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今日のヘッドライン
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欧州
2015年5月26日
ポーランドの大統領選挙が送るサイン
5月10日の大統領選挙前までは現職のコモロフスキ氏有利との見方が大半でしたが、国民の不満が表面化したこと
で、今回の大統領選挙と同じ構図での争いが想定される10月(予定)の総選挙の行方に注目が集まっています。
ポーランド大統領選:最大野党の保守強硬派
「法と正義」のドゥダ氏が当選
ポーランド選挙管理委員会は2015年5月24日に行われた大
統領選挙の決選投票で、野党「法と正義」(PiS)のアンジェ
イ・ドゥダ候補が得票率51.55%で勝利したと発表しました。与
党「市民プラ ットフォーム」(PO)の現職ブロニスワフ・コモロ
フスキ大統領は得票率は48.45%でした。 5月10日に実施さ
れたポーランド大統領選の第1回投票で、家族給付増額や
銀行・小売り業者への課税などを公約するドゥダ氏が予想
外に首位になって以降、公約を嫌気して通貨ズロチやポー
ランド国債は下落傾向となっています(図表1参照)。内政の
実務を握るPOのコパチ首相は当面残留します。
ピクテ投信投資顧問株式会社
(日次、期間:2014年5月26日~2015年5月25日)
ズロチ/ドル
3.9
3.6
3.3
安 ズロチ 高
ポーランドのGDP(国内総生産)成長率が堅調(図表2参照)な
ことから、5月10日の大統領選挙前までは現職のコモロフス
キ氏有利との見方が大半でした。しかし思わぬ形で国民の
不満が表面化したことで、今回の大統領選と同じ構図での争
いが想定される2015年10月(予定)の総選挙の行方に注目が
集まっています。
まず、ポーランドの大統領はフランス型の実権を持った大統
領に近く、例えば法案に対する拒否権の行使(ただし下院が
5分の3の多数決で再可決した場合は署名・公布しなくては
ならない)や、法案提出権などが可能なため、議会とは協力
関係が望ましいものの、今後、議会(PO)と大統領(PiS)はね
じれとなることから、政治的な停滞も懸念されます。
次に、PiSのドゥダ氏を支持したグループの特色を見ると主に
反体制の若者と(保守層の)年金受給者が支持者と見られま
す。別の切り口ではポーランドの西側はPiSのドゥダ氏支持、
ワルシャワなどを含む経済的に裕福な東側はPOのコモロフ
スキ氏を支持しています。ポーランドは国全体の成長率は高
く欧州連合(EU)でも優等生です。ただ成長の配分に問題が
見られます。例えば、失業率は国全体では8%程度ですが若
図表1:通貨ズロチ(対ドル)とポーランド10年国債利回り
3.0
14年5月
ズ ロチ (対ド ル、左 軸)
ポ ーラン ド10年 国債利 回り (右軸 )
% 3.9
3.4
2.9
2.4
14年8月
14年11月
15年2月
下落 国債価格 上昇
どこに注目すべきか:
ねじれ政局、ポーランド失業率、反EU勢力
年層に限ると20%を超えています。これらのグループからの反
発を読みきれなかったことが現職の敗因と見られます。
最後に、PiS党の政策の特色を見ると、自国の利益を重視し、
ドイツやEUとの関係に距離をおく傾向が見られます。またロシ
アに対しても強い態度で対応すると見られています。大統領
選挙でドゥダ氏は家族給付増額などを公約していた点が支持
を集めたと見られますが、市場では反EUや財政改革の遅れ
が懸念されることから通貨ズロチがやや軟調となりました。両
党の対決が見込まれる今秋の総選挙の行方に要注目です。
ポーランドに限らず、5月24日のスペイン地方選挙でもEU(の
緊縮財政)に反対するポデモス党が票を伸ばすなど、欧州の
既存の枠組みへの不満は根強いものがあります。ユーロの
安定にも影響が及ぶ問題であり、注意が必要と見ています。
1.9
15年5月
図表2:ポーランドとユーロ圏のGDP成長率の推移
(四半期、期間:2000年4-6月期~2015年1-3月期)
8
%
6
4
2
0
-2
ポーランドGDP(前年同期比)
-4
ユーロ圏GDP(前年同期比)
-6
00年6月
03年6月
06年6月
09年6月
12年6月
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
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