずひとり1回は発表するようになります)
8回、フィールドワーク(テーマパークのホスピタリティ見学)
9∼13回、学生のプレゼンテーション
14,15回、フィールドワーク(テーマパークまたはスポーツ公園の
時間割コード
橋本 純一
対象学生 全
見学)
なお、フィールドワークは松本市アルウィンにおける松本山雅FCのホー
ムゲームの運営ボランティアスタッフとして、休日を中心にひとり3回
程度関わるようになります。その他テーマパークではどのようなホスピ
タリティが展開されているかを実際に見学します。
(4)成績評価の方法
出席50%、プレゼンテイション25% レポート25%
(5)履修上の注意
1、フィールドワークにあたっては通常の時間の代わりに休日や休暇を
利用することがあります。
2、アルウィン以外の場所に見学に行く費用は自己負担となります。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワーは火曜12時10分から13時。研究室は全学教育南棟
4F。
上記以外の場合、初回講義時に電話番号やEメールアドレスなどをお知
らせしますので連絡して下さい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎社会的行動マインド
学外フィールドワーク(ボランティア体験)を行うことによ
って。
◎自己認識・自己啓発マ 学校以外の社会におけるボランティア体験をすることによっ
インド
て。
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
チームでの活動を通じてチームワーク、リーダーシップ、フ
ォロワーシップ等を学ぶ。
【教科書】
ガイダンス時に指定します。
【参考書】
ガイダンス時に紹介します
01091
精神と思想
授業題目 スポーツ・ホスピタリティゼミ 春夏編(松本山雅FC連携ゼミ) 担当教員 橋本 純一
授
業 英文授業名 SEMINAR : Hospitality for sporting events
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・4時限
対象学生 全
目
講義室 共通教育402演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
産業社会から脱産業社会への変化が唱えられて久しいが、私たちの生活
は、自由時間が増えたにもかかわらず、暮らしの中でクォリティ・ライフ
を実現しているとは言い難い。本コースのねらいは、今やクオリティ・ラ
イフの中心的位置を占めるようになったスポーツ・レジャー活動のホスピ
タリティの望ましいあり方を、現場でのボランティア活動や文献を通じて
学習し、スポーツとレジャー活動の文化的機能である「豊かな交流」「の
びやかな自己開発」「健やかな生活」等を実現してゆく能力を養うことで
ある。
(2)授業の概要
本ゼミではスポーツ・ボランティア、具体的には地域密着型スポーツクラ
ブ、プロスポーツ、一般市民のスポーツ施設、あるいはレジャー施設にお
けるボランティアの望ましいあり方をアカデミックかつ実践的に理解する。
本講では主に信州におけるサッカーを中心としたスポーツクラブやその他
のトップスポーツや、近隣のスポーツ施設が直接の対象となるが、海外に
おけるホスピタリティ事情も文献やインターネットで検討する。そこでの
ホスピタリティがどのような歴史社会的背景、教育的、政治的、経済的要
因で成立し、受容されて(あるいは忌み嫌われて)いるのかを実際のフィ
ールドワークも取り入れながら検討してゆく。
フィールドワークは2012年シーズンからJリーグ入りを果たした松本
山雅FCの試合運営にボランティアとして関わることを通じて望ましいあ
り方を学習する予定である。
(3)授業計画
1回、ガイダンス
2回、ボランティアとホスピタリティに関する講義
3回、フィールドワーク(アルウィンでのスポーツボランティア)
4∼7回、学生のプレゼンテイション(ボランティアやホスピタリティに
関して、必ずひとり1回は発表するようになります)
8回、フィールドワーク(アルウィンでのスポーツボランティア)
9∼13回、学生のプレゼンテーション
14,15回、フィールドワーク(アルウィンでのスポーツボランティア
)
なお、フィールドワークは松本市アルウィンにおける松本山雅FCのホーム
ゲームの運営ボランティアスタッフとして、休日を中心にひとり4回程度
関わるようになります
(4)成績評価の方法
出席50%、プレゼンテイション25% レポート25%
(5)履修上の注意
1、松本山雅FCの公式戦は後期の「スポーツ・ホスピタリティゼミ 秋冬
編」期間中に完結するため、前期と後期を続けて履修するよう求めます。
2、フィールドワークにあたっては通常の時間の代わりに休日や休暇を利
用することがあります。
3、インターネットでの検索が必須です。容易にアクセスできる環境にあ
る学生が望ましい。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワーは火曜12時10分から13時。研究室は全学教育南棟4
F。
上記以外の場合、初回講義時に電話番号やEメールアドレスなどをお知ら
せしますので連絡して下さい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
学外フィールドワーク(ボランティア体験)を行うことによっ
◎社会的行動マインド て。
◎自己認識・自己啓発マ
学校以外の社会におけるボランティア体験をすることによって。
インド
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
チームでの活動を通じてチームワーク、リーダーシップ、フォ
ロワーシップ等を学ぶ。
【教科書】
ガイダンス時に指定します。(予定ではディズニー・インスティチュート
著「ディズニーが教える お客様を感動させる最高の方法」日本経済新聞
社)
【参考書】
ガイダンス時に紹介します
教養37
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01093
自由について考えるゼミ
精神と思想
授
業 英文授業名 Seminar on Freedom
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育402演習室
担当教員
小山 花子
曜日・時限 月曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
自由とは何かという問題について、政治哲学などの古典を読みながら学
びます。
対象学生 全
備考
メールは、[email protected]です。
(2)授業の概要
自由とは、いったい何でしょうか? 好き勝手に何でもする自由、「愚
者の自由」も、また自由と言えるでしょうか? 自由な社会では、逆に
服従への欲求が高まるというのは、本当でしょうか? 人間にとって自
由の意味とは何か、社会はどこまで個人や集団の自由を認めるべきかと
いう、この哲学的・政治的難問について、主に3つのテキストを手引き
として考えます。政治哲学などの古典を解読しつつ、私たちにとっての
自由の意味について考えましょう。
(3)授業計画
1 オリエンテーション
2 桃とチョコケーキの選択(自由意思と決定論)
3∼7 E・フロム『自由からの逃走』を読む
8∼11 H・アーレント「自由とは何か」を読む
12 因果律からの自由
13 始まりの自由vs.選択の自由
14 動物は自由か
15 レポート作成
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎言語能力
(4)成績評価の方法
出席及び授業への参加度:50%
プレゼンテーション:30%
期末レポート:20%
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
(5)履修上の注意
気になったことや疑問に思ったことを授業時間外に自分で調べるなどし
て、自主的に学んでください。ゼミでは、こうした授業時間外学習を前
提とします。
(6)質問,相談への対応
ゼミの前後に、直接受け付けます。
時間割コード
日本語を用い、的確に話し、聞き、他者に伝える
◎自己認識・自己啓発マ 自らを他者や社会との関わりのなかでとらえ、自己啓発に努
インド
める
対話を通じて他の学生と協力し、ディスカッションを盛り上
げます
【教科書】
ゼミで使用するテキストについては、プリントで配布します。
【参考書】
エーリッヒ・フロム『自由からの逃走 新版』日高六郎訳、東京創元社、
1965年
ハンナ・アーレント『過去と未来の間』斎藤純一・引田隆也訳、みすず
書房、1994年
トマス・ネーゲル『哲学ってどんなこと?―とっても短い哲学入門―』
岡本裕一朗・若松良樹訳、昭和堂、1993年
01094
精神と思想
授業題目 異文化研究ゼミ
授
業 英文授業名 Seminar on different cultures
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育403演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
異文化とは自文化とは異なる文化のことです。自文化とは自分が生まれ
育つなかで身につけた文化、日頃から慣れ親しんでいる文化のことです。
つまり自文化とは自分の生き方のことだといえます。そうだとすると、
異文化を研究するということは、他人の生き方に学ぶということだとい
えます。人の生き方は、何らかの形で表現されたもの(書かれたものな
ど)から学ぶこともできるし、その人に会って直に学ぶこともできるで
しょう。本ゼミでは、各受講生が関心を持っている異文化について学び、
学んだことを発表することを通じて、異文化の理解に必要な学習とコミ
ュニケーションの能力を養います。
担当教員
分藤 大翼
対象学生 全
含みます。成績評価の方法として、この「ゼミへの参加」の比重が高い
ことに注意して下さい。また、最終的にレポートを執筆し提出すること
が単位を取得する要件となります。最後に、できれば前期に開講される
「映像・人類学」を受講しておいてほしいと思います。
(6)質問,相談への対応
授業終了時に対応します。
(2)授業の概要
本ゼミでは、はじめに各受講生が関心を持っていることについて話して
もらい、その関心をどのように深めてゆけばよいのか話し合います。人
によっては文献資料や作品を調べることになるかもしれませんし、また
調査に出かけて人から話を聞いたりすることになるかもしれません。一
人で研究しても、何人かで共同して研究しても構いません。肝心なこと
は、受講生が自らの関心に応じて研究を進め、その成果を発表すること
です。
(3)授業計画
1.
ガイダンス
2.
今後の相談
3-11. 受講生によるグループワークと発表
12-14. レポートの作成
15-16. 講評
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
自分のテーマを探求することによって
インド
(4)成績評価の方法
ゼミへの参加(65点)とレポート(35点)
◎多様な文化受容マイン
他の受講生の多様なテーマについて学ぶことによって
ド
(5)履修上の注意
何でもかまいませんが、何かに強い興味・関心を持っていること。また、
そのことについて調べる努力を惜しまないことが受講の条件です。「ゼ
ミへの参加」とは単に出席するというだけではなく、調査や発表に取り
組むことや、他の受講生の発表をしっかりと聞き、意見を述べることも
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループワークや発表をおこなうことによって
【教科書】
指定しない。
【参考書】
授業時に紹介します。
教養38
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
01095
時間割コード
授業題目
異文化研究ゼミ
担当教員
精神と思想
授
業 英文授業名 Seminar on different cultures
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・5時限
目
講義室 共通教育403演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
異文化とは自文化とは異なる文化のことです。自文化とは自分が生まれ
育つなかで身につけた文化、日頃から慣れ親しんでいる文化のことです。
つまり自文化とは自分の生き方のことだといえます。そうだとすると、
異文化を研究するということは、他人の生き方に学ぶということだとい
えます。人の生き方は、何らかの形で表現されたもの(書かれたものな
ど)から学ぶこともできるし、その人に会って直に学ぶこともできるで
しょう。本ゼミでは、各受講生が関心を持っている異文化について学び、
学んだことを発表することを通じて、異文化の理解に必要な学習とコミ
ュニケーションの能力を養います。
分藤 大翼
対象学生 全
含みます。成績評価の方法として、この「ゼミへの参加」の比重が高い
ことに注意して下さい。また、最終的にレポートを執筆し提出すること
が単位を取得する要件となります。最後に、できれば前期に開講される
「映像・人類学」を受講しておいてほしいと思います。
(6)質問,相談への対応
授業終了時に対応します。
(2)授業の概要
本ゼミでは、はじめに各受講生が関心を持っていることについて話して
もらい、その関心をどのように深めてゆけばよいのか話し合います。人
によっては文献資料や作品を調べることになるかもしれませんし、また
調査に出かけて人から話を聞いたりすることになるかもしれません。一
人で研究しても、何人かで共同して研究しても構いません。肝心なこと
は、受講生が自らの関心に応じて研究を進め、その成果を発表すること
です。
(3)授業計画
1.
ガイダンス
2.
今後の相談
3-11. 受講生によるグループワークと発表
12-14. レポートの作成
15-16. 講評
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
自分のテーマを探求することによって
インド
(4)成績評価の方法
ゼミへの参加(65点)とレポート(35点)
◎多様な文化受容マイン
他の受講生の多様なテーマについて学ぶことによって
ド
(5)履修上の注意
何でもかまいませんが、何かに強い興味・関心を持っていること。また、
そのことについて調べる努力を惜しまないことが受講の条件です。「ゼ
ミへの参加」とは単に出席するというだけではなく、調査や発表に取り
組むことや、他の受講生の発表をしっかりと聞き、意見を述べることも
時間割コード
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループワークや発表をおこなうことによって
【教科書】
指定しない。
【参考書】
授業時に紹介します。
01096
精神と思想
授業題目 自由について考えるゼミ
授
業 英文授業名 Seminar on Freedom
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・3時限
目
講義室 共通教育402演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
担当教員
小山 花子
対象学生 全
て、自主的に学んでください。ゼミでは、こうした授業時間外学習を前
提とします。
自由とは何かという問題について、政治哲学などの古典を読みながら学
びます。
(2)授業の概要
(6)質問,相談への対応
ゼミの前後に、直接受け付けます。
メールは、[email protected]です。
自由とは、いったい何でしょうか? 好き勝手に何でもする自由、「愚
者の自由」も、また自由と言えるでしょうか? 自由な社会では、逆に
服従への欲求が高まるというのは、本当でしょうか? 人間にとって自
由の意味とは何か、社会はどこまで個人や集団の自由を認めるべきかと
いう、この哲学的・政治的難問について、主に3つのテキストを手引き
として考えます。政治哲学などの古典を解読しつつ、私たちにとっての
自由の意味について考えましょう。
(3)授業計画
1 オリエンテーション
2 桃とチョコケーキの選択(自由意思と決定論)
3∼7 E・フロム『自由からの逃走』を読む
8∼11 H・アーレント「自由とは何か」を読む
12 因果律からの自由
13 始まりの自由vs.選択の自由
14 動物は自由か
15 レポート作成
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎言語能力
日本語を用い、的確に話し、聞き、他者に伝える
◎自己認識・自己啓発マ 自らを他者や社会との関わりのなかでとらえ、自己啓発に努
インド
める
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
(4)成績評価の方法
出席及び授業への参加度:50%
プレゼンテーション:30%
期末レポート:20%
(5)履修上の注意
気になったことや疑問に思ったことを授業時間外に自分で調べるなどし
対話を通じて他の学生と協力し、ディスカッションを盛り上
げます
【教科書】
ゼミで使用するテキストについては、プリントで配布します。
【参考書】
エーリッヒ・フロム『自由からの逃走 新版』日高六郎訳、東京創元社、
1965年
ハンナ・アーレント『過去と未来の間』斎藤純一・引田隆也訳、みすず
書房、1994年
トマス・ネーゲル『哲学ってどんなこと?―とっても短い哲学入門―』
岡本裕一朗・若松良樹訳、昭和堂、1993年
教養39
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01097
ハンナ・アーレントを読むゼミⅡ
担当教員
精神と思想
授
業 英文授業名 Seminar: Reading Hannah Arendt II
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・5時限
目
講義室 共通教育402演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
ハンナ・アーレントを読むゼミII(後期)では、現代社会における科学
のあり方について学びます。アーレントやハンス・ヨナス、マルチン・
ハイデガーらのテキストを読みながら、科学中心の世界観がはらむ問題
について学びます。
小山 花子
対象学生 全
ゼミの前後に直接受け付けます。メールの場合は、
[email protected]に相談・質問してください。
(2)授業の概要
後期のゼミでは、アーレントの『人間の条件』を読みます。宇宙開発、
核開発、そして臓器移植など、我々とも無関係ではない今日の科学技術
の発展に、アーレントやハイデガー、ヨナスらの欧米知識人は、どのよ
うな警鐘を鳴らしてきたでしょうか。功利主義的な世界観は、どのよう
な問題を持っているのでしょうか。ゼミ生は、学期中に1回プレゼンテ
ーションを行い、学期末にレポートを作成します。
(3)授業計画
1 オリエンテーション
2∼4 アーレント『人間の条件』を読む①(「プロローグ」ほか)
6∼7 ハイデガー『技術への問い』を読む
8∼9 ヨナス「死の定義と再定義」を読む
10 ドキュメンタリー鑑賞
11∼12 ヨナス「人体実験についての哲学的考察」を読む
13∼14 アーレント『人間の条件』を読む②(「〈活動的生活〉と
現代」)
15 レポート作成
◎社会的行動マインド
(5)履修上の注意
ハンナ・アーレントを読むゼミIを履修していることが望ましいです。
また、授業時間外も調べ物をするなどして学習をしてください。
(6)質問,相談への対応
理想や倫理観をもって社会の平和的・持続的発展のために行
動する
◎自己認識・自己啓発マ 自らを他者や社会との関わりのなかでとらえ、自己啓発に努
インド
める
◎問題発見・解決能力 現代社会の問題を自ら見つけ出し、解決の糸口を探る
◎専門外の知識
(4)成績評価の方法
出席及び授業への参加度:50%
プレゼンテーション:30%
期末レポート:20%
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
科学技術の倫理性をめぐる問題について、基礎的な知識を身
につけます
【教科書】
指定しません。
【参考書】
マルティン・ハイデッガー『技術への問い』関口浩訳、平凡社、2009年、
2940円
H.T.エンゲルハート、ハンス・ヨナスほか『バイオエシックスの基
礎−欧米の「生命倫理」論』加藤尚武・飯田亘之編、東海大学出版会、
1988年、3360円
ハンナ・アーレント『人間の条件』筑摩書房、1994年、1575円
01098
県内大学開放授業
精神と思想
授業題目 「時」について考えるゼミ
授
業 英文授業名 "Toki" Seminar
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・4時限
目
講義室 共通教育413演習室
授業形態
演習
備考
担当教員
安達 弘通
対象学生 全
(1)授業のねらい
「時」についての理解を深める。また、自ら疑問を持ち、解決に向かっ
て努力する精神を培う(共通教育の目的との関連としては、「人類文化
・思想の多様性を受容し」「豊かなコミュニケーション能力を持つ教養
人を育成し」「自ら具体的な課題を見出しその解決に果敢に挑戦する精
神とユニークな個性を育成する」あたりが対応)。
(2)授業の概要
主として輪講形式。「時」をキーワードとしたいろいろなテーマを取り
上げ、受講生主体の自由な討論を行いたい。対象学生は文理所属を問わ
ない。教材は受講生の興味や予備知識に合わせて調整する。
(3)授業計画
1-5. オリエンテーション、受講希望調査、受講生自己紹介、教材の選
定、輪講スケジュールの調整など
6-13. 輪講(途中イレギュラーな授業が入る可能性もある)
14. 講演概要原稿のチェック
15. 期末発表会(試験期間後)
(4)成績評価の方法
輪講の当番の際の授業運営、講演概要原稿の提出、発表会での講演など、
各自の課題をこなすことが単位取得の前提(60%)。それらの内容と議
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
論への関わり方(25%)、出席の状況(15%; 1回=1ポイント)を加味し
◎多様な文化受容マイン
て、総合的に評価する。
多様な考え方、ものの見方に触れる
ド
◎コミュニケーション能力
(5)履修上の注意
体調不良等、止むを得ない場合を除いて、この授業の全ての活動に出席、 ,チームワーク力,リーダーシップ
参加できることを前提とする。とくに期末の発表会は試験期間後(2月
◎情報活用力
第2週を予定)に行うので、他の集中講義、帰省、合宿等と重ならない
よう注意すること。希望者が多い場合には受講制限を行う。
学生が授業を進行し、学生どうしで議論する
その授業で扱うこと等を学生が調べる
◎問題発見・解決能力 学生が自分でテーマを決めて発表する
(6)質問,相談への対応
随時。教員のメールアドレスは授業の中で伝える。
【教科書】
未定
【参考書】
指定しない
教養40
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01099
ハンナ・アーレントを読むゼミⅠ
担当教員
精神と思想
授
業 英文授業名 Seminar: Reading Hannah Arendt I
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 月曜・5時限
目
講義室 共通教育402演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
このゼミでは、ハンナ・アーレント(1906-1975)の作品を読みながら、
20世紀を震撼させた全体主義と、その後の世界における「悪」について
学びます。
小山 花子
対象学生 全
ディスカッションでは、授業時間外に何を学んだかが重要になります。
(6)質問,相談への対応
ゼミの前後に直接受け付けます。メールの場合は、
[email protected]に質問・相談してください。
(2)授業の概要
前期のゼミでは、ナチズムの全体主義と、アイヒマン裁判についてのテ
キストを読みます。ナチズムの全体主義は、どのような意味で革命的だ
ったのでしょうか。命令に従って、何も考えない「歯車」のように粛々
とユダヤ人虐殺を遂行したアドルフ・アイヒマンから、私たちは何を学
ぶことができるでしょうか。このゼミでは、アーレントのテキストを読
みながら、我々現代人の存在のあり方とも密接に関わる自律と服従の相
克について考えていきます。ゼミ生は、学期中に1回のプレゼンテーシ
ョンを行い、学期末にレポートを作成します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
1 オリエンテーション
2 「何が残った?母語が残った」を読む
3∼4「われら亡命者」を読む
5∼6「組織化された罪」を読む
7∼8『全体主義の起原』を読む
9 「スペシャリスト」鑑賞
10∼13『イェルサレムのアイヒマン』を読む
14 ナチズムと現代日本
15 レポート作成
◎人類知の継承と未来創 人類の知を継承し、それらの成果の上に立って未来について
造マインド
創造的に考える
(4)成績評価の方法
出席及び授業への参加度:50%
プレゼンテーション:30%
期末レポート:20%
(5)履修上の注意
ハンナ・アーレントを読むゼミIIを履修することが望ましいです。ま
た、授業時間外も調べ物をするなどして自主的に学習をしてください。
時間割コード
◎社会的行動マインド
自らを他者や社会との関わりのなかでとらえ、自己啓発に努
める
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
対話を通じて他者と協力し、ディスカッションをリードしま
す
◎専門外の知識
全体主義についての知識は、現代のグローバルパーソンにと
って必須の教養です
【教科書】
特に指定しません。
【参考書】
ハンナ・アーレント『イェルサレムのアイヒマン―悪の陳腐さについて
の報告』新装版、みすず書房、1994年
ハナ・アーレント『全体主義の起原2 帝国主義』新装版、みすず書房、
1981年
ハナ・アーレント『全体主義の起原3 全体主義』新装版、みすず書房、
1981年
ハンナ・アレント『パーリアとしてのユダヤ人』未来社、1989年
太田哲男『ハンナ=アーレント』清水書院、2001年
01100
県内大学開放授業
言語と表現
授業題目 現代日本語論
授
業 英文授業名 A Study of Modern Japanese
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・1時限
目
講義室 共通教育63講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
科学リテラシーの一つとして、日本語研究の成果と研究方法を学ぶ。
現代日本語の諸現象を意識的に眺め、言語を反省的に捉える力を養う
ことを目指す。
また、世界の多様な言語の中で、日本語が言語として持つ表現価値に
ついて理解を深めることにより、多様な文化受容マインドの涵養を目指
す。
担当教員
石神 照雄
対象学生 全
期待する。
(6)質問,相談への対応
授業後、並びにオフィスアワー(水曜16時30分∼17時30分)で対応す
る。
場所は、研究室。
(2)授業の概要
次のことを行う。
・言語による表現と伝達の基本構造を把握する。
・日本語研究の諸分野と基本的概念を獲得する。
・日本語の諸特徴と日本語に対する価値意識について考える。
(3)授業計画
第1週:導入
第2ー3週:日本語の構造
第4−5週:伝達と言語的単位
第6−7週:表現と文法
第8−9週:表現と語彙
第10−11週:表現と意味
第12−13週:表現と規範
第14週:言語における美と伝統
第15週:まとめ
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
日本語研究の成果と歴史を知ることにより、日常意識を超え
た学問的方法を獲得する。
◎多様な文化受容マイン 自覚的に母語としての日本語を反省し、言語文化の多様性と
ド
相対性を捉える力を養う。
日本語学の成果を知ることにより、日常の言語意識を反省的
◎専門知識と応用力 に高める。
【教科書】
資料配付
【参考書】
日本語 上下(金田一春彦)岩波新書
日本語はどういう言語か(三浦つとむ)講談社学術文庫
日本人の発想、日本語の表現(森田良行)中公新書
(5)履修上の注意
かなり気がかりな日本語(野口恵子)集英社新書
講義ではあるが、授業中、グループを構成することにより、言語事象
の観察、問題点の把握、仮説提示等の行為を協同して行うことを試みる。 日本語の21世紀のために(丸谷才一・山崎正和)文芸新書
国語学原論(時枝誠記)岩波文庫(上下)
次回予定の課題を示す。参考文献及び図書館での意欲的な自己学習を
その他、講義時に指示する。
(4)成績評価の方法
課題(試験)と平常点による。
学期末の報告書(80%)、中間の報告書を含む平常点(20%)。
教養41
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
01101
授業題目
現代日本語論
県内大学開放授業
担当教員
言語と表現
授
業 英文授業名 A Study of Modern Japanese
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・4時限
目
講義室 共通教育63講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
科学リテラシーの一つとして、日本語研究の成果と研究方法を学ぶ。
現代日本語の諸現象を意識的に眺め、言語を反省的に捉える力を養う
ことを目指す。
また、世界の多様な言語の中で、日本語が言語として持つ表現価値に
ついて理解を深めることにより、多様な文化受容マインドの涵養を目指
す。
石神 照雄
対象学生 全
期待する。
(6)質問,相談への対応
授業後、並びにオフィスアワー(水曜16時30分∼17時30分)で対応す
る。
場所は、研究室。
(2)授業の概要
次のことを行う。
・言語による表現と伝達の基本構造を把握する。
・日本語研究の諸分野と基本的概念を獲得する。
・日本語の諸特徴と日本語に対する価値意識について考える。
(3)授業計画
第1週:導入
第2ー3週:日本語の構造
第4−5週:伝達と言語的単位
第6−7週:表現と文法
第8−9週:表現と語彙
第10−11週:表現と意味
第12−13週:表現と規範
第14週:言語における美と伝統
第15週:まとめ
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
日本語研究の成果と歴史を知ることにより、日常意識を超え
た学問的方法を獲得する。
◎多様な文化受容マイン 自覚的に母語としての日本語を反省し、言語文化の多様性と
ド
相対性を捉える力を養う。
日本語学の成果を知ることにより、日常の言語意識を反省的
◎専門知識と応用力 に高める。
【教科書】
資料配付
【参考書】
日本語 上下(金田一春彦)岩波新書
日本語はどういう言語か(三浦つとむ)講談社学術文庫
日本人の発想、日本語の表現(森田良行)中公新書
(5)履修上の注意
かなり気がかりな日本語(野口恵子)集英社新書
講義ではあるが、授業中、グループを構成することにより、言語事象
の観察、問題点の把握、仮説提示等の行為を協同して行うことを試みる。 日本語の21世紀のために(丸谷才一・山崎正和)文芸新書
国語学原論(時枝誠記)岩波文庫(上下)
次回予定の課題を示す。参考文献及び図書館での意欲的な自己学習を
その他、講義時に指示する。
(4)成績評価の方法
課題(試験)と平常点による。
学期末の報告書(80%)、中間の報告書を含む平常点(20%)。
時間割コード
01102
県内大学開放授業
言語と表現
授業題目 現代日本語論
授
業 英文授業名 A Study of Modern Japanese
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・1時限
目
講義室 共通教育63講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
科学リテラシーの一つとして、日本語研究の成果と研究方法を学ぶ。
現代日本語の諸現象を意識的に眺め、言語を反省的に捉える力を養う
ことを目指す。
また、世界の多様な言語の中で、日本語が言語として持つ表現価値に
ついて理解を深めることにより、多様な文化受容マインドの涵養を目指
す。
担当教員
石神 照雄
対象学生 全
期待する。
(6)質問,相談への対応
授業後、並びにオフィスアワー(水曜16時30分∼17時30分)で対応す
る。
場所は、研究室。
(2)授業の概要
次のことを行う。
・言語による表現と伝達の基本構造を把握する。
・日本語研究の諸分野と基本的概念を獲得する。
・日本語の諸特徴と日本語に対する価値意識について考える。
(3)授業計画
第1週:導入
第2ー3週:日本語の構造
第4−5週:伝達と言語的単位
第6−7週:表現と文法
第8−9週:表現と語彙
第10−11週:表現と意味
第12−13週:表現と規範
第14週:言語における美と伝統
第15週:まとめ
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
日本語研究の成果と歴史を知ることにより、日常意識を超え
た学問的方法を獲得する。
◎多様な文化受容マイン 自覚的に母語としての日本語を反省し、言語文化の多様性と
ド
相対性を捉える力を養う。
日本語学の成果を知ることにより、日常の言語意識を反省的
◎専門知識と応用力 に高める。
【教科書】
資料配付
【参考書】
日本語 上下(金田一春彦)岩波新書
日本語はどういう言語か(三浦つとむ)講談社学術文庫
日本人の発想、日本語の表現(森田良行)中公新書
(5)履修上の注意
かなり気がかりな日本語(野口恵子)集英社新書
講義ではあるが、授業中、グループを構成することにより、言語事象
の観察、問題点の把握、仮説提示等の行為を協同して行うことを試みる。 日本語の21世紀のために(丸谷才一・山崎正和)文芸新書
国語学原論(時枝誠記)岩波文庫(上下)
次回予定の課題を示す。参考文献及び図書館での意欲的な自己学習を
その他、講義時に指示する。
(4)成績評価の方法
課題(試験)と平常点による。
学期末の報告書(80%)、中間の報告書を含む平常点(20%)。
教養42
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01107
漱石「こころ」を読む
言語と表現
授
業 英文授業名 Reading Soseki's Kokoro
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育71講義室
担当教員
橋浦 史一
曜日・時限 木曜・4時限
授業形態
講義
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
日本近代文学の名作を取り上げて読解することにより、人間存在の有り
様に対する理解を深める。文学作品を読むとはどういうことかを具体的
に考えるとともに、作品の内容が何を読者に伝えようとしているのかを
把握することを目的とする。
(2)授業の概要
夏目漱石の「こころ」を取り上げる。作品の内容を順次読解して行くこ
とによって、漱石が何を描き、読者に何を伝えようとしたのかを検討し
て行く。青春時代の体験がいかに人生を規定して行くかに注目すると共
に、孤独、友情、恋愛、嫉妬、倫理、自裁等、作品に描かれた人間存在
の有り様を考える。「明治の精神」についても注目する。漱石の後期三
部作、「彼岸過迄」、「行人」に次ぐ三作目。テキスト(作品)を章立
てに従って読解して行くことにより、作品内容の理解を深める。
(3)授業計画
(1)文学について。
(2)順次、章を追って読解する。
(上)「先生と私」
(中)「両親と私」
(下)「先生と遺書」
全15回。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
関心を持った点について思いを深める。
インド
(4)成績評価の方法
期末のレポート(90%)と出欠(10%)により評価する。
◎問題発見・解決能力 テキストの予習、復習をする。
(5)履修上の注意
テキストを読みながら受講すること。
予習、復習及び自学自習を心がけること。
◎専門知識と応用力 学んだことに基づいて自学自習を行う。
◎専門外の知識
(6)質問,相談への対応
木曜日16時10分から16時30分までを面談時間とする。場所は非
常勤講師室。
時間割コード
文学から得られる文化的知識に注目する。
【教科書】
夏目漱石作「こころ」(岩波文庫)。
【参考書】
「新潮日本文学アルバム夏目漱石」新潮社。
01110
言語と表現
授業題目 漢文読解入門
授
業 英文授業名 Introduction to Chinese Classics Reading Comprehension
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・4時限
目
講義室 共通教育13講義室
授業形態
講義
備考
担当教員
松岡 俊裕
対象学生 全
(1)授業のねらい
中国古典文・古典詩(漢文・漢詩)の読解力を身に付ける。
関連する基礎的知識を習得し、かつ言語力を強化する。
(2)授業の概要
先ず重要句形等について教師が説明し、ついで受講生に当該句形等が
用いられている詩文を使って作られた問題文を解かせ、最後に教師が解
答を示しかつ補充説明する。
(3)授業計画
1返り点①② 2置き字、再読文字① 3再読文字②③ 4再読文字④、否
定① 5否定②③ 6否定④⑤ 7否定⑥⑦ 8否定⑧⑨ 9疑問・反語①② 10疑
問・反語③④ 11疑問・反語⑤⑥12疑問・反語⑦⑧ 13受身①② 14受身
③、使役① 15使役①、漢詩
(4)成績評価の方法
出席点(4割)、豆テスト(3割)、試験(3割)の成績等を総合的に評価す
る。出席点と豆テストを重視する。
(5)履修上の注意
予習を欠かさないこと。
毎回漢和辞典と国語辞典を持参すること(電子辞書も可)。
2/3以上の出席がないと不受講となります。
私語、携帯電話の使用は禁止。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン 多くの例文をきちんと理解し、真摯に授業を受けることで
ド
得られる。
◎言語能力
(6)質問,相談への対応
原則として授業終了直後に対応するが、事前に予約すれば研究室(全
学教育機構SGE南校舎4階)での対応も可。
[email protected]への連絡も可。
漢文法をきちんと身に着けることで獲得できる。
【教科書】
指定しない。毎回プリントを配布する。
【参考書】
『漢文法基礎 本当にわかる漢文入門』(二畳庵主人加地伸行著。『講
談社学術文庫』)『社会人のための漢詩漢文小百科』(田部井文雄等編。
大修館書店)『漢文入門』(小川環樹著。『岩波全書』)『漢文語法ハン
ドブック』(江連隆。大修館書店)『漢文が読めるようになる』(幸重敬
郎著。ベレ出版)『これならわかる返り点 入門から応用まで』(古田島
洋介著。『新典社新書』)『日本古代史を学ぶための漢文入門』(池田温
編。吉川弘文館)『中国名文選』(興膳宏著。『岩波新書』)『漢文脈と
近代日本』(齋藤希史著。『NHKブックス』)『漢文力』(加藤徹。中央公
論新社)『漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか?』(加藤徹著。『
光文社新書』)
漢和辞典と国語辞典類は初回に紹介する。
教養43
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
01111
授業題目
日本語学入門
県内大学開放授業
担当教員
言語と表現
授
業 英文授業名 Introduction to Linguistics of Japanese Language
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・3時限
目
講義室 共通教育51講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
「日本語学」は「日本語が上手になる」ための学問ではない。日本語とは
ような特徴をもつ言語なのか、どのような仕組みのうえに成り立つ言語なの
か、古典語から現代語までどのように変化してきたのか、を明らかにする学
問である。
「日本語学入門」と題する本講義では、知識を新たに暗記することを求め
るのではなく、授業毎に親しみやすい主題を立て、豊富な図版資料をもとに
「日本語学」という学問が持つ研究手法の特徴を分かりやすく紹介する。
受講生諸君には、個々の事実や知識よりも、「あたりまえな」対象にある
見過ごしがちな課題を「あたりまえでない」問題として提起すること、それ
を論理的に検討して妥当な結論を導き出すこと、の大切さを理解してもらい
たい。
(2)授業の概要
授業では毎回トピックを立て、「日本語の位置」「正しい日本語」「日本
語と「主語」」「日本語の方言」「キャラ語と役割語」「日本語の書記方向
」「日本語の表記と可読性」について、受講生が興味を持ちやすい話題を中
心に扱いながら、それぞれの分野の定説や最新の成果を平易に紹介する。
(3)授業計画
授業計画は以下のとおり。
1.イントロダクション
2∼3.日本語の位置
4.正しい日本語
5∼6.日本語と「主語」
7∼10.日本語の方言
11.キャラ語と役割語
12.日本語の書記方向
13.日本語の表記と可読性
14.補足とまとめ
15.筆記試験
対象学生 全
る学生が後を絶たないための措置であり、事実上、レポートを試験時間内に
書くことを求めている。
出席回数が規定に満たない場合は不可。出席していた場合でも筆記試験の成
績によっては不可となることがあるので注意すること。
(5)履修上の注意
遅刻や私語は厳禁なので、そうした学生は受講を見合わせてもらいたい。
他の学生に迷惑となる行為を改めない学生には退室、受講停止を求めること
がある。
参考書に挙げた文献は安価で入手も容易であり、内容も入門用として最適で
ある。履修にあたっては各自最低一冊を読了すること。
(6)質問,相談への対応
メールにて対応する。アドレスはe-Learningの授業のホームページにて案内
する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
日本語という身近な言語を改めて見直すことで常識にとらわれな
◎多様な文化受容マインド
日本語と諸外国語を比較することで多様な文化とその根幹にある
言語との関係を知る
【教科書】
指定しない。
授業中にプリントを配布する。
【参考書】
井上史雄『日本語ウォッチング』岩波新書1998 700円
金水敏『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』岩波書店2003 1575円
窪薗晴夫『アクセントの法則』岩波科学ライブラリー2006 1200円
黒田龍之助『はじめての言語学』講談社現代新書2006 740円 笹原宏之『日本の漢字』岩波新書2006 740円
真田信治『方言の日本地図』講談社+α文庫2002 780円
屋名池誠『横書き登場 日本語表記の近代』岩波新書2003 740円
山口仲美『日本語の歴史』岩波新書2006 740円
01112
県内大学開放授業
言語と表現
授業題目 古典文学の世界−恋愛裏事情Part.5−
授
業 英文授業名 Reading of Classic Japanese
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・3時限
目
講義室 共通教育20講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
何時の世も色恋にまつわる話題は尽きない。長年にわたって我々の心情を弄び、今なお弄ぶ「恋愛事情
」は、様々な形で文学の対象とされてきました。
そうした文芸作品を鑑賞することを通して、恋愛感情の不易と流行を読み取り、今と変わらぬご先祖様
の今と変わらぬ恋愛事情を垣間見ます。これまで秘め事として捉えられることの多い恋愛を主題に「楽しく
」「古典文学」に接することを主たる目的にします。そのためにも受講生の積極的な参加が強く望まれます。
ただし、一定の水準を保ちつつ授業は展開します。
高等学校までの古典好きはもちろん、古文の知識はセンター試験の会場に全て捨ててきた学生諸君も大
いに結構。肩の力を抜いて気楽に読んでいきましょう。ご先祖様の恋愛事情を知ることで、喰わず嫌いの
古典が少し身近に感じられるかもしれません。
古典好きの学生はもう少し奥深いオトナの古典の世界へ誘い、古典嫌いの学生諸君には古典嫌い解消の
きっかけになることをめざします。
古典の世界は今の私たちと分断された異次元の出来事ではなく、地下水脈のように延々と連なる大きな
流れになっている事実を「視て」「読んで」「触れて?」体感してみることです。
(2)授業の概要
代表的な古典作品を中心に1∼2回で取り上げる。それぞれの授業では以下に示すような事柄が意識さ
れ、全授業を通して達成されることが肝要である。
①恋愛という観点から古典作品を捉え、古代から現代は連続するものであり、そこに生きる人間の思考は、
表現手法こそ異なるけれども、基本的には不易である事実を受け止め、理解できる。古典作品を読む際に
は従来の解釈・文法至上主義などにとらわれず、表現の眼目となる部分を取り上げて丁寧に読む。
②授業の目的を達成するために、受講生には次のような観点が求められる。
a:日本文化の連続性
b:恋愛に対する素直な思考
c:古典文学に対する嫌悪感の排除
d:各自が抱く恋愛感情について考えること
e:他者と意見交換して考えを深めるコミュニケーションの力
f:共同で話し合いをする力・話題をまとめる力
③作品を「読み」「触れ」「視る」ことを通して、対象を多角的に捉える力をはぐくむ
このように対象を捉える力を、各自の専門領域で応用的に活用できる
(3)授業計画
№1.ガイダンス
№2.まずは想像・妄想・幻想―J-POPの歌詞を読む―
№3.神様はさすが……―『古事記』『日本書紀』の世界―
№4.戀情は巧に表現すべし―万葉・古今の恋歌―
№5.プレイボーイ業平―『伊勢物語』の恋事情―
(第1回課題レポート[次々週までに提出])
№6.日本にもいたシンデレラ姫…―『落窪物語』の恋情―
№7.華麗なる恋愛?―光源氏だって人間なんだ!―
№8.人生は繰り返す…―人妻に手を触れてはならぬ―
№9.滅び行く兵者の情愛―往生の物語・平家―
(第2回課題レポート[次々週までに提出])
№10.庶民は開放的―説話集の恋愛事情―
№11.歌謡の艶なる世界―川柳・俗謡―
№12.「現代若者恋愛短歌」を読む―戀の「思ひ」は不変―
№13.恋は盲目―『好色五人女』のお七―
№14.「見る者」と「見られる者」―「垣間見」での恋愛事情―
№15.古典文学と現代の恋愛事情―言葉の豊かさを獲得するために―
(最終課題レポート[提出期限は別途指示])
白井 純
◎問題発見・解決能力 い見方を養う
(4)成績評価の方法
平常点(20%)と筆記試験(80%)による。
筆記試験は論述形式とし、授業時間中に問題を告知する。
各自問題について勉強しておき、試験時間中に解答すること。但し、筆記試
験へのノート・プリント・参考資料の持ち込みはすべて不可とする。
この試験方法は、例年、インターネット上の情報を丸写しにして不合格にな
時間割コード
市民開放授業
担当教員
市民開放授業
西 一夫
対象学生 全
(4)成績評価の方法
授業内容を踏まえて、作品理解と問題意識、並びに論理的思考力をはかるための課題レポート[2回予定
](4割)、出席(2割)、最終課題レポート(4割)でもって綜合的に評価する。また、毎回授業時に授業内容
や各自の質問・疑問・授業への要望や苦情・改善点、さらには小課題を記述する「所感カード」の提出(出欠
確認を兼ねる)も綜合評価の対象となる。
なお、「最終課題レポート」を提出できる要件は次の通り。
①学期中に課している2回のレポートが提出済みであること
②出席回数が規定以上であること
③授業へ積極的に参加したという自負があること
(5)履修上の注意
成績評価の対象となる2回の課題レポートと最終課題レポートは、単なる授業の受講印象記のような内
容ではなく、(4)にも明記したように、作品の理解や、そこから抽出される問題点などを具体的課題と
して取り上げていることが肝要である。また論述も論理性と柔軟な思考力さらには創造力があきらかにな
るような手法が求められる。その際、【参照書】6・7などは参照されるべき書物である。
また、授業で出される小課題は翌週の授業までには必ず調べておくことが大切である。 (6)質問,相談への対応
原則的に授業時に直接おこなうのが望ましい。また授業後にも随時相談に応じます。個人的な相談・質
問の場合はメール(アドレス:[email protected])あるいは電話(238-4072西長野キャンパス)。
また、オフィスアワーを利用してもよい(長野[教育]キャンパスのM館408研究室)。対応可能な場合は、
その他の時間でも可。
なお、教育学部国語教育コース学生は学生生活や学修方法などの大学生活全般の相談にも随時乗ります。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マインド
従来の古典に対する認識を変革でき、より身近な存在と認識できる。
◎自己認識・自己啓発マインド
これまで以上に新たな古典の知識を身につけ、自らの生活に活用する能力を身につける。
◎言語能力
課題レポートによって、書記言語による論理力と豊かな創作力が獲得できる。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力,リーダーシップ グループ編成をした授業を予定する。グループでの話し合いで協調性を身につける。
【教科書】
特段の指定はない。毎時プリントで配布。
その他、映像資料・音楽資料や古写本等を補助教材として用いる予定。
e-ALPSを利用する。授業前日夜には更新情報を確認する事が大切である。
【参考書】
(主要な書籍のみ掲げる)
1.林望,恋の歌・恋の物語―日本古典を読む楽しみ―,初版,4-00-500398-2,岩波ジュニア新書,
2002年,919円
2.田中貴子・田中圭一,セクシィ古文,初版,978-4-8401-3436-1,メディアファクトリー新書,2010年
,720円
3.林望,古典文学の世界,初版,978-4-334-74788-6,光文社文庫,2010年,514円
4.大塚ひかり,快楽でよみとく古典文学,初版,978-4-09-825097-4,小学館101文庫,2010年,700円
5.西鶴研究会,西鶴が語る江戸のラブストーリー,初版,4-8315-1139-0,ペリカン社,2006年,1900円
6.本多勝一,日本語の作文技術,初版,4-02-260808-0,朝日文庫,1991年,430円
7.本多勝一,実戦・日本語の作文技術,初版,4-02-261053-0,朝日文庫,1994年,560円
その他随時、授業時に紹介。なお、1・3・4はオススメ!
教養44
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01113
県内大学開放授業
言語と社会
言語と表現
授
業 英文授業名 Language and Society
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育13講義室
担当教員
川上 尚恵
曜日・時限 火曜・5時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
「言語」と「社会」は誰にでも関わりのある身近なものですが、この二つ
がどのように関係し私たちの日常の中に表れているのか、ということを考え
ることはあまりないと思います。しかし、「私の話は意図した通りに相手に
伝わったのか?」「方言を使うことは恥ずかしいのか?標準語を使わなけれ
ばならないのか?」「日本語は特殊な言語なのか?」といった疑問はよく持
つのではないでしょうか。そういった疑問をきっかけにして、受講生自身の
言語や社会の中の言語的事象に対して様々な視点から考えることを促したい
と思います。
(2)授業の概要
本講義では、「言語」と「社会」にまつわる日常の疑問や現代の社会問題
を見据え、その理論的背景や事例を紹介します。また、受講生自身が考えな
がら学んでいけるよう、練習問題や毎回のクイズ(小テスト)を取り入れま
す。講義(15回)の前半では「言語」「コミュニケーション」「文化」の基
礎的な仕組みや特徴について学びます。後半では、日本語と日本社会を世界
における言語・社会の一つとしてとりあげ、日本語の多様な形や日本社会に
おける言語状況について理解します。講義を聞くだけでなく、受講生自身が
世界の多様な言語・社会・文化を担う一人の人間だという自覚を得、多言語
多文化への理解を深めるといったことを目標とします。
(3)授業計画
全15回を以下のように進めます。
1.ガイダンス
2∼4.言語の機能とコミュニケーション
5∼7.文化と言語の関わり
8.中間テスト
9∼10.日本語の特徴と変化
11∼12.多様な日本語
13∼15.社会のしくみと言語、言語教育の関わり
期末レポート(締切は1回目のガイダンスの際にお知らせします)
毎回講義の最後にクイズ(小テスト)を行います。
(4)成績評価の方法
出席(1割)、感想・質問・クイズ(2割)、中間テスト(3割)、期末
レポート(4割)で評価します。
時間割コード
市民開放授業
対象学生 全
備考
(5)履修上の注意
・20分以上の遅刻は欠席とみなします。
・講義のレジュメと資料は、毎週e-ALPSにアップしますので、プリントアウ
トをして講義に出席してください。
・毎回、次の講義内容に関する主要参考文献を紹介します。講義内容を理解
し、それについて自分で考える力をつけるためにも、参考文献はできるだけ
読むようにしてください。
(6)質問,相談への対応
講義内容に関しての質問は、講義終了後受け付けます。また、Eメール(
[email protected])・研究室(経済学部国際交流室)での対応もしま
す。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マインド
文化や言語のしくみを知ることによって、多様な文化・言語に対
する理解を深める
身近な事例を用いることで、今まで問題視されていなかった事柄
◎問題発見・解決能力 に対する気づきを促す
【教科書】
なし。毎回レジュメと資料を配布します。
【参考書】
1)黒田龍之介2004『はじめての言語学』講談社新書 ¥740 ISBN:4061497014
2)荒川洋平2009『日本語という外国語』講談社現代新書 ¥740 ISBN:406288013X
3)工藤真由美・八亀裕美2008『複数の日本語 方言からはじめる言語学』
講談社選書メチエ ¥1500 ISBN:4062584271
4)「外国につながる子どもたちの物語」編集委員会2009『クラスメイトは
外国人 多文化共生20の物語』明石書店 ¥1200 ISBN: 4750329665
5)鍋倉健悦1997『異文化間コミュニケーション入門』丸善ライブラリー ¥740 ISBN: 4621070479
そのほか、講義中、随時紹介します。
01114
県内大学開放授業
言語と表現
授業題目 日本語文法論
授
業 英文授業名 Study of Japanese Language on Grammar
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・4時限
目
講義室 共通教育63講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
科学リテラシーの一つとして、日本語の文法研究の成果を学ぶ。
また、日本語を理論的に考え、文法学的課題はどのように継承されて
来たかを学ぶ。母語の言語法則を探求する力を高める。
これを契機の一つとすることで、多様な文化受容マインドを抱いて世
界の言語と接触する能力を養う。
(2)授業の概要
次のことを行う。
・これまで学校教育に於いて、「学校文法」で獲得したこととは何かを
再把握する。
・日本語研究に於ける文法論の成果から、課題とするものの歴史と中核
となる問題が如何なるものであるか追究する。
・日本語の特徴について、品詞論、構文論の観点から、具体的に検討す
る。
石神 照雄
対象学生 全
参考文献、図書館での自己学習を踏まえ、問題を持続的に考え対話を
積極的に展開しようとする意欲ある学生の参加を望む。
また、講義ではあるが、授業中、グループを構成することにより、言
語事象の観察、問題点の把握、仮説提示等を協同して行うことを試みる。
(6)質問,相談への対応
授業後、並びにオフィスアワー(水曜16時30分17時30分)で対応する。
場所は、研究室。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
(3)授業計画
第1週:導入
第2:言語と非言語
第3−4週:意味と文法
第5−6週:文法学説と学校文法
第7−8週:語と品詞論
第9−10週:文と構文論
第11−12週:文章と連文
第13ー14週:文法研究の歴史
第15週:まとめ
担当教員
市民開放授業
日本語研究の分野の成果と歴史を知り、日常意識を超えた学
問的方法を獲得する。
◎多様な文化受容マイン 自覚的に母語としての日本語を反省し、言語文化の多様性と
ド
相対性を捉える力を養う。
◎専門知識と応用力 文法研究の成果と方法を学び、言語分析の能力を高める。
(4)成績評価の方法
課題(試験)と平常点による。
学期末の課題(80%)、中間の報告書を含む平常点(20%)。
(5)履修上の注意
文法学とは、意味の法則を自覚的に導き出す学問探究の継承と発展で
ある。単に研究用の術語を覚えることではない。
【教科書】
象は鼻が長い(三上章)くろしお出版
【参考書】
現代日本文法入門(小池清治)ちくま学芸文庫
国語構文論(渡辺実)塙書房
国語文法論(渡辺実)笠間書院
国語学原論(時枝誠記)岩波文庫(上下)
国語法研究(橋本進吉)岩波書店
日本文法論(山田孝雄)宝文館
日本文法学概論(山田孝雄)宝文館
日本語に主語はいらない(金谷武洋)講談社
山田文法の現代的意義(斉藤・大木)ひつじ書房
日本語の特質(佐久間鼎)くろしお出版
その他、講義時に指示する。
教養45
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
01115
授業題目
日本語の論理
県内大学開放授業
担当教員
言語と表現
授
業 英文授業名 Theory of Japanese Language
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・3時限
目
講義室 共通教育63講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
この授業は、科学リテラシーの一つとして、日本語研究の成果を通し
言語を科学的に考えるとはどういうことかの基礎を学ぶ。
また、ことばを反省的に捉える力を養うことで、世界の多様な言語に
於ける思想文化との関係を考える多様な文化マインドの涵養を目指す契
機とする。
(2)授業の概要
次のことを行う。
・言語が表現として持つ特徴について理解する。
・日本語研究の諸分野の成果と歴史を把握する。
・日本語の形式面の特徴とは何かを検討し、現代日本語について理解
を深める。
・日本語の内容面の特徴とは何かを検討し、現代日本語について理解
を深める。
石神 照雄
対象学生 全
次回予定の課題を示す。参考文献及び図書館での意欲的な自己学習を
期待する。
(6)質問,相談への対応
授業後、並びにオフィスアワー(水曜16時30分∼17時30分)で対応す
る。
場所は、研究室。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
日本語研究の成果と歴史を知ることにより、日常意識を超え
た学問的方法を獲得する。
◎多様な文化受容マイン 自覚的に母語としての日本語を反省することで、言語文化の
ド
多様性を捉える力を養う。
(3)授業計画
第1週:導入
第2週:言語と非言語
第3−4週:言語的伝達
第5−6週:日本語に於ける音声
第7−8週:日本語に於ける語彙
第9−10週:日本語に於ける文法
第11ー12週:日本語に於ける文字
第13ー14週:日本語と価値の関係
第15週:まとめ
◎専門知識と応用力 日本語研究の諸分野の成り立ちと成果の概要を知る。
【教科書】
資料配付
【参考書】
日本語 上下(金田一春彦)岩波新書
日本語はどういう言語か(三浦つとむ)講談社学術文庫
なんのための日本語(加藤秀俊)中公新書
日本語の将来(梅棹忠夫)NHKブックス
漢字の未来(野村雅昭)三元社
(4)成績評価の方法
漢字と日本人(高島俊男)文春新書
課題(試験)平常点よる。
戦後日本漢字史(阿辻哲次)新潮選書
学期末の課題(80%)、中間の報告書含む平常点(20%)。
国語学原論(時枝誠記)岩波文庫、上下
国語学原論 続編(時枝誠記)岩波文庫
(5)履修上の注意
講義ではあるが、授業中、グループを構成することにより、言語事象 国語語の近代化(安田敏朗)中公新書
の観察、問題点の把握、仮説提示等の行為を協同して行うことを試みる。 漢字が日本語をほろぼす(田中克彦)角川SSC新書
その他、講義時に指示する。
時間割コード
01116
県内大学開放授業
言語と表現
授業題目 日本語の論理
授
業 英文授業名 Theory of Japanese Language
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・3時限
目
講義室 共通教育63講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
この授業は、科学リテラシーの一つとして、日本語研究の成果を通し
言語を科学的に考えるとはどういうことかの基礎を学ぶ。
また、ことばを反省的に捉える力を養うことで、世界の多様な言語に
於ける思想文化との関係を考える多様な文化マインドの涵養を目指す契
機とする。
(2)授業の概要
次のことを行う。
・言語が表現として持つ特徴について理解する。
・日本語研究の諸分野の成果と歴史を把握する。
・日本語の形式面の特徴とは何かを検討し、現代日本語について理解
を深める。
・日本語の内容面の特徴とは何かを検討し、現代日本語について理解
を深める。
(3)授業計画
第1週:導入
第2週:言語と非言語
第3−4週:言語的伝達
第5−6週:日本語に於ける音声
第7−8週:日本語に於ける語彙
第9−10週:日本語に於ける文法
第11ー12週:日本語に於ける文字
第13ー14週:日本語と価値の関係
第15週:まとめ
担当教員
石神 照雄
対象学生 全
次回予定の課題を示す。参考文献及び図書館での意欲的な自己学習を
期待する。
(6)質問,相談への対応
授業後、並びにオフィスアワー(水曜16時30分∼17時30分)で対応す
る。
場所は、研究室。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
日本語研究の成果と歴史を知ることにより、日常意識を超え
た学問的方法を獲得する。
◎多様な文化受容マイン 自覚的に母語としての日本語を反省することで、言語文化の
ド
多様性を捉える力を養う。
◎専門知識と応用力 日本語研究の諸分野の成り立ちと成果の概要を知る。
【教科書】
資料配付
【参考書】
日本語 上下(金田一春彦)岩波新書
日本語はどういう言語か(三浦つとむ)講談社学術文庫
なんのための日本語(加藤秀俊)中公新書
日本語の将来(梅棹忠夫)NHKブックス
漢字の未来(野村雅昭)三元社
(4)成績評価の方法
漢字と日本人(高島俊男)文春新書
課題(試験)平常点よる。
戦後日本漢字史(阿辻哲次)新潮選書
学期末の課題(80%)、中間の報告書含む平常点(20%)。
国語学原論(時枝誠記)岩波文庫、上下
国語学原論 続編(時枝誠記)岩波文庫
(5)履修上の注意
講義ではあるが、授業中、グループを構成することにより、言語事象 国語語の近代化(安田敏朗)中公新書
の観察、問題点の把握、仮説提示等の行為を協同して行うことを試みる。 漢字が日本語をほろぼす(田中克彦)角川SSC新書
その他、講義時に指示する。
教養46
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01118
藤村「破戒」について
言語と表現
授
業 英文授業名 On Toson's Hakai
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育43講義室
担当教員
橋浦 史一
曜日・時限 木曜・4時限
授業形態
講義
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
日本近代文学の名作を取り上げて、読解、説明することにより、人間の
あり方に対する理解を深める。
文学作品を読むとはどういうことかを具体的に考えると共に、作品の内
容が何を読者に伝えようとしているのかを把握することを目的とする。
(2)授業の概要
島崎藤村の「破戒」を取り上げる。文学史上名高い「破戒」誕生までを
考察した後に、作品の読解、説明をおこなう。
藤村は、小諸での生活の中で、第四詩集「落梅集」を出版した後、小説
家へ転身する。その過程の中で「千曲川のスケッチ」や「緑葉集」にま
とめられる短編小説等を表わした。いずれも小説家として立つための修
練であった。
小諸時代の藤村について、「破戒」によって文壇に認められるまでをそ
の経緯を含めて講述する。
(3)授業計画
(1)藤村と小諸。「落梅集」について。
(2)詩人から小説家へ。「雲」。
(3)「千曲川のスケッチ」。
(4)短編小説とフランス自然主義。
(5)「破戒」について。
全15回。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
関心を持った点について思いを深める。
インド
(4)成績評価の方法
期末のレポート(90%)と出欠(10%)により評価する。
◎問題発見・解決能力 テキストの予習、復習をする。
(5)履修上の注意
テキスト(作品)を読みながら受講すること。
予習、復習及び自学自習を心がけること。
◎専門知識と応用力 学んだことに基づいて自学自習を行う。
◎専門外の知識
(6)質問,相談への対応
木曜日16時10分から16時30分までを面談時間とする。場所は非
常勤講師室。
時間割コード
文学から得られる文化的知識に注目する。
【教科書】
島崎藤村作「破戒」、「千曲川のスケッチ」(岩波文庫)。
【参考書】
「新潮日本文学アルバム島崎藤村」新潮社。
01120
言語と表現
授業題目 中国古典小説
授
業 英文授業名 Chinese Classical Novel
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育62講義室
担当教員
松岡 俊裕
曜日・時限 水曜・4時限
授業形態
講義
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
中国の白話小説に対する理解を深めるとともに、広く中国の古代文化
に対しても新しい知見を取得する。
(2)授業の概要
中国の四大章回体長編白話小説の一つで、明代に出現した「妖魔小説
」『西遊記』(呉承恩?著)全般について講義する。
作者の執筆意図は? なぜ猿なのか? なぜブタなのか? では沙悟浄
は?
(3)授業計画
1イントロダクション 2∼14講義(あらすじ、日本語訳、作者問題、
モチーフなど) 15まとめ 16試験
(4)成績評価の方法
出席点(3割)、豆テスト(3割)、試験(3割)及びレポート(1割)の成績等
を総合的に評価する。出席点を重視する。
(5)履修上の注意
毎回該当箇所の予習を欠かさないこと。
毎回漢和辞典と国語辞典を持参すること(電子辞書も可)。
2/3以上の出席がないと不受講となります。
私語、携帯電話の使用は禁止。
(6)質問,相談への対応
原則として授業終了直後に対応するが、予約すれば研究室(全学教育
機構SGE南校舎4階下)での対応も可。
[email protected]への連絡も可。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン 授業に真摯に取り組むことで、特に中国の古代文化に対す
ド
る理解が深まる。
【教科書】
『西遊記1』(中野美代子訳。『岩波文庫』。860円) 他にプリントを
配布する。
【参考書】
『西遊記2∼10』(中野美代子訳。『岩波文庫』) 『西遊記―トリック
・ワールド探訪』(中野美代子著。『岩波新書』) 『中国の妖怪』(中野
美代子著。『岩波新書』) 『西遊記の秘密―タオと煉丹術のシンボリズ
ム』(中野美代子著。『岩波現代文庫』) 『孫悟空の誕生―サルの民話
学と「西遊記」』(中野美代子著。『岩波現代文庫』) 『孫悟空はサル
かな?』(中野美代子著。日本文芸社) 『三蔵法師』(中野美代子著。『
中公文庫』) 『西域記―玄奘三蔵の旅』(玄奘著、桑山正進著・訳、中
野美代子。『小学館地球人ライブラリー』) 『玄奘三蔵―西域・インド
紀行』(慧立等著、長澤和俊訳。『講談社学術文庫』) 『西遊記』の神
話学―孫悟空の謎』(入谷仙介著。『中公新書』) 『西遊記解体新書』
(マジックモンキーズ編。光栄) 『まるわかり! 西遊記』(コーエー出版
部) 『中国の神さま―神仙人気者列伝』(二階堂善弘著。『平凡社新書
』) 『西遊記』(武田雅哉著。『第三文明社少年少女希望図書館』) 『
猪八戒とあそぼう!―絵本・演劇・造形』(武田雅哉著。歴史民俗博物館
振興会) 『猪八戒の大冒険―もの言うブタの怪物誌』(武田雅哉著。三
省堂) 『西遊記の研究』(太田辰夫著。研文出版) 『「西遊記」形成史
の研究』(磯部彰著。創文社) 『「西遊記」受容史の研究』(磯部彰著。
多賀出版) 『西遊記動物園』(実吉達郎著 六興出版) 『西遊記の構造
』(新風舎。西孝二郎) 『唐僧取経図冊』(磯部彰編。二玄社『東アジア
善本叢刊』第1冊) 『宋版 大唐三蔵取経詩話』(太田辰夫訳。磯部彰解
題。汲古書院) 『中国歴史小説研究』(小松謙。汲古書院『汲古選書』
27) 『伊藤漱平著作集Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』(汲古書院) 『明清章回小説研究』
(丸山浩明著。汲古書院) 『中国文学の比較文学的研究』(古田敬一編。
汲古書院) 漢和辞典と国語辞典類は初回に紹介する。
教養47
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
01122
時間割コード
授業題目
市民開放授業
現代女性文学を読む
言語と表現
授
業 英文授業名 Reading of female literature of present age
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・2時限
目
講義室 共通教育42講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
現役女性作家によって書かれた現代小説を読み解く作業を通じて、小
説の読解力とあわせて、小説表現を介して「現代」について考える力を
養う。また、講義での学習(成果)を生かして、現代小説を読み・論じ
る力を身につける。
担当教員
松本 和也
対象学生 全
教科書は必ず購入し、授業進度にあわせて「通読」した上で授業にの
ぞむこと。また、小説を読むだけでなく、「考え」、「書く(論じる)
」ことも要求されるので注意すること。
(6)質問,相談への対応
木曜日14:40-15:40をオフィスアワーとする。研究室は、人文棟3F。
(2)授業の概要
現役女性作家によって書かれた最近の小説から、特徴的な作品6編を
とりあげ、その作家・作品について概説した上で、小説表現の特徴や主
題の特異性などについて論じる。その上で、「現代」(の諸相)に関わ
るモチーフについて講義する。また、受講生自ら、現代小説を読み、論
じる作業を通じて、読解・思考力を高める。
(3)授業計画
1.ガイダンス∼授業概要紹介
2.イントロダクション
3.小川洋子「完璧な病室」Ⅰ
4.小川洋子「完璧な病室」Ⅱ
5.川上弘美「物語が、始まる」Ⅰ
6.川上弘美「物語が、始まる」Ⅱ
7.鹿島田真希『六〇〇〇度の愛』Ⅰ
8.鹿島田真希『六〇〇〇度の愛』Ⅱ
9.西川美和『ゆれる』Ⅰ
10.西川美和『ゆれる』Ⅱ
11.多和田葉子「海に落とした名前」Ⅰ
12. 多和田葉子「海に落とした名前」Ⅱ
13. 川上未映子『乳と卵』Ⅰ
14. 川上未映子『乳と卵』Ⅱ
15. 女性作家の現代小説・まとめと展望
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎言語能力
(4)成績評価の方法
授業時のワークシート(60%)およびミニ・レポート(40%)によっ
て総合的に評価する。
(5)履修上の注意
時間割コード
小説を読み解くことと、読み解いた小説について書くことを
通じて
【教科書】
松本和也『現代女性作家論』(水声社、2011)、他は授業時に指示する。
【参考書】
倉田容子『語る老女 語られる老女』(学芸書林、2010)、『大正女性
文学論』(翰林書房、2011)、土田知則他『文学理論のプラクティス』
(新曜社、2001)、関礼子『女性表象の近代』(翰林書房、2011)、上
野千鶴子『生き延びるための思想』(岩波書店、2006)、上野千鶴子『
女ぎらい』(紀伊國屋書店、2010)、佐伯順子『「色」と「愛」の比較
文化史』(岩波書店、2010)
他は、適宜授業時に紹介する。
01123
県内大学開放授業
言語と表現
授業題目 言語教育の観点から学ぶ人間と世界
授
業 英文授業名 Advanced Seminar for Freshmen of Language Education
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 火曜・4時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
担当教員
市民開放授業
西 一夫 他
対象学生 全
(1)授業のねらい
教育学部言語教育講座に所属する教員は、国語科教育学、日本語学、
日本文学、英語科教育学、英語学、英米文学、そして国際理解教育を専
門とする教員から構成されているが、個々の専門は異なっていても、全
員に共通するのは日本語や英語をはじめとする、世界の様々な「ことば
」を研究対象の一つとしていることである。
この授業の目的は、私たちを取り巻く世界の様々な事象を「ことば」
を切り口に解明できるようになることである。したがって、この授業を
担当する教員の立場からは、主として教育学部言語教育専攻の学生の受
講を期待するが、「ことばの教育」に関心を持つ学生なら誰でも受講可
能である。
12.シェイクスピア“で”考える②
13.国語を教えること、そのもうひとつの意味①
14.国語を教えること、そのもうひとつの意味②
15.ことばを歌から捉え直す―『百人一首』を読む―
(2)授業の概要
「ことば」そのものの性質を解明しようとする日本語学、英語学、「
ことば」を媒体に私たち人間の内的・外的世界の表現を目指す芸術であ
る文学、また、教育の場においてこれらの成果を応用して実践的な研究
をする国語科教育学、英語科教育学、あるいは国際理解教育は、それぞ
れどのような目的や方法を持って研究を進めているのだろうか。学生諸
君が2年生以降各分野に進んだ後の学習に資するよう、それぞれの分野
に属する教員が輪番で授業を行なう。
(5)履修上の注意
授業に出席するだけでなく、授業外の学習も重要である。与えられた
課題をきちんと提出すること。
(3)授業計画
※第2∼15週の講義内容や順序は入れ替わることがあります。
1.ガイダンス(言語教育から見る意図と授業構成)
2.言葉を超えて文化を超えて異文化間交流を考える
3.コミュニケーションと第二言語
4.英語科教育と文化
5.ことばを捉える①―空耳から学ぶ言語学―
6.ことばを捉える②―空耳から学ぶ言語学―
7.日常の言葉の背後にある規則
8.ムーミンを国語教育的に読み解く
8.近代文学入門①―小説の書き出しと終わり―
9.近代文学入門②―小説の書き出しと終わり―
10.第二言語習得と個人差要因
11.シェイクスピア“で”考える①
(4)成績評価の方法
1出席状況 (25%)
2授業時の課題への取り組み方 (25%)
3レポート(第15週に告知)(25%)
4自己評価の提出 (25%)
以上を総合的に(=均等な割合で)評価する。
(6)質問,相談への対応
各授業時にそれぞれの教員が連絡方法などを指示する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎言語能力
日本語や英語という言語の深い理解
◎多様な文化受容マイン
日本語と英語の様々な面から対比を通しての獲得
ド
【教科書】
指定しない(適宜プリントを配布する予定)
【参考書】
指定しない(適宜紹介する)
教養48
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01124
県内大学開放授業
日本語の意味と文法
担当教員
言語と表現
授
業 英文授業名 Study of Japanese Language on Meaning and Grammar
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育54講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
科学リテラシーの一つとして、日本語研究の成果と方法を実践的に学
ぶ。
具体的には現代日本語について意味研究の観点から検討する。
また同時に、日常の言語活動を反省的に捉えることで、日本語表現の
価値について理解を高め、多様な言語文化受容マインドの涵養を目指す。
石神 照雄
対象学生 全
次回予定の課題を示す。
参考文献及び図書館での意欲的な自己学習を期待する。
(6)質問,相談への対応
授業後、並びにオフィスアワー(水曜16時30分∼17時30分)で対応す
る。
場所は、研究室。
(2)授業の概要
次のことを行う。
・言語的表現と言語的伝達の基礎を理解する。
・言語研究の諸領域と意味研究の関係を把握する。
・語に於ける意味とは何かについて、品詞論的成果を獲得する。
・文に於ける意味とは何かについて、構文論的成果を獲得する。
・文章に於ける意味とは何かについて、文章論的成果を獲得する。
・表現と価値の関係について考える。
(3)授業計画
第1週:導入
第2週言語と非言語
第3−4週:日本語の構造
第5−6週:「語」と「文」と「文章」
第7−8週:品詞から見た言語の意味と文法
第9−10週:構文から見た言語の意味と文法
第11−12週:文章から見た言語の意味と文法
第13−14週:表現に於ける意味と価値
第15週:まとめ
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
日本語研究の成果と歴史を知ることにより、日常意識を超え
た学問的方法を獲得する。
◎多様な文化受容マイン 自覚的に母語としての日本語を反省し、言語文化の多様性と
ド
相対性を捉える力を養う。
日本語の構造と意味について日本語学の成果を獲得し、日本
◎専門知識と応用力 語の分析力を高める。
【教科書】
資料配付
【参考書】
日本人の発想、日本語の表現(森田良行)中公新書
日本語の論理(山口明穂)大修館書店
日本語 上下(金田一春彦)岩波新書
(5)履修上の注意
講義ではあるが、授業中、グループを構成することにより、言語事象 日本語はどういう言語か(三浦つとむ)
の観察、問題点の把握、仮説提示等の行為を協同して行うことを試みる。 国語学原論(時枝誠記)岩波文庫(上下)
その他、講義時に指示する。
(4)成績評価の方法
課題(試験)と平常点による。
学期末の課題(80%)、中間の報告書を含む平常点(20%)。
時間割コード
01125
言語と表現
授業題目 語彙から見た日本語
授
業 英文授業名 Lexicology on Japanese
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育13講義室
県内大学開放授業
担当教員
市民開放授業
沖 裕子
曜日・時限 火曜・2時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
人間の文化を根底から支えるものは、言語である。日常卑近な言語の
中にこそ、その文化が気づかずに有している発想の源がある。
本講義の目標は、日本語の語彙について言語学的に学ぶことによって、
人間言語のありかたと発想を深く理解することにある。
また、世界の言語のひとつとして日本語を言語学的、語彙論的に理解
することで、日本語を外国人に説明する力や、児童・生徒の国語力を育
てるための基礎力という応用的な力を得ることにもつなげる。
(2)授業の概要
教科書に沿って、講義を行う。言語における語彙とは何か、また、そ
れをどのように考察していくのか、対象と方法をよく理解することが重
要である。教科書巻末に参考文献一覧があるので、講義で得た力を用い
ながら、さらに各自の力で読み解いていくことが望ましい。
(3)授業計画
下記の計画で、講義を行う。
第1週 言語における語彙の重要性(ガイダンス)
第2週 語の成り立ち
第3週 語の分類
第4週 さまざまな語彙
第5週 語と意味関係
第6週 語と意味関係
第7週 語と意味関係
第8週 語と意味関係
第9週 ことばの変化
第10週 ことばの変遷
第11週 ことばの位相
第12週 ことばの位相
第13週 ことばと社会
第14週 語を使用することについて
第15週 まとめ(語彙からみた日本語)
対象学生 全
備考
(4)成績評価の方法
出席と授業中の態度(3割)、最終試験(7割)の比率で総合的に評
価する
(5)履修上の注意
①教科書は、精読すること。
②「講義を聴いてノートをとり、自習において必要な補修・補完を行う
」という基本的作業に心がけ、習熟・習慣化することに努めること。
③問題意識を明確にし、自分自身で観察し考える習慣を身につけること。
④受講制限が必要な場合は、初回授業の出席状況を重視する。
(6)質問,相談への対応
授業中にできなかった個別の質問は、授業後の教室にて受け付ける。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎言語能力
日本語の詳細な観察によって養う。
◎問題発見・解決能力
日本語の詳細な観察方法を学び、語彙について思考をめぐら
すことで養う。
◎専門知識と応用力 教科書と講義を咀嚼することで身につける。
◎環境基礎力
人間を人間たらしめている基礎的な環境である言語の理解を
通して身につける。
【教科書】
沖森卓也・木村義之・田中牧郎・陳力衛・前田直子(2011)『図解日本
の語彙』三省堂
【参考書】
教科書内の主要参考文献すべて。その他は、講義中に適宜紹介する。
教養49
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01126
県内大学開放授業
謎解き・日本語の歴史
担当教員
言語と表現
授
業 英文授業名 How to think about the Historical Linguistics of Japanese Language
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育71講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
知識を得ることよりも「考える」ことに重点をおく。「科学」としての言
語史研究では、どのように扱うのか、その学問工房の現場を「見学」し「
擬似体験」してもらう。様々な学部の学生諸君が受講することを考え、ま
た、本だけを読んで得られるのとは違う、授業ならではの動的・双方向的
な場を共有することで、思考プロセス(謎解きプロセス)自体を理解する
ことの楽しさを体得してもらいたい。
(2)授業の概要
日本語(言語)の音・かたち・文法など様々に面において、トピックとな
ることをとりあげ、それを考察していく。具体的にはテキストのトピック
を「従」として、その理解を促がす解説を「主」としながら授業をすすめ
ていく。よって、事前にテキストを読んでくることが前提となる。テキス
トには短いエッセイがいくつかあるが、どのエッセイを扱うかは、前の授
業で指示する。
(3)授業計画
この講義は、喩えていえば、スタジオ録音をCDで再生するものではな
く、即興性の高いライヴである。受講生が講義の進展に参加する「参加型
授業」ですから、授業中の質問は大歓迎。また、授業参加者は、毎回、そ
の日の授業のポイントと質問(なければ感想)を書いて提出。これは、最
低限の「双方向性」を実現するためのもの。一方的な授業では、誤解は放
置され、質問は封鎖され、時間の浪費に過ぎない。本授業では量よりも質
を重視しするので、授業参加者全員が十全に理解できるまで、解説・説明
・質問を加えることを厭わない。よって、以下に示す授業内容にかける時
間は区々になり、また順序が入れ替わったり、話の進み具合でテキストに
はない別の話題が入ったりする。
市民開放授業
山田 健三
対象学生 全
鳥の名前と鳴き声
ブタの語源
・試験(第15週)
(4)成績評価の方法
筆記試験が全てである。
が、毎回双方向で行う議論のプロセス理解や、提出するリアクション・ペ
ーパーに対する回答・注意が、試験での前提となる。
(5)履修上の注意
特にない。事前にテキストを購読し、遅刻せずに授業に積極的に参加でき
れば、それでよい。
なお、単位互換により受講しようとする他大学生については、受講理由書
を提出の上、本学の学生の受講に支障がない範囲で、若干名認めるので、
必ず受講理由書(任意の形式でよい)を提出すること。
(6)質問,相談への対応
基本は、講義中の質問および受講シートで対応する。
授業外での対応は、口頭・メールなどでアポイントメントをとってから。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
言語分析を通して得られた術語を理解する
◎問題発見・解決能力 実際に言語分析を試みる
・ガイダンス(第1週)
・音に関するはなし(第2∼7週)
「言語音」を記述するのはどうするのか?
古代日本語のハ行子音は [p] だった?
濁音の不思議
・文法に関するはなし(第8∼11週)
変格活用・不規則変化はなぜあるのだろう?
・語史・語源に関するはなし(第12∼14週)
時間割コード
◎自己認識・自己啓発マ
身の回りにある「当たり前のこと」を客観視する
インド
【教科書】
テキストはe-Learning等で配布する。
【参考書】
黒田龍之介『はじめての言語学』講談社新書
01127
言語と表現
授業題目 太宰治を読む
授
業 英文授業名 Reading of Osamu Dazai
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育12講義室
市民開放授業
担当教員
松本 和也
曜日・時限 金曜・1時限
授業形態
講義
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
近代文学について考えるにあたり、今なお「現役」さながらの「活躍
」をつづける作家・太宰治(1909∼1948)をとりあげる。現役当時の作
家イメージや作品の読み方を学ぶと同時に、現代における人気(映像化
・現代小説への影響)についても考える。
(5)履修上の注意
教科書は必ず購入し、授業進度にあわせて「通読」した上で授業にの
ぞむこと。なお、抽象度の高い議論も含まれるので、受講生には意欲的
な姿勢が求められる。他に旧制高校記念館(あがたの森)を各自で見学
した上での、レポート作成が課される。
(2)授業の概要
近年の映像作品を参照しながら太宰治について概説した上で、テキス
トに即して、昭和10年前後の太宰治をめぐって、1)作家イメージの形
成と流通、2)作品の読解、を2本柱として講義していく。また、補足
的に現代メディアや現代文学と太宰治の関わりについても講義し、現代
(社会)への影響も測定する。
(6)質問,相談への対応
木曜日14:40-15:40をオフィスアワーとする。研究室は、人文棟3F。
(3)授業計画
1.ガイダンス∼授業概要紹介
2.イントロダクション∼作家紹介
3.今日の作家イメージ∼映像化される太宰治
4.太宰治の主体形成と旧制高校文化
5.太宰治イメージの形成Ⅰ
6.太宰治イメージの形成Ⅱ
7.太宰治イメージの形成Ⅲ
8. 現代メディアのなかの太宰治
9. 太宰治作品読解Ⅰ∼「彼は昔の彼ならず」
10.太宰治作品読解Ⅱ∼「道化の華」
11.太宰治作品読解Ⅲ∼「ダス・ゲマイネ」
12. 太宰治作品読解Ⅳ∼「狂言の神」
13.太宰治と現代文学Ⅰ∼伊坂幸太郎ほか
14.太宰治と現代文学Ⅱ∼森見登美彦ほか
15.まとめと展望
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎言語能力
(4)成績評価の方法
旧制高校記念館の見学レポート(20%)・授業内容に関する確認レポ
ート(30%×2)・授業時のワークシート(20%)によって総合的に評
価する。
小説を読み解くことと、読み解いた小説について書くことを
通じて
【教科書】
松本和也『昭和十年前後の太宰治』(ひつじ書房、2009)、他は授業時
に指示する。
【参考書】
中村三春『花のフラクタル』(翰林書房、2012)、高田明典『物語構造
分析の理論と技法』(大学教育出版、2010)、小方孝・金井明人『物語
論の情報学序説』(学文社、2010)、『私の太宰、その魅力』(東奧日
報社、2009)、相馬明文『太宰治の表現空間』(和泉書院、2011)、東
郷克美・渡部芳紀編『作品論 太宰治』(双文社出版、1974)、廣野由
美子『一人称小説は何か』(ミネルヴァ書房、2011)
他は、適宜授業時に紹介する。
教養50
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01129
恋愛小説を読むー比較文学への招待ー
言語と表現
授
業 英文授業名 Introduction to Comparative Literature
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・3時限
目
講義室 共通教育37講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
<比較文学>とは文学研究の一つの方法ないし態度のことで、簡単に
言えば、一つの国に視界を限るのではなく、様々な国の文学の関係につ
いて――また、国境をまたいで認められる文学的事象について――考え
てみようじゃないか、ということです。更に、文学と文学以外の諸芸術
の関係にも新たな光をあてようとするものです。この授業では、優れた
恋愛小説を読みながら<比較文学>的スタイルを身につけ、文化を多角
的に捉える広い視野と柔軟な思考力を養うことを目指します。
(2)授業の概要
今年は日本語で書かれた二つの恋愛小説を取りあげます。一つは大岡
昇平『武蔵野夫人』、もう一つは村上春樹『ノルウェイの森』です。こ
の二つの作品を、欧米の文学(スタンダール、プルースト、フィッツジ
ェラルド、「教養小説」の作家たち etc.)との関わりに留意しながら
読解し、小説という言語芸術と恋愛との関わりについて考えます。様々
な恋愛論(例えば、ジャン=リュック・ナンシーという現代の哲学者の
それ)も紹介することになるでしょう。なお、この授業の担当者は「愛
の誓いって何?」「なぜ恋する人は嫉妬に苦しむの?」「そもそも恋愛
の渦中にある人がのんきに恋愛小説を読んだりするの?」といった問を
念頭に置いて講義を進めることでしょうが、恋愛に成功するための
know-howを伝授しようとするものではありません。それを彼に求めるの
は酷です。なお、学期中に小レポートを2本提出してもらいます。
(3)授業計画
第1回 オリエンテーション
第2回 概説「比較文学とは?」
第3回 概説「恋愛と文学」
第4回 『武蔵野夫人』読解(1)
第5回 『武蔵野夫人』読解(2)
第6回 『武蔵野夫人』読解(3)
第7回 『武蔵野夫人』読解(4)
第8回 『武蔵野夫人』読解(5)
第9回 恋愛小説と恋愛映画、どうちがう?
第10回 『ノルウェイの森』読解(1)
第11回 『ノルウェイの森』読解(2)
時間割コード
担当教員
澁谷 豊
対象学生 全
第12回 『ノルウェイの森』読解(3)
第13回 『ノルウェイの森』読解(4)
第14回 『ノルウェイの森』読解(5)
第15回 まとめと展望
(受講生の関心と理解度に応じて予定を変更する可能性があります。)
(4)成績評価の方法
二本のレポートにより評価を出します。(50%+50%)
出席数が全授業数の三分の二以上ない学生は評価の対象になりません。
(5)履修上の注意
比較文学に関する予備知識は求めません。ただし、『武蔵野夫人』と
『ノルウェイの森』はじっくり読みこんだ上で授業に臨んでください。
また、この二つの作品以外にもいろんな小説・評論(もちろん、授業中
に紹介します)を読んでいただかないと、良いレポートを書くことは難
しいでしょう。なお、この授業では、外国の文学作品を扱う場合は原則
として日本語訳を用います。
(6)質問,相談への対応
メールでランデ・ヴーをとること。[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン
様々な国の文学・文化の関係を学ぶことによって。
ド
【教科書】
大岡昇平『武蔵野夫人』新潮文庫
村上春樹『ノルウェイの森』(上下巻)講談社文庫
【参考書】
教場で指示します。
01130
言語と表現
授業題目 方言研究入門
授
業 英文授業名 Introduction to dialectology
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・2時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
日本の方言についての体系的な知識を伝えるのが最大の目標である。そ
の結果として言語一般に対する洞察を得ることが期待される。
日本には豊かな方言のバリエーションがあり、それぞれに尊重すべき価
値があることを学び取ってほしい。
(2)授業の概要
方言とは何か、言語と方言の違いから始まって、言語の本質について述
べる。言語にはいろいろな側面があるが、それぞれの側面から方言を観
察するとどのようなことが分るだろうか。
方言研究にはさまざまな手段が用いられる。それらについて述べること
は言語を探求するためにどのようなアプローチがあるかを述べることに
つながる。
また、そのようにして明らかにされた方言(言語の体系)をすべての日本
語の話者が持っていることを受講者が実感することによって方言に対す
る理解を深める。自分の言語に客観的に対峙する能力を身につけること
によって言語一般に対する洞察を持つ。
(3)授業計画
第1∼2週 方言とは何か、言語とは何か
第3∼5週 方言と音声
第6∼8週 方言と文法
第9∼11週 方言と語彙
第12∼13週 新しい方言
第14∼15週 方言に対する新しいアプローチ
担当教員
澤木 幹栄
対象学生 全
毎日の生活で耳にしたり、目にしたりすることばに注意を払う。
授業で言及した参考図書を課外の時間にできるだけ読む。
(6)質問,相談への対応
メール([email protected])とe-alps上に設置するフォーラムを活
用してください。
オフィスアワーは火曜日12時半∼13時20分です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎言語能力
(4)成績評価の方法
毎回の授業で理解度を計るためのテストを行う。(50%の比重)
期末に全体の理解度を測るためのテストを行う。(50%の比重)
自分の言語を内省する力を身につける
◎多様な文化受容マイン
複雑にして高度な体系が方言にあることを知ることによる
ド
(5)履修上の注意
毎回の授業で資料を配布するので、教科書とともによく読み活用するこ
と。
【教科書】
日本の方言地図、徳川宗賢、中公新書、756円
【参考書】
授業で適宜指定する。
教養51
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01178
県内大学開放授業
日本語教育学ゼミ
言語と表現
(1)授業のねらい
第二言語としての日本語を教育したり学習したりすることについて、基
本的な事がらを学ぶ授業です。特に、"外国人日本語学習者の日本語習
得"に焦点を当て、受講学生の外国語学習経験との比較も交えながら、
日本語教育の世界について知り、理解を深めます。そして、日本語教師
に求められる言語能力や指導技術、資質を理解し、さらには自身の言語
学習や、外国人への日本語面でのサポートのあり方についても考えます。
坂口 和寛
担当教員
授
業 英文授業名 Seminar on Teaching Japanese as a Foreign Language
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・1時限
目
講義室 共通教育401演習室
授業形態
演習
備考
対象学生 全
出席状況(20%)・授業への参加態度(30%)・期末レポート(50%)
(5)履修上の注意
教員が一方的に説明をする講義形式の授業ではありません。受講学生は、
教科書の精読や補足的な下調べなどを十分に行って、授業での発表やデ
ィスカッションに臨む必要があります。
また、授業内では、発表担当者や教員への質問や意見のほか、ペアワー
クやグループワークを用いて学生間の意見交換を行います。誤りかどう
かを気にせず自分なりの考えを述べるなど、授業へ積極的に参加するこ
とを望みます。
(2)授業の概要
第二言語習得の理論や考え方について基礎的な事がらを教科書で学びつ
つ、外国人日本語学習者の日本語学習・習得の特徴について理解します。
そして、日本語教師の役割や日本語指導の方法、学習対象となる日本語 (6)質問,相談への対応
の特徴についても学びます。以上のように第二言語としての日本語教育 火曜日の午後12時から午後1時までをオフィスアワーとし、質問や相談
について理解を深めていきますが、日本語教育学を学ぶうえで必要な基 には研究室で対応します。研究室の場所は、人文学部棟の3階です。
本的概念も同時に身につけます。授業は演習形式で、担当学生が教科書
内容の解説を中心とした発表を行い、それをもとに質疑応答やディスカ
ッションを行います。それらをふまえて、教員から専門的な事がらを解
説します。
(3)授業計画
授業は以下のようなトピックと流れで進みます。受講学生が教科書で扱
われている問題について発表し、それをもとに討論を行います。さらに、
担当教員から専門的な事がらについての解説や、発表・討論についての
フィードバックを行います。
第1週:ガイダンス
第2週∼第3週:第二言語の「習得」と「学習」/第二言語習得論の基本
第4週∼第5週:日本語学習者の「中間言語」と母語干渉
第6週∼第8週:第二言語習得に関する様々な「仮説」
第9週∼第11週:日本語教師と日本語学習者のインターアクション
第12週∼第14週:言語習得と学習者の個人差
第15週:まとめ
第16週:定期試験(レポート)
(4)成績評価の方法
以下の3点とその割合によって成績評価を行います。
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ 外国語学習経験や日本語知識を客観的に理解することにより
インド
得る
◎言語能力
日本語教育での日本語の扱い方を理解するほか、授業での言
語活動により得る
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
授業での発表活動と教員・学生間の相互交流により得る
【教科書】
大関浩美,『日本語を教えるための第二言語習得論入門』,くろしお出版
,2010年,1890円,[ISBN]978-4874244807
【参考書】
授業の中で適宜、紹介します。
01179
県内大学開放授業
言語と表現
授業題目 中国古典詩ゼミ−中国古典詩に親しむ−
授
業 英文授業名 Chinese Classical Poetry Seminar:Enjoy Chinese Classical Poetry
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・2時限
目
講義室 共通教育403演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
王朝時代以来、中国古典詩(漢詩)は日本人に愛され続けてきた。友情
の詩、別離の詩、戦争の詩、大自然を詠った詩など、今なお日本人の心
を揺さぶる。本ゼミでは、唐詩を中心とする中国歴代の漢詩を鑑賞し
(日本漢詩を含む)、加えて詩形、脚韻、対句、平仄などの中国古典詩の
基礎的事項を再確認する。
また言語力の強化と知的創造力の涵養にも務める。
松岡 俊裕
担当教員
対象学生 全
私語、携帯電話の使用は禁止。
(6)質問,相談への対応
原則として授業終了直後に対応するが、予約をすれば研究室での対応
も可能。
[email protected]への連絡も可。
(2)授業の概要
テキストに出てくる『詩経』「桃夭」から河上肇「偶成」までの詩を、
受講者が分担して解釈鑑賞し、教師が補充説明する。最後に全員で原詩
を唱和する。
(3)授業計画
第1回『詩経』「桃夭」・『楚辞』「離騒」 第2回項羽「垓下の歌」
・古詩十九首 第3回曹植「野田黄雀行」 第4回陶淵明「雑詩」・陶淵
明「飲酒」 第5回陳子昂「幽州台に登る歌」 第6回賀知章「袁氏の別業
に題す」 第7回孟浩然「春暁」・王維「鹿柴」 第8回王翰「涼州詞」・
李白「内に贈る」 第9回李白「秋浦の歌」 第10回杜甫「春望」・杜甫
「登高」 第11回張継「楓橋夜泊」・白居易「香炉峰下、新たに山居を
卜し……」 第12回李商隠「楽遊原」・杜牧「清明」 第13回蘇軾「西林
の壁に題す」・陸游「児に示す」 第14回高啓「胡隠君を尋ぬ」・夏目
漱石「春日偶成」 第15回河上肇「偶成」 第16回試験
(4)成績評価の方法
出席点(3割)、発表状況(5割)及びレポート(2割)の成績等を総合的に
評価する。出席点と発表状況を重視する。
(5)履修上の注意
毎回該当箇所の予習を欠かさないこと。
毎回漢和辞典と国語辞典を持参すること(電子辞書も可)。
2/3以上の出席がないと不受講となります。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン 「授業のねらい」の趣旨をきちんと理解し、真摯に授業を受
ド
けることで得られる。
【教科書】
『漢詩入門』(一海知義著。『岩波ジュニア新書』。819円
ISBN978-4005003044) 。
【参考書】
『中国詩人選集別巻・唐詩概説』(小川玉樹著。岩波書店)『 『曹操
矛を横たえて詩を賦す』(川合康三著。『ちくま文庫』)『曹操─三国志
の真の主人公』(堀敏一著。『刀水歴史全書』57)『魏の武帝 曹操』(石
井仁著。『新人物文庫』)『「三国志」漢詩紀行』(八木章好著。『集英
社新書』) 『三国志と乱世の詩人』 (林田慎之助著。講談社)『社会人
のための漢詩漢文小百科』(田部井文雄等編。大修館書店)『石川忠久
漢詩の講義』(石川忠久著。大修館書店) 『新 漢詩の世界(CD付)』(石
川忠久著。大修館書店)『新 漢詩の風景(CD付)』(石川忠久著。大修館
書店)『日本人の漢詩』(石川忠久著。大修館書店)『人は歌い人は哭く
大旗の前 漢詩の毛沢東時代』(木山英雄著。岩波書店)『漢詩を作る』
(石川忠久著。『大修館書店あじあブックス』)『一海知義の漢詩道場』
(一海知義著。岩波書店)『支那文を読む為の漢字典』(陸爾奎、方毅、
田中慶太郎著。研文出版)
漢和辞典と国語辞典類は初回に紹介する。
教養52
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
01180
時間割コード
授業題目
県内大学開放授業
中国古典詩ゼミ−中国古典詩入門−
言語と表現
授
業 英文授業名 Chinese Classical Poetry Seminar:Introduction to Chinese Classical Poetry )
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・2時限
目
講義室 共通教育403演習室
授業形態
演習
備考
担当教員
松岡 俊裕
対象学生 全
(1)授業のねらい
中国古典詩(漢詩)の基礎的事項(詩形、押韻、それに未習の平仄等)を、
詩を鑑賞することを通して身に付け、併わせて詩人(作者)に対する理解
を深める。
また言語力の強化と知的創造力の涵養にも務める。
(2)授業の概要
テキストの該当箇所を受講者が分担して読み(含文中の詩)、教師が説
明する。最後に全員で文中の詩を唱和する。
(3)授業計画
第1回イントロダクション 第2回現代中国の中国古典詩① 第3回現
代中国の中国古典詩③ 第4回脚韻について① 第5回脚韻について② 第6回対句について① 第7回対句について② 第8回平仄について① 第9回平仄について② 第10回平仄について③ 第11回古詩と近体詩①
第12回古詩と近体詩② 第13回律詩と絶句① 第14回律詩と絶句② 第15回エピローグ 第16回試験
(4)成績評価の方法
出席点(3割)、発表状況(5割)及びレポート(2割)の成績等を総合的に
評価する。出席点と発表状況を重視する。
(5)履修上の注意
毎回該当箇所の予習を欠かさないこと。
毎回漢和辞典と国語辞典を持参すること(電子辞書も可)。
2/3以上の出席がないと不受講となります。
私語、携帯電話の使用は禁止。
(6)質問,相談への対応
原則として授業終了直後に対応するが、予約をすれば研究室での対応
も可能。
[email protected]への連絡も可。
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン 「授業のねらい」の趣旨をきちんと理解し、真摯に授業を受
ド
けることで得られる。
【教科書】
『漢詩入門』(一海知義著。『岩波ジュニア新書』。819円
ISBN978-4005003044) 。
【参考書】
『中国詩人選集別巻・唐詩概説』(小川玉樹著。岩波書店)『漢詩をよ
む 漢詩の来た道(唐代後期)』(宇野直人著。『NHKカルチャーラジオ』
)『漢詩をよむ 四季の詩 春から秋へ』(石川忠久著。『NHK文化セミナ
ー』) 『社会人のための漢詩漢文小百科』(田部井文雄等編。大修館書
店)『石川忠久 漢詩の講義』(石川忠久著。大修館書店)『新 漢詩の世
界(CD付)』(石川忠久著。大修館書店)『新 漢詩の風景(CD付)』(石川忠
久著。大修館書店)『日本人の漢詩』(石川忠久著。大修館書店)『支那
文を読む為の漢字典』(陸爾奎、方毅、田中慶太郎著。研文出版)『漢魏
六朝の詩(上下)』(石川忠久編著。明治書院)『教養のための中国古典文
学史』(松原朗等著。研文出版)『更に尽くせ一杯の酒 中国古典詩拾遺
』(後藤秋正著。『研文選書』)『中国歴代漢詩選』(猪口篤志。右文書
院)『唐代の人は漢詩をどう詠んだか 中国音韻額への誘い』(大島正二
著。岩波書店)『NHK新漢詩紀行 山河悠久編』(石川忠久監修。NHK出版
)『李商隠詩選』(川合康三選訳。岩波文庫) 『人は歌い人は哭く大旗の
前 漢詩の毛沢東時代』(木山英雄著。岩波書店)『漢詩を作る』(石川忠
久著。『大修館書店あじあブックス』)『一海知義の漢詩道場』(一海知
義著。岩波書店)
漢和辞典と国語辞典類は初回に紹介する。
01181
言語と表現
授業題目 新聞をつくろう!(タウン情報制作ゼミ)
授
業 英文授業名 Let's Create the Newspaper!
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育402演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
『松本平タウン情報』は、松本、安曇野、塩尻市など中信地方で11万8
700部を発行するタブロイド判16ページの地域情報紙であり、毎週3
回発行され、信濃毎日新聞の朝刊に折り込まれています。その紙面づくり
に学生自身が加わることを通じ、「地域におけるメディアとは何か」を学
び、その過程で、分かりやすい文章の書き方、コミュニケーションの方法
などを身に付けることを目的とします。
(2)授業の概要
新聞をつくるための基礎知識を学び、実際の紙面をつくる。メディアのあ
り方、取材の仕方、写真の撮り方、新聞の組み方などを講義。さらに編集
会議を重ね、実際に取材、執筆、整理制作をする。
(3)授業計画
1. オリエンテーション
2. 新聞記者の仕事とは
3. 地域情報紙の役割
4. 取材とは(インタビュー体験)
5. 原稿の書き方
6. 報道写真の撮り方
7. 編集会議(取材テーマ、取材計画を練る)
8. 編集会議(同)
9. 編集会議(実際の取材を進めながら、各自原稿の執筆に取りかかる。
途中経過を報告する)
10. 編集会議(同)
11. 編集会議(同)
12. 編集会議(同)
13. 編集会議(見出しを付け、レイアウトを考える)
14. 編集会議(同)
15. 紙面評価(誌面に掲載された記事を見ながら、感想や反省点を
話し合う)
(4)成績評価の方法
出席30%、最終原稿70%で評価する。
(5)履修上の注意
担当教員
小山 花子
対象学生 全
以下を熟読し、ふさわしい態度で授業に臨んでください。
・積極的に授業に参加し、問題意識を持って取材や記事の執筆に取り組む
こと。
・欠席の場合は、必ず連絡を入れること。
・選んだ仕事を、責任を持ってやり遂げること。
・タウン情報社から、原稿等について連絡があった際には、きちんと連絡
を返すこと。
・4回以上の欠席があった場合には、単位を認めない。
・最終原稿が提出されない場合には、単位を認めない。
(6)質問,相談への対応
授業終了後に質問や相談を受け付けます。
◎担当教員の連絡先:
0263−37−2875(研究室)
[email protected](メール)
◎松本平タウン情報の連絡先:
0263−28−9080(編集・制作)
[email protected](メール)
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎言語能力
日本語を用い、的確に書き、聞き、他者に伝える
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
対話を通じて他者と協力し、目標実現のための方向性を示す
◎情報活用力
多様な情報を適切に取捨選択し、分析・活用する
◎問題発見・解決能力 自ら問題を見出し、すじみちを立てて解決する
【教科書】
指定しません。
【参考書】
日本新聞協会編『日本新聞年鑑<2012>』日本新聞協会、2011年
(ISBN:4889290540)
教養53
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01182
西洋古典語の世界ゼミ
言語と表現
授
業 英文授業名 Classical Greek and Latin seminar
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・4時限
目
講義室 共通教育211演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
ギリシア語とラテン語はヨーロッパの古典語として、紀元前8世紀から
近代に至るまで、西洋諸国における神話、哲学、文学、政治、科学、音
楽、その他の文化を保存し伝達する言語として多くの作家、学者、政治
家、芸術家によって用いられてきた。ギリシア神話はもちろんギリシア
語で語られていた。ソクラテスやプラトンはギリシア語で哲学していた。
アルキメデスはギリシャ語で「発見した(ヘウレーカ!)」と言った。
新約聖書のイエス・キリストのことばはギリシア語で伝えられ、ラテン
語に翻訳されてヨーロッパ全域に広まった。カエサルとキケロはラテン
語を話しラテン語で書いた。中世ヨーロッパの人々はラテン語で国際的
なコミュニケーションを行っていた。ヨーロッパの諸大学では19世紀ま
で博士論文をラテン語で書かせていた例も少なくない。それゆえ、西洋
の文学、歴史、哲学、を多少とも学ぼうとするものにとって、ギリシア
語とラテン語の知識は不可欠なのである。これら2つの西洋古典語につ
いて入門的な知識を(時間の許す限り)身につけてもらうことがこの授
業のねらいである。
(2)授業の概要
今年度はギリシア語とギリシア語の世界を学ぶ。初級文法の教科書の内
容を一通り学習する。受講者は毎回、教科書の文法事項を予習し、練習
問題を解い授業に出席することが期待されている。教場では、練習問題
の解答を行い、文法事項について補足的な解説を行う。また、時間があ
れば、古代ギリシア語で書かれた文学や哲学、神話や物語について受講
者の皆さんに調べてきてもらい発表してもらう予定である。
野津 寛
対象学生 全
(4)成績評価の方法
筆記試験もレポートも課さない。受講者の毎回の授業への参加度(
40%)と、毎週の課題の予習の有無と完成度(30%)、および個各々の受講
者による練習問題解答から伺われる学習成果(30%)により評価する。
(5)履修上の注意
教科書の指定された箇所に関して、文法説明と練習問題を必ず予習した
上で授業に出席すること。
(6)質問,相談への対応
電子メール:[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン
ド
(3)授業計画
第1回 ガイダンス
第2回 教科書の第1章
第3回 教科書の第2章
第4回 教科書の第3章
第5回 教科書の第4章
◎人類知の継承と未来創
造マインド
◎言語能力
【教科書】
田中美知太郎(著)・松平千秋(著)、『ギリシア語入門』(新装版)、岩
波書店。ISBN-13 : 978-4000225892
【参考書】
教場で指示する
以下、教科書の単元に従って授業を進める。
時間割コード
担当教員
01185
言語と表現
授業題目 中国現代小説ゼミ
授
業 英文授業名 Chinese Contemporary Novel Seminar
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育402演習室
授業形態
演習
備考
担当教員
松岡 俊裕
対象学生 全
(1)授業のねらい
主として作品の鑑賞読解を通じて、中国現代文学と中国現代社会につ
いての理解を深める。
(2)授業の概要
原文を見ることが難しかった中国1920∼1940年代の女性作家たちの幻
の名篇(日本語訳)を読み進める(謝冰心「二つの家庭」、馮鏗「子を売
る女」、羅淑「売られた妻」等)。
受講生1人が1篇を担当する。
毎回最後に、各小説の一部を全員で声を併わせて音読する。
(3)授業計画
第1回イントロダクション 第2回∼第15回小説の読み(原則として
1回1篇。謝冰心「二つの家庭」、馮沅君「旅行」、沈桜「祝宴の
後」、馮鏗「子を売る女」、楊剛「体刑」、蕭紅「手」、林徽因「文珍
」、謝冰瑩「ある女性兵士の自伝」、凌叔華「慶事」、羅淑「売られた
妻」、白朗「生と死」、関露「新旧時代」、丁玲「夜」、梅娘「異教の
人」) 第16回エピローグ
(4)成績評価の方法
出席点(3割)、発表時の状況(4割)及びレポート(3割)の成績等を総合
的に評価する。出席点と発表時の状況を重視する。
(5)履修上の注意
事前に次に取り上げる小説を読んで、考えておくこと。
毎回漢和辞典と国語辞典を持参すること(電子辞書も可)。
2/3以上の出席がないと不受講となります。
私語、携帯電話の使用は禁止。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン 「授業のねらい」の趣旨をきちんと理解し、真摯に授業を受
ド
けることで得られる。
(6)質問,相談への対応
原則として授業終了直後に対応するが、事前に予約をすれば研究室で
の対応も可能。
[email protected]への連絡も可。
【教科書】
『中国現代文学珠玉選 小説3(女性作家選集)』(丸山昇監修、白水紀子
主編。二玄社):購入不要、コピーを配布する。
【参考書】
適宜紹介する。
漢和辞典と国語辞典は初回に紹介する。
教養54
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01186
「藤村詩集」読解ゼミ
担当教員
言語と表現
授
業 英文授業名 Reading Seminar on Toson's Collected Poems
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・4時限
目
講義室 共通教育401演習室
授業形態
演習
備考
橋浦 史一
対象学生 全
(1)授業のねらい
日本近代詩の名作を取り上げて読解することにより、詩集の内容につい
て理解を深める。
近代詩を読むとはどういうことかを具体的に考えると共に、作品の内容
が何を読者に伝えようとしているのかを把握することを目的とする。
(2)授業の概要
島崎藤村の『藤村詩集』を取り上げる。藤村の四冊の詩集のうち、第一
詩集「若菜集」を中心に、作品を順次読解して行くことによって、藤村
が何を歌い、読者に何を伝えようとしたのかを検討して行く。明治の新
しい時代にあって、恋愛感情の解放等を願った藤村の数々の詩篇を理解
することによって、「近代詩の曙」と称せられる藤村詩の意味を考える。
明治の青春を歌った詩篇を味わうことによって、時代の中で生まれた詩
集の意義に注目すると共に、現代の青春のあり様についても思いをめぐ
らしたい。
(3)授業計画
(1)ガイダンス。藤村詩について。
(2)『藤村詩集』に収められた詩篇を順を追って読解して行く。
(3)各人に、語句の注釈、説明、現代語訳、作品内容の理解等の予習
と発表を行ってもらう。質疑応答の準備もすること。
全15回。
(4)成績評価の方法
期末のレポート(60%)と出欠(40%)により評価する。
(5)履修上の注意
詩集の内容を把握できるように、作品を順を追って読解して行くので、
なるべく欠席しないようにすること。
注釈書等の受け渡しについては各自責任を持って行うこと。予習、復習
及び自学自習を心がけること。
(6)質問,相談への対応
木曜日16時10分から16時30分までを面談時間とする。場所は非
常勤講師室。
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
関心を持った点について思いを深める。
インド
◎問題発見・解決能力 テキストの予習、復習をする。
◎専門知識と応用力 学んだことに基づいて自学自習を行う。
◎専門外の知識
【教科書】
島崎藤村『藤村詩集』(新潮文庫)。
【参考書】
「新潮日本文学アルバム島崎藤村」新潮社。
01188
県内大学開放授業
言語と表現
授業題目 日本人のための英作文練習ゼミ【SUNS】
授
業 英文授業名 English-writing seminar for Japanese
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・5時限
目
講義室 共通教育211演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
日本人が英語を書く時によくあるエラーは次の2種類である。①日本
語の文法を英語に持ち込んでいる。②日本語の単語の意味を英語に持ち
込んでいる。
例:①「痛みのないハーブ治療」 herbal treatment which has no
pain,②「遅刻は認められない」 coming late is not recognized
この授業の教育目標は,このようなエラーがなぜエラーであるのかを
考えることを通して,英語だけでなく日本語のメカニズムを考えること
で,学位授与の方針【言語能力】と,全てのものの基礎となる『分析力
』を身につけることを目的とする。
(2)授業の概要
1.受講生が英作文を書いて提出する
2.そこから教員が勉強になる事例を取り上げて,グループワークの素
材とする
3.受講生はそれらの素材をグループワークによって分析し,発表する
4.中間試験を行う
5.受講生が英作文を書いて提出する
6.そこから教員が勉強になる事例を取り上げて,グループワークの素
材とする
7.受講生はそれらの素材をグループワークによって分析し,発表する
8.期末試験を行う
(3)授業計画
1回目: ガイダンス,英作文を提出
2回目∼6回目: グループワークと発表
7回目: 中間試験
8回目: 中間試験のフィードバック,英作文を提出
9回目∼14回目: グループワークと発表
15回目: 期末試験(1月25日)
16回目: 期末試験のフィードバック(2月1日)
(4)成績評価の方法
出席1回2点,計32点。中間試験35点,期末試験35点。
文学から得られる文化的知識に注目する。
担当教員
加藤 鉱三
対象学生 全
(5)履修上の注意
コンソーシアム配信授業であるので,他大学・他キャンパスに受講生が
いる可能性がある。
単位を与えられるためには,授業に出席するだけではなく,
・グループワークに積極的に参加し,
・道を歩いている時でも課題となっている問題を考え,
・2回の試験でそれぞれ60%以上の点を取る
必要がある。
(6)質問,相談への対応
メールでの相談は随時。アドレスは [email protected]
オフィスアワーは木曜日12:10∼13:00,研究室は全学教育機構南校舎4
階。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎言語能力
英作文エラーから日本語と英語のしくみを考える
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループワーク
【教科書】
使用しない。
【参考書】
授業中に指示する。
教養55
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01189
言葉と諺(ことわざ)ゼミ
言語と表現
授
業 英文授業名 Seminar on Japanese language and Proverbs
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・2時限
目
講義室 共通教育404演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
この授業は、日本語を母語とする者として、言語文化の観察と内省を実
践的に学ぶ。
伝承の言葉としてあることわざの表現を、我々はどのようなものとして
捉えているのか。また、なぜ伝承されているのか。このことの追究を通し
て、科学リテラシーとしの意味論・文法論等の成果を獲得する。
また、日本語表現の意味を検討することを通して、日本に於ける思想と
文化への理解を深め、これを一つの契機として多様な文化受容マインドを
養い世界の言語文化研究への参加を促す。
(2)授業の概要
参加者は、伝承の言葉としてある表現の意味・価値の把握、並びに現代
日本語の研究分野(特に、文法論、意味論、語彙論)への導きを得る。
また、言語と思想文化の関係について検討し、理解を深める。そのため、
次の一連の研究的行為に主体的に取り組むものとする。
・研究的世界への準備
・研究の成果の探索と批判的摂取
・課題設定と具体化
・協同の場の構築と運営
・結果の集約と公表
対象学生 全
(6)質問,相談への対応
授業後、並びにオフィスアワー(水曜16時30分∼17時30分)で対応する。
場所は、研究室。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
日本語研究の成果と歴史を知ることにより、日常意識を超えた
学問的方法を獲得する。
◎多様な文化受容マイン 自覚的に日本語を反省し、言語分析の力をつけ、言語文化の多
ド
様性の意識を養う。
意味論、文法論の成果を獲得し、母語を反省的に分析する能力
を高める。
◎問題発見・解決能力 自覚的に課題を設定し自ら解決に向かう力を養う。
【教科書】
資料配付
【参考書】
大学で勉強する方法(A・W・コーンハウザー)玉川大学出版部
思考の整理学(外山滋比古)ちくま文庫
ことわざの論理(外山滋比古)ちくま学芸文庫
なぞとことわざ(柳田国男)講談社学術文庫
不幸なる芸術・笑いの本願(柳田国男)岩波文庫
いろはかるた噺(森田誠吾)ちくま学芸文庫
家郷の訓(宮本常一)岩波文庫
忘れられた日本人(宮本常一)岩波文庫
国語学原論(時枝誠記)岩波文庫、上下
その他、授業時に指示する。
(4)成績評価の方法
課題(試験)と平常点による。
学期末の課題(60%)、中間の報告書を含む平常点(40%)。
時間割コード
石神 照雄
(5)履修上の注意
ゼミは、問題点の自覚的把握、課題設定、仮説提示等の主体的な営みを
協同して行うことを試みるものである。
参加者は、発問・応答等の相互伝達への積極的な参加は勿論のこと、参
考文献及び図書館での意欲的な自己学習が期待される。
◎専門知識と応用力
(3)授業計画
第1週:導入
第2−3週:日本語の特徴(講義と自由討論)
第4ー5週:言語と論理(講義と自由討議)
第6−7週:ことわざと意味の伝承(講義と自由討論)
第8−9週:ことわざと表現形式(講義と自由討議)
第10ー11週:課題設定と調査(自由討論)
第12−13週:成果と分析(分担発表と自由討論)
第14週:研究の再構築(報告書作成)
第15週:まとめ
担当教員
01190
言語と表現
授業題目 感覚で攻める英文法ゼミ∼覚える英文法から感じる英文法へ 担当教員 有路 憲一
授
業 英文授業名 Seminar on English Grammar
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・4時限
対象学生 全
目
講義室 共通教育36講義室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
文法とは、日本語でも英語でもどんな言語でも、言葉の基礎であり骨格です。しかしながら、文法(ここ
では英文法)は「覚えることばかりで嫌い」とか「なぜそうなるのか理由が分からないのにただただ覚える
だけで退屈」と感じたり、「知っているけど使えない」「覚えただけで身についていない」と悩む人も多
いことでしょう。
でも、言葉は、人間が作り育んできたものですから、たいへんシンプルで背後にある理由はなるほどと
思えるものばかりで納得できるつくりになっています。そのため、英文法は「詰め込みの丸暗記」や「文
法事項の羅列」などではなく、英文法は「覚える」ものではありません。
本ゼミでは、なぜそうなるのか理由を頭で覚えるのではなく、体で「感じる」ことにより英文法を体感
し感覚的に理解することをねらいとします。そして、コミュニケーションに役立つ「使える英文法」の体
得を目指します。あわせて、豊かな英語感覚を身につけ言語感覚に磨きをかけ、言葉の奥深さを学びます。
(2)授業の概要
本ゼミでは、英文法のトピック (下記授業計画を参照) を取り上げ、受講者の理解度に合わせゆっくり
進めていきます。
まず、各トピックの基本事項を講義し、そのトピックを理解するのに必要な事項を概観し全体像を把握
します。
その後、ディスカッションやプレゼンテーションを通して受講者全員でそのトピックにまつわる「なぜ
」という疑問や「どうして」という関心を自由で大胆且つ独創的な発想を交え積極的に話し合い、受講者
全員の共同作業により各自が「英文法」を体感し、「使える英文法」を体得していきます。
このように受講者は受身ではなく、主体的に考え参加し、問題を解決することが必要です。キーワード
は、頭で覚えるのではなく、「体で感じる」です。英文法を頭で覚え理解するのではなく、体で感覚的に
理解していくため、知識ではなく豊かな「想像力」が必要です。
(3)授業計画
扱う予定のトピックは、
1. 冠詞−カタチをイメージ
2. 前置詞−前置詞を“描く” 3. 動詞・句動詞−動きを体感
4. 助動詞−助動詞のキモチ
5. 時制−「時」のココロ
6. be going toとwillは同じ?? mustとhave toはどう違う?? canとbe able toは??
7. 仮定法−せつなさを知る
8. 動名詞・不定詞−なぜenjoyはingをとるの?
9. 受身文−受身文はいつどこで使うの?
10. 使役文−have,make,get,letの“やらせ感”
11. 関係代名詞−後ろに後ろに付け足し
本ゼミでは、単なる出席ではなくどれだけ積極的に参加しているか、そして知識量ではなくどれだけ主
体的に考えることができているかを中心に評価します。
(5)履修上の注意
・受講者が定員を大幅に超えることが予想されます。初回ガイダンスにて抽選による受講者決定につい
て説明をしますので、受講を希望する人は必ず初回のガイダンスに参加してください。
・「英文法」を感じるために必要な基本的なアイデアのみは講義し、あとは各自の独創的で柔軟な発想
や豊かな想像力を基に積極的に議論を重ねていくことにより受講者全員で「英文法」を体感し獲得してい
く「受講者参加型」の形式を取ります。よって、知的好奇心が旺盛で知的興奮に貪欲な受講生の参加を期
待します。
・英語に興味はあるが文法のコツがつかめずどうも苦手だという人や、文法をうまく使いこなせないと
いう人こそ、臆することなく受講してみてください。上記の授業計画に記してあるように扱う項目は馴染
みのあるものばかりであっても、アプローチの仕方は、いわゆる暗記中心の英文法とはまったく異なるも
のですので、英文法に対する苦手意識を克服できるでしょう。
・ゼミでは、どのように感覚で英文法をとらえるかを説明していきます。それを体得するには、授業外
で積極的に英語に触れることが必要です。そのためのいろいろなおススメの方法はゼミにて紹介します。
(6)質問,相談への対応
不明な点や疑問があれば遠慮せずに尋ねてください。分からない点や不安を残したまま進むのはよくあ
りません。質問や相談は、研究室(全学教育機構 南校舎3階)にて、またはe-mail・電話にていつでもオー
プンに受け付けます。
e-mail: [email protected]
phone: 0263-37-3053 (研究室直通)または内線7213
扱う項目は馴染みのあるものばかりですが、アプローチの仕方は、いわゆる暗記中心の英文法とはまっ
たく異なります。英文法を暗記中心の詰め込みで学んできた人には、新鮮に映るでしょう。
各トピックやその順序は、これらのトピックのみをこの順序でということではなく、受講者の関心や理
解度に応じて柔軟に対応、変更することもあります。より詳しい授業計画については、初回ガイダンスに
て説明します。
◎言語能力
(4)成績評価の方法
成績評価は、ゼミの学修が十分に行われたかどうかを判定するために行われます。成績の判定材料 (4項
目) とその比率は以下に示す通りです。
◎問題発見・解決能力
各文法項目に関するQuizは、自由に発想し自分で「考える」形式の課題を行います。
◎多様な文化受容マインド
英語という言葉を通して、異文化の考え方や世界を見ることができます。
1.
2.
3.
4.
クイズ…45ポイント
グループプレゼンテーション…10ポイント
クラス参加…15ポイント
レポート…30ポイント
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
暗記中心の「使えない」文法を捨て、カラダで感じ「使える」英文法を身につけます。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力,リーダーシップ グループによる活動を多く行います。ゼミならではの他学部の学生との交流もあります。
【教科書】
教科書は用いません。プリント・スライドや視聴覚教材(映像、音、DVD等)を積極的に活用していきます。
【参考書】
随時必要なものはゼミにて紹介していきます。
教養56
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01192
中国近代小説ゼミ
言語と表現
授
業 英文授業名 Chinese Modern Novel Seminar
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育403演習室
授業形態
演習
備考
担当教員
松岡 俊裕
対象学生 全
(1)授業のねらい
主として作品の鑑賞読解を通じて中国近代文学の祖たる文豪魯迅
(1881∼1936)についての理解を深める。ひいては、そのことを通じて中
国近代文学と中国近代社会に対する理解を深める。
(2)授業の概要
昨年に引き続き、魯迅の最初の小説集『吶喊』所収作品(日本語訳)を
執筆順(一部発表順)に読み進める。
今期は魯迅の「離婚」(1925年)と「藤野先生(1926年)」の2作品を読む。
毎回最後に全員で声を併わせて音読する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
第1回イントロダクション 第2回∼第5回「離婚」の読み 第6回∼第
15回「藤野先生」の読み 第16回エピローグ
(4)成績評価の方法
出席点(3割)、発表時の状況(4割)及びレポート(3割)の成績等を総合
的に評価する。出席点と発表時の状況を重視する。
(5)履修上の注意
事前に次に取り上げる作品を読んでその執筆意図などについて考えて
おくこと。
毎回漢和辞典と国語辞典を持参すること(電子辞書も可)。
2/3以上の出席がないと不受講となります。
私語、携帯電話の使用は禁止。
(6)質問,相談への対応
原則として授業終了直後に対応するが、事前に予約すれば研究室(全
学教育機構SGE南校舎4階)でも対応できる。
[email protected]への連絡も可。
時間割コード
◎多様な文化受容マイン 「授業のねらい」の趣旨をきちんと理解し、真摯に授業を受
ド
けることで得られる。
【教科書】
『阿Q正伝・藤野先生』(魯迅原作、駒田信二訳。『講談社文芸文庫』。
980円)
【参考書】
『魯迅探索』(中井政喜著。汲古書院)『魯迅・文学・歴史』(丸山昇著。
汲古書院)『魯迅私論』(尾上兼英著。汲古書院)『魯迅・明治日本・漱
石』(潘世聖著。汲古書院)『魯迅事典』(藤井省三著。三省堂)『中国文
化史・近代化と伝統』(野原四郎等著。研文出版)『魯迅と木刻』(内山
嘉吉、奈良和夫著。研文出版)『魯迅と一九三〇年代』(今村与志雄著。
『研文出版研文選書』12)『魯迅と西洋近代文芸思潮』(工藤貴正著。汲
古書院) 『魯迅《野草》の研究』(丸尾常喜著。汲古書院)『魯迅増田渉
師弟答問集』(伊藤漱平等編。汲古書院)『魯迅―その文学と闘い』(檜
山久雄著。『第三文明社レグルス文庫』)『魯迅と日本』(沼野誠助著。
文芸社)『魯迅―自覚なき実存』(山田敬三著。大修館書店)『魯迅を読
み解く―謎と不思議の小説10篇』(代田智明著。東京大学出版会)『南腔
北調論集 中国文化の伝統と現代 山田敬三先生古稀記念論集』(山田敬
三先生古稀記念論集刊行会編。東方書店)『魯迅文集1-6(重版) 』(竹内
好訳。筑摩書房)
漢和辞典と国語辞典は初回に紹介する。
01193
言語と表現
授業題目 テレビのメディアリテラシー(テレビ信州参与ゼミ)
担当教員 橋本 純一
授
業 英文授業名 Seminar: Media literacy about television
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 月曜・2時限
対象学生 全
目
共同担当:「テレビ信州」倉田治夫、平坂雄二、伊東秀一
講義室 共通教育40講義室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
統計によれば、日本人の平均的テレビ視聴時間は先進国の中でも依然として長く、
影響力も依然として無視できないものがある。
そこで、この講義では、テレビというメディアの構造、影響力、内在する諸問題
等についての知識を深め、種々の媒体から発信される情報をどのような姿勢で受用
し、活用すべきか、ということを検討しながらメディア・リテラシーの向上を図る。
6/11 ②取材・編集
6/18 ③取材・編集
6/25 ④編集・完パケ
7/2 ⑤編集・完パケ
7/9 ⑥発表・評価
まとめ 「実学」テレビリテラシー (第14−15回)
7/16 長野市のテレビ信州でスタジオ体験(番組出演もあり)
(2)授業の概要
この講義はテレビ信州の全面的協力の下に開講するもので、ニュースや技術、カ
メラ、アナウンスなどの担当者をゲストスピーカーとして迎える。現場での経験、
経験の中からの学び、喜怒哀楽等々、ナマの声に耳を傾け、質疑応答する中で、テ
レビメディアの今を知る。
併せてミニ番組を制作し、作品はテレビ信州の番組と長野市インターネット放送
局「愛テレビながの」の中でOAする道も開かれている。ただし、この制作実習は、
テクニックの習得というより、むしろ、送り手と受け手の双方の立場を体験し感じ
取り、討論することを通じて、メディアリテラシー向上に資することを主眼として
いる。
(3)授業計画
4/9 はじめに 情報社会の"落とし穴"と「メディアリテラシー」 (第1回)
第1節 テレビの構造 (第2−5回)
4/16 ①テレビは法律で縛られる唯一のメディア、その倫理観とは
・法的規制と倫理
4/23 ②視聴率は"諸悪の根源"なのか?「宿命」と言われる理由
・視聴率とは?
・メディア産業としてのテレビ局
5/7 ③エモーションに訴求する映像の"ミステリーゾーン"
・目で見て確かめる映像理論
5/14 ④多メディアの中の基幹メディア・テレビの"武器"
・中継の仕組みと体験
・衛星中継車(SNG車)の持ち込み実習
第2節 THINK THE NEWS (第6−7回)
5/21 ①テレビニュースの伝え方(編集・演出等)を読み解く
5/28 ②キャスターの表現と語彙は、テレビニュースの必須要件
第3節 ワークショップ(実習)「ニュースを探せ!」 (第8−13回)
6/4 ①企画・取材 (4)成績評価の方法
全出席が大前提であり、無断欠席者は受講を取り消します。
毎回学んだことを復習する必要があります。それに基づいた中間レポート、プレゼ
ン、討論への積極性が60%、最終的レポートが40%で評価をします。
(5)履修上の注意
最終回に長野市・テレビ信州本社への見学実習を行う予定であるが、交通費は個人
負担となる。最終的な日程や見学実習についての詳細を説明するので、初回に必ず
参加すること。
(6)質問,相談への対応
電話やメールで適宜受け付ける。
連絡先は初回の講義時に知らせる。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
メディアリテラシーの向上
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
グループワークを取り入れる
◎情報活用力
テレビの情報とどのように向かい合い、活用するべきかを実践的に理解
する
【教科書】
必要な資料は適宜配布する。
【参考書】
日本民間放送連盟他編「メディアリテラシーの道具箱」(東京大学出版会)2005年
教養57
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01195
一葉「たけくらべ」読解ゼミ
担当教員
言語と表現
授
業 英文授業名 Reading Seminar on Ichiyo's Takekurabe
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・4時限
目
講義室 共通教育401演習室
授業形態
演習
備考
橋浦 史一
対象学生 全
(1)授業のねらい
日本近代文学の名作を取り上げて読解することにより、人間存在の有り
様について考える。特に子供たちの立場について思いを深める。文学作
品を読むとはどういうことかを具体的に考えると共に、作品の内容が何
を読者に伝えようとしているのかを把握することを目的とする。
(2)授業の概要
樋口一葉の「たけくらべ」を取り上げる。作品の内容を順次読解して行
くことによって、一葉が何を描き、読者に何を伝えようとしたのかを検
討して行く。明治の吉原遊廓界隈に住む子供たちの姿を、吉原の風俗と
共に描いた一葉の名作を読解する。吉原の御職を姉に持つ美登利と竜華
寺の信如との淡い思いを中心に、それぞれに生活の背景を持ち、やがて
大人になるはずの子供たちの交遊の世界を、愛情を持って描いた一葉作
品の理解を深める。
(3)授業計画
(1)ガイダンス。文学について。
(2)テキスト(作品)を順を追って読解して行く。
(3)各人に、語句の注釈、説明、現代語訳、作品内容の理解等の予習
と発表を行ってもらう。質疑応答の準備もすること。
全15回。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
期末のレポート(60%)と出欠(40%)により評価する。
◎自己認識・自己啓発マ
関心を持った点について思いを深める。
インド
(5)履修上の注意
テキストを順を追って読解して行くので、なるべく欠席しないようにす
ること。注釈書等の受け渡しについては各自責任を持って行うこと。予
習、復習及び自学自習を心がけること。
(6)質問,相談への対応
木曜日16時10分から16時30分までを面談時間とする。場所は非
常勤講師室。
時間割コード
◎問題発見・解決能力 テキストの予習、復習をする。
◎専門知識と応用力 学んだことに基づいて自学自習を行う。
◎専門外の知識
文学から得られる文化的知識に注目する。
【教科書】
樋口一葉「にごりえ・たけくらべ」新潮文庫。
【参考書】
「新潮日本文学アルバム樋口一葉」新潮社。
01196
県内大学開放授業
言語と表現
授業題目 日本人のための日本語練習ゼミ【SUNS】
授
業 英文授業名 Japanese-writing seminar for Japanese
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・5時限
目
講義室 共通教育211演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
この授業の教育目標は,①ロジックを正確に読み取れるようになる,②
言いたいことがちゃんと伝わるレポートが書けるようになる,の2点であ
る。
基礎的な力をつけることが共通教育の目的である。この授業では,基礎
的な力の更に基礎となる分析力を初年次の前期に身につけることを目的と
する。
『学位授与の方針』としては次を対象とする。
(1)日本語および外国語を用い,的確に読み,書き,聞き,他者に伝える
ことができる【言語能力】
(2)対話を通じて他者と協力し,目標実現のために方向性を示すことがで
きる【コミュニケーション能力,チームワーク力,リーダーシップ】
(2)授業の概要
使用する教科書『理工系学生のための日本語表現法―大学における初年次
教育』の構成は次の通りである。
第1章 読みやすい文を書く
第2章 文章を要約する
第3章 手順を説明する
第4章 データを視覚化・文章化する
第5章 主張する文章を書く
第6章 プレゼンテーション技術を磨く
担当教員
加藤 鉱三
対象学生 全
11回目∼13回目: 第5章『主張する文章を書く』を理解し,レポー
トを提出する
14回目∼15回目: 第6章『プレゼンテーション技術を磨く』
なお,進み具合により変更があり得る。
(4)成績評価の方法
出席1回2点,計30点。残りの70点はレポートでつける。期末試験はない。
(5)履修上の注意
コンソーシアム配信授業であるので,他大学・他キャンパスに受講生がい
る可能性がある。
単位を与えられるためには,授業に出席するだけではなく,
・テキストを読んできて,
・グループワークに積極的に参加し,
・道を歩いている時でも課題となっている問題を考え,
・レポートで60%以上の点を取る
必要がある。
(6)質問,相談への対応
メールでの相談は随時。アドレスは [email protected]
オフィスアワーは木曜日12:10∼13:00,研究室は全学教育機構南校舎4階。
教科書は,解説と例題で各章が構成されており,その通りに授業も進める。
各章の最後に提出課題があるため,少なくとも6回のレポート提出がある。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
1回目∼3回目: 教科書の第1章『読みやすい文を書く』を理解し,レ
ポートを提出する
4回目∼5回目: 第2章『文章を要約する』を理解し,レポートを提出
する
6回目∼7回目: 第3章『手順を説明する』を理解し,レポートを提出
する
8回目∼10回目: 第4章『データを視覚化・文章化する』を理解し,
レポートを提出する
◎言語能力
レポート作成と教員の添削
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループワーク
【教科書】
森下稔・鴨川明子著,『理工系学生のための日本語表現法―大学における
初年次教育』,東信堂,1200円。
【参考書】
阿部紘久, 文章力の基本, 9784534045881, 日本実業出版社, 2009, 1365円
教養58
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01197
日本語の今を考えるゼミ
言語と表現
授
業 英文授業名 Seminar on Analyzing Japanese Language
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・2時限
目
講義室 共通教育404演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
この授業は、現代日本語の諸表現の在り方を、日本語研究の成果を踏ま
え具体的に分析する。このことを通して、科学リテラシーの一つとして、
日本語文法論、日本語意味論、及び日本の言語文化研究への参加の方法を
実践的に学ぶ。また、これを契機に、世界の言語文化と接触するため、多
様な文化受容マインドを養うことを目指す。
(2)授業の概要
日常は意識することのない、母語としての現代日本語を観察し、反省的
に捉える方法を学ぶ。そのため、日本語研究の分野(意味論、語彙論、文
法論、文章論、言語生活論等)の成果と歴史を把握する。それは、次の一
連の研究的行為に主体的に取り組むことであり、また日本語と日本文化に
関する文献の渉猟に親しむことでもある。
次のことを行う。
・研究的世界への準備
・研究の成果の探索と批判的摂取
・課題設定と具体化
・協同の場の構築と運営
・結果の集約と発表
・日本語と日本文化に関する渉猟
担当教員
石神 照雄
対象学生 全
(5)履修上の注意
ゼミは、問題点の自覚的把握、課題設定、仮説提示等の主体的な営みを
協同しておこなうことを試みるものである。
参加者は、発問・応答等の相互伝達への積極的参加は勿論のこと、参考
文献及び図書館での意欲的な自己学習が期待される。
(6)質問,相談への対応
授業後、並びにオフィスアワー(水曜16時30分∼17時30分)で対応する。
場所は、研究室。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
日本語研究の成果と歴史を知ることにより、日常意識を超えた
学問的方法を獲得する。
◎多様な文化受容マイン 自覚的に母語としての日本語を反省し、言語文化の多様性と相
ド
対性を捉える力を養う。
◎専門知識と応用力
意味論、文法論の成果を獲得し、日本語分析の能力を高める。
◎問題発見・解決能力 自覚的に課題を設定し解決へ向かう力を養う。
(3)授業計画
第1週:導入
第2−4週:現代日本語と日本文化の諸相(講義・発表・討論)
第5−7週:現代日本語と情報伝達(講義・発表・討論)
第8−10週:現代日本語の文化的伝承(講義・発表・討論)
第11−12週:課題設定と分析(各自の概要報告・討論)
第13ー14週:分担発表(報告・討論)
第15週:まとめ
【教科書】
資料配付
【参考書】
大学で勉強する方法(A・W・コーンハウザー)玉川大学出版部
知的創造のヒント(外山滋比古)ちくま学芸文庫
読みの整理学(外山滋比古)ちくま学芸文庫
思考のレッスン(丸谷才一)文春文庫
青年と学問(柳田国男)岩波文庫
なんのための日本語(加藤秀俊)中公新書
日本語はどういう言語か(三浦つとむ)講談社学術文
国語学原論(時枝誠記)岩波文庫(上下)
その他、授業時に指示する。
(4)成績評価の方法
学期末の課題と平常点による。
最終的なまとめとしての、学期末の課題(60%)。
授業中の発表、発言、並びに中間の報告書を含む平常点(40%)。
時間割コード
01198
言語と表現
授業題目 伝承の言葉ゼミ
授
業 英文授業名 Seminar on Japanese language and Japanese Proverbs
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・4時限
目
講義室 共通教育404演習室
授業形態
演習
備考
担当教員
石神 照雄
対象学生 全
(1)授業のねらい
この授業は、日本語を母語とする者として、言語文化の観察と内省を実
践的に学ぶ。
ことわざ、なぞなぞ等の、伝承の言葉としてある日本語表現を我々はど
のように捉え運用しているのか。このことを通して、科学リテラシーとし
の意味論・文法論等の成果を獲得する。
また、日本語表現の意味を検討することを通して、日本に於ける思想と
文化への理解を高め、これを一つの契機として多様な文化受容マインドを
養い世界の言語文化研究への参加を促す。
最終的なまとめとしての、学期末の課題(60%)。
授業中の発表、発言、並びに中間の報告書を含む平常点(40%)。
(2)授業の概要
参加者は、伝承の言葉としてある表現の意味・価値の把握、並びに現代
日本語の研究分野(特に、文法論、意味論、語彙論)への導きを得る。ま
た、言語と思想文化の関係について検討し、理解を深める。そのため、次
の一連の研究的行為に主体的に取り組むものとする。
・研究的世界への準備
・研究の成果の探索と批判的摂取
・課題設定と具体化
・協同の場の構築と運営
・結果の集約と公表
(6)質問,相談への対応
授業後、並びにオフィスアワー(水曜16時30分∼17時30分)で対応する。
場所は、研究室。
(5)履修上の注意
ゼミは、問題点の自覚的把握、課題設定、仮説提示等の主体的な営みを
協同して行うことを試みるものである。
参加者は、発問・応答等の相互伝達への積極的な参加は勿論のこと、参
考文献及び図書館での意欲的な自己学習が期待される。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
◎多様な文化受容マイン 日常の言語意識を超えて自覚的に日本語を反省し、言語文化の
ド
多様性を捉える力を養う。
◎専門知識と応用力
(3)授業計画
第1週:導入
第2−3週:現代日本語の諸相の把握(講義、討論)
第4−5週:ことわざ・なぞなぞ等の伝承の言葉の表現(講義、討論)
第6−7週:言語における形式と内容(講義、討論)
第8ー9週:課題化(調査、発表、討論)
第10−11週:課題概要の分析(発表、討論)
第12ー13週:課題の深化(再調査、発表、討論)
第14週:成果の提示(報告書作成)
第15週:まとめ
(4)成績評価の方法
学期末の課題と平常点による。
日本語研究の成果と歴史を知ることにより、日常意識を超えた
学問的方法を獲得する。
意味論、文法論の成果を学び、母語を分析的に反省する能力を
高める。
◎問題発見・解決能力 自覚的に課題を設定し自ら解決に向かう力を養う。
【教科書】
資料配付
【参考書】
大学で勉強する方法(A・W・コーンハウザー)玉川大学出版部
思考の整理学(外山滋比古)ちくま文庫
ことわざの論理(外山滋比古)ちくま学芸文庫
なぞとことわざ(柳田国男)講談社学術文庫
不幸なる芸術・笑いの本願(柳田国男)岩波文庫
いろはかるた噺(森田誠吾)ちくま学芸文庫
家郷の訓(宮本常一)岩波文庫
忘れられた日本人(宮本常一)岩波文庫
その他、授業時に指示する。
教養59
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
01199
授業題目 感覚で攻める英文法ゼミ∼覚える英文法から感じる英文法へ 担当教員
言語と表現
授
業 英文授業名 Seminar on English Grammar
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育36講義室
有路 憲一
曜日・時限 木曜・4時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
文法とは、日本語でも英語でもどんな言語でも、言葉の基礎であり骨格です。しかしながら、文法(ここ
では英文法)は「覚えることばかりで嫌い」とか「なぜそうなるのか理由が分からないのにただただ覚える
だけで退屈」と感じたり、「知っているけど使えない」「覚えただけで身についていない」と悩む人も多
いことでしょう。
でも、言葉は、人間が作り育んできたものですから、たいへんシンプルで背後にある理由はなるほどと
思えるものばかりで納得できるつくりになっています。そのため、英文法は「詰め込みの丸暗記」や「文
法事項の羅列」などではなく、英文法は「覚える」ものではありません。
本ゼミでは、なぜそうなるのか理由を頭で覚えるのではなく、体で「感じる」ことにより英文法を体感
し感覚的に理解することをねらいとします。そして、コミュニケーションに役立つ「使える英文法」の体
得を目指します。あわせて、豊かな英語感覚を身につけ言語感覚に磨きをかけ、言葉の奥深さを学びます。
(2)授業の概要
本ゼミでは、英文法のトピック (下記授業計画を参照) を取り上げ、受講者の理解度に合わせゆっくり
進めていきます。
まず、各トピックの基本事項を講義し、そのトピックを理解するのに必要な事項を概観し全体像を把握
します。
その後、ディスカッションやプレゼンテーションを通して受講者全員でそのトピックにまつわる「なぜ
」という疑問や「どうして」という関心を自由で大胆且つ独創的な発想を交え積極的に話し合い、受講者
全員の共同作業により各自が「英文法」を体感し、「使える英文法」を体得していきます。
このように受講者は受身ではなく、主体的に考え参加し、問題を解決することが必要です。キーワード
は、頭で覚えるのではなく、「体で感じる」です。英文法を頭で覚え理解するのではなく、体で感覚的に
理解していくため、知識ではなく豊かな「想像力」が必要です。
(3)授業計画
扱う予定のトピックは、
1. 冠詞−カタチをイメージ
2. 前置詞−前置詞を“描く” 3. 動詞・句動詞−動きを体感
4. 助動詞−助動詞のキモチ
5. 時制−「時」のココロ
6. be going toとwillは同じ?? mustとhave toはどう違う?? canとbe able toは??
7. 仮定法−せつなさを知る
8. 動名詞・不定詞−なぜenjoyはingをとるの?
9. 受身文−受身文はいつどこで使うの?
10. 使役文−have,make,get,letの“やらせ感”
11. 関係代名詞−後ろに後ろに付け足し
対象学生 全
備考
本ゼミでは、単なる出席ではなくどれだけ積極的に参加しているか、そして知識量ではなくどれだけ主
体的に考えることができているかを中心に評価します。
(5)履修上の注意
・受講者が定員を大幅に超えることが予想されます。初回ガイダンスにて抽選による受講者決定につい
て説明をしますので、受講を希望する人は必ず初回のガイダンスに参加してください。
・「英文法」を感じるために必要な基本的なアイデアのみは講義し、あとは各自の独創的で柔軟な発想
や豊かな想像力を基に積極的に議論を重ねていくことにより受講者全員で「英文法」を体感し獲得してい
く「受講者参加型」の形式を取ります。よって、知的好奇心が旺盛で知的興奮に貪欲な受講生の参加を期
待します。
・英語に興味はあるが文法のコツがつかめずどうも苦手だという人や、文法をうまく使いこなせないと
いう人こそ、臆することなく受講してみてください。上記の授業計画に記してあるように扱う項目は馴染
みのあるものばかりであっても、アプローチの仕方は、いわゆる暗記中心の英文法とはまったく異なるも
のですので、英文法に対する苦手意識を克服できるでしょう。
・ゼミでは、どのように感覚で英文法をとらえるかを説明していきます。それを体得するには、授業外
で積極的に英語に触れることが必要です。そのためのいろいろなおススメの方法はゼミにて紹介します。
(6)質問,相談への対応
不明な点や疑問があれば遠慮せずに尋ねてください。分からない点や不安を残したまま進むのはよくあ
りません。質問や相談は、研究室(全学教育機構 南校舎3階)にて、またはe-mail・電話にていつでもオー
プンに受け付けます。
e-mail: [email protected]
phone: 0263-37-3053 (研究室直通)または内線7213
扱う項目は馴染みのあるものばかりですが、アプローチの仕方は、いわゆる暗記中心の英文法とはまっ
たく異なります。英文法を暗記中心の詰め込みで学んできた人には、新鮮に映るでしょう。
各トピックやその順序は、これらのトピックのみをこの順序でということではなく、受講者の関心や理
解度に応じて柔軟に対応、変更することもあります。より詳しい授業計画については、初回ガイダンスに
て説明します。
◎言語能力
(4)成績評価の方法
成績評価は、ゼミの学修が十分に行われたかどうかを判定するために行われます。成績の判定材料 (4項
目) とその比率は以下に示す通りです。
◎問題発見・解決能力
各文法項目に関するQuizは、自由に発想し自分で「考える」形式の課題を行います。
◎多様な文化受容マインド
英語という言葉を通して、異文化の考え方や世界を見ることができます。
1.
2.
3.
4.
クイズ…45ポイント
グループプレゼンテーション…10ポイント
クラス参加…15ポイント
レポート…30ポイント
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
暗記中心の「使えない」文法を捨て、カラダで感じ「使える」英文法を身につけます。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力,リーダーシップ グループによる活動を多く行います。ゼミならではの他学部の学生との交流もあります。
【教科書】
教科書は用いません。プリント・スライドや視聴覚教材(映像、音、DVD等)を積極的に活用していきます。
【参考書】
随時必要なものはゼミにて紹介していきます。
01200
人類の歴史と発展
授業題目 20世紀・長野県と日本の歴史
授
業 英文授業名 The Modern/Contemporary History of NAGANO Prefecture
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
長野県を対象に、日本現代史における出来事が問いかける問題を通して現
代社会に対する歴史的な見方や幅広い視点を養う。また、高校では十分に扱
えない20世紀史=現代史の基礎的な知識を学ぶ場所ともする。取り扱う問題
群は、最近の歴史学で話題となっているものが中心となる。本学には1年次生
も履修できる「日本史概論」「世界史概論」はあるが、歴史学そのものを扱
う「歴史学概論」は開講されていないので、この講義は、「歴史学とはどう
いう学問か?」といった歴史学概論の意味も持たせてある。
対象地域は長野県・「信州」とし、地域社会の側から歴史を見る素材と視
点、論点を提示していく。現代史の方法も意識し、また映像を読み解く方法
についても論じてみたい。
(2)授業の概要
長野県の近現代史を、一応は時代の順序にそって講義していく。ただしか
ならずしも概説ではなく、(1)戦争、(2)高度成長、(3)女性史、(
4)マイノリティ、などといった20世紀固有の問題群を軸に講義をしていく。
現代の学生には「遠い存在」となっている15年戦争や、戦後史については
可能な限り同時代感覚のリアリティをもってもらうため映像資料を用いる場
合がある。
受講人数によってはフィールドワーク見学会も実施したい。
また、2011年3月11日の東日本大震災をうけ、震災と歴史学といった問題も
意識してテーマとして設定したい。
(3)授業計画
受講生の多寡によって授業展開を変えることもあるが、おおむね以下の通
り。各週のテーマをいくつか統合する場合もあるが、以下のテーマは一応す
べてふれる。
第1週 ガイダンス
第2週 松本の20世紀を歩いてみよう
第3週 「信州」か、「長野県」か?
第4週 学校の誕生−長野県は教育県か?
第5週 軍隊の誕生−松本にいた軍隊
第6週 働く女性たち−製糸女工と紡績女工
第7週 青年たちの「学び」と運動−大正デモクラシー
第8週 昭和恐慌とファシズム−ある村の歴史1
第9週 海を渡った信州人−ハワイ・「満洲」・南米
担当教員
大串 潤児
対象学生 全
第10週 松代から「マツシロ」へ−日韓の交流
第11週 敗戦と長野県
第12週 長野県の戦後「民主主義」−ある村の歴史2
第13週 高度成長と長野県
第14週 1968年と長野県
第15週 まとめ
(4)成績評価の方法
学期末に実施する試験で評価する。
(5)履修上の注意
高校日本史教科書(日本史AないしBをとっていない人は中学校社会科歴
史的分野教科書)は現代史の概要を知るのに便利なのでもっておくと良い。
参考書は講義の内容を補完するものなので、一度は目を通すこと。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワー、あるいは金曜日など研究室に訪ねてきてください。時間
が許す限り、相談にのります。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
講義は、知識の伝達(成果の紹介)のみならず、「問いかけ」(
◎問題発見・解決能力 問題意識)を重視する。
◎多様な文化受容マインド 歴史をとりあえずは異文化として考えさせながら講義を行う。
◎地域環境に関する理解
地域史の観点から自然環境と人間活動についての基礎的知識を問
う。
【教科書】
その都度、レジュメを配布する。
【参考書】
信濃史学会編『長野県民の戦後六〇年』信毎書籍、2008年
古川貞雄ほか『長野県の歴史』<県史20>山川出版社、1997年
天野正子ほか編『近代社会を生きる』『戦後経験を生きる』吉川弘文館、
2003年
また、授業の際、文献案内を添付する。
教養60
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01201
民族学入門
人類の歴史と発展
授
業 英文授業名 ethnology:an introduction
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育20講義室
曜日・時限 月曜・4時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
人類の過去と現在を包括的に扱う唯一の科学である人類学の四分野の一つであり、人類の現
在を対象とする民族学の入門的概論であり、国際的な文化人類学の基礎を学び(共通教育の
目的①)、人類の多様な文化を理解する(同④)ことを目的とする。この授業の重要な目的
にひとつは諸民族の物質文化(人類が製作、使用するモノ:2−5回で扱う)およびその背
後にある諸民族の生活(同10−14回)の理解にあるから、同様にモノを扱う工、繊維、
農、理、教育(理数、生活)、人類を扱う医、教育(体育、スポーツ系)学部の諸君が、民
族学を予備知識のない分野と敬遠せずに受講して、視野を広げることを期待する。日本国で
は民族学を「文系」に分類するのだから、人文、教育(上記以外)、経済学部の諸君の受講
を歓迎する。
(2)授業の概要
1.文化の理論、2.物質文化と経済人類学、3.社会人類学、4.政治人類学、5.心理
人類学、6.民族芸術とフォークロア、7.人類学的言語学、8.世界の民族、8.1.サ
ブサハラアフリカ、8.2.環地中海地域、8.3.アジア、8.4.オセアニア、8.5
.北アメリカ、8.6.南アメリカ、9.その他の分野(1−7,9
では国際的人類学の基礎、8では人類の多様な文化を学ぶ。)
(3)授業計画
4月9日 文化人類学と文化の理論、4月16日 物質文化1(:材料、エネルギー)、4
月23日 物質文化2(食の文化}、5月1日 物質文化3(体表の文化、住の文化、武器
と狩猟用具)、5月7日 物質文化4(容器、繊維製品、交通・運輸)と経済人類学、 5
月14日 社会人類学、5月21日 政治人類学、5月28日 宗教人類学、6月4日 表
現の文化とフォークロア、6月11日 世界の民族・(サブサハラ)アフリカ、6月18日
アフリカ・環地中海地域(イスラム圏)、6月25日 環地中海地域(ヨーロッパ)・ア
ジア(北半)、7月2日 アジア(南半)・オセアニア、7月9日 オセアニア・北アメリ
カ、 7月23日 北アメリカ・南アメリカ (4)成績評価の方法
出席(試算比率約2割)と毎時間小テスト(同約8割)による。採点・添削ずみの小テスト
答案を次回に模範答案とともに再配布し、模範解答を解説する。各回の小テストの内容は一
回前の講義の内容と関連する。小テストでは配布した資料、レジュメ関係部分の要約ではな
く、問題と資料を読んで、その場で自分が考えたことを簡潔な日本語で記述する。それまで
深く考えたことのなかった問題を苦し紛れに考えると、専門家が考え付かなかった素晴らし
い着想を発見できることもあるので、科学的合理主義を逸脱しない範囲で果敢に挑戦するこ
とを期待する。
(5)履修上の注意
3分の2以上の出席がなければ単位を認定しない。担当者は「不正欠席者との戦い」を教育
時間割コード
佐々木 明
担当教員
対象学生 全
備考
者の重要な使命と考えるから、受講票を提出すれば後は期末試験を受けるだけだ、などと妄
想する学生諸君は受講すべきでない。受講制限は一切ない。第2(3)週から出席する受講
生を拒まない(ただし、開講当初の欠席も他の欠席と同様に扱うから、若干の不利益が当人
に生じる)。小テストで不正があれば処分されることを十分に認識せよ。
授業時間以外の事前学習の必要を感じる諸君は毎回講義終了時に配布する次回のレジュメで
勉強できる。事後学習の必要を感じる諸君は小テスト解答用紙に学習したい内容を記入する
か、授業前後またはオフィスアワーに質問、相談できる。
(6)質問,相談への対応
授業時間の余裕が少ないので、質問・相談は小テストの解答用紙(の欄外等)に記入するこ
とを希望する。解答用紙に記入した質問・相談の内容に一般性があれば次回の模範解答解説
時に重要性に応じた時間を割いて対応し、一般性がなければ当事者の再配布解答用紙(の欄
外等)に返答などを記入する。もちろん授業の前後に質問・相談があればその場で対応する。
授業時間外の質問、相談にはオフィスアワー(火曜の昼休み)に研究室(人文学部研究棟5
階エレベーター前)で対応する。電話その他の電子的手段は利用しないので、気軽に来てほ
しい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
授業で学んだ内容に関係する事例を科学的に分析する能力を小テストにより
涵養したい。
◎言語能力
考察の内容を日本語で的確に表現する能力を小テストを通じて涵養したい。
◎普遍的・数量的理解力
関係事例を普遍的尺度と特に数量的指標を用いて理解する能力を小テストで
涵養したい。
【教科書】
教科書は用いない。約1万字のレジュメを毎回配布する。毎回終了時に次回のレジュメを配
布するので、各自が読んで「予習」することを期待する。そのレジュメを次回に忘れずに持
参する。(小テストの内容が前回の内容と関係するので、小テスト・模範解答解説・模範解
答と各自の再配布解答との比較が「復習」に相当する。次回レジュメの配布と小テストによ
り「予復習」を確保するのが担当教員の基本方針である。)レジュメの最後の部分に各回の
内容に関係した小テストの過去問を掲載するので,予めよく読んでその次の回の小テストの
解答の際に役立ててほしい。
【参考書】
数点の参考書でカヴァーできる授業ではない。関心のある分野があれば、各自が文献を検索
すべきである。検索方法をしらない受講生には適切な指導で臨みたい。人類学の基本概念で
あるpsychic unity(生物種として一体的である現生人類の精神作用の一体性)を正確に理
解し、国民性、県民性などの集団的性格を否定する考え方を身につける勉強に必要な日本語
文献は少ないので、この分野に特に関心のある諸君には個別に指導する。
01202
人類の歴史と発展
授業題目 言語起源論入門
授
業 英文授業名 An Introductory Lecture on The Origins of Language
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・4時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
現代における言語起源論の状況を追うことで、(1) 仮説を立て、それ
を吟味するとは具体的にどのようなことであるのかを学びながら、(2)
人間の心と文化を自然現象の一種として客観的に見る眼差しを身につけ
ましょう。これら(1)(2)をつうじて、この授業では、「科学的」という
概念の適切な理解を目指します。
(2)授業の概要
我々の言語はひどく複雑です。にもかかわらず、大抵は苦もなく習得
されます。そしてその働きはコミュニケーションの道具であるというこ
とに尽きません。言語は我々にとって、思考の道具、あるいはむしろ思
考の素材でもあります。かくも比類のない言語というシステムは、いっ
たいいつごろ、どのようなかたちで地球上に芽吹き、そして育っていっ
たのでしょうか。この問いへの答えを模索する学際的な研究が、近年、
かつてない活況を呈しています。
この授業では、言語の起源に関する現代の主要な仮説を批判的に概観
しながら、言語とそれを用いる人間の心を自然現象の一種として捉え直
す、科学的で冷静な視座の確立を目指します。そのために受講生には、
理論的な言説を丁寧に追って、要点を自分で整理していく努力が求めら
れることとなります。
(3)授業計画
第1回.言語の起源を探るということ
第2回.進化論の基礎①(自然選択と突然変異)
第3回.進化論の基礎②(現代総合説)
第4回.言語起源研究の指針
第5回.チョムスキーの言語理論
第6回.自然選択とチョムスキー
第7回.ビッカートンと言語進化の漸進性
第8回.ミニマリスト・プログラムとビッカートン
第9回.ヒト科生物と言語の共進化(ディーコンのシナリオ)
第10回.トマセロのシナリオ①(身振りから言語へ)
第11回.トマセロのシナリオ②(共同性と言語進化)
第12回.トマセロのシナリオ③(文法の出現)
第13回.検討:ディーコンとトマセロ
篠原 成彦
担当教員
対象学生 全
第14回.言語能力の説明における内的表象の問題
第15回.科学的営為としての言語起源論
受講生には、ほぼ毎回配布されるコメントシートに、講義内容につい
ての所見や疑問点などを記していただきます。それらへの教員の応答は、
次の授業の出だし15分ほどの間に行うことになります。
(4)成績評価の方法
期末テストで成績を決めます。
(5)履修上の注意
復習をして授業に臨んで下さい。欠席はなるべくしないように。
(6)質問,相談への対応
授業終了後、時間があればその場で質問に応じます。オフィスアワー
等に研究室を訪れての質問、eメールでの質問も歓迎します。
・オフィスアワー 前期 金曜12:30∼13:30 後期 金曜12:00∼13:00
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎問題発見・解決能力
この授業では、謎を見いだし、その解明をはかる様々な試み
を追うことになります。
◎科学リテラシー
何をもって「科学的」仮説と呼ぶかを学びます。
◎言語能力
受講生には、自身の所見や疑問を簡潔な文章にすることが頻
繁に求められます。
【教科書】
資料を随時配布します。
【参考書】
授業の中で紹介します。
教養61
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01203
考古学入門
人類の歴史と発展
授
業 英文授業名 archaeology:an introduction
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・4時限
目
講義室 共通教育20講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
人類の過去と現在を包括的に扱う人類学の四分野一つであり、人類の過去を対象とする考古
学の入門的概論であり、国際的な文化人類学の基礎を学び(共通教育の目的①)、「歴史学
の補助科学」ではない考古学を自然科学的視野から理解する(同⑤)ことを目的とする。授
業の重要な目的のひとつが考古学が「古代のロマンの追及」ではなく、遺跡で発見するモノ
の製作使用状況および生活環境とモノとの関係を扱う分野であることを理解することにある
ので、同様にモノを扱う工、繊維、農、理、教育(理数、生活)学部、人類を扱う医、教(
体育、スポーツ系)学部の諸君が受講して、視野を広げることを望む。日本国では考古学を
「文系」に分類するから人文、教育(上記以外)、経済の諸君の受講ももちろん歓迎する。
(2)授業の概要
1.遺跡、2.層序、3.遺構、4.遺物と遺存体 の順で考古学の基本的な知識と技術を
概観する。日本列島の遺跡を発掘し、遺物等を整理して報告書作成に備える現実に対応する
内容を報告書の記載順に紹介する。全体として、手にとることもできる遺物と遺存体(遺跡
で出土する動植物の遺体)以外の事項をやや詳しく説明する。特に「遺跡」では原生林被覆
のなかった水辺に生活地点を選んだこと、小人口と激しい獣害から一遺跡に一世帯が生活し、
集落がなかったこと、「遺構」では一世帯が現代の「部屋」に相当する「住居」4戸を各時
点で同時使用していたことを述べる。歴史時代の考古学では日本列島の都市の発達にも触れ
る。
担当教員
佐々木 明
対象学生 全
る学生諸君は受講すべきでない。受講制限は一切ない。第2(3)週から出席する学生を拒
まない(ただし、開講当初の欠席も他の欠席と同様に扱うから、若干の不利益が当人に生じ
る)。小テストで不正があれば処分されることを充分に認識せよ。
授業時間以外の事前学習の必要を感じる諸君は毎回講義終了時に配布する次回のレジュメで
勉強できる。事後学習の必要を感じる諸君は小テスト解答用紙に学習したい内容を記入する
か、授業前後またはオフィスアワーに質問、相談できる。
(6)質問,相談への対応
授業時間の余裕が少ないので、質問・相談は小テストの解答用紙(の欄外等)に記入するこ
とを希望する。解答用紙に記入した質問・相談に一般性があれば次回の模範解答解説時に重
要性に応じた時間を割いて対応し、一般性がなければ当事者の再配布答案(の欄外等)に返
答等を記入する。もちろん、授業の前後に質問・相談を受け付け、適宜対応する。授業時間
外の質問、相談にはオフィスアワー(火曜の昼休み)に研究室(人文学部研究棟5階エレベ
ーター前)で対応する。電話等の電子的手段を利用しないから、気楽に来てほしい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
10月1日 考古学と文化人類学、10月15日 遺跡とその環境、10月22日 生活地
点と獣害、 10月29日 遺跡の発見と記録、11月5日 層序、11月l2日 遺構検
出と非建造物遺構、11月19日 住居址と「集落」、11月26日 日本列島の住居の文化、
12月3日 日本の中世都市、埋葬遺構、12月10日 古墳、部分的検出、12月17日
遺構の発掘と記録、 12月25日 遺物・遺存体、石器、1月7日 石器整理技術、土
器、1月21日 土器、金属器、1月28日 有機質遺物、動植物遺存体(どの項目でも発
掘現場で必要な知識を中心に講義を進める。過去の地表の埋没過程、前近代社会の乳幼児と
妊産婦の高死亡率、有害動物の行動、住宅火災、岩石の性質、窯業製品の物性などの自然科
学的、技術的知識が重要である。)
(4)成績評価の方法
出席(試算比率約2割)と毎時間小テスト(同約8割)による。採点・添削済みの小テスト
答案を次回に模範解答とともに再配布し、模範解答を解説する。各回の小テストの内容は一
回前の講義の内容と関係する。小テストでは配布した資料、レジュメ関連部分の要約ではな
く、問題と資料を読んで、その場で自分が考えたことを簡潔な日本語で記述する。大発見、
大発明も最初は「思いつき」だから、強烈なコメントを食らってもめげないで自分の考えを
積極的に展開すれば、時には自覚せずに素晴らしい答案を書くこともあると考えて小テスト
に臨んでほしい。
(5)履修上の注意
3分の2以上の出席がなければ単位を認定しない。担当者は「不正欠席者との戦い」を教育
者の重要な使命と考えているから、受講票を提出すれば後は期末試験だけだ、などと妄想す
時間割コード
◎科学リテラシー
授業で学んだ内容に関係する事例を科学的に分析する能力を小テストにより
涵養したい。
◎言語能力
分析内容を日本語で的確に表現する能力を小テストを通じて涵養したい。
◎普遍的・数量的理解力
関係事項を普遍的尺度と特に数量的指標を用いて理解する能力を小テストで
涵養したい。
【教科書】
約1万字のレジュメを毎回配布する。毎回終了時に次回のレジュメを配布するので、各自が
読んで「予習」することを期待する。そのレジュメを次回に忘れずに持参する。(小テスト
の内容が前回の内容に関係するので、小テスト・模範解答解説・模範解答と各自の再配布答
案の比較が「復習」に相当する。次回レジュメ配布・小テストにより「予復習」を確保する
のが担当教員の基本方針である。)レジュメの最後の部分に各回の内容に関係した小テスト
の過去問を掲載してあるので、予めよく読んでその次の回の小テストの解答の際に役立てて
ほしい。
【参考書】
数点の参考書でカヴァーできる内容の講義ではない。関心のある分野があれば、各自が文献
を検索すべきである。検索方法を知らない受講生には適切に対応したい。トロイ発掘の資金
を出したSchliemannではなく、発掘作業の方法を開発した帝国時代のベルリン大学教授(
Virchow,Dorpfeldt,Koldewei等)に始まる考古学史のわかりやすい日本語文献がないから、
関心を持つ学生がいれば個別に指導する。
01207
人類の歴史と発展
授業題目 科学論
授
業 英文授業名 Philosophy of Science
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育56講義室
市民開放授業
担当教員
曜日・時限 金曜・4時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
自然科学の歴史や考え方を広く学び、
1)人類の知を継承し,それらの成果の上に立って未来を創造的に考える力
2)科学諸分野の歴史やその成果に関して幅広く理解できる科学リテラシー
3)みずから問題を見出し,すじみちを立てて解決する能力
4)専門以外の他分野に関する体系的な知識や素養
を得るための基礎的機会とする。
谷口 俊一郎
篠原 成彦
対象学生 全
備考
(4)成績評価の方法
1)授業毎に、何を考えたか、得られた新しい視点についてレポート提出を行う。
2)試験内容は、知識よりも考え方を問う記述式問題とする。
3)授業のねらいで設定した到達目標を基に成績評価基準を定め成績を判定する。
(2)授業の概要
私たちヒトはこの世界・自然を理解しようとする科学活動を有する。ヒトとして、
自分たち自身そしてこの自然を理解したいという動機・活動が生じる必然性はな
いと思われるが、兎に角そのような存在である。宇宙の起源、生命の起源や科学
(物理学、数学や生命科学)の歴史に思いを馳せ、科学そのものの目的が一体何
であるか、そしてその営みの在り様(方法、帰納・演繹、法則、予言、説明等)
そしてその妥当性について学び、ヒト存在に関わる科学の意義について、自ら考
える機会とする。
自然科学系の教員(物理/分子生物学などの専門家)により、科学の具体的概
要を示し、その背景にある論理学、哲学について哲学専門家が解説する。
このことによって、科学諸分野の歴史やその成果に関して幅広く理解できる科
学リテラシーを得る。
(3)授業計画
1.イントロダクション(なぜ科学論か):谷口(分子生物学) 2.宇宙、生命、ヒトの起源と進化:谷口 3.科学革命(形而上から形而下的理解へ):谷口
4.古典力学の概略(運動方程式:神の一撃、人間機械論):矢部(物理学)
5.電磁気学の概略(見えない電気・磁場、光=電磁波の発見):矢部
6.熱統計力学の概略(見えない分子運動と熱の理解):矢部
7.量子力学の概略(電子や光の粒子/波動性/確率的法則):矢部 8.科学哲学/論理学の基礎(法則、論理学、特に自然演繹の演習):篠原(哲
学) 9.同上
10. 同上
11. 同上
12. 科学と哲学/自然における人間:篠原(哲学) 13. 科学と哲学/自然における人間:三谷(哲学)
14. 分子生物学の概略(遺伝子から見る”いのち”):谷口
15. 総論:谷口、篠原
(5)履修上の注意
1)授業は知識伝授型ではなく、学生が自ら考える機会とします。
2)知識よりも背景にある考え方、問題点に注目して下さい。
3)自然演繹は演習をします。よく理解する為に自学自習を丁寧にして下さい。
(6)質問,相談への対応
1)谷口俊一郎が窓口になります。谷口の研究室へご連絡下さい。
可能な限り対応致します。
内線からは5343
外線からは37−2679
e-mail:[email protected]
URL:http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/medicine/department/doctor/grdkarei/i
-bunshishuyo/
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創造
科学思想の歴史に触れ、知の継承と新たな創造マインドを養う
マインド
◎科学リテラシー
科学の成果・意義を理解する。
◎問題発見・解決能力 科学の背景にある方法、論理を学び発見と解決能力を習得する。
◎専門外の知識
広い科学分野に触れその面白さを知る。
【教科書】
「指定しない」
【参考書】
戸田山和久、科学哲学の冒険、NHKブックス、2007年、1120円
小林道夫、科学哲学、産業図書、2008年、2400円
教養62
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01208
近現代のアジアと日本
担当教員
人類の歴史と発展
授
業 英文授業名 Asia and Japan in the Modern History
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・2時限
目
講義室 共通教育56講義室
授業形態
講義
備考
久保 亨
対象学生 全
(1)授業のねらい
近現代のアジアと日本の関係を振り返り、私たち自身のアジア観を問い
直すととともに、とくに現代中国に対する歴史的な理解を深める。
(5)履修上の注意
質問や意見を積極的に提出するなど主体的な参加を求めたい。
(2)授業の概要
アジアという言葉が意味してきたものについて歴史的に検討した後、現
代中国の歴史に対する認識を深め、さらにアジアと日本の関係について、
いくつかの論点別に考えていく。その際、戦争責任論、戦後賠償・戦後 (6)質問,相談への対応
補償論、歴史教育論は避けて通れない課題であろう。
メールで受付ける。[email protected]
(なお Office Hour と呼ばれる教員が研究室で学生の相談に応じる
ための時間帯は、人文学部の標準(火曜12:10-13:00)による。)
(3)授業計画
第1回 なぜ、今、“アジアと日本”か
第2回 アジアとは何か−−アジア像・中国像の変遷
第3回 近代西欧のアジア認識と現実のアジア
第4回 日本とアジアの近代化をめぐる論争史
第5回 現代中国の歴史〔Ⅰ〕
第6回 現代中国の歴史〔Ⅱ〕
第7回 現代中国の歴史〔Ⅲ〕
第8回 現代中国の歴史〔Ⅳ〕
第9回 日本の戦争責任論とアジア
第10回 戦後賠償・戦後補償とアジア
第11回 日本人のアジア観、中国観
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
第12回 アジアの人々の日本観
第13回 日本の歴史教育の歴史
第14回 世界の歴史教育の歴史
第15回 まとめ
◎人類知の継承と未来創 歴史に学び、現在と将来を考える力を身につけることによっ
造マインド
て獲得する。
◎多様な文化受容マイン 中国など他のアジア諸地域と日本との関係への理解を深める
ド
ことによって獲得する。
【教科書】
『現代中国の歴史ー両岸三地100年のあゆみー』久保 亨ほか著、東京大
学出版会、2008年6月刊、2800円
【参考書】
『シリーズ近現代中国史④ 社会主義への挑戦』久保亨著、岩波新書、
2011年1月刊、800円
(4)成績評価の方法
学期末試験のほか、出席を重視して評価を行う。
おおむね試験6割、出席4割とする。
時間割コード
01210
県内大学開放授業
人類の歴史と発展
授業題目 古代日本史入門−歴史と美術のあいだ−
授
業 英文授業名
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・3時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
担当教員
市民開放授業
佐藤 全敏
対象学生 全
(1)授業のねらい
現代日本の起源である古代日本について、柔軟な見方を身につけるこ
とを目的とします。高校までの暗記物である日本史から全力で離れて、
タイムスリップするかのように過去の世界に入り、そこにある「日本」
にふれてみましょう。この講義では、そうすることによって、いまの私
たちの毎日の生活を別の角度からみられるようになることをめざします。
また、そのような「眼」をもつためには、一定の学問的方法と学問的態
度が必要であることを認識し、その基礎的な技術・姿勢の獲得もめざし
ます。最終的には、大学を卒業したあとにも必ず必要であるような「歴
史的な思考」を身につけることが目標です。
第15回 まとめ
(2)授業の概要
日本史の教科書などをひらくと、ほとんど必ずといってよいほど写真
が掲載されている、観心寺の如意輪観音像。平安時代前期につくられた
とされるこの像は、日本密教彫刻の最高峰とされ、普段は公開されてい
ない秘仏です。しかし、その像がもつ豊潤さと官能美は、これまでも多
くの人々を惹きつけてきました。たとえば、哲学者・和辻哲郎は、この
像をめぐって次のような一文を残しています―「そこには肉感性を敵と
する意識と共に、肉感性に底知れぬ威力を認める意識がある」―。
この講義では、観心寺如意輪観音像が、いつ、だれの意思によって作
られたのか、そうした問題を歴史学的に考察します。観心寺は現在の大
阪府の南端、河内長野市の山中にあります。なぜそのような辺境に、そ
れほどまでに美しい仏像が置かれるにいたったのか。残された関係史料
を丹念に読み解き、現場を歩き、歴史学にとって「実証」とは何か、そ
ういった問題を考えていきたいと思います。
(6)質問,相談への対応
授業中のほか、メールでも受け付けます。
[email protected] まで。
(4)成績評価の方法
学期末の試験により評価します。
(5)履修上の注意
欠席が続くとなかなかついていけなくなるかもしれません。欠席した
ら、必ず友人などから授業内容を聞いておきましょう。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎問題発見・解決能力
◎多様な文化受容マイン
ド
(3)授業計画
観心寺如意輪観音像の成立に関する講義を行う。
第1回 ガイダンス
第2回 「美術」を歴史的にあつかうということ
第3−6回 史料を解読するということ
第7−9回 史料を分析するということ
第10−13回 美しい皇后・橘嘉智子
第14回 奈良・法華寺へ
◎人類知の継承と未来創
造マインド
◎自己認識・自己啓発マ
インド
【教科書】
指定しない
【参考書】
指定しない
教養63
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01299
古文書で学ぶ近世ゼミ
人類の歴史と発展
授
業 英文授業名 Seminar of Edo Period
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育402演習室
担当教員
山本 英二
曜日・時限 水曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
日本史学にとっての演習は、歴史学に必要な研究方法の基礎を習得す
ることに目標があります。そこで本演習では、日本史研究に必須な古文
書読解力の養成、学術論文・文献の検索方法、辞・事典類の使い方など
について学習することを目指します。
対象学生 全
備考
(5)履修上の注意
無断欠席は一切認めません。必ず予習をして望んでください。積極的
に発言してください。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワー〔水曜12:10∼13:00〕
(2)授業の概要
演習では、信州大学人文学部日本史研究室所蔵の古文書をテキストに、
古文書を解読し、個別発表をおこない、みんなで討論します。また、希
望に応じて県内の博物館見学や、演習に関係する地域でのフィールドワ
ークもおこなってみたいと思っています。
(3)授業計画
1 ガイダンス
2 古文書の読み方
3 古文書の調べ方
4 くずし字解読方法
5 古文書読解
6 古文書読解
7 古文書読解
8 古文書読解
9 古文書読解
10 古文書読解
11 古文書読解
12 古文書読解
13 古文書読解
14 古文書読解
15 古文書読解
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎専門知識と応用力 古文書解読能力
(4)成績評価の方法
ゼミでの個人報告および発言などの参加点(80%)を重視します。古
文書読解力の到達点をみるために、e-alpsへのレポート提出(20%)を
課すことがあります。
時間割コード
◎多様な文化受容マイン
異文化としての前近代理解
ド
【教科書】
『くずし字解読辞典』 児玉幸多監修 東京堂出版 2,200円
【参考書】
随時指示します。
02001
日本社会の諸相
授業題目 震災と社会:阪神・淡路,中越,東日本の大震災を社会学的に考える 担当教員 辻 竜平
授
業 英文授業名 Earthquake disaster and society : Sociological perspectives
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 月曜・4時限
対象学生 全
目
講義室 共通教育13講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
東北地方太平洋沖地震に伴う東日本大震災が発生して1年になる.この講義は,
阪神・淡路大震災,中越地震,東日本大震災という3つの震災について社会学的
に考察する.また,同時に社会学の基本的な概念や考え方が身につくような社会
学入門としての性格も持たせる.
14.東日本大震災:科学の自律性
15.東日本大震災:あるべき復旧・復興の姿を考えるディスカッション
(2)授業の概要
震災というと,地質・地盤などの理学的アプローチ,建築・土木などの工学的ア
プローチ,医療などの医学的アプローチなどを思い浮かべる人が多いだろう.先
般の東日本大震災の場合には,原子力工学や,農学的なアプローチも必要だろう
.しかし,この授業では,震災にかかわるさまざまな側面について社会学的にア
プローチする.
たとえば,阪神・淡路大震災,中越地震,東日本大震災はそれぞれ,都市と農村
,そして科学のあり方といった異なる側面への関心を引き起こす.この講義では
,これらの側面について社会学的に考える.
この講義には,私の所属する人文学部の学生にも,他学部の学生にも受講しても
らい,みなさんが,講義を聴くだけでなく,それぞれの学問領域の立場で考えな
がら,知の融合と発展が生じることを期待したい.
(5)履修上の注意
中越地震の被災地から講師を招聘するため,その都合によって予定が多少前後す
るかもしれない.
東日本大震災に関わる内容は,事態は日々変わっていくので,講義内容も変更が
あるかもしれない.
(3)授業計画
1.イントロダクション.阪神・淡路大震災:概要
2.阪神・淡路大震災:「まさか阪神で」という信念共有のメカニズム.「まさ
かそんな大津波が」との関連
3.阪神・淡路大震災:救出・救援の成否,都市再生の方向性:都市コミュニテ
ィの機能.その崩壊と再生
4.阪神・淡路大震災:県外避難者と「ふるさとひょうごカムバックプラン」:
公平とは何か
5.阪神・淡路大震災:二重ローンに苦しむ人々:中流の脆弱性
6.新潟県中越地震:概要.
7.新潟県中越地震:仮設住宅をコミュニティに
8.新潟県中越地震:仮設住宅をコミュニティに:社会学的解釈,復旧・復興の
ネットワーク論的見方
9.新潟県中越地震:旧栃尾市の震災前後での信頼感の変化:パネル調査の結果
と解釈
10.新潟県中越地震:中野俣地区と中野俣小学校の復旧・復興
11.新潟県中越地震:中野俣地区と中野俣小学校の復旧・復興:社会学的解釈
12.東日本大震災:震災の規模と2次災害・3次災害の連鎖
13.東日本大震災:利害関係者の構図
(4)成績評価の方法
授業への参加10割(ディスカッションへの参加やリアクションペーパーの提出)
(6)質問,相談への対応
電子メール等のインターネットを媒体として質問・相談を受け付ける.方法は,
初回の授業時に指示する.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎社会的行動マインド 震災は協同で乗り越えなければならないことを学ぶ
◎科学リテラシー
科学という営みが社会とは切り離せないことを学ぶ
◎普遍的・数量的理解力
理論と現実との関係を,データや資料を媒介として考えられる力を身
につける
【教科書】
指定しない.
【参考書】
浦野正樹・大矢根淳・吉川忠寛,2007,『復興コミュニティ論入門』弘文堂.
辻竜平,2011,『中越地震被災地研究からの提言:未来の被災地のために』ハー
ベスト社.
開沼博,2011,『「フクシマ」論:原子力ムラはなぜ生まれたのか』青土社.
その他,適宜指示する.
教養64
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02003
新聞と私たちの社会【SUNS】(信濃毎日新聞社寄附講義)
日本社会の諸相
授
業 英文授業名 Newspaper and Our Society
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育61講義室
曜日・時限 金曜・2時限
授業形態
講義
(2)授業の概要
毎回、信濃毎日新聞社の方をゲストスピーカーとしてお招きし、新聞の作られ
方や読み方、社会的な役割について講演していただきます。また、講演後に質疑
応答を行い、受講生に新聞社の方々と直接対話する機会を設けます。さらに感想
と質問を書いて提出してもらうことによって対話を深めます。
本授業を通じて養う能力を試す上で、「新聞スクラップ」を3回提出してもら
います。この課題は、受講生に新聞と用紙を配布し(信濃毎日新聞社に用意して
いただきます)、一つの記事を選んで用紙に貼り付け、選択した理由や感想を書
くというものです。第6、11、15回目の授業時に提出してもらいます。また最後
には、日本新聞協会の「HAPPY NEWS キャンペーン」に応募してもらいます。
(3)授業計画
第1回 ガイダンス
第2回 日本の新聞界
第3回 新聞の社会的役割
第4回 取材記者の思い(報道部)
第5回 ニュースの評価と表現(整理部)
第6回 くらしの視点から(文化部)
第7回 新聞文章術
第8回 歓喜と失意のドラマ(運動部)
第9回 時代を読み一瞬を切り取る(写真部)
第10回 読者とのつながり(地域活動部)
第11回 読者からのメッセージ(編集応答室)
第12回 新聞広告がめざすもの(広告局)
第13回 地域文化への貢献(事業局)
第14回 メディアのこれから(メディア局)
対象学生 全
備考
第15回 コラムと社説(論説委員)
内容および講演者は、都合により変更されることもあります。
(4)成績評価の方法
期末試験は行わない。成績は次の配分とする。「出席(授業時間中に執筆・提出
してもらう質問・感想による)」5点×13回 計65点、「新聞スクラップ」10点×
3回 計30点、「日本新聞協会の『HAPPY NEWS キャンペーン』への応募」5点。こ
の応募に関してはキャンペーンのウェブサイトを参照して下さい(URL:
http://www.readme-press.com/happynews/)。いずれの課題についても授業中に
詳しく説明します。なお、5回以上欠席した学生には単位が認定されません。
(5)履修上の注意
ゲストスピーカーをお招きして開講する科目ですので、失礼のない受講態度を
心がけて下さい。授業の進行を妨げるような遅刻や早退は、厳に慎んで下さい。
第1回の授業において、多数の受講希望者がいた場合には、教育効果を考慮し
て、受講制限を行うことがあります。
(6)質問,相談への対応
各回の授業の内容に関する質問については、授業時間中に設ける質疑応答の時間
に対応します。履修の手続や成績評価に関する質問については、コーディネータ
ー(分藤)が受け付けます(メールアドレス:[email protected])。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎情報活用力
新聞を読み解く基礎的な方法論を学ぶことによって
◎言語能力
与えられた課題に対して、自分の考えを整理し、簡潔に述べることに
よって
◎自己認識・自己啓発マイ メディア・リテラシーを高め、自己と社会との関係性を考えることに
ンド
よって
【教科書】
指定しない。
【参考書】
授業時に紹介する。
02005
日本社会の諸相
授業題目 手話と社会
授
業 英文授業名 Sign Language and Society
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育42講義室
分藤 大翼
(1)授業のねらい
私たちは、政治や社会、経済に関する情報を、主に新聞やテレビをはじめとす
るマス・メディアを通じて得ています。情報化社会に生きる私たちにとって、メ
ディア・リテラシー(情報を読み解く能力)は不可欠の能力だといえるでしょう。
この授業では、毎回、信濃毎日新聞社の方々をゲストスピーカーとしてお招き
し、新聞の作られ方や読み方、社会的な役割などについて講演していただきます。
受講生はこれらの講演を聞くことを通じて、新聞と社会への関心を高め、正確な
情報を獲得したうえで、さまざまな社会の事象を考察する能力を身につけること
ができるでしょう。報道の現場にたずさわっている方々の話から、情報と社会の
成り立ちについて学び、情報と社会に対する的確な判断力と想像力を養うことが
本授業のねらいです。
時間割コード
担当教員
県内大学開放授業
担当教員
曜日・時限 金曜・4時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
手話はろう教育の中で生まれ育ち、また否定された歴史を持っている。手
話をコミュニケーション手段とする聴覚障害者は社会参加・社会生活のた
めには日本語も必要である。聴覚障害者の日本語獲得のプロセスに関する
様々な考え方や課題を知り理解し、手話を言語として認めることの意味を
考える。また、手話を学ぶことによって、社会における各々の専門分野で、
聴覚障害者にとってのバリアフリーをめざして、自ら具体的な課題を見出
し、解決方法を考え実践していく精神を育む。ここでは、手話語彙を学習
する。
(2)授業の概要
毎回講義と手話実技を行う。
講義は、聴覚障害、聴覚障害者問題を学ぶことを通して聴覚障害の本質を
知るとともに、ろう教育の方法について理解と認識を深める。
手話実技は、簡単な日常会話を行うに必要な手話語彙の獲得をめざす。
本授業は男女共同参画に関する内容を含んでいる。
(3)授業計画
1 【手話実技】あいさつ・名前の表現
2 【講義】聞えない人々の暮らし 【手話実技】指文字表現
3 【講義】聞えない人々 【手話実技】家族の表現 「ジェンダー」の
手話
4 【講義】聞えないとは何か 【手話実技】家族の表現
5 【講義】聞えない人々のコミュニケーション方法 【手話実技】趣味
の手話
6 【講義】手話とは何か 【手話実技】2桁までの数の表現
7 【講義】手話の特徴(1) 【手話実技】3桁以上の数の表現
8 【講義】手話の特徴(2) 【手話実技】仕事の手話
9 【講義】手話通訳・要約筆記 【手話実技】都道府県名(1)・市町
村名の手話表現
10 【講義】聞えない人々の福祉 【手話実技】都道府県名(2)の手話
表現
11 【講義】ろう教育(世界) 【手話実技】医療に関わる手話(1)
12 【講義】ろう教育(日本) 【手話実技】医療に関わる手話(2)
13 【講義】ろう運動(1) 【手話実技】「新しい手話」(1)
市民開放授業
平澤 まさ美
花村 有利子
対象学生 全
備考
14 【講義】ろう運動(2) 手話通訳士試験合格者男女の比率 【手話
実技】「新しい手話」(2)
15 【講義】障害者権利条約 第3条「一般原則」男女の平等
16 試験
(4)成績評価の方法
毎回のレポート(2割)と筆記試験(8割)の割合で評価する。
(5)履修上の注意
講師は手話を使って講義する。手話読み取り通訳が付く。
手話実技の時は基本的には手話表現を見ることが必要になる。耳に頼るの
ではなく目でつかむように努力すること。習った手話語彙はその日のうち
に覚えるように心掛ける。
毎回課題を出すので必ず指定のレポート用紙を持ってくること。
(6)質問,相談への対応
授業終了後、質問、相談を受け付ける。
メールでも受け付ける。アドレスは、[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ 聞こえないとは何か考え想像し己を知り、聞こえない人に対し
インド
て何ができるかを考える。
聴覚障害者の生活、福祉、ろう運動を学び、聴覚障害者が共生
◎社会的行動マインド 可能な社会環境を考える。
聴覚障害者に対して、音があることや、ことばを伝えるための
◎問題発見・解決能力 方法を考える。
◎言語能力
簡単な日常会話を行なうに必要な手話語彙を習得する。
【教科書】
使用せず。パワーポイントの資料を配布する。
【参考書】
適宜、授業で紹介。
教養65
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02006
県内大学開放授業
手話コミュニケーションと社会
担当教員
日本社会の諸相
授
業 英文授業名 Sign Language Communication and Society
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・4時限
目
講義室 共通教育42講義室
授業形態
講義
備考
市民開放授業
平澤 まさ美
花村 有利子
対象学生 全
(1)授業のねらい
わが国において、手話が言語として法的に認められていないため、それが
聴覚障害者にとって社会的不利な条件の1つとなっていることを知り理解
するとともに、ろう運動から問題解決の方法を学ぶ。また、豊かなコミュ
ニケーション力の基礎となる手話を学ぶことによって、各々のめざす専門
分野において、制度改革を進め、聴覚障害者の福祉向上につながる実践に
挑戦する精神を育む。ここでは、手話でごく簡単な日常会話の練習を行い、
対人コミュニケーション能力を向上させる。
方を工夫して表現する
14【講義】ろう運動(2) 手話通訳士試験合格者男女の比率 【手話実
技】状況を想像しながら身振りを交えて具体的に表現してみる
15【講義】障害者権利条約 第3条「一般原則」男女の平等
16 試験
(2)授業の概要
毎回講義と手話実技を行う。
講義は、聴覚障害者問題、手話通訳・要約筆記、ろう運動等について理解
と認識を深める。
手話実技は、対話基礎練習に重点を置く。
本授業は男女共同参画に関する内容を含んでいる。
(5)履修上の注意
講師は手話を使って講義する。手話読み取り通訳が付く。
手話実技の時は基本的には手話表現を見ることが必要になる。耳に頼るの
ではなく目でつかむように努力すること。また、前に出て手話で会話を練
習することもあるので、このことを十分に承知していただきたい。習った
手話は各自で繰り返し練習して身に付けること。
毎回課題を出すので、必ず指定のレポート用紙を持ってくること。
(3)授業計画
1【手話実技】「名前を紹介しよう」
2【講義】聴覚障害者の生活 【手話実技】「家族を紹介しよう」 「ジ
ェンダー」の手話
3【講義】聴覚障害者 【手話実技】「趣味について話そう」
4【講義】耳の障害 【手話実技】「数字を使って話そう」
5【講義】補聴器・読話・筆談・人工内耳 【手話実技】「仕事について
話そう」
6【講義】手話 【手話実技】「あなたの家を紹介しよう」
7【講義】手話の特徴1 【手話実技】「自己紹介」(まとめ)
8【講義】手話の特徴2 【手話実技】「一日のことを話そう」
9【講義】情報・コミュニケーション 【手話実技】「一ヶ月のことを話
そう」
10【講義】聴覚障害者の福祉 【手話実技】「一年のことを話そう」
11【講義】ろう教育(世界) 【手話実技】学習した疑問詞がしっかり使
えるようにする
12【講義】ろう教育(日本) 【手話実技】学習していない言葉は身振り
を使って様子を伝えるようにする
13【講義】ろう運動(1) 【手話実技】道順を教えるときの空間の使い
時間割コード
(4)成績評価の方法
毎回のレポート(2割)と筆記試験(8割)の割合で評価する。
(6)質問,相談への対応
授業終了後、質問、相談を受け付ける。
メールでも受け付ける。アドレスは、[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ 聞こえないとは何か考え想像し己を知り、聞こえない人に対し
インド
て何ができるかを考える。
聴覚障害者の生活、福祉、ろう運動を学び、聴覚障害者が共生
◎社会的行動マインド 可能な社会環境を考える。
聴覚障害者に対して、音があることや、ことばを伝えるための
◎問題発見・解決能力 方法を考える。
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
手話で簡単な日常会話を行なうに必要な手話表現技術を習得す
る。
【教科書】
使用せず。パワーポイントの資料を配布する。
【参考書】
適宜、授業で紹介。
02007
日本社会の諸相
授業題目 キャリア形成論Ⅰ-本当の自分を理解するステップ-【SUNS】
授
業 英文授業名 Career Development Ⅰ
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・5時限
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
"キャリア"という言葉は仕事に限定されるものではありません。元来この言葉
は、もっと広い意味を持っています。語源はラテン語の"カラリア"。これは「馬
車の轍=車道」という意味で、そこから人が歩む道、すなわち"生き方"を表す言
葉に発展しました。このように、仕事のキャリアだけではなく、人生を総合的(
勉学、趣味、恋愛、家族等)に捉え、生き方にかかわる様々なテーマを切り口に
し「なりたい自分」を構築していく方法を学びます。
(2)授業の概要
こんな仕事・あんな仕事のステージで活躍したい「できたらいいな」というイ
メージを持ち、そのために大学時代をどう過ごすか大学生活における目標を再認
識し、行動プランを立てることで有意義に過ごせるよう考える。また、就職活動
にも役立つ自己理解(自分の強み・弱みを把握)の分析やコミュニケーション能
力、プレゼンテーション能力の向上を図ります。
また、ゲストスピーカーを迎え「ワークライフバランス」も踏まえた人生観を
語っていただく講演(2回)を開講し、自分らしい生き方を探っていきます。
(3)授業計画
1.キャリア形成論Ⅰガイダンス
2.キャリアについて
3.大学生活におけるビジョン
4.キャリアデザインの考え方
5.不確実な時代を生きるキャリアとは
6.自己分析と自己理解(スチューデントEQを活用)
7.ゲストスピーカーによる講演①
8.キャリアを考える視点
9.キャリアの逆算思考
10.コミュニケーション・スタイルを知る
11.キャリアのモチベーション
12.ゲストスピーカーによる講演②
13.プレゼンテーション・スキルの向上
14.人生のキャリアビジョン
15.キャリア形成論Ⅰ総括
担当教員
赤羽 貞幸
霜鳥 光
対象学生 全
(4)成績評価の方法
・期末試験は行いません。
・毎回の講義のミニレポート(300字程度)及び中間レポート(2回)(800字以
上)による授業内容の理解度及び取上げたテーマに対してなされる考察の評価、
並びに期末総括 レポート(2,000字以上)により評価いたします。
[評価割合]
・ミニレポート 40%
・中間レポート 20%
・総括レポート 40%
(5)履修上の注意
・毎回しっかり講義を受講し内容を理解しているかを重要視いたします。
・ゲストスピーカー(産業界の方等)をお招きした講義も取り入れます。
講義を受ける学生としてのマナーとモラルをもち受講してください。
(6)質問,相談への対応
授業終了後随時受け付けます。
またEメールにおいても随時受け付けます。
[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マイ
自己理解を深めた上で自分と社会との関わりを探る。
ンド
◎社会的行動マインド 自己理解を深めた上で自分と社会との関わりを探る。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
ワークショップ等を通じ対人適応能力を養う。
◎問題発見・解決能力 ロジカルシンキングの手法を活用し論理的課題解決能力を養う。
【教科書】
必要に応じてプリントを配布します。
【参考書】
授業中に紹介します。
教養66
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
02008
授業題目 キャリア形成論Ⅰ-本当の自分を理解するステップ-【SUNS】
日本社会の諸相
授
業 英文授業名 Career Development Ⅰ
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育61講義室
担当教員
曜日・時限 金曜・4時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
"キャリア"という言葉は仕事に限定されるものではありません。元来この言葉
は、もっと広い意味を持っています。語源はラテン語の"カラリア"。これは「馬
車の轍=車道」という意味で、そこから人が歩む道、すなわち"生き方"を表す言
葉に発展しました。このように、仕事のキャリアだけではなく、人生を総合的(
勉学、趣味、恋愛、家族等)に捉え、生き方にかかわる様々なテーマを切り口に
し「なりたい自分」を構築していく方法を学びます。
(2)授業の概要
こんな仕事・あんな仕事のステージで活躍したい「できたらいいな」というイ
メージを持ち、そのために大学時代をどう過ごすか大学生活における目標を再認
識し、行動プランを立てることで有意義に過ごせるよう考える。また、就職活動
にも役立つ自己理解(自分の強み・弱みを把握)の分析やコミュニケーション能
力、プレゼンテーション能力の向上を図ります。
また、ゲストスピーカーを迎え「ワークライフバランス」も踏まえた人生観を
語っていただく講演(2回)を開講し、自分らしい生き方を探っていきます。
赤羽 貞幸
霜鳥 光
対象学生 全
備考
(4)成績評価の方法
・期末試験は行いません。
・毎回の講義のミニレポート(300字程度)及び中間レポート(2回)(800字以
上)による授業内容の理解度及び取上げたテーマに対してなされる考察の評価、
並びに期末総括 レポート(2,000字以上)により評価いたします。
[評価割合]
・ミニレポート 40%
・中間レポート 20%
・総括レポート 40%
(5)履修上の注意
・毎回しっかり講義を受講し内容を理解しているかを重要視いたします。
・ゲストスピーカー(産業界の方等)をお招きした講義も取り入れます。
講義を受ける学生としてのマナーとモラルをもち受講してください。
(6)質問,相談への対応
授業終了後随時受け付けます。
またEメールにおいても随時受け付けます。
[email protected]
(3)授業計画
1.キャリア形成論Ⅰガイダンス
2.キャリアについて
3.大学生活におけるビジョン
4.キャリアデザインの考え方
5.不確実な時代を生きるキャリアとは
6.自己分析と自己理解(スチューデントEQを活用)
7.ゲストスピーカーによる講演①
8.キャリアを考える視点
9.キャリアの逆算思考
10.コミュニケーション・スタイルを知る
11.キャリアのモチベーション
12.ゲストスピーカーによる講演②
13.プレゼンテーション・スキルの向上
14.人生のキャリアビジョン
15.キャリア形成論Ⅰ総括
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マイ
自己理解を深めた上で自分と社会との関わりを探る。
ンド
◎社会的行動マインド 自己理解を深めた上で自分と社会との関わりを探る。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
ワークショップ等を通じ対人適応能力を養う。
◎問題発見・解決能力 ロジカルシンキングの手法を活用し論理的課題解決能力を養う。
【教科書】
必要に応じてプリントを配布します。
【参考書】
授業中に紹介します。
時間割コード
02009
日本社会の諸相
授業題目 キャリア形成論Ⅱ−自分の将来像を探るステップ−【SUNS】 担当教員 赤羽 貞幸
授
業 英文授業名 Career Development Ⅱ
霜鳥 光
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 火曜・4時限
対象学生 全
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
"キャリア"という言葉は仕事に限定されるものではありません。元来この言葉
は、もっと広い意味を持っています。語源はラテン語の"カラリア"。これは「馬
車の轍=車道」という意味で、そこから人が歩む道、すなわち"生き方"を表す言
葉に発展しました。このように、仕事のキャリアだけではなく、あなたの人生を
総合的(勉学、趣味、恋愛、家族)に捉え、生き方にかかわる様々なテーマを切
り口にし「なりたい自分」を構築していく方法を学びます。
(2)授業の概要
職業を知る機会を設け、キャリアを思い描いた、自分自身のイメージをどのよ
うにして実現するか、自分をどのように活かすか、実際に社会で活躍されている
方々をゲストスピーカーとして招き「ワークライフバランス」も踏まえた人生観
の講演(4回)を開講し、ロールモデルを見つける一助とします。「なりたい自
分」になるために、今、何をすべきなのか明確化されるキャリアを継続的にマネ
ジメントしていく主体性を培います。
(3)授業計画
1.キャリア形成論Ⅱガイダンス
2.職業を知る①
3.職業を知る②
4.ゲストスピーカーによる講演①
5.目指している仕事をするために
6.ゲストスピーカーによる講演②
7.企業で何を成し遂げるか
8.働く目的
9.ゲストスピーカーによる講演③
10.自分の仕事がもたらす影響と貢献
11.ゲストスピーカーによる講演④
12.なりたい自分の明確化
13.自己理解と自己分析(スチューデントEQを活用)
14.キャリアマネジメントの考え方
15.キャリア形成論Ⅱ総括
(4)成績評価の方法
・期末試験は行いません。
・毎回の講義のミニレポート(300字程度)及び中間レポート(2回)(800字以
上)による授業内容の理解度及び取上げたテーマに対してなされる考察の評価、
並びに期末総括 レポート(2,000字以上)により評価いたします。
[評価割合]
・ミニレポート 40%
・中間レポート 20%
・総括レポート 40%
(5)履修上の注意
・毎回しっかり講義を受講し内容を理解しているかを重要視いたします。
・ゲストスピーカー(産業界の方等)をお招きした講義も取り入れます。
講義を受ける学生としてのマナーとモラルをもち受講してください。
(6)質問,相談への対応
授業終了後随時受け付けます。
またEメールにおいても随時受け付けます。
[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マイ
自己理解を深めた上で自分と社会(職業)との関わりを探る。
ンド
◎社会的行動マインド キャリアデザインを通じ自分の生き方の軸を探る。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
ワークショップ等を通じ対人適応能力を養う。
◎問題発見・解決能力 ロジカルシンキングの手法を活用し論理的課題解決能力を養う。
【教科書】
必要に応じてプリントを配布します。
【参考書】
授業中に紹介します。
教養67
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
02010
授業題目 キャリア形成論Ⅱ−自分の将来像を探るステップ−【SUNS】 担当教員
日本社会の諸相
授
業 英文授業名 Career Development Ⅱ
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育61講義室
曜日・時限 金曜・4時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
"キャリア"という言葉は仕事に限定されるものではありません。元来この言葉
は、もっと広い意味を持っています。語源はラテン語の"カラリア"。これは「馬
車の轍=車道」という意味で、そこから人が歩む道、すなわち"生き方"を表す言
葉に発展しました。このように、仕事のキャリアだけではなく、あなたの人生を
総合的(勉学、趣味、恋愛、家族)に捉え、生き方にかかわる様々なテーマを切
り口にし「なりたい自分」を構築していく方法を学びます。
(2)授業の概要
職業を知る機会を設け、キャリアを思い描いた、自分自身のイメージをどのよ
うにして実現するか、自分をどのように活かすか、実際に社会で活躍されている
方々をゲストスピーカーとして招き「ワークライフバランス」も踏まえた人生観
の講演(4回)を開講し、ロールモデルを見つける一助とします。「なりたい自
分」になるために、今、何をすべきなのか明確化されるキャリアを継続的にマネ
ジメントしていく主体性を培います。
(3)授業計画
1.キャリア形成論Ⅱガイダンス
2.職業を知る①
3.職業を知る②
4.ゲストスピーカーによる講演①
5.目指している仕事をするために
6.ゲストスピーカーによる講演②
7.企業で何を成し遂げるか
8.働く目的
9.ゲストスピーカーによる講演③
10.自分の仕事がもたらす影響と貢献
11.ゲストスピーカーによる講演④
12.なりたい自分の明確化
13.自己理解と自己分析(スチューデントEQを活用)
14.キャリアマネジメントの考え方
15.キャリア形成論Ⅱ総括
赤羽 貞幸
霜鳥 光
対象学生 全
備考
(4)成績評価の方法
・期末試験は行いません。
・毎回の講義のミニレポート(300字程度)及び中間レポート(2回)(800字以
上)による授業内容の理解度及び取上げたテーマに対してなされる考察の評価、
並びに期末総括 レポート(2,000字以上)により評価いたします。
[評価割合]
・ミニレポート 40%
・中間レポート 20%
・総括レポート 40%
(5)履修上の注意
・毎回しっかり講義を受講し内容を理解しているかを重要視いたします。
・ゲストスピーカー(産業界の方等)をお招きした講義も取り入れます。
講義を受ける学生としてのマナーとモラルをもち受講してください。
(6)質問,相談への対応
授業終了後随時受け付けます。
またEメールにおいても随時受け付けます。
[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マイ
自己理解を深めた上で自分と社会(職業)との関わりを探る。
ンド
◎社会的行動マインド キャリアデザインを通じ自分の生き方の軸を探る。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
ワークショップ等を通じ対人適応能力を養う。
◎問題発見・解決能力 ロジカルシンキングの手法を活用し論理的課題解決能力を養う。
【教科書】
必要に応じてプリントを配布します。
【参考書】
授業中に紹介します。
時間割コード
02011
県内大学開放授業
日本社会の諸相
授業題目 青年の海外ボランティア活動
授
業 英文授業名 Voluntary activities abroad
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・2時限
目
講義室 共通教育20講義室
授業形態
講義
備考
担当教員
市民開放授業
森清 壽郎 他
対象学生 全
(1)授業のねらい
この授業は、次の二兎をおうものである。ひとつは、青年海外協力隊OB,OGによる等
身大の海外ボランテイア活動を紹介し、問題状況に満ちている現代世界のなかで、
それへの自己のかかわり方を考える材料を提供する。二つめは、現代世界システム
の特徴と、国際社会による開発・援助の理念の流れを紹介し、到達点を提示する。
(5)履修上の注意
本授業を分担する講師のなかには、講義を行うことに慣れていない方も含まれる。
わかりにくい点があったならば、質問の時間に積極的に質問し、講義で語られた内
容を深めること。
(2)授業の概要
本授業は、国際協力機構(JICA)駒ヶ根訓練所と、青年海外協力隊(JOCV)長野県
OB会、長野県JICA派遣専門家連絡会のメンバーが、テーマごとに分担して講義ない
し実践紹介をおこなう。担当教員森清はコーディネーターである。本授業であつか
う内容は、①国際社会の問題状況、②国際協力の必要性、③国際協力の内容、④「
自己」を確立すること、である。本授業科目では講師による講義のほかに、質問・
交流の時間をできるだけとり、双方向の授業となるようにしたい。
本授業を、共通教育科目の単位をそろえるための方便としかみなさず、授業中に
微積分の演習や、英語の予習、レポート書きを行う学生がいる。また、寝る学生も
いる。そのようなことは、一生懸命準備してきた講師の方々に失礼であるし、なに
よりも、この授業の本旨に反することである。よって寝ている学生にたいしては、
紙筒でたたいて起こす。1回の授業中に3回注意された場合は、その回を欠席と判定
する。内職をしている学生に対しては、厳しくとがめ、それでもやめない場合は出
席カードをとりあげて、内職したと記録し、成績評価に反映させる。
(3)授業計画
( )は担当者
1 イントロダクション(本授業科目のねらい)、現代世界の問題状況(森清)
2 日本政府の国際協力事業・体制、政府開発援助(ODA)(JICA駒ヶ根訓練所)
3 青年海外協力隊事業の概要 (JICA駒ヶ根練所)
4 青年海外協力隊員(JOCV)OBの体験報告1(教育文化での協力) (JOCV OB)
5 JOCV OGの体験報告2(村落開発分野での協力) (JOCV OG)
6 JOCV OBの体験報告3(保健衛生での協力) (JOCV OB)
7 JOCV OBの体験報告4(環境教育での協力) (JOCV OB) 8 帰国ボランテイアの日本国内での活動 (JICA駒ヶ根練所、JOCV OB)
9 国連を中心とした開発援助の歴史と到達点(1)(JICA駒ヶ根練所)
10 国連を中心とした開発援助の歴史と到達点(2)(JICA駒ヶ根練所)
11 UNICEF
12 日本政府の援助とその理念、方針、重点 (JICA駒ヶ根練所)
13 国際協力への市民参加
(JICA駒ヶ根練所)
14 NGO
15 国際協力に参加するために (長野県JICA派遣専門家連絡会)
16 筆記試験
(6)質問,相談への対応
各講師へ直接e-mailでたずねるか、コーディネーターである森清に質問すれば、随
時対応する。森清のメールアドレスは、[email protected]。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マイン
ド
講義と、年齢が近い海外協力隊OB,OGの体験紹介によって
◎社会的行動マインド
講義と、年齢が近い海外協力隊OB,OGの体験紹介によって
◎多様な文化受容マインド 講義と、年齢が近い海外協力隊OB,OGの体験紹介によって
◎専門外の知識
(4)成績評価の方法
出席点50点、筆記試験50点を合計して判定する。秀評価は総合点が90−100点、優評
価は80−89点、良評価は70−79点、可評価は60−69点、不可は総合点59点以下、と
する。
講義と、年齢が近い海外協力隊OB,OGの体験紹介によって
【教科書】
特に指定しない。毎回レジメを配る。
【参考書】
・フォーラム現代社会2012 (高校現代社会の参考書) とうほう 790円
・ NGO活動教育研究センター編「国際協力の地平」 昭和堂 2500+税
教養68
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
02012
授業題目
水資源と社会
県内大学開放授業
担当教員
日本社会の諸相
授
業 英文授業名 Water Resources and Society
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・2時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
具体的問題の検討を通して社会を認識するための視点を学習すること
によって、現代の社会が抱えている諸課題を理解し解決の方向を模索す
る能力を身につけることを目標とする。
(2)授業の概要
本年の授業では、水資源の問題を取り上げ、単に自然科学の問題とし
て考えるだけでなく、社会科学の問題としてどのように考えることがで
きるかを考えてみたい。
社会が存立するためには水の使用は不可欠であり、必要な水が自然に
利用できるというのは限られた条件においてでしかない。さらに、水は
資源であると同時に、災害の元でもあり、治水は利水と同様に重要な問
題であった。この授業では、水の利用システムが近世から近代にかけて
どのように変化してきたかということを、農業用水利システムと発電用
水利の2つに焦点を絞って見ていく。さらに、水資源の社会性、公共性
を明らかにした上で、資源としてどのように管理するべきかを考えたい。
(3)授業計画
1) 水と社会システム:水をめぐる社会科学的問題
2) 治水と利水(1)
3) 治水と利水(2)
4) 水の社会的利用と水の権利をめぐって(1)
5) 水の社会的利用と水の権利をめぐって(2)
6) 農業用水利の発展(1)
7) 農業用水利の発展(2)
8) 農業用水利の発展(3)
9) 発電用水利権と景観問題(1)
10) 発電用水利権と景観問題(2)
11) 水の総合的利用と地域開発(1)
12) 水の総合的利用と地域開発(2)
13) 地域公共財としての水:水の利用と地域社会
14) 地下水の利用に関する課題
15) 総括:水資源と社会
時間割コード
市民開放授業
村山 研一
対象学生 全
(4)成績評価の方法
授業期間中に何回か実施する小テスト(もしくはレポート)4割、期
末試験6割により評価する。
(5)履修上の注意
教科書は使用しない。参考書等については、授業中に紹介する。参考
書としてあげる本や論文のうち、いくつかには目を通してほしい。
(6)質問,相談への対応
授業時間外では、オフィスアワー(火曜12:10∼13:00)に担当教員の
研究室に来るか、以下にメールを送ること。メールの場合には、メール
もしくは面談で対応する。
[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎問題発見・解決能力
制度形成を歴史的に追跡することにより、それぞれの時代の
課題と解決方法を学習する。
◎地域環境に関する理解 水の利用と公共的資源としての保全について考える。
【教科書】
使用しない。
【参考書】
授業の中で紹介する。本講義の趣旨からは少しずれるが、水問題につ
いて理解するために、とりあえず次の本を紹介しておく。
国土交通省水管理国土保全局水資源部,2011,『日本の水資源〈平成
23年版〉気候変動に適応するための取組み』ミツバ綜合印刷
02013
県内大学開放授業
日本社会の諸相
授業題目 県歌「信濃の国」を素材とした信濃の歴史
授
業 英文授業名 The History of Shinano Region from the song "Shinano-no-Kuni"
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・2時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
この授業では長野県の県歌「信濃の国」について、その歌詞に歌われ
た内容を中心に学問的な見地から検討します。県外から信州大学に入学
した学生は今後少なくとも四年間長野県内に生活基盤を置くに当たり、
長野県(信濃国)の歴史的風土や信州人気質といったものを知っておく
と何かと有益ですが、そのための最適な素材となりうるのがこの歌です。
一方、長野県出身者にとっては誰でも聴いたり歌ったりしたことのある
馴染み深い歌ですが、意外に歌詞の意味を理解できていないのが現状で
あり、歌の内容を再確認することで、この歌が本当に県歌としてふさわ
しいのかどうかを考えてもらう機会となることを意図しています。要す
るに、県内・県外いずれの出身学生にとってもためになる授業にするこ
とが最大のねらいです。
(2)授業の概要
県歌「信濃の国」の成立事情から始めて、全6番の歌詞を逐語訳する
とともに、歌われている内容やその背景を、学問的な成果や史料的な裏
付けを基に可能な限り丁寧に解説します。歌詞の内容は大きく長野県の
地理と信濃国の歴史に分かれますが、古歌に登場する地名や過去の人物
など歴史的な内容に比重があることと、授業担当者が日本史を専門領域
としているという事情で、歴史的な側面が中心となる授業展開となりま
す。講義形式が主体ですが、原則として毎回小テストを実施して理解度
を確認しながら進めるとともに、授業中に指名して意見を求めたり、配
布資料を読んでもらうことなども予定しています。
(3)授業計画
(1)ガイダンス及びプロローグ (10)木曾義仲の人物像
(2)県歌「信濃の国」の」成立と背景 (11) 仁科盛信の人物像 (3)信濃の山河と地形的特徴 (12)太宰春台の人と思想
(4)長野県の近代産業と養蚕 (13)佐久間象山の人と思想
(5)名所「園原」と東山道 (14)日本武尊の東征伝説
(6)名所「寝覚の床」と「木曾の桟」 (15)まとめと補説
(7)名所「久米路橋」はどこか (16)期末試験
(8)名所「筑摩の湯」はどこか
(9)名所「姨捨山」と姨捨伝承の源流
担当教員
市民開放授業
牛山 佳幸
対象学生 全
(4)成績評価の方法
原則として毎回実施する小テスト、出欠状況、期末試験の結果による
総合的な評価を行います。小テスト10%、出欠20%、期末試験70パーセ
ントです。なお、授業中に私語をしたり飲食をしている学生はマイナス
評価になりますのでご注意下さい。
(5)履修上の注意
高等学校程度の「日本史」「地理」「古文」の知識が必要となる場合
がありますので、適宜復習するなど積極的な受講姿勢が求められること
を、予めお伝えしておきます。
(6)質問,相談への対応
授業担当者は教育学部に所属していますので、原則としてメールで対
応します。メールアドレス⇒[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎地域環境に関する理解
長野県の豊かな自然、歴史、文化、そしてこの地に暮らす人
々の営みについての理解
【教科書】
使用しません。必要に応じてプリントを配布します。
【参考書】
必要に応じて、授業中に紹介します。
教養69
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
02014
授業題目
ジェンダー論
日本社会の諸相
授
業 英文授業名 Gender Studies
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育12講義室
県内大学開放授業
担当教員
加藤 善子
曜日・時限 水曜・1時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
性別にかかわらず自分の性別とそれを取り巻く状況を理解し、男女ともに主体
的に生き、協働できる社会の在り方を考えていくことがこの授業の目的である。
このような知識や態度は、どの専門を学ぶ学生にとっても必要であり、人間とし
て最低限の教養である。
(2)授業の概要
人間は性別によって二分され、女あるいは男であるがゆえに、その人生の送り
方や選択が制限されている面が少なくない。差別されるのは女性であると考えら
れることは多いが、男性もジェンダーに縛られ、苦しんでいる人は多く存在する。
無意識に教育されるジェンダー観から男女をめぐる労働環境まで概観していくが、
偏見から自分を解放して自身の選択を広げ、また社会のステレオタイプ的な考え
方に負けずに生きていくために、客観的な知識と見方を身につけていく。
基本的に講義形式で進めるが、ジェンダー論はすべての人の毎日の生活に深く
根差すものであるため、グループワークを取り入れ、様々な考え方を聞きながら、
答えの出ない問題を共に考えていく方法をとる。従って、学生は、遅れずに出席
し、眠らず、真剣に授業に参加することを求められる。
毎回の授業の後には、授業内容の復習テストをeAlps上で行う。また、中間テ
ストを2回、期末テストを最終週に行うので、学生は教科書を購入した上で、毎
回の授業の該当箇所に目を通して準備をしてくることが求められる。
(3)授業計画
第1回(10/3) 授業の方針の説明、ジェンダーと社会学の視点
第2回(10/10) 生物学的性差とジェンダー
第3回(10/17) 文化の中のジェンダー 第4回(10/24) 歴史の中のジェンダー 第5回(10/31) 性差別とジェンダー
第6回(11/7) 性暴力とジェンダー 【中間テスト1】
第7回(11/14) 「女らしさ」という課題 第8回(11/21) 「男らしさ」のゆくえ
第9回(11/28) 労働とジェンダー 第10回(12/5) 家族の中のジェンダー
第11回(12/12) 教育とジェンダー 【中間テスト2】
第12回(12/19) スポーツとジェンダー 第13回(1/9) セクシュアリティとジェンダー 第14回(1/16) 国際社会とジェンダー
第15回(1/23) ジェンダー政策のゆくえ
第16回(1/30) 期末テスト
時間割コード
市民開放授業
対象学生 全
備考
(4)成績評価の方法
復習小テスト50点(5点×10回・平常点にあてる)、中間試験30点(15点×2回
)、期末試験20点。合計100点。60点以上合格、59点以下は不合格。
出席点は加算しないが、5回以上欠席すると失格になる。20分以上の遅刻は欠
席扱いとし、また2回の遅刻で欠席1回に計上する。
(5)履修上の注意
指定の教科書を必ず購入してから受講をすること。また購入した教科書は、毎
回の授業に持参すること。
復習小テストは、授業で触れていなくとも教科書に書かれていること、および、
教科書にはないが授業でふれたことのすべてを対象とする。前回までの復習問題
も含まれるので、授業の前に該当箇所に一通り目を通し、キーワードや大切な概
念に線を引くなどの予習をするのが望ましい。
(6)質問,相談への対応
質問は歓迎する。オフィスアワーは開講後に提示するが、基本的にはメイル等
で事前に予約をとるのが望ましい。メイルアドレス:[email protected] 研
究室:全学教育機構4階南
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎専門外の知識
授業内容を通してジェンダーに関する知識を学び、復習テストで定着
させる。
◎自己認識・自己啓発マイ 知識の獲得とグループワークを通して、自他のジェンダーを尊重する
ンド
ための練習をする。
【教科書】
伊藤公雄, 2008, 『ジェンダーの社会学』放送大学教育振興会, 2415円.
【参考書】
多賀太, 2001,『男性のジェンダー形成−<男らしさ>の揺らぎのなかで』東洋
館出版社, 4410円.
井上輝子・江原由美子編, 2005, 『女性のデータブック−性・からだから政治参
加まで』(第4版)有斐閣, 3360円.
落合恵美子, 2004, 『21世紀家族へ―家族の戦後体制の見かた・超えかた)』(
第3版)有斐閣, 1785円.
02015
日本社会の諸相
授業題目 海外ボランティア・インターンシップ実習Ⅰ
授
業 英文授業名 International Volunteer and Internship Ⅰ
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 集中・不定
目
講義室
授業形態
講義
備考
担当教員
赤羽 正雄
対象学生 全
(1)授業のねらい
グローバル社会で活躍できる人材育成のためのキャリア教育・国際化教
育の一環として、海外体験を通じて、異文化交流、異文化理解、国際感覚、
国際活動のスキルを醸成し、国際社会で生きていくための素地を養うこと
を目標とします。
この海外体験を通じて、交換留学、長期留学、国際社会などに興味をも
つようになることにより、在学中に更なるステップアップに繋がっていく
ことが期待されます。
(20%)により成績評価する。
(2)授業の概要
履修生が個人ごとに国際教育交換協議会(CIEE)が提供する約800の海外
体験プログラムの中から、60時間以上の実習プログラムを1つを選択し、
参加申し込みをした後、夏季休暇中にプログラムに参加して(基本的には
現地集合・現地解散)、帰国します。
履修登録は出発前(7月頃)に行い、帰国後に実習報告書(日報なども
含む)の提出と、実習報告会での報告が課せられます。
なお、このプログラムは、国籍、民族、宗教、男女、年齢を超えた対等
なパートナーとして10数人単位のグループで活動することになり、男女共
同参画に関する内容を含んでいます。
③ 国際教育交換協議会(CIEE)が募集する国際ボランティアプロジェクト
等から実習時間が60時間以上あるプロジェクトを選択してください。 (60時間以下ですと原則として成績評価の対象になりません)
費用は、プログラムごとに異なりますので、CIEE日本代表部のホームペ
ージで確認してください。(15∼30万円くらいのプログラムが多いです)
http://www.cieej.or.jp/exchange/ivp/index.html
(3)授業計画
履修を希望する学生、興味がある学生(履修するか未定の場合も含む)
は、必ずガイダンスに出席するとともに、早めに下記(6)の相談窓口で
相談してください。
(6)質問,相談への対応
月曜日11時から12時まで研究室(全学教育棟南棟2F)に来てください。
(5)履修上の注意
① 夏季休暇中の実習に対する成績評価は10月第2週頃に行われるので、
本科目の成績が卒業・進級審査等に影響しないように履修してください。
② 本科目の履修は、各学部等が設定する履修登録単位数の上限には含ま
れません。
④ 実習場所または実習内容等が異なれば、海外ボランティア実習Ⅰ、Ⅱ
の双方の履修が可能です。但し、春季休暇中に提供されるプログラム数は
夏季休暇中に比べて少ないので注意してください。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
4月‐5月 海外ボランティア・インターンシップに関するガイダンス
4月‐7月 プログラムの選択、申込
実習計画書の提出、面談、
7月 履修登録、出発前ガイダンス
8月‐9月 実習
9月‐10月 実習報告書提出、実習報告会で報告
◎多様な文化受容マイン
ボランティアグループは世界各国から集まり、共同生活を行う
ド
(4)成績評価の方法
実習時間が60時間を超えた実習に対して、実習の期間と内容(40%)、
実習報告書(日報なども含む)の内容(40%)、実習報告会での報告内容
◎言語能力
グループのなかでの標準言語は基本的には英語である(他の言
語が指定されることも有)
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループは10数人単位で構成され、協調して活動することが要
求される
【教科書】
必要な資料を配布します。
【参考書】
指定しない
教養70
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02016
海外ボランティア・インターンシップ実習Ⅱ
日本社会の諸相
授
業 英文授業名 International Volunteer and Internship Ⅱ
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 集中・不定
目
講義室
授業形態
講義
担当教員
赤羽 正雄
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
グローバル社会で活躍できる人材育成のためのキャリア教育・国際化教
育の一環として、海外体験を通じて、異文化交流、異文化理解、国際感覚、
国際活動のスキルを醸成し、国際社会で生きていくための素地を養うこと
を目標とします。
この海外体験を通じて、交換留学、長期留学、国際社会などに興味をも
つようになることにより、在学中に更なるステップアップに繋がっていく
ことが期待されます。
(20%)により成績評価する。
(2)授業の概要
履修生が個人ごとに国際教育交換協議会(CIEE)が提供する約800の海外
体験プログラムの中から、60時間以上の実習プログラムを1つを選択し、
参加申し込みをした後、春季休暇中にプログラムに参加して(基本的には
現地集合・現地解散)、帰国します。
履修登録は出発前(1月頃)に行い、帰国後に実習報告書(日報なども
含む)の提出と、実習報告会での報告が課せられます。
なお、このプログラムは、国籍、民族、宗教、男女、年齢を超えた対等
なパートナーとして10数人単位のグループで活動することになり、男女共
同参画に関する内容を含んでいます。
③ 国際教育交換協議会(CIEE)が募集する国際ボランティアプロジェクト
等から実習時間が60時間以上あるプロジェクトを選択してください。 (60時間以下ですと原則として成績評価の対象になりません)
費用は、プログラムごとに異なりますので、CIEE日本代表部のホームペ
ージで確認してください。(15∼30万円くらいのプログラムが多いです)
http://www.cieej.or.jp/exchange/ivp/index.html
(3)授業計画
履修を希望する学生、興味がある学生(履修するか未定の場合も含む)
は、必ずガイダンスに出席するとともに、早めに下記(6)の相談窓口で
相談してください。
(6)質問,相談への対応
月曜日11時から12時まで研究室(全学教育棟南棟2F)に来てください。
11月‐12月 海外ボランティア・インターンシップに関するガイダンス
11月‐ 1月 プログラムの選択、申込
実習計画書の提出、面談、
1月 履修登録、出発前ガイダンス
2月‐ 3月 実習
3月‐ 4月 実習報告書提出、実習報告会で報告
(4)成績評価の方法
実習時間が60時間を超えた実習に対して、実習の期間と内容(40%)、
実習報告書(日報なども含む)の内容(40%)、実習報告会での報告内容
時間割コード
(5)履修上の注意
① 春季休暇中の実習に対する成績評価は4月第2週頃に行われるので、本
科目の成績が卒業・進級審査等に影響しないように履修してください。
② 本科目の履修は、各学部等が設定する履修登録単位数の上限には含ま
れません。
④ 実習場所または実習内容等が異なれば、海外ボランティア実習Ⅰ、Ⅱ
の双方の履修が可能です。但し、春季休暇中に提供されるプログラム数は
夏季休暇中に比べて少ないので注意してください。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン
ボランティアクループは世界各国から集まり、共同生活を行う
ド
◎言語能力
グループのなかでの標準言語は基本的には英語である(他の言
語が指定されることも有)
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループは10数人単位で構成され、協調して活動することが要
求される
【教科書】
必要な資料を配布します。
【参考書】
指定しない
02091
日本社会の諸相
授業題目 戦後日本経済史ゼミ
授
業 英文授業名 Seminar on the economic history of Japan
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・2時限
目
講義室 共通教育40講義室
授業形態
演習
備考
担当教員
村上 範明
対象学生 全
(1)授業のねらい
現在の日本経済を形作っている枠組みがどのようにして形成されたかを
学ぶ.
それを防ぐため,本当にこのテーマに関心ある学生の参加を望む.
経済学部生である必要はありません.むしろ,専門課程に進んだら二度
と経済などに触れない学生を歓迎します.
(2)授業の概要
毎回報告者を決めて,その報告に基づいて議論する.
(6)質問,相談への対応
メールにて受け付けます.
[email protected]
にメール下さい.
(3)授業計画
第1回 焦土からの復興
第2回 高度成長の基盤を作る
第3回 高度成長
第4回 国際的地位の向上
第5回 石油ショック
第6回 バブル
第7回 バブル崩壊
第8回 金融危機
第9回 行き先を見失った日本経済
第10回 家計からみた戦後の日本経済
第11回 豊かさを実感しない家計の存在
第12回 家計の経済危機
第13回 社会保障制度と家計の対応策
第14回 総合討論
第15回 総合討論
(4)成績評価の方法
出席を最重視する.ただし,寝ていたり,携帯を見ていたりしていては
困る.
その次に重視するのは,報告の内容である.
(5)履修上の注意
ゼミ形式の授業では,しばしば報告者以外の学生が当該箇所を読んでこ
ない,議論に関心ない,という状態が起きがちである.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎問題発見・解決能力
【教科書】
野口悠紀雄『戦後日本経済史』新潮社,2008年
橘木俊詔『家計から見る日本経済』岩波書店,2004年
【参考書】
教養71
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02092
県内大学開放授業
都市地理学ゼミ
日本社会の諸相
授
業 英文授業名
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育402演習室
担当教員
曜日・時限 金曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
日本では,今や10人に8∼9人が〈都市〉に住んでいるといわれるように
,この100年ほどの間に,都市は急速に拡大してきました。このような
都市のダイナミックな変化のプロセスについて,政治や経済,社会のし
くみと関連づけて理解することが,この授業のねらいです。
具体的には,都市に関する文献を読んだり,フィールドワークで都市を
観察したり,プレゼンテーションをもとに討論したりすることを通じて
,都市の動きを多面的に理解することを目標としています。
(2)授業の概要
授業の前半は,東京郊外における開発の歴史を大手鉄道資本である「東
急」の成長と重ね合わせて描いた『土地の神話』(猪瀬直樹著)を読ん
で,日本の近代化と都市拡大の関係について学びます。
後半では,『土地の神話』で描かれた世界である東急沿線の都市開発を
実際に見に行きます。もちろん,単に街をブラブラ歩くわけではありま
せん。鉄道会社がつくりあげた都市空間とはいかなるものなのか,それ
は都市やそこに住む人々の生活をどのように変えたのか,土地の神話後
の世界である現在の問題点とは何か―――といった視点で街を観察する
ことが必要です。そのためには,フィールドワーク前に情報を集めて問
題意識をはっきりさせて,フィールドワーク後は調査結果を分析,発表
,討論することも重要になります。
(3)授業計画
1.イントロダクション
2∼5.文献購読――『土地の神話』を読む
6∼7.フィールドワークの準備――問題設定と視点
8∼11.フィールドワーク「東急沿線を歩く」(※)
12∼15.プレゼンテーション
対象学生 全
備考
Seminar on Urban Geography
▼レポート(フィールドワークにもとづく):40%
(5)履修上の注意
▼フィールドワークを実施する関係上,受講者数の上限を15名程度とし
,それを超えた場合は受講制限を行います。
▼フィールドワークは,現地集合・現地解散とする予定です。日程につ
いては受講者と相談の上,決定します(他の講義と重ならない休日)。
なお,旅費は自己負担となりますので注意してください。
▼文献購読,フィールドワークやプレゼンテーションの準備など,講義
時間外にも相応の学習時間が求められます。
(6)質問,相談への対応
授業時間以外の質問・相談はメールにて受け付けます。
メールアドレス>>>>> [email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
※フィールドワークは東京・神奈川方面への実習(日帰り)を4回分の
講義に読み替えます。
(4)成績評価の方法
▼出席と討論への参加状況:40%
▼プレゼンテーション(フィールドワークにもとづく):20%
時間割コード
武者 忠彦
◎問題発見・解決能力
フィールドワークで現場を歩き,見て,体験する中で問題発
見能力を鍛える
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
調査結果のプレゼンテーションでコミュニケーション能力を
鍛える
【教科書】
猪瀬直樹(2002)『土地の神話』小学館,1,365円,ISBN-13:
978-4093942362
【参考書】
講義内で適宜紹介します。
02093
日本社会の諸相
授業題目 サイエンスツアーゼミ
授
業 英文授業名 Science Tour
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育413演習室
担当教員
安達 弘通
曜日・時限 水曜・5時限 集中・不定
授業形態
演習
(1)授業のねらい
いま科学の先端では何が行われているのか。旧国立系主要研究機関等、
幾つかの施設を見学し、科学技術の最先端を垣間見る。
対象学生 全
備考
(5)履修上の注意
1.交通、宿泊等の経費として40,000円程度を見込んでおくこと。
2.履修希望者は、初回、10月3日に必ず出席すること。
3.希望者が多い場合には受講制限を行う。
(2)授業の概要
筑波研究学園都市を訪れ、研究所を見学する。ツアーに先立ち、グルー
プ(もしくは個人)で作業を行ってもらい、ツアー期間中、夜のミーテ (6)質問,相談への対応
ィングの際に、その成果を発表してもらう。作業課題は、受講生数、訪 随時
問施設等を勘案して後刻提示する。なお、例年ツアー3日目の夕食時に、
実際に見学をした施設の研究者2, 3名に同席していただき、研究者とい
う職業に興味をもつ受講生が現役の研究者から話を聴くことが出来る機
会を設けているが、今年度はさらに、社会への男女共同参画の在り方を
考えるという視点を加味して、女性研究者との交流を企画したいと考え
ている。
(3)授業計画
数回の学内での打ち合わせを経て、2月にツアーを実施する。昨年度の
訪問先は以下の通り(変更の可能性あり)。日程は決まり次第キャンパ
ス情報システム等にて案内する。
1日目: 松本からつくばに移動
サイバーダインスタジオ〈福祉用ロボットスーツ〉
2日目: 国立環境研究所〈温暖化、越境大気汚染〉
高エネルギー加速器研究機構〈素粒子、放射光〉
物質材料研究機構〈超伝導、超耐熱〉
3日目: 宇宙航空研究開発機構〈宇宙開発、ロケット、衛星〉
産業技術総合研究所〈地質、未来技術〉
4日目: 日本科学未来館〈科学技術全般、総括〉
松本へ
※〈 〉内の語句は各訪問先見学のキーワード例。
(4)成績評価の方法
参加状況、レポートにより総合的に評価する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
先端科学諸分野の成果や展望、社会との関連について幅広く
見聞する
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
学生どうしで協力し合って課題に取り組む
◎専門外の知識
自然科学から社会科学にいたる広範な視座が授業の中に含ま
れる
◎環境基礎力
最先端の研究と環境問題との様々なつながりを見聞する
【教科書】
指定しない
【参考書】
指定しない
教養72
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02094
家庭と生活ゼミ
日本社会の諸相
授
業 英文授業名 Studies on Life Planning
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育40講義室
高崎 禎子 他
担当教員
曜日・時限 金曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
家庭は社会を構成する最小単位です。家庭生活を営むことの意義を理
解するとともに,地域・社会生活も含めた生活の重要性を認識し,生活
の質の向上に資する能力を高めます。家庭生活における今日的課題につ
いて,その解決の方法を探ります。
(2)授業の概要
家族生活,消費生活,食生活,衣生活,住生活などの領域における現
状を理解します。その上で,学生自らが興味のあるテーマを取り上げ,
情報収集・分析を行い,問題解決に向けて調べたことや考えたことを発
表するとともに,参加者で討論します。
本授業は,男女共同参画に関する内容を含んでいます。
対象学生 全
備考
割
(5)履修上の注意
・各回の授業のテーマごとに、家庭生活の側面についてあらかじめ自分
自身で振り返り、問題意識を明確にして授業に臨んでください。
・履修者は32名までとします。
(6)質問,相談への対応
授業時間以外の質問・相談は、メールにて受け付けます。
メールアドレス 高崎:[email protected]
(3)授業計画
1 ガイダンス
2∼8
次のテーマについて6名の教員が順番に担当します。
・家族生活の現状と課題
・消費生活の現状と課題
・食生活の現状と課題
・衣生活の現状と課題(1)
・衣生活の現状と課題(2)
・住生活の現状と課題
・男女共同参画の現状と課題
9∼15
これまでの授業で提示されたテーマに沿って、各回4∼5名の受講生が
プレゼンテーションを行います。受講生全員がプレゼンテーションを行
うものとします。
16 まとめ
(4)成績評価の方法
①2∼8回の中から1つのテーマを選び、プレゼンテーションおよびレポ
ート提出:5割
②出席状況、討論への参加、自分の担当テーマ以外のレポート提出:5
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎社会的行動マインド
身近な家庭生活に関する学びから、生活の質の向上の実践に
つなげる。
◎問題発見・解決能力
プレゼンテーションを通し、自らが家庭生活に関する課題を
発見し解決する力を養う。
【教科書】
指定しません。
【参考書】
担当者ごとに、適宜紹介します。
02096
県内大学開放授業
日本社会の諸相
授業題目 大学改革への学生参加ゼミ
授
業 英文授業名 Seminar on Innovation of Higher Education
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・5時限
目
講義室 共通教育312演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
学生は、教育サービスの消費者であるとともに、特に大学などの高等教育では、
その教育を形成する強力な構成要素のひとつでもあります。そこでの寄与は、学
生自身のみならず、将来学生になるであろう後輩たちへの責任を有している、と
も言えます。
このゼミでは、教育を中心とする大学改革を題材に、自らの問題としてその課
題を考えることで、課題を客観的に分析する力、分析をもとに評価、批判さらに
改善方法等を提案する力を養います。その中で、自分で考え実践し、その結果を
他者に説明できるようになり、批判力と協調性を併せ持ち、積極的に社会と関わ
る姿勢を育てます。
(2)授業の概要
教育を中心とする大学の現状と課題を学習した後、実際に進められている大学
改革の妥当性や効果について、クラス全体またはグループで討論・検討します。
この科目はゼミであり、単に説明を聞く授業ではなく、主体的に学習を進める参
加型授業ですので、おおよその現況を理解した後、学生自らが設定した課題につ
いて、グループワークにより問題解決の作業を行います。可能であれば、大学あ
るいは個々のカリキュラムへの提言を、まとめることも期待されます。
グループワークは、4名程度のグループに分かれて、独自のテーマに取組みま
す。作業は時間をかけながらコンピュータやコンピュータネットワークを駆使し
ておこなわれますので、各自がこれに慣れる貴重な機会ともなります。
(3)授業計画
概ね以下の通りの授業計画ですが、各グループのテーマ及び策定したスケジュ
ールによって、一部計画が変わることもあります。e-ALPSの講義Webページで確
認してください。
第1回 大学改革の主役は学生!(履修ガイダンス)
第2回 今なぜ大学改革なのか?
第3回 大学が抱える課題(具体的な課題は、授業で示します。)
第4回 課題に関する学習
第5回 課題に関する学習と独自テーマ探し(グループ討論)
第6回 課題に関する検討(クラス討論)
第7回 課題に関する検討の評価(グループおよびクラス討論)
第8回 調査方法等の学習・検討(グループおよびクラス討論)
〔以下第14回まで自主的なグループワーク〕
第9回∼10回 実際に調査等を行ってみる
第11回 一度立ち止まって整理する
第12回∼13回 行ったことを整理・検討する(必要なら再調査等)
第14回 発表の準備
担当教員
矢部 正之
対象学生 全
第15回 まとめ(発表)
(4)成績評価の方法
ゼミを通して、授業や課題解決への参加度、報告の内容など総合的に判断しま
す。(参加状況で5割、実施内容で5割が目安)
(5)履修上の注意
1)欠席・遅刻しないこと。この科目は、大半がグループ・ワークで実施されま
す。このため、遅刻欠席は他のグループ員に迷惑がかかりますので、授業時間の
最初から必ず受講すること。
2)第1回授業のガイダンスは、e-ALPS上に事前にコンテンツとして提示されま
す。受講希望者は、第1回目の授業出席に代えて、このコンテンツで学習しても
構いません。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワー(毎週月曜日昼休み)およびその他の時間帯でも、気軽に研究
室をたずねてください。また、不在の際は、メモやメールでアポイントを取るか、
メール([email protected])での質問・相談、e-ALPSの講義Webページの掲示
板等もご利用ください。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
大学改革という学生にとって身近な課題に関して,積極的に行動する
◎社会的行動マインド ことを学ぶ
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
グループワークを主体とする授業で,コミュニケーション能力,チー
ムワーク力を培う
◎情報活用力
テーマに関する様々な情報を収集し分析する能力を,グループワーク
を通じて身につける
大学改革に関して,自ら課題を見出し,グループワークでその問題の
◎問題発見・解決能力 解決を目指す
【教科書】
テーマに応じて、適宜資料を提示します(プリント配布や講義Webページでの資
料提供など
【参考書】
学生がグループワーク等で選定したテーマに応じて、参考書を適宜紹介します。
文部科学省のWebページ(http://www.mext.go.jp/)からも、有用な情報が得られ
ます。
教養73
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02099
県内大学開放授業
スペシャルオリンピックスで学ぼうゼミ
日本社会の諸相
授
業 英文授業名 Let's Learn in Special Olympics
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・4時限
目
講義室 共通教育312演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
スペシャルオリンピックス(SO)の学習を通して,障害とは何か,障害
者のスポーツとは何か,ノーマライゼーションやインクルージョン,バリ
アフリーとは何かなどを理解する.
(2)授業の概要
この科目は①SOや障害に関する講義,②SOのアスリート(知的障害者)
と一緒にスポーツ(フロアホッケー,バスケットボール,水泳)の活動及
びSO組織主催のイベントに3回以上出席,③日常プログラムレポートの提
出,④グループに分かれての課題別演習と附属中学校での課題発表の4本
立てとなっている.
行動目標:1)スポーツを介して知的障害者を理解することが出来る.
2)障害者のスポーツについて,その意義や重要性を理解する
ことが出来る.
3)課題別演習を通して発表を展開する手法を経験する.
(3)授業計画
第1回 自己紹介,ガイダンス,SO紹介ビデオ観賞(矢部・佐藤・伊藤)
第2回 講義:人のからだ・人のうごき(矢部)
第3回 講義:障害者とともに,家族の立場から(伊藤紫一郎)
第4回 講義:障害とは(佐藤)
第5回 講義:ボランティアとは,その対応について(佐藤)
第6回 講義:疾患・障害の概要,グループ分け(佐藤)
第7回 演習:課題別に分かれて演習(佐藤)
第8回 日常プログラムへの参加で充当,グループで自己学習(伊藤)
第9回 演習:課題別に分かれて演習(矢部)
第10回 日常プログラムへの参加で充当,グループで自己学習(伊藤)
第11回 演習:課題別に分かれて演習(矢部・伊藤)
第12回 発表の予行演習(矢部・佐藤・伊藤)
第13回 附属中学校生徒を対象に課題発表(矢部・佐藤・伊藤)
第14回 日常プログラムへの参加で充当,グループで自己学習(伊藤)
第15回 まとめ及び個人用最終レポート作成(矢部)
注:伊藤紫一郎(伊藤と略記)は,スペシャルオリンピックス日本・長野
・松本プログラム代表で外部講師
時間割コード
矢部 正之
佐藤 陽子
対象学生 全
(4)成績評価の方法
授業出席および日常プログラム出席をあわせて40%,課題別演習および
発表レポート40%,個人用最終レポート20%の配分で評価する.
(5)履修上の注意
①学外での活動が多いため,連絡事項はeALPSおよび携帯とPCのメールにて
連絡する
②ボランティア保険(年間420円)に加入する.詳細は初回授業の際に説
明する
③日常プログラム及びイベント参加の交通費は自己負担(会場は主に松本
市および塩尻市)
④日常プログラムとイベント参加は3回以上となっているが,回数にこだ
わらず積極的に参加して欲しい.活動予定に変更があった場合,eALPS
およびメールで連絡する
(6)質問,相談への対応
質問や相談事項については,メールまたはeALPSにて対応する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ アスリート(知的障害者)とのスポーツを通して,障害者との
インド
関わり方とは等を学ぶ
課題別演習で学習する中から,より効果的な論理の組立や展開
◎問題発見・解決能力 を図る解決能力を得る
【教科書】
なし
【参考書】
1)遠藤雅子:スペシャルオリンピックス,集英社新書,2004.740円
2)杉山登志郎:発達障害の子どもたち,講談社現代新書,2008.
3)ウタ・フリス編,冨田真紀訳:自閉症とアスペルガー症候群,東京書
籍,1996.4,078円
4)アリソン・マンデン他著,市川宏伸他訳:ADHD,注意欠陥・多動性障害
,親と専門家のためのガイドブック,東京書籍,2000.1,800円
02101
ヨーロッパ社会の諸相
授業題目 フランスの文化Ⅰ
授
業 英文授業名 French Culture I
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育12講義室
担当教員
県内大学開放授業
担当教員
市民開放授業
吉田 正明
曜日・時限 木曜・1時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
フランス文化の諸相を知ることにより,異文化理解を深め,多角的な
判断力と柔軟な受容力を養う。
対象学生 全
備考
る。質問等ある学生は人文棟4階の吉田正明フランス文学研究室まで来
ること。それ以外はメール([email protected])で対応する。
(2)授業の概要
フランス言語文化の諸相について,言語,社会,歴史,芸術等,様々
な角度から見ていく。随時,ビデオ等の映像をとおして,フランス文化
の諸相を紹介していく。
(3)授業計画
1回 フランス文化概観
2回 フランス文化の特質
3∼4回 フランス語圏の広がりとフランス語の特質
5∼6回 芸術について
7∼8回 シャンソンについて
9∼10回 フランス文学の特質
11∼12回 食文化とワイン
13∼14回 地方の発見
15回 総集編(フランスの世界遺産について)
16回 期末試験
(4)成績評価の方法
受講シートの内容(30%),出席点(30%),期末試験(40%
)を総合して評価する。
(5)履修上の注意
受講シートに自分の意見や感想や質問を書くこと。出された質問には
なるべく丁寧に答えていきたい。受講生は,ただ単に授業に参加するの
ではなく,授業中疑問や興味をもった事柄について,随時紹介する参考
文献や資料を,インターネットで検索したり,図書館で調べたりするこ
と。
(6)質問,相談への対応
原則として火曜日の12時30分∼13時までをオフィスアワーとす
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン
フランス文化の諸相を知ることにより養っていく。
ド
【教科書】
随時プリント等を配布して進める。
【参考書】
授業中随時紹介していく。
教養74
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02102
県内大学開放授業
絶対王政期フランスの制度と社会
ヨーロッパ社会の諸相
授
業 英文授業名 system and society of French absolutism
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・3時限
目
講義室 共通教育55講義室
授業形態
講義
備考
担当教員
市民開放授業
佐藤 真紀
対象学生 全
(1)授業のねらい
近年の研究成果をふまえながら、絶対王政期フランスの社会への理解を
深める。大きな目標は、批判的な思考方法を身につけることである。よ
り小さな目標は、固定的イメージにとらわれずに、フランス社会を知る
ことである。
(2)授業の概要
第1回 ガイダンス
第2回 レポートの書き方指導
第3回 歴史的背景
第4回 定説的見解
第5−11回 官僚制
第12−13回 軍隊
第14回 土地制度
第15回 まとめ
(3)授業計画
まず、絶対王政期の定義についての確認を行う。これまでの絶対王政は、
封建社会から市民社会への移行期に国王が絶対的に権力を行使したもの
と考えられてきた。しかし近年の研究では王権は、それほど絶対的では
なく、またその社会はより複雑なものであったことが指摘されているの
で、説明する。さまざまな角度から、この社会の性質を探ることにする。
(4)成績評価の方法
レポート8割、出席・授業態度2割により評価する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(5)履修上の注意
授業中に指示した参考書を読むことが望ましい。
◎多様な文化受容マイン
フランス社会について、高校以上のレベルで理解する。
ド
(6)質問,相談への対応
水曜日12時20分から13時までをオフィスアワーとする。研究室は人文学
部棟4階。
時間割コード
◎科学リテラシー
二つの通説を、比較することで、歴史科学を理解する。
【教科書】
なし。
【参考書】
授業中に指示する。
02103
ヨーロッパ社会の諸相
授業題目 イギリス文学入門−文学と社会
授
業 英文授業名 An Introduction to British Literature and Society
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・1時限
目
講義室 人文第4講義室
授業形態
講義
備考
担当教員
清水 明
対象学生 全
(1)授業のねらい
日時を決めて研究室などで対応する。
イギリス文学・文化を学ぶ上での基本的な知識、教養、考え方を習得す
ることにより、多様な文化の存在に目を向ける。作家、作品、時代及び
社会背景などの概説によって話を進めるが、各受講者は積極的に関連の
文献を読み、授業などで提示されるトピックについて考察を加えながら、
授業にのぞむこと。
(2)授業の概要
個々の作家のみならず時代背景を知る上で必要なトピックや資料(英文
も含む)を紹介・配布する。毎回受講者は自発的に問題点を考える努力
が求められる。イギリス文学及びその背景となるイギリス文化・社会へ
の積極的な関心を抱いていることが望ましい。視聴覚教材を使うことも
ある。
(3)授業計画
1回 オリエンテーション
2−5回 イギリス文学の文化的・社会的背景
6−14回 各作品の考察(①∼⑨)
15回 まとめ(イギリス文学の特質)
16回 試験
*詳細な計画は、最初の授業時に資料を配布して説明する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン
イギリス文学の考察・読書を通して。
ド
◎問題発見・解決能力 常に自発的に問題点を考える努力を続けることにより。
(4)成績評価の方法
平常点(出欠状況、授業への参加状況、小レポート作成=3割)、試験
(7割)などによる。三分の二以上の出席がないと、評価の対象になら
ない。
◎言語能力
文学作品の読書を通して。
◎専門知識と応用力 イギリス文学の基本的な諸要素を身につけることにより。
【教科書】
(5)履修上の注意
自発的に文献や資料を探索し、積極的に問題点を考えること。単位を与 最初の授業時に指示する。
えられるためには、毎回授業に問題意識をもって出席するだけではなく、
【参考書】
予習復習などの授業時間外での学習が必要である。
授業時に適宜指示する。
(6)質問,相談への対応
教員のメイル・アドレスは1回目の授業時に通知する。教室の他、適宜、
教養75
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
02104
担当教員 ハシモト エリサ
スペイン語圏の文化(スペインの言語と風土)
授
業 英文授業名 Cultures of the Spanish-Speaking World (Language and Climate in Spain)
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・4時限
対象学生 全
目
講義室 共通教育40講義室
授業形態
講義
備考
授業題目
ヨーロッパ社会の諸相
(1)授業のねらい
スペイン語は数多くの国々で話されています。スペイン、ラテンアメ
リカ、アフリカの赤道ギニア。3億人の人々に話されています。ローマ
帝国の言語・ラテン語を母体とするスペイン語はロマンス語の一つとし
て今日あるところのものに発展しました。
この授業はスペイン語の基本的文法の習得と同時にスペインの風土と
文化に対する理解を深めることが目的です。
(2)授業の概要
毎回の授業の前半ではスペイン語の発音、文法の基礎を学習します。
後半ではスペインの色々な都市について講義します。DVD,映像教材
を用いて紹介します。 (3)授業計画
第1週 ガイダンス
第2∼15週 講義
16週 期末試験
*スペイン語と文字 / スペインの歴史と地理
*発音 / スペインの歴史と地理
*アクセント / アンダルシア *主格人称代名詞、 / アンダルシア *名詞 / マドリド
*定冠詞 / トレド
*スペイン語のBe動詞 SER / セゴビア
*スペイン語のBe動詞 SER / アランフエス
*スペイン語のBe動詞 ESTAR / グリン スペイン
*スペイン語のBe動詞 ESTAR / グリン スペイン *直接法現在(規則動詞) / 祭り(Encierro)
*直接法現在(規則動詞) / 祭り(Tomatina,Sevilla,Semana
Santa)
*直接法現在(規則動詞) / バルセロナ
*基礎数詞、時刻、挨拶 / 建築と芸術
(Antonio Gaudi.Domenech
時間割コード
Montaner、D.Velazquez,F.Goya,
P.Picasso)
*指示詞
/ 舞踊(Flamenco)
*GUSTAR動詞 / スポーツ
(4)成績評価の方法
小テスト:3割、授業での積極的参加、宿題等:3割、レポート、期
末試験:4割。総合して評価する。授業時間数の2/3以上の出席がない
受講生は評価の対象とはなりません。
(5)履修上の注意
予習、復習を必ず行ってください。教科書と辞書は毎回持参してくだ
さい。宿題は必ず提出してください。授業への遅刻と欠席をしないよう
にしてください。配布物を読むなど、授業外での学習を欠かさないでく
ださい。
(6)質問,相談への対応
授業の前後、全学教育機構南3階の非常勤講師室。(月曜日、水曜日、
木曜日)
e-mail :[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎言語能力
スペイン語の初法的読み書き、会話力を習得する。
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
スペイン語でのコミュニケーション能力を育てる。
◎多様な文化受容マイン スペイン語圏の多様な文化、思想、歴史、芸術に関する幅広
ド
い知識と国際感覚を育てる。
【教科書】
授業時に紹介します。
【参考書】
授業時に紹介します。
02105
ヨーロッパ社会の諸相
授業題目 国際語としての英語
授
業 英文授業名 Englishes in the World
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育40講義室
県内大学開放授業
担当教員
BRIERLEY MARK ALAN
曜日・時限 木曜・2時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
English is an international language. When it is used for communication, rather
than being a subject or a test with ‘correct’ and ‘incorrect’ answers, we
simply must understand and be understood.
This course aims to show that there is no one correct English; English is spoken
in many places with different cultures and historical backgrounds, which have
produced many different kinds of English. They are all variations of the English
language.
世界の様々な英語の旅をすることで、あなたの英語もコミュニケーション用に役立って
いるのであればそれも英語のひとつであると気づいてください。それがこの科目のねら
いです。国際語としてツールとして使う英語なんだと感じてください。
(2)授業の概要
The following topics will be covered.
1. The current status of English
Who speaks English today? How is English treated and used in different parts of
the world? What differences are there between different countries?
2. History of a global language
Why do people speak English? Where did English come from? How has it changed on
its journey?
3. The future of a global language
How is English changing? What will happen to English in the future? How will it
be used? How will the language change? What is 'International English'?
(3)授業計画
The course will be in three parts:
Part 1. The English language
1. Introduction
2. English speakers in the world
3. The origin of English
4. Modern English
5. Student assignment: How many English speakers?
Part 2. Englishes of the World
6. English in America
7. English in Singapore
8. English in Japan
9. Pidgins and creoles
10. Student assignment: World Englishes
Part 3. English as an international language
11. Japlish
市民開放授業
対象学生 全
備考
12.
13.
14.
15.
Language and politics
Teaching English: EFL ESL ELF EIL
Global standard language
Final student assignments.
This plan will change depending on the needs of the class.
(4)成績評価の方法
Students must register on the course in eALPS (this can be accessed from
https://acsu.shinshu-u.ac.jp). Students will have to complete weekly online
assignments, including quizzes, surveys and written reports, as well as uploading
material they have researched. In addition, students may be assessed on
individual and group presentations in class. Online activity will be used to
determine students' grades.
(5)履修上の注意
The class will be conducted in English, although it may be possible for students
to complete assignments and give presentations in Japanese. Details of the course
will be published in the first lesson, and will be available on eALPS.
(6)質問,相談への対応
I will be happy to answer questions outside class. To arrange an appointment,
please contact [email protected].
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マインド The class will explore cultural issues
◎言語能力
Students will gain language knowledge and improve linguistic ability
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
Students will communicate with each other and the teacher while working
together
◎人類知の継承と未来創造マイ
ンド
We will consider issues vital to an interconnected world
【教科書】
『The History of the English Language』 Oxford 705円
【参考書】
References will be introduced in each lecture and available online.
教養76
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02106
県内大学開放授業
ロシアの文化(文学と社会)
ヨーロッパ社会の諸相
授
業 英文授業名 Russian Culture (Literature and Society)
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・1時限
目
講義室 共通教育35講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
近代ロシアの文学と社会の発展をたどることによって,ロシア文化を
理解するための手ほどきとなる授業を目指します。
(2)授業の概要
十八世紀初頭のピョートル大帝の改革(わが国の明治維新に匹敵する
徹底した西欧化)に始まるヨーロッパの文物制度の移入から,エカテリ
ーナ女帝時代におけるヨーロッパ文学の受容と摂取を経て,十九世紀二
〇∼三〇年代に近代ロシア文学が確立され(プーシキン,ゴーゴリ),
やがて六〇年代にツルゲーネフ,ドストエフスキーらの大文学の出現を
見るまでのプロセスを,一国の近代文学の形成という観点からたどって
ゆきます。毎回プリントを配布し,問題点を提示します。スライドも用
いて説明し,参考資料もその都度指示します。
(3)授業計画
第1回 ピョートル大帝の改革
第2回 古典主義の時代。啓蒙主義の時代
第3回 センチメンタリズムの文学
第4回 <ビデオ>
第5回 プーシキン1
第6回 プーシキン2
第7回 ゴーゴリ
第8回 (レポートの総括)
第9回 レールモントフ
第10回 一八三〇∼四〇年代のジャーナリズムとベリンスキー
第11回 都市の生理学
第12回 (レポートの総括)
第13回 西欧派とスラブ派
第14回 ツルゲーネフ
第15回 ドストエフスキー
市民開放授業
佐々木 寛
対象学生 全
(5)履修上の注意
プリントに記された作家,詩人の作品をできるだけ翻訳で読んでレポ
ートに反映させるようにすること。
(6)質問,相談への対応
研究室(全学教育機構棟南側3階)にて随時。
メール [email protected] による質問,相談も受付けます。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン 近代ロシアの文学を、その形成過程からたどることで、ロシ
ド
ア文化への理解を深める。
◎人類知の継承と未来創 世界文学の一大遺産たるロシア文学を読むことで、人類知の
造マインド
継承を図る。
(4)成績評価の方法
成績評価は,毎回提出してもらう講義内容についてのコメントが30%
と,3回のレポート(作品の感想)が70%です。出席が3分の2に満た
ない受講生は成績評価の対象になりません。
時間割コード
担当教員
【教科書】
指定しない
【参考書】
指定しない
02107
ヨーロッパ社会の諸相
授業題目 Recent Trends in British Culture
授
業 英文授業名 Recent Trends in British Culture
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育53講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
The aim of the course is to give an introduction of various aspects
of developments in British culture and their impact in different
peoples' lifestyles.
Areas covered include politics, subcultures, pop culture and
society with a focus on how these aspects influence lifestyles in
Britain.
担当教員
ADAMS JONATHON LEE
対象学生 全
(4)成績評価の方法
Students will be assessed on their presentations, class
participation, written work and research throughout the course.
(5)履修上の注意
Students will be expected to work outside of class in the form of
research and making presentations.
Students are also expected to be responsible for any missed work
due to absence.
(2)授業の概要
In every lecture, students will be given an introduction to various
recent trends in British culture then will choose a specific area
to research more deeply.
There will be a focus on students developing their own ideas and
(6)質問,相談への対応
critical responses to the material with a final goal of presenting
[email protected]
their ideas in the form of an oral presentation. During the course,
students will develop their ideas through group and individual work.
(3)授業計画
Week 1: Orientation.
Weeks 2-4: Popular cultures.
Week 5: Assessment.
Weeks 6-8: Developments in society.
Week 9: Working life.
Week 10: Political developments and their impact.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
Week 11: Presentation tutorials.
◎社会的行動マインド
Weeks 12-15: Final presentations.
【教科書】
【参考書】
教養77
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02108
県内大学開放授業
英語の方言
担当教員
ヨーロッパ社会の諸相
授
業 英文授業名 A World of English Dialects
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・2時限
目
講義室 共通教育312演習室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
When we listen to people speaking English, some people are easy to understand,
while some people are impossible to understand. Different people speak in
different ways; each person speaks in a dialect.
This course aims to show that languages are not fixed; they change with time and
space and vary from person to person. To demonstrate this, we will investigate
the dialects of English.
津軽弁、大阪弁と同じように、英語にも方言はあります。同じ英語でも、互いにわから
ない方言はあります。本講座では、言語は固定されてるものではなく、時代、地域、人
によって変るということを学びます。
(2)授業の概要
What is a dialect? What is a language? Why doesn’t everyone speak the same way?
How do dialects form? What is happening to dialects? Why are some dialects more
important than others?
We will investigate these questions, using audio and video examples to show the
many ways in which English is spoken, throughout the British Isles and around the
world.
The course will start with a brief history of English dialects, showing how the
English language has always been a mixture of dialects. We will investigate what
makes a dialect, finding examples from Japanese.
(3)授業計画
The course will be in three parts
Part 1. Dialects
1. What is a dialect?
2. Phonetics and dialects
3. Dialects and geography
4. Class dialects
5. Student presentations: Japanese dialects
Part 2. UK dialects
6. English Dialects
7. Jargon and slang
8. Obsolete language
9. Dialect study
10. Student assignments: UK dialects
Part 3. Dialects today
11. US and UK dialects
時間割コード
12.
13.
14.
15.
対象学生 全
This plan will change depending on the needs of the class.
(4)成績評価の方法
To qualify for assessment, students will have to register on
https://acsu.shinshu-u.ac.jp. Students will have to complete
assignments, including quizzes, surveys and written reports,
material they have researched. In addition, students will be
individual and group presentations in class.
the course in eALPS
weekly online
as well as uploading
assessed on
(5)履修上の注意
The class will be conducted in English, although it may be possible for students
to complete assignments and give presentations in Japanese. Details of the course
will be published in the first lesson, and will be available on eALPS.
(6)質問,相談への対応
I will be happy to answer questions outside class. To arrange an appointment,
please contact [email protected].
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マインド The class will explore cultural issues
◎言語能力
Through an investigation of dialects, students will gain linguistics
insights
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
Students will communicate with each other and the teacher while working
together
◎人類知の継承と未来創造マイ
ンド
We will consider issues vital to an interconnected world
【教科書】
There is no textbook. Handouts and online material will be provided.
【参考書】
References will be introduced in each lecture.
県内大学開放授業
ヨーロッパ社会の諸相
授業題目 ドイツ語圏の文化Ⅱ
授
業 英文授業名 Cultures of the German-Speaking World Ⅱ
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 火曜・2時限
目
講義室 共通教育62講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
前期の「ドイツ語圏の文化Ⅰ」に引き続き,異文化理解に対して自分の
スタンスを持つことを目標とします.詳細は「ドイツ語圏の文化Ⅰ」の
シラバスを見てください.
「ドイツ語圏の文化Ⅱ」では,前期とは違ったテーマ・切り口でドイツ
語圏の文化にアプローチします.
(2)授業の概要
数回の授業で一つの大きなテーマを扱います.それぞれのテーマについ
て教員からの情報提供(講義)が行われますが,それを受け身で聞いて
いるだけでは「異文化理解」など到底不可能です.「理解」とは能動的
な働きかけなのです.そこで本講義は,教員からの情報提供の他にグル
ープワークやプレゼンテーションなどが組み合わさって展開していきま
す.単なる「文化受信」ではなく,受講学生が自ら興味を持ち,情報収
集をして,それを受講生全員で共有し考える,そのような授業になりま
す.
なお,毎回「ドイツ語で一言」のコーナーを設け,言語と文化のつなが
りを意識できるようにします.
(4)成績評価の方法
下記の要素を総合して成績を評価する.
・毎回の授業内容確認シート(20%)
・グループワークの発表内容(10%)
・小レポート(40%)
・期末のレポート(30%)
BRIERLEY MARK ALAN
Dialect in songs
Changing language
British Asian dialect
Final presentations: Issues in dialects
02109
(3)授業計画
1. オリエンテーション:ドイツ語って?
2-5. ドイツの文学
6-10. 歴史と文化について
11-15. ドイツの音楽と芸術
市民開放授業
担当教員
市民開放授業
松岡 幸司
対象学生 全
(5)履修上の注意
「ドイツ語圏の文化Ⅰ」を履修していない学生の受講も歓迎する.
使用するプリントはeAlpsに事前にアップします.2回目の授業から,各
自授業前に自分でダウンロード&プリントアウトして授業に持参するこ
と.
講義科目ではあるが,講義を聴いているだけでは異文化理解など不可能
.資料には必ず目を通し,グループワークにも積極的に参加する必要が
ある.
ドイツ語初級を併せて履修すると,言語と文化の関係をより深く感じる
ことができるので,ドイツ語も履修することを強く勧めます.
(6)質問,相談への対応
オフィスアワーについては初回授業時に伝える.
松岡:
研究室の場所:共通教育南棟3階北側
メールアドレス:[email protected]
磯部:
研究室の場所:人文学部棟4階北側
メールアドレス:[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン ドイツ文化を能動的に知ることで異文化理解を促進すること
ド
によって
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループワークの作業と発表を通して
【教科書】
高橋憲:新ドイツの街角から.ドイツ文化事情(郁文堂)¥1,300【参考書】
授業時に適宜指示します.
教養78
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02110
県内大学開放授業
ドイツ語圏の文化Ⅰ
担当教員
ヨーロッパ社会の諸相
授
業 英文授業名 Cultures of the German-Speaking World Ⅰ
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・2時限
目
講義室 共通教育62講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
21世紀もすでに10年が過ぎました.様々な分野でのグローバル化に伴い,
今世紀は,多様な文化との共生を目指す社会の実現へと向かう時代と言え
るでしょう.その象徴と言えるのが国際語としての英語習得の必要性です
.しかし,社会の中で英語が国際コミュニケーションの手段として活用さ
れればされるほど,英語は,言語が背景に持つ文化から離れ,いわば「無
国籍化」しつつあります.それに比べてドイツ語は,文化的背景を保持し
続け,ドイツ文化もヨーロッパ文化の中で重要な位置にあります.
本講義では,そのようなドイツ文化を通して,国際理解・異文化理解の促
進を目標とします.言語と文化の関連を常に意識しつつ,単なる情報では
ない,息づくドイツの文化を通して,「異文化とは何か?異文化理解とは
何か?」ということについて,自分のスタンスを持つことができるように
なるのがこの講義の到達目標です.
(2)授業の概要
数回の授業で一つの大きなテーマを扱います.それぞれのテーマについて
教員からの情報提供(講義)が行われますが,それを受け身で聞いている
だけでは「異文化理解」など到底不可能です.「理解」とは能動的な働き
かけなのです.そこで本講義は,教員からの情報提供の他にグループワー
クやプレゼンテーションなどが組み合わさって展開していきます.単なる
「文化受信」ではなく,受講学生が自ら興味を持ち,情報収集をして,そ
れを受講生全員で共有し考える,そのような授業になります.
なお,毎回「ドイツ語で一言」のコーナーを設け,言語と文化のつながり
を意識できるようにします.
(3)授業計画
1. オリエンテーション:ドイツって?(松岡)
2-3. ドイツ概観(松岡)
4-6. ドイツ人と森(松岡)
7-11. ドイツ語と文化(磯部)
12-15. 環境について(松岡)
松岡 幸司
磯部 美穂
対象学生 全
・毎回の授業内容確認シート(20%)
・グループワークの発表内容(10%)
・小レポート(40%)
・期末のレポート(30%)
(5)履修上の注意
使用するプリントはeAlpsに事前にアップします.2回目の授業から,各自
授業前に自分でダウンロード&プリントアウトして授業に持参すること.
講義科目ではあるが,講義を聴いているだけでは異文化理解など不可能.
資料には必ず目を通し,グループワークにも積極的に参加する必要がある.
ドイツ語初級を併せて履修すると,言語と文化の関係をより深く感じるこ
とができるので,ドイツ語も履修することを強く勧めます.
(6)質問,相談への対応
オフィスアワーについては初回授業時に伝える.
研究室の場所:共通教育南棟3階北側
メールアドレス:[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン ドイツ文化を能動的に知ることで異文化理解を促進することに
ド
よって
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループワークの作業と発表を通して
【教科書】
高橋憲:新ドイツの街角から.ドイツ文化事情(郁文堂)¥1,300【参考書】
授業時に適宜指示します.
(4)成績評価の方法
下記の要素を総合して成績を評価する
時間割コード
市民開放授業
02111
県内大学開放授業
ヨーロッパ社会の諸相
授業題目 ロシアの文化(風土と歴史)
授
業 英文授業名 Russian Culture (Climate and History)
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・1時限
目
講義室 共通教育35講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
ロシアの風土と歴史を知るための手ほどきとなる授業をおこなうこと
で、今日のロシアの政治や文化を理解するための手掛りを身につけ、国
際感覚をやしなうことを目標にしています。
担当教員
市民開放授業
佐々木 寛
対象学生 全
で,毎回予習をして授業にのぞむこと。
(6)質問,相談への対応
研究室(全学教育機構棟南側3階)にて随時。
メール [email protected] による質問,相談も受付けます。
(2)授業の概要
プリント配布テキスト(川端香男里『ロシア その民族とこころ』)
をもちいて,ロシアの風土と文化について学ぶ。
(3)授業計画
第1回 オリエンテーション,テキストの配布
第2回 序 章 ロシア的なるものとは
第3回 第1章 「祖国」と自然
第4回 第2章 プーシキンと「秋」
第5回 第3章 風土と自然
第6回 第4章 毛皮の歴史
第7回 第5章 ロシア人の旅
第8回 第6章 「風」―東西南北の意識
第9回 第7章 都市の成り立ち
第10回 第8章 農村と農民
第11回 第9章 美について
第12回 第10章 近代の芸術
第13回 第11章 文学の「金」の時代
第14回 第12章 トルストイとドストエフスキイ
第15回 第13章 女性について
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
毎回,講義内容についての簡単なコメントを提出してもらうことで出
席とします。内容のないコメントでは出席になりません。成績評価は,
講義内容のコメントが50%と,期末のレポートが50%です。出席が3分
の2に満たない受講生は成績評価の対象になりません。
(5)履修上の注意
受講生は全員テキストを読んでいる,という前提で授業をおこなうの
◎多様な文化受容マイン ロシア文化の概説書を読むことでロシアの文化を受容する能
ド
力の基礎を養う。
【教科書】
『ロシア その民族とこころ』川端香男里著(プリントで配布)
【参考書】
『ロシアを知る事典』平凡社(中央図書館に複数冊常備。特に購入の
必要はありません)
教養79
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02194
フランス文学ゼミ
ヨーロッパ社会の諸相
授
業 英文授業名 French literature (Seminar)
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・1時限
目
講義室 共通教育402演習室
授業形態
演習
備考
担当教員
鎌田 隆行
対象学生 全
(1)授業のねらい
近代フランスの小説を読み、文学と社会の関係や作家による小説言語の
探求、そして何よりも小説の面白さについて学び、受容力を養成します
(2)授業の概要
初回の授業の際に授業の進め方について詳しく説明するとともに、近代
フランス文学史の概説を行います。また、受講生の関心に合わせて講読
テキストを選定します。2回目以降は講読形式でテキストの精読を行っ
ていきます。語学的な理解だけでなく、作品としての解釈も深めていけ
るように、教員による補足解説および出席者全員によるディスカッショ
ンを交えながら進める予定です。
(3)授業計画
1.オリエンテーション
この授業の目標、概要、具体的な進行計画、また諸注意事項について言
及します。その後、受講生と教員の相談によって、使用するテキスト(
比較的短いもの)を選定します。
2∼14.講読
第一回授業の際に選定したテキストを講読形式で読み進めます。受講生
の訳読に対して教員が必要なコメントを加え、また適宜文学史などの必
要事項を解説します。一つのテキストを読み終える目処がついた時点で、
次のテキストの選定を行います。
15.まとめ
(4)成績評価の方法
出席点(20%)、平常点(予習,復習,授業への積極的参加等)(20%
)、期末試験(60%)
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(5)履修上の注意
フランス語履修者を対象とします。
◎多様な文化受容マイン フランス文学にじかに触れ、その特徴を考察することによっ
ド
て獲得します。
(6)質問,相談への対応
毎週火曜日の12時30分から13時20分までをオフィスアワーとします。
時間割コード
【教科書】
プリントを配布します。
【参考書】
授業中に随時紹介します。
02195
ヨーロッパ社会の諸相
授業題目 イギリス文学ゼミ
授
業 英文授業名 Seminar: British Literature
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・1時限
目
講義室 人文第3講義室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
近現代のイギリス文学の作品を幾つか読み、その伝統と特質を理解する
とともに、広く人生や社会を考察する機会とする。作家、作品などの解
説、受講生の発表によって、授業を進めるが、当該の作品をあらかじめ
よく読んでおくことが前提となる。
担当教員
清水 明
対象学生 全
教員のメイル・アドレスは1回目の授業時に通知する。教室の他、適宜、
日時を決めて研究室で対応する。
(2)授業の概要
個々の作家のみならす、時代背景を知る上で必要なトピックを紹介する
ので、受講者は自発的に問題点を考える努力が求められる。授業内容は、
概説(講義)の回を除き、原則として毎回、受講者の発表、質疑応答、
議論などを含む。イギリス文学及びその背景となるイギリス文化への積
極的な関心を抱いている者がのぞましい。視聴覚教材を使うこともある。
(3)授業計画
1回 オリエンテーション、受講者決定
2−3回 イギリス文学の特質、背景についての概説
4−14回 作品の講読及び受講者による口頭発表
15回 試験
*詳細な計画は、最初の授業時に資料を配布して説明する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン
イギリス文学の考察・読書を通して。
ド
(4)成績評価の方法
平常点(出席状況、授業への参加度、口頭発表=3割)、試験(7割)な
どによるが、三分の二以上の出席がないと、評価の対象にならない。
◎問題発見・解決能力 常に自発的に問題点を考える努力を続けることにより。
◎言語能力
文学作品の読書を通して。
◎専門知識と応用力 イギリス文学の基本的な諸要素を身につけることにより。
(5)履修上の注意
最初の授業時に受講者を決定するので、希望者は欠席しないこと。授業
を行う上で適正規模となるように、受講者数を制限する場合がある。指
定された教材の予・復習だけではなく、日頃から自主的に関連の文献の
収集と読書を行なうようにしてください。
【教科書】
最初の授業時に指示する。
【参考書】
授業時に適宜指示する。
(6)質問,相談への対応
教養80
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02196
原書で読むシャーロック・ホームズゼミ
ヨーロッパ社会の諸相
授
業 英文授業名 A Reading Seminar on the Original Sherkock Holmes Stories
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 月曜・4時限
目
講義室 共通教育26講義室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
19世紀後半から20世紀初頭にかけて、英国の作家アーサー・コナン・
ドイルが発表したシャーロック・ホームズ物語を読み、作者の人生や時
代思潮などにも目配りしつつ、ホームズ作品に内在するさまざまな問題
やテーマについて、みずみずしい感性と柔軟な発想で文学テクストにア
プローチする姿勢を受講者みずからが身につけてもらうことをねらいと
する。この授業を通じて、多様な文化受容マインドを育み、あわせて英
語および日本語の言語能力を磨いてほしい。
担当教員
山口 和彦
対象学生 全
受講者数は25名以内とする。
収集を自主的に行うなど、充分な準備のうえで毎回の授業にのぞんでほ
しい。なお、3分の2以上の出席がないと、成績評価の対象とならないこ
とにも注意してもらいたい。
(6)質問,相談への対応
授業後、および木曜を除く各曜日の午後、教室または研究室(全学教
育機構南棟3階)で対応する。ただし、会議などで不在の場合もあるの
で、あらかじめメール等でアポイントメントをとってもらうことが望ま
しい。メールアドレス等は初回のガイダンス時に伝える。
(2)授業の概要
4つの長篇と56の短篇からなるホームズ物語のうち、『ストランド・
マガジン』への連載をきっかけに一躍人気を博した代表的短篇をとりあ
げる。原則として、シドニー・パジェットによる挿し絵が添えられたテ
クストを読み解く作業を中心に授業を進めるが、英語特有の表現、構文
など、形式的・文法的な知識の確認と同時に、文化的文脈を踏まえた、
テクストの内容の正確な解釈・理解にも意を用いたい。その際、英文の
内容と味わいを達意の日本語で表現するために、英和辞典、国語辞典を
はじめ、各種の辞典類を充分に活用してもらいたい。また随時、英国の
グラナダテレビによって製作された定評ある映像化作品も視聴し、原作
テクストとの比較も試みたい。
(3)授業計画
第1週:ガイダンス
第2-15週:ホームズ物語のテクスト、配付資料等を用いた演習・討論な
ど
第16週:期末テストとレポート提出
(4)成績評価の方法
出席および授業への参加度(たんなる出席ではなく、授業内での真摯
な取組みの姿勢や発言など)40%、試験とレポート60%によって総合的
に評価する。
(5)履修上の注意
名作、名文に親しむことを通じて、日頃から英語と日本語の表現力、
語彙力の向上に努めるとともに、予習を欠かさず、課外での調査や資料
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎言語能力
的確に読み、書き、聞き、他者に伝えることができる英語力
の向上を図る。
◎多様な文化受容マイン 異なる文化や価値、世界観等について、複眼的なものの見方
ド
を身につける。
【教科書】
教科書については、初回のガイダンス時に詳細を伝えます。
【参考書】
指定しないが、随時、授業で紹介します。
02198
ヨーロッパ社会の諸相
授業題目 現代ドイツ事情ゼミ【SUNS】
授
業 英文授業名 Seminar on current Germany
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・5時限
目
講義室 共通教育211演習室
授業形態
演習
備考
担当教員
松岡 幸司
対象学生 全
(1)授業のねらい
日本語だけを媒介としていては決して触れることのない現代のドイツ事情
を,ドイツ語で直接読み,より高度な国際理解感覚を身につけつつ,ドイ
ツ語運用能力を高める.
到達目標:
1. 辞書を用いれば,現代ドイツのアクチュアルな文章を読むことができ
るレヴェルのドイツ語読解能力を身につける.
2. 文章を読む際に,日本語の感覚ではなく,ドイツ語の感覚で読む習慣
を身につける.
3. 日本語に頼ることなく,外国語から直接外国の情報を入手し,それを
処理する国際理解感覚を身につける.
4. 独検2級に合格するドイツ語力を身につける.
する.
(2)授業の概要
現代のドイツ事情は,日本の新聞や雑誌ではなかなか目にすることがない
.そのようなアクチュアルな文章を読む際には,テクストの文字だけを見
ていても,その背景にあるドイツの現状を知らなければ,理解するのは難
しいだろう.(もちろんこれは,ドイツ語に限ったことではなく,英語で
も同じことが言える.)
そのような意味で,異文化理解や国際感覚というものをより高度なものに
するために必要な視点や姿勢を,しっかりと身につけてもらいたい.
☆この授業は,高等教育コンソーシアム信州への配信授業でもある.
☆2年生以下の学生に対する授業名は「ドイツ語中級(読解)Ⅱ」となり
ます.そちらで登録するように.
【この授業の開講時間帯は,16:30∼18:00です】
(3)授業計画
1. 導入:オリエンテーション,既習事項の復習確認
2-7. 現代ドイツのアクチュアルなトピックスで易しめのものを読む.
8. まとめ:復習と中テスト
9-15. 現代ドイツのアクチュアルなトピックスで,やや高度なものを読む
.
(5)履修上の注意
☆初級レベルのドイツ語運用能力を身につけていることを前提とする.(
前期に「現代ドイツの言語と日常ゼミ」を受講していることが望ましい)
・とにかく毎回ドイツ語の文章を読み進めるので,その予習と復習をしっ
かり行う必要がある.
・授業で扱ったテクストのトピックスについて,自ら積極的に知識・視野
を広げる姿勢が求められる.
・理解度・習得度の低かった事柄については,次回の授業,メール,オフ
ィスアワーなどを活用して,必ずしっかりと確認すること.
・辞書は毎回必携.
(6)質問,相談への対応
オフィスアワー:初回授業で伝える.
研究室の場所:全学教育機構南棟3階の北側
メールアドレス:[email protected]
☆松本キャンパス以外の学生は,授業時やメールを活用してください.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎言語能力
(4)成績評価の方法
既習事項の習得度を下記のような方法で確認し,評価する.
復習&確認シート20点:毎回確認課題をやってもらい,授業内容をちゃん
と把握しているかどうかチェックする(これは出席チェックも兼ねる).
確認小テスト50点:一つのテクストが終わった段階で,既習事項の確認の
ために行う.
期末課題30点:筆記試験および課題に取り組んでもらい,その結果を評価
ドイツ語学習を通して、日本語や英語に対する感覚もみがくこ
とによって
◎多様な文化受容マイン 異文化(ドイツ文化)を外国語(ドイツ語)を通して受容する
ド
ことによって
【教科書】
・中島・平尾・朝倉:改訂版 必携ドイツ文法総まとめ.白水社.¥1,600☆適宜プリントを配布する.
【参考書】
清野智昭:中級ドイツ語のしくみ. 白水社. ¥2,940-
教養81
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02199
現代ドイツの言語と日常ゼミ【SUNS】
担当教員
ヨーロッパ社会の諸相
授
業 英文授業名 Semiar on German language and life
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・5時限
目
講義室 共通教育211演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
既習言語であるドイツ語を実際に用いて,ドイツ語を通してしか得られない現代ドイツ
の日常・文化生活に触れ,異文化に直に触れることにより,より高度な国際理解感覚を
身につけつつ,ドイツ語運用能力を高める.
到達目標:
1. 辞書を用いれば,現代ドイツのアクチュアルな文章を読むことができるレヴェルの
ドイツ語読解能力を身につける.
2. 文章を読む際に,日本語の感覚ではなく,ドイツ語の感覚で読む習慣を身につける
.
3. 日本語に頼ることなく,外国語から直接外国の情報を入手し,それを処理する国際
理解感覚を身につける.
4. 独検秋季試験で2級に合格するドイツ語力の習得を目指す.
(2)授業の概要
ドイツ語読解能力について:外国語は,単なる学ぶ対象ではなく,実際に用いてこそ初
めて学習する価値が生まれる.そのためにも,既習事項とその習熟度を自ら理解し,統
合的に用いる能力を身につけるトレーニングを行う.また,辞書をひく際も,最初の訳
語を見て用いるのではなく,納得がいくまでしっかりと調べて,実際に書かれている内
容が腑に落ちるまで考える習慣をつけてほしい.
国際理解感覚について:異文化理解は,外国語の文章を読む際にも問題になる.日本語
の感覚だけで読もうとしても書き手の論や感覚を受けとめることはできない.自分がす
でに持っている情報で処理しようとするのではなく,常に新しいものを求め,わからな
いことは納得するまで調べ,自分の中の国際感覚の奥行きを広げる意識を身につける.
授業全体について:
前半の10回では,1年次の学習事項の復習と補足を行いつつ,読解に慣れていってもら
う.
Lektionが終わるごとに確認の小テストを行い,自己確認・復習に役立ててもらう.
後半の5回では,「学習のために作られたのではないドイツ語文」を読み,ドイツ語の
テクストに慣れていってもらう.
(3)授業計画
10回目までは,既習事項の復習や補足と読解の小手調べを行う.
1. 導入:オリエンテーション,既習事項の復習確認(1)
2. 既習事項の復習確認(2)(Lektion 9 を含む)
3-4. Lektion 10:形容詞の格変化,比較級と最上級
5-7. Lektion 11:関係代名詞,命令形
8-10. Lektion 12:接続法の人称変化と用法
復習&確認シート20点:毎回確認課題をやてもらい,授業内容をちゃんと把握している
かどうかチェックする(これは出席チェックも兼ねる).
確認小テスト50点:Lektionや読解テクスト終了後に行い,理解度や習熟度の確認をす
る.
期末課題30点:筆記試験および課題に取り組んでもらい,その結果を評価する.
(5)履修上の注意
☆初級レベルのドイツ語運用能力を身につけていることを前提とする.
・とにかく毎回ドイツ語の文章を読み進めるので,その予習と復習をしっかり行う必要
がある.
・授業で扱ったテクストのトピックスについて,自ら積極的に知識・視野を広げる姿勢
が求められる.
・理解度・習得度の低かった事柄については,次回の授業,メール,オフィスアワーな
どを活用して,必ずしっかりと確認すること.
・辞書は毎回必携.
☆この授業は,高等教育コンソーシアム信州への配信授業でもある.
☆2年生以下の学生に対する授業名は「ドイツ語中級(読解)Ⅰ」となります.そちら
で登録するように.
【この授業の開講時間帯は,16:30∼18:00です】
(6)質問,相談への対応
オフィスアワー:初回授業で伝える.
研究室の場所:全学教育機構南棟3階の北側
メールアドレス:[email protected]
☆松本キャンパス以外の学生は,授業時やメールを活用してください.
ドイツ語学習を通して、日本語や英語に対する感覚もみがくことによって
◎多様な文化受容マインド 異文化(ドイツ文化)を外国語(ドイツ語)を通して受容することによって
【教科書】
・清野・須藤・曾田:Meine Deutschstunde[ドイツ語の時間―読解編―」(朝日出版社
).¥2,300・中島・平尾・朝倉:改訂版 必携ドイツ文法総まとめ.白水社.¥1,600【参考書】
清野智昭:中級ドイツ語のしくみ. 白水社. ¥2,940-
02200
県内大学開放授業
担当教員
市民開放授業
MEHMET SEAN COLLIN
曜日・時限 水曜・2時限
アメリカ︵北,中,南米︶社会の諸相
授業形態
講義
(1)授業のねらい
このコース最大のねらいは世界で2番めに大きな国「カナダ」の、幅広い視野で何人かの著名人に焦点を当
て、分析を行います。環太平洋に住む国日本とカナダ、このクラスでは二つの国のいくつかの主要な類似
点と、それぞれの文化背景を理解し、さらに、文化比較能力を高める事をねらいとします。
(2)授業の概要
コースでは、12の主要ユニットに焦点をあてます。15週間の間、毎週宿題として、読解、それに関連
した練習問題、短いスピーチが出され、そして少なくとも1つの小さなグループ活動参加も必要です。
ゴールに到達するには、授業の定期的な出席、アクティビティへの積極的参加、批判的思考、
積極的な質問などが重要課題です。コース全体を通して学ぶことにより、カナダ関連文献の理解力、
作文力、聴く力、会話力が豊富になる良い機会となります。
(3)授業計画
レッスン(1.)
(2.)
(3.)
(4.)
(5.)
(6.)
(7.)
(8.)
(9.)
(10.)
(11.)
(12.)
(13.)
(14.)
(15.)
対象学生 全
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
既習事項の習得度を下記のような方法で確認し,評価する.
授業題目 Canadian Studies
授
業 英文授業名 Canadian Studies
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育55講義室
◎言語能力
11回目以降は,ドイツ人向けに書かれた易しめのテクストを実際に読んでみる.
11-15. 読解トレーニング
時間割コード
松岡 幸司
<P1−13>最初の始まり:新しい土地、人々、早期ヨーロッパ探検家達&新フランス
<P14−22>新フランス、パワーとの戦い、民族の誕生&カナダ太平洋横断鉄道
<P27−41>カナダの政府、選挙、政府の構造 <P42−47>カナダの経済、職場のカナダ人
<P49−65>アート、教育、スポーツ
<P67−101>文化多様性、&カナダのモザイク文化 <P103−121>環太平洋地域としてのカナダ
<P123−139>プレーリー(大草原)州
<P141−157>カナダの中心部―オンタリオ
<P159−173>カナダの中心部―ケベック
<P175−197>大西洋沿岸の州、マリタイム
<P199−215>カナダ北部 アークティック
<P217−237>著名人とそのよく知られた人格
<P239−267>カナダ未来への挑戦
<P1−267> 復習、またはクラスで特別レッスン選択
対象学生 全
備考
(3.)学習のねらい(授業ごとのアクティビティ)に沿って授業の雰囲気を盛り上げる姿勢と参加態度は
重要です。
(4.)与えられた課題について議論の機会を多く取ります。ここで活発な意見交換が出来るとより高い評
価が得られます。
(5.)ペーパーテスト実施日に欠席の場合は、その代替としてエッセイの提出が課されます。エッセイの
題は、担当教員の指示に従い、500語∼600語(ワード使用)にまとめ提出してもらいます。エッセイの最後
にトータルの語数を記載し、A4サイズの用紙、ダブルスペース、字体と文字の サイズはTimes New
Roman 14ポイントで提出して下さい。
(6)質問,相談への対応
希望があれば下記の時間帯に意見をお聞かせ下さい:
水 16:20∼17:30
木 12:10∼13:00
オフィス直通 (0263)37−3064、又はEメール [email protected]。
Please contact Sean Mehmet by dropping by his office, which is located on the third floor of the
Asahi Godo building, at these times:
Wednesday 16.20- 17.30 o'clock;
Thursday 12.10- 1.00 o'clock, or by pre-arranged appointment.
Alternatively, students may also contact Sean by telephone or by e-mail. Sean's office telephone
number is (0263) 37-3064, while his e-mail address is [email protected]. If you telephone Sean
when he is out of his office, please be sure to leave detailed voice mail!
この計画はクラスの生徒の必要に応じて変更する可能性があります。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
大学の指導要領に沿って 次の3点でコース最終評価が決定されます (1.) 学期間通して、少なくとも3分の1(66%)以上の出席。毎週欠席すると、最終成績に影響します。
(2.) 生徒はそれぞれ次の項目で審査されます;クイズのパフォーマンスレベル;インタビュー
短いスピーチ; 授業への参加姿勢、同様に、全体通しての出席率
(3.) 最終評価は次の%で実施します。
出席=15%、
授業内容への積極的参加/デジタルスライドショー=35%
5回の小テスト(ペーパー)=50%
(5)履修上の注意
(1.)この授業は、外国文化の授業であり、言語習得(英語)のクラスではない事を御承知おき下さい。
(2.)やむを得ず授業に出席出来ない場合は、その授業内容について宿題が課されます。
これについては個人で必ず責任を持って行い、提出すること。つまり、欠席した分は宿題となるのです。
◎言語能力
的確に読み、聞き、他者に伝えることができる英語力の向上を図る。
◎多様な文化受容マインド
異なる文化や価値、世界観等について複眼的なものの見方を身につける。
【教科書】
このコースで使用する教科書は次の通りです:
「Gateway To Canada 」 Virginia L.Sauve and Monique Sauve. 著
オックスフォード大学(1997)出版 ISBN 0−19−541152−8
オックスフォード大学出版日本のインターネットホームぺージ www.oupjapan.co.jp 【参考書】
An English-Japanese, or English-English, dictionary would be a very useful supplement to this
course. In addition, a red pen, plus at least one "highlighter" marker, will be necessary for each
of the sixteen
class sessions. This "highlighter" marker can be any color at all:
yellow, orange, pink, blue, green, et cetera.
教養82
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02202
県内大学開放授業
A Canadian View of Global Issues
アメリカ︵北,中,南米︶社会の諸相
授
業 英文授業名 A Canadian View of Global Issues
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・2時限
目
講義室 共通教育55講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
この授業は世界の様々な地域で起きている人類が引き起こした課題(貧困、性差別、戦争、新型感染症、
IT力の格差 など)と、それらが地域社会に引き起こす多様な影響について考えます。生徒が課題につい
て独自の批判的思考を確立し、さまざまな角度から問題を考察しつつ、解決法を探っていくことは最も重
要です。加えて、現在世界で懸念されている問題の解決方法はあるか、また地域をベースに草の根レベル
で部分的に出来る解決法があるか議論します。その結果こそ、私達が、世界をより良くする為 に、自分
達の属するコミュ二ティで参加活動できることなのです。
担当教員
市民開放授業
MEHMET SEAN COLLIN
対象学生 全
10.新人種:肥満は素晴らしい
11.ハイテックツーリズム 12.火星からやって来た人々:イヌイット文化におけるテレビの役割
13.発展とは何?:無駄はなし、増加がすべて
14.世界で最も革新的な都市
15.ドリーの創造者がクローン豚に成功、クローン賛否、人間クローンの誕生暗示。
この計画は生徒の必要に応じて変更する可能性があります。
(2)授業の概要
2冊の教科書から章とユニットを選択し学習します。全15週の期間中、宿題として毎週、2冊の教科書から
課題ユニットと章の読解、課題に沿った練習問題、短いスピーチ、そして 少なくとも1回の小さなグルー
プアクティビティに参加することが必要です。定期的な授業への参加、アクティビティへ参加姿勢、批判
的思考、積極的な質問などがゴール到達への重要ポイントです。コース全般を通し、グローバル関連事情
について読解、作文、聴く、話す(スピーチ)を通じさまざまな機会を得ながら理解を深める事が出来ま
す。
(3)授業計画
大学の指導要領に沿って、次の3点により最終評価が決定されます。
(6)質問,相談への対応
希望があれば下記の時間帯に意見をお聞かせ下さい:
水 16:20∼17:30
木 12:10∼13:00
オフィス直通 (0263)37−3064、又はEメール [email protected]。
Please contact Sean Mehmet by dropping by his office, which is located on the third floor of the
Asahi Godo building, at these times:
1.) 学期間通して少なくとも66%以上の出席。毎週欠席すると、最終評価に影響します。
Wednesday 16.20- 17.30 o'clock;
2.) 生徒は次の内容で評価されます クイズのパフォーマンスレベル;宿題提出状況;短いスピーチ;授 Thursday 12.10- 1.00 o'clock, or by pre-arranged appointment.
業への参加姿勢;それらと同様に学期通じての出席率。
Alternatively, students may also contact Sean by telephone or by e-mail. Sean's office telephone
3.) 最終評価は次の%により決定されます
number is (0263) 37-3064, while his e-mail address is [email protected]. If you telephone Sean
a.) 出席率=15%
when he is out of his office, please be sure to leave detailed voice mail!
b.) 参加姿勢/デジタルスライドショー=35%
c.) ペーパーテスト5回=50%。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
このコースは使用する教科書の内容を主旨とし、言語習得(英語)のコースではない事を御承知おき下さい。
生徒はグローバル規模のトピックについて多種多様な議論、読解、話し合いの機会を持つことが出来ます。
期間中に止むを得ず授業を欠席する場合は、その授業分の宿題が課されます。つまり、欠席しても、宿題
として課題をこなさなければなりません。これについては個人の責任で遂行すること。テスト当日に欠席
した場合はその代替としてエッセイを提出してもらいます。エッセイの題は担当教員が決定し、
500字∼600字(ワード)の範囲で作成します。エッセイの最後にトータルで使用した語数を記載します。
A4サイズの用紙、ダブルスペース、字体とサイズはTimes New Roman 14ポイントで提出して下さい。
(5)履修上の注意
レッスン 1.ついに誕生したグローバル村
2.ゴライアスサファリとアフリカ観光
3.差異の世界(詩)
4.生物多様性とその重要性
5.食料の多様性が支える種の保存
6.インターネットロマンス
7.時間変換:ステファン博士へのインタビュー
8.洗練された熱帯雨林:アマゾンの森林経済
9.「生活クラブ」日本の主婦組織
時間割コード
◎言語能力
的確に読み、聞き、他者に伝えることができる英語力の向上を図る。
◎多様な文化受容マインド
異なる文化や価値、世界観等について複眼的なものの見方を身につける。
【教科書】
このコースで使用する教科書は次の2冊です。
(ⅰ.)「Global Outlook Book One- High Intermediate Reading」 Brenda Bushell and Brenda Dyer。
McGraw Hill (2004) 出版。ISBN 007‐123597‐3。
価格約2000円。McGraw Hill in Japan:[email protected]
(ⅱ.) 「Global Issues In English」Tim Grose。World Issues Publications ( 2009)。ISBN
9-784990-346904。(2007 年版) 価格 約1650円。104ページ、A4サイズ。
【参考書】
An English-Japanese, or English-English, dictionary would be a very useful supplement to this “
Global Issues”course. In addition, a red pen, plus at least one "highlighter" marker, will be
necessary for each of the sixteen
class sessions. This "highlighter" marker can be any color at all:
yellow, orange, pink, blue, green, et cetera.
02204
アメリカ︵北,中,南米︶社会の諸相
授業題目 スペイン語圏の文化(ラテンアメリカの言語と文化)
授
業 英文授業名 Cultures of the Spanish-Speaking World (Languages and Culture of Latin America)
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育40講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
スペイン語は数多くの国々で話されています。スペイン、ラテンアメ
リカ、アフリカの赤道ギニア。3億人の人々に話されています。ローマ
帝国の言語・ラテン語を母体とするスペイン語はロマンス語の一つとし
て今日あるところのものに発展しました。
この授業はスペイン語の基本的文法と会話の習得と同時にラテンアメ
リカの国々の文化に対する理解を深めることが目的です。
(2)授業の概要
毎回の授業の前半ではスペイン語の発音、文法の基礎と会話を学習し
ます。後半ではラテンアメリカの色々な都市について講義します。DV
D,映像教材を用いて紹介します。 (3)授業計画
第1週 ガイダンス
第2∼15週 講義
第16週 期末試験
*スペイン語と文字 / ラテンアメリカの歴史と地理
*発音 / ラテンアメリカの歴史と地理
*アクセント / カリブの国々 *主格人称代名詞、 / カリブの国々:サルサ *名詞の性と数 / メキシコ
*定冠詞と不定冠詞 / メキシコ:祭り
*スペイン語のBe動詞 SER / コスタ リカ
*スペイン語のBe動詞 SER / グアテマラ:マヤ文明
*スペイン語のBe動詞 ESTAR / ペルー:ナスカ
*スペイン語のBe動詞 ESTAR / ペルー:マチュピチュ *直接法現在(規則動詞) / ボリビア
*直接法現在(規則動詞) / ボリビア
*直接法現在(規則動詞) / アルゼンチン
*基礎数詞、時刻、挨拶 / アルゼンチン
*再帰動詞
/ ダンス(タンゴ)
*GUSTAR動詞 / スポーツ
担当教員
ハシモト エリサ
対象学生 全
(4)成績評価の方法
小テスト:3割、授業での積極的参加、宿題等:3割、レポート、期
末試験:4割。総合して評価する。授業時間数の2/3以上の出席がない
受講生は評価の対象とはなりません。
(5)履修上の注意
予習、復習を必ず行ってください。教科書と辞書は毎回持参してくだ
さい。宿題は必ず提出してください。授業への遅刻と欠席をしないよう
にしてください。配布物を読むなど、授業外での学習を欠かさないでく
ださい。
(6)質問,相談への対応
授業の前後、全学教育機構南3階の非常勤講師室。(月曜日、水曜日、
木曜日)
e-mail :[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎言語能力
スペイン語の初法的読み書き、会話力を習得する。
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
スペイン語でのコミュニケーション能力を育てる。
◎多様な文化受容マイン スペイン語圏の多様な文化、思想、歴史、芸術に関する幅広
ド
い知識と国際感覚を育てる。
【教科書】
授業時に紹介します。
【参考書】
授業時に紹介します。
教養83
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
02205
時間割コード
授業題目
映像で見て考える社会
アメリカ︵北,中,南米︶社会の諸相
授
業 英文授業名 Cinema and Society
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育20講義室
担当教員
曜日・時限 木曜・2時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
本授業では、映像を通して社会を考えながら、とりわけ主にアメリカと日本
社会そして世界に関する理解を深めることをねらいとします。この授業によ
って、社会に関する理解を深めるとともに、思索を深めてごく初歩的な研究
(問題発見と分析)を行えるようになってください。いずれにせよ、社会に
関する映像に深い興味・関心を持つようになるとともにその基礎的理解がで
きるようになることが最も大切なことだと思います。
(2)授業の概要
主にアメリカ(そして日本)を中心に、20世紀全般にわたる社会にまつわ
る映像を鑑賞し解説し論じ考えてもらいます。映像を漫然と見るのではなく、
くりかえし見ます。映画(ドキュメンタリー映画含む)を使用することが多
いと思いますが、TVドキュメンタリーやニュースなどの映像も適宜使用す
ることもあります。1セメスターで見る映像は、映画せいぜい4本分前後だ
と思います。最初に通しで見て、次に細かく見ることが通常の作業です。時
間が許す範囲内で映画史と映像技術の簡単な説明も行います。受講生のみな
さんは、映像を見て考え、私が出したクイズに答えを出す(そして考える)
必要があります。
(3)授業計画
第 1週 オリエンテーション + 映像技法
第 2週 映像技法 + 社会とは何か
第 3週 映像1−1
第 4週 映像1−2
第 5週 映像1レビュー
第 6週 映像2−1
第 7週 映像2−2
第 8週 映像2レビュー
第 9週 中間まとめ
第10週 映像3−1
第11週 映像3−2
第12週 映像3レビュー
第13週 映像4
第15週 映像4レビュー
第16週 試験
*これは概略です。最初の授業で、日付が入った詳細な計画表を配布します。
(4)成績評価の方法
時間割コード
対象学生 全
備考
当たり前ですが、もちろん、よほどの事情がない限り、全授業に出席してく
ださい。ただ、場合によっては出席を取ることは不可能かもしれません。し
たがって、その場合は、成績は期末試験100%でつけることになりますが、毎
回授業に積極的に参加し考えクイズを解かなければ解答できないような、授
業全般にわたる問題、およびミニレポート的な作文を出します。
(5)履修上の注意
しっかり授業参加し考え自ら疑問を持ち問題を発見し考える姿勢が必要です。
教科書や配布物を読み、また、授業で見たDVDはレンタルするなどしてで
きるかぎり再度見るなど、授業外での学習も欠かさないでください。また、
大教室での授業になりそうなので、大学生にふさわしい授業姿勢で授業を受
けてください。授業中に携帯電話を操作するなどの行為は言語道断です。な
お、映画の場合は映画のあらすじの解説は詳細には行いませんので、予定表
にそって予めネットなどでチェックしてきてください。
(6)質問,相談への対応
火曜日の12:20∼13:30および木曜日の昼休みがオフィスアワーで
す。研究室の場所は、人文棟4階です。簡単な質問やアポは、
[email protected] までお願いします。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎社会的行動マインド 社会のなかでの人間の行動について学ぶことによって
◎多様な文化受容マインド 社会のなかでのさまざまな文化について学ぶことによって
◎問題発見・解決能力 社会の問題を発見し解決する方策を学ぶことによって
◎自己認識・自己啓発マイ
社会のなかの自己という問題を学ぶことによって
ンド
【教科書】
加藤幹郎監修/杉野健太郎編『映画のなかの社会/社会のなかの映画』、初
版、ISBN:9784623061785、ミネルヴァ書房、2011年 + プリント
*初回から教科書を用いて簡単な説明を行いますので持参してください
【参考書】
教科書の文献リストを主に参照してください。また、必要がある場合は、適
宜指示します。
02206
アメリカ︵北,中,南米︶社会の諸相
授業題目 映像で見て聴いて読んで考えるアメリカ
授
業 英文授業名 Introduction to the United States of America
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・2時限
目
講義室 共通教育20講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
映像で見て、音楽を聴いて、そして本も読んで、考え、アメリカ社会や文化
に親しみ基礎的教養をつけることをねらいとします。この授業によって、ア
メリカ社会・文化に親しむとともに、思索を深めてごく初歩的な研究(問題
発見と分析)を行えるようになってください。いずれにせよ、アメリカの映
画・映像や社会や文化に深い興味・関心を持つようになるとともにその基礎
的理解ができるようになることが最も大切なことだと思います。
(2)授業の概要
アメリカのさまざまな分野に関する私の概説とともに、アメリカの映像を見
て、アメリカの音楽を聴いて、アメリカの書物も読んで、考えてもらいます。
映像などを漫然と観賞するのではなく、原則としてくりかえし観賞します。
具体的には、アメリカのさまざまな側面に関する私の概説の後で、それに関
する映像などを観賞します。受講生のみなさんは、教科書の該当個所を予め
読み、授業で考え、私が出したクイズに答えを出す(そして考える)必要が
あります。これが主なアクティヴィティです。
(3)授業計画
第1週 オリエンテーション
第2週 アメリカとは何か
第3週 アメリカの地理と交通 + 映像
第4週 アメリカの歴史
第5週 アメリカの歴史 + 映像
第6週 アメリカの宗教 + 映像
第7週 アメリカの宗教 映像 続き
第8週 アメリカの宗教 映像 レビュー
第9週 アメリカの文学
第10週 アメリカの文学 リーディングと映像
第11週 アメリカの文学 映像続き
第12週 アメリカの文学 映像 レビュー
第13週 アメリカの音楽 + 音楽鑑賞
第14週 アメリカの映像文化
第15週 世界のなかのアメリカ + まとめ
第16週 試験
*これは概略です。最初の授業で、日付が入った詳細な計画表を配布します。
(4)成績評価の方法
杉野 健太郎
担当教員
杉野 健太郎
対象学生 全
当たり前ですが、もちろん、よほどの事情がない限り、全授業に出席してく
ださい。ただ、場合によっては出席を取ることは不可能かもしれません。し
たがって、その場合は、成績は期末試験100%でつけることになりますが、毎
回授業に積極的に参加し考えクイズを解かなければ解答できないような、授
業全般にわたる問題およびミニレポート的な作文を出します。
(5)履修上の注意
しっかり授業参加し考え自ら疑問を持ち問題を発見し考える姿勢が必要です。
教科書や配布物を読み、授業で見たDVDはレンタルするなどしてできるか
ぎり再度見るなど、授業外での学習も欠かさないでください。また、大教室
での授業になりそうなので、大学生にふさわしい授業姿勢で授業に参加して
ください。授業中に携帯電話を操作するなどの行為は言語道断です。
(6)質問,相談への対応
火曜日の12:20∼13:30および木曜日の昼休みがオフィスアワーで
す。研究室の場所は、人文棟4階です。簡単な質問やアポは、
[email protected] までお願いします。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マインド アメリカの多様な文化を学ぶことによって
アメリカのさまざまな問題を発見し解決方策を考えることによっ
◎問題発見・解決能力 て
◎社会的行動マインド アメリカの社会における行動様式を学ぶことによって
◎自己認識・自己啓発マイ アメリカを学ぶことによって自文化および自己について考えるこ
ンド
とによって
【教科書】
杉野健太郎編、『アメリカ文化入門』、初版2刷、ISBN: 978438405567、三修
社、2010年 + プリント
*初回から教科書を用いて簡単な説明を行いますので持参してください
【参考書】
主に教科書の後ろの「さらに学びたい人への案内」を参考にしてください。
また、必要がある場合は、適宜指示します。
教養84
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02207
県内大学開放授業
アメリカ合衆国の歴史と現代政治
アメリカ︵北,中,南米︶社会の諸相
授
業 英文授業名 History and Contemporary Politics of the United States
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 火曜・3時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
アメリカ政治のゆくえは、日本に対して、また世界のほとんどの国に
対して、極めて大きな影響を及ぼすものであることは言うまでもない。
この講義ではそうした現代アメリカの政治を理解するために、歴史的観
点、政党や選挙や重要な政策などを検討する政治学的観点、憲法を始め
とする法制度的観点、経済的、文化的観点などの様々な視角からの考察
を行う。学生諸君が現代の政治現象を中心に、バランスの取れたアメリ
カについての知識を習得できることをめざす。
担当教員
市民開放授業
野地 孝一
対象学生 全
(4)成績評価の方法
期末の筆記試験(成績評価における重み、100パーセント)により行う。
(5)履修上の注意
ほとんど毎回参考資料を配布する。欠席した時の配布資料をもらいた
いという要望には、特別配慮すべき事情がある場合を除き、応じられな
い。
(6)質問,相談への対応
(2)授業の概要
原則として火曜日の講義後に質問を受け付ける。時間が取れない場合
概ね歴史的順序に従って話を進めるが、この講義の眼目はアメリカの はその際に面会の予約をする。緊急を要する場合は、メールでの質問、
現代政治の理解と、それに必要な限りでの歴史的背景の解説である。し 面会予約にも対応する。
たがって歴史の部分はそのような観点から取捨選択したものであること
をお断りしておく。
また重要な歴史的転換に当たって、アメリカの政治指導者、特に大統
領がどういうリーダーシップを発揮したかに注目していくこととする。
今年は大統領選挙が行われるので講義の最後の部分でその分析を行う。
(3)授業計画
1序論――アメリカ政治の現在と歴史を学ぶ意味
2植民地時代のアメリカ
3アメリカの独立・建国
4アメリカ憲法体制の特徴――連邦制
5アメリカ憲法体制の特徴――大統領制
6西部開拓と民主化――「自助」と「自治」
7リンカーンと南北戦争
8第一次大戦とアメリカ
9F.D.ローズベルトとニューディール時代
10人種問題と公民権運動・女性解放運動
11ベトナム戦争とアメリカ
12アメリカの政党政治と選挙
13アメリカとイスラム原理主義――9.11テロの衝撃
14ブッシュからオバマへ
15アメリカ政治の現状――オバマ政権と2012年大統領選挙
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎社会的行動マインド
アメリカの国民が直面してきた重要な課題とそれへの取り組
みを学ぶことによって。
◎多様な文化受容マイン アメリカの現代政治の背景にある歴史的・文化的独自性を理
ド
解することによって。
【教科書】
【参考書】
現代政治を理解するために有益な参考書としては、久保文明編「アメ
リカの政治
増補版」(弘文堂 2011年)を推薦する。他の参考書は講義の中で紹
介する。
02297
アメリカ︵北,中,南米︶社会の諸相
授業題目 「高等教育を受けた人」になるゼミ
授
業 英文授業名 Becoming an Educated Person
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 火曜・2時限
目
講義室 共通教育312演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
このゼミでは、受講生が自分にとっての「高等教育を受ける意味」を見つけることを目的とする。
高等教育(つまり大学)で学ぶことは、大きく分けて「教養」と「専門」があるが、この二つは時代
によっても国によっても重要性の比率や意味が変化し、時には対立することもある。しかし実際は、
「教養」と「専門」は相互補完的な関係にある。ある特定の専門領域の知識や技術を知っていても、
その人が立派で尊敬できる人であることを約束しないのは、その人が生きている人間関係の中で承認
されてはじめて専門の知識が必要とされるからである。つまり、その「専門」を生かすためには「教
養」が必要なのである。
ヨーロッパやアメリカでは、教養教育(リベラル・アーツ=自由人の学問・偏見から自らを解放す
る学問)が大学教育の中心となっている。大学は12世紀にイタリアで誕生し、時代や国によって色々
な形に発展したが、ローマ時代からの伝統である「いかに生きるか」というすべての人間にとっての
問いが一貫して問われており、「教育を受けた者の責務は何か」が学生に問われ続けているのである。
必要な「教養」の中身は、人々の中でそれぞれ「いかに生きるか」という課題を解決するものであ
るので、共通する部分(人の中で生きる術・自分を活かす術)と、異なる部分(自分が大切だと考え
て選択するもの)がある。従って、このゼミでは、受講する学生が、自分にとって大切なことや自分
がなぜここにいるのか、自分にとって何が最良の選択なのか、を理解する作業を皆で行う。先人の問
いと考えを学び(読む)、グループワークで自分の考えを整理し、自分と同様に他者の人生を受け入
れる練習をし(話す・聞く)、言葉を使ってまとめていく(書く)。その作業こそが「教養」であっ
て、「社会の中での自分の位置を知ろうとする努力、あるいは知っている状態、あるいは知ろうとす
る努力の総体」(阿部謹也)なのである。
(2)授業の概要
受講生は、大学の成り立ちや理念を概観しながら、生き方や選択をめぐるいくつかの考え方を学ぶ。
受講生は予習をこなし準備をした上で講義に臨み、15分から20分の講義の後に、実際にグループワー
クやディスカッションをする。
この授業では全ての学部学生が対象なので、専門分野や得意分野の異なる学生同士で意思疎通をは
かりながら、自分と社会との接点を探すことができる。まずは、人の中で、バランスをとりながら関
係を作る練習をし、高等教育を受ける目的の一つである読み書き能力を訓練することから始める。自
分を認めて生きるための考え方のツールや知恵を文献を通して学び、ディスカッションをし、理解を
深めていく。ひとつのテーマや課題に対しても、様々なアイデアや解決方法に接することができるは
ずであり、議論の過程で、専門が異なる人々を理解し共生するためにはどのようにすればよいのかを
解決していってほしい。この受講生同士の交流が教材のひとつとなるので、積極的に参加するかどう
かが学習の質を決定することになる。
発表はグループで取り組むので、コミュニケーションの技術を身につけているかどうかが内容の完
成度に影響する。期末レポートは個人課題であるが、この授業での経験をふりかえり、知識と経験に
よって得られた知見をまとめる課題を課す。一学期中の配布物と自分の学習の記録をすべて綴じるポ
ートフォリオを課し、それを最終レポートと一緒に提出して学期を終える。
(3)授業計画
≪変更することがあるが、開講時に指示する≫
第1回(10/2) シラバス・名前・約束事・勉強の仕方・学生の義務
第2回(10/9) 受け入れ受け入れられる話し方 【ポートフォリオ作成開始】
第3回(10/16) アメリカの大学の教養教育 【10/17小レポート1提出】
第4回(10/23) 選択する人生・与えられた人生・偶然の人生 第5回(10/30) 選択と決定―学校制度のからくり 【11/1小レポート2提出】
第6回(11/6) 様々な価値と選択―「負荷を負った存在」
第7回(11/13) これまでの整理と分析 【11/15小レポート3提出】 第8回(11/20) ヨーロッパの教養教育の歴史 【グループ課題提示】
第9回(11/27) 日本の社会で役立つ「教養」
担当教員
加藤 善子
対象学生 全
第10回(12/4) 物語る存在としての「私」
第11回(12/11)グループ作業
第12回(12/18)ポートフォリオの整理と確認 第13回(1/8) グループ発表 第14回(1/15) ふりかえり 【グループレポート提出】
第15回(1/22) 学びのまとめ、授業アンケート、閉講 【ポートフォリオ提出】
第16回(1/30) 【ポートフォリオ返却にあてる】
(4)成績評価の方法
*出席30点(各2点×15回、20分以内の遅刻・早退は1点減点、20分以上の遅刻・早退は欠席と見なす。
5回以上の欠席で失格とする)
*小レポート30点(各10点×3回、基本的にe-Alps上で提出する)
*グループ課題20点(グループ点10点、個人点10点)
*ポートフォリオ20点(最終レポート10点、ポートフォリオ作成10点)
(5)履修上の注意
*予復習の時間を毎週2時間程度確保して、確実に勉強をする必要がある。
*ゼミであるので、受講制限を行うことがある。
*本を読み、真摯に考える練習をしたい人、大学ならではの友人がほしい人を歓迎する。
(6)質問,相談への対応
学習を進めるための質問や相談を歓迎する。
オフィスアワーは開講時に提示する。オフィスは全学教育機構4階南側。
オフィスアワー以外の時間帯に面会を申し込む場合はe-mailで相談をすること。
katoy@shinshu-u.ac.jp
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マインド
大学で学ぶことの意味考えながら自らを理解し、最終レポートで回答を出す。
◎言語能力
読む・書く・話す・聞く・分析する・主張する、という練習を繰り返す。
◎多様な文化受容マインド
世界の大学教育を知り、かつ共に学ぶ人たちの価値を尊重することに努める。
【教科書】
指定しないが、下の参考書の中から該当する部分をテキストとして配布する。必ず事前に目を通し、
授業に持参すること。
【参考書】
阿部謹也(1999)『大学論』日本エディタースクール、1800円。
阿部謹也(1997)『「教養」とは何か』講談社現代新書、735円。
エリクソン(2011)『アイデンティティとライフサイクル』誠信書房、3675円。
キャンベル(1984=2004)『千の顔を持つ英雄』上下、人文書院、各2940円。
キングストン(1978)『チャイナタウンの女武者』晶文社、絶版。
サンデル(2011)『これからの正義の話をしよう―いまを生き延びるための哲学』早川ノンフィクシ
ョン文庫、945円。
中山元(2011)『正義論の名著』ちくま新書、861円。
ハスキンズ(2009)『大学の起源』八坂書房、2520円。
広田照幸(2003)『教育には何ができないか』春秋社、2300円。
本田由紀(2009)『教育の職業的意義―若者、学校、社会をつなぐ』ちくま新書、777円
教養85
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02298
大学生基礎力ゼミ
アメリカ︵北,中,南米︶社会の諸相
授
業 英文授業名 First-Year Seminar: Becoming a Successful Student
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・2時限
目
講義室 共通教育312演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
このゼミは、学生が大学に適応し、早い段階で自立した学生になることを支援するとともに、
学生として必要な技術と態度を身につけるためのものである。学生はここで、大学で求められ
る学業の水準を学ぶとともに、その水準に達するための正しい努力をし、基本的な技術を身に
つける。大学は高等教育機関であり、中等教育機関である高等学校とは、学ぶ内容、学び方、
学生に期待されること、のすべてが異なる。高等教育では、学生が自ら学ぶことと前提として
いるので、4年間の大学生活がどのようなものになるかは、学生自身の責任となる。
この授業に出席して積極的に学んだ学生は、次の4つができるようになる。
(1)自分の生活と学習に責任を持ち、自立して大学生活を送ることができる。
(2)信州大学を知り、その施設や支援を必要に応じて利用することができる。
(3)文章を正しく読み、文章を正確にかつ論理的に書くことができる。
(4)出身地の違い、専門の違い、信条の違い、年齢や性別、性格や志向の違いによらず、他の学
生や教職員を大切な個人として受け入れ、尊重し、協働し、共に学ぶことができる。
(2)授業の概要
受講生が学ぶのは、信州大学に関する知識と、大学生として4年間必要になる基礎的な知識
・技術・態度である。そのために、授業と授業外で、自分たちが大学生になっていく過程を観
察し、記録し、分析していく作業を繰り返すが、そこで学生が実際に体験し、練習するのは、
(1)受講している学生および教員との信頼関係および生産的関係の構築
(2)大学の学びに必要な諸技術(聞く・話す・読む・書く・分析する・協働する・受け入れる・
主張する・異議を唱える・働きかける、等々)
(3)信州大学の環境の理解と施設や支援の利用
(4)異なる人々や新しい価値体系の受容と、自分の視野と度量の拡張
の4つである。
この経験を記録し、分析し、今後に生かすために、学生は毎週ふりかえりを書き、大学の施
設を学びながら協働して課題に取り組み、それらをポートフォリオとして保存して、はじめて
の楽器の経験を総括するレポートを書く。授業ではこれらの経験を話し合うことで理解を深め、
大学生として生活を組み立て、学習を深めるための基礎力を身につける作業を繰り返す。
(3)授業計画
第1回(4/10) 学びのはじまり―自己紹介、名前、シラバス、履修登録相談
第2回(4/17) 一学期の記録をとろう―ポートフォリオをつくる
第3回(4/24) 話して聞いて合意しよう―話し方と聞き方のマナーを学ぶ
<注意:5/1は月曜日の授業>
第4回(5/8) 本格的に学びを開始しよう(1)―図書館の支援を知る【小レポート1課題提示】
第5回(5/15) 本格的に学びを開始しよう(2)―大学生の学習法【5/21小レポート1提出】
第6回(5/22) 大学をきちんと利用しよう―助けてくれる人・場所のいろいろ
第7回(5/29) ポートフォリオの確認とグループ課題開始【書き直し提出】
【小レポート2課題提示】
第8回(6/5) 自分と違う人を受け入れよう―いろんな人との関係を維持するには【グループ課
題提示】
第9回(6/12) グループ内の友達を知ろう【6/18小レポート2提出】
第10回(6/19) 生活の見直し―体調管理・タイムマネジメント・ストレスマネジメント・夏休み
の計画?
第11回(6/26) 信州大学を知ろう―歴史と特徴
第12回(7/3) グループ発表の準備
第13回(7/10) 【グループ課題のプレゼンテーション】
時間割コード
担当教員
加藤 善子
対象学生 全
<注意:7/17休講>
第14回(7/24) 学びのふりかえりと授業アンケート【ポートフォリオ提出】
第15回(7/31) ポートフォリオ返却、閉講
(4)成績評価の方法
*出席15点(各1点×15回)。20分以上の遅刻・早退は欠席とみなし、20分以内の遅刻・早退は
2回で欠席1回とみなす。5回の欠席で失格になる。居眠りや私語などをしている場合、注意しな
くとも減点することがある。
*毎週の振り返りの報告30点(各2点×15回)。半日までの遅れは1点減点、日付が変わってから
の提出は0点。内容が優れているものには火点をする場合がある。基本的にe-Alps上で提出する。
*小レポート20点(10点×2回)。e-Alps上で提出。
*グループ課題20点(グループ点10点+個人点10点)。
*ポートフォリオ作成10点
*大学の施設の利用10点(各2点×5ヶ所まで)。開講後に詳しく指示する。
合計105点。60点以上合格、59点以下不合格。
(5)履修上の注意
授業以外での学習時間を一週間に最低1∼2時間確保し、真摯に学ぶことが求められる。
大学できちんと学びたい人、勉学を通した大学らしい友達がほしい人、コミュニケーションが
苦手だが努力したい人を歓迎する。
(6)質問,相談への対応
質問や相談を歓迎する。オフィスアワーは開講後に指示する。研究室は、全学教育機構4階南。
オフィスアワーでもそれ以外でも、事前にメイルなどで予約を取るのが望ましい。e-mail:
[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マインド
ポートフォリオの作成や議論を通じて、自分の強さや特徴を客観的に知る。
◎言語能力
議論やレポートの作成により、言葉を正確に使い、正確に伝える練習を重ねる。
◎多様な文化受容マインド 受講生すべてと知り合い、異なる人々と良い関係を構築し維持する練習をする。
【教科書】
『新入生ハンドブック』『共通教育履修案内』(ともに信州大学全学教育機構)
ほか、大学で配布される冊子を使用する(購入する必要はない。配布された冊子をなくさない
ようにすること)。第一回目の授業で指示する。
【参考書】
指定しない。
02299
アメリカ︵北,中,南米︶社会の諸相
授業題目 人を動かすための理論と方法ゼミ
授
業 英文授業名 theories and methods to build a community
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・1時限
目
講義室 共通教育35講義室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
このゼミでは、人間関係とコミュニケーションを理解するための基本的な理論や知識を習得しなが
ら、受講する学生が実際にその理論や知識を使って、コミュニケーション能力を高め、人と協働し、
成果を出していくチームを作る練習をする。周囲の人々を動機付けして望ましい行動を引き出すには、
どのように人々に話しかけ、関係を作り、働きかけていけばいいのか、人がまとまり、協力し合うこ
とのできる環境とはどのようなものか、そしてリーダーの仕事はどのようなものか、15回の授業を通
して学生同士で学び、練習をし、試行錯誤を重ねながら、私たちなりの結論を出すことを目指す。
この分野は、特にアメリカにおいて研究が著しく発達している。人間の感情や行動を科学的に扱う
方法が確立しているので、学校教育や企業経営、生産性の向上に簡単に取り入れられ、実践されてい
る。ヨーロッパ的でもなくアジア的でもない、冷静で徹底した人間観察の方法を学ぶことも目的のひ
とつであり、このような方法論が多文化社会アメリカを成立させていることを理解することができる
だろう。
学生が取り組む課題は、第一に対面でのコミュニケーションの方法の習得、第二に文書によるコミ
ュニケーションの技術の習得(テキストを正確に読み理解し、正確に自分の考えを表現する)、第三
に異なる知識や意見を纏め上げて新しい考えを生産する過程を経験し訓練することである。
(2)授業の概要
受講生は、社会や集団の成り立ちや人が動く条件に関する社会学や心理学の理論を学ぶ。受講生は
予習をこなし準備をした上で講義に臨み、15分から20分の講義の後に、実際にグループワークやディ
スカッションをする。
この授業では全ての学部学生が対象なので、専門分野や得意分野の異なる学生同士で意思疎通をは
かりながら課題に取り組むことになる。ひとつのテーマや課題に対しても、様々なアイデアや解決方
法に接することができるはずであり、議論の過程で、専門が異なる人々を理解し説得するためにはど
のようにすればよいのかを解決していってほしい。この受講生同士の交流が教材のひとつとなるので、
積極的に参加するかどうかが学習の質を決定することになる。
ディスカッションが円滑に進むように、最初の数回を使ってコミュニケーションの約束事や注意す
べき点など基本的な事柄を習得するので、自律して話し合う力が身につくはずである。また、議論や
レポートでは空気を読まないことが重要なので、言葉で最初から最後まで言葉で説明し相手を説得す
る訓練も、最初の数回を使って徹底的に習得する。
発表はグループで取り組むので、コミュニケーションの技術を身につけているかどうかが内容の完
成度に影響する。期末レポートは個人課題であるが、この授業での経験をふりかえり、知識と経験に
よって得られた知見をまとめる課題を課す。一学期中の配布物と自分の学習の記録をすべて綴じるポ
ートフォリオを課し、それを最終レポートと一緒に提出して一学期を終える。
(3)授業計画
UNIT 1 コミュニケーション(読む・書く・聞く・話す)の基本
第 1回(4/11) 名前、シラバス、約束事、勉強の仕方、学生の義務
第 2回(4/18) 積極的傾聴法―相手の話を引き出す力(聞く・話す)
第 3回(4/25) アサーション―礼儀正しく主張する力(聞く・話す)
第 4回(5/9) パラグラフ・ライティング―正確に読み説得力を持って書く(読む・書く)
【5/15 課題1提出】
担当教員
加藤 善子
対象学生 全
第10回(6/20) 社会的ジレンマ2(相手に協力してもらうには)
第11回(6/27) 社会的ジレンマ3(1人から全体を変えるには)
第12回(7/4) グループ発表の準備
UNIT 3 成果のまとめと発展
第13回(7/11) グループ発表
第14回(7/18) 発表のふりかえりと経験したことのまとめ
第15回(7/25) 一学期のふりかえり、授業アンケート、授業の終了 【最終レポート】
(4)成績評価の方法
出席30点(各2点×15回、15分以上の遅刻・早退は1点減点、5回以上の欠席で失格とする)
予復習30点(各10点×3回、基本的にe-Alps上で提出する)
図書館での学習支援利用10点(レポート作成支援1回2点×3回、グループ学習室利用2点×2回)
中間プロジェクト20点(グループ点10点、個人点10点)
期末レポート10点
60点以上で合格、59点以下は不合格。
(5)履修上の注意
希望者が多数の場合、受講制限を行うことがある。
予復習の時間を毎週2時間程度確保して、確実に勉強をする必要がある。予習の質が授業の質を決定
するので、テキストを読みこんだ上で出席をすること。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワーは開講時に提示する。オフィスは全学教育機構4階南側。
オフィスアワー以外の時間帯に面会を申し込む場合はe-mailで相談をすること。
katoy@shinshu-u.ac.jp
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎言語能力
毎回のディスカッション、および読み書きの課題によって訓練し、身につける。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
毎回のディスカッションとグループ課題によって身につける。
◎情報活用力
学んだ理論を身近な問題解決に生かす課題が課される。
【教科書】
指定しない。
課題はそれぞれの参考書(下に記載)の一部から出すが、必要箇所をこちらから配布する。
UNIT 2 理論と応用
第 5回(5/16) ネットワークと得られる情報 第 6回(5/23) コミュニティの種類と目的 【5/29 課題2提出】
第 7回(5/30) 強いコミュニティをつくるには
第 8回(6/6) 社会的ジレンマ1(「わかっちゃいるけどやめられない」問題)【6/12課題3提出】
第 9回(6/13) グループ発表の準備
【参考書】
阿部紘久『文章力の基本』日本実業出版社2009、1300円。
戸田山和久『論文の教室』NHKブックス2002、1120円。
山岸俊男『社会的ジレンマ−「環境破壊」から「いじめ」まで』PHP新書2000、660円。
安田雪『ネットワーク分析−何が行為を決定するか』新曜社1997、2200円。
教養86
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02300
アフリカ文化論
アジア・アフリカ社会の諸相
授
業 英文授業名 Studies on African Culture
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育12講義室
担当教員
分藤 大翼
曜日・時限 水曜・4時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
2010年に南アフリカ共和国でワールドカップ・サッカーが開催された
ことによって、日本でもマスメディアを通じてアフリカの情報が流れ、
一般にアフリカに対する関心が高まっています。
本授業の目的は、受講生が一過性の情報に流されることなく、将来に
わたってアフリカを見据えるための見識を養うことにあります。
アフリカはどのようなところで、どのような人たちが、どのように暮
らしているのかという基本的なことを、主要な文化と現代的な問題を取
りあげて紹介します。遠いアフリカのことを近しいこととして学び、考
えられるようになることが本授業のねらいです。
対象学生 全
備考
16. 試験
(4)成績評価の方法
小レポート(40点)及び定期試験(60点)。小レポートは、前半の講義
に関するものを8回目の講義に、後半の講義に関するものを15回目の講
義の際に提出してもらいます。成績評価の割合は各20点です。
(5)履修上の注意
世界の様々な文化、人の生き方に対して好奇心を持つことが大切です。
また、自分の生き方についても関心をもち、私たちの文化の来し方と行
く末について考え、行動する意欲のある人の受講を歓迎します。毎回視
(2)授業の概要
聴覚資料を利用しますので、しっかりと視聴できるように体調を整えて
アフリカは、約3030万平方キロメートル(日本の約80倍)の大陸であり、 受講するように心がけてください。
約9億の人々が55の国や地域に暮らしています。本講義では、この広大
で豊かな地域の文化的な魅力と現代的な問題を紹介し、アフリカ文化の (6)質問,相談への対応
可能性と課題について考えます。また、アフリカの文化を紹介すること 授業終了時に対応します。
を通じて、世界の文化的な多様性と、その多様性を失いつつある世界の
両方を考察する手がかりを提供します。
(3)授業計画
1. はじめに
2. イメージとしてのアフリカ
3. アフリカの歴史
4. アフリカの神話
5. アフリカの仮面・美術
6. アフリカの音楽
7. アフリカの食文化
8. アフリカの文化的可能性
9. アフリカにおける自然保護
10. アフリカの紛争
11. アフリカの民族問題
12. アフリカのHIV/AIDS問題
13. アフリカにおける開発
14. アフリカの市民運動
15. まとめ
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン
アフリカの文化を多様な側面から学ぶことによって
ド
◎人類知の継承と未来創
アフリカ文化の可能性と課題について学ぶことによって
造マインド
【教科書】
指定しない。
【参考書】
授業時に紹介します。
02301
アジア・アフリカ社会の諸相
授業題目 アフリカ文化論
授
業 英文授業名 Studies on African Culture
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育12講義室
担当教員
分藤 大翼
曜日・時限 水曜・5時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
2010年に南アフリカ共和国でワールドカップ・サッカーが開催された
ことによって、日本でもマスメディアを通じてアフリカの情報が流れ、
一般にアフリカに対する関心が高まっています。
本授業の目的は、受講生が一過性の情報に流されることなく、将来に
わたってアフリカを見据えるための見識を養うことにあります。
アフリカはどのようなところで、どのような人たちが、どのように暮
らしているのかという基本的なことを、主要な文化と現代的な問題を取
りあげて紹介します。遠いアフリカのことを近しいこととして学び、考
えられるようになることが本授業のねらいです。
対象学生 全
備考
16. 試験
(4)成績評価の方法
小レポート(40点)及び定期試験(60点)。小レポートは、前半の講義
に関するものを8回目の講義に、後半の講義に関するものを15回目の講
義の際に提出してもらいます。成績評価の割合は各20点です。
(5)履修上の注意
世界の様々な文化、人の生き方に対して好奇心を持つことが大切です。
また、自分の生き方についても関心をもち、私たちの文化の来し方と行
く末について考え、行動する意欲のある人の受講を歓迎します。毎回視
(2)授業の概要
聴覚資料を利用しますので、しっかりと視聴できるように体調を整えて
アフリカは、約3030万平方キロメートル(日本の約80倍)の大陸であり、 受講するように心がけてください。
約9億の人々が55の国や地域に暮らしています。本講義では、この広大
で豊かな地域の文化的な魅力と現代的な問題を紹介し、アフリカ文化の (6)質問,相談への対応
可能性と課題について考えます。また、アフリカの文化を紹介すること 授業終了時に対応します。
を通じて、世界の文化的な多様性と、その多様性を失いつつある世界の
両方を考察する手がかりを提供します。
(3)授業計画
1. はじめに
2. イメージとしてのアフリカ
3. アフリカの歴史
4. アフリカの神話
5. アフリカの仮面・美術
6. アフリカの音楽
7. アフリカの食文化
8. アフリカの文化的可能性
9. アフリカにおける自然保護
10. アフリカの紛争
11. アフリカの民族問題
12. アフリカのHIV/AIDS問題
13. アフリカにおける開発
14. アフリカの市民運動
15. まとめ
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン
アフリカの文化を多様な側面から学ぶことによって
ド
◎人類知の継承と未来創
アフリカ文化の可能性と課題について学ぶことによって
造マインド
【教科書】
指定しない。
【参考書】
授業時に紹介します。
教養87
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02302
中国古代文字入門
アジア・アフリカ社会の諸相
授
業 英文授業名 World of Chinese Ancient Character
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・3時限
目
講義室 共通教育43講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
中国古代の文字、漢字の語源に関する新しい見解(白川静漢字語源学―定説
・後漢許慎の『説文解字』批判)に対する理解を深める(白川氏の見解は甲骨
文・金文研究から導き出された)。
ひいては中国古代の文化、国家、社会などについての白川氏の新しい見方
に対する理解を深める。 そのことを通じて中国近現代の文字と文化、国家と社会など、更には日本
の古代と近現代の文学と文化、国家と社会などに対する理解をも深める。
また言語力の強化にも務める。
(2)授業の概要
前期に引き続き、白川静の著作(『白川静文字講話Ⅳ』)を読みながら、内
容に即して講義する。今期は第19話「声系について」を取り上げる。
(3)授業計画
第1回イントロダクション 第2回∼第15回第19話「声系について」の講
義(「字音の変化について」1、2、3、4。「漢音系の字音について」1、2、
3。「漢字の字音における通用の関係について」1、2、3。「語原と語系列の
問題の解明の方途について」1、2、3、4) 第16回試験
(4)成績評価の方法
出席点(3割)、試験(4割)及びレポート(3割)の成績等を総合的に評価する。
出席点を重視する。
(5)履修上の注意
前期の中国古代文字の世界を履修しておくことが望ましい。
毎回予め該当箇所に目を通しておくこと。
毎回漢和辞典と国語辞典を持参すること(電子辞書も可)。
2/3以上の出席がないと不受講となります。
私語、携帯電話の使用は禁止。
(6)質問,相談への対応
原則として授業終了直後に対応するが、予約すれば研究室(全学教育機構
SGE南校舎4階)での対応も可能。
[email protected]への連絡も可。
時間割コード
担当教員
松岡 俊裕
対象学生 全
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マインド
「授業のねらい」の趣旨をきちんと理解し真摯に授業を受けるこ
とで得られる
【教科書】
『白川静文字講話Ⅳ』(白川静。平凡社。2,200円):購入不要、コピーを配布
する 『常用字解』(白川静。平凡社。2,800円):購入要(必須)
【参考書】
『漢字―生い立ちとその背景』(白川静著。『岩波新書』) 『文字逍遥』(白
川静著。平凡社ライブラリー)『文字遊心』(白川静著。平凡社ライブラリー
)『中国の古代文字〈1〉神話から楚辞へ』(白川静著。『中公文庫BIBLIO』
)『詩経国風』(白川静著。『東洋文庫』)『詩経雅頌1』(白川静著。『東洋
文庫』)『詩経雅頌2』(白川静著。『東洋文庫』)『詩経:中国の古代歌謡』
(白川静著。『中公文庫』)『回思九十年』(平凡社。白川静著)『人名字解』
(白川静、津崎幸博著。平凡社) 『初期万葉論』(白川静著。『中公文庫』)『
後期万葉論』(白川静著。『中公文庫』)『孔子伝』(白川静著。『中公文庫』
)『中国の神話』(白川静著。『中公文庫』)『私の履歴書 知の越境者』(白川
静、梅棹忠夫、梅原猛、中村元著。『日経ビジネス人文庫』)『白川静さんに
学ぶ 漢字は楽しい』(小山鉄郎著、白川静監修。共同通信社) 『白川静さん
に学ぶ 漢字は楽しい』(小山鉄郎著、白川静監修。『新潮文庫』)『白川静さ
んに学ぶ 漢字は怖い』(小山鉄郎著。共同通信社)』)『白川静さんに学ぶ 漢
字は怖い』(小山鉄郎著、白川静監修。『新潮文庫』)『絵で読む漢字のなり
たち 白川静文字学への扉』(金子都美絵作。太郎次郎社エディタス)『甲骨文
字小辞典』(落合敦著。『筑摩選書』)『白川静か博士の漢字の世界へ―小学
校学習漢字解説本』(福井県教育委員会編。平凡社)『白川静式小学校漢字字
典』(小寺誠著。フォーラム・A)『神様がくれた漢字たち』(白川静監修、山
本史也著。『理論社YA新書』)『続・神様がくれた漢字たち 古代の音』(山
本史也著。『理論社YA新書』)『図解雑学 漢字のしくみ』(山本史也著。ナツ
メ社)『なりたちで覚える漢字』(福中宏允著。幻冬舎)『成り立ちで知る漢字
のおもしろ世界[全7巻。動物・植物編、自然物編、人編、手と足編、人体編、
道具・家・まち編、武器・ことば・祭祀編]』(伊東信太著。スリーエーネッ
トワーク) 『白川静さんと遊ぶ 漢字百熟語』(小山鉄郎著。『PHP新書』) 『
ユリイカ2010年1月号 特集=白川静 』(ムック) 『古代中国の虚像と実像』
(落合淳思著。『講談社現代新書』) 『甲骨文字に歴史をよむ』(落合淳思著。
『ちくま新書』)『白川静読本』(平凡社編。平凡社)『入門講座 白川静の世
界 全3巻(1.文字 2.文学 3.思想・歴史)』(立命館大学白川静記念東洋文字文
化研究所編。平凡社) 『常用字解』以外の漢和辞典と国語辞典類は初回に紹
介する。必要に応じて参考プリントを配布する。
02303
アジア・アフリカ社会の諸相
授業題目 韓国の文化(食文化)
授
業 英文授業名 Korean Culture (Food Culture)
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 月曜・2時限
目
講義室 共通教育43講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
人間にとって最も身近なテーマである食を通して、その食を作り上げた
韓国文化や韓国の々の姿に触れることによって、韓国の食文化はもちろ
ん韓国の独特な文化や韓国人に対する理解を深めることと当たり前のよ
うに接している日本の食文化についても振り返ってみることをねらいと
する。
(2)授業の概要
ビデオ教材を用いて、韓国の食文化と街の様子を紹介していく。
担当教員
延 鎭淑
対象学生 全
(5)履修上の注意
韓国関連の書籍を読んだり、情報を収集するなどの自主学習を行うこと。
携帯電話の使用及び私語は厳禁。
受講希望者多数の場合は、一回目の授業日に選抜する。(抽選・定員1
10名)
(6)質問,相談への対応
1)授業の前後
2)メール [email protected]
(3)授業計画
1)授業ガイダンス
2)韓国飲食文化の形成、特性
3)食生活
4)焼き肉の伝来
5)ビビンバの由来
6)-7)韓国映画鑑賞
8)市場
9)儀礼に使う料理
10)屋台文化
11)高麗人参
12)伝統飲食
13)韓国人の好きな食べ物 14)麺の世界
15) 飲み物
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン 韓国文化の学習を通じて、多文化理解を深め、さらに視野を
ド
広げる
◎言語能力
(4)成績評価の方法
授業時の提出物3割、課題3割(2回)、レポート4割の比率で評価す
る。
レポートの提出時期は6月、テーマは授業時に発表する。
基本的な韓国語を覚える
【教科書】
必要に応じて、プリントを配布する
【参考書】
姜 仁姫,『韓国食生活史 原始から現代まで』,4894342111,藤原書店
,5800円
佐々木道雄,『韓国の食文化』,4750316342,明石書店,2500円
教養88
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02304
韓国の文化(映画で学ぶ)
アジア・アフリカ社会の諸相
授
業 英文授業名 Korean Culture (Learning about Korea through Movies)
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・1時限
目
講義室 共通教育43講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
文化理解教材として映画やドラマを使う場合、「外国の生活や習慣を知
る」、「外国の文化や言葉を理解する」、「異文化の歴史や伝統を知る
」、「人々の考え方や生き方を知る」、「過去、現在、未来の出来事に
出会える」といった利点があると言われている。この授業では、そうい
った利点の多い韓国映画を通して、韓国の文化、歴史、習慣等を学ぶこ
とをねらいとする。
延 鎭淑
担当教員
対象学生 全
(6)質問,相談への対応
1)授業の前後
2)メール [email protected]
(2)授業の概要
映画の背景にある韓国の文化、歴史、習慣を説明した後、映画を観る。
映画を観た後、意見交換をする。
(3)授業計画
1)授業ガイダンス
2)映画事情
3)∼5)「ラブストーリー」
6)∼8)「族譜」
9)∼11)「国家代表」
12)∼13)「義兄弟」
14)∼15)「マラソン」
(4)成績評価の方法
授業時の提出物3割、課題3割(2回)、レポート4割で評価する。
レポートの提出時期は6月、テーマは授業時に発表する
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(5)履修上の注意
意欲的な参加を望む。授業内容と関連のある書籍を読んだり、情報を収
集するなどの自主学習を行うこと。
携帯電話の使用及び私語は厳禁。
受講希望者多数の場合は、一回目の授業日に選抜する。(抽選・定員1
10名)
時間割コード
◎多様な文化受容マイン 韓国文化の学習を通じて、多文化理解を深め、さらに視野を
ド
広げる
◎言語能力
基本的な韓国語を覚える
【教科書】
必要に応じてプリントを配布する
【参考書】
授業時に発表する。
02306
アジア・アフリカ社会の諸相
授業題目 中国古代文字の世界
授
業 英文授業名 World of Chinese Ancient Character
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・3時限
目
講義室 共通教育43講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
中国古代の文字、漢字の語源に関する新しい見解(白川静漢字語源学―定説・
後漢許慎の『説文解字』批判)に対する理解を深める(白川氏の見解は甲骨文・金
文研究から導き出された)。
ひいては中国古代の文化、国家、社会などについての白川氏の新しい見方に対
する理解を深める。 そのことを通じて中国近現代の文字と文化、国家と社会など、更には日本の古
代と近現代の文学と文化、国家と社会などに対する理解をも深める。
また言語力の強化にも務める。
(2)授業の概要
前期に引き続き、白川静の著作(『白川静文字講話Ⅳ』)を読みながら、内容に
即して講義する。今期は第18話「文字の構造法について」を取り上げる。
(3)授業計画
第1回イントロダクション 第2回∼第15回第18話「文字の構造法について」
の講義(「『説文解字』における当時の研究者たちの説」1、2、3。「字原研究の
書としての『説文解字』1、2、3。「『説文解字』の唐代の写本残簡」1、2。「
『説文解字』の後の字説」1、2、3。「『説文解字』の字説について」1、2、
3) 第16回試験
(4)成績評価の方法
出席点(3割)、試験(4割)及びレポート(3割)の成績等を総合的に評価する。出
席点を重視する。
(5)履修上の注意
後期の中国古代文字入門も履修することが望ましい。
毎回予め該当箇所に目を通しておくこと。
毎回漢和辞典と国語辞典を持参すること(電子辞書も可)。
2/3以上の出席がないと不受講となります。
私語、携帯電話の使用は禁止。
(6)質問,相談への対応
原則として授業終了直後に対応するが、予約すれば研究室(全学教育機構SGE南
校舎4階)での対応も可能。
[email protected]への連絡も可。
担当教員
松岡 俊裕
対象学生 全
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マインド
「授業のねらい」の趣旨をきちんと理解し真摯に授業を受けることで
得られる
【教科書】
『白川静文字講話Ⅳ』(白川静。平凡社。2,200円):購入不要、コピーを配布す
る 『常用字解』(白川静。平凡社。2,800円):購入要(必須)
【参考書】
『漢字―生い立ちとその背景』(白川静著。『岩波新書』) 『文字逍遥』(白川
静著。平凡社ライブラリー)『文字遊心』(白川静著。平凡社ライブラリー)『中
国の古代文字〈1〉神話から楚辞へ』(白川静著。『中公文庫BIBLIO』)『詩経国
風』(白川静著。『東洋文庫』)『詩経雅頌1』(白川静著。『東洋文庫』)『詩経
雅頌2』(白川静著。『東洋文庫』)『詩経:中国の古代歌謡』(白川静著。『中
公文庫』)『回思九十年』(平凡社。白川静著)『人名字解』(白川静、津崎幸博著。
平凡社) 『初期万葉論』(白川静著。『中公文庫』)『後期万葉論』(白川静著。
『中公文庫』)『孔子伝』(白川静著。『中公文庫』)『中国の神話』(白川静著。
『中公文庫』)『私の履歴書 知の越境者』(白川静、梅棹忠夫、梅原猛、中村元
著。『日経ビジネス人文庫』)『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』(小山鉄郎著、
白川静監修。共同通信社) 『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』(小山鉄郎著、白
川静監修。新潮文庫』)『白川静さんに学ぶ 漢字は怖い』(小山鉄郎著。共同通
信社))』)『白川静さんに学ぶ 漢字は怖い』(小山鉄郎著、白川静監修。『新潮
文庫』)『絵で読む漢字のなりたち 白川静文字学への扉』(金子都美絵作。太郎
次郎社エディタス)『甲骨文字小辞典』(落合敦著。『筑摩選書』)『白川静か博
士の漢字の世界へ―小学校学習漢字解説本』(福井県教育委員会編。平凡社)『白
川静式小学校漢字字典』(小寺誠著。フォーラム・A)『神様がくれた漢字たち』
(白川静監修、山本史也著。『理論社YA新書』)『続・神様がくれた漢字たち
古代の音』(山本史也著。『理論社YA新書』)『図解雑学 漢字のしくみ』(山本
史也著。ナツメ社)『なりたちで覚える漢字』(福中宏允著。幻冬舎)『成り立ち
で知る漢字のおもしろ世界[全7巻。動物・植物編、自然物編、人編、手と足編、
人体編、道具・家・まち編、武器・ことば・祭祀編]』(伊東信太著。スリーエー
ネットワーク) 『白川静さんと遊ぶ 漢字百熟語』(小山鉄郎著。『PHP新書』)
『ユリイカ2010年1月号 特集=白川静 』(ムック) 『古代中国の虚像と実像』(落
合淳思著。『講談社現代新書』) 『甲骨文字に歴史をよむ』(落合淳思著。『ち
くま新書』)『白川静読本』(平凡社編。平凡社)『入門講座 白川静の世界 全3巻
(1.文字 2.文学 3.思想・歴史)』(立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所編。
平凡社) 『常用字解』以外の漢和辞典と国語辞典類は初回に紹介する。必要に応
じて参考プリントを配布する。
教養89
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02307
韓国の文化(若者の世界)
アジア・アフリカ社会の諸相
授
業 英文授業名 Korean Culture (Youth Culture)
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・2時限
目
講義室 共通教育13講義室
授業形態
講義
備考
担当教員
延 鎭淑
対象学生 全
(1)授業のねらい
携帯電話の使用及び私語は厳禁。
現代韓国の若者の様子を様々な角度から観察して、日本の若者との相違 受講希望者多数の場合は、一回目の授業日に選抜する。(抽選・定員1
点、共通点を探ってみることによって、韓国の若者に対する理解を深め 10名)
ると同時に韓国と友好的に共存していく動機となることをねらいとする。
(6)質問,相談への対応
1)授業の前後
(2)授業の概要
2)メール [email protected] 韓国の若者の文化を、ビデオ教材、資料を用いて紹介していく。韓国の
若者の話も聞く。
(3)授業計画
1)授業ガイダンス
2)韓国人の性格、人間関係
3)-4)音楽
5) 映画
6)-7)映画鑑賞
8)-9)大学生の生活
10)インターネット、携帯電話事情
11) 兵役
12)教育
13) 歴史
14)「韓国研修旅行」を観る
15) 留学生と話す
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン 韓国文化の学習を通じて、多文化理解を深め、さらに視野を
ド
広げる
(4)成績評価の方法
授業時の提出物3割、課題3割(2回)、レポート4割の比率で評価す
る。レポート提出時期は6月、テーマは授業で発表する。
◎言語能力
基本的な韓国語を覚える
【教科書】
必要に応じてプリントを配布する
【参考書】
金 容権,「早わかり韓国を知る辞典」,4486031350,東海教育研究所
(5)履修上の注意
韓国関連の書籍を読んだり、情報を収集するなどの自主学習を行うこと。 ,2200円
時間割コード
02308
アジア・アフリカ社会の諸相
授業題目 韓国の文化(メデイア)
授
業 英文授業名 Korean Culture (The Media)
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・4時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
担当教員
延 鎭淑
対象学生 全
(1)授業のねらい
グローバル社会において、世界の多様な文化を理解し、受容することは
重要である。そこで隣国である韓国のTV・新聞・雑誌等、様々なメディ
アを利用して、韓国文化の諸相に触れることによって、韓国のメディア
事情を知ることはもちろん、韓国文化や韓国人に対する理解を深めるこ
とをねらいとする。
(5)履修上の注意
現代の韓国に関する情報を収集するなどの自主学習を行うこと。
携帯電話の使用及び私語は厳禁。
受講希望者多数の場合は、一回目の授業日に選抜する。(抽選・定員1
10名)
(2)授業の概要
韓国の様々なメディアを用いて韓国文化を紹介し、それについての意見
を交換する。
(6)質問,相談への対応
1)授業の前後
2)メール [email protected] (3)授業計画
1)授業ガイダンス
2)韓国紹介及び歴史
3)メディア事情と「ニュース」
4)‐5)言語(ハングルを学ぶ)
6)韓国の世界文化遺産
7)食事に見る世界観1
8)食事に見る世界観2
9)10)韓国映画鑑賞
11)暮らし1
12)暮らし2
13)暮らし3
14)お笑の世界
15)留学生と話す
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン 韓国文化の学習を通じて、多文化理解を深め、さらに視野を
ド
広げる
◎言語能力
基本的な韓国語を覚える
【教科書】
必要に応じてプリントを配布
【参考書】
四方田犬彦,「大好きな韓国」,4591076253,ポプラ社,1400円
(4)成績評価の方法
授業時の提出物3割、課題3割(2回)、期末レポート4割で評価する。 金 容権,「早わかり韓国を知る辞典」,4486031350,東海教育研究所
,2200円
レポートの提出時期は、11月頃、詳細については、授業で発表する。
教養90
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
02396
担当教員 松岡 俊裕
日中文化事情ゼミ
授
業 英文授業名 Comparative Arguments Focused on Japanese and Chinese Cultures Seminar
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・3時限
対象学生 全
目
講義室 共通教育402演習室
授業形態
演習
備考
授業題目
アジア・アフリカ社会の諸相
(1)授業のねらい
文化は比較することで、その国の文化の特徴が明らかになる。言い換
えれば、異文化の間に比較があってこそ、それぞれの文化の特徴が浮か
び上がってくる。日中両国は漢字文化と儒教文化を共有する一方で、色
々な相違も見られる。本ゼミはこの両国文化の類似と相違について考え
ることを目的とする。
また言語力とコミュニケーション力の強化にも務める。
(6)質問,相談への対応
原則として授業終了直後に対応するが、事前に予約すれば研究室(全
学教育機構SGE南校舎4階)での対応も可能。
[email protected]への連絡も可。
(2)授業の概要
毎回、予め決められた担当者が本文(日本語)を読み、別の参加者が司
会を担当して当該テーマについて話題を提供し、全員で議論する。つい
で全員で声を合わせて本文(一部)を読む。
最後に簡単なレポートを書いて提出する。
(3)授業計画
第1回「『出世』とは」 第2回「日本語の漢字の難しさ」 第3回「
『芸香草』と『芸術』」 第4回「『カン[門に中に月]』『閑』『間』
」 第5回「姓の正しい読み」 第6回「結婚すれば姓が変わる」 第7
回「中国風の名前」 第8回「同じ世代であるか」 第9回「命名の性別
」 第10回「母の『父』と父の『母』」 第11回「『お母さんですか』」
第12回「年長者への敬意」 第13回「兄弟の上下呼称」 第14回「夫は妻
の『先生』か」 第15回「先輩、後輩と同輩」 第16回「『ぼく』と『あ
なた』」
(4)成績評価の方法
出席点(3割)、発表(3割)及びレポート(4割)の成績等を総合的に評価
する。出席点を重視する。
(5)履修上の注意
前期の日中比較文化ゼミを履修しておくことが望ましい。
毎回予め該当箇所に目を通しておくこと。
毎回漢和辞典と国語辞典を持参すること(電子辞書も可)。
2/3以上の出席がないと不受講となります。
私語、携帯電話の使用は禁止。
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン 「授業のねらい」の趣旨をきちんと理解し、真摯に授業を受
ド
けることで得られる。
◎言語能力
テーマについて真摯に議論する中で培うことができる。
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
テーマについて真摯に議論する中で培うことができる。
【教科書】
『目からウロコの日中比較文化論─ことば・文化・芸術─』(鄭麗芸著。
駿河台出版。1,890円 ISBN4-411-01990-6)
【参考書】
授業中に紹介する。
02398
アジア・アフリカ社会の諸相
授業題目 日中比較文化ゼミ
担当教員 松岡 俊裕
授
業 英文授業名 Comparative Arguments Focused on Japanese and Chinese Cultures Seminar
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・3時限
対象学生 全
目
講義室 共通教育403演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
文化は比較することで、その国の文化の特徴が明らかになる。言い換
えれば、異文化の間に比較があってこそ、それぞれの文化の特徴が浮か
び上がってくる。日中両国は漢字文化と儒教文化を共有する一方で、色
々な相違も見られる。本ゼミはこの両国文化の類似と相違について考え
ることを目的とする。
また言語力とコミュニケーション力の強化にも務める。
原則として授業終了直後に対応するが、事前に予約すれば研究室(全
学教育機構SGE南校舎4階)での対応も可能。
[email protected]への連絡も可。
(2)授業の概要
毎回、予め決められた担当者が本文(日本語)を読み、別の参加者が司
会を担当して当該テーマについて話題を提供し、全員で議論する。つい
で全員で声を合わせて本文(一部)を読む。
最後に簡単なレポートを書いて提出する。
(3)授業計画
第1回「二割引きの大誤算」 第2回「大家を告訴すべきか」 第3回
「上履き・下履き」 第4回「油断大敵」 第5回「無理なく『勉強』し
よう」 第6回「『月極空有』『八方美人』」 第7回「株が上がる」
第8回「外来語の失敗話」 第9回「『左右』の逆現象」 第10回「『寿
』字の使い分け」 第11回「偉大な『業績』」 第12回「『認識』の再認
識」 第13回「『結束』が瓦解できるか」 第14回「『漢詩』の意味」
第15回「古式の『万歳』」 第16回「『非人間』の世界」
(4)成績評価の方法
出席点(3割)、発表(3割)及びレポート(4割)の成績等を総合的に評価
する。出席点を重視する。
(5)履修上の注意
後期の日中文化事情ゼミを履修することが望ましい。
毎回予め該当箇所に目を通しておくこと。
毎回漢和辞典と国語辞典を持参すること(電子辞書も可)。
2/3以上の出席がないと不受講となります。
私語、携帯電話の使用は禁止。
(6)質問,相談への対応
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン 「授業のねらい」の趣旨をきちんと理解し、真摯に授業を受
ド
けることで得られる。
◎言語能力
テーマについて真摯に議論する中で培うことができる。
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
テーマについて真摯に議論する中で培うことができる。
【教科書】
『目からウロコの日中比較文化論─ことば・文化・芸術─』(鄭麗芸著。
駿河台出版。1,890円 ISBN4-411-01990-6)
【参考書】
授業中に紹介する。
教養91
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
02399
時間割コード
授業題目
県内大学開放授業
中国の文化(文学と社会)ゼミ
アジア・アフリカ社会の諸相
授
業 英文授業名 Chinese Culture Seminar (Literature and Society)
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・3時限
目
講義室 共通教育403演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
中国怪談小説と地域文化との関係を理解する。
中国の冥婚の習慣を知り、異文化への理解を深める。
中国怪談小説の東アジアに対する影響を考える。
古代儒教の道徳倫理観に対する女性の抵抗を考えながら、現代社会に男
女共生の重要性を理解する
(2)授業の概要
作品の時代背景(怪談を生む要因)
作者、主人公の出身地(亡霊が世に出る必然性)
地域文化は作者に与える影響(冥婚の習慣)
作品の東アジアに対する影響(儒教、道教、仏教、神道の融合と分離)
作品の中で表れた文言、白話の違いと特徴(漢字文化圏の交渉の特徴)
日本の近世文芸に対する影響
(3)授業計画
第1週∼第3週 『剪灯新話』作品の時代背景、作者、作品全体につい
ての解説
第4週 巻1「鳳凰の金かんざし」の輪読
第5週 巻1「聯芳楼情話」の輪読
第6週 巻1の両話についての討論
第7週 巻2「牡丹灯籠」の輪読
第8週 巻2「聚景園の女」の輪読
第9週 巻2の両話についての討論
第10週 巻3「愛卿の物語」の輪読
第11週 巻3「翠翠の話」の論読
第12週 巻3の両話についての討論
第13週 巻4「鑑湖に舟を浮かべて」の輪読
第14週 巻4「緑衣の人」の輪読
第15週 巻4の両話についての討論
(4)成績評価の方法
輪読の準備状況、討論の発言、最終レボーとの提出
(5)履修上の注意
時間割コード
担当教員
閻 小妹
対象学生 全
事前に配布した資料を読んでおく。
参考書の関連する部分を授業の前に読んでおく。
分からない場合、質問を用意し、または調べておくこと。
(6)質問,相談への対応
水曜、木曜のお昼にオフィスアワーとする。
研究室は3階の奥にある。
メールでの質問の受け付けるが、自分の名前を先に名乗る。アドレスは
[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン
ド
◎言語能力
【教科書】
随時に資料を配布する
【参考書】
飯塚朗訳『剪灯新話』(平凡社東洋文庫48)
中国古典文学大系39『剪灯新話・余話・西湖佳話・棠陰比事』(平凡
社)
中国古典小説選8『剪灯新話』(明治書院)
喬光輝校注『瞿佑全集校注』(東方書店ISBN 978-7-80715-543-0)
『中国古典小説研究』中国古典小説研究会 出版社:中国古典小説研究会コード: 192p ISBN/ISSN
1342-2545
02400
法・政治・経済の諸相
授業題目 法学入門(日本国憲法を含む)
授
業 英文授業名 Introduction to Study Law(included Japanese Constitutional Law)
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・1時限
目
講義室 共通教育42講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
①社会事象を論理的・客観的に考察する上で必要な法的思考(リーガル・マイ
ンド)を涵養する。
②我が国の法体系を通観し、実社会で活用できるだけの法的素養を修得する。
③自らを取り巻く社会事象の考察に法的思考を積極的に活用する意欲・習慣
を身につける。
(2)授業の概要
皆さんが生活しているこの国は法治国家であり、国家の枠組みから皆さんの
日常生活に至るまで「法」によって組み立てられています。そこで、この講
義では、基本的な「法」の体系を学びながら、皆さんが様々な社会の問題に
対して「法」に基づいた論理的・客観的思考ができるよう、「リーガル・マ
インド(法的思考)」の養成に主眼を置いています。具体的な内容としては、
まず前半で「法」の意義や目的、法律の解釈方法、裁判制度といった、今後、
社会人として必要とされる基礎的知識の解説・整理を行い、さらに後半で、
憲法・民法・刑法・行政法・労働法に関わる基本的人権・契約・権利擁護・
適正手続・労働法制等といった具体的な法的問題を身近な事例を紹介しなが
ら考察してゆくものとします。
担当教員
田中 祥貴
対象学生 全
罪事件の背景
⑫民法の構造: 民法総則、権利能力、契約の自由、契約の成立と効力
⑬家族と法:戦前「家」制度、現行家族法と両性の平等、親族の意義、相続
制度
⑭労働者の権利: 労働法の意義、労働者の概念、労基法と労働条件、労使の
権利・義務
⑮総括:これまでの総括と質疑応答、レポートの提出
(4)成績評価の方法
皆さんが法学の基礎知識を習得し、さらに、さまざまな法的問題について論
理的・客観的に考察できる判断枠組が身についているかを評価します。期末
レポート70%、小テスト又は小レポート30%の比率で評価します。
(5)履修上の注意
法学の問題に「正解」は存在しません。様々な社会問題を自分の頭で考え、
論理的・客観的に、自分なりの見解を導き出せるようになって下さい。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワー(授業時間内に提示)にて対応します。その他、研究室在室
時であれば可能な限り対応しますので、気軽に研究室を訪ねて下さい。
(3)授業計画
①ガイダンス: 講義の進行方法および概要説明
②法と社会と国家: 法とは何か、法の目的、法と社会生活、法と国家の関係、
法と道徳
③法の発展: 近代社会と法の発展、法の体系と分類、法と正義、実定法と自
然法
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
④法と裁判1: 司法権の概念、司法の独立、裁判制度、民事手続と刑事手続
⑤法と裁判2: 裁判員制度の意義とそれを取り巻く法的問題の検討、今後の展 ◎社会的行動マインド 法学の学びを通じて、公正な社会実現に寄与できる法的規範意識
を涵養する。
望
様々な法的問題への考察を通じて、多様な価値を理解し受容する
⑥法の解釈と適用: 法の解釈の意義と必要、法解釈の技術、法を適用する方
◎多様な文化受容マインド
精神を涵養する。
法
⑦憲法と立憲主義1: 憲法の意義と目的、憲法の全体構造、自由主義、民主主
法学的な判断枠組を修得し、論理的・客観的に思考する意欲と汎
◎問題発見・解決能力 用力を涵養する。
義、平和主義
⑧憲法と立憲主義2: 基本的人権の意義と限界、人権保障と公権力規制
【教科書】
⑨憲法と立憲主義3: 憲法を取り巻く社会情勢、憲法改正とその周辺問題
『ポケット六法』(有斐閣)を購入しておいて下さい。その他、各回にレジ
⑩行政法の基本原理: 行政の仕組み、法律による行政の原理、行政行為、行
ュメを配布します。
政救済制度
【参考書】
⑪犯罪と刑罰: 犯罪の意義、罪刑法定主義、刑事責任、適正手続の保障、冤
授業時間内に指示します。
教養92
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02401
法学入門(日本国憲法を含む)
担当教員
法・政治・経済の諸相
授
業 英文授業名 Introduction to Japanese Law
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・4時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
大江 裕幸
対象学生 全
(1)授業のねらい
本講義は,現在の日本における法学の初歩と日本国憲法の統治機構について,総合的,
体系的な理解を得た上で,問題を多角的な視点から考察し,解決できる能力を習得する
ことをねらいとする。具体的には,現在の日本における法学の全体像を大まかに理解し
,何らかの問題に直面した場合にいかなる方法で解決することができるか判断できる能
力,日本国憲法の統治機構に関する標準的な考え方を習得した上で,これを前提に日々
生じる憲法,政治上の問題に対して自分の意見を論理的に構築できる能力を個々の受講
生が習得することを目的とする。
問題(3割)とする。正誤問題については,講義の中で復習問題として提示したものの
中から出題する。
・成績評価は,定期試験の結果,上位10%程度を秀,上位10∼30%程度までを優,上位
50∼70%程度までを良,それ以下を可とする。試験の点数が一定の基準に達しない場合
には不可とする。
・出席さえしていれば単位が得られるというわけではないが,授業を真剣に聞いて,指
示をふまえてきちんと復習するなど,真剣に学習すれば,単位が修得できないといった
事態には陥らないはずである。
(2)授業の概要
初回にガイダンスを行い,その後の6∼7回を「法学入門」,残りの7∼8回を「日本国憲
法(統治機構)」に割り当てる。「法学入門」においては,法学の基礎を簡単に説明し
た上で,順次民事法,刑事法,公法について,特徴,基本的な考え方,問題を認識する
方法,問題を認識した場合の解決方法,近時の具体的なトピックについて説明する。「
日本国憲法(統治機構)」においては,高校で履修した政治経済の知識(および,履修
していた場合には日本史,世界史の知識)を前提に,憲法の基礎,統治の基本原理,国
会,内閣,裁判所,違憲立法審査,地方自治の基本的な仕組みと考え方を説明する。授
業においては,抽象的な説明に終始することなく,授業で扱っている問題と関係する新
聞記事を配布し,具体的な問題について受講生に考えてもらうことを通じて,授業の内
容と社会とのつながりを認識してもらうよう努める。
(5)履修上の注意
・法学を学ぶ際には法律の条文を参照することが重要であるため,学習用六法を購入し
,毎回持参するとともに,授業で登場した条文については復習時にきちんと目を通すこ
と。
・授業中に指定があった場合には,配布資料を予め読んでくること。
・各回の授業終了後には,配布資料や参照した条文を読み直し,授業の内容を自分なり
に整理するといった復習を行うとともに,課題が与えられた場合には課題に取り組むこ
とが必要となる。
・抜き打ちで数回簡単な課題を提示し,翌週までの提出を求める。課題の提出自体は成
績評価の対象とはしないが,返却した課題用紙については,試験の際に持ち込みを認め
る。
・教科書,参考書については,購入の要否,購入した場合の使用方法について,初回の
授業で指示する。
(3)授業計画
1.ガイダンス
2.法学の基礎①−法とは何か
3.法学の基礎②−法は社会でどのように機能しているのか
4.民事法
5.刑事法
6.公法
7.具体的な法律問題
8.憲法の基礎
9.統治の基本原理
10.国会
11.内閣
12.裁判所
13.違憲立法審査
14.地方自治
15.まとめ
(6)質問,相談への対応
講義終了後またはメールにより対応し,必要に応じて面談の機会を設ける。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創造マイ 日本国憲法を含む法学についての基礎的な思考方法を習得することに重点を
ンド
置く
◎問題発見・解決能力
(4)成績評価の方法
・定期試験による。
・試験の内容は,講義の基本的な内容の理解を確認するための正誤問題(3割),講義
で扱った重要な制度,概念についての説明問題(4割),具体的な問題についての論述
時間割コード
社会問題の中の法的問題を紹介し,自ら考えるための素材を提供する
【教科書】
教科書は使用しないが,適当な学習用六法を購入し,毎回持参すること。学習用六法の
選び方については,初回の授業で指示する。
【参考書】
(全体について)
金子宏ほか,法律学小辞典,第4版補訂版,978-4-641-00027-8,有斐閣,2008年,
4,400円
(後半の日本国憲法(統治機構)について)
高橋和之,立憲主義と日本国憲法,第2版,978-4641130760,有斐閣,2010年,3,045円
安西文雄ほか,憲法学読本,978-4-641-13097-5,有斐閣,2011年,2,700円
02402
県内大学開放授業
法・政治・経済の諸相
授業題目 世界経済の歩み
授
業 英文授業名 Economic History of the Modern World
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育43講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
世界経済の現状を把握するための方法と基礎知識を涵養することがこの授
業のねらいです。
この授業を受ければ、段階的に構造変化しつつ発展してきた世界経済の動
きを大まかに把握できます。それによって、世界経済の把握の仕方につい
てもある程度理解できます。
また、国際通貨制度、国際収支、外国為替制度などに関する基礎知識も得
ることが出来ます。
担当教員
岩﨑 徹也
対象学生 全
(4)成績評価の方法
課題レポート提出を期末試験受験の資格とします。
期末試験により評価します。秀、優は、受験者のおよそ10%、10%となり
ます。
(5)履修上の注意
授業に出ていないと、ちゃんとした理解は出来ないと思います。また、授
業に関するレジュメ、ドリルなどをeALPS2.0にアップしますので、予習、
(2)授業の概要
復習を十分してください。その他の連絡などもeALPS2.0を利用しますので、
世界経済の動きは、生産力的にも最も発展し、産業覇権を有する諸国の
定期的に閲覧してください。個人連絡用のアドレスは大学支給のものです
動きに大きく影響されてきました。本講義では、18世紀における、英国、 ので、個人のPCや携帯に転送するように設定すると便利だと思います。
ドイツがいかに世界編成を行ったかを振り返った後、強力な耐久消費財量
産型重化学工業を有する米国を中心とした世界編成・世界システムである
(6)質問,相談への対応
パックス・アメリカーナの成立、展開、崩壊という視点より戦後の世界経
授業に関する質問は授業後に、また、e-mailでも受け付けます。授業全体
済の歩みを押さえたうえ、世界経済の現状を論じます。
に係る場合、回答は『最新ニュース』に掲載し、全員にメールで送信しま
す。個人的な問題は別です。
(3)授業計画
なお、不公平となるため、期末試験前、試験に関わる質問は個別的には受
(1)講義のねらい、概要、計画に関する説明、世界経済論の方法、(2
けないことがあります。
)英国綿工業と世界の工場、ドイツ重化学工業化と英国覇権への挑戦(3
)米国における耐久消費財産業の発展、欧州の凋落と国際分業体制の崩壊、
(4)世界大恐慌とブロック化、米国ニューディール政策の展開(福
祉国家の原型)、(5)第2次大戦後の世界(冷戦と植民地体制の崩壊)、
パックス・アメリカーナの成立(IMF/GATT体制下のドル撒布)、(6)パッ
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
クス・アメリカーナの展開(先進国の高度成長)、(7)南北問題の発生と
途上国の開発戦略、パックス・アメリカーナの動揺(IMF体制崩壊、スタ
◎専門知識と応用力
グフレーション)、(8)石油危機の発生、(9)経済のソフト化・サー
ビス化とグローバル化、(10)トヨタシステムとME技術革新、(11)レー
◎専門外の知識
ガノミックス、(12)先進国経済のソフト化・サービス化、(13)生産・企
業活動のグローバル化、(14)金融グローバル化と新帝国循環、(15)サブ
プライム危機以降 ◎環境基礎力
以上は大まかな計画です。授業はライブなので、全学部対象のため、学生
【教科書】
諸君の理解度などを見ながら進度を調整します。なお、授業内容が身につ
『現代経済の解読』SGCIM(編)御茶の水書房
くよう、5月末と試験前に復習レポートを提出してもらいます。
【参考書】
教養93
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02403
財産法入門
法・政治・経済の諸相
授
業 英文授業名 Introduction to Japanese Civil Law
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・2時限
目
講義室 共通教育13講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
本科目では、共通教育の目的③大学教育における基礎的な能力の育成、及び専門教育への
基礎知識の修得を目指します。具体的には次のような内容を習得します。
本科目は、法律学入門科目として極めて重要な科目です。法律科目中の私法分野の最初の
科目として、初学者に対する私法入門の役割を負うとともに、専門科目である民法体系の中
の第一部として民法典第1編の民法総則の理解修得をめざします。
聴講学生は、法律科目中の最重要科目である民法の基礎、すなわち法律学の基礎的概念・
用語・法的論理立て・法的解釈方法などを学ぶものであり、この基礎の上に民法のみならず
他の全ての法律科目(公法を含めて)の基礎となる礎石を修得するものです。法律学の基礎、
私法の基礎を十分に身につけ、法的思考を享受し今後の上級の法律学勉学のための基礎固め
を目指すこととします。
経済学部経済システム法学科1年次生及び3年次編入学生には必須の重要科目です。
なお、この授業では、学士力の修得方法として、①問題発見・解決能力、②専門的知識と
応用力、に加えて、③自己認識・自己啓発マインド、④社会的行動マインドなどの能力を修
得することをも目標とします。
(2)授業の概要
私法の入門および民法総則を扱います。できるだけ学生諸君に身近な法律問題を例に法律
学に親しみを感ずるように、そして現在社会の問題である労働、男女平等・共同参画や環境
問題についても随時事例を交えて講義することとします。。
聴講生は、①私法の基礎用語を覚え説明できるようにする、②テキスト及び配布判例教材
を繰り返し読み、法的論理・法的思考を修得する、③講義中の教師からの質問への応答をす
ることができるように応用力を修得する、④具体的事例を通して、法的問題(法的論点)の
発見とこれへの法的解決能力を修得する、ことが求められます。⑤以上を確認するために下
記項目について試験を行い成績評価します。
担当教員
渡邉 裕
対象学生 全
期末テスト(70点満点)と合計し成績評価します。90点以上S(秀)、80点以上A(優)、
80点以上B(良)、60点以上C(可)、60点未満D(不可)とします。
中間テストでは、前半の講義内容について基礎用語、基礎事項説明を出題し、修学結果を
評価します。期末テストでは、中間テスト出題事項、講義全体にわたり、基礎用語、重要な
基礎事項説明、及び応用的論述問題を出題し、修学結果を評価します。
(5)履修上の注意
・経済学部経済システム法学科受講者は、教科書と平成23年版ポケット六法、判例六法ま
たは六法全書(有斐閣刊)類を持参して下さい。それ以外の受講者は、簡易な六法(昭和2
4年版ポケット六法など)を持参して下さい。
・授業中の私語及び飲食は厳禁します(修学マナーも教育の重要な内容です)。
・なお、重要基礎科目であるので、予習復習が重要です。大学で初めて接する法律学分野で
あるので、講義の進行予定に従って、教科書を繰り返し読み、専門用語や法的思考方法に馴
染み覚えることが必要です。配布判例教材を含めて復習することが必要です。
・教科書は一回読んでも容易には分かるものではありません。繰り返し読みことが必要です。
最初は理解できない箇所を飛ばし読みし、2回目3枚目と漸次精読するようにした方が学習
効果が上がります。
(6)質問,相談への対応
・授業後又はEメール([email protected])を使用し質問するか、または面会時間を
予約して来訪下さい。
・急な場合は37−2325又は2306に電話して呼び出すか、連絡して貰ってください。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
①私法の歴史、私法・民法紹介、実体法と手続法、法の現実、私法の判例を読む
③契約の役割、契約の成立、契約の種類、債権と債務(権利と義務)
③契約の効力、契約の内容(契約書)、契約の解釈、契約の無効、公序良俗違反、取消
④契約の履行・不履行(契約違反)、契約解除、損害賠償
⑤法律要件と法律効果、法律行為、意思表示
⑥不法行為:事故の処理、公害、交通事故、医療事故、製造物責任
⑦契約の主体:人、権利能力、意思能力、行為能力、住所・不在者
⑧契約の主体:法人
⑨契約の客体:物、物権概論
⑩代理
⑪無権代理、表見代理
⑫契約の効力発生時期:条件、期限、期間
⑬消滅時効:要件、中断・停止、効果
⑭権利の濫用、信義則
⑮中間テスト充当回分
◎自己認識・自己啓発マインド 自己(人)についての法的考え方の修得し、法的人間に自己啓発を進める。
◎社会的行動マインド
社会的人間関係(契約行為を通した人間関係)を理解し、社会に通用するマ
インド形成。
◎人類知の継承と未来創造マイ 法学は古代ローマ法から続く人類知の敬称であり、未来の人間社会関係を創
ンド
造していく。
◎問題発見・解決能力
法律学は、人間の行為規範であるとともに、人間社会に不可避の紛争の解決
規範です。
【教科書】
『民法Ⅰ(総則物権)第4版』内田貴著(東京大学出版会)
『ポケット六法』、『判例六法』(以上有斐閣)などの六法類
【参考書】
『民法判例百選(第6版)Ⅰ』ジュリスト増刊(有斐閣)
『民法序説・総則』野村豊弘(有斐閣)
(4)成績評価の方法
『民法学入門ー民法総則講義序論ー』河上正二(日本評論社)
中間テストと期末テストの成績を総合評価します。中間テストの得点(30点満点)とし、
『法学入門』田中成明(有斐閣)
時間割コード
02406
法・政治・経済の諸相
授業題目 現代経済の解読
授
業 英文授業名 Analysis of Contemporary Economy
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・3時限
目
講義室 共通教育42講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
①資本主義の歴史,日本経済の歴史に関し,基礎的な認識を持ってもらう。
②特に,1970年代後半からの現代資本主義の変化を,情報化(ME化,IT)と
の関連も含めて把握し,今後の方向,およびそれに対する評価につき,各自
に考えてもらう。
③東アジア・中国の台頭,アメリカ発世界経済危機に現れている,世界経済
の構造変化について,基本的な認識を持ってもらう。
④「格差」「財政危機」「原発災害」等,日本経済・社会の抱える問題に
つき,基礎的な認識を持ってもらうとともに,それに対し,各自に考えても
らう。
(2)授業の概要
①第二次大戦以前の資本主義の歴史,日本経済の歴史に関し,基礎的なこと
のみ説明する。
②第二次大戦後現在までの世界経済の変化につき,アメリカを中心として
説明する。
③第二次大戦後現在までの日本経済の変化につき,特に,80年代の「繁栄」
と90年代の「長期不況」とを対比して講義する。
④情報化(ME化,IT)の基本的な歴史を説明した後,情報化が現代経済・
社会にもたらした変化につき講義する。
⑤世界経済の構造に大きな変化をもたらしている,東アジア,中国,インド
の成長,およびその原因について講義する。
⑥「格差」「財政危機」」原発災害」等,現在の日本経済・社会の抱える
問題につき講義する。
⑦最後に,ユーロ国家債務危機に苦しんでいる世界経済・日本経済の「現
状」について講義する。
最終講義の時点(1月)での世界経済危機の帰趨,世界経済の構造変化を説明
する。
担当教員
青才 高志
対象学生 全
⑤ 第四章 高度成長の終焉とスタグフレーション
⑥⑦第五章 情報化と経済・社会の変容
⑧ 第六章 1980年代以降のアメリカ経済
⑨ 第七章 1970年代以降の日本経済
⑩ 第八章 東アジア・中国の成長
⑪⑫第九章 現下日本経済・社会の焦点
⑬⑭⑮第十章 世界経済の現状
(4)成績評価の方法
学期末のペーパー試験を中心に成績を評価する。課題レポートも課す。
課題レポートは,20点,学期末試験は80点を予定。ただし,課題レボートを出
さなかったものは,単位放棄とみなす。
(5)履修上の注意
日頃から,新聞の経済・社会欄を読む等,現代経済に関する興味を持って
受講して貰いたい。
(6)質問,相談への対応
E-mailにて,[email protected]
なお,事前に上記E-mail宛に連絡をくれれば,火曜日,木曜日等に,面
談の時間を設けます。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎社会的行動マインド 授業のねらいの特に②③④によって
◎問題発見・解決能力 授業のねらいの特に②④によって
(3)授業計画
① 序章 資本主義の歴史──概観──
② 第一章 戦後資本主義体制の再編 ③ 第二章 戦後高度成長 ④ 第三章 日本経済の歴史(∼60年代)
◎自己認識・自己啓発マ
授業のねらいの特に①③によって
インド
【教科書】
SGCIME編『現代経済の解読』(御茶の水書房,2010年,2300円)
【参考書】
追って知らせる。
教養94
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02407
県内大学開放授業
公法入門(日本国憲法を含む)
法・政治・経済の諸相
授
業 英文授業名 Introduction to Public Law
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育62講義室
担当教員
曜日・時限 金曜・4時限
授業形態
講義
(2)授業の概要
授業のねらいを達成するために、日本国憲法を支えている立憲主義とい
う考え方について、また、基本的人権について、できるだけ分かりやすく
説明します。
授業を通して、受講生は以下のことが求められます。
・日本国憲法に関する基本的な知識を習得すること
・法的な思考方法を身につけること
・自らの考えを正確に表現する力を養うこと
なお、本授業は男女共同参画に関する内容を含んでいます。
(3)授業計画
後述のテキストの該当箇所を中心的に取り上げる。
第1回:テキスト第1章 国家と憲法に関する講義(1)
第2回:テキスト第1章 国家と憲法に関する講義(2)
第3回:テキスト第2章 立憲主義の基本原理に関する講義(1)
第4回:テキスト第2章 立憲主義の基本原理に関する講義(2)
第5回:テキスト第3章Ⅰ 象徴天皇制に関する講義
第6回:テキスト第3章Ⅱ 平和主義と戦争の放棄に関する講義(1)
第7回:テキスト第3章Ⅱ 平和主義と戦争の放棄に関する講義(2)
第8回:これまでのまとめ 中間試験
第9回:テキスト第4章 人権総論に関する講義
第10回:テキスト第5章 人権の適用範囲と限界に関する講義
第11回:テキスト第6章Ⅰ 包括的人権としての幸福追求権に関する講
義
第12回:テキスト第6章Ⅱ 法の下の平等に関する講義
第13回:テキスト第11章Ⅲ2 教育を受ける権利に関する講義
第14回:テキスト第8章Ⅰ 表現の自由に関する講義(1)
第15回:テキスト第8章Ⅰ 表現の自由に関する講義(2)
定期試験
対象学生 全
備考
(4)成績評価の方法
筆記試験(中間試験と期末試験)によって判断します。
中間試験と期末試験は、それぞれ50点満点で採点します。
その上で、90点以上の者を「秀」、80点以上90点未満の者を「優」、
70点以上80点未満の者を「良」、60点以上70点未満の者を「可」、60点未
満の者を「不可」とします。
(5)履修上の注意
必ず授業に出席してください。授業の際にはテキストと六法を持ってき
てください。講義の内容について、分からなかった箇所はそのままにせず、
質問をしてください。みなさんには、授業を聴くだけではなくて、自宅で
予習と復習をすることが求められています。
(6)質問,相談への対応
授業終了後に質問に来て下さい。
もしくは、e-mailでも随時受け付けています。
[email protected]
もちろん研究室にいらっしゃってもよいですが、その場合は、アポイン
トメントをとってください。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎問題発見・解決能力 今日の社会の諸問題を法的な視点から考察する
◎言語能力
法律学の専門用語を正しく使う力を身に付ける
【教科書】
高橋和之,「立憲主義と日本国憲法」,第2版,ISBN978-4-641-13076-0,有
斐閣,2010年,2,900円+税
【参考書】
講義中に適宜紹介します。
02408
法・政治・経済の諸相
授業題目 経済学入門
授
業 英文授業名 Introductory Economics
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育13講義室
赤川 理
(1)授業のねらい
自律的で責任感のある市民の育成という見地から、この授業では、主と
して憲法学の基本的な諸概念を理解すること、また、法的なものの見方を
学ぶことをねらいとします。
時間割コード
市民開放授業
県内大学開放授業
担当教員
市民開放授業
西村 直子
曜日・時限 月曜・3時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
温暖化防止や環境保全のため,自動車の利用を減らそうとキャンペーンがあ
っても,なぜ,灯油やガソリンの価格が上がるまで,自動車利用が減らない
のか?厳しい資格認定の下では,なぜ保育所の待機児童が減らないのか?診
療報酬制度のもとで,なぜ医師不足が解消しないのか?
社会問題を起こしている政策や制度には,経済学的視点から見て大きな欠陥
があることに気づきます。近年,政策や制度を策定・改定する際に,政府・
自治体が経済学の知見を求めることも多くなり,経済政策や経済制度を設計
する上で、経済学が重要な役割を果たしています。この講義では、経済活動
を行う消費者や企業などの,個々の行動を分析対象とするミクロ経済学の基
礎知識を身に付け、経済現象を経済理論に基づいて分析する基礎を養うこと
が目的です。
(2)授業の概要
まず,需要と供給の理論を学び,取引活動について基本的理解を深めます。
その後,需要と供給の理論に基づいて,現実に行われた政府の政策の効果を
分析します。さらに,時間があれば,公共部門の経済学,環境問題における
経済学の果たす役割,ゲーム理論について講義を行います。
(3)授業計画
1.ガイダンス
2.経済学の十大原理
3.経済学者らしく考える
4.相互依存と交換からの利益
5.市場における 需要と供給の作用(前半)
6.市場における需要と供給の作用(後半)
7.弾力性とその応用
8.需要、供 給、及び政府の政策
9.市場の効率性
10.公共部門の経済学(1):外部性
11.公共部門の経済学(2):公共財と共有資源題
12.環境問題と経済学:温室効果ガス削減と経済学(1)
13.環境問題と経済学:温室効果ガス削減と経済学(2)
14.ゲームの理論と経済学
15.経済学で重要な費用概念
対象学生 全
備考
(4)成績評価の方法
複数の中間試験および期末試験の成績と講義中に課す課題の点数で成績評価
を行います。課題,中間試験,期末試験の最終成績におけるウェイトは,各
々20%,40%,40%。
(5)履修上の注意
1 初回の講義から数回に関して,講義資料を印刷し配布するが、それ以降
に関しては、各自必要に応じて資料をダウンロードして持参すること。
2 高校までと異なり,大学では講義を聴くだけで講義内容を理解すること
は不可能である。自主学習なしでは,単位取得できない。必ず教科書を入手
し,練習問題等を利用して反復復習すること。
3 第1回目の講義で、ガイダンスを行う。ガイダンス終了時に履修カード
を回収するが、このときに履修カードを出さなかった者には履修を認めない
ものとする。また、履修希望者が150名を超えた場合には、抽選を行う。
4 抽選の可能性もあるので、履修が認められるまでは、教科書を「絶対に
」購入しないこと。
(6)質問,相談への対応
講義の内容に関する質問は,主にオフィスアワーで受け付けます。オフィス
アワーは、毎週月曜日14:40から16:00とします。この時間帯なら,事前予約
なしに研究室を自由に訪れてください。また,その他の時間に研究室を訪れ
たい場合は,電子メールにて面会予約を取って下さい。電子メールを出す際
には、件名に「学籍番号」と「氏名」を必ず書くようにして下さい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎普遍的・数量的理解力 経済を数値化し,経済の数値的情報を理解する能力を身につける。
◎専門知識と応用力
需要と供給の原理を習得し,応用する。
【教科書】
マンキュー経済学,第2版Iミクロ編,N・グレゴリー・マンキュー著,足立英
之 石川城太 小川英治 地主敏樹 中馬宏之 柳川隆訳,,978-4492313527,東洋
経済新報社,2005,4200円
【参考書】
指定しない。
教養95
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
02409
時間割コード
授業題目
経済指標の読み方
法・政治・経済の諸相
授
業 英文授業名 Reading of Economic Indicators
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 火曜・4時限
目
講義室 共通教育20講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
本授業のねらいは、経済指標を見ることによって経済の動向や、金融
市場の動きを理解する能力を習得することである。まず、経済指標とは
何かを考える。指標が如何にして作成され、何を意味するかを例を上げ
て説明する。GDP、企業の景況感、生産活動、在庫循環、労働市場、
雇用者所得、輸出入、さらには海外の経済統計などを解説する。また、
そうした経済指標の発表によって、金融市場が、どのような影響を受け
るかも考える。それによって、新聞等に発表される経済指標に関心を持
つと同時に、株式、為替、債券市場との関連が分かるようにしたい。
担当教員
眞壁 昭夫
対象学生 全
日常起きている経済・金融に係わる事象に関心を持って欲しい。新聞
の経済・金融欄には目を通し、明確な問題意識を持って授業に出席する
ことを期待する。また、授業中、積極的な発言や質問は大いに歓迎する。
有効な発言や質問等に対しては、加点方式で評価に加えることとする。
(6)質問,相談への対応
授業に直接、関係のない疑問や質問、意見、相談等も歓迎する。基本
的に質問等は、授業中、授業後に受けるが、それ以外にも火曜日の午後、
研究室にいる場合には対応可能。その場合、事前アポが好ましい。
(2)授業の概要
授業は、レジメ等を使って経済指標の概念を説明する。それと同時に、
タイムリーなトピックを使って、経済指標の意味やその背景を解説する。
また、株式市場など金融市場の動向をディスカッションする機会を、随
時、授業の中で作る予定。そのディスカッションでの質疑応答を通して、
経済がどのように動いているか、そして、それがどのような経路を通っ
て金融市場に影響を与えているかを考える。授業の中で、履修者の理解
度を確かめるために、随時、理解度チェックも行う予定。
(3)授業計画
授業は、以下の内容を説明しながら進める予定。
1、経済の鳥瞰図ーGDP、経済成長率推移、経済全体の景況感推移
2、企業活動に係わる指標ー日銀短観、鉱工業生産指数、在庫循環
3、労働市場に係わる指標ー失業率、有効求人倍率、雇用者所得推移
4、家計部門に係わる指標ー消費動向指数、消費支出、
5、輸出入に係わる指標ー貿易収支、所得収支
6、主要国の経済指標ー米国・中国のGDP推移、米国雇用統計
7、金融市場動向ー株式、為替、債券等の市場動向を適宜、経済指標
の説明の中で 解説する予定。
(4)成績評価の方法
期末レポート(80%)+随時の理解度チェック(20%)+授業中
の発言・質問等(加点)を目処として評価する。
(5)履修上の注意
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ 世界の経済・金融に何が起きているかについて興味を持つこ
インド
とを期待する
◎社会的行動マインド
経済・金融の変化の中で自分の価値観を構築することを期待
する
【教科書】
特に定めない。
【参考書】
「経済統計の活用と論点」梅田 雅信他著。(東洋経済新報社)
「経済指標の見方・使い方」日本銀行経済統計研究会。(東洋経済新
報社)
02410
法・政治・経済の諸相
授業題目 大学生が出会う法律問題
授
業 英文授業名 Law in University Life
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 火曜・5時限
目
講義室 経済第2講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
交通事故を起こした、自転車を盗まれた、貸したものが返ってこない、アルバイトで
休憩なしに7時間以上働かされた、など、学生も、学部を問わず、学生生活を送ると、
様々なトラブルに接する。これらは、すべて法律問題であり、法律学の知識があれば、
解決できる、あるいは、防止できる場合が多い。本講義は、学生生活を送る上で必要な
法律学の教養を身につけてもらい、このようなトラブルに対処する力を身に着けること
を目的とする。
授業と教科書の内容を理解すれば、学生生活で起こる様々な問題に対処する力、ある
いは、そのような問題を起こさない力が身につくであろう。
(2)授業の概要
経済学部経済システム法学科所属教員が各専門分野から学生生活に関連する法律問題
について解説する。法律学には様々な専門分野がある。例えば、交通事故を起こした場
合には、民法、刑事法、行政法がそれぞれ問題となるなど、一つの問題についても、複
数の分野が関わってくる。そこで、本講義は、大きくテーマを、1大学の授業・課外活
動、2暮らしと住まい、 3インターネット、4道路交通関係、5バイト・就職活動に
分けて、各分野から関連する法律問題について解説する。
各講義は、ポイントを5つ(うち3つは教科書で示されている。)ほど示した上で進
める。試験問題は、このポイントから出題する。
(3)授業計画
1 ガイダンス
【大学の授業・課外活動】
2 大学における講義の意義(憲法)(赤川)
3 スポーツ事故・学校行事と損害賠償(交通事故を含む)(民法)(池田)
4 学生と(行政法)(大江)
【暮らしと住まい】
5 アパート・マンションの賃借契約(民法)(栗田)
6 家電購入時の法律問題(クレジットカードの問題を含む)(民法)(栗田)
7 悪徳商法の手口と消費者保護(商法)(長瀬)
【インターネット】
8 インターネット上の権利侵害(民法)(池田)
9 インターネットと刑事法(犯罪被害の予防と対策を含む)(刑事法)(丸橋)
【道路交通関係】
10 自動車運転と行政法(行政法)(大江)
11 自動車運転と刑事法(刑事法)(丸橋)
担当教員
丸橋 昌太郎 他
対象学生 全
【アルバイト・就職活動・社会生活】
12 学生アルバイト・フリーターと労働法(労働法)(富永)
13 学生生活と身体障害・医療保険・年金保険(社会保障法)(富永)
14 ライフプランニングと法律(長瀬)
15 大学生が出会う法律問題(総括)
16 期末試験
※日程は変更される可能性があります。
(4)成績評価の方法
成績評価は、期末試験と出席によって行う。試験は、各講から択一式を5問、計70
問出題する。いずれも講義、教科書の理解を問う問題である。
試験と出席の配分は、50:50である。
(5)履修上の注意
出席は、出席点との関係のみならず、試験との関係でも不可欠である。
出席点との関係では、遅刻、途中退席は、出席点として評価しない。出席に対する不
正は、試験に対する不正に準じて厳しく対応する。
試験との関係では、出題は、授業中に示されるポイントからなされることから、一番
の勉強方法は、出席してポイントを整理し、授業と教科書を理解することである。逆に、
出席しないと十分な点数の取得は難しい。
(6)質問,相談への対応
講義に関する質問は、各担当教員の指定する日時・方法で対応する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎問題発見・解決能力
講義の内容を理解することにより、身に付く。
◎社会的行動マインド
講義の内容を理解することにより、身に付く。
【教科書】
『大学生が出会う法律問題』(第2版、創成社、1500円)
※テキストを前提に講義を進めるので、必ず購入すること。
【参考書】
各担当教員から、必要な文献を指示することとして、共通した参考書は、特に指定し
ない。
教養96
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02412
県内大学開放授業
法と政治の哲学
法・政治・経済の諸相
授
業 英文授業名 Philosophy of Law & Politics
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・2時限
目
講義室 共通教育71講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
【授業の目標】
この授業の目標は,私たちの社会で生起している様々な事件や事象を法や政治の観点から考
察し,その深みにある哲学的あるいは倫理的問題を解き明かすことです。
【受講生の学習目標】
受講生は,①授業で示される事件や事象の検討を進め,その本質部分に潜む問題を解明する
ことが求められます。②受講生は,この問題をめぐる他の受講生との議論を通じて,その理解
を深める必要があります。③受講生は,その問題を哲学的・倫理的な次元で考察したうえで,
自分なりの解決を導くことが求められます。
(2)授業の概要
【授業の内容】
この授業では,受講生が検討すべき事例を提示し,説明を加えたうえで,これについて模擬
裁判形式,あるいはディスカッション形式での討論を行います。次いで,受講生による判決や
投票によって一定の結論を導きます。最後に,討論及び結論を踏まえて,検討された事例につ
いての哲学的・倫理的観点からの解説を講義形式で行います(一つの事例に2∼3回の授業が
割り当てられる構成です)。
【受講生の行動目標】
受講生は提示された事例についての分析、調査、考察を行うことが求められます。そのうえ
で,自らの立論や見解を分かりやすくまとめ,他の受講生との議論に臨む必要があります。さ
らに,自らが扱った事例の哲学的・倫理学的意義について理解し,考えを深めることが求めら
れます。
(3)授業計画
【授業の流れ】
[1]自由―「輸血拒否に関わる事件」を題材に
①授業の流れについて概説した後,自由や自律を主題とする事例①について説明を行う。
②事例①について,受講生を弁護士役とする模擬裁判形式の討論を行う。
③裁判官役の受講生による事例①についての判決言渡しを行った後,解説と講義を行う。
[2]平等―「婚外子の相続差別に関する問題」を題材に
④平等を主題とする事例②について説明を行い,受講生を弁護士役とする模擬裁判形式の検討
を行う。
⑤前時の検討を引き続き行い,裁判官役の受講生による判決言渡しを行う。
⑥事例②についての弁論及び判決を踏まえて,平等についての解説と講義を行う。その後,次
時で扱う平和を主題とする事例③について説明する。
[3]平和―「憲法9条改正に関わる問題」を題材に
⑦平和を主題とする事例③について受講生による討論形式の検討を行う。
⑧事例③についての模擬投票を行う。その後,事例③についての解説と講義を行う。
[4]ケア―「ALS患者殺害事件」を題材に
⑨ケアを主題とする事例④について説明を行い,弁護士役及び検察官役の受講生による模擬裁
判形式の検討を行う。
⑩引き続き事例④について検討を行い,裁判官役の受講生による判決の言渡しを行う。
⑪受講生による検討及び判決を踏まえて,事例④についての解説と講義を行う。
[5]責任―「少年法に関わる事件」を題材に
⑫責任を主題とする事例⑤について説明した後,弁護士役の受講生による模擬裁判形式の検討
を行う。
⑬引き続き検討を行った後に,裁判官役の受講生による判決言渡しを行う。
時間割コード
担当教員
市民開放授業
関 良徳
対象学生 全
⑭事例⑤についての検討及び判決を踏まえて,事例⑤についての解説及び講義を行う。
[6]まとめ
⑮これまで検討してきた事例及び主題を振り返り,総括を行う。
⑯期末試験
(4)成績評価の方法
【成績評価の方法及び比率】
成績評価は期末試験(6割)と課題レポート(4割)によって行います。課題レポートは授
業時間内に5回程度行う予定です。
(5)履修上の注意
【授業外学習について】
・授業で示された事例について討論形式の授業を行うので,各自その事例の論点について調べ
るとともに,自らの見解や解決方法を準備する必要があります。
・参考文献を授業時間内に示すので,適宜参照して下さい。
【注意事項】
・課題レポートの実施日は予告しませんので、必ず毎時間出席するとともに,日頃から復習を
怠らないで下さい(都合により欠席する場合にはメール等で事前に連絡して下さい)。
・授業計画で示した各テーマは,受講生との相談により,時事的な状況等に応じて内容及び順
序を変更する場合があります。
(6)質問,相談への対応
【オフィスアワーについて】
・質問・相談等は出来るだけ授業時間内に行って下さい。
・メール([email protected])での質問や相談も受け付けています。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎社会的行動マインド
法・政治的な社会事象について哲学的・倫理学的観点から考察する。
◎人類知の継承と未来創造マイ
ンド
自由・平等・平和等の哲学的な概念を学び,未来の共生社会を実現する力を育む。
◎多様な文化受容マインド 様々な価値観を持つ個人を尊重しながら社会的な連帯を図る精神を涵養する。
◎問題発見・解決能力
ケース・メソッドによる授業を通じて社会問題の分析能力及び解決能力を高める。
【教科書】
毎回プリントを配布するので,教科書は指定しません。
【参考書】
毎回の授業時に参考文献を示します。
02413
法・政治・経済の諸相
授業題目 ビジネスアカウンティング
授
業 英文授業名 Business Accounting
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・2時限
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
「会計」と聞くと即座に「会計=簿記」と考える人が多いが,その考えはひとまずおい
ておこう。今日,「会計=ビジネス言語」といわれるくらい「会計」は,英語,コンピ
ュータと並びビジネスマンにとっての「必須事項」となっている。昨今では,ライブド
アやカネボウなどの粉飾決算など会計に関する事件がおき,会計の知識なしに現在の経
済を理解することは難しいともいわれている。
ビジネスアカウンティングでは,「ビジネス言語である会計」および「経済を知るため
の必須事項である会計」を理解するため①会計の制度と役割の理解,②財務諸表の仕組
みの理解,③財務諸表を利用しての企業分析を行うこと,を目的に講義を進めていく。
そして,この3つを講義目的に掲げ,大学生のうちに,「ビジネスマンとしての常識」
である会計知識を身に着けてしまおうというものである。
したがって,本講義に出席し,講義を聴き,エクセサイズを実際に解くことで,講義終
了時には,日本経済新聞の財務面などの記事の理解,財務諸表をよみとき基本的な企業
分析は出来るようになるはずであると同時に,就職活動時にも役立つことはいうまでも
ない。
(2)授業の概要
本講義の概要は次のとおりである。
①会計の機能と役割および制度についての理解。
②貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の内容の理解。
③実際の企業の財務諸表を使用して財務分析を行う。
(3)授業計画
本講義は概ね以下の計画にしたがって進める予定である。
第1回目の講義ガイダンスにて詳細は説明する。
1.ガイダンス
2.会計とわが国の会計制度 3.財務諸表の仕組みと入手方法
4.エクセサイズ①企業の成績と財政状態を知りたい
5.財務分析① その会社は安全?(貸借対照表の分析)
6.財務分析② その会社は儲かっているの?(損益計算書の分析)
7.エクセサイズ②その会社,大丈夫?
8.財務分析③収益性分析(1)資本利益率:その会社,効率よく儲けてる?
9.財務分析④収益性分析(2)資本回転率:その会社,効率よく稼いでいる?
10.財務分析⑤安全性分析 キャッシュ・フロー分析
11.エクセサイズ③その会社の効率よく稼いでいる?
12.財務分析⑥生産性分析:その会社,価値ある製品を作っている?
13.財務分析⑦成長性分析:その会社,成長している? 14.エクセサイズ④会社を総合的にみてみよう
担当教員
関 利恵子
対象学生 全
15.講義総括
定期試験
(4)成績評価の方法
・定期試験によって成績評価を行います。
(5)履修上の注意
①会計は,講義を聞くだけではなく,実際の企業の財務諸表を分析していくことによっ
てこそ理解が深まる科目です。そこで本講義は,教科書と講義レジュメを使用して講義
を進めていく。なお本講義は教科書にしたがって進めますので,教科書は必ず購入して
ください。
②財務分析では電卓も使用します。
③毎講義での演習問題および連絡事項はe-ALPSに週末に掲載します。したがって,必ず
e-ALPSのビジアカを確認してから講義に出席してください。
④会計は,テクニカル・タームが多いため,語学学習と同様に繰り返し勉強することが
必要であるも言われています。したがって,復習をしっかりすることが望まれます。
⑤理由の如何にかかわらず,定期試験の追試験は行ないません。
⑥履修計画はしっかりとたてて受講してください。
(6)質問,相談への対応
質問,相談は,e-mailを利用するか,または事前にアポイントメントを取った上で質
問に来てください。アポイントメントなしの相談には応じません。
e-mai : [email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎社会的行動マインド
財務諸表の意味を理解することで企業経営に対する関心が高まる。
◎情報活用力
自ら企業のホームページやEDINETを通じて財務諸表を入手し分析する能力が
養われる。
【教科書】
森久・関 利恵子・他3名著『財務分析からの会計学[第2版]』森山書店,
2011年.価格:3,300円(税別)
【参考書】
講義中,適宜指定する。
教養97
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02414
県内大学開放授業
企業とマネジメント
法・政治・経済の諸相
授
業 英文授業名 Business Management
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育42講義室
担当教員
曜日・時限 金曜・3時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
本講義の狙いは、企業経営の基礎的な理論を学び、それが実際の企業
でどのように活用されているのかを知ることである。企業の経営者たち
は、今までさまざまな方法で危機を脱出し、自社を成長させてきた。そ
れらの方法はなぜうまくいったのか?常にその方法は有効であるのか?
それらの方法の限界は何か?このような疑問に答えるのが経営学である。
本講義では、経営学の基礎的な理論を習得し、その理論を実際の企業に
あてはめて理解する。
(2)授業の概要
講義は二部構成となっている。第一部は理論の習得である。競争戦略論
や内部環境分析、マーケティングなどの基本的な経営の理論を学ぶ。第
二部はケーススタディである。代表的な企業を一社ずつ取り上げ、第一
部で学んだ理論がどのようにあてはめられるかを学ぶ。
(3)授業計画
∼経営学とは∼
第1回 イントロダクション
対象学生 全
備考
第15回 まとめ
第16回 期末試験 (4)成績評価の方法
① 出席(30%、15回×2点)
② 期末試験(70%、記述式)
※期末試験は授業で扱ったすべての範囲から記述問題として出題される。
※出席は携帯電話を使って取るので、携帯電話を持ってきてください。
(出席の取り方は講義中に説明します)
(5)履修上の注意
各自資料にメモを取ること。社会人としてメモを取る能力を身に着ける
ことを重視するため、すべてを黒板に書くわけではない。普段から資料
をわかりやすくまとめておくことが大切である。
(6)質問,相談への対応
講義に関する質問は、e-mail([email protected])にて受け付
ける。
∼経営学の基礎∼
第2回 外部環境分析(1)
第3回 外部環境分析(2)
第4回 内部環境分析
第5回 マーケティング論
第6回 SWOT分析・最近のトピック
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ 実際の企業経営を見ることで、「社会人としての意識」を養
インド
う。
∼ケーススタディ∼
第7回 プッシュ型マーケティング:松下電器産業のケース(1) 第8回 プッシュ型マーケティング:松下電器産業のケース(2) 第9回 外部環境分析:ボーイングとエアバスのケース 第10回 広告マネジメント:コカ・コーラのケース
第11回 物的資本の活用:トヨタのケース
第12回 グローバル化の取り組み:コマツのケース
第13回 ブルー・オーシャン戦略:シルク・ドゥ・ソレイユのケース
第14回 「無料」のビジネス:グーグルのケース
時間割コード
中村 絵理
◎問題発見・解決能力
企業がどんな問題に直面しているか、どのように解決するか
をみる。
経営学の基礎的な理論を身に着け、現実の企業にあてはめて
◎専門知識と応用力 みる。
【教科書】
指定しない。eALPSにアップロードされた資料を印刷して持ってくるこ
と。普段の講義をしっかり聞いて、資料にメモを取ること。
【参考書】
指定しない。必要に応じて講義中に指示する。
02415
法・政治・経済の諸相
授業題目 ゲーム理論の世界
授
業 英文授業名 The World of Game Theory
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育13講義室
担当教員
村上 範明
曜日・時限 月曜・2時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
ゲーム理論の入門的講義である.この講義を受講すると近年,経済学,
法学,政治学などの社会科学を始め,広範囲に応用されているゲーム理
論のエッセンスが理解できる.
(2)授業の概要
ゲーム理論について例題を次々に挙げながら解説していく。例題は身近
な出来事に関係あるものを選んでいる.2・3回に1回程度,練習問題を教
室で解いてもらい,理解を深めながら講義を進める.
自作テキストの末尾には練習問題と解答があるので,それを自習して
もらう.
対象学生 全
備考
格,47以上で良,54以上で優である.
(5)履修上の注意
数学Ⅰと数学Aの知識が不可欠である.それ以上の知識がなくても履修
可能な授業となるようにしている.ただし,過去の例では,使っている
数学自体はやさしくても考え方がきわめて数学的なので数理的思考に慣
れない学生は難しいと感じるようである.
受講者が200人を超える場合は受講制限を行う.したがって,第1回の授
業に必ず出るようにしてほしい.受講制限を行う際は,経済学部生以外
を優先する(経済学部に類似の専門科目があるため).
(6)質問,相談への対応
メールで質問をいつでも受け付けます.後者のアドレスは
[email protected]です.
(3)授業計画
第1週 ゲームの例
第2週 囚人のジレンマ
第3週 囚人のジレンマの例
第4週 ナッシュ均衡
第5週 混合戦略(1)
第6週 混合戦略(2)
第7週 (6月3日)中間テスト
第8週 無限反復ゲーム
第9週 不完備情報ゲーム
第10週 シグナリングゲーム(1)
第11週 シグナリングゲーム(2)
第12週 選挙とゲーム
第13週 軍事作戦
第14週 復習
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎社会的行動マインド
人々の行動を左右している要因の1つが理解できるようになる
.
◎普遍的・数量的理解力
(4)成績評価の方法
中間テストと期末テストの点をそれぞれ偏差値化し前者1/3後者2/3の加
重平均をとり,それが43以上であれば合格とする.偏差値50以上,つま
り平均をとれば良であり,偏差値57以上で優であり,63以上で秀である
.出席を毎回取る.中間テストを除き10回以上出席のものは40以上で合
【教科書】
教科書:自作テキストを用いる.数回分を数回に分けて教室で配布する
.全体を見たい人や欠席のために受け取れなかった人は,e-ALPSで閲覧
およびダウンロードできる.
【参考書】
参考書:岡田 章『ゲーム理論・入門』(有斐閣),2008
佐々木宏夫『入門 ゲーム理論』(日本評論社),2003
教養98
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02416
家族と法
法・政治・経済の諸相
授
業 英文授業名
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育61講義室
曜日・時限 水曜・2時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
わが国の家族法(民法第4編「親族」・第5編「相続」)の制度と基礎的な論点・
争点の理解を試みる。併せて、法がどのような性格を有するルールであるか、法律
学がどのような学問であるかを考える。
(2)授業の概要
はじめに、法律学を学ぶ上で基本的な事項を学び、民法財産法の基本原則を理解す
る。その上で、民法親族法相続法につき、制度的理解と基礎的な条文解釈を試みる。
日本法の解釈論の特質を知るために、必要に応じて比較法についても触れ、近時注
目されている新たな家族法上の問題についても時間の許す限りにおいて触れる。
(3)授業計画
1.ガイダンス・法学概論(1)
社会規範としての法
2. 同(2)
法の適用、法の解釈、法源
3. 財産法概論(1)
所有
4. 同(2)
契約
5. 同(3)
不法行為
6.夫婦関係(1)
婚姻の成立
7.同(2)
婚姻の効力
8. 同(3)
離婚・内縁・同性パートナーシップ
9. 親子関係(1)
嫡出親子関係、非嫡出親子関係
10. 同(2)
養親子関係、生殖補助医療と親子関係
11. 同(3)
親権・後見
12.法定相続制度(1)
相続人、相続分、相続の承認・放棄
13. 同(2)
遺産分割
14. 遺言・遺贈・遺留分(1)
遺言の方式、遺言の効力
15. 同(2)・まとめと補足 時間割コード
宗村 和広
担当教員
対象学生 全
備考
遺贈、遺留分 まとめと補足
(4)成績評価の方法
・期末試験を必ず実施し、成績評価の対象とする。
・レポート課題・小テスト等を数回実施し、成績評価の対象とする。
・受講者数によっては出席をとり、これも成績評価に加味する。
(5)履修上の注意
六法を必ず持参すること。
学習する範囲が広く、分量が多いため、予習・復習を欠かさず行う必要がある。
講義では次回の内容を予告するので該当するテキストおよびレジュメを通読してお
くこと。
(6)質問,相談への対応
適宜、経済学部研究棟3F宗村研究室にて対応する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マイン
ド
◎科学リテラシー
◎専門外の知識
【教科書】
川井健・はじめて学ぶ民法(有斐閣、2011年)
六法(種類は特に指定しない)
【参考書】
泉久雄・家族法読本(有斐閣、2005年)
内田貴・民法Ⅳ[補訂版]親族・相続(東京大学出版会、2004年)
渡辺洋三・法とは何か(岩波新書、1979年)
同・法を学ぶ(岩波新書、1986年)
星野英一・民法のすすめ(岩波新書、1998年)
二宮周平・家族と法(岩波新書、2007年)
内田貴・民法改正(ちくま新書、2011年)
大村敦志・民法改正を考える(岩波新書、2011年)
ほか、授業時に必要に応じて紹介する。
02494
法・政治・経済の諸相
授業題目 グローバリゼーションと国家ゼミ
授
業 英文授業名 Globalization and the Nation-State
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育401演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
いわゆるグローバリゼーションと国民国家の関係について考察する。
目的は世界政治経済( Global Political Economy)の基礎的概念を学ぶ
ことである。
樋口 均
担当教員
対象学生 全
へメールすること。
(2)授業の概要
こんにちの世界経済は、グローバリゼーションのなかで、世界史的な
構造変化の過程にあり、これに対応して、各国(国民国家)の政策や戦
略も大きく変化している。それを一言でいえば、従来の福祉国家的なあ
り方から競争国家的なあり方へのシフトである。そしてその一つの歴史
的帰結が2008年に始まる世界金融恐慌であった。このゼミにおいて
は主として、第一に、グローバリゼーションの国民国家へのインパクト
について考察する。第二に、国民国家のグローバリゼーションへのイン
パクトについて考察する。第三に、国民国家それ自体のグローバル化に
ついて考察してみたい。
(3)授業計画
Ⅰ グローバリゼーションとはなにか
Ⅱ グローバリゼーションの国民国家へのインパクト
Ⅲ 国民国家のグローバリゼーションへのインパクト
Ⅳ 国民国家それ自体のグローバル化
Ⅴ 日本の国家のあり方の変化
以上のことについて討論(学生と教師、学生と学生)をつうじ理解を深
める。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎コミュニケーション能力
(4)成績評価の方法
,チームワーク力,リーダーシップ
※成績判定は、出席状況と討論の仕方(積極性や論理性など)のほか、
レポートの評点によりおこなう。前者が6割、後者が4割の比重である。
質問はコミニュケーションの始点である。毎回質問をさせる。
◎問題発見・解決能力 「問題」とはなにかを考える。
(5)履修上の注意
英語文献を読むことがある。英語がすきな学生が望ましい。新聞を読む
こと。
(6)質問,相談への対応
ゼミの都度応じる。まず e-mail で応じる。[email protected]
◎専門知識と応用力 専門書の輪読。
【教科書】
使わない。各種教材は配布する。
【参考書】
ゼミ時に紹介する。
教養99
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
02495
時間割コード
授業題目
経済学の古典ゼミ
担当教員
法・政治・経済の諸相
授
業 英文授業名 Seminar on social science classics
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・4時限
目
講義室 共通教育401演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
経済学部や人文学部、その他理系の諸学部に属する全ての学生を対象
に、社会科学の入門書を読むとともに、経済学を中心とする社会科学の
古典的著作の一部輪読もおこない、そうした古典に対する初歩的知識を
得たり背景への理解を深めたりできればと思います。こうした読書を通
じて、社会科学的なものの見方・考え方に触れてもらうことを目的とし
ています。
吉村 信之
対象学生 全
り得ます。古典と入門書の双方を、交互に読み比べてみる、という授業
の進め方もあるでしょう。
(4)成績評価の方法
出席と報告、授業中の発言を重視します。
(5)履修上の注意
特にありません。
(2)授業の概要
財政危機や金融危機、格差社会、派遣切り…等々、昨今の社会情勢に (6)質問,相談への対応
ついて巷ではいろいろなことが言われています。現在、われわれが直面 授業後、受け付けます。
しているこうした諸問題について、短期的な対処法を求めるのではなく、
もっと長期の視野から解明を与えてくれる本質的なものの見方・考え方
を身に付けることができたら、一生ものの宝となるはずです。そのよう
な社会観・世界観を、社会科学の古典のなかに探してみよう、というの
がこの授業の趣旨です。
したがってこの授業では、経済学関連の新書(入門書)程度から出発
し、できることならば、アダム・スミスやマルクスなど社会科学の古典
にわずかでも目を通すことを目標にして(例年そこまで行くのはなかな
か難しいのですが)、指定された文献を報告したり討論することが主な
内容となります。当然ながら、読み方・読む範囲はごくごく浅く狭いも
のになりますが、それでも大学生の頃に人類の知的遺産の一部に触れて
みる価値はあると思います。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
一昨年は、まず分かりやすい本から読もうと思い、古典について初歩
的な読み方を教える内田義彦『読書と社会科学』(岩波新書)などを参
加者全員で読みました。今年度何を読むかについては、参加する学生の
皆さんと相談しながら決めたいと思います。
授業計画として例をいくつかあげると、一つにはたとえばマルクスな
ど一人の社会科学者を中心にその人物の主著に目を通していく(もちろ
ん実際に授業で扱えるのはそのごく一部とならざるをえませんが)とい
う形もあり得ますし、また社会科学の中で、たとえば経済学ならば経済
学の大きな流れを読み取れる入門書を選んで読んでいく、という形もあ
時間割コード
◎人類知の継承と未来創
社会科学における知の継承を概観する。
造マインド
◎専門知識と応用力 専門学部の講義の歴史的背景への理解を深める。
◎専門外の知識
社会科学系学部以外の学生へ社会認識についての問題意識を
高める。
【教科書】
授業中に指示します。
【参考書】
授業中に指示します。
02496
県内大学開放授業
法・政治・経済の諸相
授業題目 経済学の視点で考える企業行動ゼミⅡ(情報の経済学編) 担当教員 広瀬 純夫
授
業 英文授業名 Studies in Japanese business topics from the viewpoint of microeconomics Ⅱ
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・3時限
対象学生 全
目
講義室 共通教育312演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
前期の「経済学の視点で考える企業行動ゼミⅠ(企業間競争編)」からの続編であり,前期からの継続履修を推奨します.継
続履修を推奨する理由は,前期の講義で解説する数学的なテクニックや,ゲーム理論の知識等を,後期の講義でも用いるから
です.後期の“情報の経済学編”では,“情報の非対称性”がもたらす問題について,解説します.
経済学部の専門科目で学ぶ「ミクロ経済学Ⅰ」では,市場メカニズムを通じて達成される“市場均衡”が社会的に効率的な資
源配分を実現することを学習します.しかし,現実の経済社会では,市場メカニズムに調整を委ねるだけで効率的な資源配分
が実現するとは限りません.その理由は,市場メカニズムが円滑に機能することを妨げる要因が存在するからです.そのよう
な障害要因の代表的なものの一つとして,この講義では,主に「情報の非対称性」の問題を取り上げます.(より専門的な内
容は、経済学部の専門科目「ミクロ経済学Ⅱ」で学習します。)
「情報の非対称性」が引き起こす問題が顕在化した例の一つが,少し前に相次いだ食品表示偽装事件です.この場合,売り手
である食品会社は,表示内容が偽装であるという情報を持っています.一方で,買い手である消費者側は,表示内容が正しい
か否かを判断するために必要な情報を知らされていません.つまり,牛肉やお菓子など食品の売買において,売り手と買い手
との間に,知っている“情報”に大きな格差が存在しています.これが,“情報の非対称性”の構造の一例です.
食品表示偽装事件では,直接の問題は,表示偽装があることを知らずに購入してしまった消費者が被った損失です.しかし,
この事件が引き起こした問題は,これだけにとどまりません.関連する食品の取引市場全体に悪影響を及ぼした可能性があり
ます.
たとえば,ある会社の食品について表示偽装が明るみに出たとします.すると,消費者は他社の同種の商品についても,表示
偽装がなされている恐れを感じるようになるはずです.騙されて質の悪い偽物をつかまされるかもしれないと思うと,目の前
の商品に対する評価が低くなります.偽物をつかまされる恐れを考慮して,100%本物だと信用できる場合に払ってもよいと
思う金額よりも,低い価格でなければ買おうと思わなくなってしまうわけです.消費者が払ってもよいと思う金額は,偽物を
つかまされる可能性が高くなればなるほど低くなっていきます.
こうなると,真面目に良質の食品を提供してきた業者が困ったことになってきます.良質な商品の提供には,相当のコストが
かかります.ところが,偽装表示が蔓延して,消費者が低い価格でしか購入してくれなくなってしまうと,良心的な業者はコ
ストを賄えるだけの金額で販売することができなくなってしまいます.結果,こうした良心的な業者は廃業せざるをえなくな
るかもしれません.すると,ある程度の金額を出してでも良質な食品を手に入れたいと思っていた消費者は,購入の機会を奪
われてしまうことになります.この点は,講義の中で“逆淘汰”の問題として学習します.
このような情報の経済学の考え方は,金融理論や労働経済学など,経済学の重要な応用分野では必須のものとなっています.
世間では,市場メカニズムの考え方を現実の経済にあてはめて政策議論等を行うことに対して,強く批判する声が少なくあり
ません.確かに,市場メカニズムに全てを任せておけばすべてがうまくいくというようなことはなく,多くの問題点が残され
ることになります.うまくいかない理由は,この講義で学ぶ情報の非対称性の問題など,現実の経済取引には,市場メカニズ
ムが円滑に機能することを妨げる要因があるからです.この講義では,市場経済システムの問題点を考える上で,幾つかの重
要な手がかりを提供していく方針です.市場メカニズムと現実経済との対応を,より深く理解する機会となるよう,講義を進
めたいと考えています.
(2)授業の概要
「情報の非対称性」の問題は,大きく2つに分けることができます.“取引前”の情報の非対称性の問題である“逆淘汰”と
,“取引後”の情報の非対称性の問題である“モラル・ハザード”です.この講義では,情報の非対称性がどのような問題を
引き起こすのか,さらにその問題を解決するためのメカニズムなどについて説明します.
たとえば,「企業が学生の採用を行う際、学歴を重視する理由」も、“逆淘汰”の考え方を応用して分析した研究があります
.「銀行による中小企業への貸し渋り」についても,“逆淘汰”の考え方を用いた分析が行われています.また,経営者に巨
額の収入をもたらす“ストック・オプション”に関しては,モラル・ハザードの観点から考えていくことが可能です.この講
義では,現実の経済社会で観察される様々な仕組みや取引慣行が果たす役割について,「情報の非対称性の問題を緩和する」
という観点から,考えていく方針です.
第9回 逆選択に関する基本的解説1:悪貨が良貨を駆逐する
第10回 逆選択に関する基本的解説2:社会全体としての非効率性
第11回 シグナリングと学歴
第12回 転換社債の発行によるシグナリング
第13回 金融市場の逆選択:信用割当
第14回 ホールドアップ問題と企業の垂直的統合
第15回 スクリーニングによる選別
(4)成績評価の方法
授業中に行う4∼5回の小テストと、期末テストの成績で評価します.小テストのウェイトは40%、期末テストのウェイトは
60%とします.
小テストは,講義内容の理解度を確認するために実施するものです.小テストの点数が芳しくなくても,期末テストで挽回可
能です.
(5)履修上の注意
前期の「経済学の視点で考える企業行動ゼミⅠ(企業間競争編)」では,1変数の関数での微分について解説を行いますが,
後期の「経済学の視点で考える企業行動ゼミⅠ(情報の経済学編)」では,そのような機会を設ける予定はありません.後期
のみを履修する場合,数学的な知識について,各自で学習しておいて下さい.もちろん,どのような学習をすべきかについて
は,担当教員から助言します.
なお,後期の“情報の経済学編”では, 前期の“企業競争編”で解説したゲーム理論などの知識を前提とした解説を行う場
合があるため,受講希望者が多数の場合,前期の「経済学の視点で考える企業行動ゼミⅠ(企業間競争編)」単位取得者を優
先して受講を認める場合があるので注意して下さい.
前期の「経済学の視点で考える企業行動ゼミⅠ(企業間競争編)」では,1変数の関数での微分について解説を行いますが,
後期の「経済学の視点で考える企業行動ゼミⅠ(情報の経済学編)」では,そのような機会を設ける予定はありません.後期
のみを履修する場合,数学的な知識について,各自で学習しておいて下さい.もちろん,どのような学習をすべきかについて
は,担当教員から助言します.
なお,後期の“情報の経済学編”では, 前期の“企業競争編”で解説したゲーム理論などの知識を前提とした解説を行う場
合があるため,受講希望者が多数の場合,前期の「経済学の視点で考える企業行動ゼミⅠ(企業間競争編)」単位取得者を優
先して受講を認める場合があるので注意して下さい.
前期の「経済学の視点で考える企業行動ゼミⅠ(企業間競争編)」と同様に,特に予習を行うことは求めません.講義の後に
十分に復習をして下さい.復習の過程で不明な点や理解できない点が出てきた場合,必ず担当教員に質問するよう心掛けてく
ださい.経済学の分析による帰結は,普段,直観的にイメージしていることとは異なることが少なくありません.学習した内
容をすぐに確認し,理解するように努めてください.小テストは,理解の度合いを試す機会と考えて下さい.講義の内容につ
いては,毎回レジュメを配布するほか,必要に応じて参考文献を紹介しますので,それらを活用して下さい.
(6)質問,相談への対応
オフィスアワーの時間は,木曜日4限とします.オフィスアワー以外の時間での質問を希望する場合,予め,メールで
[email protected]に連絡を取り,アポイントメントをとること.研究室を不在にしていることがあります.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
第1回 イントロダクション:情報の非対称性の問題
第1部 情報の経済学(1):モラル・ハザード
第2回 モラル・ハザードに関する基本的解説1:モデルの設定
第3回 モラル・ハザードに関する基本的解説2:インセンティブ契約
第4回 ストック・オプションによる報酬
第5回 タクシー運転手の賃金体系
第6回 コンビニエンスストアのフランチャイズ契約
第7回 モラル・ハザードと銀行経営(預金保険の弊害)
第8回 所有権とインセンティブ
第2部 情報の経済学(2):逆選択
◎社会的行動マインド
情報の非対称性下の経済取引について,ミクロ経済学の理論を応用した解釈を通じて
◎専門知識と応用力
情報の非対称性下での経済取引についての解説を通じて
【教科書】
講義中に,講義資料を配布する.
【参考書】
神戸伸輔「入門 ゲーム理論と情報の経済学」(日本評論社,2004年)
梶井厚・松井彰彦「ミクロ経済学・戦略的アプローチ」(日本評論社,2000年)
清水克俊,堀内昭義「インセンティブの経済学」(有斐閣,2003年)
奥野正寛『ミクロ経済学』東京大学出版会
伊藤元重『ビジネス・エコノミックス』日本経済新聞社
伊藤元重『ミクロ経済学‐第2版‐』日本評論社
柳川範之『契約と組織の経済学』東洋経済新報社
ミルグロム・ロバーツ『組織の経済学』NTT出版
教養100
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02497
憲法ゼミ
担当教員
法・政治・経済の諸相
授
業 英文授業名 Seminar on Constitutional Law
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・2時限
目
講義室 共通教育402演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
①日本国憲法における基本理念・諸原理を理解し、実社会で活用できる
汎用力を修得する。
②憲法の価値基準に基づいた判断枠組から、論理的・客観的な思考力を
涵養する。
③自らを取り巻くさまざまな社会事象に関心を持ち、憲法価値を活かし
憲法学的視点から考察しようとする意欲・習慣を体得する。
田中 祥貴
対象学生 全
オフィスアワー(授業時間内に提示)にて対応します。その他、研究室
在室時であれば可能な限り対応しますので、気軽に研究室を訪ねて下さ
い。
(2)授業の概要
憲法とは、ひとことで言えば、「人権保障の体系」であり、我が国の憲
法でも「ひとり一人の人間を個人として尊重する(個人の尊厳)」こと
を究極の価値と位置付けています。そこでこのゼミでは、様々な文献講
読や事例検証を通じて、受講者のひとり一人に、公正な人権感覚を養っ
てもらうことに主眼を置いています。単なる憲法の条文解釈に終始する
ことなく、「個人の尊厳」という価値に基づいた日本国憲法の真髄を学
んで頂きたい。また他方で、この講義で多様な憲法問題を考察すること
を通じて、受講者の皆さんには、主体的に様々な社会問題に関心を持ち、
そこに自らの価値判断が適切に下せるようになってもらいたい。
(3)授業計画
各回、事前に指定した文献を読んでいることを前提に、授業時間中は発
表者の報告に基づく討論を通じて、憲法学の理解を深めてもらう予定で
す。具体的な内容は受講者の関心対象を斟酌して決定します。
(4)成績評価の方法
ゼミ報告の完成度(内容・形式)30%、討論参加の積極性30%、期末レ
ポート40%の比率で評価します。
(5)履修上の注意
憲法学の問題に「正解」は存在しません。様々な社会問題を自分の頭で
考え、論理的・客観的に、自分なりの見解を導き出せるようになって下
さい。
(6)質問,相談への対応
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎社会的行動マインド
◎人類知の継承と未来創 過去人類多年に渡る権利獲得闘争の成果を継承し、さらに発
造マインド
展させる意欲を涵養する。
◎多様な文化受容マイン 個人の尊厳という価値を理解することで、多様な価値の存在
ド
を受容する精神を寛容する。
◎問題発見・解決能力
県内大学開放授業
法・政治・経済の諸相
授業題目 経済学の視点で考える企業行動ゼミⅠ(企業間競争編)
授
業 英文授業名 Studies in business topics from the viewpoint of microeconomics Ⅰ
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・2時限
目
講義室 共通教育211演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
現実のビジネスの現場で起きているトピックスについて、ミクロ経済学の考え方を通じた解釈
を紹介します.できるだけ目に見える身近な話題を扱うことで、現実の経済の動きや、企業の
ビジネス戦略を理解する上で、経済学がどのように役立つかを体験する機会を提供する方針で
す.前期の“企業間競争編”では,販売する商品の価格設定に関する企業戦略や,競争環境の
違いが企業の競争戦略をどのように変化させるかなどについて,主に寡占市場を題材にして解
説を行う予定です.ミクロ経済学の分析手法をより深く理解する上では,後期に開講される「
経済学の視点で考える企業行動ゼミⅡ(情報の経済学編)」との継続履修を推奨します.
(2)授業の概要
「ファスト・フード・チェーンの値下げ戦略の背景は?」、あるいは「携帯電話の料金体系の
背景にある発想は?」といった、非常に身近な話題でも、ミクロ経済学の考え方を用いて分析
することで、より深い理解が可能となってきます.
個々の企業の活動として、一見まったく関係ないように見えるビジネス現場の諸々の現象も、
実際には、共通の基本原則の上に成り立っている部分が数多くあります.経済学は、こうした
ビジネス現象を読み解くための文法とも言えるでしょう.本講義で、ミクロ経済学全般を扱う
ことはできませんが、代表的なビジネストピックスを考えてみることで、経済学が持つ可能性
を知って欲しいと考えています.今まで、直感的にしか見てこなかったビジネス現場での出来
事が、経済学のロジックを通じて再考することで、これまで見えてこなかったことが見えてく
るはずです.
第1回 需要曲線とファスト・フード・チェーンの値下げ
第2回 微分に関する復習
第3回 売上の最大化と,需要の価格弾力性
第4回 様々な価格差別(映画館や公共交通機関での大人料金と子供料金など)
第5回 二部料金制とディズニーランドの入園料
第6回 非線形価格と携帯電話の料金体系
第2部 ゲーム理論と企業間競争
法的判断枠組を修得することで、多様な問題を解決する意欲
と汎用力を涵養する。
【教科書】
授業時間内に指示します。
【参考書】
授業時間内に指示します。
02498
(3)授業計画
第1部 価格戦略
憲法規範の学びを通じて、公正な社会実現に寄与しうる人権
感覚を涵養する。
担当教員
広瀬 純夫
対象学生 全
期末テストのウェイトは60%とします.
小テストは,講義内容の理解度を確認するために実施するものです.小テストの点数が芳しく
なくても,期末テストで挽回可能です.
(5)履修上の注意
講義の中で用いるミクロ経済学の考え方は,その都度解説するので,履修に際してミクロ経済
学に関する知識を備えている必要はありません.ただし,講義の中では,微分を用いた分析を
多用するため,高校で学習した1変数の微分などの知識があると,講義の内容も理解し易いでし
ょう.
特に予習を行うことは求めません.初めて学ぶ概念も多いと思いますので,講義の後に十分に
復習をして下さい.復習の過程で不明な点や理解できない点が出てきた場合,必ず担当教員に
質問するよう心掛けてください.経済学の分析による帰結は,普段,直観的にイメージしてい
ることとは異なることが少なくありません.学習した内容をすぐに確認し,理解するように努
めてください.小テストは,理解の度合いを試す機会と考えて下さい.講義の内容については
,毎回レジュメを配布するほか,必要に応じて参考文献を紹介しますので,それらを活用して
下さい.
(6)質問,相談への対応
オフィスアワーの時間は,木曜日4限とします.オフィスアワー以外の時間での質問を希望する
場合,予め,メールで[email protected]に連絡を取り,アポイントメントをとること.研
究室を不在にしていることがあります.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎社会的行動マインド
企業の競争戦略について,ミクロ経済学の理論を応用して解釈することを通じて
◎専門知識と応用力
基礎的な微分のテクニックや基礎的なゲーム理論の解説を通じて
第7回 入門ゲーム理論1(同時に意思決定する場合)
第8回 競争下での企業の生産量決定(クールノー競争)
第9回 完全競争下の生産量
第10回 入門ゲーム理論Ⅱ(意思決定に順番がある場合:展開型ゲームによる分析)
第11回 生産量の決定に,先手,後手と順番がある場合(シュタッケルベルク競争)
第12回 同質財での価格競争(ベルトラン競争)
第13回 差別化された財での価格競争
第14回 製品差別化に関する分析1(価格競争がないケース)
第15回 製品差別化に関する分析1(価格競争があるケース)
【教科書】
講義中に,講義資料を配布する.
【参考書】
小田切宏之『新しい産業組織論:理論・実証・政策』有斐閣
小田切宏之『競争政策論―独占禁止法事例とともに学ぶ産業組織論』日本評論社
奥野正寛『ミクロ経済学』東京大学出版会
泉田成美 柳川隆『プラクティカル産業組織論 (有斐閣アルマ)』有斐閣
ロバート・ギボンズ「経済学のためのゲーム理論入門」(創文社,1995年)
伊藤元重『ビジネス・エコノミックス』日本経済新聞社
伊藤元重『ミクロ経済学‐第2版‐』日本評論社
柳川範之『契約と組織の経済学』東洋経済新報社
(4)成績評価の方法
授業中に行う4∼5回の小テストと、期末テストの成績で評価します.小テストのウェイトは40%、 ミルグロム・ロバーツ『組織の経済学』NTT出版
教養101
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02500
県内大学開放授業
日本国憲法
担当教員
法・政治・経済の諸相
授
業 英文授業名 Japanese Constitutional Law
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・3時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
① 日本国憲法における基本理念・諸原理を理解し、実社会で活用できる汎用力
を修得する。
② 憲法の価値基準に基づいた判断枠組から、論理的・客観的な思考力を涵養す
る。
③ 自らを取り巻くさまざまな社会事象に関心を持ち、憲法価値を活かし憲法学
的視点から考察しようとする意欲・習慣を体得する。
(2)授業の概要
憲法とは、ひとことで言えば、「人権保障の体系」であり、我が国の憲法でも「
ひとり一人の人間を個人として尊重する(個人の尊厳)」ことを究極の価値と位
置付けています。そこでこの講義では、かかる日本国憲法の理念に基づいて、受
講者のひとり一人に公正な人権感覚を養ってもらうことに主眼を置いています。
単なる憲法の条文解釈に終始することなく、「個人の尊厳」という価値に基づい
た日本国憲法の体系を学んで頂きたい。また他方で、この講義で多様な憲法問題
を考察することを通じて、受講者の皆さんには、主体的に様々な社会問題に関心
を持ち、そこに自らの価値判断が適切に下せるようになってもらいたい。
※この授業は「信州大学男女共同参画宣言」に賛同しています。
(3)授業計画
① ガイダンス: 講義の進行方法・概要説明、憲法を学ぶ意義
② 日本国憲法の成立過程: 日本国憲法の沿革および総体的考察、憲法改正問題
③ 天皇制と国民主権: 日本国憲法と象徴天皇制、国民主権の意義
④ 平和主義1: 平和主義の意義、第9条の現代的意義、国際貢献と第9条
⑤ 平和主義2:人間の安全保障、安全保障概念の歴史的変遷
⑥ 基本的人権の原理と限界: 人権の歴史、観念、内容、享有主体性、人権制約
原理
⑦ 包括的基本権: 新しい人権、幸福追求権、プライバシー権、人格的自律と公
的保護
⑧ 法の下の平等: ポジティブアクション、男女平等、社会的少数者の権利、差
別問題
⑨ 精神的自由1: 思想・良心の自由、信教の自由、政教分離原則、学問の自由
⑩ 精神的自由2: 表現の自由、表現の自由の価値、表現規制、厳格な違憲審査
基準
⑪ 経済的自由: 職業選択の自由、営業の自由、財産権の保障
⑫ 人身の自由: 適正手続の保障、警察権力と人権、冤罪事件、死刑制度、裁判
員制度
⑬ 国務請求権と参政権: 裁判を受ける権利、国家賠償及び補償請求権、選挙権、
時間割コード
市民開放授業
田中 祥貴
対象学生 全
選挙制度
⑭ 社会権: 生存権、環境権、教育を受ける権利、労働基本権、労働者と労働組
合
⑮ 総括: これまでの総括と質疑応答、レポート提出
(4)成績評価の方法
皆さんが憲法の基本的知識を習得し、さらに、さまざまな憲法問題について論理
的・客観的に考察できる判断枠組が身についているかを評価します。各回のレポ
ートをもって成績評価します(レポート100%)。
(5)履修上の注意
憲法学の問題に「正解」は存在しません。様々な社会問題を自分の頭で考え、論
理的・客観的に、自分なりの見解を導き出せるようになって下さい。
※この講義では、授業時間外学習を重視しています。そこで、その一環として、
毎回の学習項目を教科書で復習してレポートを作成してもらいます。課題は各回
の授業時間内に告知します。これらのレポート課題を、すべて揃えて提出するこ
とが単位修得の「必要条件」となります。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワー(授業時間内に提示)にて対応します。その他、研究室在室時で
あれば可能な限り対応しますので、気軽に研究室を訪ねて下さい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
憲法規範の学びを通じて、公正な社会実現に貢献しうる人権感覚を涵
◎社会的行動マインド 養する。
◎人類知の継承と未来創造 過去人類多年に渡る権利獲得闘争の成果を継承し、さらに発展させる
マインド
意欲を涵養する。
◎多様な文化受容マインド
個人の尊厳という価値を理解することで、多様な価値の存在を受容す
る精神を寛容する。
法的判断枠組を修得することで、多様な問題を解決する意欲と汎用力
◎問題発見・解決能力 を涵養する。
【教科書】
安藤高行編『エッセンス憲法』(法律文化社)
その他、各回にレジュメを配布します。
【参考書】
授業時間内に指示します。
02501
県内大学開放授業
法・政治・経済の諸相
授業題目 日本国憲法
授
業 英文授業名 Japanese Constitutional Law
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・2時限
目
講義室 共通教育42講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
① 日本国憲法における基本理念・諸原理を理解し、実社会で活用できる汎用力
を修得する。
② 憲法の価値基準に基づいた判断枠組から、論理的・客観的な思考力を涵養す
る。
③ 自らを取り巻くさまざまな社会事象に関心を持ち、憲法価値を活かし憲法学
的視点から考察しようとする意欲・習慣を体得する。
(2)授業の概要
憲法とは、ひとことで言えば、「人権保障の体系」であり、我が国の憲法でも「
ひとり一人の人間を個人として尊重する(個人の尊厳)」ことを究極の価値と位
置付けています。そこでこの講義では、かかる日本国憲法の理念に基づいて、受
講者のひとり一人に公正な人権感覚を養ってもらうことに主眼を置いています。
単なる憲法の条文解釈に終始することなく、「個人の尊厳」という価値に基づい
た日本国憲法の体系を学んで頂きたい。また他方で、この講義で多様な憲法問題
を考察することを通じて、受講者の皆さんには、主体的に様々な社会問題に関心
を持ち、そこに自らの価値判断が適切に下せるようになってもらいたい。
※この授業は「信州大学男女共同参画宣言」に賛同しています。
(3)授業計画
① ガイダンス: 講義の進行方法・概要説明、憲法を学ぶ意義
② 日本国憲法の成立過程: 日本国憲法の沿革および総体的考察、憲法改正問題
③ 天皇制と国民主権: 日本国憲法と象徴天皇制、国民主権の意義
④ 平和主義1: 平和主義の意義、第9条の現代的意義、国際貢献と第9条
⑤ 平和主義2:人間の安全保障、安全保障概念の歴史的変遷
⑥ 基本的人権の原理と限界: 人権の歴史、観念、内容、享有主体性、人権制約
原理
⑦ 包括的基本権: 新しい人権、幸福追求権、プライバシー権、人格的自律と公
的保護
⑧ 法の下の平等: ポジティブアクション、男女平等、社会的少数者の権利、差
別問題
⑨ 精神的自由1: 思想・良心の自由、信教の自由、政教分離原則、学問の自由
⑩ 精神的自由2: 表現の自由、表現の自由の価値、表現規制、厳格な違憲審査
基準
⑪ 経済的自由: 職業選択の自由、営業の自由、財産権の保障
⑫ 人身の自由: 適正手続の保障、警察権力と人権、冤罪事件、死刑制度、裁判
員制度
⑬ 国務請求権と参政権: 裁判を受ける権利、国家賠償及び補償請求権、選挙権、
担当教員
市民開放授業
田中 祥貴
対象学生 全
選挙制度
⑭ 社会権: 生存権、環境権、教育を受ける権利、労働基本権、労働者と労働組
合
⑮ 総括: これまでの総括と質疑応答、レポート提出
(4)成績評価の方法
皆さんが憲法の基本的知識を習得し、さらに、さまざまな憲法問題について論理
的・客観的に考察できる判断枠組が身についているかを評価します。各回のレポ
ートをもって成績評価します(レポート100%)。
(5)履修上の注意
憲法学の問題に「正解」は存在しません。様々な社会問題を自分の頭で考え、論
理的・客観的に、自分なりの見解を導き出せるようになって下さい。
※この講義では、授業時間外学習を重視しています。そこで、その一環として、
毎回の学習項目を教科書で復習してレポートを作成してもらいます。課題は各回
の授業時間内に告知します。これらのレポート課題を、すべて揃えて提出するこ
とが単位修得の「必要条件」となります。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワー(授業時間内に提示)にて対応します。その他、研究室在室時で
あれば可能な限り対応しますので、気軽に研究室を訪ねて下さい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
憲法規範の学びを通じて、公正な社会実現に貢献しうる人権感覚を涵
◎社会的行動マインド 養する。
◎人類知の継承と未来創造 過去人類多年に渡る権利獲得闘争の成果を継承し、さらに発展させる
マインド
意欲を涵養する。
◎多様な文化受容マインド
個人の尊厳という価値を理解することで、多様な価値の存在を受容す
る精神を寛容する。
法的判断枠組を修得することで、多様な問題を解決する意欲と汎用力
◎問題発見・解決能力 を涵養する。
【教科書】
安藤高行編『エッセンス憲法』(法律文化社)
その他、各回にレジュメを配布します。
【参考書】
授業時間内に指示します。
教養102
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02502
県内大学開放授業
日本国憲法
担当教員
法・政治・経済の諸相
授
業 英文授業名 Japanese Constitutional Law
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・2時限
目
講義室 共通教育42講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
① 日本国憲法における基本理念・諸原理を理解し、実社会で活用できる汎用力
を修得する。
② 憲法の価値基準に基づいた判断枠組から、論理的・客観的な思考力を涵養す
る。
③ 自らを取り巻くさまざまな社会事象に関心を持ち、憲法価値を活かし憲法学
的視点から考察しようとする意欲・習慣を体得する。
(2)授業の概要
憲法とは、ひとことで言えば、「人権保障の体系」であり、我が国の憲法でも「
ひとり一人の人間を個人として尊重する(個人の尊厳)」ことを究極の価値と位
置付けています。そこでこの講義では、かかる日本国憲法の理念に基づいて、受
講者のひとり一人に公正な人権感覚を養ってもらうことに主眼を置いています。
単なる憲法の条文解釈に終始することなく、「個人の尊厳」という価値に基づい
た日本国憲法の体系を学んで頂きたい。また他方で、この講義で多様な憲法問題
を考察することを通じて、受講者の皆さんには、主体的に様々な社会問題に関心
を持ち、そこに自らの価値判断が適切に下せるようになってもらいたい。
※この授業は「信州大学男女共同参画宣言」に賛同しています。
(3)授業計画
① ガイダンス: 講義の進行方法・概要説明、憲法を学ぶ意義
② 日本国憲法の成立過程: 日本国憲法の沿革および総体的考察、憲法改正問題
③ 天皇制と国民主権: 日本国憲法と象徴天皇制、国民主権の意義
④ 平和主義1: 平和主義の意義、第9条の現代的意義、国際貢献と第9条
⑤ 平和主義2:人間の安全保障、安全保障概念の歴史的変遷
⑥ 基本的人権の原理と限界: 人権の歴史、観念、内容、享有主体性、人権制約
原理
⑦ 包括的基本権: 新しい人権、幸福追求権、プライバシー権、人格的自律と公
的保護
⑧ 法の下の平等: ポジティブアクション、男女平等、社会的少数者の権利、差
別問題
⑨ 精神的自由1: 思想・良心の自由、信教の自由、政教分離原則、学問の自由
⑩ 精神的自由2: 表現の自由、表現の自由の価値、表現規制、厳格な違憲審査
基準
⑪ 経済的自由: 職業選択の自由、営業の自由、財産権の保障
⑫ 人身の自由: 適正手続の保障、警察権力と人権、冤罪事件、死刑制度、裁判
員制度
⑬ 国務請求権と参政権: 裁判を受ける権利、国家賠償及び補償請求権、選挙権、
時間割コード
市民開放授業
田中 祥貴
対象学生 全
選挙制度
⑭ 社会権: 生存権、環境権、教育を受ける権利、労働基本権、労働者と労働組
合
⑮ 総括: これまでの総括と質疑応答、レポート提出
(4)成績評価の方法
皆さんが憲法の基本的知識を習得し、さらに、さまざまな憲法問題について論理
的・客観的に考察できる判断枠組が身についているかを評価します。各回のレポ
ートをもって成績評価します(レポート100%)。
(5)履修上の注意
憲法学の問題に「正解」は存在しません。様々な社会問題を自分の頭で考え、論
理的・客観的に、自分なりの見解を導き出せるようになって下さい。
※この講義では、授業時間外学習を重視しています。そこで、その一環として、
毎回の学習項目を教科書で復習してレポートを作成してもらいます。課題は各回
の授業時間内に告知します。これらのレポート課題を、すべて揃えて提出するこ
とが単位修得の「必要条件」となります。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワー(授業時間内に提示)にて対応します。その他、研究室在室時で
あれば可能な限り対応しますので、気軽に研究室を訪ねて下さい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
憲法規範の学びを通じて、公正な社会実現に貢献しうる人権感覚を涵
◎社会的行動マインド 養する。
◎人類知の継承と未来創造 過去人類多年に渡る権利獲得闘争の成果を継承し、さらに発展させる
マインド
意欲を涵養する。
◎多様な文化受容マインド
個人の尊厳という価値を理解することで、多様な価値の存在を受容す
る精神を寛容する。
法的判断枠組を修得することで、多様な問題を解決する意欲と汎用力
◎問題発見・解決能力 を涵養する。
【教科書】
安藤高行編『エッセンス憲法』(法律文化社)
その他、各回にレジュメを配布します。
【参考書】
授業時間内に指示します。
02503
法・政治・経済の諸相
授業題目 日本国憲法
授
業 英文授業名 Japanese Constitutional Law
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 集中・不定
目
講義室
授業形態
講義
(1)授業のねらい
① 日本国憲法における基本理念・諸原理を理解し、実社会で活用できる汎用力
を修得する。
② 憲法の価値基準に基づいた判断枠組から、論理的・客観的な思考力を涵養す
る。
③ 自らを取り巻くさまざまな社会事象に関心を持ち、憲法価値を活かし憲法学
的視点から考察しようとする意欲・習慣を体得する。
(2)授業の概要
憲法とは、ひとことで言えば、「人権保障の体系」であり、我が国の憲法でも「
ひとり一人の人間を個人として尊重する(個人の尊厳)」ことを究極の価値と位
置付けています。そこでこの講義では、かかる日本国憲法の理念に基づいて、受
講者のひとり一人に公正な人権感覚を養ってもらうことに主眼を置いています。
単なる憲法の条文解釈に終始することなく、「個人の尊厳」という価値に基づい
た日本国憲法の体系を学んで頂きたい。また他方で、この講義で多様な憲法問題
を考察することを通じて、受講者の皆さんには、主体的に様々な社会問題に関心
を持ち、そこに自らの価値判断が適切に下せるようになってもらいたい。
(3)授業計画
① ガイダンス: 講義の進行方法・概要説明、憲法を学ぶ意義
② 日本国憲法の成立過程: 日本国憲法の沿革および総体的考察、憲法改正問題
③ 天皇制と国民主権: 日本国憲法と象徴天皇制、国民主権の意義
④ 平和主義1: 平和主義の意義、第9条の現代的意義、国際貢献と第9条
⑤ 平和主義2:人間の安全保障、安全保障概念の歴史的変遷
⑥ 基本的人権の原理と限界: 人権の歴史、観念、内容、享有主体性、人権制約
原理
⑦ 包括的基本権: 新しい人権、幸福追求権、プライバシー権、人格的自律と公
的保護
⑧ 法の下の平等: 平等原則、社会的少数者の権利、差別問題、積極的差別是正
措置
⑨ 精神的自由1: 思想・良心の自由、信教の自由、政教分離原則、学問の自由
⑩ 精神的自由2: 表現の自由、表現の自由の価値、表現規制、厳格な違憲審査
基準
⑪ 経済的自由: 職業選択の自由、営業の自由、財産権の保障
⑫ 人身の自由: 適正手続の保障、警察権力と人権、冤罪事件、死刑制度、裁判
員制度
⑬ 国務請求権と参政権: 裁判を受ける権利、国家賠償及び補償請求権、選挙権、
選挙制度
担当教員
田中 祥貴
対象学生 全
備考
対象学生に該当しない場合は、事前に相談のうえ履修登録すること。
⑭ 社会権: 生存権、環境権、教育を受ける権利、労働基本権、労働者と労働組
合
⑮ 総括: これまでの総括と質疑応答、自筆ノートの確認
(4)成績評価の方法
皆さんが憲法の基本的知識を習得し、さらに、さまざまな憲法問題について論理
的・客観的に考察できる判断枠組が身についているかを評価します。期末レポー
ト70%、小テスト又は小レポート30%の比率で評価します。
(5)履修上の注意
憲法学の問題に「正解」は存在しません。様々な社会問題を自分の頭で考え、論
理的・客観的に、自分なりの見解を導き出せるようになって下さい。
※この講義では、授業時間外学習を重視しています。そこでその一環として、各
回のレジュメを大学ノートに自筆にて書き写すとともに、さらに補足説明を加え
て、オリジナルノートを授業時間外で作成することを単位修得の「必要条件」と
します。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワー(授業時間内に提示)にて対応します。その他、研究室在室時で
あれば可能な限り対応しますので、気軽に研究室を訪ねて下さい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
憲法規範の学びを通じて、公正な社会実現に貢献しうる人権感覚を涵
◎社会的行動マインド 養する。
◎人類知の継承と未来創造 過去人類多年に渡る権利獲得闘争の成果を継承し、さらに発展させる
マインド
意欲を涵養する。
◎多様な文化受容マインド
個人の尊厳という価値を理解することで、多様な価値の存在を受容す
る精神を寛容する。
法的判断枠組を修得することで、多様な問題を解決する意欲と汎用力
◎問題発見・解決能力 を涵養する。
【教科書】
芦部信喜『憲法(第5版)』(岩波書店)を授業で使用しますので、必ず、購入
しておいて下さい。その他、各回にレジュメを配布します。
【参考書】
授業時間内に指示します。
教養103
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02504
県内大学開放授業
日本国憲法
担当教員
法・政治・経済の諸相
授
業 英文授業名 Japanese Constitutional Law
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・2時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
① 日本国憲法における基本理念・諸原理を理解し、実社会で活用できる汎用力
を修得する。
② 憲法の価値基準に基づいた判断枠組から、論理的・客観的な思考力を涵養す
る。
③ 自らを取り巻くさまざまな社会事象に関心を持ち、憲法価値を活かし憲法学
的視点から考察しようとする意欲・習慣を体得する。
(2)授業の概要
憲法とは、ひとことで言えば、「人権保障の体系」であり、我が国の憲法でも「
ひとり一人の人間を個人として尊重する(個人の尊厳)」ことを究極の価値と位
置付けています。そこでこの講義では、かかる日本国憲法の理念に基づいて、受
講者のひとり一人に公正な人権感覚を養ってもらうことに主眼を置いています。
単なる憲法の条文解釈に終始することなく、「個人の尊厳」という価値に基づい
た日本国憲法の体系を学んで頂きたい。また他方で、この講義で多様な憲法問題
を考察することを通じて、受講者の皆さんには、主体的に様々な社会問題に関心
を持ち、そこに自らの価値判断が適切に下せるようになってもらいたい。
※この授業は「信州大学男女共同参画宣言」に賛同しています。
(3)授業計画
① ガイダンス: 講義の進行方法・概要説明、憲法を学ぶ意義
② 日本国憲法の成立過程: 日本国憲法の沿革および総体的考察、憲法改正問題
③ 天皇制と国民主権: 日本国憲法と象徴天皇制、国民主権の意義
④ 平和主義1: 平和主義の意義、第9条の現代的意義、国際貢献と第9条
⑤ 平和主義2:人間の安全保障、安全保障概念の歴史的変遷
⑥ 基本的人権の原理と限界: 人権の歴史、観念、内容、享有主体性、人権制約
原理
⑦ 包括的基本権: 新しい人権、幸福追求権、プライバシー権、人格的自律と公
的保護
⑧ 法の下の平等: ポジティブアクション、男女平等、社会的少数者の権利、差
別問題
⑨ 精神的自由1: 思想・良心の自由、信教の自由、政教分離原則、学問の自由
⑩ 精神的自由2: 表現の自由、表現の自由の価値、表現規制、厳格な違憲審査
基準
⑪ 経済的自由: 職業選択の自由、営業の自由、財産権の保障
⑫ 人身の自由: 適正手続の保障、警察権力と人権、冤罪事件、死刑制度、裁判
員制度
⑬ 国務請求権と参政権: 裁判を受ける権利、国家賠償及び補償請求権、選挙権、
時間割コード
市民開放授業
田中 祥貴
対象学生 全
選挙制度
⑭ 社会権: 生存権、環境権、教育を受ける権利、労働基本権、労働者と労働組
合
⑮ 総括: これまでの総括と質疑応答、レポート提出
(4)成績評価の方法
皆さんが憲法の基本的知識を習得し、さらに、さまざまな憲法問題について論理
的・客観的に考察できる判断枠組が身についているかを評価します。各回のレポ
ートをもって成績評価します(レポート100%)。
(5)履修上の注意
憲法学の問題に「正解」は存在しません。様々な社会問題を自分の頭で考え、論
理的・客観的に、自分なりの見解を導き出せるようになって下さい。
※この講義では、授業時間外学習を重視しています。そこで、その一環として、
毎回の学習項目を教科書で復習してレポートを作成してもらいます。課題は各回
の授業時間内に告知します。これらのレポート課題を、すべて揃えて提出するこ
とが単位修得の「必要条件」となります。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワー(授業時間内に提示)にて対応します。その他、研究室在室時で
あれば可能な限り対応しますので、気軽に研究室を訪ねて下さい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
憲法規範の学びを通じて、公正な社会実現に貢献しうる人権感覚を涵
◎社会的行動マインド 養する。
◎人類知の継承と未来創造 過去人類多年に渡る権利獲得闘争の成果を継承し、さらに発展させる
マインド
意欲を涵養する。
◎多様な文化受容マインド
個人の尊厳という価値を理解することで、多様な価値の存在を受容す
る精神を寛容する。
法的判断枠組を修得することで、多様な問題を解決する意欲と汎用力
◎問題発見・解決能力 を涵養する。
【教科書】
安藤高行編『エッセンス憲法』(法律文化社)
その他、各回にレジュメを配布します。
【参考書】
授業時間内に指示します。
02505
県内大学開放授業
法・政治・経済の諸相
授業題目 日本国憲法
授
業 英文授業名 Japanese Constitutional Law
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・2時限
目
講義室 共通教育42講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
① 日本国憲法における基本理念・諸原理を理解し、実社会で活用できる汎用力
を修得する。
② 憲法の価値基準に基づいた判断枠組から、論理的・客観的な思考力を涵養す
る。
③ 自らを取り巻くさまざまな社会事象に関心を持ち、憲法価値を活かし憲法学
的視点から考察しようとする意欲・習慣を体得する。
(2)授業の概要
憲法とは、ひとことで言えば、「人権保障の体系」であり、我が国の憲法でも「
ひとり一人の人間を個人として尊重する(個人の尊厳)」ことを究極の価値と位
置付けています。そこでこの講義では、かかる日本国憲法の理念に基づいて、受
講者のひとり一人に公正な人権感覚を養ってもらうことに主眼を置いています。
単なる憲法の条文解釈に終始することなく、「個人の尊厳」という価値に基づい
た日本国憲法の体系を学んで頂きたい。また他方で、この講義で多様な憲法問題
を考察することを通じて、受講者の皆さんには、主体的に様々な社会問題に関心
を持ち、そこに自らの価値判断が適切に下せるようになってもらいたい。
※この授業は「信州大学男女共同参画宣言」に賛同しています。
(3)授業計画
① ガイダンス: 講義の進行方法・概要説明、憲法を学ぶ意義
② 日本国憲法の成立過程: 日本国憲法の沿革および総体的考察、憲法改正問題
③ 天皇制と国民主権: 日本国憲法と象徴天皇制、国民主権の意義
④ 平和主義1: 平和主義の意義、第9条の現代的意義、国際貢献と第9条
⑤ 平和主義2:人間の安全保障、安全保障概念の歴史的変遷
⑥ 基本的人権の原理と限界: 人権の歴史、観念、内容、享有主体性、人権制約
原理
⑦ 包括的基本権: 新しい人権、幸福追求権、プライバシー権、人格的自律と公
的保護
⑧ 法の下の平等: ポジティブアクション、男女平等、社会的少数者の権利、差
別問題
⑨ 精神的自由1: 思想・良心の自由、信教の自由、政教分離原則、学問の自由
⑩ 精神的自由2: 表現の自由、表現の自由の価値、表現規制、厳格な違憲審査
基準
⑪ 経済的自由: 職業選択の自由、営業の自由、財産権の保障
⑫ 人身の自由: 適正手続の保障、警察権力と人権、冤罪事件、死刑制度、裁判
員制度
⑬ 国務請求権と参政権: 裁判を受ける権利、国家賠償及び補償請求権、選挙権、
担当教員
市民開放授業
田中 祥貴
対象学生 全
選挙制度
⑭ 社会権: 生存権、環境権、教育を受ける権利、労働基本権、労働者と労働組
合
⑮ 総括: これまでの総括と質疑応答、レポート提出
(4)成績評価の方法
皆さんが憲法の基本的知識を習得し、さらに、さまざまな憲法問題について論理
的・客観的に考察できる判断枠組が身についているかを評価します。各回のレポ
ートをもって成績評価します(レポート100%)。
(5)履修上の注意
憲法学の問題に「正解」は存在しません。様々な社会問題を自分の頭で考え、論
理的・客観的に、自分なりの見解を導き出せるようになって下さい。
※この講義では、授業時間外学習を重視しています。そこで、その一環として、
毎回の学習項目を教科書で復習してレポートを作成してもらいます。課題は各回
の授業時間内に告知します。これらのレポート課題を、すべて揃えて提出するこ
とが単位修得の「必要条件」となります。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワー(授業時間内に提示)にて対応します。その他、研究室在室時で
あれば可能な限り対応しますので、気軽に研究室を訪ねて下さい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
憲法規範の学びを通じて、公正な社会実現に貢献しうる人権感覚を涵
◎社会的行動マインド 養する。
◎人類知の継承と未来創造 過去人類多年に渡る権利獲得闘争の成果を継承し、さらに発展させる
マインド
意欲を涵養する。
◎多様な文化受容マインド
個人の尊厳という価値を理解することで、多様な価値の存在を受容す
る精神を寛容する。
法的判断枠組を修得することで、多様な問題を解決する意欲と汎用力
◎問題発見・解決能力 を涵養する。
【教科書】
安藤高行編『エッセンス憲法』(法律文化社)
その他、各回にレジュメを配布します。
【参考書】
授業時間内に指示します。
教養104
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
02506
県内大学開放授業
日本国憲法
担当教員
法・政治・経済の諸相
授
業 英文授業名 Japanese Constitutional Law
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・1時限
目
講義室 共通教育42講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
① 日本国憲法における基本理念・諸原理を理解し、実社会で活用できる汎用力
を修得する。
② 憲法の価値基準に基づいた判断枠組から、論理的・客観的な思考力を涵養す
る。
③ 自らを取り巻くさまざまな社会事象に関心を持ち、憲法価値を活かし憲法学
的視点から考察しようとする意欲・習慣を体得する。
(2)授業の概要
憲法とは、ひとことで言えば、「人権保障の体系」であり、我が国の憲法でも「
ひとり一人の人間を個人として尊重する(個人の尊厳)」ことを究極の価値と位
置付けています。そこでこの講義では、かかる日本国憲法の理念に基づいて、受
講者のひとり一人に公正な人権感覚を養ってもらうことに主眼を置いています。
単なる憲法の条文解釈に終始することなく、「個人の尊厳」という価値に基づい
た日本国憲法の体系を学んで頂きたい。また他方で、この講義で多様な憲法問題
を考察することを通じて、受講者の皆さんには、主体的に様々な社会問題に関心
を持ち、そこに自らの価値判断が適切に下せるようになってもらいたい。
※この授業は「信州大学男女共同参画宣言」に賛同しています。
(3)授業計画
① ガイダンス: 講義の進行方法・概要説明、憲法を学ぶ意義
② 日本国憲法の成立過程: 日本国憲法の沿革および総体的考察、憲法改正問題
③ 天皇制と国民主権: 日本国憲法と象徴天皇制、国民主権の意義
④ 平和主義1: 平和主義の意義、第9条の現代的意義、国際貢献と第9条
⑤ 平和主義2:人間の安全保障、安全保障概念の歴史的変遷
⑥ 基本的人権の原理と限界: 人権の歴史、観念、内容、享有主体性、人権制約
原理
⑦ 包括的基本権: 新しい人権、幸福追求権、プライバシー権、人格的自律と公
的保護
⑧ 法の下の平等: ポジティブアクション、男女平等、社会的少数者の権利、差
別問題
⑨ 精神的自由1: 思想・良心の自由、信教の自由、政教分離原則、学問の自由
⑩ 精神的自由2: 表現の自由、表現の自由の価値、表現規制、厳格な違憲審査
基準
⑪ 経済的自由: 職業選択の自由、営業の自由、財産権の保障
⑫ 人身の自由: 適正手続の保障、警察権力と人権、冤罪事件、死刑制度、裁判
員制度
⑬ 国務請求権と参政権: 裁判を受ける権利、国家賠償及び補償請求権、選挙権、
時間割コード
市民開放授業
田中 祥貴
対象学生 全
選挙制度
⑭ 社会権: 生存権、環境権、教育を受ける権利、労働基本権、労働者と労働組
合
⑮ 総括: これまでの総括と質疑応答、レポート提出
(4)成績評価の方法
皆さんが憲法の基本的知識を習得し、さらに、さまざまな憲法問題について論理
的・客観的に考察できる判断枠組が身についているかを評価します。各回のレポ
ートをもって成績評価します(レポート100%)。
(5)履修上の注意
憲法学の問題に「正解」は存在しません。様々な社会問題を自分の頭で考え、論
理的・客観的に、自分なりの見解を導き出せるようになって下さい。
※この講義では、授業時間外学習を重視しています。そこで、その一環として、
毎回の学習項目を教科書で復習してレポートを作成してもらいます。課題は各回
の授業時間内に告知します。これらのレポート課題を、すべて揃えて提出するこ
とが単位修得の「必要条件」となります。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワー(授業時間内に提示)にて対応します。その他、研究室在室時で
あれば可能な限り対応しますので、気軽に研究室を訪ねて下さい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
憲法規範の学びを通じて、公正な社会実現に貢献しうる人権感覚を涵
◎社会的行動マインド 養する。
◎人類知の継承と未来創造 過去人類多年に渡る権利獲得闘争の成果を継承し、さらに発展させる
マインド
意欲を涵養する。
◎多様な文化受容マインド
個人の尊厳という価値を理解することで、多様な価値の存在を受容す
る精神を寛容する。
法的判断枠組を修得することで、多様な問題を解決する意欲と汎用力
◎問題発見・解決能力 を涵養する。
【教科書】
安藤高行編『エッセンス憲法』(法律文化社)
その他、各回にレジュメを配布します。
【参考書】
授業時間内に指示します。
02507
県内大学開放授業
法・政治・経済の諸相
授業題目 日本国憲法
授
業 英文授業名 Japanese Constitutional Law
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・3時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
① 日本国憲法における基本理念・諸原理を理解し、実社会で活用できる汎用力
を修得する。
② 憲法の価値基準に基づいた判断枠組から、論理的・客観的な思考力を涵養す
る。
③ 自らを取り巻くさまざまな社会事象に関心を持ち、憲法価値を活かし憲法学
的視点から考察しようとする意欲・習慣を体得する。
(2)授業の概要
憲法とは、ひとことで言えば、「人権保障の体系」であり、我が国の憲法でも「
ひとり一人の人間を個人として尊重する(個人の尊厳)」ことを究極の価値と位
置付けています。そこでこの講義では、かかる日本国憲法の理念に基づいて、受
講者のひとり一人に公正な人権感覚を養ってもらうことに主眼を置いています。
単なる憲法の条文解釈に終始することなく、「個人の尊厳」という価値に基づい
た日本国憲法の体系を学んで頂きたい。また他方で、この講義で多様な憲法問題
を考察することを通じて、受講者の皆さんには、主体的に様々な社会問題に関心
を持ち、そこに自らの価値判断が適切に下せるようになってもらいたい。
※この授業は「信州大学男女共同参画宣言」に賛同しています。
(3)授業計画
① ガイダンス: 講義の進行方法・概要説明、憲法を学ぶ意義
② 日本国憲法の成立過程: 日本国憲法の沿革および総体的考察、憲法改正問題
③ 天皇制と国民主権: 日本国憲法と象徴天皇制、国民主権の意義
④ 平和主義1: 平和主義の意義、第9条の現代的意義、国際貢献と第9条
⑤ 平和主義2:人間の安全保障、安全保障概念の歴史的変遷
⑥ 基本的人権の原理と限界: 人権の歴史、観念、内容、享有主体性、人権制約
原理
⑦ 包括的基本権: 新しい人権、幸福追求権、プライバシー権、人格的自律と公
的保護
⑧ 法の下の平等: ポジティブアクション、男女平等、社会的少数者の権利、差
別問題
⑨ 精神的自由1: 思想・良心の自由、信教の自由、政教分離原則、学問の自由
⑩ 精神的自由2: 表現の自由、表現の自由の価値、表現規制、厳格な違憲審査
基準
⑪ 経済的自由: 職業選択の自由、営業の自由、財産権の保障
⑫ 人身の自由: 適正手続の保障、警察権力と人権、冤罪事件、死刑制度、裁判
員制度
⑬ 国務請求権と参政権: 裁判を受ける権利、国家賠償及び補償請求権、選挙権、
担当教員
市民開放授業
田中 祥貴
対象学生 全
選挙制度
⑭ 社会権: 生存権、環境権、教育を受ける権利、労働基本権、労働者と労働組
合
⑮ 総括: これまでの総括と質疑応答、レポート提出
(4)成績評価の方法
皆さんが憲法の基本的知識を習得し、さらに、さまざまな憲法問題について論理
的・客観的に考察できる判断枠組が身についているかを評価します。各回のレポ
ートをもって成績評価します(レポート100%)。
(5)履修上の注意
憲法学の問題に「正解」は存在しません。様々な社会問題を自分の頭で考え、論
理的・客観的に、自分なりの見解を導き出せるようになって下さい。
※この講義では、授業時間外学習を重視しています。そこで、その一環として、
毎回の学習項目を教科書で復習してレポートを作成してもらいます。課題は各回
の授業時間内に告知します。これらのレポート課題を、すべて揃えて提出するこ
とが単位修得の「必要条件」となります。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワー(授業時間内に提示)にて対応します。その他、研究室在室時で
あれば可能な限り対応しますので、気軽に研究室を訪ねて下さい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
憲法規範の学びを通じて、公正な社会実現に貢献しうる人権感覚を涵
◎社会的行動マインド 養する。
◎人類知の継承と未来創造 過去人類多年に渡る権利獲得闘争の成果を継承し、さらに発展させる
マインド
意欲を涵養する。
◎多様な文化受容マインド
個人の尊厳という価値を理解することで、多様な価値の存在を受容す
る精神を寛容する。
法的判断枠組を修得することで、多様な問題を解決する意欲と汎用力
◎問題発見・解決能力 を涵養する。
【教科書】
安藤高行編『エッセンス憲法』(法律文化社)
その他、各回にレジュメを配布します。
【参考書】
授業時間内に指示します。
教養105
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03000
県内大学開放授業
脳の不思議を探る(認知神経科学入門)
人間の生と行動
授
業 英文授業名 Lecture on Cognitive Neuroscience I
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・4時限
目
講義室 共通教育13講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
近年あちこちで「脳」がちょっとしたブームになっていますが(本屋には脳専用の書籍コーナーがあり、「脳
を鍛える」「脳の働きをよくする」などと称する本が溢れ、「脳年齢」を改善するというゲームが爆発的に売れ
るなど)、流行に便乗した怪しい非科学的な言説も目に付きます。
本講義では、そのような「脳」のブームから一線を画し、バランスの取れたより科学的な視点で本格的に分か
りやすく「脳」の不思議を探っていきます。そして、自分で感じた不思議や疑問に対して主体的に考えることに
より、「考える力」そして「問題を解決する力」を養うことを目指します。脳は、知識をただただ保管しておく
だけの倉庫ではなく、いろいろなものを創り出す工場です。
(2)授業の概要
本講義では、「脳の不思議」にまつわる様々なトピック (下記授業計画を参照) を取り上げ、受講者の理解度
に合わせゆっくりと進めていきます。
まず、各トピックの基本事項を講義し、そのトピックを理解するのに必要な事項を概観し全体像を把握します。
その後、ディスカッションやプレゼンテーションを通して、受講者全員でそのトピックにまつわる「なぜ」と
いう疑問や「どうして」という関心を自由で大胆且つ独創的な発想を交え話し合い、受講者全員の共同作業によ
り「脳」についての理解を深めていきます。
このように受講者は受身ではなく、自ら疑問を持ち主体的に考えることが必要です。「脳」のブームに乗り、
単に雑学を増やしたい人は本講義の主旨とは合いません。
(3)授業計画
1つのトピックについて2週かけ、2回の講義を1つのUnitとして進めていきます。扱う予定のトピックは、
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
16.
脳と視覚−共感覚、錯視など
脳と記憶−サヴァン症候群、偽りの記憶、記憶の抑圧、多重人格など
脳の発達−自閉症、言語発達障害など
脳と睡眠−夢の不思議、予知夢など
脳と恋−脳科学的恋愛必勝法 脳と教育−早期教育のウソ・ホント
脳と音楽−No Music No Life、絶対音感、音痴
脳と共感−つながる脳、ミラーニューロン
脳と言葉−言語理解、言語獲得、第二言語、手話など
脳の機能不全−失語症、読字障害、リハビリテーション
脳と老化−認知症(アルツハイマー病)、脳トレーニングの効果は?など
脳の再生−再生医療、サイボーグ技術など
脳と身体―ボディイメージ
脳と遺伝−特異性言語障害・双生児研究など
脳と性差−女と男
脳と経済−お買い物する脳
有路 憲一
対象学生 全
(5)履修上の注意
・受講者が定員を大幅に超えることが予想されます。初回ガイダンスにて抽選による受講者決定について説明
をしますので、受講を希望する人は必ず初回ガイダンスに参加してください。
・本講義は、上記の成績評価を読むと分かるように、知識をただ暗記するだけのような詰め込みやテストは行
わず、知識量は評価に含まれません。「脳」についての基本知識のみは講義し、あとは各自の独創的で大胆な発
想に基づいた積極的な議論を重ねていくことにより受講者全員で理解を深めていく「受講者参加型」の形式を取
ります。よって、知的好奇心が旺盛で知的興奮に貪欲な受講生の参加を期待します。
授業形態は「講義」であっても、知識伝播のみを行いただ講義を聴くだけのような授業形態は取りません。自
分で感じた不思議や疑問に対して主体的に考えることにより、考える力そして問題を解決する力を養うことを目
的とするため、ディスカッションやプレゼンテーションなどを行い参加することが求められます。
・あまり馴染みのない「脳」の専門用語があり多少尻込みするかもしれませんが、それら専門的な事項はゆっ
くりと講義し確認しながら進めていきますので、脳や認知神経科学などに関する専門知識はまったく必要ありま
せん。「脳の不思議」に少しでも興味があれば、その点は心配せずに受講してください。
(6)質問,相談への対応
不明な点や疑問があれば遠慮せずに尋ねてください。分からない点や不安を残したまま進むのはよくありませ
ん。質問や相談は、研究室(全学教育機構 南校舎3階)にて、またはe-mail・電話にていつでもオープンに受け付
けます。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
脳ブームから一線を画し、よりバランスの取れた科学的な視点から脳を探っていきます。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力,リーダーシップ グループプレゼンなどグループ活動を多く行います。他学部の学生との交流もあります。
(4)成績評価の方法
成績評価は、以下の判定材料(4項目)にて総合的に評価します。
クイズ…40ポイント
グループプレゼンテーション…25ポイント
クラス参加…15ポイント
ファイナルレポート…20ポイント
なお、知識を問うようなテストは行いません。本講義では、主に考える力を養うことをねらいとしています。
単なる出席ではなく、どれだけ積極的に参加し、どれだけ主体的に考えることができているかを中心に評価しま
す。
時間割コード
市民開放授業
e-mail: [email protected]
phone: 0263-37-3053 (研究室直通)または内線7213
トピックは、受講者と相談しながら上記の1∼16から6∼7つ選んで決めます。なお、トピックは、受講者の関
心に応じて柔軟に対応、変更することもあります。
より詳しい授業計画については、初回ガイダンスにて説明します。受講希望者は必ず初回ガイダンスに参加し
てください。
1.
2.
3.
4.
担当教員
◎問題発見・解決能力
各トピックごとのクイズは、自由に考え、「正解」ではなく「納得解」を探し出します。
◎専門知識と応用力
各トピックごとの脳科学の最新動向をおさえながら、最新の研究や知見を提供します。
【教科書】
教科書は用いません。講義はスライドを中心に進めていきます。なお、視覚教材 (映像・DVDなど) も積極的
に活用していきます。
【参考書】
・「脳科学」の壁 脳機能イメージングで何が分かったのか」(榊原洋一) 講談社 880円
ISBN 978-4-06-272550-7
・「脳科学の真実−脳研究者は何を考えているか」(坂井克之) 河出書房新社 1,260円 ISBN 978-4-309-62405-1
・「社会化した脳」(村井俊哉)エクスナレッジ 1,575円 ISBN 978-4767804903
・ Flowers for Algernon (アルジャーノンに花束を) (Daniel Keyes) Mariner Books 737円 ISBN 978-0156030083
・ Born on a Blue Day: Inside the Extraordinary Mind of an Autistic Savant
(Daniel Tammet) Free Press 1,265円
ISBN 978-1416535072
・ Phantoms in the Brain: Probing the Mysteries of the Human Mind
(V.S.Ramachandran & S. Blakeslee) Harper Perennial 1,399円 ISBN 978-0688172176
他にも随時講義にて紹介していきます。
03001
人間の生と行動
授業題目 臨床心理学の基礎を学ぶ
授
業 英文授業名 Introduction of Clinical Psychology
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・3時限
目
講義室 共通教育20講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
臨床心理学を捉える際において、「こころの問題」との対峙は避けて
通ることのできないものである。「こころの問題」と言われると単純に
重い精神病だけが連想されるかもしれない。しかし、臨床心理学で扱わ
れる「こころの問題」とは我々が日常的に経験している「こころの揺ら
ぎ」までが含まれるため、極めて広範かつ身近な問題とも言える。
授業では、臨床心理学の基礎的知識を獲得することによって、自分が
他者や社会環境との相互作用の中で生活していることを再認識し、冷静
な判断力を持って行動できる社会的行動マインドを学ぶことをねらいと
する。
担当教員
清水 健司
対象学生 全
(5)履修上の注意
本講義で取り上げられる内容は、受講生が日常的に体験することにも
関連してくる。したがって履修をした場合、自分自身の様々な問題と内
容が重複する可能性があることに十分な留意をしておいてもらいたい。
また講義の内容については、自らの問題として捉え、積極的に参加する
姿勢が求められる。
教科書は特に指定しないが、自分に合った臨床心理学の関連書籍に少
なくとも数冊はあたってもらいたい。
(2)授業の概要
(6)質問,相談への対応
臨床心理学における様々なトピックを紹介する。また、実際像がつか
質問、相談については、随時メールにて受け付けます。
みにくい領域であるため、映像教材等を利用することで多面的な学習を [email protected]
構成する。その上で、取り上げたトピック内容の全体的な理解に加えて、
それに対する自分の意見を述べる小レポート課題(授業内にて)を数回
にわたって設定する。
(3)授業計画
・ガイダンス
・臨床心理学とは何か?
・臨床心理士について
・クライエント中心療法の基礎
・精神分析の基礎
・行動療法の基礎
・自己を受容する過程
・認知症の理解
講義中に数回の小レポート課題を行います。(講義終了後に提出)
(4)成績評価の方法
授業への出席状況(40%)、小レポート課題の内容(30%)、試験も
しくは最終レポート(30%)により評価します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
自己を他者との相互作用の存在であることを深く理解する
インド
◎人類知の継承と未来創 先人達の知に対する基礎を学び、それに対する自分の意見を
造マインド
持つ
◎社会的行動マインド 基礎的な理論を深く学ぶことで自分の行動の指針とする
【教科書】
「指定しない」
【参考書】
丸島令子・日比野英子(2004).臨床心理学を基礎から学ぶ 北大路
書房(2500円)
川瀬正裕・松本真理子・松本英夫(2006).心とかかわる臨床心理
[第2版] ナカニシヤ出版(2200円)
國分康孝(1996).カウンセリングの原理 誠信書房(1800円)
國分康孝(1979).カウンセリングの技法 誠信書房(1700円)
教養106
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03003
ポジティブ心理学
人間の生と行動
授
業 英文授業名 Positive Psychology
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育20講義室
担当教員
長谷川 孝治
曜日・時限 木曜・4時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
社会心理学や臨床心理学では、人がストレスを感じると、どのようにネガティブな状
態に陥るかというプロセスを研究してきた。そして、そこで明らかになったことを基に
して、いかにすれば、ストレスを低減させ、健康的な生活を送ることができるかについ
て、考察してきた。このような研究は、ともすれば、人々の自己や対人関係のネガティ
ブな側面に焦点を当てがちであった。
ポジティブ心理学とは、このような従来の研究を新たな観点から捉え直し、人が人生
で経験するさまざまな出来事について、どのようにすればよい方向に向かうかについて
直接的に研究しようとする学問領域である。この領域は、ともすれば自己啓発の一種と
混同され、批判されることもあるが、科学的な理論的背景や方法に基づき、実証された
結果、明らかにされた内容も多く存在する。
この授業では、このようなポジティブ心理学に関する科学的な知見を紹介するととも
に、それらに基づいた課題を体験することを通して、実践的な学修を目指す。このよう
な活動を通して、現実に生きる自分を科学的な視点から捉え直すことができる能力を身
につけることを目指す。
このことは、信州大学共通教育の目的のひとつである「高い倫理性と責任感を持って
判断できる、自立した個性の備わった市民の育成」につながるものである。
対象学生 全
備考
試験はレポート課題に変更することがある。
(5)履修上の注意
授業中に紹介される様々な理論や現象について、自らの問題や具体的な例に照らし合
わせて理解するように心がけること。
また、この授業を受講すれば、ポジティブな人生を歩むことができるというような短
絡的なことは起こりえないし、それを目指すものではないことを理解しておいてほしい。
むしろ、この授業を通して、自分や身のまわりの世界を科学的に捉える姿勢を学び、身
につけることがねらいである。
さらに、授業期間を通して、ポジティブ心理学の基礎となる、社会心理学に関する調
査や実験に協力してもらうことがある。授業で紹介されるポジティブ心理学の知見がど
のようにして生み出されるのかを体験する良い機会であるので、可能な限り参加してほ
しい。
(6)質問,相談への対応
質問は基本的には授業中に行うこと。また、eALPSに設置された掲示板に書き込むか、
メールを送るかで、質問をしても構わない。
[email protected]
(2)授業の概要
授業で紹介される内容は、どれも自らの周りにある、日常的な事柄である。そのよう
な事象や現象を、ポジティブ心理学の立場では、どのようにとらえるかということを理
論的に説明する。受講生に求められるのは、授業で取り上げられる事柄を自らの問題と
して、具体的に考えることである。最終試験の課題も、ある現象についてポジティブ心
理学ではどのようにとらえるかを問うとともに、それについて具体例を用いて説明する
ことを求める形式をとる。
(3)授業計画
1.ガイダンス・ポジティブ心理学とは何か?
2.気持ちよさとポジティブな経験
3.幸せ
4.ポジティブ思考
5.強みとしての特性
6.価値観
7.興味・能力・達成
8.ウェルネス
9.ポジティブな対人関係
10.よい制度
11.ポジティブ心理学の未来
12.ポジティブ心理学に対する批判
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マインド
自己について、科学的に考えること
◎社会的行動マインド
他者や身のまわりの世界の問題について、科学的に考えること
◎人類知の継承と未来創造マイ
自己や他者や身のまわりの世界の問題について、科学的に考えること
ンド
◎科学リテラシー
(4)成績評価の方法
小テスト(3割)、最終試験(7割)で評価する。なお、受講生の状況をみて、最終
時間割コード
直接質問する場合には、オフィス・アワー(火曜昼休み)に対応する。研究室は人文
学部棟5階。
自己や他者や身のまわりの世界の問題について、科学的に考えること
【教科書】
指定しない。
【参考書】
クリストファー・ピーターソン (著) 宇野カオリ (訳) 実践入門 ポジティブ・サイ
コロジー 「よい生き方」を科学的に考える方法 春秋社
マーティン セリグマン (著) 小林 裕子 (訳) 世界でひとつだけの幸せ―ポジティ
ブ心理学が教えてくれる満ち足りた人生
バーバラ・エーレンライク (著) 中島由華 (訳) ポジティブ病の国、アメリカ 河
出書房新社
03004
人間の生と行動
授業題目 臨床心理学
授
業 英文授業名 Clinical Psychology
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 保健学科311講義室
担当教員
玉井 眞理子
曜日・時限 火曜・4時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
社会の中で出会う臨床心理学関連の概念を大づかみに理解する。
対象学生 全
備考
学科共通専門科目 選択
ることができない可能もある。ゲストスピーカーによる特別講義も検討
しているが、土曜日や他の曜日に設定される可能性があるので掲示等に
注意すること。
(2)授業の概要
アイデンティティやPTDSなど、日常生活で出会う代表的な臨床心理学的
概念について大まかに理解し説明できる。
(3)授業計画
4月10日(1)オリエンテーション
4月17日(2)心のケアとはなにか
5月24日(3)若者とアイデンティティ
5月 8日(4)エディプス・コンプレックス
5月15日(5)グリーフ・ワーク
5月22日(6)虐待
5月29日(7)ドメスティック・バイオレンス
6月 5日(8)ゲストスピーカーによる講演 ※内容および日時未定
6月12日(9)セカンド・レイプ
6月19日(10)心理療法
6月26日(11)続・心理療法
7月 3日(12)心理テスト
7月10日(13)続・心理テスト
7月17日(14)「障害」について
7月24日(15)偏見と差別
7月31日(16)試験
(6)質問,相談への対応
1.毎年受講希望者多数により抽選をせざるを得ず(必修履修者をのぞ
く)、第1回目の授業(オリエンテーション)に出席しない場合は履修
そのものができなくなるので注意すること。
2.ゲストスピーカーによる特別講義を予定してる(とりあえず予定し
ているのは6/23午後)。ゲストスピーカーによる特別講義は土曜日等、
通常の時間割以外に設定される可能性もあるので、それも考慮して受講
すること。詳細については授業を進める中で連絡する。
2.授業計画は、受講者の興味関心に合わせ、またその時々の社会的状
況に照らして、変更になる可能性がある(場合によっては、変更は小さ
くない可能性がある)。
3.レポート(テーマおよび回数など詳細は未定)の提出期限は厳守の
こと。理由の如何を問わず期日までに提出がない場合は、単位認定の対
象にはならないので注意。
4.質問はメール[email protected]にて受け付ける。必ず件名に
「臨床心理学」と入れ、学籍番号と氏名を明記の上で送信すること。3
日以内に返信がない場合は再送信。
(4)成績評価の方法
レポート(授業の進行中に指示する)と期末試験を基本とするが、出席
も重視する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(5)履修上の注意
映画やテレビ番組を録画したもの等、視聴覚教材を用いて「素材」を提
示し考えてもらうことを中心にすすめる。毎回感想文(リアクション・
ペーパー)の提出を求める。順序については変更がありうる。また、上
にあげられていないテーマでも、受講者の興味関心や社会問題との関係
で取り上げる可能性があり、上にあげられているテーマでも、取り上げ
◎自己認識・自己啓発マ
インド
【教科書】
指定しない。
【参考書】
教養107
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03005
県内大学開放授業
脳の不思議をもっと探る(認知神経科学入門)
人間の生と行動
授
業 英文授業名 Lecture on Cognitive Neuroscience II
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・4時限
目
講義室 共通教育13講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
近年あちこちで「脳」がちょっとしたブームになっていますが(本屋には脳専用の書籍コーナーがあり、「脳
を鍛える」「脳の働きをよくする」などと称する本が溢れ、「脳年齢」を改善するというゲームが爆発的に売れ
るなど)、流行に便乗した怪しい非科学的な言説も目に付きます。
本講義では、そのような「脳」のブームから一線を画し、バランスの取れたより科学的な視点で本格的に分か
りやすく「脳」の不思議を探っていきます。そして、自分で感じた不思議や疑問に対して主体的に考えることに
より、「考える力」そして「問題を解決する力」を養うことを目指します。脳は、知識をただただ保管しておく
だけの倉庫ではなく、いろいろなものを創り出す工場です。
(2)授業の概要
本講義では、「脳の不思議」にまつわる様々なトピック (下記授業計画を参照) を取り上げ、受講者の理解度
に合わせゆっくりと進めていきます。
まず、各トピックの基本事項を講義し、そのトピックを理解するのに必要な事項を概観し全体像を把握します。
その後、ディスカッションやプレゼンテーションを通して、受講者全員でそのトピックにまつわる「なぜ」と
いう疑問や「どうして」という関心を自由で大胆且つ独創的な発想を交え話し合い、受講者全員の共同作業によ
り「脳」についての理解を深めていきます。
このように受講者は受身ではなく、自ら疑問を持ち主体的に考えることが必要です。「脳」のブームに乗り、
単に雑学を増やしたい人は本講義の主旨とは合いません。
(3)授業計画
1つのトピックについて2週かけ、2回の講義を1つのUnitとして進めていきます。扱う予定のトピックは、
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
16.
脳と視覚−共感覚、錯視など
脳と記憶−サヴァン症候群、偽りの記憶、記憶の抑圧、多重人格など
脳の発達−自閉症、言語発達障害など
脳と睡眠−夢の不思議、予知夢など
脳と恋−脳科学的恋愛必勝法 脳と教育−早期教育のウソ・ホント
脳と音楽−No Music No Life、絶対音感、音痴
脳と共感−つながる脳、ミラーニューロン
脳と言葉−言語理解、言語獲得、第二言語、手話など
脳の機能不全−失語症、読字障害、リハビリテーション
脳と老化−認知症(アルツハイマー病)、脳トレーニングの効果は?など
脳の再生−再生医療、サイボーグ技術など
脳と身体―ボディイメージ
脳と遺伝−特異性言語障害・双生児研究など
脳と性差−女と男
脳と経済−お買い物する脳
有路 憲一
対象学生 全
(5)履修上の注意
・受講者が定員を大幅に超えることが予想されます。初回ガイダンスにて抽選による受講者決定について説明
をしますので、受講を希望する人は必ず初回ガイダンスに参加してください。
・本講義は、上記の成績評価を読むと分かるように、知識をただ暗記するだけのような詰め込みやテストは行
わず、知識量は評価に含まれません。「脳」についての基本知識のみは講義し、あとは各自の独創的で大胆な発
想に基づいた積極的な議論を重ねていくことにより受講者全員で理解を深めていく「受講者参加型」の形式を取
ります。よって、知的好奇心が旺盛で知的興奮に貪欲な受講生の参加を期待します。
授業形態は「講義」であっても、知識伝播のみを行いただ講義を聴くだけのような授業形態は取りません。自
分で感じた不思議や疑問に対して主体的に考えることにより、考える力そして問題を解決する力を養うことを目
的とするため、ディスカッションやプレゼンテーションなどを行い参加することが求められます。
・あまり馴染みのない「脳」の専門用語があり多少尻込みするかもしれませんが、それら専門的な事項はゆっ
くりと講義し確認しながら進めていきますので、脳や認知神経科学などに関する専門知識はまったく必要ありま
せん。「脳の不思議」に少しでも興味があれば、その点は心配せずに受講してください。
なお、後期も、まずは脳に関する基礎的な導入からゆっくり始めていきますので、後期からの受講者も心配し
ないでください。
(6)質問,相談への対応
不明な点や疑問があれば遠慮せずに尋ねてください。分からない点や不安を残したまま進むのはよくありませ
ん。質問や相談は、研究室(全学教育機構 南校舎3階)にて、またはe-mail・電話にていつでもオープンに受け付
けます。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
脳ブームから一線を画し、よりバランスの取れた科学的な視点から脳を探っていきます。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力,リーダーシップ グループプレゼンなどグループ活動を多く行います。他学部の学生との交流もあります。
(4)成績評価の方法
成績評価は、以下の判定材料(4項目)にて総合的に評価します。
クイズ…40ポイント
グループプレゼンテーション…25ポイント
クラス参加…15ポイント
ファイナルレポート…20ポイント
なお、知識を問うようなテストは行いません。本講義では、主に考える力を養うことをねらいとしています。
単なる出席ではなく、どれだけ積極的に参加し、どれだけ主体的に考えることができているかを中心に評価しま
す。
時間割コード
市民開放授業
e-mail: [email protected]
phone: 0263-37-3053 (研究室直通)または内線7213
トピックは、受講者と相談しながら上記の1∼16から6∼7つ選んで決めます。なお、トピックは、受講者の関
心に応じて柔軟に対応、変更することもあります。
より詳しい授業計画については、初回ガイダンスにて説明します。受講希望者は必ず初回ガイダンスに参加し
てください。
1.
2.
3.
4.
担当教員
◎問題発見・解決能力
各トピックごとのクイズは、自由に考え、「正解」ではなく「納得解」を探し出します。
◎専門知識と応用力
各トピックごとの脳科学の最新動向をおさえながら、最新の研究や知見を提供します。
【教科書】
教科書は用いません。講義はスライドを中心に進めていきます。なお、視覚教材 (映像・DVDなど) も積極的
に活用していきます。
【参考書】
・「脳科学」の壁 脳機能イメージングで何が分かったのか」(榊原洋一) 講談社 880円
ISBN 978-4-06-272550-7
・「脳科学の真実−脳研究者は何を考えているか」(坂井克之) 河出書房新社 1,260円 ISBN 978-4-309-62405-1
・「社会化した脳」(村井俊哉)エクスナレッジ 1,575円 ISBN 978-4767804903
・ Flowers for Algernon (アルジャーノンに花束を) (Daniel Keyes) Mariner Books 737円 ISBN 978-0156030083
・ Born on a Blue Day: Inside the Extraordinary Mind of an Autistic Savant
(Daniel Tammet) Free Press 1,265円
ISBN 978-1416535072
・ Phantoms in the Brain: Probing the Mysteries of the Human Mind
(V.S.Ramachandran & S. Blakeslee) Harper Perennial 1,399円 ISBN 978-0688172176
他にも随時講義にて紹介していきます。
03006
人間の生と行動
授業題目 自分と出会う青年心理学
授
業 英文授業名 psychology of adolescence
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・3時限
目
講義室 共通教育20講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
青年期は様々な苦悩や葛藤を抱えることが多い時期であるため、心理
的・身体的・社会的にも安定を欠きやすいことが指摘されている。しか
し、一方では「自分さがしの旅路」とも表現されるように、自立した大
人になるための大切な準備期間であるとも言われている。そのため、こ
の複雑な青年期のこころを探求することは、過去・現在・未来の自分自
身と向き合う深遠な行為であるとも言える。
授業では、青年心理学の基礎的知識を獲得することによって、自分が
他者や社会環境との相互作用の中で生活していることを再認識し、冷静
な判断力を持って行動できる社会的行動マインドを学ぶことをねらいと
する。
担当教員
清水 健司
対象学生 全
(4)成績評価の方法
授業への出席状況(40%)、小レポート課題の内容(30%)、試験も
しくは最終レポート(30%)により評価します。
(5)履修上の注意
本講義で取り上げる内容は、受講生自身の日常的体験に近いものとな
る。したがって履修した場合には、講義内容が自分自身の様々な問題と
重なる可能性があることに留意をしておいてもらいたい。また、「常に
自分なりの考えを持つ」という積極的な姿勢を持って講義にはのぞんで
もらいたい。
教科書は特に指定しないが、自分に合った青年心理学の関連書籍に少
なくとも数冊はあたってほしい。
(2)授業の概要
青年心理学に関する様々なトピックを紹介する。また、実際像がつか
みにくい領域であるため、映像教材等を利用することで多面的な学習を (6)質問,相談への対応
構成する。その上で、取り上げたトピック内容の全体的な理解に加えて、 質問、相談については、随時メールにて受け付けます。
それに対する自分の意見を述べる小レポート課題(授業内にて)を数回 [email protected]
にわたって設定する。
(3)授業計画
・ガイダンス
・青年心理学とは?
・人生のハードルである「自分とは何者か」という問い
・青年期における親子関係
・青年期における友人関係
・対人関係における様々なスキル
・自己構造における両面性の捉え方
・「他者を恐れる」vs.「自分を誇る」
・実存分析から学ぶこと
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
自己を他者との相互作用の存在であることを深く理解する
インド
◎人類知の継承と未来創 先人達の知に対する基礎を学び、それに対する自分の意見を
造マインド
持つ
◎社会的行動マインド 基礎的な理論を深く学ぶことで自分の行動の指針とする
講義中に数回の小レポート課題を行います。(講義終了後に提出)
【教科書】
「指定しない」
【参考書】
西平直喜(2000).自分さがしの青年心理学 北大路書房(2300円)
宮下一博(2009).ようこそ!青年心理学 ナカニシヤ出版(2500円)
和田実(2002).青年心理学への誘い ナカニシヤ出版(1800円)
教養108
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03007
動きがつくる心の科学
人間の生と行動
授
業 英文授業名 Embodied Psychology
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育43講義室
担当教員
髙瀬 弘樹
曜日・時限 火曜・2時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
「心」について考えるとき,身体や環境を抜きに語ることはできない。
本授業では,心の起源および状態に「身体」や「環境情報」が如何に関
わっているかについて学ぶ。身体や環境情報と心理の関係を扱った様々
な研究事例を概観することで,多様かつ複合的な研究のアプローチ法を
学び,広い視野に立った心理学的な思考法および科学リテラシーを身に
つけられるようにする。
対象学生 全
備考
平成23年度「心・体・環境の科学」と授業内容は同じである。
学部棟5階。
相談のある学生は,事前にメールにてアポを取ること。アドレスは,
takaseh (at) shinshu-u.ac.jp
(2)授業の概要
身体や環境情報と心理の関係を扱った理論や研究事例を紹介し,それぞ
れの意義について説明する。特に,身体心理学,生態心理学の観点から
アプローチしている研究を取り上げる。受講生には,自身の体験におい
て,身体や環境が如何に心と関連しているか,積極的に発見・考察する
態度が求められる。
(3)授業計画
1. ガイダンス
2-4. ロボットと心
5-6. 心理学の概論
7-10. エコロジカルな心
11-15. 身体・動きが創り出す心
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
出席と小レポート(3割),授業内容の理解の程度を測るための期末テ
スト(7割)の割合で評価する。ただし,出席数が規定に達しない者は
評価対象としない。
(5)履修上の注意
授業期間に,心理学の実験に参加協力してもらうことがある。実験への
参加は強制ではなく任意であるが,心理学を体験的に学ぶ良い機会なの
で,積極的に参加することを望む。教科書を購入すること。
(6)質問,相談への対応
火曜日の12:30から13:20をオフィスアワーとする。研究室の場所は人文
時間割コード
◎科学リテラシー
心理学を中心に学際的な研究およびその成果を幅広く学ぶ。
◎人類知の継承と未来創 授業で学んだ理論・研究事例を,自身の研究の発展や日常生
造マインド
活の向上に役立てる。
◎問題発見・解決能力
身体や環境が如何に心と関連しているか,体験として発見・
考察する能力を養う。
◎普遍的・数量的理解力
実証研究の概観を通じて,客観的データにもとづいて理解す
る能力を養う。
【教科書】
春木豊『動きが心をつくる』講談社現代新書, 798円(税込)
【参考書】
授業時に適宜指定する。
03008
人間の生と行動
授業題目 他者を知り、自分を知る心理学
授
業 英文授業名 Psychology for understanding others and self
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・3時限
目
講義室 共通教育20講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
人びとは、他者をどのように理解するのだろうか。第一印象はどのくらい重要
な意味を持つのだろうか。気分によって、他者の印象は変わるのだろうか。自分
のとらえ方で、他者のとらえ方は異なるのか。個人としては受容できるのに、あ
るグループのメンバーとしては受容できないのはなぜなのか。
これらの問いは、社会心理学における社会的認知という研究領域で検討されて
きたものである。この授業では、それらの知見を通して、人びとが一般的に他者
をどのように理解するのかを学ぶ。そして、現実に生きる自分を科学的な視点か
ら捉え直すことができる能力を身につけることを目指す。
このことは、信州大学共通教育の目的のひとつである「高い倫理性と責任感を
持って判断できる、自立した個性の備わった市民の育成」につながるものである。
(2)授業の概要
授業で紹介される内容は、どれも自らの周りにある、日常的な事柄である。そ
のような事象や現象を、社会心理学的にはどのようにとらえるかということを理
論的に説明する。受講生に求められるのは、授業で取り上げられる事柄を自らの
問題として、具体的に考えることである。最終試験の課題も、ある現象について
社会心理学ではどのようにとらえるかを問うとともに、それについて具体例を用
いて説明することを求める形式をとる。
(3)授業計画
1.ガイダンス・社会心理学とはどのような学問か
2.社会的認知研究の流れ
3.社会的判断・推論(1):あの人はなぜあんなことをしたのか?
4.社会的判断・推論(2):推論の歪みについて
5.印象形成(1):人びとは他人をどのようにとらえるのか?
6.印象形成(2):その他人の印象は、どのくらい意識して形成され
たものなのか?
7∼8.自己:自分のとらえ方によって、他人のとらえ方は変わるの
か?
9∼10.認知と感情:気分によって、他人の印象は変わるのか?
11∼12.集団の認知とステレオタイプ:集団のメンバーとしては受容
できないのはなぜか?
13∼14.文化:文化によって、他人のとらえ方は違うのか?
15.試験
担当教員
長谷川 孝治
対象学生 全
(5)履修上の注意
授業中に紹介される様々な理論や現象について、自らの問題や具体的な例に照
らし合わせて理解するように心がけること。
また、授業期間を通して社会心理学に関する調査や実験に協力してもらうこと
がある。授業で紹介される社会心理学的知見がどのようにして生み出されるのか
を体験する良い機会であるので、可能な限り参加してほしい。
(6)質問,相談への対応
質問は基本的には授業中に行うこと。また、eALPSに設置された掲示板に書き
込むか、メールを送るかで、質問をしても構わない。
[email protected]
直接質問する場合には、オフィス・アワー(火曜昼休み)に対応する。研究室
は人文学部棟5階。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マイ
自己について、科学的に考えること
ンド
◎社会的行動マインド 他者や身のまわりの世界の問題について、科学的に考えること
◎人類知の継承と未来創造
自己や他者や身のまわりの世界の問題について、科学的に考えること
マインド
◎科学リテラシー
自己や他者や身のまわりの世界の問題について、科学的に考えること
【教科書】
指定しない。
【参考書】
岡 隆(編) 2004 社会的認知研究のパースペクティブ −心と社会のイン
ターフェイス 培風館
唐沢 穣・池上知子・唐沢かおり・大平秀樹 2001 社会的認知の心理学 −
社会を描く心の働き− ナカニシヤ出版
(4)成績評価の方法
小テスト(3割)、最終試験(7割)で評価する。なお、受講生の状況をみて、 山本眞理子・外山みどり・池上知子・遠藤由美・北村英哉・宮本聡介(編) 2001 社会的認知ハンドブック 北大路書房
最終試験はレポート課題に変更することがある。
大島 尚・北村英哉(編著) 2004 認知の社会心理学 北樹出版
教養109
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03009
県内大学開放授業
Introduction to Psychology
人間の生と行動
授
業 英文授業名 Introduction to Psychology
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育26講義室
担当教員
曜日・時限 金曜・4時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
心理学のいくつかのトピックを学ぶ。
(2)授業の概要
教育学部心理臨床分野教員のオムニバス形式で、心理学のいくつかのト
ピックを取り上げ、講義する。英語のテキストが用いられ、小テストお
よび課題(翻訳など)が随時課される。
(3)授業計画
以下のトピックの中から、各教員の専門分野に応じて各回のテーマを設
定し、講義する。
Biological foundations of psychology
Psychological development
Sensory processes
Perception
Consciousness
Learning and conditioning
Memory
Language and thought
Motivation
Emotion
Intelligence
Personality
Stress, health, and coping
Psychological disorders
Treatment of psychological disorders
Social influence
Social cognition
(4)成績評価の方法
小テスト:50%
課題の取り組み:50%
(5)履修上の注意
(a)毎回の授業の間に、(i)小テストの準備、(ii)翻訳などの課題のうち
時間割コード
髙橋 史 他
対象学生 全
備考
どちらか、あるいは両方が必ず課される。単位修得にあたっては、小テ
ストで基準以上の得点をすること、および課題を基準以上の水準でこな
すことが要求される。相応の授業時間外の学習が必須になる。
(b)教科書は必ず購入すること。購入方法は第一回目の授業で指示する。
(c)授業は原則として日本語で行うが、教員によっては英語で行うこと
もある。また、小テストや課題を英語で出題することもある。
(6)質問,相談への対応
質問はメールで受け付ける。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
科学としての心理学の方法論を学ぶことにより得られる
◎言語能力
英語の教科書で学ぶことにより得られる
【教科書】
Susan Nolen-Hoeksema et al. (2009). Atkinson & Hilgard's
Introduction to Psychology 15th ed. Wadsworth.
【参考書】
03010
県内大学開放授業
人間の生と行動
授業題目 ヒューマンセクシュアリティ
授
業 英文授業名 Human Sexuality
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・5時限
目
講義室 保健学科311講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
人間の性について多角的な視点から考えることを通して,性を自分のこと=あな
たのこととしてとらえられる人間の育成を目指している。性を男女という二分法
ではなく,生物学的性,ジェンダー,性自認,性的志向から捉えなおし自分自身
の価値観を再考することから,自己と異なる多様な価値観をも許容できる態度を
培う。避妊方法,性暴力,性感染症について知識を持つ。この単位は助産師国家
試験受験資格取得に際し,必須科目に位置づけられている。
(2)授業の概要
1.男女の性的発達と性反応について説明できる。
2.避妊の原理と各種避妊方法の利点と欠点を説明できる。
3.ライフサイクルに伴う性および性と社会との関連について述べる。
4.障害者・難病患者・高齢者の性について論じる。
5.性の多様性について説明できる。
6.性暴力とは何か,被害者と加害者の特性とケア提供者に求められることについ
て説明できる。
7.家族について考えることができる。
8.性感染症とHIVの国内外の動向と症状,検査,治療方法、予防法について説明
できる。
9.人間の生と性について論じることができる。
直子の科目は男女共同参画に関する内容を含みます。
担当教員
市民開放授業
坂口 けさみ 他
対象学生 全
専攻専門科目 選択
口)
第16回 1/31 期末試験(レポート)
(4)成績評価の方法
2/3以上の出席があることが条件。各講義終了後の感想や小レポートおよび授業
終了後には人間の性に関する課題についてレポートを提出してもらいます。これ
らを総合的に評価します。
(5)履修上の注意
人間の性について広い視野から講義や演習が進みます。できる限り欠席はしない
ようにしてください。また最初の5回の講義の内3回程度(2回目、3回目、4回
目)は演習等が含まれるため終了時間が30分ほど延長します。この点について
は最初の講義の中でお話しますが、受講する学生は時間を調整しておいてくださ
い。
(6)質問,相談への対応
適宜学生の質問や相談に応じます。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マイ
講義を通して自分とは何かを考えていきます。
ンド
(3)授業計画
第1回 10/ 4 人間の性に関する講義(坂口)
第2回 10/11 ライフサイクルと性の発達に関する講義と演習(坂口)
第3回 10/18 人間関係と性に関する講義と演習(坂口)
第4回 10/25 生きることと性に関する講義と演習(坂口)
第5回 11/ 1 男性の性、女性の性、性行為と避妊に関する講義(坂口)
第6回 11/ 8 性と文化(山崎)
第7回 11/15 性同一性障害(山崎)
第8回 11/22 障害者とセクシュアリティ(山崎)
第9回 11/29 セクシャルヘルスとメンタルヘルス(山崎)
第10回12/ 6 性・結婚・家族(山崎)
第11回12/13 性感染症に関する講義(金井)
第12回12/20 HIV感染・AIDSに関する講義(金井)
第13回 1/10 妊娠の成立に関する講義(金井)
第14回 1/17 望まない妊娠と望まない子どもに関する講義(金井)
第15回 1/24 人間の性についてどう考えるか各自の考えをまとめてみよう(坂
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
1つのテーマについて意見交換を行う中で、聴くことの重要性を確認
します。
◎社会的行動マインド 社会の中で自分らしく、柔軟な考えを持って進むことを後押しします。
【教科書】
講義の中で配付する資料等に基づいて講義や演習を進めていきます。
【参考書】
根村尚美:健康/セクシュアリティ,健康とジェンダーⅡ,明石書店
,2003.(2940円)
村瀬幸治:最新版セクソロジーノート,十月舎,2004.(2700円)
鈴木隆文,飛鳥澄江:ドメスティックバイオレンス-援助とは何か援助者はどう
考えこうどうすべきか,教育資料出版会,2003.(2300円)
お勧めサイト
http://www.acc.go.jp/mlhm/mlhw/_frame.htm エイズ治療・研究開発センター
http://www.unaids.org/en/ UNAIDS
教養110
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03011
市民開放授業
アパレルと健康
人間の生と行動
授
業 英文授業名 Apparel for health
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育12講義室
担当教員
三野 たまき
曜日・時限 金曜・2時限
授業形態
講義
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
我々を取り巻く最も身近な衣環境について,快適性や健康維持の視点か
らどのように工夫すべきかを考えます。本講義から得た知識を実生活に
生かす工夫を身につけることを目標とします。
(5)履修上の注意
本講義内容を理解し,活用するためには,予習・復習が必要です。教
科書のみならず,参考書を授業中紹介しますので,それを参考にして講
義内容を理解しましょう。
(2)授業の概要
本講義を通して衣服に関する基礎的な知識を習得した上で,自らの衣生
活をふり返り,どのような問題点があるかを自ら考え,学び,問題を科
学的に解決する態度を身につけます。
(6)質問,相談への対応
随時メール([email protected])で対応します。研究室は教育学
部(長野市西長野)西校舎3階です。
(3)授業計画
1.ガイダンス・ヒトを取り巻く環境
2.皮膚温と体温
3.産熱と放熱 4.自律性体温調節と行動調節
5.寒冷時の体温調節
6.着衣形態と衣服の形 (寒冷時)
7.繊維・布の性質(寒冷時)
8.暑熱時の生理反応
9.着衣形態と衣服の形(暑熱時)
10.繊維・布の性質(暑熱時)
11.衣服圧の発生と測定法
12.胴部への圧迫
13.脚部への圧迫
14.足部への圧迫
15.皮膚上のトラブル
16.定期試験
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創 衣服と健康に関する人類の知の継承,それらの成果のさらな
造マインド
る発展を理解します。
◎科学リテラシー
◎普遍的・数量的理解力 衣生活を例に挙げ,科学的な思考力を身につけます。
(4)成績評価の方法
講義時の課題やレポートの提出状況,定期試験の結果,出席状況を総合
的に評価します。定期試験にはその講義で学んだ知識・技術を実生活に
応用するための具体的な方法等の選択などの理解を問う試験を課します。
出席10%,レポートや課題30%,定期試験60%です。
時間割コード
衣服の快適性に関する歴史・成果を幅広く理解します。
◎情報活用力
多様な情報を適切に取捨選択し,分析・活用する態度を身に
つけます。
【教科書】
アパレルと健康―基礎から進化する衣服まで―,日本家政学会被服衛生
学部会編集,井上書院,本年3月刊行予定,2500円(予定)
【参考書】
授業中紹介する。
03093
人間の生と行動
授業題目 臨床検査を体験するゼミ
授
業 英文授業名 Seminar in clinical laboratory testing
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 火曜・5時限
目
講義室 共通教育23講義室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
現在広く行われている臨床検査技師が法律的に実施できる検査項目につ
いて、それぞれの医学的重要性について学習するとともに、実際に体験
することを目的とする。また、この体験を通して、自分自身をはじめと
して同僚・家族の健康について考える契機とする。さらに、2年次以降
自分たちが専攻する専門分野において、臨床検査をはじめとする保健・
医療の領域に関係することがないかを発見する。
(2)授業の概要
それぞれの担当教官が、第1回目に臨床検査の中の専門分野について検
査の意義・検査法の原理・問題点・今後の課題などを概説し(講義)、
第2回目においてそれらの一部について実際の検査を体験(実習)する
形式で実施する。最終回にまとめを行う。
(3)授業計画
第1回(10月 2日)臨床検査の概説(奥村伸生)
第2回(10月 9日)臨床化学検査の概説(日高宏哉)
第3回(10月16日)臨床化学検査実習(日高宏哉)
第4回(10月23日)尿検査の概説(奥村伸生)
第5回(10月30日)尿検査実習(奥村伸生)
第6回(11月 6日)病理細胞検査の概説(太田浩良)
第7回(11月13日)病理細胞検査実習(羽山正義)
第8回(11月20日)臨床微生物検査の概説(川上由行)
第9回(11月27日)臨床微生物検査実習(川上由行)
第10回(12月 4日)臨床免疫検査の概説(奥村伸生)
第11回(12月11日)臨床免疫検査実習(奥村伸生)
第12回(12月18日)臨床血液検査の概説(新任教員の予定)
第13回( 1月 8日)臨床血液検査実習(新任教員の予定)
第14回( 1月15日)臨床生理検査概説・実習(高 昌星・寺澤文子・亀
子文子)
第15回( 1月22日)臨床生理検査概説・実習(藤本圭作)
第16回( 1月29日)まとめ(奥村伸生)
担当教員
奥村 伸生 他
対象学生 全
(4)成績評価の方法
出席(1割)、7回の実習レポート(7割)とまとめのレポート(2割
)により総合的に評価する。
(5)履修上の注意
医学部以外の学生さんを優先します。
高等学校の生物学の教科書・副読本程度の知識を有すること。
マスコミ報道の医療関係のことに関心を持っていること。
(6)質問,相談への対応
各教員が講義時間中に示します。奥村については講義時間外の質問・相
談は直接研究室に来てください(医学部保健学科北校舎4階)。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎専門外の知識
将来従事する仕事で保健・医療分野に還元できることがない
か関心を持っていただきたい
◎科学リテラシー
一般科学と医科学の違いを理解する
◎自己認識・自己啓発マ 自分自身をはじめとして同僚・家族の健康について考える契
インド
機とする
【教科書】
教科書:指定なし、必要により資料を配布
【参考書】
参考書:新検査のすべてがわかる本(矢冨 裕他編著 時事通信社
1900円+税)
教養111
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03094
県内大学開放授業
心理学思考法ゼミ
人間の生と行動
授
業 英文授業名 Psychological seminar of critical thinking
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・4時限
目
講義室 共通教育312演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
実証科学の分野においては,「科学リテラシー」の一つとして物事を
クリティカルに分析し考察する姿勢,すなわち批判的思考態度が要求さ
れる。本ゼミナールでは,心理学の研究領域において必要とされる,こ
の批判的思考法の基礎を学ぶことがねらいである。小集団での討論形式
による思考訓練の実習を行い,批判的思考法を実践的に身につける。さ
らに,日常生活においても「論理的な思考力」をのばすとともに,「コ
ミュニケーション能力」の向上も目指す。
担当教員
今井 章
対象学生 全
ことが必要不可欠である。
(6)質問,相談への対応
授業内容についての疑問は,なるべく時間内で解決できるよう,積極
的に質問をすること。その他の時間としては,火,水曜日の13:00から
13:30のオフィスアワーにて対応する。
(2)授業の概要
ゼックミスタ & ジョンソン著『クリティカルシンキング 入門篇』
をテキストとして,テキスト中の「考えてみよう」と題された実習問題
について,履修者が事前に予習した上で授業に臨み,討論形式で自分の
考えを述べ合い議論を重ねていく。この実習問題を一つずつこなし,互
いに討論しあうことで,批判的思考法を実践的に学ぶ。
(3)授業計画
第1週 オリエンテーション
第2週−第3週 クリティカルな思考とは何か
第4週−第5週 ものごとの原因について考える
第6週−第8週 他人の行動を説明する
第9週−第11週 自分自身を省察する
第12週−第15週 信念を分析する
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
テキストの実習問題について各自が予習し,これに基づく討論への参
加を出席点とする。さらに随時,課されるレポート点と学期末のレポー
ト点を,それぞれ2:1:1の割合で総合して評価する。
(5)履修上の注意
充実した討論を行うためのゼミナール形式であるので,20名を定員と
し,希望が多い場合には受講制限する。受講生は教科書が必ず必要であ
る。参考書は適宜,教員が授業時間内で内容を紹介していく。履修者は
授業に先立って各自,テキスト中の実習問題に取り組んで予習しておく
時間割コード
◎科学リテラシー
批判的思考力
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
表現力・発表力
【教科書】
E.B.ゼックミスタ & J.E.ジョンソン著, 『クリティカルシンキング 入
門篇』, 9784762820618, 北大路書房, 1996年, 1900円
【参考書】
道田・宮元・秋月著, 『クリティカル進化論』, 9784762821394, 北大路
書房, 1999年, 1400円
03095
人間の生と行動
授業題目 「考える」ゼミ
授
業 英文授業名 Seminar on Critical Thinking Abilities
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・4時限
目
講義室 共通教育40講義室
授業形態
演習
備考
担当教員
有路 憲一
対象学生 全
(1)授業のねらい
狙いは、2つあります。1つ目の狙いは、ゼミ名があらわしているように「考える力」を養成することです。い
ま、様々な情報に溢れ、それらに取り囲まれ何が正しく、そして何が自身にとって必要であり有益か判然としま
せん。信じることは容易いですが、ただただ溢れる情報を受け取り知識にするだけでは、思考停止です。まずは
疑い、そして「考える」ことにより“正解”ではなく“納得解”を得て、理解する。自身に必要な情報のみを選
び取り、深く考える“クセ”をつけていきます。(「考える」とは、難しく考えるということではなく、いかに
深く考えられるかです。「考える」と「悩む」は違います。) 「考える」ことにより、“知識”ではなく、”知
恵”が身に付きます。「考える力」とは、何かを獲得する際のすべての基本です。学問をするとは、これまで考
えられてきた事に対して、疑問を持ち、問うことが肝要です。
2つ目の狙いは、「伝える力」を養成することです。「考える力」を身に付けても、その考えを「伝える」こ
とができなければ、独り言になってしまいます。この「伝える力」もスキルであり、考えを伝える場を多く経験
することで、「伝える力」は身に付きます。何に気を付け、どのようにすれば分かりやすく伝えられるのかなど
「伝える」コツを身に付けていきます。
え、どれだけ伝えることができていたかを中心に評価します。
(2)授業の概要
「考える力」や「伝える力」は、受身的な学習により身に付くものではありません。「考える力」と「伝える
力」を獲得するためには、実際に「考える」そして「伝える」という“実践トレーニング”が欠かせません。い
わばスポーツのようなものです。
その「考える力」「伝える力」養成トレーニングのために、毎回様々な仕掛けや素材を用意します。さらに、
様々な“指令(○○しなさい)”が出され、それら指令をこなすことで「考える力」「伝える力」を鍛え上げてい
ってもらいます(つまり、指令を受けてトレーニングしてもらいます)。
このように、受講者は、毎回、「考える」そして「伝える」トレーニングをたっぷり行います(そのため“体
力”は必要です)。
(6)質問,相談への対応
不明な点や疑問があれば遠慮せずに尋ねてください。分からない点や不安を残したまま進むのはよくありませ
ん。質問や相談は、研究室(全学教育機構 南校舎3階)にて、またはe-mail・電話にていつでもオープンに受け付
けます。
(3)授業計画
1. ガイダンス
2. 「考える」とは?
3.∼16. 「考える力」「伝える力」養成トレーニング実践
指令1. 粘り強く自分で考える
指令2. おススメをプレゼン
指令3. “知っている”のに“知らない”こと−ワールドカフェに参加
指令4. 寸止めプレゼン&20×20プレゼン
指令5. 「わかりやすい」って何?
指令6. 考え整える−みんなで料理する
指令7. 過酷な状況に敢えて身を投じてみる
指令8. ダーツの旅 in 長野
指令9. 独創性・発想力−「かしこい」とは?
指令10. 整理整頓
指令11. リテラシー−ツッコミ力養成
指令12. 説得力を磨く−ディベート大会
(5)履修上の注意
・受講者が定員を大幅に超えることが予想されます。初回ガイダンスにて抽選による受講者決定について説明
をしますので、受講を希望する人は必ず初回ガイダンスに参加してください。
・本ゼミは、「考える力」「伝える力」を実践形式で獲得していくため、「受講者参加型」の形式を取ります。
よって、とにかく積極的に“動く”受講生の参加を期待します。今現在、「考える力」や「伝える力」があるか
どうかはまったく問いませんが、「考える」のはとにかく面倒、「伝える」のはとにかく面倒という方にはお勧
めしません。
・「考える力」や「伝える力」は、ゼミ内だけのトレーニングでは十分とは言えません。ゼミ外でも、日々欠
かさず「考える」「伝える」トレーニングを行ってください。
e-mail: [email protected]
phone: 0263-37-3053 (研究室直通)または内線7213
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎コミュニケーション能力,チームワーク力,リーダーシップ グループプレゼンやディベートを通して、意見交換をする。他学部学生との交流もある。
※各指令(トレーニング)は、この順番で行われるとは限りません。受講者の関心やゼミの流れに応じて、柔軟に
変更することもあります。各指令の中身の説明は、初回ガイダンス時に行います。受講希望者は必ず初回ガイダ
ンスに参加してください。
(4)成績評価の方法
成績評価は、「考える力」「伝える力」がどのくらい鍛え上げられたかを判定したものです。成績評価の判定
材料 (3項目) とその比率は以下に示す通りです。
1. 指令…80ポイント
2. 参加度…10ポイント
3. 最終レポート…10ポイント
なお、知識を問うようなテストは行いません。本ゼミでは、主に「考える力」「伝える力」を養うことをねら
いとしています。単なる出席ではなく、どれだけ積極的に参加し、どれだけ指令をこなし、どれだけ主体的に考
◎言語能力
「伝える」場を多く経験することで、分かりやすく言葉で伝える力を養成する。
◎問題発見・解決能力
養成した「考える力」を使い、自らの力で課題を解決する。
◎科学リテラシー
「疑う」ことの大切さを知り、溢れる情報の怪しさを見分ける力を養成する。
【教科書】
教科書は用いません。本ゼミは受講者自らの積極的な活動で満たされますので、“教科書”というものは存在
しません。こちらからの説明などには、スライドや視覚教材 (映像・DVDなど) を積極的に活用していきます。
【参考書】
『自分のアタマで考えよう』(ちきりん) ダイヤモンド社 1,470円 ISBN 978-4478017036
『考えの整頓』(佐藤雅彦)暮らしの手帖社 1,680円 ISBN 978-4766001716
『思考の整理学』(外山滋比古)ちくま文庫 546円 ISBN 978-4480020475
『ちいさな哲学者たち [DVD] 』(ジャック・プレヴェール幼稚園の園児たち、先生たち) アミューズソフトエンタテインメント 3,990円
『「自分で考える」ということ』(澤瀉 久敬)角川文庫 ISBN 978-4043130016
『僕のお父さんは東電の社員です』(毎日小学生新聞+森達也)現代書館 1,470円 ISBN 978-4768456712
『教育問題はなぜまちがって語られるのか?−「わかったつもり」からの脱却』
(広田照幸 伊藤茂樹)日本図書センター 1,575円 ISBN 978-4284304429
『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』(カーマイン・ガロ)日経BP 1,890円 ISBN 978-4822248161
他にも随時ゼミにて紹介します。
教養112
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03097
体と心のリハビリテーションを考えるゼミ
人間の生と行動
授
業 英文授業名 Rehabilitation for mind and body
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 月曜・5時限
目
講義室 保健学科121講義室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
リハビリテーションという言葉は聞いたことがあると思います。では、
具体的にリハビリテーションとはどんなことをするのでしょう。いろい
ろなリハビリテーションの実際を知り、体と心のリハビリテーションに
ついて体験し、考えてみてください。医学部保健学科のリハビリテーシ
ョン専門家のゼミですから、もちろん医学的、学問的な思考法や分析方
法を学ぶことができます。医療、福祉、チームワークなどが学べ、人生
についても、新しく考えることが出てくるかも知れません。
(2)授業の概要
体と心のリハビリテーションの専門家12名による、オムニバス形式のゼ
ミです。医師、理学療法士、作業療法士が担当します。ネイティブスピ
ーカーによる英語の授業もあります。リハビリテーションの初歩から、
それぞれの専門分野をわかりやすく解説します。できるだけ多く討論を
しながら、体験をしながら、考えていきます。最終的には、体と心のリ
ハビリテーションが、漠然とでもわかるようになると思います。
本授業は男女共同参画に関する内容を含んでいます。
(3)授業計画
第1回 (4月 9日)
第2回 (4月16日)
第3回 (4月23日)
第4回 (5月 1日)
第5回 (5月 7日)
第6回 (5月14日)
第7回 (5月21日)
第8回 (5月28日)
第9回 (6月 4日)
第10回 (6月11日)
第11回 (6月18日)
第12回 (6月25日)
第13回 (7月 2日)
第14回 (7月 9日)
第15回 (7月23日)
第16回 (7月30日)
時間割コード
病気とリハビリテーション(齋藤)
運動学習とリハビリテーション(木村)
呼吸リハビリテーションとは何だろう(大平)
地域におけるリハビリテーション(百瀬)
転倒予防を体験しよう(三好)
英語でわかる外国のリハビリテーション(Goh)
加齢性筋肉減少症とリハビリテーション(横川)
子供のリハビリテーション(西沢)
生活支援に応用される生体情報技術(千島)
脳神経倫理と先端支援技術の課題(千島)
学生のメンタルヘルス1(小林)
学生のメンタルヘルス2(小林)
自走用車いすの選択と使用法(上村)
介助用用車いすの選択と使用法(上村)
認知症とリハビリテーション(埴原)
予備日
担当教員
齋藤 直人 他
対象学生 全
(4)成績評価の方法
出席を重視します。
授業中の討論などを総合して評価します。
(5)履修上の注意
ゼミに出て、興味があった内容は、自分で深く学習してください。
わからないことは、個々の教員に質問に来てください。
医学部保健学科理学療法学専攻および作業療法学専攻の学生は、内容が
重複するので選択しないでください。
(6)質問,相談への対応
オムニバスですから、興味があったら、授業中に個々の教員に連絡方法
を聞いてください。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎社会的行動マインド リハビリテーションを通じて社会への貢献を理解する
◎自己認識・自己啓発マ
障害者との関わりを択え自己を見つめ直す
インド
リハビリテーションの専門知識を得て今後の社会生活に役立
◎専門知識と応用力 てる
【教科書】
指定しません。
【参考書】
指定しません。
03098
人間の生と行動
授業題目 身体心理学ゼミ
授
業 英文授業名 Embodied Psychology Seminar
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 月曜・4時限
目
講義室 共通教育211演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
「悲しいから泣く」のではなく「泣くから悲しい」。「身体心理学(
Embodied Psychology)」では,心が行為の原因となるのではなく,動き
や行為が心を創り出すと考える。本授業では,近年,心理学の領域にお
いて注目されている「身体性」および「身体化された心(Embodied
Mind)」の理論および具体的な研究事例について学び,心理学的な思考
法および科学リテラシーを身につけられるようにする。
担当教員
髙瀬 弘樹
対象学生 全
学部棟5階。
相談のある学生は,事前にメールにてアポを取ること。アドレスは,
takaseh (at) shinshu-u.ac.jp
(2)授業の概要
春木豊編著『身体心理学ー姿勢・表情などからの心へのパラダイム』の
中から,受講生が興味のあるトピックを選択し,授業時にPowerPointを
用いて発表する。その際,関連する研究等の情報も事前に検索し,発表
内容に加える。受講生の数により,発表を個人で行うか小グループごと
に行うか決定する。発表内容について,受講生全員で質問・意見等を言
いディスカッションを行い,身体心理学の考え方,意義についての理解
を深化させると同時に,批判的思考法を身につける。
(3)授業計画
1. ガイダンス
2. 担当教員による説明
3-15. 各受講生もしくは小グループによる発表
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
心理学における研究および成果を幅広く学ぶ。
(4)成績評価の方法
発表(4割),出席と討論への参加状況(3割),期末レポート(3割
)により評価する。ただし,出席数が規定に達しない者は評価対象とし
ない。
◎情報活用力
図書館や情報機器等を駆使して情報を収集し、分析する。
◎専門外の知識
様々な研究のアプローチ法を学ぶ。
(5)履修上の注意
20名を定員とし,希望が多い場合には受講制限する。受講生は,発表の
準備など授業時間外学修を行う必要がある。教科書を購入することが望
ましい。
◎言語能力
プレゼンテーションおよびレポート作成を行う。
(6)質問,相談への対応
火曜日の12:30から13:20をオフィスアワーとする。研究室の場所は人文
【教科書】
春木豊編著, 『身体心理学ー姿勢・表情などからの心へのパラダイム』
, 川島書店, 3,675円(税込)
【参考書】
授業時に適宜紹介する。
教養113
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03099
「考える」ゼミ
人間の生と行動
授
業 英文授業名 Seminar on Critical Thinking Abilities
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・4時限
目
講義室 共通教育40講義室
授業形態
演習
備考
担当教員
有路 憲一
対象学生 全
(1)授業のねらい
狙いは、2つあります。1つ目の狙いは、ゼミ名があらわしているように「考える力」を養成することです。い
ま、様々な情報に溢れ、それらに取り囲まれ何が正しく、そして何が自身にとって必要であり有益か判然としま
せん。信じることは容易いですが、ただただ溢れる情報を受け取り知識にするだけでは、思考停止です。まずは
疑い、そして「考える」ことにより“正解”ではなく“納得解”を得て、理解する。自身に必要な情報のみを選
び取り、深く考える“クセ”をつけていきます。(「考える」とは、難しく考えるということではなく、いかに
深く考えられるかです。「考える」と「悩む」は違います。) 「考える」ことにより、“知識”ではなく、”知
恵”が身に付きます。「考える力」とは、何かを獲得する際のすべての基本です。学問をするとは、これまで考
えられてきた事に対して、疑問を持ち、問うことが肝要です。
2つ目の狙いは、「伝える力」を養成することです。「考える力」を身に付けても、その考えを「伝える」こ
とができなければ、独り言になってしまいます。この「伝える力」もスキルであり、考えを伝える場を多く経験
することで、「伝える力」は身に付きます。何に気を付け、どのようにすれば分かりやすく伝えられるのかなど
「伝える」コツを身に付けていきます。
え、どれだけ伝えることができていたかを中心に評価します。
(2)授業の概要
「考える力」や「伝える力」は、受身的な学習により身に付くものではありません。「考える力」と「伝える
力」を獲得するためには、実際に「考える」そして「伝える」という“実践トレーニング”が欠かせません。い
わばスポーツのようなものです。
その「考える力」「伝える力」養成トレーニングのために、毎回様々な仕掛けや素材を用意します。さらに、
様々な“指令(○○しなさい)”が出され、それら指令をこなすことで「考える力」「伝える力」を鍛え上げてい
ってもらいます(つまり、指令を受けてトレーニングしてもらいます)。
このように、受講者は、毎回、「考える」そして「伝える」トレーニングをたっぷり行います(そのため“体
力”は必要です)。
(6)質問,相談への対応
不明な点や疑問があれば遠慮せずに尋ねてください。分からない点や不安を残したまま進むのはよくありませ
ん。質問や相談は、研究室(全学教育機構 南校舎3階)にて、またはe-mail・電話にていつでもオープンに受け付
けます。
(3)授業計画
1. ガイダンス
2. 「考える」とは?
3.∼16. 「考える力」「伝える力」養成トレーニング実践
指令1. 粘り強く自分で考える
指令2. おススメをプレゼン
指令3. “知っている”のに“知らない”こと−ワールドカフェに参加
指令4. 寸止めプレゼン&20×20プレゼン
指令5. 「わかりやすい」って何?
指令6. 考え整える−みんなで料理する
指令7. 過酷な状況に敢えて身を投じてみる
指令8. ダーツの旅 in 長野
指令9. 独創性・発想力−「かしこい」とは?
指令10. 整理整頓
指令11. リテラシー−ツッコミ力養成
指令12. 説得力を磨く−ディベート大会
・本ゼミは、「考える力」「伝える力」を実践形式で獲得していくため、「受講者参加型」の形式を取ります。
よって、とにかく積極的に“動く”受講生の参加を期待します。今現在、「考える力」や「伝える力」があるか
どうかはまったく問いませんが、「考える」のはとにかく面倒、「伝える」のはとにかく面倒という方にはお勧
めしません。
・「考える力」や「伝える力」は、ゼミ内だけのトレーニングでは十分とは言えません。ゼミ外でも、日々欠
かさず「考える」「伝える」トレーニングを行ってください。
e-mail: [email protected]
phone: 0263-37-3053 (研究室直通)または内線7213
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎コミュニケーション能力,チームワーク力,リーダーシップ グループプレゼンやディベートを通して、意見交換をする。他学部学生との交流もある。
※各指令(トレーニング)は、この順番で行われるとは限りません。受講者の関心やゼミの流れに応じて、柔軟に
変更することもあります。各指令の中身の説明は、初回ガイダンス時に行います。受講希望者は必ず初回ガイダ
ンスに参加してください。
(4)成績評価の方法
成績評価は、「考える力」「伝える力」がどのくらい鍛え上げられたかを判定したものです。成績評価の判定
材料 (3項目) とその比率は以下に示す通りです。
1. 指令…80ポイント
2. 参加度…10ポイント
3. 最終レポート…10ポイント
なお、知識を問うようなテストは行いません。本ゼミでは、主に「考える力」「伝える力」を養うことをねら
いとしています。単なる出席ではなく、どれだけ積極的に参加し、どれだけ指令をこなし、どれだけ主体的に考
時間割コード
(5)履修上の注意
・受講者が定員を大幅に超えることが予想されます。初回ガイダンスにて抽選による受講者決定について説明
をしますので、受講を希望する人は必ず初回ガイダンスに参加してください。
◎言語能力
「伝える」場を多く経験することで、分かりやすく言葉で伝える力を養成する。
◎問題発見・解決能力
養成した「考える力」を使い、自らの力で課題を解決する。
◎科学リテラシー
「疑う」ことの大切さを知り、溢れる情報の怪しさを見分ける力を養成する。
【教科書】
教科書は用いません。本ゼミは受講者自らの積極的な活動で満たされますので、“教科書”というものは存在
しません。こちらからの説明などには、スライドや視覚教材 (映像・DVDなど) を積極的に活用していきます。
【参考書】
『自分のアタマで考えよう』(ちきりん) ダイヤモンド社 1,470円 ISBN 978-4478017036
『考えの整頓』(佐藤雅彦)暮らしの手帖社 1,680円 ISBN 978-4766001716
『思考の整理学』(外山滋比古)ちくま文庫 546円 ISBN 978-4480020475
『ちいさな哲学者たち [DVD] 』(ジャック・プレヴェール幼稚園の園児たち、先生たち) アミューズソフトエンタテインメント 3,990円
『「自分で考える」ということ』(澤瀉 久敬)角川文庫 ISBN 978-4043130016
『僕のお父さんは東電の社員です』(毎日小学生新聞+森達也)現代書館 1,470円 ISBN 978-4768456712
『教育問題はなぜまちがって語られるのか?−「わかったつもり」からの脱却』
(広田照幸 伊藤茂樹)日本図書センター 1,575円 ISBN 978-4284304429
『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』(カーマイン・ガロ)日経BP 1,890円 ISBN 978-4822248161
他にも随時ゼミにて紹介します。
03100
生物の世界
授業題目 食と植物の文化論
授
業 英文授業名 Plants and food culture
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育20講義室
担当教員
井上 直人 他
曜日・時限 金曜・4時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
人類は多くの植物の中から、食べ物として有用な生物を選び出して栽培
してきた。このことは、人類の多様な食文化を発展させ、また植物をも
進化させてきた。したがって作物は人類の最大の知的財産といえる。現
在自然条件を生かした特色ある農業が各地で展開されているが、植物と
人とのかかわりあいを中心に論じる。また、この抗議では作物の分野別
に学習し、新しい食品の開発についても展望する。
この講義の目的は、身近な植物がわれわれの食文化を造り、また植物
自体をも進化させてきたという、「共進化」の視点を学習することであ
る。
(2)授業の概要
抗議はリレー形式であり、それぞれの教員の特徴活かしたものである。
ビジュアルに楽しめる講義をめざしている。
「多くの作物はひとが作った有形文化財」であり、「作物の利用と食文
化は無形文化財」であるという立場で論じる。
また、信州の自然を形成している立地条件と、栽培技術や食文化との
かかわりを講ずる。
(3)授業計画
民族植物学とは(井上直人) 神饌(神の食事)に見る作物、栽培植物、資
源植物
日本海をとりまく民族自然誌:ごぼうのルーツ
東アジアの食のシンボル(井上直人) キク文化圏
風土と食(井上直人) 信州ソバのブランドの成立
山間地におけるミツバチの家畜化
世界の食料事情と野菜のルーツ、伝播、人類の歴史、文化遺産(大井美
知夫)
日本の東西文化、食文化、言語、信州の伝統野菜(大井美知夫)
果実と食文化、ナシ、リンゴなどの果樹のルーツと歴史、おいしさの秘
密(伴野潔)
など
(4)成績評価の方法
毎回の授業終了時の小レポートと最終レポートにより、総合評価する。
対象学生 全
備考
最終レポートはA44枚で、課題は「私の食と植物の文化論」とする。
レポートの目的は、多様な文化の理解、人類の最大の知的財産である作
物についての認識を深め、身近なところから大きな問題を発見できるよ
うにすることである。
インターネットの丸映しは不可で、出席日数は多くても「不可」の評価
とする。提出は共通教育係とする。
(5)履修上の注意
本抗議はリレー式なので、毎回出席することが望ましい。幅広い分野に
またがる智をめざしているので、いろいろな関連書物を読むこと。
(6)質問,相談への対応
各教員が個別に対応する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン
作物という人類の有形文化財の多様性を知る
ド
◎人類知の継承と未来創 人類の財産である作物と無形文化財とも言える食文化を継承
造マインド
する
◎問題発見・解決能力 自ら身の回りの作物を題材にして、食の文化を発見させる
【教科書】
特になし
幅広い分野にまたがる興味を起こすのには読書が必要であるので、いろ
いろな関連書物を読むこと。
【参考書】
特になし
教養114
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03101
市民開放授業
動物と私たちのくらし
生物の世界
授
業 英文授業名 Animals in ourlife
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育13講義室
担当教員
曜日・時限 金曜・3時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
人間がどのような場面で、どのような形で動物とかかわっているのか、相互にどのよう
に影響を及ぼしあっているのかを解明することなくして、人の健康や生活の質の向上、
さらに人類を含めた地球上の動物の永続性を保障することはもはや困難です。この授業
では、直接的な家畜生産、すなわち、乳肉卵の利用だけでなく、人間の幸福と地球上の
生き物の永続性を実現するため、人間をとりまく動物との相互関係の歴史と文化を理解
し、私たちの暮らしの中における人と動物との関わりの意義と役割ならびにその活用に
関する基礎的知識の涵養を目標としています。
(2)授業の概要
はじめに、私たちの生活の中で接点のある動物を紹介し、そのような接点が生じた歴
史的、文化的背景を学びます。そして、最も接点のある「食」に焦点を絞り、肉、乳、
卵のおいしさの秘密と人の健康に及ぼす影響について学習します。さらに、「食」以外
の場面における人と動物のかかわりに視点を移し、動物の理解と、そこから得られる「
人の幸せ」について講義します。また,人が動物の生活へ過度に介入することによって
生じる弊害についても講義し,受講する学生諸君が,私たちの生活における動物の役割
や位置付けについて,学んでもらいます。
本授業は,農学部食料生産科学科の動物生産学コース教員によるリレー式講義です。
(3)授業計画
1.(4/13) 竹田
私たちの暮らしと動物との関係∼私たちの生活を脅かす動物∼
2. (4/20) 竹田
鹿食免に見る信州の食文化
3. (4/27) 下里
ヨーグルトの保健機能-乳酸菌研究の最前線4. (5/ 2) 大谷
免疫力を高めるチーズの力と魅力
5. (5/11) 小野 たまごのヒミツ−卵(たまご)と卵(らん)−
6. (5/18) 河原
肉の脂の話
7. (5/25) 米倉
霜降り肉のヒミツ
8. (6/ 1) 神
ハムの作り方と食べ方
9. (6/ 8) 上野 家畜の一生
10.(6/15) 濱野
動物の性と生殖
11.(6/22) 鏡味
動物におけるバイオテクノロジーの応用
12.(6/29) 竹田
動物園の楽しみ方
13.(7/ 6) 竹田 癒しの動物−アニマルセラピーの実際−
14.(7/13) 渡邉
人と動物との共通感染症
15.(7/20) 平松
脳で食事する動物‐食欲の調節‐
16.(7/27) 竹田
期末試験(論述式)
(4)成績評価の方法
出席(25%),各回に行う小テスト(25%),期末試験(50%)により評価します。
15回の講義のうち,10回以上の講義に出席した学生のみ,期末試験を受けることができ
ます。また,期末試験を行いますので,出席していただけでは単位取得はできません。
期末試験は記述式です。単なる用語の丸暗記ではなく,動物と私たち人間の暮らしが,
時間割コード
竹田 謙一 他
対象学生 全
備考
どのような場面で接点があり,どのように関わり合っているのかについて,授業を通し
て,総合的に理解していることが重要です。
(5)履修上の注意
本授業内容は,後期に開講される「食料生産科学概論(木曜,3限)と合わせて受講
することにより,動物への理解が一層深まるように構成されています。両方をあわせて
受講することを勧めます。
特に,農学部食料生産科学科の学生諸君は,1年次の必須科目である「畜産学汎論」と
も関連がありますので,ぜひ受講してください。2年次以降(南箕輪キャンパス)での
開講授業の基礎にもなりますので,必ず,受講するようにしてください。
*人数が多い場合(100名超過)は受講制限をすることもあります。受講を希望する人
は,必ず第1回目の講義に出席してください(編入学により受講の可否が未確定な場合
は,その限りではありません)。
(6)質問,相談への対応
個々の授業内容については,それぞれの担当教員に直接,尋ねてください。
授業全体に関する質問や相談は,責任担当教員の竹田まで,電話またはメールで問い合
わせてください。
農学部内線 2420
e-mail ktakeda@shinshu-u.ac.jp
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創造マイ
ンド
様々な畜産物の作り方を学び,匠の技を理解します。
◎多様な文化受容マインド 食,特に畜産物にかかわる世界の食文化,信州の食文化を理解します。
◎科学リテラシー
動物を尊重し,お互いが過度に依存しない社会を理解します。
◎専門外の知識
本講義は動物と設定がない人にも理解できるようメニューが作られています。
【教科書】
特に指定しません。
【参考書】
各講義時に,プリントを配布します。
03102
生物の世界
授業題目 応用生物学への招待
授
業 英文授業名 Introduction of Applied Biology
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・3時限
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
担当教員
田口 悟朗 他
対象学生 全
(1)授業のねらい
本講義は、専門教育科目ではないため、生物科学の細かな知識を授ける
のが目的ではない。グローバル化し、食料・環境・エネルギー問題や資
源枯渇問題など様々な課題を抱えるこれからの時代に活躍しようとして
いる皆さんに、応用生物学的な視点で 物事をみて、考える態度を身に
つけてもらうことが主目的である。
(5)履修上の注意
毎回の講義終了後、講義内容を整理すること。また講義内容に関連した
情報を自ら収集し、考える習慣を身につけて欲しい。
なお、教育効果の観点から、受講希望者が100名を超える場合、受講制
限を実施する。ただし、履修要件の関係で、繊維学部応用生物科学系の
学生はこの受講制限から除外する。
(2)授業の概要
繊維学部応用生物科学系の教員が、それぞれの専門分野におけるトピッ
クスや自身の研究成果について、リレー方式で分かり易く講義する。
(6)質問,相談への対応
できるだけ講義時間中に質問してください。
(3)授業計画
第 1回 4月11日 林田 作物の形と遺伝子
第 2回 4月18日 梶浦 カイコの応用生物学-脱皮・変態の謎と
応用
第 3回 4月25日 中垣 カイコに蜘蛛の糸を吐かせる
第 4回 5月 9日 保地 キーワードで学ぶ生殖工学
第 5回 5月16日 野末 植物科学への招待
第 6回 5月23日 塚田 蚕タンパク質の利用を考える
第 7回 5月30日 金勝 繊維生物と人のくらし
第 8回 6月 6日 下坂 暮らしを豊かにする微生物
第 9回 6月13日 藤井 ナノバイオテクノロジー
第10回 6月20日 森脇 生物資源で環境浄化
第11回 6月27日 山本 様々な環境における微生物の働き
第12回 7月 4日 志田 命の設計図を守る仕組み
第13回 7月11日 松村 ゲノム科学の今と将来
第14回 7月18日 田口 生物は巧みな合成屋
第15回 7月25日 平林 生物学名概論-生物の分類と名前の付け
方
(4)成績評価の方法
毎回、授業の最後に、授業の理解度を測るための小テストを行う。成績
は、毎回行う小テストの合計成績で評価する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創
講義を受け、共に考えることで
造マインド
◎科学リテラシー
講義を受け、復習し、理解を深めることで
◎情報活用力
毎回課す課題を実行することで
【教科書】
指定しない。 必要に応じて資料を配布する。
【参考書】
平林・白井 編, 応用生物学入門,オーム社 :一部の教員は,この本に沿
って講義を行う。
教養115
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03103
応用生物学への招待
担当教員
生物の世界
授
業 英文授業名 Introduction of Applied Biology
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・4時限
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
田口 悟朗 他
対象学生 全
(1)授業のねらい
本講義は、専門教育科目ではないため、生物科学の細かな知識を授ける
のが目的ではない。グローバル化し、食料・環境・エネルギー問題や資
源枯渇問題など様々な課題を抱えるこれからの時代に活躍しようとして
いる皆さんに、応用生物学的な視点で 物事をみて、考える態度を身に
つけてもらうことが主目的である。
(5)履修上の注意
毎回の講義終了後、講義内容を整理すること。また講義内容に関連した
情報を自ら収集し、考える習慣を身につけて欲しい。
なお、教育効果の観点から、受講希望者が100名を超える場合、受講制
限を実施する。ただし、履修要件の関係で、繊維学部応用生物科学系の
学生はこの受講制限から除外する。
(2)授業の概要
繊維学部応用生物科学系の教員が、それぞれの専門分野におけるトピッ
クスや自身の研究成果について、リレー方式で分かり易く講義する。
(6)質問,相談への対応
できるだけ講義時間中に質問してください。
(3)授業計画
第 1回 4月11日 林田 作物の形と遺伝子
第 2回 4月18日 梶浦 カイコの応用生物学-脱皮・変態の謎と
応用
第 3回 4月25日 中垣 カイコに蜘蛛の糸を吐かせる
第 4回 5月 9日 保地 キーワードで学ぶ生殖工学
第 5回 5月16日 野末 植物科学への招待
第 6回 5月23日 塚田 蚕タンパク質の利用を考える
第 7回 5月30日 金勝 繊維生物と人のくらし
第 8回 6月 6日 下坂 暮らしを豊かにする微生物
第 9回 6月13日 藤井 ナノバイオテクノロジー
第10回 6月20日 森脇 生物資源で環境浄化
第11回 6月27日 山本 様々な環境における微生物の働き
第12回 7月 4日 志田 命の設計図を守る仕組み
第13回 7月11日 松村 ゲノム科学の今と将来
第14回 7月18日 田口 生物は巧みな合成屋
第15回 7月25日 平林 生物学名概論-生物の分類と名前の付け
方
(4)成績評価の方法
毎回、授業の最後に、授業の理解度を測るための小テストを行う。成績
は、毎回行う小テストの合計成績で評価する。
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創
講義を受け、共に考えることで
造マインド
◎科学リテラシー
講義を受け、復習し、理解を深めることで
◎情報活用力
毎回課す課題を実行することで
【教科書】
指定しない。 必要に応じて資料を配布する。
【参考書】
平林・白井 編, 応用生物学入門,オーム社 :一部の教員は,この本に沿
って講義を行う。
03104
県内大学開放授業
生物の世界
授業題目 基礎生命科学
授
業 英文授業名 Essentials of Life Science
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 火曜・4時限
目
講義室 共通教育62講義室
授業形態
講義
備考
担当教員
市民開放授業
千 菊夫 他
対象学生 全
(1)授業のねらい
農学部応用生命科学科では,動物,植物,微生物およびこれらの生物の生命を
支える物質を対象とした教育研究を行っている.本授業は,応用生命科学科の専
門入門科目として開講されているものであり,高校生物から生命科学への展開の
橋渡しとして位置付けられている.本授業の到達目標は,生命科学に関する基礎
的事項を理解し説明できるようになることであり,本授業を通して,生命や生命
現象を科学的に捉える能力を養い,生命科学を基盤とする技術がどのように現代
社会に活かされているかを学ぶ.
第14週 藤井 博 生命の操作2
第15週 藤井 博 生命の操作3
第16週 伊原正喜 試験
(2)授業の概要
①本授業では,生命とは如何なるものなのか,そして生命現象とその仕組みにつ
いて,分子レベル・細胞レベルからを解説するとともに,現代社会におけるバイ
オテクノロジーの応用例を紹介する.
(5)履修上の注意
・教科書を購入して毎回持参すること.高校で生物I・IIの授業を受けていない
受講生は,本講義への真剣な取組みと入念な予習・復習が必要である.
・毎回の授業内容について,教科書,参考書の該当箇所を自主学習すること.
②授業のねらいに示した到達目標に達するために,受講生は,15回の講義を通し
て以下の事柄を達成することが求められる.
1.生命とは何かを理解している.
2.生命が何によってコントロールされているのか理解している.
3.生命がどのように維持されているのか理解している.
4.細胞レベルおよび分子レベルでの生命現象の仕組みについて理解している.
5.生命科学の技術が私たちの生活にどのように活かされているのか説明できる
.
(3)授業計画
第1週 千 菊夫 生命とは何か
第2週 千 菊夫 生命の単位は細胞である
第3週 千 菊夫 細胞の全能性;生物の形態と機能
第4週 南 峰夫 遺伝と遺伝子
第5週 南 峰夫 遺伝子の構造と機能
第6週 南 峰夫 遺伝子の組換えと突然変異
第7週 藤井 博 細胞生命を支える分子1
第8週 藤井 博 細胞生命を支える分子2
第9週 藤井 博 細胞生命を支える分子3
第10週 千 菊夫 水は生命をつくる
第11週 千 菊夫 生命の分業/細胞小器官1
第12週 千 菊夫 生命の分業/細胞小器官2
第13週 藤井 博 生命の操作1
(4)成績評価の方法
・毎回の授業で小レポートを作成してもらい,その提出をもって出席とする.
・2/3以上の出席回数の受講生にのみ期末試験(筆記試験)の受験を認める.
・出席点0%,期末試験100%.
(6)質問,相談への対応
・授業担当者は全員が南箕輪キャンパスから松本キャンパスに出向いている.質
問・相談はなるべく講義中に行なうこと.毎回の小レポートに合わせて,質問・
相談等を記述しても構わない.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
生命や生命現象を科学的に捉えられるように,生命科学の基本的事項
を学ぶ
◎専門知識と応用力
生命科学を基盤とする技術がどのように現代社会に活かされているか
を学ぶ
【教科書】
中村 運 著, 生命科学の基礎, ISBN978-4-7598-0922-0, 化学同人, 2003年, 定価
2,300円
【参考書】
中村 運 著, 生命科学, ISBN978-4-7598-0768-4, 化学同人, 1996年, 定価
2,400円
野島 博 著, 生命科学の基礎 ー生命の不思議を探るー, ISBN978-4-8079-0651-2,
東京化学同人, 2008年, 定価2,400円
教養116
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03105
ニューバイオテクノロジー入門
担当教員
生物の世界
授
業 英文授業名 Introduction to New Biotechnology
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 火曜・4時限
目
講義室 共通教育13講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
生命科学の進歩は、微生物、キノコ、植物及び動物の細胞を用いて、ゲノム工
学、遺伝子組換え、さらにはクローンアニマル技術などにおける目覚ましい発展
をもたらしている。ここでは生命の基本的な仕組みについて学び、微生物、キノ
コ、植物及び動物の最先端技術に関する知識を習得し、これら最先端技術を推進
してきた考え方を理解出来るようになる。さらに、生物の進化と多様性、また,
生物の働きの有用性についての認識を深めるとともに、生命の尊さの再確認にう
えにヒトがどのように他の生命と共存・共生していくべきかについて、基本的考
え方を知ることが出来る。
(2)授業の概要
①醗酵を含め旧来のバイオテクノロジーからゲノム工学によるニューバイオテク
ノロジーへの発展。DNAの構造及び遺伝子の働きなど、微生物を用いた遺伝子組
換え、さらには遺伝子組換え植物の作出例とその有用性、動物分野では、精子・
卵子形成、精子・卵子の凍結保存、受精卵移植、核の置換、トランスジェニック
アニマル、クローン動物作出などに言及し、遺伝子診断、遺伝子治療など人類に
おける生命操作の現状等の理解を深める。また、近年発展著しいキノコの栽培技
術の開発及び進化の過程で多様性を獲得してきたキノコの系統解析法などを理解
する。
②受講生には、生命倫理について現法律と技術を認識して生命倫理について論じ
ることが出来るようにする。
③講義関連のテーマで理解度を確認するためにレポートの提出を求める場合があ
る。
田渕 晃 他
対象学生 全
14 キノコのバイオテクノロジー「キノコの育種」
(福田 1/15)
15 キノコのバイオテクノロジー「人工栽培技術の開発」(山田 1/22)
16 試験 (田渕 1/29)
(4)成績評価の方法
筆記試験およびレポートの評価(50点)と出席評価(50点)をあわせて総合的に
成績評価を行う。総合成績評価が60%以上に単位を認める。欠席が3分の1を越え
る場合、早退が目立って多い場合は、試験・レポートの評価にかかわらず不可と
する。
(5)履修上の注意
・高校で学ぶ程度の生物学の知識を主に前提に講義をする。
・講義のテーマやレポートの課題以外でも、興味をもって、関連する書籍を読む
こと、
また、情報を検索・収集するなど、自主的に学習を行うこと。
・遅刻および早退はしない。また、授業中の私語は厳禁。
(6)質問,相談への対応
講義の際に、いつでも直接、担当教員に質問して下さい。また,メール(
[email protected])でも受け付ます。どの教員への質問事項か明記してく
ださい。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
1 概論−オールドバイオからニューバイオへ (池田
2 ニューバイオの例1「先端医療」 (池田
3 ニューバイオの例2「微生物ゲノムのインパクト」 (池田
4 ニューバイオの例3「グリーンプラとバイオ燃料」 (池田
5 遺伝子操作とクローニングベクター (田渕
6 微生物を用いた遺伝子操作の利用 (田渕
7 遺伝子組換え植物の作出法 (田渕
8 遺伝子組換え植物の利用 (田渕
9 遺伝子組換え植物等の安全性 (田渕
10 動物細胞、生殖の道筋 、配偶子の人為的操作 (辻井
11 核移植・クローンアニマル (辻井
12 ES細胞・セックスコントロール (辻井
13 遺伝子診断と遺伝子治療 (辻井
時間割コード
◎人類知の継承と未来創造 ニューバイオテクノロジーを切り開く技術及び技術開発の歴史を知る
マインド
こと。
10/2)
10/9)
10/16)
10/23)
10/30)
11/6)
11/13)
11/20)
11/27)
12/4)
12/11)
12/18)
1/8)
◎科学リテラシー
科学的な問いかけに対しどのように解決してきたかという考え方をま
なぶこと。
◎専門外の知識
ニューバイオテクノロジーに関わる知識を無理なく習得すること。
【教科書】
指定しない。
【参考書】
信大教養部生命論講座『いま生命を語る』(共立出版)2781円
辻井・柴井・田淵・唐沢『ニューバイオテクノロジー入門』(培風館)2100円
J ワトソン『DNA』講談社)上 1197円 下 1260円
また、各分野担当教員が講義の中で紹介します。
03106
県内大学開放授業
生物の世界
授業題目 食料生産科学概論
授
業 英文授業名 Introduction to Food Production Science
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・3時限
目
講義室 共通教育43講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
人類は、古くから野生の動植物を改良し、家畜や作物などの食料を生産
することで大いに発展してきました。しかし現在、地球規模で人口爆発
や地球温暖化が進行し、私たちを取り巻く自然環境は徐々に悪化するな
か、安全・安心で「環境に調和した持続的な食料生産」が強く求められ
ています。本講義を通して、私たちが生活していくうえで不可欠な食料
生産の現状や環境との接点を学ぶとともに、持続的な食料生産に必要な
基礎知識を習得することを目標としています。本講義では、食料生産科
学全般に関して幅広く習得し、食料生産科学分野における知識・技能を
備え、応用できる、さらに人類が直面している環境問題を理解できるこ
とを達成レベルとします。
(2)授業の概要
講義はリレー方式で、主に食料生産の現状や環境への影響について農学
的視点から学ぶとともに、食料生産に関連する科目とのつながりを習得
します。本講義では、講義以外に、毎回の講義に関する小レポートおよ
び期末試験を課すことで、DP要素を獲得できるようにします。
(3)授業計画
1.ガイダンス・農畜産業の歴史と食料生産(加藤光一) 〔10/4〕
2.食料生産と農畜産業経営(佐々木隆) 〔10/11〕
3.作物生産と環境(齊藤勝晴) 〔10/18〕
4.動物生産と環境(平松浩二) 〔10/25〕 5.動物生産とバイオマス利用(神勝紀) 〔11/1〕
6.動物生産と育種(小野珠乙) 〔11/8〕
7.家畜の管理(竹田謙一) 〔11/15〕
8.動物生産と草地利用(竹田謙一) 〔11/22〕
9.食肉としての家畜(平松浩二) 〔11/29〕
10.動物生産と医療(小野珠乙) 〔12/6〕
11.作物と雑草(渡邉修) 〔12/13〕
12.作物の病害と防除(加藤新平) 〔12/20〕
13.食用作物の生理・生態と栽培(萩原素之) 〔1/10〕
14.蔬菜の生理・生態と栽培(大井美知男) 〔1/17〕
15.果樹の生理・生態と栽培(伴野潔) 〔1/24〕
16.期末試験(伴野潔) 〔1/31〕
担当教員
市民開放授業
伴野 潔
対象学生 全
(4)成績評価の方法
毎回の授業にも出席して確かに学んだということを確認するための小テ
スト(出席も含む、30 %)と期末試験(70 %)により評価します。成
績の評価基準は、不可(0-59),可(60-69),良(70-79),優(
80-89),秀(90-100)とします。小テストの提出が全体の2/3未満の場
合は、期末試験の結果にかかわらず、成績評価の対象とはしません。
(5)履修上の注意
農学部食料生産科学科の学生は必ず受講するようにして下さい。なお、
受講希望者が著しく多い場合は受講制限をする場合があります。本講義
はリレー式なので毎回出席することが望まれます。また、予習復習など
の授業時間外学習も合わせて行い、授業の理解に努めて下さい。
(6)質問,相談への対応
その都度、各教員が対応します。あるいはメールで受け付けます。メー
ルアドレスは、伴野 [email protected] または平松
[email protected]まで。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
農畜産業の歴史やその成果に関して幅広い視野からの判断力
を身につける。
食料生産科学分野における知識・技能を学び、自ら考え、問
◎専門知識と応用力 題を解決できる。
◎環境基礎力
自然および人類社会が直面する環境を保全し、持続可能な社
会の進化を図る素養を培う。
【教科書】
使用せず。適宜、資料等を配布します。
【参考書】
適宜、授業で紹介します。
教養117
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
03107
時間割コード
県内大学開放授業
分子遺伝学の世界
授業題目
担当教員
生物の世界
授
業 英文授業名 Molecular genetics, Advanced course
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・3時限
目
講義室 共通教育65講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
分子遺伝学は遺伝子をあらゆる観点から研究する生物学の分野である。歴史的には
遺伝現象を研究する遺伝学に始まり、そこから遺伝子の化学的本体の同定を目的と
した分子生物学が誕生した。現在、遺伝学と分子生物学は区別があるといっても、
密接に関わっているので一つにまとめて扱われる。
授業では日進月歩の勢いで進展する分子遺伝学を、その黎明期から最近の成果まで
わかりやすく解説する。
この授業は単に専門課程に向けた基礎知識のための、あるいは単に分子生物学の技
術を学習するためのものではない。生物工学をつかえばどんな夢のようなことでも
簡単に実現すると考えている人、クローン生物に対する正しい理解がない人なども
少なくないので、分子生物学の可能性と限界について正しい知識と判断力を育てる
ことはまた非常に大切なことである。
したがって、将来ライフ・サイエンスとは異なる分野の専門課程に進学する学生諸
君にもぜひ受講してもらいたいと思っている。
授業では分子生物学の進歩を支えた古典的な生物学的知見や、研究者が重要な発見
をするに至るきっかけとなったエピソード、生命・人間・社会の倫理も話題として
取り上げる予定であり、これこそが本授業の目標とする重要な課題である。 (2)授業の概要
授業では"遺伝"、”細胞”、”生殖と発生”、”遺伝情報とその発現”などの基礎
分野、”遺伝子操作”、”ゲノム”、”動く遺伝子”、”分子進化”、”がん”、
”生体”などの応用分野を解説する。指定した教科書はコンパクトなものであるが、
内容は極めて盛りだくさんである。授業では各章で述べられる話題のうちから最も
大切なところを取り上げてできるだけやさしく解説するつもりである。皆さんはそ
れをきっかけにして各章全体の自習を心がけてもらいたい。
(3)授業計画
第 1 週
第 2 週
第 3 週
第 4 週
第 5 週
第 6 週
第 7 週
第 8 週
第 9 週
第 10 週
第 11 週
第 12 週
第 13 週
第 14 週
梶浦
梶浦
梶浦
梶浦
梶浦
梶浦
梶浦
梶浦
金勝
金勝
金勝
金勝
金勝
金勝
時間割コード
善太・金勝 廉介 イントロダクション
善太
遺伝の基礎
善太
細胞と染色体
善太
遺伝子の本体
善太
遺伝子の複製
善太
遺伝子の転写
善太
遺伝子の翻訳
善太
DNA/RNA/タンパク質のまとめ
廉介
ゲノム情報の解析
廉介
ゲノムは不変ではない (1)
廉介
ゲノムは不変ではない (2)
廉介
生物進化の足跡
廉介
ウイルスの生物学
廉介
生物の活動と遺伝子
金勝 廉介
第 15 週
金勝 廉介
生物体の遺伝的改変
第 16 週 梶浦 善太・金勝 廉介 学期試験
(4)成績評価の方法
期末試験により評価する。期末試験では「授業のねらい」で設定した目標への到達
度をはかることができる問題を出題する。出席状況も加味する。
(5)履修上の注意
同じ日の第 4 限に開講される「基礎分子遺伝学の世界」とは性格の類似した授業で
あるので、両方を受講することは認めません。前記授業は Beginner course, 本授
業はAdvanced course として位置づけられている。自分の知識背景を分析し、どち
らかふさわしい方を受講されたい。
(6)質問,相談への対応
大学の授業では、授業中に他の受講者のいるところで質問することが大原則である。
これにより全員が質問事項にたいする回答を共有することができるし、また授業も
より高度な内容に発展させることができる。質問することを恥ずかしがってはいけ
ない。
梶浦はメールでも受け付ける(zkajiur@shinshu-u.ac.jp)。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎専門知識と応用力
理・医・工・農・繊で生物系の受講生には、講義の一部に難易度の高い
内容を紹介する。
◎専門外の知識
高校生物Ⅱを履修していない人や生物系以外の受講生には、基礎の内容
を紹介する。
遺伝学や分子遺伝学では数学と確率統計を用いるため演習問題を行うこ
◎普遍的・数量的理解力 とがある。
【教科書】
『分子遺伝学の基礎』P. Berg & M. Singer 著,岡山博人 監訳(東京化学同人)
3,300 円
【参考書】
『分子遺伝学』T.A. Brown 著,西郷薫 監訳 (東京化学同人) 5,200 円
『分子からみた生物学』 石川 統著 (裳華房) 2,700 円
『ハートウェル 遺伝学 遺伝子、ゲノム、そして生命システムへ』監訳 菊池韶
彦 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2010年 10,500円
『21世紀の分子生物学』MBSJ 日本分子生物学会 編 (東京化学同人) 2011年 3,200円
03108
県内大学開放授業
生物の世界
(1)授業のねらい
日進月歩の勢いで進展する分子遺伝学を、その黎明期から最近の成果までわかりやすく
解説する。
この授業は単に専門課程に向けた基礎知識、あるいは単に分子生物学の技術を学習する
ためのものではない。現在、分子生物学に対する人々の理解や認識はさまざまである。
遺伝子を組み換えさえすればどんな夢のようなことでも簡単に実現すると考えている人、
クローン生物に対する正しい理解がない人なども少なくない。分子生物学の可能性と限
界について、正しく冷静な知識と良識・判断力を育てることは非常に大切なことである。
したがって、将来ライフ・サイエンスとは異なる分野の専門課程に進学する学生諸君に
こそこの授業を受講してもらいたいと願っている。
授業では分子生物学の進歩を支えた古典的な生物学的知見や、研究者が重要な発見をす
るに至るきっかけとなったエピソード、生命・人間・社会の倫理も話題として取り上げ
る予定であり、これこそが本授業の目標とする重要な課題である。
(2)授業の概要
指定した教科書の話題を、原則として毎週 1 章の割合でとりあげ、解説してゆく。そ
の過程でなるべく多くの周辺知識に触れるように心がけたい。
なお、教科書はコンパクトなものであるが、内容は極めて盛りだくさんである。授業で
は各章で述べられる話題のうちから最も大切なところを取り上げてできるだけやさしく
解説するつもりである。皆さんはそれをきっかけにして各章全体の自習を心がけてもら
いたい。
金勝
梶浦
梶浦
梶浦
梶浦
梶浦
梶浦
梶浦
金勝
金勝
金勝
金勝
金勝
金勝
金勝
金勝
梶浦 善太
対象学生 全
授業題目 基礎 分子遺伝学の世界
授
業 英文授業名 Fundamental Molecular Genetics, Beginner Course
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・4時限
目
講義室 共通教育65講義室
授業形態
講義
備考
(3)授業計画
第 1 週
第 2 週
第 3 週
第 4 週
第 5 週
第 6 週
第 7 週
第 8 週
第 9 週
第 10 週
第 11 週
第 12 週
第 13 週
第 14 週
第 15 週
第 16 週
市民開放授業
廉介・梶浦 善太 イントロダクション
善太 遺伝の基礎
善太 細胞と染色体
善太 遺伝子の本体
善太 遺伝子の複製
善太 遺伝子の転写
善太 遺伝子の翻訳
善太・金勝 廉介 前半のまとめ・後半の要約
廉介 ゲノム情報の解析
廉介 ゲノムは不変ではない(1)
廉介 ゲノムは不変ではない(2)
廉介 生物進化の足跡
廉介 ウイルスの生物学
廉介 生物の活動と遺伝子
廉介 生物体の遺伝的改変
廉介・梶浦 善太 学期試験
担当教員
市民開放授業
金勝 廉介
梶浦 善太
対象学生 全
(4)成績評価の方法
期末試験により評価する。
期末試験では「授業のねらい」で設定した目標に沿い,いたずらに暗記に頼るような内
容ではなく、できるだけ知識を総合した「生物の全体像」を大切にし、理解するような
ものにしたい。
(5)履修上の注意
同じ日の第 3 限に開講される「分子遺伝学の世界」とは性格の類似した授業であるの
で、両方を受講することはできません。
前記授業は Advanced course, 本授業は Beginner course として位置づけられている。
自分の知識背景を分析し、どちらかふさわしい方を受講してください。
授業計画は基本的にテキストの章とほぼ一致しています。あらかじめ該当する章を読ん
で予習してから授業に臨んでください。
(6)質問,相談への対応
大学の授業では、他の受講者もいる授業中に質問することが大原則である。これにより
全員が質問事項に対する回答と、それにともなって紹介される知識を共有することがで
きる、また授業もより高度な内容に発展させることができる。
質問することを恥ずかしがってはいけない。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
できるだけ広い話題をエピソードも交えて解説します。
◎多様な文化受容マインド できるだけ広い話題をエピソードも交えて解説します。
◎専門外の知識
できるだけ広い話題をエピソードも交えて解説します。
【教科書】
P. Berg & M. Singer 著,岡山博人 監訳『分子遺伝学の基礎』第 1 版,
4-8079-0410-8,東京化学同人,1994,3,300円
【参考書】
『分子生物学』柳田 充弘 ら編(東京化学同人) 3,200円
教養118
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
03110
授業題目
応用動植物学
生物の世界
授
業 英文授業名 Applied Science of Animals, Plants and Mushrooms
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 火曜・3時限
目
講義室 共通教育62講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
われわれが利用している動物,植物およびきのこを中心とする菌類について,
1.生物学的ならびに生態学的な基礎を習得する.
2.野生種が栽培化,家畜化されてきた歴史を科学的に理解する.
3.種類と特徴および利用について理解する.
4.上記3項目を実現できていることを標準的な達成レベルとしています.
5.上記3項目について体系的に理解し,応用する力があることを高度な達成レベルと
しています.
(2)授業の概要
動物,植物およびきのこを中心とする菌類について野生のものをどのように利用し
,改良してきたかを解説します.その基礎となる構造,生理,生態,遺伝資源につ
いて各分野の教員がスライド,実物などを見せながら講義します.
(3)授業計画
授業計画
1.根本和洋 植物遺伝資源の保全Ⅰ
2.根本和洋 植物遺伝資源の保全Ⅱ
3.松島憲一 作物栽培の高度化
4.松島憲一 栽培植物の加工・利用
5.南 峰夫 植物の構造と機能
6.南 峰夫 栽培植物の種類と特徴(イネ科・マメ科)
7.高木優二 実験動物の種類と特徴
8.高木優二 動物遺伝資源の開発と利用
9.辻井弘忠 野生動物から家畜へ(イノシシ・ウシ等)
10.辻井弘忠 家畜の種類とその特徴 11.山田明義 きのこの利用と栽培
12.山田明義 きのこの生理・生態の基礎
13.福田正樹 きのこの生活環
14.福田正樹 きのこの交配と遺伝
15.福田正樹 きのこの遺伝資源
16.根本・松島 試 験
福田 正樹 他
対象学生 全
教員内線電話:851-2478 価します.
5.追試験は実施します.対象者は「やむを得ない理由によって期末試験を欠席する
ことを事前に連絡し許可を得た学生」のみです.その他は追試験の対象としません
.
(5)履修上の注意
1.担当教員が執筆した教科書を使用します.あらかじめ教科書を読み予習すること
で講義を理解しやすくなります.
2.日常的に講義内容を自分の食生活やスーパーの食品売り場の様子と結びつけて考
えることでより理解と興味が深まります.
3.この科目は教室定員を越えた際,A(生命)以外の学生に対して受講制限を行う場
合があります(第1回授業の際,抽選により決定します).
(6)質問,相談への対応
1.質問については,講義時間中に受付けます.相談については,講義終了後個別に
対応します.それ以外の時間はメール等で対応します.
2.連絡先 南 峰夫 0265-77-1618 [email protected]
松島憲一 0265-77-1639 [email protected]
根本和洋 0265-77-1619 [email protected]
高木優二 0265-77-1617 [email protected]
福田正樹 0265-77-1621 [email protected]
山田明義 0265-77-1631 [email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
1.期末試験を行います.動物,植物,きのこの各分野から各1題出題します.
2.期末試験では教科書だけ持ち込みできます.
3.講義の理解度を測るための,動物,植物,きのこの各分野から出題する期末試験
(30点x3分野)と出席点(10点)で評価します.
4.期末試験は高度な達成レベルを最高点として難易度を設定しています.総合得点
が90点以上を秀,80点以上を優,70-79点を良,60-69点を可,59点以下を不可と評
時間割コード
担当教員
◎科学リテラシー
動物,植物,きのこの細胞構造,生理・生態,遺伝などについての基礎
事項を学ぶ
◎専門知識と応用力
動物,植物,きのこの生物学的な基礎を学び,品種改良などへの応用力
を身につける
◎環境基礎力
生物資源の環境への関わりについて学ぶ
【教科書】
「応用動植物学」辻井・南・大政編(川島書店)2,300円
【参考書】
「馬と進化」G.G.シンプソン著(どうぶつ社)3,800円
「実験動物入門}中野健司著(川島書店) 3,700円
「作物がたどった道」古賀龍史著(PHP) 2,000円
「きのこの利用」川合正充著(築地書館)2,000円
「きのこの一生」堀越ら 著(築地書館)2,060円 03111
県内大学開放授業
生物の世界
授業題目 農環境保全学概論
授
業 英文授業名 Conservation Science of Agro-environment
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
農学に関する幅広い知識と農業技術の関連性を習得するため,農業の生
産性を維持しながら農薬・肥料等の投入を減らし,生物や環境への負荷
軽減を図る環境保全型農業の基本的概念を理解する。講義を通して,農
業生態系の生物多様性がどのように維持され,また保全するにはどのよ
うな取り組みが必要か,総合的に判断するための力を養成する。
(2)授業の概要
農業生産における環境負荷をはじめに理解する。農業生態系において
,どのような要因で生物多様性が維持されているかを理解し,農業生産
活動を持続する上で、環境保全と有害生物管理の両立を目指すIPMが
提唱された背景を解説する。
植生(渡邉修)、土壌生物(斎藤勝晴)、病理(加藤新平)の専門教
員によるリレー式の講義を行う。
(3)授業計画
1.ガイダンス(渡邉)
2.農業生産における環境負荷(1)歴史(斉藤)
3.農業生産における環境負荷(2)化学肥料(斉藤)
4.農業生産における環境負荷(3)地球温暖化(斉藤)
5.農業生産における環境負荷(4)除草剤・殺虫剤(渡邉)
6.農業生産における環境負荷(5)殺菌剤(加藤)
7.生物多様性の概念(渡邉)
8.水田の生物多様性(渡邉)
9.草地の生物多様性(斉藤)
10.農耕地における微生物の多様性(加藤)
11.農地の多面的機能(渡邉)
12.微生物と環境保全(加藤)
13.里山の保全(渡邉)
14.土壌・水環境の保全(斉藤)
15.IPM(渡邉)
16.テスト(渡邉)
担当教員
市民開放授業
渡邉 修 他
対象学生 全
教員電話:0265-77-1401 2/3以上の出席が必要。
100点満点で,60点未満は不可,60点以上70点未満は可,70
点以上80点未満は良,80点以上90点未満は優,90点以上は秀と
する。
(5)履修上の注意
食料生産科学科の学生は必ず履修すること(A1001として履修登録,学
部開講必修科目)。
他学部,他学科の学生は共通教育科目(03111)として履修登録する。
なお,受講者が100名を大きく超えるときは,抽選により受講制限(
食料生産学生を除く)を行うことがある。
(6)質問,相談への対応
質問等は原則として講義終了後に受ける。時間外の場合は教員メール
([email protected])で適宜対応する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎地域環境に関する理解 農耕地における有害生物管理方法と農薬等の環境負荷を学ぶ
◎問題発見・解決能力 持続的農業生産に関わる問題点をレポート
(4)成績評価の方法
出席および随時実施する小テスト30%,最終テスト70%で評価する。
【教科書】
特に指定しない(資料を配布)
【参考書】
「ただの虫」を無視しない農業、桐谷圭治、築地書館、2004年
「農学基礎セミナー」環境と農業、西尾道徳 他、農文協、2003年
教養119
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03196
「DNAおよび遺伝子操作の基礎」ゼミ
生物の世界
授
業 英文授業名 Basics and manipulation of DNA and gene
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・4時限
目
講義室 共通教育212演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
生物の本質である自己複製は,遺伝子であるDNA分子によって担保されます。したがって,
生物について理解するためには,DNA分子の構造,複製の仕組み,そして,実際の機能分子
であるタンパク質との関係について知らなければなりません。これらのことに関して,教科
書や書籍,あるいはウェブ上で様々な解説や図版を見ることができます。しかし,実際に自
分の手で細胞を壊し,DNAを取り出し,自分の眼で見ることは,どんなに工夫されたきれい
な絵を見るよりも,確かな理解につながります。
そこで,このゼミでは,最小限の知識を確認したうえで,分子生物学の基本となるDNAと
遺伝子を実際に自分で扱うことによって,知識と実体験を関連づけ,絵空事ではない,細胞
内の姿を実感することを目的とします。
この科目では「人類知の継承」のうち科学リテラシーと、「科学的・学問的思考」の中か
ら普遍的・数量的理解力と専門知識と応用力の3つの能力獲得を目指します。
(2)授業の概要
まず初めに,大腸菌に緑色蛍光タンパク質(Green Fluorescent Protein: GFP)を導入し,遺
伝子発現とはどういうことか,体験します。この観察結果を常に頭に置きながら,第3週か
ら第8週までは,講義室でDNAの構造やその発現機構等,分子生物学の基本的な内容について
概説します。第9週から第15週までは,再び実験室に戻って,自分自身の手で細胞にDNAを導
入し,取り出し,観察します。この過程では,実験操作ごとに,細胞の中で起こっているこ
とについて,時間をかけて確認しながら進行します。
(3)授業計画
(1):ガイダンス(講義の目的,概要,評価ルールおよび教科書・参考書等)
(2):導入実験 - 大腸菌へのGFP遺伝子の導入
(3):実験結果の観察 / 遺伝について
(4):遺伝子としてのDNAとその構造
(5):DNAの複製と細胞分裂
(6):DNAからタンパク質へ
(7):遺伝子の発現調節
(8):タンパク質の構造と酵素としての機能
(9):実験①および基本的な機器の事前説明と安全上の注意
(10):実験① 大腸菌へのlacZ遺伝子の導入
(11):実験①の解説と実験②の事前説明
(12):実験② 大腸菌からの核酸の抽出
(13):実験②の解説と実験③の事前説明
(14):実験③ アガロース電気泳動による核酸の観察
(15):総合討論および総括
* 期末試験は行いません(試験期間内の講義はありません)。
伊藤 靖夫
対象学生 全
(5)履修上の注意
・講義中は私語、携帯電話、飲食厳禁です。特に,実験室に飲食物を持ち込み,複数回注意
されるような場合には,それ以降の受講を認めません。
・規定人数を超える場合,受講制限を行います。その際,本ゼミの内容が専門により近い方
,次に,高校での生物の履修度がより低い方を優先します。特に,農学部の方で,高校で生
物を全く履修されていない方には,受講されることを勧めます。
・特に前半の座学の部分は,私が担当する「生物科学 I」と内容が重複します。また,高校
で生物をあまり学ばれていない方を念頭においていますので,開講期間中に同じ内容を重複
して説明することもあります。
・受講生の理解度によって,4∼8週の内容に関しては順序を入れ換える可能性があります。
・実験を行う週には,操作ミス等によって,時間内に作業が終わらない場合がありえます。
したがって,次の時間帯(5限)には,他の講義をとらないことが望ましい。
(6)質問,相談への対応
・講義時間中に,十分,時間的余裕はあると思いますので,積極的に質問して下さい。
・研究室(北校舎1階、東側)に来て頂ければ、適宜対応します。研究室のドアに所在を示
しており、メモ板もありますので、不在の時は、メモを残して下さい。また、メールでの質
問等も歓迎します([email protected])。ただし、添付資料があったり、返信が長文
になる場合もありますので、携帯からのメールには対応しません。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創造マイ
遺伝子について理解し,活用のための基礎を身につける
ンド
(4)成績評価の方法
・最終的に提出するレポート 50%。出欠の確認を兼ねて毎週提出する,小テスト・要旨
50%。
・60%以上で単位を認定し、本学の成績評価基準に則って可から秀の評価を行います。
時間割コード
担当教員
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
グループ単位で行う実験によって,共同作業のトレーニングの機会とする
◎科学リテラシー
分子生物学の基礎について理解する
【教科書】
1:和田勝, 生物学・細胞生物学, 第2版,4758120188, 羊土社,2011,3150円
2:中山広樹・西方敬人,バイオ実験イラストレイテッド〈1〉分子生物学実験の基礎,
487962148X,秀潤社,1995,3465円
3:中山広樹・西方敬人,バイオ実験イラストレイテッド〈2〉遺伝子解析の基礎,
4879621498,秀潤社,1995,3570円
【参考書】
開講期間中に適宜提示します。
03197
生物の世界
授業題目 土壌学ゼミ
授
業 英文授業名 Introduction to Soil Science
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・1時限
目
講義室 共通教育312演習室
授業形態
演習
備考
担当教員
國頭 恭
対象学生 全
(1)授業のねらい
土壌は、陸域生態系や農業だけでなく、様々な環境問題においてもきわ
めて重要な役割を果たしている。この授業では、土壌の基本的な性質、
機能について理解することを目的とする。
(2)授業の概要
土壌の化学的性質や、土壌生物の働きについて理解する。また環境問題
と土壌との関連についても学習する。
(3)授業計画
1.土壌の成分と構造
2.土壌生成と土壌の種類
3.土壌の性質と機能(1)
4.土壌の性質と機能(2)
5.土壌と植物栄養
6.演習(1)
7.土壌動物の働き
8.土壌微生物の働き(1)
9.土壌微生物の働き(2)
10.土壌の物質循環(1)
11.土壌の物質循環(2)
12.演習(2)
13.土壌と環境問題
14.(土壌と環境問題)についての発表会(1)
15.(土壌と環境問題)についての発表会(2)
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
演習が30%、レポート及び発表が30%、出席が40%で評価します。ただし、
授業に3分の2以上出席する必要があります。
(5)履修上の注意
授業後に復習をするようにして下さい。
(6)質問,相談への対応
授業終了後に受け付けます。
◎科学リテラシー
土壌の性質を、基礎的なレベルで理解する。
◎地域環境に関する理解
土壌と環境問題の関連性について、資料をあつめてレポート
を作成する。
【教科書】
指定しない(プリントを配布します)。
【参考書】
土とは何だろうか?(著者:久馬一剛、出版社:京都大学学術出版会、
価格:1500円)
教養120
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03198
県内大学開放授業
自然誌・博物学ゼミ
生物の世界
授
業 英文授業名 Natural history seminar
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育403演習室
担当教員
曜日・時限 火曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
地球上の自然の成り立ちを理解するためには、生物と非生物の関連や生
物の生様や有様を知る必要がある。そのための第一歩として、生物(動
物・植物)をどのように人が認識してきたかについて、生物の体の構造
や発生などによる分類体系の学習を通して知ることを目的とする。分類
体系と言っても、生物群すべてを網羅することはできないので、身近な
動植物で基本的な見方を習得する。
高校で生物の分類を学ばなかった人も、中学校の生物の分け方で用いた
こと(形質等)が今の分類ではどのように用いられているか?という興
味を持ってほしい。
(2)授業の概要
生物の大きな分類群の話から始める。植物・動物についての分類体系を
知り、その体系がどのような形質によって認識されてきたかについて実
際に観察する。また、植物標本や動物標本を実際に作成し、その保存
(収蔵)や展示利用方法についても学習する。
(3)授業計画
1.ガイダンスと分類体系の話 山本
2.分類の基礎 1) 生物分類の話 2)学名の話 島野
3.植物の分類1. 1) 植物の分類体系 2)植物の生態 島野
4.植物の分類2. 植物の体(シダ、裸子、被子、その他)の観察 佐藤
5.植物標本作製法と収蔵展示法 佐藤
6.動物の分類1.動物の分類体系と動物標本庫の見学 山本
7.背骨のない動物1 背骨のない動物の分類 東城
8.背骨のない動物2 標本作製と観察 東城
9.背骨のある動物1 背骨のある動物の分類 山本
10.∼13回は背骨のある動物の骨格とその標本作成を行う。 山本
14.まとめ1 (生物と非生物の関係、標本の重要性)
山本
15.まとめ2 全員
動物と植物の解剖や標本作製法の実習を行い、標本の展示方法や収蔵方
法を知る。
時間割コード
佐藤 利幸,島野 光司,東城 幸治
対象学生 全
備考
(4)成績評価の方法
4名の教員による授業であり、毎回レポート提出を求める。
このレポート提出によって最終試験の受験または最終レポートの提出資
格を認める。
各回の出席状況や提出物の内容70%、レポート30%で成績をつける。
(5)履修上の注意
一方的に教員が話す授業だけではないので、解剖や標本作製に積極的に
取り組むことのできる学生の参加を求める。時間内に終わるように工夫
するが、見学会などが土日になる場合もある。
生物の遺体や、虫を見て、「臭い、汚い、気持ち悪い」とすぐに思う人
は履修しないこと。
(6)質問,相談への対応
山本(理学部C605)へ、メールまたは口頭で随時可能。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎専門外の知識
今後自身が学ぶこととは直結しない分野について、その学問
の糸口を得る事が出来る。
◎環境基礎力
生物の体の成立ちを知る事で、生物と環境との相互作用を知
ることができる。
【教科書】
適宜プリントを作成しますが,黒板の内容はノートに取ること。
【参考書】
ニールシュービン:ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト 早川書房
03199
生物の世界
授業題目 植物生態学ゼミ
授
業 英文授業名 Plant Ecology Seminar
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育312演習室
山本 雅道 他
県内大学開放授業
担当教員
島野 光司
曜日・時限 金曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
身の回りの植物を自分たちで検索しながら覚えていく.また,それら
の生活を見ていくことで,自然の仕組みを理解する.こうしたことを自
分でできるスキルを身につける.
授業名は植物生態となっているが,植生(草地や森林など植物のあつ
まり)や,それを生活の基礎とする動物,あるいは,それらのハビタッ
ト(生育地,生息地)である自然環境そのもの(山や川など)を知る.
対象学生 全
備考
険に加入していることを条件とする.
(6)質問,相談への対応
・適宜受け付ける.
理学部C棟603号室が島野研究室.
(2)授業の概要
葉による植物の同定のために必要な項目を覚え,実際に自分たちで植
物を同定していく.どの様な植物が,何処に生育しているかをみること
で,植物たちの生態を理解する.
後半は,学生諸君が班を作り,班ごとにキャンパス内の植物を他の学
生に紹介していく形式をとる.
(3)授業計画
・初回はガイダンス.テキストや参考資料の紹介と,授業の進め方につ
いて相談するので,受講希望者は必ず初回に参加すること.
・2回目以降は,キャンパス内の植物を,「どんな植物が何処に生育し
,どんな生活をしているか」に着目しながら見ていく.
・雨天時は,室内で学名の成り立ちや分類についての講義.
・最終レポートは,植物を紹介するweb siteの作成を持ってこれに換え
る.
webで「島野研究室」を検索すると,過去の学生諸君の成果を見るこ
とができる.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ 自然を自分の目で認識していきながら,自然の楽しみ方を覚
インド
える.
◎地域環境に関する理解 身の回りの,身近な自然を理解する.
(4)成績評価の方法
・毎回の出席,発表の内容を評価対象にする.
・最終レポートの提出(web siteの作成)
(5)履修上の注意
・興味を持ち,積極的に参加できる学生諸君に集まってほしい.
・野外エクスカーション参加時には,生協や,大学などで入れる傷害保
【教科書】
・追って指示する.
【参考書】
「野に咲く花」山と渓谷社
「葉でわかる樹木」信濃毎日新聞社
教養121
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03200
県内大学開放授業
教養としての物理学
物質の構造と動態
授
業 英文授業名 Physics
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育13講義室
担当教員
市民開放授業
安達 弘通
曜日・時限 木曜・3時限
授業形態
講義
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
物理学がどのようなものかを知り、自然を論理的に把捉する立場を学ぶ。
(2)授業の概要
物理学の概要を伝える授業。扱うテーマは、物理学の中の区分けで言う
と「力学」「電磁気学」「相対論」。それぞれにつき取り上げる話題は
限られるが、単なる知識の寄せ集めにならないよう、話の流れを大切に
して行きたい。講義は主に板書で進めて行く。
(3)授業計画
物体の運動、電磁気現象、時間と空間、の各テーマについて、それぞれ
数回ずつの授業をあてて解説して行く。
(4)成績評価の方法
出席(50%)、レポート(50%)により総合的に評価する。レポートでは、
定型の試験問題を解くような能力はあまり問わない。課題に対する主体
的な取り組み、探究心、向学心を重視する。なお、レポートに2つ以上
の未提出がある場合、評価は「不受講」とする。
(5)履修上の注意
毎回授業に出席し、復習をして、話の内容、出てきた数式、計算をその
都度理解するよう心掛けること。また、一つ一つのレポートを確実に提
出して行くこと。
(6)質問,相談への対応
授業中、授業後
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創
その授業で扱う学問領域に関するレポートを課す
造マインド
◎科学リテラシー
その授業で扱う学問領域に関するレポートを課す
◎専門外の知識
その授業で扱う学問領域に関するレポートを課す
【教科書】
指定しない
【参考書】
指定しない
時間割コード
03201
県内大学開放授業
物質の構造と動態
授業題目 宇宙から原子への旅
授
業 英文授業名 Journey from cosmos to atom
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
担当教員
市民開放授業
鈴木 治郎 他
対象学生 全
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(1)授業のねらい
様々な自然現象を知り、自然観を豊かにすると同時に、科学の有用性を理解する。
(2)授業の概要
私たちを取り巻く世界を大きさに注目して、宇宙から原子にいたる様々な現象を全学教育機構の自然科学
系の複数の教員が分担して解き明かします。文系の皆さんにも配慮した内容です。
なお,受講希望者が100名を超えた場合は受講生を抽選で決定しますので,興味のある学生は必ず第1回目
の講義に出席してください。
(3)授業計画
1.導入(佐々木)
2.銀河系と第2の地球探し(三澤)
3.地質学で扱う時間(大塚)
4,地球環境の変遷(大塚)
5.アルゴリズムとヒューリスティックス(湯田)
6.結び目(片長)
7.8.円周率の歴史をみてみよう(高野)
9,10.微生物の世界(今津)
11.身の回りの問いと生命の存在理由(伊藤)
12.高分子の鎖(村上)
13.光の化学,磁気の科学(勝木)
14.原子から宇宙へ(安達)
15.スケールフリーの世界 自己相似の幾何学(鈴木)
◎人類知の継承と未来創造マインド
講義中に示される課題等に取り組む
◎専門外の知識
講義中に示される課題等に取り組む
【教科書】
ありません。担当の教員が資料を用意します。
【参考書】
下記に挙げる書物は講義内容に直結するとは限りませんが、自然の豊かさ、不思議さ、そして、それらを
解明しようとする人類の努力を語るものです。
フィリス・モリソン,フィリップ・モリソン,チャールズおよびレイ・イームズ事務所,村上 陽一郎,村上
公子,パワーズ オブ テン―宇宙・人間・素粒子をめぐる大きさの旅,978-4532062392,日本経済新聞出
版社,4,280円
EAMES FILMS,チャールズ&レイ・イームズの映像世界[DVD]
井田茂,佐藤文衛,田村元秀,須藤靖,宇宙は「地球」であふれている -見えてきた系外惑星の素顔-,
978-4-7741-3367-6,技術評論社,1,659円
川上伸一,東條文治,地球史がよくわかる本―「生命の星」誕生から未来まで,9784798024356,秀和シス
テム,2,100円
市川伸一,考えることの科学―推論の認知心理学への招待 ,978-4121013453,中公新
書,693円
ピ-タ-・J.ベントリ-/日暮雅通,数の宇宙―ゼロ(0)から無限大(∞)まで,9784903487274,悠書館,
6,090円
L.ニューワース著、このひもは結ばれているか、日経サイエンス、380円、ISBN-10: 4532064503
太田春外著,高校と大学をむすぶ幾何学,日本評論社,2010
ISBN978−4−535−78619−6 (本体価格 2500円)
小林昭七著,円の数学,裳華房,1999
ISBN4−7853−1516−4 (本体価格 1700円)
(4)成績評価の方法
1回担当する教員は10点,2回担当する教員は20点満点で評価します。評価の方法は講義で示されます。合
計140点満点での得点を100点満点に換算します。10回以上出席しなければ評価の対象になりません。
宮道慎二ら(編), 微生物の世界, 4924753564,筑波出版会, 12,600円
リチャード・ドーキンス:利己的な遺伝子 <増補新装版>:4314010037:紀伊國屋書店:2006:2940円
高分子学会編集,高分子新素材 One Point 全20巻,共立出版
ファラデー (著), 竹内 敬人 (翻訳),ロウソクの科学 (岩波文庫),岩波書店,978-4003390917,630円
カソクキッズ(http://www.kek.jp/kids/comic/)
須藤靖「ものの大きさ」 ISBN4-13-064100-X,東京大学出版会,2,400円 B.マンデルブロ著 広中平祐監訳,フラクタル幾何学 上,ちくま学芸文庫,978-4-480-09356-1,定価
1,575 円
B.マンデルブロ著 広中平祐監訳,フラクタル幾何学 下,ちくま学芸文庫,978-4-480-09357-8,定価
1,680 円
(5)履修上の注意
複数の教員が担当するので,よく注意してください。
(6)質問,相談への対応
原則として,講義後に受け付けるほか,講義担当者が提示します。
教養122
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03202
生活の中の科学
物質の構造と動態
授
業 英文授業名 Science in Our Life
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育20講義室
担当教員
曜日・時限 木曜・3時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
高校までに習っていた化学などの自然科学は理系の研究を行う上で必要不可欠な知識と
いう点において極めて重要である。 しかし日常生活を続けていく上で、あまりその科
学的知識との関連について詳しく教えられてこなかった事が多いのが現実である。
さらに男女共同参画などの問題も社会科学と考えれば科学の一つとして認識して良い。
従って本授業では日常生活で利用、体験している事柄で科学と深く関連している事柄を
ピックアップしてそれを解説することによって、科学をより身近なものとして実感し、
各自の今後の人生に活かしていただくことが狙いである。
(2)授業の概要
私の方から毎回異なったテーマを探し、それを科学的に解説します。それらテーマにつ
いて各自でさらに詳しく調べて自分のものとして下さい。レポートとして随時提出して
もらいます。
化学的事項を中心に話しますので化学をきっちり履修してきた人が受講してくれる方
が講義をしやすいのですが、化学を充分に履修していない人でも何とか理解できるよう、
「化学」を「科学」ととらえ、噛み砕いて話す努力をしますので文系の人でも安心して
受講して下さい。「高校で化学を履修していないから、もっと理解できるように説明せ
よ。」と主張する人が稀にいます。しかし、わからなければ高校の化学等の教科書や参
考書などで復習するという皆さんの努力は必要で、それが大学生です。
さらに地球温暖化などの社会問題にも言及するので、信大の環境マインドを理解した
社会人として考え、行動するステップとしてほしい。
村上 好成
竹内 美晴
対象学生 全
備考
以上を予定しているが、外部講師の都合によってはこの順序やテーマの変更もあり得る。
(4)成績評価の方法
出席回数,アンケートを含むレポート、複数回の小テスト等で総合的に評価します。
授業計画を見ていただければ少し推察できると思いますが私が授業で話す内容は私が様
々な分野の勉強、経験からまとめた私のオリジナルです。すなわち授業に出てこないと
同じ話は他では聞けない話が多いのです。ですから出席を最重要視するので出席点の割
合が高く、欠席が4回を超えると大きく減点され、不合格になる可能性大です。
(5)履修上の注意
初回の講義で授業の進め方,シラバスだけでは当然わからない私の人生哲学なども話し
ます。 受講制限は受講希望者が250名を越える場合行います。例年受講可能人数の倍
の希望者があります。4月12,13日の2日間にwebに登録し、抽選で250名の受講生を決定し
ます。webでの抽選を行わず2回目授業に漫然と教室に来ても受講を許可しませんので注
意して下さい。
(6)質問,相談への対応
この講義時間中に可能な質問,相談は授業中いつでも受付けますので授業中どしどし質
問して下さい、それが授業を盛り上げることにも繋がります。
決めた時間のオフィスアワーは設けませんが個別の質問、相談に対しても積極的に時間
を取ります。そのための連絡方法は初回の授業時に示します。
今年度は社会の第一線で働く女性研究者による講義を実施し、社会で必要とされる人
間力を身につけるとともに男女共同参画の意識を高めることもこの講義の目的とします。
(キャリア教育)
(3)授業計画
第1週:授業の進め方と大学生活へのアドバイス
第2週:汚れを落とす合成洗剤と石鹸って?
第3週:何故焼酎の水割りが飲めるの?
第4週:何故電子レンジで温められるの?
第5週:色ってなあに?
第6週:合成繊維のいろいろ
第7週:紙おむつから子育て・男女共同参画へ
第8週:環境アセスメントの現場から∼男女共同参画も含め
第9週:こんなに使われている食品添加物
第10週:農薬って?
第11週: 水の化学―水道水、酸性雨、海洋汚染
第12週:環境ホルモンって?
第13週:フロンガスとオゾン層の破壊―紫外線の害
第14週:地球温暖化の現実と我々
第15週: あるノーベル化学賞受賞テーマの解説と受賞の舞台裏
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マインド
自分は大学で何をどう学んでいくかをつかんでモチベーションを高めていた
だきたい。
◎社会的行動マインド
男女共同参画と環境問題等を知ることによって自分のこれからの行動や職業
を考えてる。
◎問題発見・解決能力
便利な技術の欠点の可能性を知り、解決法を自分で考える態度を養っていた
だきたい。
◎専門知識と応用力
どの分野でも専門知識の取得から始まり、応用が生まれることを知っていた
だきたい。
【教科書】
使用しませんが、適宜手作りプリントを作製し配布します。
【参考書】
「高校の化学教科書」、「身の回りを化学の目で見れば」(加藤俊二著、化学同人、1
700円)、他授業中に随時紹介する。
03203
物質の構造と動態
授業題目 物理学の世界【SUNS】
授
業 英文授業名 An Invitation to Physics
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育61講義室
県内大学開放授業
担当教員
市民開放授業
矢部 正之
曜日・時限 木曜・5時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
「物理学」と言っても、物理学を道具として利用するための知識を得るための
授業ではありません。もちろん、物理学は色々な場面で大変強力なツールとなり
ますが、それを抜きにしても(抜きにしたほうが)楽しくて面白い世界です。こ
の授業では、その物理学の世界の一端に触れて、科学的なものの見方・考え方を
体得します。自然を素直に観て、感じて、理解することを体験的に学びます。
(2)授業の概要
身の回りの事象について、物理学の基本事項と関連して、(基本的に)講義1
回ごとに対象とテーマを定めて学びます。内容は、物理学全般にわたりますが、
特に、力、波、電気と磁気などに関わる身近な例を用いて、解説をしたり、場合
によっては、受講生自らに考えてもらいます。
(3)授業計画
概ね、以下の講義日程で実施します。
ただし、授業の進捗状況、受講生の状況によって適宜変化します。ネット上の
講義Webページ(具体的な方法は、ガイダンスでお知らせします)で確認してく
ださい。
第 1回 物理学って何?(履修ガイダンス)
第 2回 綱引きの科学(見えない力を評価する)
第 3回 トルストイは正しいか?(力の合成と分解)
第 4回 ビデオとアリバイ(行動の記録と運動)
第 5回 バイト代は適切か?(仕事の評価とエネルギー)
第 6回 フィギュアスケートの科学(回転運動)
第 7回 自転車はなぜ倒れない?(色々な保存則)
第 8回 シャワーカーテンの怪(流体力学の世界)
第 9回 ノイズキャンセラーヘッドフォンの秘密(波の伝わり方)
第10回 モスキート着信音(音の性質、波と生体)
第11回 スタンディングウェーブ現象と楽器の共通点(定常波)
第12回 超音波診断は優しく、ネズミ捕りは厳しい(ドップラー現象)
第13回 「パチッ」は嫌い!(静電気)
第14回 人間も電気と磁気の賜物(生体電磁気)
第15回 まとめ
対象学生 全
備考
(5)履修上の注意
1)欠席・遅刻しないこと。本講義は、原則として1回完結の講義形式であり補
完が利かないので、時間の最初から必ず受講すること。
2)高等学校での物理の履修を前提にしていないので、気軽に受講してください。
ただし、教室の大きさ等の制約で、受講制限をする場合があります。その際は文
系の学生を優先しますのでご承知おきください。また、講義の目的が科学的なも
のの見方の習得であるため、直接には理工系の物理や関連科目の補習にはならな
いので注意してください。
3)第1回授業のガイダンスは、ネット上に事前にコンテンツとして提示されま
す。受講希望者は、第1回目の授業出席に代えて、このコンテンツで学習しても
構いません。
4)この科目は「高等教育コンソーシアム信州」に共同配信される授業です。同
コンソーシアム加盟の県内7大学と本学の他キャンパスでも受講できます。その
ため、情報通信技術を用いた学習システムを多用しますので、ご承知置きくださ
い。
(6)質問,相談への対応
まず、授業時間に積極的に質問等をしてください。
さらに、オフィスアワー(毎週月曜日昼休み)およびその他の時間帯でも、気
軽に研究室をたずねてください。また、不在の際は、メモやメールでアポイント
を取るか、メール([email protected])での質問・相談、ネット上の講義
Webページの掲示板等もご利用ください(特に遠隔での受講者)。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創造
身の回りの事象を例として,物理学の基礎を学ぶ
マインド
◎科学リテラシー
身の回りの事象を,科学的に観察・分析することで,科学的なものの
見方を体得する
身の回りの事象について,疑問を持ち,それを考察する方法を,物理
◎問題発見・解決能力 学を通じて学
(4)成績評価の方法
毎回の授業への出席状況と携帯電話を用いたシステムでの発言・回答状況(合
計して5割)と課題または試験の結果(5割)を参考に、総合的に評価します。
【教科書】
なし。毎回の資料を,講義Webページで提供します。
【参考書】
「新しい高校物理の教科書」山本 明利、左巻 健男著(講談社ブルーバックス、
本体価格1150円+税)
教養123
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03205
身近な化学
物質の構造と動態
授
業 英文授業名 Chemistry in Your Everyday Life
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・3時限
目
講義室 共通教育62講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
私たちの身近にある化学に関する様々なトピックスを取り上げます。
授業内容は,生命現象をつかさどる遺伝子の話から,工業的に利用され
ている化学物質,ナノテクノロジー,環境技術等多岐にわたります。こ
の授業をとおして,私たちの身の回りでいかに「化学」が役立っている
かを知り,化学に関する理解を深め親しんでください。
(2)授業の概要
化学に関する様々な分野で研究をおこなっている工学部物質工学科の
教員がリレー形式で授業を行います。自然界にある多くの化学物質は,
生命現象も含めあらゆる自然現象の主役です。また,私たち人類が作り
出した人工物質も豊かな生活を支えるために欠くことができません。物
質工学科の教員は,これらの物質を化学という立場から分子・原子レベ
ルで研究することで,その性質・機能があらわれるそもそもの理由を理
解・解明し,それにより有用な物質を作り出したりするという研究活動
を行っています。この授業では,それぞれの教員が広い化学の分野から
私たちの身の回りにある化学物質や現象を具体的に取り上げ,わかりや
すく講義します。さらに理解を深めるため,提示された課題について講
義の題材を手がかりに調査をおこない,簡単なレポートを作成します.
(3)授業計画
講義は,工学部物質工学科の教員が担当します。以下の講義内容を予
定しています。都合により,講義順序や内容等が変更になる場合があり
ます。講義日程と詳細な内容は第1回の講義の際に説明します。
1. 受講に関するガイダンス
2. 身近なガラスと特殊なガラスの話
3. 環境にやさしい化学と触媒の役割
4. 電気化学を利用した分析化学
5. 粘土の化学
6. 甘いだけが糖じゃない -糖質の化学とその利用
7. 生物の設計図・遺伝子の不思議
8. 不思議な流体「超臨界流体」
9. 孔のある材料・多孔体の化学
10. 身のまわりの高分子
11. ナノテクノロジーとめっき技術
時間割コード
担当教員
山口 朋浩 他
清野 竜太郎
対象学生 全
12. 生体触媒である「酵素」は働きもの
13. 身の回りにある天然物の化学
14. 石けんから細胞まで-分子集合体の話
15. まとめ 授業内容が多岐に渡るので,特定のテキストは使用せず,毎回各教員が
準備した配布物やスライド等を使用して,授業を行います。原則として
毎回課題が与えられます.レポートを作成をして次回に提出してくださ
い。
(4)成績評価の方法
出席(30%程度)とレポートの内容(70%程度)により成績を評価します。
(5)履修上の注意
詳しい履修上の注意や講義日程・担当者,内容や連絡先等は第1回の
講義で知らせます。講義を受講した後,その内容を再度見直し,それを
手かがりにして課題の調査に取り組み,レポートとしてまとめます。調
査には図書館の蔵書やインターネット上にある情報を利用するなどして
ください。各レポートとも2−3時間程度の授業時間外学習を想定した
課題となります.
(6)質問,相談への対応
質問等は授業終了後にその場でできるだけ受け付けます。それ以外は
電子メールで対応します。窓口メールアドレスは講義の際に示します.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
身の回りで起こっている事象を化学の知識を基礎として理解
◎専門知識と応用力 できるようになる
◎専門外の知識
化学,物理,数学などの知識をあわせて身の回りの事象を総
合的に理解できるようになる
【教科書】
指定しません。各教員が用意した配布物やスライド等を使用します。
【参考書】
特に指定しませんが,講義の際に示すこともあります。
03206
物質の構造と動態
授業題目 生活の中の高分子
授
業 英文授業名 Polymers in Daily Life
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育13講義室
市民開放授業
担当教員
市川 結 他
曜日・時限 水曜・2時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
私たちの身の回りには、生体由来の高分子(biopolymer)から石油を原料
とする合成高分子(synthetic polymer)まで多くの高分子がある。たとえば、
寒天ゼリーや絹は前者であり、スーパーのポリエチレンの袋や発泡スチロ
ールは後者にあたる。本講義で、生活の中で活躍するさまざまな高分子に
ついて、その発見の経緯、種々の機能性とそのメカニズム、さらに安全性、
リサイクル性などについて最先端研究の紹介も含めて学び、私たち生活の
中で活躍する高分子について理解しすることを目的とする。
(2)授業の概要
各分野で世界最先端の研究に従事している繊維学部 機能高分子学課程
の教員により、私たちの身の回りにある高分子を具体的に取り上げて、各
専門分野の最先端研究の紹介も加えながら分かり易くリレー方式により講
義する。講義では、これまでに化学を充分履修していない学生も理解出来
るよう配慮されるので、文系、理系に関係なく受講し、私たちの生活に多
種多様な高分子が深く関わっていることを学んでください。
(3)授業計画
下記の講義内容を予定しているが、担当教員の日程調整等が現段階では
できていないので、講義順序は未定である。詳しい講義日程は第1回目の
講義の時に知らせる。
1. ガイダンス
2. 高分子概念の確立と高分子発見の経緯(英 謙二)
3. 高分子のインテリジェンスって何(平井 利博)
4. 毒素の利用―生体との関わり(小駒 喜郎)
5. 高分子ナノテクノロジー入門(木村 睦)
6. 生活の中の繊維(鈴木 正浩)
7. 生活の中の融点(太田 和親)
8. エネルギーと高分子(リチウムイオンバッテリー、燃料電池などに使
われる高分子の構造と機能)(小山 俊樹)
9. 暮らしの中の多糖類(荒木 潤)
10. 薬と高分子(寺本 彰)
11. 生命に学ぶ機能性高分子(大川 浩作)
12. 環境と高分子(プラスチックのリサイクル、ごみ問題など)(伊藤 恵
啓)
13. 情報を操る高分子(光を放つ、光を伝える高分子)(市川 結)
対象学生 全
備考
14. 健康と高分子(高分子医薬、人工臓器、生体適合性ポリマーなど)(
阿部 康次)
15. 安全に貢献する高分子(後藤 康夫)
※カッコ内は担当教員名
(4)成績評価の方法
講義毎に、授業で取り扱ったテーマの理解を計るためのレポートを課す。
また、試験を行わず、したがって提出されたレポートのみで評価する。た
だし、出席が確認された講義分のレポートのみが採点対象である。なお、
遅刻は欠席と同様に取り扱われるので注意すること
(5)履修上の注意
詳しい履修上の注意や各教員の講義日程、内容、連絡先等は第1回目の
講義の時に知らせるので、受講希望者は必ず出席すること。また、初回の
出席者名簿が2回目以降使用する出欠表となる。
(6)質問,相談への対応
リレー講義であるため、原則的に質問はその授業直後に行ってください。
後日、疑問点等相談したい点が生じた場合は、各リレー講義の担当教員に
電子メールで直接連絡を取って下さい。各教員が随時対応します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
生活の中にあまねく存在する高分子について,その役割を化学
と材料の観点から解説する
◎環境基礎力
高分子と環境の関係について,問題点のみならず利点も含め多
角的に解説する
【教科書】
分野が極めて多方面に渡るため、テキストは使用せず毎回各教員独自に
準備したプリントやスライド、ビデオ等を使用する。
【参考書】
高分子新素材 One Pointシリーズ全31巻 高分子学会編 共立出版 各
1000∼2000円 他随時紹介。
教養124
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03207
県内大学開放授業
応用化学∼千夜一夜∼
物質の構造と動態
授
業 英文授業名 Applied Chemistry ~The Arabian Nights~
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・2時限
目
講義室 共通教育20講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
この世界を構成している物体の全てが化学物質であり、我々の生命活
動を維持しているのは、生体内で起こっている化学反応である。そして、
我々の生活は、化学繊維や液晶ディスプレイなどのように、化学反応に
より合成された新規の材料で、より快適なものとなっている。本講義で
は、そのような化学に関わる様々なトピックスを紹介し、本来はとても
身近な化学について理解を深める事を目的とする。
(2)授業の概要
繊維学部応用化学課程の教員により、各々の専門に近い内容のトピッ
クスをリレー形式で講義する。化学に関連する基礎的なトピックスを紹
介する場合もあるが、教員によっては、専門分野の最先端の研究を取り
上げる場合もある。いずれの場合も、これまで化学を充分履修していな
くても理解できるようにわかり易い講義をするように配慮する。理系の
学生だけでなく文系の学生にも身近な化学についてもっと知って頂きた
い。
(3)授業計画
下記の講義内容、順序での講義を予定しているが、講順序は教員の日
程調整の結果変更される場合もある。
1.きらめく個性、111?の元素。周期律はメンデレーエフ以後が面白
い(本吉谷)
2.コロイド・界面化学の応用(McNamee)
3.次世代を目指す高分子微粒子(鈴木)
4.自然の中の毒と薬:生理活性物質(西井)
5.二つの顔を持つ分子(界面活性剤)の正体(石渡)
6.カーボンナノチューブの作り方(服部)
7.オパールの輝き(谷上)
8.固体表面上での液体の挙動と応用(渡邊)
9.水も空気も通さない:高分子膜の話(平田)
10.化学反応における触媒と酵素-その精緻な役割-(藤本)
11.衣食住で使用されている色材:染料・顔料(濱田)
12.光と化学のはなし(野村)
13.ニューカーボン(沖野)
14.科学的思考が出来ていますか?最近の話題を例として(石渡)
時間割コード
担当教員
市民開放授業
野村 泰志 他
対象学生 全
15.光る、色が変わる、形を変える、捕らえる。働く分子をつくる(
本吉谷)
(4)成績評価の方法
毎回の講義ごとに当日のテーマに関するレポートを課す。レポートの
評価は、当日のトピックスのポイントをどの程度理解しているか、によ
り判断する。期末試験は行わず、講義ごとのレポート採点し、それに基
づいて評価する。
(5)履修上の注意
担当教員の連絡先等の必要な連絡は、第1回目の講義時に知らせるの
で、受講希望者は必ず出席する事。
(6)質問,相談への対応
リレー形式の講義なので、質問は原則その場(授業終了後でも可)で
行う事。後日質問等があった場合は、電子メールで連絡する事。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
身近な化学に関わる様々な知見を得る
◎問題発見・解決能力
これまで気付かなかった事を良く知る事で、新たな発見があ
る
◎環境基礎力
化学の立場から見た環境に対するいくつかの知見を得る
【教科書】
指定しない
【参考書】
前もっては指定しないが、その日の教員が指示する場合もある。
03208
物質の構造と動態
授業題目 生活の中の科学
授
業 英文授業名 Science in Our Life
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育20講義室
曜日・時限 月曜・3時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
高校までに習っていた化学などの自然科学は理系の研究を行う上で必要不可欠な知識と
いう点において極めて重要である。 しかし日常生活を続けていく上で、あまりその科
学的知識との関連について詳しく教えられてこなかった事が多いのが現実である。
さらに男女共同参画などの問題も社会科学と考えれば科学の一つとして認識して良い。
従って本授業では日常生活で利用、体験している事柄で科学と深く関連している事柄を
ピックアップしてそれを解説することによって、科学をより身近なものとして実感し、
各自の今後の人生に活かしていただくことが狙いである。
(2)授業の概要
私の方から毎回異なったテーマを探し、それを科学的に解説します。それらテーマにつ
いて各自でさらに詳しく調べて自分のものとして下さい。レポートとして随時提出して
もらいます。
化学的事項を中心に話しますので化学をきっちり履修してきた人が受講してくれる方
が講義をしやすいのですが、化学を充分に履修していない人でも何とか理解できるよう、
「化学」を「科学」ととらえ、噛み砕いて話す努力をしますので文系の人でも安心して
受講して下さい。「高校で化学を履修していないから、もっと理解できるように説明せ
よ。」と主張する人が稀にいます。しかし、わからなければ高校の化学等の教科書や参
考書などで復習するという皆さんの努力は必要で、それが大学生です。
さらに地球温暖化などの社会問題にも言及するので、信大の環境マインドを理解した
社会人として考え、行動するステップとしてほしい。
担当教員
村上 好成
村上 眞裕美
対象学生 全
備考
以上を予定しているが、外部講師の都合によってはこの順序やテーマの変更もあり得る。
(4)成績評価の方法
出席回数,アンケートを含むレポート、複数回の小テスト等で総合的に評価します。
授業計画を見ていただければ少し推察できると思いますが私が授業で話す内容は私が様
々な分野の勉強、経験からまとめた私のオリジナルです。すなわち授業に出てこないと
同じ話は他では聞けない話が多いのです。ですから出席を最重要視するので出席点の割
合が高く、欠席が4回を超えると大きく減点され、不合格になる可能性大です。
(5)履修上の注意
初回の講義で授業の進め方,シラバスだけでは当然わからない私の人生哲学なども話し
ます。 受講制限は受講希望者が250名を越える場合行います。例年受講可能人数の倍
の希望者があります。10月1,2日の2日間にwebに登録し、抽選で250名の受講生を決定し
ます。webでの抽選を行わず2回目授業に漫然と教室に来ても受講を許可しませんので注
意して下さい。
(6)質問,相談への対応
この講義時間中に可能な質問,相談は授業中いつでも受付けますので授業中どしどし質
問して下さい、それが授業を盛り上げることにも繋がります。
決めた時間のオフィスアワーは設けませんが個別の質問、相談に対しても積極的に時間
を取ります。そのための連絡方法は初回の授業時に示します。
今年度は社会の第一線で働く女性研究者による講義を実施し、社会で必要とされる人
間力を身につけるとともに男女共同参画の意識を高めることもこの講義の目的とします。
(キャリア教育)
(3)授業計画
第1週:授業の進め方と大学生活へのアドバイス
第2週:汚れを落とす合成洗剤と石鹸って?
第3週:何故焼酎の水割りが飲めるの?
第4週:何故電子レンジで温められるの?
第5週:色ってなあに?
第6週:合成繊維のいろいろ
第7週:紙おむつから子育て・男女共同参画へ
第8週:水環境の研究について∼男女共同参画も含め
第9週:こんなに使われている食品添加物
第10週:農薬って?
第11週: 水の化学―水道水、酸性雨、海洋汚染
第12週:環境ホルモンって?
第13週:フロンガスとオゾン層の破壊―紫外線の害
第14週:地球温暖化の現実と我々
第15週: あるノーベル化学賞受賞テーマの解説と受賞の舞台裏
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マインド
自分は大学で何をどう学んでいくかをつかんでモチベーションを高めていた
だきたい。
◎社会的行動マインド
男女共同参画と環境問題等を知ることによって自分のこれからの行動や職業
を考えてる。
◎問題発見・解決能力
便利な技術の欠点の可能性を知り、解決法を自分で考える態度を養っていた
だきたい。
◎専門知識と応用力
どの分野でも専門知識の取得から始まり、応用が生まれることを知っていた
だきたい。
【教科書】
使用しませんが、適宜手作りプリントを作製し配布します。
【参考書】
「高校の化学教科書」、「身の回りを化学の目で見れば」(加藤俊二著、化学同人、1
700円)、他授業中に随時紹介する。
教養125
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03209
県内大学開放授業
現代医療における物理学
担当教員
物質の構造と動態
授
業 英文授業名 Medical Applications of Physics
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・4時限
目
講義室 共通教育56講義室
授業形態
講義
備考
市民開放授業
矢部 正之
対象学生 全
(1)授業のねらい
高校レベルの物理学を基礎に、最新医療で用いられている様々な物理的
事象を学び、物理学と医療の学際の最前線を理解します。これにより,医
療従事者になる者のみならず,医療の消費者となる多数の学生が,医療を
科学的にかつ様々な視点から理解し,医療の賢い利用者になることを目指
します。
況(合計して5割)と課題または試験の結果(5割)を参考に、総合的に
評価します。
(3)授業計画
概ね、以下の講義日程で実施します。
ただし、授業の進捗状況、受講生の状況によって適宜変化します。
e-ALPSの講義Webページで確認してください。
第1週:医療と物理学(履修ガイダンス)
第2週:自然を理解する1(力とは)
第3週:自然を理解する2(電気と磁気)
第4週:自然を理解する3(エネルギーと我々の生活)
第5週:医療に用いられる物理(力、電磁気と医療)
第6週:波動と現代医療の基礎
第7週:レントゲン、X線CT、超音波利用などの実際
第8週:原子核・素粒子とは
第9週:原子核・素粒子と現代医療の基礎
第10週:原子核・素粒子の利用技術
第11週:原子核・素粒子を利用した診断
第12週:診断の具体例;NMR-CT(MRI)、PETなど
第13週:原子核・素粒子を利用した治療
第14週:治療の具体例;放射線治療、重粒子治療など
第15週:まとめ (6)質問,相談への対応
まず、授業時間に積極的に質問等をしてください。
さらに、オフィスアワー(毎週月曜日昼休み)およびその他の時間帯で
も、気軽に研究室をたずねてください。また、不在の際は、メモやメール
でアポイントを取るか、メール([email protected])での質問・相談、
e-ALPSの講義Webページの掲示板等もご利用ください。
(5)履修上の注意
1)物理学の基礎的項目など積上げが不可欠な事項もあるので、欠席・遅
刻をしないこと。また、高等学校で物理が未履修でも受講可能です。
2)第1回授業のガイダンスは、e-ALPS上に事前にコンテンツとして提示
(2)授業の概要
されます。受講希望者は、第1回目の授業出席に代えて、このコンテンツ
力学・電磁気学などの物理学の基礎となる知見を確認の後、高校ではあ
で学習しても構いません。
まり触れられていないか、充分学習していない原子核・素粒子分野を中心
3)この科目は定員(100名)を越えた際、授業の効果を確保するため
に波動分野も含めて学びます。巨大サイエンスとなっている核物理学など
に受講制限を行う場合があります。履修登録前に、履修希望調査を行いま
が医療にどのように寄与しうるのか、現代医療でそれらを駆使している診
すので、受講希望者は、第1回授業終了後、e-ALPSでの連絡事項を確認し、
断・治療技術について物理学と医学の両面から具体的に学び、理解します。 指示された方法で必ず応え、受講の可否を確かめてください。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創
医療技術を題材にして,物理学の成果とその利用の実際を学ぶ
造マインド
(4)成績評価の方法
毎回の授業への出席状況と携帯電話を用いたシステムでの発言・回答状
時間割コード
◎科学リテラシー
医療技術を題材にして,主として素粒子・原子核に関する物理
学を学ぶ
◎専門外の知識
より賢い医療の消費者となるため,現代医療を科学的にかつ多
面的に学ぶ
【教科書】
なし。毎回の資料を,講義Webページで提供します。
【参考書】
「医療最前線で活躍する物理」遠藤 真広著(裳華房、本体価格1500円+税
)
「新しい高校物理の教科書」山本 明利、左巻 健男著(講談社ブルーバ
ックス、本体価格1150円+税)
03210
物質の構造と動態
授業題目 教養としての物質科学
授
業 英文授業名 Materials Science
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育13講義室
県内大学開放授業
担当教員
市民開放授業
安達 弘通
曜日・時限 木曜・3時限
授業形態
講義
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
物質をミクロな立場から考える視点を学び、我々が日常何気なく目にし、
利用している物質・材料の背後にある科学、技術の一端を知る。
(2)授業の概要
鉄鋼材料や半導体など、我々の文明を支えている様々な物質・材料に焦
点をあてる。また、そうした話題を通じて、「結晶学」「金属物理」「
熱・統計力学」「量子論」等の学問分野の雰囲気も副次的に伝えて行け
ればと考えている。講義は主として板書で行う。
(3)授業計画
物質の構造、状態の変化、電子の振る舞い、の各テーマについて、それ
ぞれ数回の授業をあてて解説して行く。
(4)成績評価の方法
出席(50%)、レポート(50%)により総合的に評価する。レポートでは、
定型の試験問題を解くような能力はあまり問わない。課題に対する主体
的な取り組み、探究心、向学心を重視する。なお、レポートに2つ以上
の未提出がある場合、評価は「不受講」とする。
(5)履修上の注意
前期開講の「教養としての物理学」以上に専門性が強く、内容は難しい。
真面目に勉強したいと考えている学生に対して、所属や予備知識の多寡
が受講の障害とならないよう極力配慮して行きたいと考えているが、一
方で、この時間が空いているから等の理由でただ何となく受講する場合
には、たとえ理系の学生であっても単位を取得することすら覚束なくな
る可能性が相当程度あることに留意してほしい。なお、授業名は物質「
化学」ではなく物質「科学」であり、扱う話題は「有機」ではなく「無
機」、「化学」よりは「物理」寄りである。
(6)質問,相談への対応
授業中、授業後
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創
その授業で扱う学問領域に関するレポートを課す
造マインド
◎科学リテラシー
その授業で扱う学問領域に関するレポートを課す
◎専門外の知識
その授業で扱う学問領域に関するレポートを課す
【教科書】
指定しない
【参考書】
指定しない
教養126
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
03211
授業題目
量子化学入門
県内大学開放授業
担当教員
物質の構造と動態
授
業 英文授業名 Introduction to Quantum Chemistry
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・1時限
目
講義室 共通教育28講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
化学の重要な性質の1つに「化学反応」があります.有機化学,無機化
学ともに化学反応なしでは話を進めることはできないでしょう.この化
学反応過程では原子同士が化学結合を形成する,または切断することが
起こっています.この化学結合には電子が使われます.この電子の振舞
いを表すのに量子化学が使われます.このような根本的な現象を理解す
るための基礎知識である量子化学を理解するには,線形代数学や微分積
分学(偏微分,微分方程式)が必要ですが,本講義では,この量子化学
についてできるだけ基礎的なことから講義を行ないます.
市民開放授業
勝木 明夫
対象学生 全
(6)質問,相談への対応
メールにて受け付ける.アドレスは[email protected]
(2)授業の概要
本講義では主として量子化学を中心に歴史的な順序に従って学習し,理
解を深めようとします.
(3)授業計画
下記の講義内容を予定しています.これらの項目に1,2週充てる予定で
すが,適宜修正しながら進めます.
1. 黒体放射と電磁波
2. 光電効果とコンプトン効果
3.原子スペクトルとリッツの結合則
4.原子の模型とボーアの理論
5.物質波と電子回折
6.シュレーディンガーの波動方程式
7.水素原子の波動関数
(4)成績評価の方法
随時,授業内容の理解度をみる小テストを行い,それらの結果と定期試
験の結果で判定します.
(5)履修上の注意
皆さんにとって初めて触れる分野なので,取っ付き難いところがあるか
もしれません(難しいかもしれない).できるだけ平易になるようにし
ますが,1年次での学力,学問に対する態度が2年次以降に大きく影響し
ます.初心を忘れずに真剣に受講し,復習をすること.
授業途中の入退室はしないように.
時間割コード
◎普遍的・数量的理解力 量子化学の基礎の第一歩を身につける
◎専門知識と応用力 本格的な量子化学に展開するための知識を身につける
【教科書】
量子化学―基本の考え方16章,中田宗隆,東京化学同人,2520円
【参考書】
授業中に適宜紹介する.
03295
物質の構造と動態
授業題目 「化学」ゼミ
授
業 英文授業名 Seminar of Chemistry
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育401演習室
県内大学開放授業
担当教員
曜日・時限 木曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
この授業では、化学の基本概念から先端研究および技術開発等について
通観し,化学の底に流れる興味の根源ならびに科学的な思考法について
学びとってもらう。
(2)授業の概要
原子・分子に関する基本的な概念,ならびに,物質の反応・変換とその
しくみについて基礎的な化学知識を講義し、化学の諸現象について分子
レベルでの解明を行うのに必要な科学的思考法について学習する。さら
に,化学の先端研究や技術開発における問題点とブレークスルーの現状
や社会における化学の諸問題(例えば,環境・エネルギー問題)の動向
について学ぶ。
(3)授業計画
1 回目 ガイダンス、化学の目指すもの
2 回目 溶液と濃度
3 回目 化学平衡
4 回目 酸と塩基
5 回目 酸化と還元
6 回目 物質と光の相互作用
7 回目 話題1)化学と環境問題
8 回目 元素の周期表
9 回目 波動方程式
10回目 原子構造と量子論
11回目 水素原子
12回目 多電子原子
13回目 化学結合
14回目 話題2)化学とエネルギー問題
15回目 総括・授業評価
金 継業
大木 寛
対象学生 全
備考
授業中ディスカッションへの積極的な参加を期待しています。授業内容
の復習はその都度行うこと。
(6)質問,相談への対応
講義修了後行なうが,それ以外については各教員に事前に時間を相談の
上来訪すること。講義全般については金(理学部A棟304号室,
[email protected])または大木(理学部A棟319号室,
[email protected])まで相談のこと。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創 人類のもたらした知識の理解を深めるとともに,成果の持続
造マインド
的な展開をみてゆく。
(4)成績評価の方法
授業中の課題テーマについての議論ないし発表(20%)およびレポート
(80%)から総合的に評価する。7割以上の出席が必須。
(5)履修上の注意
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
授業中ディスカッションを通してコミュニケーション能力を
育てる。
◎科学リテラシー
「化学」を理解するための基本的な勉学法・知識を身につけ
る。
【教科書】
適宜プリント等を使用します。
【参考書】
1.「信州大学基礎理学教科書‐化学編‐」、編者:理学部化学科基礎
理学教科書編集委員(2012)
2.「化学の基礎 元素記号からおさらいする化学の基本」、 中川徹
夫 著(化学同人)
教養127
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03296
県内大学開放授業
化学計算入門ゼミ
物質の構造と動態
授
業 英文授業名 Seminar on Chemistry
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育212演習室
担当教員
勝木 明夫
曜日・時限 水曜・2時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
表計算ソフトを用いた化学実験の結果の解析および化学計算等を行なう
ことにより基礎知識を発展させ,理解を深めます.本ゼミでは,以下の
点を目標にします.
1. 表計算ソフトExcelの基本的な操作を覚える.
2. 化学計算ができる.
3. 実験結果の解析ができる.
対象学生 全
備考
者向けですが,化学計算の理論は初心者向けではないからです.
1年次での学力,学問に対する態度が2年次以降に大きく影響します.初
心を忘れずに真剣に受講すること.
(6)質問,相談への対応
メールにて受け付ける.アドレスは[email protected]
(2)授業の概要
化学計算や化学実験の結果の解析を表計算ソフトExcelを使って行いま
す.Excelの操作に関しては初心者向けですが,化学計算の理論は初心
者向けではないです.
(3)授業計画
表計算ソフト(Excel)を用いた演習を行ないます.内容は以下のとお
りです.これらの項目に1,2週充てる予定であるが,適宜修正しながら
進めます.
表計算ソフトの使い方の習得
簡単な計算への応用
化学計算への応用
実験結果の解析への応用
統計計算への応用
それぞれの項目について演習問題を課す.
(4)成績評価の方法
レポートと平常点で評価します.毎回,レポートを課し,次週で発表さ
せる予定です.
(5)履修上の注意
Excelの初心者を対象とします.
Excelがインストールされたノートパソコンが必要です.
ゼミ形式の授業なので,20名を定員とし,希望が多い場合には受講制限
します.
毎回,レポートが出ます.欠席するとレポートが溜まるだけではなく,
授業の理解が困難になります.なぜなら,Excelの操作に関しては初心
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎普遍的・数量的理解力 化学計算に対する基礎的な理解力が身につけられる
◎専門知識と応用力 高度な化学計算への応用のための基礎が身につけられる
【教科書】
特に指定しない.
【参考書】
特に指定しない.
03298
物質の構造と動態
授業題目 化学実験ゼミ
授
業 英文授業名 Seminar on Chemistry
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育212演習室
県内大学開放授業
担当教員
勝木 明夫
曜日・時限 火曜・2時限
授業形態
演習
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
化学は他の分野(物理,生物,地学)にもまたがる基本的な分野である
.また,ものを作り,測定し,解析をする分野である.本ゼミでは,簡
単な合成および測定を行い,化学を学ぶことを目標とする.
ゼミ形式および薬品を使う授業なので,10名を定員とし,希望が多い場
合には,受講制限を行う.
毎回,レポートを課す予定です.欠席するとレポートが溜まるだけでは
なく,授業の理解が困難になります.
(2)授業の概要
本ゼミでは入門的な合成や測定を実際に行い,それらと化学とのかかわ
りについて,専門的な内容も含まれるが,なるべく平易な内容で進める
.
1年次での学力,学問に対する態度が2年次以降に大きく影響します.初
心を忘れずに真剣に受講すること.
(3)授業計画
下記のゼミ内容を予定している.これらの項目に1,2週充てる予定であ
るが,適宜修正しながら進める.
光の偏光,複屈折の実験.
色とスペクトルの関係(吸収スペクトル,発光スペクトルの測定)
簡易分光器の製作.放電管の発光スペクトルの観測.
色素増感太陽電池の製作
ガラス細工
磁気科学
振動反応
等
それぞれの項目についてレポートを課す.
(6)質問,相談への対応
メールにて受け付ける.アドレスは[email protected]
授業途中の入退室はしないように.
(4)成績評価の方法
レポートと平常点で評価する.
(5)履修上の注意
化学は物質を扱う分野では基本的な分野であるだけではなく,中途半端
な知識で使い方を間違えると事故につながりうることもあります.
生半可な気持ちで取り組まないようにしてください.必ず,生協の保険
に入ってください.
実際に薬品を使うので,白衣(あるいは汚れてもよい格好),安全メガ
ネを用意すること.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎普遍的・数量的理解力 化学実験の基礎の基礎を身につける
◎専門知識と応用力 化学実験の応用力を身につける
【教科書】
特に指定しない.
【参考書】
授業中に適宜紹介する.
教養128
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03299
「物質工学の世界」ゼミ
担当教員
物質の構造と動態
授
業 英文授業名 Chemistry and Material Engineering --- A Seminar
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・3時限
目
講義室 共通教育312演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
私たちの身近にある化学に関する様々なトピックスを取り上げます。授
業内容は,高分子の話から,有機合成化学,ナノテクノロジー,環境技術
等多岐にわたります。この授業をとおして,私たちの身の回りでいかに
「化学」が役立っているかを知り,化学に関する理解を深めてください。
(2)授業の概要
化学に関する様々な分野で研究をおこなっている工学部物質工学科の教
員によるリレー形式で授業を行います。自然界にある多くの化学物質は,
生命現象も含めあらゆる自然現象の主役です。また,私たち人類が作り出
した人工物質も,豊かな生活を支えるために欠くことができません。物質
工学科の教員は,これらの物質を化学という立場から分子・原子レベルで
研究し,その性質・機能があらわれるそもそもの理由を理解・解明し,それ
により有用な物質を作り出したりするというような研究活動を行っていま
す。この授業では,それぞれの教員が広い化学の分野から,私たちの身の
回りにある化学物質や現象を具体的に取り上げ,解説します。これを手が
かりにして,さらに理解を深めるため,提示された題材について意見交換
や調査をおこない,発表やレポート作成をします。
(3)授業計画
授業は,工学部物質工学科の教員が担当します。以下の内容を予定して
います。都合により,順序等が変更になる場合があります。日程と詳細な
内容は初回の授業の際に説明します。
第1回 受講に関するガイダンス
第2,3回 「有機化合物の立体」
第4,5回 「セラミック生体材料について」
第6,7回 「乳化系の化学」
第8,9回 「機能性高分子」
第10,11回「物質からモノができる」
第12,13回「ナノテクノロジー」
第14回
「バイオテクノロジーと酵素」
第15回
「まとめ」
時間割コード
清野 竜太郎
対象学生 全
授業内容が多岐に渡るので,特定のテキストは使用せず,各教員が用意
した配布物やスライド等を使用して,授業を行います。原則として,題材
毎に課題が出されます。
(4)成績評価の方法
意見交換・発表等授業への参加状況(50%程度),発表・調査課題の内
容(50%程度)により成績を評価します。
(5)履修上の注意
詳しい履修上の注意や授業日程・担当者,内容や連絡先等は初回の授業
で知らせます。題材の説明と意見交換の後,その内容を再度見直し,それ
を手かがりにして課題の調査に取り組み,レポートとしてまとめます。調
査には図書館の蔵書やインターネット上にある情報を利用するなどしてく
ださい。1つの題材について平均2−3時間程度の授業時間外学習を想定
した課題となります。
(6)質問,相談への対応
質問等は授業終了後にその場でできるだけ受け付けます。それ以外は電
子メールで対応します。窓口メールアドレスは第1回の授業の際に示しま
す。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎専門知識と応用力
身の回りで起こっている事象を化学の知識を基礎として理解で
きるようになる
◎専門外の知識
化学,物理,数学などの知識をあわせて身の回りの事象を総合
的に理解できるようになる
【教科書】
指定しません。各教員が用意した配布物やスライド等を使用します。
【参考書】
特に指定しませんが,授業の際に示すこともあります。
03300
地球と宇宙
授業題目 生活のなかの天文学
授
業 英文授業名 Astronomy in daily life
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育43講義室
山口 朋浩 他
県内大学開放授業
担当教員
市民開放授業
三澤 透
曜日・時限 月曜・3時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
人類史上、もっとも長い歴史を持つ学問のひとつである「天文学」が、私たちの
世界観の形成にどのような役割を演じてきたのかを振り返ります。また、現代社
会の諸問題に対して天文学がいかに大きな影響を及ぼしているのかを考えます。
科学の発展が私たちの日常生活と密接な関係を保ちながら進んでいることを理解
し、より多角的に科学に対する知的好奇心を育むのが本講義のねらいです。
対象学生 全
備考
13.社会活動と天文学(政治・経済・環境)
14.人間活動と天文学(文学・芸術・疑似科学)
15.宇宙開発の展望(宇宙旅行・移住計画)
G.まとめ
16.期末試験
※ 毎回、出席を兼ねたアンケートを取り、翌週まとめて公開します。
(2)授業の概要
ビッグバンから生命の起源にいたるまで、宇宙の進化の歴史を幅広く学びます。
その知識をもとに、現代社会の諸問題と天文学のつながりを、毎回テーマを絞っ
て深く考えます。また、天文学的大発見の裏側には、男性のみならず女性研究者
も大きく貢献していたことに気づくでしょう。講義では、基礎科学から現代社会
との関係まで幅広く扱います。分野横断研究(学際的研究)に興味の有る、あら
ゆる学生の履修を歓迎します。
(3)授業計画
最初に教養としての天文学の歴史を振り返ります。次いで、天文学と基礎科学の
様々な分野との関係、および天文学と科学技術(主に天体観測技術)との関係に
触れ、それらの知識をもとに最後に天文学と現代社会・文化との関係を深く考え
ます。
A.イントロダクション
1.ガイダンス
B.天文学の歴史 ∼人類の世界観・宇宙観の変遷∼
2.天文学史
C.天文学の基礎知識 ∼宇宙の地図をイメージする∼
3.地球から太陽系まで
4.銀河系から銀河宇宙まで
5.銀河団から宇宙の大構造まで
D.基礎科学と天文学 ∼宇宙の歴史を通して∼
6.ビッグバン宇宙(基礎物理学との関係)
7.宇宙の化学進化(化学との関係)
8.太陽系・惑星の形成(地学との関係)
9.宇宙生物学(生物との関係)
E.応用科学(テクノロジー)と天文学 ∼観測技術の変遷∼
10.天体望遠鏡の歴史(ガリレオから宇宙望遠鏡まで)
11.個性豊かな観測装置(撮像・分光・測光観測)
12.多波長天体観測の発展(電波からガンマ線まで)
F.社会・人間活動と天文学 ∼生活のなかの天文学∼
(4)成績評価の方法
講義内容に関するアンケートによる出席の確認(20%)、および講義の理解度を
確認するための期末筆記試験(80%)の結果をもとに評価します。
(5)履修上の注意
基礎知識は必要ありません。数式も極力使わない予定です。現代科学(天文学)
がどのように発展してきたのかを幅広く議論するため、講義内容を包括する教科
書はありません。天文学に少しでも関係のありそうな記事を新聞、雑誌などで積
極的に見つけて読むように心がけてください。宇宙に興味のある文系の学生の履
修も歓迎します。
(6)質問,相談への対応
木曜日の1時から2時までをオフィスアワーとします。研究室は全学教育機構の
北校舎4階です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
科学の発展が人類の歴史と密接な関係を持っていることを確認する。
◎情報活用力
身の回りにあるあらゆる情報を自分の糧にするという姿勢を身につけ
る。
◎専門外の知識
専門分野に閉じこもらず、学際的なものの見方を身につける。
【教科書】
指定しません。講義中にプリントを配布します。
【参考書】
岡村定矩他(編), 「シリーズ現代の天文学Ⅰ. 人類の住む宇宙」,
ISBN:978-4-535-60721-7, 日本評論社, 2007年, 2400円
教養129
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03301
県内大学開放授業
生活のなかの天文学
地球と宇宙
授
業 英文授業名 Astronomy in daily life
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育43講義室
担当教員
市民開放授業
三澤 透
曜日・時限 月曜・5時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
人類史上、もっとも長い歴史を持つ学問のひとつである「天文学」が、私たちの
世界観の形成にどのような役割を演じてきたのかを振り返ります。また、現代社
会の諸問題に対して天文学がいかに大きな影響を及ぼしているのかを考えます。
科学の発展が私たちの日常生活と密接な関係を保ちながら進んでいることを理解
し、より多角的に科学に対する知的好奇心を育むのが本講義のねらいです。
対象学生 全
備考
13.社会活動と天文学(政治・経済・環境)
14.人間活動と天文学(文学・芸術・疑似科学)
15.宇宙開発の展望(宇宙旅行・移住計画)
G.まとめ
16.期末試験
※ 毎回、出席を兼ねたアンケートを取り、翌週まとめて公開します。
(2)授業の概要
ビッグバンから生命の起源にいたるまで、宇宙の進化の歴史を幅広く学びます。
その知識をもとに、現代社会の諸問題と天文学のつながりを、毎回テーマを絞っ
て深く考えます。また、天文学的大発見の裏側には、男性のみならず女性研究者
も大きく貢献していたことに気づくでしょう。講義では、基礎科学から現代社会
との関係まで幅広く扱います。分野横断研究(学際的研究)に興味の有る、あら
ゆる学生の履修を歓迎します。
(3)授業計画
最初に教養としての天文学の歴史を振り返ります。次いで、天文学と基礎科学の
様々な分野との関係、および天文学と科学技術(主に天体観測技術)との関係に
触れ、それらの知識をもとに最後に天文学と現代社会・文化との関係を深く考え
ます。
(5)履修上の注意
基礎知識は必要ありません。数式も極力使わない予定です。現代科学(天文学)
がどのように発展してきたのかを幅広く議論するため、講義内容を包括する教科
書はありません。天文学に少しでも関係のありそうな記事を新聞、雑誌などで積
極的に見つけて読むように心がけてください。宇宙に興味のある文系の学生の履
修も歓迎します。
(6)質問,相談への対応
木曜日の1時から2時までをオフィスアワーとします。研究室は全学教育機構の
北校舎4階です。
A.イントロダクション
1.ガイダンス
B.天文学の歴史 ∼人類の世界観・宇宙観の変遷∼
2.天文学史
C.天文学の基礎知識 ∼宇宙の地図をイメージする∼
3.地球から太陽系まで
4.銀河系から銀河宇宙まで
5.銀河団から宇宙の大構造まで
D.基礎科学と天文学 ∼宇宙の歴史を通して∼
6.ビッグバン宇宙(基礎物理学との関係)
7.宇宙の化学進化(化学との関係)
8.太陽系・惑星の形成(地学との関係)
9.宇宙生物学(生物との関係)
E.応用科学(テクノロジー)と天文学 ∼観測技術の変遷∼
10.天体望遠鏡の歴史(ガリレオから宇宙望遠鏡まで)
11.個性豊かな観測装置(撮像・分光・測光観測)
12.多波長天体観測の発展(電波からガンマ線まで)
F.社会・人間活動と天文学 ∼生活のなかの天文学∼
時間割コード
(4)成績評価の方法
講義内容に関するアンケートによる出席の確認(20%)、および講義の理解度を
確認するための期末筆記試験(80%)の結果をもとに評価します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
科学の発展が人類の歴史と密接な関係を持っていることを確認する。
◎情報活用力
身の回りにあるあらゆる情報を自分の糧にするという姿勢を身につけ
る。
◎専門外の知識
専門分野に閉じこもらず、学際的なものの見方を身につける。
【教科書】
指定しません。講義中にプリントを配布します。
【参考書】
岡村定矩他(編), 「シリーズ現代の天文学Ⅰ. 人類の住む宇宙」,
ISBN:978-4-535-60721-7, 日本評論社, 2007年, 2400円
03302
地球と宇宙
授業題目 日本列島の地震活動
授
業 英文授業名 Seismic Activity in Japan
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育61講義室
県内大学開放授業
担当教員
角野 由夫
曜日・時限 木曜・2時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
日本は世界有数の地震国である。地震や津浪による自然災害のメカニ
ズムや予知方法の現状,避難方法について防災科学の視点から認識を深
め,被害を最小限にする知恵を学ぶ。
(2)授業の概要
地震現象はきわめて複雑な自然現象である。地震や津浪の発生メカニ
ズムについて,地球物理学・地震学・測地学の立場から解説し,歴史地
震や歴史津浪,そして現在活動期にはいった日本の地震活動の状況につ
いて学ぶ。次に,その原因は何かについて,地球内部の構造とプレート
運動を解説する。
(3)授業計画
1 災害の歴史大国『日本』(1)
2 災害の歴史大国『日本』(2)
3 地震とは何か(1)
4 地震とは何か(2) 5 地震発生のメカニズム(1)
6 地震発生のメカニズム(2) 7 海溝型巨大地震(1) 8 海溝型巨大地震(2)
9 海溝型巨大地震(3)
10 内陸型中規模地震(1) 11 内陸型中規模地震(2) 12 長野県の地震活動 13 津浪と歴史津波
14 地震予知
15 地球内部構造とプレート運動
市民開放授業
対象学生 全
備考
(5)履修上の注意
毎回,授業内容に関連したレポ−ト(小テスト)を授業時間の最後に
提出する。毎週配布されるプリントを,よく復習すること。
(6)質問,相談への対応
対応できるときには,いつでも可。場所は理学部C棟4階の405号室。
なお,研究室のメールアドレスは,[email protected]である。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
地震や津波の発生メカニズムを科学的に理解すること
◎問題発見・解決能力 地震災害を最小限にする知恵を学ぶこと
◎普遍的・数量的理解力 地震のマグニチュードと震度を数値的に理解すること
(4)成績評価の方法
下記のレポ−トの結果により判定する。レポートの総計点が,おおむ 【教科書】
ね,9割以上をS,8割以上をA,7割以上をB,6割以上をCとする。 教科書:伊藤和明著「日本の地震災害」(岩波新書#977)岩波書店
700円 ISBN 4−00−430977−8 なお,出席状況が6割未満の場合,受講を取り消す。
【参考書】
授業中に紹介します。
教養130
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
03303
時間割コード
授業題目
県内大学開放授業
地震と防災
担当教員
地球と宇宙
授
業 英文授業名 Earthquake and disaster prevention
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・2時限
目
講義室 共通教育12講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
日本に住む限り,地震を避けて生きることは出来ない.地震被害を少なく
するために,常に備えている必要がある.地震に関しての基礎的な知識を得
ることと,地震の発生予測や防災対策についての現状をきちんと知り,防災
についての心構えを持つことが目的である.地震が発生した時にどうすれば
良いかという「コツ」を学ぶことが目的ではないので,誤解の無いように.
(2)授業の概要
「地震」に関する基礎的な事柄について,図などを多用して,理科の苦手
な文系の学生にも分かり易く説明する.毎回の講義テーマを設定しているが
必ずしもそれにとらわれず,地震に関して日頃から疑問に思っていることを
質問して貰えれば,それについても追加して説明する.
一方的な講義ではなく,授業の際に毎回提出するレポートに書かれた質問
と,それに対する回答にも時間をかけて授業を進める.読みやすそうな参考
書をあげておくので自主的に読み,疑問を感じた点について積極的に質問し
て欲しい.また,地震に関する多様な情報が新聞やインターネットなどにも
多数掲載されているが,正しい情報を適切に選び活用できる力が身につくよ
うに,トピック的な話題も織り交ぜて授業を進める.
(3)授業計画
第1週:地震について知ることの大切さ
第2-4週:過去の地震被害から何を学んできたか
第5週:地震の揺れを測定する
第6週:地震の大きさを計る
第7週:地震の震源で起こっていること
第8週:地震を起こす原動力
第9週:地震と活断層の関係
第10-11週:地震の発生は予測できるのか
第12週:地震の揺れが場所によって違う理由
第13週:建物の揺れ方と耐震
第14週:地震被害を軽減するためのシステム
第15週:地震に備えることの大切さ
期末レポート:第15週の授業時に課題を与える.
レポート提出は,その約2週間後. 対象学生 全
授業の際に毎回提出するレポート(60点分),および,期末に提出する
レポート(40点分)を総合的に判定する.90点以上が秀,80点以上が優,
70点以上が良,60点以上が可.真面目さや熱心さが感じられないレポートを
提出した人,欠席が6回以上の人に対しては単位認定されない.
(5)履修上の注意
「地震」と「防災」に興味があり,是非講義を受けたいという人のみ受講
すること.どの授業でもいいからなるべく楽に単位を取りたいなどという甘
い考えの人の履修はお断り.工学部土木工学科の学生は,この授業と内容が
一部重なる科目(更に定量的で専門的な科目)を3年生の時に履修すること
になるので,受講希望者が教室の容量を越えた場合には,受講を遠慮してい
ただくことがある.
(6)質問,相談への対応
授業の時に出された質問には,その場で回答する.毎回提出する小レポー
トに書かれた質問には,次回の講義の際に回答する.また,メールで質問し
て頂いた場合も,次回講義の際に回答する.
(Email: [email protected])
◎科学リテラシー
地震の発生原理や防災対策について幅広く理解できる
◎情報活用力
新聞やインターネットなどの多様な情報のうちから正しい物を選
び活用することができる
◎専門外の知識
文系の学生にも地震と防災に関する正しい知識を体系的に身につ
けることができる
【教科書】
なし
【参考書】
図解雑学 地震,尾池和夫,ナツメ社,1200円
超巨大地震に迫る,大木聖子,NHK出版新書,777円
日本人は知らない「地震予知」の正体,ロバート・ゲラー,双葉社,1260円
「地震予知」はウソだらけ,島村英紀,講談社文庫,714円
地震予知を考える,茂木清夫,岩波新書,660円
地震と建築,大崎順彦,岩波新書,660円
03304
県内大学開放授業
地球と宇宙
授業題目 観測天文学入門
授
業 英文授業名 An Introduction to Observational Astronomy
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・3時限
目
講義室 共通教育43講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
現代天文学は、観測技術のめざましい向上とともに、まさに精密科学の仲
間入りを果たそうとしています。研究手法も従来の銀河や星雲の姿をとらえ
るだけの定性的なものから、天体までの距離や宇宙の年齢を精度よく測定す
る定量的なものへと急速にシフトしてきています。天体観測の歴史を振り返
るとともに、毎日のように紙面を賑わす天文学的発見の裏側にはどのような
観測技術・手法が用いられているのかを考えます。
(2)授業の概要
最初に天体観測の概要に触れたあと、基本的に講義の大部分は教養として
の天文学を学ぶことに割かれます(観測手法が主題ではないので注意してく
ださい)。毎回いくつかのトピックを選び、それらがどのような観測事実に
基づいたものであるのかを深く考えます。期間中に興味深い発見があった場
合は適宜講義で扱うかもしれません。宇宙に興味のある、あらゆる学生の履
修を歓迎します。
(3)授業計画
天体観測の基礎は、宇宙からやってくる様々な種類の「光」をとらえるこ
とです。最初に天体観測の歴史、および観測装置の概要を学びます。次いで
教養としての天文学を、スケールの大きい宇宙論、宇宙の大構造、銀河、銀
河系から、スケールの小さい(より身近な)太陽系、地球、流星に至るまで、
毎回テーマを決めて深く考えます。
A.観測天文学へのいざない
1.観測天文学の歴史 ∼ガイダンス∼
B.観測天文学の基礎知識 ∼研究機関と観測施設の概要∼
2.研究機関
3.観測施設と観測装置
4.天体観測の流れとデータ解析
C.観測天文学の成果 ∼宇宙論から流星まで∼
5.加速膨張する宇宙
6.最遠方銀河までの距離測定
7.ビッグバンの観測的証拠
8.銀河間空間の調べ方
9.銀河中心巨大ブラックホール
10.太陽系最大の惑星・木星の素顔
11.超新星爆発のこだまで過去を見る
12.主星の自転に逆行する系外惑星
泉谷 恭男
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
時間割コード
市民開放授業
担当教員
市民開放授業
三澤 透
対象学生 全
13.円偏光と地球上の生命の起源
14.流星が切り裂く大気のトンネル
D.観測天文学の将来
15.大型望遠鏡計画と期待される成果
E.まとめ
16.期末試験
※ 毎回、出席を兼ねたアンケートを取り、翌週まとめて公開します。
※ 興味深い意見については、本人に発表してもらいます。
※ 学期中、観望会の開催を予定しています。
(4)成績評価の方法
講義内容に関するアンケートによる出席の確認(20%)、および講義の理解度
を確認するための期末筆記試験(80%)の結果をもとに評価します。
(5)履修上の注意
基礎知識は必要ありません。数式も極力使わない予定です。講義内容を包括
する教科書はありません。天文学に少しでも関係のありそうな記事を新聞、
雑誌などで積極的に見つけて読むように心がけてください。宇宙に興味のあ
る文系の学生の履修も歓迎します。
(6)質問,相談への対応
木曜日の1時から2時までをオフィスアワーとします。研究室は全学教育機
構の北校舎4階です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
紙面を賑わす科学的成果の裏側にある観測事実を掘り下げて考え
る姿勢を身につける。
◎普遍的・数量的理解力
定性的、あるいは定量的なものの見方を必要に応じて使い分ける
能力を身につける。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力 自身の考えを、簡潔に、かつ要点を捉えてまとめ、発表する能力
,リーダーシップ
を獲得する。
【教科書】
指定しません。講義中にプリントを配布します。
【参考書】
指定しません。
教養131
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03305
県内大学開放授業
観測天文学入門
地球と宇宙
授
業 英文授業名 An Introduction to Observational Astronomy
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・5時限
目
講義室 共通教育43講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
現代天文学は、観測技術のめざましい向上とともに、まさに精密科学の仲
間入りを果たそうとしています。研究手法も従来の銀河や星雲の姿をとらえ
るだけの定性的なものから、天体までの距離や宇宙の年齢を精度よく測定す
る定量的なものへと急速にシフトしてきています。天体観測の歴史を振り返
るとともに、毎日のように紙面を賑わす天文学的発見の裏側にはどのような
観測技術・手法が用いられているのかを考えます。
(2)授業の概要
最初に天体観測の概要に触れたあと、基本的に講義の大部分は教養として
の天文学を学ぶことに割かれます(観測手法が主題ではないので注意してく
ださい)。毎回いくつかのトピックを選び、それらがどのような観測事実に
基づいたものであるのかを深く考えます。期間中に興味深い発見があった場
合は適宜講義で扱うかもしれません。宇宙に興味のある、あらゆる学生の履
修を歓迎します。
(3)授業計画
天体観測の基礎は、宇宙からやってくる様々な種類の「光」をとらえるこ
とです。最初に天体観測の歴史、および観測装置の概要を学びます。次いで
教養としての天文学を、スケールの大きい宇宙論、宇宙の大構造、銀河、銀
河系から、スケールの小さい(より身近な)太陽系、地球、流星に至るまで、
毎回テーマを決めて深く考えます。
市民開放授業
三澤 透
対象学生 全
13.円偏光と地球上の生命の起源
14.流星が切り裂く大気のトンネル
D.観測天文学の将来
15.大型望遠鏡計画と期待される成果
E.まとめ
16.期末試験
※ 毎回、出席を兼ねたアンケートを取り、翌週まとめて公開します。
※ 興味深い意見については、本人に発表してもらいます。
※ 学期中、観望会の開催を予定しています。
(4)成績評価の方法
講義内容に関するアンケートによる出席の確認(20%)、および講義の理解度
を確認するための期末筆記試験(80%)の結果をもとに評価します。
(5)履修上の注意
基礎知識は必要ありません。数式も極力使わない予定です。講義内容を包括
する教科書はありません。天文学に少しでも関係のありそうな記事を新聞、
雑誌などで積極的に見つけて読むように心がけてください。宇宙に興味のあ
る文系の学生の履修も歓迎します。
(6)質問,相談への対応
木曜日の1時から2時までをオフィスアワーとします。研究室は全学教育機
構の北校舎4階です。
A.観測天文学へのいざない
1.観測天文学の歴史 ∼ガイダンス∼
B.観測天文学の基礎知識 ∼研究機関と観測施設の概要∼
2.研究機関
3.観測施設と観測装置
4.天体観測の流れとデータ解析
C.観測天文学の成果 ∼宇宙論から流星まで∼
5.加速膨張する宇宙
6.最遠方銀河までの距離測定
7.ビッグバンの観測的証拠
8.銀河間空間の調べ方
9.銀河中心巨大ブラックホール
10.太陽系最大の惑星・木星の素顔
11.超新星爆発のこだまで過去を見る
12.主星の自転に逆行する系外惑星
時間割コード
担当教員
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
紙面を賑わす科学的成果の裏側にある観測事実を掘り下げて考え
る姿勢を身につける。
◎普遍的・数量的理解力
定性的、あるいは定量的なものの見方を必要に応じて使い分ける
能力を身につける。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力 自身の考えを、簡潔に、かつ要点を捉えてまとめ、発表する能力
,リーダーシップ
を獲得する。
【教科書】
指定しません。講義中にプリントを配布します。
【参考書】
指定しません。
03306
地球と宇宙
授業題目 地球は生き物の惑星
授
業 英文授業名 Lets learn something from what animal lives tell us..
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 火曜・2時限
目
講義室 共通教育56講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
地球上には多様な生物が生活しており、それぞれが独自の生き方をしている。
それらの世界はヒトの世界とおおいに違っているが、そこにはいろいろな法
則性がある。その生き方、法則性を知ることは大変興味深いし、楽しい。又
ヒトの生き方を考える上でも大変有益であると考える。動物を主な素材にテ
ーマが設定され、それらが紹介される。これらのテーマの内容から、どのよ
うなことが学べるか、その事を考えて頂きます。今、そうした多様な生物の
多くが絶滅に瀕している。このような生物を守っていくことの大切さ、また
それにどのように係わって行ったらよいかなどについても考え、時には議論
して頂きます。この講義を通じて、我々がヒトの社会だけからヒトの事を考
える見方を一歩広げ、多様な生物の視点からヒトの事を考えることが、実に
重要であることを理解して頂きます。
(2)授業の概要
毎週、授業計画にあるようなテーマが設定され、それに関係するいろいろな
生物の生き様がプリント、スライドなどで紹介される。これらを見ていろい
ろ考え、その意見をレポートにして提出したり、アンケートとして意見をも
とめられたり、関係する事項について課題が出され調べて報告が求められた
りする。また、そうした理解の程度を討論会で発表したり、意見交換したり
することも行われる。こうした生物に関する情報の収集、思考、再構築の過
程を通して授業のねらいの内容の理解を深めていく。
担当教員
藤山 静雄
対象学生 全
第14週 生物多様性保全の実際(ケーススタディーより)
第15週 期末試験
(4)成績評価の方法
ほとんど毎週課される、アンケート及びレポートの提出とその内容が全体の
50%の配分で評価される。アンケートの意見については、Yes, No、に加えて
どのような根拠、考えの基にその答えが述べられたか、どれくらいの意欲を
もって課題に取り組んでいるかが評価対象になる。討論会では、まず発言す
る事の重要性(積極的な取り組み態度と考えられる)、発言内容の論理性、背
景となる知識の正確さ等が評価される。試験の成績50%により決定される。
(5)履修上の注意
授業中には、各種の課題が設定され、提出を求められるが、提出された内容
について評価がなされる。各自が提出した記載内容が重要である事をよく認
識しておいて下さい。
(6)質問,相談への対応
質問については、講義当日の授業後の時間、午後7時ころまで受け付けられま
す(なるべく要領よく質問内容をまとめて質問に来てください)。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
1、生物から学ぶ知恵
第1週 生物の寿命
第2週 動物の家族1
第3週 動物の家族2(討議を含む)
第4週 動物の行動1
第5週 動物の行動2
第6週 生き物同士の関係1
第7週 生き物同士の関係2
第8週 生き物同士の関係3
第9週 住み良い環境とは?
2、多様な生物の世界
第10週 生物の多様性とは?
第11週 昆虫の世界の多様性
第12週 多様性とその保全
第13週 保全をめぐる議論(討論を含む)
◎環境基礎力
環境の捉え方、生物学視点から。
多様な生物の生活を見る事から学べる法則性、生物は生きるため
◎問題発見・解決能力 多様な手段を用いる事
生物保全は、唱えるだけでは意味が無い事、実際にどう行動する
◎社会的行動マインド かが重要である事を学ぶ
◎専門外の知識
多様な生き物を観察する事で学べる知識、考察、の重要性
【教科書】
なし
【参考書】
山歩きウォッチング 柴田治編著 内田老鶴圃 日本動物大百科(昆虫1−3) 日高敏隆監修 平凡社 寄生から共生へ 山村則男外著 平凡社
生態と環境 松本忠夫 岩波書店
教養132
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03307
県内大学開放授業
身近な地学
地球と宇宙
授
業 英文授業名 Introduction to Earth Sciences
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・3時限
目
講義室 共通教育55講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
地学は人間生活と極めて密接であり,豊かな生活をおくるには必修の学
問である.地学の基本的な概念や知識を,身近な現象や事物を通して理
解することを目的とする.受講生の興味や関心を喚起し,受講後にも意
識が継続していくことをねらいとする.
(2)授業の概要
理解を深め,関心度を高めるために,私たちの身の回りの地学事象を取
り上げ,現代の大きな課題である環境科学的側面や自然災害も扱う.そ
の中で,授業内容に関連する地球上での現象,それらを扱った本なども
紹介する.高校時代に「地学」を履修しなかった受講生が,専門の地学
科目を履修する前の段階をつなぐ役割を果たす授業となるようにする.
事業内容に基づいて,レポートを作成することを課題とする.
(3)授業計画
第1回:ガイダンス(レポートの書き方)
第2回:地球について
第3回:大気について
第4回:天気の変化
第5回:四季の変化
第6回:太陽と日食
第7回:月について
第8回:地震について
第9回:火山について
第10回:化石からわかること
第11回:梓川の石(岩石の見分け方と花崗岩,安山岩など)
第12回:梓川の石(砂岩,チャート,メランジュなど)
第13回:山と盆地(日本の地形)
第14回:水資源について
第15回:自然災害(地質現象とヒトの関わり)
※ 都合により授業内容の順番が入れ換わることがあります.
市民開放授業
竹下 欣宏
対象学生 全
・得点率による評価基準は次のとおりとする.
90%以上 秀,89-80% 優,79-70% 良,69-60% 可,59%以下 不
可
(5)履修上の注意
授業に出席するだけでなく,予習・復習を通してレポートを作成するこ
と.レポート作成に当たっては,教科書のみならず参考書,図書館やイ
ンターネットを通じて調べることが重要である(各自で調べた情報が正
確かについての判断も求められる).
(6)質問,相談への対応
メールにて受け付ける.アドレスは[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
地学に対する興味・関心をもつ
◎情報活用力
図書館・インターネットや文献を調べる
◎専門外の知識
身の回りの事象を地学の視点でとらえる
【教科書】
指定しない.
【参考書】
指定しない.
(4)成績評価の方法
各回のレポートの内容により評価する.
時間割コード
担当教員
03400
数理・情報の世界
授業題目 小説の中の数学
授
業 英文授業名 Mathematics in the novel
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育42講義室
担当教員
片長 敦子
曜日・時限 火曜・1時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
第一回本屋大賞に輝き、2006年には映画化にもなった大ベストセラ
ー小説「博士の愛した数式」を授業で扱います。この授業のねらいは、
小説を通して数学が我々人類に様々な形で影響を与え続けていることを
理解し、「人類知の継承と未来創造マインド」を培うことです。具体的
には、博士の代弁者として次々と登場してくる数式たちを数学的に正し
く理解することにより、数学の世界への理解を深めます。
(2)授業の概要
授業では、まず小説の中において重要な役割を果たし、人類の至宝とも
呼ばれている「オイラーの公式」について数学的に正しい理解を行うこ
とにより、数学的なものの見方や考え方「科学リテラシー」の修得をめ
ざします。その後、各々の興味に応じてグループに分かれグループワー
クを行います。小説に関連する文献や、数学とその歴史的背景、数学者
などについて調べることにより、文化の一つとしての数学の理解を深め
ていきます。講義中に3回、小説に関連する数学について討論する機会
を設けますので積極的に発表し、異分野の人々にも理解してもらえる「
言語能力」を身につける練習をして下さい。
(3)授業計画
1.全体討論(1)小説についての書評
2.オイラーの公式(1)複素数
3.オイラーの公式(2)0の発見
4.オイラーの公式(3)円周率π
5.オイラーの公式(4)ネピア数e
6.オイラーの公式(5)マクローリン展開
7.オイラーの公式(6)応用
8.全体討論(2)小説の中における「オイラーの公式」の役割と意味
9.グループワーク(1)小説に関連する文献の解読
10.グループワーク(2)素数、友愛数、完全数、三角数と四角数
11.グループワーク(3)一筆書き
12.グループワーク(4)フェルマーの最終定理
13.グループワーク(5)数学者
14.グループワーク(6)成果発表
15.全体討論(3)まとめ
対象学生 全
備考
(4)成績評価の方法
6回以上欠席した場合は不受講扱いになり、レポート80%と発表20
%で総合的に評価します。
(5)履修上の注意
受講希望者は事前に小説を読み、第1回目の講義の際に、その書評をレ
ポート(1枚くらい)として提出してください。また第1回目の講義で
は、小説についての討論も行いますので、自分の考えを手短に発表でき
るようにしておいてください。授業計画は受講者の状況を見て適宜変更
することがあります。理解を深めるために関連する本、解説書などにも
挑戦してみてください。
(6)質問,相談への対応
随時対応します。研究室は全学教育機構北校舎3Fです。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
数学の基礎知識を身につける。
◎人類知の継承と未来創
数学に親しむ。
造マインド
◎言語能力
論理的な解説や討論ができる。
【教科書】
小川洋子著,博士の愛した数式,ISBN4-10-121523-5, 新潮文庫,H18年
, 460円
【参考書】
必要に応じて適宜紹介します.
教養133
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
03401
授業題目
素数の不思議
県内大学開放授業
担当教員
数理・情報の世界
授
業 英文授業名 Wonder world of prime numbers
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・5時限
目
講義室 共通教育13講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
数学は最も基本的かつ重要な文化・学問である。ここでは高等学校までにはあまり扱われて
来なかった素数を題材にとって、数学に親しみ、数学がいかにに古くから重要であったか、
重要であるかを理解する。
市民開放授業
佐々木 洋城
対象学生 全
積極的に参加すること。ただし、論理的な思考を要することはいうまでもありません。
教科書はなく、プリントを配布します。事前に目を通しておくと、理解が深まるでしょう。
また、なるべく講義の直後に、講義中の課題で完成しなかったことを完成させたり、復習す
ればよいことはいうまでもありません。
参考書にあげておいた書物はいずれも、視野を広げてくれます。中には専門的な内容も含ま
れていますが、そこはわからなくても気にしなくてもよいです。
(2)授業の概要
この講義では素数という根源的な不思議な存在について,図書の識別記号である(旧)ISBN記
号、RSA公開鍵暗号を主な題材として、いくつかの話題を提供する。素数はなぜ重要か,科
学的な面からも,生活上の面からも考えてみたい。
参加型の講義である。つまり,手を動かして計算をしたり,みんなで考えたり,話し合った
りする。講義中の活動には二人で組になり、互いに課題(例えば数当てなど)を解決し合う
ということもある。これらの活動に積極的に取り組むことによって理解が深まり、楽しさが
倍増する。
(3)授業計画
スケジュールは未定であるが,概ね,以下の内容を予定している。
1. 素数とは何か,素数はなぜ重要か
2. ISBN記号と素数
3. 最大公約数とはなにか,いかにして求めるか
4. 整数を仲間分けする(合同の考え)
5. どんな自然数も(素数-1)乗すると......
6. オイラーの関数とオイラーの定理
7. フェルマー素数,メルセンヌ素数など
8. 素因数分解はたいへんだ!
9. 素数と暗号
これ以外の時間にはあらかじめ連絡してください。
電子メールのアドレスは[email protected]です。
メールには
授業科目名、所属学部学科、学籍番号、氏名を必ず記入してください。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創造マイ
数学に親しむ
ンド
◎科学リテラシー
(4)成績評価の方法
評価は暗号についてのレポートにて行います。
レポートは2回に分けて行います。1回目のレポートでは
2回目(最終)のレポート課題に取り組むための準備です。
1回目で間違えると、2回目(最終)の課題には取り組めな
いので成績評価は不可となります。
詳細は講義で示します。
(5)履修上の注意
講義中に計算したり、考えたりするが、整数の足し算、引き算、掛け算、割り算です。
時間割コード
(6)質問,相談への対応
火、木の午後4時から午後5時までをオフィスアワーとします。
質問があれば遠慮なく研究室(全学教育機構北校舎3階)に来て
ください。
03402
数理・情報の世界
授業題目 数と形
授
業 英文授業名 Numbers and Shapes
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育42講義室
講義中の課題に積極的に取り組み,工夫したり,疑問をもつ
【教科書】
教科書はありません。プリントを配布します。
【参考書】
参考書というより、関連する図書というほどの意味ですが、
1.素数の世界 第2版、P.Ribenboim著/吾郷孝視訳編、共立出版、3800
円
2.コンピュータと素因子分解、和田秀男著、遊星社、2000円
3.博士の愛した数式, 小川洋子著,新潮社,1,575円
4.博士がくれた贈り物,小川洋子/著 岡部恒治/著 菅原邦雄/著 宇野勝博/著,東京図書
,1,575円
5.世にも美しい数学入門,藤原正彦/著 小川洋子/著,筑摩書房,798円
6.数の本,J.H.Conway/R.K.Guy著,根上生也訳,シュプリンガー・ジャパン,3500+税
7.きらめく数学,宇野勝博/菅原邦雄著,プレアデス出版,2100円
県内大学開放授業
担当教員
市民開放授業
高野 嘉寿彦
曜日・時限 火曜・1時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
人類が発明した最大のものは言葉です。我々は生まれながらにして言葉を理解
する能力を有しています。それと同時に数を理解し,形の違いを判断することが
できます。約4000年前に中国において10進法がつくられ,約2400年前にはユーク
リッドにより素数が無限にあることが論理的に示されました。また幾何について
も公理から集大成されました。このように古くから積み上げられてきた人類の英
知を学びます。また日常生活における数学の応用例について見ていきます。
(2)授業の概要
授業名「数と形」のように前半では日常使用している「数」特に整数の性質に
ついて学び,その不思議さ深遠さを理解します。後半ではグラフ理論のように数
と形の両方の概念をもつ具体的な問題等,いくつかの話題を取り上げて数名での
グループ作業を取り入れながら性質や応用について考えます。
(3)授業計画
1.数について
2.素数の歴史
3.いろいろな数
4.素数に関する予想
5.素数の個数
6.合同式 (グループワーク1)
7.三平方の定理
8.フェルマーの大定理
9.巡回セールスマン問題(グループワーク2)
10.メビウスの帯(グループワーク3)
11.四色問題1
12.四色問題2(グループワーク4)
13.勢力圏1
14.勢力圏2(グループワーク5)
15.勢力圏3,タイル張り
16.期末試験
対象学生 全
備考
(5)履修上の注意
授業中のグループワークを取り入れます。5∼6人で課題に取り組んで結果を
まとめたものを提出して頂きます。設定されたテーマについてグループ内で考え
て議論し,
協力して作業してもらいます。積極的に参加してください。
(6)質問,相談への対応
随時研究室で対応します。研究室は全学教育機構の北校舎3階です。外線及び
内線は共通教育履修案内をご覧ください。メールアドレスは
[email protected]
です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創造
人類の知を継承,それらの成果のさらなる発展をみていく。
マインド
◎科学リテラシー
数学の数や形に関する歴史・成果を幅広く理解する。
◎普遍的・数量的理解力 身の回りにある事象から科学的な思考力を身につける。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
(4)成績評価の方法
講義時の課題やグループワークにおける提出物,複数回のレポートの内容・提
出状況及び定期試験を総合的に評価します。レポートやグループワークの課題3
0%,期末試験70%です。期末試験ではグループ作業した内容を中心に出題し
ます。
グループワークによりコミュニケーション力を培い,論理構成力を身
につける。
【教科書】
プリントを配布します。また,必要に応じて補助教材を配布します。
各回で使用した教材は随時e-ALPSに掲載します。
【参考書】
1.杉原厚吉,なわばりの数理モデル,ISBN978-4-320-01878-5,共立出版,
2009年,本体2600円.
2.一松 信,四色問題,ISBN4-06-117951-9,講談社,1983年,本体640円.
3.富永裕久,フェルマーの最終定理に挑戦,ISBN4-8163-1933-6,ナツメ社,
1997年,本体1000円.
4.上垣 渉・阿森 仁,数と図形の歴史 70話,ISBN978-4535-78558-8,日本評
論社,2010年,本体2500円.
5.山﨑三郎・鹿野 健 訳,数と図形,ISBN978-4-480-09317-2,ちくま学芸文
庫,2010年,本体1700円.
教養134
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03403
県内大学開放授業
数理と和算文化
担当教員
数理・情報の世界
授
業 英文授業名 Mathematical Principles in Wasan
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・5時限
目
講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
科学技術と技術社会を支える数理文化の歴史と、江戸時代の日本で独自に
発達した和算と呼ばれる高等数学について、それらを教養の一環として学
ぶこと。これにより、技術社会における数理文化の考え方と豊かな感性を
培う素地を作ることを目標とする。
田中 道彦
対象学生 全※工学部キャンパス開講
出席回数と受講態度からの基本評価 + 毎回講義終了時に提出する理解
度チェック確認票の内容で、総合評価する。
(5)履修上の注意
知的好奇心が旺盛な学生が望ましい。根気よく科学上の問題を解決してい
く気持ちがほしい。
(2)授業の概要
本講義では、純粋数学とは違う工業数理および物理数学的考え方を学びま
数学は技術分野で如何に理解されてきたか。工業数理および物理数学的な
す。工業数学とは、厳密解がないものでも、何とかして近似解を求めるも
考えは、純粋数学な考えとは如何に異なるか。厳密な解が求められない方
のです。日本で江戸時代に発達した和算はこの考え方に似ています。まず、
程式でも、工学的な近似解はどうやって求められるか。日本で江戸時代に
小学校からお馴染みの三角形の面積の求め方を、算数から高等数学までの
発達した和算とは如何なるものか。小学校からお馴染みの三角形の面積の
いろいろな角度から学びます。この積分の概念から微分の工学的意味を考
求め方を、算数から高等数学までのいろいろな角度から見るとどうなるか。 えます。また、中学や高校で学んだ社会科の検地、あるいは伊能忠敬の地
図作成法、江戸の測量学をもまじえて話をすすめます。江戸時代の農民な
(3)授業計画
どの高等数学解法から、公式に頼らなく、自ら解析していく態度を学んで
本講義では、純粋数学とは違う工業数理および物理数学的な考え方、およ
ほしいと思います。
び関連する和算を文化的な面から学びます。教育的見地から、受講者の理
解度により内容や順序を多少変更することもありうる。
講義は以下のテーマに沿ってすすむ。
(a)
計算道具と四則算、ネイピア棒、算木、算盤、計算尺
(6)質問,相談への対応
(b)
開平、開立の無理数は和算でどう考えられてきたか
授業時間内で対応していく。講義後での問い合わせにも応じる。
(c)
対数に関するネイピアの方法と和算における対数計算
(d)
三ケ月の面積を求め方と技術数学における積分の意味
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(e)
境界と積分、周辺積分と境界条件、環境がすべてを決める
(f)
和算における積分、面積モーメントについて
◎自己認識・自己啓発マ 異なる文化圏で発展した数学から、自分の中での数学大系を作
インド
りあげる
(g)
関孝和とベルヌーイ数、終結式、円理
(h)
関孝和と円周率、和算と円周率
◎人類知の継承と未来創 科学を分析・総合する数理思考構造を継承し新しい考え方を創
(i)
算変法と呼ばれた和算の反転法
造マインド
造する
(j)
和算における連分数、技術における連分数
◎多様な文化受容マイン 横書きや縦書きの世界、分数や小数の世界など多文化融合の数
(k)
観象授時の古代天文暦と天体現象の周期計算
ド
学を受容する
(l)
信濃の和算と算額
(m)
砲術から弾道学へ、落体の問題と科学の発展
数学計算の工夫や応用に関する歴史・成果を幅広く理解する
◎科学リテラシー
(n)
ニュートン力学の工学への貢献
【教科書】
(o)
授業のまとめ
資料を配布する。配布資料として、著者の研究論文から抜粋。
【参考書】
講座<数学の考え方>24 数学の歴史 和算と西欧数学の発展、小川 束
(4)成績評価の方法
・平野 葉一著、㈱朝倉書店
時間割コード
03486
数理・情報の世界
授業題目 数学的思考ゼミ
授
業 英文授業名 Thinking Mathematically
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育24講義室
県内大学開放授業
担当教員
小松 孝太郎
曜日・時限 金曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
この授業では,数学の創造的な側面について,具体的な数学の問題を
通じて理解を深めることを目標としている。
数学に特徴的な方法として「証明」が挙げられるように,「完成した
形で提示される完成した数学」は論証的なものである。しかし,「でき
上がりつつある数学」はより実験的で蓋然的なものである。この授業の
目的は,そうした数学の創造において重要な役割を果たす考え方を身に
付けることである。
対象学生 全
備考
(4)成績評価の方法
①計100点。60点以上合格,59点以下は不合格。
②出席30点(各2点×15回,10回以上の出席がない場合は不合格
)
③演習での発表内容30点
④期末レポート40点
(5)履修上の注意
書籍やインターネット等を活用して,参考になりそうな題材を自ら積極
的に探すこと。
演習で発表しない人も,積極的に質問したり,意見を述べたりすること。
資料の配布やレポートの提出の際に,eALPSを利用する。
(2)授業の概要
授業の前半では,「帰納的推測」や「条件変えによる新たな推測の生
成」等について,具体的な数学の問題を解決することを通じて学習する。
授業の後半はセミナー形式で進め,上記の内容を具体化する題材を学 (6)質問,相談への対応
生自らが調べて発表する。
質問等はe-mailで受け付けます。
[email protected]
(3)授業計画
1:ガイダンス
2:帰納的推測
3:帰納的推測と反例
4:証明
5:帰納的推測と証明
6:条件変えによる新たな推測の生成(代数)
7:条件変えによる新たな推測の生成(幾何)
8:数学的モデリング(基礎)
9:数学的モデリング(発展)
10:帰納的推測(演習)
11:帰納的推測と反例(演習)
12:証明(演習)
13:帰納的推測と証明(演習)
14:条件変えによる新たな推測の生成(演習)
15:数学的モデリング(演習)
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
数学を発展させる際に重要となる考え方を身に付ける。
◎普遍的・数量的理解力
数学を利用して身の回りにある問題を解決する力を身に付け
る。
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
演習での発表を通して的確なコミュニケーション能力を身に
付ける。
【教科書】
特に指定しない。
【参考書】
特に指定しない。授業の内容に応じてeALPSを利用して適宜資料を配付
/紹介する。
教養135
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03487
日常生活の中の確率ゼミ
数理・情報の世界
授
業 英文授業名 Randomness in Life
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育312演習室
担当教員
曜日・時限 木曜・4時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
授業の大きな目標
数理的な物の考え方を身につけ、基礎的な学問の成果を理解する。
学生が具体的に身につけるもの
①確率的なものの見方に慣れる。
②日常生活に出てくるさまざまな現象を、確率的な観点から考えることが
できるようになる。
③確率的なものの見方を、人にわかりやすく説明できるようになる。
(2)授業の概要
教科書の各章を順番に読んでいきます。各章を各グループで担当し、その
内容をまとめて、みんなの前で発表してもらいます。また、その章で勉強
したことを確かめるための例題も作ってきて、みんなにその場で解いても
らいます。そのためには、「自分が内容を理解する」だけでなく、それを
「人に分かるように説明できる」「適当な例題を作れる」ことが必要です。
言うまでも無く、後者が可能になるためには、前者よりずっと深い理解を
要求されます。
(3)授業計画
1.ガイダンスと第二章 「偶然の一致」を深読みするなかれ
2.第三章「大数の法則」が勝負を決める
3.第四章 勝率を上げるプロの知恵
4.第五章 犯罪は増えているというウソ
5.第一回中間試験
6.第六章 後悔しない意思決定方法
7.第七章 そのコマーシャルにご用心
8.第八章 そんなことは起きるはずがない
9.第二回中間試験
10.第十章 世論調査は選挙結果を予測できるのか
11.第十一章 最後はベルカーブに収束する
12.第十二章 ランダム性が救いの手
13.第三回中間試験
14.第十三章 進化、遺伝子、ウィルス
15.第十四章 直観を覆す「モンティ・ホール」問題
時間割コード
椎名 洋
対象学生 全
備考
(4)成績評価の方法
①自分の担当部分の発表(25点)
②出席点(1点×15)
③3回の中間試験の成績(20点×3)
この3つの合計で評価します。
90点以上「S」
80点以上90点未満「A」
65点以上80点未満「B」
50点以上65点未満「C]
50点未満「D」(不可)
(5)履修上の注意
数学的な予備知識としては、順列・組合せの知識があれば十分です。少人
数のゼミですが、自分の発表だけでなく試験も課されますので、出席さえ
していれば単位がもらえるというようなことはありません。授業の「ねら
い」や「概要」で説明したように、「人に説明できる」「例題が作れる」
くらい教科書の内容を理解するにはかなりの努力(頭で汗をかくこと)が
必要です。
(6)質問,相談への対応
オフィースアワー(金曜日3限目)に経済学部棟にある私の研究室に来て
ください。この時間帯が都合が悪い場合は、メールで事前にアポイントメ
ントをとってください。
アドレスは[email protected]です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎普遍的・数量的理解力
事象を確率的にとらえる姿勢が、輪読・例題の解明を通して徐
々に身についていきます。
◎専門知識と応用力
確率論の初歩に関する知識を、教科書の分かりやすい例題を通
して、理解していきます。
【教科書】
ジェフリー・S・ローゼンタール,「運は数学にまかせなさい」,ISBN
978-4-15-050369-7, 早川書房, 2010年刊, 840円
【参考書】
特に使用しません。
03488
数理・情報の世界
授業題目 ゲームの理論入門ゼミ
授
業 英文授業名 Seminar on Game theory
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育403演習室
担当教員
谷内 靖
曜日・時限 火曜・2時限
授業形態
演習
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
ゲームの理論を初歩を学ぶ。ゲームの理論は、社会的行動の相互依存関
係を数学的に分析するための理論である。このゼミでは、経済や政治に
おける様々な問題をゲームと捉えて分析するための初歩を学ぶ。
(2)授業の概要
ゼミ形式の授業です。すなわち、受講生が発表者となり、テキストの担
当部分の内容を発表します。また、発表内容について全員で議論します。
(3)授業計画
1. ガイダンス
2. ゲームの理論とは
3.有限ゼロ和2人ゲーム
4.ミニマックス原理
5.均衡点とゲームの値
6.鞍点と最適戦略
7.ホームズの利得行列
8.期待効用原理と混合戦略
9.最適混合戦略
10.ゲームの混合拡大
11.ミニマックス定理
12.行列ゲームと線形計画
13.非協力ゼロ和2人ゲーム
14.非協力均衡
15.非協力n人ゲーム
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
出席状況50%, 発表の内容30%、議論への参加20%の割合で評価します。
◎科学リテラシー
ゲーム理論に関する歴史・成果を幅広く理解する。
(5)履修上の注意
少人数でのゼミなので、受講制限を行います。受講する場合は必ず第1
回目の授業に出席してください。
(6)質問,相談への対応
随時、理学部A棟4階の谷内研究室で対応します。
◎普遍的・数量的理解力 身の回りにある事象から科学的な思考力を身につける。
【教科書】
鈴木光男、ゲーム理論入門, 4-320-01725-0, 共立出版, 2800円
【参考書】
教養136
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03489
県内大学開放授業
ロボティクス入門ゼミ
担当教員
数理・情報の世界
授
業 英文授業名 Introduction to Robotics : Seminar
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・5時限
目
講義室 共通教育10講義室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
ロボット制御の基礎を学習すると同時に、ロボットの製作やプログラミング、グループ
内での議論や試行錯誤を通じて総合的な問題解決能力を養う。
(2)授業の概要
数人のチームに分かれて、さまざまなブロック、モータ、ギヤ、センサなどを組み合わ
せて独自のロボットを作り、それをパソコン上で作成したプログラムで制御する方法を
学習する。課題としては、文字や図形を描くロボット、黒い線に沿って動くロボット、
光を追いかけるロボットなどを製作する。さらに、最終目標として簡単なロボット・コ
ンテストを行う。各課題について、チームごとにホームページを作成し、ロボット制作
の経過や結果を発表する。
(3)授業計画
第1週 授業の紹介
第2週 キットの説明と簡単なロボットの組み立て
第3週 プログラミングの基礎学習
第4∼5週 簡単な図形を描くロボットの製作 (課題1)
第6週 タッチ・センサを使ったロボットの製作、条件式の学習
第7∼9週 光センサ(または色センサ)を使ったロボットの製作 (課題2)
第10週 角度センサ(または超音波センサ)の活用
第11∼14週 簡易ロボコンへ向けた応用的なロボットの製作
第15週 簡易ロボコンのリハーサルと最終調整
第16週 試験(簡易ロボコン本番)
対象学生 全
成するため、各自でグループを選ぶことはできない。
・教材として LEGO社のマインドストームRISというロボット・キットとNQCというプロ
グラミング言語を使用する予定である。ただし受講者の人数、希望によってはマインド
ストームNXTおよびプログラミング言語NXCを使用する可能性もある。
・使用するロボットのキットは貸し出しする。 ただし、最後の授業が終るまで各グル
ープで責任をもって管理すること。毎回約3kgのキットを持ち運ぶ必要がある。細かな
部品も多いので、なくさないように細心の注意を払うこと。
・電池や画用紙、マジックペンなど、一人あたり500∼1,000円程度の教材費が必要。
・USBメモリから起動するOS(ライブシステム)を使用するので各自で2GB以上の容量の
USBメモリを用意しておくこと。
・基本的には10番教室のパソコンを利用するが、個人のノートパソコンを持参して使用
することもできる。
・最終週に試験の代わりとして学習成果を発表するための簡単なロボコンを行う。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創造マイ 身近な製品の仕組みを意識的に観察することで先人達のさまざまな工夫を発
ンド
見・理解する
(5)履修上の注意
・ほぼ毎週宿題が出され、必然的に授業時間外の作業も多くなるので、授業時間外の作
業方法についてもチーム内でよく相談して連携を密にすること。
・第1回授業日に受講者を決定する。当日どうしても出席できない受講希望者は事前に
担当者まで申し出ること。受講者多数の場合は受講制限を行う。
・ウェブを閲覧する程度のパソコンの経験があることが望ましいが、プログラミングや
ホームページ作成の経験は必要ない。ただし手取り足取り指導するタイプの授業ではな
いので、分からないことや問題があれば、チーム内で議論したり積極的に教員に質問す
ること。またウェブを積極的に活用して各自でさまざまな情報収集を行う努力をするこ
と。
・授業内容に関しては授業のホームページ http://yakushi.shinshu-u.ac.jp/robotics/
に詳しく載せてあるので授業前に必ず目を通しておくこと。
・作業は数人のグループに分かれて行う。ただしいろいろな学部の学生でグループを構
◎問題発見・解決能力
各課題の達成には遭遇する問題点を把握してよりよい解決方法を模索してい
く必要がある
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
チーム内でいろいろなアイデアや解決方法を提案・議論し、よりすぐれたも
のを導き出す
◎情報活用力
授業中の説明だけでなくウェブ上の豊富な文献を積極的に活用する
【教科書】
教科書は特に指定しない。
【参考書】
Jin Sato,『Jin Sato の LEGO MindStorms 鉄人テクニック』,,978-4274086823
Brian Bagnall,『マインドストーム・プログラミング入門』,,978-4789837118
Dave Baum et al.,『Definitive Guide to LEGO Mindstorms』,,978-1590590638
Dave Baum et al.,『Extreme Mindstorms』,,978-1893115842
Mario Ferrari et al.,『Building Robots With Lego Mindstorms』,,978-1928994671
米田完・大隅久・堀内孝司『ここが知りたいロボット創造設計』,,978-4061539969
Mario Ferrari et al.,『Building Robots with LEGO Mindstorms NXT』,,978-1597491525
Daniele Benedettelli,『Creating Cool MINDSTORMS NXT Robots』,,978-1590599662
David J. Perdue,『The Unofficial Lego Mindstorms Nxt Inventor's Guide』
,,978-1593272159
03490
数理・情報の世界
授業題目 Web制作ゼミ
授
業 英文授業名 Seminar on Web development
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育10講義室
(6)質問,相談への対応
可能な限り、授業時間外でも対応します。
[email protected] まで連絡ください。
(4)成績評価の方法
ロボットの組み立てやプログラムの作成において、各課題の趣旨を理解した上で、さま
ざまな工夫をしたか、グループ内で積極的な議論をしたか、それらをレポートやホーム
ページでわかりやすく報告したか、などをもとに評価する。各課題ごとにレポートを作
成する。(課題1および2がそれぞれ3割、ロボコン課題 4割)
時間割コード
松本 成司
県内大学開放授業
担当教員
松本 成司
曜日・時限 水曜・5時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
現在のウェブに関する基礎的な知識や技術を学習し、それらを活用してより高度
な情報発信を可能にしていくための実践的な能力を養う。
(2)授業の概要
各自が選択したテーマについて、互いに議論しながらウェブサイトを企画、制作
していく。
The World Wide Web Consortium (W3C) の勧告に基づいて (X)HTML、CSS といった
ウェブ開発に必要となる基本的な言語や手法、概念について学習する。特にアク
セシビリティについての考え方をよく理解し、より多くの人にとって利用しやす
いサイトの制作を目指す。また、ウェブ制作の実践を通してさまざまなの著作権
問題についても考えてみる。作業進度によっては、動的なウェブサイトの制作に
よく使用されるスクリプト言語やデータベースの基礎についてさらに学習し、よ
り高度な開発に結びつけることもある。ただし、応用的な内容については履修生
の理解度や学習進捗度にあわせて柔軟に選択していく予定である。
対象学生 全
備考
る。つまりこの授業は、そのような自発的な学習を行うための習慣や能力を身に
つけるきっかけ、と考えて欲しい。とにかく教科書は授業前に各自でよく読んで
くること。
・未知の外国語のように次から次へと聞き慣れない言葉が登場するので、その都
度自分で調べたり質問する習慣を身につけ、理解するのを簡単に諦めないこと。
(6)質問,相談への対応
可能な限り、授業時間外でも対応します。
[email protected] まで連絡ください。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
1. ガイダンス
2. インターネット、ウェブの仕組み
3. ウェブサイトの企画(目的・対象・制作方針などの吟味)
4∼5. ウェブサイトの企画(アウトライン、コンテンツの作成)
6∼7. (X)HTMLの学習とページの作成
8∼9. CSSの学習と応用
10∼11. ウェブ上での公開とコンテンツの吟味
12. 各自のサイトについて全員で議論
13∼14. スクリプト言語の学習
15∼16. 各自の成果発表と議論
◎人類知の継承と未来創造 ウェブ文書の汎用性や可搬性、論理性を高めるためになされた標準化
マインド
の努力を理解する
(4)成績評価の方法
ウェブサイトの企画書や各段階での進行状況の報告など日頃の課題提出を30%、
授業中の発言や議論における積極性を20%、最終的なウェブサイトの公開(発表
)を50%で評価する。
(5)履修上の注意
・ウェブ制作には多くのツールや技術・知識を組み合わせていく必要があるが、
授業時間内ではごく限られたことしか取り上げることができない。したがって教
科書や授業中に紹介する参考文献以外にも、自分が必要だと感じたことは自ら進
んで学習し、その成果を授業で積極的に発表したり議論していくことが要求され
◎情報活用力
ウェブ制作に必要な種々の道具や技術について自ら積極的に情報を収
集する
◎専門外の知識
単にウェブを利用するだけでなくウェブ制作の実践を通してその仕組
みや特徴を学習する
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
自他の制作サイトについてよりよい情報発信のための改善点を他の受
講生と議論する
【教科書】
益子貴寛,『Web標準の教科書』,,978-4798010922,秀和システム
【参考書】
神崎正英,『ユニバーサルHTML/XHTML』,,978-4839904548,毎日コミュニケーショ
ンズ,,2200円
Jeremy Keith,『DOM Scripting 標準ガイドブック ∼やさしく学ぶ、
JavaScriptとDOMによるWebデザイン∼』,,978-4839922375,毎日コミュニケーショ
ンズ,,3045円
益子貴寛他,『現場のプロから学ぶXHTML+CSS』,,978-4839929732,毎日コミュニケ
ーションズ,,2940円
増田 泰,『開発のプロが教える標準Django完全解説―Webアプリケーションフレ
ームワーク』,,978-4048672092,アスキー・メディアワークス,,4410円
その他、Web上には優れた文献が豊富にあるので積極的に活用すること (授業で
も紹介していく)。
教養137
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03491
県内大学開放授業
ロボティクス入門ゼミ
担当教員
数理・情報の世界
授
業 英文授業名 Introduction to Robotics : Seminar
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・5時限
目
講義室 共通教育10講義室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
ロボット制御の基礎を学習すると同時に、ロボットの製作やプログラミング、グループ
内での議論や試行錯誤を通じて総合的な問題解決能力を養う。
(2)授業の概要
数人のチームに分かれて、さまざまなブロック、モータ、ギヤ、センサなどを組み合わ
せて独自のロボットを作り、それをパソコン上で作成したプログラムで制御する方法を
学習する。課題としては、文字や図形を描くロボット、黒い線に沿って動くロボット、
光を追いかけるロボットなどを製作する。さらに、最終目標として簡単なロボット・コ
ンテストを行う。各課題について、チームごとにホームページを作成し、ロボット制作
の経過や結果を発表する。
(3)授業計画
第1週 授業の紹介
第2週 キットの説明と簡単なロボットの組み立て
第3週 プログラミングの基礎学習
第4∼5週 簡単な図形を描くロボットの製作 (課題1)
第6週 タッチ・センサを使ったロボットの製作、条件式の学習
第7∼9週 光センサ(または色センサ)を使ったロボットの製作 (課題2)
第10週 角度センサ(または超音波センサ)の活用
第11∼14週 簡易ロボコンへ向けた応用的なロボットの製作
第15週 簡易ロボコンのリハーサルと最終調整
第16週 試験(簡易ロボコン本番)
対象学生 全
成するため、各自でグループを選ぶことはできない。
・教材として LEGO社のマインドストームRISというロボット・キットとNQCというプロ
グラミング言語を使用する予定である。ただし受講者の人数、希望によってはマインド
ストームNXTおよびプログラミング言語NXCを使用する可能性もある。
・使用するロボットのキットは貸し出しする。 ただし、最後の授業が終るまで各グル
ープで責任をもって管理すること。毎回約3kgのキットを持ち運ぶ必要がある。細かな
部品も多いので、なくさないように細心の注意を払うこと。
・電池や画用紙、マジックペンなど、一人あたり500∼1,000円程度の教材費が必要。
・USBメモリから起動するOS(ライブシステム)を使用するので各自で2GB以上の容量の
USBメモリを用意しておくこと。
・基本的には10番教室のパソコンを利用するが、個人のノートパソコンを持参して使用
することもできる。
・最終週に試験の代わりとして学習成果を発表するための簡単なロボコンを行う。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創造マイ 身近な製品の仕組みを意識的に観察することで先人達のさまざまな工夫を発
ンド
見・理解する
(5)履修上の注意
・ほぼ毎週宿題が出され、必然的に授業時間外の作業も多くなるので、授業時間外の作
業方法についてもチーム内でよく相談して連携を密にすること。
・第1回授業日に受講者を決定する。当日どうしても出席できない受講希望者は事前に
担当者まで申し出ること。受講者多数の場合は受講制限を行う。
・ウェブを閲覧する程度のパソコンの経験があることが望ましいが、プログラミングや
ホームページ作成の経験は必要ない。ただし手取り足取り指導するタイプの授業ではな
いので、分からないことや問題があれば、チーム内で議論したり積極的に教員に質問す
ること。またウェブを積極的に活用して各自でさまざまな情報収集を行う努力をするこ
と。
・授業内容に関しては授業のホームページ http://yakushi.shinshu-u.ac.jp/robotics/
に詳しく載せてあるので授業前に必ず目を通しておくこと。
・作業は数人のグループに分かれて行う。ただしいろいろな学部の学生でグループを構
◎問題発見・解決能力
各課題の達成には遭遇する問題点を把握してよりよい解決方法を模索してい
く必要がある
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
チーム内でいろいろなアイデアや解決方法を提案・議論し、よりすぐれたも
のを導き出す
◎情報活用力
授業中の説明だけでなくウェブ上の豊富な文献を積極的に活用する
【教科書】
教科書は特に指定しない。
【参考書】
Jin Sato,『Jin Sato の LEGO MindStorms 鉄人テクニック』,,978-4274086823
Brian Bagnall,『マインドストーム・プログラミング入門』,,978-4789837118
Dave Baum et al.,『Definitive Guide to LEGO Mindstorms』,,978-1590590638
Dave Baum et al.,『Extreme Mindstorms』,,978-1893115842
Mario Ferrari et al.,『Building Robots With Lego Mindstorms』,,978-1928994671
米田完・大隅久・堀内孝司『ここが知りたいロボット創造設計』,,978-4061539969
Mario Ferrari et al.,『Building Robots with LEGO Mindstorms NXT』,,978-1597491525
Daniele Benedettelli,『Creating Cool MINDSTORMS NXT Robots』,,978-1590599662
David J. Perdue,『The Unofficial Lego Mindstorms Nxt Inventor's Guide』
,,978-1593272159
03492
数理・情報の世界
授業題目 Web制作ゼミ
授
業 英文授業名 Seminar on Web development
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育10講義室
(6)質問,相談への対応
可能な限り、授業時間外でも対応します。
[email protected] まで連絡ください。
(4)成績評価の方法
ロボットの組み立てやプログラムの作成において、各課題の趣旨を理解した上で、さま
ざまな工夫をしたか、グループ内で積極的な議論をしたか、それらをレポートやホーム
ページでわかりやすく報告したか、などをもとに評価する。各課題ごとにレポートを作
成する。(課題1および2がそれぞれ3割、ロボコン課題 4割)
時間割コード
松本 成司
県内大学開放授業
担当教員
松本 成司
曜日・時限 水曜・5時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
現在のウェブに関する基礎的な知識や技術を学習し、それらを活用してより高度
な情報発信を可能にしていくための実践的な能力を養う。
(2)授業の概要
各自が選択したテーマについて、互いに議論しながらウェブサイトを企画、制作
していく。
The World Wide Web Consortium (W3C) の勧告に基づいて (X)HTML、CSS といった
ウェブ開発に必要となる基本的な言語や手法、概念について学習する。特にアク
セシビリティについての考え方をよく理解し、より多くの人にとって利用しやす
いサイトの制作を目指す。また、ウェブ制作の実践を通してさまざまなの著作権
問題についても考えてみる。作業進度によっては、動的なウェブサイトの制作に
よく使用されるスクリプト言語やデータベースの基礎についてさらに学習し、よ
り高度な開発に結びつけることもある。ただし、応用的な内容については履修生
の理解度や学習進捗度にあわせて柔軟に選択していく予定である。
対象学生 全
備考
る。つまりこの授業は、そのような自発的な学習を行うための習慣や能力を身に
つけるきっかけ、と考えて欲しい。とにかく教科書は授業前に各自でよく読んで
くること。
・未知の外国語のように次から次へと聞き慣れない言葉が登場するので、その都
度自分で調べたり質問する習慣を身につけ、理解するのを簡単に諦めないこと。
(6)質問,相談への対応
可能な限り、授業時間外でも対応します。
[email protected] まで連絡ください。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
1. ガイダンス
2. インターネット、ウェブの仕組み
3. ウェブサイトの企画(目的・対象・制作方針などの吟味)
4∼5. ウェブサイトの企画(アウトライン、コンテンツの作成)
6∼7. (X)HTMLの学習とページの作成
8∼9. CSSの学習と応用
10∼11. ウェブ上での公開とコンテンツの吟味
12. 各自のサイトについて全員で議論
13∼14. スクリプト言語の学習
15∼16. 各自の成果発表と議論
◎人類知の継承と未来創造 ウェブ文書の汎用性や可搬性、論理性を高めるためになされた標準化
マインド
の努力を理解する
(4)成績評価の方法
ウェブサイトの企画書や各段階での進行状況の報告など日頃の課題提出を30%、
授業中の発言や議論における積極性を20%、最終的なウェブサイトの公開(発表
)を50%で評価する。
(5)履修上の注意
・ウェブ制作には多くのツールや技術・知識を組み合わせていく必要があるが、
授業時間内ではごく限られたことしか取り上げることができない。したがって教
科書や授業中に紹介する参考文献以外にも、自分が必要だと感じたことは自ら進
んで学習し、その成果を授業で積極的に発表したり議論していくことが要求され
◎情報活用力
ウェブ制作に必要な種々の道具や技術について自ら積極的に情報を収
集する
◎専門外の知識
単にウェブを利用するだけでなくウェブ制作の実践を通してその仕組
みや特徴を学習する
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
自他の制作サイトについてよりよい情報発信のための改善点を他の受
講生と議論する
【教科書】
益子貴寛,『Web標準の教科書』,,978-4798010922,秀和システム
【参考書】
神崎正英,『ユニバーサルHTML/XHTML』,,978-4839904548,毎日コミュニケーショ
ンズ,,2200円
Jeremy Keith,『DOM Scripting 標準ガイドブック ∼やさしく学ぶ、
JavaScriptとDOMによるWebデザイン∼』,,978-4839922375,毎日コミュニケーショ
ンズ,,3045円
益子貴寛他,『現場のプロから学ぶXHTML+CSS』,,978-4839929732,毎日コミュニケ
ーションズ,,2940円
増田 泰,『開発のプロが教える標準Django完全解説―Webアプリケーションフレ
ームワーク』,,978-4048672092,アスキー・メディアワークス,,4410円
その他、Web上には優れた文献が豊富にあるので積極的に活用すること (授業で
も紹介していく)。
教養138
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
03493
授業題目
統計図解ゼミ
県内大学開放授業
担当教員
数理・情報の世界
授
業 英文授業名 Seminar of Data Visualization
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・4時限
目
講義室 共通教育10講義室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
本授業のねらいは数値情報を適切に処理し,それのグラフ化を中心とした図解の作
成演習を通じて,様々な数値情報をコンピュータが容易に処理可能とするための技
術を体験すると同時に,事実にもとづく表現技術全般について理解を深めることを
目標とします.
こうした授業の中での実践を通じて,情報提供者の立場から,情報を伝える技術お
よび意味の再認識できるようになってください.
(2)授業の概要
身近な状況の中から,数値情報の現れている課題あるいは欠落している課題などを
,コンピュータを活用してグラフなどに図解して行きます.各自が図解に作成した
ファイルを,大学提供の学習システムeALPS上に提出することにより毎回の演習は完
結します.これらの活動のための手ほどきはしますが,実際に授業制作課題に必要
なレベルまでのスキルアップは各自にまかされますので注意してください.
処理する題材はインターネット上で公開されている数値情報を中心に扱い,とくに
環境,教育,ジェンダーおよびスポーツに関係した資料を多く扱います.
表計算の利用においては,とくに作業効率に関係したスキルを中心に扱います.そ
のような技術の中には,使える人と使えない人では,軽く100倍を超えるようなもの
も少なくありません.100倍の効率差とは,たとえば1回の授業時間で済む作業が,
それをできない人の場合には不眠不休で1週間もかかる(つまり時間を空費する)こ
とを意味します.
実習の進め方ですが,実施課題に応じて,グループ活動または個人活動となるもの
があります.
表計算ソフトは演習室ではExcelが用意されています.各自の演習では,高価な
Excelばかりでなく,無償の表計算ソフトを利用しても十分となる配慮をします.
なお表計算Excelをよく使う人も多いと思いますが,このツールに関するいくつもの
問題点も同時に演習を通じて指摘していきます.
(3)授業計画
第1回から第14回まで,数値表現および読解のためのヒントに関する短時間の講義を
交えながら実習指導を行ないますが,中心となる活動はゼミ参加者の学生の課題報
告および経過報告です.期末試験の実施はありません.
実習課題として扱う主な技能は以下の通りです.
・インターネット上の数値データの利用法
・並べ替え
・簡単な数式によるデータの書き換え
・数式のコピー
・データの集計
・表データのグラフ化
時間割コード
鈴木 治郎
対象学生 全
(4)成績評価の方法
毎回の課題作成および提出でおよそ80%.発表でおよそ20%.
(5)履修上の注意
授業時間内の実習で技能の習熟に不十分だった人は,次回までに十分に復習してお
いてください.今までの授業実績の中では不十分だった人は数人程度でした.
実習作業は大学の端末室を授業空き時間に利用するだけで十分なものを提供してい
るため,パソコンを所持している必要はありません.
受講希望者の多い場合,初回授業時に受講制限を決定しますので,都合により初回
に出席できない人は事前にメール連絡をお願いします.
(6)質問,相談への対応
eALPS上の掲示板およびメール [email protected] によります。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎問題発見・解決能力
課題制作を通じて隠れていた情報を目に見えるようにする
◎情報活用力
伝えるべき内容に必要な情報を判断し集める
◎普遍的・数量的理解力 情報を数量的に表現することを通じて,その価値が見えるようにする
【教科書】
集計スキル関係をあげておきます.
通勤快読編集チーム『Excel計算表の集計・グラフ・表示に役立つ[超便利]技』(技
術評論社)
早坂清志『達人が教える Excel集計テクニック156』(毎日コミュニケーション)
早坂清志『Excelの極意(5) 「データの集計と分析」を極める』(毎日コミュニケー
ション)
アスキードットPC編集部『すぐわかるポケット! 仕事にすぐ効く! Excel らくら
く集計テク』(アスキーメディアワークス)
Excel自体のグラフ化機能はデータ処理にとって悲惨なレベルなので,適当なものは
ありません.
【参考書】
図解関係をあげておきます.
ワーマン『それは情報ではない』(エムディエヌコーポレーション)
ゼラズニー『マッキンゼー流図解の技術』(東洋経済新報社)
山崎紅『説得できるデータ図解の鉄則』(日経BP社)
宮川公男『統計学でリスクと向き合う』(東洋経済新報社)
03494
県内大学開放授業
数理・情報の世界
授業題目 統計図解ゼミ
授
業 英文授業名 Seminar of Data Visualization
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・2時限
目
講義室 共通教育10講義室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
本授業のねらいは数値情報を適切に処理し,それのグラフ化を中心とした図解の作
成演習を通じて,様々な数値情報をコンピュータが容易に処理可能とするための技
術を体験すると同時に,事実にもとづく表現技術全般について理解を深めることを
目標とします.
こうした授業の中での実践を通じて,情報提供者の立場から,情報を伝える技術お
よび意味の再認識できるようになってください.
(2)授業の概要
身近な状況の中から,数値情報の現れている課題あるいは欠落している課題などを
,コンピュータを活用してグラフなどに図解して行きます.各自が図解に作成した
ファイルを,大学提供の学習システムeALPS上に提出することにより毎回の演習は完
結します.これらの活動のための手ほどきはしますが,実際に授業制作課題に必要
なレベルまでのスキルアップは各自にまかされますので注意してください.
処理する題材はインターネット上で公開されている数値情報を中心に扱い,とくに
環境,教育,ジェンダーおよびスポーツに関係した資料を多く扱います.
表計算の利用においては,とくに作業効率に関係したスキルを中心に扱います.そ
のような技術の中には,使える人と使えない人では,軽く100倍を超えるようなもの
も少なくありません.100倍の効率差とは,たとえば1回の授業時間で済む作業が,
それをできない人の場合には不眠不休で1週間もかかる(つまり時間を空費する)こ
とを意味します.
実習の進め方ですが,実施課題に応じて,グループ活動または個人活動となるもの
があります.
表計算ソフトは演習室ではExcelが用意されています.各自の演習では,高価な
Excelばかりでなく,無償の表計算ソフトを利用しても十分となる配慮をします.
なお表計算Excelをよく使う人も多いと思いますが,このツールに関するいくつもの
問題点も同時に演習を通じて指摘していきます.
(3)授業計画
第1回から第14回まで,数値表現および読解のためのヒントに関する短時間の講義を
交えながら実習指導を行ないますが,中心となる活動はゼミ参加者の学生の課題報
告および経過報告です.期末試験の実施はありません.
実習課題として扱う主な技能は以下の通りです.
・インターネット上の数値データの利用法
・並べ替え
・簡単な数式によるデータの書き換え
・数式のコピー
・データの集計
・表データのグラフ化
担当教員
鈴木 治郎
対象学生 全
(4)成績評価の方法
毎回の課題作成および提出でおよそ80%.発表でおよそ20%.
(5)履修上の注意
授業時間内の実習で技能の習熟に不十分だった人は,次回までに十分に復習してお
いてください.今までの授業実績の中では不十分だった人は数人程度でした.
実習作業は大学の端末室を授業空き時間に利用するだけで十分なものを提供してい
るため,パソコンを所持している必要はありません.
受講希望者の多い場合,初回授業時に受講制限を決定しますので,都合により初回
に出席できない人は事前にメール連絡をお願いします.
(6)質問,相談への対応
eALPS上の掲示板およびメール [email protected] によります。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎問題発見・解決能力
課題制作を通じて隠れていた情報を目に見えるようにする
◎情報活用力
伝えるべき内容に必要な情報を判断し集める
◎普遍的・数量的理解力 情報を数量的に表現することを通じて,その価値が見えるようにする
【教科書】
集計スキル関係をあげておきます.
通勤快読編集チーム『Excel計算表の集計・グラフ・表示に役立つ[超便利]技』(技
術評論社)
早坂清志『達人が教える Excel集計テクニック156』(毎日コミュニケーション)
早坂清志『Excelの極意(5) 「データの集計と分析」を極める』(毎日コミュニケー
ション)
アスキードットPC編集部『すぐわかるポケット! 仕事にすぐ効く! Excel らくら
く集計テク』(アスキーメディアワークス)
Excel自体のグラフ化機能はデータ処理にとって悲惨なレベルなので,適当なものは
ありません.
【参考書】
図解関係をあげておきます.
ワーマン『それは情報ではない』(エムディエヌコーポレーション)
ゼラズニー『マッキンゼー流図解の技術』(東洋経済新報社)
山崎紅『説得できるデータ図解の鉄則』(日経BP社)
宮川公男『統計学でリスクと向き合う』(東洋経済新報社)
教養139
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03496
ものづくり入門ゼミ
数理・情報の世界
授
業 英文授業名 Seminar for Introduction to Manufacturing
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・3時限
目
講義室 共通教育312演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
私達は,工業的に創られた「もの」の恩恵を受けて生活している.それ
らの「もの」がどのような製造方法によって作られるのかを知ることは
,「もの」の価値を決める上で重要です.本授業では,種々の工業製品
の作り方について学びながら,「ものづくり」の面白さを科学的に理解
してもらうことを狙っています.
(2)授業の概要
①出来るだけ,自らが考え,議論をすることを前提に授業を進めます.
②「ものづくり」をしている企業の工場見学をします.
③グループに分かれて,従来の「ものづくり」についての概要を理解し
た後、図書館、インターネットなどで資料を収集して,より詳細な「も
のづくり」方法について発表していただきます.
④従来の「ものづくり」のカテゴリーは日用品,食品・医療品,スポー
ツ・遊技用品,事務・学用品,工業用品,ハイテク用品,土木・建築、
車輌,リサイクル,手作りの逸品,その他.
(3)授業計画
1.ガイダンス
2.担当とグループ分け、パワーポイントソフトの使用方法
3.プレゼン資料作成時の注意事項
4.展示会見学,工場見学など(4週)
5.従来ものづくり方法の調査と発表準備(4週程度)
6.男女共同参画について
7.発表会(4週程度)
杉本 公一
対象学生 全
(5)履修上の注意
1.定員は20名とします.
2.各自、パソコンを持参すること.
3.展示会見学の交通費は自己負担とします.工場見学の交通費(バス
代)は必要ありません.
(6)質問,相談への対応
原則として,水曜14:40∼16:10をオフィスアワーとします.部屋は、
共通教育機構南棟2階教員控室です.その他の場合は,
E-mail([email protected])または電話(026-269-5114)で対応しま
す.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
出席30点(授業&工場見学),小レポート10点,調査発表20点,工場見
学感想レポート40点の割合で評価します。
基本的に90点以上を秀,80点以上を優,80点未満70点以上を良,70点未
満60点以上を可と判定する.単位認定には2/3以上の出席を必要とする
.
時間割コード
担当教員
◎自己認識・自己啓発マ
企業の工場見学,ものづくりビデオ学習
インド
◎問題発見・解決能力 能動的な調査学習
【教科書】
ものづくり解体新書(日刊工業新聞社)、 一の巻∼七の巻+番外編
【参考書】
説明と説得のためのプレゼンテーション、海保博之編著、共立出版
03501
県内大学開放授業
数理・情報の世界
授業題目 検索の科学【SUNS】
授
業 英文授業名 Science of Search and Discovery
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 月曜・2時限
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
今日のインターネットは,検索サイトGoogleなどに代表される有効な検索技術が
登場したからこそ,有用なものとなりました.この授業では経済活動に重要とな
った「検索エンジン最適化」のような社会的話題も含めて,そうした検索技術の
実情を把握するとともに,その科学的理解も得ることによって,検索技術をより
有効に活用できるための理解を目指します.
(2)授業の概要
検索サイトGoogleを実際に多角的に活用することによって,インターネット上の
検索技術の概要を把握します.その後に,検索の各技術の背景にある科学的側面
の理解を進めていきます.単なる検索操作では終わらない,その背後にある統計
学や情報科学の学習まで進めます.現在進行中かつ世の中で常用される技術を対
象としていることを踏まえて,なるべくタイムリーな話題を扱いながら授業の展
開がなされます.
講義では授業計画にあげたような検索にまつわる多くの話題を扱います.講義上
では暗記すべき知識の提供はありません.授業で提示した課題に関して各自が
1週間ごとに調べてまとめた事柄をテストする目的で,毎回の課題提示が行なわ
れます.
また検索行為は知識の発見とも密接に結びついているため,図書館その他で調べ
た発見に関する情報交換などの目的にeChes上の掲示板を活用します.各話題に
関するテストの内容については,詳しくはeChes上の説明を参照してください.
(3)授業計画
初回は授業ガイダンスに当てます.
以下の課題について,環境,教育,ジェンダーの問題など,なるべくタイムリー
な課題を扱いながら進めるため,各課題は順不同です.
・検索と発見の方法
・検索サイトGoogleについて
・ブラウザの仕組み
・ウィキペディア
・データの検索方法概論
・データを整列する技術
・ことばを分類する技術
・統計の基礎
・テキストマイニング
・データマイニング
・コンピュータによる検索処理
・その他身近な検索にまつわる話題
担当教員
市民開放授業
鈴木 治郎
対象学生 全
(4)成績評価の方法
各課題に対してeChes上でほぼ毎週実施される小テストがおよそ80%.
授業で扱った課題に関係する記述提出課題がおよそ20%.
教室実施の期末試験は行ないません.
(5)履修上の注意
予習は必要ありませんが復習は必須です.小テスト等の受験前にすべき復習のた
めの視点はeChes上でも指摘してあります.テスト等はいずれも授業を前提とし
た視点のもとでの回答を要請するものであり,小テストの出題に際しては授業の
視点に関する解説は含みません.
eChes上の各課題については回答期限が定められているので学習のペースコント
ロールをしっかりとしてください.
松本キャンパス外の学生は2011年度までのカリキュラムにおける情報科目または
教養科目として履修できます.松本キャンパスの学生には教室受講以外認めませ
ん.
(6)質問,相談への対応
eChes上の掲示板およびメール [email protected] によります。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎情報活用力
検索した情報を適切に取捨選択するための知識を増やす
◎問題発見・解決能力 検索に必要な情報をどのように見つけるべきかの判断能力を養う
◎普遍的・数量的理解力 見つけたい情報を数量的に把握することにより検索の精度をあげる
【教科書】
指定しない
【参考書】
モービル他著『検索と発見のデザイン』(オライリー)
佐藤信正『ブラウザのしくみ』(技術評論社)
神崎洋治『体系的に学ぶ検索エンジンのしくみ』(日経BPソフトプレス)
ジョン・バッテル『ザ・サーチ グーグルが世界を変えた』(日経BP社)
ハラヴェ『ネット検索革命』(青土社)
岩野和生訳『Googe PageRankの数理』(共立出版)
教養140
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
03502
時間割コード
授業題目
県内大学開放授業
電子出版の現代
数理・情報の世界
授
業 英文授業名 Our Sociaty and Electronic Publishing
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・3時限
目
講義室 共通教育56講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
インターネットは誰でも発信できるメディアだといわるようになって久しいですが,一
般利用者にとって情報発信のための技術的障壁が存在してきたことも事実です.それが
,ここ数年間のブログの普及によって本当に誰もが情報発信できる時代に入ったといえ
ます.そうした時代における今日の出版状況は,印刷物ばかりが出版ではないという現
象の進行を早め,技術的にはクロスメディアと呼ばれる同じ情報ソースから紙媒体の印
刷物およびインターネット上のWeb ページを作り上げる技術が発展しつつあり,出版の
定義が変化してきています.そうした中で紙媒体以外のインターネットやCD-ROM を通
じた出版が総じて電子出版と呼ばれており,このような現代の状況に対する総合的な理
解を深めることを目的とします.
(2)授業の概要
上記の目的をよく理解するために,授業計画に示した話題を扱いながら,毎回の授業を
進めて行きます.課題の中にはHTML/CSSの制作に関する技術を伴うものがあります.
講義では授業計画にあげたような電子出版にまつわる多くの話題を扱います.講義上
では暗記すべき知識の提供はありません.授業で提示した課題に関して各自が1週間ご
とに調べてまとめた事柄をテストする目的で,毎回の課題提示が行なわれます.
また電子出版は日々のインターネット上の情報発信とも密接に結びついているため,
図書館やインターネットで調べた事柄に関する情報交換などの目的にeALPS上の掲示板
を活用します.
各話題に関するテストの内容については,詳しくはeALPS上の説明を参照してくださ
い.。
なおeALPS上の本コースで提供する教材の一部は,授業履修しなくとも(テスト/評
価抜きになりますが)ゲスト閲覧可能です.
担当教員
市民開放授業
鈴木 治郎
対象学生 全
きでないいろいろと問題を抱えたシステムなど)
・クロスメディアによる出版(PDF の利用等)
・その他身近な電子出版にまつわる話題
(4)成績評価の方法
各課題に対してeALPS上でほぼ毎週実施される小テストがおよそ60%.
授業で扱った課題に関係する記述提出課題がおよそ40%.
教室実施の期末試験は行ないません.
(5)履修上の注意
予習は必要ありませんが復習は必須です.小テスト等の受験前にすべき復習のための視
点はeALPS上でも指摘してあります.テスト等はいずれも授業を前提とした視点のもと
での回答を要請するものであり,小テストの出題に際しては授業の視点に関する解説は
含みません.eALPS上の各課題については回答期限が定められているので学習のペース
コントロールをしっかりとしてください.
2010年度までの入学生は,そのカリキュラムにおける情報科目または教養科目として履
修できます.
(6)質問,相談への対応
eALPS上の掲示板およびメール [email protected] によります。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マインド 出版という歴史ある文化の位置づけの中で今日のWebページを理解する
(3)授業計画
第1回は授業ガイダンスであり電子出版とは何かについて総合的な見方を示します.
以下の話題は,環境,教育,ジェンダーの問題など,なるべくタイムリーな話題を交え
て扱います。
・インターネット百科事典Wikipediaについて
・書物の歴史と現在
・出版の歴史と現在
・インターネットの歴史と現在
・読書端末の歴史と現在
・Web標準:HTMLとCSS
・HTMLで扱う素材(文書,画像など)
・文字の歴史と現在(フォント,コンピュータ上の扱い)
・日本語入力の話
・文書編集システム(LaTeXは国際的には文系だからこそよく使われている論理構造を
もった文書に向いており,HTMLとの親和性も高い,MS Wordは数ページを超えて使うべ
時間割コード
わかりやすく正確に表現する技術が出版文化の理解には必須である
◎情報活用力
出版技術の中でもとくに編集技術を重視した活動を通じて今日のWebページを
理解する
【教科書】
指定なし
【参考書】
大藤幹『HTML/XHTML 汎用性の高いWebページの作成のために』(技術評論社)
境裕司他『EPUB3スタンダードデザインガイド』(マイナビ)
歌田明弘『電子書籍の時代は本当に来るのか』(ちくま新書)
植村八潮『電子出版の構図』(印刷学会出版部)
うえがき麻矢著『これならわかるWeb標準サイトの作り方入門の入門』(翔泳社)
ワークスコーポレーション編集部『カラー図解DTPしくみ事典』(ワークスコーポレー
ション)
03503
数理・情報の世界
授業題目 統計学の基礎
授
業 英文授業名 Introduction to Statistics
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育10講義室
担当教員
湯田 彰夫
曜日・時限 月曜・3時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
人間の行動を対象とした研究に携わる上で必要になる統計的なデータ
解析手法を理解し,効果的な研究計画をたてるための知識を習得する。
この授業を受講することで,数値データの整理法,統計学的検定の考
え方と活用法などの知識を獲得することができる。
(2)授業の概要
統計学の考え方,各種技法について解説した後,パソコンを用いてデ
ータ解析の実際を学ぶ。
(3)授業計画
1) 統計学の必要性
2) 標本と母集団
3) 代表値と変動の指標
4) 理論分布と確率(1)
5) 理論分布と確率(2)
6) 平均値の差の検定(1)
7) 平均値の差の検定(2)
8) 分散分析(1)
9) 分散分析(2)
10) 要因配置型実験計画(1)
11) 要因配置型実験計画(2)
12) 回帰と相関(1)
13) 回帰と相関(2)
14) ノンパラメトリック統計学(1)
15) ノンパラメトリック統計学(2)
対象学生 全
備考
各回,授業の前半は講義,後半はコンピュータを用いた統計処理の実
習を行います。表計算ソフトの基本的な使い方は説明しませんので,復
習しておいてください。
(6)質問,相談への対応
質問・相談には,電子メール・電話・面談により随時,応じます。電
子メールアドレス,学内内線番号は最初の授業で連絡します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
授業中に課すレポート(8回程度、未提出は減点5点),出席状況(欠
席は減点5点),学期末試験(100点)によって評価します。
(5)履修上の注意
◎言語能力
◎情報活用力
コンピュータを用いて数値データを整理し,結論を導くため
のスキルを身につける。
◎問題発見・解決能力
現象を統計学的に把握し,実験計画をたてるための知識を身
につける。
◎普遍的・数量的理解力
数値データに基づいて統計学的に判断するスキルを身につけ
る。
【教科書】
ジョンソン,M.K, & リーバート,R.M., 統計の基礎,
ISBN-10:4781901964, サイエンス社
【参考書】
必要に応じて紹介します。
教養141
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
03504
授業題目
統計学の基礎
数理・情報の世界
授
業 英文授業名 Introduction to Statistics
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育10講義室
担当教員
湯田 彰夫
曜日・時限 水曜・3時限
授業形態
講義
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
人間の行動を対象とした研究に携わる上で必要になる統計的なデータ
解析手法を理解し,効果的な研究計画をたてるための知識を習得する。
この授業を受講することで,数値データの整理法,統計学的検定の考
え方と活用法などの知識を獲得することができる。
(5)履修上の注意
各回,授業の前半は講義,後半はコンピュータを用いた統計処理の実
習を行います。表計算ソフトの基本的な使い方は説明しませんので,復
習しておいてください。
(2)授業の概要
統計学の考え方,各種技法について解説した後,パソコンを用いてデ
ータ解析の実際を学ぶ。
(6)質問,相談への対応
質問・相談には,電子メール・電話・面談により随時,応じます。電
子メールアドレス,学内内線番号は最初の授業で連絡します。
(3)授業計画
1) 統計学の必要性
2) 標本と母集団
3) 代表値と変動の指標
4) 理論分布と確率(1)
5) 理論分布と確率(2)
6) 平均値の差の検定(1)
7) 平均値の差の検定(2)
8) 分散分析(1)
9) 分散分析(2)
10) 要因配置型実験計画(1)
11) 要因配置型実験計画(2)
12) 回帰と相関(1)
13) 回帰と相関(2)
14) ノンパラメトリック統計学(1)
15) ノンパラメトリック統計学(2)
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
授業中に課すレポート(8回程度、未提出は減点5点),出席状況(欠
席は減点5点),学期末試験(100点)によって評価します。
時間割コード
◎情報活用力
コンピュータを用いて数値データを整理し,結論を導くため
のスキルを身につける。
◎問題発見・解決能力
現象を統計学的に把握し,実験計画をたてるための知識を身
につける。
◎普遍的・数量的理解力
数値データに基づいて統計学的に判断するスキルを身につけ
る。
【教科書】
ジョンソン,M.K, & リーバート,R.M., 統計の基礎,
ISBN-10:4781901964, サイエンス社
【参考書】
必要に応じて紹介します。
03505
数理・情報の世界
授業題目 ネットワーク社会における情報科学
授
業 英文授業名 Information Sciences for Computer Network Society
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 月曜・2時限
目
講義室 共通教育42講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
コンピュータを真に有用な道具として使いこなすために必要な基礎知
識と,情報ネットワーク社会を展望する視点を習得する。
この授業を受講することで,コンピュータの動作原理,論理回路の実
現方法,インターネットの仕組み,ネット上で生じやすいトラブルなど
に関する知識が獲得できる。
(2)授業の概要
高度情報化社会,ネットワーク社会と呼ばれる今日,情報処理やコン
ピュータに関する知識は社会生活を送る上で必要不可欠なものになって
いる。コンピュータの普及が私たちの生活に何をもたらしたのか,また
将来的にはどのようなことが可能になるのだろうか。本講義ではコンピ
ュータの動作原理を平易に解説する他,コンピュータ・ネットワークの
基礎技術,情報社会の現状と問題点について考えてみたい。
(3)授業計画
1) 計算機の歴史
2) コンピュータの動作原理
3) 情報量と確率,エントロピー
4) コンピュータにおける情報の表現
5) 二進数による四則演算
6) 論理回路の基礎
7) 論理素子の実現
8) 機能回路−加算・減算回路について
9) 機能回路−記憶回路について
10) コンピュータと情報通信
11) インターネットを支える技術
12) ネットワークを用いた違法行為
13) ネットワークとセキュリティ
14) インターネットと著作権
15) 情報社会の行方
担当教員
湯田 彰夫
対象学生 全
(4)成績評価の方法
数回課す小テスト(15点)と学期末のテスト(85点)による。
(5)履修上の注意
講義時間外に自ら独習する姿勢が必要です。教科書はありませんが,
参考書を適宜,紹介します。また必要に応じて,資料を配布します。
(6)質問,相談への対応
質問・相談には,電子メール・電話・面談により随時,応じます。電
子メールアドレス,学内内線番号は最初の授業で連絡します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創 コンピュータの歴史と進歩,ネットワークの普及がもたらす
造マインド
意味について理解する。
◎科学リテラシー
コンピュータの動作原理,ネットワークの仕組みを理解する。
◎専門外の知識
情報社会を支える様々な技術的背景について理解する。
【教科書】
使用しません。
【参考書】
適宜,紹介します。
教養142
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03506
ネットワーク社会における情報科学
担当教員
数理・情報の世界
授
業 英文授業名 Information Sciences for Computer Network Society
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・2時限
目
講義室 共通教育42講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
コンピュータを真に有用な道具として使いこなすために必要な基礎知
識と,情報ネットワーク社会を展望する視点を習得する。
この授業を受講することで,コンピュータの動作原理,論理回路の実
現方法,インターネットの仕組み,ネット上で生じやすいトラブルなど
に関する知識が獲得できる。
(2)授業の概要
高度情報化社会,ネットワーク社会と呼ばれる今日,情報処理やコン
ピュータに関する知識は社会生活を送る上で必要不可欠なものになって
いる。コンピュータの普及が私たちの生活に何をもたらしたのか,また
将来的にはどのようなことが可能になるのだろうか。本講義ではコンピ
ュータの動作原理を平易に解説する他,コンピュータ・ネットワークの
基礎技術,情報社会の現状と問題点について考えてみたい。
(3)授業計画
1) 計算機の歴史
2) コンピュータの動作原理
3) 情報量と確率,エントロピー
4) コンピュータにおける情報の表現
5) 二進数による四則演算
6) 論理回路の基礎
7) 論理素子の実現
8) 機能回路−加算・減算回路について
9) 機能回路−記憶回路について
10) コンピュータと情報通信
11) インターネットを支える技術
12) ネットワークを用いた違法行為
13) ネットワークとセキュリティ
14) インターネットと著作権
15) 情報社会の行方
時間割コード
湯田 彰夫
対象学生 全
(4)成績評価の方法
数回課す小テスト(15点)と学期末のテスト(85点)による。
(5)履修上の注意
講義時間外に自ら独習する姿勢が必要です。教科書はありませんが,
参考書を適宜,紹介します。また必要に応じて,資料を配布します。
(6)質問,相談への対応
質問・相談には,電子メール・電話・面談により随時,応じます。電
子メールアドレス,学内内線番号は最初の授業で連絡します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創 コンピュータの歴史と進歩,ネットワークの普及がもたらす
造マインド
意味について理解する。
◎科学リテラシー
コンピュータの動作原理,ネットワークの仕組みを理解する。
◎専門外の知識
情報社会を支える様々な技術的背景について理解する。
【教科書】
使用しません。
【参考書】
適宜,紹介します。
03508
県内大学開放授業
数理・情報の世界
授業題目 検索の科学
授
業 英文授業名 Science of Search and Discovery
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・3時限
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
今日のインターネットは,検索サイトGoogleなどに代表される有効な検索技術が
登場したからこそ,有用なものとなりました.この授業では経済活動に重要とな
った「検索エンジン最適化」のような社会的話題も含めて,そうした検索技術の
実情を把握するとともに,その科学的理解も得ることによって,検索技術をより
有効に活用できるための理解を目指します.
(2)授業の概要
検索サイトGoogleを実際に多角的に活用することによって,インターネット上の
検索技術の概要を把握します.その後に,検索の各技術の背景にある科学的側面
の理解を進めていきます.単なる検索操作では終わらない,その背後にある統計
学や情報科学の学習まで進めます.現在進行中かつ世の中で常用される技術を対
象としていることを踏まえて,環境,教育,ジェンダーの問題など,なるべくタ
イムリーな話題を扱いながら授業の展開がなされます.
講義では授業計画にあげたような検索にまつわる多くの話題を扱います.講義上
では暗記すべき知識の提供はありません.授業で提示した課題に関して各自が
1週間ごとに調べてまとめた事柄をテストする目的で,毎回の課題提示が行なわ
れます.
また検索行為は知識の発見とも密接に結びついているため,図書館その他で調べ
た発見に関する情報交換などの目的にeALPS上の掲示板を活用します.各話題に
関するテストの内容については,詳しくはeALPS上の説明を参照してください.
(3)授業計画
初回は授業ガイダンスに当てます.
以下の課題について,なるべくタイムリーな課題を扱いながら進めるため,各課
題は順不同です.
・検索と発見の方法
・検索サイトGoogleについて
・ブラウザの仕組み
・ウィキペディア
・データの検索方法概論
・データを整列する技術
・ことばを分類する技術
・統計の基礎
・テキストマイニング
・データマイニング
・コンピュータによる検索処理
・その他身近な検索にまつわる話題
担当教員
市民開放授業
鈴木 治郎
対象学生 全
(4)成績評価の方法
各課題に対してeALPS上でほぼ毎週実施される小テストがおよそ80%.
授業で扱った課題に関係する記述提出課題がおよそ20%.
教室実施の期末試験は行ないません.
(5)履修上の注意
予習は必要ありませんが復習は必須です.小テスト等の受験前にすべき復習のた
めの視点はeASPS上でも指摘してあります.テスト等はいずれも授業を前提とし
た視点のもとでの回答を要請するものであり,小テストの出題に際しては授業の
視点に関する解説は含みません.
eALPS上の各課題については回答期限が定められているので学習のペースコント
ロールをしっかりとしてください.
2011年度までの入学生はそのカリキュラムにおける情報科目または教養科目とし
て履修できます.
(6)質問,相談への対応
eALPS上の掲示板およびメール [email protected] によります。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎情報活用力
検索した情報を適切に取捨選択するための知識を増やす
◎問題発見・解決能力 検索に必要な情報をどのように見つけるべきかの判断能力を養う
◎普遍的・数量的理解力 見つけたい情報を数量的に把握することにより検索の精度をあげる
【教科書】
指定しない
【参考書】
モービル他著『検索と発見のデザイン』(オライリー)
佐藤信正『ブラウザのしくみ』(技術評論社)
神崎洋治『体系的に学ぶ検索エンジンのしくみ』(日経BPソフトプレス)
ジョン・バッテル『ザ・サーチ グーグルが世界を変えた』(日経BP社)
ハラヴェ『ネット検索革命』(青土社)
岩野和生訳『Googe PageRankの数理』(共立出版)
教養143
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03510
県内大学開放授業
電子出版の現代【SUNS】
数理・情報の世界
授
業 英文授業名 Our Sociaty and Electronic Publishing
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・2時限
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
インターネットは誰でも発信できるメディアだといわるようになって久しいですが,一
般利用者にとって情報発信のための技術的障壁が存在してきたことも事実です.それが
,ここ数年間のブログの普及によって本当に誰もが情報発信できる時代に入ったといえ
ます.そうした時代における今日の出版状況は,印刷物ばかりが出版ではないという現
象の進行を早め,技術的にはクロスメディアと呼ばれる同じ情報ソースから紙媒体の印
刷物およびインターネット上のWeb ページを作り上げる技術が発展しつつあり,出版の
定義が変化してきています.そうした中で紙媒体以外のインターネットやCD-ROM を通
じた出版が総じて電子出版と呼ばれており,このような現代の状況に対する総合的な理
解を深めることを目的とします.
(2)授業の概要
上記の目的をよく理解するために,授業計画に示した話題を扱いながら,毎回の授業を
進めて行きます.課題の中にはHTML/CSSの制作に関する技術を伴うものがあります.
講義では授業計画にあげたような電子出版にまつわる多くの話題を扱います.講義上
では暗記すべき知識の提供はありません.授業で提示した課題に関して各自が1週間ご
とに調べてまとめた事柄をテストする目的で,毎回の課題提示が行なわれます.
また電子出版は日々のインターネット上の情報発信とも密接に結びついているため,
図書館やインターネットで調べた事柄に関する情報交換などの目的にeChes上の掲示板
を活用します.
各話題に関するテストの内容については,詳しくはeChes上の説明を参照してくださ
い.。
なおeChes上の本コースで提供する教材の一部は,授業履修しなくとも(テスト/評
価抜きになりますが)ゲスト閲覧可能です.
担当教員
市民開放授業
鈴木 治郎
対象学生 全
きでないいろいろと問題を抱えたシステムなど)
・クロスメディアによる出版(PDF の利用等)
・その他身近な電子出版にまつわる話題
(4)成績評価の方法
各課題に対してeChes上でほぼ毎週実施される小テストがおよそ60%.
授業で扱った課題に関係する記述提出課題がおよそ40%.
教室実施の期末試験は行ないません.
(5)履修上の注意
予習は必要ありませんが復習は必須です.小テスト等の受験前にすべき復習のための視
点はeChes上でも指摘してあります.テスト等はいずれも授業を前提とした視点のもと
での回答を要請するものであり,小テストの出題に際しては授業の視点に関する解説は
含みません.eChes上の各課題については回答期限が定められているので学習のペース
コントロールをしっかりとしてください.
信州大学在学生においては,松本キャンパス外の学生は2010年度までのカリキュラムに
おける情報科目または教養科目として履修できます.
(6)質問,相談への対応
eChes上の掲示板およびメール [email protected] によります。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マインド 出版という歴史ある文化の位置づけの中で今日のWebページを理解する
(3)授業計画
第1回は授業ガイダンスであり電子出版とは何かについて総合的な見方を示します.
以下の話題は,環境,教育,ジェンダーの問題など,なるべくタイムリーな話題を交え
て扱います。
・インターネット百科事典Wikipediaについて
・書物の歴史と現在
・出版の歴史と現在
・インターネットの歴史と現在
・読書端末の歴史と現在
・Web標準:HTMLとCSS
・HTMLで扱う素材(文書,画像など)
・文字の歴史と現在(フォント,コンピュータ上の扱い)
・日本語入力の話
・文書編集システム(LaTeXは国際的には文系だからこそよく使われている論理構造を
もった文書に向いており,HTMLとの親和性も高い,MS Wordは数ページを超えて使うべ
時間割コード
◎言語能力
わかりやすく正確に表現する技術が出版文化の理解には必須である
◎情報活用力
出版技術の中でもとくに編集技術を重視した活動を通じて今日のWebページを
理解する
【教科書】
【参考書】
大藤幹『HTML/XHTML 汎用性の高いWebページの作成のために』(技術評論社)
境裕司他『EPUB3スタンダードデザインガイド』(マイナビ)
歌田明弘『電子書籍の時代は本当に来るのか』(ちくま新書)
植村八潮『電子出版の構図』(印刷学会出版部)
うえがき麻矢著『これならわかるWeb標準サイトの作り方入門の入門』(翔泳社)
ワークスコーポレーション編集部『カラー図解DTPしくみ事典』(ワークスコーポレー
ション)
03511
数理・情報の世界
授業題目 統計学の基礎
授
業 英文授業名 Introduction to Statistics
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育10講義室
担当教員
湯田 彰夫
曜日・時限 月曜・3時限
授業形態
講義
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
人間の行動を対象とした研究に携わる上で必要になる統計的なデータ
解析手法を理解し,効果的な研究計画をたてるための知識を習得する。
この授業を受講することで,数値データの整理法,統計学的検定の考
え方と活用法などの知識を獲得することができる。
(5)履修上の注意
各回,授業の前半は講義,後半はコンピュータを用いた統計処理の実
習を行います。表計算ソフトの基本的な使い方は説明しませんので,復
習しておいてください。
(2)授業の概要
統計学の考え方,各種技法について解説した後,パソコンを用いてデ
ータ解析の実際を学ぶ。
(6)質問,相談への対応
質問・相談には,電子メール・電話・面談により随時,応じます。電
子メールアドレス,学内内線番号は最初の授業で連絡します。
(3)授業計画
1) 統計学の必要性
2) 標本と母集団
3) 代表値と変動の指標
4) 理論分布と確率(1)
5) 理論分布と確率(2)
6) 平均値の差の検定(1)
7) 平均値の差の検定(2)
8) 分散分析(1)
9) 分散分析(2)
10) 要因配置型実験計画(1)
11) 要因配置型実験計画(2)
12) 回帰と相関(1)
13) 回帰と相関(2)
14) ノンパラメトリック統計学(1)
15) ノンパラメトリック統計学(2)
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
授業中に課すレポート(8回程度、未提出は減点5点),出席状況(欠
席は減点5点),学期末試験(100点)によって評価します。
◎情報活用力
コンピュータを用いて数値データを整理し,結論を導くため
のスキルを身につける。
◎問題発見・解決能力
現象を統計学的に把握し,実験計画をたてるための知識を身
につける。
◎普遍的・数量的理解力
数値データに基づいて統計学的に判断するスキルを身につけ
る。
【教科書】
ジョンソン,M.K, & リーバート,R.M., 統計の基礎,
ISBN-10:4781901964, サイエンス社
【参考書】
必要に応じて紹介します。
教養144
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
03512
授業題目
統計学の基礎
数理・情報の世界
授
業 英文授業名 Introduction to Statistics
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育10講義室
担当教員
湯田 彰夫
曜日・時限 水曜・3時限
授業形態
講義
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
人間の行動を対象とした研究に携わる上で必要になる統計的なデータ
解析手法を理解し,効果的な研究計画をたてるための知識を習得する。
この授業を受講することで,数値データの整理法,統計学的検定の考
え方と活用法などの知識を獲得することができる。
(5)履修上の注意
各回,授業の前半は講義,後半はコンピュータを用いた統計処理の実
習を行います。表計算ソフトの基本的な使い方は説明しませんので,復
習しておいてください。
(2)授業の概要
統計学の考え方,各種技法について解説した後,パソコンを用いてデ
ータ解析の実際を学ぶ。
(6)質問,相談への対応
質問・相談には,電子メール・電話・面談により随時,応じます。電
子メールアドレス,学内内線番号は最初の授業で連絡します。
(3)授業計画
1) 統計学の必要性
2) 標本と母集団
3) 代表値と変動の指標
4) 理論分布と確率(1)
5) 理論分布と確率(2)
6) 平均値の差の検定(1)
7) 平均値の差の検定(2)
8) 分散分析(1)
9) 分散分析(2)
10) 要因配置型実験計画(1)
11) 要因配置型実験計画(2)
12) 回帰と相関(1)
13) 回帰と相関(2)
14) ノンパラメトリック統計学(1)
15) ノンパラメトリック統計学(2)
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
授業中に課すレポート(8回程度、未提出は減点5点),出席状況(欠
席は減点5点),学期末試験(100点)によって評価します。
時間割コード
◎情報活用力
コンピュータを用いて数値データを整理し,結論を導くため
のスキルを身につける。
◎問題発見・解決能力
現象を統計学的に把握し,実験計画をたてるための知識を身
につける。
◎普遍的・数量的理解力
数値データに基づいて統計学的に判断するスキルを身につけ
る。
【教科書】
ジョンソン,M.K, & リーバート,R.M., 統計の基礎,
ISBN-10:4781901964, サイエンス社
【参考書】
必要に応じて紹介します。
03513
数理・情報の世界
授業題目 ネットワーク社会における情報科学
授
業 英文授業名 Information Sciences for Computer Network Society
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・2時限
目
講義室 共通教育43講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
コンピュータを真に有用な道具として使いこなすために必要な基礎知
識と,情報ネットワーク社会を展望する視点を習得する。
この授業を受講することで,コンピュータの動作原理,論理回路の実
現方法,インターネットの仕組み,ネット上で生じやすいトラブルなど
に関する知識が獲得できる。
(2)授業の概要
高度情報化社会,ネットワーク社会と呼ばれる今日,情報処理やコン
ピュータに関する知識は社会生活を送る上で必要不可欠なものになって
いる。コンピュータの普及が私たちの生活に何をもたらしたのか,また
将来的にはどのようなことが可能になるのだろうか。本講義ではコンピ
ュータの動作原理を平易に解説する他,コンピュータ・ネットワークの
基礎技術,情報社会の現状と問題点について考えてみたい。
(3)授業計画
1) 計算機の歴史
2) コンピュータの動作原理
3) 情報量と確率,エントロピー
4) コンピュータにおける情報の表現
5) 二進数による四則演算
6) 論理回路の基礎
7) 論理素子の実現
8) 機能回路−加算・減算回路について
9) 機能回路−記憶回路について
10) コンピュータと情報通信
11) インターネットを支える技術
12) ネットワークを用いた違法行為
13) ネットワークとセキュリティ
14) インターネットと著作権
15) 情報社会の行方
担当教員
湯田 彰夫
対象学生 全
(4)成績評価の方法
数回課す小テスト(15点)と学期末のテスト(85点)による。
(5)履修上の注意
講義時間外に自ら独習する姿勢が必要です。教科書はありませんが,
参考書を適宜,紹介します。また必要に応じて,資料を配布します。
(6)質問,相談への対応
質問・相談には,電子メール・電話・面談により随時,応じます。電
子メールアドレス,学内内線番号は最初の授業で連絡します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創 コンピュータの歴史と進歩,ネットワークの普及がもたらす
造マインド
意味について理解する。
◎科学リテラシー
コンピュータの動作原理,ネットワークの仕組みを理解する。
◎専門外の知識
情報社会を支える様々な技術的背景について理解する。
【教科書】
使用しません。
【参考書】
適宜,紹介します。
教養145
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03514
ネットワーク社会における情報科学
担当教員
数理・情報の世界
授
業 英文授業名 Information Sciences for Computer Network Society
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・2時限
目
講義室 共通教育43講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
コンピュータを真に有用な道具として使いこなすために必要な基礎知
識と,情報ネットワーク社会を展望する視点を習得する。
この授業を受講することで,コンピュータの動作原理,論理回路の実
現方法,インターネットの仕組み,ネット上で生じやすいトラブルなど
に関する知識が獲得できる。
(2)授業の概要
高度情報化社会,ネットワーク社会と呼ばれる今日,情報処理やコン
ピュータに関する知識は社会生活を送る上で必要不可欠なものになって
いる。コンピュータの普及が私たちの生活に何をもたらしたのか,また
将来的にはどのようなことが可能になるのだろうか。本講義ではコンピ
ュータの動作原理を平易に解説する他,コンピュータ・ネットワークの
基礎技術,情報社会の現状と問題点について考えてみたい。
(3)授業計画
1) 計算機の歴史
2) コンピュータの動作原理
3) 情報量と確率,エントロピー
4) コンピュータにおける情報の表現
5) 二進数による四則演算
6) 論理回路の基礎
7) 論理素子の実現
8) 機能回路−加算・減算回路について
9) 機能回路−記憶回路について
10) コンピュータと情報通信
11) インターネットを支える技術
12) ネットワークを用いた違法行為
13) ネットワークとセキュリティ
14) インターネットと著作権
15) 情報社会の行方
時間割コード
湯田 彰夫
対象学生 全
(4)成績評価の方法
数回課す小テスト(15点)と学期末のテスト(85点)による。
(5)履修上の注意
講義時間外に自ら独習する姿勢が必要です。教科書はありませんが,
参考書を適宜,紹介します。また必要に応じて,資料を配布します。
(6)質問,相談への対応
質問・相談には,電子メール・電話・面談により随時,応じます。電
子メールアドレス,学内内線番号は最初の授業で連絡します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創 コンピュータの歴史と進歩,ネットワークの普及がもたらす
造マインド
意味について理解する。
◎科学リテラシー
コンピュータの動作原理,ネットワークの仕組みを理解する。
◎専門外の知識
情報社会を支える様々な技術的背景について理解する。
【教科書】
使用しません。
【参考書】
適宜,紹介します。
03515
県内大学開放授業
数理・情報の世界
授業題目 Webページの構成と作成
授
業 英文授業名 Introduction to Web Page Construction
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 月曜・4時限
目
講義室 経済第3講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
インターネットは広く普及し,これを手段として情報を収集することは日常的に容易に
なっている.一方,インターネットは,情報の発信に関しても,一般の利用者に対し,
広く開かれている.しかし,情報の収集と異なり,情報の発信は,主にWebページを介
して行うため,その構築のために一定のスキルレベルが必要とされる.
この授業では,Webを用いた情報発信の基本を身に付けることを目的としている.
また,本学のディプロマポリシーに関連しては,社会人としての基礎力のうち,【コミ
ュニケーション能力】および【情報活用力】を涵養することができる.
(2)授業の概要
Webによる情報発信の基本を身に付けるために,Webと言うアプリケーションの動作原理
を理解し,Webを記述する言語であるHTMLの基本を学ぶ.さらに,効果的なWebページ作
成のために,JavaScriptの初歩にも触れる.これらを学ぶ過程において,実際にWebペー
ジを作成し,アップロードし公開する実習も含まれる.
(3)授業計画
第1週 ∼ 第3週
Webアプリケーションの原理
URL(Uniform Resource Locator)仕組み
サーバとクライアント
HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)の基本構造と動作
などを学ぶ
第4週 ∼ 第7週
HTML(Hyper Text Markup Language)の基本
ページの構造とそれを表現する様々なtagの理解とその実習
第8週 ∼ 第11週
CSS(Cascade Style Sheet)の基本
ページのコンテンツと書式を分離する機能を習得
第12週∼ 第15週
Java Scriptの初歩
対話的Webページの構築の体験
担当教員
市民開放授業
六浦 光一
対象学生 全
ない.
(5)履修上の注意
・ 授業ではパソコンを持ち込んで実習を行うため,受講者はノート型パソコンを準備
し,持参する必要がある.また,数回は実際にネットワークに接続して実習を行うため
,LANケーブルも準備する必要がある.
・ この授業は後期に開設する.このため,前期中に,本学のネットワーク環境に慣れ
,ネットへの接続やメールの送受信が普通に出来るようになっていることを前提として
いる.
・ 授業内での解説と実習は,時間的に限られているため,授業内容を確実に身に付け
るためには,授業後の自宅での復習が必須である.もちろん,評価を受けるために,
Webページの作成とアップロード行うので,自宅での実習は必然的に付随する.
・ この授業で対象とする受講者は,Webの初心者を前提としている.Webでの情報発信
のスキルは,既にWebページを開設している者など,個人差が非常に大きい.このため
,ある程度Web作成の技術を身につけている学生は,受講をする必要はない.その時間
帯を他の科目に充て,その座席を初心者に譲って欲しい.
(6)質問,相談への対応
メールにより対応する.メールアドレスは,初回授業で周知する.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
授業の進展に応じ,作成したWebページをアップロードし,それを対象に評価する.
評価の観点は,デザイン性ではなく,授業で説明した機能を十分に組み込んだWebペー
ジをなっているかどうかである.
また,授業後毎回自宅でのオンラインテストを実施する.授業日を含めて4日受験でき
る.何回受けても構わない.最高得点が記録される.翌週の授業で,自宅テストの問題
の中から5問を出題して,教室で小テストを行う.評価の配点は以下の通りである.
レポート:30点,自宅テスト:30点,教室テスト:40点.
期末試験は実施しないが,自宅でのオンラインテスト,および 教室での小テストを毎
回実施し,レポートとしてWebページの構築が課されるので,必要投入時間は軽微では
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
Web構築による情報発信能力を身に付けることによる
◎情報活用力
ネット,報道,図書等の情報源を活用して,各自のWebページの構築を通じて
【教科書】
これからはじめるHTML&スタイルシートの本,中邨登美枝(著),技術評論社(発行),
ISBN-13: 978-4-7741-3554-0,1344円
ゼロからわかる JavaScript超入門,河西朝雄 (著),技術評論社,ISBN-13:
978-4-7741-4120-6,1980円
【参考書】
HTMLタグ辞典 第6版 XHTML対応,(株)アンク(著),翔泳社(発行),ISBN-13:
978-4798113524,2079円
改訂第4版 JavaScript ポケットリファレンス古籏 一浩 (著) ,技術評論社(発行),
ISBN-13: 978-4774129242,2499円
教養146
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03516
県内大学開放授業
数を読む技術【SUNS】
担当教員
数理・情報の世界
授
業 英文授業名 Using and understanding numerical information
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 月曜・4時限
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
情報化社会を迎えた今日,数値情報の適切な扱い方はますます必要となり,かつ欠かせ
ないものになています。またコンピュータの利用により統計処理がきわめて容易となっ
たことにより,統計学の知識に欠けることは数字にだまされることに直結した時代とな
ったともいえます。この授業ではこうした数値情報の利用に関する社会的状況を踏まえ
て,その適切な扱い方を,統計学に関する方法を中心に理解を図ります.
余裕のある人は,初歩的なデータ処理プログラミングの技術の習得も目指してください
.
(2)授業の概要
講義では授業計画にあげたような数値情報を扱う多くの話題を扱います.講義上では暗
記すべき知識の提供はありません.授業で提示した課題に関して各自が1週間ごとに調
べてまとめた事柄をテストする目的で,毎回の課題は提供してあります.
話題の多くでは,理解の助けに,表計算ソフトウェアまたは統計解析ソフトウェア
Rによる処理の仕方や理解のためのシミュレーションを授業で示します.しかし,そう
したシミュレーションは理解の補助のための提示ですので,受講者各人が自力でこなせ
る必要はありません.
授業で提供する話題は,すでにいくつも出版されている統計学入門コースやデータ処
理方法の教科書にある知識を身につけるための手がかりに過ぎないので,各自,図書館
などにある標準的な統計学入門の教科書を座右に置いて利用してください.
各話題に関するテストの内容については,詳しくはeALPS上の説明を参照してくださ
い.
なおeALPS上の本コースで提供する教材の一部は,授業履修しなくとも(テスト/評
価抜きになりますが)ゲスト閲覧可能です.
市民開放授業
鈴木 治郎
対象学生 全
(4)成績評価の方法
各課題に対してeALPS上でほぼ毎週実施される小テストがおよそ60%.
授業で扱った課題に関係する記述式課題の提出がおよそ40%.
教室実施の期末試験は行ないません.
(5)履修上の注意
予習は必要ありませんが復習は必須です.小テスト等の受験前にすべき復習のための視
点はeALPS上でも指摘してあります.テスト等はいずれも授業を前提とした視点のもと
での回答を要請するものであり,小テストの出題に際しては授業の視点に関する解説は
含みません.
eALPS上の各課題については回答期限が定められているので学習のペースコントロール
をしっかりとしてください.
松本キャンパス外の在学生は2010年度までのカリキュラムにおける情報科目または教養
科目として履修できます.松本キャンパスの在学生には教室受講以外認めません.
(6)質問,相談への対応
eALPS上の掲示板およびメール [email protected] によります.
eALPSの使い方についてはe-Learningセンターに相談してください.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
初回は授業ガイダンスに当てます.
授業期間中を通じて,以下の課題を扱います。環境,教育,ジェンダーの問題など,な
るべくタイムリーな話題を取り入れた課題を扱うため,順不同で進めます。
・代表値(平均値でなく中央値を使うことの勧め)
・散布度(分散,四分位範囲,幹葉図,箱ヒゲ図)
・データの図示(ヒストグラム)
・データの図示(二次元の分布;散布図)
・比率の推定(世論調査など各首長さ)と解釈
・行列待ち現象の分析
・ランダムな現象とそうでない現象の違い
・コンピュータによるデータ処理
・その他身近な数値現象にまつわる話題
・初歩的なデータ処理プログラミング
時間割コード
◎科学リテラシー
コンピュータ利用で使えるツールの背景にある知識を適切に理解する
◎普遍的・数量的理解力 さまざまな現象を数量的にとらえて分析する
◎情報活用力
さまざまな情報を数量的分析ができるように処理する
【教科書】
【参考書】
舟尾暢男『データ解析環境R』(工学社)
山田剛史他『Rによるやさしい統計学』(オーム社)
野間口謙太郎他訳『統計学:Rを用いた入門書』(共立出版)
鈴木治郎『Excelで実験する統計学 第2版』(ピアソン桐原)
望月衛訳『まぐれ』(ダイヤモンド社)
服部哲哉『確率と統計の基礎』(学術図書)
03517
県内大学開放授業
数理・情報の世界
授業題目 数を読む技術
授
業 英文授業名 Using and understanding numerical information
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 木曜・3時限
目
講義室 共通教育61講義室
授業形態
講義
備考
担当教員
市民開放授業
鈴木 治郎
対象学生 全
(1)授業のねらい
情報化社会を迎えた今日,数値情報の適切な扱い方はますます必要となり,かつ欠
かせないものになています。またコンピュータの利用により統計処理がきわめて容
易となったことにより,統計学の知識に欠けることは数字にだまされることに直結
した時代となったともいえます。この授業ではこうした数値情報の利用に関する社
会的状況を踏まえて,その適切な扱い方を,統計学に関する方法を中心に理解を図
ります.
余裕のある人は,初歩的なデータ処理プログラミングの技術の習得も目指してくだ
さい.
・コンピュータによるデータ処理
・その他身近な数値現象にまつわる話題
・初歩的なデータ処理プログラミング
(2)授業の概要
講義では授業計画にあげたような数値情報を扱う多くの話題を扱います.講義上で
は暗記すべき知識の提供はありません.授業で提示した課題に関して各自が1週間ご
とに調べてまとめた事柄をテストする目的で,毎回の課題は提供してあります.
話題の多くでは,理解の助けに,表計算ソフトウェアまたは統計解析ソフトウェ
アRによる処理の仕方や理解のためのシミュレーションを授業で示します.しかし,
そうしたシミュレーションは理解の補助のための提示ですので,受講者各人が自力
でこなせる必要はありません.
授業で提供する話題は,すでにいくつも出版されている統計学入門コースやデー
タ処理方法の教科書にある知識を身につけるための手がかりに過ぎないので,各自
,図書館などにある標準的な統計学入門の教科書を座右に置いて利用してください
.
各話題に関するテストの内容については,詳しくはeALPS上の説明を参照してくだ
さい.
なおeALPS上の本コースで提供する教材の一部は,授業履修しなくとも(テスト/
評価抜きになりますが)ゲスト閲覧可能です.
(5)履修上の注意
予習は必要ありませんが復習は必須です.小テスト等の受験前にすべき復習のため
の視点はeALPS上でも指摘してあります.テスト等はいずれも授業を前提とした視点
のもとでの回答を要請するものであり,小テストの出題に際しては授業の視点に関
する解説は含みません.
eALPS上の各課題については回答期限が定められているので学習のペースコントロー
ルをしっかりとしてください.
(4)成績評価の方法
各課題に対してeALPS上でほぼ毎週実施される小テストがおよそ60%.
授業で扱った課題に関係する記述式課題の提出がおよそ40%.
教室実施の期末試験は行ないません.
(6)質問,相談への対応
eALPS上の掲示板およびメール [email protected] によります.
eALPSの使い方についてはe-Learningセンターに相談してください.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎科学リテラシー
コンピュータ利用で使えるツールの背景にある知識を適切に理解する
◎普遍的・数量的理解力 さまざまな現象を数量的にとらえて分析する
(3)授業計画
初回は授業ガイダンスに当てます.
授業期間中を通じて,以下の課題を扱います。環境,教育,ジェンダーの問題など
,なるべくタイムリーな話題を取り入れた課題を扱うため,順不同で進めます。
・代表値(平均値でなく中央値を使うことの勧め)
・散布度(分散,四分位範囲,幹葉図,箱ヒゲ図)
・データの図示(ヒストグラム)
・データの図示(二次元の分布;散布図)
・比率の推定(世論調査など各首長さ)と解釈
・行列待ち現象の分析
・ランダムな現象とそうでない現象の違い
◎情報活用力
さまざまな情報を数量的分析ができるように処理する
【教科書】
【参考書】
舟尾暢男『データ解析環境R』(工学社)
山田剛史他『Rによるやさしい統計学』(オーム社)
野間口謙太郎他訳『統計学:Rを用いた入門書』(共立出版)
鈴木治郎『Excelで実験する統計学 第2版』(ピアソン桐原)
望月衛訳『まぐれ』(ダイヤモンド社)
服部哲哉『確率と統計の基礎』(学術図書)
教養147
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
03593
情報社会論ゼミ
担当教員
数理・情報の世界
授
業 英文授業名 Seminar for Information Society
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 火曜・2時限
目
講義室 共通教育10講義室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
コンピュータと情報通信技術の普及によって,社会や私たちの生活スタ
イルがどのように変わり,今後,変化していくのか,情報社会をより良く
生きていくための視点・姿勢を身につける。
このゼミを受講することで,グループワークを通してインターネットの
技術的背景,コンピュータとネットワークがもたらす社会の利点や問題点
などの知識,ネットワークを使った情報収集の方法,プレゼンテーション
の技法などを身につけることができる。
(2)授業の概要
ここ数年のコンピュータと情報通信技術の普及によって,コミュニケー
ションのあり方,意思決定・判断の方法を含めて私たちの生活スタイルは
大きく変化した。私たちが記憶しなければならかった事柄のかなりの部分
は,携帯電話やコンピュータが担うことになった。かつて調べるのに大変
な労力を要した事柄も,いくつかのキーワードを入力するだけで簡単に調
べることができるようになった。しかし負担が減った分,私たちの脳はよ
り良い使われ方をしているだろうか。
このゼミでは,以下のようなテーマについて検討することを通して,ネ
ットワーク社会の光と陰について理解を深めてもらいたい。
(3)授業計画
以下のテーマもしくはその時々に話題になっているトピックについて,
少人数グループを単位として,資料の収集,問題点の検討・整理,プレゼ
ンテーション資料の作成,プレゼンテーションを行う。
一つのテーマにつき五週をあてるので、授業全体では各自、三つのテー
マについて取り組むことになる。
1)
2)
3)
4)
5)
6)
7)
対象学生 全
8) 情報社会における法と倫理
9) その他,任意のトピック
(4)成績評価の方法
各テーマについてのプレゼンテーションの内容,グループ学習,プレゼ
ンテーションでの貢献度(35点×3回),出欠状況等(欠席1回5点減点)か
ら総合的に判断します。
(5)履修上の注意
少人数でのグループ作業を行うため,受講者数の制限を行うことがあり
ます。講義時間外にも個人・グループ単位での検討時間が必要になります。
教科書はありませんが,参考書・資料を適宜,紹介します。
(6)質問,相談への対応
質問・相談には,電子メール・電話・面談により随時,応じます。電子
メールアドレス,学内内線番号は最初の授業で連絡します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループワークを通して,共同で課題遂行を行うための能力を
涵養する。
◎情報活用力
コンピュータ・ネットワークを活用し,情報を収集,整理する
能力を涵養する。
情報社会における問題点を自ら見い出し、それに対する考え方
インターネットの歴史
検索エンジンがもたらしたもの
インターネット社会における消費
情報の平準化
情報格差について
インターネットと著作権
Winny裁判について
時間割コード
◎問題発見・解決能力 を身につける。
【教科書】
使用しません。
【参考書】
適宜,紹介します。
03597
数理・情報の世界
授業題目 情報社会論ゼミ
授
業 英文授業名 Seminar for Information Society
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・2時限
目
講義室 共通教育10講義室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
コンピュータと情報通信技術の普及によって,社会や私たちの生活スタ
イルがどのように変わり,今後,変化していくのか,情報社会をより良く
生きていくための視点・姿勢を身につける。
このゼミを受講することで,グループワークを通してインターネットの
技術的背景,コンピュータとネットワークがもたらす社会の利点や問題点
などの知識,ネットワークを使った情報収集の方法,プレゼンテーション
の技法などを身につけることができる。
(2)授業の概要
ここ数年のコンピュータと情報通信技術の普及によって,コミュニケー
ションのあり方,意思決定・判断の方法を含めて私たちの生活スタイルは
大きく変化した。私たちが記憶しなければならかった事柄のかなりの部分
は,携帯電話やコンピュータが担うことになった。かつて調べるのに大変
な労力を要した事柄も,いくつかのキーワードを入力するだけで簡単に調
べることができるようになった。しかし負担が減った分,私たちの脳はよ
り良い使われ方をしているだろうか。
このゼミでは,以下のようなテーマについて検討することを通して,ネ
ットワーク社会の光と陰について理解を深めてもらいたい。
(3)授業計画
以下のテーマもしくはその時々に話題になっているトピックについて,
少人数グループを単位として,資料の収集,問題点の検討・整理,プレゼ
ンテーション資料の作成,プレゼンテーションを行う。
一つのテーマにつき五週をあてるので、授業全体では各自、三つのテー
マについて取り組むことになる。
1)
2)
3)
4)
5)
6)
7)
湯田 彰夫
インターネットの歴史
検索エンジンがもたらしたもの
インターネット社会における消費
情報の平準化
情報格差について
インターネットと著作権
Winny裁判について
担当教員
湯田 彰夫
対象学生 全
8) 情報社会における法と倫理
9) その他,任意のトピック
(4)成績評価の方法
各テーマについてのプレゼンテーションの内容,グループ学習,プレゼ
ンテーションでの貢献度(35点×3回),出欠状況等(欠席1回5点減点)か
ら総合的に判断します。
(5)履修上の注意
少人数でのグループ作業を行うため,受講者数の制限を行うことがあり
ます。講義時間外にも個人・グループ単位での検討時間が必要になります。
教科書はありませんが,参考書・資料を適宜,紹介します。
(6)質問,相談への対応
質問・相談には,電子メール・電話・面談により随時,応じます。電子
メールアドレス,学内内線番号は最初の授業で連絡します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループワークを通して,共同で課題遂行を行うための能力を
涵養する。
◎情報活用力
コンピュータ・ネットワークを活用し,情報を収集,整理する
能力を涵養する。
情報社会における問題点を自ら見い出し、それに対する考え方
◎問題発見・解決能力 を身につける。
【教科書】
使用しません。
【参考書】
適宜,紹介します。
教養148
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
04000
映画史入門
芸術
授
業 英文授業名 History of Film Style: An Introduction
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・2時限
目
講義室 共通教育20講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
19世紀末に映画が誕生してから1世紀以上が経ち、TVはもちろんのこと、インタ
ーネット上の動画も含め、私たちのまわりにはさまざまな映像が溢れています。
私たちはこの1世紀の間に映画・映像が大きく変化したと思いがちですが、その
表現スタイルの基盤は1920年代末でほぼ完成したといっても過言ではありません。
授業では、映画の誕生からトーキー(音声)の導入以前までのおよそ30年間の表
現スタイルの変遷を、実際に作品の抜粋を見ながら詳細に辿り、映画研究の知見を
ふまえ、映画という視覚芸術の特性を視覚的に捉える基礎的な力を身につけること
をねらいとします。
そうすることで、未知なる文化との遭遇を通して、自分の属する文化を再考する
力(自己認識・自己啓発マインド)と過去の偉大な文化を知ることを通して、新た
な文化を構築する力(人類知の継承と未来創造マインド)を養います。
担当教員
飯岡 詩朗
対象学生 全
(5)履修上の注意
詳しい授業計画を説明するので必ず初回の授業に出席してください。
ふだん目にすることのないような1920年代終わりまでの作品を中心に鑑賞しなが
ら講義をしますので、毎回かならず出席し、授業内で見せる映像をじっくりと見る
ことが何よりも大切です。そのため、鑑賞の妨げとなる授業中の私語、携帯電話や
スマートフォン、ノートPC等の使用は厳禁とします。
現代の映画にも授業内でふれていきますので、授業時間外でも、そのとき映画館
で公開されている作品をはじめ、出来るかぎり多くの作品を見る努力をしてくださ
い。また、参考書を積極的に読み進めるなど理解を深める努力をしてください。
3分の2以上の出席がない場合は、成績評価を受ける資格がありません。30分を超
える遅刻は欠席とみなします
(6)質問,相談への対応
(2)授業の概要
研究室のオフィス・アワー、授業終了後、またはメール等で対応します。研究室
毎回、作品の抜粋を鑑賞しながら、講義を進めていきます。
の場所、オフィス・アワーの曜日時間、メール・アドレスはガイダンス時に連絡し
とくに、視覚芸術としての映画の表現スタイルに着目し、それがいかに変容して
ます。
来たかを詳細に辿るとともに、現代の映画・映像文化(ハリウッド映画から、
YouTubeやニコニコ動画などの投稿サイト上で流通する動画まで)と関連づけながら、
映画という視覚芸術の表現の特性を考察していきます。
履修者は、毎回、講義内容の理解度をチェックするために出される問い解答する
ことが求められます。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
以下の計画で進める予定です。
第1週 ガイダンス
第2週 〈映画〉とは何か
第3-4週 ショットとは何か(1-2)
第5週 ロングテイク(長回し)とは何か
第6週 クロースアップとは何か
第7週 映画にとって「アトラクション」とは何か
第8-9週 映画にとって「物語」とは何か(1-2)
第10-13週 編集とは何か(1-4)
第14週 映画にとって「音」とは何か
第15週 まとめ
※変更することがあります。
◎自己認識・自己啓発マイン
未知なる文化との遭遇を通して、自分の属する文化を再考する力を養う。
ド
◎人類知の継承と未来創造マ
過去の偉大な文化を知ることを通して、新たな文化を構築する力を養う。
インド
(4)成績評価の方法
毎回のリアクションペーパー(問いをを含むことがあります)、小レポート6割、
期末テスト4割で総合的に評価します。
3分の2以上の出席がない場合は、成績評価を受ける資格がありません。
時間割コード
【教科書】
必要に応じて授業内で指定します。また、必要に応じてプリントを配布します。
【参考書】
・加藤幹郎『映画館と観客の文化史』(中央公論新社, 2006)ISBN: 4121018540
・北野圭介『ハリウッド100年史講義』(平凡社, 2001)ISBN: 4582851088
・中条省平『フランス映画史の誘惑』(集英社, 2003)ISBN: 4087201791
・出口丈人『映画映像史』(小学館, 2004)ISBN: 4093874859
・浜口幸一ほか編『「逆引き」世界映画史!』(フィルムアート社, 1999)
ISBN: 4845999986
・D・ボードウェル他『フィルム・アート』(名古屋大学出版会, 2007)
ISBN: 4815805679
・四方田犬彦『日本映画史100年』(集英社, 2000)ISBN: 4087200256
・村山匡一郎編『映画史を学ぶクリティカル・ワーズ 』(フィルムアート社,
2003)
ISBN: 4845903482
04001
芸術
授業題目 美術史のキーワード
授
業 英文授業名 Keywords in Art History
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育13講義室
県内大学開放授業
担当教員
市民開放授業
金井 直
曜日・時限 月曜・1時限
授業形態
講義
(1)授業のねらい
本授業は芸術・スポーツ群「芸術」の一科目として、芸術活動の諸相の
把握を目指す。具体的には、美術作品の鑑賞・解釈の可能性を広げる美
術史・美術批評の基本的な知識や考え方を学ぶ。
(2)授業の概要
この授業では主に西洋美術史・近現代美術史に関するキーワード・概念
の習得をめざす。その過程において、1.多くの作品画像を見る。そし
て、2.作品記述を試みる。そのうえで、3.作品比較を行い、4.作
品の形式的、内容的、社会的特徴を明らかにする。
加えて、国内外で開催中の展覧会などを適宜紹介しながら、現代の美術
界の動向にも注目する。
対象学生 全
備考
(4)成績評価の方法
出席30%、授業参加の積極性(質問票への記述など)10%、レポート
提出60%
(5)履修上の注意
授業中に紹介する展覧会や美術館に、各自なるべく足を運んで、鑑賞経
験を高めてください。講義内容がより理解しやすくなるはずです。
(6)質問,相談への対応
毎回の授業終了時にどうぞ。メールも可。[email protected]
(3)授業計画
以下のテーマについて講義をおこなう。
1.ガイダンス:美術の領分
2.図像
3.様式
4.美術の歴史と美術史の歴史(1)
5.美術の歴史と美術史の歴史(2)
6.作り手と受け手
7.依頼者・パトロン
8.美術館の歴史
9.美術館の現在
10.ジャンルの歴史
11.現代の芸術ジャンル
12.価値・価格
13.真贋
14.保存修復
15.まとめ
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン
多様な地域・時代の芸術作品に触れる。
ド
◎人類知の継承と未来創 習得したキーワード・観点を、現代の視覚文化分析に活用す
造マインド
る。
【教科書】
なし
【参考書】
高階秀爾『カラー版 西洋美術史』ISBN978-4568400649、美術出版社、
2002年、1995円
ゴンブリッチ『美術の物語』(ポケット版)ISBN978-4864410069、ファ
イドン、2011年、2205円
教養149
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
04002
時間割コード
授業題目
ダンス芸術論&リサーチ
芸術
授
業 英文授業名 Theatrical Dance Studies - lecture & research 科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・2時限
目
講義室 人文311実習室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
日常的なしぐさから動きを生み出すコンテンポラリー・ダンスという芸
術を通して、人間の身体の創造力の豊かさを知る。世界の多様な舞踊作
品を映像資料にて鑑賞し、その作品背景にある文化、思想、歴史、芸術
に関する幅広い素養を高める。作品鑑賞を通して、身体表現の可能性を
探求しながら、グローバルな視点で芸術に対する批判的思考力を養う。
またグループ・ディスカッション、研究発表により他者と意見交換を行
うことで、コミュニケーション力、チームワーク力を高めることができ
る。
(2)授業の概要
この授業は、レクチャー&リサーチという形式をとる。前半ではヨーロ
ッパを中心とした、コンテンポラリー・ダンスの作品を映像資料にて紹
介しながら、現代舞踊舞台芸術における振付の変遷、創作の現場につい
て講義をする。後半は受講者が鑑賞した作品から1作品について、作品
分析、グループ討論などを行いつつ、最後に研究発表を行う。
(3)授業計画
1週目 ガイダンス
2週目∼3週目 コンテンポラリー・ダンス概論に関する講義
4週目∼9週目 作品鑑賞と解説
10週目∼14週目 受講者による作品分析、課題設定、グループ討論
研究発表準備
15週目 研究発表、グループ討論
担当教員
北村 明子
対象学生 全
・独創的な視点から考察がなされているか
(5)履修上の注意
VTRなどによる舞台鑑賞後の感想・意見の小レポート提出や研究発表を
行ってもらうため、舞台芸術に対する強い好奇心が必要。これまでに1
つでも舞台芸術の鑑賞経験がある学生が望ましい。またグループ研究発
表の準備のために授業時間外の学修が必須である。
(6)質問,相談への対応
火曜日12時30分∼1時20分までをオフィスアワーとする。場所は人文学
部新棟3F304号室。対応できるときにはその他の時間でも可。火曜
日の10時∼18時まで電話、メールでの質問相談を受け付ける。番号、ア
ドレスは第1回授業の際に提示する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
作品鑑賞とその分析・研究発表により、舞踊の芸術表現にお
◎専門知識と応用力 ける専門知識を獲得する
◎人類知の継承と未来創 芸術作品の社会背景、文化、歴史を読み解き、芸術に対する
造マインド
批判的視野を身につける
(4)成績評価の方法
研究発表の成果50%、出席50%
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループワークにて研究内容について議論を重ね、自らの課
題を見出し解決する
グループ研究発表の審査基準:
・各自のテーマがそれぞれ明確に絞られているか
・テーマに対する考察が、具体的なリサーチのもとに成されているか
・プレゼンテーション方法への工夫があるか
・チーム内でのディスカッションが充分になされているか
◎情報活用力
芸術身体表現にかかわる自己の興味や知識内容を広く繋げて
いく思考を促進する
時間割コード
04094
芸術
授業題目 芸術教養美術ゼミ2
授
業 英文授業名 Seminar of art
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育26講義室
担当教員
木村 仁
曜日・時限 火曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
美術における基礎的表現の技術的な修得に加えて、関連する知識の学習をねらい
とする。
『学士力』の内,「感性・情操・創造性と自己啓発力」,「美術と美術教育の理
解を基盤としての,豊かな未来を創造する力」,「美術教育と美術全般に関する
幅広い素養」という3つの獲得を目標とする。
(2)授業の概要
教育学部芸術教育講座図画工作・美術教育コースの教員が、芸術教養美術ゼミ
1での内容をもとに、より深く実践を伴った実技の修練と、関連する知識の講義
を行う。
(3)授業計画
第1回:授業の始めにあたってのガイダンス(木村仁)
第2回:美術表現基礎1<デッサンとは> (猪瀬昌延)
第3回:美術作品と作品鑑賞1<名画とは何か>(小野文子)
第4回:美術表現基礎2<デッサン-構造> (新任教員)
第5回:美術作品と作品鑑賞2<名画の条件>(小野文子)
第6回:美術表現基礎3<デッサン-明暗> (猪瀬昌延)
第7回:鑑賞教育入門<絵を読む>1(降誕図の読解)(岡田匡史)
第8回:美術表現基礎4<デッサン-タッチ>(蛭田 直)
第9回:鑑賞教育入門<絵を読む>2(テキストと時間表現)(岡田匡史)
第10回:美術表現基礎5<デッサン-仕上げ>(新任教員)
第11回:美術表現基礎6<描画表現-構想>(新任教員)
第12回:美術表現基礎7<描画表現-展開>(蛭田 直)
第13回:美術表現基礎8<レリーフ表現-制作>(木村 仁)
第14回:美術表現基礎9<レリーフ表現-仕上げ>(木村 仁)
第15回:まとめ(木村仁)
(4)成績評価の方法
提出課題やレポートに、平常点を加味して評価する。
・得点率による評価基準は次のとおりとする。
90%以上 秀,89-80% 優,79-70% 良,69-60% 可,59%以下 不可
(5)履修上の注意
【教科書】
指定しない。授業中いに適宜紹介する。
【参考書】
指定しない。授業中に適宜紹介する。
対象学生 全
備考
1) 定員(25名)を超過した場合、実技等の検査を課すことがある。
2) 芸術教養美術ゼミ1を履修しておくことが望ましい
3) レポートや作品提出などの課題が課せられるので、意欲的な姿勢でのぞむこ
と。
4) 授業者及び講義の順序が入れ替わることがある。
5) 各授業においては以下の指定する用具を各自準備すること。なお指定した用
具を授業当日忘れた場合は欠席扱いとなることがある。
・第2回、第4回、第6回、第8回、第10回∼第15回:画用鉛筆、カッターナイフ、
消しゴム、
練り消しゴム
※材料費500円程度が必要(進捗により増える場合がある)。
(6)質問,相談への対応
質問先
木村 仁 E-mail:[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マイ
自発的にものを創造する積極性と創造した作品を通した自己認識
ンド
◎人類知の継承と未来創造
歴史ある美術から学び、新しい創造への活用
マインド
◎多様な文化受容マインド 文化による表現の違いの理解と受容
【教科書】
・第1回:授業の性質により教科書は使用しない。
・第3回、第5回、第7回、第9回:各教員が必要に応じて授業中に紹介する。
・第2回、第4回、第6回、第8回、第10回∼第15回:授業の性質により教科書は使
用しない。
【参考書】
・第1回:授業の性質により教科書は使用しない。
・第3回、第5回、第7回、第9回:各教員が必要に応じて授業中に紹介する。
・第第2回、第4回、第6回、第8回、第10回∼第15回::授業の性質により教科書
は使用しない。
教養150
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
04095
授業題目
インド学ゼミ
芸術
授
業 英文授業名 Seminar on Indian Culture
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 人文311実習室
担当教員
曜日・時限 木曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
人間は思想を持ち、芸術を持って文化的な生活を営んでいる。こうした諸
相を学んでもらうため、ステレロタイプ的先入観と偏見により異文化理解
の死角に隠れるインド文化の様々なアスペクトを取り上げ、インド文化の
ユニークな特徴や特質を理解してもらうことを目的とする.
複数の学部生が混合した少人数によるゼミナールであり、プレゼンテーシ
ョン、討論により、物事の多面的な理解と総合的な洞察力を涵養するとと
もに、高等教育を受けた者としての基本的な学問知識を具体的に獲得する。
(2)授業の概要
異文化の理解には、芸術が一番である。特にインド芸術の場合、現在でも
芸術表現と思想とが分かちがたく結びついている。
今年度は「面白いんど!インド芸術」というテーマで、受講生にはグルー
プごとに、インドの諸芸術のなかで最も関心のあるジャンル(音楽でも舞
踊でも美術でも映画でもいい)を選択し、調べ、プレゼンし、みんなで鑑
賞することを通して、インド芸術の特質を理解してもらう。
またこのゼミでの学習を生かして、実際に冬休みや春休みにエキサイティ
ングなインド探訪も大いに奨励したい。インド大好き教員によるインド旅
行への誘いでもある。
(3)授業計画
2012
(1)10/04(木)ガイダンス「インド芸術入門」
(2)10/11(木)教員によるデモ・プレゼン「インド芸術の諸相」①
(3)∼(7) 10/13(土)∼14(日)ゼミ合宿(1泊2日)
①グループ分け、異なる学部学生間のコミュニケーションの確立
②教員によるデモ・プレゼン「インド芸術の諸相」②③④
③グループごとのテーマの選択
(8)10/18(木)教員によるデモ・プレゼン「インド芸術の諸相」⑤
(9)10/25(木) グループによるプレゼン開始
・・・・・・・・
(15)12/13(木)最終回 まとめ:インド芸術の特質についてのディスカッ
ション
* 12/20(木)予備日
(4)成績評価の方法
時間割コード
船津 和幸
対象学生 全
備考
ゼミナールであるから全出席は大前提であるが、受講の積極性(グループ
作業での積極性、テーマへの関心度、ディスカッションでの発言など)
50%とプレゼン評価(グループ発表の内容の質やプレゼンの工夫など)
50%で評価する。
(5)履修上の注意
(1)通常の講義時間枠では不可能な、長時間にわたるインド音楽やボリウ
ッド映画の鑑賞や集中的なディスカッションなどを行うためと、学部を越
えた受講生諸君のグループ作業に向けて親睦を深めるために一泊二日のゼ
ミ合宿を組み込んでいる。その代わり、年内にゼミは終了する予定である。
(2)ゼミ合宿の詳細を説明するので、受講希望者はかならず初回のガイダ
ンスに出席すること。ゼミ合宿にかかる経費は個人負担となる。
(3)ゼミナールという性格上15名を超える場合は受講制限をすることもある。
その場合は、学部に偏りがないように、また、インドに関心があるか否か
により、選抜する。
(4)グループ作業であるため、授業時間以外に自主的に集まり、分担を決
めたり、調べたことを報告しあったり、プレゼンの準備をする必要がある。
(6)質問,相談への対応
火曜日午後12:30∼13:30のオフィスアワーで対応する。
船津研究室は人文経済共通棟3階 内線3245
Email: [email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎多様な文化受容マイン 異文化の中でももっとも手強いインドの文化、芸術の知識と関
ド
心を高める
インドの文化、芸術でなにをテーマとし、情報が少ない日本で
◎問題発見・解決能力 いかに調べるかを体験する
【教科書】
必要な資料は配付する
【参考書】
情報源の少ないインド情報収集のためのWEB活用法なども含めて、適宜
紹介する。
04097
芸術
授業題目 芸術教養美術ゼミ1
授
業 英文授業名 Basic Fine Arts Semi
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育55講義室
担当教員
木村 仁
曜日・時限 火曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
美術について、様々な専門分野の視点から概観し、美術に関する基礎的な
技能や知識を習得する。
この授業は,『学士力』の内,「感性・情操・創造性と自己啓発力」,
「美術と美術教育の理解を基盤としての,豊かな未来を創造する力」,「
美術教育と美術全般に関する幅広い素養」という3つの獲得を目標とする。
(2)授業の概要
教育学部芸術教育講座図画工作・美術教育コースの様々な専門分野をもつ
教員が、美術教育・美術理論・絵画・彫刻・デザイン・工芸等の講義や実
践を行う。
(3)授業計画
第1回:授業の始めにあたってのガイダンス(木村仁)
第2回:美術作品と作品鑑賞1<名画とは何か>(小野文子)
第3回:美術作品と作品鑑賞2<名画の条件>(小野文子)
第4回:鑑賞教育入門<絵を読む>1(聖告図の読解)(岡田匡史)
第5回:鑑賞教育入門<絵を読む>2(絵の中の象徴)(岡田匡史)
第6回:彫刻表現について (猪瀬昌延)
第7回:彫刻制作と制作者 (猪瀬昌延)
第8回:絵画<領域と表現> 新任教員
第9回:絵画<造形特性> 新任教員
第10回:デザインの魅力 蛭田 直
第11回:美術鋳造の基礎−原型制作(木村 仁)
第12回:デザイン<形を伝える:パースの描き方>(蛭田 直)
第13回:美術鋳造の基礎−鋳型を作る(木村 仁)
第14回:美術鋳造の基礎−鋳造と仕上げ(木村 仁)
第15回:まとめ(木村仁)
対象学生 全
備考
(5)履修上の注意
1) 定員(25名)を超過した場合、実技等の検査を課すことがある。
2) レポートや作品提出などの課題が課せられるので、意欲的な姿勢での
ぞむこと。
3) 授業者及び講義の順序が入れ替わることがある。
4) 各授業においては以下の指定する用具を各自準備すること。なお指定
した用具を授業当日忘れた場合は欠席扱いとなることがある。
・第6回∼第9回(石膏デッサン):画用鉛筆、カッターナイフ、消しゴム、
練り消しゴムその他材料費300円程度が必要。
・第10回・第12回・第14回(蝋型鋳造)の授業時には材料費計200円が必要。
(6)質問,相談への対応
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ 自発的にものを創造する積極性と創造した作品を通した自己認
インド
識
◎人類知の継承と未来創
歴史ある美術から学び、新しい創造への活用
造マインド
◎多様な文化受容マイン
文化による表現の違いの理解と受容
ド
【教科書】
・第1回:授業の性質により教科書は使用しない。
・第2回∼第5回:各教員が必要に応じて授業中に紹介する。
・第6回∼第15回:授業の性質により教科書は使用しない。
(4)成績評価の方法
提出課題やレポートに、平常点を加味して評価する。
・得点率による評価基準は次のとおりとする。
90%以上 秀,89-80% 優,79-70% 良,69-60% 可,59%以下 不可
【参考書】
・第1回:授業の性質により教科書は使用しない。
・第2回∼第5回:各教員が必要に応じて授業中に紹介する。
・第6回∼第15回:授業の性質により教科書は使用しない。
教養151
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
04098
時間割コード
授業題目
芸術教養音楽ゼミ
芸術
授
業 英文授業名 Academic Studies in Music
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育71講義室
担当教員
吉田 治人 他
曜日・時限 火曜・4時限
授業形態
演習
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
1.音楽の基礎的な知識を身につける。
2.理論・演奏表現の演習を通して総合的音楽リテラシーを身につける
と共に、音楽的感性を磨く。
a)歌唱実技;オペラのアリア、イタリア歌曲、または日本歌曲のいず
れか1曲を、暗譜で歌うこと。伴奏者は各自で用意すること。
b)ピアノ実技;ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンのソナタ楽章
を暗譜で演奏する。
(2)授業の概要
音楽的基礎知識習得のために、楽典、音楽史及び音楽理論の基礎を学
ぶ。また、実技を通し、読譜に慣れ、その力量を高める。演奏では、独
唱・合唱・独奏・連弾・器楽合奏等の活動を行う。
日ごろから様々な音楽に接し、音楽的感性を養って欲しい。また、事
前学習の程度によって授業内容の質が大きく左右されるため、準備を十
分に行い、授業に臨んで欲しい。
(3)授業計画
1) ガイダンスと音楽理論の基礎(1)。受講生定員オーバーの場合音楽
能力試験を課し選別を実施する。
2) 音楽理論の基礎(2)
3) ソルフェージュ及び歌唱表現(1) 4) ソルフェージュ及び歌唱表現(2)
5) 器楽表現(1)
6) 器楽表現(2)
7) 音楽教育の基礎(1)
8) 音楽教育の基礎(2)
9) 音楽教育の演習(1)
10)音楽教育の演習(2)
11) ソルフェージュ及び歌唱表現(3)
12)ソルフェージュ及び歌唱表現(4)
13)器楽表現(3)
14)器楽表現(4)
15)総括と筆記試験
(6)質問,相談への対応
[email protected]
(4)成績評価の方法
平常の取り組み及び実技(50%)、レポート・筆記試験(50%)等から
評価する。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎人類知の継承と未来創 音楽の多様な構造と基礎を学ぶことを通じ豊かな未来を創造
造マインド
する力を養う。
◎多様な文化受容マイン 芸術(音楽)と芸術教育に関する幅広い素養を身に付ける。
ド
【教科書】
楽典―理論と実習,石桁真礼生 他著,(音楽之友社)
(5)履修上の注意
授業の性格上、受講は25名までとする。なお、受講希望者が多い場合、 (生協にて取り扱い指定)
第1週目に下記実技試験(a、b選択)を課し受講の可否選別を実施する。 【参考書】
適宜紹介する。
時間割コード
04100
スポーツ科学の諸相
授業題目 武道の身体
授
業 英文授業名 Meanings of the Body on Budo
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・2時限
目
講義室 共通教育54講義室
授業形態
講義
備考
(1)授業のねらい
「頭ではわかっているけど身体が思うように動かない」,あるいは「身
体が言うことを聞いてくれない」などという経験を誰しも持っていると
思う。また,「甲子園には魔物が住んでいる」といった言葉を聴いたこ
とがあるかもしれない。昔,侍(サムライ)が,命がけで獲得した武道
理論は,現代でも活かすことができる。本講では,身体知の観点から,
身体運動学と武道(特に剣道)理論を対比しながら受講生各自の身体意
識のあり方を考え直すとともに,積極的な日常活動への実践的教養を身
につけることをねらいとする。
担当教員
折口 築
対象学生 全
1.毎回,小レポート提出を義務付ける。
2.学期末レポートを未提出の場合,単位は認定しない。
3.遅刻は授業開始後30分以内,遅刻3回で欠席1回となるので
注意すること。
(6)質問,相談への対応
随時対応する。研究室は、全学教育機構南棟4階にある。
TEL&FAX 0263-37-2936
E-mail [email protected]
(2)授業の概要
講義を中心としながらビデオ学習,体験学習,討論学習を取り入れて実
施する。毎回小レポート提出を義務付ける。
(3)授業計画
1回 ガイダンス:ビデオによる武道紹介
2回 武道とは何か 3回 熟達6原則論と「一眼二足三胆四力」論 4回 鍛錬の意味:ビデオ学習 5回 熟達6過程論と「守破離」論 7回 熟練者と未熟練者の違い:ビデオ学習
8回 体験学習:模擬刀による日本剣道形
9回 武道における型(形)
10回 ディベート
11回 「精神力ーあがり」論と「驚懼疑惑」論
12回 技と心
13回 武道における心法論ー①
14回 武道における心法論ー②
15回 武道における心法論ー③
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
熟達6過程論を参考に
インド
◎問題発見・解決能力 熟達6原則論を参考に
◎人類知の継承と未来創
武道の特性を学習することにより
造マインド
(4)成績評価の方法
出席(3割),毎回の小レポート(3割),学期末レポート(4割)の
比率で総合評価する。
(5)履修上の注意
【教科書】
プリント資料を配布する。
【参考書】
武道-過去・現在・未来 田中守著 日本武道館 2,400円
武道-子どもの心をはぐくむ 菅野純著 日本武道館 2,400円
武道における身体と心 前林清和著 日本武道館 2,400円 教養152
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
04190
スポーツ・観戦学ゼミ 秋冬編
スポーツ科学の諸相
授
業 英文授業名 SEMINAR : SPECTATING SPORT
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育402演習室
担当教員
橋本 純一
曜日・時限 水曜・2時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
産業社会から脱産業社会への変化が唱えられて久しいが、私たちの生
活は、自由時間が増えたにもかかわらず、暮らしの中でクォリティ・ラ
イフを実現しているとは言い難い。本コースのねらいはその実現を図る
べく、スポーツ・レジャー活動において中心的位置を占めるスポーツ観
戦を通じて「豊かな交流」「のびやかな自己開発」「健やかな生活」を
可能にする能力を、その知見の習得プロセスを通じて、養うことである。
対象学生 全
備考
学生が望ましい。フィールドワークにあたっては通常の時間の代わりに
休日や休暇を利用することがある。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワーは火曜12時10分から13時。研究室は全学教育南棟
4F。
上記以外の場合、初回講義時に電話番号やEメールアドレスなどをお知
らせしますので連絡して下さい。
(2)授業の概要
ここでの観戦学とはいわゆるスポーツの戦略やスキルの専門的知識を追
求することではない。スポーツの生観戦、スポーツのテレビ観戦のアカ
デミックな理解にあたって、まず、チームやクラブのエンブレムやユニ
フォーム、愛称、サポーターズ・ソング、等の諸シンボルが対象となる。
それらが支持・愛される理由・要因を、歴史社会的背景、教育的、政治
的、経済的要因などに注目しながら検討する。また、同様に、観戦にあ
たってよいスタジアムとは何か、サポーター&サポーターズカルチャー
とはいかなるものかについても、実際のフィールドワークも取り入れな
がら検討してゆく。
(3)授業計画
1回、オリエンテーション
2回、観戦論、スタジアム論講義
3∼7回、学生のプレゼンテイション
8回、サポーターズカルチャー講義
9∼13回、学生のプレゼンテーション
14,15回、フィールドワーク
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
なお、フィールドワークはJリーグやプロ野球における観戦や施設調査
へ出かける。休日や休暇を利用する。
(4)成績評価の方法
出席50%、プレゼンテイション25% レポート25%
(5)履修上の注意
インターネットでの検索が必須です。容易にアクセスできる環境にある
時間割コード
◎社会的行動マインド
スポーツにおける観戦者行動をフィールドワークを経験しな
がら学ぶ
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
観客相互、あるいは観客/選手間のコミュニケーションを実体
験を混えて学ぶ。
◎自己認識・自己啓発マ 実際にスポーツ観戦者となることによりその意味、社会的位
インド
置づけを学ぶ
【教科書】
特に指定しない
【参考書】
橋本純一編著「スポーツ観戦学ー熱狂のステージの構造と意味」世界思
想社
A,BLAKE著、橋本純一訳「ボディ・ランゲージ∼現代スポーツ文化論」
04191
スポーツ科学の諸相
授業題目 スポーツ・観戦学ゼミ 春夏編
授
業 英文授業名 SEMINAR : SPECTATING SPORT
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 水曜・2時限
目
講義室 共通教育402演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
産業社会から脱産業社会への変化が唱えられて久しいが、私たちの生
活は、自由時間が増えたにもかかわらず、暮らしの中でクォリティ・ラ
イフを実現しているとは言い難い。本コースのねらいはその実現を図る
べく、スポーツ・レジャー活動において中心的位置を占めるスポーツ観
戦を通じて「豊かな交流」「のびやかな自己開発」「健やかな生活」を
可能にする能力を、その知見の習得プロセスを通じて、養うことである。
担当教員
橋本 純一
対象学生 全
学生が望ましい。フィールドワークにあたっては通常の時間の代わりに
休日や休暇を利用することがある。
(6)質問,相談への対応
オフィスアワーは火曜12時10分から13時。研究室は全学教育南棟
4F。
上記以外の場合、初回講義時に電話番号やEメールアドレスなどをお知
らせしますので連絡して下さい。
(2)授業の概要
ここでの観戦学とはいわゆるスポーツの戦略やスキルの専門的知識を追
求することではない。スポーツの生観戦、スポーツのテレビ観戦のアカ
デミックな理解にあたって、まず、チームやクラブのエンブレムやユニ
フォーム、愛称、サポーターズ・ソング、等の諸シンボルが対象となる。
それらが支持・愛される理由・要因を、歴史社会的背景、教育的、政治
的、経済的要因などに注目しながら検討する。また、同様に、観戦にあ
たってよいスタジアムとは何か、サポーター&サポーターズカルチャー
とはいかなるものかについても、実際のフィールドワークも取り入れな
がら検討してゆく。
(3)授業計画
1回、オリエンテーション
2回、観戦論、スタジアム論講義
3∼7回、学生のプレゼンテイション
8回、サポーターズカルチャー講義
9∼13回、学生のプレゼンテーション
14,15回、フィールドワーク
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
なお、フィールドワークはJリーグやプロ野球における観戦や施設調査
へ出かける。休日や休暇を利用する。
(4)成績評価の方法
出席50%、プレゼンテイション25% レポート25%
(5)履修上の注意
インターネットでの検索が必須です。容易にアクセスできる環境にある
◎社会的行動マインド
スポーツにおける観戦者行動をフィールドワークを経験しな
がら学ぶ
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
観客相互、あるいは観客/選手間のコミュニケーションを実体
験を混えて学ぶ。
◎自己認識・自己啓発マ 実際にスポーツ観戦者となることによりその意味、社会的位
インド
置づけを学ぶ
【教科書】
特に指定しない
【参考書】
橋本純一編著「スポーツ観戦学ー熱狂のステージの構造と意味」世界思
想社
A,BLAKE著、橋本純一訳「ボディ・ランゲージ∼現代スポーツ文化論」
教養153
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
04192
時間割コード
授業題目
県内大学開放授業
身体運動科学ゼミ
スポーツ科学の諸相
授
業 英文授業名 Human movement science seminar
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 水曜・5時限
目
講義室 共通教育311演習室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
ヒトの身体運動は,一見単純に見えて非常に複雑な仕組みによって成
り立っています。ヒトの体が動く仕組みを理解することは,健康やスポ
ーツをキーワードとした産業や研究の分野において必要不可欠であると
いえます。本ゼミは,「身体運動を科学する」ことを目的として,重要
となる基礎知識と測定評価方法について学びます。各人の抱く疑問や興
味を抽出し,それらを公表,討論することで,各専門分野に進んでから
の問題解決や知識の応用に対する基本的能力を身につけます。同時に,
資料に基づいて調べた事柄を発表することで,資料作成能力やプレゼン
テーション能力の向上を目指します。
担当教員
速水 達也
対象学生 全
(6)質問,相談への対応
アフィスアワー:火曜日の13時から14時
メイル対応:[email protected]
(2)授業の概要
各人で「健康」,「スポーツ」,「身体運動」に関連したテーマを設
定し,それらに関する科学的知見を調査します。その後は,毎回担当者
あるいは担当グループ毎で発表および討論の時間を設けます。
発表は,各人あるいは各グループで2から3回行います。1回目の発表
から,次回以降の発表へどのようにつながりを持たせていくか,全員で
助言し合います。各々のテーマに沿った内容を,的確且つ興味深く伝え
ることができる資料作成およびプレゼンテーションを目指します。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(3)授業計画
1. オリエンテーション
2. トピックスのリストアップと模擬発表
3. トピックスのリストアップと科学的知見の調査
4-5. 科学的知見の調査と発表担当の選定
6-13. 調査結果の発表と討論
14-15. まとめ
◎問題発見・解決能力 本ゼミの一連の活動を通して身につけます
◎科学リテラシー
関連する分野の知識を幅広く理解できます
◎情報活用力
種々の情報を適切に取捨選択し,活用する力を身につけます
【教科書】
(4)成績評価の方法
出席(50%)と発表(25%)および討論への取り組み方(25%)によって
評価します。
(5)履修上の注意
受講者が多数の場合は,面接等により受講者を決定します。
時間割コード
04193
スポーツ科学の諸相
授業題目 スポーツ活動論ゼミⅡ
授
業 英文授業名 Sports Activity Seminar Ⅱ
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育403演習室
担当教員
曜日・時限 火曜・3時限 集中・不定
授業形態
演習
(1)授業のねらい
身体の健康を図ることは人生を通しての課題といえます.本ゼミは「人
間の身体はすばらしい」をテーマに運動をとおして人間の生活習慣やス
ポーツ活動について学生諸君とともに考えていくことをねらいとしてい
ます。またゼミではスポーツの理論と実践を重視するため問題発見、問
題解決能力が身に付きます。.また,学生の自主性により内容を決定し
ますので,ゼミの運営を行うことによるコミュニケーション能力の向上
を目指します.
(2)授業の概要
さまざまなスポーツ活動を調べ,学んだ上で,実際にスポーツを体験し
ます。 また,信州の自然を生かしたスポーツ活動を行うため,休業期間を利用
し 合宿形式でのゼミを実施します。
ゼミの時間帯にはその活動に必要な知識、技術、ルール・マナーをグル
ープ発表により学習します。
なお,10月,11月に特別ゼミとしてピラティス特別講師の川上雅美
先生を招いてピラティスの演習を行います.ピラティスの詳細は掲示し
ます.
(3)授業計画
前述したように本ゼミは学生の自主的運営で行うため、授業計画ならび
に活動計画などについては学生諸君と相談の上決定します。そのためこ
こでは大まかな授業計画を提示しておきます。
① ガイダンス、
② 授業計画の検討・決定
③∼⑤スポーツ活動の企画実施に関する講義、担当者・内容等の決定
⑥∼⑭スポーツ活動のための準備・発表・検討会
⑮ まとめ
★前述したように、この他に休業期間を利用してのスノースポーツなど
を行う合宿活動を実施します。
(4)成績評価の方法
【参考書】
身体活動における研究方法 Tomas, J. R., and Nelson, J. K. 著,
田中喜代次,西嶋尚彦 監訳 価格: 5040円
教養としての身体運動科学・健康科学 東京大学身体運動科学研究室
編集 価格: 2520円
杉本 光公
川上 正美
対象学生 全
備考
発表(40%)、出席(60%)で評価します。
(5)履修上の注意
受講生は,ゼミの運営に関わるので,責任を持って受講できる人のみ受
講してください.
合宿などにかかる費用は自己負担とします。
グループ発表を行うため、授業時間外のグループによる事前学習が必要
となります。
原則として、前期のスポーツ活動論ゼミⅠの修了者のみ受講可能としま
す。
(6)質問,相談への対応
メールにて対応
[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
ゼミの運営をとおして
◎問題発見・解決能力 運動習慣の改善を通して
◎自己認識・自己啓発マ
自己の健康状態の把握および改善から
インド
【教科書】
なし
【参考書】
なし
教養154
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
04194
時間割コード
授業題目
スポーツ活動論ゼミⅠ
スポーツ科学の諸相
授
業 英文授業名 Sports Activity Seminar Ⅰ
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育311演習室
担当教員
杉本 光公
曜日・時限 火曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
身体の健康を図ることは人生を通しての課題といえます.本ゼミは「人
間の身体はすばらしい」をテーマに運動をとおして人間の生活習慣やス
ポーツ活動について学生諸君とともに考えていくことをねらいとしてい
ます。またゼミではスポーツの理論と実践を重視するため問題発見、問
題解決能力が身に付きます。.また,学生の自主性により内容を決定し
ますので,ゼミの運営を行うことによるコミュニケーション能力の向上
を目指します.
(2)授業の概要
様々なスポーツ活動を調べ,学んだ上で,実際にスポーツを体験します。
また,信州の自然を生かしたスポーツ活動を行うため,休業期間を利用
し 合宿形式でのゼミを実施します。
ゼミの時間帯にはその活動に必要な知識、技術、ルール・マナーをグル
ープ発表により学習します。
対象学生 全
備考
(5)履修上の注意
受講生は,ゼミの運営に関わるので,責任を持って受講できる人のみ受
講してください。
合宿などにかかる費用は自己負担とします。
グループ発表を行うため、授業時間外のグループによる事前学習が必要
となります。
なお、受講希望者が多数の場合は、面接により受講者を決定します。
信州大学の男女共同参画推進のために,おおむね男女比が50%ずつに
なるように受講を調整することがある.
注)最初の授業から出席すること,2回目以降からの受講は原則認めな
い.ただし,構成メンバーの推薦がある場合は考慮する,
(6)質問,相談への対応
メールにて対応
[email protected]
(3)授業計画
前述したように本ゼミは学生の自主的運営で行うため、授業計画ならび
に活動計画などについては学生諸君と相談の上決定します。そのためこ
こでは大まかな授業計画を提示しておきます。
① ガイダンス、
② 授業計画の検討・決定
③∼⑤スポーツ活動の企画実施に関する講義、担当者・内容等の決定
⑥∼⑭スポーツ活動のための準備・発表・検討会
⑮ まとめ
★前述したように、この他に休業期間を利用しての合宿活動を実施しま
す。
(4)成績評価の方法
発表(40%)、出席(60%)で評価します。
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループでの発表により,またゼミの運営を通して
◎自己認識・自己啓発マ
他者への運動の働きかけを通して
インド
◎問題発見・解決能力 自信の運動習慣をみなおすことによりおこなう.
【教科書】
なし
【参考書】
なし
04197
スポーツ科学の諸相
授業題目 武道を考えるゼミ
授
業 英文授業名 Seminar in Budo
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育403演習室
担当教員
折口 築
曜日・時限 金曜・2時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
武道は日本の伝統文化である。武道は,一般的に武道論,勝負論だけで
なく人間論の観点から語られることが多い。稽古という言葉は,古を稽
えると読むが,本ゼミでは,先人達が残してくれた武道の教えを今一度
学ぶことにより,各自の武道,スポーツのみならず,個人として,社会
の一員としての自己を見つめ直し,より豊かな人間となるきっかけを得
ることをねらいとする。
対象学生 全
備考
1.予習復習はもちろん自学自習を心掛ける。
2.坂城町「鉄の展示館」の入館料(400円)は各自負担。
3.2/3以上の出席がないと単位は認定されない。
(6)質問,相談への対応
随時対応する。研究室は全学教育機構南棟4F。
Tel&Fax 0263-37-2936
E-mail [email protected]
(2)授業の概要
スポーツマンだけでなくビジネスマンにも読まれており,海外でも紹介
されている宮本武蔵の「五輪書」を輪読する。「五輪書」は,地・水・
火・風・空の五巻から構成されており,地の巻では兵法の道,水の巻で
は二天一流における心身の持ち方,火の巻では個人だけでなく集団での
戦い方,風の巻では他の流派,空の巻では兵法の本質について書いてあ
る。この五巻を輪読し,その中から各自の武道,スポーツを含めこれか
らの生き方に資するものを探究し発表するとともに質疑応答を行う。
また,研修旅行を行う。人間国宝(重要無形文化財保持者)を父に持ち
,現代刀匠の最高位である無鑑査に認定されている宮入小左衛門行平刀
匠の鍛刀道場並びに坂城町「鉄の展示館」を訪問する。
(3)授業計画
1週 ガイダンス:9月28日(金)2時限
2週∼14週 五巻を輪読、各人は担当箇所を解説し、その中から学び
とれることを発表する。質疑応答あり。
15週 まとめ
◆平成25年1月18日(金)に宮入鍛刀道場並びに坂城町「鉄の展示
館」訪問予定。交通手段は大学のマイクロバスを予定(交通費不要)。
日程変更の可能性あり。
(4)成績評価の方法
出席及び積極性(30%)、発表時の内容と対応(30%)、レポート
(40%)の比率で総合評価する。
(5)履修上の注意
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
教科書の輪読を通して
インド
【教科書】
「五輪書」 宮本武蔵著、渡辺一郎校注、 岩波文庫 525円
【参考書】
「五輪書」 宮本武蔵著、鎌田茂雄訳注 講談社学術文庫 903円 教養155
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
04200
時間割コード
授業題目
バレーボール1
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 Volley ball
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育第1体育館
担当教員
齋藤 治
曜日・時限 火曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
「バレーボール」種目はゲームを行って楽しいと感じるためには、ある
程度の技術を取得しなければ「楽しさ」を感じることは難しい。それゆ
え、これまでのバレーボール体験で苦手意識を持つ人も多い。
本講座は、バレーボールの基礎技術を簡単に、楽しく取り組みながら、
ミニゲームを展開していく。学生が主体的にゲーム運営にかかわること
で、他者とのコミュニケーションを図り、お互いがカバーしあい、全員
が楽しむことができるゲーム環境を作る。そして、スポーツを楽しむ喜
びを感じ、生涯スポーツへの導入としたい。
対象学生 全
備考
●スポーツのできる服装(上履き、トレーニングウエア)
●飲料水持ち込み可 (指定場所のみ)
●用具の準備、片付けの協力
●「バレーボール」経験の有無は不問だが、基本的ルールは事前に学習
しておくこと
●毎日の体力づくりをすること
(6)質問,相談への対応
講義のある火曜日・水曜日 12時30分∼16時30分
第1体育館研究室
(2)授業の概要
ボールコントロールからスタートし、基礎技術のコツをつかみながら、
毎回の講義でミニゲームを行う。そして応用技術を加えながら、チーム
を作り、学生が主体的にコンビネーションやフォーメーションを決めて
いく。男子は6人制中心に、女子はソフトバレーボールを中心にゲーム
を楽しむ。
(3)授業計画
(1)オリエンテーション、ボールコントロール
(2)バレーボールに関連する動きの学習
(3)基礎スキルパス編 (オーバーパス、アンダーパス)
(4) 〃 守備編 (ディグ、レセプション)
(5) 〃 攻撃編 (スパイク、キル、フェイント、チップ)
(6) 〃 (サーブ、ブロック他)
(7)応用スキル コンビネーション、フォーメーション
(8)∼(14)ルール理解とゲーム (15)まとめ
(4)成績評価の方法
授業の出席状況 30%
授業への積極的取組み 50%
習得技術 20%
◎問題発見・解決能力
チームスポーツとして技術のみでなくチーム力アップについ
ての解決法を学ぶ。
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
チームリーダーを中心にコミュニケーションを図りチーム力
アップを図る。
【教科書】
(実技中心)必要に応じてプリントを配布する
【参考書】
・バレーボール100Q入魂 日本文化出版株式会社
・6人制バレーボールルールブック@800 (財)日本バレーボール協会出版
・9人制バレーボールルールブック@800 (財)日本バレーボール協会出版
・ソフトバレーボールルールブック@500(財)日本バレーボール協会出版
(5)履修上の注意
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
04201
スポーツ実践演習
授業題目 バレーボール2
授
業 英文授業名 Volley ball
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育第1体育館
担当教員
齋藤 治
曜日・時限 火曜・4時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
「バレーボール」種目はゲームを行って楽しいと感じるためには、ある
程度の技術を取得しなければ「楽しさ」を感じることは難しい。それゆ
え、これまでのバレーボール体験で苦手意識を持つ人も多い。
本講座は、バレーボールの基礎技術を簡単に、楽しく取り組みながら、
ミニゲームを展開していく。学生が主体的にゲーム運営にかかわること
で、他者とのコミュニケーションを図り、お互いがカバーしあい、全員
が楽しむことができるゲーム環境を作る。そして、スポーツを楽しむ喜
びを感じ、生涯スポーツへの導入としたい。
対象学生 全
備考
●スポーツのできる服装(上履き、トレーニングウエア)
●飲料水持ち込み可 (指定場所のみ)
●用具の準備、片付けの協力
●「バレーボール」経験の有無は不問だが、基本的ルールは事前に学習
しておくこと
●毎日の体力づくりをすること
(6)質問,相談への対応
講義のある火曜日・水曜日 12時30分∼16時30分
第1体育館研究室
(2)授業の概要
ボールコントロールからスタートし、基礎技術のコツをつかみながら、
毎回の講義でミニゲームを行う。そして応用技術を加えながら、チーム
を作り、学生が主体的にコンビネーションやフォーメーションを決めて
いく。男子は6人制中心に、女子はソフトバレーボールを中心にゲーム
を楽しむ。
(3)授業計画
(1)オリエンテーション、ボールコントロール
(2)バレーボールに関連する動きの学習
(3)基礎スキルパス編 (オーバーパス、アンダーパス)
(4) 〃 守備編 (ディグ、レセプション)
(5) 〃 攻撃編 (スパイク、キル、フェイント、チップ)
(6) 〃 (サーブ、ブロック他)
(7)応用スキル コンビネーション、フォーメーション
(8)∼(14)ルール理解とゲーム (15)まとめ
(4)成績評価の方法
授業の出席状況 30%
授業への積極的取組み 50%
習得技術 20%
(5)履修上の注意
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎問題発見・解決能力
チームスポーツとして技術のみでなくチーム力アップについ
ての解決法を学ぶ。
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
チームリーダーを中心にコミュニケーションを図りチーム力
アップを図る。
【教科書】
(実技中心)必要に応じてプリントを配布する
【参考書】
・バレーボール100Q入魂 日本文化出版株式会社
・6人制バレーボールルールブック@800 (財)日本バレーボール協会出版
・9人制バレーボールルールブック@800 (財)日本バレーボール協会出版
・ソフトバレーボールルールブック@500(財)日本バレーボール協会出版
教養156
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
04202
時間割コード
授業題目
バレーボール3
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 Volley ball
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育第1体育館
担当教員
齋藤 治
曜日・時限 水曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
「バレーボール」種目はゲームを行って楽しいと感じるためには、ある
程度の技術を取得しなければ「楽しさ」を感じることは難しい。それゆ
え、これまでのバレーボール体験で苦手意識を持つ人も多い。
本講座は、バレーボールの基礎技術を簡単に、楽しく取り組みながら、
ミニゲームを展開していく。学生が主体的にゲーム運営にかかわること
で、他者とのコミュニケーションを図り、お互いがカバーしあい、全員
が楽しむことができるゲーム環境を作る。そして、スポーツを楽しむ喜
びを感じ、生涯スポーツへの導入としたい。
対象学生 全
備考
●スポーツのできる服装(上履き、トレーニングウエア)
●飲料水持ち込み可 (指定場所のみ)
●用具の準備、片付けの協力
●「バレーボール」経験の有無は不問だが、基本的ルールは事前に学習
しておくこと
●毎日の体力づくりをすること
(6)質問,相談への対応
講義のある火曜日・水曜日 12時30分∼16時30分
第1体育館研究室
(2)授業の概要
ボールコントロールからスタートし、基礎技術のコツをつかみながら、
毎回の講義でミニゲームを行う。そして応用技術を加えながら、チーム
を作り、学生が主体的にコンビネーションやフォーメーションを決めて
いく。男子は6人制中心に、女子はソフトバレーボールを中心にゲーム
を楽しむ。
(3)授業計画
(1)オリエンテーション、ボールコントロール
(2)バレーボールに関連する動きの学習
(3)基礎スキルパス編 (オーバーパス、アンダーパス)
(4) 〃 守備編 (ディグ、レセプション)
(5) 〃 攻撃編 (スパイク、キル、フェイント、チップ)
(6) 〃 (サーブ、ブロック他)
(7)応用スキル コンビネーション、フォーメーション
(8)∼(14)ルール理解とゲーム (15)まとめ
(4)成績評価の方法
授業の出席状況 30%
授業への積極的取組み 50%
習得技術 20%
◎問題発見・解決能力
チームスポーツとして技術のみでなくチーム力アップについ
ての解決法を学ぶ。
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
チームリーダーを中心にコミュニケーションを図りチーム力
アップを図る。
【教科書】
(実技中心)必要に応じてプリントを配布する
【参考書】
・バレーボール100Q入魂 日本文化出版株式会社
・6人制バレーボールルールブック@800 (財)日本バレーボール協会出版
・9人制バレーボールルールブック@800 (財)日本バレーボール協会出版
・ソフトバレーボールルールブック@500(財)日本バレーボール協会出版
(5)履修上の注意
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
04203
スポーツ実践演習
授業題目 バレーボール4
授
業 英文授業名 Volley ball
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育第1体育館
担当教員
齋藤 治
曜日・時限 水曜・4時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
「バレーボール」種目はゲームを行って楽しいと感じるためには、ある
程度の技術を取得しなければ「楽しさ」を感じることは難しい。それゆ
え、これまでのバレーボール体験で苦手意識を持つ人も多い。
本講座は、バレーボールの基礎技術を簡単に、楽しく取り組みながら、
ミニゲームを展開していく。学生が主体的にゲーム運営にかかわること
で、他者とのコミュニケーションを図り、お互いがカバーしあい、全員
が楽しむことができるゲーム環境を作る。そして、スポーツを楽しむ喜
びを感じ、生涯スポーツへの導入としたい。
対象学生 全
備考
●スポーツのできる服装(上履き、トレーニングウエア)
●飲料水持ち込み可 (指定場所のみ)
●用具の準備、片付けの協力
●「バレーボール」経験の有無は不問だが、基本的ルールは事前に学習
しておくこと
●毎日の体力づくりをすること
(6)質問,相談への対応
講義のある火曜日・水曜日 12時30分∼16時30分
第1体育館研究室
(2)授業の概要
ボールコントロールからスタートし、基礎技術のコツをつかみながら、
毎回の講義でミニゲームを行う。そして応用技術を加えながら、チーム
を作り、学生が主体的にコンビネーションやフォーメーションを決めて
いく。男子は6人制中心に、女子はソフトバレーボールを中心にゲーム
を楽しむ。
(3)授業計画
(1)オリエンテーション、ボールコントロール
(2)バレーボールに関連する動きの学習
(3)基礎スキルパス編 (オーバーパス、アンダーパス)
(4) 〃 守備編 (ディグ、レセプション)
(5) 〃 攻撃編 (スパイク、キル、フェイント、チップ)
(6) 〃 (サーブ、ブロック他)
(7)応用スキル コンビネーション、フォーメーション
(8)∼(14)ルール理解とゲーム (15)まとめ
(4)成績評価の方法
授業の出席状況 30%
授業への積極的取組み 50%
習得技術 20%
(5)履修上の注意
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎問題発見・解決能力
チームスポーツとして技術のみでなくチーム力アップについ
ての解決法を学ぶ。
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
チームリーダーを中心にコミュニケーションを図りチーム力
アップを図る。
【教科書】
(実技中心)必要に応じてプリントを配布する
【参考書】
・バレーボール100Q入魂 日本文化出版株式会社
・6人制バレーボールルールブック@800 (財)日本バレーボール協会出版
・9人制バレーボールルールブック@800 (財)日本バレーボール協会出版
・ソフトバレーボールルールブック@500(財)日本バレーボール協会出版
教養157
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
04204
テニス
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 TENNIS 科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育テニスコート
担当教員
曜日・時限 木曜・2時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
もし、君が初心者であってもこの授業を通してどんな人とでもラリーが続き、楽しいゲー
ムができるようになることをねらいとする。
また、グループの中でディスカッションしながら問題や課題を発見し、解決法を探りなが
ら生涯にわたる運動習慣の形成を図れるよう考える。
さらに、グループ・ワークを通してコミュニケーション能力、チームワーク力、リーダー
シップを身につけ、活力ある健全な社会の形成に貢献できる素養を育むことをねらいとする。
(2)授業の概要
本実践演習は、グループに分かれディスカッションを通して問題や課題を発見し、解決法
を探りながら学習していくものである。
それゆえ、技術的に経験知が少ない者でも早い段階からゲーム感覚に親しみ、その中で「
硬式テニス」に必要な基本的技術を分解練習しながら学び取っていく。
そして、グループ・リーダーを中心に個人の欠点など「課題」を見つけ、その克服にチー
ムの仲間と共に協力しながら探求していく。
加えて、「ゲームでの戦術」も考え、基礎練習と応用練習とを織り交ぜながら実際場面に
対応できる感覚と積極的な行動力を養っていく。
また、本授業は男女共同参画に関する内容を含んでいる。
(3)授業計画
1. 抽選前ガイダンス〔第1体育館〕
2. ラケッテイング (ボールとラケットに慣れる)
3. ミニ・ゲーム (ラケットの面づくり)
4. フォア・ハンド・ストロークの習得
5. バック・ハンド・ストロークの習得
6. ストレートの打ち返し
7. クロスの打ち返し(アングルの作り方)
8. サービス練習(基本的なサービスの習得)
9.
〃
(実践的な 〃 )
10. ダブルス・ゲーム(ルールとマナー)
11.
〃
(戦略的な動き方)
12. シングルス・ゲーム(積極的な攻撃法)
13. レベル・アップ・テスト(プレッシャーへの挑戦)
14. ボレー&スマッシュ(攻撃的テニスの習得)
15. シングルス・ゲーム(チャレンジ・ゲーム)
対象学生 全
備考
評価 S : 90. 0点以上
A : 80.0∼89. 9点
B : 70.0∼79.9点
C : 60.0∼69.9点
(5)履修上の注意
・テニス・シューズを必ず着用すること。
・自分用の硬式ラケットを準備する方が望ましいが大学にも用意はある。
・コートは信大附属病院南側なので移動に多少時間がかかる。自転車などを移動手段として
使っても構わないが、くれぐれも自動車などには気をつけるように。
・雨天時または前日雨でコートが使えない場合には第1体育館で実践演習を行なう。但し、
他の種目になることがある。
・4月12日(木)は第1体育館で「抽選前ガイダンス」を行なう。その際、実技は行なわ
な いので着替えずに普段着で集まる。
・実技は4月19日(木)からテニス・コート(附属病院南側)で行う予定である。
(6)質問,相談への対応
(1) 日時: 前期木曜日3時限目
(2) 場所: 古澤研究室(経済学部研究棟3F)
内線:3480
外線:0263−37−2933
メール: [email protected]
(3) その他: 他の時間帯でも対応可能、お気軽に。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マインド チームの中での役割認識や表現力
◎多様な文化受容マインド スポーツに対する欧米諸国の考え方の受入れ
(4)成績評価の方法
積 極 点 50点満点(毎回の出席毎に評価)
コミュニケーション点 20点満点(仲間との会話を評価)
レベル・アップ点 15点満点(ラリーの回数、サーブの正確性など)
アイデイア点 15点満点(創意工夫)
時間割コード
古澤 栄一
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
グループ・ワークの中の対話や牽引性
◎問題発見・解決能力
自分やチーム・メートに対してテーマの発見や解決法の模索
【教科書】
特になし
【参考書】
テニステクニック119番 テニスクラシック別冊 日本文化出版 906円
実戦硬式テニス 小山秀哉他 大修館書店 1,400円
04206
スポーツ実践演習
授業題目 ソフトボール1
授
業 英文授業名 Sport activity (Soft baseball)
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・3時限
目
講義室 野球場_松本第3運動場
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
■授業の大きな目標:
生涯楽しめるスポーツとしてソフトボールを取り上げ,より高度な技能
を習得するとともに,実践をとおしてゲームを楽しむことができるよう
になる。
■学生が何を身に付けるのか:
・ソフトボールのルールに精通するようになる.
・それまでの技能に加え,得点を取るための打撃動作を考えることがで
きるようになる.
・仲間と協力して得点することができるようになる.
(2)授業の概要
毎回の授業では,基礎技能の練習を授業の前半に,ゲーム実践を授業
の後半に行う。
15回の授業を3期に分け,それぞれでリーグ戦を行う。
1回目のリーグ戦では,仲間を知ることや既存のルールに特別なルール
を加えて,ソフトボールで得点を効率よくあげることができるようにな
る。
2回目のリーグ戦では,主体的にソフトボールで得点をあげるため,ま
たは,相手に得点をさせないように守るためにチームの力を合わせるこ
とを学ぶ。
3回目のリーグ戦では,主体的なゲーム運営ができるようになる。
(3)授業計画
第1週(4/19)ガイダンス(授業ルールを説明する.第一体育館に集合
)
第2週(4/26)キャッチボールとバッティングの基礎(チーム編成)
第3∼6週(5/10,17,24,31)守備練習と第一次リーグ戦
第7∼11週(6/7,14,21,28,7/5)打撃練習と第二次リーグ戦
第12週∼15週(7/12,19,26,8/2)第三次リーグ戦
※第一次抽選結果の決定するまでの4/12(木)は授業を行えないので留
意のこと.
担当教員
結城 匡啓
対象学生 全
(4)成績評価の方法
授業参加の態度,技能習得の達成度について出席点(50点),リーグ
戦の成績(25点),レポート評価(25点)として得点化し,判定する。
(5)履修上の注意
①運動しやすい服装と靴を着用すること.
②少々の雨天でも屋外で授業するのでウインドブレーカー・タオルなど
を用意すること.
③授業中に適度な水分の補給を認めるので用意してもよい.
④自分のグローブ,バットがある者は用意すること.
⑤第一次抽選結果の決定するまでの4/12(木)は授業を行わない.
(6)質問,相談への対応
電子メールにて受け付ける. アドレスは,[email protected](結城)
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
仲間と協力してプレーしたり,声を掛け合う
ソフトボールに特化した専門的な戦術や投球について指導す
◎専門知識と応用力 る
【教科書】
使用しない
【参考書】
使用しない
教養158
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
04207
ソフトボール2
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 SOFTBALL 2
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 野球場_松本第3運動場
担当教員
古澤 栄一
曜日・時限 水曜・2時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
もし、君が初心者であっても白球に親しみどんな人とでもキャッチボールが続き、ゲーム
でもヒットが打てるようになることをねらいとする。
そして、チーム・メートと共にディスカッションをしながら問題や課題を発見し、その解
決法を探りながら生涯にわたる運動習慣の形成が図れるよう考える。
また、グループ・ワークを通してコミュニケーション能力、チームワーク力、リーダーシ
ップを身に付け、活力ある健全な社会の形成に貢献できるようになる。
さらに、ウィンドミル投法など新たな技術の習得にもチャレンジしてみることを狙いとす
る。
対象学生 全
備考
アイデイア点 15点(創意工夫)
評価 S : 90. 0点以上
A : 80.0∼89. 9点
B : 70.0∼79.9点
C : 60.0∼69.9点
(5)履修上の注意
・ スポーツ・シューズを必ず着用する。
・ 用具は準備してあるがマイ・グラブを持参する方が望ましい。
・ 施設は全学教育機構野球場(グラウンド)である。
・ 雨天(当日・前日)の場合は体育館で他種目の実技を行う予定である(不明の
場合は第1体育館掲示板を参照すること)。
・ 貴重品はできるだけ持ってこないようにする(各自で管理)。
・ 4月11日(水)は第1体育館で「ガイダンス」を行なう。着替えずに普段着で
集合すること。
・ 実践演習は4月18日(水)から行なう予定である。
(2)授業の概要
本実践演習は、グループに分かれディスカッションを通して問題や課題を発見し、その解
決法を探りながら学習していく。 まず、2人組でのキャッチ・ボールをしながら「ウインドミル投法」を体験し、その技術
の獲得を模索する。
そして、3人組あるいは4人組での「トス・バッティング」と「フリー・バッティング」の
練習をし、より効率的な運動方法を考え行動していく。
さらに、チーム編成を行い、各チーム毎に打撃、守備、走塁等の基本技術を磨き戦術を考
え、効果的な運動処方を導き出しながら、毎回「ゲーム」を中心とした授業を展開していく。 (6)質問,相談への対応
また、本授業は男女共同参画に関する内容を含んでいる。
(1) 日時: 前期木曜日第3時限
(2) 場所: 古澤研究室(経済学部研究棟3F)
内線:3480
(3)授業計画
外線:0263−37−2933
1 抽選前ガイダンス〔第1体育館〕
メール: [email protected]
2 キャッチ・ボールとゲーム・ライク (3) その他: 他の時間帯でも対応可能、お気軽に。
3
ウインドミル投法と 〃 4
トス・バッテイングと 〃 5
ハーフ・バッテイングと 〃 6
フリー・バッテイングと 〃
7 〃
と
〃
8
シート・バッテイングと
〃
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
9
ゲーム練習:リーグ戦1( ルールとマナーの習得 )
◎自己認識・自己啓発マインド チームの中での役割認識や表現力
10
〃 :リーグ戦2(積極的な攻撃法の習得)
11
〃 :リーグ戦3(基本的な防御法の習得)
12
〃 :リーグ戦4(戦略的な攻撃法の習得)
◎多様な文化受容マインド スポーツに対する欧米諸国の考え方の受入れ
13
〃 :リーグ戦5(チーム内での役割確認)
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
14
〃 :リーグ戦6(真剣勝負)
グループ・ワークの中の対話や牽引性
,リーダーシップ
15
テスト(プレッシャーへの挑戦)
◎問題発見・解決能力
(4)成績評価の方法
積 極 点 50点満点(毎回の出席毎に評価)
コミュニケーション点 20点満点(仲間との会話を評価)
レベル・アップ点 15点(打撃力、投球力)
時間割コード
自分やチーム・メートに対してテーマの発見や解決法の模索
【教科書】
特になし
【参考書】
実戦ソフトボール 吉村正他 大修館書店 1,300円
04208
スポーツ実践演習
授業題目 ゴルフ
授
業 英文授業名 Golf
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室
担当教員
曜日・時限 集中・不定
授業形態
杉本 光公
速水 達也
対象学生 全
演習
備考
場所:第2体育館,ゴルフゲージ,松本中央ゴルフ場,松本カントリークラブ
(1)授業のねらい
ゴルフを学ぶことによって,社会人として身につけておかなければなら
ないルールやマナーについて学習するとともに,実際にコースを回るこ
とによって自己を見つめ,生涯スポーツへの導入を目指す.
13 1ラウンド(午前)(松本カントリークラブ)
14 1ラウンド(午後)(松本カントリークラブ)
15 まとめ
(2)授業の概要
ゴルフのスイング,道具の選び方を学ぶ.またコースに出ることによっ
て,実際のプレーを体験し,将来社会人の持つべき教養の一つとしての
ゴルフを身につける.また,グループでゴルフの練習方法などのディス
カッションを通して深くゴルフを理解するとともに,ゴルフ場でのマナ
ーを学び,生涯にわたってゴルフを楽しむ素養を養う.
大学でスイングの基礎を習得した後,ゴルフ練習場(松本中央ゴルフ場
)で,練習を行い,その後,松本カントリークラブで,ハーフラウンド
と1ラウンドの実習を行う,経費は実費として,2万円かかります.
(4)成績評価の方法
出席(60%),および取り組み(40%)により評価する.
(3)授業計画
初日 第2体育館,ゴルフケージ
1. オリエンテーション(第2体育館)
2. スイングの基礎1(スタンス,グリップ)
3. スイングの基礎2(コックからフルスイング)
4. フルスイングの基礎1(第2体育館)
(6)質問,相談への対応
e-mailにて対応
[email protected]
2日目
5.フルスイングの基礎2(7番アイアン)
6. フルスイング(ドライバー)
7, ゴルフ練習場で練習(松本中央ゴルフ)
3日目(松本カントリークラブ)
8. アプローチ
9. パター
10. ルールとマナー
11 コースの攻め方
12. ハーフラウンド
4日目
(5)履修上の注意
集中授業で行うので,指定日に参加できるものが登録すること,
実施日は,ガイダンスを行うとともに掲示する予定.
4月13日のお昼休みにガイダンスを行うので,受講希望者は12時2
0分に第1体育館に集まること.
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
ゴルフは自分との戦いである
インド
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
一緒にコースを回るときのマナーを通して
【教科書】
なし
【参考書】
安藤秀著 筑波大学で生まれた全く新しいゴルフ理論
教養159
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
04209
コンディショニングバレエ
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 Conditioning Ballet
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育第1体育館
担当教員
曜日・時限 金曜・2時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
バレエダンサーの均整のとれた身体、美しい姿勢はどのようなトレーニ
ングによりつくられているかを学ぶことのより、自身の身体への認識を
高め、日常姿勢の癖を矯正するためのトレーニング方法を見出すことを
目的とします。またクラシックバレエとは身体の芸術といわれ、身体を
使って表現し踊ります。バレエ動作と自己表現のつながりについても体
感し学んでいきます。
(2)授業の概要
バレエストレッチ、トレーニングを実践し、自身の筋肉、関節の左右の
バランスを確認し問題を解決するためのトレーニング方法を学ぶ。
また、グループに分かれて各々のトレーニング方法についてディスカッ
ションを行う。
(3)授業計画
1、 コンディショニングバレエとは
2、 バレエダンサーと一般人の基本姿勢のちがい
3、 基本ストレッチ・トレーニング(自身の身体チェック)
4、 基本ストレッチ・トレーニング(呼吸について)
5、 基本ストレッチ・トレーニング(筋肉と骨の関係)
6、 基本ストレッチ・トレーニング(関節の構造)
7、 ピラティス・体幹トレーニング
8、 音楽に合わせたストレッチ・トレーニング
9、 日常動作とバレエ動作のちがい
10、バレエの基本の動きとは
11、身体の軸、動きの発生について
12、身体を使った表現とは(動く、踊るのちがい)
13、自身の身体バランスチェックとトレーニング方法
14、グループごとにトレー二ング方法のまとめ
15、グループごとにトレーニング方法の発表
16、テスト
対象学生 全
備考
(5)履修上の注意
クラシックバレエのストレッチ、トレーニングは、間違った使い方をす
ると関節を痛めたりします。疑問に感じたことは、その場で質問するよ
うにして下さい。
また、関節など身体を大きく動かすため、ストレッチ素材などの動きや
すい服装で行う事。
クラシックバレエの動作を学び、日常姿勢との違いや自身の日常姿勢の
癖などを見つけレポートできるようにして下さい。
(6)質問,相談への対応
メールで対応します。(初回授業時にアドレスを伝えます)
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎専門知識と応用力 専門学問分野における知識、技能を備え、それらを応用する。
◎問題発見・解決能力 その授業で学んだ自己実現の方法についてレポートを課す。
【教科書】
なし
【参考書】
必要に応じてプリントを配布します。
(4)成績評価の方法
実技(40%)・レポート(60%)により評価します。
時間割コード
宮内 ひとみ
04210
スポーツ実践演習
授業題目 二天一流
授
業 英文授業名 Sport practice drill(Niten Ichiryu)
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・4時限
目
講義室 共通教育第2体育館
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
二天一流とは二刀流のことであり,宮本武蔵を始祖とする剣道の流派で
ある。本授業では,武道史上特異な二天一流,つまり二刀流の競技性の
面白さ,楽しさを体験するとともに,チームメイトとのコミュニケーシ
ョンを深めながら身体を通した自己表現,問題解決の方法等を学び,運
動・体力・健康についての実践的理解を深め,運動の生活化と生涯学習
への導入を図ることをねらいとする。また,武道の礼法・作法を学習す
る中で日本の伝統的運動文化の価値や国際化についても考える。
担当教員
折口 築
対象学生 全
授業への取り組み方と理解度(5割),技術的習熟度(5割)の比率で
総合評価する。
(5)履修上の注意
※受講者の決定はパソコンによる抽選で行うため,受講希望者は必ずガ
イダンスに出席し,授業内容を把握したうえでエントリーすること。
抽選日程は以下の通り。
エントリー 4月9日(月)∼12日(金)
抽選日 4月16日(月)
(2)授業の概要
1)剣道経験の有無,男女の別は問わない。
チーム編成を行い,二刀および一刀の基本動作,対人的技能を学習する。 2)用具(防具,剣道衣,袴,手拭い,竹刀,木刀)は
後半にはチーム毎に技術を練磨するとともに戦術,戦略をたて,コミュ 大学で準備するが,各自で用意しても良い。
ニケーションを深めながらチーム力向上という目標達成のために協力し 3)安全上,木刀や模擬刀,竹刀の取り扱いに注意すること。
,その成果を互角稽古やチーム対抗の試合で競い合う。また,ビデオ学 4)実施場所は第二体育館。
習も取り入れ,剣道や武道の国際化についても学習する。
5)遅刻は授業開始後30分以内,遅刻3回で欠席1回となるので注意
すること。
(3)授業計画
第1回 ガイダンス(第2体育館)
(6)質問,相談への対応
・着替えずに集合
随時対応する。研究室は、全学教育機構南棟4階にある。
・ビデオ学習
Tel&Fax 0263-37-2936
第2回 基本動作(木刀,竹刀使用)
E-mail [email protected]
・チーム編成
・剣道衣,袴,手拭いの貸し出し
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
・剣道衣・袴着用
第3回 仕掛技,打ち込み
◎問題発見・解決能力 自己の身体の在り方を見直すことにより
胴,垂着用
第4回∼第5回 仕掛技,打ち込み,互角稽古(ビデオ撮り) ◎コミュニケーション能力
パートナーおよびチームメイトとの協力により
,チームワーク力,リーダーシップ
面着用 第6回∼第7回 応じ技,打ち込み,互角稽古
◎人類知の継承と未来創
武道の学習を通して
第8回∼第9回 隙の見つけ方,作り方,互角稽古
造マインド
第10回∼第11回 得意技つくり,互角稽古(ビデオ撮り)
【教科書】
第12回∼第14回 試合,審判法
指定しない
第15回 まとめ
【参考書】
剣道指導の手引(二刀流) 全日本剣道連盟編 全日本剣道連盟 (4)成績評価の方法
1,000円
教養160
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
04211
バドミントン1
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 Badminton1
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育第1体育館
担当教員
百瀬 健司
曜日・時限 金曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
1.バドミントンの特性を理解し、グループ活動の実践を通して技能・
戦術等の個人的資質やチーム力を向上させ、自己実現を図る。
2.生涯スポーツのリーダーとして、具体的実践方法の習得を目指す。
対象学生 全
備考
適宜メールで。[email protected]
(2)授業の概要
1.バドミントン競技の技能・戦術と、その応用力を学習する。
2.バドミントン競技のルール・スコアリングを学習する。
3.グループ毎の練習計画に従い、チーム力を向上させる。
(3)授業計画
1週 抽選前ガイダンス(授業は2週∼16週)
2週・3週 基本技能学習。簡易ゲーム。
4週・5週 シングルスゲームPartⅠ。
6週・7週 シングルスゲームPartⅡ。
8週・9週・10週 グループ学習(個人技能学習)。
11週・12週 グループ学習(ペアワーク学習)。
13週 グループ対抗戦(練習試合)
14週・15週 グループ対抗戦
16週 グループ対抗戦。総括。
(4)成績評価の方法
1.計100点(59点以下は不可)
2.出席45点(各3点×15回)
3.技能履修状況25点
4.グループ課題履修状況30点(勝点評価と得点評価)
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(5)履修上の注意
1.授業は、グループ学習を多く取り入れます。
8人のグループ毎に課題を設定し、グループ対抗戦で
成果を上げる努力をする。
2.運動着・室内用運動靴は、各自必ず用意する。
用具は大学で用意。場所は第1体育館。。
◎問題発見・解決能力 グループ毎に課題設定し、その解決力を習得する。
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
【教科書】
なし。
【参考書】
なし。
(6)質問,相談への対応
時間割コード
グループワークによりコミュニケーション力等を習得する。
04212
スポーツ実践演習
授業題目 バドミントン2
授
業 英文授業名 Badminton2
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育第1体育館
担当教員
百瀬 健司
曜日・時限 金曜・4時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
1.バドミントンの特性を理解し、グループ活動の実践を通して技能・
戦術等の個人的資質やチーム力を向上させ、自己実現を図る。
2.生涯スポーツのリーダーとして、具体的実践方法の習得を目指す。
対象学生 全
備考
適宜メールで。[email protected]
(2)授業の概要
1.バドミントン競技の技能・戦術と、その応用力を学習する。
2.バドミントン競技のルール・スコアリングを学習する。
3.グループ毎の練習計画に従い、チーム力を向上させる。
(3)授業計画
1週 抽選前ガイダンス(授業は2週∼16週)
2週・3週 基本技能学習。簡易ゲーム。
4週・5週 シングルスゲームPartⅠ。
6週・7週 シングルスゲームPartⅡ。
8週・9週・10週 グループ学習(個人技能学習)。
11週・12週 グループ学習(ペアワーク学習)。
13週 グループ対抗戦(練習試合)
14週・15週 グループ対抗戦
16週 グループ対抗戦。総括。
(4)成績評価の方法
1.計100点(59点以下は不可)
2.出席45点(各3点×15回)
3.技能履修状況25点
4.グループ課題履修状況30点(勝点評価と得点評価)
(5)履修上の注意
1.授業は、グループ学習を多く取り入れます。
8人のグループ毎に課題を設定し、グループ対抗戦で
成果を上げる努力をする。
2.運動着・室内用運動靴は、各自必ず用意する。
用具は大学で用意。場所は第1体育館。。
(6)質問,相談への対応
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎問題発見・解決能力 グループ毎に課題設定し、その解決力を習得する。
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループワークによりコミュニケーション力等を習得する。
【教科書】
なし。
【参考書】
なし。
教養161
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
04213
サッカー1
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 Soccer
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 グランド_松本第1運動場
担当教員
石田 義雄
曜日・時限 木曜・3時限
授業形態
演習
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
「サッカー」は主として足でボールを操作するため技能の習得の難し
さがあり、それが競技の特性でもある。本講座は、サッカーの基本技術
や基本戦術の習得を土台にして、楽しく取り組みながら、ミニゲームを
展開していく。基本的には見方や敵の動きに応じて適切な状況判断がで
きるようにし、周囲とのコミュニケーションを図り、互いに協力してカ
バーしあい、全員でゲームを楽しむことをめざす。
(2)授業の概要
基本技術(ボールコントロール、キック、ヘディングなど)の修得や
基本戦術の理解をしながら、並行してミニゲームを行う。グループ毎に
ミニゲームの問題点を挙げ、その解決方法を考える。チームを作り、ポ
ジションの役割を理解し、学生が主体的にフォーメーションを決めて、
11対11のゲームを楽しむ。
(3)授業計画
1週 ガイダンス 体育館
2週∼5週 基本技術練習、ミニゲーム
6週∼7週 攻撃の技術と戦術、守備の技術と戦術
8週∼9週 ゴールキーピング、セットプレー
10週∼15週 ルール理解、審判法とゲーム
(4)成績評価の方法
授業の出席状況(50%)と技能習得状況(50%)を総合して評価
する。
(5)履修上の注意
・受講者のサッカー競技経験の有無は問わない。
・用具は大学で用意する。運動着、運動靴は各自で用意する。
・用具の準備、片付けの協力
・場所はグラウンド(第一運動場)*雨天時の場合は体育館
チームでの活動を通して
◎問題発見・解決能力 技術練習やゲームを通して
【教科書】
特になし
(6)質問,相談への対応
講義のある曜日
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
【参考書】
サッカーのルールと審判法 大修館書店 1,575円
04214
スポーツ実践演習
授業題目 日本剣道形
授
業 英文授業名 Sport practice drill (Nihon Kendo Kata)
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 金曜・3時限
目
講義室 共通教育第2体育館
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
日本文化の特徴の一つは型(形)であるといわれる。日本の伝統的運動文化であ
る武道にはすべて型(形)があり,剣道も同様である。剣道の用具は,歴史的に
みると刀から始まり,木刀,竹刀へと変化してきた。現在では,剣道というと一
般的には竹刀を使った剣道を指すが,本授業では木刀および刀(模擬刀)を使用
し,竹刀剣道とは一味違った形剣道の面白さ,楽しさをチームメイトと協力しな
がら体験する中で,身体を通した自己表現,問題解決の方法を学び,併せて運動
・体力・健康についての実践的理解を深め,運動の生活化および生涯学習への導
入を図ることをねらいとする。また,武道の礼法・作法を学ぶ中で日本の伝統的
運動文化の価値や武道の国際化についても理解を深める。
(2)授業の概要
チーム編成を行い,チーム毎に木刀,模擬刀を使って日本剣道形(太刀の形七本
,小太刀の形三本)を習得する。パートナーおよびチーム内でのコミュニケーシ
ョンを深めながら日本剣道形の質の向上を目指して協力し,その成果を演武会で
披露する。また,形(型)という日本の伝統的学習法の意味を考えながら,武道
で重視されている考え方を学ぶとともにビデオ学習も取り入れ,剣道の国際化に
ついても学習する。
(3)授業計画
第1回 ガイダンス:第2体育館
・着替えずに集合
第2回 基礎学習
・班編成,袴・剣道衣の貸出,着装
第3回 太刀の形一本目(打太刀−左上段の構え,仕太刀ー右上段の構え)
第4回 太刀の形二本目(打太刀−中段の構え,仕太刀ー中段の構え)
第5回 太刀の形三本目(打太刀−下段の構え,仕太刀ー下段の構え)
第6回 太刀の形四本目(打太刀−八双の構え,仕太刀ー脇構え)
第7回 太刀の形五本目(打太刀−左上段の構え,仕太刀ー中段の構え)
第8回 第1回中間発表
第9回 太刀の形六本目(打太刀−中段の構え,仕太刀ー下段の構え)
第10回 太刀の形七本目(打太刀−中段の構え,仕太刀ー中段の構え)
第11回 第2回中間発表
第12回 小太刀の形一本目(打太刀−左上段の構え,仕太刀ー中段半身の構え)
第13回 小太刀の形二本目(打太刀−下段の構え,仕太刀ー中段半身の構え)
第14回 小太刀の形三本目(打太刀−中段の構え,仕太刀ー下段半身の構え)
第15回 演武
担当教員
折口 築
対象学生 全
(4)成績評価の方法
授業への取り組み方と理解度(5割),技術的習熟度(5割)の比率で総合評価
する。
(5)履修上の注意
※受講者の決定はパソコンによる抽選で行うため,受講希望者は必ずガイダンス
に出席し,授業内容を把握したうえでエントリーすること。
抽選日程は以下の通り。
エントリー 4月9日(月)∼13日(金)
抽選日 4月16日(月) 1)経験の有無,男女の別は問わない。
2)剣道衣,袴,木刀などは大学で準備するが,各自で用意してもかまわない。
3)安全上,木刀や模擬刀の取り扱いに注意すること。
4)実施場所は,第2体育館
5)遅刻は授業開始後30分以内,遅刻3回で欠席1回となるので注意すること。
(6)質問,相談への対応
随時対応する。研究室は,全学教育機構南棟4Fにある。
Tel&Fax 0263-37-2936
E-mail [email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎問題発見・解決能力 自分の身体を見直すことにより
◎人類知の継承と未来創造
日本の伝統的学習方式である形(型)の学習を通して
マインド
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
パートナーおよびチームメイトとの協力により
【教科書】
指定しない
【参考書】
日本剣道形解説書 全日本剣道連盟編 全日本剣道連盟 200円
教養162
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
04215
時間割コード
授業題目
弓道
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 kyudo
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 第2弓道場
担当教員
曜日・時限 木曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
日本古来の武道として、又現代社会における生涯スポーツとしての弓
道の基礎を体験することによって、文化としての弓道ならびに身体と精
神の相互作用を学ぶ。
又的に矢が中った喜びを通して、単純な動作の中に限りない創意工夫
があること、他者とのかかわりの中で己を知り高めていく手立てを学ぶ。
(2)授業の概要
全日本弓道連盟制定の射法を基本に、射術及び競技方法やルール、弓
具の扱い方を習得する。
(3)授業計画
1) ガイダンス(受講に当たっての留意点、体験、日程説明等)
2) 近距離からの発射練習(素手、軍手使用)足踏み胴造りを覚える
3) 近距離からの発射練習 同上 弓構えを覚える
4) 近距離からの発射練習(手の内、ゆがけの使い方)打ち起こし、
大三、引き分けを覚える
5) 同上
6) 距離を伸ばしながら道具の扱いに慣れる 離れ、残身、弓倒しを
覚える
7) 同上 射道八節全体の流れを
覚える
8) 同上
9) 正規の距離からの発射練習
10) 同上 射場での動きを学ぶ
11) 同上 12) 同上
13) 団体(立ち)での射法を学ぶ
14) 同上
15) 仕上げ(射会)
(進捗状況等により変動の可能性あり)
(4)成績評価の方法
時間割コード
征矢 憲
対象学生 全
備考
3分の2以上の出席(40%)、技能の習得(30%)、授業態度(3
0%)による総合評価。
(5)履修上の注意
原則として未経験者対象。
前面にボタン、紐、ポケットなど弦が引っかかるものがなく運動しや
すい服装(スカート、素足不可)。
軍手(同様のものでも可)持参。
弓は飛び道具であり、扱いを間違えると危険を伴うので、安全には十
分配慮すること。
遅刻は授業開始30分以内、遅刻3回で欠席1回とみなす。
(6)質問,相談への対応
メールにて対応する。アドレスはガイダンス時に伝える。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
弓道を学ぶことによって,新しい自己を発見する
インド
◎問題発見・解決能力
的に中てるためにはいかにすべきか、自分で又グループで考
え実践する。
【教科書】
なし
【参考書】
弓道教本 第1巻 全日本弓道連盟 編 1220円
04216
スポーツ実践演習
授業題目 コオーディネーションエクササイズ
授
業 英文授業名 Coordination Exercise
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 木曜・1時限
目
講義室 共通教育第1体育館
授業形態
演習
備考
担当教員
速水 達也
対象学生 全
(1)授業のねらい
コオーディネーションの概念は,「感覚と運動の協調」です。近年,低下し続
けていた国民の体力水準は,「下げ止まり」の状態になったと言われており,今
後どのような方法で体力水準を高め,健康で活力ある生活を実現できるかが課題
となっています。その中で,筋力や持久力等の基礎体力以外に,自分がどのよう
に意識して体を動かしているか,または,運動中の体の状態がどのようになって
いるかを知ることが重要であることがいわれています。本授業では,四肢の協調
や,思考と行動の連動に注意を向けた運動ができるようになることを目的として
,身体の動かし方に対する「気付き」と総合的な体力向上の獲得を目指します。
ジャンプ系,敏捷系
第12回 オリジナルエクササイズの発表と実践(1)
グループ1担当
第13回 オリジナルエクササイズの発表と実践(2)
グループ2担当
第14回 オリジナルエクササイズの発表と実践(3)
グループ3担当
第15回 オリジナルエクササイズの発表と実践(4)
グループ4担当
(2)授業の概要
前半は,種々の用具を用い,簡単に実践できるエクササイズから少し専門的な
エクササイズを行います。例えば,バランスマットを使用したバランスエクササ
イズや,ジャンプ系と敏捷系を組み合わせた複合エクササイズを行います。後半
は,子どもの頃から慣れ親しんできた遊びの中からピックアップしたものをアレ
ンジし,授業のねらいを達成するための「オリジナルエクササイズ」を考案しま
す。オリジナルエクササイズの考案と実践はグループ単位で行います。
(4)成績評価の方法
出席(50%),授業への取り組み(25%),オリジナルエクササイズの内容(
25%)によって評価します。
(3)授業計画
第 1回 オリエンテーション
第 2回 コオーディネーションの概念理解と既存の簡易エクササイズの実践(1)
バランスエクササイズ
第 3回 コオーディネーションの概念理解と既存の簡易エクササイズの実践(2)
考えながら走る(歩く)
第 4回 コオーディネーションの概念理解と既存の簡易エクササイズの実践(3)
選択反応エクササイズ
第 5回 コオーディネーションの概念理解と既存の簡易エクササイズの実践(4)
筋力系エクササイズ1
第 6回 コオーディネーションの概念理解と既存の簡易エクササイズの実践(5)
筋力系エクササイズ2
第 7回 コオーディネーションの概念理解と既存の簡易エクササイズの実践(6)
複合エクササイズ(ジャンプ系,敏捷系)
第 8回 コオーディネーションの概念理解と既存の簡易エクササイズの実践(7)
複合エクササイズ(バランス系,筋力系)
第 9回 専門的エクササイズにおける用具の紹介と実践(1)
バランス系
第10回 専門的エクササイズにおける用具の紹介と実践(2)
筋力系
第11回 専門的エクササイズにおける用具の紹介と実践(3)
(5)履修上の注意
場所は第一体育館とします。運動に適した服装および内履きを準備してください。
(6)質問,相談への対応
アフィスアワー:火曜日の13時から14時
メイル対応:[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マイ グループ内,グループ間で他者との関わりを通して,自己認識,自己
ンド
実現を行います。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
グループでの活動を通して獲得します。
【教科書】
【参考書】
教養163
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
04217
時間割コード
授業題目
トレッキング1
担当教員
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 Sport practice drill(Trekking 1)
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 集中・不定
目
講義室
授業形態
演習
(1)授業のねらい
現代は,車社会のため長時間歩くことが少なくなり,運動不足に陥りやす
い環境にあるといえる。本授業では,「信州の自然体感」をテーマに,トレ
ッキングを通して自己の身体を再確認し,歩行運動の重要性の認識と生涯学
習への導入を図るとともに,信州の自然環境を体感することにより環境問題
についての理解を深めることをねらいとする。グループ活動を導入し,コミ
ュニケーション能力の向上も目指す。
(2)授業の概要
松本周辺の自然に恵まれた地域を訪れ,約8Kmから10Kmのトレッキン
グを行い,信州の豊かな自然を体感する。幾つかのグループを編成し,歩行
のペース,休憩の取り方等について各グループで検討し実践するとともに,
環境問題についても考える。また,歩数計を利用して運動量を計測すること
で自己の身体の状況を確認する。更に,宿泊を伴うので生活マナーについて
も学習する。
(3)授業計画
1)ガイダンスおよび経費徴収について
4月11日(水)ガイダンス
時間:12時15分より12時50分まで
場所:28番教室
5月9日(水)経費徴収(2万円)
時間:12時15分より12時50分まで
場所:28番教室
2)トレッキング日程
8月26日(日)安曇野トレ(柏矢町∼穂高駅)
電車(JR利用)
8月27日(月)白馬八方尾根トレ(八方池 標高 2,060m)
マイクロバス利用,スキージャンプ競技場見学
8月28日(火)上高地トレ(河童橋 標高 1,500m)
マイクロバス利用
8月29日(水)乗鞍高原トレ(剣ケ峰 標高 3,026m)
マイクロバス利用(畳平∼剣ケ峰 徒歩約1時間)
(4)成績評価の方法
時間割コード
対象学生 全
備考
授業への取り組み方と理解度(7割),レポート(3割)の比率で総合評価
する。
(5)履修上の注意
※受講者の決定はパソコンによる抽選で行うので、受講希望者は必ず
ガイダンスに出席し、授業内容を把握したうえでエントリーすること。
抽選日程は以下の通り。
エントリー 4月9日(月)∼13日(金)
抽選日 4月16日(月) 1)定員22名
2)3泊4日で実施する。
3)5月9日(水)に経費を徴収する。
経費:20,000円(宿泊費、保険料他)
4)詳しい日程その他についてはガイダンス時に連絡する。
5)基本的に雨天決行。
6)もし、当初の日程で実施できない場合の対応についてはガイダ
ンス時に説明する。
(6)質問,相談への対応
随時対応する。研究室は全学教育機構南棟4階にある。
Tel&Fax 0263-37-2936
E-mail [email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マイ
新しい体験にチャレンジすることにより
ンド
◎地域環境に関する理解 信州の自然の中での活動を通して
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
グループでの活動を通して
,リーダーシップ
【教科書】
指定しない
【参考書】
初めての山歩き 伊藤幸司著 主婦と生活社 1,200円
山に学ぶ 山と生きる 信州大学山岳科学総合研究所編 信濃毎日新聞社 1,900円 04219
スポーツ実践演習
授業題目 トレッキング3
授
業 英文授業名 Trekking Ⅲ
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室
担当教員
曜日・時限 集中・不定
授業形態
(2)授業の概要
①トレッキングでの歩くという歩行運動は,人間の最も基本的な運動と
考えられており,脳の活性化にも大きく貢献していることが明らかにな
っている。また,歩行を含む運動・スポーツは,コミュニティー及びコ
ミュニケーションと密接に関わっていることも解ってきている。歩行運
動やコミュニケーションが健康を保つためにいかに重要であるかについ
て近年のデータを示し, トレッキングやコミュニケーションの重要性を
実際に実体験しながら理解を深めていく。
(3)授業計画
①5月19日,土曜日9時集合,62番教室にてガイダンス,班分け,
講義:「トレッキングと健康」及び「歩行運動の重要性」16時10分
終了予定。
①5月26日,土曜日午前9時集合,12番教室にてアイスブレークを
目的としたレクリエーション後,アルプス公園までトレッキング,終了
は16時10分の予定
②6月16日(土)白樺高原にてトレッキング 6月17日(日)白樺高原にてトレッキング
寺沢 宏次
友川 幸
対象学生 全
演習
(1)授業のねらい
トレッキングとは, 山頂にこだわらず山の中を歩くことである。この
歩くことこそ, 生涯にわたって気軽にできる運動として現在注目されて
いる。生涯を通して, 生活の中に運動を取り入れていくことは近年, 世
界的にも重要視されている。そこで本授業の目的は, 自然を満喫しなが
ら, 高原をトレッキングし, 歩く楽しさを学び, 歩くという運動を生涯
の生活の中に取り入れ, 自分自身のこれからの健康教育に結び付けてい
くことである。
(4)成績評価の方法
折口 築
備考
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。
授業態度(3割)
テキスト課題(4割)
レポート(3割)
(5)履修上の注意
集中授業のため,履修学生は全ての授業日程に出席できる者に限る。
参加費 15,000 円は5月19日に必ず持参すること。(宿泊費,交通費
,テキスト,歩数計を含む)
(6)質問,相談への対応
教育学部スポーツ科学教育講座 寺沢まで
電話内線:831-4213
メール:[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
社会の平和的・継続的発展のために行動できる。
インド
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
みずからを他者とや社会とのかかわりの中で捉える。
◎人類知の継承と未来創
人類の知を継承し、創造的に考えられる。
造マインド
【教科書】
教科書はこちらで用意します。
【参考書】
なし
教養164
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
04220
時間割コード
授業題目
サバイバル活動
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 Survival activity
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室
担当教員
古屋 顯一
曜日・時限 集中・不定
授業形態
対象学生 全
演習
(1)授業のねらい
本実践演習は、海浜での主に『食』に関するサバイバル活動をとおして、野外活動
に必要な知識、技術、またその考え方を実践的に学び、生涯スポーツへの導入を図
ることをねらいとしています。また、活動の計画立案・実施に至るまでグループワ
ークをとおして行うため、コミュニケーション能力・チームワーク力・リーダーシ
ップ力・フォロアーシップ力を養うことができます。
(2)授業の概要
①本実践演習は、グループワークを中心に授業をすすめていきます。
②夏期休業期間中の8月6日∼10日(4泊5日)に新潟県佐渡市赤泊で実施します。
③番小屋(漁師が寝泊りした家屋)またはテントに宿泊します。
④スキンダイビングならびに釣りなどの基礎的技術・知識を習得し、狩猟・採取活
動を 行います。そして食料(タンパク質)はすべて海から調達します。
⑤実習期間中は、緊急時以外の携帯電話の使用を一切禁止しています。
(3)授業計画
★下記の日時で、授業内容についての履修前(抽選前)ガイダンスを3回行います。
シ ラバスを読んで興味をもった学生諸君は、都合の良い日時に出席してください。
尚、 お昼休み中のガイダンスのため、昼食をとりながらで構いません。
<第1回>日時:4月 9日(月)12:20∼12:50 場所:12番教室(全学教育機構
)
<第2回>日時:4月10日(火)12:20∼12:50 場所:12番教室(全学教育機構
)
<第3回>日時:4月12日(木)12:20∼12:50 場所:12番教室(全学教育機構
)
備考
①受講希望者はコンピューターによる抽選(4月13日23:59締切)に応募すること。
②受講決定者は、下記の要領で経費を納入すること。経費納入のない場合は受講放
棄とみなす。
経費(自己負担):35,000円(宿泊、食事、保険、雑費など)
経費納入日時 :5月31日(木)10:00∼16:20
経費納入場所 :古屋研究室(経済学部棟3F)
③事前研修:7月3日(火)12:20∼古屋研究室にて事前研修を行う。
④定員:10名
⑤その他:●何らかの事情で、期日に所定の手続きができない場合や研
修に出席できない場合には、必ず事前に申し出ること。
●天候などの変化により当初の日程で実施できない場合、そ
の対応についてはガイダンス時に説明する
⑥担当教員自己紹介
こんにちは、経済学部の古屋です。経済学部に所属していますが、野外教育を専
門と しています。具体的には、キャンプ、登山、山菜取り、きのこ採り、釣、
カヤック、ヨット、 ボードセイリング、スキンダイビング、スクーバダイビング、サイクリング、パラグライダー、
ゲレンデスキー、クロスカ ントリースキー、テレマークスキー、スノーボードなど、ありとあらゆるアウトドア活動を
たしなみます。ひげ を生やし見た目はゴッツイですが、決して怖くはありません。
アウトドアに興味を持った 学生諸君は、まずはガイダンスに参加してみてください。
(6)質問,相談への対応
原則として火曜2時限目をオフィスアワーとするが、対応できるときは他の時間帯
でも可。学生諸君は遠慮なく研究室に来てください。研究室は経済学部棟の3階で
す。
★事前研修:7月3日(火)12:20∼ 古屋研究室(経済学部棟3F)
★集中実習:8月6日(月)∼10日(金) 4泊5日
<1日目>スキンダイビングの基礎練習
<2日目>狩猟・採取活動に必要な知識・技術の習得サバイバル活動の実際
<3日目>サバイバル活動の実際
<4日目>サバイバル活動の実際
<5日目>片付けとまとめ
(4)成績評価の方法
取組20%、理解度20%、習熟度20%、出席40%で評価します。
グループワークによる
◎社会的行動マインド
団体生活による
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
グループワークによる
◎問題発見・解決能力
自然活動体験による
【教科書】
特になし
【参考書】
特になし
(5)履修上の注意
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マイン
ド
04221
スポーツ実践演習
授業題目 スクーバダイビング
授
業 英文授業名 Scuba diving
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室
担当教員
古屋 顯一
曜日・時限 集中・不定
授業形態
対象学生 全
演習
備考
(1)授業のねらい
本実践演習では、海洋スポーツの一つであるスクーバダイビングに必要な基礎的知識、
技術、ルール・マナー、またその考え方について学び、生涯スポーツへの導入を図るこ
とをねらいとしています。また、全てのプログラムはグループワークをとおして行うた
め、コミュニケーション能力・チームワーク力・リーダーシップ力・フォロアーシップ
力を養うことができます。
③事前研修:7月5日(木)12:20∼古屋研究室にて事前研修を行う。
④授業の単位認定とは関係なく学科・実技テストに合格した者でかつ希望者にはCカー
ドを発行することができる
⑤定員:20名
⑥その他:●何らかの事情で、期日に所定の手続きができない場合や研修に出席できな
い場合には、必ず事前に申し出ること。
●天候などの変化により当初の日程で実施できない場合、その対応について
(2)授業の概要
はガイダンス時に説明する
本実践演習は、グループに分かれてディスカッションしながら学習をすすめていきます。 ⑦担当教員自己紹介
3泊4日の集中形式で西伊豆大瀬崎にて実施します。そして実習では、主にスクーバダ
こんにちは、経済学部の古屋です。経済学部に所属していますが、野外教育を専門と
イビングにおけるいわゆるCカード(オープンウオーターダイバー認定証)取得に必要な学科講習
しています。具体的には、キャンプ、登山、山菜取り、きのこ採り、釣、カヤック、
と実技講習を行います。希望者にはライセンスカードを発行します。、
ヨット、 ボードセイリング、スキンダイビング、スクーバダイビング、サイクリング、パラグライダー、ゲレンデスキー、
クロスカ ントリースキー、テレマークスキー、スノーボードなど、ありとあらゆるアウトドア活動をたしなみます。
(3)授業計画
ひげ を生やし見た目はゴッツイですが、決して怖くはありません。アウトドアに興味を持
★下記の日時で、授業内容についての履修前(抽選前)ガイダンスを3回行います。シ
った 学生諸君は、まずはガイダンスに参加してみてください。
ラバスを読んで興味をもった学生諸君は、都合の良い日時に出席してください。尚、
お昼休み中のガイダンスのため、昼食をとりながらで構いません。
(6)質問,相談への対応
<第1回>日時:4月 9日(月)12:15∼12:45 場所:12番教室(全学教育機構)
原則として火曜2時限目をオフィスアワーとするが、対応できるときは他の時間帯でも
<第2回>日時:4月10日(火)12:15∼12:45 場所:12番教室(全学教育機構)
可。学生諸君は遠慮なく研究室に来てください。研究室は経済学部棟の3階です。
<第3回>日時:4月12日(木)12:15∼12:45 場所:12番教室(全学教育機構)
★事前研修:7月5日(木)12:20∼古屋研究室(経済学部棟3F)にて事前研修を行い
ま す。
★集中実習:8月30日(木)∼9月2日(日) 3泊4日
<1日目>泳力チェック、スキンダイビング練習器材組み立て、学科講習①・②・③
<2日目>スクーバダイビング実技講習①・②、学科講習④・⑤
<3日目>スクーバダイビング実技講習③・④、学科試験
<4日目>実技テスト、まとめ
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(4)成績評価の方法
取組20%、理解度20%、習熟度20%、出席40%で評価します。
(5)履修上の注意
①受講希望者はコンピューターによる抽選(4月13日23:59締切)に応募すること。
②受講決定者は、下記の要領で経費を納入すること。経費納入のない場合は受講放棄と
みなす。
経費(自己負担):85,000円(教材、器材レンタル、ライセンス申請、宿泊、食
事3食付、保険、雑費など)
経費納入日時 :5月31日(木)10:00∼16:20(経費の一部35,000円を納入)
経費納入場所 :古屋研究室(経済学部棟3F)
◎自己認識・自己啓発マインド
ウループワークによる
◎社会的行動マインド
団体生活による
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
グループワークによる
◎問題発見・解決能力
自然活動体験による
【教科書】
事前研修時に配布します。
【参考書】
必要に応じて提示します。
教養165
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
04222
時間割コード
授業題目
マリンスポーツ
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 Marine Sports
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室
担当教員
曜日・時限 集中・不定
授業形態
対象学生 全
演習
(1)授業のねらい
本授業は,信州の自然を生かしたマリンスポーツのうちヨット,カヌー
,ボードセイリングといった種目を体験し,それぞれの種目の特性や,
ルール,マナーおよびその考え方について学び.生涯スポーツへの導入
を図ることを目的としています.
(2)授業の概要
8月に3泊4日の集中授業で,ヨット,カヌー,ボードセイリングの基
礎を学び,協力してマリンスポーツを行うにはどうすればいいかグルー
プワークによってディスカッションを行う.
また,役割分担により各グループでの自己の役割を自覚し,積極的に実
習に取り組むようにする.
場所:高遠湖
なお,ガイダンスを4月12日(木)のお昼休みに,第1体育館で行い
ます.
12時25分に第1体育館に集まってください.
(3)授業計画
1日目
午前 ロープワーク
午後 ヨット実習
2日目
午前 カヌー基礎
午後 カヌー応用
夜 グループワーク
備考
(4)成績評価の方法
出席状況(60%),授業への取り組み(40%)により評価する
(5)履修上の注意
受講希望者は,事前にエントリーを行ってください.
経費は自己負担で,保険料込みで4万5千円です.
なお,どのような泳ぎ方でもかまわないが,25mを自力で泳ぎきれる
もの履修対象者とする.
また,その泳力テストを7月に行うので,掲示に注意すること,
泳力テストに合格しない場合は履修を認めない場合がある,
(6)質問,相談への対応
e-mailにて対応
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ 信州の自然とふれあい,マリンスポーツを行うことによって
インド
自己実現,自己発見を行う
3日目
午前 ボードセーリング基礎
午後 ボードセーリング応用
夜 グループワーク
4日目
午前 選択活動
時間割コード
杉本 光公
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
協力してマリンスポーツを行うことにより
【教科書】
【参考書】
04223
スポーツ実践演習
授業題目 スポーツフィッシング
授
業 英文授業名 Sports Fishing
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室
担当教員
曜日・時限 集中・不定
授業形態
(2)授業の概要
3泊4日の集中授業で行い,渓流つりの実践方法を学ぶとともに,グル
ープにより自然との協調性をどのようにしたら育むことができるかディ
スカッションと発表を行い,環境への意識を高める.
速水 達也
対象学生 全
演習
(1)授業のねらい
授業は,信州の自然を生かした渓流つり(えさ釣り、フライフィッシン
グ)を体験し,自然との関わりの中でどのように自己をコントロールす
るか学ぶとともに、生涯にわたってレジャー活動を楽しむための導入を
図る。また信州の自然に接することによって環境に対する意識を高める
こともあわせて目的とする。
杉本 光公
備考
受講希望者は,事前にエントリーを行ってください.
また4月12日(木)の昼休み(12時25分∼)に、ガイダンスを行うので
第1体育館に集合してください。
経費は自己負担で,4万5千円です.遊漁券(いわゆる釣り券)代は別
途現地で徴収します(最大5千円).
(6)質問,相談への対応
e-mailにて対応
場所:駒ヶ根高原
(3)授業計画
1日目
午前 用具の説明
午後 えさ釣りの基礎
2日目
午前 フライフィッシング1
午後 フライフィッシング2
夜 グループワーク
3日目
午前 グループ活動
午後 ソロ応用
夜 グループワーク
4日目
午前 選択活動
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ 信州の自然とふれあい,釣りを行うことによって自己実現,
インド
自己発見を行う
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループで活動し,協力することによって
◎地域環境に関する理解 実際に川でのつりツアーを通して自然を体感する
(4)成績評価の方法
出席状況(60%),授業への取り組み(40%)により評価する
【教科書】
(5)履修上の注意
【参考書】
教養166
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
04224
バドミントン5
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 Badominton 5
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 共通教育第1体育館
担当教員
曜日・時限 木曜・2時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
生涯スポーツに向けての基礎的教養として、ネット型のスポーツの面白
さを探究する中で、スポーツ活動における認識的・技能的向上を図ってい
くプロセスを学習する。また、そのプロセスの中で集団的なコミュニケー
ションの深まりを実現していく。
認識的・技能的内容としては、バドミントンのダブルスのゲーム理解を通
して、「相手にシャトルをコントロールさせないように攻め、また自コー
トの空間を守る」というこのタイプのゲームの本質的な戦術的課題を解決
することに焦点化させていく。したがって、戦術的気づきと技能(シャト
ルの操作・シャトルを操作していないときの動き)を結び付けていくこと
が学習目標になる。
(2)授業の概要
バドミントンのダブルスのゲームの全体的理解、戦術的気づきによる意思
決定、ゲームの中で要求される技能的内容(シャトル操作・シャトルを操
作していないときの動き)について、ドリルゲームやタスクゲームなどの
練習を通して習得していく。
また、メインゲーム(ダブルスのフル・ゲーム)の中で練習の達成度を
確認したり、新たな課題を発見していくことを繰り返していく。
この授業では、グループを編成し、その中で中心的なペアを組み、共同
的なコミュニケーションをとりながら学習を進めていく。
(3)授業計画
1週: 全体的なオリエンテーション
2週: メインゲームについての理解① ゲームの進め方 3週: メインゲームについての理解② ゲームの戦術的課題
4週: コート前後の空間についての意思決定とクリア技能 5週: コート前後の空間についての意思決定とクリア技能、およびドロ
ップショット
6週: シャトルのコースに応じたショット技能の変化
7週: シャトルのコールに応じたショット技能とシャトルを操作してい
ないときの動き
8週: ペアのポジショニングとシャトルを操作していないときの動き
9週: サービスのポイントとポジショニング
10週: スマッシュへのチャレンジとそのクリア
11週: スマッシュへのチャレンジとその意思決定
時間割コード
岩田 靖
対象学生 全
備考
12週: リーグ戦① グループによる練習と反省
13週: リーグ戦② グループによる練習と反省
14週: リーグ戦③ グループによる練習と反省
15週: リーグ戦④ グループによる練習と反省
(4)成績評価の方法
スポーツの実習的な授業であるため、授業への出席とそこでの積極的活
動、さらに、グループでの共同的な活動の様態を重視する(40%)。
その上で、各ペア・各個人のゲーム・パフォーマンスの向上の観点(
30%)と、最終レポート(30%)によって評価する。
(5)履修上の注意
・スポーツの実習的な学習に相応しい服装および体育館用シューズを準備
しておくこと(なお、シューズは靴底の高いものは避けること)。
・体育館の中は夏場暑くなるので、ペットボトルなど水分補給ができるよ
うにするこ
と。
(6)質問,相談への対応
授業場面以外では、以下のアドレスへメールをお願いします。
[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
仲間との豊かなコミュニケーションの実現を通して高める
インド
◎問題発見・解決能力 戦術的気づきや技能の分析・検討を通して高める
【教科書】
特になし
【参考書】
特になし
04225
スポーツ実践演習
授業題目 バスケットボール
授
業 英文授業名 BASKETBALL
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育第1体育館
担当教員
古澤 栄一
曜日・時限 木曜・2時限
授業形態
演習
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
① もし、君が初心者であっても3回に1回はシュートが入るようになり、自分一人でボールをコン トロー
ルしたり、シュートが打てる位置までボールを運んだりするなど、みずから積極的に行動 する姿勢を習得し
獲得できることを狙いとする。
② バスケットボールに関する知識・技術・ルール・マナー等を身につけ、グループの中でディスカ ッショ
ンしながら問題や課題を発見し、その解決法を探りながら生涯にわたる運動習慣の形成を 図れるように考え
る。
③ グループ・ワークを通してコミュニケーション能力、チームワーク力、リーダーシップを身に付 け、活
力ある健全な社会の形成に貢献できる素養を育むことを狙いとする。
④ 今はやりのストリート・バスケを楽しみ、アメリカン・バスケやヨーロピアン・バスケの知識を 豊富に
しながら、40分間(可能であればNBAの48分間)のゲームをフルにプレーできるよ うチーム・メート
と考えることも狙いとする。 (4)成績評価の方法
積 極 点 50点満点(毎回の出席毎に評価)
コミュニケーション点 20点満点(仲間との会話を評価)
レベル・アップ点 15点満点(シューティング・ゲームなど)
アイデイア点 15点満点(創意工夫)
評価 S : 90. 0点以上
A : 80.0∼89. 9点
B : 70.0∼79.9点
C : 60.0∼69.9点
(2)授業の概要
本実践演習は、グループに分かれディスカッションを通して問題や課題を発見し、その解決法を探りながら学
習していくものである。
まずは、バスケットボールのファンダメンタルを習得しながら個人技術を磨き、本場の「スリー・オン・スリ
ー」なども楽しむ。
そして、チーム編成をし各チームのリーダーを中心に各個人の役割を考え、効果的な人材を模索する。
さらに、チーム力を高めながら「戦術」を考え、駆け引きのある「ゲーム」を楽しみ、運動量の確保と共に経
験知の質を一層高めていくものである。
また、本授業は男女共同参画に関する内容を含んでいる。 (5)履修上の注意
・ コートは全学教育機構第1体育館である。
・ 攻防が中心(毎時間ゲーム・ライク)になるので眼鏡留めをしたり、腕時計を外しケガをさせないように注意、配
慮する。
・ シューズはバスケットボール用のような安定したものが望ましい。
・ 貴重品はできるだけ持ってこないようにする(各自で管理)。
・ 10月4日(木)は第1体育館で「抽選前ガイダンス」を行なう。実践演習は行なわないので着替えずに普
段着で集合すること。
・ 実技は10月18日(木)から第1体育館で行う予定である。
(3)授業計画
1
抽選前ガイダンス(第1体育館)
2 シューテイング・ゲーム (シュート・センスを引き出そう)
3 3on3ストリート・バスケットボール
(ゲーム感覚をつくろう)
4 21(トウエンテイ・ワン)
(1on1の強さをつくろう)
5 4on4ハーフ・コート・バスケットボール
(シュート・タイミングを知ろう)
6 5on5フル・コート・バスケットボール
(速攻に走ろう)
7 リバウンド・ゲーム (空間を支配しよう)
8 リード・ゲーム
(イメージ・トレーニング)
9 パワー・ドリブル・ゲーム
(力強さを身につけよう)
10 3on3ストリート・バスケットボール・ゲーム
(視野を広げよう)
11 ポンプ・フェイク。ゲーム
(自分のタイミングを見つけよう)
12 レベル・アップ・テスト
(プレッシャーへの挑戦)
13 フェード・アウエイ・シュート・ゲーム
(頭脳的プレーの習得)
14 5on5フル・コート・ゲーム (作戦を練ろう)
15 5on5フル・コート・ゲーム
(チャレンジ・ゲーム;可能であればNBAタイム)
(6)質問,相談への対応
(1) 日時: 後期木曜日第3時限
(2) 場所: 古澤研究室(経済学部研究棟3F)
内線:3480
外線:0263−37−2933
メール: [email protected]
(3) その他: 他の時間帯でも対応可能、お気軽に。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マインド
チームの中での役割認識や表現力
◎多様な文化受容マインド
スポーツに対する欧米諸国の考え方の受入れ
◎コミュニケーション能力,チームワーク力,リーダーシップ グループ・ワークの中の対話や牽引性
◎問題発見・解決能力
自分やチーム・メートに対してテーマの発見や解決法の模索
【教科書】
特になし
【参考書】
球技の戦術体系序説 稲垣安二 梓出版社 1,600円
バスケットボールの指導体系 稲垣安二編 梓出版社 円 教養167
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
04226
時間割コード
授業題目
スポーツボウリング
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 Sports Bowling
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育63講義室
担当教員
曜日・時限 木曜・4時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
授業は,ボウリングのルール,マナーおよびその技術について学び.生
涯スポーツへの導入を図ることを目的としています. また,ゲームを
通して,学生のコミュニケーション能力の向上をも図る.
(2)授業の概要
本授業はボウリングを通して,身体を用いた自己表現,自己実現や問題
解決の方法を学ぶことを目的とする. また,ゲームの運営を分担して
行い,リーダーシップ力を養うとともに,グループでのディスカッショ
ンを通して,身体感覚と実際の運動結果との相違について理解を深め,
運動学習の方法の理解を高める.
(3)授業計画
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回 第13回 第14回 第15回 ガイダンス(63番教室)
ボウリング理論 (63番教室)
スイングの基本2
転がすボウリング
スイングの基本3
振り子スイング
スイングの基本4
プッシュアウェイ
グループワーク(投げる意識とボールの動き)
スイングの基本6
4歩助走
ゲーム1 グループワーク(点数と意識の関わり)
アジャスティング
メンタルコンディション
正投必到
運動の学習についてのグループワーク
ゲーム2
ゲーム3
ゲーム4
(4)成績評価の方法
出席(60%),授業への取り組み(40%)により評価する
対象学生 全
備考
場所:アルピコボウル城山
場所,アルピコボウル城山
運動に適した服装
別途施設使用料として5000円必要.
第1回、第2回の授業は教室で行うので,63番講義室に集合すること
(6)質問,相談への対応
メールによる対応
[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
新しい技術を学ぶことによって新たな自分を発見する
インド
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
一緒に考えながらプレーすることによりコミュニケーション
能力を育む
【教科書】
(5)履修上の注意
受講希望者は事前にエントリーしてください。
時間割コード
杉本 光公
【参考書】
04227
スポーツ実践演習
授業題目 球技複合
授
業 英文授業名 Sport practice drill(Volleyball & Badminton)
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 金曜・1時限
目
講義室 共通教育第1体育館
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
バレーボール、バドミントンに関する基本的知識、基礎技術、ルールな
どを学習し、運動・スポーツの生活化及び生涯スポーツへの導入を図る
ことをねらいとする。身体を通した自己表現、問題解決方法を考えなが
ら運動・体力・健康についての実践的理解及びチームメイトとのコミュ
ニケーション能力の向上を目指す。
(2)授業の概要
前半期にバレーボール、後半期にバドミントンを行う。バレーボール、
バドミントンともにチーム(グループ)編成を行い、それぞれの基本技
術や戦術を磨きながらチーム力向上のために何が必要かを考え、その成
果をゲームで競い合う。バレーボールでは、女子だけのソフトバレーボ
ールを取り入れることもある。バドミントンは、ダブルスを基本とし、
各種のペアを組んで実施する。
(3)授業計画
第1週 ガイダンス
第1体育館に着替えずに集合
第2週∼第8週 バレーボール
・サーブ
・トス
・スパイク
・レシーブ
・ブロッキング
・ゲーム
第9週∼第15週 バドミントン
・サーブ
・クリア
・ドライブ
・スマッシュ
・ロビング
・ヘアピン
・ゲーム(ダブルス)
担当教員
折口 築
対象学生 全
(4)成績評価の方法
出席(4割)、積極性(3割)と技術習熟度(3割)の比率で総合評価
する。
(5)履修上の注意
1)経験の有無、男女の別は問わない。
2)用具は大学で準備するが、バドミントンのラケットなど
各自で用意してもよい。
3)実施場所は第一体育館。
4)トレーニングウエア(上下)を着用すること。
5)インドア用のスポーツシューズを準備すること。
6)遅刻は授業開始後30分以内、遅刻3回で欠席1回となるので注意
すること。
(6)質問,相談への対応
随時対応する。研究室は、全学教育機構南棟4階にある。
Tel&Fax 0263-37-2936
E-mail [email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ
チーム内での自己の役割の確認と自己表現を通して
インド
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
チーム力アップのための方法を検討する中で
◎問題発見・解決能力
練習やゲームの中で自己およびチームの課題を見つけ、解決
策を探る
【教科書】
指定しない
【参考書】
確実に上達するバレーボール 葛和伸元著 実業之日本社 1,300円
基礎からのバドミントン 中田稔監修 ナツメ社 1,200円
教養168
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
04228
バドミントン3
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 Badminton3
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育第1体育館
担当教員
百瀬 健司
曜日・時限 金曜・3時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
1.バドミントンの特性を理解し、グループ活動の実践を通して技能・
戦術等の個人的資質やチーム力を向上させ、自己実現を図る。
2.生涯スポーツのリーダーとして、具体的実践方法の習得を目指す。
対象学生 全
備考
適宜メールで。[email protected]
(2)授業の概要
1.バドミントン競技の技能・戦術と、その応用力を学習する。
2.バドミントン競技のルール・スコアリングを学習する。
3.グループ毎の練習計画に従い、チーム力を向上させる。
(3)授業計画
1週 抽選前ガイダンス(授業は2週∼16週)
2週・3週 基本技能学習。簡易ゲーム。
4週・5週 シングルスゲームPartⅠ。
6週・7週 シングルスゲームPartⅡ。
8週・9週・10週 グループ学習(個人技能学習)。
11週・12週 グループ学習(ペアワーク学習)。
13週 グループ対抗戦(練習試合)
14週・15週 グループ対抗戦
16週 グループ対抗戦。総括。
(4)成績評価の方法
1.計100点(59点以下は不可)
2.出席45点(各3点×15回)
3.技能履修状況25点
4.グループ課題履修状況30点(勝点評価と得点評価)
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
(5)履修上の注意
1.授業は、グループ学習を多く取り入れます。
8人のグループ毎に課題を設定し、グループ対抗戦で
成果を上げる努力をする。
2.運動着・室内用運動靴は、各自必ず用意する。
用具は大学で用意。場所は第1体育館。。
◎問題発見・解決能力 グループ毎に課題設定し、その解決力を習得する。
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
【教科書】
なし。
【参考書】
なし。
(6)質問,相談への対応
時間割コード
グループワークによりコミュニケーション力等を習得する。
04229
スポーツ実践演習
授業題目 バドミントン4
授
業 英文授業名 Badminton4
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育第1体育館
担当教員
百瀬 健司
曜日・時限 金曜・4時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
1.バドミントンの特性を理解し、グループ活動の実践を通して技能・
戦術等の個人的資質やチーム力を向上させ、自己実現を図る。
2.生涯スポーツのリーダーとして、具体的実践方法の習得を目指す。
対象学生 全
備考
適宜メールで。[email protected]
(2)授業の概要
1.バドミントン競技の技能・戦術と、その応用力を学習する。
2.バドミントン競技のルール・スコアリングを学習する。
3.グループ毎の練習計画に従い、チーム力を向上させる。
(3)授業計画
1週 抽選前ガイダンス(授業は2週∼16週)
2週・3週 基本技能学習。簡易ゲーム。
4週・5週 シングルスゲームPartⅠ。
6週・7週 シングルスゲームPartⅡ。
8週・9週・10週 グループ学習(個人技能学習)。
11週・12週 グループ学習(ペアワーク学習)。
13週 グループ対抗戦(練習試合)
14週・15週 グループ対抗戦
16週 グループ対抗戦。総括。
(4)成績評価の方法
1.計100点(59点以下は不可)
2.出席45点(各3点×15回)
3.技能履修状況25点
4.グループ課題履修状況30点(勝点評価と得点評価)
(5)履修上の注意
1.授業は、グループ学習を多く取り入れます。
8人のグループ毎に課題を設定し、グループ対抗戦で
成果を上げる努力をする。
2.運動着・室内用運動靴は、各自必ず用意する。
用具は大学で用意。場所は第1体育館。。
(6)質問,相談への対応
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎問題発見・解決能力 グループ毎に課題設定し、その解決力を習得する。
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループワークによりコミュニケーション力等を習得する。
【教科書】
なし。
【参考書】
なし。
教養169
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
04230
時間割コード
授業題目
サッカー2
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 Soccer
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室 グランド_松本第1運動場
担当教員
石田 義雄
曜日・時限 木曜・4時限
授業形態
演習
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
「サッカー」は主として足でボールを操作するため技能の習得の難し
さがあり、それが競技の特性でもある。本講座は、サッカーの基本技術
や基本戦術の習得を土台にして、楽しく取り組みながら、ミニゲームを
展開していく。基本的には見方や敵の動きに応じて適切な状況判断がで
きるようにし、周囲とのコミュニケーションを図り、互いに協力してカ
バーしあい、全員でゲームを楽しむことをめざす。
(2)授業の概要
基本技術(ボールコントロール、キック、ヘディングなど)の修得や
基本戦術の理解をしながら、並行してミニゲームを行う。グループ毎に
ミニゲームの問題点を挙げ、その解決方法を考える。チームを作り、ポ
ジションの役割を理解し、学生が主体的にフォーメーションを決めて、
11対11のゲームを楽しむ。
(3)授業計画
1週 ガイダンス 体育館
2週∼5週 基本技術練習、ミニゲーム
6週∼7週 攻撃の技術と戦術、守備の技術と戦術
8週∼9週 ゴールキーピング、セットプレー
10週∼15週 ルール理解、審判法とゲーム
(4)成績評価の方法
授業の出席状況(50%)と技能習得状況(50%)を総合して評価
する。
(5)履修上の注意
・受講者のサッカー競技経験の有無は問わない。
・用具は大学で用意する。運動着、運動靴は各自で用意する。
・用具の準備、片付けの協力
・場所はグラウンド(第一運動場)*雨天時の場合は体育館
【教科書】
特になし
【参考書】
サッカーのルールと審判法 大修館書店 1,575円
04231
スポーツ実践演習
授業題目 氷上スポーツ(スケート&カーリング)
授
業 英文授業名 Practice of Sport(Skating&Curling)
科
単位数
2
講義期間 後期
曜日・時限 集中・不定
目
講義室
授業形態
演習
(1)授業のねらい
1.初めてスケートに取り組む受講生でも,生涯にわたってスケートを楽しんだり
,誰かに伝えたいと確信できる「スケートの魅力」との良い出会いを提供する。
2.フィギュア・スケートの基礎技術を「氷上遊び」の段階から,楽しく系統的に
実習することを通して,受講生自身の能力を正しく理解する。そして各自の能力
に応じて安全・確実に,楽しく滑るためのスケート技術と理論を身につける。
3.カーリングのゲームを体験することを通して,カーリングの技術や戦術への認
識を深める。
4.学部や専攻の異なる受講生が,スポーツの共通体験を持つことで,それぞれの
価値観を認めながら人間関係や交友を深める。
(2)授業の概要
おもにフィギュアスケートによる,フォア・バック滑走,ストップのいろいろな
バリエーション,いくつかのターン,クロッシング等を一斉指導および個人指導
のかたちで,楽しく実践的に学習する。またカーリング実習を通じて通常ではふ
れることのできないオリンピック種目を体験する。これらの共通体験を通して,
受講生それぞれの価値観を認めながら人間関係や交友を深める。
(3)授業計画
授業は受講学生の技能を確認しつつ展開するので,必ずしも以下のスケジュール
通りとは限らない。大まかな授業の流れを示しておく。
第一日目 PM 現地集合(岡谷) 開講式
スケート靴貸し出し
氷になれる,前方へのスケーティング
カーブ,ヒョウタンなど
夜 ミーティング
第二日目 AM ストップ,後方へのスケーティング
PM ターン,クロッシングなど
夜 ミーティング
第3日目 AM クロッシング,他の技術,氷上あそび
PM カーリング実習
夜 ミーティング
第4日目 AM 復習,ペアスケーティング
PM 昼食後,閉講式,現地解散
(4)成績評価の方法
チームでの活動を通して
◎問題発見・解決能力 技術練習やゲームを通して
(6)質問,相談への対応
講義のある曜日
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
担当教員
渡辺 敏明
対象学生 全
備考
スケート技術への理解(30%),ミーティングにおける発表の相互評価(30%)
,レポート(40%)から総合的に評価し,70%以上のポイントを獲得した受講生
に対して単位を認定する。実技テストは行わない。
(5)履修上の注意
※抽選前ガイダンス 10/2(火)12:20∼12:45 12番教室を予定。授業の概要
について説明する。(あくまでもシラバス作成時の予定なので掲示に注意してお
くこと)
1.授業経費は受講学生が自己負担する。経費は事前ガイダンス時(12月を予定)
に集めるが,徴収後の全額返却はリンク借り上げ等の関係から原則として応じら
れない。なおガイダンス日程は共通教育掲示板に掲示する。
(昨年度の経費は¥47,000円:往復の交通費を含まず)
2.定員約20名(教員1人)
2013年2月6日(水)∼9日(土)3泊4日,「やまびこスケートの森」(岡谷
)でおこなう(あくまでもシラバス作成時の予定です)。
3.詳しい日程・経費等については,事前ガイダンス時(12月を予定)に提示する。
(参加人数などの条件変化によって,実習時期・場所・内容を変える可能性があ
る)
4.受講者自身が主体的に取り組む授業である。消極的な態度や過度に他の学生に
依存する態度が目立つ学生は,教員の判断で受講することを認めない場合がある。
(6)質問,相談への対応
担当教員(渡辺敏明)がメールで対応する。<[email protected]>
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マイ 宿泊をともなう実習の中で,自分と向き合いながら段階的に学習を進
ンド
める。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
受講学生が互いに多様な価値観を認めながら人間関係や交友を深める。
◎科学リテラシー
フィギュアスケートの技術について実習を通して深く理解する。
【教科書】
とくに指定しない。
【参考書】
『改訂 アイススケーティングの基礎』大学スケート研究会編 アイオーエム(
2000円)
『スケート』大橋和夫著 大修館書店(1200円)
教養170
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
04232
ネイチャースキー
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 Natur Skiing
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室
曜日・時限 集中・不定
授業形態
(2)授業の概要
平成25年2月8日∼11日(予定 )の3泊4日で、長野市戸隠スキ
ー場周辺において、集中授業として実施する。宿泊場所は、民宿である。
なお、事前(12月中旬)に松本旭キャンパスにおいてガイダンスを実
施する。
集合・解散は、JR長野駅で、現地までの往復は宿舎のマイクロバスで送
迎する。
渡邉 伸
平野 吉直
対象学生 全
演習
(1)授業のねらい
整備されていない雪の山や森の中を、かかとが固定されていないスキー
用具を使って移動(歩く・登る・滑る)する活動をネイチャースキーと呼
ぶ。
雪に覆われた山や森は神秘的で美しく、かつ雄大で厳しく、私たちに生
きることの大切さを教えてくれる。この授業では、信州の冬の山や森を、
楽しく安全に移動できるようになることを目指し、登坂や滑降(テレマー
ク技術)に必要な技能を学ぶとともに、地図や方位磁石の使い方などを実
践的に学ぶ。
こうした自然の中での活動を通して、健全な身体的感性を育み、自己の
健康観を確立するとともに、人と人とのコミュニケーション能力を育てる
ことを目的とする。
担当教員
備考
・ガスコンロなどを使った森の中での自炊
・地図とコンパスの使い方の学習
・グループ別小旅行の計画
第4日目
・小旅行(グループ別)
(4)成績評価の方法
授業に取り組む態度・積極性(80%)と習熟度(20%)で評価する。
(5)履修上の注意
受講希望者は、必ず事前に実施するガイダンスを受けること。ガイダン
スに参加しない学生の受講は、一切認めない。なお、ガイダンスの日程や
場所等については、予め掲示するので注意しておくこと。経費は、約
30,000円。
当初の日程で実施できない場合の対応については、ガイダンス時に説明
する
(6)質問,相談への対応
メールにて受け付ける。
アドレス:[email protected]
(3)授業計画
12月中旬頃:ガイダンス
第1日目
・現地でのオリエンテーション
・用具合わせ
・平坦な場所での移動練習
第2日目
・スキー場ゲレンデでの登坂技術の練習
・テレマーク技術の練習
・リフト等を利用しての長距離の滑降練習
・ガスコンロの使い方の学習
第3日目
・小旅行(全体)
時間割コード
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ 信州の大自然と対峙しつつ、新たな体験にチャレンジすること
インド
によって
◎地域環境に関する理解 冬の信州の自然の中で活動することをとおして
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループでツアーを計画し実践することによって
【教科書】
使用しない
【参考書】
特になし
04233
スポーツ実践演習
授業題目 レジャースポーツ
授
業 英文授業名 Leisure sports
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室
担当教員
古屋 顯一
曜日・時限 集中・不定
授業形態
対象学生 全
演習
備考
(1)授業のねらい
本実習は、『水・空・雪』をテーマに信州の自然を活かした様々なレジャースポーツを
体験します。そしてそれらの体験をとおして、それぞれの種目に必要な基礎的知識、技
術、ルール・マナー、またその考え方について学び、生涯スポーツへの導入を図ること
をねらいとしています。そして、全てのプログラムはグループワークをとおして行うた
め、コミュニケーション能力・チームワーク力・リーダーシップ力・フォロアーシップ
力を養うことができます。
(5)履修上の注意
①受講希望者はコンピューターによる抽選に応募すること。(4/13の23:59締切)
②受講決定者は、下記の要領で経費を納入すること。経費納入のない場合は受講放棄と
みなす。
経費(自己負担):50,000円(宿泊3食付、保険、レンタル、指導、雑費など)
経費納入期日 :5月31日(木)10:00∼16:20
経費納入場所 :古屋研究室(経済学部棟3F)
③『水・空・雪』のすべての活動に参加できること
(2)授業の概要
④定員:20名
本実践演習は、グループに分かれてディスカッションしながら学習をすすめていきます。 ⑤この授業は前期登録の授業だが、成績評価は後期にでることになる
そして、『水・空・雪』をテーマに1泊2日の集中を3回実施します。具体的には以下
⑥その他:●何らかの事情で、期日に所定の手続きができない場合や研修に出席できな
のような種目を体験します。
い場合には、必ず事前に申し出ること
●天候などの変化により当初の日程で実施できない場合、その対応について
『水』:木崎湖でカヌー、ヨット、ボードセイリングの基本講習と体験
はガイダンス時に説明する
『空』:パラグライダーの基本講習とタンデム飛行(イントラと二人乗りで高高度飛行)体験
⑦担当教員自己紹介
『雪』:クロスカントリースキーの基本講習とツアー体験
こんにちは、経済学部の古屋です。経済学部に所属していますが、野外教育を専門と
しています。具体的には、キャンプ、登山、山菜取り、きのこ採り、釣、カヤック、
ヨット、 ボードセイリング、スキンダイビング、スクーバダイビング、サイクリング、パラグライダー、ゲレンデスキー、
(3)授業計画
クロスカ ントリースキー、テレマークスキー、スノーボードなど、ありとあらゆるアウトドア活動をたしなみます。
★下記の日時で、授業内容についての履修前(抽選前)ガイダンスを3回行います。シ
ひげ を生やし見た目はゴッツイですが、決して怖くはありません。アウトドアに興味を持
ラバスを読んで興味をもった学生諸君は、都合の良い日時に出席してください。尚、
った 学生諸君は、まずはガイダンスに参加してみてください。
お昼休み中のガイダンスのため、昼食をとりながらで構いません。
<第1回>日時:4月 9日(月)12:15∼12:45 場所:12番教室(全学教育機構)
<第2回>日時:4月10日(火)12:15∼12:45 場所:12番教室(全学教育機構)
(6)質問,相談への対応
<第3回>日時:4月12日(木)12:15∼12:45 場所:12番教室(全学教育機構)
原則として火曜2時限目をオフィスアワーとするが、対応できるときは他の時間帯でも
可。学生諸君は遠慮なく研究室に来てください。研究室は経済学部棟の3階です。
★『水』:8月23日(木)∼24日(金)1泊2日(木崎湖)
<1日目>カヌー・ヨット体験
<2日目>ボードセイリング体験、選択活動
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
★『空』:9月25日(火)∼26日(水)1泊2日(生坂村スカイスポーツ公園)
<1日目>ライズアップ、直線飛行などのパラグライダーの基礎練習
<2日目>S字飛行などの練習、タンデム飛行
◎自己認識・自己啓発マインド
グループワークによる
◎社会的行動マインド
団体生活による
★『雪』:2月10日(日)∼11日(月)1泊2日(乗鞍高原一帯)
<1日目>歩き方などのクロスカントリースキーの基礎練習
<2日目>ツアー
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
グループワークによる
◎問題発見・解決能力
自然活動体験による
(4)成績評価の方法
取組20%、理解度20%、習熟度20%、出席40%で評価します。
【教科書】
特になし
【参考書】
必要に応じて提示します。
教養171
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
04234
アウトドアの達人∼乗鞍高原で古屋先生と遊ぼう
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 Expert of the outdoors
科
単位数
2
講義期間 前期
目
講義室
担当教員
曜日・時限 集中・不定
授業形態
古屋 顯一
古澤 栄一
対象学生 全
演習
備考
(1)授業のねらい
本実践演習は、信州の自然(特に乗鞍高原)において楽しむことのできる野外活動の体験をとおして、
「アウトドアの達人」になるために必要な野外活動の基礎的知識、技術、ルール・マナー、またその
考え方について学び、生涯スポーツへの導入を図ることをねらいとしています。そして、全てのプロ
(4)成績評価の方法
グラムはグループワークをとおして行うため、コミュニケーション能力・チームワーク力・リーダー
取組20%、理解度20%、習熟度20%、出席40%で評価します。
シップ力・フォロアーシップ力を養うことができます。
(2)授業の概要
本実践演習は、グループに分かれてディスカッションしながら学習をすすめていきます。そして、夏
期および冬期に2泊3日の集中を2回実施し、信州乗鞍高原でなければ味わえない以下のような活動
を行います。
●夏期種目:①地図を読み、コンパスを駆使して山野を闊歩します。
②アウトドアグッズの使い方を学びます。
③ロープワークなどアウトドア活動に必要な基本的な技術を学びます。
④渓流釣の仕掛けの作り方、岩魚の生態、岩魚の釣り方を学び、実際に岩魚を釣り、岩
魚の味を味覚としてとらえます。
⑤自分のスタイルにあった、自分の好みに合った夏のアウトドアライフを探ります。
●冬期種目:①雪の上を移動する道具について学びます。
②クロスカントリースキーを使った雪上ツアーの体験をとおして、ツアーに必要な技術や知識を学びます。
③雪の上に残された動物の足跡について学びます。
④凍りついた冬の滝を観察します。
⑤雪の灯篭つくりをします。
⑥自分のスタイルにあった、自分の好みに合った冬のアウトドアライフを探ります。
(3)授業計画
★下記の日時で、授業内容についての履修前(抽選前)ガイダンスを3回行います。シラバスを読ん
で興味をもった学生諸君は、都合の良い日時に出席してください。尚、お昼休み中のガイダンスの
ため、昼食をとりながらで構いません。
<第1回>日時:4月 9日(月)12:15∼12:45 場所:12番教室(全学教育機構)
<第2回>日時:4月10日(火)12:15∼12:45 場所:12番教室(全学教育機構)
<第3回>日時:4月12日(木)12:15∼12:45 場所:12番教室(全学教育機構)
★夏期集中:9月9日(日)∼11日(火)2泊3日
<1日目>オリエンテーリング(基礎的な読図とコンパスワークを学習して、乗鞍高原を知ろう)
<2日目>渓流釣り(仕掛作りなど渓流釣りの基礎的な知識を学習して岩魚を釣って、味わって
みよう)
<3日目>ソロ活動(個人の好みに合わせて夏の乗鞍高原の自然を満喫しよう)
まとめ
★冬期集中:2月13日(水)∼15日(金)2泊3日
<1日目>クロスカントリースキーの歩き方の練習(クロカンに慣れよう)
<2日目>クロスカントリースキーでの滑走練習とロングツアー(ファーストシュプールをオフピステに描こう)
雪の灯篭作り(自分で作った灯篭でライトアップされた幻想的な世界を体験してみよう)
<3日目>ソロ活動(個人の好みに合わせて冬の乗鞍の自然を満喫しよう)
まとめ
時間割コード
(5)履修上の注意
①受講希望者はコンピューターによる抽選(4月13日23:59締切)に応募すること。
②受講決定者は、下記の要領で経費を納入すること。経費納入のない場合は受講放棄とみなす。
経費(自己負担):40,000円(宿泊、食事3食付、保険、雑費など)
経費納入日時 :5月31日(木)10:00∼16:20
経費納入場所 :古屋研究室(経済学部棟3F)
③夏期ならびに冬期集中の両方に出席すること
④定員:30名
⑤この授業は前期登録の授業だが、成績評価は後期にでることになる
⑥その他:●何らかの事情で、期日に所定の手続きができない場合や研修に出席できない場合には、
必ず事前に申し出ること。
●天候などの変化により当初の日程で実施できない場合、その対応についてはガイダンス
時に説明する
⑦担当教員自己紹介
こんにちは、経済学部の古屋です。経済学部に所属していますが、野外教育を専門としています。
具体的には、キャンプ、登山、山菜取り、きのこ採り、釣、カヤック、ヨット、ボードセイリング、スキンダイビング、
スクーバダイビング、サイクリング、パラグライダー、ゲレンデスキー、クロスカントリースキー、テレマークスキー、スノーボードなど、ありとあ
らゆるアウトドア活動をたしなみます。ひげを生やし見た目はゴッツイですが、決して怖くはありません。
アウトドアに興味を持った学生諸君は、まずはガイダンスに参加してみてください。
(6)質問,相談への対応
原則として火曜2時限目をオフィスアワーとするが、対応できるときは他の時間帯でも可。学生諸君
は遠慮なく研究室に来てください。研究室は経済学部棟の3階です。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マインド
グループワークによる
◎社会的行動マインド
団体生活による
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
グループワークによる
◎問題発見・解決能力
自然活動体験による
【教科書】
特になし
【参考書】
必要に応じて提示します。
04235
スポーツ実践演習
授業題目 スノー・スポーツ
授
業 英文授業名 SNOW SPORTS
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室
担当教員
曜日・時限 集中・不定
授業形態
(2)授業の概要
本実践演習は、グループに分かれディスカッションを通して問題や課題を発見し解決法を
探りながら学習していく。また、本授業は男女共同参画に関する内容を含んでいる。
(1) 4泊5日の集中形式
平成25年2月18日(月)∼22日(金)
(2) 信州の自然フィールド
上田市菅平高原スキー場
(3) アルペンスキーのグループ・ワーク授業
技術レベル別
(4) 選択活動への挑戦(第3日目)
ミニツアー、ファンスキー、スノーボード(初心者対象)いづれかの体験
(3)授業計画
(1)抽選前ガイダンス(いづれかの日に、昼食取りながら)
①10月4日(木)12:15∼12:45(全学教育機構12番教室:予定)
②10月5日(金)12:15∼12:45( 同 上 12番教室:予定)
(2)決定者ガイダンス(時間随時受付)
10月26日(金)10:40∼12:50( 同 上 10番教室:予定)
パソコン登録(レンタルなど)と経費納入
(3)直前ガイダンス(昼食取りながら)
平成25年1月25日(金)12:15∼12:45(同上12番教室:予定)
(4)実践演習行動スケジュール
午前 午後(昼間) 午後(夜間)
第1日目 大学出発 グループ編成・実習 講義・演習
2 実習 実習 講義・演習
3 選択活動 選択活動 班別ミーティング
4 実習 実習(テスト) 全体ミーティング
5 実習 大学到着・解散
(4)成績評価の方法
(1) 積極的な受講態度を評価する。
古屋 顯一,折口 築,杉本 光公,速水 達也,三條 俊彦
対象学生 全
演習
(1)授業のねらい
① 信州の自然に触れ、対話しながら思い通りのシュプールを描き、みずから環境的な 心を深め理解することができるようになる。
② スノー・スポーツに関する知識・技術・ルール・マナーを身につけ、生涯にわたる運
動習慣の形成を考えられるようになる。
③ グループ・ワークを通してコミュニケーション能力、チームワーク力、リーダーシ ップを身に付け、信州大学(卒業)生として期待される人間像を表現し、活力ある 健全な社会の形成に貢献できるようになる。
④ 総じて、「ひとり立ち出来るスキーヤー」となることをねらいとする。
古澤 栄一 他
備考
副担当追加:橋本政晴・藤田育郎・加藤優・野口和行・千足耕一
(出席40点、マナー15点、取組方20点、理解度10点、技術15点)
(5)履修上の注意
(1)受講希望者はコンピュータによる抽選(10月上旬)に応募すること。
(2)受講決定者は、下記の要領で経費を納入すること。経費納入のない場合は受講放 棄とみなす。
経 費:40,000円(宿泊、食事3食付、往復交通費、保険代、雑費)
返金あり
納入日時:10月26日(金) 10:40∼12:50(随時受付)
納入場所:全学教育機構10番教室:予定
(3)定員 : 120名
(4)スキー技能検定1級以上の有資格者は受講できない。
(5)その他 ① 何らかの事情で期日に所定の手続きができない場合やガイダンスに 出れない場合には、必ず事前に下記まで申し出ること。
② 天候などの変化により当初の日程で実施できない場合や日時など変 更がある場合には掲示あるいはメールにて連絡する。
(6)質問,相談への対応
(1) 日時: 前期木曜日3時限目、後期木曜日3時限目
(2) 場所: 古澤研究室(経済学部研究棟3F)
内線:3480
外線:0263−37−2933
メール: [email protected]
(3) その他: 他の時間帯でも対応可能、お気軽に。
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マインド
みずからを集団の中で他者との違いを見出し、課題を発見し積極的に解決策
を探求する。
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
大きな集団の中でも小グループに分かれた中でも発言力や受容力が養成でき
る。
◎問題発見・解決能力
自分の技術レベルのテーマや友人のテーマを発見し、共に考察できる。
◎地域環境に関する理解
信州の自然に直接触れ、その歴史や文化的な背景を探求できる。
【教科書】
特になし
【参考書】
スキー教本 D.S.K<大学スキー研究会>編 杏林書院 2,400円
スキーの指導 日本野外教育研究会編 杏林書院 1,700円
科学的スキー上達法 清水史郎 講談社 740円
教養172
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
04236
ニュースポーツ
スポーツ実践演習
授
業 英文授業名 New Sports
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 共通教育第1体育館
担当教員
曜日・時限 水曜・2時限
授業形態
演習
(1)授業のねらい
ニュースポーツは,老若男女問わず誰もが楽しめるスポーツです。今日
,「ニュースポーツ」という用語の認知度も向上し,現在までに数多くの
種目が考案され,その広がりは世界的なものとなっています。本授業では
,いくつかのニュースポーツを取り上げ,実践していきます。基本ルール
を理解し,仲間とコミュニケーションを図りながら取り組んでいき,最終
的には生涯スポーツを実践するきっかけとなることを目的とします。
(2)授業の概要
全部で6種目行う予定です。ただし,受講者の希望によっては種目の変
更もあり得ます。授業2回から3回毎に種目を変更していきます。各種目で
ルールを理解しながら実践し,さらには技術レベルも向上するように進め
ていきます。また,14回目と15回目の授業では,グループ分けを行い,各
グループでルールをアレンジしたニュースポーツを考案し実践します。各
種目を実践する前には,各種目が考案されてきた歴史的背景も学びます。
(3)授業計画
第1回 オリエンテーションと実践種目の概要説明
第2回 ペタンク(1回目)
基本ルールの理解,基本動作の実践
第3回 ペタンク(2回目)
基本動作の実践,ゲーム
第4回 グラウンドゴルフ(1回目)
基本ルールの理解,基本動作の実践
第5回 グラウンドゴルフ(2回目)
基本動作の実践,ゲーム
第6回 ティボール(1回目)
基本ルールの理解,基本動作の実践
第7回 ティボール(2回目)
リーグ戦
第8回 ブラインドサッカー(1回目)
基本ルールの理解,基本動作の実践
第9回 ブラインドサッカー(2回目)
基本動作の実践,ゲーム
第10回 ブラインドサッカー(3回目)
リーグ戦
時間割コード
速水 達也
対象学生 全
備考
第11回 キンボール(1回目)
基本ルールの理解,基本動作の実践
第12回 キンボール(2回目)
基本動作の実践,ゲーム
第13回 ソフトバレーボール
基本ルールの理解,基本動作の実践,ゲーム
第14回 ルールをアレンジしたニュースポーツの実践(1種目目)
グループ1担当
第15回 ルールをアレンジしたニュースポーツの実践(2種目目)
グループ2担当
(4)成績評価の方法
出席(50%),授業に取り組む姿勢(25%),最終2回の演習内容(25%)に
よって評価します。
(5)履修上の注意
場所は第一体育館とします。運動に適した服装および内履きを準備してく
ださい。
(6)質問,相談への対応
アフィスアワー:火曜日の13時から14時
メイル対応:[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎自己認識・自己啓発マ 運動とグループでの取り組みを通して,自己認識,自己実現を
インド
行います
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
グループでの活動を通して獲得します
新しい種目を考案するにあたり,考えを整理し,形にする取り
◎問題発見・解決能力 組みを通して身につけます
【教科書】
【参考書】
ニュースポーツ辞典 遊戯社 価格: 8400円
04237
スポーツ実践演習
授業題目 サッカー3
授
業 英文授業名 Soccer
科
単位数
2
講義期間 後期
目
講義室 グランド_松本第1運動場
担当教員
石田 義雄
曜日・時限 木曜・3時限
授業形態
演習
対象学生 全
備考
(1)授業のねらい
「サッカー」は主として足でボールを操作するため技能の習得の難し
さがあり、それが競技の特性でもある。本講座は、サッカーの基本技術
や基本戦術の習得を土台にして、楽しく取り組みながら、ミニゲームを
展開していく。基本的には見方や敵の動きに応じて適切な状況判断がで
きるようにし、周囲とのコミュニケーションを図り、互いに協力してカ
バーしあい、全員でゲームを楽しむことをめざす。
(2)授業の概要
基本技術(ボールコントロール、キック、ヘディングなど)の修得や
基本戦術の理解をしながら、並行してミニゲームを行う。グループ毎に
ミニゲームの問題点を挙げ、その解決方法を考える。チームを作り、ポ
ジションの役割を理解し、学生が主体的にフォーメーションを決めて、
11対11のゲームを楽しむ。
(3)授業計画
1週 ガイダンス 体育館
2週∼5週 基本技術練習、ミニゲーム
6週∼7週 攻撃の技術と戦術、守備の技術と戦術
8週∼9週 ゴールキーピング、セットプレー
10週∼15週 ルール理解、審判法とゲーム
(4)成績評価の方法
授業の出席状況(50%)と技能習得状況(50%)を総合して評価
する。
(5)履修上の注意
・受講者のサッカー競技経験の有無は問わない。
・用具は大学で用意する。運動着、運動靴は各自で用意する。
・用具の準備、片付けの協力
・場所はグラウンド(第一運動場)*雨天時の場合は体育館
(6)質問,相談への対応
講義のある曜日
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎コミュニケーション能力
,チームワーク力,リーダーシップ
チームでの活動を通して
◎問題発見・解決能力 技術練習やゲームを通して
【教科書】
特になし
【参考書】
サッカーのルールと審判法 大修館書店 1,575円
教養173
信州大学<共通教育科目2012>
教養科目
時間割コード
授業題目
01177
自然を読みながら学び方を学ぶゼミ
言語と表現
授
業 英文授業名 Read Nature Writing and improve your Study Skills
科
単位数
2
講義期間 前期
曜日・時限 火曜・4時限
目
講義室 共通教育63講義室
授業形態
演習
備考
(1)授業のねらい
この授業は,「文学作品に現れる自然」を読みながら,並行して(高校までとは違う)「大学での学
び方」を身につけることを目的とした,ちょっと欲張りなゼミです.「欲張り」とは言っても二倍の
ことをするのではなく,毎回の授業の内容を学び,課題に取り組んでいくことで,無理なく二つの目
標を達成してしまうものです.その内容と到達目標は以下の通りになります.
【1. 自然を読む】
自然環境という対象を文化の側面からとらえ,本学の教育目標の一つ「環境マインドをもつ人材の育
成」を目指します.
・自然環境と人間との関係について,単なる情報(他人事)ではなく,現実感をもって(自分のこと
として)考えられるようになる.
・「自然環境に関する文学」というジャンルについての基礎知識を身につける.
・「自然環境に関する文学作品」を読み,内容について検討することで,幅広い視点を備えた環境基
礎力を身につける.
【2.学び方を学ぶ】
個人やグループで課題に取り組むことで,学生として必要な「大学での学び方」を身につけ,4年間
の大学生活での学びへの導入とします.
・文学作品を読むことで,大学での学びに不可欠な読解力を獲得する.
・課題に取り組むことで,大学での学びに不可欠な文章作成能力を獲得する.
・グループ活動を行うことで,コミュニケーション能力やチームワーク力を身につける.
・個人発表やグループ発表を行うことで,プレゼンテーション力を身につける
(2)授業の概要
「授業のねらい」に書かれた目標を達成するために受講学生が行うのは以下の二点です.
・教科書やプリントの文章をじっくりと読み,個人またはグループで内容を検討する.
・学んだり話し合ったりして得たことを,文章化やプレゼンテーションを通して外に発信する.
毎回の授業は,大体次のような流れで進みます.
1. 読んできてもらった文章や考えてきてもらったことについての確認を行います.
→読解力の育成
2. その日のテーマについて,個人あるいはグループで取り組みます.
→個人やグループでの学びの実践
3. その日に学んだり身につけたりしたことについて短い文章を書いてもらい確認します.
→文章作成能力の育成(細かく指導やアドヴァイスを行います.)
この他に,小レポートとプレゼンテーションに取り組んでもらいます.
(3)授業計画
火曜日の4限開講の授業ですが,少々不定期になります
第1回(4/10):オリエンテーション「信大の環境への取り組みを読む」
第2回(4/17):自然環境と人間との関わりについて考える
第3回(4/24):文学における自然について読む
第4回(5/8):「ネイチャーライティング」について知る
第5回(5/15):ネイチャーライティング作品を読む(1) 『センス・オブ・ワンダー』
第6回(5/22):ネイチャーライティング作品を考える(1) 『センス・オブ・ワンダー』
第7回(6/5):ネイチャーライティング作品を読む(2) 『森の生活』
第8回(6/12):ネイチャーライティング作品を読む(3) 『森の生活』
第9回(6/19):ネイチャーライティング作品を考える(2) 『森の生活』
第10回(7/3):ネイチャーライティングについて考える(グループ成果発表会)
第11回(7/10):ネイチャーライティング作品を読む(4)『沈黙の春』
担当教員
松岡 幸司
対象学生 全
第12回(7/17):ネイチャーライティング作品を考える(3)『沈黙の春』
第13回(7/31):「自然を読む」ことについて考える
第14・15回(8月上旬):個人成果発表会
(第14・15回については,2コマ続けて行います.日程は授業内で調整します.)
・第4~6回の内容について小レポート課題を出題します.
・第7~9回の内容についてグループワーク課題を出題し,発表してもらいます.
・第11~12回の内容について個人ワーク課題を出題し,発表してもらいます.
(4)成績評価の方法
毎回の確認課題30点(10点×14回÷140×30)+小レポート20点+グループ発表20点+個人発表30点
=100点
60点以上で合格.
細かい評価方法については,初回授業時に説明する.
(5)履修上の注意
知らなかったことを知りたい,できなかったことをできるようになりたい,という積極的な参加を待
っています.わからないことや確認したいことがあれば,遠慮せずにどんどんと問いかける態度で臨
む受講生を望みます.
なおこのゼミは,全学部の学生参加による少人数(25名程度)の授業です.なるべく様々な専攻の受
講生に集まってもらいたいので,受講制限をすることがあります.
(6)質問,相談への対応
オフィスアワーは水曜日の3限です.研究室は全学教育機構南校舎3階にあります.気軽に訪ねてく
ださい.
メールでの連絡も遠慮なく.その際には,毎回名前と学部を記してください.
メールアドレス:[email protected]
【授業で得られる「学位授与の方針」要素/◎:全学共通】
◎環境基礎力
「文学に現れる自然・環境」を読み,人間(自分)との関係について考えることによ
って
◎科学リテラシー
文学作品を読み,課題に取り組むことで,様々な学習能力を身につけることによって
◎コミュニケーション能力,チームワーク力
,リーダーシップ
グループ課題に積極的に取り組むことによって
【教科書】
山形大学基盤教育院 編『スタートアップセミナー 学習マニュアル なせば成る』(山形大学出版会
)¥800野田研一『自然を感じるこころ.ネイチャーライティング入門』ちくまプリマー新書065. ¥720その他,適宜資料を配布する.
【参考書】
授業内で随時紹介していく.
教養174
信州大学<共通教育科目2012>
Fly UP