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WINEキット135
まえがき 本書へのメッセージ iii xi 必要性の理解から活用・実践のフェーズへ =第3 期 WINEプロジェクトの始動にあたって= WINEプロジェクト 座長 藤代 秀一 (株式会社ソリトンシステムズ) 001 中小事業所オフィスの情報化と WINEプロジェクトの誕生 1.1 企業の生産性向上を目指したコンピュータ・ネットワークの活用 1.2 日本の中小事業所の状況 1.3 WINEプロジェクトの登場 001 005 007 囲み解説 インターネット/イントラネット/エクストラネットとは? 012 015 「WINEキット135」のプロフィール =基本システムと拡張システムの定義= 2.1 WINEキット135とは 2.2 WINEキット135のシステム定義 2.3 WINEキット135基本システムの構成要素 2.4 WINEキット135拡張システムの構成要素 2.5 拡張ハードウェア製品の定義、要件と分類 2.6 拡張ソフトウェア製品の定義、要件と分類 2.7 拡張サービスの定義、要件と分類 015 017 018 021 023 024 026 v 029 WINEキット135で何ができるか 3.1 オフィス情報化への3つのステップ 3.2 中小事業所で求められているもの 3.3 社内コミュニケーションの基本は電子メール 3.4 社内情報の一元的な統合管理 3.5 インターネット/イントラネットの構築 3.6 リモート・アクセスとリソース共有 3.7 Windows環境における具体的なアプリケーション製品 029 031 034 037 039 041 042 049 システム導入に重要な ヒアリングシートとシステムカルテ 4.1 基本サービスとヒアリングシート、システムカルテの関係 4.2 ユーザー情報ヒアリングシートとは? 4.3 ヒアリングシートの構成 4.4 ヒアリングシートは企業の基礎データ 4.5 システムカルテとは? 4.6 システムカルテの構成 4.7 システム履歴管理はSK-1/SK-3/SK-18で 049 051 052 056 057 059 069 071 WINEキット135の システム構築と運用管理・保守のポイント 5.1 システム構築のステップ 5.2 システムの拡張へのステップ 5.3 システムの運用管理のポイント 5.4 システムの導入とコンサルテ−ション 5.5 システムの障害対応 5.6 システムの保守・管理とアウトソ−シング vi 071 075 078 081 082 084 089 WINEキット135のソフトウェア構成 =Exchange ServerとSBS= 6.1 BackOfficeの製品構成と選択の基準 6.2 Windows NT Server 4.0 6.3 Exchange Server 5.5 の主な新機能 089 097 109 119 WINEキット135のハードウェア構成 =LANとコンピュータ・システム= 7.1 LANを構成するもの 7.2 LANの基本的な技術 7.3 Ethernet LANの種類 7.4 ネットワーク対応のアプリケーション処理の方式 7.5 WINEキット135での規格定義 119 122 123 130 132 囲み解説① LANの標準名と規格を整理する 126 10BASE - T = Ethernet = 802.3i? 囲み解説② 通信プロトコルとは? 138 = TCP/IPとEthernetの例で解説 = 143 WINEキット135とISDNの利用法 8.1 WAN(広域ネットワーク)の構造 8.2 WANを構成する通信機器 8.3 通信回線とサービス 8.4 「INSネット64」サービス 8.5 専用回線サービスとその使い方 143 148 154 158 164 vii 169 WINEキット135とインターネットの利用法 9.1 インターネットのハードとソフト 9.2 インターネット接続時のセキュリティ 9.3 NTTのインターネット接続サービス「OCN」 9.4 中小規模のネットワーク構成とその設定 囲み解説 IPアドレスとDNS 169 177 180 186 196 197 WINEキット135の導入事例 導入事例 -1 社長宅でデータの検索・業務を指示【苫小牧倉庫】 1 リアルタイムな業務状況の把握が課題 2 事務所新設とともにWINEキット135を拡張 3 システムの構成 4 システム導入後の効果 5 今後の拡張予定 198 198 199 201 201 導入事例-2 CTIシステムの導入で不況や競争激化への体制強化【近畿タクシー】 1 顧客獲得を目指して 2 顧客情報のデータベース共有と有効活用が課題 3 電話とコンピュータを連携した「WINEキット135-C」を導入 4 新システムの構成 5 WINEキット135-C 導入の効果 6 導入時の問題点 7 今後の展開 203 203 204 206 207 207 208 導入事例-3 WebShareで部門間のデータを共有【ABC商会(仮名) 】 1 手作業に頼っていたデータ入力の課題 2 システム導入の目的 3 システム導入で変わった業務処理 viii 209 209 210 4 新システムの特徴 5 新旧のシステム構成 6 WebShareのメリット 7 新システムの導入経費 8 新システム導入のための教育 9 新システム導入後のメリット 10 今後のシステム拡張予定 212 213 214 214 215 215 215 217 付録-1 SBS 4.0の導入と設定 1 SBSをどうセットアップするか 2 SBS活用時の留意事項 3 SBSからのアップグレード 4 SBS 4.5へ向けて 218 232 236 238 付録-2 Exchange Server 5.5の活用 = IMSとOutlook 98 = 1 IMSによるインターネット・メールの利用 2 Outlook 98の新しい機能 241 245 付録-3 回線の選定と申し込み法 1 WANを構築するための通信回線と選択基準 2 INSネット64・ライトと付加サービス 3 INSネット64の利用料金と費用の構成 4 INSネット64の利用申し込み方法 5 OCNサービスとその利用法 255 257 259 264 265 271 273 275 ix 第 1 章 中小事業所オフィスの情報化と WINEプロジェクトの誕生 日本経済の基盤を支える中小事業所も、情報化の推進で、 競合に強い企業への脱皮が求められています。 大企業では一般的になっているインターネット/イントラネットの導入も、 これまで独自に情報化することが難しかった中小事業所のオフィスが、 WINE プロジェクトの小規模パソコン・ネットワーク・システム、 「WINE キット135」の登場で、容易に情報化できるようになってきました。 この章では、中小事業所の現状を分析しながら WINE プロジェクトが目指すところを紹介しましょう。 第 2 章 「WINEキット135」のプロフィール = 基本システムと拡張システムの定義 = WINE プロジェクトが定義する WINE キット 135 は、 中小事業所に対して容易に導入でき、運用されることを前提にして、 仕様が策定されています。 WINE キット 135 は、 「基本システム」(基本製品+基本サービス) 、ならびに 基本システムの機能を拡張する「拡張システム」 (拡張製品+拡張サービス)の 2 つに分けて、定義されています。 ここでは、最新の仕様書である要件定義バージョン 2(Ver. 2.0)に基づいて、 その定義内容を紹介します。 第 3 章 WINEキット135で 何ができるか 中小事業所の情報化に求められる要件を考えると、 社内コミュニケーションの活性化(情報共有とイントラネット)、 共有する情報の一元的な管理(情報管理)、 事業所の外とのコミュニケーション(リモート・アクセスとインターネット) などが、最初に挙げられます。 ここでは、このようなテーマに沿って、 「WINE キット135 を導入して何ができるのか」を解説します。 また、WINE キット135 対応の製品例を挙げて、具体的なイメージが得られるようにしています。 第 4 章 システム導入に重要な ヒアリングシートとシステムカルテ ユーザーには、安心して任せられるベンダ(業者)から 信頼性の高いシステムを導入したいという強いニーズがあります。 そこで WINE プロジェクトは、ユーザーがシステムを導入するうえで 現状を客観的に分析するための「ユーザー情報ヒアリングシート」と、 導入後のシステムの成長過程を、履歴などを含めて一覧できる「システムカルテ」という、 2 つの共通様式を定め、これに基づいて木目細かいサービスを展開しています。 ここでは、WINE キット135 の信頼性を支える ヒアリングシートとシステムカルテについて、解説します。 第 5 章 WINEキット135 のシステム構築と 運用管理・保守のポイント いよいよ WINE キット 135 の導入のフェーズに入ります。 この章では、WINE キット 135 によるネットワーク・システムを どのように構築していくかについて、その導入のステップを掘り下げて解説し、 さらに拡張へのステップに進みます。 次に、システムの構築が完了した後に、 ネットワーク・システムを維持、発展させるうえで重要となる システムの運用管理のポイントや障害対策(通常の故障・障害対策とセキュリティ対策) などを解説します。 第 6 章 WINEキット135 の ソフトウェア構成 = Exchange Server と SBS = WINE キット 135 は、システムを簡単に構築するため、 BackOffice という統合ソフトウェア・パッケージを用意しています。 ここではまず BackOffice の全体像を述べ、利用目的に応じた製品選択の基準を示すために、 スタンダード版である BackOffice Server、 小規模オフィス向けに開発された BackOffice Small Business Server の順で解説します。 次に、BackOffice の基盤である Windows NT Server と、 WINE キット 135 にとって重要な Exchange Server の新機能を解説していきます。 第 7 章 WINEキット135 の ハードウェア構成 = LAN とコンピュータ・システム = この章では、まず LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)の 一般的な構成およびそれぞれの構成要素について簡単に説明し、 次に、Ethernet(イーサネット)による LAN の構成を解説します。 さらに、LAN のアプリケーション処理の方式である クライアント-サーバ方式やピア・ツー・ピア(対等通信)方式について説明します。 そして最後に、WINE キット 135 のガイドラインに定義されている LAN の ハードウェア製品について、個々の規格を説明することにします。 第 8 章 WINEキット135と ISDN の利用法 第 6 章と第 7 章で、LAN を利用して情報システムを構築するための ソフトウェアとハードウェアを解説しました。 ここでは、LAN で構築されたシステム同士を接続する際のインフラである WAN(広域ネットワーク)について説明します。 まず、WAN の構造について述べ、WAN を構成するハードウェア(通信機器)を解説します。 次に、WAN で行われているサービスのうち、 ISDN(INS ネット 64)と専用回線サービスの種類を調べます。 第 8 章は、インターネットの利用法を解説する第 9 章とつながっています。 第 9 章 WINEキット135と インターネットの利用法 第 9 章は、ISDN と並んで、 WINE キット 135 のもう 1 つの広域ネットワーク・インフラである インターネットの利用について解説します。 まず、インターネットで得られるサービスや接続形態などの一般的な特徴を解説し、 セキュリティ対策にも触れます。 次に、NTT のインターネット接続サービスである OCN のさまざまなタイプを説明し、 その選択のポイントなどを解説します。 最後に、中小事業所がインターネットに接続するのに便利な SOHO ルータを取り上げます。 第 章 WINEキット135の 導入事例 198 導入事例 -1 社長宅でデータの検索・業務を指示 【苫小牧倉庫】 203 導入事例 -2 CTIシステムの導入で 不況や競争激化への体制強化 【近畿タクシー】 209 導入事例 -3 WebShareで部門間のデータを共有 【ABC商会(仮名) 】