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ヨーロッパ第一 英語学研究 浦田 和幸(通年開講) 英語学演習 馬場 彰(1
ヨーロッパ第一 ○英語学研究 浦田 和幸(通年開講) (1 学期) (木曜2限)英語史研究 (1) 授業の目標・内容・計画 中英語の特徴を概観した後に、テクストを精読する。実際にテクストを読む作業を通して、英語史の諸問題に ついて具体的に考察する。 教材として用いる下記のアンソロジーは、中英語の代表的な作品からなる詩文選である。本年は、主に後期中 英語の作品を読むことにする。脚注の解説や巻末のグロッサリーを手がかりとし、OED等の辞書も活用しながら、 テクストを「丹念に」読む訓練を行う。常に現代英語の文法・語彙等との比較を念頭において読むことを旨と したい。 授業の中心は語学的考察にあるが、資料として文学作品を読む中で、多少なりとも中世英文学の面白さにふれる ことができればと思っている。 教材・参考書等 教材:J.A. Burrow and Thorlac Turville-Petre (eds.), A Book of Middle English. Third edition (Blackwell, 2004).(既に第 2 版を持っている人は、それで結構です。 ) 参考書:授業中に指示する。 成績評価の方法 出席状況、授業中の発表、学期末のレポートにより、総合的に評価する。 履修上の注意 英語史の基礎知識があることが望ましい。未修得の場合は、各自で概説書を読むなどして勉強してください。 また、現代英語の正確な読解力が大前提となるので、現代英語の勉強にも努めてください。 (2学期) (木曜2限)英語史研究 (2) 授業の目標・内容・計画 初期近代英語の語学的特徴を説いた研究書を読み、主に文法と語彙の面から、当時の英語の実態を考察する。 現代、および中世の英語と対比させることにより、英語の変化の様相を史的パースペクティブのもとに把握する ことを目標とする。 教材・参考書等 教材:Charles Barber, Early Modern English, Second Edition (Edinburgh U.P., 1997) 参考書:授業中に指示する。 成績評価の方法 出席状況、授業中の発表、学期末のレポートにより、総合的に評価する。 履修上の注意 英語史の基礎知識があることが望ましい。未修得の場合は、各自で概説書を読むなどして、勉強してください。 また、現代英語の正確な知識と読解力が大前提となるので、現代英語の勉強にも努めてください。 ○英語学演習 馬場 彰(1学期開講・2学期開講) (1学期) (金曜4限)ミニマリスト統語論1 授業の目標・内容・計画 生成統語論研究のミニマリスト・プログラムに関する基本文献を精読しながら、この理論についての理解を 深めることを目的とする。 教材・参考書等 Howard Lasnik & Juan Uriagereka: A Course in Minimalist Syntax: Foundations and Prospects (Blackwell, 2005) (プリントを用意するので、購入する必要はない) 成績評価の方法 期末レポートに基づいて評価する。 履修上の注意 学部時代に生成文法を履修したことがない人は、学部の講義(「生成統語論Ⅰ」)を併せて履修されることを 薦めたい。 (2学期) (金曜4限)ミニマリスト統語論2 授業の目標・内容・計画 生成統語論研究のミニマリスト・プログラムに関するチョムスキーの最新の論文を読みながら、この理論に ついての理解を深めることを目的とする。 教材・参考書等 Noam Chomsky: “Beyond Explanatory Adequacy” (OUP, 2004) (プリントを用意するので、購入する必要はない) 成績評価の方法 期末レポートに基づいて評価する。 履修上の注意 学部時代に生成文法を履修したことがない人は、学部の講義(「生成統語論Ⅱ」)を併せて履修されることを 薦めたい。 ○英語学演習 斎藤 弘子(通年開講) (金曜2限)英語音声学・音韻論 授業の目標・内容・計画 英語音声学・音韻論について書かれたテキストを読みながら、言語事実の確認と音声学に関する知識を整理する。 授業ではレポーターをあらかじめ決めて報告してもらい、ディスカッションも行う。 教材・参考書等 初回の授業で、受講者と相談して決める。 成績評価の方法 授業での演習と、各自のテーマに基づいて提出してもらったレポートを評価する。レポートは、10月初回の 授業で提出のこと。 履修上の注意 英語音声学に関する知識をある程度持っているか、夏休みまでに自習できること。 ○英米文学研究 荒 このみ(1学期開講・2学期開講) (月曜2限)Nathaniel Hawthorne研究1・2 授業の目標・内容・計画 19 世紀を代表する作家ホーソーンの文学を通して、アメリカ・ルネサンス期の文学を知る。 アメリカルネサンス期の作家Hawthorneの長編 4 冊を読む。 教材・参考書等 テキストは各自で用意すること。 成績評価の方法 期末レポート提出。 履修上の注意 ○英米文学演習 鈴木 聡(1学期開講・2学期開講) (金曜4限)批評理論/文化理論 (1)、(2) 授業の目標・内容・計画 英語圏の文化を主たる研究分野とする学生以外にも、日頃から広汎な知的関心をもって現代社会の諸事象に接し ている学生を対象とし、ディスカッションを中心とする授業を行ないます。受講者は、毎回、他の受講者と論じて みたいテーマを提出します。しかるべきテーマが用意されていないと判断される場合は、担当教員がなんらかの アドヴァイスを与えることもあるかもしれません。今年度当初に予定しているテーマは、 「ヴラジーミル・ナボコ フ作『ロリータ』の分析的読解」というものです。多様なテーマのそれぞれについて、受講者は各自で適切な参考 文献、資料等を見つけ、建設的議論を構築できるように努めます。その成果がある程度まで見とどけられた段階で、 担当教員がコメントを加えます。ゲームをクリアしたり、映画や展覧会などを見ていることが前提となったテーマ もあると思われますが、あらゆる知識分野に柔軟かつ貪欲に対応し得ることが、当然の受講条件となります。授業 の開始にあたっては、受講希望者の資質を見きわめる必要があるので、みずからの研究姿勢、研究分野などを明ら かにし、才能をアピールする内容のレポートを第一回の授業時に必ず提出してください。その場しのぎのなぐり 書きのものではなく、丁寧に清書したものであることが必要です。レポートの準備ができていない者、内容が不十 分な者については受講を認めないことがあります。この授業は、半期1単位ずつ、博士後期課程(比較言語文化論) と合同の授業となります。 教材・参考書等 授業中に指示します。必ず購入すること。 成績評価の方法 授業にたいする貢献度と各学期末に提出されたレポートの内容にもとづいて評価します。 履修上の注意 無断で欠席しないこと。 ○英米文学演習 加藤 雄二(1学期開講・2学期開講) (金曜3限) (1学期)アメリカ文学を読む I: Reading William Faulkner’s Absalom, Absalom! (2学期)アメリカ文学を読む II: Reading William Faulkner’s Absalom, Absalom! 授業の目標・内容・計画 (授業の目標)本格的なアメリカ文学研究を行うために必要とされる基礎的な知識と語学力を身につけ、修士論文 の構想・執筆・完成に必要な分析的能力を養う。 (授業の内容)アメリカ文学の代表的な作品と批評文献を、受講者の研究の方向性を考慮して選択し、精読する。 本年度は、1学期・2学期を通して、William Faulkner, Absalom, Absalom!を、語学的注釈を行ない、批評文献を 参考にしながら詳細に検討する。 教材・参考書等 William Faulkner, Absalom, Absalom! (New York: Vintage International, 1990) 成績評価の方法 学期末のレポート(英文で15枚程度。作品あるいはその一部の分析。)と授業での発表・出席を、それぞれ 70%、30%の割合で評価する。 履修上の注意 出席が全体の2/3に満たない受講生やレポートを提出しない受講生には単位は認定されない。ふるまいが 大学院生にふさわしくない受講生などは、受講をお断りすることがある。 ○ドイツ語学研究 在間 進(通年開講) (月曜5限) (1学期)ドイツ語研究(1) (2学期)ドイツ語研究(2) 授業の目標・内容・計画 各人の研究テーマを題材にし,言語分析に際して生じる問題点,たとえば, (1)言語研究の目標, (2)データ と言語事実の関連,(3)データ収集の問題点,(4)データ分析における視点,(5)結論の実証性,(6)言語 研究の応用性などについて論じる。なお,今年度も,私案をもとに,ドイツ語文法の体系的記述の可能性を探る。 教材・参考書等 成績評価の方法 発表内容と日常評価 履修上の注意 ドイツ語研究に対する問題意識をしっかり持つこと。 ○ドイツ語学演習 石井 道子(1学期開講・2学期開講) (1学期) (金曜2限)中高ドイツ語入門(I) 授業の目標・内容・計画 中世高地ドイツ語の文法理解と中世文学の入門授業。中高ドイツ語文法講義と平行して『ニーベルンゲンの歌』 『ミンネザング』などの中世文学の原文をゼミ形式で講読し、文化的な理解も深める。 教材・参考書等 授業中に指示および配布。 成績評価の方法 平常点・レポート 履修上の注意 (2学期) (金曜2限)中高ドイツ語入門(II) 授業の目標・内容・計画 中世高地ドイツ語の文法理解と中世文学の入門授業。中高ドイツ語文法講義と平行して『ニーベルンゲンの歌』 『ミンネザング』などの中世文学の原文をゼミ形式で講読し、文化的な理解も深める。 教材・参考書等 授業中に指示および配布。 成績評価の方法 平常点・レポート 履修上の注意 「中高ドイツ語入門(Ⅰ) 」既習のこと。 ○ドイツ文学研究 谷川 道子(1学期開講・2学期開講) (木曜3限)現代文化の位相で Elfriede Jelinek を読む1・2 授業の目標・内容・計画 2005 年秋に女性で 10 人目というノーベル文学賞を受賞した Elfriede Jelinek は、その文体におい ても、文学的営為においても、存在のスタンスにおいても、(ドイツ語圏のみならずの)現代文化 の 位相を深層から穿っている作家だといえよう。ノーベル文学賞受賞演説やそれをめぐる言説なども参 照しながら、演劇テクスト “Raststaette”と “Wolken.Heim。” を中心に、その難解さの孕む意味をと もに探っていきたい。併せてそれを各自の研究テーマとクロスさせることも試みる。 教材・参考書等 Rowohlt Verlag から出ている Elfriede Jelinek “Stcken,Stab und Stangl.Raststaette. Wolken.Heim。” (rororo 22276)を、まずは共通テクストとして生協で一括購入するので、事前に 購入して目を通しておいて下さい。その他は講義時に指示します。 成績評価の方法 授業時の発表や討論への参加、各学期毎のレポート、等々により総合的に評価。 履修上の注意 授業開始の当初に、各自の修士論文をめぐる研究計画書を提出のこと。 木曜4限の博士後期課程の授業と連続・連動させて 3 時間のゼミとして開講します。 1 学期のみの受講も可としますが、なるべく通年で受講のこと。 ○ドイツ文学研究 山口 裕之(1学期開講・2学期開講) (火曜3限) (1学期)現代ドイツ文化論1 (2学期)現代ドイツ文化論2 授業の目標・内容・計画 第 2 次世界大戦後の政治史・社会史を追いながら、その時代の文学・芸術・映画あるいは歴史観がどのような 展開を遂げていったかを考察する。歴史的な概観を行うとともに、参加者の研究テーマ・関心に基づいて重点的に 扱うテーマを設定する予定。 教材・参考書等 授業中に適宜指示する。 成績評価の方法 授業での発表や討論への参加、各学期のレポート等により総合的に評価する。 履修上の注意 1 学期・2 学期は時代的に連続して扱う予定なので、続けて履修することが極めて望ましい。 ○西欧諸語比較研究 藤縄 康弘(2学期開講) (集中講義)ゲルマン語としてのドイツ語と英語 授業の目標・内容・計画 ドイツ語と英語は、系統的に極めて近いもかかわらず、統語論の諸領域において少なからぬ相違を示す: ・語順(配列の自由度、OVかVOか) ・文型と態(与格構文や再帰構文の有無、受動構文や使役構文の種類や機能) ・アスペクトと時制(アスペクトの文法化度、時制の種類や機能) ・法と態度表明(法の機能、補文化詞の種類や分布) ・非定形の統語論(非定形諸構文の発達・未発達)など。 そうした相違について洞察を深めつつ、背景にゲルマン語としての共通基盤を見い出すことに努める。その上で、 そうした系統的な基盤を認識することが、ドイツ語と日本語や英語と日本語の対照言語学的研究、あるいは言語 普遍論研究にどのような意義を持つのか、受講生のみなさんといっしょに考えていきたい。 教材・参考書等 ドイツ語やゲルマン語類型論に不案内の人のため、概説として次の 3 点を挙げておく: ・在間進 1992.『<詳解>ドイツ語文法』大修館(外大図書館:L/a5/498112) ・吉田光演ほか 2001.『現代ドイツ言語学入門』大修館(外大図書館:L/a01/508389)から第2章「ドイツ語統語論 の展開」と第6章「ドイツ語と言語類型論」 ・König, E. & J.v.d. Auwera (eds.) 1994. The Germanic languages, Routledge(外大図書館:15/F/Ko75)から 11. “German” と 17. “English” 成績評価の方法 人数にもよるが、受講生にはみな小さな報告をお願いする予定。その出来と、質問・発言による授業への貢献度 とを合わせて評価する。 履修上の注意 ・内容は言語学的であるが、文学を専攻する者の履修も大歓迎である。 ○ヨーロッパ歴史文化論 I 吉本 秀之(1学期開講・2学期開講) (1学期) (月曜3限)養生訓の歴史研究 授業の目標・内容・計画 『サレルノ養生訓』を手始めに、西洋における健康増進法や長寿法の思想の歴史を扱います。テキストとして は、ロジャー・ベイコンの『老年の治癒と若さの維持』(1683)フランシス・ベイコンの『長寿のための生と 死の自然誌』 (1638)を取り上げたいと思っています。 2次文献としては、チャールズ・ウェブスターの『大革新』(第2版2002年)を使います。 (もちろん、日本の養生訓との比較や古代ギリシャや漢方における類似の思想は視野に入れます。 ) 教材・参考書等 1) Francis Bacon, The History of Life and Death. With Observations Naturall and Experimentall for the Prolonging of Life. London, 1638. 2) Roger Bacon, The Cure of Old Age and Preservation of Youth, London, 1683. 3) Charles Webster, The Great Instauration: Science, Medicine and Reform 1626-1660, 2nd edition, Oxford: Peter Lang, 2002 成績評価の方法 発表とタームペーパー。 履修上の注意 授業参加希望者は、次のホームページで、一定の見通しを得ておいて下さい。 http://members.jcom.home.ne.jp/hide.yoshimoto/ (2学期) (月曜3限)西洋における出版文化の歴史 授業の目標・内容・計画 本という物理的・文化的対象の歴史を取り上げます。 リュシアン・フェーブル&アンリ=ジャン・マルタン『書物の歴史』(上下、筑摩書房、1985)をあらか じめ読んでおいて下さい。 教材・参考書等 Marina Frasca-Spada and Nick Jardine (eds.), Cambridge University Press, 2000 成績評価の方法 発表とタームペーパー。 Books and the Sciences in History, Cambridge: 履修上の注意 授業参加希望者は、次のホームページで、一定の見通しを得ておいて下さい。 http://members.jcom.home.ne.jp/hide.yoshimoto/ ○ヨーロッパ歴史文化論 I 相馬 保夫(1学期開講・2学期開講) (金曜4限)現代ドイツ・ヨーロッパ地域研究1・2 授業の目標・内容・計画 現代ドイツ・ヨーロッパの現在と歴史に関わる地域研究(ドイツ語または英語)を共同で読みながら、歴史と 社会科学の方法や現代世界を読みとるための理論的な構えについて議論していきたいと思います。出席者には、 修士論文作成のため、研究の各段階で中間報告を行ってもらいます。 教材・参考書等 テキストはプリントを配付します。 参考書としては、西川正雄編『ドイツ史研究入門』 (東大出版会、1984)および望田幸男ほか編『西洋近現代史 研究入門』増補改訂版(名古屋大学出版会、1999)をまずは熟読してください。 成績評価の方法 テキストの日本語訳と課題の報告・レポートで評価します。 履修上の注意 欠席するときは必ず連絡してください。 研究室 Tel. 042-330-5229 ○ヨーロッパ政治経済論 I mail: [email protected] 若松 邦弘(1学期開講・2学期開講) (1学期) (月曜5限)比較政治制度論 I 授業の目標・内容・計画 自由民主主義諸国における公共政策の決定と運営に関するメソレベルの理論を検討する。具体的には、利益 集団論、政策ネットワーク論、コアエグゼクティブ論などを射程に入れている。今年度は、イギリスの政策過程を 主たる題材とするが、他の国・地域を研究している人の参加も歓迎する。 教材・参考書等 各回の輪読文献(基本的に英語論文)は開講時に指示する。 成績評価の方法 各回の輪読文献(基本的に英語論文)は開講時に指示する。 履修上の注意 とくになし。 (2学期) (月曜5限)比較政治制度論 II 授業の目標・内容・計画 自由民主主義諸国における公共政策の決定と運営に関するメソレベルの理論を検討する。具体的には、利益 集団論、政策ネットワーク論、コアエグゼクティブ論などを射程に入れている。今年度は、イギリスの政策過程を 主たる題材とするが、他の国・地域を研究している人の参加も歓迎する。(比較政治制度論 の継続) 教材・参考書等 各回の輪読文献(基本的に英語論文)は開講時に指示する。 成績評価の方法 発表 60%、レポート 40% 履修上の注意 前学期開講の「比較政治制度論 I」を既に履修していることが望ましい。 ○アメリカ・カナダ歴史文化論 佐々木 孝弘(1学期開講・2学期開講) (月曜4限)アメリカ史における人種・階級・ジェンダー1・2 授業の目標・内容・計画 アメリカ史における「人種」「階級」「ジェンダー」をテーマにした最近の注目すべき研究の中から,受講する 学生の関心に適合しかつ内容的にも重要な意味をもつものを選択して読む。授業は演習形式で行なう。著者の論点 を正確に読み取るとともに,史料の解釈のしかたや分析の枠組みなど歴史研究の方法に関わる問題についても検討 する。 教材・参考書等 受講する学生の興味と関心を聞いた上で,読む文献を選択する。 成績評価の方法 学生の報告と討論への参加,そして学期末に提出していただくレポートなどを総合的に考慮して成績を評価する。 履修上の注意 受講学生がすでに学部レベルのアメリカ史概説の知識をもっていることを前提として授業を行なうので,この 分野についての知識をもたない学生はあらかじめアメリカ史の概説書を読んで知識を得ておくこと。また,初回 の授業において,この授業で読む文献を選択して指定するので,かならず初回の授業に出席すること。 ○アメリカ・カナダ政治経済論 オブラス ピーター ブライアン (1学期開講・2学期開講) (1学期) (火曜4限)International Relations and the Nation-State System I The course considers the fundamental principle of the nation-state system, sovereignty, and defines the discourses of civilization that manage and control the relations of the nation-states, especially with regard to clashes of civilization. Particular focus will be placed on the source of the discourses, i.e., on how knowledge-power regimes impact on North-South relations. For those students interested in sovereignty and human security concerns, a special reading list will be provided concerning sovereignty and human security. The class lectures and discussions will be based on the texts and additional materials. Students will provide presentations and reports. Required sources: (Text) Orientalism, Edward Said. Text is available in Japanese. Supplementary materials provided. (2学期) (火曜4限)Post-Nationalism and Civic Ties II The course focuses on opportunities for new knowledge-power regimes and considers the perspective of a post-nationalism of civic ties unfolding into global federations, unions and organizations to generate movement from a development state political system to a basic needs political system. For those students interested in the ambiguities of the concept of human security, a special reading list will be provided. The class lectures and discussions will be based on the texts and additional materials. Students will provide presentations and reports. Required resources: (Text) International Development and the Social Sciences, ed. Frederick Cooper; (Text) Nationalism, ed. Anthony Smith; and additional references. ○アメリカ・カナダ政治経済論 金井 光太朗(1学期開講・2学期開講) (水曜2限)大量生産と消費社会 I・II 授業の目標・内容・計画 大量生産と消費社会は、人間の工夫や努力、欲望から自然に発達したものではない。労働力が少なければ機械化 が進むものでもない。社会のシステムとして大量生産と消費社会が具体的にどのようにできあがっていったのかを 歴史的に検討する。システムである以上、その変化は文化、政治、社会にまで含むトータルなものとなった。 1学期は大量生産の成立を見てゆく。2学期は消費社会の形成とアメリカ革命、新共和国建国に焦点を当てる。 教材・参考書等 デイヴィッド・ハーンシェル『アメリカン・システムから大量生産へ』名大出版会 T.H Breen, The Marketplace of Revolution: How Consumer Politics Shaped American Independence, Oxford U.P., 2004. 成績評価の方法 授業での報告、質疑、討論。 履修上の注意