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No.145 2010年2月 長期エコロジー計画による

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No.145 2010年2月 長期エコロジー計画による
No.145
2010年2月
長期エコロジー計画によるワイン栽培
ブルゴーニュワインの特性は、テロワール、そしてテロワールに対するリスペクトにあるといってよいでしょう。過去10年間に見ら
れた個別ならびに団体的な主導の数々からも、この事実が再確認されています。ワイン栽培業の環境への配慮は、単なる自覚の域を
超え、実質的な問題となりました。長期エコロジー開発計画は、ブドウ栽培を超えて、より広範に適用されるようになりました。
この点をより明確にするために、ブルゴーニュワイン事務局(BIVB)では、特別セミナーを開催しました。この際に、ブドウ園からワ
イン流通に至るまでの現状が確認されるとともに、消費者ならびに流通業者からの高まる要望も考慮されました。
有機栽培認定済み、あるいは現在有機栽培へ転向中のワイナリーが急増したことからも、現在のブルゴーニュの基盤である環境への
配慮が顕著にうかがえます。ブドウの有機栽培農地は、過去5年間に、実に3倍に跳ね上がりました(p4参照)。
今や一時の流行りを超えた長期エコロジー開発計画は、未来の環境のために欠かすことのできない概念となりました。この点には、
セミナーの参加者一同が賛同を示しています。セミナーでは、現状に伴うパラドックス― 消費者の実際の態度と、本来あるべき態度
に見られる落差― についても強調されました。また、知識が十分に浸透していないワインの科学的側面にもスポットが当てられまし
た。
多彩で豊かな要素を有したブルゴーニュでは、各技術プロセス間の対立を回避しながら、真のダイナミズムを築いていきます。その
ためにも、個別プロセスと集団的なプロセスの間に、明確な一貫性を打ち立てる必要性があります。目下の問いは、「ブルゴーニュが
長期エコロジー計画に加担するか否か」を超えて、「いかにして」この計画に着手し、「いかなるスピードで」進めていくかにあります。
地方農業会議所の支援を受けて、長期ワイン栽培委員会が新設されました。ブルゴーニュは、ワインの持つ高貴なアイデンティティ
を継承していくためにも、明確かつ実践的なプロセスに精力的に取り組んでいきます。
2015…
世界的な経済不況を受けて、ワイン業界では不安定な販売シーズンが続いています。この経済危機に対処するためにも、新たな展望
が必要とされています。
このために、現在ブルゴーニュワイン事務局(BIVB)では、2015年を目標とするプロジェクトを考案しています。新たに市場に生じた
問題に対処し、かつ関連業者の要望に応えながら、新方針を決定します。長期エコロジー開発計画は、このプロジェクトの一中心軸
となります。 ワイナリーや関連企業との話し合いを経て、2010年末にこのプロジェクトが公表され、2011年より適用される見込みになっていま
す。
2010年度グランジュール・ド・ブルゴーニュいよいよ開催間近です !
来たる3月22~27日に開催される第10回グランジュール・ド・ブルゴーニュイベントは、最終準備段階を迎えました。参加者のみなさ
まをベストコンディションでお迎えするために、連日綿密な調整が行われています。現段階で、すでに800名の参加者が登録されてい
ます。
今からのお役立ち情報 :
- 全参加企業リストが、グランジュール・ド・ブルゴーニ ュサイトにてご覧いただけます。日時やイベント内容、 参加企業との会見
機会についてお知らせしています。
- 無料送迎リムジン経路と時刻表 (大幅に拡大運行)が、2月より閲覧していただけます。
-養成アトリエへの登録が引き続き行っていただけます。このセミナーは、連日、イベント開催に先立って行われます。言語は、セミ
ナーによって英語またはフランス語が使用されます。ブルゴーニュワイン基礎知識の確認に最適の機会です。
BIVB主催による「ブルゴーニュと世界の味わい」イブニングイベントのインビテーションが2月半ばに送付されました。3月24日に開催
されるこのソワレでは、複数の有名シェフが、ブルゴーニュの一食材を用いて世界の味わいを持つ料理をご用意します。もちろん料
理はブルゴーニュワインと合わせてサーブされます。
プログラム詳細についてはサイトをご覧ください。
www.grands-jours-bourgogne.com
英国 : 「ディスカバー・ジ・オリジン」春季イベント
「ディスカバー・ジ・オリジン」企画では、春季イベントが目白押しです!5月7~10日のロンドン・リアルフードサロン、5月28~31日の
エディンバラ テイストフェスティバルの二大見本市を中心として、ブルゴーニュワインを含む「原産地」に根ざした高級食品のプロ
モーションが行われます。昨年度は、各イベントに約2万人の人々が訪れました。
さらに「ディスカバー・ジ・オリジン」は、広く一般参加者を対象とした二つの見本市― 5月1~3日には「ザ・ブライトン フード&ドリ
ンクフェスティバル」、5月29~31日には、ロンドンのハンプトンコート宮殿で開催される「ザ・フーディーフェスティバル」― に参加
します。併設スタンドでは、フリーテイスティングならびに解説付きテイスティングが催されます。 3年単位のプログラムを組む「ディスカバー・ジ・オリジン」では、4つの参加アペラシオン―ブルゴーニュワイン、パルムの生ハム、パ
ルメジャーノ・レジャーノチーズ、ポルトガルのドウロ&ポートワイン―の知名度浸透に大いに貢献しています。
プログラム詳細についてはサイトをご覧ください。www.discovertheorigin.co.uk
ブルゴーニュワインが、第2回刑事映画フェスティバルのパートナーに
第二回ボーヌ刑事映画フェスティバルが、来たる4月8~11日に開催されます。ブルゴーニュワイン事務局はこのフェスティバルの
パートナーを務め、オープニングセレモニー「ラ・ポーレ・ドュ・ポレール」(収穫後のバンケットに由来する命名)では、ブルゴーニュワ
インが貴重な一役を務めます。
BIVBのプレスティージュセラー(p4参照)に名を連ねる12のワイナリーと協同組合セラーが、自社製のワインを提供します。セレクト
ワインは、地元のレストランによる料理と合わせてサーブされます。
また、同日には「カーブ・オ・ザローム」も注目のイベントになっています。ゲーム感覚で楽しみながら、ブルゴーニュワインのアロマ
に対する知識が試されます。
アジアにおけるブルゴーニュワイン
近年のアジアは、ブルゴーニュワインにとって躍進的な市場になっています。ブルゴーニュワイン事務局ならびに商工業会議所の支
援を受けたブルゴーニュワイナリーは、定期的にアジア市場の業者との出会いの機会を設けています。今や、日本が唯一のワイン市
場であった時代が終わり、新たなアジア各国市場の台頭が見られます。 5月には、ブルゴーニュワイン企業によるアジアツアーが予定されています。5月19日、ブルゴーニュワイン企業約30社がソウルに集
結します。続く21日には、東京に舞台を移し、「ブルゴーニュ テロワール&シニアチュール」テイスティングイベントが開催されま
す。同月25~27日には、香港にてワインエキスポが予定されています。
BIVBでは、アジア各都市の地元ワイン関連業者のワイン知識を深めることを目的とした養成セミナーを設け、村名アペラシオンとプ
ルミエクリュをテーマとしたレクチャーを行います。またプレス関係者には、ブルゴーニュワインのスポークスマンとの単独または
グループ会見の機会が設けられます。
輸出 : 「ブルゴーニュワイン」養成セミナーの大幅拡大実施
(ソ連、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、アイルランド)
ブルゴーニュワインの名声は、その多様性にあります。多彩なアペラシオンの数々、まれなる豊かさのテロワール、あらゆる機会に
対応する味わいが、ブルゴーニュワインの大きな特長となっています。ブルゴーニュワイン事務局では、このブルゴーニュの特質
を、養成セミナーを通じて海外のワイン関連業者に広めています。既存の「ブルゴーニュ テロワール&シニアチュール」テイスティン
グに組み込まれたセミナーに加え(p5参照)、6月には、ソ連、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、アイルランドの各国で複数の
セミナーが開催される予定です。
2時間のセミナーは、ワイン知識のレクチャーと、テイスティングで構成されます。またセミナー内容は、受講者の要望に対応して柔
軟に組まれ、ブルゴーニュ独自のテーマ軸に沿って、基礎知識ならびに専門知識を学んでいきます。
また事務局では、サイトのロシア語、スウェーデン語、デンマーク語の各バージョンを新たに設け、より手軽にワインに親しんでい
ただけるようになりました。
フランス
2009年ブルゴーニュワインは、大手流通部門で健闘
2009年度のフランス無発泡性ワインは、大手流通(ディスカウントと小型スーパーを除く超大型・大型スーパー)における販売実績がや
や立て直し、量ベースで1,2%増となりました。複数年にわたる低下を経て、テーブルワインとロゼワインが好調な伸びを記録した一
方で、原産地呼称統制ワインは引き続き1,6%の落ち込みに終わりました。
経済不況に見舞われた現状において、ブルゴーニュワインは比較的よく健闘しており、なかでもクレマンは新たに1%近くの伸びを見
せました。大手流通では2億6千万ユーロの売り上げを収めています。販売本数では0,3%増となる34万本を記録し、引き続き安定を見
せています。
ブルゴーニュ無発泡性ワインの売り上げ落ち込みは、フランス国内の他産地ワインに比べて単価が高くなっているにもかかわらず、
量ベースで2,2%減にとどまりました。これは、他産地の指定地域優良ワインの平均価格アップ(+2,5%)に比べて、非常に緩やかな
平均価格アップ(+1%)が適用された効果だといえるでしょう。
発泡性ワイン部門では、クレマン・ド・ブルゴーニュが大きな成長を記録し、大手流通では量ベースで11,7%増、額ベースでは13,6%
増となりました。クレマンは、新たに販売ランキングアップを実現し、シャンペンを除く発泡性AOCワインにおいて第2位(額ベース)
となりました。
2009年度収穫 : クオリティと収穫量
2009年度の収穫量がほぼ確定しました。昨年初夏当時には、2008年度に並ぶ低収穫量が予想されていましたが、実際には158万4千ヘ
クトリットルとなる高い収穫量を記録し、優れた出来のヴィンテージが待たれています。これは、1999年度(160万ヘクトリットルを
超えた唯一の年)に次ぐ収穫量となります。このような高い収穫量が実現した背景には、収穫時のブドウの優れた品質があり、2007年
や2008年度とは異なり、ブドウ選別が不必要であったことが挙げられます。
クレマンの収穫量は、2008年度比で若干減少を見せたものの(-1,7%)、依然として高数値で安定し、13万ヘクトリットルとなりまし
た。
白ワイン部門は大きな伸びを見せ、2008年度比8%増となる94万3千ヘクトリットルを記録しています。この数値は、過去5年間の平均
値比で4%増となります。この成長は、とりわけ地域名アペラシオンとマコネワインにおいて顕著になっています。一方で、シャブリ
の収穫量は変動がありません。
もっとも顕著な成長が記録されたのは赤ワインです。51万2千ヘクトリットルの収穫量は、2008年度比14%増、過去5年間の平均値比
では、5,5%増となります。AOC全体において、この強い伸びが共通し、2008年度比較で偏りのない均一的な伸びとなっています。た
だし、マコネの赤ワインは2万5千ヘクトリットルで停滞しています。
最終的な色別の割合には変化が見られず、白60%、赤32%(内0,7%はロゼ)、クレマン8%となっています。
プレスコミュニケーション「2009年度ヴィンテージ」は、ブルゴーニュワインサイトのプレスルームでご覧いただけます。
www.bourgogne-wines.jp
ブルゴーニュ・ワイン市場ニュース
ドメーヌからの出庫
量ベース 1 %減
(09年8月-11月 4ヶ月総計)
フランス大手流通
量ベース 0,1% 減
額ベース 0,9 % 増
(2008-2009シーズン12ヶ月総計)
輸出
量ベース18,6% 減
額ベース 24,3% 減
(2008-2009シーズン11月末11ヶ月総計)
ズームアップアペラシオン : ジヴリー
ジヴリーは、コート・シャロネーズの代表的な村名アペラシオンで、アンリ4世の最も好んだワインとされています。すでに16世紀の
文献に、ジヴリーの存在を裏付ける記載が見られます。
総耕作面積は約274ヘクタール、この内の90ヘクタールを占めるプルミエクリュが、ジヴリー、ドラシー・ル・フォール、ジャンブル
の3コミューンに広がります。ワイン売り上げが落ち込んだ1960~70年代に、アペラシオンも難局に直面し、区画分譲に踏み切りまし
た。現在のジヴリーは、分譲を免れた最も優れたテロワールから成る小さなアペラシオンとなっています。ジヴリーのブーケは、ス
ミレ、イチゴ、ブラックベリーをベースとし、カンゾウとスパイス(チョウジ)のノートが加わります。若いうちは、タンニンの表現
が目立ちますが、3~5年を経ると丸みが加わります。
高貴な味わいと、しっかりとした構成力は、肉料理と非常によく合います。ビーフステーキ、子牛の蒸し煮、鶏肉の赤ワインシチ
ュー、さらにはプール・オ・ポやブレス産の肥育鶏のローストをおすすめします。エキゾチック料理では、串焼き、ケバブ、ケフタ、
春巻きと非常によく合い、「ワールド」な味わいがお楽しみいただけます。カマンベールや、ブリー・ド・モー、ルブロションといった
軟式チーズとも最高の相性を誇ります。
シャルドネ種を原料とする白ワインは、ボダイジュ、ユリ、ドライフルーツのアロマを有します。繊細な口当たりと、丸みと酸味の
バランスによって、後味が持続し、長期熟成に適しています。ジヴリー白は、ライトなソースで仕上げた魚料理とよく合います。カ
ワカマスのブールブランソース、白身肉料理、魚のクスクスやタジン、甘酸っぱく仕上げた、またはスパイスを効かせた海老料理、
野菜の中華風炒めなどとともに味わって下さい。ワインの丸みと生彩感が一層引き立ちます。
274ヘクタールの耕作地に対し、年間180万本が製造され、コート・シャロネーズAOC村名アペラシオンの16%を占めています。約70の
業者がアペラシオンの製造を分け合っています。製造量の4分の3は、協同組合セラーを含むワイナリー業者によって直接流通されて
います。
次回開催日時: 3月23日(火)
テイスティング講演 « 3つの視点で見るワイン »
グランジュール・ド・ブルゴーニュ開催期間に、ボーヌにて
アペラシオン発見が催されます。地質‣土壌学専門家、歴史
専門家、ワイン学専門家による3つの視点からワインにつ
いての解説が行われます。
詳しくはサイト上で www.grands-jours-bourgogne.fr
2010年シャブリワインコンクール
毎年シャブリでは、ワイナリーとネゴシアンによるテイスティングコンクールが行われ、ヴィンテージ年から最も優れたワインが選
出されます。今年は、2008年度ヴィンテージが対象とされました(ただしグランクリュに限っては2007年度ヴィンテージが対象)。
フランス国内ならびにヨーロッパ各国から駆けつけたワイン関連業者や専門家、愛好家ら約100人が、シャブリのプティポンティ
ニー(インタープロフェッションを擁する1128年製の建物)にて、テイスティングを行いました。348の参加ワインから、最も優れたワ
インがセレクトされました。
全受賞ワインリストは、ブルゴーニュワインサイトのプレスルームでご覧になれます:
www.bourgogne-wines.jp
2010年プレスティージュセラー : ブルゴーニュワインを代表するより抜きのワイン
ブルゴーニュワイン事務局(BIVB)のプレスティージュセラーに、新たに137のワインが仲間入りしました。去る1月26日に発表され
た2010年度セレクトワインは、ブルゴーニュ各地で生産され、ブルゴーニュのテロワールの精髄を最も豊かに表現したワインです。
セレクションは複数間に及び、地域名アペラシオンからグランクリュまでの1400種を、名前を秘した匿名テイスティングによってセ
レクトしました。ブルゴーニュテロワールの代表となるこれらのワインは、プレスランチ、養成セミナー、プロモーション試飲な
ど、今年度のBIVB 主催イベントに登場し、ブルゴーニュワイン学校のセラーにも加えられます。このプレスティージュセラーは、39
年の歴史を有しています。
全ワインリストは、ブルゴーニュワインサイトのプレスルームでご覧になれます : www.bourgogne-wines.jp
ブルゴーニュで急速拡大する有機栽培
2009年、ブルゴーニュの有機栽培ブドウ園は1600ヘクタールとなりました(すでに認定済みのものに現在転向中の耕作面積を合わせた
数値)。これは、ブルゴーニュのブドウ園の5.3%にあたります。2006年当時600ヘクタールであった有機栽培農地が、実に急激な発展
を見せています。とりわけ2008~2009年間には34%の割合で増加しています。
現在、コート・ドールに97、ソーヌ・エ・ロワールに50、ヨンヌに25の有機栽培ドメーヌがあります。これに加えて、行政的にブルゴー
ニュとなるニエーヴルには6つの有機栽培ドメーヌがあります。
第49 回オスピス・ド・ニュイ・サン・ジョルジュワイン販売
高い収穫量に期待のヴィンテージ…、第49回オスピス・ド・ニュイワイン販売に向けて好条件が出揃いました。今年は、グランジュー
ルブルゴーニュ最終日の翌日に当たる3月28日、シャトー・ドュ・クロにて開催されます(p2参照)。
ドメーヌの管理責任者であるジャン=マルク・モロン氏によれば、2009年は優れたブドウの成熟度、13度を超える選別を要しない収穫
によって、製造ワインにはピュアなアロマが表現されています。
3月最終週末には、ニュイ・サン・ジョルジュにて、ワインサロン「レ・ニュイ・オ・グランジュール」が開催されます。二日間に渡って、
レアールを舞台にし、ニュイ・サン・ジョルジュアペラシオンの約40のドメーヌが、村名アペラシオンとプルミエクリュ(赤・白)、その
他の自社製ブルゴーニュAOC をテイスティングを通じてご紹介します。
プレスコミュニケーションは、ブルゴーニュワインサイトのプレスルームでご覧いただけます : www.bourgogne-wines.jp
ドメーヌ メオ・カミュゼがコルトンに二区画を獲得
ヴォーニュ・ロマネにあるメオ・カミュゼドメーヌが、昨年12月にコルトン・ぺリエールに68アール、コルトン・ラ・ヴィーニュ・オ・サン
に19アールの区画を獲得しました。この二区画には、いずれも年代ものの貴重なピノノワール種が植えられています。ドメーヌで
は、2009年よりこれらの区画で収穫されたブドウの醸造をスタートし、自社製コルトン赤のバリエーションを一層豊かにしていま
す。
メオ・カミュゼドメーヌは、通称名「ロニェ・エ・コルトン」に、45アールのクロをすでに所有しています。また自社製品には、コート・
ド・ニュイの最も名高いアペラシオン―クロ・ド・ヴジェオ、リシュブール、エシュゾー、ヴォーニュ・ロマネ プルミエクリュなど―を
揃えています。
シャンピーがドメーヌ ラリュール・ピオを獲得
ボーヌにあるシャンピーメゾンでは、現在、ドメーヌ ラルール・ピオ(ペルナン・ヴェルジュレッス)の引継ぎのための最終手続きを行
っています。メゾンは2010年よりこの区画を所有することになります。有機栽培認定を受けているシャンピーメゾンの栽培法が、次
期の収穫より実施される予定です。
メゾンは、約10ヘクタールのぺルナンのヴィラージュならびにプルミエクリュ、グランクリュ赤(コルトン・ロニェ、コルトン・ブレッ
サンド)、グランクリュ白(コルトン・シャルルマーニュ)を製造しています。
ドメーヌ シャペルが有機栽培ワインに認定
今から10年前に、ドメーヌ シャペルが有機栽培に着手しました。転向に必要な期間である3年間を経て、2009年ヴィンテージが初の
有機栽培ワインとしてお目見えしました。
家族経営のドメーヌでは、20ヘクタールの所有地で有機栽培農法を行っています。耕作や雑草処理には機械を用い、ブドウ病の予防
には、硫黄と銅のみが使用されています。また、フランスクオリティによる厳格な定期検査が実行されています。
プレス資料をご要望の方はお知らせください
ブルゴーニュワインの全イベント日程は
ブルゴーニュワインの全イベント日程は、下記のサイトでご覧になれます
www.bourgogne-wines.jp
3月5-7日: マコネからシャルネー・レ・マコンまで フランスワインサロン (県番号71)
3月13-14日: マルサネー・ラ・コートのグルメな一日 (21)
3月20日 : クレマンフェスティバル、タップ・ショードロンからシャティヨン・シュール・セーヌまで(21) - 各種イベントとテイステ
ィング
3月27-28日: 第49回オスピス・ド・ニュイワイン販売、ニュイ・サン・ジョルジュ(21)
3月27-28日: レ・ニュイ・オー・グラン・ジュール、ニュイ・サン・ジョルジュ(21) - 試飲販売
4月2-4日: 第18回ジヴリーワインマルシェ(71) - 試飲販売
4月3-4日: ヴィネ・トネロワーズ、トネール(89) -試飲販売
4月3-4日: プランタン・ド・モンテリー (21) - オープンセラーイベント
4月5-6日: ドュ・コテ・デ・マランジュ、サンピニー・レ・マランジュ(71) - オープンセラーイベント
4月6-11日: クリュニーのパッション「土地とワイン」、ブライ(71) – クリュニー修道院1100年を記念したテイスティングと教養的な
イベント企画
4月11日: ブズロンとペルシエ・ド・ブルゴーニュフェスティバル、ブズロン(71) - オープンセラーイベントと地方特産品試食会
4月16-18日 : マコンワイン見本市(71) – 試飲
4月17-18日 : 第12回プランタン・ドュ・クリュヴィレ・クレッセ、ヴィレ・エ・クレッセ(71) – オープンセラー
2010年輸出関連イベントスケジュール
(ワイン業者、アドバイザー、ジャーナリスト対象)
ブルゴーニュワイン事務局(BIVB)主催
3月22-27日: シャブリからマコンまで - グラン・ジュール・ド・ブルゴーニュ
5月19日 : 韓国ワインツア(ソウル) -試飲、養成セミナー、プレス会見
5月21日 : 「ブルゴーニュ テロワール&シニアチュール」テイスティング-東京(日本)-試飲、養成セミナー、プレス会見
5月25-27日 : 香港ワインエキスポ-養成セミナー、プレス会見
6月14日 : シャブリツアー・ニューヨーク-ワイン関連業者試飲、養成セミナー、プレス会見
ブルゴーニュワインスクール
2010 年上半期日程- 特別養成
(特記がない限り、講座はすべてボーヌで開催されます)
電話03 80 26 35 10
講座の詳細およびプレゼントアイデアについてはサイトをご覧ください。
www.ecoledesvins-bourgogne.com
3月6・20日、4月3・24日、5月22日、6月12・26日、7月9・24日:
基礎知識(半日-9時30分―12時15分)
3月6・20日: テイスティングデー(1日-9時30分―17時45分)
4月3・24日、5月22日、6月12・26日、7月9・24日:発見デー(9時30分―17時45分)
4月3-4日、5月22-23日、5月26-27日: 発見ウィークエンド
4月12・13日、5月3・4日:テイスティング養成講座
5月17日(月)-19日(水):ブルゴーニュ新発見
6月14日(月)-16日(水):: アマチュア試飲資格認定
ワインと健康 : ワインの効果が科学的に立証されました
このたびアンジェの国立衛生医学研究所(INSERM)で、ワインに含まれるポリフェノール「レスベラトール」と、心臓病のリスク低下の
因果関係が立証されました。
ポリフェノールは、窒素の生産を促すことにより、血管を拡張して血液の循環を促進します。有名な「フレンチパラドックス」が、よ
うやく疫学的な根拠を得たことになります。ワインを日常的に消費するフランスでは、その豊かな食生活にもかかわらず、心臓病の
発症率が低くなっています。
「ワインを巡る発見」認定ラベルの創出
観光を担当する閣外相エルヴェ・ノヴェリは、ワイン観光高等議会に対して、「ワインと新発見」と命名されたフランスワインのための
観光ラベルを始動させました。この規定では、テロワールに関係する観光業者の認証について定められています。
観光省ならびに農務省により3年期間で認定される「ワインと新発見」ラベルは、観光地のより明確な運営と、観光客に対する明確な
サービス提示が保証されます。
プレスコンタクト:配信に関するエラーがある場合はお知らせください(言語、配信モードなど)
お問い合わせ先
セシル・マチオ- BIVBプレス担当
電話 33 (0)3 80 25 95 76
[email protected]
あらゆるプレス資料を備えたプレスルーム:
www.bourgogne-wines.jp
EN DIRECT:出版に関する法規情報
年間9号発行、編集 :BIVB
ブルゴーニュワイン事務局 12, Boulevard Bretonnière - BP 150 - F-21204 BEAUNE CEDEX
電話 03 80 25 04 80 – ファックス 03 80 25 04 81
発行責任者: アンドレ・セガラ
編集長 : セシル・マチオ
編集部: (有)ECRIVIN
購読料 / 一年間(10号)につき30 €
N° ISSN : 1770-4839
法定納本 :発行 –自社印刷
このBIVBレターに掲載された内容の複製は認可されています
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