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PDF:8.77MB - 道路新産業開発機構

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PDF:8.77MB - 道路新産業開発機構
年頭の挨拶
…… … …… … ……… …………… ………… …… …… … … … …佐 藤
信秋
1
和 久
3
総特集/ 道路政義婚価ゞ
中央政府における政策評価制度について
- 行政評価法の背景と課題等 -
,.,,…,..… … ...... 渋 谷
「道路行政マネジメ ント」 の取組みについて
「成果主義」 の道路行政への転換
道路局道路事
‐・・… …… 業 分析 評 価 室
8
みえ政策評価システムについて …………… …… …… … …… … … …… 谷 崎 義 治 14
川西市における行政評価の取組みについて
……… … …… …… …… 本 荘
章 弘 19
道路行政マネジメントへ向けた金沢河川国道事務所の取組み … 中 前 茂 之
29
テキサス州における成果買い取り型予算について ………………… 名 取 雅 彦
34
第 1 回国土開発幹線自動車道建設会議について ………………… 道路局高速国道課
39
有料道路の料金に係る社会実験の実施状況について …………… 道路局有料道路課
44
速報版 平成16年度道路関係予算の概要
遭騰法令圓係噂堂 A
… ………… … …… … … …… … …… … ……… 4 9
国土開発幹線自動車道建設会議について … 道路局路政課
52
-道路占用Q & A ー (第29回) 鉄道の道路占用について …………………… 瀉 鷺 芻 醒 肇 54
訴訟事例紹介 中国縦貫自動車道清掃車砂るに り追突事件 …………漿逢唇撞験 56
ゞ塾
g 罰さ
‘
三 重 県 の 観 光 地 と 言 え ば (三重県) ……… … ……………… 鈴 木
雅 也 6o
龍二
“滲ん勢 美 ら 島、 椿 到 来 」 (沖縄県) …………………………………… 奥 間 正 博 62
鐵轉ソ襁轢覊顯 交通渋滞対策のための移動方法転換実験 ……… 宮 崎 征 二
時 ・時‐時
64
‐" … … … 7 O
‐…‐
‐… … … … …‐… …‐
‐・
‐
‐… … … … … … …‐
‐・…‐… ・・… … ・・・…◆…………‐
年顔 の挨拶
明 け ま し てお め でと う ござ いま す 。 平 成 一六 年 の
年 頭 に当 たり 、
謹ん で新年 のご挨拶を申 し上げます 。
また、皆様 には、平素 より道路行 政 の推進 に つき
ま し て格別 の御支援 、御協力を賜り、厚く御 礼申 し
上げます。
道路整備 は戦後 から今 日に至るま で、豊かな国民
生活 や効率的 で国際競争力 のあ る経済活動 の実 現に
大 き く 貢 献 し てま いり ま し た 。し か し な が ら 、近 年 、
道 路 に対 す る 国 民 の意 識 は 変 化 し 、 ま た 、 そ の ニー
ズ も 多 様 化 し て いる こと か ら 、 こ れ ま で の単 純 な 延
長線上 で道路行 政を進 めること は でき なくな ってき
道路局長
てお り ま す 。
佐藤 信秋
また、昨年 は、道路整備 五箇年計画 に代わ る新 た
な社会資本整備重点計画の策定、道路特定財源諸税
の暫 定 税 率 の五年 間延 長 、 国と 地方 の負 担 によ る
「
新直 轄 方式」 によ る高 速自 動車 国道 の導 入な ど 、
今後 の道路行 政 の方向を左右す る重要か つ激動 の年
でありました。さら に、年末 には道路 関係 四公団 の
民営化 のスキ Jムや、今後 の高速自 動車国道 の整備
に つい て、 地 方 の皆 さ ま を は じ め 、 様 々な 方 のご意
見を いただき ながら、基本的枠組 みを決定す る こと
が でき ま し た 。
「
成 果 主 義 」 の道 路 行 政 マネ ジ メ ン ト の導 入 や 、 既
換 に向 け、
各 種改革 に取り組 んでま いる所存 であり、
道路行政から新 たな 「
成 果重視 の道路行 政」 への転
転換を 図る べく、 これま での量的拡大を進 め てき た
換期を迎え る中 で、 二 一世紀 に相応 し い道路行政 に
こ のよう な環境 の中、本年 は、公共事業全体が転
式 」の 二本 立 て に よ り 、厳 格 な 事 業 評 価 を 行 い つ つ、
整備す るため の国及び地方 の負 担 による 「
新直轄方
整備 の必要性 があ るも のの採算的 には厳 し い路線を
事 業 運営 のもと に進 めら れ る 「
有料道路方式」 と 、
より コスト意識 の徹底 や採算性を重視 した効率的 な
自動車道建 設会議を受 け、日本道路公団 の民営化 に
な お、道路 関係 四公 団 の民営化 に ついては、昨年
真 に必要な高速道路 の早期整備 に努 め てま いりた い
道路を有効 に 「
使う」施策を展開し てま いります。
末 の政府 ・与党協議会 で決定 された基本的枠組 みを
存 制度 の大幅な見直 しを行 いながら、必要な道路を
例 え ば 、 効 率 的 に 「つく る」 に 関 し ては 、 効 果 的
受け て、通常 国会 に関係法案を提出し、そ の成立 に
と考え ております。
な事業評価、完 了予定時期 の明示など時 間管 理概念
努 め てま いり ま す 。
無 駄 な く スピ ー デ ィ に 「つく る」 と と も に 、今 あ る
の徹底 、地域 の実情 に合わせた道路構造 (ローカ ル
す。また、歩行者を優先し安全 ・快適 な道路空間を
点 に立ち、さまざまな縮減策 に取り組 ん でま いりま
上 工事 による渋滞を軽減す るため、道路利用者 の視
T C専 用 の ス マー ト I C の実 験 等 を 進 め る ほ か 、 路
も に 、 E T C の普 及 促 進 、 S A ・P A に接 続 す る E
金施策を拡充 し、より活用しやす い制度とす るとと
有料道路 の有効利用を 図るため、多様 で弾力的な料
を 進 め てま いり ま す 。 有 効 に 「使 う 」 に 関 し て は 、
祈 念 いた し ま し て、 新 年 のご 挨 拶 と さ せ て いた だ き
最 後 に 、 皆 さ ま の 一層 のご 健 勝 、 ご 活 躍 を 心 よ り
のご理解と ご支援を よ ろしく お願 い申 し上げます。
策を展開し てま いる所存 です ので、引き続き皆さま
め 、 既 存 の枠 にと ら わ れず メ リ ハリ の効 いた 道 路 施
の活性化 や暮 らし の豊かさ の向 上などを実現す るた
としまし ても 、道路行 政 の改革を通じ、社会 ・経済
あり、原点 であ る ことは変わりありま せん。私ども
業を支え社会 の活力を高 めることが、道路 の使命 で
日 々 が ど のよ う に変 化 し ても 、 日 々 の暮 ら し や産
形成す る 「
く ら し の みち ゾ ー ン」 に つい て、 対 象 を
ます 。
ル ー ル) の適 用 、 コ スト 構 造 の改 革 な ど の取 り 組 み
整備 の支援を図 ってま いります。
商店街 にも拡充し、
高速自動車 国道 の整備 に ついては、国土開発幹線
渋谷 和久
薹藥嚢噛に榊帶る嚢鷲翻榊翻塵について
ー衡虞評価港の背景と課題等!
内閣府防災担当企画官
国土交通省における全省的政策評価制度導入に携
政策 評 価 官 室 で、 初代 の政 策 評 価 企画 官 と し て、
関与 し、 一三年 以降 は、国土交 通省 に新 設さ れた
二年 にわ た る検 討 ・調整過程 のほと んどす べてに
政策評価導 入 に向 けた 、旧 総務庁を 中心 とす る約
一三年 一月 であ った。筆者 は 、旧建 設省時代 から、
は、中央 省 庁等 改 革 によ る省 庁再編 と 同時 の平成
我 が 国 で全 政 府 的 に政 策 評 価 が導 入 さ れ た の
一 は じめ に
あ った 。実 はそ の前年 、 三重 県 にお いて 「
事 務事
「
政策 評価」 と は、 「
政策 の見直 し」 と ほ ぼ同義 で
機 能 は 軽 視 さ れ がち であ った 。」 と あ ると お り 、
変化 に基 づき 政策 を積 極的 に見直すと い った評価
点 が置 かれ 、そ の効 果 やそ の後 の社会 経済情 勢 の
行 政 にお いては、法律 の制定 や予算 の獲得等 に重
最終 報 告 書 であ る。 そ の中 で、 「
従 来 、我 が 国 の
葉 がはじ め て登場 した のは、平成九年 の行革 会議
我が国政府の公式文書で 「
政策評価」と言う言
三 政策評価導入 の目的}
て いた の は 、 マネ ジ メ ン ト ツ ー ルと し て の 政 策 評
す なわち 、中央 省庁等 改革 が理念 と し て想定 し
こと自 体 は間違 って いな いと 思う 。
しす る改 革 の ツー ルと し て評価機 能を位 置 づけた
門と実 施 部 門 の分離をう た っており 、両者 を橋渡
庁等改革 は、そ の理念 と し て、政策 の企画立案 部
るよう にす る こと」 と 規定 され る に至 る。中央省
るととも に、評価 の結 果 が政策 に適 切 に反映 さ れ
の変化を踏まえた客観的な政策評価機能を強化す
「
国民 的 視 点 に立ち 、か つ、内 外 の社 会 経 済 情 勢
ると 思わ れる。 翌年 成立 した 「
中央省庁等改革 基
わ って いる。本稿 では、 そ の体 験を踏 まえ 、我 が
業 評価制度」 が導 入 され、ま た平成 五年 にアメリ
後 述す る) であ ると考え る こと が でき る。 こ
価 (
の点 に ついて、当時筆 者 は総務 庁担当 官と何度も
本 法 」 では 、 そ の第 四条 (
改 革 の基 本 方 針 ) に
国 におけ る政策 評価制度導 入 の背 景と 課 題 に つい
カ で立 法 化 さ れ た Qoく円DB目 [ャgき自 営 6
O P口Q
て論 じ てみた い。
が 、 「ア メ リ カ に お け る 政 策
議 論を した が、理念と し てはそう であ る。と ころ
ヵの温 窃 >g (
Qャヵと
評価 法」 などと 紹介 され て いた ことも影響 し て い
の国会審議等 を 見 て いても 、 こ の考え方 は、非 常
あ る、と いう 考え 方 であ る。 そ の後 の行 政評価法
は、 チ ェック機能を 働 かせ て、す ぐ改 める べき で
間違 い、す なわち 、無 駄な事 業 や意 味 のな い施策
う も の であ った 。 つま り 、官 僚も 間違 いを 犯 す 。
導 入 の目的 は 、 「
官 僚 の無 謬 性 神 話 の打破」 と い
が、国会 で総務庁長官等が答弁した政策評価制度
評価 」 す な わ ち 、 「お手 盛 り 評 価 」 と 呼 ば れ る 。
自己
す る。自 分 で自 分 の施策 を 評価 す る こと は 「
が評価 に関与 す る こと で、 「
客 観 的 評価 」 が実 現
を強 調す る のはま さ にそう した考え 方 。 「
第 三者」
え 方 が 一般 的 であ る。行 政評価法 で 「
第 三者 評価」
るま で、そう いう種 類 のも のであ る べき と いう 考
政策 評 価」 も 、実 は今 日 に至
強 いも のがあ る。 「
一方 で、国民 が真 に求 め て いる施策 はなか なか実
考え られな いし、
拡大再 生産 され るば かり であ る。
んな に陳腐化 し て いても 、 そ の枠 内 でしか施 策 は
従来 の 「
殻」 を破 る こと は でき な い。 「
殻」 がど
と い って組 織 で受 け 入 れ ら れ る よう な も の では 、
担 当 者 が 思 い つき 、 そ れ が 「
まあ こんなも のか」
進 め方 は、 こう いうも のであ った はず であ る。 一
行政
ことを 是非伝え た いと 思う 。な お、以 下 で 「
り組 みた いと考え て いる諸兄 には、以 下 に述 べる
望を禁 じえ な い。本誌 読者 の中 で、真 の改革 に取
論点 がわ が国 では看 過 さ れ て いる こと に筆 者 は失
政策 評価 を議 論す るう え で、も っとも重 要な こ の
「マネ ジ メ ント ツー ルと し て の政 策 評 価 制度 」 を
位 置 づ けた こと は 、大き な混 乱 のも と であ った 。
体 は否 定 し な いま でも 、 そ のた め の手段 と し て、
ど れ だ け 削 減 し た と いう こと し か 言 わ れ て いな
い。 これ では、財務 、監察 的管 理 ツー ルでしかな
果と し て、事 業を いく つ削減 したと か、 コストを
事 務事 業 評価」 の成
因 があ る。 「政策 評 価」 や 「
ろに、我 が国 に真 の政策 評価 が根 付 かな い根 本 原
それを 「
行 政監察」 と 同じ目的 でしか見 な いと こ
政策 評 価 制度」 を 導 入 し ておき な が ら 、
概念 の 「
た のでは な いか 。 「
行 政 監 察 」 と はあえ て異 な る
しか し、 それ こそ が 「
行 政監察」 の目的 であ っ
悪 人 が自 ら悪行 を自白 す る こと は期待 でき な いの
で、第 三者を 関与 さ せ ると いう も のであ る。
こ こ で重 要 な のは 目標 設定 であ る。改 革 と は 、
る こと で創意 工夫 が得 られ ると考え る。
す る こと が効率的 だと考え て いた。新 し い マネ ジ
憩 いことを す る)
傾向 にあ る ので、裁 量を 小 さく
ルは、現場 の裁量を大き く す ると 、現場 は サボ る
の現場 の創意 工夫 の奨励 であ る。従来 の管 理 ツー
られな い 「
壁」 を 超え よう とす ること 、そ のた め
とら れ て いる手 法 は、前 例第 一主義 の打破 、超え
「
殻」 を 被 るた め に、成 功 し て いる民 間 企業 で
施 されな い。改 革 でも っとも重 要 な こと は、 こう
評価法」 と いう のは、平成 一三年 六月 に施行 さ れ
い。管 理 ツー ル の必要 性 は認 め るが、そ のた め に、
目標 と 現状 のギ ャ ップを解 消 しよう とす ること で
に 「
受 け」 が よ い。 しか しな がら、 こ の考え 方自
た 「
行 政機 関が行う 政策 の評価 に関す る法律」 で
政策 評価」 の作業 を強 い
これ ほどま でに膨大 な 「
あ る。 ト ップ マネジ メ ントが的確 な 目標を 示 し て
そ の間違 いを指 摘す る こと で事 態を 改善 させ ると
第 三者」 が
蝨 心いこと」 を し て いる者 に対 し、 「
る ことを 振り返 ってみよう 。毎年 予算 要求 しなけ
では、 原点 に戻 って、行革会議報 告 に書 いてあ
を 設定す る こと で、現場 が、創意 工夫を こら し て
ト ップ が、
顧客 の ニーズ を 踏まえ た意 欲的な 目標 、
は じめ て、
何を 目指 し て改 革す る べき か がわ か る。
メ ント の考え 方 は逆 であ る。現場 を信頼 し、任 せ
した 「
殻」 を被 ること であ った はずだ 。
あ る。
る こと は、ま さ に費 用対効 果 にあ わな い。
いう 「やり方」 が望ま し いと 思う 人は多 いのでは
れば いけ な いから 、担 当者 が何 か新 規施 策を考え
て、 それが そ のまま実 現 し、 そ の結 果を誰も フォ
ブ レ ー ク ス ル ー を 発 見 す る 。 こ れ が 、 マネ ジ メ ン
三 勧善懲悪 添マネジメント改革
水 戸黄 門」 がま さ にそれ であ る。
な いだ ろう か。 「
ローしな い。 政策評価 が打破 し よう と した仕事 の
従 来ど おり のやり方 では実 現 でき そうも な い目標
第 三者」 によ る 「
勧 善懲悪 信仰」 は根
こう した 「
ト改革 であ る。
多 いが、ま ったく違う 。言 った ことを 実行す る責
容を 十 分説明す る こと だと 誤解 され て いる こと が
ま って いるため、事 業 を 実施 す る前 に、事 業 の内
ウ ンタビ リ テ ィ」 は 、 「説 明 責任」 と 訳 さ れ てし
タ ビ リ テ ィ」 と よ ば れ て い る も の で あ る 。 「ア カ
を 問 わ れ る 。 こ こ で いう 「責 任 」 が 、 「ア カ ウ ン
以 上 、 それ が実 現 でき なけ れば 、株主総会 で責任
=ト ップ ) に対 し 、責 任 を 負 わ な け れば いけ な
(
い。 ト ップも責任 を負 って いる。 目標を 設定 した
ら れ る。 「
勧 善 懲 悪」 的 評 価 観 は 、 何 か最 初 か ら
イ ナ ミ ックな 過程を経 てはじ め て適 切な判断 が得
と価 値を ぶ つけ合 い、徹 底的 に議論 す ると いう ダ
が正し いか、 これは価値 判断 であり 、異 な る価値
のよう にし て決定 され て いく べき も のであ る。何
的 に政策 判断 に ついての裁定 を行う 。 政策と は そ
果を踏まえ 、政策論争 を し、国民 や立法 府 が最終
と は、価値 判断 、政策 判断 であ る。 両者 の評価結
税 の公 平性 、税収 の安定」 の間 に序 列を つけ る こ
それぞ れ の目標 であ る 「
住宅 取得促 進」 と 「
課
行 政 であ る以 上、 国民 の声 、 ニーズ を的 確 に反映
あ れば 、 ト ップ の判断 と いう ことも でき よう が 、
問題 は 、目標 設定 の正統 性 であ る。民間 企業 で
るo
各 部 局 は自 ら改 善努 力 を せよ 。
」 と いう こと であ
さ にそ れ で、 「
と にかく成 果を 出 せ。 そ のた め に、
た って いる 「
成 果重視 の行 政 への転換」 と は、ま
であ る。 「
政策 評 価 の標 準 的 ガイ ド ライ ン」 にう
し て い る 「マネ ジ メ ン ト ツ ー ル と し て の政 策 評 価 」
これ こそが、中央 省 庁等 改 革 が理念 と し て相三疋
細 か いことをと やかく言わな い代 わり 、結 果をだ
任。 目標を 設定 した以 上 、あ る いはそ の目標 実現
「
妥 当 な 解」 な るも のがあ って、縦割 り の各 役 所
したも のでなければ ならな い。
と いう異 な る政策 目標 に照 ら し て減税策 の評価 を
に向 け て頑張 りま すと 言 った以上 、 そ の結 果を 説
明す る責務 を負 って いる。万 一実 現 でき な け れば 、
は 一面 的 な見 方 し か でき な いか ら 、 「
客 観 的 な第
最 近 は 、 国 民 と 直 接 対 話 し て目 標 設定 を す る
さな い部 局 には当 然厳 しく あた る こと にな る。部
それがなぜな のか説 明 しな け れば いけな い。自 分
三者」 が 「
あ る べき解」 に照ら し て評価す る、と
「パ ブ リ ック ・イ ン ポ ル ブ メ ン ト 」 の手 法 を と る
す る。当 然 、両者 の評価結 果 は異 な る。評価 と は 、
の言 葉 に責任を 持 つこと 、 これが、 マネ ジ メ ント
いう 発想 であ る。 これはおかし い。 「
あ る べき解」
場合も多 いが、 いず れ にし ても 、 目標 設定 の正統
現 場 は、 目標を 達 成 でき なければ 、目標 設定 者
改 革 でも っとも重 要 な こと であり 、行 革会議 の言
が最初 からあ るな ら 、意 思決定者 が示す べき な の
性を いか に確保 す るか が、行 政運営 の改革 でも っ
局 は、 そ のた め、結 果を 測定 し、効 果を検 証す る
法律 の制定 や予算 の獲 得等 に重点 が置 かれ」
う 「
であ る。 そう いう解 がなく、世 の中 に多 様 な議論
とも重 要なと ころ であ る。
そも そも そう いう も のであ る。
後 は フォ ローしな い、と いう やり 方 の対極 にあ る
があ るか ら こそ、政策論争 が必要な のであ ろう 。
こと で、腕を磨き 、業 績改善 の努力を す る。
姿 であ る。
国土交 通省 にと って、住 宅取得促 進 が 目標 だと
形
富ま ) の本質 であ る。 目標 設定 者 た るト ップ マ
(
る 。 こ れ が 、 ニ ュ ー ・パ ブ リ ッ ク マネ ジ メ ン ト
そ れを実 現す る手 段 の企画と 実施 は現場 にゆだね
って、 「
評 価 を す る に当 た り 目標 を 明確 にしな け
しか る に、中途半 端 な政策 評価 制度 の導 入 によ
革 は、目標を 明確 にす る こと からはじま る。
それ が改 革 の必 要性を物 語 ること にな る。真 の改
目標 があ ると 、現状と 目標 のギ ャ ップ が露呈 し、
す ると 、住 宅減税 の評価 は、 そ の目標 達成 の手 段
ネ ジ メント は、施 策 の細 か い点 に ついて根掘 り 葉
れば いけな いから 、評価 シート に担当 者 が目標 を
ト ップ マネ ジ メ ントが、
大き な 目標 を 設定 し て、
と し て の有 効 性 を み ると いう 観 点 か ら な され る。
掘 り 言 わず に、ひたす ら目標達 成度 で業績 を見 る。
四 政策目標と政策判断
一方 、財務省 は 、課税 の公平性 と か 、税収 の安 定
な って いる。 これ では本末 転倒 であ る。
なも のがよ い」 などと いう こと が行わ れ るよう に
記 入す る」 「目標 は、 いか よう に でも 読 め る曖 昧
と よ ぶが、 これがも っとも オ ー ソド ック スな評価
プ ログ ラム評価」
検 証をす る。こ の 一連 の過程を 「
結 果 にどう 寄与 したか、因 果連鎖 を含 めた仮説 の
測定」 であ る。 そ の上 で、実 際 に当 該施 策 がそ の
ックす る。 これは厳 密 には評価 では な い。 「
業績
が達成 され て いるかどう か、まず フ ァクトを チ ェ
ア メリ カ のG A Oは、 連 邦 議 会 の機 関 であ って、
第 三者 評価」概念 に近 いが、
う にな る。我 が国 の 「
外 部評価」 す る手 法と し て用 いら れ るよ
効 果を 「
米 国会 計検 査院 ) のよう な 外 部 機 関 が、施 策 の
(
も いえ る が 、 これ が 専 門 化 す る に従 い、 G A 0
は、 そう いう 意 味 で、政策 分析 の ツー ルであ ると
な お、 「
評 価 」 の原 型 た る 「プ ログ ラ ム評 価 」
では 、 「評価」 と は何 だ ろう か 。 「
評価」 と は 、
五 評価とは何か
概念 であ るo
は、 上述 のよう に達成 す べき 目標 が設定 され て い
は、 「
仮 説 の検 証」 であ る。施 策 を 立案 す る際 に
評価」 と
「
評価」 はま ったく異 な る概念 であ る。 「
者 が設定す るも のではな い。 目標 は、 ト ップ マネ
のではな い。 そも そも 、目標 は、施策 の企 画立案
価 す るも のであ って、 目標 の妥 当性を 評価 す るも
ここ で重 要 な のは、評価 は、仮 説 の妥 当 性を 評
とを 目的と し て いる。
す る意 思決定者 に対 し、的確 な情報 を提供 す る こ
「政策 判 断」 を す る、 つま り 目 標 の妥当 性 を 議 論
判断」 と
正邪 の価 値 判 断 を す る こと ではな い。 「
る。 こ の施策 を導 入す る こと で、ど のよう な因果
ジ メ ントが設定す る。地方公 共 団体 であれば首 長 、
以 上述 べた ことも含 め、誰 が何を 評価 す るか に
て検 証す る
目標設定者が、施策担当部局が目標をど
の程 度達成 したか、業績 を 測 る
仮説)を
施 策 担 当 部 局 が 、施 策 の効 果 (
目標 設定者」 は
「
首 長 、大 臣」 と 、 「
立法府」 は 「
ここ で、 対象 を各 部 局 に落 と し込 んだ 場 合 は 、
検証する
C
B
A 目標 設 定 者 が 、 国 民 や立 法 府 と 対 話 し つ
の妥 当 性 に つい
価 値判断 )
つ、政策 目標 設定 (
するのが
六 誰が一同⋮
を評価一
施 策 の立案 者 は、
連鎖 により目標 が達 成 され るか、
中央 省 庁 であ れば 大 臣。実 際 に施 策 の企画立案 を
ア メ リ カ で は 、 一九 六 〇年 代 か ら 、 い った ん 実
仮 説を た てる。例え ば 、住 宅取得 者 に対 し て減税
施 した施 策 を 事 後 的 に無 駄だ と 言う こと よりも 、
ついて、以 下 のよう な ステ ップを考え ると わ かり
度住宅取 得者 が増え るか、 に ついて分析す る。 こ
政策 分析」
施 策 の有 効 性 を事 前 にチ ェックす る 「
す る者 は、目標 を所 与 のも のと し て、 それを実 現
事 前 評価」
れを イ ンパクト分析と よ ぶ。欧米 では 「
評価」
にこそ意 味 があ ると いう 考え 方 が根強 い。 「
を す ること で、潜在 的住 宅取得 者 の 一定割 合 が実
を 「
評価」 と呼 ぶこと は少 な い。施 策 の企画立案
を 、政策 の企画立案 者 の分析力 を向 上 させ る ツー
や す い。
政 策 分析」 と よば れ
時 点 で のこう し た分 析 は 、 「
ルと し て活 用 し て いる。実際 、筆者 は 二 〇年前 に
す るも っとも 効 果的 、効率的 な施策 を検 討す る こ
る分 野 で、欧米 では従 来 より、実務 でも学 問と し
際 に住 宅取得 行動 に出 る。 こ の結果 、施策を導 入
ても 重視 され てき たも のであ る。政策 分析 の結 果、
米 国 に留 学 し、 こう した教育 を 叩き 込 ま れ てき た
と にな る。
これ
施策 を導 入す る こと が妥 当 であ ると の仮 説 (
経験 をも つ。 現在 でも 、 アメリカ の中央 省庁 の評
しな か った場合 に比 べ て、導 入 した場合 、ど の程
をプ ログ ラム仮 説と よ ぶ)を た てる。 これ が意 思
芝
と よばず 、 営芝ての
価 担 当 官 は、自 らを 黙巴に巴oH
よ ぶ こ と が 多 い。
決定 の前 提と な る資料 と な る。
さ て、実際 に施策 を実 施 した後 、果た し て目標
「
都 局長」 と 置き 換え てよ い。 も っと卑 近 に言え
存 在 す ると の前 提 なく し てありえ な いこと だと 思
究会 を 設置 し、道路 行政と いう 単位 で、成 果重視
「
業 績 測定 」 と し て、 民 間 企業 の マネ ジ メ ント ツ
これ は 「
内 部評価 (
自 己 評 価 )」 であ るo B は 、
るあ なた の 「
課長」 や 「
部長」 であり 、 「
立法 府」
が 「
あ な た」 で、 「目標 設定 者」 は 人事 権 を 有 す
体的 に参 画す ると いう こと で、初 め て組織 をあ げ
コミ ットす ること、特 に、 A の形 で目標 設定 に主
当 部 局 の政策 分析 力、自 己改 善努力を高 め ること
が、も っとも 「
評価活 動」 ら し い作業 であ る。と
しかし これだ け ではダ メ で、 ト ップ が Bを実 践 し
ず 、 C のレベル の評価作業を徹底的 に実行 し、担
マネ ジ メ ント ツー ルと し て の政策 評価 では、ま
も のと確信 し て いる。
わ せ こそが、 マネ ジ メント改革 に つな が って いく
のBと 、事 業 評価を 中心とす るC の的確 な組 み合
用す る。本省 と 現場を ブ リ ッジす る ツー ルと し て
改革 のあ り よう だと考え る。道路行 政と いう 、政
の マネ ジ メ ント への転 換 を 目 指 そう と し て いる
ー ルと し て幅 広く取り 入れら れ て いるも ので、自
た マネ ジ メ ント改 革 が実 現す る のであ るo Bさら
うo
分 が設定 した目標達 成 のた め の手 段 を請 け負 って
には Aま でも 「
政策 評価」と呼 ぶ のは広 すぎ るが、
ば、 これが人事 管 理だ とす ると、 「
施策担 当 部局」
いる部 局 の 「
業績 (
仕事 振 り )」 を チ ェックす る
実 際 、 Aか ら Cま でを シ ステムと し て確 立 させた
Cが狭義 の 「
プ ログ ラム評価」 であ り 、定義 上
が 、細 か い点 で必ず しも 正 確 でな い部 分も あ る。
意 識 的 に議 論 を わ か り やす く 展 開 し た つも り だ
本稿 は、読者 の多 く が実 務家 であ る点を考 慮 し、
ジす る マネ ジ メ ント ツー ルと し て、業 績測定を活
策 部 門と 、現場 の執 行 部 門を抱え 、それを ブ リ ッ
が、 これ こそが、 中央 省 庁等 改革 で本 来想定 した
も のであ る。 測定 は フ ァクト の測定 だか ら誰 がし
上 でC の評価 を位 置 づ け な いと 、 「
評価 のた め の
は、さ ら にそ の上 司 であ る、と考え れば よ い。
ても よく 、 C の前段 階と し て部 局 により行 わ れる
評価」 に陥 る危険 性 が大き い。
筆 者 は、 日本 評価 学会 の会員 でもあり 、上記論考
逆 に目標をあ る程度 達成す ると 、 目標 設定 者 と し
て、再度 立法 府 や国 民と対話 し て、価値 判 断 の見
か 国 の役 所 でも 現 業 部 門 であ る 。 目 標 自 体 が 、
のであ る。も っとも わ かり やす いのが、市役所と
評価」 は、巨大組 織 にはな かな か適 用 し にく いも
そ も そ も 、 「マネ ジ メ ン ト ツ ー ル と し て の 政 策
あ わ せ て申 し添え る。
し た国 土交 通省 を代 表 す るも のでは な いこと も 、
切無 関係 であ り 、ま た筆 者 の意 見 は、 か つて所 属
は筆 者 の現在 の職場 であ る内 閣府 防災担当 と は 一
と し て いる ことを申 し添え る。 なお、本稿 の内容
に ついて、学術 的 にまと め る作 業も 、別途 行 おう
直 しを す る こと にな る。 C の評価 結 果 は こ の判断
「
道 路 を 今 よ り ど の程 度 き れ いに清 掃 す る」 と 、
七 終わりに
場合も多 い。
さ て、 上 述 の通 り 、 「
評価」 より は るか に重 要
な のは A の部分 であ る。
に間接的 に影 響す る。 ア メリカ のよう に、外部 評
具体 的 でわ かり やす いから であ る。国 の政策 レ ベ
B のレ ベル で、目標達 成度 が芳 しく な か ったり 、
価 結 果を ここ に参 考情報と し て取り 入れ る ことも
ルだ と 、 そ う は いか な い。 ア メ リ カ でも G P R A
昨年 から、道 路局 が、道路 行 政 マネ ジ メ ント研
よう であ る。
を施行 し て いく 中 で、未 だ にそ の点 で悩 ん で いる
でき よう o
ち な み に、 「政 策 評 価 の標 準 的 ガ イ ド ライ ン」
は、 「
目標 の妥 当 性」 を 見 る こと も 政策 評 価 に含
ま れ ると 書 いて いるが、 これ は、最適 な解 が既 に
繊
いて示 さ れ た 目標 に対 す る進捗 度 合 いを 評 価 し、
しか しな がら、道路 行 政 に ついては、事 業採 択
時 評価 を導 入す るなど 、費 用便益 分析等 に基 づく
加え て、事業 の計 画段 階 よりも 早 い構想段 階 に
の不透明感や事業 の効率性に対する不信感が未だ
課題を明 ら か にした上 で以降 の行 政運営 にお いて
お いて、市 民参 画 型 の道路 計画プ ロセ スを導 入す
存 在 し ており 、 これら の不信感を 払拭 し、 国民 の
個 別事 業 の評価 シ ステムを積 極的 に探 り 入 れ て い
道路局企画課道路事業分析評価室
⋮ 「
成 果主義 」 の道 路行 政 への転換 ⋮
﹃
遭騰衝轢 マ隷ジメント﹄◎臟組みについて
一 は じめ に
るなど 、透 明性、公 正性を確保 し住 民等 の理解と
ニーズ に応 え 、成 果を重視 した道 路行 政運営 へ向
活 用す ると い った取組 みを 進 め てきた 。
果的 、効率 的 か つ透 明性 の高 い道路 行政 へと転換
協 力を 得 るた め、構想 ・計 画 ・実施 ・管 理等 の事
け てさらな る努力を 進 め ること は、依 然と し て道
る。
す るた め、平成 一五年 度 より 、 ユーザ ー にと って
業 過程を通じた住民参加 の取組 みを推進 し て いる。
路行 政 の最も重要 な課 題 の 一つ であ る 。 こ の よ う
道 路行 政 では、 ユーザ ー の視点 に立ち 、 より効
成 果主義」 の考え 方を採 り入
の成 果を重視 す る 「
れ、指 標を 用 いた施 策 の評価 シ ステムを核 と す る
ま た、道 路行 政全 体 の運営 にあ た っても 、道路
た整 備 目標を併 記 し、道路 行 政 の目的を定 量的 に
って の成 果を表 す指 標 (
アウト カ ム指標 )を 用 い
長等 、事業 の量 を表 す指標 に加え 、 ユーザ ー にと
なく 、道路 が提供 す るサ ービ スにより実 現 され る
にお いても 、 「
事 業 量確 保 のた め の道 路 整備 では
な現状を鑑 み、社 会資本 整 備審 議会 により 平成 一
今 、転換 のと き 」
四年 八月 にな さ れ た 中 間答 申 「
道
る こと が重 要」 と 指 摘 し た上 で、 具体 的 に、 「
アウト カ ム)を重視 した道 路行 政 に転換 す
成果 (
さら に、平 成 一二年 度以降 は、 五箇年 計 画 にお
明らか にし てき た。
整備五箇年計画 の策定に際し、高規格幹線道路延
道 路行 政 マネ ジ メ ント」 のしく みを導 入
新 たな 「
し て いる 。
本稿 では、道路行 政 におけ る これら の取組 み の
背 景 に ついて紹介す る。
二 背景と経緯
道路行 政 にお いては、 より効 果的 か つ効率 的 な
事 業執行 のた め、平成九年度 より 、新 規事 業採 択
さ せる シ ス テムを構築 す べき」 と提 言 し て いる。
評価を行 い、 そ の結 果を 予算 編成等 に適 切 に反映
式 に転換 し 、毎 年度 、指標 に基 づき業 績 の分析 ・
路行 政を 、 アウト カ ム指 標 に基 づき 運営を行う 方
択 の不透 明感 や事 業 の効率 性 に対す る国民 の不信
我 が国 の道 路行 政 に ついては、依 然と し て事 業採
が 国 のこれま で の取組 みを 紹 介 し て いる。 一方 、
と し て認 識され て いる こと を指 摘 し、諸外 国 や我
らず 、各 国とも に行 政部 門 の効率化 が共通 の問題
五年 度 より 、率先 し て、成 果主義 の行 政運営 への
政 マネ ジ メ ントを実 践 に移 す べき であり 、平成 一
け る これま で の取組 みも 活 用 し て、成 果志向 の行
そ の上 で、事 業評価 シ ステム等 、道路行 政 にお
感 は根 強 く存 在 し ており 、 これを 払 拭 す るた め 、
これを受 け、国 土交 通省 道路 局 では、平成 一五
年 三月 、 ユーザ ー志向 で成 果を重 視 した新 たな道
◎成果主義の道路行政マネジメントに向けた 3 つの柱 :
マネジメントは 月理論」 から 「実践」 へ
と
国
民桁蓼
の軽
・目褓と指標の設定
・効率的なデータ収集
・毎年度の票纈計画の餓定及び達成度把握
・予算 -人事のしくみへの反映
・アカウンタビリティ ・評価の妥当性の確保
◎実践のための 5 つの戦略
成 果を 重視 した透 明性 の高 い効率的 な行 政運営 へ
と 転換 す る こと が急 務 であ ると し て いる。
転換 を 目指 す べき と し て いる。
さら に、成 果主義 の道路行 政 マネジ メ ント の実
践 に移 す た め に、 「
成 果主 義 の道 路 行 政 マネ ジ メ
ント に向 けた 3 つの柱」 と 「
実 践 のた め の5 つの
路 行 政を 実 践 す る にあ た って必 要 な事 項 に つ い
て、主 に行 政 マネ ジ メ ント の観 点 から具体的 な検
\\ / /
討を行う た め、道路 局長 の私的 研究会 と し て 「
道
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ず
達成度報告書
を意識した施策 ・ 事業の
路 行 政 マネ ジ メ ント研 究会 」 (
委 員 長 =古 川俊 一
筑波 大学 教授 )を設置 し、検 討を進 め てき た。
そ の結 果、平成 一五年 六月 一三 日 の第 三回研究
会 にお いて、 「﹃
成 果主義 ﹄ の道路行 政 マネ ジ メ ン
ト への転換ー 理論 から実 践 ヘー 」 と 題す る研究会
パートナーシップの確立
国サイクルの確立
際ネ鮒ト! 隣錢経
裏現性の両立 =
の提 言 がと りま と めら れ、古 川委 員長 より道 路 局
業績 計画書
行政の効率性の向上
l 行政の透明性の向上 =
長 に提出 さ れた。
予算 ・人事のしくみへの反映
行政マネジメントシステム
\\ / /
三 提言の構成と背景
提言 は、副 題と し て 「
理論 から実 践 へ」 と 謳わ
れ て いるよう に、形式 的 な理論 を構築 す る のみ で
はなく 、実 効性 のあ る マネ ジ メントを継 続的 に実
践す る こと が重要 であ ると いう 考え 方 が基 本と な
って いる。 こ のた め 、提 言 の内 容 は 、成 果主義 の
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成果主義の道路行政マネジメントの実践に向けた 3 つの柱と
5 つの戦略
図1
実 践 に向 け ての基本 的な方向 や留 意点等 に ついて
提案 され て いる。
提 言 では、まず 、 そ の背 景と し て、我 が国 に限
事後評価
(業績測定等)
標
目
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策
政
顔
道路行政のマネジメントに用いる指標
表1
戦 略」 を 提 示 し て いる (
図 1)。 提 言を 頂 いて以
降 、道路 行 政 では 、 これ ら の戦 略 に従 い、 「
成果
主義 」 の行 政 運 営 への転 換を 図 ってき た 。 以 下 、
「
実践 のため の5 つの戦略」 に基づ
こ の 「5 つの戦略」 に基づく取組 み に ついて紹介
す る。
四
くこれま での取組 み
1 目標と指標の設定
施策 がど のよう な成 果を 目指 し、ど れだ け達成
した かを 明 らか にす るた め には、施策を 目的 別 に
体系化 し、 そ の成 果を定 量化す る 「アウト カ ム指
標」 を 設定 す る こと が不可欠 であ る。
道路 行政 にお いては、そ の成 果を表 す指 標と し
て、 一七 のアウト カ ム指 標 を 設定 し 、 これま で、
平成 一九年 度 の目標値 及び 、 そ の達成 のた め の平
成 一五年度 、平成 一六年 度 の目標値を 設定 し て い
。
表 1)
る (
2 効率的なデータ収集
成果をあげ るた め に為す べき施 策 、事 業 を 一定
の技 術 的 合 理性 のも と に企 画 ・立 案 す るた め に
は、現状 の把握 に必要 な データを、少 なくとも毎
年 度収 集す る こと が必要 であ る。 そ のた め、道路
行 政 にお いては、情報 通信技 術等 も活 用 し、 より
低 コスト に、高 精度 な デー タを 体系 的 に収 集 、分
祈 す る手法 の開発 ・導 入をす す め て いる。
例え ば 、 バ ス等 にG PS等 を取り付 け、時刻 と
ヱ置を 調査 す る こと で渋滞 状況を 把握 す る 「
位
プロ
弱震
饗
対
き
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,
2)。 これ により 、従 来 の調査 ではわ から な か っ
績計画
た詳 細 な渋滞 状況を 把握 し、 よりき め細 か い対策
の立案 が可能と な る。
3 毎年度の業績計画の策定及び達成度把握
業
行
搬
マネ ジ メ ント サイ ク ルを確 立す るた め には 、毎
年 度 の施 策 ・事 業 の実 施 にあ たり、事前 に目標を
設定 し、年 度終 了後 に評価 を 実施 す る こと が必要
であ る。道路 行 政 では、平成 一五年 七 月、平成 一
五年 度 の道 路事 業 によ る成 果 目標を 示 した 「
道路
行 政 の業 績計 画書」 を 、我 が国 の公共事 業 で初 め
務ヤ
都道府県別業績計画書策定状況 (H 1 6 ,1 .6 現在)
て策定 、公表 した (
図3、成果 目標 そ のも のは 表
1参 照 )。 業 績 計 画書 にお いては、指 標 の目標 値
を 示す のみ ではなく 、現状 の課 題を 客観 的 データ
に基 づき 分析 し、対策 を示す ととも に、判 断 の根
拠とな る客観 的 データに ついても 併 せ て掲 載 し て
いる。
六月を 目途 に評価
業績 計 画書 にお いて宣言 さ れた目標 の達成度 に
ついては、平成 エ ハ年 の四月
し、 「
達 成 度 報 告 書」 と し てと り ま と め 、公 表 す
る予定 であ る。達成度報 告 書 にお いては、指 標 の
目標値 に対す る達成 度 のほか、達成 でき な か った
場合 は そ の要因を 分析 し、残 された課 題を明ら か
にす ると とも に、対応 す る対策 を提示 す ることと
し て いる 。
ま た、 国土交 通本 省 で作 成 す る 「
全 国版」 に加
図3
ーブカー」 と いう 技 術を 用 いると 、時間帯 別、方
プローブカーを用いた詳細な渋滞状況の分析
図2
平成 1 5 年度 道路
行政の業績計画書
図4
向 別 の渋滞 状 況を 明 ら か にす る こと が でき る (
図
プローブカーデータ (上り)
や地域 の有 識者 の意 見も 反映 させた地域版 の 「
業
公 団等 、 関係 す る道路管 理者と協 働 し、地域 住民
果 目標を 明 らか にす るた め、都道 府 県 、道路 関係
がら 、予算 の決定 要因を全 て定 量的 に表 現 し、 目
見合 ったも のとす ること が必 要 であ る。 しか しな
す るため には、 予算 の設定 にあ たり 、成 果 目標 に
「
成 果主義 」 の行 政運 営 を 真 に実効 あ るも のと
予算 ・人事 のしく み への反映
績計画書」も 策定 し て いる。地域 版 「
業績 計画書」
標 や達成度 に基づき 、機械 的 に予算 を立 てる こと
4
に ついては 、 平成 一六 年 一月 現 在 、 二六 都 道 府
は不 可能 であ ると考え て いる。道 路行 政 では、真
え 、地域 の特性 や、地域 ごと の ニーズ に応 じた成
県/ -地域 に ついて公表 済 み であ る (図 4、 PI
に成 果 目標 に見合 った予算 設定 を行う た め の第 一
街路事業費補助
地方道改修費補助
アカウ ンタビ リ テ ィ ・評価 の妥当 性 の確保
算 を 明ら か にす る取組 みを進 め て いる (
図5)。
に対応 した 「
業績 予算」 を導 入 し、成果ごと の予
段階と し て、渋滞 の緩和 や交 通安 全等 の成 果 目標
。
手 続 中含 む )
等
費
5
透 明 性 の高 い道 路 行 政 マネ ジ メ ント のた め に
は、事 前 の目標 設定 、事 後 の評価結 果 に加え 、背
景 のデ ー タも 積 極 的 に公 開す る こと が重 要 であ
業 績計画書」に ついては、
る。そ のため、前 述 の 「
全 国版 、地域 版とも にイ ンターネ ットを 通 じ て公
表 し、広く 利 用者 や納 税者 の視点 から のチ ェック
を 可能 と し て いる。
n﹀にJn)にJnv
作「QJOJリムリム
平成 15 年度道路利用者満足度調査結果 (「道路全般に対する満足度」)
図6
業 績 計 画 書」 策 定 に際 し 、道 路 利 用 者
ま た、 「
の道路 に対す る ニーズ を収集 す るた め、イ ンタ ー
満 足 度」
ネ ットを 通 じ て道 路 サ ービ スに関す る 「
を 調査 す る 「
道路 利 用者 満 足度調査」 を 、平成 一
四年 度 より実 施 し、不満 の大き い分 野 の施策 の企
図6)。
画 、立案 に反映す る取組 みを進 め て いる (
"首分千斗
つ つnn4 1
7ク
「業績予算」 の概要
図5
交通円滑化事業費
一般国道直轄改修費
一般国道改修費補助
なく 、現状を示す データを公表 す る こと で、国民
ま た 、国民 に対 し、数値 目標 や達成度 のみ では
県毎 の詳細 な渋滞 状 況をわかり やすく明 らか にし
と考え ており 、 そ のため の第 一歩と し て、都道 府
⋮
た 「
渋滞 3 D マップ」を作 成 し、イ ンターネ ット
し
と行 政が課題と 目標を 共有 す る こと が重要 であ る
蒙
終
こぎ
と
都道府県別渋滞 3 D マップ (愛知県)
図7
を 通じ 、広 く公表 し て いる (
図 7)。
五 おわりに
本 稿 では 、平成 一五年 度 当 初 より 現在 ま で の、
「
成 果主義 」 の道 路行 政 マネ ジ メ ント に係 る取 組
みを 、平成 一五年 六月 に 「
道路行 政 マネ ジ メ ント
研究会」 より頂 いた提言 の流 れ に沿 って簡単 に紹
介 した。
す でに多 く の都道府 県 、市 町村 にお いて導 入 さ
れ て いる行 政評価 シ ステムが多 く の実 績を 上げ て
いる こと と 比 し て、道路 行 政 におけ る 「
成 果主義」
に向 けた取組 みは端緒 に ついたば かり であり 、職
員 への 「
成 果主義」 の意 識 の浸透 や、納 税者 、利
用者 に対す るわ かり やす さを確 保す るた め の工夫
など 、未 だ多 く の課題を残 し て いる。 これら の課
題 は、内 部 、外 部 の多 く の関係者 の参 加と努 力 に
よ る成功事 例を積 み上げ 、 日 々改善 し て いく こと
が重 要 であ ると考え る。 そ の上 で、住 民 の方 々や
国 民 か ら 信 頼 さ れ る道 路 行 政 と な る こと を 目 指
し、不断 の努 力を し てゆく こと が必要 であ る。今
後 とも 、新 たな取組 み の成 果 が得 ら れた際 は、適
宜 報告 を し てゆく 所存 であ る。
ま た 、 これら の取組 み に ついては 、国土交 通省
道 路 局 の ホ ー ム ペ ー ジ (甘 せ" "そ" B」
さ・鵤o.
」
ミ
5乱" に お い て公 開 す る こと と し て いる の でそ
ち らも参 照さ れた い。
みえ嚢鷲需榊シスチ箋について
え 政策評価 シ ステム」に進 化 させ て運 用 し て いる。
策推 進 シ ステム」 を構築 し、そ の中核 を 担う 「み
政
メ ントと 一元化 し た行 政運営 の仕組 み であ る 「
は 、総合 計 画 に定 め る施策 、基本事 業等 の マネ ジ
平成 八年 度 か ら導 入 し てき た。平成 一四年 度 から
型 の行政 評価 であ る 「
事 務事 業 評価 シ ステム」 を
三重県 では、公 共事 業 評価 に先 がけ 、業績 測定
一 概要
業体系 を 整理す るととも に、県 民 の皆 さ んにと っ
たり、総合計 画と評価 シ ステムと の間 で政策 ・事
施計 画を実施 し て いる。第 二次実施 計 画策定 にあ
こ の総合計 画を推 進す るた め、中期 の計 画と し
て、実施 計画 があり 、平成 一四年 度 か ら第 二次 実
く にづくり宣 言」 であ った。
一〇年 (
平成 三二年 )を 目標 期 間とす る 「
三重 の
三重 県 の総合計画 は、平成 九年 に策定 さ れ 二 〇
二 三重県 の総合計画
率
良
改
道
県
国
設
置
装
供
提
轍
縦
業標
事目
本値
基数
装
道置舗
の
数
指
理
管
持
維
谷崎 義治
擶
の
値
数
囃備
県険
路策
道対
螂 饒餅
鰔
饅
値
数
の
策標
施目
議触
画
計
施
実
次
一
第
の
贓贓鰍鐵
驚歎め
画
計
施
実
次 幹動 離
二
第
潮鞠拗
彬鯛
滕
鱗
三重県総合企画局評価シ ステム特命担当監
本稿 では そ の概 要 に ついて説明 す ると と も に、
ての成 果を表 す視点 から全 て の数値 目標を 見直 し
政策 ・事 業 体系 は、「
施策」の下 に 「
基本事 業」、
平成 一五年 四月 に野呂知事 が就任 し、現在 、新 し
直 し が進 め ら れ て いる こと を踏 まえ 、 「みえ 政策
さ ら にそ の下 に 「
事 務事 業」 と し て 一元化 し た 。
た。
評価 シ ステム」 に ついて、 二年 間 の運 用 から得 ら
ま た 、数 値 目標 は 、 「
基本 事 業」 に
施策」 及び 「
20 04 .1
道イ
テセ
“
い総合計 画 の策定 と併 せ て行 政運営 の仕組 み の見
れた課題 及び見直 し の方向 も含 め て紹介 す る。
表 施策 「道路網の整備」 における数値目標の見直し
各 々 一つず つに絞 り込 んだ。
参 考 ま で に、 「
道 路 網 の整 備」 と いう 施 策 にお
け る数値 目標 の見直 し結 果を ︿表 ﹀に示 した。
マネ ジ メ ント シス テムを構築 し てき た が、先進的
別 され る。 一つは政策 や行 政活 動 の質 の向 上 (
①
成能 力 の向 上 に つなげ る) であ り 、もう 一つは行
評価 結 果を次 の意 思決定 に反映 す る、② マネ ジ メ
策定 中 の 「
県民しあ わせプ ラ ン」 を着 実 に推 進
政と し て県 民 の皆 さ ん への説 明責 任 を より良く 果
な シ ステム の導 入を 図 った ことも あり、課 題も 明
す るた め、現在 、 これら シ ステム の問題点 を改善
たす こと であ る。
ント ツー ルと し て活 用す る、③ 意 識改 革 ・政策 形
し、県 政運営 の仕組 みがより体系 的 、効 果的 に機
こ の二 つを 目的 と す る こと は 、 「
事 務事 業 評 価
らか にな ってき た。
こ の新 たな計 画 は、県 民 一人 ひとり がしあ わ せ
能す るよう 、 「
全 体 最適」 の考 え 方 に沿 った 県 政
シ ス テ ム」 か ら 変わ ら な いが 、 「みえ 政 策 評 価 シ
現在 、野呂知事 のも と 、新 た な総合 計 画と し て
を 実 感 でき る 三 重 県 を 創 造 す る こと を 理 念 に、
運営 を 目指 し、 それ ぞれ の仕組 み の点検 を行 って
ス テム」 に移行 す る にあ た っては、前 者 から後者
「
県 民 しあ わ せプ ラン」 を策 定 中 であ る。
「
県 民 が主役 の県 政」、 「
県 民 と の協 働 により創 造
いる。
へいく らか軸 足を移 したも のと考え て いる。
す る県 政」、「
県 民 の皆 さ んと共 に感 性を磨く 県 政」
を 県 政運営 の基 本姿勢 と し て掲げ て いる。
三重県 では平成 八年 度 から業績 測定 型 の 「
事務
図、結 果 の三要素 に区 分し て明確 化 し、県 民
① 目的 から の評価 ⋮事業 の目的を 、対象 と意
評価 の特 徴と し て、
のく にづくり宣 言」 第 二次 実施計 画策定 時 の基 本
事 業 評価 シ ステム」 を 運 用 し てき た 。 「
政策 推 進
の視点 で目的 、必 要性を 評価す る。
四 みえ政策評価 システム
的 な考え 方を 引き継 ぎ な がら、 現在 、 それぞれ の
シ ス テム」 の構 築 に際 し て、 これま で の課題を 整
政 策 ・事 業 体 系 や数値 目標 に ついては 、 「三重
数 値目標 の策定 作業 中 であ る。
画 及び第 二次 実施計 画を効 果的 に推進 す るた め の
政策 推 進 シ ス テム」 を 、総 合 計
三重 県 では 、 「
公表す るなど、県民 の皆 さ ん へのわ かり やす さを
導 入 し、結 果を 「
三重 のく にづくり白 書」 と し て
シ ステム」 にはな か った 「
施 策」 レ ベ ルの評価を
「みえ 政策 評価 シ ステム」 では 、 「
事 務事 業 評価
標値を 設定 す る こと により 、目的を 明確 化 し、
③ 数値 目標 によ る評価 ⋮目的を 指標化 し、目
いるかを 評価 す る。
し て上位 の基 本事 業 あ る いは施 策 に貢献 し て
と の全体 像 のなか で、 政策 ・事 業 体系 に照ら
⋮県 の し ご
行政運営 の仕組 みと し て位 置 づけ てき た。
追求す ること と した。ま た、 これら の評価 は自 己
達成 された かどう かを 評価 す る。
② 政策 ・事 業 体系 に基 づ いた評価
こ の仕 組 みは 、 「みえ 政策 評価 シ ス テ ム」 を 中
評価 であ り 、お手 盛り評価と の批判 に答え るた め、
理 し、「みえ 政策 評価 シ ステム」と し て進化 させた 。
核 と し て、総 合 計画 の マネ ジ メ ントと の 一体 化 、
県庁内 部 で の 「
成 果 の確認と検 証」 プ ロセ スを設
三 三重県 の行政運営 の仕組 み
予算 など の行 政経営資 源 の配分と の連 携 、組 織運
け た。
務事 業 評価 シ ステム」と あま り変 わ って いな い。
評価 の目的 や方法 な ど 、基 本的 な考え 方 は、「
事
う ことと し ており 、費 用便益 分析を 用 いる三重 県
分析手 法 に頼 らず 、組織 の全業 務 を対象 と し て行
た業績 測定 型 の評価 であり 、広く浅 く 、専 門的 な
「みえ 政策 評価 シ ステ ム」 は 、 目標 を 明確 にし
の三点 が挙げ ら れ るo
営 と の連携 、県民意見 の反映 を 図 ろう とす るも の
「三重 のく にづ く り 宣 言」 に基 づき 県 政を 展 開
「みえ 政 策 評価 シ ス テム」 の目的 は 、 二 つに大
であ る 。
す るた め 、 「
政策 推 進 シ ステ ム」 を は じ め様 々な
お
2004 1
首
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行敢鰹離賞簿の配分 への反映
範㈱
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政策推進システム ・みえ政策評価システムに基づく三重県行政のしくみ
図
・
践
莱
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価
双
づ 憲
G燥
﹃三聾 のくにづくり宣世﹄
第 二次実施鮒国の造蛙管理
二愛 の く 広 づ く り 覆 せ
三
責任と権限の明確な組織纏賞
の公共事 業 評価 シ ス テムと異 な って いる。
ま た 、現場 に近 い責任 者 に権 限を委 譲 し、施策 、
基本事業 の責任者や事業 の担当者が自己評価を行
う こと と し て いる。 こ の点も 、公共事 業 の再 評価
シ ス テ ムと 異 な る も の であ る 。
さら に、評価 の時 期 は、評価表 の種 類 によ って
異 なり 、事 後 、事 中 (
途 中)、事 前 いず れも あ るが、
基 本的 には実績 に基 づく事 後 評価 であ る。 こ の点
も 、翌年 度事 業 の優先 度判 断 のため の事 前 評価 で
あ る公 共事 業 評価 シ ステムと は異 な って いる。
五 資源配分との連携
行 政経営資 源 の配分機 能と の連携 、とり わ け予
算 編成と の連携 を 図 る こと は、 それが評価 シ ステ
事 務事
ム の活 用 度合 に直 結 す る こと も あ って、 「
業 評価 シ ステム」 を導 入 した当 初 から目指 し て い
o
た
7 こと であ る
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主 文
譫 色 司 /く
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にお いては、数 値 目標 の達成 度 など の評価結 果と
予算 額 が直接 、機械的 に連動 す る こと はあり得 な
いと いう スタ ンスに立ち 、仕組 み相 互 の連携を確
保 す る こと と した。
三重県 にお いては、行 政 シ ステム改革 の推進 に
よ って、予算編 成方法 の改 革 が継続的 に進 められ
てき た 。 財 政 課 が 予 算 調 整 課 へと 名 称 変 更 し 、
「
査 定 」 と いう 用 語 は 知 事 以 外 は 用 いな いな ど 、
訟
の弊害 を改 めるた め の新 し い制度 の導 入 、事 務費
理念 の改 革 は形 と し て表 された 。ま た 、使 い切り
れ て いる 。
に準 じ て、部局 別 に定数を 配 分す る方法 に改 めら
予算 の部 局 一任 など 実務的 な改革 が行 われ た。
六 県民意見の反映
E) の マネ ジ メ ント ・サイ ク ルを 回し、改 革 ・改
善 を積 み重 ね て いこう と す るも のであ る。
し か し、 いく ら P D S のサイ ク ルを 回 し ても 、
行 政内 部 で閉 じら れ て いては、県民、生活者 の声
評価 シ ステムは、 これま で軽 視 され てき た評価
三重 県 では平成 九年 度末 から、す べて の評価表
これらを 通 し て、予算 主義 か ら決算主義 へ、と
いう 認識 が徐 々に庁内 に行 き 渡 って い った 。成 果
(
S E E) の ツー ルを 導 入す る こと で、行 政運 営
を公表 し てき た が、近年 では県民 の皆 さんから の
ま た、 みえ 政策 評価 シ ステムに ついて、現在 、活
県 民 の方 々と の間 で厳 し いやり と り が行 わ れた 。
ムに、交 通安 全 担当 チー ム、警察本 部も加 わ って、
備 ・保全 のあり 方を めぐ って、県 の道 路担 当 チ ー
の質 疑 が 出 た 。 ま た 、 電 子 会 議 室 では 、道 路 整
か ら の凍結 論を 反映 し、高 速道路 の建 設 に ついて
道路 に関す る意 見と し ては、県 民懇 談会 で、折
す ることと した。
e- デ モク ラシー」 な どを活 用 し て、意 見を募 集
が出席 し て の県 民懇 談会 、電 子会 議室 「
三重県 民
とす るた め に、 こ の白 書を 県議会 に報告 し 、知事
県民 の皆 さん に参 画 いただく ことを 現実 のも の
書」 と し て公表 す ること にした 。
直 し 、施策 評 価 を 導 入 し 、 「三重 のく にづ く り白
い評価 を 、と いう こと で、数値 目標 を全 面的 に見
う した点 を考慮 し、県 民 の皆 さ んからわ かり やす
「
政策 推 進 シ ス テム」 の構 築 にあ た っては、 こ
く な って いた 。
アクセ スは限 ら れ、意 見等 は ほと んど寄 せら れな
は届 かな い。
志 向 、 結 果 重 視 と いう のも 、 ニ ュー ・パ ブ リ ッ
に計 画 (
PLA N)- 執行 (
DO)- 評価 (
SE
濯◎
三重県政のマネジメント ・サイクル
ク ・マネ ジ メント の理念 と され るが 、 三重 県 では
予算 編成方法 の実務的 な改 革 が、評価 シ ステム の
導 入と相ま って、これら の理念 を 浸透 さ せ て いた。
「政策推 進 シ ス テ ム」 にお け る評 価 シ ス テ ムと
資 源配 分機能 の連携 は、 こう し た改革 の延 長線 上
に位 置す るも のであ る。
予算 編 成と の関係 で具体 的 なプ ロセ スを 説明す
る と 、 一つには前 年 度 の実績 評価 に基 づく ﹃
成果
の確 認と検 証﹄ であ り 、もう 一つは翌年 度 の当初
予算 編 成 に お け る 財 源 の ﹃「
施 策」 別包 括 配 分 ﹄
の仕 組 み であ る。前者 は、成 果が検 証 でき た事 務
事 業 に ついては、 予算 編成 の権 限を 部局 に委 ね て
しまう も のであ り 、成果 が確認 でき な い事業 に つ
いては 、翌年度 の予算 編成 に向 け て事 業 の見 直 し
を 、 予算 担 当部 局 が提案 す る。後 者 は、 予算 財源
の配分 に ついて、各 施 策 の責任 者 に権 限を委 譲す
るも ので、施策 の責任 者 は当 該施策 に係 る基本事
業 、事 務事 業 の評価結 果を もと に、施策内 で メリ
ハリ のあ る予算 配分 が 可能 と な るも のであ る。
な お、職員 定数 の調整 にあ た っても 、予算 編成
行政経営資源の配分
発 に議論 が展 開 され て いる。
七 みえ政策評価 シ ステムの課題と今後
の取組 み方向
こ のよう にし て導 入 から やが て三年を 迎え よう
間を乗 じ て いるが、現状 では こ の所要時 間 の把握
がき わ め て大 雑 把 であ る こと が 課 題 と な って い
る。 評価 シ ステムだ け の問題 ではな いが、業 務 量
の正確 な把握 は マネ ジ メ ント の基礎 であ り 、 コス
ト のかからな い方法 で、より 正確 な コストを把握
「
事 務事 業 評価 シ ス テ ム」 か ら 通算 し て八年 間
でき るよう検 討 が必要 であ る。
いく つか の課 題を残 し て いる。 そ の 一つに、公共
評価 シ ステムを運 用 し て いるが、ま だま だ職員 の
と し て いる 「みえ 政策 評 価 シ ス テ ム」 であ るが 、
事 業 評価 シ ステムを始 めとす る多 様 な評価手 法と
マネ ジ メント ツー ルと し て定 着 し て いな いと いう
現在 、総合計 画を推進 し て いる県庁 す べ て の仕
厳 し い状 況があ る。
の関連 があ る。
「みえ 政策 評価 シ ステム」 は、 「
施策」 レ ベル の
基 本事 業」「
事 務事業」
評価 を 取り入 れ る こと で、「
該 分 野 の特 殊 性 に応 じ た 独 自 の評 価 手 法 が あ れ
庁 一律 のも のでな くとも よ いことと し て いる。当
事 務事 業 のレ ベルでは 、評価手 法 は必ず しも全
わ からな い、業 務負 担 が大き い、と い った意 見 が
ステム」 に ついて、 シ ステムが複雑 、活 用効 果 が
て実 施 し たイ ンタビ ュー では、 「みえ 政 策 評 価 シ
対象 にした ア ンケ ート及び各 部 局 の代表者 に対 し
組 み に ついて、見直 しを行 って いるが、全 職員を
ば 、 それ に委 ね る ことと し、各 評価 シ ステムを 状
寄 せられ て いる。
と あわ せ三層 の評価 の仕組 みと した 。
況 に応 じ て活 用 し て いき た いと考え て いる。
のあ り方 や、コスト把握 の精度 の問題など があ る。
価 シ ス テム」 が県民 の皆 さ ん にと って、わ かり や
図り 、 評 価 の仕 組 み の中核 と し て、 「みえ 政 策 評
こう した意 見 や前記 の課 題を 踏まえ 、簡 素化 を
多 く の地 域 機 関 の職 員 にと って評 価 シ ス テ ム
す く 、ま た職員 にと って使 いやすく、 より有 効 に
そ のほか の課 題と し て、地域 機 関 におけ る評価
は 、 日 々 の業務 から縁遠 い存 在 にあり 、地域 機 関
機能 す る シ ステムと な るよう に、見直 しを進 め て
いる 。
の役 割を的確 に見極 め、対応 し て いく必要 があ る。
コスト把握 に ついて、 三重県 では必要概算 コス
トと いう 考え方 で、決算 見込額と 概算 人件 費 の和
を 評価 に用 いて いる。概算 人件 費 の算定 にあた っ
ては、職員 の平均 時 間単 価 に事 務事業 別 の所要時
れ兆夢
簾
、蜷簾/道路贓簾評価
、翻
嚢
蝋
.
圈
.
鞭
.
朧
.
鬮
た。出直 し選挙 では、 旧住 民 ・新 住 民を 問わず住
を持 た せ よう と の市長 の強 い音等心に基づくも ので
にと どま る こと なく 、広く社会計 画と し て の性 格
本荘 重弘
民 運動 が活 発 にな り 、厳 し い目 が市 政 に注 が れ 、
あり 、 そ のた め には、従 来 にも 増 し て、積極的 な
こう した 一連 の事件 は、誠 に不名誉 な こと では
各 種 団体 の代表 が構成 員と な って いた総合計 画審
出直 し選挙 の結 果、柴生市 長 が当 選 、新 体 制づく
川西市政策室
卿圓蔀に轟帶る衝檄需榊◎贓組みについて
一 は じめ に
川西市 は 、京 都 ・大 阪 と 兵庫 の狭 間 に位 置 し 、
にあり 、高 度経済成 長期 に いわ ゆる ベ ッド タ ウ ン
あ るが 、市 民 がま ち づ く り に ついて関心 を 持 ち 、
議会 に、高 校生も含む 一般市 民を 加え る こと と し
市 民参 加を得 る必要 があ った のであ る。
と し て急 成長 した 、人 口約 一六万 人 の都市 であ る。
ま た 、職員も 汚名 挽 回 の強 い思 いから、開か れた
た 。当 時 は 、総合 計画審 議会 への市 民参加 は極 め
り が スタートした。
ま た 、清和源 氏発祥 の地と し て、悠 久 の歴史を
市 政を求 め る 一つの契機 とな った こと は否定 でき
て例 が少 なく 、 しかも 、高 校 生委 員 の登用と いう
神 戸市 か ら約 二 〇皿、大 阪市 から約 一五 如 の圏内
持 つ市 でも あり 、本年 は、市 制施行 か ら 五 〇周年
な い。
これと い った特徴 のな い本市 が、 一躍脚光を浴
合 計 画づく り であ る。計 画策定 の主 眼点 は市 民参
柴 生市長就任後 、指 示が出 された のは新 し い総
行 財政 シ ステム改革 が始ま る ことと な る。
これを機 に、 総合計 画を 中 心 に据え た種 々 の
現を さ れ話題 にな った。
こ と で 、 マ ス コミ にも 「
あ の 川 西 市 が 」 と いう 表
具体的 には、従 来 は、市 議会 議員 や学 識経験 者 、
の節 目 の年 とな る。す なわち 、古 い文化 を持 つと
同時 に、新住 民 が流入 し、急 成 長す ると いう 、 い
び る こと にな った のは、皮肉 にも 、 一九 九 〇年 に
加 に置 かれた。そ れは、先 述 した事 件後 の対応 と
二 市民参加による総合計画づくり
起 こ った市 長 選を 通 じ て の贈収 賄事件 に伴う 前 市
いう意 味 のみな らず 、総合計 画を単 な る行 政計 画
わば 日本 の衛 星都市 の縮 図とも いえ る。
長 の辞任 、議会 の自 主解散 と いう 異常事 態 であ っ
三 自治体総合計画と予算 ・決算 の現状
ここで、改 め て、自治体 の総合 計 画と 予算 ・決
算 に ついて整 理 した い。
総合 計 画は通常 、基 本構 想 ・基本計 画 ・実施計
体 が いく つあ る のか、も っと言え ば 、 そ の宣 言 に
と ころが、そう した宣言 が実行 され て いる自 治
のも のと し て、対前年 並 みあ る いは 一{
疋の上昇率
過去 か ら継続 実施 さ れ て いる事 務 ・事 業 を 所与
が傾注 さ れ、そ の結果 、例え ば 、初期 の事 務 ・事
を加味 し て予算 要求を行う 。 ここ では、自 治 体内
事 実、職員 に対 し て 一〇数年 前 に行 った意 識 調
業 の目的 ・目標 が =疋の達成 を 見 、需要 がなく な
耐え得 るよう な作 られ方 、運 用 がな され て いる自
査 の中 では 、 「
総合 計 画 に ついて、言 葉 だ け は 間
った場合 にお いても往 々にし て継続実 施 され て い
の組織 目的 は、住 民 ニーズ の満 足度 に向 かう ので
いた こと があ る」 が 「
大体知 って いる」 と答え た
る場合も多 い。 コスト意 識 の欠落 、住 民 ニーズ と
治 体 が存 在 す る のかと いう 疑 問を投げ かけ てみる
基本構 想は、自 治体 のあ る べき 都市像 と 将来 の
全 く 知 ら な い」 と
職 員 を かな り 上 回 っており 、 「
の垂 離を発 生 させ る温床とも 言え る原 理 であ る。
はなく 、 予算 獲 得 が至 上命 令 にな ってしまう ので
目標を 明 らか にし、 これらを達成 す るため の基本
答 え た 職 員 が 一0%、 「
総 合 計 画を 全 く 読 んだ こ
ま た、決算 に ついてであ るが、 一般的 な風潮 と
と 、自 信を 持 って手 が上 が ってく る自 治体 は皆無
的 な施策 の大綱 を示すも のであ る。
と がな い」 と答え た職 員 が 四 〇%も存 在 した ので
し て、行 政職員 も議会も 、予算 に注 が れ る労 力 に
あ る。さら に、配分さ れた予算 の完 全 消化 に全力
また 、基本 計画 は、基本構想 にお いて設定 され
総 合 計 画を 全 く 読 んだ こと がな い」 と答
あ る。 「
比 し て、決算 にさ かれ る熱意 は低 いと 言 わざ るを
であ ろう 。
た市 の将来 の目標 や基本的施策を実 現す るた め の
え た職員 の中 には、部長 、課長 職も かなり含 ま れ
得 な い。先 述 した 「
予算 至 上主義」 の呪縛 があま
画 の三層構 造と な っており 、 こ のう ち、基 本構 想
施策と 、 これらを合 理的 に推 進す るた め の内 部管
ており 、 日常 の業務 の中 におけ る総合 計画 の位 置
り に強 いた め に、執行 が終 わ ったも のに対す る関
は、地方自治 法第 二条第 四項 に基 づき 、議 会 の議
理方策を体系 的 に明らか にす ると とも に、各 部門
づけ の低 さを 目 の当 たり にした のであ る。
決 が義 務 づけら れ て いる。
間 の施 策 ・手 段 を 組 織化 し て、 これ らを 調整 し 、
都道 府県 、市 町村を 問わず 、総合 計 画を 策定 し
て の指 針と な るも のであ る。
び事業 の実施 を担保 し、毎年 度 の予算 編成 に つい
具体化 し、補 足す るも のであ る。同時 に、施 策 及
実施計 画 は、基 本計 画 で定 めら れた施策 の大 綱を
行 政内 部 にお いては、
摘 され て いる こと であ るが、
一方 、地方自 治 体 の予算 に ついて、従 来 から指
把握 す る手段 の必要性を痛感 したと ころであ る。
何らか の影 響 や効 果 が現 れ るま で の 一連 の過程 を
(
基本計画 ) が事 業化 され、実 施 に移 さ れ てか ら、
は 、 計 画 のシ ス テ ム化 、 具 体 的 には 、 総 合 計 画
しか しな がら、現実 には、予算 と決算 と はほと
循 環 のプ ロ セ ス に フ ィ ー ド バ ック さ れ る と いう の
した かと いう 評価 がな され て、 さら に新 し い財 政
行 し、適 正 に執行 され、所期 の目的 ・目標を 達成
れ、綿密 に予算 を 立 てて、決 めら れたど おり に執
心 が相対的 に低く な って いる のであ る。
て いるど の自 治体 の総合 計画書 を読 ん でも 必ず記
こ の予 算 額 の多 寡 と そ の完 全 消 化 に重 点 を 置 く
んど 連動 し て いな い。 こ こには 、決算 時期と 予算
こう した背 景から 、総 合計画 の策定 にあ た って
載 され て いる のは、総合 計画 は、行 政運営 の基本
「予算 至 上主 義」 の原理 が働 いて いるよう に思 わ
編成時期 のタイ ム スケジ ュー ル上 の問 題点も 大き
実 現 への手 段 ・方 法 を 示す も のであ る。 さ ら に、
指 針 であ ると とも に、地域 の、市民 ・企業 の行動
れ る。
が理想型 であ る。
予算ー 執行ー 決算 のプ ロセ スは財政循 環と呼 ば
指 針と な るも のであ ると いう こと であ る。
鱸
騨“
藁
し
廳
く影響 す るが 、さ ら に根 本的 な 問題と し て、決算
を期 間とす る第 4次総合計画 「
川西 ここ ろ街 計 画
m
功
(
図1)施策 の体系 は、「
目指 す 都市像」ー 「
分 野」
讓 にと芸 り・ 2雛 鳥 基濯 開 運難 つこ遂纜o
の
行
事 業 の実効 性 の議 論 がほと んど な され て いな いこ
- 「
小
施 策
るo
」と い
っ分 類
と な って い
分 野」- 「
の霊 が適法性等飜 拂
翳 る 財政循環の環・適正なあ にを い‘
と
容
ま た、予算 に ついては後 述す るが、本市 の場合、 ゅ 分野・施策・細事業の単位で評価を実施
た め には 、執行 さ れた事業 を 的確 に評価す る視点
=
、本市 の行 政評価 の特徴 であ るが、まず 、
そ
そこ
こで
で、
=
-
=
鱸
款一項一目一事禁一細事業
=
圓 鬮 :分野叫“分野‐施策‐事藥‐細事業
事業・細事業をキーに、計画・予算・定数がリンク
現在 、本市 では、平成 一五年 度 から 同 二四年 度
の特徴
本市の行政評価
脳・
物
皺磁謹
衾
鰺繭蓼蘂鰺窮
糞鬘護擁護
製
髻
筏薇朧
鶏
名詞
箋嚢 讓認
霊廟産
謹
め
装凝議
炎雙濠
蕊窃罐蓼義激教義
感
歎
談整う聡獏滋諺癈護
死談灘変
炎
発
彦
蓬
態
経
鰯
※
饗
館
鮮
繊
麟
騒
寒
囃
礬案
顧嘉
離籍
麗
我
箋
疑
妻
姿
廃
臟
轢
勢
鑿
一
麗
蔓
襲
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ゎ
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本市の行政評価
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図1
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2f年度
20年度
19年度
18年度
17年度
16年度
平成 15年度
毎年廉見直し
評価を単独で実施するのではなく、実施計画 ・予算
編成ふ定数査定の過程で実施
÷
.
日間 ■ J
本市の行政評価の特徴
.
箕、
実施計画 :政策・施策 ・主要細事業単位で評価
予算編成 :細事業単位で評価
定数査定 :細事業単位で捕捉
< 新総合計図の体蒸> 褻
との基本目棚、基本方針、施策・事業等)
基本 戦略 シート」 と 「
都
分 野別戦略 シート は 「
別戦略 シート」 から構 成 され る。
「
都 別 戦 略 シ ート」 は 、 総 合 計 画 の各 分 野 の所
管 部 長 が作成 す るも ので、 「
川西 ベ ンチ マー ク ス」
の数値 の推移 を見 な がら、部 の関係 分 野 の基本 目
施策
標 、基 本 方 針 、施 策 ・事 業等 を 記 入 す る。 「
シー ト」 は 、室 長 ・課長 が作 成 す るも の で、 「ア
ウト カム指 標」 の推移 を にら みな がら、施 策 ごと
の基 本 目標 、基 本 方 針 、事 業 構 成等 を 記 入す る。
事業 ・細事 業 シート」 は、各 担当 が、 「ア
ま た、 「
ウトプ ット指 標」 の状況を 見 な がら事 業内 容等 を
記 入す る。
す なわち 、都市 像 の実 現を 目指 し て設定 さ れた
各 指 標 の推移 を 見 な がら、部 長 が方針を 示 し、室
長 以 下各 職員 の責任 にお いて、 それ ぞれ シートを
作 成す る のであ る。
分 野」 と 「
施 策」 及び手 段 の最 小単 位 で
いて、 「
一致 し て いる こと であ る。次 に、評価 の単位 に つ
から 予算 や実施計 画 の立案 や査 定 、進行管 理、評
市 では、① 庁 内 LA Nを活 用 し、各 自 のパ ソコン
行 政 評価 を ツー ルと した経営 を進 め るため、本
現在 、地方自治法 では、歳 入は、款 ・項 ・目 ・
へせャ>ヴ“﹀へ□○﹀へ詔 □﹀各 段 階 に お け る 各 シ ー
ある 「
細事 業」 の三 つの単位 で評価を行 って いる
価、目標管理を行う ② 入力支援 機 能 や、個 々 の
節 の科 目構成 にした が って予算 が体系化 され配分
す る各 シートと の関係 は、資料 4 のと おり であ る。
総合 計 画 の体系 と行 政経営 支援 シ ステムで使 用
の区分 に対応 す る大き な分類 項 目 であ る。 した が
示す 項 目 に区 分 さ れ、款 ・項 ・目は ほぼ行 政組織
需 用費 、報 償費 、旅 費等 の二人種 類 の支 出内容 を
3 事業別予算 ・決算の取組み
7のと おり であ る。
点 であ る。評価 にあ た っては、原則 と し て評価指
事 業 データ の集約 ・分析機能 によ って、より効率
ト の作成 フ ローは 資料 5
標 を 設定 す るととも に、そ れらを数 値化 し、経年
。
3)
さ れ る 。 こ れ ら の 科 目 の 内 、 「節 」 に つ い て は 、
資料 1
の過程 で評価情報 を活 用 し て いる (
的 ・合 理的 な行 政運営 を支援 す る、 川西市行 政経
事務事禦 ……+
‐
輝 轡好事築シ‐ト( 醐 蓉+ ㈱ 臟管理シ‐ト) l
的 に補 足 し て いる。 さら に、評価自 体を 目的化す
との基本目標、基本方針、事案構成等)
営支 援 シ ステムを 稼働 さ せ て いる。
2 川西市行政経営支援システム
l図 断絶合計国の体飛と行政経営支援システムの各シートとの関係l
る のではなく、実施 計 画 の策 定あ る いは予算 編成
総合計画で扱う事業と予算における事業が完全に
I
燃
・見邇しetG.
政 の予算 執行 を 公 正な らしめ る観点 から、使途 別
ること を主 た る目的 と し て設定 されたも ので、行
この 「
節」 の単位 は、支出内容 の性質を把握 す
る こと が最低条件 であ る。
るた め には、 こ の事業 別予算 体系 が整 備 さ れ て い
予算」 と呼 ば れ ており、今 回 のシ ステム化を進 め
一般 に、前者 は 「
性質 別 予算」 後者 は 「
事業 別
本市 にお いては、 一九九九年 度か ら事 業 別予算
業を完全 に 一致 させ ると いう こと であ った。 ごく
当然 のよう であ るが、企画部 門 で掌握 し て いる事
業 と 財政部 門が取 り扱う 事 業 の間 で、齪酷 が見 ら
れ る ケ ー ス は こ と の ほ か 多ノ
い。
具体的 には、前 述 したと おり 、 これま で の款 ・
項 .目 の下 に、事業 ・細事 業 、 そし て節と いう構
成 か らなり 、しかも実 施計 画事業 と 一致 させ て い
と は、 それま で実施 計 画 の中 で取り扱 って いた事
通地方 公共 団体 の長 は、決算を議 会 の認定 に付 す
ま た 、 地方 自 治法 第 二三 三条 第 五項 では、 「
普
る。
しか しな がら、 こ の予算方式 に従う 限り、 そ の
業と 、採用 しよう とす る財務会 計 シ ステム上 の事
方式を本格導 入 し て いる。導 入 の際 に留 意 した こ
決算書+『決算成果報告書」
予算 が 一体何 の目的 で使 わ れ る (
た) のかを 知 る
能 であ る。
設定 され ており 、公的 予算 と し ては当然 必要な機
の予算 支 出内容 の統 制を 可能 なも のにす るた め に
ことは困難 であ る。事 業 目的 に対応 す る新 たな 予
って、 こ の科 目体 系 に従う 限 り 、 「
節」 の単 位 が
・事嬢計画
事業日報(アウトプット) (担当)
算体系 が求 めら れ る のであ る。
・施策の基本日報(アウトカム)、
事業構成etc. (諜舞)
予算 執行 上 の中心 的機能 を担う こと にな る。
・政策分野別の基本戦略、
目無くベンチマーク)etc. (敵鎌室)
る主要 な施策 の成 果を説 明す る書類 そ の他 政令 で
るにあ た っては、当該 決算 に係 る会計年 度 におけ
価指 標を表 示 し て いる。
コストを表 示 し、右 側 に成 果を 測定す るた め の評
.細事 業と
に小項 目を達 成す るた め に用 いた事 業 ・
の評価指標 を 用 いて いる。具体 的 には、表 の左 側
民 ・事 業者 ・行政 の役割 分担 の再確 認を行う と と
川西 ベンチ マー ク ス の数 値 の推 移を見 な がら、市
した 「
総合 計 画 フォ ロー ア ップ委 員会」にお いて、
シ ステムを 通 じ て、総合計画審議会委 員を 中心 と
に行 った行 政 サービ スを 、事 業 ・細事 業を キ ー に
こ の表 は、目的 と し て掲げ た施策 の実現 のた め
ミ ュ ニ テ ィ に お い て 、 「ま ち づ く り ラ ウ ン ド テ ー
る。 同時 に、小学校 区単位 で組 織化 さ れ て いる コ
に行政経営 のアド バイ スを いただく ことと し て い
「アウト カ ム ・アウトプ ット指 標」 の数 値を 参 考
行 政経営委 員会」では、
も に、学 識経験者 によ る 「
定 め る書 類を併 せ て提出 しな け れば な らな い」と
8ページ参 照 ) は 、 「
事 業 別行
ま た、 資 料 樽 (2
規定 し て いるが、平成 = 年 度 決算 からは、前年
決算 成 果報 告
度 ま で の書 式 を抜 本 的 に見直 し、 「
「こ こ ろ街 レポ ート」 の最 大 の特 徴 は 、 一般 会
し て作成 し て いる。 こ こ では、決算 書 に表 示 し て
ブ ル」 を 設置 し、地域 におけ る様 々な課題 に つい
政 サ ービ ス成 果表」 であ る。
計 決算 を 、総 合 計 画 の施 策 体系 ご と に組 み替え 、
いる事業 ごと に、 コスト情 報、事 業実施 情報 を掲
書 (
川 西 こ こ ろ 街 レ ポ ー ト )」 と し て ま と め て い
さら に、行 政サ ービ ス の成 果を 、先 述 した行 政評
載 し て 一つの表 にし て いる。な お、事 業実施情報
総合計画フオローアップ委員会
(総合計画審議会委員中心)
る。
価 シ ステムと連動 させ て、評価指 標を 用 いて表 し
市議
霧
土湯
市体
と 枝
が鞄
の中 で、細事 業 ごと に成果指 標を作 成 し て いるが、
以 上、自 治体 総合計 画 ・予算 ・決算 と いう 意 思
し い自 治 ・ま ちづ く り の仕 組 み
五 新⋮
前年 度と の数値 比較 を行 って いる。
これ は、 アウトプ ットと し て捉え たも のであ り 、
て いる点 にあ る 。
施策体系 別所 属別
資 料 8 (“ページ参 照 )は 「
総 コスト 一覧表」 であ る。
こ の表 は、 一般会計決算 を 、総合計画 の施策体
形 成 プ ロセ スにおけ る現 状 の問題 提 起 と 同時 に、
施策 の柱 ・大 項 目 ・小項 目)を表 側 に、所 属
系 (
部等 を 表 頭 に マト リ ク ス に並 び 替え たも の であ
団体自 治) の仕組 み の再構
民自 治 )と行 政経営 (
住
築を 屋台 骨と し て いるが、 それ は、地域 経営 (
新 し い自 治 ・まち づ く り の仕組 み」 の構
では 、 「
第 四次 総 合 計 画 「川西 こ ころ街計 画 2 0 12」
た。
本市 の行 政 評価 の取 り組 み に ついてご紹介 し てき
り 、 こ の表 から、施 策 の目的 ごと の コストを捉え
る こと が でき る。 なお、 コストを 正確 に捉え るた
め、決算 書 では事業 コスト に含 め て いな い人件 費
と公債費 ◇兀金 )を含 め て計 上 し て いる。
小 項 目別 行 政 サ
資 料 9 (ガ ベージ参 照 ) は 、 「
ービ ス成 果表」 であ る。
こ の表 は、総合計 画 の施策 体系 の小項 目 レ ベル
築 に他 な らな い。
地域 経営 の再構築 と いう 観 点 から は、行 政経営
(学識経験者中心)
川西ベンチマークスなど
⑪
な地域課題
アウトカム ・アウト
行政経営システム
プツト指標など
}
行政経営委員会
(
で行 政 サ ービ ス の コストと成果を 同時 に捉え よう
とす るも のであり 、 ここ で の成 果 は、 アウト カム
新しい自治 ・まちづくりの仕組み
て、市 民同士あ る いは市 民と行 政 が話 し合う 場を
つくり 、行 政経営 へフィード バ ックす ること と し
て いる (
資 料 =)。
一方、行 政経営 の再構築と いう観点 からは、本
さら に、来年 度 に向 け ての予算 及び定数 の要求
に ついては、要求 の内容 を企画 ・財 政部 門が細部
にわた って査 定 し、内 示す ると いう 従 来方式 を改
め、 「
包 括 的 枠 配 分 方式 」 を 導 入 し 、各 部 におけ
三 一
政策 ・戦略 会 議」 を 開催 し 、 そ の
月 には 、 「
る自律 的な意 思決定 を促 進 す る こと とした 。昨年
務 部 長 で構 成 す る 「
政策 ・戦略 会 議」 を 設置 し 、
場 にお いて、各 部 長 から部 の使命 と翌年 度 に向 け
年 度 から市長 、助役 、収 入役 、企画財 政部長 、総
市政運営 の最高方針の決定や市政の総合調整を行
て の主 要 施策等 のプ レゼ ンテー シ ョンが行 わ れ、
市長・助役・収入役・企画財政部長・総務部長
踵の戦略 方針焔施策を淺ゆ
であ るか ら こそ、市民 や事 業者 、行 政 など 、地域
す る 一方 で、地方 の財政状況 が極 め て厳 し い時代
と は否 めな い。 しか しな がら、地方 分権 が本格化
政計 画と の連 動も 全 く無 視 されたも のであ った こ
確 か に、 これま で の総合 計 画 は 、総 花 的 で財
し てそう であ ろう か。
され、自 治体計 画 不要論 ま で出 さ れ て いるが果 た
が名 ば かり のも ので、形骸化 し て いる側 面 が強調
行 政 評価 に係 る文献 の中 には、自治 体 総合計 画
ま った 。
背 景 にあ る状況を総括す る色 合 いが濃く な ってし
であ った が、振り 返れば 、現在 のシ ステム構築 の
る のが本稿 の目的 であり 、筆 者 に与え ら れた使命
本市 の行 政評価 に ついて の取 り組 みを ご紹介 す
六 最後に
。
料陀)
翌年 度 予算編成 の大枠 の方向 性 が決定 さ れた (
資
う 機能 の強化 を 図 ったと ころ であ る。行 政経営 シ
課 の戦略 ・方針 l@ :薹シ行事
珍
ステムに蓄積 された情 報 は、会議 におけ る意 思決
=孜不 戦略会議i繃 擬 蹴 冬算
算 ・定数
の包括的枠配
同括的 詞さら
.数の
市政の総合調控など
定 を支援 す る役 割を 果たす こと にな る。
新しい自治 ・まちづくりの仕組み
におけ る様 々な活 動主 体 が共有 す るま ち づく り の
指針と し て、総合計 画 が果たす べき役 割 は以前 に
も 増 し て重要 にな って いる のではな いだ ろう か。
今後 とも 、総合 計 画を核 と しな がら 、本 市 にお
ける 「
新 し い自 治 ・まち づく り の仕組 み」 を構 築
し て いき た い。
へ
参考﹀
川 西 ベ ン チ マー ク ス
川西 ベンチ マー ク スは、市 民 ・事 業者 ・行 政が
共有 す るま ち づく り の目指 す水 準 、達成 す べき ま
ち の姿を 、政策 分 野ごと に示 した指標 の集ま り で
あ る。 川西 ベンチ マーク スでは 、指 標 ごと に目標
値を 設定 し て いるが、 これら は必ず しも行 政活 動
のみ で達 成 でき るも のでは な く 、 地 域 に おけ る
様 々な主体 の協 働 ・連携 が必要 であ る。
川西 ベンチ マーク スにおけ る数値 は 、意 識 調査
など によ って毎 年 度捕捉 し、市 民と の コミ ュニケ
ー シ ョ ン ツ ー ルと し て活 用 す る こ と に よ って 、 市
民自身 が自 ら の活 動等 を自 己点検 し、誰 がど のよ
う な形 で課 題 の解 決 にあ た って いく かなどと い っ
た点 に ついて議論 し、総合計 画 の着 実 な推進 、都
市像 の実 現を 目指 すも のであ る。
資料 8
施策体系別所層別総コス ト一覧表 (抜粋)
企
大颯 国
小 項 目
国
1溢財也幽
‘
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ハ
▲^礼
ム^礼
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4邸?,鰡 注 1 . この表は、 平成13年度一般会
計決算を総合計画の施策体系
1湖路42
ごとに組み替えたものである。
7‐707
1,辞4身銭
2 . 各欄の決算額は、 決算書に表
21猟
示している各事業費に次の数
値を加算している。
7薊窓
(D 職員人件費= 職員 1人あ
勘加
たり平均人件費 (9,728千
胎
叙
ぬ
辺13
円) ×各事業従事職員数
706.856
(2)公債費= 元金 (4,986,345
※
特
製80
千円) と利子 (2.005,546千
1741
武
滋
‐
円) を各事業別に分類計上
貌?
1&uaα
している。
ta資
しal28
3‐ 小項目欄のうち、項目の末尾
久
食2風鋭C
の★印は、小項目別行政サー
la1lo
ビス成果表が添付されている
1,彬即
ものである。
a褶
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飜
ヱ
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資料 9
滲・
し 事
I・
“・項目別 行寂サービス成果 表
-- -- - - …●一
群磯補弼 "一環議事樂蔀 - -‐… … … -- .- - - - --‐…- -一
l番 号テ鴛 r
博
i 柱 ; 住環境の整備
i “・項 目 r ごみの処理
大 項目ゞ 廃棄物処理
l・-‐-‐- ■…‐‐‐…‐…‐-‐…‐-‐-‐- -…-…‐-‐
…‐←‐…‐…‐・‐-‐- ・一・匍・一‐回■…‐- ,…‐-‐… ,一 --‐- --‐- ・ d
2
事 業 ・コスト一 覧 コスト合 識
4 o錨 園 8手国
l
群獅指標
毛 ごみ の一人一目排 出量
平成9年 平成12年度 平
成獺羅度
度 実績値 実績値
1 ,0 2 0
1,0 3 1
102 6
r シ み趾÷^ 。÷385日
の根拠
鷲
封縫
1,120
暦斧
備芍
2 再生資源集団回収奨励金交付事業
3ごみ減量化 ・リサイクル“勁幼ち啓発
事業
4 廃棄物減量等推進審議会の運営
み処理施設建設推進事
34 ,726
f3 7 12
2 . 資源 化率
t 821
平成9年
業務課 度 実績値
穰縦度 平成13年度
実績値
f 1 .8 l
153
資源化量 緩 み排出鞏
標
値
癩拠
,
157
平成
年
度封鎖値
18 .0
援I%
リ
用待
5,
3 . 不用品交換 成立件数
2 *
平成9年
度 実績値
6 19 ,902
3 *
98
穣縦度 平成13年度
実績値 奮
封轟
439
6 f9
995
擬そ
条讓 協議鍵件数 圏件
の根拠搖
指標値
備考
4 簾 みの分別‐資源化‐処分事
処理センター
4.
ー 事業費 l 職員人件費 1 公債費 = 合 計 44 1,653
8 ,464
117
450
, 平成9年
1ごみの分別 ・資源化 ・処分事業
44 1,653
度 実績値
標舞
癩
備考
平成12年度 平成13年度 平成14年
実績値
実績値
度目標値
陣
酷
r
‘
5.
平成9年 平成12年度 平成13年度 平成14年
度 実績値 実績値
実績値
度目標値
.・
‐--ね
‐
翹
ヒ
の根拠
備考
脱
始
終
資料 10
事業別行政サービス成果表
3 .コスト情報
事漿コスト
総事業費
事禦費
職員人件費
公債費
80 ,352
76 .0 15
4 ,337
一般財源
樹 ,168
46 ,870
4 ,298
29 ,184
29 ,145
39
国県支出金
地方債
O
0
3
3
(参考)職員数(人)
1 3年度
財源
比較
12年度
l3 年度
比較
1 2 年度
79 ,889
7 5 ,879
4 ,210
400
0
400
O
特定財源(都市計画税)
特定財源(その他)
0
63
336
△ 273
由 毀★“ l奈 *
細事業名
l施策体系
生ごみ処理機等の購入助成事業
35 1
< 実施内容 >
一般家庭から排出される生ごみの減量、再利用を図ることを目的として、
容器、処理機等購入費の助成を行った。
助成額 :購入費の1/2補助(上限1万円)
負担金、補助及び交付金
909
909
(単位 :世帯, 基)
生ごみ処理機等購入費助成状況
2年度
112年度
13 年度
項目
助成世帯数
助成基数
細事業事寮費
節別決算額内訳
比較
126
164
144
192
△ 38
△ 48
再生資源簾団回収奨励金交付事繋
l施策体系
< 築施内容>
ごみの減量、資源の有効活用、ごみ問題の意識高揚を図ることを目的として、
家庭生活に伴って排出される新聞紙等を集団回収する団体にlkg当たり4円
鮒事梨名
351
細學開議鞠
節別決算額内訳
内駅
負担金、鋪助及び交付金
34 ・72G
34 ,726
の奨励金を交付した。
(単位 :トン)
再生資源集団回収状況
良
量
又
回
収
l 2年度
3 年度
回 収 品 目 113
新聞
雑誌
段ボール
古布
アルミ缶
牛乳パック
その他
合計
比較
2 12
4 -,082
3 ,870
988
576
223
41
41
925
63
520
56
207
20
7
16
38
3
3
2
1
1
△ 1
5 ,583
350
6 ,9 13
一
惣
☆ 1 ,コスト情報のうち、事業費が決算書に記載している
。
☆2 .人件費の棚は、 13 年度決算における一般会計平均人件費(9 ,ブ2 8千円)に、参考欄の職員数を乗じた仮定数値である。
なお、参考掴の繊麗戦は、 10月 1目現在の各事業従事職員数である。
☆3 ,公債費は、各事業に該当する公債費償還額(元金十利子)を裏示している。
週騰衝轢 マネジメント へ醐帶た
黛沢河卿圓週薹離噺◎鰔組み
二 問題意識
拌
戊"
7M
② 時間価値を認識しているか?
スト縮減 を考え る必 要 があ る。
分自 身 に労 働 コストが発 生 し ており 、効 果的な コ
真 の コスト構 造を念 頭 にお いて、 工事 費 だ け で
はなく 、用 地費補 償 、 さら には職 員 一人 一人 、自
闇雲 に コスト縮減を 叫 ん で いな いか ?」
「
本当 の意 味 で の コスト意 識 にな って いるか ?
国土交通省金沢河川国道事務所調査第二課長 進
中I
童
別
一 は じめ に
これま で の道路 行 政 の進 め方 に ついて、 いく つ
1 事業効果
か の問 題意 識をま と め ると次 の通り とな る。
そも そも 、役 人は国民から信頼 さ れ て いる のだ
ろう か。地 元説 明会 で、初 対面 の役 人 が地 元 の地
権 者等 へ事 業 計画を 説 明す る。個 人と個 人 であ っ
ても 初対 面 で話 を す べ て信 用 し てく ださ いと いう
事
「
事 業 が真 に効 果を 発 揮 し て いるか ? 職員も
疑 問 に感 じなが ら進 め て いる事 業 はな いか ?
こと には無 理 があ る。 いわ ん や役 人を や。誠意 を
持 って地 元 へ説 明 し ても様 々な批判 や疑 問を投 げ
いか に早く 投資 を 効果と し て回収 でき るかと い っ
投資 は回収 し て初 め て効 果が発 現す るも のであ
る。
単 に効 果 の大き さ のみを議 論す る のではなく 、
特 に、事 業 の優先 順位 に ついては、単 にB/ C
た コスト意 識も 重 要 であ る。民 間 では 一般 に調達
業 の優先 順位 は適 切か 9」
な ど のデー タ によ る判 断 に加え 、数 量 で表 現 し得
真 の コスト意 識
あ る。毎年 予算 を与え られ る役 所と は最も 感覚 が
す る。 一刻も 早く投資 した資金 を 回収す る必要 が
融資 であ れ、す べか らく金 利 つま り コストが発 生
す る資 金 は株 式 と いう 形式 であ れ 、社 債 であ れ、
の
2 投資と コスト意識
な い感覚的な判断と の突合 せが必要と考え られる。
か け ら れ る。 「
役 人 はう そ つき だ」、 「
数年 で担 当
者 が変 わ って地 元 の要望 が引き継 がれな い」 など
と お叱 りを受 け る。な ぜだ ろう か ?
逆 に、 「
国 土交 通省 な ら信 頼 でき る」 と 言 って
も らえ るため にはどう した ら よ いのだ ろう か ?
そ の答え のひと つが、今 、取組 みが始 ま って い
る 「
成 果主義 への転換」 であ る。
因と考え られ る。
視 した いわ ゆる 「
お役 所仕事」 を発 生 さ せる主要
異な る点 であ り 、 これが スピ ード や時 間価値 を無
「
経 済効 果○ 0 億 円」 と い った 数 値 を 明 示 し 、国
少」、 「
交差点 の通過時 間 が○分 から 0分 に減少」
後 調査 を 実 施 。 「
渋 滞 長 が○ o mか ら 0 o mに減
にあ わ せ て事 前 の見込 みを 発表す るととも に、事
道路整備による経済効果、渋滞緩和効果を供用
面 の車線 のみを 増 やし、 上り 下り で計 五車線 の道
塚拡幅 では、渋滞 が卓 越 し て いる福 井 か ら富 山方
の投資 機会を創 出 し て いる。ま た、 国道 八号御経
現時点 で のキ ャ ッシ ュフ ローを確 保 し、他事 業 へ
投資 回収 の迅速化 を 図 るととも に、
る こと により 、
どを暫 定 二車線 に必要 な最小 限度 の投資 にと どめ
3 説明責任
民 にと って分 かり やす い形 で事業 の効 果を 説 明 し
「
十 分な 説 明 と 理解 を得 て いるか ? 事業 の効
より追加的用地取得なしに車線増を実施し、単純
路 と し て いる。 しかも 、路肩等 を活 用す る こと に
② 広報のインパクト調査
に用 地買収 した場合 に比 べ、約 一〇億円 の コスト
莉 Q
鞘
締
⋮
圈
⋮
纖
纖
霊
“
鬱
川
衡
纖 酋
線
車
2
クー
藁“
3L
⋮
職.
三
係
縮減を 実 現 した (
図 1)。
広報 の訴求効果を把握し、より効果的な広報媒
て いる 。
果と必要性を 十 分 に説 明 し、 か つ、 理解 され て い
るか ?」
説明責任 は、説 明を す る こと ではなく 、理解 さ
体 の選択 や内容 の充 実 に活 用 し て いる。
③ 満足度調査
れ る こと で果た さ れ る。 「
説明 しま した。
」 ではな
理解 し て いただき ま した。
」と な る必要 があ
く、 「
こ のほか、道 路行 政 に対す る満 足度 の調査 を実
効 果 や 目標 、 スケジ ュー ル の明 示
今年度から事業に着手した国道 一五七号野町広
=
2 わかりやすさと実現性の両立
るo
供 す るサ ービ スと の マッチ ング の向 上 に努 め て い
施 し、行 政 サ ービ スに対す る ニーズ を把握 し、提
るo
4 利用者の意識
「
利 用者も含 めた コスト意 識 が必 要 では ?し
道路 は役 所 のお金 ではなく、自 分 たち の税金 で
賄 わ れ て いる こと を忘 れ がち で、必ず しも 必要 で
はな い要求を し て いる場合 があ る のではな いか。
三 これま での取組 み
2纖 圓
線
車
ルを 明 示す るととも に、事 業効 果を 最大 限 に発 揮
偏事,
な
図
1
図
ジ
沢 一
メ
イ
金沢市神野町 野々市町御経塚 5 車線化
図1
上り(富山方面)
下り(福井方面 )
悩
1
f
4
li
=
小路 交差点 改良 では、着手 時 から完成 スケジ ュー
「
成 果主 義」 は昨 年 度 か ら導 入 さ れ たも のであ
交 差点 の四 つ角 の
す るた め、最も 混 雑す る片 側 (
鹸麻
撫 碕
枦
燧‘
I
rL
瀦I
るが、 これ に先立ち 、当事 務所 です でに実施 し て
通常は完成時を想定して四車線分建設する橋台な
高規格幹線道路能越自動車道 の穴水道路 では、
② 時間 コスト等 の縮減
を優先し て拡幅す ることとして いる。
うち 一つのみ)
マネジ メ ントサイク ル の確立
いる取組 みを 紹介 す る。
1
= 道路整備の効果を数値で明示
遂
‐
ゑ
ー
侃
第
地域 の商店街等とともに情報提供装置を運営す
◎ 地域との協働
マーケ ティ ング の考え 方 を取 り 入 れ る 「
かなざ わ
発 し 、行 政 サ ービ スを向 上す るた め、道路行 政 に
の連 携強化 に努 め て いる。ま た、職員 の意 識を啓
成 し、県内 の全 て の小学校 に送付 す るなど地域 と
果たすも のであ る。
シ ョン) であり 、広 い意 味 で のPR媒 体 の役 割を
いえ ば 、業 績 計画 や IR (
イ ンベ スタ1ズ リ レイ
3 パ ー ト ナー シ ップ の確立
るむ さ し Xプ ロジ ェクト、金 沢 の目抜き 通り の整
作成 メ ンバ ー
を明示
・平成 一五年 度完 了 の主 要事業 によ る具体 効果
ら構成
の成 果指 標」、 「
平成 一五年 度 の成 果目標」 か
・「
現状 と課 題」、 「
取組 み の方向 性」、 「
取組 み
オ リジ ナ ルは 六指 標 )
事 業 の成 果を表す 一〇の指 標 (
う ち 、石 川
・平成 一五年 一〇月九 日 (
木 )公表
2 概要
会 にお いて作 成 した。
北陸地方整備局、石川県等からなる幹線道路協議
金 沢大 学 工学 部 の高 山 純 一教授 のご指 導 の下 、
1
五 石川県道路行政業績計画書
の であ る と いえ る 。
フ以 上 に分 かり やす く 、幅 広く 活 用 さ れる べきも
べき も のであ るから、事 務 所事 業 概 要 やPRパ ン
標 に限 らず、業 績 (
事 業)計 画を包 括的 に掲載 す
した が って、道路 業 績計 画書 は、 アウトカ ム指
2 道路業績計画書のあるべき姿
みち ブ ラ ンド」 の取組 みも 実施 し て いる。
四 マネジメントと業績計画書
備を地域と協働で実施する金沢都心軸 の整備を実
P Iの推 進
施 し て いる 。
②
道 路行 政業 績計 画書 は マネ ジ メ ントを体系 的 に
1 道路行政業績計画書の位置づけ
賀道 路 や能越自 動車道 の田鶴浜七 尾道路 のルート
進 め る上 で の いわば道標 べであ る。事 業 実施前 に
直轄 では全 国 で初 め ての本 格的 な P Iと な る加
選定 にも PI手法を 積極 的 に取り 入れ 、地域と 一
計 画と 目標 を立 て、 これを 明ら か にし、事 業 実施
に、行 政と住 民を つなぐ共有 情報 であ り、企業 で
メ ント サイ ク ルを 確 立 す る こと が でき ると と も
要求 に反映 し て いく。 これをも と にし て、 マネ ジ
後 に効果を チ ェックし、今後 の計 画 や目標、 予算
体 と な った道 路計 画を推進 し て いる。
③ 各種イベント、総合学習など
こ の他 、金 沢 の夏 のイ ベ ント 「
まち博」 の屋台
大学 で 「
道 路 パト ロー ル 4
2時」 と 題 した市民講座
を 実施 (
写真 1) した他 、総合 学 習用 の教材を 作
まち博の屋台大学の様子
" 渋滞損失時間 (
万人時間/年間)
表 1 ・2に示すと おり 、 一0の指 標 が定 めら れ
3
← 二 二分と減少す る見込 み であ ることを 掲載 し て
より 、能登有料道路
北陸道 の連絡 時間 が 三三分
果と し て、新 た に供 用す る金 沢東 部環状道 路等 に
し て いる。ま た、参 考 ではあ るが、見込 ま れ る効
三 二八 に対 し、 五、 三 〇 0 (
万人時 間/年 間)と
件 /億台 キ ロ) に減少 させ る ことと し、 死傷
九 (
平成 一五年 度 目標 は死傷事故 発 生率を 七 0←六
② 事故率 (
件/億台キロ)
て いる。 こ のう ち、以 下 に例をあげ る。
平成 一五年度末 の目標は平成 一五年度当初五、
て
ゆ い 表
表1
成 果 指 標
(↑)渋滞による損失時間
ー
ワ
ク(いしかわ広域交流幹線
(2 )高速ネ
ット
単 位
現 況値
(H“4年度末)
目 標値
(Hl5年度末)
万人時間′年間
5, 3 2 8
5, 3 0 0
%
7 0 . 4
7 2, 7
件/億台キロ
7 0
6 9
軸)確保率
(3 )死傷事故発生率
(4 )冬期の快適性確保率
%
6 9 . 2
7 0 . 9
観光快遊道路確保率
%
6 3 . O
6 3 , 6
観光標識確保率
%
3 8 . 4
4 7 . 9
(6 )地域内連絡道路安心すれ違い率
%
6 7. 9
6 8 , 8
(7 )通学路安全率
%
5 6. 8
5 7 , O
(8 )主要駅周辺のバリアフリー化率
%
3 0, 6
3 4 . 1
k m′万人
5, 2
5. 4
(5 )いしかわ
観光周遊
確保率
(9 )都市交通基盤確保率
(10 )ホームへoー
ブァクセス数
金沢河川国道事務所
万件
3 9
5 6
石川みち情報ネット
万件
H 倦み ,6供用
1 3
表2
指
標
の
定
義
1
渋滞のない場合の所要時間と実際にかかる所要時間の 1 年間の差
2
県土 ダブルラダー構想に位置付けられている路線約 997k m の整備延長割合
3
県道以上の道路のうち、 自動車が 1 k m 当たり 1 億台走行したときに発生する
可能性のある 死傷事故件数
4
県道以上の道路において、 地域間連携を担う道路約 293k m のうち、 積雪に対
応した道路(堆雪幅確保、 構造物設置、 消雪施設設置)の延長割合
6
県道以上の道路において、 観光周遊を担う道路約 236k m のうち、 能登回廊を
担う道路は車 道幅員 6.6 m 以上が確保された道路、 加賀 ・白山回廊は、積雪に対
応した道路(堆雪路肩確保, 構造物設置,消雪施設設固の延長割合
地域内連絡の役割を担う県道約 1257k m のうち、 幅員 6.o m 以上が確保された
延長割合
7
県道以上で、 通学路に指定されている道路のうち、 歩道が整備されている延長
割合
8
交通バリアフリー法に基づく特定路線のうち、 バリアフリー化されている整備
延長割合
9
国道、 県道、 市町道の都市計画道路のうち、 都市計画区域居住 1 万人当たりの
都市計画道路整備済み延長
10
国土交通省金沢河川国道事務所ホームページアクセス数
石川県のホームページ 「石川みち情報ネッ ト」 アクセス数
す
事 故件 数 は 四、七六 六件 ←約 四、七 二 ○件 に減少
6
す る ことと した。
県道以上の道路で、 国道及び県道が交差する交差点のうち、 路線名等が表示さ
れた標 識が設置されている箇所割合
九
い
故 ( 平 @ ) るo
こ 件
件 盛
事
と …
る
ど のデータをど のよう に、経年 的 に同 じ水準 で取
る必要 があ り 、 い つま でに 「でき る」 から 「
すべ
整 備 の目標 の立 て方も これま でと は大き く変え
必要 があ る。
得 す るかを検 討す る必 要 があ る。更 には、 目標値
き 」 へ発 想 を 転 換 し 、 対 策 と 時 間 を リ ン ク し 、
開発 、分かり やす い指標 の表 現 に努 め ると とも に、
を立 てる方法 論 は未だ確 立 され ておらず 、道路 行
「い つま でに」、 「
ど の程 度」 実 施 す る の
何 を」、 「
六 業績計画書 の作成 に当た っての課題
御 事業の成果の明確化
政を進 め る将来 のビ ジ ョンが必要 であ る。業績 計
1 業績計画書作成作業で得られたこと
これま で曖昧 だ った事 業 の成 果を明 らか にす る
か、業績 計 画書 の作成 を 通 じ、 そ の方法 論と 目標
達成 へのプ ログ ラムを 明ら か にし て いかねば なら
画 書 は ま さ に マ ニ ュ フ ェス ト で あ る 。
こと が でき た。
② 現指標で明確な説明ができな い事業の存在
今 後 、平成 一六年 度業績 計 画書 の作 成と 平成 一
効 果 の発 現程 度把握 と次 の手 の見直 しを行う こと
な い。
事業 の必要性 つまり 、道路 整 備 への ニーズ を全 て
五年 度数 値目標 の達成度 の フォ ロー ア ップ が必要
が大切 であ る。
セ 今後 の課題と進め方
表 現しき れ るも のではな い、 こ のた め 、指標 の充
と な る。ま た、平成 一七年 度 予算 要求 から は概算
渋滞 、事 故 率 を は じ めとす る現在 の指 標 では 、
実を 図 るととも に、指 標以外 の説明手 法を検 討す
要求 に反映 す る必要 があ る。
業 概 要あ る いは P Rパ ン フ以 上 に活 用 され る べき
アカ ウ ンタビ リ ティーを向 上す る ことも 必 要 であ
る。業 績計 画書を 充実 す る こと により 、事 務 所事
業績 (
事業 )計 画を包 括 的 に掲 載す る こと により 、
れ て いな い項 目 (銚 ⋮騒音 、 電 線 類地 中化 な ど )
道路 行 政 への ニーズ と し て存在 す るが、指 標化 さ
う に指 標 のブ ラ ッシ ュア ップ が必要 であ る。また 、
より 分 かり やすく か つ、成 果を適 切 に表 現す るよ
次 に、今 後 の課題と し ては、道 路 利用者 に対 し
も と に道 路 行 政 の マネ ジ メ ントを 実施 し、 「
成果
感 じ て いる。 そ し てな により 、 こ の業績 計 画書を
業務 のあり方 を見直 す 、 い いき っか け にな ったと
業 の苦労も さ る こと な がら 、作業を 通 じ、 日常 の
今 回、初 め て業績 計 画書を まと めた が、 そ の作
八 おわりに
そ し て、
成果検 証と 対策 の再考 を謙 虚 に実施 し、
る こと が必 要 であ る。 アウト カ ム指 標 に限 らず 、
も のが でき る。業 務 を進 め る方針 が明記 さ れたも
への対応 が必要 であ る。
主義」を 定着 す る には、業績計 画書 と フォ ロー ア
業績計 画書 に基 づ いて事 業を 実施す ること が職
一方 、指 標 の開発 や フォ ロー ア ップ には相当 の
す るか が重 要 であ る。ま た 、作 業 す る側 か らも 、
員 にと って、追加 的 な負 担 にな らな いか 、むし ろ、
ップを含 めた そ の作 成作 業 が如何 に日常業 務 に組
道路 利用者 側からも デー タ の取得と 提供 の両面 か
これま でに比 べ事 務量 が減少 でき るか がポイ ント
手 間 ヒ マが掛 か るが、特 に ルーチ ン作 業 と な るデ
十 分なも のと は言え ず 、 アウトプ ット のまま にな
ら充実 は必要 で、特 に指 標 にな って いるホ ーム ペ
であり 、今後 、 こう した取組 みを定着 す る こと が
み込 め るかと いう こと が最大 の鍵 と な る。
って いるも のや、
表 現が分 かり にく いも のがあ る。
ージ のアクセ ス件数を 伸ば す た め には 「
出 した い
最重要 であ ると認 識す る。
ータ の取得 は、如 何 に手 間と費 用を かけず に取 得
のであ り、 いわば 、職員 にと っては事 務 所 の教典
のよう な位 置づけ になり得 ると考え られ る。
2 業績計画書の作成に当た っての課題
ま た 、 デー タ不足 に起 因す る指 標 の不完全 さも 否
情報」 から 「
欲 し い情報」 へ 一層発想 を転換 す る
今 回作 成 した業 績計 画書 では、す べて の指 標 が
め な い。 こ のた め 、 よ り ア ウ ト カ ム に 近 い指 標 の
局 が議会 と協 働 で運用す る予算 査定 の仕組 み であ
名取 雅彦
を期 し て、先 進的と の評価 の高 い米 国 テキサ ス州
予算編成 に対す る ヒアリ ング等 も立法 府 予算協議
限 が強 く 、各 部 局 に対 す る戦略 計 画 策 定 の指 示 、
る こと が特筆 さ れ る。 テキサ ス州 では、議 会 の権
戦略計画 ・業績予算制度
の事 例 を紹介 す る こと にした い。
テ ィ ン グ 部 上 席 コン サ ル タ ン ト
野村総合研究所公共経営 コンサル
弄等サス州に飜捗る
戚稟圓い贓り型予算 について
今 日、予算 制 度改革 は我 が国 の大 き な 課題 であ
る。道路 行政 に ついても 、昨年 六月 に道路行 政 マ
ネ ジ メ ント研究 会 の提 言を受 け 、平成 一六年 度 予
算 では 、 「
成 果 主 義 の道 路行 政」 を 目指 し 、 既成
(もの驫o[
Bg oの言 Qmo言 勉 」 の導 入 で あ り 、 平 成 一
し て 予 算 を つけ る 「成 果 買 い 取 り 型 の 予 算
要 な戦略 のひと つが、達成 が見込ま れ る成 果 に対
が展開 され る ことと な った。 そ の実 践 に向 け た重
り 、導 入 され た のは 一九九 一年 のこと であ った 。
言 ㈹⑦添おB)
」 と呼 ば れ てお
筥Q忍醜o
自 営o
の切に君の
予 算 制 度 (S P P B シ ス テ ム 幼町巴の鵤窓 せ言月 日m
く 予算 要 求 ・査 定 の仕 組 み は、 「
戦略 計 画 ・業 績
の口巴の
テキサ ス州 の戦略 計 画 (
四o翌胃) に基づ
こ のよう な 仕 組 み が構 築 さ れた背 景 と し ては 、
な らず 議会 からも重 視 され て いる のであ る。
買う ため の中核 的 な仕組 みと し て、知事 部 局 のみ
州 民を代表 し て各 エージ ェンシーから サ ービ スを
目辞も と の連 携 のも と に実 施 さ れ て いる。
gQNN
予 算 計 画 室 G O B P (Qoくの
目 さ①
口[0曲 8 0州勗□君 g
サの
会 LBB (
四冷 房 の切にQmg 切o彗邑 と知事 部 局
六年度の予算 では道路整備特別会計 の予算費目が
これは、簡 単 に言う な らば 、知事 と議会 が 「
計画
テキサ ス州 の行 政組織 が、州法 で規定 され て いる
ーS P P B シ ス テ ムー- とは
従来 の道路 種 別 に基 づく構 成 か ら成 果を重 視 した
に基 づき 州民を 代表 し て各 エージ ェンシー (
省庁
六 つの部 門 の他 に約 二五 〇 の州 政府 機 関 (
諸g藝)
の枠 にと らわ れな い幅広 でメリ ハリ の効 いた施策
構成 へ転換 さ れ るo
に相当 ) から サ ービ スを買う」 ため の予算査定 の
成 果買 い取 り型予算 に ついては、欧 米諸 国 が先
かく細 分化 さ れ て いる こと があげ ら れ る。細 分化
から構 成 さ れ て いるなど 、他 州と 比 べて非 常 に細
s PP Bシ ステム の位 置 づけと し ては、知事 部
仕 組 みと いう こと が でき る。
行 し て導 入を 進 め ており、学 ぶ べき点も多 い。新
し い仕組 み の理解 の深化 と定 着 の 一助と な る こと
て効 果的 にサ ービ スを提供 す るた め に、成 果と対
された個別 の エージ ェンシーを 通 じ て州 民 に対 し
7ページ参 照)
。
るわ け であ る (
図1 3
業績 と 予算 が 一体 で審議 でき るしかけと な って い
指 標 が 予算 要 求 額 と あ わ せ て記 載 さ れ てお り 、
更改 監査官 の審 議 ・知事 によ る署名 (
六月)を経
て、新年 度 予算 の発行 ・実施 (
九 月)と いう 運 び
法案 が提 出 され (一月)、審議 (
二
シ ス テ ム で は 、 エー ジ ェン シ ー が 提 供 す る サ ー ビ
成 果買 い取り 型 予算 の仕 組 みと し て、 S P PB
と執行 期 間を かけ る仕組 み であり、 予算 編成 に 一
あ る。通常 の単 年 度予算 と比 べ て、倍 の編成 期 間
う ひと つ注 目さ れ る のが、 二 ヵ年 予算 の仕組 み で
きめ細 かな モ ニタ リ ング
S P P B シ ス テ ム で は 、 四 半 期 ご と の モ ニタ リ
る時 間 が十 分 に取 れ ると い った メリ ット があ り 、
いて、検 討 や準備 の時 間、執 行状 況を モ ニタ ーす
に見え る仕組 み であ るが、施策 や予算 の執行 に つ
単 年 度主義 にな れた我 々か ら見 ると 、 一件悠 長
運用 ルー ルが明確 であ る。
明す ること が義 務付 け ら れ ており (
五 % ルー ル)
した場合 には、垂離を 生 み出 した要因 に ついて説
て いる主 要指 標 の数 値 目標と実績 が 五 %以 上舵 離
く 把握 、提供 さ れ て いる。 一般歳 出法 に掲 げ ら れ
ングを 通 じ て主 要指 標 に関す る情報 が、き め細 か
3
8 ペ ー ジ 参 照 )。
る (図 2 3
と な って いる。な お会 計年度 は、九月- 八月 であ
五月) の上、
奇数年 には、 LB Bから議 会 に対 し て 一般歳 出
と が求 めら れ る。
価を 明確 にす る こと が重 視 された わけ であ る。
2 ニカ年予算方式
二 S P P B シ ス テム の特 徴
ス の価 値 が、戦略計画 に示 され て いる目標成 果水
年 、議 会 におけ る検 討 に 一年 弱 、執行 に 二年 間 が
成 果買 い取り型 予算 の仕組 みを運 用す る上 でも
準 によ って評価 さ れ、州民 が負 担す る税金 で買う
か け ら れ て いる 。
1 目標 ・戦略と予算 の連動
に値す るかどう か が議 論 され る。 目標 ・戦略 と 予
策定 され る五 ヵ年 の計 画 であ り 、 それ ぞれ の エー
こ のサイ ク ルが中長期 的な政策立案 と成 果買 い取
算 が別 々に決 めら れ る のではなく 、連 動 し て いる
ジ ェンシー のミ ッシ ョン、政策 目標 、施策 目標と
り型 予算 の基 礎と な って いる。
さ れ て いる。成 果買 い取り型 予算 を機 能さ せ るた
政方針 (一月)を受 け て、各 機 関 によ る戦略 計 画
に分 けら れ て いる。偶数年 には、州知事 によ る施
予算 編成 プ ロセ スは、大き くは奇 数年 と偶 数年
予算 法案 (
者目8ロ巨 8 8・ に明 記 され て いるこ
償と ペナ ル テ ィ の考 え 方 が 、 一九 九 五年 度 以 来 、
もう 一点 注 目され る のが、業 績 評価 に基 づく報
「
戦略 計 画」 は個 別 の エージ ェンシー によ って
こと が大きな 特徴 であ る。
そ のパ フォー マンスを 測定す るため の指 標 が記載
め、予算 や職員 など 州 が保有 す る経営資 源 は、 こ
九 月 )、 予 算 要 求 と ヒ ア リ ング
と であ る。 これ ら は、 以 下 の内 容を も っており 、
Q8g巴少将 5日 暮8 き ● では、目標 (
(
増島 に
テ キ サ ス 州 の 予 算 要 求 書 や 一般 予 算 法 案
るよう にす る こと が意 図さ れ て いる。 そ のた め 、
目標 、達成水準 が入念 に検 討され 、 これを踏 まえ
月 ) が行 わ れ る。戦 略 計 画 の策定 に当 た っては 、
(
九
案 の策 定 (
七
予算 の増額、報告義務 の免除及び予算流用権
報償
知事 及び LBB のも と で運用 され て いる。
4 明確な報償とペナルティ
の戦略 計 画 に記 載さ れた指 標 に基 づ いて配 分 でき
一二
対 し て ア ウ ト カ ム指 標 が 、 そ の 下 位 の戦 略
て予算 が編 成 され る。当然 のこと ながら、予算 要
限 の拡大 のよう な組 織全 体 に関す るも の。報 奨
一〇月)、 一般歳出法案 の作 成 (三
(
口巴の
の
艶) に対 し てアウトプ ット指 標 、効 率 性 指
求 に当 た っては根 拠と 正当性 を 明確 に説 明す る こ
⋮
標等 が設定 され て いる。
る。
金 やボ ー ナ スと い った 個 人 的 な 報 償 も 含 ま れ
き め細 かな モ ニタリ ング のた め のデー タ収集 、 デ
握 が不 可欠 であ る。現 場 の負 担感 を高 めな い形 で、
予算 の減額 、 予算 流 用権 限 の縮 小 、権 限 の他
まえ ると いう 意 味 では、 テキ サ ス州 の複 数年度 予
ま た、事 業 の途 中段 階も含 め て実際 の成 果を 踏
ー タ提供 の仕 組 みを構築 す る こと が望ま れ る。
機 関 への移 転 、管 理者 の異 動勧告等 、組織 や人
算 の仕組 みも参 考 にな る。単年度主義をと るわが
ペナ ル テ ィ "
事 に関す るも のが含 ま れ る。
国 の予算 制度 と は相容 れな い面も あ るが、道路 は
れる成 果 に即 した 目標 設定 とそ れ に即 した予算 編
路行 政 マネ ジ メ ントを 展 開す るた め には、期待 さ
テキサ ス州 の事 例 からも 、成 果主義 に基づ く道
1 期待される成果に即した目標設定と予算編成
目指す 「モデ ル事 業」 の動向 を視 野 にお いて検 討
数年 度 の政策 目標を 明示 し て予算 の効 果的執行 を
算 にお いて試行 的 に導 入され る こと にな った、複
あ ろう 。 こ の点 、各 省庁 にお いて平成 エ ハ年度 予
にあ った 予算 編成と評価 の仕組 みも検討 す べき で
複数年 度 を要す る こと の多 い事 業 でもあ り 、事 業
成 が重要 であ る こと が分 か る。 そ の意 味 で平成 一
す る必要 があ ると考え ら れ る。
三 我が 国の道路 マネジ メント への示唆
六年 度 予算 にお いて、渋滞 の改修等 を 図 るた め の
「
交 通円 滑化事 業 費」 (
仮 称 )、 地域 の交 流等 を 図
に基 づく構 成 から成 果を重 視 した構成 へ転換 す る
路整備特別会計 の予算費目が、従来 の道路種別等
よう に、評価 に先 立 って評価 のルー ルを明確 にす
におけ る五 % ルー ルや報 償と ペナ ル ティ の規定 の
評価 の懇意 性を 排除す るた め には、 テキサ ス州
3 評価ルールの明確化
こと の意 義 は大き い。今後 は、 そ の意 図を踏 まえ
ること が重 要 であ る。我 が国 にお いても 、評価 の
仮 称 ) な ど 、道
るた め の 「
地域 連 携 推 進事 業」 (
て目標 設定と 予算 編 成を 的確 に行う こと が望 ま れ
た め のガイ ド ライ ン等 によ って、規定 を明確 にす
ること が望ま れ る。
る。
2 実効性のあがる運用プ ロセスの設計
四半期 型 のモ ニタリ ング シ ステムを構築 し て い
る テキサ ス州 の例 か らも 分 か るよう に、成 果買 い
取 り型 予算 を 具体化 す るた め には、成 果 の実態 把
図1
テキサス州の予算要求書 (交通部門) の枠組み
目標 (go 副 ;エージェ ン
シー が 達成 しよう と し
ている目標を記述
アウ トカム (o 面 o m e ) ;
エ ー ジ ェ ン シー が 達成
しよう と して いる 目 標
に対応した搾繰
実績
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数
ロ
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千$
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カム:予算手当て力垳あれている空港の割合
アウト
B.u .高速道路建設
アウトプット新設瀰酪レニン延長
交通審査拡大に資する高速繍路プロジェクト数
BJZ 航空サービス
アウトプッ
ト財政的支援空港数
舞性 搬鋤金に占め翻合
合計
戦略 (s娩能舒) ・予算 :
目 標 の 達成 に 向 けて 工
一 ジエ ンシ ー がとる 方
こ対して
策を記述 (目標!
複数の戦略の記載も可
能とする)
必 要コ ス トを 予算 と し
て記載
アウ トプッ ト(ou卸u t) :
ヱー ジ
戦 略 に対 応 して エー
ェ
エ ン シー が 提 供する サ
ービスに対応した指標
- ピスに対応 した指標
効率性(e韮d en 尊
戦略
等) ::戦略
の内容によって、 効率性
指標を設定
鞆票を熟
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図2
業
績
報
告
事
…
テキサス州における予算編成プロセス
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言
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構造策定
戦略計画
調整・承認
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轉 ----踵讓 剛暮 --す
"
・予算要求には.難績指標が含
まれる
・一般戯出化法案は.施策別予
算と蘂績淺皮目概が★ルトになっ
ている
・各機関はヒアリングにおいて予
算の根拠と正当性について説明
する
・一般歳出法に計上されるのは
、 ・知事は予算の個別項目につ
重要な指攪(キニ・メジヤニ)の いて拒否権をもっている。拒否
権を行使しなければ署名・成
みである
。
立
Cぐ
・アウトプッ犠鰡と効
・鬘;B及びGOB門友
、機関の支出と稟細
窄性指標は四半期毎、 目
柳を監視し 蘂撥報告を護会と知事に
聟要なアウトカム指概
出
提
。
及び説明的指纜につ
いては年度ごとに報告 、 ・戦略計画には.使命・目標、指棚が含
の繊務がある
まれる
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計画作成
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会
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機
関
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鬮量鬮雜離廉卿醐嘩遭難講会議について
道路局高速国道課
平成 一五年 三 一
月 二五 日に、第 一回国土開発幹 線
ろであ る。前身 と な る国土開発 幹線自 動車 道建 設
と 地方 (
国 ⋮地方 =三 "-) によ る新 たな直轄事
ために、高速自動車国道法及び沖縄振興特別措置
審議会 (
国幹審)が、平成 = 年 一二月 二四 日 に
自 動車道 建 設会議 (
国幹会議 ) が開催 されたと こ
高 速自 動車 国道 に ついては、 これま で日本 道路
法 の 一部を改 正す る法 律案 が平成 一五年 四月 三五
開催 さ れ て以 来 、
約 四年 ぶりと な る開催 であ った。
業を導 入す る」 こと が決定 され、 これを実 施す る
公 団 が有料 道路 制度 を活 用す る こと により そ の整
日 に成 立 し、同年 五月 一日 に公布 さ れ、同月 一二
一 背景
備 を進 め てき た。 しかし、近年 の交 通需要 の伸 び
日から施行 された。
確 実性 など が指 摘 さ れ ており 、ま た、道路 関係 四
備 は、 これま で公 団が実施 し てき た料金 収 入を活
こ の法改 正 により 、今後 の高速自 動車 国道 の整
り、委員 (
表 1) の賛成多 数 で議 決 された。
三 国幹会議 における審議内容
の鈍化 や、約 二三兆円 に のぼ る有利 子負債 の返済
公 団民営化推進委員 会 が昨年 一二月 に総 理 に提 出
用 した有料道 路方式 によ る整備と 、国と 地方 の負
① 新直轄 方式 に切り替 わ る区 間 の基本計 画及び
こ のう ち 、新 直轄方式 に切り替 わ る区間 に つい
要す る費用 の概算 額等 の変 更 。
コスト縮減 を行 った区 間 の整備計 画 の工事 に
整備計 画 の整 備主体 の変更 。
今 般 の国 幹 会 議 の審 議 事 項 は以 下 の三点 であ
した意 見書 にお いても 、現行 の有 料道路 制度 に基
担 によ る新直 轄方式 による整備 の三 つのスキ ーム
わ れた 「
道 路 関係 四公 団民営化 に関す る政府 ・与
ては 、既 に整備計 画 が定 めら れ て いる九 、三 四 二
計 画 及び整備計 画 の変更 。
③ イ ンタ ーチ ェンジ等 が追 加 され る区間 の基本
②
づく整備 の限界 に ついて述 べられた 。
党協 議会」 申 し合 わ せ にお いて、平成 一五年 度 予
如 の中 か ら選 定 さ れ る ことと な った 。 こ のた め、
で行 わ れ ること と な った。
算 に関 連 す る事 項と し て、 「
新 会 社 によ る整 備 の
整 備 計 画 にお け る施 行 主体 の変 更等 を行 う べく 、
こ のよう な 中 で、平成 一四年 三 一
月 一二日 に行
補完措 置と し て、必 要な道路 を建 設す るた め、国
議
議
院 " 〃 〃 〃 〃院 〃 〃 〃
議
議
参
衆
衆議院議員及び参議院議員 五
(十音順)
し人 人 イ 知 人 学 学 入 学
テ法 法 ェ県 法 大 大 法 大
本 団 団ジ 崎 団 京 京 団 京
日社 社 ㈱ 長 社 束 帝 社 東
日本テレビ放送網㈱編成局アナウンス部次長
社団法人京都経済同友会常任幹事
社団法人日本経済団体連合会会長
旅
㈱ジェイティービー月刊『
ー編集長
長崎県知事
社団法人経済同友会代表幹事
東京大学大学院教授
帝京大学教授
社団法人日本経済団体連合会副会長
志
太
一
二大
太士
子麓 井髄
離 井 上 奥堀 金北能 藤 御 森
学
いてと りまと めら れた高速自 動 車 国道 の評価手
委員長 ⋮森 地茂教授 ) にお
価手法検討委員会 (
方式 で の整 備を 要望 す る区 間 で、有料ネ ット ワ
③ 残 る区 間 のう ち 、地方公 共団体 が強 く新直轄
の 有 料 ネ ット ワー ク の連続 性を確 保す る親
. 点か ら、支 障 が生じ る恐れ があ る区 間。
を 踏まえ 、国 土交 通省 に設置 した、道 路事 業 評
平成 一五年 三 月
法 に基 づき 、行 わ れた評価 (
六区
ー ク の連 続 性 の確 保 上支 障 が な い区 間。 ︻
一二月 六 日に内 閣総 理大 臣 に提 出 した意 見書 、並
道路関係四公団民営化推進委員会が平成 一四年
2 事業費削減に伴う工事の概算額の変更
間と 一致す る。
二八日 に公表 した高 速自 動車 国道 の評価 にあ た って の評価区
注 各 区 間は、 一区 間 (尾鷲 北 ー紀伊 長島 )を 除 いて、 一一月
間注 一三 人 m︼
二八日)。
② 未 供 用 の高 速 自 動 車 国 道 の整 備 手 法 に つい
て、関係 地方公共 団体 より聴 取 した意 見 。
ま た、 具体 的 な選定 の考え 方 に ついては、次 の
料金 収 入 で管 理
有料 道路 に適 さな い区 間 (
表 2)。
と おりと した (
の
費 が賄え な い、あ る いは、有料道 路 の場合 の
八区 間 注 二
B/ Cが 一未満 と な る区間)。 ︻
九○蝋︼
び に、 同年 三 一
月 一七 日 の閣 議 決 定 に お い て、
「
建 設 コスト の削 減を 直 ち に進 め る べき 」 と さ れ
有 料道 路 に比較的 な じ み にく いと考え ら れ
総合 評価 の結 果 で、全 て 「C」 より
る区間 (
た こと を受 け 、 日本道路公 団 が平成 一五年 三月 二
②
も 低 い区 間) のうち 、地方 公共 団体 が新 直轄
五 日 に 、 イ ン タ ー チ ェン ジ 、 ジ ャ ン ク シ ョ ン の コ
や、事 業 調整 によ る本線 近傍 で の土取り 場 、土捨
方式 、あ る いは、 いず れ の方式 でも整 備を 要
に
ただ し 、次 の 穣 定 対象 外 区 間 の考え 方 ]
て場 の確保等 の工法 の見直 し等 によ る総額約 三 ・
ンパ クト化 及び形式 変更等 に代表 され る規格変更
る七 〇区 間 ・一九九九 蝿 のう ち 、 二七区 間 ・六九
該当 す る区 間を 除く 。 ︻一三区 間注二七 一如︼
望す る区 間。
九 如を選定 し、当該区 間 の整 備計 画 におけ る整備
平成 一
八兆円 の 「コスト縮減 計 画」 を策定 した (
五年 度 以 降 残 事 業 費 一九 ・七 兆 円 の約 二割 に相
の 日本道 路公 団 の民営 化ま でに概ね供 用す
ると考え ら れ る区 間。
路 と し て の機能 が果 た せな い、あ る いは、
る費用 の概算 額」を 変更 した。
工事 に要す
め、 二 一〇区 間 の整 備計 画 におけ る 「
こ れ ら の事 業 費 削 減 を 整 備 計 画 に反 映 す る た
当 )。
た。
IC周辺 の 一般道 路 に渋滞を誘 発 させ る可
り 無料化 により 、交 通集 中 によ って高 速道
① 道路関係四公団民営化推進員会にお いて提案
案)
建 設中高 速道 路 の取扱 判断 基準 (
された 「
能性 のあ る区間。
な お、区 間 の選定 にあ た っては、以 下を踏まえ
更 した。
現行 ⋮日本道 路 公 団) に変
主体を国土交通大臣 (
る区 間 に ついては、平成 一六年 度以降事 業 中と な
今 回 の国幹会 議 にお いて新 直 轄方式 に切り 替 わ
1 新直轄方式に切り替わる区間の選定
津 倍 上 國賀 内 澤 庭 内 谷
阿安 井 岩 額 堀 北 木 陣 松
賭 田村田
国土開発幹線自動車道建設会議委員名簿
1
表2
=
No
新直轄方式に切り替わる区間の具体的な選定の考え方
路 線 名
.
」
B耐 採算性
性l鰊
知事等意見(国土
交通省で要
約)
約l
蜘
間鱈ス封
評 価
伽
- 区 間
地 民 (%) 有縞 無料
Cが 1未満の区間)
D D l 100 232
D D O 034 u 2
D D 6 050 1.69
O
3
94
4
栩加浚添削鯲蝋杣細第如畑紬郷翰稀郊釧鱒妙節概凱 3
8
3
2 , 有料道路になじみにくいと考えられる区間 (評価結果が全て 「C 」 以下)
7東北枷断白蟻車道 釜石秋田様 遠野 宮守
9 D D D
8東北横断自動車橙 U釜石秋田綜 宮守【東和
24 0 D D
-2日本海沿岸蒐北自動車道 ^
と 小坂J C T
大館北
-4 D D D
米沢北
10 000 00 0
(km) 辞
1 . 有料道路に適さない区間 (料金収入で管理費が賄えない区間、有料B /
2北海道縦貫自動車道
士別剣淵 名寄
24 D
5北海道横断自動車道 網走総
足寄 北見
79 D
10日本海沿岸東北自動車臘
温海 棚岡J C T
26 D
I,76 321
144 230
1.04 1.42
CT
勁車道
動車道
JC T
。J C T
山形上山
尾花沢
見 白川郷
若草錮形
高槻第一J C T
一J C T 神戸J C T
南 高針J C T
C T 出雲
徳島J C T 鳴門J C丁
北 宇和
C T 矢部
宇佐
C T 北郷
3 . その他の区間
3北海道横断自動車道 根室綜
9日本海沿岸東北自動車道
-8常磐自動車道
2l東関東自動車道 水戸線
余・市 ′
、
小
樽JJ C T
‘
中条 朝日
新地 山元
ム田 茨城J C T
鉾
泉沼津 吉原J C T
JCT
C T 城陽
徳島J C T
自動車道
J C T 長泉沼津
J C T 豊津
動車道
動車道
自動車道
国挺
新地
高谷J C T
名南J C T 秦野
べ 白浜
JCT
JCT
勤車道
勒車道
JC T ≧野
ん小松島
御殿躯J C T
西 敦賀J C T
富津竹岡
o 岩舟J C T
呂上三川 友部
J C T 引佐J C T
J C T 豊田南
勢和多気J C T
J C T 大津J C T
総合評価
24 C C B
30 C B C
16 C C B
-7 C B C
B
C
B
8
0
l2
0
1
47
O
0
0
7
2221
-21
-09
lo9
259
1-35
.35
3,68
10I
424
224
1,38
2.22
25
27
18
0
27
5
9
f6
7
6
0
2
3
0
324
568
287
123
1,60
之09
149
125
2,88
f,63
228
L39
3.16
1.6l
0
0
0
4
54
24
22
48
480
468
362
‐
183
668
683
3l5
360
3.44
228
808
36l
l054
1,74
8,5
67
233
輻 ±
備
考
一 新直鰭方式
‐ 新直轄方式
‐ 新直轄方式
8 新直轄方式
m 新直轄方式
6 いずれかの方式
近年供用
近年供用
無料では交通集中
27
5
28
fo
有料方式
いずれかの方式
有料方式
有料方式
3,43
7,06
1394
382
3.33
4-8
2.68
3.73
-61
686
2“9
5,41
2.19
839
237
903
9.91
835
2.94
8,l
1f.63
6
‘7
885
f252
36 444 539
4l 466 lo.44
8 284 5,18
{巍讓議鬘讓皺 鞠付
け
.有料方式
いずれかの方式
下回 る区 間) のう ち 、現地 で具体的 な道路 幅 が明
るも のと想定 さ れ る区 間 のう ち 、有料道 路 ネ ット
ま た、当面有 料方式 によ る整備 を継続 し て進 め
れた。
都市計 画決定 済あ る いは、用
示 され て いる区 間 (
ワー クと し て見 た場合 に、近年 、同等 機能 を持 つ
い、あ る いは有料道 路 と し て の費 用対便益 が 一を
高 規格 幹線道 路 又は地域高 規格 道路 と のジ ャン
抜本
表 4)を 「
地買収 中 の区 間)を 除く 三区 間 (
複 数 の道路 が完 成 したた め、更 に新 たな道 路 を追
3 ジ ャンク シ ョンやイ ンター チ ェンジ の追 加
ク シ ョン及び 地域 の活 性化 に資 す るイ ンターチ ェ
的見直 し区 間」 と し、
中
ン
イ
線
る
田
神
に ついても 「
抜 本的 見直 し区間」 と し、構造 ,規
格 の大幅 な見直 しを行 い、抜本 的な コスト削 減を
可能 な ルート の検 討
拗 のを踏まえた整備手順の検討
)
m
k
(
長第
延
0 5
1 3
とした。
図 ると とも に、整 備手 順 に ついても検 討す る こと
)
m
k
(
長 4 9 に) 8
2 7
0
1
延
名
線 道
車
路 動
自
畿
近
計
道
車
動 合
自
畿
近
市 市
間 陽槻
城 高
にu
表
市 市 市
間 寄 見 子
名 北 米
道 計
車
動
自 合
断
横
国
中
区 市 市
)
津 幡 間
区
大 八 2
(
道
車
動
自
断
横
道
海
北
区 市 町 市
)
別 寄 子 間
区
士 足 米 3
(
道
名 車
動
線 自
貫
路 縦
道
海
北
ま で圧縮す る こと と した。
て概 ね半 分とな る約 一0 ・五兆円
費削減 を行 い、当 初計 画と比較 し
更 に約 二 ・五兆円を 目指 し て事 業
で圧 縮 す る こと と し た が 、今 後 、
約 三兆円 を整 備 し、約 一三兆円ま
す るととも に、新 直轄 方式 と し て
ついて、約 四兆円 の事業 費を 削減
五年 度以降 残事 業費 約 二 0兆円 に
業 費 に ついても 、 これま で平成 一
ま た、有 料道 路 と し て扱う 残事
の 構 造 ・規格 の大幅 な見直 し
饑線
奇
刻
川
表
を 実施 し、抜 本 的 な コスト削 減 を 図 ることと さ
線
け
潔
啓伜 郡
つ
潟 霧伏
仙暈
甲鱗 批 幅 せ
都山
線
鶴
舞
枌
球 獅
歎
鰊舗 薇
繊麗 醸 麗
釀蹴 廳
緘醐 醐 醐
鰻増 襁 鰔
棘 椥縦
②
表 5)
加す る必要性を 見 極 め る必要 のあ る 二区 間 (
ンジ の追加を行 った。 な お、追 加 された箇 所 に つ
西 甲
中
の 当 面 一般 国道 を活 用した段 階的 な整 備 が
いては 表 3 のと おり であ る。
三 今後 の高速自動車国道 の整備について
平成 一五年 一二月 二二 日に開催 さ れた政府 ・与
党協 議会 にお いては、 明ら か に有 料道 路 に適 さな
日
高岡 灘
い
井
丑
"鱒 物
脇関
田刻 協
分
肪
豊
豊岡 か
蔓用
稍動 姥
組
精
煩黛
料金 収 入 で管 理費 が賄え な
いと 想定 され る区 間 (
舞翼舞㈱
襁
纖
ン
)親
路高
道城
速地
高(
神路
名道
(速
線高
官神
西版
鰯 俄 鯛饌癪繊鯛 笋
高
域
親 )規
国
高 路高
般
城 道城
一
地 速地
( 高(
路
と 道 と 路 神路
名道
(南
線湖
宮賀
日
隷 糠 轆 麓
台
合
動
動
猯 構 頬 贈
道道
車軸
動大
目荘
北本
地 顫神 麗麗 解離 烙漉
①
道荘
車本
動保
目賀
北仁
“
淺
讓
淺
鱗
鴬
彰
ジ
廳 彌) 鞠 彌路 “
路
蹴
癰
道
道
拗 顱
繃 と縦
と縦 た
.
鵜 釀 撚 芝燃 芝鰍
勿 蹴
蹴
醐
ジャ ンクショ ンやイ ンターチ ェ ン ジの追加箇所一覧
表3
図1
国土開発幹線自動車道計画図 (案)
ゲ
ノ
グ
る毛
窯器髯窪
#“
ず
新直轄方式に切り替わる区間
胸,
路 捜 名
区
間
1 北海道縦貫自動草道
士別市 名寄市
2 北溝道縦断自動革遺
足寄町 北見市
3 北剤道横断自動草道
本別町 釧路市
医
閲
章
が
転覆名 …
佐用町
蹴町
大
智頭町 弱敗市
No.
路 鰻 名
- 中国横断自動頭道
l 中園横断自動腹造
1 中国横断自動蹠道
兼子市 米子市
凡
例
- -… 供用区間
・■1・・・ 整備計画区間
的ooo 基本譜面区間
ニ
ニ
ニ"= 予定隣接区間
-‘
供用区間
ニニニ 事業区間
朝田膣
・ ・ 新直轄方式に切り舒わる区間
璧
,輻
, 聾 供用区間
艘
軽重 事繋区間
有料通路 の料金に係る社会実験 の
実施状況に ついて
安 全 対策 など を推進 す るため、料金 に係 る社会 実
路 への交 通 の転換 を 図り 、 一般道路 の沿 道 環境 の
金 を割引 く こと により、 一般道 路 から首 都高 速道
道路局有料道路課
験 に関す る施策 を創 設 したと ころであ る。
国 民生活 の変化 に伴 い、有 料道路 利 用者 の様 々
長距離割引、②首都高速道路 のETC限定夜間割
平成 一五年 度 は① 高速自 動車 国道 のETC限定
金 )午後
実 験期 間は平成 一五年 三 月 二八 日 (
一 はじめに
な ニーズ や利 用実態 、地域 の事 情等 にき め細 かく
③ 地方 から の提案 型社会 実験 を実施 し ており 、
引、
一〇時 から平成 一六年 三月 一日 (
月)午 前 六時前
改 善 、渋滞 対策等 の効 果影 響を 調査 す ることを 目
対応 す ると とも に、環境問 題 や渋滞 など の 一般道
本稿 にお いて、② と③ の実 施 状況 に ついて報告 す
ま で の約 三 ヵ月間と し、夜 間割引 時 間帯 に首都高
速道路 の東 京線 、神奈 川線 の料金 所を 通過 した E
TC無 線 通行 車 の全 車 両を 対象と し て いる。
的と し て実 施 し て いる。
路 の課 題解 決を 図 るた め、時 間帯 や曜 日、路線等
る。
二 首都高速道路 のETC限定夜間割引
の利用実態 に応 じ て多 様 で弾力 的 に料金 を 設定す
るしく み の導 入 が望ま れ て いる。
こ のよう な料金施策 の効 果影響 は、道路 の利 用
試 行 し 、 効 果影 響 を 調査 す る こと が有 効 であ る。
難 であ るた め、社 会実験 と し て様 々な料金 施策 を
神奈 川県 、横浜市 、川崎市 、首都 高速道 路 公 団 か
通 省 関東 地方 整 備 局 、東京 都 、 千 葉 県 、埼 玉 県 、
首 都高 速道 路 のE TC限定 夜 間割引 は、 国土交
で割引 か れ、 ETC前払割 引 會最大 約 一三 ・八 %
の間 は普 通車 の通行料 金 七 〇 〇円 が四六 二円 にま
で段階的 に設定 し ており 、深夜 一時 から 四時 ま で
ら 翌朝 六時ま で の八時 間 の中 で五 %から 三四 %ま
首 都高 速道 路東京線 の割 引率 は、午後 一〇時 か
そ こ で道 路 局は、平成 一五年 度 に 一般道路 か ら交
らなる社会実験協議会が主体となり、首都高速道
割 引)を 利 用した場合 は、 四 〇〇円相当ま で割引
1 実験概要
通 の転換等を 促進 す る こと により道路 の有 効 利 用
路 の交 通容量 に比較 的余裕 のあ る夜 間時間帯 の料
実態等 により左右 され、正確 に予測す る こと が困
を 図 るととも に、沿 道 環境改 善 や渋滞 緩和 、交 通
線
京鋤
東鯛
〇
2 (時刻)
⑧
%
解
通 に悪影 響 を与え る恐 れがあ る こと から 、本 実験
では 、段 階的 に変化 させ る こと と し て いる。ま た 、
2 実施状況 (
速報値)
三
-二月 三 一
日 の目平均 ) の利用交 通量と割
夜間割引社会実験開始後 (
平成 一五年 三 月二
九日
引 開始 一カ月前 (
平成 一五年 一〇月 二八 日
六時 、 一三
二四時) のETC
月 二七 日 の日平 均 ) の利用交 通 量 を 比 較す ると 、
割 引 時 間帯 (
0
-
-
総
7⋮
盤︲
第
0一
等
3
ー
⋮
-
.
㈱
-
-
増減悳
艫紐陰鬱旧1
rL
-
甘1
ー
火2
た
愕
金複
一
利 用 交 通 量 は 、 一日平 均 で約 六 、 三 〇 〇台 (二
嬬嬬聯
六 ・五%)増加 し て いる (
表 1)。
湖器
率
減
増
o
豊閼
鞄纖
駿
饑
魁纖
夜
時
蹴
鰯
一
珊纖
鰊臘
表 1 夜間割引実施後の利用交通量の変化 (夜間割引開始前 1 カ月との比較)
山
“
鬘翳
事群
離島群
群
騨十
熱靴嘴
割引時間帯ETC増減交通量の推移(東京線+神奈川線)
円
0 ぬツ
0眺
図 1 首都高速道路夜間割引社会実験割引率
対象 車 両を E TC車 に限定す る こと により、弾力
的 な料金 設定 が 可能 と な って いる。
日平均通行台数 (
台︺
実験開始前1カ月の同一粗目における割引時間帯のET
33
︻
f2 (時刻 )
料金 適 用開始 を待 つ駐車車 両 が発 生 し、周 辺 の交
増
割引率を =疋と した場合 には、入 口付 近 に割引
(
図1)。
合 は 、 三 〇 〇円 相 当 ま で割 引 か れ る こと と な る
人円ま で割 引 かれ、 ETC前 払割 引を利 用 した場
四時 ま で の間 は普 通車 の通行料金 六 〇 〇円 が三四
かれ る こと と な る。神奈 川線 では、深夜 ○時 から
場合】
割引社会実験開始後と割引開始 一ヵ月前比較する
ま た 、時 間帯 別 のE TC利 用率 の変化 を 、夜 間
シ フト した交 通 、 ETC自 決普 及増 など の影響 が
象外 の時間帯 の利 用 し て いた交 通 が割引 時 間帯 へ
ら首都高速道路に転換した交通、もともと割引対
公募 、選定 を 実施 した後 に、地方公 共 団体等 か ら
三 地方からの提案型社会実験
と、 一日 (
0時 から 二四時 ) のETC利 用率 が 一
含 ま れ て いる こと か ら 、今 後 詳 細 な 分析 を 進 め 、
地方 か ら の提案 型社会実験 は、国 が社会 実験 の
1 実験の概要
三 ・六 % か ら 一四 ・七 % に 一 ・ 一ポ イ ン ト の増 加
緘
沿道 環境 改善等 の効 果、
の地域 に及 ぼす渋滞緩 和 、
′ 、^
U
、′
′
↑
市
↑鱗
料
有
^
′
纖川鍋 鰯
、
路
鑓蝉
速
H=
神 H H
坂
k′
H H
青
H" H
“
)叡
燎鰍繊 鰯
拗^皺鰊 議
綾
癌
檄
篤
鸚讓議
纐
蝦 緘塙
川端
)
速
高
(
H
J
)
料社
社
有
般
一
(
H
H“
板
J
)
名 、
浜
、
田 、
、
磐
、
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川
掛
、
、
枝
藤
(
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イ
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4
海
東
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ゞ
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鋤 選・
◇
贓^
“
.道 、
治
博
C
C
道
目
動
白] 目
艫
、 、0 1 2
2 2 2
川 島 嬢 知 森 山 山
番 穗 愛 高 青 富 岡
県 原 爆県 県 県 県
み
有
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鞠
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総 瑚饑 .嬬綻絲鰯剛
賎
總賎
鱈い 鰐鹸 滋贓緘歯騨 轆
競
議
鰻
臟
鰄 幽翠 妙 贓
麓 緘
飜願嶬
県
島
広
道
車
動
自
陸
北
県 県 県 県 県 県 県 府 県 県
山 川 岡 庫 賀 賀 庫 阪 根 島
富 石 静 兵 滋 滋 兵 大 島 広
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6
2
1 鰡 国 郎 1 ヮ
C
I
川
滑
(
道
車
動
自
陸
北
)
C
I
日
朝
)
速
高
(
H
J
構 成 され る協 議会 が、各 地域 の渋滞 問題 や沿道 環
く
′^
k {
︼{
道
車
動 ,
自 道
陸 車
北 動
︲)
川
,自
道 陸 道 魚
車 北 車 糸
動 ,動 (
自 道 自 道
北 車 北 車
東 動 東 動
海 自 海 自
本 趨 本 陸
日 磐 日 北
,
繃
ン
イ
ラ
ア
ク
ア
湾
京
東
7
r
県
,潟
斯
R
U
県
葉
千
)
料
有
般
一
(
H
J
夜間割 引 の影 響 ・効 果を調査 ・分析 す る必要 があ
)
料
有
般
一
(
H
J
,
)
速
高
(
H
J
県
城
茨
、
J
ク
ムQ
V4
「 に
県
城
茨
道
路 車
道 動
料 自
有 東
関
立 北
日
, ,
道 道
車 車 路
動 動 道
自 自 戸
磐 磐 水
常 常 東
社
公
路
道
県
城
茨
◆
)
速
高
(
H
J
に対 し、割 り時 間帯 では 、 三 一・0%から 一四 ・
社
公
路
道
県
野
長
境悪化 な ど の課 題 に対応 した料金 設定 を行 い、 そ
社
公
路
道
県
島
福
る。
鷁
路
道
妻
吾
梯
名
磐
線
二
路
第 路
T
路 道
道 道 料
車 料 有
動 有 野
自 山 長
東 梯 馬
道 磐 白
名
県 道 県 県
府 海 島 野
道 北 福 長
都
体
主
業
事
の
路
)
道 速
料 高
有 (
H
J
六 % に 二 ・六 ポ イ ン ト 増 加 し て い る (表 2)。
例えば、22時台のETC利用率は、
22時台のETC車台数
22時台のETC利用率=
22時台の全軍台数
ただし
、全車台数は、ETCアンテナ未整備料金所通行台数を含む。
これら の結 果 には、夜 間割 引 によ る 一般道 路 か
l
計 件
2
合 2
l
定
予
施 件
実 4
後
今
ll
中 牛
施 雑
実
件
=
ll
※
了
終
験
実
表
(H15.12.22現在)
※一部継続中も含む
22時
20時
舵時
鰄 嬬郷臘
鸚 鯛饑繊
縦
験
夜
)
時
4
2
) 2 )
時
時 2
4
2 6
, 2
2
0 く
0
6 (
(
率 率
用 用
利 利
C
C
T E
T 牽
E
用
帯 辯 利
C
間 間 T
時 時 E
常 引 日
通 割 一
東宮十神宗川
ETC利用率
(%)
実施箇所一覧表>
増滅
。嶺 総 ,日
轢
礬麟纖鮒
夜岡割8l社会実戲
夜間翻弓l社会與験
闘始前"カ月
16時
M時
12時
10時
8時
6時
4時
ヤ
1 ニニニー 実験終了
六 に 三 と 割
・ 引 ま
% 対 .
れ に し 六 一 社 た
こ
夜間割引実施後のET C 利用率の変化 (夜間割引開始前 I ヵ月との比較)
表2
表
イ
変
の
量
通
交
象
対
)
率
加
増
(
率
引
割
的
目︻
名
線
路
鵺
和
緩
雑
混
の
通
交
勤
通
の
朝
倍 倍
毎 0
倍
1 2. 7
.
4 8 1
1. -. 約
約 約
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0 割
4
%
0
% 5
0 約
3
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和
緩
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緩
雑
混
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通
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路
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道
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吾 路 自 道
梯 道 陸 車
磐 料 北 動
二 有 道,自
陸 道
第 立 車
北 車
,
路 日,動 、動
道 道 自 道 自
料 車 北 車 北
有 動 東 動 東
山 自 海 自 海
梯 磐 本 越 本
磐 常 日 磐 日
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道
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路 津 横 動
道 草
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国 , 四 松
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小
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車
,線 動 路
道
号
道
車 1 自 東
貫
動 速
縦 松
自 高
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2. 2. 1.
約 約 約
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雑
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勤
通
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朝
)
川
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糸
(
道
車
動
自
陸
北
QU QY
影 響を 調査検 証す るも のであ る。
平成 一五年 度 は、全 国 で二 二件 の実験を実 施 し
ており 、 そ の実施状 況 は以 下 のとおり (
表 3)。
2 主な実験結果
実験 が終 了 し て いる 一四件 の実験 結果 (
速報 値 )
と 主 な実 験 結 果 は以 下 のと おり (
表 4)。
御 常磐自動車道、日立有料道路
平 成 一五年 一 一月 一〇日 か ら 三 一
月 一〇 日ま
で、 日立市 の市街 地を 通過す る国道 六号 、国道 二
四 五号 の渋滞 緩和 や沿道 環境 の改善を 目指 し、並
行 す る常 磐 自 動 車 道 の日立 北 IC 日立 中 央 I C
(
日立有料道路含 む)、 日立南 太 田 IC間 の通行料
金を約 五 0%割 引く 社会実 験を実施 。
割 引 により割引 対象 区間 の交 通量 が平 日で 一 ・
八倍 、休 日 で二 ・0倍と 増加 。並 行 す る国道 六号
では、朝 八時台 、夕 方 一七時台 で各 々約 一〇分程
度 の所要時 間短 縮効 果 が確 認 された 。
② 日本海東北自動車道、北陸自動車道
平成 一五年 一〇月 一日か ら 一〇月 三 一日ま で、
新新 バイ パ スなど で発 生す る朝 夕 の通勤混雑 緩和
を 目的 と し て、並行 す る日本海東 北自 動車 道 、北
陸自 動車道 の中条 ICか ら新潟 西 IC間 で通行 料
金を約 五 0%割引 く社会 実験 を実 施 。
割引 により割引対象区 間 の交 通量 が通常 の 一 ・
七倍 に増加 。 日東道 と並行 す る新新 バイ パ ス (
新
した。
発 田市 ←新潟 市 ) では 、朝 の渋滞長 が約 四割減少
改 善 の効 果 を 把 握 す るた め の社 会 実 験 を 実 施 し
により 、並行 す る国道 九号 の渋滞緩和 や沿道 環境
江自
車、
松
松江
自動
動車
道 、山陰自 動車道 の交 通量 は平 日 で
た。
平成 一五年 三 月 四日から平成 一六年 一月 三 〇
約 一 ・五倍 、休 日 で約 一 ・八倍 増加 し、国道 九号
③ 東海四バイパ ス
日ま で、国道 一号 の浜名 、磐 田、掛 川、藤 枝 の東
の交 通量 は五
六 %減少 、最大 渋滞長 は約 三割 減
海 四 バイ パ ス の無料時 間帯 を従 来 の 「
午 後 一〇時
少す るなど の効
赤 果が見 られた。
ー用者 からは 「
国道 九号 の利
交 差点を 通過す る時
翌朝 九時」 に拡大
す る実験 を実施 中。無 料時 間帯 の延長 による、 一
間 が短 か った 。
」、 「
渋滞 があ ま り 感 じ ら れな か っ
翌朝 六時」 から 「
午 後 八時
般道路 の沿道 環境 の改 善 や渋滞緩 和 など の効 果を
,い。
ら毎 日往 復 した
」 と の意 見 が寄 せら れ て いる。
た。
」、山陰 道 利 用車 から は 、 「こ のまま の料 金 な
二
調査す る。
国 道 一号 の交 通 量 は朝 の実 験 時 間 帯 で 八
四 最後 に
これら の実験結 果 は速報値 であり 、今 後各 協 議
五%、夜 の実 験時 間帯 では 二六 ・四七 %減 少 し て
いる。 一方 、東海 四 バイ パ スは、朝 の実験 時 間帯
-八八%、夜 の実感 時 間帯 で二三
会 で詳細 な分析等 が進 めら れ る予定 であ る。
ま た、
以前 は通学路を 大型
利用者 や沿 道 住 民か らは 「
四 犯の改善 が見 ら れた。
結 果から 、割 引率 、割引方法 、割 引時 間帯 など条
る こと と な る。今後 、全 国各 地 で実施 された実験
渋滞緩和や沿道環境改善効果など分析が進められ
二一
騒音 )に ついては、
八%増加 し て いる。沿道環境 (
各 実験 で実施 し て いる利 用者 ア ンケ ート の集 計 や
車 が走行 し危 険 だ った が、大 型車 が減 り 、地域 は
件 の違 いによ る弾力 的 な料金 設定 の影 響 など の分
で四四
国道 一号 の朝 の実験時 間帯 で 一 二 碍、夜 の実験
喜 ん で いる。
」や 「
以前 か ら藤 枝 バイ パ スを 使 っ
析を進 め る ことと し て いる。
時 間帯 で三
て通勤 し て いた が、谷 稲葉 IC出 口交差点 の渋滞
が激 しく な った 弓 など の意 見 が寄せら れ て いる。
㈲ 松江自動車道 ・山陰自動車道
平成 一五年 一〇月 二 〇 日 か ら 一〇月 二九 日ま
で、米 子道路 の米 子西 から松 江自 動車 道 の三刀 屋
木次ま で の有 料道路 の料金 を 約 五 0%割引く こと
字蹴噂鑑魔遭離騨嫌予算の概要
道路関係予算総括表
事
(単位 ;百万円)
平成16年度決定額
(A )
(B )
倍
率
備
考
(B / A )
2,331,650
0 ,96
1,883 -350
1,774 -825
0 .94
て、この他に河川等関連公共施
道路環境整備
555 -370
566-825
1・00
設整備促進事業28,000百万円
T 一 A 型
89,472
69 -634
0.78
揮発油説直入額
703,300
707,200
1・01
貸付金償還金等
74 ,598
69-715
0 .93
N
T
1 . 道路整備特別会計国費とし
(前年度30,000百万円) があ
る。
2 . 道路環境整備には、住宅市街
地総合整備事業60詰04百万円
(前年度70,446百万円)、都市再
合
計
3 ,306,090
3 ,178 ,199
0.96
生総合整備事業3,000百万円が
ある。
3 . 本妻のほかに、 NTT事業償還
(再 計)
時補助等-34話 79百万円があ
一 般 道 路
3 ,099,027
3 ,002 -542
0 .97
有 料 道 路
207,063
175,657
0.85
る。
(参 考)
事
項
一般会計繰入
道路整備
平成 1 5 年度当初 平成 1 6 年度当初
(A )
(目)
2,438,720
2,331,650
1,883,350
1,774,825
371
1 1
117,591
161
42,4=
31,
77265
注2 )この他に河川等関連公共施設整備促進事禦がある
。
347
92t
106,023
825
467
(単位 :百万円)
対前年度倍率
(B / A )
0.96
0.94
0.
o,
平成 一六年 度 の道 路 関係 予算 の概 要 は次 のと お
2 ,438,720
路 整 備
道
一 道路関係予算総括表
一 般 会 計 繰 入
対前年度
り であ る。
前年度予算額
項
平成 16 年度道路関係予算
(単位 :億円)
※道路歳出には
河川関公を含む
L 平成 1 5 年度
I
27, 174
26 ,983
D PF支援等
50
l 平成 1 6 年度 l
本四債務処理
2 7 , 17 4
本四債務処理
2 ,245
3 ,0 4 9
道路歳出
24 ,687
自動車重量税
5, 82 0
△4 , 4 % 、
まちづくり交付金 等
3 2ブ
道路歳出
23 ,597
(0 .956 )
道路環境
5,568
(1.0 0 3 )
石油ガス税
・ 電線類地中化
565(1.04 )
・ 交通安全
1,67 1(1.03)
・交通連携
1,600(1.05)
・ 三大都市圏
環状道路
道路整備
18 ,0 28
(0 .94 2 )
直入
7 ,0 3 3
142
揮発油税
2 ,137(1.09)
一般会計分
1,300(1.30)
2 1, 2 13
・直轄高速整備
直入
7,0 72
道路予算
※四捨五入の関係で、 各計数の和が一致しないところがある。
二 主要事項
へ道路行 政 の改革 ﹀
1 成果主義に基づく道路行政 マネジメントの推
進
4
ス マート IC の活 用等 によ る追 加 IC の整 備
促進
高速道 路 の有 効活 用を推進 し、地域 生活 の充実 、
地域 経済 の活性 化を 図るた め、建 設 ・維持管 理 コ
スト の削 減 が可能とな る ス マート IC (
ETC専
用 IC) の活用等 、追加 IC の整備 を促進 す る施
策 を拡 充 しま す 。
より効 果的 、効 率的 か つ透 明性 の高 い道路 行 政
に転換を 図 るた め、道路行 政 に 「
成 果主義」 を取
O
に ついて従 来 の道路 種 別 に基づく構成 か ら成 果を
国費 約 一五億円 (
︻
新規こ
験
SA ・PAに接続 す る ス マート IC の社会 実
り 入れ る こと と し、道路整 備特 別会計 の予算費 目
重視 した構 成 へ転換 しま す 。
地方道路 整備 臨時交付金 に ついて、個 別事 業 の
者 に縮減 イ ンセ ンティブ の働 く施策 の実施 や、年
路 上 工事 によ る渋滞 を軽減 す るため、占 用企業
5 路上工事の縮減
実施を地方 の自 由 裁量 に委 ね、 パ ッケ ージと し て
度 末 の使 い切 り 型 予算 制 度 の見 直 し等 を 進 めま
2 地方道路整備臨時交付金制度の改革
の計 画 目標 の達成度を事 後評価す る仕 組 み に改革
す。
日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道
しま す。
有料 道路と 一般道 路 の有 効 利 用を 図り つつ、渋
路 公 団 に ついては、建 設 コスト の削 減を着 実 に進
6 道路関係四公団の改革
滞対策や沿道環境対策など政策的課題に対応する
め つ つ、継続的 に事業を 実施 す るため の事 業 規模
3 多様で弾力的な料金施策に向けた取組
た め多 様 で弾 力的な料金 施策 にかか る取り組 みを
を 計 上 します。
二、 四五三億 円
(
0 ・九 二)
一兆 三、 二七 五億 円
進 めます 。
首都高速道路公団
日本道路 公 団
(事 業規模 ﹀
(一般会計)
○ 有料道路の多様で弾力的な料金設定に関する
施策
国費 (
︻
道路特会)約六〇億円
約 --五億円 (
新規こ
阪神高速道路公団
一、 一五 八億 円
○ ・九 人)
(
(
0 ・八 二)
違騰法令関係 ◎驫A
て いる。国幹会 議 が ノーと 言え ば 、国土交 通大
臣は整 備計 画を定 めたり 、変更 したりす る こと
が でき な いんだ よ。
哲子 あ らら 、 それは大変 ね。
タケ蔵 他にも、高速自動車国道 の路線を指定し
たり、国土開発幹線自動車道 の基本計画を定め
たりす るとき に、国幹会議 の議 決を経 な け れば
な ら な いこ と と さ れ て いる ん だ 。
哲子 ふー ん。 でも 、どう し てそ んな面倒 な こと
をす る必要 があ る の?
特 に重 大な 関係を有 す るも のだ からね。行 政が
タケ蔵 高速自 動車 国道とも な ると 、国 の利害 に
哲子 あ あ 、 いわ ゆる審議 会 ね。学者 さ んたち が
懇 意 的 な計 画を策定 しな いよう 、客観 的 な立場
せ て いると いう こと な んだ ろう ね 。 そ のため国
集ま って、特 定 のテー マに ついて議 論す るん で
国 幹 会 議 の構 成 員 は 学 者 だ け じ ゃな い
幹会議は、関係都道府県知事 の意見聴取を行 っ
や国を代表 す る立 場 から のチ ェック機 能を 働か
よ。法律 上、学 識経験 者 一〇人以 上、衆 議院議
たり 、関係行 政機 関 の長 から の資 料 の提 出等 を
、
し よう 。
ら 、通称 八条 機 関と呼 ん で いるんだ。
組織法第 八条 にそ の根 拠が示 され て いる ことか
項 に関す る調査審 議等 を行うも ので、国家行政
行政機 関 に置く諮 問機 関 のこと。行 政 の重 要事
国土開発幹線自動車道
建議会議に ついて
0 0三年 は、色 々な側面 から道路行 政 が
--
新 年を 迎え 、自 宅 で のんびり過 ごす タケ蔵 と哲
子
哲子
注 目された年 だ ったわね。
タケ蔵 そう だね 。 いか に国民 の道路 に対す る関
心 が高 いか、 いか に道路 が我 々 の生活 に密着 し
哲子 と ころ で、 そ の大 変 な 一年 を締 めくく るか
員 六人 、参 議院議 員 四人と 決 めら れ て いる。ま
要請 したりす る こと が でき る ことと さ れ て いる
タケ蔵
のよう に、年 末 に何 か重要な会議 が開 かれた み
た、ただ議 論を す るだ け ではなく て、審 議事 項
て いるか、と いう こと を再認識 させら れたね 。
た いだ ったけど ?
んだ 。
った の ?
哲子 な るほど ね 。それ で、今 回は何を会議 に諮
に ついて議 決を行う こと にな って いる。 なぜな
タケ蔵 国土開発幹線自動車道建設会議、通称
ら、 こ の議 決を 経なけ れば 、高速自 動車 国道等
に関す る いく つか の極 め て重 要な こと が行え な
「
国幹会 議」 のことだ ね 。
哲子 国幹会議?
タケ蔵 国と 地方 によ る高 速自 動車 国道 の整備方
式 、 いわ ゆる新直轄 方式 に ついては以前 説 明 し
いか ら ね 。
哲子 どう いう こと ?
タケ蔵 国幹会議とは、国土開発幹線自動車道建
設法 に基 づ いて国 土交 通省 に設置 され る八条 機
従来 の公団方式から 一部新直轄方式に切り替え
たと 思う け ど 、高 速自 動 車 国道 の整 備方 式 を 、
動車 国道 の整備計 画を定 める場合 には、必ず国
る こと に伴 って、高速自 動車 国道 の基 本計 画 や
タケ蔵 例え ば 、高 速自 動車 国道法 では、高 速自
哲子 八条機関?
幹会 議 の議 決を経 な け れば ならな いことと さ れ
関 の こと な んだ 。
タケ蔵 八条機 関と いう のは、簡 単 に言う と 国 の
整備計 画を 変更 す る必要 があ ったんだ 。そ れ に
関す る こと など 、全 部 で三事 項を 会議 に諮 問 し
た。
哲子 審議 結 果はどう だ った の?
タケ蔵 会 議 の議事 は、出席委員 の過半 数を も っ
て決定す ることと され て いる。ちな み に可否 同
数 のとき は委員 の互選 によ る会 長 が決定 す る こ
と と さ れ て いる。今 回は、賛 成多 数 で可決 され
ま し た。
哲子 じ ゃあ 、無事 に整備計 画等 を 変更 でき る っ
て こと ね 。
タケ蔵 そう だ ね 。今後 は、変 更 した整 備計 画等
そう いう こと o
今 回 の会議 と いう ことね 。
タ ケ蔵
審 議事 項 は ・・・、 お こづ
と ころ で、我が家も 今年 第 一回 目 の家 族会議
を 開きま せ んか?
参考条文)
(
○国家行政組織法 (
昭和 二三年法律第 一二〇号) (
抄)
審議会等)
(
事 務 の範囲内 で、
法律 又は政令 の定 めると ころにより、
第八条 第 三条 の国 の行政機関 には、法律 の定 め る所掌
か い ア ップ !
哲子 私 は反対 。 可否 同数 だ から、会 長 の私 が決
会議 は、委 員 二十人以内をも って組織す る。
と ほ は ・ ・ ・o
め る のね。否 決 します !
タケ蔵
(
組織)
第 一三条
一 衆議院議員 のう ちから衆議院 の指名 した者
四人
六人
2 委 員は、次 に掲げ る者をも って充 てる。
二 参 議院議員 のうちから参議院 の指名 した者
三
十人以内
3 会 議 に、会長を置き 、委員 の互選 により選任す る。
学識経験 があ る者 のう ちから国土交 通大臣 が任命
を有す る者等 の合議 により処 理す る ことが適当な事務
重要事項に関する調査審議、不服審査その他学識経験
4 15 略
らな い。
会議 は、そ の所掌事 務を処理す るため必要 が
第 一五条 国 の関係行 政機 関 の長は、会議 の求め に応 じ
て、資料 の提出、意 見 の陳述又は説明を しなければな
(
資料の提出)
見を聴く ことが でき る。
あ るとき は、関係都道府県知事 の出席を求 め、そ の意
第 一四条
(
関係都道府県知事 の意見の聴取)
す る者
に基づ いて実際 に事 業 を始 めら れ るよう 、準 備
を つかさどらせ るため の合議制 の機 関を 置く ことが で
と こ ろ で、 国 幹 会 議 は毎 年 開 か れ て いる
今ま であ まり 間 いた こと なか ったけど 。
き る。
作業 を進 め て いくと いう こと にな るだ ろう ね 。
哲子
の?
タケ蔵 審議事 項 が無 け れば 開催す る必要 はな い
号)
○国土開発幹線自 動車道建 設法 (
昭和 三 三年法律第 六八
から 、毎 年 定期的 に開催 さ れ て いると いう わ け
会議の設置)
(
設会議 (
以下 「
会議」と いう。)を置く 。
処理す るため、国土交通省 に国土開発幹線自動車道建
法律第七九号) により そ の権 限 に属させられた事 項を
第 一一条 この法律及び高速自動車国道法 (
昭和三二年
ではな いよ。実 は、 国幹会 議 と し ては今 回 が初
め て の開催 だ った んだ 。
哲子 初 め て?
タケ蔵 前身として国土開発幹線自動車道審議会
と いう も のがあ った んだ けど、平成 三 年 の省
庁 再編 時 に名 称 を はじめ大幅 にそ の姿 が変わ っ
た んだ 。
哲子 じ ゃあ 、そ の変更後 初 め て開催 さ れた のが、
大野係員
う
そ れ で、 道路 法 解 説 も 読 ん で みた ん です が 、
解 説 では 、 「
鉄 道 は !道 路 に敷 設 し な いこと を
鉄道 事 業 法 第 六 十 一条 )
」とあ る
原則 と す る (
ん です よ。 でも 、道 路法 第 三十 二条第 一項第 三
号に 「
鉄道」 があ ると いう こと は、道 路管 理者
の占 用許 可を受 け て鉄道 を道路 に敷 設す る こと
が でき ると いう こと になり そう な ので、ま すま
す分 か らなく な っち や った ん です。
坂上係員
じ ゃあ 、 少 し ヒ ン ト を 出 し て や る か 。)
(
鉄道 を道路 に縦断的 に敷 設す る場合 には、鉄
道事 業法第 六十 一条 が適 用され る のよ。 こ の鉄
道 事 業 法 第 六十 一条 に つ いて調 べ て み ては ど
道路 への縦断 占 用 に ついて意 見を 伺 いた いと い
う 原則 の後 に、 やむを得 な い理由 があ る場合 の
そ の条文 には、鉄道 を道 路 に敷設 しな いと い
う 連絡 があ った ん です 。 それ が、どう いう こと
とき のこと が何 か書 いて いな いかしら。 こ の辺
に ヒ ント が 隠 れ て いる か も よ 。
数十分後)
(
「
鉄道」は、道路法第三十 二条第 一項第三号
路 への敷 設 の許 可手 続 を 定 め る政令 」 です ね 。
鉄道 線 路 の道
見 つけま し た よ、坂 上 さ ん。 「
大野係員
に書 いてあ ります から、通常 の道路 占 用許 可を
これ に手 続 が書 いてあり ま した 。
には 、まず は鉄 道事業 法第 六十 一条第 一項 ただ
鉄道事業者が鉄道線路を道路に敷設する場合
す れば済 む んじ ゃな いかと 思 った ん です 。だと
大野係員
ふ
(
あ 、あ の件 ね。)
ん、 そ れ で何 が分 か らな いの?
坂上係員
な のか分 からな いので、調 べて いる ん です けど。
実 は、先 ほど 、00 県 の人 から、鉄道 線路 の
大野係員
新 年 早 々、何 を悩 ん で いる のり・
坂上係員
ん。どう しよう 。
(
関係 部 署 への新年 の挨 拶も終 わり )
道路局路政課道路利用調整室
鉄道⑭週騰占卿について
菊池課長
坂 上 さ ん、 大 野君 、あ げ ま し てお め でとう 。
今年 も よ ろしく o
坂上係員 ・大野係員
あ っ、課長 。あげま し ておめ でとう ござ いま
す 。今年も よ ろしく お願 いいた しま す 。
坂上係員
課長 、大 野君 は、今 年も 私 が し っかり指 導 し
ます から、 お任 せ 下さ い。
菊池課長
そう か い。 それ は頼も し いな 。今年 も ぜ ひよ
ろしくお願 いす るよ。
大 野君 、坂 上さ ん の指導も受 けな がら、今年
も が んば ってね。
大野係員
は い、今年も が んばります ので、 よ ろしくお
願 い いたします 。
す ると、な ぜ0 0県 から占 用 のこと で連絡 が来
る のか が分 か らな いん です 。
許 可申 請 は、都道 府 県知事 を経由 し て行う んだ
し書 によ る国 土交通大 臣 の許 可が必要 で、 こ の
"し ょう か
き。
って い る ん で
どう し て国 土交 通大 臣 の許 可を受 け る こと にな
すね 。
個 別 に道路管 理者 によ る占 用許 可を受 け るん で
坂上係員
それ はね 、 原則的 には鉄道線 路を道 路 に敷 設
坂上係員
事業者 の許可申請を受けた都道府県知事が関係
す る ことを禁 止 し て いるんだ けど 、都市 の中心
場合 があ るか ら、事 業者 は、道路管 理者 や国 土
けど (
同 政 令 第 一条 )、 こ の手 続 の中 で、鉄 道
道 路管 理者 に意 見聴 取を す べき こと (
同政令第
部 など では 、都 市空 間 が整理 ・集 約化 さ れ て い
て、鉄道 線路専 用 の敷 地を確 保す ること が難 し
交 通省等 の関係機 関 に対 し て、計 画 の初期段 階
道路 計 画等 と の調整 に多く の時 間が必要と な る
ま あ 、鉄 道 線 路 を 道 路 に敷 設す る場合 には 、
そ のと おり よ。
二条 ) が定 められ て いるん です ね 。
い場合 があ る の。 こう した やむを得 な い場合 に
から 説明 したり 、意 見を 求 めたりす る こと にな
0鉄道線路 の道路 への敷設の許可手続を定める政令
(
昭和六十二年政令第七十八号)
は、国 土交 通大 臣 の許 可を得 て、道 路 に鉄道線
るんだ けどね 。
よ か った 。実 は、鉄 道 を 敷 設 し よう と
す る ○ ×鉄 道 の人 か ら事 前 に説 明 が あ った か
(
あ
を受 け る前 に、鉄道事 業法 第 六十 一条第 一項 で
ビ シ ビ シ いく か ら ね 。
大野係員
(
こ の項終わ り)
何 を 言 ってる のよ。今年 は去年 よりも 厳 しく
坂上係員
導 を お願 い いた しま す 。
さす が です ね 、坂 上 さ ん。今年 も 優 しく ご指
大野係員
ら 、私も 勉強 し て いた のよね。)
じ ゃあ 、 国 土交 通大 臣 の許 可 があ ってか ら 、
そう だ った ん ですか。
大野係員
除 の判断を す ることと され て いる のよ。
表 し て、道 路行 政等 の全 体的な見 地 から禁止解
それは、 国土交 通大臣 が関係道 路管 理者 を代
坂上係員
土交 通大 臣が許 可す るん です か。
でも 、どう し て各 道路管 理者 ではなく て、国
大野係員
0
上い
そ の禁 止を 解除す る こと が必要と され て いる の
敷 設 に ついて、
同項 ただ し書 によ る許 可 により 、
原則 的 には禁止 され て いる鉄 道線路 の道 路 への
だ から、まず は、道路管 理者 によ る占用許 可
路を 敷 設す ることを 可能 と し て いる のよ。
(
略)
(
許可の申請等)
第 一条 鉄道事業法第六十 一条第 一項ただし書 の規定に
よる許可を受けようとする者は、申請書に国土交通省
令 で定める書類及び図面を添付し、申請に係る鉄道線
路が敷設される道路 の区間の存する都道府県を統括す
る都道府県知事を経由して、これを国土交通大臣に提
出しなければならな い。
2 、3
(
申請書の進達)
第 二条 都道府県知事は、前条第 一項 の申請書 の提出が
あ ったときは、遅滞なく、申請 に係る鉄道線路が敷設
される道路 の道路管理者 の意見を聴き、当該聴取した
道路管理者 の意見を記載した書類を同項 の申請書 に添
付し、か つ、当該申請 に対する意見を付して、これを
国土交通大臣に進達しなければならな い。
私 は、 こ の都道府 県知事 が関係道路管 理者 に
対 し て行う意 見聴取 に ついて連絡 を受 けた んだ
と 思 います 。
坂上係員
そ のと おり よ。 よく見 つけ たじ ゃな い。
大野係員
でも 、鉄 道 線 路 を 道 路 に敷 設す る場 合 には 、
中国縦貫自動車道清掃車
砂ぼこり追突事仲
道路局道路交通管理課訟務係
盆謂求額 ⋮四六万七九 八 〇円 )
3 原告の主張
① 本件 清掃 作業 の実 施方法 に ついて
多 量 の砂 塵 の発 生 に ついて
事 故を挙げ る。争 点 は、道路管 理者 によ る当該 砂
より道路 が削 られ砂塵 が発 生した こと に起因す る
今 回紹介 す る事 例 では、高速自動 車 国道 にお い
て、降雪 に伴 いチ ェー ンを 装着 した車 両 の通行 に
1 今回の訴訟事例紹介に ついて
じた多 量 の砂 塵 により後 続車 から前 方 が全 く 見え
損害 に ついて、本件事 故 は本件 清掃作 業 に伴 い生
告 が、本件事 故 により 生 じた原告 車 の損傷 によ る
以下 「
本件事 故」 と いう 。) した こと に つき 、原
(
車両 (
以 下 「原 告 車 」 と いう 。) が 次 々 に 追 突
車 及び さら に後 方を 走行 し て いた原告 の運転す る
線 上 で停 止 し、そ の後 方を 走行 し て いた普 通自 動
し て いた普 通貨物自 動車 が急 制動 を かけ て追越車
行 って いたと こ ろ、本件 スイ ー パー の直後 を走行
本 件 清 掃 作 業」 と いう 。) を
ら 清掃 作 業 (
以下 「
ー」 と いう 。) が追 越車 線 上を 低 速 で走 行 し な が
にお いて、大 型道 路清掃車 (
本件 スイ ーパ
以下 「
本 件 道 路」 と いう 。) 下り 車 線
自 動車道 (
以下 「
本件 は、被告 日本道 路 公 団 の管 理す る中 国縦 貫
生 じた砂塵 によ って後 続車 の視 界 が妨 げ ら れ
般的 、常 識的 に スイ ーパー の清掃作 業 により
た め、同義 務 に違 反 した 。ま た 、被 告 は 、 一
の舞 い上 がりを 予測す ると いう 方法 とと った
う 何 ら根 拠 のな い方法 に基づ いて多 量 の砂 塵
ず 、単 に道路 巡 回 の際 に目視 で判断す ると い
かわ らず 、融 雪後 の実験 的作業 走行 を実施 せ
おけ る危険発 生を 予測す べき義 務 があ る にか
てこれを確認 し、個 別 具体 的 状況 下 の作業 に
ど の程 度妨げ るかを 予 め実 験的 に作業 走行 し
砂 塵 の中 に埋 没 し て後 続 の 一般車 両 の進 行を
によ ってはそ の砂塵 により スイ ー パー自 体 が
し ては、ど の程 度 の砂 塵 が舞 い上がり 、場合
粉塵 に覆 われた道 路 面 の清 掃を実施 す る に際
イ
被告 は 、本件 のよう に大量 の降 雪 及び そ れ
塵 の清掃 の実施方法及び高速自動車国道の通行料
る事 態 の発 生を予測 し て、危険 な状況 が発 生
に伴う 通行車 両 のチ ェー ン着 装 により生 じ た
金 を支払う こと によ る日本道路 公 団と道 路利 用者
な くな る状態 とな った こと に起 因 し発 生 したも の
す る のを 予防 す るた め、散 水車 によ る散水作
2 事件の概要
と の契 約関係 であ る。本件事 例は、冬 期 の道 路管
であり、本件 清 掃作業 を実施 した被告 は、本件道
業 を先行 させ て、 一般後続 車両 の通行 の安全
︹一審 判決 ︺平成 三年九 月 二五 日
理 の 一例 であ る こと はも と より 、高速自 動車国道
路 の通行契 約 の基 づく安 全配慮義務 に違 反し て い
を確 保す る義 務 があ った。 しかし、本件事 故
原告控訴)
岡山地方裁判所 請求棄却 (
の料金 の性 格 に係 る初 の最高裁 の判 断と し て著名
たと し て、被告 に対 し、債務 不履行 によ る損害賠
発 生 日 の 一六 日前 に行 わ れ た 清 掃 作 業 の後 、
(
控訴人上告)
確定)
最高裁判所 上告棄却 (
︹
最高 裁 判決 ︺平成 六年 四月 八日
広島高等裁判所岡山支部 控訴棄却
︹
二審 判決︺ 平成 四年 三 一
月 二四日
であ る こと から 、今 回紹介 す る こと と した。
償 を請求 したも のであ る。
な か った こと は 、 そ の判断を道路 清掃担当 者
かわらず 、散 水 車 によ る散 水作業 を先行 さ せ
本件事 故 発生 日ま で の間 に積 雪があ った にか
イ 多 量 の砂塵 の発 生 に ついて
① 本件 清掃作業 の実施 方法 に ついて
4 被告の主張
分 であ ると 判 断 し、散 水車 を先行 させ る こと
を し な か った 。 そ し て 、
本件 のよう な清掃作 業を行 う 場合 には、砂
本件 スイ ー パー の後 方 に巻 き 上が る砂塵 の
スイ ー パ ー の運転 手 ら が確 認 し たと こ ろ、
本件清掃作業を行う際及び作業中に本件
塵 が舞 い上 が る ことを 防止 す るた め、 スイ ー
状況 は、後続 車 から前 方 が全 く見え なくな
,
パー備付 け の散水 装置を作動 させながら清掃
るよう な状態 ではな か った こと
の個 人的判断 に任 せ て いた こと によ るた め で
作 業を し ており 、本件事故 当 時も 通常 ど おり
あ り 、散水 車 による散 水 作業を先行 させ る べ
本件 スイ ー パー への追突 防止措 置 に ついて
き 場合 の基 準を 設定 す べき であ った。
ロ
り囲 み交 通規制を行う べき であり 、或 いは そ
いため に、 ラバ コー ン等 により作業 区域 を 取
地理的条件や気象条件等により路面に堆積す
水 車 を 先 行 さ せ る必 要性 はな い。も っとも 、
パー の散水 装置 から の散 水 で十分 であり 、散
通 に支 障を 及 ぼさな いた め には、通常 スイ ー
ることも な く、走行 車線 へ車線 変更 し て安
後 を 走行 し て いた車 両が砂塵 に巻き 込ま れ
ころ、全 く砂塵 が舞 い上 がらな か った こと
間 のスイ ー パー によ る通常 の作業 を したと
本件事 故 の実 況見 分 にお いて、未 清掃 区
散水 しな がら清掃 し て いたが、砂 塵 により交
の スイ ー パ ー が砂 塵 のた め に失 って いる標
る塵 埃 の量 が多 く 、 スイ ーパー の散 水 装置 で
全 に通過 し て いる こと
・
被告 は、砂 塵 に埋没 した低 速 で走行 す る ス
識、
警 告灯 の機能を 補完代 替 す るも のと し て、
は不十 分 な場合 には 、例外的 に散水 車を 先行
イ ー パー に後 続 の 一般 通行 車 両を突 入 させな
標 識車を スイ ー パー の後 方 に伴 走 さ せる こと
さ せ る ことも あり 、本件事 故 発 生 日 の 一六 日
と 同様 の状 況 下 にお いて スイ ー パーから発
本件事故発生後、被告が、本件清掃作業
行 ったと こ ろ、本件事 故 現場付 近 はも ち ろ
ん、比較的 砂塵 の発 生 し易 い箇 所 にお いて
・
本件事 故 直前 には、本件 スイ ー パー の直
が必要不 可欠 であ ったが、何 ら こ のよう な措
前 に実施 した清掃 にお いては、清掃前 の定 期
生す る砂塵 の状態 を確 認す るた め の実験 を
・
置を講 じな か った 。
巡回 により、中央 分離帯側 に堆積 した塵 埃 の
た こと から 、安 全 を 期 し て散水 車を 先行 さ せ
も スイ ー パーを後 方 から祝 認す る こと は十
量 が過去 に経 験 した こと のな い程 の量 であ っ
被 告 は、本件道 路 の料金 を徴収 し 、道路 の
た上 でスイ ー パー によ る清掃を行 った。 し か
か ら、本件事 故 の際 に原告 が主 張す るよう な
② 高速自 動車 国道 の利 用関係 に ついて
維 持 、管 理を行う 法 人 であ るが、 原告 は、本
し、本件事 故当 日は 、前 回 の清掃 作業 によ っ
て、堆積 した塵 埃 は取 り除 かれ、 そ の後 は チ
本件 スイ ー パーから生 じ た多 量 の砂 塵 により
本件 スイ ーパー への追突 防 止措 置 に ついて
じ て いな い。
二分 に でき た こと
ら、被告 は 同契 約 に基 づ いて原告 に対 し安全
ェー ン規制も なく 、降 雨も あ り 、定期 巡回 に
後 続車 か ら前 方 が全 く 見え なく な る状態 は生
件 道 路を 通行 す る契 約を 締結 した のであ るか
配慮義 務を負 って いる のであ り 、本件事 故 は
よ っても 、路 面 に堆積 した塵埃 の状 況 は通常
2 の清掃 の場合 と何 ら異 な るも のではなか っ
ロ
同義 務 に違 反したも ので、債 務 不履行 責任 を
負う 。
た こと から 、 スイ ーパーから の散 水 だけ で十
な って 一般 通行車 両 の交 通 の妨 げと な るばか
し ろ標 識車を 伴走 さ せると、規 制区 間 が長 く
標 識車 を伴走 させ る場合 と何 ら異 な らず 、む
ー の構造 や標 識 装置 に照らせば 、そ の効用 は
る べき であ ると 主張 す るが、前記 のスイ ーパ
当 しな い。ま た、原告 は、標 識車 を伴走 さ せ
に規制箇所 が移動 す る移 動 規制 の場合 には妥
こ のよう な規制方法 は、本件清 掃作業 のよう
囲 み、交 通 規 制 を行 う べき だ と 主 張 す る が 、
つき 、 ラバー コー ン等 により作 業 区域 を 取 り
原告は 、 スイ ーパ ー清掃 の際 の規制方法 に
す る のは理由 がな い。
原告が通行契約を前提に債務不履行責任を主張
り、
公共 用物 の自 由使 用と鯛す べき であ るから 、
本件道路 の利用 関係 は、公法 上 の法律 関係 であ
れ て いるか ら、 同料金 は道 路使 用 の対価 ではな
く 、税金 類似 の負 担金 と解 され る。した が って、
例 により強制徴収をす る こと が でき る旨 規定 さ
そ の徴 収 は、期 間 が定 められ 、国税滞納 処 分 の
り 、 か つ、公 正妥 当 なも のでな け れば な らず 、
す る 費 用 で政 令 で定 め るも のを 償 う も の であ
高 速自 動車 国道 の新 設 、改築 そ の他 の管 理 に要
ず 、被告 が徴収 す る料金 に ついても 、そ の額は
況 、道路 規制等 は存 し て いな か った こと 、本件
付近 に多量 の粉塵等 が堆積す るよう な気象状
た後 、本件事 故 発 生 日ま での間 に本件事 故現 場
と 、本件事故 発 生 日 の 一六 日前 に清 掃を 実施 し
規 定 さ れ て いる通 常 の範 囲 を 清 掃 し て いた こ
要領 に基 づき 、本件 スイ ー パーは散 水 装置を作
被告 が道路 の清掃作業 に ついて定 めた維 持管 理
るた め 、粉 塵 が堆 積 し易 い場 所 では な いこと 、
は、上り車線 の中央 分離帯 のと ころに側溝 があ
本件事故現場付近の下り車線 の中央分離帯側
り 、そ の管 理者 は建 設大 臣と定 め られ て いるが、
法 規 に基 づき 建 設 さ れ た 高 速 自 動 車 国 道 であ
高速自動車国道法、道路整備特別措置法等 の諸
県 道 、市 町 村 道 の場 合 にお け ると 全 く 同 様 の
料 であ ると無 料 であ ると を 問 わず 、 一般 国道 、
と さ れ て いる の であ って 、 正 に こ の義 務 は 、 有
を 及 ぼ さ な いよう に努 め な け れ ば な ら な い。
よう に維持 し、修繕 し、も って 一般交 通 に支 障
果、 「
管 理者 は 、道 路 を 常時 良 好 な 状態 に保 つ
路法 四 二条 の適 用があ る こと を規定 し、 そ の結
に ついても 、道路 整 備特 別措 置法 三 〇条 は、道
道 路 通行 者 の安 全確 保 に関す る義 務」
な お、 「
い。
量 の砂塵 を発生 さ せ て いたも のと は認 めら れな
いても 本件 スイ ー パーを発見 できな い程度 の多
れ によ って後続 車 が通常 ど おり前方を注視 し て
を発生 さ せ て いた こと は認めら れ るも のの、 こ
件事 故 当 時、本件 スイ ー パーがあ る程度 の砂 塵
ー単 独 の清 掃作 業を 決定 し て いた こと から、本
し て塵埃等 の堆積 状 況を確 認 した 上、 スイ ー パ
理要領に基づき本件事故現場付近の道路を巡回
事 故 発 生 日 の前 日も 被告 の職員 が、前 記維 持管
動 させな がら、 スイ ーパーを 用 いて清掃す る旨
① 本件 清掃作 業 の実施方法 に ついて
り でなく 、事 故 の原因と な る ことも あ り 、 ス
建 設大臣 は 、被告 を し て高 速自 動車 国道 の新 設
「
公 法 上 の義 務」 であ り 、道 路 運 送法 によ る自
イ ー パ ー単 独 によ る作 業 が 望 ま し い の であ
又は改築等 を行 わ せ、料金 を徴 収 させ ること が
通行契 約 に基づく
動 車道事 業 の場合 におけ る 「
本件道路は、国土開発幹線自動車道建設法、
② 高 速自 動車 国道 の利用 関係 に ついて
る。
でき る。 こ の場合 、被告 は当該道路 の維 持 、修
高速自動車国道法、道路整備特別措置法等 の諸
本件道路は、国土開発幹線自動車道建設法、
② 高速自 動車 国道 の利用 関係 に ついて
安全 配慮義 務」 と は全 く 性質 を異 にし て いる。
5 判決のポイント
繕 及び災 害復 旧を行 い、道 路管 理者 た る建 設大
臣 に代 わ って道路整 備特 別措 置法 六条 の二所定
の権 限を行 使 す るも のと され て いる。 のみな ら
法 規 に基 づ き 建 設 さ れ た 高 速 自 動 車 国 道 であ
り 、 そ の管 理者 は建設大 臣と定 められ 、建 設大
臣は被告をして高速自動車国道 の新設又は改築
等 を行 わ せ、料金 を徴 収 させ る こと が でき ると
され、 こ の場合 に被告 は当該道 路 の維 持 、修繕
及び災 害復 旧を行 い、道路管 理者 た る建 設大臣
に代 わ って道路 整備 特別措 置法 六条 の二所定 の
権 限を行 使す るも のと され て いるほか、被告 が
徴 収す る料金 に ついても 、 そ の額 、徴収期 間 が
定 められ 、料金 の徴 収 に ついては国税滞納 処 分
の例 により強 制徴収 をす る こと が でき る旨 規定
され て いること からす ると 、被告 の徴収 す る料
金 は、税金 類似 の負 担金 と 解す る のが相当 であ
る。 これ に対 し、自 動車道事 業 者 の徴収 す る料
金 は、適 正な 原価 を償 い、且 つ適 正な利潤を含
むも のであ って私道た る当該自 動車道 使 用 の対
価 であり 、 そ の徴収 期 間も存 しな い。 そう す る
と 、高速自 動 車 国道 の建 設、管 理等 に関す る法
的根拠 、規制 は、道路 運送法 による自動車道事
業 のそれと は全く 別個 であ って、高 速自 動 車 国
道 の利 用関係 は、公法 上 の法律 関係 であ り 、公
共 用物 の自 由使 用と解 す る のが相 当 であ る。 よ
って、本件道 路 の使用 が被告と の通行契約 に基
づくも のであ ること を前提 とす る原告 の債 務 不
履行 によ る損害 賠償請求 は、 そ の余 に つき 判 断
す るま でも なく 理由 がな い。
西から東から
きY
褪
ゆ
三重県 の観光地と言えば
今回は、私が東京事務所勤務
事 に励 ん で います 。
込 ん で いる)を肩 か らかけ て仕
地 図 や フ ロアー 図 や色 々詰 め
(
月 が過ぎ ま した。 日頃 は重 い鞄
から東京事務所勤務となり九カ
県 の鈴 木と申 しま す。 こ の四月
みなさ ん、 こん にち は。 三重
有 名 にな った神島 です。 五回も
「
潮 騒」 の舞 台 と な った こと で
一番遠 い島 が 三島 由紀夫 の小説
す こと が でき ます 。そ の中 でも
運航 し ており離島 へと 足を 伸ば
ます。鳥 羽港 から は市営 の船 が
への交 通手 段 は やはり船と なり
には離島 が 四島 あります。離島
鳥 羽市 へと 連絡 しま す。鳥 羽市
え 、イ タリ ア
口
) : 二 ≧ )そ
も
、‘
' こか
台
台 が、鳥 羽展
そ の中 で、最も海抜 の高 い展 望
天気 が よ け れば 展望 でき ま す 。
箇所も多 く 、先 に書 いた神島も
となりま した。 こ の道 には展望
磯部町)間が無料
市) 的矢 (
鳥羽
平成 一五年 四月から今浦 (
鈴木 雅也
の前 に勤務 し て いた箇所を 中心
映 画化 された そう でそ の当時 の
ンレ スト ラ ン
三重県東京事務所
にご紹介 した いと 思 います 。 そ
女 優 さ ん の名前 で年齢 がわ か る
'
ぜ
を続
隣鷺な
漱
灘
う
鰤
.
罐
の場所 は伊 勢 ・志摩 地方 と呼ば
(
写真 1 ・2)。
も あ り休息 に
やはりド ライ ブ の楽 しみは景
そ のま ま 南
様 な !!。私 が知 って いる のは
いては やはり車 で来 て いただき
色 を楽 し ん でもらう こと だと思
下 し て いく と 、
れ る観光 スポ ット の中 でも 志摩
た いです。 そう でな いと移 動 が
う のでぜ ひとも パー ル ロードを
志 摩 ス ペイ ン
は 最適 です
ち ょ っと ね っ て 感 じ で す の で 。
走 って いた だ き た い。 パ ー ル ロ
堀 ちえ み です ね。
まずは伊勢自動車道 の終点、伊
村 が 見 え てき
地方 と なります 。 アクセ スに つ
勢 ICを そ のまま直 進 し て伊 勢
ます 。 スリ ル
ー ド は鳥 羽 と 志 摩 を 結 ぶ道 路
で、今 ま では全線有 料 でした が
二見鳥 羽 ライ ンを通行 します と
満点 のアト ラクシ ョンや陽気 な
エ ン タ ー テ イ メ ント を 通 じ て 、
ス ペイ ン の魅 力 を 満 喫 でき る
展望台から (菅島)
写真 1
鳥羽展望台から
写真 2
「パ ルケ エスパー ニャ」。 バルセ
園 のビジ ター セ ンターも ありま
中 ほど にあ る 「
お かげ横 丁」が
賑わ いを再現 した おはら い町 の
案 内 です が、紹介 し て いな い隠
おす す め です (
写真 4 ・5)。
。
す (
写真 3)
せ っかく 三重 県 に来 て頂く の
と 、何 か執 りと め のな い観光
い。
ロナにあ るガ ウ デ ィが造 った グ
エル広場 のよう な フ ェイ ス夕広
です から、 や っぱり伊 勢神宮 は
れた名 所も ま だまだありま す の
で、ぜ ひ 三重 県 にお越 しく だ さ
場 やあち ら こち ら にガ ウデ ィー
ます。伊勢神宮は天照大御神を
はず せま せ ん。古来 より 「
お伊
こ こ で 、 パ ー ル ロー ド か ら 離
ま つり 、創 建 は垂仁 天皇 の時代
アート がちりば れ て います 。近
れ て、 日本有 数 のリ アス式海 岸
と いわ れ て いま す 。正殿 は唯 一
勢 さ ん」 の名 で親 しま れ、年 間
の美 しさを見 に横 山展望台 へと
神 明造と いう 日本古来 の建築様
く には 「
的矢 かき」 で有名 な的
足を伸 ば しま し ょう 。そ こには、
式 。杉 の古 木 が生 い茂 る深 い社
を通 じ て多 く の参 拝者 で賑わ い
第 一展望台 か ら第 三展望台 ま で
に囲ま れた厳 かな雰囲気 は、参
矢 湾も あ ります 。
あり 、英虞 湾 の美 し い海岸線 の
参 拝 の後 は ゆ っくり お土産探 索
拝 者 に静 か な 感 動 を 与え ま す 。
雄 大 な 景 色 に 感 動 し てく だ さ
い。 入り 口には伊 勢志摩 国立公
横山展望台から見る英虞湾
写真 4
伊勢神宮
写真 5
伊勢神宮
を 。江 戸 (明治 当時 の活気 あ る
写真 3
いま す 。
奥間 正博
そ の こ ろ が 一年 で 一番 寒 い の
沖縄県東京事務所
春到来」
「
みな さ ん、 こん にち は沖 縄 県
で 、 沖 縄 で は 、 「ム ー チ ー ビ ー
に各 家 庭 で長 方形 に形 を整え た
り 、 日ごと に暖 かく な って いき
ムーチ ービ ーサと は、 旧暦 の
サ 」 と い いま す 。
頃 や っと 、迷路 のよう な地 下鉄
餅を、 サ ン ニン (
月桃 ) の葉 に
蝮霊鰺 !・霞量 縦の孃鯰圓 (事都罰)
重岳路を染める美しさは、人々の目を楽しませてくれます。
それを 過ぎ ると 桜 が満 開と な
の連 絡通路も 迷 子 にな らず 、乗
ます 。
東京事務所 の奥間と申します。
で が
包 ん で蒸 した餅 を 厄払 いのた め
季 は三月 三 〇日)
一二月 八 日 公マ
る
縄
と遇い
り換え る こと が でき るよう にな
四月より東京 に勤 務 し、 こ の
実ざ筑 滋が?
ご を い
作 り ま す 。 そ れ を 沖 縄 では 、
犠重鰺華 廳 鰯 滯目(土)癈月上増
1自 嘲こ花開くピンク色の暸球寒器搬が・標高453mの′ u
今桜満開
沖 縄 では桜と いえ ば寒 緋 桜を
指 します 。台湾 や中 国南 部 が原
産 で、形 が っり がね型 で下向 き
淡 い桃色 、 一見桃 の
に咲 く と いう 特 徴 があ り ま す 。
色 は紅色
花と見間違うような濃紅色 (
緋
色 ) のも のも あり ます。 下から
見 上げ ると青 い空 とピ ンク色 の
花 び ら の コント ラ ストが南 国的
でき れ い で す 。
例年 、成 人式 の頃 から花 がほ
こ ろ び だ し 、 「ム ー チ ー 」 の 頃
に満 開を迎え ます 。沖 縄 の桜前
「日本の寮はここから始まる」をキャッチフレーズに、毎年、名
護さくら祭りが開催される。初日のオープニングセレモ三一
を始め、名護大通りでは小中高ブラスバンドパレードを始め、
沖縄 本島 北 部
線 は、 やんば る (
蝋璽鬱 軍祷総鮮 麗 8 置く羞) 盆期 目(榊)
サ で そ
り 、東京 で の生活も少 し慣 れ て
「カ ー サ ム ー チ ー 」 と 言 いま す 。
犠霊鰺 名護車襲翁園毬穣中等臟付近(名護市)
き ま した。
今 回、貴 重 な紙 面を 頂き ま し
た の で 、 一月 、 二 月 の美 ら 島
(
沖 縄 )を紹介 させ て頂き ます 。
今今頃の沖縄 って?
沖 縄県 は、 日本 唯 一の亜熱帯
海洋 性気候 に属 し、黒潮 の関係
で冬 でも暖 かく 、 二月 の平均気
虎
寒緋桜
ま リ
か
む l
"□
=
温 は、 一六 ・三℃ です 。
ま た 、沖縄 では大寒 の寒 さ の
こ と を 「ム ー チ ー ビ ー サ 」 と 言
、あ に た 旦 参
"
鱸3
艦れ鬱⑭廳鰯
西から東から
地域 ) から始 まり 、南 下し て行
ること が でき ます 。約 二皿 の遊
を 上 がり な がら両側 の桜を眺 め
ってき ま した。
プ ロ野球 からも 二球 団 や
れ る方 は、ぜ ひ球 場 に立
こ の時期 、沖縄 に来ら
く のも特 徴 です。
歩 道 に 二万 本 の並 木 が 続 き ま
す。
ち 寄 って み てく だ さ い。
街角 で選手 に出く わす こ
ま た、 キ ャンプ 地近く の
と も あ るかも しれま せ
◆キャンプ花盛り
球春 、 こ の時期 沖縄 では そ ん
ん。
る快音、 選手達 のかけ声 が グ ラ
地 よ い音 、 バ ットが球 をと らえ
り、 グ ラブにボ ー ルが納 ま る心
戦を バ ックネ ット裏 の席 にも座
土産を 買 ったり 、那覇市内 の観
す のでゆ っく りと 国際 通り でお
今 では 「
ゆ いレー ル」 がありま
気 にし な が ら の行 動 でし た が 、
空 港ま で のアクセ スには渋滞 を
痔
ンド に響 き 、公式 戦 にはな いス
光 が でき ます 。沖縄 に来 る機会
い っても 選手 達 を間近 で
タ ンド の のんびり とした雰囲気
があ りま したら ぜ ひご利用 下さ
去年 の八月 一〇日に五人年 ぶ
(
沖縄都 市 モノレール)
です 。暖 か い沖縄 にお遊び に来
ょう か 。 こ の時期 、美 ら島 は春
冬 か ら春 への旅 は いかが でし
い。
りに沖縄に軌道交通が復活しま
てく だ さ い。
今ま では、那覇 の市街 地 から
した。
◆ゆいレール
も い いも の です 。
ゆいレール (沖縄都市モノレール)
沖 縄 本 島 で の桜 の名 所 は 、
「八重岳 桜 ま つり 」 八重 岳 のす
そ のから山頂ま で、約 四皿 に四
千 本 の桜 が並 木 を 連 ね て いま
な 言葉 が聞 こえ てき そう です 。
す。
去年 は、プ ロ野球 八球 団が沖 縄
「
名 護 さく らま つり」(
名護 市 )
名護城跡を中心に整備された名
でキ ャンプを張 りま した。韓 国
轉春
キ ャンプ の魅 力 は何と
護中央 公園 では、 丘 にあ る階段
^ 南シーレ
医湘
ックス
こ のこと から、年末年 始 はも と より観梅 や受 験
博 物館」 の開館 が予定 され ており観 光客 の増加 が
仮称 )九 州 国 立
さ ら に、平 成 一七年 度 には 「(
宮崎 征二
合 格祈願 、修学 旅行 など の観 光 によ る交 通渋滞 が
太宰府市地域振興部産業 ・交通課
嚏逓湊瀞対策のための移動方法聴轢実験
はじめに
以 上 のこと により 、観 光都 市 でも あ る本 市 にお
見込ま れ て いる こと から、交 通渋滞 に拍 車 がかか
道 路交 通 セ ンサ スより平成 三 年度 現在 におけ
いては、観 光 客 増を 図り つつ、 いか にし て交 通渋
発 生 し ており 、近 隣住民 の移 動 にも支障 をき た し
る市 内 関連道 路 の混雑状 況を見 ると 、主 要幹線軸
滞を緩和す るか が重 要 な課 題と な って いる。
る こと が容 易 に推 測 さ れ る。
であ る ほと んど の路 線 で混 雑 度 が 一 ・0を 上 回
て いる 。
福岡市と の近接性から高度経済成長期以降、人
り、 国道 三号を はじめ主 な県道 の混雑 は、特 に顕
太宰府 市 は、福 岡都市 圏 の中心都 市 であ る福 岡
市 の南 東 約 一六 m に位 置 し 、面 積 二九 ・六 一姑 、
口は増 加 の 一途 をたどり、現在 では住宅都 市 と し
著 な も のと な って い る 。
「
大 宰 府 跡」 や 「
水 城 跡」 を はじ めと し て、観 世
置 か れ た と こ ろ であ り 、 国 指 定 特 別 史 跡 であ る
り 、休 日 のみな らず 平 日 にお いて の混雑も 悪化 し
ど の路 線 で混 雑 状 況 は悪 化 す る傾 向 を 示 し てお
ま た、平成 六年 度以降 の推 移を見 ると 、 ほと ん
日
験 前 の交 通状 況 調査 は、平成 一四年 一〇月 三 一
日 (
月 ⋮祝 日) の三連休 中 に実 施 した。 なお、実
人 口約 六万五千 人 の都市 であ る。
て の様 相を 呈 し て いるが、古代 にお いては大 陸文
音寺 、戒壇院 、太宰府 天満 宮 など、数多 く の歴史
て いる。 こ のよう な こと から、市 民意 識調査等 に
(
土)
一 社会実験の概要
大宰府」 が
化 の窓 口、防衛 ・外交 の要衝 と し て 「
史 跡 ・観 光
的 文 化遺 産 を 有 し て いる こと か ら 、 「
お いても 、交 通渋滞 に関す る不満 が数多 く よせら
日) に実施 した。
一三 日 (
土)
社会実 験 は、平成 一四年 三 月 二 日 (
一四 日 (
月 ⋮祝 日) の三連 休 中 の 一〇月
四
のまち」 と し ても広 く知 られ、年 間約 六 〇0 六
れ て いる 。
1 実験実施日
五 〇万 人 の観 光 客 が訪 れ る観 光 都市 でもあ る。
2 実験の目的
自 動車 か ら公共交 通機 関、 レ ンタサイ ク ル及び
徒 歩 など への移 動手 段 の転 換 を 促 進 す る こと で、
交通渋滞 の緩 和 を図 るととも に、観 光名 所 ・史跡
への回遊性 の向 上を図るため の有効性を検 証す る。
3 実験の内容 (
図1)
① 市街地周辺部に社会実験参加者用 の臨時駐車
場を 設置 (
パー ク ア ンド ライ ド用臨 時駐車 場 四
ヵ所 、収容台 数 計 六四三台 )。
② 臨 時駐車 場 から のシ ャト ルバ ス、 レ ンタサイ
ク ル、ま た電車 、徒歩 への移 動方法 の転換を 図
ると 同時 に、史 跡 ・名 所 の回遊 (
散策 )方策 の
検証 (
シ ャト ルバ ス八台 、市 コミ ュニテ ィバ ス
七 台 、 レ ン タ サ イ ク ル 二 〇 〇台 )。
③ パー ク アンド ライ ド の利用促 進 に つなげ るた
め に 、 バ ス ロケ ー シ ョ ン シ ス テ ム に よ る 連 行 道
路 の渋滞 状況 (
目的 地ま で の所要予定 時 間) や
レ ンタサイ ク ルポ 1ト四 ヵ所を 設置し・利用
情報 提供板 八 ヵ所)。
臨時駐車場 の滴空状況を観光客に情報提供 (
所
要予定時間情報提供板六ヵ所、臨時駐車場滴空
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社会
会実
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参加
者
加者
の移動 の自由 度 を確保 。
⑤ ポ スタ ー ・チ ラシ、道路 上 の社会 実 験告知 板
等 によ る情報 提供 。
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社会実験概要図
図1
二 社会実験の結果
1 実験当日の天候と交通量
社会 実験期 間 の三 日間は、曇り時 々雨、平 均気
温 一一℃、平均 風速 四 mであ った。小 雨 でか つ肌
寒 い気 象条件 のため 、七 五三参詣 やも みじ狩 り観
光客 の出 足は予想 に反 し て鈍り 、大 渋滞 が発 生 し
な い状 況 であ った。
西鉄太宰府駅周辺の社会実験実施中 (三 月二
日)と 実施前 (一〇月 一三 日) の自 動車 類交 通量
全 体流動 を 比較 す ると 、全方向 合 計交 通 量 の比較
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駐車煽 胸
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一駐車場
ニ駐車場
一
駐車場 =
一駐車場
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ニ駐車場 印
檄
二駐車場 酵
一駐車場
第四駐車場
第三駐車場 鱒 勃
図
3
第 一駐車場
0′
政庁 跡 の利 用人数も多 く 、 シ ャト ルバ スによ る
「み ず き コ ー ス」 と 「と び う め コ ー ス 」 の 利
回遊性 が確保 でき たも のと考え ら れ る。
ま た、社会 実験 に参 加 した人数 は、三 日間延
用割 合 は 八 ⋮二 の 関 係 で あ り 、 シ ャ ト ル バ ス の
一 一月 四 日 ニ
連行台数割合と概ね等しく、運行計画 の正当性
⋮六 七 人 、
べで二六 二人 (一 一月 二日 "七 八人 、 三 月 三
日
で あ った 。
② シ ャト ルバ ス利用量 (図 4)
シ ャト ルバ スを利 用 した人数 は、 三 月 二日
の 一日 で二九 五人 であ った。
③ レ ンタサイ ク ル利 用量 (図 5)
社会 実験実施 中 に レ ンタサイ ク ルを貸出 した
台 数 は、 三 日間延 べで二六台 (三 月 二 日 ⋮車 一〇九 人 、降車 一六六人 であ り、次 いで第 三
合 は約 一0% であり、気 温 が低 く 、小 雨模様 の
であ った。実験 参 加者延 べ二六 三人 に対す る割
台 、 一 一月 三 日 ⋮八台 、 一 一月 四 日 ⋮一七台)
降車 三 四人 であ った。
臨 時駐 車 場 の乗 車 五 四人、
最も 利 用 された バ ス停 は西鉄 太宰府 駅前 の乗
が確 認 さ れた。
ー七 人 ) (図 3)
あ ると考え ら れ る。
し て、主要幹線 分岐前 で の誘導 工夫等 が必要 で
日
/
台 卸
臨時駐車場の入庫代数
図2
値 は九 七 % であ り 、 両 日は概ね 同様な交 通量 であ
った こと がわ かるが、主 要交差 点 であ る五条交 差
点 から 天満宮駐車 場 へ向 かう 交 通量 は、実 験 中 の
方 が約 三割 程度 少 な か った。
2 臨 時駐車 場 、 シ ャトルバ ス、 レ ンタサ イクル
の利用量
① 臨 時駐 車 場利用量 ・参 加者数 (図 2)
実験実施中に臨時駐車場を利用した台数は、
三 日間延 べで 一七九台 (三 月 二日 二 〇〇台 、
三 月三日 ⋮三 四台 、 三 月 四 日 ⋮四五台 ) で
あ った 。
主 要幹線 上 に位置 し、駐車 場位 置を 認識 し や
す か ったと考え ら れ る第 三臨時 駐車 場 の利 用 が
最も多 い。第 一、 二臨時 駐車 場 は利 用向 上策 と
(N二179 台 )
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一
回川
天候 にし ては利 用割合 は比較 的高く 、史 跡 ・名
所 回遊交 通手 段 と し て のレ ンタサイ クル の有効
性 が検 証 でき たと考え られ る。
最も良く 利 用 さ れた サイ クルポ ート は、水 域
3 アンケート結果
⋮一
社会実 験参加 者 ア ンケート (
回答数 ⋮三 日間延
べ九 三人 (二 月 二日 ニニ一人 、 一一月 三 日
人人 、 三 月 四日 ⋮四 四 人 ))、 ホ ー ム ペ ー ジ ア ン
ケ ート (
回答 数 “平成 一四年 三 一
月末 ま でに三 五
人 )、社会 実 験 従 事 者 ア ンケ ート (
回答 数 ⋮二四
小 ・学業院 中 の第 三臨時 駐車 場 であ った。一方、
西鉄 太宰 府 駅前 のサイ ク ルポ ート での貸 出台 数
人) (
図 6)を実施 した。
第四駐車場
貢献 す ると いう 評価結 果と な って いる。
ーク ア ンド ライド が当該 地域 の混雑 緩和 に大き く
パーク ア ンド レ ンタサイ クルは、渋滞緩 和策 と
し て、 パー クア ンド バ スライ ド、駐車場案 内情報
第二駐 車場 閉
太宰府駅前
ンタサイ ク ルは非常 に有効 であ る こと が検 証 さ れ
跡 ・名 所 回遊性と移 動自 由度 を高 め るた め に、 レ
が比較的高 い利 用割合 とな った こと、観 光客 の史
天候 にも かかわらず 、 「
徒 歩」、 「レ ンタサイ ク ル」
と いう 結 果と な った。気 温 が低 く 、小雨模様 の悪
七 六 %、 「
徒歩」 一七 % 、 「レ ン タ サ イ ク ル」 七 %
験 参 加 者 の ア ン ケ ー ト に よ る と 、 「シ ャ ト ル バ ス」
臨時駐車場からの利用交通手段に関する社会実
るo
利 用す る割合 が約 五割 と いう 高 い評価 と な って い
提供 に次 いで三番 目 の評価 だ った 。ま た有料 でも
太宰府駅前
第二駐車場"
J
歌
第三駐車場 D
第四駐車場
太宰府駅前
第 二駐車場 朔
第三駐車場 印
第四駐車場
第三駐車場 棚
実験参加者 に利 用す る理由 を ア ンケ ート したと こ
ろ、 「
混 雑 緩和 」 を 六 八 % の人 があ げ ており 、 パ
実 験を本 格導 入 した場合 に利用 す る意 向 を 示し た
社会実験参 加者 ア ンケ ート結果を み ると 、社会
は な か った こ と か ら 、 シ ャト ル バ ス 、 徒 歩 で 天
満宮 へ行 った利 用者 が、帰り にレ ンタサイ ク ル
約
を 利用 す る こと はなか った こと がわ か る。
(N =26台 )
蕨.鸚
粥御
一
一
{
日
レンタサイクル貸出台数
図5
バス停別シャ トルバス乗降人数
図4
第3鑿時P
政庁跡
観世音寺
太宰府駅前
※乗降人数の中には、臨時駐
時 車場利用者以外の者も含まれる。
第2臨時P
第l臨時P
(N斗82人)
調査日 :H I4.= .2(土)
シャトルバス
ぬ
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アンケート結果
図6
た。
各交 通手 段 に対す る感 想 は、社会 実験参 加 者 へ
良 い」
のア ンケ ート結 果か ら 「
非 常 に良 い」 と 「
臨 時 駐 車 場」 が九 二 %、
の合 計 比率 で見 る と 、 「
「シ ャト ルバ ス」 が九 三 % であ り 、社 会 実 験 参 加
者 の評価 は高 い結 果とな って いる。
本格導入した場合 の利用意向は、社会実験参加
者 へ の ア ン ケ ー ト に よ る と 、 「利 用 す る 」 が 八
五 %と非常 に高 い意 向 が検 証 された。
三 今後 の展開
パーク ア ンド ライ ド シ ス テムは社会実験参加 者
から高 い評価を受 け るととも にそ の実 現 への期 待
度も大きく、観光客 の移動方法転換施策 の有効性
実 験結 果を踏
と し て、 一定 の効 果が確認 された (
まえ た今後 の展 開と し ては 表 1参 照)。
短期的には駐車場の有効利用に加え て福岡都心
部 の交 通渋滞緩 和 に寄与 す る こと から平 日は通勤
用 、休 日は観光 客 用 のパー ク ア ンド ライ ド駐車 場
と し て の兼 用利 用 の実 現を めざ し、長 期 的 には 、
仮)
太 宰 府 I Cか ら水 城 跡 にか け て の地域 及 び (
九 州 国立博物館 の利 用を 視 野 に いれた東 部 の地域
にサイ ク ルポ ートを備え た パーク ア ンド ライド駐
車 場整備 が必要 であ ると考え る。
ま た 、 バ ス ロケ ー シ ョ ン シ ス テ ム の本 格 導 入 を
図り 、 バ スによ る観光 客 の史跡 ・名所 回遊性 の向
上を 図り 、 シ ャト ルバ ス の走行 円 滑性 確保策 、 レ
ンタサイ ク ル ・歩行者 の走 (
歩 )行 環境整備 、電
備
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場
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期 期
長 長
四 おわりに
今 回 の社会 実験 を 通し て、本市 を訪 れ る観光 客
供
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期
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供
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情
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時
定
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要
所
る
よ
に
ム
テ 策
ス 施
シ の
ン 策
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シ 化
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ロ ト
ス ス
バ コ
: :
期 期
長 長
②
る モデル観 光 コー スを作 成 し ており 、 回遊性 の
向 上を 図 る。︲
レ ンタサイ ク ル の検 討
高齢者なども楽しく楽に観光できるよう電動
自 転車 の導 入を 計 画 し て いる。
「
情 報 提 供 整 備」 な ど と
設定」 「観 光基盤整 備」
ル .徒歩」「
電車」 「
料金
バ ス 」 「レ ン タ サ イ ク
る 「駐 車 場 」 「シ ャト ル
間 六 〇 〇万 人も の入り込 み客を 抱え る太宰府 市
備 に加え 、自 家用車 の公共交 通 への転換 や、年
定 に向 け 「
ま ち づく り総合交 通体系 調査」 を行
い、関連事 業と の整 合を 踏まえ た基幹道 路 網整
ま た、社会実 験 のほか にも 、交 通体系 計画策
本格 運 用 に向 け現在検 討を 重 ね て いる。
バ ス ロ ケ ー シ ョ ン シ ス テ ム の検 討
い った それ ぞ れ の項 目 で
特有 の観 光交通 問題 など に対す る TD M施策 の
③
検 証す ること が でき た。
導 入などを検 討 し、 ハード、 ソフト の両面 によ
「
観 光 活性化 プ ラ ン
整備を は じめ、交通体系整備 方針 の設定 や、道
る都市 交 通 シ ステムを構築 す る ことを 目的 と し
て、調査 を実 施 し、 パー ク ア ンド ライド駐車 場
①
と モデ ル観 光 コー ス設
路網計画案、道路網整備計画案を設定し、整備
に向 け て研究 ・検 討を重 ね て いる。
今後 も 、交 通体 系整 備 の基本 理念 であ る 「にぎ
づく り」 (
来
わ いは保 ち 、車 は減 らす
しく み
を観 光 の視 点 で整 備 す
訪者 が利 用 し やす い公共交 通整備 ・公共交 通機 関
ルな どを 使 った 、市 全
バ スや レ ンタ サイ ク
o
ノ
(
、
、
パーク ア ンド ライ ドなど の早期 実現を めざ し て い
現 に向 け て、総 合 的 に研 究 ・検 討 を 重 ね な が ら 、
への転換 により市 内自 家 用車交 通量 の減少 ) の実
域を対象とした魅力あ
いる 。
る こと な ど を検 討 し て
策 定 し、交 通 アク セ ス
観光 活 性 化 プ ラ ンを
定」
う な取組 みを し て いる。
な お、実 験後 も 次 のよ
のあり 方を 、実 施 に関 わ
上 で の今後 の課 題と整 備
にと って望ま し いパー クア ンド ライドを実現す る
)
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車 利用 のサ ービ ス向 上 及び利用促進 のた め の情報
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提供等を含む総合的観光施策を推進する。
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後
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き
実験後の改善課題と今後の展開
表1
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