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No.146 2010年4月 大成功のうちに幕を閉じた

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No.146 2010年4月 大成功のうちに幕を閉じた
No.146
2010年4月
大成功のうちに幕を閉じたグランジュール・ド・ブルゴーニュ
今から約20年前に、ワイン関連業者を対象にして始まったグランジュール・ド・ブルゴーニュは、回を重ねるごとにますます多くの
人々の関心を集めています。
記念すべき10回目となる今回は、約2000人にのぼる人々を迎え(次の記事参照)、前回2008年度の参加者数比で10%の増加となりまし
た。これは、現在の経済不況という背景に鑑みれば、非常にうれしい結果です。この成功には、まずターゲットを絞った事前の綿密
なアピールがあります。そして、ブルゴーニュワインに対する人々の関心の高まりも功を奏しているといえるでしょう。さらには、
ワイン市場の景気が回復に向かう予兆を示しているのかもしれません。参加者の25%は、今回初めてこのブルゴーニュワインイベン
トに参加した人々でした。
このブルゴーニュワインの盛況を裏付けているのが、今回始めての「オフ」プログラムの成功です。この新プログラムは、通常の「イ
ン」プログラムと同様に、非常に高い人気を博し、ブルゴーニュの明るい将来が感じられました。
開催期間の1週間にわたって、参加者各位が一層充実したプログラムを巡り、快適でプロ意識に貫かれたイベントを楽しみました。ハ
イライトとなった「ブルゴーニュと世界の味わい」の夕べ(ブルゴーニュワイン事務局主催)では、総勢300名以上のワイン関係者とオピ
ニオンリーダーに向けて「あっと驚く」ワインと料理の組み合わせを披露しました。ブルゴーニュワインを各国の料理と組み合わせ
て紹介し1、地方のテロワールに根付いたブルゴーニュワインの国際性が証明されました。ワイン市場が厳しい状況にあるなかで、歴
史と伝統に支えられた豊かなバリエーションを誇るブルゴーニュワインが、変わらぬ魅力と人気を見せています。
次回の第11回グランジュール・ド・ブルゴーニュは、2012年3月に開催を予定しています。この機会にみなさまとお会いできることを、
関係者一同心より楽しみにしております。
1 : PDF版の関係資料がサイト上のプレスルームにて入手できます。www.vins-bourgogne.fr`(仏語版) www.burgundy-wines.fr (英語
版)
2 100...
これは、2010年度グランジュール・ド・ブルゴーニュへの参加人数です。第10回を迎えた今回は、去る3月22日、シャブリに625人にの
ぼる人々を集め、華々しく開幕しました。これは2008年度比で25%増しの参加数となっています。
最終的には、延べにして8500名の参加者数が記録されました。今回は、海外から訪れたワイン関係者の比率が高くなっており (58
%)、世界35カ国の人々を迎えました(ベルギー、アメリカ、イタリア、ドイツ、日本など)。なかには、インド、インドネシア、リト
アニア、ポーランドなどといった初参加国も見られました。
グランジュール・ド・ブルゴーニュジャキー・リゴー 氏がプレスカップを受賞
グランジュール・ド・ブルゴーニュの一環として行われた2010年度プレスカップの栄誉は、作家でありブルゴーニュ大学で教鞭をとる
ジャキー・リゴー氏のもとに輝きました。この受賞は、ブルゴーニュ通人協会(シュヴァリエ・ドュ・テステヴァン)の会報誌「テステヴ
ァン・アン・マン」上で発表された「継承されるクリマについて」という記事に対するものです。リゴー氏は、この記事においてブルゴー
ニュの特性であるクリマに対する分かりやすく豊かな解説を実現しています。
優勝トロフィーの授与は、Arcインターナショナルの家族株主であるヴェロニク・プティ=イブレッドによって行われました。このトロ
フィーは、希少数量限定(4モデルのみ)で、特別に実現されたものです。
隔年、ブルゴーニュのワイン業者ならびに専門家による審査グループによって、ブルゴーニュワインに関する優れた記事を実現した
ジャーナリスト一名が表彰されています。対象記事は、ブルゴーニュワイン全般または、ひとつあるいは複数のアペラシオンを扱
い、ブルゴーニュワインに対する教養的なアプローチを実現したものです。
シャブリツアー、次回はニューヨークへ
パリ、ロンドンを経て、次回のシャブリツアーは、来たる6月14日、ニューヨークへと赴きます。有名なトライベッカ・ルーフトップ
を舞台に、マンハッタンを眺めながらのシャブリワインテイスティングが開催されます。
昨年に開始されたこのツアーでは、シャブリのワイン業者20社以上が世界各地に赴き、地元のワイン関連業者や専門家-ソムリエ、ワ
インセラー経営者、卸売業、輸入業、シャーナリストなど-を対象とした特別テイスティングを実現しています。
ニューヨークツアーでは、シャブリ銘柄が不当に横行しているアメリカにおいて、世界で愛される本物のシャブリを紹介します。現
在アメリカに輸出されているシャブリは、総販売量3,2%にしか過ぎません。アメリカは、シャブリにとって大いに発展性のある市場
だといえるでしょう。
ブルゴーニュワイン、近日アジア各国を訪問
ブルゴーニュワイン事務局(BIVB)ならびに商工業会議所の支援を受けた約30社のブルゴーニュワイン業者が、アジア各国のワイン関
係業者やジャーナリストに向けた特別テイスティングとワインセミナーを開催します。 5月19日ソウル(韓国)、5月21日東京、5
月25~27日には香港ワインエキスポ(Vinexpo)の枠内での参加を予定しています。
詳細については En Direct n°145(2010年2月号)でもごらんになれます。
'ワイナリー発見'レーベル 始動に向けたブルゴーニュの動向
ブルゴーニュでは、観光省の推進で年明けに始動された「ワイナリー発見」レーベルの認定のために、二つのプレゼンテーションを4月
末に行います。一つ目は、「モンラシェを中心に」と題し、サントネーからモンテリーまでのコート・ド・ボーヌに位置する南方ワイナ
リーを対象としています。もうひとつは、有名なコルトンの丘陵を含むムルソーからラドックス・セリニーまでのワイナリーを対象と
しています。
地方のワイン観光にかかわる民間・公共両諸機関-ボーヌ商工業会議所、ブルゴーニュ観光協会、コート・ドール観光協会、クロ・モザ
イク協会など-が、このイニシアティブを支援しています。ブルゴーニュワイン事務局(BIVB)では、関連セクターにおいて、テイステ
ィングオープンセラーを有するワイン業者に働きかけています。
3年期間で農業省と観光省によって認定される「ワイン発見」レーベルでは、観光地における明確な表示と、観光者案内の改善を目的と
しています。
フランスのエリート学校におけるブルゴーニュワインレクチャーの開催
昨年ブルゴーニュでは、フランスのエリート校にて、学生との出会いの機会を設けてきました。ブルゴーニュワイン事務局(BIVB)で
は、対象校にワイン栽培業もしくはネゴスメゾンの代表者を招いてのプログラムを提案しています。
日々ワインに携わるプロが、ブルゴーニュワイナリーの特性-歴史、地理的特徴、テロワールについて-と、自社ドメーヌあるいは
メゾンに関するレクチャーを行います。この代表者を通じて、学生がワインという伝統的な職業と直に出会い、その内容や地方の特
性や特産品について学ぶまたとない機会になっています。将来を担う若い世代にとって、この貴重な経験は公私共に大いに実りある
ものとなるでしょう。
パリの中央工芸学校、ストラスブールの国立行学院(ENA)、ナンシーのICNビジネススクールをはじめとするフランスのグランド・ゼ
コール(超エリート高等教育機関)に属する8つのワインクラブにて、すでにこのプログラムが実現されています。
ブルゴーニュワインが高得点を獲得
2009年末に実現されたブルゴーニュワイン・シャブリ事務局(BIVB)輸出状況アンケート調査には、「あなたがブルゴーニュワインを評
価するとすれば、何点ですか?」という項目があります。この質問に対し、世界各国の413のワイン関連業者ならびに専門家が回答を
行った結果、最終得点は10点満点中8,5点となりました。この高得点は、ブルゴーニュワインの確かな信頼と、テロワールの特性を反
映したクオリティワインに対する正当な評価だといえるでしょう。ブルゴーニュワインは、長い歴史と伝統に支えられるとともに、
現代の好みにも自在に対応し、世界各国の料理とマッチングします。
一方で、シャブリワインの最終得点は10点満点中7,8点となりました。シャルドネ種の精華として優れたミネラル性が特徴のシャブリ
ですが、今回はアメリカ市場に出回る擬似製品の悪影響を受けた結果となりました。残念ながらワイン業者や各種専門家の間にも、
まだ明確なシャブリイメージが浸透していないようです。
いずれにしてもこのアンケート調査から、プレスリレーションの果たす重要性や、マルチメディアや社会的ネットワークを通じたコ
ミュニケーションの多大な影響力が明らかになりました。アンケートに寄せられた貴重な意見の数々は、これからのブルゴーニュワ
イン業者の活動ならびに発展のために生かされます。
フランスソムリエコンクール優勝ペアが世界一周の旅へ
女性ソムリエキャロリーヌ・フュルストスと、シェフジュリアン・ガストーの両氏は、まもなくイギリスに向かって出発します。彼ら
が、BIVBがフランスソムリエ協会を対象に開催した「ブルゴーニュと世界の味わい」コンクールの優勝ペアとして、栄えある世界ガス
トロノミーの旅を獲得しました(En Direct No.143 参照)。この旅では、世界五カ国にある有名レストランを巡り、その格調高い料理
を体験します-ロンドンのFat Duck(5月13日)、モントリオールのToqué(5月14日)、サンフランシスコのThe FrenchLaundry(5月17
日)、東京の濱田屋 (5月20日)、そして最終地となるブルゴーニュではシャニーにあるレストランLameloiseを訪れます。
各レストランでは、選り抜きの一流シェフの料理をブルゴーニュワインとともに体験します。今日、世界130カ国で親しまれているブ
ルゴーニュワインは、その多様性と豊かな味わいによって、文字通りあらゆる料理のベストパートナーを務めます。
キャロリーヌ・フュルストスとジュリアン・ガストーは、パリ8区のレストランApiciusにてそれぞれソムリエとシェフを勤めていま
す。
輸出 : 2009年10~12月の好成績を受け、ブルゴーニュワイン市場に回復の兆し
2008年2月に、ブルゴーニュワイン輸出部門は12ヶ月連続で最高記録を達成しました。しかし、この直後に世界的な経済危機に見舞わ
れ、各国のワイナリーと同様に、難局に直面します。
一年半に及んだ販売ダウンを経て、2009年10~12月に初めて、2008年度同時期比で6%(量ベース)近くの伸びを記録し、不景気に歯止
めがかかった模様です。同年12月には、好調シーズンにおける同月の売り上げに劣らない成績を上げました。
最終的に2009年度の輸入部門は、2008年度比で量ベースにして15,7%(総計7860万本を輸出)、額ベースにして22,1%(4億9600万ユー
ロの売上高)のマイナス成長に終わりました。
この不景気下において、世界各国で等しく見られるのが、最終消費者の購入価格に対する厳しい態度です。購入銘柄のランクダウ
ン、セール期での購入、スーパーブランド商品の購入、レストラン利用回数の低下ならびに出費の削減などが観察されています。
各国における高級食品の流通網‐ブルゴーニュを含むフランスワインの重要な販売ルート‐では、顕著なマイナス成長が報告されて
います。
最終的な販売成績は、年度中に予測された数値よりは低く収まったものの、ブルゴーニュワインは、中~高級ワインとしての市場で
の位置づけと、英国とアメリカでの成績不振による結果を真っ向から受けた形になりました。
アメリカ・イギリス・アイルランドの3カ国だけで、量ベースにして75%の低下が見られました。アメリカに関しては、為替レートの回
復に伴う好転が期待されていますが、2009年に25%ものダウンが記録された最大輸出先である英国では、購買力の顕著な低下、通貨
ポンドの下落、レストランの利用回数の低下(ブルゴーニュの消費量は20%減)といったマイナス現象ばかりが相次いでおり、突破口
が待たれています。
英国とアイルランドを除くヨーロッパ諸国では、2009年末に、輸出成績がほぼ均衡を取り戻します。ベルギー、ドイツ、デンマーク
といった国では、伝統的な近隣店舗における健闘により、わずか1%のマイナス成長にとどまりました。オランダでは3%、スウェー
デンでは4%のマイナス成長となっていますが、近い将来の回復が見込まれています。
アジアでは、市場回復により長期間が必要とされる見込みです。日本市場8%、香港1%、シンガポール14%のマイナス成長をはじめ
として、中国、韓国、台湾においても、軒並み3分の1以上の輸入量減少が記録されました。
売上高にして220万ユーロの伸びを見せた香港が、アジア市場におけるブルゴーニュワインの発展の基盤として期待されています。香
港は、中国市場に向けて高級ワインの再輸出を行っているため、中国市場にも好影響をもたらしてくれるでしょう。
プレスコミュニケーション完全版は、ブルゴーニュワインサイトのプレスルームでご覧いただけます : www.vins-bourgogne.fr
ブルゴーニュ・ワイン市場ニュース
ドメーヌからの出庫
量ベース 0,4 %減
(09年8月-12月 5ヶ月総計)
フランス大手流通
量ベース 0,1% 減
額ベース 0,9 % 増
(2008-2009シーズン12ヶ月総計)
輸出
量ベース15,7% 減
額ベース 22,1% 減
(2008-2009シーズン12月末12ヶ月総計)
ズームアップアペラシオン: ヴジョー
ヴジョーアペラシオンは、残念ながら有名なグランクリュ クロ・ド・ヴジョーの陰となっていている感があります。この村名アペラシ
オンは、4つのプルミエクリュを擁し(耕作面積の80%)、クロ・ド・ヴジョーや、隣接するコート・ド・ニュイの有名赤ワインとの間に、
強い類似性を持っています。
赤紫と真紅の深く光に満ちた色調を備え、スミレやグリオットチェリー、カシスのアロマが特徴です。年月を経るにつれて、下生え
や枯葉、トリュフのアロマと、アニマルノートが際立ってきます。口に含むと、しっかりとした構成力を見せながらも、タンニンは
繊細な味わいを保っています。後味には、しばしば甘草が感じられます。
コート・ド・ニュイの優れたワインであるヴジョーには、味わい豊かで、やわらかく口中でとろけるような肉料理―鶏肉、ローストラ
ム、鳥のジビエ―がよく合います。その複雑なアロマを引きたてるには、スパイスを利かせたクスクスのような煮込み料理や、北京
ダックのように皮面に艶出しをした鳥肉料理がぴったりです。チーズでは、ウォッシュタイプでクリーミーな中程度の強さのものが
よいでしょう。ルブロション、ヴァシュランなどをお勧めします。
ヴジョーアペラシオンの特徴は、赤ワインだけではなく、その4分の1がシャルドネ種を使用した白ワインで構成されていることで
す。これらの白ワインは、セイヨウサンザシやアカシアの香りを特徴とし、時にマンゴのノートも観察されます。多くの場合、ミネ
ラルノートが印象的です。年月を経たものには、琥珀、パン・デピス、マルメロ、イチジクといったアロマが見られます。
料理との組み合わせとしては、オマール海老や伊勢海老といった甲殻類、グリルあるいはソース仕立ての魚料理が最適です。肉類で
は、上質の鶏肉やリドヴォー(仔牛の胸腺肉)がよいでしょう。
アペラシオンの年間製造量は、ヴジョー、ヴジョープルミエクリュを合わせて、わずか8万本となっています。耕作面積は17ヘクター
ルです。ヴジョーアペラシオンは、約90の業者によって生産されています。生産量の70%が、生産業者によって直流されています。
イランシーが10周年を記念
今から10年前に、ブルゴーニュ・イランシー地域名AOCが、正式にイランシー村名AOCとして認定されたことによって、ヨンヌ唯一とな
る赤ワインの村名アペラシオンが誕生しました。ピノノワールを主原料とし、時にセザールが加えられるこのワインは、独自のスタ
イルを持っています。
イランシーでは、10周年を盛大に祝うイベントが予定されています。4月26日には、パリ市内のレストラン「カグイユ」にて、プレス関
係者を対象としたランチ&テイスティングが行われます。この機会に、約20のヴィンテージが紹介されます。
7月25には、一般を対象とした「ブドウ園テイスティング」が開催され、ワイナリーを舞台としたグルメ散策、テロワール発見、テイス
ティングなどが予定されています。
オスピス・ド・ニュイ2009年ヴィンテージの力を確認
去る3月28日、クロ・ド・ヴジョーで行われたオスピス・ド・ニュイワイン販売では、大幅な売り上げ増加が見られました。1ピース(228
リットル樽)あたりの平均価格が、実に44,37%の伸びを記録し、2009年度ヴィンテージの人気を証明しました。昨年11月のボーヌワイ
ン販売でも、すでに20,3%の伸びが記録されていたことから、このヴィンテージ人気が一層強まったといえるでしょう。最終的に150
ピースを販売し、売上高は、70万4100ユーロとなりました。
昨年11月のボーヌでの販売とともに、この強い伸びは、各関係者の予想を大いに上回りました。しかしながらこの好結果は、地方の
市場には反映されていません。ワイナリーサイドとネゴスメゾンの取引には、停滞の動きが目立っています。いまだ経済状況の先行
きが不透明であることから、市場回復を待っての買い控えが続いています。
60周年を迎えたブルゴーニュ通人協会(テステヴァン)
このたび、ブルゴーニュ通人協会(シュヴァリエ・ドュ・テステヴァン)によるワインセレクションが、60周年を迎えました。独自のテ
イスティングによって選ばれたワインには、ボトルラベルにブルゴーニュ通人協会の印が記載されます。消費者の視点からセレクト
することを理念とし、身近で実用的と評価されているこの「コンクール」では、250名のテイスティング審査員が、「アペラシオンの名
とヴィンテージ年にふさわしい出来か」、「長期的な発展の展望はあるか」、「贈答品としてふさわしいか」という基準に基づいてワイン
を選別しています。
1950年に始まったこのセレクションは、毎年「ブルゴーニュワインの名声とクオリティを推進する」という通人協会の任務を担ってい
ます。
プレスコミュニケーションならびに結果については、ブルゴーニュワインサイトのプレスルームでご覧いただけます :
www.vins-bourgogne.fr
ユネスコ世界遺産 : ブルゴーニュのクリマが注目を集めています !
ディジョン、ボーヌ、ニュイ・サン・ジョルジュ、シャトー・ドュ・クロ・ド・ヴジョーといった、名だたる土地を舞台に、100以上に上る
優れた写真の数々を集めた特別写真展が開かれます。これは、「ブルゴーニュクリマのユネスコ世界遺産認定」を推進する協会団体
が、二千年の歴史を持つブルゴーニュワイナリーに人々の注目を集めようと企画したものです。
地方に暮らす人々はもちろん、観光に訪れた各国の人々に向けて、ブルゴーニュの誇る豊かな遺産を雄弁に紹介しています。展示作
品は、ジャン=ルイ・ベルニュイ、アルメル・ドゥルアン、ミシェル・ジョリーというブルゴーニュ出身の3人の写真家によるものです。
写真展日程: ディジョン:2010年5月28日~8月28日、ボーヌ:2010年9月1日~11月中旬、
シャトー・ドュ・クロ・ド・ヴジョー:2010年11月中旬~2011年6月、
ニュイ・サン・ジョルジュ:2011年6月~9月
ドメーヌ・アルドュイーが有機栽培に着手
コルゴロワンにあるドメーヌ アルドュイーが、有機栽培認定に向けて始動しました。ドメーヌ監督カレル・ヴォールイが、過去数年
間に渡って試験栽培を行った結果、ドメーヌでは、バイオダイナミックス農法に転換する決定を下しました。ヴォールイ氏は、コー
ト・ドュ・ローヌに所有するドメーヌド・ラ・カボットでの経験も大いに活用しています。
ドメーヌ アルドュイーでは、ジェヴリー・シャンベルタンとピュリニー・モンラシェの間に位置する42ヘクタールのブドウ園を有して
います。3年にわたる転換期を経た後には、ドメーヌはブルゴーニュにおける重要有機栽培ワインメゾンの仲間入りを果たします。
ドメーヌ・ルソーがシャンベルタンに拡大
有名なドメーヌ アルマン・ルソー(ジェヴリー・シャンベルタン)が、シャンベルタンに0,5ヘクタールのブドウ園を獲得しました。ド
メーヌは、すでに2,15ヘクタールのグランクリュの生産を行いながら、ベーズのシャンベルタン・クロには1,42ヘクタールのブドウ園
を所有しています。
エリック・ルソーの率いるドメーヌは、トータル14ヘクタールのブドウ園を保有することになりました。ドメーヌでは、6種のグラン
クリュを手がけています。
ナディーヌ・ギュブラン、メゾン・アンドレ・ドゥロルムのアドバイザーに
女性ワイン学専門家のナディーヌ・ギュブランが、リュリーにあるアンドレ・ドュロルムメゾンのアドバイザーとして就任しました。
アントナン・ロデメゾン(メルキュリー)で培った、コート・シャロネーズワインに関する豊富な経験を生かして、無発泡ワインの醸造
を担当するローランス・ダネルと協力していきます。
アンドレ・ドュロルムメゾンでは、クレマン・ド・ブルゴーニュの生産のほかに、98ヘクタールのブドウ園を有し、リュリー、ブズロ
ン、マランジュ、ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌおよびニュイAOCの生産を行っています。また、自社製品シリーズを増やす
ためにブドウの買い付けも行っています。
ブルゴーニュワインの全イベント日程は
ブルゴーニュワインの全イベント日程は、下記のサイトでご覧になれます
www.vins-bourgogne.fr
4月24日: ヨンヌワインマルシェ、シャブリ花市場 (89) – テイスティング販売 www.chablis.net
4月25日: ミジェワイン地方特産品サロン(71)
4月25日: ワインとアンドゥイエットフェスティバル、モロージュ(71) - 各種企画とテイスティング
5月1・2日: サヴィニーへようこそ(21) – オープンセラー www.bienvenue-a-savigny.com
5月8日 : 花盛りのブドウ園ラリー、マコン(71) - 車でのワイナリー発見ラリー
5月13日 : ボーヌ・ワインの味わい -ボーヌワイナリーでのグルメ企画 (21) www.saveursdevignes.com
5月13・14日: クレマンの春、ボーヌ(21) – クレマン・ド・ブルゴーニュを中心とした教養的で楽しいイベント企画 www.cremantdebourgogne.fr
5月15日: 第6回シャブリ地方 ヨンヌワイナリー観光街道発見ラリー(89) - www.yonne.cci.fr
5月16日: 花盛りワイナリーイベント、オーセール (89) - シャブリとオーセロワのワインテイスティング- www.fleursdevigne.fr
5月22・23日: サン・ロマン村ワイナリー祭り(21)
5月22・24日: シャロン・シュール・ソーヌ、コート・シャロネーズ気球フェスティバル(71)
5月23日: クーランジョワ近郊のグルメ散策(89) – クーランジョワのワイナリーを巡っての食事企画
2010年輸出関連イベントスケジュール
2010年輸出関連イベントスケジュール
(ワイン業者、アドバイザー、ジャーナリスト対象)
ブルゴーニュワイン事務局(BIVB)主催
5月11日 : ダブリン(アイルランド)ワインセミナー :ブルゴーニュのヴィラージュについて
5月19日 : 韓国ワインツア(ソウル)-試飲、養成セミナー、プレス会見
5月21日 : 「ブルゴーニュ テロワール&シニアチュール」テイスティング-東京-試飲、
養成セミナー、プレス会見
5月25-27日 : 香港ワインエキスポ-養成セミナー、プレス会見
6月1日 : コペンハーゲン(デンマーク) ワインセミナー :ブルゴーニュのヴィラージュに
ついて
6月8日 : ストックホルム(スウェーデン) ワインセミナー :ブルゴーニュのヴィラージュについて
6月14日 : シャブリツアー・ニューヨーク-ワイン関連業者試飲、養成セミナー、
プレス会見
6月23・25日 : サンクトペテルブルグ、モスクワ(ロシア) ワインセミナー :ブルゴーニュのヴィラージュについて
ブルゴーニュワインスクール
ブルゴーニュワインスクール
2010 年上半期日程- 特別養成
(特記がない限り、講座はすべてボーヌで開催されます)
電話03 80 26 35 10
講座の詳細およびプレゼントアイデアについてはサイトをご覧ください。
www.ecoledesvins-bourgogne.com
4月24日、5月22日、6月12・26日、7月10・24日 :発見デー(9時30分―17時45分)
4月24日、5月22日、5月26-27日:発見ウィークエンド
5月22-23日、6月26-27日:発見ウィークエンド
5月17日-19日、9月27-29日:ブルゴーニュ新発見
6月14日-16日:: アマチュア試飲資格認定
出版:ジャン=フランソワ・バザン著 「青い葡萄(仮訳)」
ブルゴーニュワイン、ワイナリー、歴史についての数々の著書で定評のあるジャン=フランソワ・バザン氏が、ブルゴーニュにゆかり
のある二人の人物の伝記を出版しました。
小説仕立てのこの新作では、ディジョン出身の有名人物ベニーニュ・パピヤールと、ジェヴリー・シャンベルタンでワイナリーを営む
バティスト・マルシャンが主人公となっています。舞台は、ネアブラムシ病がブドウ園を襲った1880年代で、二人の主人公はブドウと
家族を救うために、あらゆる手段を講じます。多くの変動に見舞われた時代のブルゴーニュワイナリーの年代記となっています。
(Calmann-Lévy社刊)
「ブルゴーニュワイン」第14版刊行
シルヴァン・ピティオとジャン=シャルル・セルヴァンによる「ブルゴーニュワイン」第14版が、4月中旬に出版されました。ブルゴーニ
ュワインとワイナリーの情報改訂版としてだけではなく、新たにカラーイメージを増やし、グランクリュから村名アペラシオンまで
のあらゆるクリマ名が明記されました。またブルゴーニュの全AOCアペラシオンカードも掲載されています。
1952年にピエール・プポン氏の推進で初版が発行された「ブルゴーニュワイン」は、過去60年間で20万部を販売しています。英語、ドイ
ツ語、オランダ語、日本語、韓国語に翻訳されています。
プレスコンタクト:配信に関するエラーがある場合はお知らせください(言語、配信モードなど)
お問い合わせ先
セシル・マチオ- BIVBプレス担当
電話 33 (0)3 80 25 95 76
[email protected]
あらゆるプレス資料を備えたプレスルーム:
http://www.bourgogne-wines.jp
EN DIRECT:出版に関する法規情報
EN DIRECT
年間9号発行、編集 :BIVB
ブルゴーニュワイン事務局 12, Boulevard Bretonnière - BP 150 - F-21204 BEAUNE CEDEX
電話 03 80 25 04 80 – ファックス 03 80 25 04 81
発行責任者: アンドレ・セガラ
編集長 : セシル・マチオ
編集部: (有)ECRIVIN
購読料 / 一年間(10号)につき30 €
N° ISSN : 1770-4839
法定納本 :発行 –自社印刷
このBIVBレターに掲載された内容の複製は認可されています
(特記がない限り、講座はすべてボーヌで開催されます)
電話03 80 26 35 10
講座の詳細およびプレゼントアイデアについてはサイトをご覧ください。
www.ecoledesvins-bourgogne.com
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