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コラボたかまつ48号 - 高松市市民活動センター

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コラボたかまつ48号 - 高松市市民活動センター
コラボたかまつ 高松市市民活動センター情報誌
武田佳子(たけだ・よしこ)さん
(高松ボランティア協会)
誰かの顔を思い出すときに、笑っている人と笑っていな
い人がいるとしたら、高松ボランティア協会で働く武田佳
子さんは間違いなく前者。満面の笑顔が浮かんできます。
武田さんは、障がい者当事者が仲間(ピア)を助け、平等
に暮らせる状態をめざす「ピア・カウンセラー」として、
日々活動しています。
2歳のときに、ご両親は病院から武田さんが「脳性小児
まひ」であると告げられたそうです。もともと明るくて負け
ん気の強い子どもだった武田さんが、「自立」に関して第
一のきっかけになったのは小学校4年生のとき。当時の
養護学校の先生が、それまで学校にぴったり付き添いに
来てくれていたお母さんに、「この先のために今、ひとりで
学校に来られるようにしなければ」と強く助言し、翌日から
武田さんは不安のなか、1人で学校に通うようになったの
です。
「今では先生に本当に感謝している」という武田さん。で
も、その当時のご本人とお母様の不安と御苦労は並々な
らぬものだったことが推察されます。
高校まで養護学校に通っていた武田さんですが、将来
のことを考え、大学を目指すことにしました。自分よりは
軽度とはいえ、障がいを持つ先輩が四国学院大学に入
学したことが背中を押しました。養護学校では普通、大学
入試用の勉強は行われていないので、最初は消極的
だった先生を説得して大学を目指すことを認めてもらい、
放課後に受験用の補習を受けたそうです。
第48号
コラボたかまつ 高松市市民活動センター情報誌
その努力が実り、大学へ。これが自立への第二段階で
した。健常者と混じって日々の活動をするのは初めての
ことでした。学生時代、ちょうど高松市社会福祉協議会が
ボランティアスクールを開校し、障がい者支援のボラン
ティア活動を学び、その活動もつづけながら勉学にはげ
み、4年間1日も休まず通いました。
第48号
コラボ
高松市市民活動センター
大学を卒業すると、自ら障がいを持ちながらボランティ
アも行う、2つを同時に歩んできた経験を認められ、高松
市社会福祉協議会の奉仕活動センターで働くことに。
こうして働くうちに、武田さんの考えははっきりと形づくら
れてきました。
社会では、「健常者と障がいをもつ人」「お世話する人と
される人」を単純に2分割されがちですが、実はそれは意
味がなくて、結局は個人個人、健常者であろうとなかろう
と、1人ひとりが違うんだということ。つまり、誰もが相手と
の違いを認めながら、同じ土壌に立つのが本来あるべき
社会の姿なのだと。
同じ土壌という意味で、障がいを持つ人も、地域にどん
どん入っていくことも重要だと武田さんは考えます。地域
に存在を知ってもらい、人とのつながりを持つことで、い
ざ災害など困った状況になった時にも、地域の人が手を
貸してくれるかもしれません。武田さんも、38歳でひとり
暮らしを始め、ヘルパーさんを頼みながら、できる限り自
立した生活を送っています。地域社会に自分のことをよく
知ってもらうことの大切さを、実体験で感じておられると思
います。
インタビューの最後に武田さんのおっしゃったことは、ま
さに人間誰にでもあてはまることです。
大切なのは、笑うこと、楽しいと思うこと、そして目標を持
つこと―。
高松ボランティア協会HP:http://www8.ocn.ne.jp/~takabora/
2014/03
テーマ:
人のチカラが地域の力
~地域で活躍するひと紹介~
高松市市民活動センターは2月15日「災害ボランティア
センター運営訓練」を実施し、約100人の市民が参加しました。
「実際に動いてみないとわからないことが多かった」「毎年実施
してほしい」「もっと若い世代の参加を増やしたらよい」など、
参加者からさまざまな御意見をいただきました。
平成25年度もいよいよ終わり、新年度へ!
平成26年度は、「まちづくり学校」という形で、
市民や市民団体、地域コミュニティ、地元企業などが
出会い、知り合い、連携して
自分たちのまちをつくっていくための
きっかけづくりと協働の場にしていこうと考えています。
<高松市市民活動センタースタッフから>
クリエイティブディレクター 人見訓嘉
来年度は、市民活動団体(個人)の経験やノウハウを生かして、
裾野を広げてゆく取り組みを考えています。乞うご期待!
センター長 吉田千順
もうすぐ、一年が終わろうとしています。やり残した事が、‥‥
来年もめげずにがんばります。
奥島
変化の多い春。別れもあるけど新しい出会いを楽しみにしています。
杉野
毎年一つずつ、新しいことに取り組んでいます。芽吹きの春を待ち
つつ。
田中
未知の分野を知る、学びの1年でした。来年度は発展形へ!
〒760-0017
高松市番町一丁目5‐1四番丁スクエア1F
e-mail [email protected]
開館日時 火~土曜日(年末年始・祝日を除く)
TEL 087‐823‐2701 FAX 087‐823-2706
URL http://www.flat-takamatsu.net/
午前10時~午後7時(事前予約により延長可)
たか
まつ
これから活動を始めたい!
自分の活動を他と連携させていきたい!
そんなみなさんが
もっともっと集う場に。
第48号
コラボたかまつ 高松市市民活動センター情報誌
「こんな活動しています」
高松のひと紹介
四国てんとう虫マラソン大会
代表世話人 砂金則男(いさご・のりお)さん
「一緒に楽しく走りましょう!障がいのある人もない人
も」
これが、四国てんとう虫マラソン大会のテーマ。大会の
目指す姿がストレートに伝わってきます。
もうひとつのキーワードが「ノーマリゼーション」です。「障
がいがある人に優しい手をさしのべることが当たり前の
社会」を目指すことを理念として掲げています。
砂金さんが「障がい」というものを考えるきっかけに
なったのは、サラリーマン時代のこと。友人の1人が、知
的障がいのある人をできるだけ高い給料で雇おうと頑
張っていて、その関係で砂金さんも多くの福祉作業所を
訪ねることになりました。そこで目の当たりにしたのは、
障がいのある人々が安い工賃で働く状況、所帯を持つこ
ともままならない大変な現実でした。
「自分にも何かできないだろうか」
砂金さんは退職したあと、障がいのある人々にかかわ
る活動をしたいと考え始めます。そのとき、その友人に
「どうせやるなら、社会福祉士の資格を取った方がい
い。」とアドバイスされました。活動をする上で、様々な場
所や組織に赴く際、国家資格である社会福祉士の肩書
がきっと役に立つと考えたのです。
東京福祉大学に学士入学し、勉強を始めた砂金さん。66
歳で見事、社会福祉士に合格しました。
在学中に、日本で初めて全盲で弁護士になった竹下義
樹氏の講習に参加し、「京都てんとう虫マラソン大会」の
ことを知りました。
ご自身も長年、何百という大会で走ってきた市民ラン
ナーであり、かつ、屋島山上源平タートルマラソンの運営
に携わってきた経験もある-。障がいのある人もない人
も同じように参加できるこの大会は、まさに自分の目指
すものと感じました。京都の大会の理念を守るという約
束のもと、同じ名前を冠する大会を高松で実施すること
が決まりました。そこから、砂金さん独自の工夫や信念
がしっかりと盛り込まれた、「四国てんとう虫マラソン大
会」が始まるのです。
大会の実施母体である「てんとう虫パートナーズ」として
まず始めたのが、目の不自由な人とともに走る伴走者
(伴歩者)の養成でした。
「伴走は誰でもできるけれど、ちゃんと訓練しないとでき
ない。障がいのある方のほうばかり見ていて自分が転ん
でしまう人も。伴走者が転んだら、障がいのある者も巻き
添えになる。訓練を積んでいくと、風景の美しさや世間話
などをして楽しく会話しながら、でも、その合間合間に『段
差がありますよ』とか『10メートル先を左に直角に曲がり
ます』のように適切にサインを出しながら走れるようにな
るのです。」
現在、高松地区では第2、第4土曜日、丸亀地区で第1、
第3土曜日に伴走の練習会を行っています。目の不自由
な人がいないときは、アイマスクをした人が障がいのある
役になって練習します。そのほかにも障がいのある人か
ら希望があれば、家まで行って伴走します。だから結局、
私は1か月ずっと走っていますよ(笑)。
第5回の大会では、ランナー720人のうち、障がいのあ
る人は約4分の1。第10回大会までにはランナーの半分
が障がいのある人、という割合までもっていくのが目標だ
そうです。
大会はすべて手作り。自分たちでできることは、全部自
分たちでする。安全確保と救命救急対応には何より力を
入れています。
コースのポイントポイントでは、温かいメッセージや音楽
の演奏が。目の不自由な人にとって、沿道から聞こえる
エールや楽しい楽器の音色は、どんなに心温まるもので
しょう。
「とくに、子どもたちにこの大会を見てほしいんです。
まっさらな心で、障がいのある人もない人も、垣根のない
世界に触れて、それを当たり前に感じてくれるように。」
連絡先: ℡087-887-8460
ばならないわけで、容易いことではありません。
株式会社スカイファーム
代表取締役 川西裕幸(かわにし・ひろゆき)さん
高松市飯田町。「いちご屋スカイファームの朝採りい
ちご」の大きな文字と真っ赤ないちごの看板をみた瞬
間、すでにふゎーっとイチゴの良い香りが漂ってくるよ
うな気がします。
予防的な農薬散布は行わず、害虫はできるだけ手
でとったり、害虫の天敵昆虫を放したり。農薬を使う場
合は天然由来のものを中心に使用。花の受粉はミツ
バチが働きます。昼間、太陽の光をいっぱい浴びたい
ちごが、朝にパンパンに膨らむ…一日のうちで一番お
いしい「完熟朝採りいちご」がスカイファームの身上で
す。
川西さんの祖父母はミカン農家。祖母が毎年つくっ
ていたような美味しいイチゴを作りたくて、起業して本
格栽培に乗り出しました。農学部を出て、先端技術を
誇る植物工場に勤めた経験もあった川西さん。2004
年に会社を立ち上げ、イチゴ栽培を始めますが、当初
は思うような品質や量の生産ができず、試行錯誤と苦
労を重ねます。そんな折、人から誘われて香川県中
小企業家同友会の扉をたたくことに。
同友会での異業種交流が、川西さんに様々なヒント
をもたらします。「経営指針」もその1つ。それまでは、
収穫量や品質は天候次第であり、売り先は予め決め
ずに栽培して「競り」にかけるという、一般なやり方で
した。異業種の人から「どこにどれだけ販売するかを
決めずに生産するなんて、他の業種では考えられな
い」と言われて川西さんはハッとしました。農家に価格
決定権がないという状況は、どうしても変えなければ
ならない現実でした。
スーパーマーケットが当たり前になって、生産者と消
費者が切り離されて久しい現代。
再び、お客さんの顔が見える生産を―。川西さんは、
それまでの卸をやめ、直接販売に切り替えました。そ
して、若手の農家仲間で2008年に「香川げんきネット
SEED」を立ち上げます。消費者と生産者が出会い、一
緒に農を考える。消費者にとっては安全で質の高い
農産物を手に入れることができ、生産者にとっては安
定的な収入を確保できる。もちろん、そのためには産
品自体のファンになってもらえる品質を達成しなけれ
香川ならではの悩みもあります。政府が進める農業
の大規模化に、もともと土地が狭い香川は向いていな
い。けれども、気候が穏やかで災害も少ないという利
点もある。香川は香川の、独自の解決法を生み出し
ていかねばならないのです。
それぞれの農家が自分ひとりでできることなど本当
に限られている―。危機意識を共有する川西さんたち
の仲間は、次々にアイディアを出します。香川元気
ネットseedの事業として始めた「さぬき農園ぐらしinま
るがめまち」では、一般の方が農家さんで農業体験を
行う「アグリ体験」、街中で生産者のお話を聴いたりレ
シピを習う「まなびcafe」、採りたて野菜を予約して街
中のマルシェで受け取れる「マルシェ&お取り置き
ネット」などを実施。スカイファーム独自の農業・食育
体験も数多く行っています。泥んこ田植え体験、稲刈
り体験、じゃがいも植付け体験、いちご定植体験…。
これらは単なるイベントではなく、長期的ビジョンに
基づく大切な布石なのです。
農家で実際に土に触れ、農業を身近に感じてもらう
こと。消費者が食物の品質や安全性に関心をもって、
「この農家さんの作るものなら安心しておいしく食べら
れる」という関係づくりをすることこそ、大規模専業で
ない農家が生きる道なのだと、川西さんは考えます。
若手といっても、農家の二代目、三代目がほとんど
で、ゼロから農業を始める若手は少ないといいます。
けれども、やる気のある農家で働き、いずれ独立を目
指す人もいます。
「独立心があるくらいのほうがいい。農業にマニュア
ルはありませんから、奥が深く、そのたびに対応でき
ないといけない。独立してやる、くらいの強い気持ちが
あったほうた良いんです。」
川西さんたち若い生産者の言葉には、強いメッセー
ジを感じます。消費者も農家まかせではいけない、向
き合っているのは「いのち」そのもの。みんなの問題な
のだと。
スカイファームHP: http://skyfarm.jp/
SEED HP: www.k-seed.jp
第48号
コラボたかまつ 高松市市民活動センター情報誌
映画の楽校
代表 中西博文(なかにし・ひろふみ)さん
かつて、映画はみんなの身近な楽しみでした。お休みの
日には家族でお弁当と座布団をもって映画館へ。今のよう
なふかふかのシートではない、簡素なベンチにお尻を詰め
込むように、ぎゅうぎゅうに座る。昭和30年代前半の年間
映画観客数は約12億人。なんと国民全員が、月に平均1
本は映画を見ていた、という計算になります。封切館、2番
館、3番館というのがあり、新作のロードショーは値段が高
く、2番3番となると徐々に安くなる。けれど、当時は35mm
フィルムを回していたから、当然、使うほどにフィルムが劣
化して画像が不鮮明になったり、擦りきれて映写の最中に
切れてしまったり…、まさに映画は「生き物」でした。
中学生の頃でした。ある日、授業中に映画が見たくてい
てもたってもいられなくなった中西少年は、放課後ズボン
のポケットをさぐり、持っていたわずかなお金で見られる映
画を探しました。封切映画を見るにはお金が足りません。
その時見たのが第一電気館の邦画三本立て。大友柳太
朗が出演する時代劇「十兵衛暗殺剣」でした。それまでと
まったく違う、暗くリアルな作風に「こんな時代劇があった
んだ」と衝撃をうけ、今にいたるまで印象が強く心に刻まれ
たといいます。
小さい頃から映画と人生を共にすることを運命づけられ
てきたような中西さん。大学進学のために東京に住んでい
たころ、「名画座」の存在を知ります。名画座とは、邦画も
洋画も関係なく自分たちで映画を選んでプログラムを組む
映画館で、中西さんも名画座のおかげで様々な映画と出
会うことができました。その頃見た映画は年間約400本!
本当は、大学でも映画学科に入って将来は脚本家を目指
したいと考えていましたが、すでに映画産業自体が斜陽と
いわれる時代。親の反対をうけ、断念せざるを得ませんで
した。
高松に戻ってから、やはり映画に関わる仕事をしたいと
一度興行会社に就職したあと、学校などの自主上映を行
う映画センターで働きます。学校で上映するときは、映写
室がホール後方にある映画館とちがい、上映中に観客と
スクリーンの間くらいにいって、見ている子どもたちの表情
やリアクションを生で感じることができ、それが大きな悦び
だったといいます。
「映画は大きなスクリーンでいろんな人と感動を共有でき
る。こういう生の感覚をぜひ若い人たちにも味わってほし
い。」映画館で見るというのは、映画を見るだけではない、
他の人の息づかい、驚き、笑い…それらが混然一体となっ
て記憶に残るのでしょう。
中西さんは、「香川の名画座」となるために「映画の楽
校」を立ち上げました。活動はもう11年以上に。楽校=学
校だけに、「レッスン」と位置付ける上映会は90回を超えま
した。
「100回を目指してがんばる。上映の場所は、もっと身の
丈に合った会場を選べば、とよく言われるけど、やっぱり大
きいスクリーンにこだわりたい。小さなスクリーンでは、どう
してももの足りないんです。」と笑う中西さん。大きいスク
リーンがいい、聞いているこちらもそう思います。中西さん
の情熱に見合うくらい、大きくなくちゃ。
入会金1000円、年会費500円。
上映会では会員料金で鑑賞できます。
会員随時募集中。
http://eiganogakkou.com/
コラボたかまつ 高松市市民活動センター情報誌
夕映えの会 藤田浩子(ふじた・ひろこ)さん
認知症介護者の悩みは、介護の経験のある人にしかわか
らない。泣きたいとき、誰かに聞いてほしいとき、それを受け
止める人が必要だ―。
自ら家族の介護でさまざまな苦労を乗り越えてきた藤田さ
ん。平成5年に、介護の悩みを打ち明け合ったり、本音を語
れる仲間たち5人で集まったのが、介護者同志の助け合い
の場「夕映えの会」のはじまりでした。藤田さんは自宅で365
日、24時間、介護者からの電話を受けつけています。
【夕映えの会】
いま、社会には認知症患者を支えるためのさまざまな施
設やプログラムが用意されています。しかし、介護者の心の
ケアには手をつけられてきませんでした。家族が認知症で
あることを周りに知られたくない、もしくは、認知症患者は家
族が面倒をみるのが当たり前の日本では、多くの人がまだ
そうした意識をもっていて、介護をしている家族が他人に相
談できずに悩むケースが多いのです。公の多くの施設では、
相談窓口を昼間に限っていたり、予約が必要だったり、個人
情報を尋ねられます。でも、こうした悩みをもつ人は、自分
の名前も住所も本当は言いたくないのです。だから、藤田さ
んたち夕映えの会では、いっさい個人情報は聞きません。
介護者のケアのほかに、社会一般の人々に、もっと認知
症について知ってほしい、正しい理解をしてほしいと願い、
勉強会や講演会、映画会などを催してきました。会の立ち上
げ3年ほど後のこと、認知症をテーマにした映画「ユキエ」の
上映会を計画し、右も左もわからぬまま、必死で広報・チ
ケット販売を行い、なんと合計3600人を動員したそうです。こ
の成功が、会のその後の活動を勢いづけたことは間違いな
いといいます。
第48号
【地域サロン山本さん家(ち)】
認知症介護に取り組むうちに、地域でのアンケート調査で
ひとり暮らしの老人の多くが、近所のスーパーに出る以外、
家でテレビを見ているだけで他人と交わらない、いわば「認
知症予備軍」の状態であることがわかりました。この状況を
なんとかしたいと思って立ち上げたのが、地域サロン「山本
さん家(ち)」でした。
「山本さん家(ち)」は誰でも出入り自由で、地域に住むお
年寄りや介護者たちが集まって交流したり勉強会などを
行っています。最近は男性が妻の介護をしていることも多い
のですが、男性はSOSをなかなか出せず、1人で抱え込ん
でしまうこともしばしば。ここではそんな男性にも仲間ができ、
困ったときに手を貸してもらうことができるのだそうです。
ここを利用する皆で布ぞうりや手芸品を製作し、フリーマー
ケット等で販売して家賃をまかないます。サロンの利用は無
料。
「こんな作業してもらって利用料とれんでしょ。」
藤田さんは笑います。
椅子も、テーブルも、ミシンも、みーんな、誰かがいらなく
なったものを引き取って再利用。
助成金はほとんど受けずに自立経営できている「山本さん
家(ち)」は、等身大で、自分たちが出来る範囲の活動をして
います。
藤田さんたちの活動は公の施設や制度の「すきま」を埋め
るとても重要な支援です。こうした活動によって「介護者」が
支えられていること、立ちもどれば、「介護者支援」の問題を、
社会全体が認識することが急務なのだと感じました。
連絡先 夕映えの会:℡087-861-5931
地域サロン山本さん家(ち):℡087-833-6133
(月/木)
高松市市民活動センターからのお知らせ!~捨てずに活かそうネットワーク再始動しました~
一時休止しておりました「捨てずに活かそうネットワーク」が再始動しております。提供を希望される
団体は「捨てずに活かそうネットワーク」に登録してくださいね!(登録には一週間程度かかります)
【イベント・活動案内】
蘇ったフィルムたち
in
映画の楽校
心の危機の相談 クライシスサポート カウンセリング
主催:映画の楽校
主催:NPO 法人 マインドファースト
日時:4月 13 日(日) 10:30~16:10
電話予約:090-9455-9164
場所:アルファあなぶきホール小ホール
ひきこもりに悩む家族への支援グループ「おどりば」
ピア・サポート・ライン(メンタルヘルス・ピア電話相談)
主催:NPO法人 マインドファースト
主催:NPO 法人 マインドファースト
日時:4月2日(水) 19:00~21:00
日時:毎週水曜日 11:00~17:00
場所:高松市男女共同参画センター
(TEL:087-822-4115)
0~3才のためのアートスタート
高松市市民文化祭アーツフェスタたかまつ 2014 主催事業
劇団風の子九州 ぴーかぶー(PEEKABOO)
ストリートダンスコンテスト
主催:特定非営利活動法人マイシアター高松
日時と場所:
主催:高松市市民文化祭アーツフェスタたかまつ
2014 事業運営委員会、
4月 14 日(月)高松テルサ
2 階瀬戸の間
4月 15 日(火)国分寺会館
2 階会議室
4月 16 日(水)三木町交流プラザ 2階会議室3
高松市、公益財団法人
高松市文化芸術財団
日時:6月 15 日(日) 12:00~
場所:サンポート高松 (3階大ホール)
時間(いずれの日程も) 11:15~11:55
【ボランティア・スタッフ募集】
育林ボランティア 第 5 期(平成 26 年度)塾生募集
平成 26 年度サンポートホール高松ボランティア募集
募集元:森づくり香川連絡会
内容:ホール公演のお手伝い
①毎月第2・4日曜、綾川町内ヒノキ林で間伐枝打ちな
活動期間:2014 年4月1日~2015 年3月 31 日
ど②毎月第3日曜日、まんのう公園里山林で里山林
整備、キノコ作りなど
高松市知的障害者青年教室「スキップクラブ」ボランテ
カマタマーレ讃岐 ボランティアスタッフ募集
ィアスタッフ募集
内容:教室における受講生の活動を補助および指導
内容:ホームゲームでの、チケットもぎり・チラシ配布、
活動期間:5月から翌年2月までの日曜日月1回程度
当日券販売、案内、受付など
場所:県立丸亀競技場と周辺地域
犬・猫の譲渡ボランティア募集
KKR高松病院 ボランティア募集
高松市保健所では、保健所が保護収容した犬・猫を、新た
活動日時:毎週月曜日~金曜日 8:30~11:30
な飼い主の方に譲り渡す活動を、営利を目的としない活動
内容:外来フロアのご案内など
として行ってくださるボランティア(個人・団体)の方を募
集しています。
【助成金情報】
2014 年全労済地域貢献助成
第 66 回 保健文化賞
助成元:全労済
締
助成元:第一生命保険株式会社
切:4月9日(水)
分野:環境
第 28 回人間力大賞
締
切:4月 15 日(火)
分野:保健衛生
地域リーダー・若者交流助成(平成 26 年度第 2 回)
主
催:(公財)日本青年会議所
締
切:4月 20 日(日)
助成元:独立行政法人国際交流基金
分野:ひと
2014 年度(第 12 回)ドコモ市民活動団体への助成
締
切:5月1日(木)
分野:国際交流
2014 年度自然体験活動支援事業
助成元:NPO 法人モバイル・コミュニケーション・
「第 13 回トムソーヤースクール企画コンテスト」
ファンド(MCF)
助成元:
(公財)安藤スポーツ・食文化振興財団
締
切:4月 21 日(月)
分野:こども、環境
平成 26 年度子どもゆめ基金助成金
締
切:5月 17 日(土)
分野:こども
2014 年度 ドナルド・マクドナルド・ハウス財団
/子どもの体験活動・読書活動(二次募集)
助成事業
助成元:独立行政法人国立青少年教育振興機構
助成元:ドナルド・マクドナルド・ハウス財団
募集期間:5 月1日~6 月 23 日
締
分野:こども
第 31 回(平成 26 年度)老後を豊かにするボランティア
切:5 月 25 日(日)
分野:福祉、医療
公益信託富士フイルム・グリーンファンド
活動資金
助成元:みずほ教育福祉財団 福祉事業部
助成元:公益信託富士フイルム・グリーンファンド
締
締
切:5月 23 日(金)
分野:高齢者福祉
子供たちの環境学習活動に対する助成事業
助成元:
(公財)高原環境財
締
切:5 月 23 日(金)
切:5月 12 日(月)
分野:環境
2014 年 『第 5 回 夢屋基金』
助成元:公益財団法人公益推進協会
分野:環境
コメリ緑資金ボランティア
締切:5 月 31 日(土) 分野:こども、環境、災害
2014 年度(第 44 回)毎日社会福祉顕彰
助成元:公益財団法人コメリ緑育成財団
主
催:毎日新聞東京・大阪・西部社会事業団
締
締
切:5 月 31 日(土)
切:5 月 31 日(土)
分野:環境
藤本倫子環境保全活動助成基金 こども環境活動支援
分野:社会福祉
創業補助金(創業促進補助金)公募
助成
助成元:
(財)日本環境協会 藤本倫子環境保全活動助成
助成元:独立行政法人中小企業基盤整備機構
基金
締
締切:6 月 10 日(火)
PCソフトウェア寄贈プログラム
分野:環境
TechSoup(テック
切:6 月 30 日(月)
分野:地域ほか
イーパーツ寄贈プログラム
スープ)
提供元:特定非営利活動法人日本NPOセンター
助成元:認定 NPO 法人イーパーツ
対
締
象:NPO法人、公益法人、社会福祉法人
切:随時募集
分野:IT 支援ほか
LUSH チャリティバンク(通常版)
助成元:株式会社ラッシュジャパン
締
切:2ヶ月に 1 度、偶数月の月末
分野:動物、人権、人道支援
公益財団法人原田積善会
助成事業
助成元:
(公財)原田積善会
受付:随時
分野:主に社会事業と学芸事業
詳しい情報は
http://flat-takamatsu.net/
Fly UP