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件 名:
大
臣 臨
時
平成 27 年 11 月 21 日 1218~1225
担
(日本時間)
シャングリ・ラ・ホテル シドニー
所
備
地下1階ロビーぶら下がり
会
見
概
要
日 時
当 大臣官房広報課
場
考
1
中谷大臣豪州訪問
(ペイン国防大臣との昼食会)
発表事項
なし。
2
質疑応答
Q:今、ペイン国防相と昼食会ということだったのですけれども、どのよう
な会話を。
A:ADMMプラスで、クアラルンプールから2度目になりました。今回こ
ちらを訪問して、昨日、アデレードに行きまして、ASCの見学をしまし
たけれども、どうでしたかというような話がありまして、その印象を述べ
ました。素晴らしい能力を持っているということをお伝え致しました。そ
の後、日本の潜水艦技術の信頼性を述べさせていただき、日本の将来潜水
艦についての戦略性、また特性、利点を説明致しまして、こういった取組
みに対して理解を求めたということでございます。あとは、南シナ海の認
識について、先だって米豪の首脳会談等がありましたので、そういった話
とか、先だってのADMMプラスなどの発言等についての認識、それから、
フランスのテロ事件に対する取組み方、そして、近々発表されるこちらの
国防白書や米豪関係、日豪関係、こういった協力の在り方についてお話致
しました。非常に、くつろいだ雰囲気の中で、趣味とか芸術の話とか、そ
ういう話も致しまして、個人的にも非常によい信頼関係を構築することが
できたと思います。明日は、「2+2」会談、また、防衛相会談がございま
すので、さらにこういった実務的な話をして、成果を挙げたいということ
でございます。
Q:今、潜水艦の関係で、日本の利点といいますか、特性を申し上げたとい
1
うことなのですが、これに対してペインさんの方からは。
A:今日はもう、お話を聞いていただいたということで、特に反応はありま
せんでした。
Q:別件で恐縮なのですが、元駐在武官がロシア側に機密情報を漏洩してい
たと。近く警視庁の方が書類送検をする方針だということなのですが、こ
れについては、どの程度事実関係を把握していらっしゃいますか。
A:そのような報道があったということは承知しております。現在、捜査当
局が捜査が行われているということでありまして、この点については、厳
正な捜査をしていただくということで、お答えは差し控えさせていただき
ますし、防衛省としては、捜査には全面的に協力して参りたいと考えてお
ります。
Q:仮に事実だったとすれば、いろいろな安全保障上の問題も出てくるかと
思うのですが、そこら辺はいかがですか。
A:これは一般論として申し上げるわけでありますが、法律によって守秘義
務を課されている者がそれを守るというのは当然のことでありまして、
我々は、それに従って厳正に勤務をしているわけであります。本件につき
ましては、捜査当局が現在捜査中でございますので、お答えは控えさせて
いただきたいと思います。
Q:「2+2」について伺いたいのですが、今朝、一部報道で、日豪両国が島
嶼国を支援していくということで合意する見通しだという記事が出ていた
のですけれども、事実関係を。
A:これは、明日まだ、「2+2」で会談をして合意が得られるわけでありま
すので、そのような取りまとめをするということは、承知をしておりませ
ん。ただ、いろいろな分野において協議をするわけでありまして、お互い
海洋国家でありますし、また、南シナ海のことにつきましても、自由の航
海、航行の自由、それからシーレーンの安全確保、これは共に共通の重要
な関心事でありまして、やはり、この開かれた自由で平和な海を守り、そ
して、国際社会が連携をしていくということは重要であるということは、
もう既に一致したことでございます。また、アメリカとの関係も双方は密
接な安全保障上の関係を結んでおりますので、こういった日米豪の共同訓
練とか、能力構築支援とか、協議、そういうところは、より積極的に取組
2
んでいくという方向には間違いはないと思っております。
Q:オーストラリアの北部ダーウィンで、港が中国の民間企業に貸し出され
たということがあったのですけれども、それについてお考えはありますか。
A:これはオーストラリア政府が行うことでございまして、日本としては特
に、それについて関心というか、干渉するものではないと思います。
Q:航行の自由ですとか、中国の海洋進出などを巡って豪州の国内では懸念
の声もありますが、日本として米海兵隊が駐留しているダーウィンという
ことに関して、何かお考えはございますか。
A:報道の事実を承知しておりませんので、それに関して適確なコメントと
いうものはございません。ただ、いろいろな目的等がありまして、経済と
か商用とか、そういう感じで二国間の話し合いとか契約とかは自由であり
ますので、それについて私の方から関与するようなコメントは特にありま
せん。
以
3
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